JPH1118592A - 人工霧による農作物の防霜方法及びその設備 - Google Patents

人工霧による農作物の防霜方法及びその設備

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JPH1118592A
JPH1118592A JP17712097A JP17712097A JPH1118592A JP H1118592 A JPH1118592 A JP H1118592A JP 17712097 A JP17712097 A JP 17712097A JP 17712097 A JP17712097 A JP 17712097A JP H1118592 A JPH1118592 A JP H1118592A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圃場に発生する自然風を有効に活用すること
により、イニシャルコストおよびランニングコストを最
大限に節減しつつ、風向きの変化にかかわらず、所定の
防霜機能を常に適確、十分に発揮させることができるよ
うにする。 【解決手段】 圃場Aの一辺方向の両端部および中間部
を含む等間隔置きの複数箇所に、圃場Aの他辺方向の全
長に亘る長さを持ち、その長手方向に沿って多数の噴霧
ノズル5を取り付けた霧ノズル列1−1,1−2,1−
3,…,1−nが平行状に複数設置されており、圃場A
の上空における風向きが主たる方向aと逆方向bに変化
することに応じて、1列目ないしn−1列目の霧ノズル
列1−1,1−2,1−3,…,1−n−1から噴霧さ
せる第1状態と、2列目ないしn列目の霧ノズル列1−
2,1−3,…、1−nから噴霧させる第2状態とに切
り替えて、圃場面のほぼ全域を霧でカバーするようにし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、茶や各種野菜など
の農作物を栽培する圃場面を人工的に作成した霧で覆わ
せることによって放射冷却による気温の低下を防いで降
霜に伴う農作物の被害を抑制する、いわゆる霜害対策と
して適用される人工霧による農作物の防霜方法及びその
設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】農作物の霜害対策として、従来一般に
は、古タイヤなどを燃やしてその煙りで圃場面を覆う防
霜方法や、圃場の上空部の複数箇所から温かい気流を圃
場面に吹き付けて防霜する方法などが採用されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の防霜方法のうち、前者の煙りを使用する方法の
場合は、煙りの拡散によって周辺に迷惑および悪影響を
及ぼすだけでなく、古タイヤなどの可燃物が消費される
ものであるために、それの入手および搬入などに多大な
手間と費用を要し、また、後者の温気流の吹き付け方法
の場合は、圃場の上空部の高い位置に温気流の発生源を
設置する必要があり、圃場面の全面に万遍なく温気流を
吹き付けることが難しく、特に自然風の強さや風向きの
変化によっては吹き付け分布に大きな偏りを生じ、所定
の防霜機能を十分に果たせないといったように、従来の
方法はいずれも、殊に大面積の圃場を対象とする農作物
の防霜方法としては実用的なものでなかった。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、圃場に発生する自然風を有効に活用することによ
り、イニシャルコストおよびランニングコストを最大限
に節減しつつ、風向きの変化にかかわらず、所定の防霜
機能を常に適確、十分に発揮させることができる人工霧
による農作物の防霜方法及びその設備を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明に係る人工霧による農作物の防
霜方法は、農作物を栽培する圃場の少なくとも一辺方向
の両端部および中間部を含む複数箇所にほぼ等しい間隔
を隔てて、圃場の他辺方向の全長に亘る長さを持ち、か
つ、その長手方向に沿って多数の噴霧ノズルを取り付け
