JPH11184938A - コンピュータ及び記録媒体 - Google Patents

コンピュータ及び記録媒体

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JPH11184938A
JPH11184938A JP9353728A JP35372897A JPH11184938A JP H11184938 A JPH11184938 A JP H11184938A JP 9353728 A JP9353728 A JP 9353728A JP 35372897 A JP35372897 A JP 35372897A JP H11184938 A JPH11184938 A JP H11184938A
Authority
JP
Japan
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information
program
program code
mouse
code means
Prior art date
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Pending
Application number
JP9353728A
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English (en)
Inventor
Makoto Sugihara
誠 杉原
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP9353728A priority Critical patent/JPH11184938A/ja
Publication of JPH11184938A publication Critical patent/JPH11184938A/ja
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮想電子式卓上計算機のウィンドウと表計算
プログラム,データベースプログラム等のプログラムの
ウィンドウとを交互にアクティブにさせる必要がなく、
マウス操作のみでデータの選択から演算結果の表示まで
を完了できるコンピュータを提供する。 【解決手段】 表計算プログラム,データベースプログ
ラム等のプログラムでデータがCRT 4に表示されている
状態で、マウス5の左クリック(第1の操作)によって
CRT 4上のデータが選択されるのに応じて、選択された
データをRAM 3に記憶しておき、マウス5の右クリック
(第2の操作)によって複数種類の演算式を表示させ、
マウス5の左クリック(第1の操作)によって表示され
た演算式から何れかが選択されるのに応じて、RAM 3に
記憶したデータを選択された演算式の変数として演算す
るMPU 1を備える構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表計算プログラ
ム,データベースプログラム等のプログラムで扱うデー
タを用いて演算する電子卓上計算機の機能を有するコン
ピュータ及びこのコンピュータで読み取り可能な記録媒
体に関する。
【0002】
【従来の技術】表計算プログラム,データベースプログ
ラム等のテーブル形式に配置されたデータを集計するプ
ログラムは、多くのデータに対しての演算において非常
に高いデータ処理能力を発揮する。たとえ演算対象とな
る複数のデータが対象外のデータを介在させて離隔した
セル内に入力されている場合であっても、対象データの
みを用いた演算を行なうことができるようになってい
る。
【0003】例えばマイクロソフト社製の表計算プログ
ラム「エクセル」においては、この操作を行なう場合
に、ツールボタン,メニュー等をポインティングデバイ
スたるマウスを用いて演算の種類を指示し、次いでキー
ボードのCtrlキーを押すことによって「追加モード」と
しながら、演算対象となるデータの属するセルをマウス
を用いて次々選択し、最後にキーボードの Enterキーを
押すことにより演算を行なう。
【0004】ところが、一旦演算が完了した後でデータ
の選択状態は解除されるために、新たなデータを追加し
て演算するには、再び上述の全てのデータを選択する必
要があるばかりでなく、マウスからキーボードへ操作を
移行する必要があるために、操作が煩雑となっていた。
【0005】また、上述の如き演算を行なう場合には、
電子式卓上計算機を代わりに用いることもできるが、電
子式卓上計算機を常備しておく必要があるために、マイ
クロソフト社製の「Microsoft Windows 電卓」に代表さ
