JPH1117680A - 交換システムと保守運用システム間の整合処理装置 - Google Patents
交換システムと保守運用システム間の整合処理装置Info
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- JPH1117680A JPH1117680A JP9169710A JP16971097A JPH1117680A JP H1117680 A JPH1117680 A JP H1117680A JP 9169710 A JP9169710 A JP 9169710A JP 16971097 A JP16971097 A JP 16971097A JP H1117680 A JPH1117680 A JP H1117680A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 システム全体の負荷を低くする事と、整合処
理におけるデータの信頼性の向上させる交換システムと
保守運用システム間の整合処理装置を提供することを目
的としている。 【解決手段】 整合処理装置において、整合処理をする
プライオリティと該プライオリティを有する第2データ
を示す第1コマンド又は整合実行の対象とするプライオ
リティを示す第2コマンドを端末装置より入力して、第
1コマンド又は第2コマンドの実行を制御をするオペレ
ーション制御手段と、プライオリティと第2データが該
プライオリティを有することを示すプライオリティ情報
データを作成するプライオリティ設定手段と、プライオ
リティ情報データを検索して、該プライオリティを有す
る第2データと該第2データに対応する前記第1データ
との間で整合処理をする整合手段とを具備して構成す
る。
理におけるデータの信頼性の向上させる交換システムと
保守運用システム間の整合処理装置を提供することを目
的としている。 【解決手段】 整合処理装置において、整合処理をする
プライオリティと該プライオリティを有する第2データ
を示す第1コマンド又は整合実行の対象とするプライオ
リティを示す第2コマンドを端末装置より入力して、第
1コマンド又は第2コマンドの実行を制御をするオペレ
ーション制御手段と、プライオリティと第2データが該
プライオリティを有することを示すプライオリティ情報
データを作成するプライオリティ設定手段と、プライオ
リティ情報データを検索して、該プライオリティを有す
る第2データと該第2データに対応する前記第1データ
との間で整合処理をする整合手段とを具備して構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換システムと保
守運用システム間の整合処理装置に関し、特に、交換シ
ステムのデータベースと保守運用システムのデータベー
スとの間でデータ不整合が生じた場合の整合処理に関す
るものである。
守運用システム間の整合処理装置に関し、特に、交換シ
ステムのデータベースと保守運用システムのデータベー
スとの間でデータ不整合が生じた場合の整合処理に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】交換システムは、伝送路のインタフェー
スを司る伝送路インタフェース回線(以下、回線と略
す)に接続される伝送路と端末との間の接続の制御をし
て、伝送路と端末との間の通信を行っている。そして、
交換システムは、信頼性の高い通信を実現するべく、回
線の状態(運用/非運用、実装/未実装、障害など)や
呼制御、回線などの警報監視、回線と端末との接続制御
などをするCPUの装置状態、各種情報を記憶するハー
ドディスク装置など記憶装置の状態、回線の接続状態な
どを管理している。
スを司る伝送路インタフェース回線(以下、回線と略
す)に接続される伝送路と端末との間の接続の制御をし
て、伝送路と端末との間の通信を行っている。そして、
交換システムは、信頼性の高い通信を実現するべく、回
線の状態(運用/非運用、実装/未実装、障害など)や
呼制御、回線などの警報監視、回線と端末との接続制御
などをするCPUの装置状態、各種情報を記憶するハー
ドディスク装置など記憶装置の状態、回線の接続状態な
どを管理している。
【0003】これらの情報は、ユーザよる端末操作によ
って、参照されて、管理される。この端末操作による交
換システムの負荷分散を図るために、保守運用システム
が設けられている。これは、保守運用システムに、交換
システムと同じ内容の情報を持たせて、保守運用システ
ムでユーザに情報を提供しようとするものである。
って、参照されて、管理される。この端末操作による交
換システムの負荷分散を図るために、保守運用システム
が設けられている。これは、保守運用システムに、交換
システムと同じ内容の情報を持たせて、保守運用システ
ムでユーザに情報を提供しようとするものである。
【0004】そのため、交換システムと保守運用システ
ムで有する情報の不整合が生じた場合、正しい情報にデ
ータを自動的に整合させ、システム安定的に動作させる
データ整合が必要となっている。
ムで有する情報の不整合が生じた場合、正しい情報にデ
ータを自動的に整合させ、システム安定的に動作させる
データ整合が必要となっている。
【0005】従来、同じ情報を共有する2つのデータ群
の同じでなければならない情報のデータ不整合を検出す
るため、ユーザによる端末からの状態参照コマンドの実
行又は周期自動実行により全データ群を対象として、状
態参照を行い、2つのデータを照合して、データ不整合
を検出している。そして、不整合が検出された場合は、
そのデータは、予めシステムで決められた側、例えば、
交換システム側のデータに修復されていた。
の同じでなければならない情報のデータ不整合を検出す
るため、ユーザによる端末からの状態参照コマンドの実
行又は周期自動実行により全データ群を対象として、状
態参照を行い、2つのデータを照合して、データ不整合
を検出している。そして、不整合が検出された場合は、
そのデータは、予めシステムで決められた側、例えば、
交換システム側のデータに修復されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来では、上述したよ
うに、交換システム内に保持された全データを一括して
参照し、不整合の有無をひとつずつチェックしていた。
しかし、全データを一度にチェックしていたのではかな
りの時間が必要とするだけでなく、それほど優先度の高
くないデータに対しても毎回参照していたのでは交換シ
ステムと保守運用システム双方の負荷が高くなるという
問題点があった。
うに、交換システム内に保持された全データを一括して
参照し、不整合の有無をひとつずつチェックしていた。
しかし、全データを一度にチェックしていたのではかな
りの時間が必要とするだけでなく、それほど優先度の高
くないデータに対しても毎回参照していたのでは交換シ
ステムと保守運用システム双方の負荷が高くなるという
問題点があった。
【0007】また、データ不整合が検出された場合、デ
ータ不整合が生じた原因がどちらにあっても、予め、シ
ステムで設定された側のデータに合わせているため、異
常な値を設定してしまうことがあるという問題点があっ
た。
ータ不整合が生じた原因がどちらにあっても、予め、シ
ステムで設定された側のデータに合わせているため、異
常な値を設定してしまうことがあるという問題点があっ
た。
【0008】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、これらのデータにプライオリティを付け
て、プライオリティの高いデータの参照周期間隔を早め
ると共にプライオリティの低いデータの周期間隔を伸ば
すことでシステム全体の負荷を低くする事と、データ不
整合が生じた場合に、システム内で記録しているシステ
ム状態や障害情報をもとに、どちらのデータに合わせる
べきかを不整合が生じたデータ毎に判断してデータ整合
を行うことで、整合処理におけるデータの信頼性の向上
させる交換システムと保守運用システム間の整合処理装
置を提供することを目的としている。
ものであり、これらのデータにプライオリティを付け
て、プライオリティの高いデータの参照周期間隔を早め
ると共にプライオリティの低いデータの周期間隔を伸ば
すことでシステム全体の負荷を低くする事と、データ不
整合が生じた場合に、システム内で記録しているシステ
ム状態や障害情報をもとに、どちらのデータに合わせる
べきかを不整合が生じたデータ毎に判断してデータ整合
を行うことで、整合処理におけるデータの信頼性の向上
させる交換システムと保守運用システム間の整合処理装
置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。この図に示すように、本発明は、データ伝送をす
る伝送路と接続をする伝送路インタフェース回線又はデ
ータ伝送の監視・制御をする装置の各資源の状態を含む
情報を該資源毎に持つ第1データを記憶する第1データ
ベース4を有し、伝送路インタフェース回線を介してデ
ータ伝送をする交換システム2の第1データと、該第1
データと同じ内容の第2データを記憶する第2データベ
ース8を有し、第2データに基づき交換システム2の運
用管理及び保守をするための保守運用システム6の第2
データとの間のデータの不整合を検出して、整合処理を
する交換システムと保守運用システム間の整合処理装置
12において、整合処理をするプライオリティと該プラ
イオリティを有する第2データを示す第1コマンド又は
整合実行の対象とするプライオリティを示す第2コマン
ドを端末装置10より入力して、第1コマンド又は第2
コマンドの実行を制御をするオペレーション制御手段1
4と、第1コマンドが示すプライオリティと該プライオ
リティを有する第2データを示す情報をオペレーション
制御手段14より入力して、該第2データが該プライオ
リティを有することを示すプライオリティ情報データを
作成するプライオリティ設定手段16と、第2コマンド
が示すプライオリティをオペレーション制御手段16よ
り入力し、プライオリティ情報データを検索して、該プ
ライオリティを有する第2データと該第2データに対応
する第1データとの間で整合処理をする整合手段18と
を具備したことを特徴とする。
ある。この図に示すように、本発明は、データ伝送をす
る伝送路と接続をする伝送路インタフェース回線又はデ
ータ伝送の監視・制御をする装置の各資源の状態を含む
情報を該資源毎に持つ第1データを記憶する第1データ
ベース4を有し、伝送路インタフェース回線を介してデ
ータ伝送をする交換システム2の第1データと、該第1
データと同じ内容の第2データを記憶する第2データベ
ース8を有し、第2データに基づき交換システム2の運
用管理及び保守をするための保守運用システム6の第2
データとの間のデータの不整合を検出して、整合処理を
する交換システムと保守運用システム間の整合処理装置
12において、整合処理をするプライオリティと該プラ
イオリティを有する第2データを示す第1コマンド又は
整合実行の対象とするプライオリティを示す第2コマン
ドを端末装置10より入力して、第1コマンド又は第2
コマンドの実行を制御をするオペレーション制御手段1
4と、第1コマンドが示すプライオリティと該プライオ
リティを有する第2データを示す情報をオペレーション
制御手段14より入力して、該第2データが該プライオ
リティを有することを示すプライオリティ情報データを
作成するプライオリティ設定手段16と、第2コマンド
が示すプライオリティをオペレーション制御手段16よ
り入力し、プライオリティ情報データを検索して、該プ
ライオリティを有する第2データと該第2データに対応
する第1データとの間で整合処理をする整合手段18と
を具備したことを特徴とする。
【0010】以上のような構成によれば、オペレーショ
ン制御手段14は、端末装置10よりユーザが指定する
第2データに対する整合のプライオリティを指示する第
1コマンドを入力して、プライオリティ設定手段16を
起動する。プライオリティ設定手段16は、第2データ
に対して、プライオリティを示すプライオリティ情報デ
ータを作成する。
ン制御手段14は、端末装置10よりユーザが指定する
第2データに対する整合のプライオリティを指示する第
1コマンドを入力して、プライオリティ設定手段16を
起動する。プライオリティ設定手段16は、第2データ
に対して、プライオリティを示すプライオリティ情報デ
ータを作成する。
【0011】そして、オペレーション制御手段14は、
端末装置10よりユーザが指定する整合実行の対象とす
るプライオリティを指示する第2コマンドを端末装置1
0より入力して、整合手段18を起動する。
端末装置10よりユーザが指定する整合実行の対象とす
るプライオリティを指示する第2コマンドを端末装置1
0より入力して、整合手段18を起動する。
【0012】整合手段18は、プライオリティ情報デー
タを参照して、プライオリティが示す第2データと該第
2データに対応する第1データとの間で整合処理をす
る。これにより、ユーザは、プライオリティ毎に整合処
理を実行することができ、保守運用システム6の負荷を
軽減することが可能となる。
タを参照して、プライオリティが示す第2データと該第
2データに対応する第1データとの間で整合処理をす
る。これにより、ユーザは、プライオリティ毎に整合処
理を実行することができ、保守運用システム6の負荷を
軽減することが可能となる。
【0013】また、代替案として整合処理装置を、整合
処理をするプライオリティ、該プライオリティを有する
第2データを示す情報、及び該プライオリティで整合実
行をする周期を示すコマンドを端末装置より入力して、
コマンドの実行を制御するオペレーション制御手段14
と、コマンドが示すプライオリティと該第2データが該
プライオリティを有することと周期をオペレーション制
