JPH11194893A - ペン入力一体型表示装置 - Google Patents

ペン入力一体型表示装置

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JPH11194893A
JPH11194893A JP123898A JP123898A JPH11194893A JP H11194893 A JPH11194893 A JP H11194893A JP 123898 A JP123898 A JP 123898A JP 123898 A JP123898 A JP 123898A JP H11194893 A JPH11194893 A JP H11194893A
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pen
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voltage
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Application number
JP123898A
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English (en)
Inventor
Takashi Kitada
貴司 北田
Jiro Kitano
次郎 北野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な座標検出サンプル数と優れた表示応答
性を有するペン入力一体型表示装置を得る。 【解決手段】 表示時には、行電極ドライバ4より行電
極に順次表示用電圧を供給するごとに列電極ドライバ5
より列電極に表示データに応じた電圧を同時に供給す
る。座標検出時には、行電極ドライバ4よりブロック単
位で行電極に順次検出用電圧を供給して検出ペン7が接
触している行ブロックを検出し、検出された行ブロック
を構成する行電極に検出用電圧を供給して検出ペン7が
接触している行座標を検出し、さらに列電極ドライバ5
よりブロック単位で列電極に順次検出用電圧を供給して
検出ペン7が接触している列ブロックを検出し、検出さ
れた列ブロックを構成する列電極に検出用電圧を供給し
て検出ペン7が接触している列座標を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペン入力を行うタ
ブレットを強誘電性液晶パネルと一体化したペン入力一
体型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピューターやワー
ドプロセッサへは、キーボードやマウスだけでなく、ペ
ンによる手書き入力も可能になってきた。このペン入力
対応のためのタブレットとしては、静電容量結合型、電
磁誘導型、抵抗膜型のものが用いられ、これらのタブレ
ットと表示パネルとを互いに密着させることにより一体
に構成されている。
【0003】このような中、表示パネルにSTN(Su
per Twisted Nematic)液晶パネル
を用い、この液晶パネルを構成するマトリクス電極を表
示とペン入力用座標検出とに兼用するペン入力一体型表
示装置がワードプロセッサとして商品化された。
【0004】ここで、図9は従来のペン入力一体型表示
装置の構成を示す概念図である。図9に示すように、表
示パネルとしてのSTN液晶パネル14は、行電極2
a,2b,2c・・・2iと列電極3a,3b,3c・
・・3lとから構成されている。行電極2a,2b,2
c・・・2iに対応して行電極ドライバ4が設けられて
おり、その複数の出力端子はそれぞれ行電極2a,2
b,2c・・・2iに接続されている。また、列電極3
a,3b,3c・・・3lに対応して列電極ドライバ5
が設けられており、その複数の出力端子はそれぞれ列電
極3a,3b,3c・・・3lに接続されている。
【0005】行電極ドライバ4と列電極ドライバ5は、
検出用電圧を生成する検出制御部11及び表示用電圧を
生成する表示制御部12に切替え部10を介して接続さ
れている。したがって、行電極ドライバ4及び列電極ド
ライバ5は、検出制御部11に制御されて行電極2a,
2b,2c・・・2i及び列電極3a,3b,3c・・
・3lに検出用電圧を印加する動作と、表示制御部12
に制御されて行電極2a,2b,2c・・・2i及び列
電極3a,3b,3c・・・3lに表示用電圧を印加す
る動作とを、切替え部10により切り替えられて交互に
実行する。
【0006】STN液晶パネル14に対する入力作業を
行うために検出ペン7が設けられており、検出ペン7を
STN液晶パネル14の任意位置に接触させることで静
電容量結合により電圧が検出される。検出ペン7には、
検出された電圧をもとに行座標及び列座標を算出する座
標検出部8が接続されている。
【0007】なお、このような構成を有するペン入力一
体型表示装置には、座標算出部8、切替え部10、検出
制御部11及び表示制御部12の動作を制御するための
タイミング制御部13が設けられている。
【0008】次に、以上のように構成されたペン入力一
体型表示装置の動作を説明する。図10は図9のペン入
力一体型表示装置における行電極と列電極との動作を示
すタイミングチャートである。
【0009】図10に示すように、ペン入力一体型表示
装置では、1フレーム期間が表示期間と座標検出期間と
に分割され、所定の画像表示と入力ペンの座標検出とが
時分割により交互に行われている。
【0010】表示期間における動作は表示制御部12に
基づいて動作するもので、従来からのSTN液晶パネル
と同様に、行電極ドライバ4より各行電極2a,2b,