た霧ノズル列が互いに平行状に複数設置されており、上
記圃場における風向きの変化に応じて、上記複数の霧ノ
ズル列のうち上記一辺方向の一端部および中間部の霧ノ
ズル列からそれぞれ噴霧させる第1状態と、上記一辺方
向の他端部および中間部の霧ノズル列からそれぞれ噴霧
させる第2状態とに切り替えることを特徴とするもので
ある。
【0006】また、請求項3記載の発明に係る人工霧に
よる農作物の防霜設備は、農作物を栽培する圃場の少な
くとも一辺方向の両端部および中間部を含む複数箇所に
ほぼ等しい間隔を隔てて、圃場の他辺方向の全長に亘る
長さを持ち、かつ、その長手方向に沿って多数の噴霧ノ
ズルを取り付けた霧ノズル列が互いに平行状に複数設置
されているとともに、上記複数の霧ノズル列それぞれに
噴霧用液体を加圧送給する液体送給装置に、上記圃場に
おける風向きの変化に応じて、上記複数の霧ノズル列の
うち上記一辺方向の一端部および中間部の霧ノズル列に
液体を加圧送給してそれら霧ノズル列からそれぞれ噴霧
させる第1状態と、上記一辺方向の他端部および中間部
の霧ノズル列に液体を送給してそれら霧ノズル列からそ
れぞれ噴霧させる第2状態とに切り替え可能な液体送給
状態切替手段が設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0007】上記のような構成を有する請求項1記載の
発明および請求項3記載の発明によれば、複数の霧ノズ
ル列から噴霧するだけで、圃場に自然に発生している風
を利用し、その自然風に人工霧をのせて広い圃場面に霧
を分散させることが可能であるから、従来の煙りや温気
流を用いる場合に比べて、周辺への迷惑および悪影響が
ないとともに、設備的にも簡単ですみ、イニシャルコス
トおよびランニングコストの低減も図れる。その上、自
然風の風向きは圃場自体の立地条件によって自ずと重力
風と呼ばれる主たる風向きに安定しており、また、その
主たる風向きとは正反対の風向きに変化する可能性があ
る点に着目して、上記複数の霧ノズル列のうち、圃場の
一辺方向の一端部および中間部の霧ノズル列に液体を加
圧送給してそれら霧ノズル列からそれぞれ噴霧させる第
1状態と、上記一辺方向の他端部および中間部の霧ノズ
ル列に液体を送給してそれら霧ノズル列からそれぞれ噴
霧させる第2状態とに切り替え可能としたのであり、こ
れによって、風向きが上記の主たる方向である場合は上
記第1状態とし、かつ、風向きが上記の逆方向である場
合は上記第2状態とすることによって、噴霧用液体を加
圧送給する液体送給装置の容量を変更することなく、風
向きの変化にかかわらず、圃場面のほぼ全域を霧でカバ
ーして放射冷却による気温の低下に伴い農作物自体の温
度が低下し降霜することを防ぐ所定の防霜機能を常に適
確かつ十分に達成させることが可能である。
【0008】また、上記請求項1記載の発明に係る人工
霧による農作物の防霜方法および請求項3記載の発明に
係る人工霧による農作物の防霜設備において、上記複数
の霧ノズル列の他に、それら霧ノズル列の長手方向に対
して直交する方向に沿って長い別の霧ノズル列を設置す
る構成を採用するときは、圃場における自然風の風向き
が気象条件などにより上述した主たる方向およびそれの
逆方向に対して直交あるいは傾斜する方向に変化するこ
とがあっても、別に設置した霧ノズル列からの噴霧によ
って霧が特定箇所に集中してしまう偏りを補って、圃場
面のほぼ全域を霧でカバーし所定の防霜機能を確保する
ことが可能である。
【0009】さらに、上記請求項3記載の発明に係る人
工霧による農作物の防霜設備において、圃場の少なくと
も一辺方向の両端部および中間部を含む複数箇所にほぼ
等しい間隔を隔てて設置された複数の霧ノズル列のう
ち、上記一辺方向の両端部に設けられた霧ノズル列から
の噴霧方向を、共に圃場の中央に向ける構成を採用する
ときは、上記第1状態での噴霧および第2状態での噴霧
のいずれの場合も、両端部の霧ノズルから噴出される霧
が圃場の側部に逃散することを最少限に抑えて霧をロス
なく圃場面に拡散させることが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係る人工霧によ
