JPH11178642A - 電動歯ブラシホルダ - Google Patents

電動歯ブラシホルダ

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Publication number
JPH11178642A
JPH11178642A JP35289597A JP35289597A JPH11178642A JP H11178642 A JPH11178642 A JP H11178642A JP 35289597 A JP35289597 A JP 35289597A JP 35289597 A JP35289597 A JP 35289597A JP H11178642 A JPH11178642 A JP H11178642A
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JP
Japan
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toothbrush
main body
electric
receiver
holder
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Application number
JP35289597A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fukuba
博 福場
Kimihiro Saeki
公弘 佐伯
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Fukuba Dental Kk
Original Assignee
Fukuba Dental Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯ブラシ受容体が往復動する際に生じる摩擦
抵抗を低減することができ、かつ小型化が可能な電動歯
ブラシホルダを提供する。 【解決手段】 本体2内に、乾電池3と、乾電池3を駆
動源とするモータ4と、モータ4によって駆動する駆動
機構5と、駆動機構5の駆動によって上下方向に往復動
しかつ歯ブラシ100を保持する歯ブラシ受容体6とを
収容し、歯ブラシ受容体6の先端部及び基端部のそれぞ
れに、少なくとも1つの転がり軸受を設け、この転がり
軸受を介して歯ブラシ受容体6の往復動を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、電動歯ブラシホル
ダに係り、特に市販の各種手用歯ブラシを着脱自在に取
付け、この手用歯ブラシを電動歯ブラシのように使用す
ることが可能な電動歯ブラシホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、子供の歯肉炎、大人の歯槽膿
漏の予防と治療には、バス法といわれるブラッシング
法、すなわち歯と歯肉の境目に、歯ブラシを45度に突
きさすようにあてて水平に小刻みに歯ブラシの毛先が横
摺動しない程度に振動させ、刷掃することが必要とされ
ている。
【0003】しかしながら、手動でこのバス法を実行す
るのは大変面倒かつ困難であり、通常は水平横方向に大
幅に動かし過ぎる傾向にある。
【0004】そこで、歯ブラシが自動的に運動する、い
わゆる電動歯ブラシが市販されているが、この電動歯ブ
ラシは、これ専用の歯ブラシ付きで提供されているの
で、自分で自分の歯と歯肉に最適な毛質、形状、寸法等
を備えた歯ブラシを選択使用することができないという
欠点がある。また、価格が高いという問題もある。
【0005】この問題を解決するため、市販されている
各種手用歯ブラシを着脱自在に取付け、この手用歯ブラ
シを電動歯ブラシのように使用することが可能な電動歯
ブラシホルダが、例えば、特公平2−9801号公報、
特公平2−9802号公報、及び特開平2−17165
号公報に開示されている。
【0006】これらの公報に開示された電動歯ブラシホ
ルダは、本体内に収納された電動駆動装置と、前記本体
に移動可能に保持されて前記電動駆動装置により往復動
されると共に、歯ブラシを保持する歯ブラシ受容体と、
を備えて構成されている。これらの電動歯ブラシホルダ
では、前記歯ブラシ受容体は、その外部がこれを支持す
る枠体と面で摺動する、いわゆる滑り軸受を介して前記
往復動を行うように構成されている。また、前記電動駆
動装置の駆動源としては、家庭用の100V電源を利用
しており、本体の底面には家庭用電源から電気を取るた