2c・・・2iに順次走査電圧が供給されるごとに列電
極ドライバ5より各列電極3a,3b,3c・・・3l
に表示データに応じた電圧が同時に供給されて表示が行
われる。
【0011】座標検出期間は、CRT(Cathode
Ray Tube)ディスプレイにおける垂直帰線期
間に相当するものであり、この期間を利用して検出ペン
7の位置が求められる。座標検出期間では表示のための
走査が停止されて、検出制御部11からの制御に基づい
て行電極ドライバ4及び列電極ドライバ5から行電極2
a,2b,2c・・・2i及び列電極3a,3b,3c
・・・3lに対して、図10に示す行座標検出のための
電圧及び列座標検出のための電圧が順次印加される。
【0012】一方、検出ペン7には各電極との間に形成
された浮遊容量のため静電誘導により電圧が誘起され、
この誘導電圧は座標検出のための電圧走査が入力ペンの
直下の電極を通過する時にピーク値を示す。したがっ
て、この誘導電圧をタイミング制御部13のもとに座標
検出部8で計測することで入力ペン7の位置を求めるこ
とができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の技術では、強誘電性液晶パネルを用いて電
子黒板のような大画面(例えばA0サイズ)のペン入力
一体型表示装置を構成した場合には、その電極長が長く
なって抵抗分が増加し、また強誘電性液晶パネルの液晶
材の容量分も増加する。そのため、ドライバから離れた
位置でも正確に座標検出ができるようにするためには、
検出のための電圧印加時間を長く、さらに隣接する電極
との電圧印加時間のズレを大きくする必要がある。
【0014】すると、座標検出期間が長くなり、座標検
出のサンプリングが落ちるために筆跡の角をサンプリン
グできなかったり、あるいは検出した座標を表示変更す
るための表示期間が短くなるため、表示応答性が悪くな
る。
【0015】そこで、本発明は、大画面の液晶表示パネ
ルであっても十分な座標検出サンプル数と優れた表示応
答性が得られるペン入力一体型表示装置を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明のペン入力一体型表示装置は、行電極及び列
電極を有する強誘電性液晶を含む液晶材により構成され
た強誘電性の液晶パネルと、行電極に検出用電圧及び表
示用電圧を供給する行電極ドライバと、列電極に検出用
電圧及び表示用電圧を供給する列電極ドライバと、液晶
パネルに対する入力操作を実行する検出ペンと、検出ペ
ンの信号を基にこの検出ペンの位置座標を算出する座標
算出部と、行電極ドライバ及び列電極ドライバを介して
行電極及び列電極に供給する電圧を制御する電圧制御部
と、電圧制御部を制御する制御部とを備えてなり、制御
部は、表示時には、行電極ドライバより行電極に順次表
示用電圧を供給するごとに列電極ドライバより列電極に
表示データに応じた電圧を同時に供給し、座標検出時に
は、行電極ドライバよりブロック単位で行電極に順次検
出用電圧を供給して検出ペンが接触している行ブロック
を検出し、検出された行ブロックを構成する行電極に行
電極ドライバより検出用電圧を供給して検出ペンが接触
している行座標を検出し、さらに列電極ドライバよりブ
ロック単位で列電極に順次検出用電圧を供給して検出ペ
ンが接触している列ブロックを検出し、検出された列ブ
ロックを構成する列電極に列電極ドライバより検出用電
圧を供給して検出ペンが接触している列座標を検出する
ことを特徴とする。
【0017】このように、先ずブロック単位で検出用電
圧を供給して検出ペンが接触するブロックを検出し、次
にそのブロックを構成する電極に検出用電圧を供給して
座標を検出することとしているので、座標検出時間を短
くすることができ、大画面の液晶表示パネルであっても
十分な座標検出サンプル数と優れた表示応答性を有する
ペン入力一体型表示装置を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、行電極及び列電極を有する強誘電性液晶を含む液晶
材により構成された強誘電性の液晶パネルと、行電極に
検出用電圧及び表示用電圧を供給する行電極ドライバ
と、列電極に検出用電圧及び表示用電圧を供給する列電
極ドライバと、液晶パネルに対する入力操作を実行する
検出ペンと、検出ペンの信号を基にこの検出ペンの位置
座標を算出する座標算出部と、行電極ドライバ及び列電
極ドライバを介して行電極及び列電極に供給する電圧を
制御する電圧制御部と、電圧制御部を制御する制御部と
を備えてなり、制御部は、表示時には、行電極ドライバ
より行電極に順次表示用電圧を供給するごとに列電極ド
ライバより列電極に表示データに応じた電圧を同時に供
給し、座標検出時には、行電極ドライバよりブロック単
位で行電極に順次検出用電圧を供給して検出ペンが接触
している行ブロックを検出し、検出された行ブロックを
構成する行電極に行電極ドライバより検出用電圧を供給
して検出ペンが接触している行座標を検出し、さらに列
電極ドライバよりブロック単位で列電極に順次検出用電
圧を供給して検出ペンが接触している列ブロックを検出
し、検出された列ブロックを構成する列電極に列電極ド
ライバより検出用電圧を供給して検出ペンが接触してい
る列座標を検出するペン入力一体型表示装置であり、座
標検出時間を短くすることができるので、大画面の液晶
表示パネルであっても十分な座標検出サンプル数と優れ
た表示応答性が得られるという作用を有する。
【0019】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の発明において、制御部は、検出ペンが接触して
いる行座標、列座標の検出において、ブロックを検出し
た後、このブロックを構成する電極以外の電極に検出用
