JPH11169153A - 二重の巻紙を有するシガレット - Google Patents
二重の巻紙を有するシガレットInfo
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- JPH11169153A JPH11169153A JP34538497A JP34538497A JPH11169153A JP H11169153 A JPH11169153 A JP H11169153A JP 34538497 A JP34538497 A JP 34538497A JP 34538497 A JP34538497 A JP 34538497A JP H11169153 A JPH11169153 A JP H11169153A
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Abstract
中のタールやニコチン、そして、c/T比の増加を招くこ
とのない二重の巻紙を有するシガレットを提供する。 【解決手段】 二重の巻紙を有するシガレットは、内巻
紙10と外巻紙12からなる巻紙8を備えており、内巻
紙10はその両側縁を除き、エンボス加工されたエンボ
ス加工域14を有している。
Description
み込みを改良した二重の巻紙を有するシガレットに関す
る。
煙者の口内に流入するたばこ煙、即ち、主煙中のニコチ
ンやタールの減少に向けられており、一方、その巻紙に
関しても燃焼性や通気性の改善がいろいろと試みられて
いる。
の巻紙には、所望の燃焼性及び通気性を確保する上で比
較的薄いペーパが採用されており、それ故、この種の巻
紙は非常に柔らかく、外力に対して皺になり易い。この
ため、シガレットの外周面に凹みや皺が発生し、その外
観形状を安定して維持するのは非常に困難である。
を重ね合わした2重構造となっていれば、巻紙自体の強
度が高まり、シガレットの外観形状を安定して維持でき
るものと考えられる。しかしながら、二重構造の巻紙の
場合、その燃焼性や通気性が一重の巻紙に比べて悪化
し、主煙中のニコチンやタールを増加させるばかりでな
く、主煙中でのタール(Tar)に対する一酸化炭素(C
O)の比、即ち、シガレットのC/T比もまた高くなる。
たもので、その目的とするところはシガレットの外観形
状を維持でき、しかも、主煙中のニコチンやタールを増
加させることなくC/Tの低減を図ることができるシガレ
ットを提供することにある。
ガレットにより達成され、そのシガレットは巻紙を内巻
紙と外巻紙との2重構造とし、内巻紙の所定領域にエン
ボス加工を施したものとなっている(請求項1)。ま
た、内巻紙のエンボス加工は、その両側縁を除く全領域
に施すことができる。(請求項2)。
内巻紙及び外巻紙の2重構造となっているので、巻紙自
体の強度が向上し、シガレットの外観形状を安定して維
持することができる。一方、内巻紙のエンボス加工は、
内巻紙と外巻紙との間に多数の空気貯留セルを形成し、
このような空気貯留セルは、巻紙の燃焼や通気に要求さ
れる空気量を十分に確保する。
ないと、シガレット、即ち、たばこロッドの成形時、内
巻紙の両側縁は互いに重なり合うラップ部分として良好
に密着され、相互に確実にして接着される。この結果、
内巻紙には強固なラップ部分が形成され、内巻紙による
刻みたばこの包み込みが確実となる。この発明の実施に
あたり、内巻紙は必ずしも上述のラップ部分を必要する
ものではなく、この場合、内巻紙にはその全領域にエン
ボス加工を施すことができる。
起を提供するものであるのが好ましく、この場合、内巻
紙の突起は刻みたばこ内に食い込み、刻みたばこの保持
力を増加させる。
ルタシガレットはフィルタ2とシガレット4からなり、
これらフィルタ2及びシガレット4はチップペーパ6の
巻き付けより相互に接続されている。シガレット4は刻
みたばこTを巻紙8により包み込んで得られており、こ
の巻紙8は刻みたばこTを直接に包み込む内巻紙10
と、この内巻紙10の外側に重ねて巻き付けられた外巻
紙12との2重構造をなしている。即ち、シガレット4
は二重の巻紙を有している。
る巻紙と同様なものであるが、内巻紙10はその両側縁
を除いた全領域がエンボス加工域14として形成されて
いる。即ち、内巻紙10の両側縁はエンボス加工を受け
ていないラップ部分11として形成されている。ここ
で、図3に示されているようにエンボス加工域14は、
内巻紙12の内面に多数の突起16、そして、内巻紙1
2の外面に突起16に対応した凹所18を有すべく形成
され、これら突起16はエンボス加工域14に一様に分
布されている。内巻紙12のエンボス加工域14は、一
対のエンボス加工ロール(図示しない)間に内巻紙10
を通過させることで形成される。エンボス加工による個
々の突起16は図3から明らかなように角錐台形状であ
るのが好ましい。
ガレット製造機のたばこロッド成形セクションと内巻紙
のロールとの間に配置することができ、この場合、内巻
紙はエンボス加工を受けながら、外巻紙と共にたばこロ
ッド成形セクションに向けて供給される。なお、シガレ
ット製造機の巻紙繰出しセクションにエンボス加工済み
の内巻紙ロールを外巻紙ロールとともに装着してもよ
い。
1はエンボス加工を受けていないので、たばこロッド成
形セクション内にて刻みたばこが巻紙8、即ち、内巻紙
10に包み込まれたとき、その両側縁は良好に密着し、
互いに強固に接着される。それ故、内巻紙10による刻
みたばこの包み込み、つまり、たばこロッドの成形を安
定して行うことができる。
1を有する状態で、刻みたばこを積み込むものでなくと
もよく、この場合、内巻紙10にはその全領域にエンボ
ス加工を施すことができる。更に、内巻紙10はその突
起16が刻みたばこ側を向いているので、刻みたばこの
包み込み時、内巻紙10の突起16は刻みたばこに食い
込み、巻紙8内にて刻みたばこをしっかりと保持する。
この結果、たばこロッドの切断時や、この切断以降にお
いて、シガレットの切断端からの刻みたばこの脱落を防
止することができる。
レット4によればその巻紙8が内巻紙10と外巻紙12
との二重構造をなし、しかも、これら内巻紙8と外巻紙
12とは互いに良好に密着するので、巻紙8自体の強度
は高い。それ故、シガレット4の外周面に凹みが生じた
り、皺がよったりするとはなく、シガレット4の外観形
状を安定して維持することができる。
内巻紙10と外巻紙12との間に前記凹所18による空
気貯留セルを形成しているので、これら空気貯留セル
は、巻紙8の燃焼性及び通気性を確保する上で、空気の
供給源として機能する。以下の表1は、上述の実施例の
シガレット4と比較例における喫煙試験の結果をそれぞ
れ示している。
「通常」とは通常の巻紙を表しており、そして、ター
ル、ニコチン及びCOの値は喫煙試験結果の平均値であ
