JPH11191907A - 電力線の異常監視方法及び装置 - Google Patents

電力線の異常監視方法及び装置

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JPH11191907A
JPH11191907A JP35671197A JP35671197A JPH11191907A JP H11191907 A JPH11191907 A JP H11191907A JP 35671197 A JP35671197 A JP 35671197A JP 35671197 A JP35671197 A JP 35671197A JP H11191907 A JPH11191907 A JP H11191907A
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JP
Japan
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power line
abnormality
optical fiber
optical signal
optical
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Pending
Application number
JP35671197A
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English (en)
Inventor
Naoki Tanaka
直樹 田中
Takashi Nishikawa
隆 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力線の異常を監視所において簡便にかつ正確
に遠隔集中監視することができる方法及び装置を提供す
る。 【解決手段】監視対象の電力線1に沿って光ファイバ7
をシリアルに配置する。電力線1上に所定間隔で電力線
異常センサー6を設け、光ファイバ7を各電力線異常セ
ンサーの設置位置で課電側に引き込み、出力接点により
光ファイバに物理的変化を加える。監視所9で光ファイ
バ7に光信号を送り、その後方散乱光を監視所9で分析
することにより、電力線の異常発生位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバを利用
した電力線の異常監視方法及び装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電車線路のトロリー線等の電力線には、
従来から適当な間隔で電力線異常センサーが設置されて
いる。例えば、電車線路ではトロリー線がパンタグラフ
との接触により所定位置まで磨耗すると、内部に埋設さ
れている2本の導線が導通状態となり、トロリー線異常
表示器を点灯させるようになっている。このような異常
検出は夜間の電車が運行されない時間帯に行われ、監視
用の車両を走行させてトロリー線異常表示器の点灯の有
無を作業員が目視により確認している。
【0003】ところがこのような監視方法は現場まで作
業員が出向く必要があるため、多くの手数と時間を要す
る欠点があった。また、送電線等の電力線では異常表示
器が鉄塔上に設置されることとなるため、現場まで作業
員が出向いて確認するためにはヘリコプター等が必要と
なり、多くの経費がかかるという問題もあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、電力線の異常を監視所において簡便
にかつ正確に遠隔集中監視することができる電力線の異
常監視方法及び装置を提供するためになされたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明の電力線の異常監視方法は、電力線
に沿ってシリアルに配置された光ファイバに監視所から
光信号を送り、電力線上に所定間隔で多数配置された電
力線異常センサーと連動する出力接点によりこの光ファ
イバに加えられる物理的変化を光信号の変化を利用して
監視所で分析することにより、電力線の異常発生位置を
検出することを特徴とするものである。
【0006】また本発明の電力線の異常監視装置は、電
力線に沿ってシリアルに配置された光ファイバと、電力
線上に所定間隔で多数配置された電力線異常センサー
と、この光ファイバを各電力線異常センサーの設置位置
で課電側に引き込む光ファイバ内蔵碍子と、電力線異常
センサーが異常を検出したとき課電側に引き込まれた光
ファイバに物理的変化を加える出力接点と、監視所に設
置されこの光ファイバの一端に光信号を入力するととも
に、監視所に戻ってきた光信号の変化を利用して異常発
生位置を検出する光信号分析手段とからなることを特徴
とするものである。
【0007】本発明によれば、電力線に沿ってシリアル
に配置された光ファイバの一端から監視所において光信
号を入力し、電力線上に所定間隔で多数配置された電力
線異常センサーが異常を検出したときに光ファイバに加
えられる物理的変化による光信号の変化を監視所で分析
することにより、電力線の異常発生位置を監視所におい
て検出することができる。このため従来のように現場ま
で作業員が出向くことなく、監視所において遠隔集中監
視が可能となる。以下に本発明を電車線路のトロリー線
の監視に適用した実施形態を示す。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電力線の異常監視
装置の全体図、図2は要部の拡大図である。図2におい
て、1は監視対象の電力線であるトロリー線、2はこの
トロリー線1を一定間隔で支持している可動ブラケッ
ト、3、4はこの可動ブラケット2を絶縁支持する長幹
碍子、5はこの長幹碍子4と並列に設置された光ファイ
バ内蔵碍子である。
【0009】電車線路のトロリー線1には、従来と同様
に数km間隔で電力線異常センサー6が取り付けられてい
る。この電力線異常センサー6としては、例えば従来か
ら知られているように、トロリー線1が所定位置まで磨
耗すると、内部に埋設されている2本の導線が導通状態
となることを利用して異常検出を行う形式のものが使用
できる。図2では、従来と同様に異常表示機能を備えた
ものを用いているが、電力線異常センサー6の種類自体
は任意である。
【0010】図1に示されるように、電力線に沿って1
本の光ファイバ7がシリアルに配置されており、この光
ファイバ7は各電力線異常センサー6の設置位置で光フ
ァイバ内蔵碍子5により課電側に引き込まれている。各
電力線異常センサー6には光ファイバ7の引き込み部に
対して物理的変化を与えるための出力接点8が設けられ
ており、光ファイバ7の光伝送損失を変化させる。この
実施形態では、異常が検出されたときには引き込まれた
光ファイバ7を押圧して変形させる電磁式の出力接点8
が用いられている。しかしこの出力接点8もこれに限定
されるものではなく、ヒーター等でファイバを部分的に
加熱する等してもよい。
【0011】図1に示されるように、監視所9にはこの
光ファイバ7の一端に光信号を入力するとともに、出力
接点8の部分から戻ってきた光信号を分析する光信号分
析手段10が設置されている。光信号としては例えば1
μs程度のパルス波が用いられる。入力された光信号
は、トロリー線1に全く異常が検出されない場合には光
ファイバ7の他端に設けられた反射防止処理部11に吸
収され、監視所9には戻ってこない。
【0012】しかしいずれかの電力線異常センサー6が
トロリー線1の異常を検出して出力接点8を動作させる
と、その部分で光ファイバ7の光伝送損失を変化させ、
レーリー散乱による後方散乱光が生じて監視所9に光信
号の一部が戻ってくる。そこで光信号分析手段10がそ
の強度や位相のずれ等を分析する。前記したように1μ
s程度のパルス波を用いれば、その空間分解能は約10
0mとなるから、数km間隔で配置されている多数の電力
線異常センサー6のうちのどの電力線異常センサー6が
異常を検出したかは、確実に検出することができる。な
お、この分析方法は広く知られたものである。
【0013】このようにして、本発明によれば監視所9
においてトロリー線1の異常を遠隔集中監視することが
できる。またこの監視所9が無人の場合には、電話回線
12を通じて有人の指令所13にデータを伝送すること
もできる。1本の光ファイバ7の長さはその光伝送損失
から実用的には20km程度であり、従って監視所9も
20km程度毎に設置すればよい。なお、本発明は電車
線路のトロリー線の監視以外にも、送電線や配電線等の
電力線の監視にも適用することができることはいうまで
もない。
【0014】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の電力線
の異常監視方法及び装置によれば、電力線の異常を監視
所において遠隔集中監視することができ、従来のように
異常監視のために現場まで作業員が出向く必要をなくす
ることができる。特に本発明では光信号を利用している
ために耐ノイズ性が高く、トロリー線の集電ノイズ等の
影響を受けることがない。また、絶縁性の光ファイバを
各電力線異常センサーの設置位置で課電側に引き込み、
課電側で光ファイバに物理的変化を加えるようにしたの
で、特別な絶縁処理が不要であり既設設備を利用して簡
便に取付けが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電力線の異常監視装置の全体図であ
る。
【図2】本発明の実施形態の要部拡大図である。
【符号の説明】
1 監視対象の電力線であるトロリー線、2 可動ブラ
ケット、3 長幹碍子、4 長幹碍子、5 光ファイバ
内蔵碍子、6 電力線異常センサー、7 光ファイバ、
8 出力接点、9 監視所、10 光信号分析手段、1
1 反射防止処理部、12 電話回線、13 有人の指
令所