電圧と同じ電圧を供給するペン入力一体型表示装置であ
り、座標検出に要する時間を短くすることができるとと
もに、各画素に加わる平均電圧を0Vにすることができ
るので、液晶パネルの長寿命化を図ることができるとい
う作用を有する。
【0020】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または2記載の発明において、制御部は、検出ペンが
接触している行座標、列座標の検出において、検出ペン
に検出されたブロック検出時の検出信号が相互に隣り合
う2つのブロック間で略同等の大きさの場合には、2つ
のブロックにそれぞれ属して相互に隣り合う2つの電極
を含むブロックを再構成し、このブロックに対して検出
用電圧を供給するペン入力一体型表示装置であり、座標
検出に要する時間を短くすることができるとともに、検
出ペンの座標検出精度上げることができるという作用を
有する。
【0021】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1、2または3記載の発明において、制御部は、検出ペ
ンが接触している行座標、列座標の検出において、検出
されたブロックを構成する小ブロックに順次検出用電圧
を供給し、小ブロックの検出信号の分布から座標を検出
するペン入力一体型表示装置であり、座標検出に要する
時間を短くすることができることができるとともに、検
出ペンの座標検出精度上げることができるという作用を
有する。
【0022】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1、2、3または4記載の発明において、制御部は、検
出ペンが接触している行座標、列座標の検出において、
検出ペンの接触している座標が検出された後の次の座標
検出時には、検出ペンが接触しているブロックを検出す
るための検出用電圧を供給することなく、検出された座
標を中心として一部の電極に限定的に検出用電圧を供給
するペン入力一体型表示装置であり、座標検出に要する
時間を短くすることができるとともに、検出ペンの座標
検出精度上げることができるという作用を有する。
【0023】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1、2、3または4記載の発明において、制御部は、検
出ペンが接触している行座標、列座標の検出において、
前々回検出された座標と前回検出された座標との差が所
定値よりも大きい場合には、ブロック検出に続いて座標
を検出し、所定値よりも小さい場合には、検出された座
標を中心として一部の電極に限定的に検出用電圧を供給
して座標を検出するペン入力一体型表示装置であり、座
標検出に要する時間を短くすることができるとともに、
検出ペンの座標検出精度上げることができるという作用
を有する。
【0024】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図8を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1によるペ
ン入力一体型表示装置の構成を示す概念図、図2は図1
のペン入力一体型表示装置における行電極と列電極との
動作を示すタイミングチャートである。
【0025】図1に示すように、表示パネルである強誘
電性の液晶パネル1は、上下方向に配置された行電極2
a,2b,2c・・・2iと、この行電極2a,2b,
2c・・・2iと直交して横方向に配置された列電極3
a,3b,3c・・・3lとから構成されている。行電
極2a,2b,2c・・・2iに対応して行電極ドライ
バ4が設けられており、その複数の出力端子はそれぞれ
行電極2a,2b,2c・・・2iに接続されている。
また、列電極3a,3b,3c・・・3lに対応して列
電極ドライバ5が設けられており、その複数の出力端子
はそれぞれ列電極3a,3b,3c・・・3lに接続さ
れている。
【0026】行電極ドライバ4と列電極ドライバ5には
電圧制御部6が接続さている。この電圧制御部6は、前
述した行電極ドライバ4及び列電極ドライバ5を介して
行電極2a,2b,2c・・・2i及び列電極3a,3
b,3c・・・3lに供給する表示用電圧と検出用電圧
とを制御する。
【0027】液晶パネル1に対する入力作業を行うため
に検出ペン7が設けられており、検出ペン7を液晶パネ
ル1の任意位置に接触させることで静電容量結合により
電圧が検出される。この検出ペン7には、検出された電
圧をもとに行座標及び列座標を算出する座標検出部8が
接続されている。
【0028】このようなペン入力一体型表示装置には、
座標算出部8やその他タイミングをコントロールする手
段(図示せず)をもとにして電圧制御部6を制御する制
御部9が設けられている。
【0029】この制御部9は、所定の情報を表示すると
きには、行電極ドライバ4より行電極2a,2b,2c
・・・2iに順次表示用電圧を供給するごとに列電極ド
ライバ5より列電極3a,3b,3c・・・3lに表示
データに応じた電圧を同時に供給する。
【0030】また、検出ペン7が接触している座標を検
出するときには、先ず、行電極ドライバ4よりブロック
単位で行電極2a,2b,2c・・・2iに順次検出用
電圧を供給して検出ペン7が接触している行ブロックを
検出し、検出された行ブロックを構成する行電極2a,
2b,2c・・・2iに行電極ドライバ4より検出用電
圧を供給して検出ペン7が接触している行座標を検出す
る。次に、列電極ドライバ5よりブロック単位で列電極
3a,3b,3c・・・3lに順次検出用電圧を供給し
て検出ペン7が接触している列ブロックを検出し、検出
された列ブロックを構成する列電極3a,3b,3c・