れる電子式卓上計算機の機能を有するプログラムが用い
られることがある。
【0006】「Microsoft Windows 電卓」は、米マイク
ロソフト社製のウィンドウズOS(オペレーティング・シ
ステム)に備えられているものであり、このプログラム
では、仮想的な数値表示部,数値キー,「+」等の演算
キーを備えた電子式卓上計算機の外観を有するイメージ
をウィンドウ形式で画面に表示し、ユーザが数値キーを
マウスクリックするか、又はキーボードのテンキーを用
いることにより数値を入力し、表示されたイメージ内の
「=」ボタンをマウスクリックするか、又はキーボード
の「=」キーを押すことにより演算結果を数値表示部に
表示させることができる。これにより、それまで利用さ
れていた従来の電子式卓上計算機に近似したユーザイン
ターフェイスを実現しており、このプログラムと、前述
の如き表計算プログラムとのデータの授受は、コピーア
ンドペースト等の機能を用いて容易に達成することがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
プログラムは、表計算プログラム,データベースプログ
ラム等のテーブル形式に配置されたデータを集計するプ
ログラムとは別のプログラムとなっており、このプログ
ラムの利用に際して、まずプログラムを起動させる必要
があるばかりでなく、前述の如きコピーアンドペースト
機能を用いてデータの授受を行なう際に、仮想電子式卓
上計算機のウィンドウとテーブル形式に配置されたデー
タを集計するプログラムのウィンドウとを交互にアクテ
ィブにさせる必要があり、入力作業が煩雑であった。
【0008】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、ユーザがマウスの左ボタンをクリックして、表
計算プログラム,データベースプログラム等のプログラ
ムで扱うデータを直接的に選択するのに応じて、これら
のデータを順次記憶していき、次いでユーザがマウスの
右ボタンをクリックするのに応じて予め用意しておいた
複数の演算式を表示し、ユーザが再びマウスの左ボタン
をクリックして、表示された演算式の中から所望の演算
式を選択するのに応じて、記憶したデータを選択された
演算式の変数として演算し、演算結果を表示することに
より、仮想電子式卓上計算機のウィンドウと表計算プロ
グラム,データベースプログラム等のプログラムのウィ
ンドウとを交互にアクティブにさせる必要がなく、マウ
ス操作のみでデータの選択から演算結果の表示までを完
了できるコンピュータ及びこの装置が読み取り可能な記
録媒体を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明の他の目的は、演算後におい
ても演算に用いたデータを保持することにより、これら
のデータの再選択が不要なコンピュータ及びこの装置が
読み取り可能な記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るコンピュ
ータは、テーブル形式に配置された情報を集計する集計
手段と、該集計手段により集計される情報を表示する集
計情報表示手段と、その第1の操作によって、前記集計
情報表示手段に表示される前記情報から何れかの情報を
指示するポインティングデバイスと、該ポインティング
デバイスにより指示された前記情報を記憶する記憶手段
と、前記ポインティングデバイスの第2の操作によって
複数種類の演算式を示す情報を表示する演算情報表示手
段と、前記ポインティングデバイスの前記第1の操作に
よって、前記演算情報表示手段に表示された前記情報か
ら何れかの情報を選択する選択手段と、前記記憶手段の
記憶情報を前記選択手段に選択された前記情報に応じた
前記演算式の変数として演算する演算手段と、該演算手
段による演算結果を出力する出力手段とを備えることを
特徴とする。
【0011】第2発明に係るコンピュータは、第1発明
のコンピュータにおいて、前記記憶手段は、前記演算手
段で演算に用いられた情報を演算後にも選択的に保持す
べくなしてあることを特徴とする。
【0012】第3発明に係る記録媒体は、テーブル形式
に配置された情報を集計するプログラムに組み込み可能
なプログラムを記録した記録媒体において、第1の信号
に応じて、前記テーブル形式に配置された情報を集計す
るプログラムにより扱われる情報を取得させるプログラ
ムコード手段と、取得された前記情報を記憶させるプロ
グラムコード手段と、第2の信号に応じて、複数種類の
演算式を示す情報を表示させるプログラムコード手段
と、前記第1の信号に応じて、表示された前記演算式か