御手段14より入力して、該プライオリティと周期と該
第2データが該プライオリティを有することを示すプラ
イオリティ情報データを作成するプライオリティ設定手
段16と、該プライオリティを有する第2データと該第
2データに対応する第1データとの間で整合処理をする
整合手段18と、プライオリティ情報データが示すプラ
イオリティの周期で整合手段18を起動する周期起動制
御手段とを具備して構成してもよい。
処理をするプライオリティ、該プライオリティを有する
第2データを示す情報、及び該プライオリティで整合実
行をする周期を示すコマンドを端末装置より入力して、
コマンドの実行を制御するオペレーション制御手段14
と、コマンドが示すプライオリティと該第2データが該
プライオリティを有することと周期をオペレーション制
御手段14より入力して、該プライオリティと周期と該
第2データが該プライオリティを有することを示すプラ
イオリティ情報データを作成するプライオリティ設定手
段16と、該プライオリティを有する第2データと該第
2データに対応する第1データとの間で整合処理をする
整合手段18と、プライオリティ情報データが示すプラ
イオリティの周期で整合手段18を起動する周期起動制
御手段とを具備して構成してもよい。
【0014】これにより、周期起動制御手段によって、
プライオリティ毎にその周期に従って、整合手段18を
起動かけて、整合処理をすることができるので、保守運
用システム6の負荷を軽減することが可能となる。
プライオリティ毎にその周期に従って、整合手段18を
起動かけて、整合処理をすることができるので、保守運
用システム6の負荷を軽減することが可能となる。
【0015】また、整合手段18は、プライオリティを
有する第2データに対応する第1データのうち、前回整
合処理をした時刻から現在までに更新のあったデータの
みを第1データベース4から抽出する差分データ抽出手
段を更に具備し、差分データ抽出手段により抽出された
第1データと該第1データに対応する第2データとの間
で整合処理をする構成にしてもよい。
有する第2データに対応する第1データのうち、前回整
合処理をした時刻から現在までに更新のあったデータの
みを第1データベース4から抽出する差分データ抽出手
段を更に具備し、差分データ抽出手段により抽出された
第1データと該第1データに対応する第2データとの間
で整合処理をする構成にしてもよい。
【0016】これにより、整合対象のプライオリティを
有するデータの中で、前回の整合処理からデータの変更
があったものについてだけ整合処理をするので、第1デ
ータと第2データとの間で不要な処理をすることがない
ので、交換システム2と保守運用システム6双方の負担
を更に軽減することができる。
有するデータの中で、前回の整合処理からデータの変更
があったものについてだけ整合処理をするので、第1デ
ータと第2データとの間で不要な処理をすることがない
ので、交換システム2と保守運用システム6双方の負担
を更に軽減することができる。
【0017】また、第1データベース4及び第2データ
ベース8は、第1データが含む情報の単位である第1要
素と第2データが含む該第1要素に対応する第2要素で
それぞれ独自にその表現形式であるデータタイプを定義
したテータベース構造とし、整合手段18は、第1要素
と第2要素のデータタイプが異なる場合は、第2要素を
第1要素のデータタイプ又は第1要素を第2要素のデー
タタイプに変換するデータ変換手段を更に具備し、デー
タ変換手段により変換された第1データと第2データと
の間で整合処理をする構成にしてもよい。
ベース8は、第1データが含む情報の単位である第1要
素と第2データが含む該第1要素に対応する第2要素で
それぞれ独自にその表現形式であるデータタイプを定義
したテータベース構造とし、整合手段18は、第1要素
と第2要素のデータタイプが異なる場合は、第2要素を
第1要素のデータタイプ又は第1要素を第2要素のデー
タタイプに変換するデータ変換手段を更に具備し、デー
タ変換手段により変換された第1データと第2データと
の間で整合処理をする構成にしてもよい。
【0018】これにより、交換システム2の第1データ
ベース4の第1要素と保守運用システム6の第2データ
ベース8の第2要素をそれぞれ処理効率や管理の観点か
ら定義することができる。これにより、交換システム2
や保守運用システム6において、処理効率の向上や管理
容易性の向上を実現することが可能となる。
ベース4の第1要素と保守運用システム6の第2データ
ベース8の第2要素をそれぞれ処理効率や管理の観点か
ら定義することができる。これにより、交換システム2
や保守運用システム6において、処理効率の向上や管理
容易性の向上を実現することが可能となる。
【0019】また、オペレーション制御手段14は、第
2コマンドによる整合手段18の整合処理又は周期起動
制御手段による整合手段18の整合処理の前に、不整合
の場合に整合させるマスタデータベースの選択を要求し
て、端末装置10よりマスタデータベースを指示するマ
スタ情報を入力するマスタデータベース選択要求手段を
更に具備し、整合手段18は、第1データと第2データ
との間で不整合が生じた場合に、マスタデータベース選
択要求手段が入力したマスタ情報が示すマスタデータベ
ースに属するデータと一致させる整合処理をする構成に
してもよい。これにより、よりフレクシブルにマスタデ
ータベースを指定することが可能となる。
2コマンドによる整合手段18の整合処理又は周期起動
制御手段による整合手段18の整合処理の前に、不整合
の場合に整合させるマスタデータベースの選択を要求し
て、端末装置10よりマスタデータベースを指示するマ
スタ情報を入力するマスタデータベース選択要求手段を
更に具備し、整合手段18は、第1データと第2データ
との間で不整合が生じた場合に、マスタデータベース選
択要求手段が入力したマスタ情報が示すマスタデータベ
ースに属するデータと一致させる整合処理をする構成に
してもよい。これにより、よりフレクシブルにマスタデ
ータベースを指定することが可能となる。
【0020】また、整合手段18は、不整合となる第1
データが示す資源の状態と該第1データに対応する第2
データが示す資源の状態との組合せパターンと、該組合
せパターンにおけるマスタデータを指示する情報とを有
する不整合パターン整合シナリオを不整合パターン毎に
生成する整合シナリオ生成手段を更に具備し、第1デー
タと第2データとの間で不整合が生じた場合、該第1デ
ータと第2データとが示す資源の各状態の組合せパター
ンに該当する不整合パターン整合シナリオが示すマスタ
データに合わせて整合処理をする構成にしてもよい。
データが示す資源の状態と該第1データに対応する第2
データが示す資源の状態との組合せパターンと、該組合
せパターンにおけるマスタデータを指示する情報とを有
する不整合パターン整合シナリオを不整合パターン毎に
生成する整合シナリオ生成手段を更に具備し、第1デー
タと第2データとの間で不整合が生じた場合、該第1デ
ータと第2データとが示す資源の各状態の組合せパター
ンに該当する不整合パターン整合シナリオが示すマスタ
データに合わせて整合処理をする構成にしてもよい。
【0021】交換システム2は、回線や回線接続の制御
をする装置などの資源を有する。資源には、回線などを
冗長構成にした場合は、運用・非運用、実装・未実装な
どの状態があり、第1データと第2データが示す状態の
不整合パターンにより、いずれをマスタデータにすれば
良いかが推定できる場合がある。
をする装置などの資源を有する。資源には、回線などを
冗長構成にした場合は、運用・非運用、実装・未実装な
どの状態があり、第1データと第2データが示す状態の
不整合パターンにより、いずれをマスタデータにすれば
良いかが推定できる場合がある。
【0022】そこで、整合シナリオ生成手段によって、
第1データと第2データの状態の不整合パターンの組合
せにより、マスタデータを示す整合シナリオを作成して
おく。第1データと第2データとの間で不整合が生じた
場合に、その状態の組合せに該当する不整合パターン整
合シナリオからマスタデータを決定して、整合処理をす
る。これにより、よりきめ細やかな整合処理が可能とな
る。
第1データと第2データの状態の不整合パターンの組合
せにより、マスタデータを示す整合シナリオを作成して
おく。第1データと第2データとの間で不整合が生じた
場合に、その状態の組合せに該当する不整合パターン整
合シナリオからマスタデータを決定して、整合処理をす
る。これにより、よりきめ細やかな整合処理が可能とな
る。
【0023】また、第1データベース4及び第2データ
ベース8は、各資源をその種類に応じてクラスに分類
し、第1データ及び第2データが示す資源が属するクラ
スを示すデータベーステータベース構造とし、整合手段
18は、第1データと第2データとの間で不整合が生じ
た場合、マスタデータがいずれであるかを指示するクラ
ス整合シナリオをクラス毎に生成するクラス整合シナリ
オ生成手段を更に具備し、第1データと第2データとの
間で不整合が生じた場合、該第1データ又は第2データ
が属するクラスに該当するクラス整合シナリオが示すマ
スタデータに合わせて整合処理をする構成にしてもよ
い。これにより、クラス毎にマスタデータを設定するこ
とができ、よりきめ細やかな整合処理が可能となる。
ベース8は、各資源をその種類に応じてクラスに分類
し、第1データ及び第2データが示す資源が属するクラ
スを示すデータベーステータベース構造とし、整合手段
18は、第1データと第2データとの間で不整合が生じ
た場合、マスタデータがいずれであるかを指示するクラ
ス整合シナリオをクラス毎に生成するクラス整合シナリ
オ生成手段を更に具備し、第1データと第2データとの
間で不整合が生じた場合、該第1データ又は第2データ
が属するクラスに該当するクラス整合シナリオが示すマ
スタデータに合わせて整合処理をする構成にしてもよ
い。これにより、クラス毎にマスタデータを設定するこ
とができ、よりきめ細やかな整合処理が可能となる。
【0024】また、整合手段18は、第1データと第2
データとの間で不整合となる原因となる交換システム2
及び保守運用システム6の障害情報データを交換システ
ム2及び保守運用システム6から受け取って、障害情報
データベースに格納する障害情報処理手段と、第1デー
タと第2データとの間で不整合が生じた場合に、第1デ
ータと第2データとの間で不整合の原因となる障害情報
データを障害情報データベースから取得して不整合の原
因を推定して、マスタデータを指示する原因推定処理手
段とを更に具備し、第1データと第2データとの間で不
整合が生じた場合、原因推定処理手段が指示するマスタ
データに合わせて整合処理をする構成にしてもよい。
データとの間で不整合となる原因となる交換システム2
及び保守運用システム6の障害情報データを交換システ
ム2及び保守運用システム6から受け取って、障害情報
データベースに格納する障害情報処理手段と、第1デー
タと第2データとの間で不整合が生じた場合に、第1デ
ータと第2データとの間で不整合の原因となる障害情報
データを障害情報データベースから取得して不整合の原
因を推定して、マスタデータを指示する原因推定処理手
段とを更に具備し、第1データと第2データとの間で不
整合が生じた場合、原因推定処理手段が指示するマスタ
データに合わせて整合処理をする構成にしてもよい。
【0025】第1データと第2データとの間で不整合が
生じる原因としては、第1データや第2データの書き込
み/読み出しなどをする装置や記憶装置などの障害によ
る場合がある。
生じる原因としては、第1データや第2データの書き込
み/読み出しなどをする装置や記憶装置などの障害によ
る場合がある。
【0026】交換システム2と保守運用システム6でそ
れぞれ装置や記憶装置など不整合の原因となる障害に障
害情報として記録しておき、第1データと第2データと
の間で不整合が生じた場合に、その障害情報から不整合
の原因を推定してマスタデータを決定して、整合処理を
する。これにより、よりきめ細やかな整合が可能とな
る。
れぞれ装置や記憶装置など不整合の原因となる障害に障
害情報として記録しておき、第1データと第2データと
の間で不整合が生じた場合に、その障害情報から不整合
の原因を推定してマスタデータを決定して、整合処理を
する。これにより、よりきめ細やかな整合が可能とな
る。
【0027】また、整合手段18は、第1データと第2
データとの間で不整合が生じた時に、自動的に整合処理
をする自動整合とユーザによるマスタデータの指示によ
って整合処理をする手動整合のいずれであるかを示す選
択情報を入力する自動・手動整合選択手段を更に具備
し、ユーザが自動整合を選択した時は、不整合パターン
整合シナリオ、クラス整合シナリオ、又は原因推定処理
手段が指示するマスタデータに合わせて整合処理をし、
ユーザが手動整合を選択した時は、ユーザが指示するマ
スタデータに合わせて整合処理をする構成にしてもよ
い。これにより、ユーザが自動整合と手動整合のいずれ
を選択することができて、よりきめ細やかな整合が可能
となる。
データとの間で不整合が生じた時に、自動的に整合処理
をする自動整合とユーザによるマスタデータの指示によ
って整合処理をする手動整合のいずれであるかを示す選
択情報を入力する自動・手動整合選択手段を更に具備
し、ユーザが自動整合を選択した時は、不整合パターン
整合シナリオ、クラス整合シナリオ、又は原因推定処理
手段が指示するマスタデータに合わせて整合処理をし、
ユーザが手動整合を選択した時は、ユーザが指示するマ
スタデータに合わせて整合処理をする構成にしてもよ
い。これにより、ユーザが自動整合と手動整合のいずれ
を選択することができて、よりきめ細やかな整合が可能
となる。
【0028】さらに、整合手段18は、第1データと第
2データとの間で不整合が生じた時に、不整合パターン