・・3lに列電極ドライバ5より検出用電圧を供給して
検出ペン7が接触している列座標を検出する。このよう
にして行座標及び列座標を検出して、最終的に検出ペン
7の接触している位置が特定される。
【0031】以上のように構成された本実施の形態にお
けるペン入力一体型表示装置動作を図1及び図2を参照
しながら説明する。なお、ここでは説明を簡単にするた
めに、液晶パネル1の構成として行電極が2a,2b,
2c・・・2iの9本、列電極が3a,3b,3c・・
・3lの12本、すなわち9×12のマトリクス構成と
する。
【0032】先ず、図2に示すタイミングチャートにお
ける表示期間では、制御部9に基づき電圧制御部6は表
示用電圧として行電極ドライバ4より各行電極2a,2
b,2c・・・2iに順次走査電圧を供給するごとに、
列電極ドライバ5より各列電極3a,3b,3c・・・
3lに表示データに応じた電圧を同時に供給する。これ
により、液晶パネル1に所定の情報が表示される。
【0033】次に、座標検出期間においての動作を説明
する。図2示すように、検出ペン7の接触位置を検出す
るための座標検出期間は、行ブロック検出期間、行座標
検出期間、列ブロック検出期間及び列座標検出期間から
成り立っている。
【0034】行ブロック検出期間では、電圧制御部6は
制御部9に基づき検出用電圧として行電極ドライバ4よ
り行電極(2a,2b,2c)に同時に検出用電圧を供
給し、続いて行電極(2d,2e,2f)、行電極(2
g,2h,2i)とブロック単位で同時に電圧を供給す
る。この時検出ペン7を強誘電性液晶パネル1の任意の
位置に接触させることで静電容量結合により検出される
検出信号を座標算出部8に供給し、検出ペンの置かれて
いる行ブロックを算出する。ここでは、算出された行ブ
ロックを(2a,2b,2c)とする。なお、以下に説
明する実施の形態を含め、1ブロックの行電極数は3つ
以外であってもよい。
【0035】行座標検出期間においては、座標算出部8
が算出した行ブロック(2a,2b,2c)に対応する
情報を制御部9に対して供給し、制御部9はこの情報に
基づき電圧制御部6を制御し、検出用電圧として行電極
ドライバ4より行電極2a,2b,2cに順次検出用電
圧を供給する。このようにして、検出ペン7より検出さ
れる検出信号を座標算出部8に供給して行座標を算出す
る。
【0036】列ブロック検出期間では、電圧制御部6は
制御部9に基づき検出用電圧として列電極ドライバ5よ
り列電極(3a,3b,3c)に同時に検出用電圧を供
給し、続いて列電極(3d,3e,3f)、列電極(3
g,3h,3i)、列電極(3j,3k,3l)のブロ
ック単位で同時に電圧を供給する。このとき、検出ペン
7により検出される検出信号を座標算出部8に供給し、
検出ペンの置かれている列ブロックを算出する。ここで
は、算出された列ブロックを列電極(3d,3e,3
f)とする。なお、以下に説明する実施の形態を含め、
1ブロックの列電極数も3つ以外であってもよい。
【0037】列座標検出期間においては、座標算出部8
が算出した列ブロック(3d,3e,3f)に対応する
情報を制御部9に対して供給し、制御部9はこの情報に
基づき電圧制御部6を制御して、検出用電圧として行電
極ドライバ4より列電極3d,3e,3fに順次検出用
電圧を供給して、検出ペン7より検出される検出信号を
座標算出部8に供給して列座標を算出する。
【0038】このように、先ずブロック単位で検出用電
圧を供給して検出ペン7が接触するブロックを検出し、
次にそのブロックを構成する電極に検出用電圧を供給し
て座標を検出することで、たとえば9本の行電極から行
座標を検出するのに要する時間は、従来のように1電極
単位で検出電用圧を供給する場合には8レベルの時間差
が必要になるのに対して、行ブロック検出時に2レベ
ル、行座標検出時に2レベル、さらに両検出期間に1レ
ベルの合計5レベルの時間差で検出することができる。
【0039】そして、このようにして検出ペン7の座標
を算出し、前述した表示期間における動作を続いて行う
ことにより検出ペン座標を反映した表示データに対応し
た画像が表示される。
【0040】以上説明したように、本実施の形態のペン
入力一体型表示装置では座標検出時間を短くすることが
できるので、大画面の液晶表示パネルであっても十分な
座標検出サンプル数と優れた表示応答性を得ることがで
きる。
【0041】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2によるペン入力一体型表示装置における行電極と列
電極との動作を示すタイミングチャートである。なお、
ペン入力一体型表示装置の構成は実施の形態1と同様に
なっている。
【0042】図3において、表示期間及び座標検出期間
での動作は実施の形態1で説明したものと同じなのでこ
こでは省略し、制御部9により実行される座標検出期間
に続くバイアスキャンセル期間について説明する。
【0043】ここで、行ブロック検出期間において(2
a,2b,2c)の行ブロックが検出されたとする。こ
の場合、実施の形態1と同様に、行座標検出期間では行
ブロック(2a,2b,2c)にのみ検出用電圧が供給
される。また、列ブロック検出期間で(3d,3e,3
f)の列ブロックが検出された場合には、列座標検出期
間では列ブロック(3d,3e,3f)にのみ検出用電
圧が供給される。このため行ブロック(2a,2b,2
c)及び列ブロック(3d,3e,3f)に関連する画
素には、検出用電圧が2度加わることになる。
【0044】これにより行ブロック(2a,2b,2
c)と列ブロック(3d,3e,3f)で構成される画
素には行、列とも2回づつ、行ブロック(2a,2b,
2c)と列ブロック(3a,3b,3c)あるいは行ブ