る農作物の防霜方法の実施に用いられる防霜設備の全体
構成の概要を示す概略斜視図、図2はその平面図であ
り、これら各図において、1−1,1−2,1−3,
…,1−nは農作物の栽培用圃場Aにおいて既述の主た
る風向きaおよびこれとは逆の風向きbに沿う一辺方向
の両端部および中間部を含む複数箇所にほぼ等しい間隔
を隔てて、支脚2…を介して互いに平行状に設置された
複数(n)の霧ノズル列である。
【0011】上記各霧ノズル列1(1−1,1−2,1
−3,…,1−n)はそれぞれ、上記圃場における他辺
方向の全長に亘る長さを持つヘッダー管3と、図3に明
示するように、上記ヘッダー管3の長手方向に沿って等
間隔置きの複数箇所にソケット4を介してねじ接合され
た多数の噴霧ノズル5とからなり、それら各噴霧ノズル
5の噴出口6外部の直近位置には噴射される液体(水)
を衝突させて霧化を促進する棒状部材7が設けられてい
る。
【0012】なお、上記ヘッダー管3はその管軸方向に
沿って複数個の短尺ヘッダー管3aを同軸上に接合して
構成されている。また、上記の一辺方向の両端部、即
ち、一列目の霧ノズル列1−1およびn列目の霧ノズル
1−nにおける噴霧ノズル5からの噴霧方向は、共に圃
場の中央に向けられている。
【0013】8…は上記複数の霧ノズル列1−1,1−
2,1−3,…,1−nにおけるヘッダー管3(短尺ヘ
ッダー管3a毎)にそれぞれ噴霧用液体を分配状態で送
給するホースで、これらホース8…の基端部は電磁弁な
どの開閉弁9…を介して分配用ヘッダー10に接続され
ており、この分配用ヘッダー10には噴霧用液体を加圧
送給する液体送給装置としての加圧ポンプ11が接続さ
れている。12は上記開閉弁9…の開閉動作を制御する
コントローラで、このコントローラ12は上記加圧ポン
プ11の作動をON/OFFする制御機能の他に、上記
圃場Aにおける風向きが上記の主たる方向(矢印a方
向)である場合と逆方向(矢印b方向)である場合の判
断に基づく人手による2つのスイッチ(図示省略す
る。)の選択操作によって、上記複数の霧ノズル列1−
1,1−2,1−3,…,1−nのうち、1列目ないし
n−1列目の霧ノズル列1−1,1−2,1−3,…,
1−n−1からそれぞれ噴霧させるようにそれらに対応
する開閉弁9…を開とするとともに、n列目の霧ノズル
列1−nからの噴霧を停止するようにそれに対応する開
閉弁9を閉とする第1状態と、2列目ないしn列目の霧
ノズル列1−2,1−3,…、1−nからそれぞれ噴霧
させるようにそれらに対応する開閉弁9…を開とすると
ともに、1列目の霧ノズル列1−1からの噴霧を停止す
るようにそれに対応する開閉弁9を閉とする第2状態と
に切り替える機能(液体送給状態切替手段)を有してい
る。
【0014】次に、上記構成の人工霧による農作物の防
霜設備を用いて、実際に圃場面を人工霧で覆う防霜方法
について説明する。圃場Aの上空における風向きが重力
風と呼ばれる主たる方向aの風向きに安定している場合
は、上記コントローラ12における一方のスイッチを選
択操作することにより、図4の(A)に示すように、1
列目ないしn−1列目の霧ノズル列1−1,1−2,1
−3,…,1−n−1に対応する開閉弁9…を開とする
とともに、n列目の霧ノズル列1−nに対応する開閉弁
9を閉として、1列目ないしn−1列目の霧ノズル列1
−1,1−2,1−3,…,1−n−1それぞれにおけ
る多数の噴霧ノズル5から噴霧させる第1状態とし、そ
れら噴霧された霧を点線で示すように風にのせて風下側
に流すことによって、圃場Aの栽培面のほぼ全域が霧で
カバーされる。
【0015】そして、風向きが上記の逆方向bの風向き
に変化した場合は、上記コントローラ12における他方
のスイッチを選択操作することにより、図4の(B)に
示すように、2列目ないしn列目の霧ノズル列1−2,
1−3,…、1−nに対応する開閉弁9…を開とすると
ともに、1列目の霧ノズル列1−1に対応する開閉弁9
を閉として、2列目ないしn列目の霧ノズル列1−2,
1−3,…、1−nから噴霧させる第2状態とし、それ
ら噴霧された霧を点線で示すように風にのせて風下側に