ら何れかの演算式を選択させるプログラムコード手段
と、記憶された前記情報を選択された前記演算式の変数
として演算させるプログラムコード手段と、演算結果を
出力させるプログラムコード手段とを含むプログラムを
記録したことを特徴とする。
【0013】第4発明に係る記録媒体は、テーブル形式
に配置された情報を集計するプログラムを記録した記録
媒体において、第1の信号に応じて、前記テーブル形式
に配置された情報を取得させるプログラムコード手段
と、取得された前記情報を記憶させるプログラムコード
手段と、第2の信号に応じて、複数種類の演算式を示す
情報を表示させるプログラムコード手段と、前記第1の
信号に応じて、表示された前記演算式から何れかの演算
式を選択させるプログラムコード手段と、記憶された前
記情報を選択された前記演算式の変数として演算させる
プログラムコード手段と、演算結果を出力させるプログ
ラムコード手段とを含むプログラムを記録したことを特
徴とする。
【0014】第5発明に係る記録媒体は、第3又は第4
発明の記録媒体において、演算に用いられた前記情報を
演算後にも選択的に保持させるプログラムコード手段を
更に含むことを特徴とする。
【0015】第1発明に係るコンピュータ、及び第3,
第4発明に係る記録媒体によれば、ポインティングデバ
イスの第1の操作(例えば、マウスの左クリック操作)
によって、又は第1の信号(例えば、マウスの左クリッ
ク信号)に応じて、テーブル形式に配置され、表示され
た情報から何れかの情報を指示するのに応じて、指示さ
れた情報を記憶し、ポインティングデバイスの第2の操
作(例えば、マウスの右クリック操作)によって、又は
第1の信号(例えば、マウスの右クリック信号)に応じ
て、複数種類の演算式を示す情報を表示し、上述の第1
の操作(マウスの左クリック操作)によって、又は上述
の第1の信号(マウスの左クリック信号)に応じて、表
示された演算式を示す情報から何れかの情報を選択し、
記憶した情報を選択した情報に応じた演算式の変数とし
て演算し、演算結果を出力する構成としたので、例えば
電子式卓上計算機の機能を有するプログラムのウィンド
ウと表計算プログラム,データベースプログラム等のテ
ーブル形式に配置された情報を集計するプログラムのウ
ィンドウとを交互にアクティブにする必要がなく、マウ
ス等のポインティングデバイスの操作のみで情報の選択
から演算結果の表示までを完了できる。
【0016】第2発明に係るコンピュータ、及び第5発
明に係る記録媒体によれば、第1発明のコンピュータ、
並びに第3又は第4発明の記録媒体において、演算に用
いられた情報を演算後にも選択的に保持する構成とした
ので、例えば一旦演算が完了した後に、新規情報を追加
して再演算する場合であっても、既に演算に用いられた
情報の再選択が不要であり、新規情報のみを選択するこ
とで、これらの情報の選択が容易に達成できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明に係るコン
ピュータの要部の構成を示すブロック図である。
【0018】図1において、1は例えばパーソナルコン
ピュータのMPU であり、MPU 1には、ハードディスク装
置(HDD )2,RAM 3,表示装置(CRT )4,ポインテ
ィングデバイスたるマウス5,キーボード6,及び外部
記憶読取装置7が接続されている。
【0019】HDD 2は、マルチウィンドウ形式のOS(オ
ペレーティングシステム)を予め格納しているほか、こ
のOS上で動作する表計算プログラムと、この表計算プロ
グラムにアドイン形式で組み込まれた電子式卓上計算機
の機能を有するプログラム(以後、仮想電子式卓上計算
機プログラムと称す)とを予め格納している。また、RA
M 3は、MPU 1がHDD 2に格納されたプログラムの実行
時に一時的に発生するデータを格納する。
【0020】CRT 4は、MPU 1が実行するプログラムで
扱うデータ,演算結果等を表示するようになっている。
また、マウス5を用いてCRT 4上に表示されたデータを
選択することができるほか、キーボード6を用いてデー
タを入力することができるようになっており、選択,入
力等の結果は、MPU 1に与えられて処理される。さら
に、HDD 2は、上述の如くキーボード6を用いて入力さ
れたデータを格納している。
【0021】フレキシブルディスクドライブの如き外部
記憶読取装置7は、フレキシブルディスクの如き記録媒
体Mの挿入スロットを備え、この挿入スロットに挿入さ
れた記録媒体Mからプログラムを読み取り、HDD 2に格
納する。
【0022】図2〜図5は、MPU 1により起動された表