ロック(2a,2b,2c)と列ブロック(3g,3
h,3i)で構成される画素では行2回、列1回、行ブ
ロック(2d,2e,2f)と列ブロック(3a,3
b,3c)あるいは行ブロック(2g,2h,2i)と
列ブロック(3g,3h,3i)で構成される画素では
行1回、列1回の検出用電圧が供給されることになる。
【0045】このため、行電極に供給した検出用電圧と
列電極に供給した検出用電圧が同じとすれば、行ブロッ
ク(2a,2b,2c)と列ブロック(3a,3b,3
c)で構成される画素に対して座標検出期間において画
素に加わる平均電圧を0Vにすることができない。これ
は、液晶パネル1の寿命に直接悪影響を与えることにな
る。
【0046】そこで、バイアスキャンセル期間では、行
では検出された行ブロック(2a,2b,2c)以外、
列では検出された列ブロック(3d,3e,3f)以外
に検出用電圧と同じ電圧を同時に供給する。これによ
り、座標検出に要する時間を短くすることができるとと
もに、座標検出期間において全ての画素に対して行、列
とも2回づつ電圧が供給されるため、各画素に加わる平
均電圧を0Vとすることができる。
【0047】ここで、座標検出期間では全ての画素に対
して行及び列に2回ずつ検出電圧が供給されているた
め、液晶パネル1がSTN液晶の場合では、その特性と
して、印加された電圧の実効値に応答するため検出電圧
が1回と2回では表示に影響を与えることが懸念され
る。しかしながら、強誘電性液晶では1つの検出用電圧
が表示品位に影響を与えないように選択しておけば、複
数回与えることにより表示品位に影響を与えることはな
い。
【0048】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3によるペン入力一体型表示装置における行電極と列
電極との動作を示すタイミングチャート、図5(A),
(B)は図4のタイミングチャートにおける行ブロック
検出期間における検出ペンでの検出信号を示す説明図で
ある。なお、本実施の形態においても、ペン入力一体型
表示装置の構成は実施の形態1と同様になっている。
【0049】まず、表示期間に続く座標検出期間の行ブ
ロック検出期間において、電圧制御部6は制御部9に基
づき検出用電圧として行電極ドライバ4より行ブロック
(2a,2b,2c)に同時に検出電圧を供給し、続い
て行ブロック(2d,2e,2f)、行ブロック(2
g,2h,2i)をブロック単位で同時に検出用電圧を
供給する。このとき、検出ペン7を強誘電性液晶パネル
1の任意の位置に接触させることで静電容量結合により
検出される検出信号を座標算出部8に供給し、検出ペン
の接触している行ブロックを算出する。
【0050】ここで、検出ペン7で検出される検出信号
が図5(A)に示すように行ブロック(2a,2b,2
c)からの信号と、この行ブロック(2a,2b,2
c)の隣のブロックである行ブロック(2d,2e,2
f)からの信号が略同等の大きさである場合には、検出
ペン7は行ブロック(2a,2b,2c)と行ブロック
(2d,2e,2f)との境界付近にあることが予想さ
れる。
【0051】このような場合、行座標検出期間では、座
標算出部8が、行ブロック(2a,2b,2c)と行ブ
ロック(2d,2e,2f)にそれぞれ属して相互に隣
り合う2つの行電極2cと行電極2dを含む新規な行ブ
ロック、つまり行ブロック(2b,2c,2d)を再構
成する。そして、この行ブロック(2b,2c,2d)
に対応する情報を制御部9に対して供給する。制御部9
では、この情報に基づき電圧制御部6を制御して検出用
電圧として行電極ドライバ4より行電極2b,2c,2
dに順次電圧を供給し、検出ペン7より検出される検出
信号を座標算出部8に供給して行電極2b,2c,2d
のいずれかを算出する。
【0052】一方、検出ペン7で検出される検出信号
が、図5(B)に示すように行ブロック(2a,2b,
2c)からの信号がその他の行ブロック(2d,2e,
2f)、行ブロック(2g,2h,2i)からの信号に
比べて大きい場合には、検出ペン7は、行ブロック(2
a,2b,2c)内にあることが予想される。
【0053】そこで、このような場合には、行座標検出
期間では座標算出部8が行ブロック(2a,2b,2
c)に対応する情報を制御部9に対して供給する。そし
て、制御部9はこの情報に基づき電圧制御部6を制御し
検出用電圧として行電極ドライバ4より行電極2a,2
b,2cに順次検出用電圧を供給し、検出ペン7より検
出される検出信号を座標算出部8に供給して行座標2
a,2b,2cのいずれかを算出する。
【0054】上記に示した例では、行ブロック検出期間
でのブロックサイズと、行座標検出期間での再構成され
たブロックサイズはいずれも3本と一定であるが、例え
ば図5(A)で(2a,2b,2c)と(2d,2e,
2f)からの信号が殆ど差がない場合には、検出ペン7
は(2a,2b,2c)と(2d,2e,2f)の境界
にあることが予想されるので行座標検出期間では、(2
c,2d)に対して検出用電圧を供給して座標検出する
ことも可能である。このように、ブロックサイズは必要
に応じて増減することができる。
【0055】列座標の検出に関しても同様の動作を実行
する。さらにバイアスキャンセル期間では、検出された
行及び列ブロック以外に検出用電圧を供給し、全ての画
素に加わる平均電圧を0Vとする。
【0056】これにより、座標検出に要する時間を短く
することができるとともに、検出ペン7がブロック検出
時にこの隣接するブロック境界にあったとしても精度よ
く座標検出をすることができる。
【0057】(実施の形態4)図6(A),(B)は本
発明の実施の形態4によるペン入力一体型表示装置の座