整合シナリオ、クラス整合シナリオ、又は原因推定処理
手段が指示するマスタデータに従って、整合の処理手順
を示す整合コマンドを作成する整合シナリオ作成手段
と、第1データと第2データとの間で不整合が生じた時
に、自動的に整合処理をする自動整合とユーザによるマ
スタデータの指示によって整合処理をする手動整合のい
ずれであるかの選択情報を入力する自動・手動整合選択
手段と、ユーザが手動整合を選択する際のマスタデータ
の指示のための情報を提供するために不整合となった第
1データ、第2データ、及び整合コマンドを端末装置に
出力する出力手段とを更に具備し、ユーザが自動整合を
選択した時は、不整合パターン整合シナリオ、クラス整
合シナリオ、又は原因推定処理手段が指示するマスタデ
ータに合わせて整合処理をし、ユーザが手動整合を選択
した時は、ユーザが指示するマスタデータに合わせて整
合処理をする構成にしてもよい。
2データとの間で不整合が生じた時に、不整合パターン
整合シナリオ、クラス整合シナリオ、又は原因推定処理
手段が指示するマスタデータに従って、整合の処理手順
を示す整合コマンドを作成する整合シナリオ作成手段
と、第1データと第2データとの間で不整合が生じた時
に、自動的に整合処理をする自動整合とユーザによるマ
スタデータの指示によって整合処理をする手動整合のい
ずれであるかの選択情報を入力する自動・手動整合選択
手段と、ユーザが手動整合を選択する際のマスタデータ
の指示のための情報を提供するために不整合となった第
1データ、第2データ、及び整合コマンドを端末装置に
出力する出力手段とを更に具備し、ユーザが自動整合を
選択した時は、不整合パターン整合シナリオ、クラス整
合シナリオ、又は原因推定処理手段が指示するマスタデ
ータに合わせて整合処理をし、ユーザが手動整合を選択
した時は、ユーザが指示するマスタデータに合わせて整
合処理をする構成にしてもよい。
【0029】これにより、ユーザが自動整合/手動整合
のいずれも選択することができる上に、手動整合の場合
は、整合コマンド、第1データ、第2データをユーザに
通知するので、マスタデータをよりきめ細やかに決定で
きる。
のいずれも選択することができる上に、手動整合の場合
は、整合コマンド、第1データ、第2データをユーザに
通知するので、マスタデータをよりきめ細やかに決定で
きる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図2は、本発明の実施形態
による交換システムと保守運用システムの間の整合処理
装置を示す機能ブロック図であるこの図に示すように、
交換システムと保守運用システムの間の整合処理装置
は、保守運用システム30が有する図示しないCPU上
で動作するソフトウェアにより構成されている。交換シ
ステム20と保守運用システム30との間は、LANな
どの通信回線により接続されている。
施の形態について説明する。図2は、本発明の実施形態
による交換システムと保守運用システムの間の整合処理
装置を示す機能ブロック図であるこの図に示すように、
交換システムと保守運用システムの間の整合処理装置
は、保守運用システム30が有する図示しないCPU上
で動作するソフトウェアにより構成されている。交換シ
ステム20と保守運用システム30との間は、LANな
どの通信回線により接続されている。
【0031】交換システム20は、図示しない複数の回
線、及び複数の端末装置などを収容して、回線が接続さ
れる伝送路と端末装置との間の接続、伝送路間の接続の
制御、及び回線、CPUや記憶装置などの各種装置、ソ
フトウェアなど資源の管理と回線の接続状態を管理する
ものである。これらの資源の状態などや接続状態など
は、交換システムデータベース22に格納されている。
線、及び複数の端末装置などを収容して、回線が接続さ
れる伝送路と端末装置との間の接続、伝送路間の接続の
制御、及び回線、CPUや記憶装置などの各種装置、ソ
フトウェアなど資源の管理と回線の接続状態を管理する
ものである。これらの資源の状態などや接続状態など
は、交換システムデータベース22に格納されている。
【0032】保守運用システム30は、交換システムデ
ータベース22に格納されるデータの交換システム20
からのデータ転送により得た保守運用システムデータベ
ース46を元にして、キーボード24や表示装置26な
どの端末装置を通してユーザに、交換システム20の運
用状態などを通知して、交換システム20の運用の管理
と保守をするものである。
ータベース22に格納されるデータの交換システム20
からのデータ転送により得た保守運用システムデータベ
ース46を元にして、キーボード24や表示装置26な
どの端末装置を通してユーザに、交換システム20の運
用状態などを通知して、交換システム20の運用の管理
と保守をするものである。
【0033】交換システムと保守運用システムの間の整
合処理装置は、保守運用システム30が有するCPU上
で動作するソフトウェアにより構成され、オペレーショ
ン制御部32、コマンド実行制御部34、プライオリテ
ィ設定部36、周期間隔設定部38、周期起動制御部4
0、及び整合処理部44からなるソフトウェアと、保守
運用システムデータベース46、交換システムデータベ
ース48、不整合パターン整合シナリオ50、クラス整
合シナリオ52、障害情報データベース54、及び整合
コマンドファイル56からなるデータベースファイルと
を具備する。
合処理装置は、保守運用システム30が有するCPU上
で動作するソフトウェアにより構成され、オペレーショ
ン制御部32、コマンド実行制御部34、プライオリテ
ィ設定部36、周期間隔設定部38、周期起動制御部4
0、及び整合処理部44からなるソフトウェアと、保守
運用システムデータベース46、交換システムデータベ
ース48、不整合パターン整合シナリオ50、クラス整
合シナリオ52、障害情報データベース54、及び整合
コマンドファイル56からなるデータベースファイルと
を具備する。
【0034】オペレーション制御部32は、ユーザとの
間のユーザインタフェースを司り、ユーザから入力され
るコマンドに従って、コマンド実行制御部34、プライ
オリティ設定部36、又は周期間隔設定部38の起動を
するものである。
間のユーザインタフェースを司り、ユーザから入力され
るコマンドに従って、コマンド実行制御部34、プライ
オリティ設定部36、又は周期間隔設定部38の起動を
するものである。
【0035】コマンド実行制御部34は、オペレーショ
ン制御部32から整合処理を指示するユーザのコマンド
を入力して、このコマンドが指示する整合対象のプライ
オリティを有するデータを特定して、整合処理部44の
起動をするものである。
ン制御部32から整合処理を指示するユーザのコマンド
を入力して、このコマンドが指示する整合対象のプライ
オリティを有するデータを特定して、整合処理部44の
起動をするものである。
【0036】プライオリティ設定部36は、オペレーシ
ョン制御部32から整合処理のプライオリティと該プラ
イオリティを有するデータとを指示するユーザのコマン
ドを入力して、プライオリティと該プライオリティを有
するデータを示すプライオリティ情報データ42を作成
するものである。
ョン制御部32から整合処理のプライオリティと該プラ
イオリティを有するデータとを指示するユーザのコマン
ドを入力して、プライオリティと該プライオリティを有
するデータを示すプライオリティ情報データ42を作成
するものである。
【0037】周期間隔設定部38は、オペレーション制
御部32から整合処理のプライオリティ、該プライオリ
ティで整合実行をする周期、及び該プライオリティを有
するデータを入力して、プライオリティ、該プライオリ
ティで整合実行をする周期、及び該プライオリティを有
するデータを指示するプライオリティ情報データ42を
作成するものである。
御部32から整合処理のプライオリティ、該プライオリ
ティで整合実行をする周期、及び該プライオリティを有
するデータを入力して、プライオリティ、該プライオリ
ティで整合実行をする周期、及び該プライオリティを有
するデータを指示するプライオリティ情報データ42を
作成するものである。
【0038】プライオリティ設定部36によるものと周
期間隔設定部38によるものとでプライオリティ情報デ
ータ42を構成したのは、ユーザがプライオリティ毎に
整合実行コマンドによる整合処理をする場合と、保守運
用システム30で自動的にプライオリティによる周期で
整合処理をする場合とが考えられるからである。
期間隔設定部38によるものとでプライオリティ情報デ
ータ42を構成したのは、ユーザがプライオリティ毎に
整合実行コマンドによる整合処理をする場合と、保守運
用システム30で自動的にプライオリティによる周期で
整合処理をする場合とが考えられるからである。
【0039】周期起動制御部40は、プライオリティ情
報データ42が示す各プライオリティの周期で、整合処
理部44の起動をかけて、プライオリティに応じた周期
で保守運用システム30で自動的に整合処理をするもの
である。
報データ42が示す各プライオリティの周期で、整合処
理部44の起動をかけて、プライオリティに応じた周期
で保守運用システム30で自動的に整合処理をするもの
である。
【0040】整合処理部44は、交換システムデータベ
ース22に格納されたデータ(以下、第1データと呼
ぶ)と保守運用システムデータベース46に格納された
データ(以下、第2データと呼ぶ)とを比較して、整合
が取れているか否かをチェックし、整合がとれていなけ
れば、整合処理をするものである。
ース22に格納されたデータ(以下、第1データと呼
ぶ)と保守運用システムデータベース46に格納された
データ(以下、第2データと呼ぶ)とを比較して、整合
が取れているか否かをチェックし、整合がとれていなけ
れば、整合処理をするものである。
【0041】保守運用システムデータベース46は、交
換システムデータベース22の各データと同じ内容のデ
ータが格納されたデータベースである。交換システムデ
ータベース48は、整合処理に際に交換システム20か
ら転送した交換システムデータベース22のデータを格
納したデータベースである。
換システムデータベース22の各データと同じ内容のデ
ータが格納されたデータベースである。交換システムデ
ータベース48は、整合処理に際に交換システム20か
ら転送した交換システムデータベース22のデータを格
納したデータベースである。
【0042】図3は、交換システムデータベースと保守
運用システムデータベースの構造を示す図である。この
図に示すように、交換システムデータベース22及び保
守運用システムデータベース46は、オブジェクト指向
データベースにより構成されている。交換システムデー
タベース22と保守運用システムデータベース46は、
オブジェクト毎に管理され、各オブジェクトが属するク
ラスが定義されている。
運用システムデータベースの構造を示す図である。この
図に示すように、交換システムデータベース22及び保
守運用システムデータベース46は、オブジェクト指向
データベースにより構成されている。交換システムデー
タベース22と保守運用システムデータベース46は、
オブジェクト毎に管理され、各オブジェクトが属するク
ラスが定義されている。
【0043】このように交換システムデータベース22
と保守運用システムデータベース46をオブジェクト指
向データベースで構成したのは、回線、CPU、記憶装
置、ソフトウェアなどの資源をオブジェクトで表現する
ことが容易であることと、資源の分類(回線クラス、C
PUなど装置クラス、ソフトウェアクラスなど)がクラ
スの定義により容易に実現可能であるからである。
と保守運用システムデータベース46をオブジェクト指
向データベースで構成したのは、回線、CPU、記憶装
置、ソフトウェアなどの資源をオブジェクトで表現する
ことが容易であることと、資源の分類(回線クラス、C
PUなど装置クラス、ソフトウェアクラスなど)がクラ
スの定義により容易に実現可能であるからである。
【0044】各オブジェクトは、回線、CPU、記憶装
置、ソフトウェアなどの交換システム20の資源を管理
するための情報を含み、各資源毎に定義されている。オ
ブジェクトに格納される情報としては、資源の特徴に応
じて任意に設定されるものであるが、例えば、回線、C
PU、記憶装置では、運用/非運用状態、実装状態/未
実装状態、回線の場合更には接続状態などがある。
置、ソフトウェアなどの交換システム20の資源を管理
するための情報を含み、各資源毎に定義されている。オ
ブジェクトに格納される情報としては、資源の特徴に応
じて任意に設定されるものであるが、例えば、回線、C
PU、記憶装置では、運用/非運用状態、実装状態/未
実装状態、回線の場合更には接続状態などがある。
【0045】オブジェクトを構成する状態などの各要素
には、データタイプが定義される。このデータタイプ
は、交換システム20や保守運用システム30で処理効
率や管理効率などの観点から独自に定義することが可能
である。
には、データタイプが定義される。このデータタイプ
は、交換システム20や保守運用システム30で処理効
率や管理効率などの観点から独自に定義することが可能
である。
【0046】例えば、ソフトウェアのオブジェクトで
は、パッチを管理するパッチ番号、パッチの大分類をす
るカテゴリ、パッチのタイプ(例えば、特定の局のみの
限定的なパッチなど)、及びパッチをかけられているか
否かを示すパッチの状態などの要素からなり、各要素に
は、データタイプが定義されている。
は、パッチを管理するパッチ番号、パッチの大分類をす
るカテゴリ、パッチのタイプ(例えば、特定の局のみの
限定的なパッチなど)、及びパッチをかけられているか
否かを示すパッチの状態などの要素からなり、各要素に
は、データタイプが定義されている。
【0047】例えば、交換システムデータベース22で