計算プログラムのスプレッドシート41を示す模式図であ
る。なお、本実施の形態における表計算プログラムは、
キーボード6からデータが既に入力された状態で起動さ
れているものとする。
【0023】図2に示したスプレッドシート41は、7列
×8行のセルC,C,…から構成され、その上端部には
列番号ボックスRW(A,B,…)が、また左端部には行
番号ボックスCL(1,2,…)が夫々設けられており、
各列番号ボックスRW又は各行番号ボックスCLをマウス5
でクリックする(以後、マウスクリックと称す)ことに
より、クリックされた列又は行に属するセルC,C,…
を全て選択できるようになっている。列番号ボックスRW
と行番号ボックスCLとの交叉する部分には、全セル選択
ボックスSAが設けられており、このボックスをマウスク
リックすることにより、スプレッドシート41に属する全
てのセルC,C,…を選択できるようになっている。
【0024】セルC,C,…には、前述の如く既にデー
タが入力されており、そのA列目〜C列目,及び1行目
〜3目には、文字列が入力されて見出領域 411を構成
し、またD列目〜G列目,及び4行目〜8行目には、数
値が入力されて数値領域 412を夫々構成している。
【0025】列を区分する見出しは、まず2つに分割さ
れており、D列目〜F列目には「地域別売上」が、また
G列目には商品別の売上額の合計を示す「合計」が入力
されて夫々大見出しを構成している。「地域別売上」
は、さらに2つに分割されており、D列目には「関西」
が、またE列目及びF列目には「関東」が入力されて夫
々中見出しを構成している。「関東」は、さらに2つに
分割されており、E列目には「西部」が、またF列目に
は「東部」が入力されて夫々小見出しを構成している。
【0026】行を区分する見出しも、まず2つに分割さ
れており、4行目〜7行目には「商品」が、また8行目
には地域別の売上額の合計を示す「合計」が入力されて
夫々大見出しを構成している。「商品」は、さらに2つ
に分割されており、4行目及び5行目には「食品」が、
また6行目及び7行目には「雑貨」が入力されて夫々中
見出しを構成している。「食品」及び「雑貨」は、さら
に2つずつに分割されており、4列目には「A」が、5
列名には「B」が入力されて夫々「食品」に対する小見
出しを構成しており、6列目には「C」が、7列目には
「D」が入力されて夫々「雑貨」に対する小見出しを構
成している。
【0027】また、数値領域 412に入力されたデータ
は、上述の各地域別,各商品別の見出しに対応した売上
金額を示している。
【0028】ユーザは、表計算プログラムのツールボタ
ン(図示せず)に仮想電子式卓上計算機プログラムの起
動コマンドを追加しておき、このツールボタンをマウス
クリックすることにより、この仮想電子式卓上計算機プ
ログラムを予め起動させておく。なお、この仮想電子式
卓上計算機プログラムが単体モジュールである場合に
は、例えば仮想電子式卓上計算機プログラムをOSの起動
時にバッチ起動しておくか、又は仮想電子式卓上計算機
プログラムに関連付けられたアイコン(図示せず)がOS
の起動後に画面上に配置されるようにしておき、このア
イコンをマウスクリックすることにより、仮想電子式卓
上計算機プログラムを予め起動させておく構成とするこ
ともできる。
【0029】また、上述の如く仮想電子式卓上計算機プ
ログラムをバッチ起動した後で、このプログラムをアイ
コン化し、OS上に常駐させておく場合には、このプログ
ラムの常駐時と非常駐時とにおいて、例えばアイコンの
表示色を変更させることにより、ユーザがプログラムの
状態を視認することができる構成としてもよい。
【0030】図6,図7は、仮想電子式卓上計算機プロ
グラムにおけるMPU 1の処理内容を示すフローチャート
である。本処理は上述の如く本プログラムが起動される
のに伴ってスタートし、まず表計算プログラムに対する
マウス5及びキーボード6の入力を無効化し、これらの
入力を仮想電子式卓上計算機プログラムに移行させて
「仮想電子式卓上計算機モード」とする(ステップ
1)。
【0031】なお、この「仮想電子式卓上計算機モー
ド」中において、ユーザが本プログラムの再起動操作、
即ち親プログラムとしての表計算プログラムのメニュー
バー,ツールボタン等のマウスクリックにより、本モー
ドは解除されるようにしてあるほか、OSの終了操作、こ
の時点における画面上の任意位置のマウスクリック操
作、又はキーボード6からの表計算プログラムのセル
C,C,…への入力操作によっても、本モードは解除さ
れるようになっている。
【0032】次いで、入力イベントに対して待機し(ス