めの電気コードが延出されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に記載の電動歯ブラシホルダは、滑り軸受を介して前
記歯ブラシ受容体の往復動を行っているため、摩擦抵抗
が大きいという欠点がある。
【0008】また、駆動源として家庭用の100V電源
を利用するための電気コードが必要であるため、たとえ
電動歯ブラシホルダ本体を小型化しても、電気コード分
がかさばり、全体としての小型化が達成できないという
欠点もある。ここで、前記駆動源として、乾電池を使用
することで小型化を達成することも考えられるが、前述
したように摩擦抵抗が大きいことから、乾電池の寿命が
低下し、実用的ではなかった。
【0009】さらに、電気コードが本体の底面に設けら
れているため、電動歯ブラシホルダを垂直に立てた状態
で保管することが困難である。したがって、この電動歯
ブラシホルダは、横にして保管するか、あるいは専用の
スタンドを使用して保管する必要があった。さらに電動
歯ブラシホルダの使用中に、電気コードが邪魔になる虞
れもある。
【0010】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題とするものであり、歯ブラシ受容体が往
復動する際に生じる摩擦抵抗を低減することができ、か
つ小型化が可能な電動歯ブラシホルダを提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、本体内に収納された電動駆動装置と、前記本
体内に移動可能に保持されて前記電動駆動装置により往
復動されると共に、歯ブラシを保持する歯ブラシ受容体
と、を備えた電動歯ブラシホルダであって、前記歯ブラ
シ受容体は、転がり軸受を介して、前記本体に対して前
記往復動を行う電動歯ブラシホルダを提供するものであ
る。
【0012】この構造を備えた電動歯ブラシホルダは、
転がり軸受を介して歯ブラシ受容体の往復動が行われる
ため、本体に対する往復動(摺動)を点接触によって行
うことになる。したがって、当該往復動の際に生じる摩
擦抵抗が必要最小限に抑えられる。
【0013】前記転がり軸受は、前記歯ブラシ受容体の
先端側に設けることができる。また、前記転がり軸受
は、前記歯ブラシ受容体の基端側に設けることができ
る。そしてまた、前記転がり軸受は、前記歯ブラシ受容
体の先端側及び基端側の両方に設けることもできる。
【0014】また、前記本体は、基端側の端面が先端側
の端面より大きな面積を備えるよう構成することができ
る。
【0015】さらにまた、前記本体内に乾電池を収容
し、当該乾電池によって前記電動駆動装置を駆動するこ
とができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態に係る
電動歯ブラシホルダについて図面を参照して説明する。
【0017】図1は、本実施の形態に係る電動歯ブラシ
ホルダの正面図、図2は、図1に示す電動歯ブラシホル
ダの平面図、図3は、図1に示すIII−III線に沿った断
面図、図4は、図3に示すIV−IV線に沿った断面図、図
5は、図3に示すV−V線に沿った断面図、図6は、図
3に示すVI−VI線に沿った断面図、図7は、図3に示す
VII−VII線に沿った断面図、図8は、図3に示すVIII−
VIII線に沿った断面図、図9は、図3のIX−IX線に沿っ
た断面図、図10は、図3に示すX−X線に沿った断面
図、図11は、図3に示すXI−XI線に沿った断面図、図
12は、図3に示すXII−XII線に沿った断面図、図13
は、図3に示すXIII−XIII線に沿った断面図、図14
は、図4に示すXIV−XIV線に沿った一部を示す断面図、
図15は、本実施の形態に係る電動歯ブラシホルダに歯
ブラシを装着した状態の一部を示す断面図である。
【0018】なお、本実施の形態では、歯ブラシの先端
側を「先端側」または「上側」、その反対側を「基端側」
または「下側」と記す。
【0019】図1〜図15に示すように、本実施の形態
に係る電動歯ブラシホルダ1は、ハウジングとしての役
割を果たすと共に、把持部としての中空な本体2と、本
体2内の下部に配置された駆動源としての乾電池3と、
本体2内の乾電池3上に配置されたモータ4と、本体2
内のモータ4上に配置された駆動機構5と、本体2内の
駆動機構5上に配置され、かつ駆動機構5を介して本体
2内を往復動する歯ブラシ受容体6と、歯ブラシ受容体
6の上部に配置され、略水平軸回りに揺動可能な係止リ
ング7と、を備えて構成されている。