は、パッチ番号、カテゴリ、タイプ、及び状態が整数型
(4バイト整数)となっている。一方、保守運用システ
ムデータベース46では、パッチ番号が整数型(4バイ
ト整数)、カテゴリ、タイプ、及び状態が整数列挙型
(2バイト整数)となっている。
は、パッチ番号、カテゴリ、タイプ、及び状態が整数型
(4バイト整数)となっている。一方、保守運用システ
ムデータベース46では、パッチ番号が整数型(4バイ
ト整数)、カテゴリ、タイプ、及び状態が整数列挙型
(2バイト整数)となっている。
【0048】各オブジェクトは、管理容易性の観点など
からクラスに分類されている。各クラスは、交換システ
ム20を構成する資源の種類により分類されている。例
えば、回線クラス、装置クラス、記憶装置クラス、端末
クラスなどに分類される。
からクラスに分類されている。各クラスは、交換システ
ム20を構成する資源の種類により分類されている。例
えば、回線クラス、装置クラス、記憶装置クラス、端末
クラスなどに分類される。
【0049】不整合パターン整合シナリオ50は、第1
データと第2データとの間で不整合が生じた場合に、第
1データの状態と第2データの状態の組合せパターン毎
に、マスタデータを第1データ又は第2データのいずれ
のデータにするかを指定するものであり、整合処理の前
にあらかじめ作成しておいたものである。
データと第2データとの間で不整合が生じた場合に、第
1データの状態と第2データの状態の組合せパターン毎
に、マスタデータを第1データ又は第2データのいずれ
のデータにするかを指定するものであり、整合処理の前
にあらかじめ作成しておいたものである。
【0050】例えば、回線について、第1データが運用
状態、第2データが非運用状態、第1データが示す回線
と冗長系を構成する他方の回線の第1データが非運用状
態、第2データが非運用状態を示している場合は、第1
データで整合が取れており、第2データで整合が取れて
いないので、このような状態のパターンの場合は、第1
データをマスタデータとすることを指定している。
状態、第2データが非運用状態、第1データが示す回線
と冗長系を構成する他方の回線の第1データが非運用状
態、第2データが非運用状態を示している場合は、第1
データで整合が取れており、第2データで整合が取れて
いないので、このような状態のパターンの場合は、第1
データをマスタデータとすることを指定している。
【0051】また、例えば、回線について、第1データ
が実装状態、第2データが未実装状態であり、接続状態
が第1データが回線が使用されていることを示していれ
ば、第1データをマスタデータとして指定する。
が実装状態、第2データが未実装状態であり、接続状態
が第1データが回線が使用されていることを示していれ
ば、第1データをマスタデータとして指定する。
【0052】さらに、装置について、第1データが障害
状態、第2データが運用状態であれば、保守者によって
その装置の状態を確認するべく第1データをマスタデー
タとするなどといったことが考えられる。
状態、第2データが運用状態であれば、保守者によって
その装置の状態を確認するべく第1データをマスタデー
タとするなどといったことが考えられる。
【0053】このように、不整合パターン整合シナリオ
50には、第1データの状態と第2データが示す資源の
状態の組合せパターン毎に、その最適であると思われる
マスタデータが設定されている。
50には、第1データの状態と第2データが示す資源の
状態の組合せパターン毎に、その最適であると思われる
マスタデータが設定されている。
【0054】クラス整合シナリオ52は、クラス毎にマ
スタデータを指定するものであり、例えば、第1データ
の状態と第2データの状態の組合せパターンでは最適な
マスタデータを決定することが出来ない場合などにおい
て使用される。
スタデータを指定するものであり、例えば、第1データ
の状態と第2データの状態の組合せパターンでは最適な
マスタデータを決定することが出来ない場合などにおい
て使用される。
【0055】障害情報データベース54は、第1データ
と第2データとの間で不整合が生じる原因となる交換シ
ステム20の障害の内容及び保守運用システム30の障
害の内容がその障害の発生時刻とともに格納されてい
る。この障害情報には、例えば、CPUのダウン、記憶
装置のエラー(I/Oエラー)、通信回線のエラーなど
がある。
と第2データとの間で不整合が生じる原因となる交換シ
ステム20の障害の内容及び保守運用システム30の障
害の内容がその障害の発生時刻とともに格納されてい
る。この障害情報には、例えば、CPUのダウン、記憶
装置のエラー(I/Oエラー)、通信回線のエラーなど
がある。
【0056】整合コマンドファイル56は、第1データ
と第2データとの間で不整合が生じた場合に、整合処理
をする手続きを示す整合コマンドを格納するファイルで
ある。
と第2データとの間で不整合が生じた場合に、整合処理
をする手続きを示す整合コマンドを格納するファイルで
ある。
【0057】図4は、図2中の整合処理部の機能ブロッ
ク図である。この図に示すように、整合処理部44は、
整合処理起動部60、データ整合状態確認制御部62、
保守運用システムデータ読出部64、交換システムデー
タ読出部65、交換システム差分データ抽出部66、デ
ータ変換部68、データ比較部70、障害情報処理部7
2、データ整合部74、ユーザ選択促し部76、及び交
換システム更新処理部78を有する。
ク図である。この図に示すように、整合処理部44は、
整合処理起動部60、データ整合状態確認制御部62、
保守運用システムデータ読出部64、交換システムデー
タ読出部65、交換システム差分データ抽出部66、デ
ータ変換部68、データ比較部70、障害情報処理部7
2、データ整合部74、ユーザ選択促し部76、及び交
換システム更新処理部78を有する。
【0058】整合処理起動部60は、何らかのタイミン
グで整合処理の開始を命令するものである。データ整合
状態確認制御部62は、交換システムデータベース48
の第1データと保守運用システムデータベース46の第
2データの整合処理を制御するものである。
グで整合処理の開始を命令するものである。データ整合
状態確認制御部62は、交換システムデータベース48
の第1データと保守運用システムデータベース46の第
2データの整合処理を制御するものである。
【0059】保守運用システムデータ読出部64は、オ
ブジェクト指向データベースである保守運用システムデ
ータベース46から第2データを読出す処理をするもの
である。交換システムデータ読出部65は、交換システ
ムデータベース48から第1データを読出す処理をする
ものである。
ブジェクト指向データベースである保守運用システムデ
ータベース46から第2データを読出す処理をするもの
である。交換システムデータ読出部65は、交換システ
ムデータベース48から第1データを読出す処理をする
ものである。
【0060】交換システム差分データ抽出部66は、交
換システムデータベース22から前回整合処理をした以
降に更新されたデータを読出して保守運用システム30
内の交換システムデータベース48に格納するものであ
る。
換システムデータベース22から前回整合処理をした以
降に更新されたデータを読出して保守運用システム30
内の交換システムデータベース48に格納するものであ
る。
【0061】データ変換部68は、第1データの要素の
データタイプと第2データの要素のデータタイプが異な
る場合に、一方の要素を片方の要素のデータタイプに変
換するものであり、例えば、第2データの要素を第1デ
ータの要素のデータタイプに変換するものである。
データタイプと第2データの要素のデータタイプが異な
る場合に、一方の要素を片方の要素のデータタイプに変
換するものであり、例えば、第2データの要素を第1デ
ータの要素のデータタイプに変換するものである。
【0062】データ比較部68は、データ変換部68で
変換した第1データと第2データの各要素を比較して、
一致するか否かをチェックするものである。障害情報処
理部72は、データ整合状態確認制御部62から障害情
報を受信して、障害情報データベース54に格納するも
のである。
変換した第1データと第2データの各要素を比較して、
一致するか否かをチェックするものである。障害情報処
理部72は、データ整合状態確認制御部62から障害情
報を受信して、障害情報データベース54に格納するも
のである。
【0063】データ整合部74は、第1データと第2デ
ータとの間で不整合が生じた場合に、マスタデータを決
定して、整合処理をするものである。ユーザ選択促し部
76は、ユーザに自動整合/手動整合のいずれかを選択
させるものである。
ータとの間で不整合が生じた場合に、マスタデータを決
定して、整合処理をするものである。ユーザ選択促し部
76は、ユーザに自動整合/手動整合のいずれかを選択
させるものである。
【0064】交換システム更新処理部78は、第2デー
タをマスタデータとして、交換システム20の第1デー
タの更新をした場合に、整合処理をして更新したデータ
に交換システム20の交換システムデータベース22の
データを更新するように要求をするものである。
タをマスタデータとして、交換システム20の第1デー
タの更新をした場合に、整合処理をして更新したデータ
に交換システム20の交換システムデータベース22の
データを更新するように要求をするものである。
【0065】図5は、図4中のデータ整合部の機能ブロ
ック図である。この図に示すようにデータ整合部74
は、差分データ整合制御部80、データ整合シナリオ作
成部82、データ整合実行制御部84、原因推定処理部
86、整合コマンド作成部88、及び整合実行部90を
有する。
ック図である。この図に示すようにデータ整合部74
は、差分データ整合制御部80、データ整合シナリオ作
成部82、データ整合実行制御部84、原因推定処理部
86、整合コマンド作成部88、及び整合実行部90を
有する。
【0066】差分データ整合制御部80は、整合処理の
制御をするものである。データ整合シナリオ作成部82
は、第1データと第2データとの間で不整合が生じた時
にマスタデータを決定するための不整合パターン整合シ
ナリオ50又はクラス整合シナリオ52を生成するもの
である。
制御をするものである。データ整合シナリオ作成部82
は、第1データと第2データとの間で不整合が生じた時
にマスタデータを決定するための不整合パターン整合シ
ナリオ50又はクラス整合シナリオ52を生成するもの
である。
【0067】データ整合実行制御部84は、データの整
合処理を制御するものである。原因推定処理部86は、
第1データと第2データとの間で不整合が発生した原因
となる障害を推定して、不整合が障害によるものであれ
ば、マスタデータを特定するものである。
合処理を制御するものである。原因推定処理部86は、
第1データと第2データとの間で不整合が発生した原因
となる障害を推定して、不整合が障害によるものであれ
ば、マスタデータを特定するものである。
【0068】整合コマンド作成部88は、第1データと
第2データとの間で不整合が発生した場合、整合手続き
を記述したものであり、例えば、クラス毎(各クラスが
同じデータ構造を有しているために共通した整合手続き
となる)に予め定義しておいた整合コマンド化編集デー
タベース92を参照して、データの整合手続きを示す整
合コマンドを整合コマンドファイル56に作成するもの
である。
第2データとの間で不整合が発生した場合、整合手続き
を記述したものであり、例えば、クラス毎(各クラスが
同じデータ構造を有しているために共通した整合手続き
となる)に予め定義しておいた整合コマンド化編集デー
タベース92を参照して、データの整合手続きを示す整
合コマンドを整合コマンドファイル56に作成するもの
である。
【0069】整合実行部90は、整合コマンドファイル
56に作成した整合コマンドに従って、保守運用システ
ムデータベース46又は交換システムデータベース48
のデータを更新して整合処理をするものである。
56に作成した整合コマンドに従って、保守運用システ
ムデータベース46又は交換システムデータベース48
のデータを更新して整合処理をするものである。
【0070】図6は、図4中の障害情報処理部の機能ブ
ロック図である。この図に示すように、障害情報処理部
72は、障害情報受付部92、及び障害情報格納部94
を有する。障害情報受付部92は、データ整合状態確認
制御部62より障害情報を入力して、障害情報格納部9
4に障害情報の格納の要求をするものである。障害情報
格納部94は、障害情報データベース54に障害情報を
格納するものである。
ロック図である。この図に示すように、障害情報処理部
72は、障害情報受付部92、及び障害情報格納部94
を有する。障害情報受付部92は、データ整合状態確認
制御部62より障害情報を入力して、障害情報格納部9
4に障害情報の格納の要求をするものである。障害情報
格納部94は、障害情報データベース54に障害情報を
格納するものである。
【0071】図7は、図4中のユーザ選択促し部の機能
ブロック図である。この図に示すように、ユーザ選択促
し部76は、ユーザ選択部96、自動/手動選択部9
8、シナリオ選択部100、出力部102、及びシナリ
オ作成部104を有する。
ブロック図である。この図に示すように、ユーザ選択促
し部76は、ユーザ選択部96、自動/手動選択部9
8、シナリオ選択部100、出力部102、及びシナリ
オ作成部104を有する。
【0072】ユーザ選択部96は、ユーザの自動整合/
手動整合の選択を制御するものである。自動・手動選択
部98は、ユーザの自動整合/手動整合の選択の入力及
び手動整合を選択した場合は、マスタデータを入力する
ものである。
手動整合の選択を制御するものである。自動・手動選択
部98は、ユーザの自動整合/手動整合の選択の入力及