テップ2)、入力イベントの発生に応じて、マウス5の
左側のボタンがクリック(以後、マウス左クリックと称
す)されたか否かを確認する(ステップ3)。マウス左
クリックである場合には、予めRAM 3に設けられたマウ
ス左クリックの存否を記録するフラグが”0”である
か、又は”1”であるかを確認する(ステップ4)。
【0033】ステップ4で”0”である場合には、1回
目のマウス左クリックであるとして、まずフラグに+1
を加え(ステップ5)、今度は画面上のどの領域がマウ
ス左クリックされたかを確認する(ステップ6)。見出
領域 411がマウス左クリックされた場合には、マウス左
クリックされた見出領域 411に属する数値領域 412の全
ての数値データを取得する(ステップ7)とともに、こ
の見出領域 411とそれに属する数値領域 412とを反転表
示させる。例えば図3に示す如く「地域別売上」の「関
西」の見出し(D3セル)へマウスポインタPを移動して
マウス左クリックすることにより、D3セルとともに、D
4,D5,D6,及びD7セルが選択される。
【0034】ステップ6で数値領域 412がマウス左クリ
ックされた場合には、マウス左クリックされた数値領域
412である単一のセルCの数値データを取得する(ステ
ップ8)とともに、この数値領域 412を反転表示させ
る。例えば図3に示す如くE6セル,F5セルの夫々へマウ
スポインタPを移動してマウス左クリックすることによ
り、マウス左クリックされた単一のセルCが夫々選択さ
れる。
【0035】また、ステップ6で見出領域 411,数値領
域 412の何れの領域でもない場合には、今度は全セル選
択ボックスSAがマウス左クリックされたかを確認する
(ステップ9)。
【0036】ステップ9で全セル選択ボックスSAがマウ
ス左クリックされた場合には、数値領域 412の全ての数
値データを取得する(ステップ10)とともに、全ての数
値領域 412を反転表示させる。例えば図4に示す如く
「地域別売上」の「関西」の見出し(D3セル)へまずマ
ウスポインタPを移動してマウス左クリック(1回目)
することにより、図3に示した場合と同様にしてD3〜D7
セルが選択される。次いで「商品」の「雑貨」の見出し
(B6,B7セル)へマウスポインタPを移動してマウス左
クリック(2回目)することにより、今度は1回目に選
択されたセルC,C,…との共通のセルC,C(D6,D7
セル)のみが選択される。また、図5に示す如くD4セル
へマウスポインタPを移動してマウス左クリック(1回
目)することにより、単一のセルC(D4セル)が選択さ
れる。次いでE7セルへマウスポインタPを移動してマウ
ス左クリック(2回目)することにより、1回目のD4セ
ルと2回目のE7セルとを対角線とする矩形に囲まれるセ
ルC,C,…(D4〜D7,E4〜E7)が選択される。
【0037】ステップ10の後でフラグを初期化し(ステ
ップ11)、ステップ7,ステップ8,又はステップ11の
夫々のステップ後で、取得した数値データを後述する演
算処理の計算式の内部変数に追加すべくRAM 3に格納し
(ステップ12)、ステップ2のイベント待機の状態に戻
る。
【0038】また、ステップ4でフラグが”1”である
場合、即ち2回目のマウス左クリックである場合には、
次いで数値領域 412がマウス左クリックされたか否かを
確認し(ステップ13)、数値領域 412がマウス左クリッ
クされた場合には、RAM 3に格納された1回目のマウス
左クリックの取得情報(見出領域 411,数値領域 412)
を取得し、この取得情報と2回目のマウス左クリックの
取得情報とに基づいて選択領域を決定し、この選択領域
に属する数値領域 412の数値データを取得し(ステップ
14)、ステップ11に移行する。
【0039】また、ステップ3でマウス左クリックでな
い場合には、マウス5の左側のボタンが押されたままで
マウス5が移動(以後、マウス左ドラッグと称す)され
たか否かを確認し(ステップ15)、マウス左ドラッグで
ある場合には、マウス左ドラッグにより選択された数値
領域 412の全ての数値データを取得する(ステップ1
6)。
【0040】また、ステップ15でマウス左ドラッグでな
い場合には、マウス5の右側のボタンがクリック(以
後、マウス右クリックと称す)されたか否かを確認する
(ステップ17)。マウス右クリックである場合には、フ
ラグを初期化し(ステップ18)、図8に示す如きポップ
アップ形式の演算メニュー42を表示させる(ステップ1
9)。
【0041】図8は、演算メニュー42を示す模式図であ
る。演算メニュー42には、ソート,合計,平均,データ