【0020】本体2は、先端が開口され、かつ略中央部
分より先端側が円筒形を備え(図2、図5〜図8参
照)、これに連続し、把持部となる部分が断面楕円状の
筒形を備え(図9〜図12参照)、さらにこれに連続し
た基端部が前記先端側より断面積が大きい円筒形(図1
3参照)からなる中空形状を備えている。なお、前記把
持部となる部分の楕円の短径は、前記先端側の円筒形の
直径と、ほぼ同一となるよう構成されている。
【0021】本体2の基端面である底面には、本体2に
対し着脱可能な蓋11が設けられている。このように本
体2の把持部となる部分を断面楕円状の筒形にすること
で、握り易さを向上することができる。また、本体2
は、基端側の端面、すなわち底面が、先端側の端面より
大きな面積となっている。このため、電動歯ブラシホル
ダ1を使用しない際に、底面を下にして安定した状態で
起立させておくことができる。したがって、本発明に係
る電動歯ブラシホルダ1は、狭い場所に起立させた状態
で保管しておくことができる。また、起立させた状態で
保管しておくための専用ホルダを使用する必要もない。
【0022】本体2内の基端部には、乾電池3のホルダ
9が配置される。また、本体2内であって、ホルダ9の
先端側には、モータ4、駆動機構5及び歯ブラシ受容体
6を支持する枠体8が配置される。そしてまた、本体2
の把持部に相当する外面には、複数の凹部51が形成さ
れている。この凹部51によって、使用者が本体2を把
持した際に、滑り難くすることができ、電動歯ブラシホ
ルダ1を安定して把持することができる。
【0023】ホルダ9は、2本の乾電池3を直列接続可
能に並設して保持するよう構成されており、本体2の下
部に配置される。このホルダ9は、その基端側に形成さ
れた固定爪52を本体2の係合部53に嵌合させること
で、本体2に固定される。また、蓋11の内側には、乾
電池3を電気的に接続する導電性部材が設けられてい
る。
【0024】乾電池収容部12に配置されたホルダ9に
収容された一方の乾電池3は、枠体8の基端側の、この
乾電池3先端が当接する部分に設けられた電池端子13
Aを介してリードスイッチ46に接続される。一方、他
方の乾電池3は、枠体8の基端側の、この乾電池3先端
が当接する部分に設けられた電池端子13Bを介してモ
ータ4に接続される。この二つの乾電池3は、本体2か
ら蓋11を取り外すことで、簡単に交換することができ
る。また、この蓋11と本体2との間は、環状のシール
部材55によって確実にシールされているため、水等が
ここから本体2内に浸入することが防止される。
【0025】また、乾電池収容部12は、特に図12に
示すように、本体2の内壁によっても画定されているた
め、乾電池3の外周と、本体2の内壁とが形成する隙間
を最少にすることができる。また、駆動源として乾電池
3を使用しているため、従来のように本体2の底面に電
気コードを設ける必要もない。この結果、電動歯ブラシ
ホルダ1のサイズを小型化することができる。
【0026】枠体8は、特に図3に示すIV−IV線で分割
される同一形状の2枚の半円筒形の基部を合わせて構成
され、基端側から順に、モータ収容部14、駆動部材収
容部15及び歯ブラシ受容体収容部16を画定するよう
構成されている。枠体8の歯ブラシ受容体収容部16の
内壁面の上下各々2個所には、後に詳述するボール34
が摺動保持される上下方向に長い長円形の溝36が形成
されている。また、歯ブラシ受容体収容部16の内壁面
の上下であって、溝36の間には、後に詳述する歯ブラ
シ受容体6の凸部37が係合して摺動するガイド溝38
が形成されている。また、枠体8の側壁外面には、リー
ドスイッチ46が設けられている。
【0027】モータ4は、モータ収容部14に保持さ
れ、モータ4の底面から延出したモータ端子54を電池
端子13Bに接続させることによって、乾電池3と電気
的に接続される。モータ4の回転軸には、後に詳述する
駆動機構5のピニオン21が取り付けられている。ま
た、モータ収容部14は、本体2の内壁によっても画定
されているため、モータ4の外周と、本体2の内壁とが
形成する隙間を、特に図10に示すように、最少にする
ことができる。これによっても、電動歯ブラシホルダ1
のサイズを小型化することができる。
【0028】駆動機構5は、駆動部材収容部15に配置
され、モータ4の回転軸に接続されるピニオン21と、
ピニオン21に噛合する傘歯車22と、傘歯車22の駆
動軸24に設けられた偏心部材23とを備えて構成され
ている。駆動軸24は、枠体8に固定されている。偏心