び手動整合を選択した場合は、マスタデータを入力する
ものである。
【0073】シナリオ選択部100は、ユーザが手動整
合を選択した場合に、ユーザにマスタデータを決定する
ための情報を提供するためのものであり、整合コマンド
ファイル56から整合コマンドの読み出し及び不整合と
なった第1データと第2データを読み出しをするもので
ある。
合を選択した場合に、ユーザにマスタデータを決定する
ための情報を提供するためのものであり、整合コマンド
ファイル56から整合コマンドの読み出し及び不整合と
なった第1データと第2データを読み出しをするもので
ある。
【0074】出力部102は、シナリオ選択部100が
読み出した整合コマンド、第1データと第2データの内
容を表示装置26に出力するものである。シナリオ生成
部104は、ユーザが手動整合を指定した場合に、ユー
ザが指定したマスタデータに従って、整合コマンド化編
集データベース92を参照して、整合コマンドを整合コ
マンドファイル56に作成するものである。
読み出した整合コマンド、第1データと第2データの内
容を表示装置26に出力するものである。シナリオ生成
部104は、ユーザが手動整合を指定した場合に、ユー
ザが指定したマスタデータに従って、整合コマンド化編
集データベース92を参照して、整合コマンドを整合コ
マンドファイル56に作成するものである。
【0075】以下、図2の交換システムと保守運用シス
テム間の整合処理装置の動作説明をする。 (a) プライオリティ情報データの作成 図8は、プライオリティ設定を示すフローチャートであ
る。図8中のステップS2において、図2中のオペレー
ション制御部32は、表示装置26に、プライオリティ
設定などの作業項目を表示して、ユーザによりプライオ
リティ設定要求されたか否かを判別して、プライオリテ
ィ設定要求されたならば、ステップS4に進み、プライ
オリティ設定要求されなければ、ステップS8に進む。
テム間の整合処理装置の動作説明をする。 (a) プライオリティ情報データの作成 図8は、プライオリティ設定を示すフローチャートであ
る。図8中のステップS2において、図2中のオペレー
ション制御部32は、表示装置26に、プライオリティ
設定などの作業項目を表示して、ユーザによりプライオ
リティ設定要求されたか否かを判別して、プライオリテ
ィ設定要求されたならば、ステップS4に進み、プライ
オリティ設定要求されなければ、ステップS8に進む。
【0076】ステップS4において、オペレーション制
御部32は、ユーザがキーボード24より入力したプラ
イオリティ設定情報、例えば、プライオリティと該プラ
イオリティを有するクラスを受け付けて、プライオリテ
イ設定部36の起動をかける。
御部32は、ユーザがキーボード24より入力したプラ
イオリティ設定情報、例えば、プライオリティと該プラ
イオリティを有するクラスを受け付けて、プライオリテ
イ設定部36の起動をかける。
【0077】ステップS6において、プライオリティ設
定部36は、プライオリティ設定情報を入力して、例え
ば、プライオリティと該プライオリティを有するクラス
をプライオリティ情報データ42に格納する。
定部36は、プライオリティ設定情報を入力して、例え
ば、プライオリティと該プライオリティを有するクラス
をプライオリティ情報データ42に格納する。
【0078】ステップS8において、オペレーション制
御部32は、ユーザによりプライオリティ毎の周期間隔
設定要求されたか否かを判別して、プライオリティ毎の
周期間隔設定要求されたならば、ステップS10に進
み、プライオリティ毎の周期間隔設定要求されなけれ
ば、ステップS14に進む。
御部32は、ユーザによりプライオリティ毎の周期間隔
設定要求されたか否かを判別して、プライオリティ毎の
周期間隔設定要求されたならば、ステップS10に進
み、プライオリティ毎の周期間隔設定要求されなけれ
ば、ステップS14に進む。
【0079】ステップS10において、オペレーション
制御部32は、ユーザがキーボード24より入力したプ
ライオリティ、該プライオリティを有するクラス、及び
該プライオリティで整合処理をする周期間隔を受け付け
て、周期間隔設定部38の起動をかける。
制御部32は、ユーザがキーボード24より入力したプ
ライオリティ、該プライオリティを有するクラス、及び
該プライオリティで整合処理をする周期間隔を受け付け
て、周期間隔設定部38の起動をかける。
【0080】ステップS12において、周期間隔設定部
38は、プライオリティ、該プライオリティを有するク
ラス、及び周期間隔などのプライオリティ設定情報を入
力して、プライオリティ情報データ42に格納する。
38は、プライオリティ、該プライオリティを有するク
ラス、及び周期間隔などのプライオリティ設定情報を入
力して、プライオリティ情報データ42に格納する。
【0081】ステップS14において、オペレーション
制御部32は、ユーザによりプライオリティ毎の整合処
理のコマンド実行要求されたか否かを判別して、コマン
ド実行要求されたならば、ステップS16に進み、コマ
ンド実行要求されていなければ、終了する。
制御部32は、ユーザによりプライオリティ毎の整合処
理のコマンド実行要求されたか否かを判別して、コマン
ド実行要求されたならば、ステップS16に進み、コマ
ンド実行要求されていなければ、終了する。
【0082】ステップS16において、オペレーション
制御部32は、ユーザがキーボード24より入力した整
合処理の対象となるプライオリティを受け付けて、コマ
ンド実行制御部34の起動をする。コマンド実行制御部
34は、整合処理部44の起動をする。
制御部32は、ユーザがキーボード24より入力した整
合処理の対象となるプライオリティを受け付けて、コマ
ンド実行制御部34の起動をする。コマンド実行制御部
34は、整合処理部44の起動をする。
【0083】整合処理部44は、後述するように整合処
理対象のプライオリティを有するデータについて、第1
データと第2データとの間で整合を取れているかをチェ
ックして、整合が取れていなければ、整合処理をする。
これにより、ユーザは整合処理のプライオリティを指定
することが可能となり、プライオリティ毎の整合処理を
行うことができる。
理対象のプライオリティを有するデータについて、第1
データと第2データとの間で整合を取れているかをチェ
ックして、整合が取れていなければ、整合処理をする。
これにより、ユーザは整合処理のプライオリティを指定
することが可能となり、プライオリティ毎の整合処理を
行うことができる。
【0084】(b) 整合処理のトリガ 整合処理を行うトリガは、上述したユーザによるプライ
オリティ毎の整合コマンドの指定によるものと周期によ
るものとが有る。以下、周期によるトリガによる場合を
説明する。
オリティ毎の整合コマンドの指定によるものと周期によ
るものとが有る。以下、周期によるトリガによる場合を
説明する。
【0085】図9は、周期起動制御部40の動作フロー
チャートである。ステップS30において、周期起動制
御部40は、各プライオリティについて、前回整合処理
をした時刻を管理しており、一定のインタバールでプラ
イオリティの周期を監視している。
チャートである。ステップS30において、周期起動制
御部40は、各プライオリティについて、前回整合処理
をした時刻を管理しており、一定のインタバールでプラ
イオリティの周期を監視している。
【0086】ステップS32において、各プライオリテ
ィについて、プライオリティ情報データ42を参照し
て、その周期間隔を取得して、前回整合処理をした時刻
から周期間隔の時間が経過しているか否かをチェックを
して、周期間隔の時間が経過していれば、プライオリテ
ィを取得する。ステップS34において、整合処理部4
4の起動をする。
ィについて、プライオリティ情報データ42を参照し
て、その周期間隔を取得して、前回整合処理をした時刻
から周期間隔の時間が経過しているか否かをチェックを
して、周期間隔の時間が経過していれば、プライオリテ
ィを取得する。ステップS34において、整合処理部4
4の起動をする。
【0087】これにより、プライオリティ毎の周期間隔
で整合処理が実行されることになり、プライオリティの
高いものは、短い周期で整合処理の実行がなされ、プラ
イオリティの低いものは、長い周期で整合処理の実行が
なされる。
で整合処理が実行されることになり、プライオリティの
高いものは、短い周期で整合処理の実行がなされ、プラ
イオリティの低いものは、長い周期で整合処理の実行が
なされる。
【0088】(c) 交換システム20から保守運用シ
ステム30へのデータ転送 交換システム20は、CPU、記憶装置、回線などの状
態、回線と伝送路との間の接続制御をしており、これら
の情報の第1データを交換システムデータベース22に
その時刻とともに書き込みをする。
ステム30へのデータ転送 交換システム20は、CPU、記憶装置、回線などの状
態、回線と伝送路との間の接続制御をしており、これら
の情報の第1データを交換システムデータベース22に
その時刻とともに書き込みをする。
【0089】一方、交換システム20は、LANなどの
通信回線を介して、この第1データを保守運用システム
30に転送している。保守運用システム30は、この第
1データのオブジェクトを受信して、保守運用システム
データベース46で定義したオブジェクトの要素のデー
タタイプに変換して、保守運用システムデータベース4
6のオブジェクトとして第2データの書き込みをする。
通信回線を介して、この第1データを保守運用システム
30に転送している。保守運用システム30は、この第
1データのオブジェクトを受信して、保守運用システム
データベース46で定義したオブジェクトの要素のデー
タタイプに変換して、保守運用システムデータベース4
6のオブジェクトとして第2データの書き込みをする。
【0090】この時、交換システム20では、第1デー
タを保守運用システム30に転送した後にCPUがダウ
ンすると、第1データは交換システムデータベース22
に更新されない場合や、CPUから交換システムデータ
ベース22に書き込み中にI/Oエラーが生じた場合で
は、第2データは正しく更新されるが、第1データが正
しく更新されず不整合となる場合が有る。
タを保守運用システム30に転送した後にCPUがダウ
ンすると、第1データは交換システムデータベース22
に更新されない場合や、CPUから交換システムデータ
ベース22に書き込み中にI/Oエラーが生じた場合で
は、第2データは正しく更新されるが、第1データが正
しく更新されず不整合となる場合が有る。
【0091】また、交換システム20から保守運用シス
テム30に第1データを転送しようとした際に、保守運
用システム30のCPUがダウンしていたり、通信回線
が断又はビジーのために第1データが転送できない場
合、保守運用システム30で第2データの更新中にI/
Oエラーが発生した場合では、第1データは正しく更新
されるが、第2データが正しく更新されず不整合となる
場合が有る。
テム30に第1データを転送しようとした際に、保守運
用システム30のCPUがダウンしていたり、通信回線
が断又はビジーのために第1データが転送できない場
合、保守運用システム30で第2データの更新中にI/
Oエラーが発生した場合では、第1データは正しく更新
されるが、第2データが正しく更新されず不整合となる
場合が有る。
【0092】(d) 整合処理 図10は、図2中の整合処理部の動作フローチャートで
ある。図4中の整合処理起動部60は、上述したように
コマンド実行制御部34又は周期起動制御部40によっ
て起動されて、データ整合状態確認制御部62の起動を
する。
ある。図4中の整合処理起動部60は、上述したように
コマンド実行制御部34又は周期起動制御部40によっ
て起動されて、データ整合状態確認制御部62の起動を
する。
【0093】図10中のステップS40において、デー
タ整合状態確認制御部62は、交換システム差分データ
抽出部66の起動をする。交換システム差分データ抽出
部66は、整合対象のプライオリティを有するオブジェ
クトの範囲、例えば、プライオリティのクラスと前回こ
のプライオリティのデータに対して整合処理をした時刻
とを、通信回線を介して交換システム20に転送して、
前回整合処理をしてから更新された差分データの転送の
要求をする。
タ整合状態確認制御部62は、交換システム差分データ
抽出部66の起動をする。交換システム差分データ抽出
部66は、整合対象のプライオリティを有するオブジェ
クトの範囲、例えば、プライオリティのクラスと前回こ
のプライオリティのデータに対して整合処理をした時刻
とを、通信回線を介して交換システム20に転送して、
前回整合処理をしてから更新された差分データの転送の
要求をする。
【0094】交換システム20は、前回整合処理をした
時刻と転送対象のオブジェクトの指定を受信すると、転
送対象のオブジェクトの中から前回整合処理をした時刻
以降に更新のあったオブジェクトを交換システムデータ
ベース22から順次読み出して、通信回線を介して、保
守運用システム30に転送する。
時刻と転送対象のオブジェクトの指定を受信すると、転
送対象のオブジェクトの中から前回整合処理をした時刻
以降に更新のあったオブジェクトを交換システムデータ
ベース22から順次読み出して、通信回線を介して、保
守運用システム30に転送する。
【0095】ステップS42において、交換システム差
分データ抽出部66は、交換システム20からオブジェ
クトを受信して、交換システムデータベース48に書き
込みをする。
分データ抽出部66は、交換システム20からオブジェ
クトを受信して、交換システムデータベース48に書き
込みをする。
【0096】ステップS44において、データ整合状態
確認制御部62は、交換システムデータ読出部63の起
動をする。交換システムデータ読出部63は、交換シス