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力線に沿ってシリアルに配置された光
    ファイバに監視所から光信号を送り、電力線上に所定間
    隔で多数配置された電力線異常センサーと連動する出力
    接点によりこの光ファイバに加えられる物理的変化を光
    信号の変化を利用して監視所で分析することにより、電
    力線の異常発生位置を検出することを特徴とする電力線
    の異常監視方法。
  2. 【請求項2】 電力線に沿ってシリアルに配置された光
    ファイバと、電力線上に所定間隔で多数配置された電力
    線異常センサーと、この光ファイバを各電力線異常セン
    サーの設置位置で課電側に引き込む光ファイバ内蔵碍子
    と、電力線異常センサーが異常を検出したとき課電側に
    引き込まれた光ファイバに物理的変化を加える出力接点
    と、監視所に設置されこの光ファイバの一端に光信号を
    入力するとともに、監視所に戻ってきた光信号の変化を
    利用して異常発生位置を検出する光信号分析手段とから
    なることを特徴とする電力線の異常監視装置。
  3. 【請求項3】 電力線が電車線路のトロリー線であり、
    出力接点がトロリー線異常表示器に内蔵されたものであ
    る請求項2に記載の電力線の異常監視装置。
  4. 【請求項4】 出力接点が光ファイバを変形させて光損
    失を与えるものである請求項2に記載の電力線の異常監
    視装置。
JP35671197A 1997-12-25 1997-12-25 電力線の異常監視方法及び装置 Pending JPH11191907A (ja)

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JPH11191907A true JPH11191907A (ja) 1999-07-13

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100892942B1 (ko) * 2002-11-20 2009-04-09 주식회사 포스코 제철소용 광선로의 광신호 레벨 온라인 측정장치 및 그를이용한 이상유무 진단방법
KR100961900B1 (ko) 2007-12-26 2010-06-10 한국철도기술연구원 철도용 전력선의 변이 검출용 원격 측정 시스템

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