部材23は、傘歯車22の回転によって、後に詳述する
歯ブラシ受容体6を上下方向に往復動させるよう構成さ
れている。ここでも、駆動部材収容部15は、本体2の
内壁によっても画定されているため、駆動機構5の外周
と、本体2の内壁とが形成する隙間を、特に図8及び9
に示すように、最少にすることができる。これによって
も、電動歯ブラシホルダ1のサイズを小型化することが
できる。
【0029】このように、本実施の形態に係る電動歯ブ
ラシホルダ1は、電気コードを設ける必要もなく、また
上述したように本体2の小型化を達成することができ
る。この結果、電動歯ブラシホルダ1自身を小型化する
ことができる結果、例えば、歯ブラシ等を市販する際
に、これを包装する包装体である、いわゆるブリスター
パックによって包装されることが可能となる。したがっ
て、スーパー、コンビニエンスストア、薬局、デパート
等の歯ブラシ売り場に、通常の歯ブラシと並べて販売す
ることが可能となる。
【0030】歯ブラシ受容体6は、歯ブラシ受容体収容
部16に、上下方向に摺動可能に収容される。この歯ブ
ラシ受容体6は、先端に歯ブラシ100の収容入口であ
る開口部25が形成され、下部が底板26で閉鎖されて
いる。歯ブラシ受容体6は、その内側に、特に図5〜図
7に示すように、丸みを帯びた長方形の孔が形成されて
おり、この孔に歯ブラシ100が挿入される(図15参
照)。
【0031】開口部25の外周には、環状フランジ27
が形成されており、その下部に環状溝28が形成されて
いる。環状フランジ27上の所定位置には、水平方向の
透孔29を有する凸部30が形成されている。
【0032】底板26の上面は、凸部30側から反対側
に向けて順次上昇した傾斜面31が形成されている。こ
の傾斜面31により、歯ブラシ受容体6に挿入された歯
ブラシ100の柄を確実に支えることができる。底面2
6の下面からは、脚部32が垂設され、この脚部32に
は、横に広い長円形の孔33が形成されている。この孔
33には、偏心部材23が摺動可能に挿入される。
【0033】歯ブラシ受容体6の、凸部30が形成され
た側にある側壁の外面と、これに対向した側壁の外面に
は、ボール34を摺動保持する溝35が、基端側にそれ
ぞれ2個所、先端側にそれぞれ2個所形成されている。こ
の溝35は、上下に長い長円形を備えている。また、こ
の側壁外面の基端側及び先端側であって、溝35の間に
は、歯ブラシ受容体6の移動をガイドする凸部37が形
成されている。この凸部37は、枠体8に形成されたガ
イド溝38に摺動可能に収容される。このガイド溝38
と凸部37とによって、歯ブラシ受容体6の往復動の方
向性をさらに正確に制御することができる。
【0034】なお、この溝35は、枠体8の溝36と対
向する位置に設けられており、特に図14に示すよう
に、溝35及び36で画定される領域にボール34が収
容され回転摺動する転がり軸受を形成し、歯ブラシ受容
体6は、これを介して(ボール34の点接触によって)
前述した上下方向の摺動、すなわち往復動を行うことに
なる。したがって、歯ブラシ受容体6が往復動する際の
摩擦抵抗を低減することができる。
【0035】歯ブラシ受容体6の先端には、弾性材料か
らなる環状のベロー41が設けられている。このベロー
41の先端には、内側に向けて突出したフランジ42が
形成されており、このフランジ42は、歯ブラシ受容体
6の環状溝28に水密に嵌合・固定される。また、ベロ
ー41の基端側には、内側に突出した3つの平行なフラ
ンジ43、44及び45が形成されており、本体2の先
端部外周に沿って形成された各々の環状溝に水密に嵌合
・固定される。ベロー41の先端からは、歯ブラシ受容
体6の環状フランジ27の上部が延出される。このベロ
ー41は、歯ブラシ受容体6の上下方向の往復動を許容
するゆとり(あそび)を持って取り付けられている。こ
のように、歯ブラシ受容体6と本体2との間は、ベロー
41によって確実に密閉される。
【0036】係止リング7は、弾性材料が被覆された略
C字状を備え、歯ブラシ受容体6の凸部30に形成され
た透孔29内に設けられたピン47によって、その両端
部が揺動可能に支持されている。係止リング7の、凸部
30を挟んだ両端部には、特に図4に示すように、ばね
48が各々埋設されている。このばね48は、ピン47
に巻着され、その上部は係止リング7に固定され、下部
は歯ブラシ受容体6に埋設されている。この係止リング
7は、ばね48の付勢力によって、通常状態では、図1
〜図4に示すように起立した位置をとっている。なお、