流すことによって、圃場Aの栽培面のほぼ全域が霧でカ
バーされる。
【0016】以上のように、圃場Aの上空における風向
きの変化に応じて風上側の霧ノズル列1からのみ噴霧さ
せるように、第1状態と第2状態とに切り替えることに
よって、噴霧用液体を加圧送給する加圧ポンプ11の容
量を変更することなく、風向きの変化にかかわらず、圃
場Aの栽培面のほぼ全域を霧でカバーして放射冷却によ
る気温および農作物自体の温度低下に伴う降霜を防ぐ防
霜機能を常に適確かつ十分に達成させることが可能であ
る。
【0017】また、上記の防霜設備において、一列目の
霧ノズル列1−1およびn列目の霧ノズル1−nにおけ
る噴霧ノズル5からの噴霧方向が、共に圃場の中央に向
けられているので、上記第1状態での噴霧および第2状
態での噴霧のいずれの場合も、両端部の霧ノズル5から
噴出される霧が圃場Aの側部に逃散することを最少限に
抑えて霧をロスなく栽培面に拡散させることが可能であ
る。
【0018】図5は本発明に係る人工霧による農作物の
防霜設備の他の実施の形態を示す全体構成の概略斜視図
で、この実施の形態では、上記一辺方向の複数箇所に設
置された複数(n)の霧ノズル列1(1−1,1−2,
1−3,…,1−n)の他に、それら霧ノズル列1の長
手方向に対して直交する方向に沿って長い別の霧ノズル
列1Aを圃場Aの他辺方向の両端部に設置したものであ
り、このような霧ノズル列配置構成を採用するときは、
圃場Aにおける自然風の風向きが気象条件などにより上
述した主たる方向aおよびそれの逆方向bに対して直交
あるいは傾斜する方向に変化することがあっても、別に
設置した霧ノズル列1Aからの噴霧によって霧が特定箇
所に集中してしまう偏りを補って、圃場Aの栽培面のほ
ぼ全域を霧でカバーし所定の防霜機能を確保させること
が可能である。なお、この他の実施の形態を示す図5で
は、圃場Aの他辺方向の両端部にのみ別の霧ノズル列1
Aを設置したが、圃場Aの形態によってはその中間部に
は同様な霧ノズル列を配置してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように、請求項1及び請求項3記
載の発明によれば、圃場に設置した複数の霧ノズル列か
ら噴霧するだけで、圃場における自然風を利用し、その
自然風に人工霧をのせて広い圃場面に霧を拡散させるこ
とが可能であるから、従来の煙りや温気流を用いる場合
に比べて、周辺への迷惑および悪影響がないとともに、
設備的にも簡単ですみ、イニシャルコストおよびランニ
ングコストの低減を図ることができる。しかも、圃場上
空における風向きの変化に対応して噴霧状態を上記の第
1状態と第2状態とに切り替えることによって、噴霧用
液体の加圧送給装置の容量を変更することなく、圃場面
のほぼ全域を霧でカバーして放射冷却による気温および
農作物自体の温度低下に起因する降霜を防ぎ、風向きの
変化にかかわらず所定の防霜機能を常に適確かつ十分に
達成させることができるという効果を奏する。
【0020】また、請求項2及び請求項4記載の発明に
よれば、上記請求項1及び請求項3記載の発明による効
果に加えて、圃場における自然風の風向きが気象条件な
どにより上述した主たる方向およびそれの逆方向に対し
て直交あるいは傾斜する方向に変化することがあって
も、別に設置した霧ノズル列からの噴霧によって霧が特
定箇所に集中してしまう偏りを補って、圃場面のほぼ全
域を霧でカバーし所定の防霜機能を確保することができ
るという効果を奏する。
【0021】さらに、請求項5記載の発明によれば、請
求項3記載の発明による効果に加えて、上記第1状態で
の噴霧および第2状態での噴霧のいずれの場合も、両端
部の霧ノズルから噴出される霧が圃場の側部に逃散する
ことを最少限に抑えて霧をロスなく圃場面に降り注がせ
ることができるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る人工霧による農作物の防霜方法の
実施に用いられる防霜設備の全体構成の概要を示す概略
斜視図である。
【図2】同上防霜設備の概略平面図である。
【図3】霧ノズル列の具体構成を示す要部の拡大縦断面