用検出の動作を示す説明図である。なお、ペン入力一体
型表示装置の構成は実施の形態1と同様になっている。
【0058】ここでは、強誘電性の液晶パネル1の構成
としては、上記した実施の形態の構成と異なり、行電極
数及び列電極数とも多いものとし、行ブロック検出時の
1ブロック構成が2a,2b,2c・・・2iの9本か
ら構成されるものとする。そして、このように構成され
たペン入力一体型表示装置において、座標検出期間の行
ブロック検出期間において2a,2b,2c・・・2i
の行ブロックが検出されたものとする。
【0059】したがって、続く行座標検出期間では、個
々の電極ごとに検出用電圧を供給するのではなく、図6
に示すように、行ブロックを構成する9本の電極2a,
2b,2c・・・2iを小ブロックに分けて、行ブロッ
ク(2a,2b,2c)、行ブロック(2d,2e,2
f)、行ブロック(2g,2h,2i)の単位で検出用
電圧を供給する。
【0060】このとき、図6(A)に示すように行ブロ
ック(2d,2e,2f)からの検出信号がその他の行
ブロック(2a,2b,2c)、行ブロック(2g,2
h,2i)からの検出信号に比べて十分大きい場合には
検出ペン7は行ブロック(2d,2e,2f)の中でそ
の中心の2eにあるとすることができる。
【0061】一方、図6(B)に示すように行ブロック
(2d,2e,2f)からの検出信号がその他の行ブロ
ック(2a,2b,2c)、行ブロック(2g,2h,
2i)からの検出信号に比べて大きいが、その他のブロ
ックのなかでも行ブロック(2a,2b,2c)からの
検出信号は、行ブロック(2g,2h,2i)からの検
出信号に比べて大きい場合には、検出ペン7は行電極2
d,2e,2fのうち行ブロック(2a,2b,2c)
に近い2dにあるとすることができる。
【0062】なお、同様にして、列座標も検出すること
ができる。以上のように、最初の構成ブロックの電極数
が多い場合には、検出されたブロックを構成する小ブロ
ックに順次検出用電圧を供給し、その検出信号の分布か
ら座標検出を行うことにより、座標検出期間を短くする
ことができるとともに、検出ペン7の座標検出精度を上
げることができる。
【0063】(実施の形態5)図7は本発明の実施の形
態5によるペン入力一体型表示装置の動作を示すフロー
チャートである。なお、ペン入力一体型表示装置の構成
は実施の形態1と同様になっている。
【0064】以下に、座標検出期間での動作を説明す
る。まず、検出ペン7の先端に入力面に接触したことを
検知する小型のスイッチ等を備え(図示せず)、検出ペ
ン7の入力面への接触の有無により座標検出を開始する
かどうか判断する(ステップ1)。ここで検出ペン7が
入力面に接触していると座標検出を開始(ステップ
3)、まず行ブロック検出のために行ブロック単位で検
出用電圧を供給して、これを検出ペン7により静電容量
結合された検出信号を検出し、座標算出部8にて行ブロ
ックを算出する。
【0065】そして、座標算出部8が算出した行ブロッ
クに対応する情報を制御部9に対して供給し、制御部9
はこの情報に基づき電圧制御部6を制御し検出用電圧と
して行電極ドライバ4より検出された行ブロックに対応
する検出用電圧を供給し、検出ペン7より検出される検
出信号を座標算出部8に供給して行座標(行n)を算出
する(ステップ4)。
【0066】同様に、列座標の算出に関しても行座標と
同じように列ブロックを算出(ステップ5)後、列座標
(列n)を算出する(ステップ6)。
【0067】続いて、液晶パネル1を構成する全画素に
加わる平均電圧を0Vとするためバイアスキャンセルと
して、選択されなかった行及び列ブロック以外にも電圧
を供給する(ステップ7)。
【0068】ここまでの動作により、検出ペン7の接触
している座標が検出される。次に、この後座標検出を検
出するかどうか判断を行なう(ステップ8)。ここで検
出ペン7が入力面との接触がなくなり座標検出を行なわ
なければ、ステップ2に進み、今検出した座標に対応す
る表示変更処理を行い、再びペンが入力面に接触するま
でステップ1にて待機する。一方、検出ペン7が入力面
と接触したままで座標検出を継続する場合には、今検出
した座標に対応する表示変更等の所定処理を行なう(ス
テップ9)。さらに、検出した行座標(行n)を中心に
検出用電圧を供給し、検出ペン7より検出される検出信
号を座標算出部8に供給して次の行座標を算出する(ス
テップ10)。続いて列座標に関しても、検出した列座
標(列n)を中心に検出電圧を供給し、検出ペン7より
検出される検出信号を座標算出部8に供給して次の列座
標を算出する(ステップ11)。
【0069】その後、バイアスキャンセルとして、ステ
ップ10及びステップ11で供給した電極以外にも検出
用電圧を供給し平均電圧を0Vとする(ステップ1
2)。その後、ステップ8にもどり、以後ステップ8,
9,10,11,12の処理を繰り返す。
【0070】このように、一旦行座標及び列座標が算出
されると、続けて座標検出を行なう場合にはその近傍に
検出ペン7が存在するため、検出ペン7の接触している
座標が検出された後の次の座標検出時において、検出さ
れた座標を中心として一部の電極に限定的に検出用電圧
を供給することにより、行ブロック及び列ブロック検出
するプロセスを省略することができ、座標検出期間を短
くすることができるとともに検出ペンの座標検出精度を
上げることができる。
【0071】(実施の形態6)図8は本発明の実施の形
態6によるペン入力一体型表示装置の動作を示すフロー
チャートである。なお、本実施の形態において、ペン入
力一体型表示装置の構成は実施の形態1と同様となって
いる。
【0072】以下に、座標検出期間での動作を説明す