図15に示すように、係止リング7の中央部に形成され
た開口部49に、歯ブラシ100が挿入される(図15参
照)。
【0037】本体2の、リードスイッチ46に対応した
位置には、スイッチノブ50が形成されている。このス
イッチノブ50を動かすことにより、マグネットによっ
てリードスイッチ46のオン/オフが行なわれる。この
ように、本実施の形態に係る電動歯ブラシホルダ1は、
無接点式のスイッチを使用しているため、本体2内への
浸水を防止することができる。
【0038】次に、本実施の形態に係る電動歯ブラシホ
ルダ1の具体的な動作について図面を参照して説明す
る。
【0039】歯ブラシ100を電動歯ブラシホルダ1に
装着する際には、先ず、係止リング7をばね48の付勢
力に抗して図15に示す矢印X方向に指で倒し、係止リ
ング7の開口部49に所望の歯ブラシ100の柄部を挿
入する。次いで開口部25から歯ブラシ受容体6内に歯
ブラシ100を挿入し、指を離す。
【0040】この操作により、ばね48の付勢力によっ
て、係止リング7が直立位置、すなわち図15に示す矢
印Y方向に向けて復帰する。この時、歯ブラシ100の
柄部に係止リング7が係止されて、歯ブラシ100の基
端が歯ブラシ受容体6のいずれかの内面に係止されるま
で移動し、この係止位置において歯ブラシ100が保持
される。ここで、係止リング7には、弾性材料が被覆さ
れているため、歯ブラシ100は、係止リング7に確実
に保持される。また、歯ブラシ受容体6の底面に形成さ
れた傾斜面31により、歯ブラシ100の柄を確実に支
えることができる。このようにして、図15に示す状態
にする。
【0041】次に、歯ブラシ100の先端側を口の中に
入れて、スイッチノブ50をオンの位置に移動すると、
リードスイッチ46がオン状態となり、閉回路が形成さ
れ、乾電池3を駆動源としてモータ4が回転する。モー
タ4の回転によって、ピニオン21が回転し、このピニ
オン21の回転を介して傘歯車22が回転する。傘歯車
22の回転により、偏心部材23が回転し、これによっ
て、歯ブラシ受容体6が上下方向に往復動し、この往復
動がそのまま歯ブラシ100の往復動となって歯を磨く
こととなる。
【0042】この時、歯ブラシ受容体6は、溝35及び3
6が形成する領域を転がるボール34を介して、往復動
を行うことになる。すなわち、歯ブラシ受容体6は、本
体2に対する上下の摺動を点接触によって行うことにな
るため、歯ブラシ受容体6が往復動する際に生じる摩擦
抵抗を低減することができる。この結果、前記往復動に
必要なエネルギーのロスが少なく、乾電池3の寿命を延
ばすこともできる。さらに、電動歯ブラシホルダ1にか
かる負担も減少するため、電動歯ブラシホルダ1の寿命
を向上することもできる。
【0043】また、例えば、歯磨き中に、歯ブラシ10
0が歯ブラシ受容体6から抜け出るような外力が作用し
た場合、歯ブラシ100の柄と、係止リング7の内側縁
との摩擦力により、係止リング7はピン47を支点とし
て、さらに図15に示す矢印Y方向に戻ろうとする。し
たがって、歯ブラシ100の柄と、係止リング7との摩
擦力はさらに大きくなり、歯ブラシ100が歯ブラシ受
容体6から抜け出ることが防止される。
【0044】さらにまた、歯磨きに伴って発生する唾液
や歯磨きペースト等が、歯ブラシ100の柄を伝わって
電動歯ブラシホルダ1の方に流れてきても、本体2と歯
ブラシ受容体6との間は、ベロー41によって確実に密
閉されているため、これらが本体2の内部に浸入するこ
とがない。さらにまた、スイッチも無接点式のものを使
用しているため、本体2内への浸水をさらに防止するこ
とができる。したがって、電動歯ブラシホルダ1は、水
洗いすることができるようになるため、常に清潔に保つ
ことができる。
【0045】歯磨きを終了する際には、スイッチノブ5
0をオフの位置に移動すれば、前記回路が開き、歯ブラ
シ100の往復動が停止する。
【0046】歯ブラシ100を電動歯ブラシホルダ1か
ら取り外す場合には、ばね48の付勢力に抗して、係止
リング7を図15に示す矢印X方向に倒せば、歯ブラシ
100が開放されて容易に取り外すことができる。
【0047】なお、本実施の形態では、ボール34を介
して歯ブラシ受容体6を往復動させる場合について説明
したが、これに限らず、例えば、円筒ころ、ニードルこ
ろ、球面ころ等、円形断面の転動体を使用することもで
きる。この場合には、これらの転動体が摺動保持される
ために適した溝を形成すればよい。
【0048】また、溝35及びボール34の設置位置及
び設置数は、本実施の形態で説明したものに限らず、歯