数(件数),及びこれらに最大値,最小値,データ範囲
を加えた全ての演算をするための基本統計等の一般的に
よく用いられる演算方法が記述されており、この演算メ
ニュー42が表示された後で入力イベントに対して待機す
る(ステップ20)。
【0042】入力イベントに応じて、この入力イベント
が演算メニュー42内でのマウス左クリックであるか否か
を確認する(ステップ21)。演算メニュー42内でのマウ
ス左クリックである場合には、このマウス左クリックで
選択された演算方法での演算をステップ12で追加した内
部変数に基づいて行ない(ステップ22)、図9に示す如
き演算結果ウィンドウ43を表示させる(ステップ23)。
なお、ステップ21で演算メニュー42内でのマウス左クリ
ックでない場合には、ステップ19に戻って演算メニュー
42を再表示した後で、再びステップ20のイベント待機状
態となる。
【0043】図9は、演算結果ウィンドウ43を示す模式
図であり、図3にて選択された数値データを「基本統
計」で演算した結果を示している。演算結果ウィンドウ
43の上端には、「演算結果ウィンドウ」43であることを
示すタイトルバー 431が設けられ、その下方には、選択
された演算方法(機能)を示す機能表示バー 432が設け
られている。機能表示バー 432の右端には、ヒストグラ
ムボタン 433が設けられており、このボタンをマウスク
リックすることにより、対象データに対するヒストグラ
ムを自動作成するようになっている。また、機能表示バ
ー 432の下方には、結果表示領域 434が設けられてお
り、前述の如き基本統計の機能であるデータ数(件
数),合計,平均,最大値,最小値,データ範囲等の項
目が表示されているとともに、各項目の右方には夫々に
対する演算結果が表示されている。さらに、結果表示領
域434 の右端には、上下方向に配置された演算結果の項
目をスクロールするためのスクロールボタン 435,435
と、演算結果ウィンドウ43を閉じるためのキャンセルボ
タン 436とが設けられている。
【0044】このような演算結果ウィンドウ43が表示さ
れた後で、ステップ2のイベント待機の状態に戻る。ま
た、ステップ17でマウス右クリックでない場合には、続
いてキーボード6からの入力であるか否かを確認し(ス
テップ24)、キーボード6からの入力である場合には、
ステップ2のイベント待機の状態に戻り、そうでない場
合には、終了となって親プログラムである表計算プログ
ラムに戻るべく、ステップ1で無効化した表計算プログ
ラムに対するマウス5及びキーボード6からの入力を有
効化して「仮想電子式卓上計算機モード」を解除する
(ステップ25)。
【0045】なお、本実施の形態の仮想電子式卓上計算
機プログラムは、マクロ,ベーシック等の一般的なプロ
グラム言語により容易に作成することができるものであ
り、表計算プログラム,データベースプログラム等のテ
ーブル形式に配置されたデータを集計するプログラムに
対してアドイン形式で組み込まれることが望ましいが、
これらのコンピュータプログラムに直接的に組み込む構
成とすることもできることはいうまでもない。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係るコンピュ
ータ及びこのコンピュータが読み取り可能な記録媒体に
おいては、ポインティングデバイスの第1の操作(例え
ば、マウスの左クリック操作)によって、又は第1の信
号(例えば、マウスの左クリック信号)に応じて、テー
ブル形式に配置され、表示された情報から何れかの情報
を指示するのに応じて、指示された情報を記憶し、ポイ
ンティングデバイスの第2の操作(例えば、マウスの右
クリック操作)によって、又は第1の信号(例えば、マ
ウスの右クリック信号)に応じて、複数種類の演算式を
示す情報を表示し、上述の第1の操作(マウスの左クリ
ック操作)によって、又は上述の第1の信号(マウスの
左クリック信号)に応じて、表示された演算式を示す情
報から何れかの情報を選択し、記憶した情報を選択した
情報に応じた演算式の変数として演算し、演算結果を出
力することにより、例えば電子式卓上計算機の機能を有
するプログラムのウィンドウと表計算プログラム,デー
タベースプログラム等のテーブル形式に配置された情報
を集計するプログラムのウィンドウとを交互にアクティ
ブにする必要がなく、マウス等のポインティングデバイ
スの操作のみで情報の選択から演算結果の表示までを完
了できる。
【0047】また、演算に用いられた情報を演算後にも
選択的に保持することにより、例えば一旦演算が完了し
た後に、新規情報を追加して再演算する場合であって