る。ここでステップ1からステップ7までの動作は、実
施の形態5と同じなので説明は省略する。そして、この
一連の動作により、行座標(行n)と列座標(列n)が
算出される。
【0073】そこで続いて、座標検出を継続するかどう
か判断を行なう(ステップ8)。ここで検出ペン7が入
力面との接触がなくなり座標検出を行なわなければ、ス
テップ2に進み、今検出した座標に対応する表示変更等
の所定処理を行い、再びペンが入力面に接触するまでス
テップ1にて待機する。一方、検出ペン7が入力面と接
触したままで座標検出を継続する場合には、今検出した
座標に対応する表示変更処理を行なう(ステップ9)。
さらに、検出した行座標(行n)を中心に検出用電圧を
供給し、検出ペン7より検出される検出信号を座標算出
部8に供給して次の行座標(行m)を算出する(ステッ
プ10)。続いて列座標に関しても、検出した列座標
(列n)を中心に検出用電圧を供給し、検出ペン7より
検出される検出信号を座標算出部8に供給して次の列座
標(列m)を算出する(ステップ11)。
【0074】その後、バイアスキャンセルとして、ステ
ップ10及びステップ11で供給した電極以外にも検出
用電圧を供給しパネルを構成する全画素に対して平均電
圧を0Vとする(ステップ12)。
【0075】次に、前々回検出した行座標(行n)及び
列座標(列n)と前回検出した行座標(行m)及び列座
標(列m)とを比較する(ステップ13)。ここで、そ
の差があらかじめ定められた規定値(所定値)Kより大
きい場合には、検出ペン7が早く動いていることになる
ので、ステップ1に戻り、再びブロック検出後に詳細な
座標検出を行なう。
【0076】一方、その差が規定値Kよりも小さい場合
には、検出ペン7がゆっくり動いていることになるの
で、全ての行電極及び列電極を対象にしたブロック検出
プロセスを省略して詳細座標検出を行なうため、ステッ
プ14を経由してステップ8に戻る。そして、検出され
た座標を中心として一部の電極に限定的に検出用電圧を
供給して検出ペン7の座標を検出する。
【0077】このように、続けて座標検出を行なう場合
には過去の検出ペン7の座標をもとに次の検出プロセス
を決定できるため、検出ペン7が早く動いている場合に
は、ブロック検出から詳細な座標を検出し、検出ペン7
がゆっくり動いている場合には、ブロック検出を省略し
て詳細な座標を検出するようにしているので、座標検出
時にそのブロックに検出ペンがそのブロックとは別の位
置にあるといった不具合を避けることができる。これに
より、座標検出に要する時間を短くすることができると
ともに、検出ペンの座標検出精度を上げることができ
る。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、座標検
出時間を短くすることができるので、大画面の液晶表示
パネルであっても十分な座標検出サンプル数と優れた表
示応答性が得られるという有効な効果が得られる。
【0079】また、本発明によれば、液晶パネルが表示
及び座標検出の双方に使用されるので、表示面とタブレ
ットの入力面とが1表示画素の精度で全面に亘って確実
に一致する。これにより、両者を一致させるための手間
を省くことができて液晶パネルを容易に製造することが
できるとともに、行電極ドライバ、列電極ドライバが共
通に使用することができるので、液晶パネルを安価に構
成することが可能になるという有効な効果が得られる。
【0080】さらに、本発明によれば、液晶パネルを構
成するマトリクス電極を表示とペン入力用座標検出とに
兼用しても座標検出時間を短くすることができるため、
ペン入力の表示応答性が損なわれないので快適なペン入
力を実現できる。
【0081】検出されたブロックを構成する電極以外の
電極に検出用電圧と同じ電圧を供給することにより、座
標検出に要する時間を短くすることができるとともに、
各画素に加わる平均電圧を0Vにすることができるの
で、液晶パネルの長寿命化を図ることができるという有
効な効果が得られる。
【0082】検出ペンに検出されたブロック検出時の検
出信号が相互に隣り合う2つのブロック間で略同等の大
きさの場合には、2つのブロックにそれぞれ属して相互
に隣り合う2つの電極を含むブロックを再構成し、この
ブロックに対して検出用電圧を供給することにより、座
標検出に要する時間を短くすることができるとともに、
検出ペンの座標検出精度を上げることができるという有
効な効果が得られる。
【0083】検出されたブロックを構成する小ブロック
に順次検出用電圧を供給し、小ブロックの検出信号の分
布から座標を検出することにより、座標検出に要する時
間を短くすることができることができるとともに、検出
ペンの座標検出精度を上げることができるという有効な
効果が得られる。
【0084】検出ペンの接触している座標が検出された
後の次の座標検出時には、検出された座標を中心として
一部の電極に限定的に検出用電圧を供給することによ
り、座標検出に要する時間を短くすることができるとと
もに、検出ペンの座標検出精度を上げることができると
いう有効な効果が得られる。
【0085】前々回検出された座標と前回検出された座
標との差が所定値よりも大きい場合には、ブロック検出
に続いて座標を検出し、所定値よりも小さい場合には、
検出された座標を中心として一部の電極に限定的に検出
用電圧を供給して座標を検出することにより、座標検出
に要する時間を短くすることができるとともに、検出ペ
ンの座標検出精度上げることができるという有効な効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるペン入力一体型表
示装置の構成を示す概念図
【図2】図1のペン入力一体型表示装置における行電極
と列電極との動作を示すタイミングチャート