ブラシ受容体6が本体2に対し、転がり軸受を介して往
復動可能であれば、設置数、設置個所は、任意に決定し
てよく、例えば、歯ブラシ受容体6の先端部または基端
部のいずれか一方に設けてもよい。
【0049】そしてまた、本実施の形態では、二つの乾
電池3を使用した場合について説明したが、これに限ら
ず、乾電池3の使用数は、モータ4に必要な駆動源の電
圧に合わせて決定すればよい。
【0050】また、本実施の形態で説明した本体2の形
状は、一例であり、この形状に限定されるものではな
い。
【0051】さらにまた、本実施の形態では、無接点式
のスイッチを使用した場合について説明したが、これに
限らず、接点式のスイッチを使用してもよいことは勿論
である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電動歯
ブラシホルダは、歯ブラシ受容体が、本体に対して転が
り軸受を介して往復動を行う構成を備えている。したが
って、前記歯ブラシ受容体は、本体に対する往復動を点
接触によって行うことになるため、歯ブラシ受容体が往
復動する際に生じる摩擦抵抗を低減することができる。
このため、前記往復動に必要なエネルギーのロスを少な
くすることができると共に、電動歯ブラシホルダにかか
る負担も減少することができる。
【0053】この結果、エネルギー効率が高く、寿命が
向上した電動歯ブラシホルダを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施の形態に係る電動歯ブラシホル
ダの正面図である。
【図2】図1に示す電動歯ブラシホルダの平面図であ
る。
【図3】図1に示すIII−III線に沿った断面図である。
【図4】図3に示すIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】図3に示すV−V線に沿った断面図である。
【図6】図3に示すVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】図3に示すVII−VII線に沿った断面図である。
【図8】図3に示すVIII−VIII線に沿った断面図であ
る。
【図9】図3のIX−IX線に沿った断面図である。
【図10】図3に示すX−X線に沿った断面図である。
【図11】図3に示すXI−XI線に沿った断面図である。
【図12】図3に示すXII−XII線に沿った断面図であ
る。
【図13】図3に示すXIII−XIII線に沿った断面図であ
る。
【図14】図4に示すXIV−XIV線に沿った一部を示す断
面図である。
【図15】本実施の形態に係る電動歯ブラシホルダに歯
ブラシを装着した状態の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 電動歯ブラシホルダ 2 本体 3 電池 4 モータ 5 駆動部材 6 歯ブラシ受容体 7 係止リング 8 基板 9 ホルダ 11 蓋 41 ベロー 46 リードスイッチ 50 スイッチノブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に収納された電動駆動装置と、前
    記本体内に移動可能に保持されて前記電動駆動装置によ
    り往復動されると共に、歯ブラシを保持する歯ブラシ受
    容体と、を備えた電動歯ブラシホルダであって、前記歯
    ブラシ受容体は、転がり軸受を介して、前記本体に対し
    て前記往復動を行う電動歯ブラシホルダ。
  2. 【請求項2】 前記転がり軸受は、前記歯ブラシ受容体
    の先端部に設けられている請求項1記載の電動歯ブラシ
    ホルダ。
  3. 【請求項3】 前記転がり軸受は、前記歯ブラシ受容体
    の基端部に設けられている請求項1または請求項2記載
    の電動歯ブラシホルダ。
  4. 【請求項4】 前記本体は、基端側の端面が、先端側の
    端面より大きな面積を備えている請求項1ないし請求項
    3のいずれか一項に記載の電動歯ブラシホルダ。
  5. 【請求項5】 前記本体内に乾電池を収容し、当該乾電
    池によって前記電動駆動装置を駆動する請求項1ないし
    請求項4のいずれか一項に記載の電動歯ブラシホルダ。
JP35289597A 1997-12-22 1997-12-22 電動歯ブラシホルダ Pending JPH11178642A (ja)

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