図である。
【図4】(A)は第1状態での噴霧状況を説明する概略
側面図、(B)は第2状態でのの噴霧状況を説明する概
略側面図である。
【図5】本発明に係る人工霧による農作物の防霜設備の
他の実施の形態を示す全体構成の概略斜視図である。
【符号の説明】 1(1−1,1−2,1−3,…,1−n) 霧ノズル
列 1A 別の霧ノズル列 5 噴霧ノズル 11 加圧ポンプ(噴霧用液体送給装置) A 圃場 a 風向きの主たる方向 b 風向きの逆方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 農作物を栽培する圃場の少なくとも一辺
    方向の両端部および中間部を含む複数箇所にほぼ等しい
    間隔を隔てて、圃場の他辺方向の全長に亘る長さを持
    ち、かつ、その長手方向に沿って多数の噴霧ノズルを取
    り付けた霧ノズル列が互いに平行状に複数設置されてお
    り、 上記圃場における風向きの変化に応じて、上記複数の霧
    ノズル列のうち上記一辺方向の一端部および中間部の霧
    ノズル列からそれぞれ噴霧させる第1状態と、上記一辺
    方向の他端部および中間部の霧ノズル列からそれぞれ噴
    霧させる第2状態とに切り替えることを特徴とする人工
    霧による農作物の防霜方法。
  2. 【請求項2】 上記複数の霧ノズル列の他に、それら霧
    ノズル列の長手方向に対して直交する方向に沿って長い
    別の霧ノズル列が設置されている請求項1に記載の人工
    霧による農作物の防霜方法。
  3. 【請求項3】 農作物を栽培する圃場の少なくとも一辺
    方向の両端部および中間部を含む複数箇所にほぼ等しい
    間隔を隔てて、圃場の他辺方向の全長に亘る長さを持
    ち、かつ、その長手方向に沿って多数の噴霧ノズルを取
    り付けた霧ノズル列が互いに平行状に複数設置されてい
    るとともに、 上記複数の霧ノズル列それぞれに噴霧用液体を加圧送給
    する液体送給装置に、上記圃場における風向きの変化に
    応じて、上記複数の霧ノズル列のうち上記一辺方向の一
    端部および中間部の霧ノズル列に液体を加圧送給してそ
    れら霧ノズル列からそれぞれ噴霧させる第1状態と、上
    記一辺方向の他端部および中間部の霧ノズル列に液体を
    送給してそれら霧ノズル列からそれぞれ噴霧させる第2
    状態とに切り替え可能な液体送給状態切替手段が設けら
    れていることを特徴とする人工霧による農作物の防霜設
    備。
  4. 【請求項4】 上記複数の霧ノズル列の他に、それら霧
    ノズル列の長手方向に対して直交する方向に沿って長い
    別の霧ノズル列が設置されている請求項3に記載の人工
    霧による農作物の防霜設備。
  5. 【請求項5】 上記複数の霧ノズル列のうち、上記一辺
    方向の両端部に設けられた霧ノズル列からの噴霧方向
    は、共に圃場の中央に向けられている請求項3に記載の
    人工霧による農作物の防霜設備。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10007777A1 (de) * 2000-02-21 2001-09-20 Magnet Motor Gmbh Dauermagnetisch erregte elektrische Maschine und Verfahren zum Betreiben einer solchen Maschine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10007777A1 (de) * 2000-02-21 2001-09-20 Magnet Motor Gmbh Dauermagnetisch erregte elektrische Maschine und Verfahren zum Betreiben einer solchen Maschine

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