【図3】本発明の実施の形態2によるペン入力一体型表
示装置における行電極と列電極との動作を示すタイミン
グチャート
【図4】本発明の実施の形態3によるペン入力一体型表
示装置における行電極と列電極との動作を示すタイミン
グチャート
【図5】(A)、(B)は図4のタイミングチャートに
おける行ブロック検出期間における検出ペンでの検出信
号を示す説明図
【図6】(A)、(B)は本発明の実施の形態4による
ペン入力一体型表示装置の座用検出の動作を示す説明図
【図7】本発明の実施の形態5によるペン入力一体型表
示装置の動作を示すフローチャート
【図8】本発明の実施の形態6によるペン入力一体型表
示装置の動作を示すフローチャート
【図9】従来のペン入力一体型表示装置の構成を示す概
念図
【図10】図9のペン入力一体型表示装置における行電
極と列電極との動作を示すタイミングチャート
【符号の説明】
1 液晶パネル 2a,2b,2c・・・2i 行電極 3a,3b,3c・・・3l 列電極 4 行電極ドライバ 5 列電極ドライバ 6 電圧制御部 7 検出ペン 8 座標算出部 9 制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】行電極及び列電極を有する強誘電性液晶を
    含む液晶材により構成された強誘電性の液晶パネルと、 前記行電極に検出用電圧及び表示用電圧を供給する行電
    極ドライバと、 前記列電極に検出用電圧及び表示用電圧を供給する列電
    極ドライバと、 前記液晶パネルに対する入力操作を実行する検出ペン
    と、 前記検出ペンの信号を基にこの検出ペンの位置座標を算
    出する座標算出部と、 前記行電極ドライバ及び前記列電極ドライバを介して前
    記行電極及び前記列電極に供給する電圧を制御する電圧
    制御部と、 前記電圧制御部を制御する制御部とを備えてなり、 前記制御部は、 表示時には、前記行電極ドライバより前記行電極に順次
    表示用電圧を供給するごとに前記列電極ドライバより前
    記列電極に表示データに応じた電圧を同時に供給し、 座標検出時には、前記行電極ドライバよりブロック単位
    で前記行電極に順次検出用電圧を供給して前記検出ペン
    が接触している行ブロックを検出し、検出された前記行
    ブロックを構成する前記行電極に前記行電極ドライバよ
    り検出用電圧を供給して前記検出ペンが接触している行
    座標を検出し、さらに前記列電極ドライバよりブロック
    単位で前記列電極に順次検出用電圧を供給して前記検出
    ペンが接触している列ブロックを検出し、検出された前
    記列ブロックを構成する前記列電極に前記列電極ドライ
    バより検出用電圧を供給して前記検出ペンが接触してい
    る列座標を検出することを特徴とするペン入力一体型表
    示装置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、前記検出ペンが接触してい
    る行座標、列座標の検出において、 前記ブロックを検出した後、このブロックを構成する前
    記電極以外の前記電極に検出用電圧と同じ電圧を供給す
    ることを特徴とする請求項1記載のペン入力一体型表示
    装置。
  3. 【請求項3】前記制御部は、前記検出ペンが接触してい
    る行座標、列座標の検出において、 前記検出ペンに検出されたブロック検出時の検出信号が
    相互に隣り合う2つの前記ブロック間で略同等の大きさ
    の場合には、2つの前記ブロックにそれぞれ属して相互
    に隣り合う2つの前記電極を含むブロックを再構成し、
    このブロックに対して検出用電圧を供給することを特徴
    とする請求項1または2記載のペン入力一体型表示装
    置。
  4. 【請求項4】前記制御部は、前記検出ペンが接触してい
    る行座標、列座標の検出において、 検出された前記ブロックを構成する小ブロックに順次検
    出用電圧を供給し、前記小ブロックの検出信号の分布か
    ら座標を検出することを特徴とする請求項1、2または
    3記載のペン入力一体型表示装置。
  5. 【請求項5】前記制御部は、前記検出ペンが接触してい
    る行座標、列座標の検出において、 検出ペンの接触している座標が検出された後の次の座標
    検出時には、前記検出ペンが接触しているブロックを検
    出するための検出用電圧を供給することなく、検出され
    た座標を中心として一部の前記電極に限定的に検出用電
    圧を供給することを特徴とする請求項1、2、3または
    4記載のペン入力一体型表示装置。
  6. 【請求項6】前記制御部は、前記検出ペンが接触してい
    る行座標、列座標の検出において、 前々回検出された座標と前回検出された座標との差が所
    定値よりも大きい場合には、ブロック検出に続いて座標
    を検出し、所定値よりも小さい場合には、検出された座
    標を中心として一部の前記電極に限定的に検出用電圧を
    供給して座標を検出することを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載のペン入力一体型表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010140465A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Wacom Co Ltd タッチスクリーン走査の指示体位置検出装置および方法
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