テム差分データ抽出部66が書き込んだ交換システムデ
ータベース48から第1データを読み出す。
確認制御部62は、交換システムデータ読出部63の起
動をする。交換システムデータ読出部63は、交換シス
テム差分データ抽出部66が書き込んだ交換システムデ
ータベース48から第1データを読み出す。
【0097】ステップS45において、データ整合状態
確認制御部62は、保守運用システムデータ読出部64
の起動をする。保守運用システムデータ読出部64は、
交換システムデータ読出部63が読み出した第1データ
に対応する保守運用システムデータベース46に格納さ
れた第2データを読み出す。
確認制御部62は、保守運用システムデータ読出部64
の起動をする。保守運用システムデータ読出部64は、
交換システムデータ読出部63が読み出した第1データ
に対応する保守運用システムデータベース46に格納さ
れた第2データを読み出す。
【0098】ステップS46において、データ整合状態
確認制御部62は、データ変換部68を起動する。デー
タ変換部68は、整合対象の第1データのオブジェクト
の各要素のデータタイプと第2データのオブジェクトの
要素のデータタイプとが一致するか否かをチェックし
て、一致しなければ、ステップS48に進み、全ての要
素のデータタイプが一致すれば、ステップS50に進
む。
確認制御部62は、データ変換部68を起動する。デー
タ変換部68は、整合対象の第1データのオブジェクト
の各要素のデータタイプと第2データのオブジェクトの
要素のデータタイプとが一致するか否かをチェックし
て、一致しなければ、ステップS48に進み、全ての要
素のデータタイプが一致すれば、ステップS50に進
む。
【0099】図11は、データ変換部及びデータ比較部
の動作説明図である。データ変換部68は、保守運用シ
ステムデータベース46のオブジェクトの要素のデータ
タイプを交換システムデータベース48のオブジェクト
の要素のデータタイプにデータ変換をする。
の動作説明図である。データ変換部68は、保守運用シ
ステムデータベース46のオブジェクトの要素のデータ
タイプを交換システムデータベース48のオブジェクト
の要素のデータタイプにデータ変換をする。
【0100】例えば、図11に示すように、整合対象の
データがパッチに関するものであり、保守運用システム
データベース46のオブジェクトのカテゴリ、タイプ、
及び状態のデータタイプが整数列挙型であれば、データ
変換部68は、交換システムデータベース48のオブジ
ェクトのカテゴリ、タイプ、及び状態のデータタイプ整
数型に変換する。
データがパッチに関するものであり、保守運用システム
データベース46のオブジェクトのカテゴリ、タイプ、
及び状態のデータタイプが整数列挙型であれば、データ
変換部68は、交換システムデータベース48のオブジ
ェクトのカテゴリ、タイプ、及び状態のデータタイプ整
数型に変換する。
【0101】ステップS50において、データ整合状態
確認制御部62は、データ比較部70を起動する。デー
タ比較部70は、図11に示すように、第1データの要
素と第2データの要素との照合を行い、要素の一致の有
無をデータ整合状態確認制御部62に通知する。
確認制御部62は、データ比較部70を起動する。デー
タ比較部70は、図11に示すように、第1データの要
素と第2データの要素との照合を行い、要素の一致の有
無をデータ整合状態確認制御部62に通知する。
【0102】ステップS52において、データ整合状態
確認制御部62は、第1データと第2データとが不一致
でデータ不整合ならば、ステップS54に進み、第1デ
ータと第2データとが一致していれば、ステップS56
に進む。
確認制御部62は、第1データと第2データとが不一致
でデータ不整合ならば、ステップS54に進み、第1デ
ータと第2データとが一致していれば、ステップS56
に進む。
【0103】ステップS54において、データ整合状態
確認制御部62は、データ整合部74を起動する。デー
タ整合部74は、後述するようにデータの整合処理をす
る。ステップS56において、データ整合状態確認制御
部62は、整合処理が終了したか否かを判別して、整合
処理が終了していなけば、ステップS43に戻る。
確認制御部62は、データ整合部74を起動する。デー
タ整合部74は、後述するようにデータの整合処理をす
る。ステップS56において、データ整合状態確認制御
部62は、整合処理が終了したか否かを判別して、整合
処理が終了していなけば、ステップS43に戻る。
【0104】(e) 障害情報の格納 交換システム20は、第1データと第2データとの間で
不整合の原因となるような障害を監視しており、このよ
うな障害が発生すると、保守運用システム30に通信回
線を介して障害情報及び障害が発生した時刻を通知して
いる。保守運用システム30中の障害情報受付部92
は、障害情報を受け付ける。
不整合の原因となるような障害を監視しており、このよ
うな障害が発生すると、保守運用システム30に通信回
線を介して障害情報及び障害が発生した時刻を通知して
いる。保守運用システム30中の障害情報受付部92
は、障害情報を受け付ける。
【0105】ここで、第1データと第2データとの間で
不整合の原因となる障害には、CPUダウン、交換シス
テムデータベース22のI/Oエラー、通信回線の障害
などが考えられる。
不整合の原因となる障害には、CPUダウン、交換シス
テムデータベース22のI/Oエラー、通信回線の障害
などが考えられる。
【0106】CPUダウンの障害は、例えば、一定の周
期でCPUが自身が動作しているかをチェックして、動
作していれば、タイムスタンプを記録することによりタ
イムスタンプが一定の周期で更新されていれば、正常に
動作しており、これと同じ周期で更新されていなけば、
その間でCPUがダウンしたことが判明するので、ダウ
ンした時刻が分かる。
期でCPUが自身が動作しているかをチェックして、動
作していれば、タイムスタンプを記録することによりタ
イムスタンプが一定の周期で更新されていれば、正常に
動作しており、これと同じ周期で更新されていなけば、
その間でCPUがダウンしたことが判明するので、ダウ
ンした時刻が分かる。
【0107】また、I/Oエラーの場合は、オペレーテ
ィングシステムにより判別され、通信回線の障害は、通
信制御ソフトウェアにより判別されるので、これらの障
害情報を通知することが可能である。
ィングシステムにより判別され、通信回線の障害は、通
信制御ソフトウェアにより判別されるので、これらの障
害情報を通知することが可能である。
【0108】保守運用システム30は、交換システム2
0と同様に第1データと第2データとの間で不整合の原
因となるような障害を監視しており、このような障害が
発生すると、障害情報受付部92に障害情報を通知して
いる。第1データと第2データとの間で不整合の原因と
なる障害には、CPUダウン、保守運用システムデータ
ベース46のI/Oエラーなどが考えられる。
0と同様に第1データと第2データとの間で不整合の原
因となるような障害を監視しており、このような障害が
発生すると、障害情報受付部92に障害情報を通知して
いる。第1データと第2データとの間で不整合の原因と
なる障害には、CPUダウン、保守運用システムデータ
ベース46のI/Oエラーなどが考えられる。
【0109】障害情報受付部92は、障害情報を受け付
け、障害情報格納部94の起動をする。障害情報格納部
94は、どこで、どんな障害が発生したかの障害情報と
発生時刻とを障害情報データベース54に格納する。
け、障害情報格納部94の起動をする。障害情報格納部
94は、どこで、どんな障害が発生したかの障害情報と
発生時刻とを障害情報データベース54に格納する。
【0110】(f) データ整合シナリオの作成 データ整合のためのシナリオには、不整合パターンシナ
リオ50及びクラス整合シナリオ52がある。不整合パ
ターンシナリオ50は、第1データと第2データとの間
で不整合となった状態の組合せパターンにより、マスタ
データを指定するものであり、各不整合パターンシナリ
オは、不整合パターンの組合せとマスタデータを指定す
る情報とが格納されている。
リオ50及びクラス整合シナリオ52がある。不整合パ
ターンシナリオ50は、第1データと第2データとの間
で不整合となった状態の組合せパターンにより、マスタ
データを指定するものであり、各不整合パターンシナリ
オは、不整合パターンの組合せとマスタデータを指定す
る情報とが格納されている。
【0111】この不整合パターンには、例えば、CPU
について、第1データが示す状態が障害状態、第2デー
タが示す状態が運用状態を示す時は、マスタデータを第
1データとする。
について、第1データが示す状態が障害状態、第2デー
タが示す状態が運用状態を示す時は、マスタデータを第
1データとする。
【0112】また、回線について、第1データが示す状
態が未実装、その回線の接続情報が未接続、第2データ
が示す状態が実装、接続情報が未接続であれば、マスタ
データを第1データとなるなどである。
態が未実装、その回線の接続情報が未接続、第2データ
が示す状態が実装、接続情報が未接続であれば、マスタ
データを第1データとなるなどである。
【0113】クラス整合シナリオ52は、不整合パター
ンなどではマスタを特定できない場合などにおいて、ク
ラス毎にマスタデータを指定するものである。図5中の
データ整合シナリオ作成部82は、差分データ整合制御
部80により起動されて、ユーザインタフェースなどに
より、組合せパターンとマスタデータ又はクラスとマス
タデータを指定することにより、不整合パターン整合シ
ナリオ50又はクラス整合シナリオ52を作成する。
ンなどではマスタを特定できない場合などにおいて、ク
ラス毎にマスタデータを指定するものである。図5中の
データ整合シナリオ作成部82は、差分データ整合制御
部80により起動されて、ユーザインタフェースなどに
より、組合せパターンとマスタデータ又はクラスとマス
タデータを指定することにより、不整合パターン整合シ
ナリオ50又はクラス整合シナリオ52を作成する。
【0114】(g) 整合コマンドの作成 図12は図5中の原因推定処理部及び整合コマンド作成
部の動作フローチャートである。
部の動作フローチャートである。
【0115】図12中のステップS60において、差分
データ整合制御部80は、データ整合実行制御部84の
起動をする。データ整合実行制御部80は、原因推定処
理部86を起動する。ステップS62において、原因推
定処理部86は、障害情報データベース54から障害情
報を読み出す。
データ整合制御部80は、データ整合実行制御部84の
起動をする。データ整合実行制御部80は、原因推定処
理部86を起動する。ステップS62において、原因推
定処理部86は、障害情報データベース54から障害情
報を読み出す。
【0116】ステップS64において、原因推定処理部
86は、障害情報から整合対象のプライオリティのデー
タに対する前回整合処理の時刻から現在までに交換シス
テム20又は保守運用システム30で第1データと第2
データとの間で不整合が生じる原因となった障害が発生
したかを解析する。
86は、障害情報から整合対象のプライオリティのデー
タに対する前回整合処理の時刻から現在までに交換シス
テム20又は保守運用システム30で第1データと第2
データとの間で不整合が生じる原因となった障害が発生
したかを解析する。
【0117】ステップS66において、原因推定処理部
86は、第1データと第2データとの間で不整合か生じ
る原因となった障害を特定する。ステップS68におい
て、原因推定処理部86は、第1データと第2データと
の間で不整合か生じる原因が障害によるものであるかを
チェックして、障害によるものと推定されれば、ステッ
プS70に進み、障害によるものではないと推定されれ
ば、ステップS72に進む。
86は、第1データと第2データとの間で不整合か生じ
る原因となった障害を特定する。ステップS68におい
て、原因推定処理部86は、第1データと第2データと
の間で不整合か生じる原因が障害によるものであるかを
チェックして、障害によるものと推定されれば、ステッ
プS70に進み、障害によるものではないと推定されれ
ば、ステップS72に進む。
【0118】ステップS70において、障害が発生した
のが交換システム20、保守運用システム30のいずれ
であるかを判別して、障害が発生したのが交換システム
20側であれば、マスタデータを保守運用システムデー
タベース46のデータとする。また、障害が発生したの
が保守運用システム30側であれば、マスタデータを保
守運用システムデータベース46のデータとする。
のが交換システム20、保守運用システム30のいずれ
であるかを判別して、障害が発生したのが交換システム
20側であれば、マスタデータを保守運用システムデー
タベース46のデータとする。また、障害が発生したの
が保守運用システム30側であれば、マスタデータを保
守運用システムデータベース46のデータとする。
【0119】ステップS74において、原因推定処理部
86は、不整合となった第1データ、第2データが示す
状態のパターンを抽出する。ステップS76において、
原因推定処理部86は、不整合状態のパターンを認識す
る。
86は、不整合となった第1データ、第2データが示す
状態のパターンを抽出する。ステップS76において、
原因推定処理部86は、不整合状態のパターンを認識す
る。
【0120】ステップS76において、原因推定処理部
86は、不整合パターン整合シナリオ50を読み出し
て、不整合状態のパターンに該当するパターンが有るか
をチェックして、該当するパターンが有れば、ステップ
S78に進み、該当するパターンが無ければ、ステップ
S80に進む。
86は、不整合パターン整合シナリオ50を読み出し
て、不整合状態のパターンに該当するパターンが有るか