る。
ト4は、通常の巻紙を二重にしただけの比較例1のシガ
レットに比べ、タール、ニコチン、CO及びC/T比の全
てにおいて低い値を有する。即ち、巻紙にエンボス加工
を施した比較例2のシガレットは比較例3の通常のシガ
レットに比べてもC/T比が低減されており、この効果が
本実施例の二重巻きのシガレットにも受け継がれてい
る。なお、比較例2のシガレットと本実施例のシガレッ
ト4を比較すると、本実施例のシガレット4は、その巻
紙が二重構造をなしているので、その外周面への凹みや
皺の発生が防止され、その外観形状を安定して維持でき
るものとなる。
の通常のシガレットに比べても、そのタール、ニコチン
の値はほぼ同一であり、これらタール、ニコチンに関
し、その送出特性が悪化することもない。この発明は上
述の実施例に制約されるものではない。例えば、内巻紙
10のエンボス加工域14はシガレット4の軸線方向に
分割されていてもよいし、シガレットの先端側部分のみ
にあってもよい。また、上述の実施例では内巻紙10及
び外巻紙12の材質に関して言及していないが、これら
内巻紙10及び外巻紙12は同一の材質であってもよい
し、異なる材質であってもよく、更にはそれらの厚みも
また適宜選択することができる。
トによれば、その巻紙をエンボス加工付きの内巻紙と外
巻紙との二重構造としてあるから、巻紙自体の強度が高
まり、シガレットの外観形状を安定して維持することが
できる。また、内巻紙のエンボス加工は内巻紙と外巻紙
との間に多数の空気貯留セルを形成するので、これら空
気貯留セルは巻紙の燃焼性及び通気性に必要な空気を確
保する結果、シガレットの主煙流に含まれるタールやニ
コチンは通常のシガレットの場合と同様なレベルに維持
され、しかも、C/Tの増加も抑制することができる。
よる刻みたばこの包み込みが確実となり、シガレットの
製造を安定して行うことができる。
して示した斜視図である。
側の端面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 刻みたばこの巻紙が内巻紙と外巻紙の二
重構造をなしたシガレットにおいて、 前記内巻紙の所定領域にエンボス加工が施されているこ
とを特徴とする二重の巻紙を有するシガレット。 - 【請求項2】 前記内巻紙は、互いに重ね合わさる両側
縁を除く全領域にエンボス加工が施されていることを特
徴とする請求項1に記載の二重の巻紙を有するシガレッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34538497A JP3807574B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 二重の巻紙を有するシガレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34538497A JP3807574B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 二重の巻紙を有するシガレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11169153A true JPH11169153A (ja) | 1999-06-29 |
JP3807574B2 JP3807574B2 (ja) | 2006-08-09 |
Family
ID=18376241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34538497A Expired - Fee Related JP3807574B2 (ja) | 1997-12-15 | 1997-12-15 | 二重の巻紙を有するシガレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3807574B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003065828A1 (fr) * | 2002-02-04 | 2003-08-14 | Japan Tobacco Inc. | Cigarette |
KR100396911B1 (ko) * | 1998-11-09 | 2003-09-02 | 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 | 필터 궐련 |
JP2018511310A (ja) * | 2015-03-31 | 2018-04-26 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | 可燃性熱源の把持手段を備えた喫煙物品 |
CN110055821A (zh) * | 2019-04-19 | 2019-07-26 | 云南中烟工业有限责任公司 | 一种双层复合的卷烟纸及其制备方法 |
WO2022102048A1 (ja) * | 2020-11-12 | 2022-05-19 | 日本たばこ産業株式会社 | 香味発生物品 |
WO2022102046A1 (ja) * | 2020-11-12 | 2022-05-19 | 日本たばこ産業株式会社 | 香味発生物品 |
-
1997
- 1997-12-15 JP JP34538497A patent/JP3807574B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100396911B1 (ko) * | 1998-11-09 | 2003-09-02 | 니뽄 다바코 산교 가부시키가이샤 | 필터 궐련 |
WO2003065828A1 (fr) * | 2002-02-04 | 2003-08-14 | Japan Tobacco Inc. | Cigarette |
JP2018511310A (ja) * | 2015-03-31 | 2018-04-26 | フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム | 可燃性熱源の把持手段を備えた喫煙物品 |
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WO2022102048A1 (ja) * | 2020-11-12 | 2022-05-19 | 日本たばこ産業株式会社 | 香味発生物品 |
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---|---|
JP3807574B2 (ja) | 2006-08-09 |
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