も、既に演算に用いられた情報の再選択が不要であり、
新規情報のみを選択することで、これらの情報の選択が
容易に達成できる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンピュータの要部の構成を示す
ブロック図である。
【図2】スプレッドシートを示す模式図である。
【図3】スプレッドシートを示す模式図である。
【図4】スプレッドシートを示す模式図である。
【図5】スプレッドシートを示す模式図である。
【図6】仮想電子式卓上計算機プログラムにおけるMPU
の処理内容を示すフローチャートである。
【図7】仮想電子式卓上計算機プログラムにおけるMPU
の処理内容を示すフローチャートである。
【図8】演算メニューを示す模式図である。
【図9】演算結果ウィンドウを示す模式図である。
【符号の説明】
1 MPU 2 ハードディスク装置(HDD ) 3 RAM 4 表示装置(CRT ) 5 マウス 7 外部記憶読取装置 M 記録媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブル形式に配置された情報を集計す
    る集計手段と、該集計手段により集計される情報を表示
    する集計情報表示手段と、その第1の操作によって、前
    記集計情報表示手段に表示される前記情報から何れかの
    情報を指示するポインティングデバイスと、該ポインテ
    ィングデバイスにより指示された前記情報を記憶する記
    憶手段と、前記ポインティングデバイスの第2の操作に
    よって複数種類の演算式を示す情報を表示する演算情報
    表示手段と、前記ポインティングデバイスの前記第1の
    操作によって、前記演算情報表示手段に表示された前記
    情報から何れかの情報を選択する選択手段と、前記記憶
    手段の記憶情報を前記選択手段に選択された前記情報に
    応じた前記演算式の変数として演算する演算手段と、該
    演算手段による演算結果を出力する出力手段とを備える
    ことを特徴とするコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記演算手段で演算に
    用いられた情報を演算後にも選択的に保持すべくなして
    あることを特徴とする請求項1記載のコンピュータ。
  3. 【請求項3】 テーブル形式に配置された情報を集計す
    るプログラムに組み込み可能なプログラムを記録した記
    録媒体において、 第1の信号に応じて、前記テーブル形式に配置された情
    報を集計するプログラムにより扱われる情報を取得させ
    るプログラムコード手段と、取得された前記情報を記憶
    させるプログラムコード手段と、第2の信号に応じて、
    複数種類の演算式を示す情報を表示させるプログラムコ
    ード手段と、前記第1の信号に応じて、表示された前記
    演算式から何れかの演算式を選択させるプログラムコー
    ド手段と、記憶された前記情報を選択された前記演算式
    の変数として演算させるプログラムコード手段と、演算
    結果を出力させるプログラムコード手段とを含むプログ
    ラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 テーブル形式に配置された情報を集計す
    るプログラムを記録した記録媒体において、 第1の信号に応じて、前記テーブル形式に配置された情
    報を取得させるプログラムコード手段と、取得された前
    記情報を記憶させるプログラムコード手段と、第2の信
    号に応じて、複数種類の演算式を示す情報を表示させる
    プログラムコード手段と、前記第1の信号に応じて、表
    示された前記演算式から何れかの演算式を選択させるプ
    ログラムコード手段と、記憶された前記情報を選択され
    た前記演算式の変数として演算させるプログラムコード
    手段と、演算結果を出力させるプログラムコード手段と
    を含むプログラムを記録したことを特徴とするコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 演算に用いられた前記情報を演算後にも
    選択的に保持させるプログラムコード手段を更に含むこ
    とを特徴とする請求項3又は4記載のコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
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