をチェックして、該当するパターンが有れば、ステップ
S78に進み、該当するパターンが無ければ、ステップ
S80に進む。
【0121】ステップS78において、該当する不整合
パターン整合シナリオに従って、マスタデータを特定す
る。ステップS80において、不整合となった第1デー
タのクラスからクラスシナリオをクラス整合シナリオ5
2から抽出する。ステップS82において、クラスシナ
リオからマスタデータを決定する。
パターン整合シナリオに従って、マスタデータを特定す
る。ステップS80において、不整合となった第1デー
タのクラスからクラスシナリオをクラス整合シナリオ5
2から抽出する。ステップS82において、クラスシナ
リオからマスタデータを決定する。
【0122】ステップS84において、データ整合実行
制御部80は、整合コマンド作成部88を起動する。整
合コマンド作成部88は、整合手続をクラス毎などに記
述した整合コマンド化編集データベース92を参照し
て、原因推定処理部86にて決定されたマスタデータに
従い、第1データ又は第2データの整合手続きを示す整
合コマンドを作成する。
制御部80は、整合コマンド作成部88を起動する。整
合コマンド作成部88は、整合手続をクラス毎などに記
述した整合コマンド化編集データベース92を参照し
て、原因推定処理部86にて決定されたマスタデータに
従い、第1データ又は第2データの整合手続きを示す整
合コマンドを作成する。
【0123】本例において、障害情報、不整合パター
ン、及びクラス整合パターンの優先順にマスタデータを
決定していったのは、一般に、不整合の原因としては、
障害によるものが主であると考えられるからである。
ン、及びクラス整合パターンの優先順にマスタデータを
決定していったのは、一般に、不整合の原因としては、
障害によるものが主であると考えられるからである。
【0124】また、整合コマンド化編集データベース9
2を予め作成しておき、それを参照して、整合コマンド
を作成するのは、整合の手順は、オブジェクトのクラス
毎に異なるからである。
2を予め作成しておき、それを参照して、整合コマンド
を作成するのは、整合の手順は、オブジェクトのクラス
毎に異なるからである。
【0125】(h) 自動整合/手動整合のユーザ選択 不整合が発生して整合コマンドが作成されると、図4中
のデータ整合状態確認制御部62は、ユーザ選択促し部
76の起動をする。
のデータ整合状態確認制御部62は、ユーザ選択促し部
76の起動をする。
【0126】図13は、図4中のユーザ選択促し部の動
作フローチャートである。図13中のステップS92に
おいて、図7中のユーザ選択部96は、自動・手動選択
部98の起動をする。自動・手動選択部98は、表示装
置26に不整合が生じた旨を表示する。ユーザは、自動
整合/手動整合のいずれかを選択する。
作フローチャートである。図13中のステップS92に
おいて、図7中のユーザ選択部96は、自動・手動選択
部98の起動をする。自動・手動選択部98は、表示装
置26に不整合が生じた旨を表示する。ユーザは、自動
整合/手動整合のいずれかを選択する。
【0127】ステップS94において、自動・手動選択
部98は、ユーザからの自動整合/手動整合のいずれか
の指定を入力して、自動整合ならばステップS96に進
み、手動整合ならばステップS98に進む。
部98は、ユーザからの自動整合/手動整合のいずれか
の指定を入力して、自動整合ならばステップS96に進
み、手動整合ならばステップS98に進む。
【0128】ステップS96において、データ整合状態
確認制御部62は、図5中の整合実行部90の起動をす
る。整合実行部90は、後述するように整合コマンドフ
ァイル56の整合コマンドに従って、第1データと第2
データとの間の整合処理を行う。
確認制御部62は、図5中の整合実行部90の起動をす
る。整合実行部90は、後述するように整合コマンドフ
ァイル56の整合コマンドに従って、第1データと第2
データとの間の整合処理を行う。
【0129】ステップS98において、ユーザ選択部9
6は、シナリオ選択部100の起動をする。シナリオ選
択部100は、整合コマンドファイル56から該当する
整合コマンドのシナリオと交換システムデータベース4
8から第1データ、保守運用システムデータベース46
から第2データを読み出す。
6は、シナリオ選択部100の起動をする。シナリオ選
択部100は、整合コマンドファイル56から該当する
整合コマンドのシナリオと交換システムデータベース4
8から第1データ、保守運用システムデータベース46
から第2データを読み出す。
【0130】ユーザ選択部96は、出力部102の起動
をする。出力部102は、シナリオ選択部100が読み
出した整合コマンド、第1データ、及び第2データを表
示装置26に出力する。ユーザは、表示装置26に出力
された情報を参照して、マスタデータを決定する。
をする。出力部102は、シナリオ選択部100が読み
出した整合コマンド、第1データ、及び第2データを表
示装置26に出力する。ユーザは、表示装置26に出力
された情報を参照して、マスタデータを決定する。
【0131】ステップS100において、ユーザ選択部
96は、ユーザが指定したマスタデータを受け取る。ス
テップS102において、ユーザ選択部96は、シナリ
オ作成部104の起動をする。
96は、ユーザが指定したマスタデータを受け取る。ス
テップS102において、ユーザ選択部96は、シナリ
オ作成部104の起動をする。
【0132】シナリオ作成部104は、整合コマンド化
編集データベース92を参照して、ユーザより指定され
たマスタデータに従って、整合コマンドを作成して、整
合コマンドファイル56に格納する。
編集データベース92を参照して、ユーザより指定され
たマスタデータに従って、整合コマンドを作成して、整
合コマンドファイル56に格納する。
【0133】ステップS104において、データ整合状
態確認制御部62は、図5中の整合実行部90の起動を
する。整合実行部90は、後述するように整合コマンド
ファイル56の整合コマンドに従って、第1データと第
2データとの間の整合処理を行う。
態確認制御部62は、図5中の整合実行部90の起動を
する。整合実行部90は、後述するように整合コマンド
ファイル56の整合コマンドに従って、第1データと第
2データとの間の整合処理を行う。
【0134】(i) データ整合 整合実行部90は、整合コマンドファイル56から該当
する整合コマンドを読み出す。そして、整合コマンドが
示す整合手順に従って、マスタデータの第1データ又は
第2データを交換システムデータベース48又は保守運
用システムデータベース46から読み出して、オブジェ
クトを構成する要素のデータタイプが異なれば、更新先
のデータベースのオブジェクトの該当する要素のデータ
タイプに変換して、保守運用システムデータベース46
又は交換システムデータベース48のオブジェクトを更
新する。
する整合コマンドを読み出す。そして、整合コマンドが
示す整合手順に従って、マスタデータの第1データ又は
第2データを交換システムデータベース48又は保守運
用システムデータベース46から読み出して、オブジェ
クトを構成する要素のデータタイプが異なれば、更新先
のデータベースのオブジェクトの該当する要素のデータ
タイプに変換して、保守運用システムデータベース46
又は交換システムデータベース48のオブジェクトを更
新する。
【0135】データ整合状態確認制御部62は、マスタ
データが保守運用システムデータベース46側であれ
ば、交換システム更新処理部78の起動をする。交換シ
ステム更新処理部78は、交換システムデータベース4
8から更新されたオブジェクトを読み出して、通信回線
を通して、交換システム20に転送をする。交換システ
ム20は、オブジェクトを受信して、交換システムデー
タベース22にオブジェクトの更新をする。
データが保守運用システムデータベース46側であれ
ば、交換システム更新処理部78の起動をする。交換シ
ステム更新処理部78は、交換システムデータベース4
8から更新されたオブジェクトを読み出して、通信回線
を通して、交換システム20に転送をする。交換システ
ム20は、オブジェクトを受信して、交換システムデー
タベース22にオブジェクトの更新をする。
【0136】以上の処理を経て、交換システムデータベ
ース22と保守運用システムデータベース46との間で
データの整合が取られる。以上説明した実施形態によれ
ば、プライオリティ毎に整合コマンドの実行をする、プ
ライオリテリィに応じた周期で整合処理を実行するの
で、プライオリティの高い状態データの整合の間隔を早
めることができる。また、更新のあったデータのみに対
して整合処理をするので、整合処理に要する時間を短縮
するとともにシステム全体の負荷を低減することができ
る。
ース22と保守運用システムデータベース46との間で
データの整合が取られる。以上説明した実施形態によれ
ば、プライオリティ毎に整合コマンドの実行をする、プ
ライオリテリィに応じた周期で整合処理を実行するの
で、プライオリティの高い状態データの整合の間隔を早
めることができる。また、更新のあったデータのみに対
して整合処理をするので、整合処理に要する時間を短縮
するとともにシステム全体の負荷を低減することができ
る。
【0137】また、障害情報、不整合パターン整合シナ
リオ、クラス整合シナリオに従って、整合をすることが
できるので、整合するデータの信頼性を向上させること
が可能となる。これにより、整合後のシステムの動作の
正常性の向上で寄与するところが大きい。
リオ、クラス整合シナリオに従って、整合をすることが
できるので、整合するデータの信頼性を向上させること
が可能となる。これにより、整合後のシステムの動作の
正常性の向上で寄与するところが大きい。
【0138】また、ユーザが自動整合/手動整合の指定
することができるので、整合処理をきめ細かに行うこと
ができる。さらに、交換システムデータベースと保守運
用システムデータベースでそれぞれ最適なデータタイプ
を定義することができるので、処理の高速化や管理容易
性の向上などが期待できる。
することができるので、整合処理をきめ細かに行うこと
ができる。さらに、交換システムデータベースと保守運
用システムデータベースでそれぞれ最適なデータタイプ
を定義することができるので、処理の高速化や管理容易
性の向上などが期待できる。
【0139】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜請求項
10記載の発明によれば、整合処理をプライオリティ毎
にコマンドにより又はプライオリティに応じた周期間隔
でするので、プライオリティの高い状態データの整合の
間隔を早めることができ、システムの負荷を低減するこ
とができる。
10記載の発明によれば、整合処理をプライオリティ毎
にコマンドにより又はプライオリティに応じた周期間隔
でするので、プライオリティの高い状態データの整合の
間隔を早めることができ、システムの負荷を低減するこ
とができる。
【0140】請求項3記載の発明によれば、更新のあっ
たデータのみに対して整合処理をするので、整合処理に
要する時間を短縮するとともにシステム全体の負荷を低
減することができる。
たデータのみに対して整合処理をするので、整合処理に
要する時間を短縮するとともにシステム全体の負荷を低
減することができる。
【0141】請求項4記載の発明によれば、交換システ
ムの第1データベースと保守運用システムの第2データ
ベースでそれぞれ最適なデータタイプを定義することが
できるので、処理の高速化や管理容易性の向上などが期
待できる。請求項5記載の発明によれば、整合処理の前
にユーザがマスタデータを指定できるので、従来よりも
よりもきめ細かい指定が可能である。
ムの第1データベースと保守運用システムの第2データ
ベースでそれぞれ最適なデータタイプを定義することが
できるので、処理の高速化や管理容易性の向上などが期
待できる。請求項5記載の発明によれば、整合処理の前
にユーザがマスタデータを指定できるので、従来よりも
よりもきめ細かい指定が可能である。
【0142】請求項6〜10記載の発明によれば、障害
情報、不整合パターン整合シナリオ、クラス整合シナリ
オに従って、整合をすることができるので、整合するデ
ータの信頼性を向上させることが可能となる。請求項
9、10記載の発明によれば、ユーザが自動整合/手動
整合の指定ができるので、よりきめ細かい整合処理が可
能となる。
情報、不整合パターン整合シナリオ、クラス整合シナリ
オに従って、整合をすることができるので、整合するデ
ータの信頼性を向上させることが可能となる。請求項
9、10記載の発明によれば、ユーザが自動整合/手動
整合の指定ができるので、よりきめ細かい整合処理が可
能となる。
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施形態による交換システムと運用保
守システム間の整合処理装置を示す機能ブロック図であ
る。
守システム間の整合処理装置を示す機能ブロック図であ
る。
【図3】図2中の交換システムデータベースと保守運用
システムデータベースを示す図である。
システムデータベースを示す図である。
【図4】図2中の整合処理部の機能ブロック図である。
【図5】図4中のデータ整合部の機能ブロック図であ
る。
る。
【図6】図4中の障害処理部の機能ブロック図である。
【図7】図4中のユーザ選択促し部の機能ブロック図で
ある。
ある。
【図8】図2中のプライオリティ設定部及び周期間隔設
定部の動作フローチャートである。
定部の動作フローチャートである。
【図9】図2中の周期起動制御部の動作フローチャート
である。
である。
【図10】図2中の整合処理部の動作フローチャートで
ある。
ある。
【図11】図4中のデータ変換部及びデータ比較部の動
作説明図である。
作説明図である。
【図12】図5中の原因推定処理部及び整合コマンド作
成部の動作フローチャートである。
成部の動作フローチャートである。
【図13】図4中のユーザ選択促し部の動作フローチャ
ートである。
ートである。
2 交換システム 4 第1データベース 6 保守運用システム 8 第2データベース 10 端末装置 12 交換システムと運用保守システム間の整合処理装
置 14 オペレーション制御手段 16 プライオリティ設定手段 18 整合手段
置 14 オペレーション制御手段 16 プライオリティ設定手段 18 整合手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川村 信宏 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 阿部 賢史 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小川 一樹 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 芹川 由美子 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 石川 良隆 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小崎 義洋 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】 データ伝送をする伝送路と接続をする伝
送路インタフェース回線又はデータ伝送の監視・制御を
する装置の各資源の状態を含む情報を該資源毎に持つ第
1データを記憶する第1データベースを有し、前記伝送
路インタフェース回線を介してデータ伝送をする交換シ
ステムの前記第1データと、該第1データと同じ内容の
第2データを記憶する第2データベースを有し、前記第
2データに基づき前記交換システムの運用管理及び保守
をするための保守運用システムの前記第2データとの間
のデータの不整合を検出して、整合処理をする交換シス
テムと保守運用システム間の整合処理装置において、 整合処理をするプライオリティと該プライオリティを有
する前記第2データを示す第1コマンド又は整合実行の
対象とするプライオリティを示す第2コマンドを端末装
置より入力して、前記第1コマンド又は前記第2コマン
ドの実行を制御をするオペレーション制御手段と、 前記第1コマンドが示す前記プライオリティと該プライ
オリティを有する第2データを示す情報を前記オペレー
ション制御手段より入力して、該第2データが該プライ
オリティを有することを示すプライオリティ情報データ
を作成するプライオリティ設定手段と、 前記第2コマンドが示すプライオリティを前記オペレー
ション制御手段より入力し、前記プライオリティ情報デ
ータを検索して、該プライオリティを有する第2データ
と該第2データに対応する前記第1データとの間で整合
処理をする整合手段と、 を具備したことを特徴とする交換システムと保守運用シ
ステム間の整合処理装置。 - 【請求項2】 データ伝送をする伝送路と接続をする伝
送路インタフェース回線又はデータ伝送の監視・制御を
する装置の各資源の状態を含む情報を該資源毎に持つ第
1データを記憶する第1データベースを有し、前記伝送
路インタフェース回線を介してデータ伝送をする交換シ
ステムの前記第1データと、該第1データと同じ内容の
第2データを記憶する第2データベースを有し、前記第
2データに基づき前記交換システムの運用管理及び保守
をするための保守運用システムの前記第2データとの間
のデータの不整合を検出して、整合処理をする交換シス
テムと保守運用システム間の整合処理装置において、 整合処理をするプライオリティ、該プライオリティを有
する前記第2データを示す情報、及び該プライオリティ
で整合実行をする周期を示すコマンドを端末装置より入
力して、前記コマンドの実行を制御するオペレーション
制御手段と、 前記コマンドが示す前記プライオリティと該第2データ
が該プライオリティを有することと前記周期を前記オペ
レーション制御手段より入力して、該プライオリティと
周期と該第2データが該プライオリティを有することを
示すプライオリティ情報データを作成するプライオリテ
ィ設定手段と、 該プライオリティを有する第2データと該第2データに
対応する第1データとの間で整合処理をする整合手段
と、 前記プライオリティ情報データが示すプライオリティの
周期で前記整合手段を起動する周期起動制御手段と、 を具備したことを特徴とする交換システムと保守運用シ
ステム間の整合処理装置。 - 【請求項3】 前記整合手段は、 前記プライオリティを有する第2データに対応する第1
データのうち、前回整合処理をした時刻から現在までに
更新のあったデータのみを前記第1データベースから抽
出する差分データ抽出手段を具備し、 前記差分データ抽出手段により抽出された第1データと
該第1データに対応する第2データとの間で整合処理を
する、 構成にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の交換
システムと保守運用システム間の整合処理装置。 - 【請求項4】 前記第1データベース及び前記第2デー
タベースは、 前記第1データが含む情報の単位である第1要素と前記
第2データが含む該第1要素に対応する第2要素でそれ
ぞれ独自にその表現形式であるデータタイプを定義した
データベース構造とし、 前記整合手段は、 前記第1要素と前記第2要素の前記データタイプが異な
る場合は、前記第2要素を前記第1要素のデータタイプ
又は前記第1要素を前記第2要素のデータタイプに変換
するデータ変換手段を具備し、 前記データ変換手段により変換された第1データと第2
データとの間で整合処理をする、 構成にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の交換
システムと保守運用システム間の整合処理装置。 - 【請求項5】 前記オペレーション制御手段は、 前記第2コマンドによる前記整合手段の整合処理又は前
記周期起動制御手段による前記整合手段の整合処理の前
に、不整合の場合に整合させるマスタデータベースの選
択を要求して、前記端末装置よりマスタデータベースを
指示するマスタ情報を入力するマスタデータベース選択
要求手段を具備し、 前記整合手段は、 前記第1データと前記第2データとの間で不整合が生じ
た場合に、前記マスタデータベース選択要求手段が入力
した前記マスタ情報が示す前記マスタデータベースに属
するデータと一致させる整合処理をする、 構成にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の交換
システムと保守運用システム間の整合処理装置。 - 【請求項6】 前記整合手段は、 不整合となる第1データが示す前記資源の状態と該第1
データに対応する第2データが示す前記資源の状態との
組合せパターンと、該組合せパターンにおけるマスタデ
ータを指示する情報とを有する不整合パターン整合シナ
リオを不整合パターン毎に生成する整合シナリオ生成手
段を具備し、 前記第1データと第2データとの間で不整合が生じた場
合、該第1データと第2データとが示す資源の各状態の
組合せパターンに該当する前記不整合パターン整合シナ
リオが示すマスタデータに合わせて整合処理をする、 構成にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の交換
システムと保守運用システム間の整合処理装置。 - 【請求項7】 前記第1データベース及び前記第2デー
タベースは、 各資源をその種類に応じてクラスに分類し、前記第1デ
ータ及び前記第2データが示す資源が属するクラスを示
すデータベース構造とし、 前記整合手段は、 前記第1データと前記第2データとの間で不整合が生じ
た場合、マスタデータがいずれであるかを指示するクラ
ス整合シナリオを前記クラス毎に生成するクラス整合シ
ナリオ生成手段を具備し、 前記第1データと第2データとの間で不整合が生じた場
合、該第1データ又は第2データが属するクラスに該当
する前記クラス整合シナリオが示すマスタデータに合わ
せて整合処理をする、 構成にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の交換
システムと保守運用システム間の整合処理装置。 - 【請求項8】 前記整合手段は、 前記第1データと前記第2データとの間で不整合となる
原因となる前記交換システム及び前記保守運用システム
の障害情報データを交換システム及び保守運用システム
から受け取って、障害情報データベースに格納する障害
情報処理手段と、 前記第1データと前記第2データとの間で不整合が生じ
た場合に、前記第1データと第2データとの間で不整合
の原因となる前記障害情報データを障害情報データベー
スから取得して不整合の原因を推定して、マスタデータ
を指示する原因推定処理手段とを具備し、 前記第1データと第2データとの間で不整合が生じた場
合、前記原因推定処理手段が指示するマスタデータに合
わせて整合処理をする、 構成にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の交換
システムと保守運用システム間の整合処理装置。 - 【請求項9】 前記整合手段は、 前記第1データと前記第2データとの間で不整合が生じ
た時に、自動的に整合処理をする自動整合とユーザによ
るマスタデータの指示によって整合処理をする手動整合
のいずれであるかを示す選択情報を入力する自動・手動
整合選択手段を更に具備し、前記ユーザが自動整合を選
択した時は、 前記不整合パターン整合シナリオ、前記クラス整合シナ
リオ、又は前記原因推定処理手段が指示するマスタデー
タに合わせて整合処理をし、 前記ユーザが手動整合を選択した時は、 前記ユーザが指示するマスタデータに合わせて整合処理
をする、 構成にしたことを特徴とする請求項6、7、又は8記載
の交換システムと保守運用システム間の整合処理装置。 - 【請求項10】 前記整合手段は、 前記第1データと前記第2データとの間で不整合が生じ
た時に、前記不整合パターン整合シナリオ、前記クラス
整合シナリオ、又は前記原因推定処理手段が指示するマ
スタデータに従って、整合の処理手順を示す整合コマン
ドを作成する整合シナリオ作成手段と、 前記第1データと前記第2データとの間で不整合が生じ
た時に、自動的に整合処理をする自動整合とユーザによ
るマスタデータの指示によって整合処理をする手動整合
のいずれであるかの選択情報を入力する自動・手動整合
選択手段と、 前記ユーザが手動整合を選択する際の前記マスタデータ
の指示のための情報を提供するために不整合となった前
記第1データ、前記第2データ、及び前記整合コマンド
を前記端末装置に出力する出力手段とを更に具備し、 前記ユーザが自動整合を選択した時は、前記不整合パタ
ーン整合シナリオ、前記クラス整合シナリオ、又は前記
原因推定処理手段が指示するマスタデータに合わせて整
合処理をし、 前記ユーザが手動整合を選択した時は、前記ユーザが指
示するマスタデータに合わせて整合処理をする、 構成にしたことを特徴とする請求項6、7、又は8記載
の交換システムと保守運用システム間の整合処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9169710A JPH1117680A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 交換システムと保守運用システム間の整合処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9169710A JPH1117680A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 交換システムと保守運用システム間の整合処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1117680A true JPH1117680A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15891440
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9169710A Withdrawn JPH1117680A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 交換システムと保守運用システム間の整合処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1117680A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112487083A (zh) * | 2016-07-20 | 2021-03-12 | 创新先进技术有限公司 | 一种数据校验方法和设备 |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP9169710A patent/JPH1117680A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112487083A (zh) * | 2016-07-20 | 2021-03-12 | 创新先进技术有限公司 | 一种数据校验方法和设备 |
CN112487083B (zh) * | 2016-07-20 | 2024-03-12 | 创新先进技术有限公司 | 一种数据校验方法和设备 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |