JPH11160172A - 土砂崩壊監視装置 - Google Patents

土砂崩壊監視装置

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JPH11160172A
JPH11160172A JP34705797A JP34705797A JPH11160172A JP H11160172 A JPH11160172 A JP H11160172A JP 34705797 A JP34705797 A JP 34705797A JP 34705797 A JP34705797 A JP 34705797A JP H11160172 A JPH11160172 A JP H11160172A
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JP
Japan
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pressure
tube
sediment
pressure tube
change
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JP34705797A
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Toshiaki Sasaki
寿朗 佐々木
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Nippon Koei Co Ltd
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Nippon Koei Co Ltd
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 土砂のゆっくりとした堆積や流出を確実に検
知でき、しかも広範囲の検知区間の監視を低価格で提供
できる装置を提供することを目的とする。 【構成】 土砂の流出個所及び/又は堆積個所に埋設さ
れ、地圧の変化を液圧の変化として捕らえる圧力チュー
ブ19と、この圧力チューブ19に連結され、内圧の変
化を検出する圧力センサ30と、検出データを解析する
データロガー31とからなる装置である。このような装
置において、土砂16が徐々にゆっくりと堆積し、次第
に圧力チューブ19内部圧力が上昇し、警戒量に達し、
予め設定された圧力を越えると、データロガー31から
検知信号が出力して危険状態発生を知らせ、また、土砂
17がゆっくりと流出し、次第に圧力チューブ19内部
圧力が下降して警戒量に達し、予め設定された圧力以下
になると、データロガー31から検知信号が出力して危
険状態発生を知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線路、道路、堤
防、人家などの近くの傾斜地において、土砂が徐々にゆ
っくりと堆積したり、流出したりしたときの地圧変化を
確実に検出して、保守管理に役立てたり、2次災害を防
止するするための土砂崩壊監視装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】傾斜地における土砂崩壊や地滑りをその
発生源で検出するには、従来より光ファイバーを使用す
る方法、AEロッドを使用する方法などが知られてい
る。これらのうち、光ファイバーを使用する方法は、土
砂崩壊や地滑りの方向に対して略直角に光ファイバーを
張設し、土砂崩壊や地滑りにより光ファイバーが伸びた
り、屈折したり、切断したときの後方散乱光の減衰量の
変化、光の周波数の変化などを検知するものである。
【0003】また、AEロッドを使用する方法は、土砂
崩壊や地滑りの地点に、AE(アコーステックエミッシ
ョン)センサを取り付けたウェーブガイドパイプを埋設
しておき、土砂崩壊や地滑りが生じたときに、それまで
に蓄えられていた歪エネルギーが音となって伝播し、こ
の音を電気信号に変換し、出力するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記光ファイバーを使
用する方法やAEロッドを使用する方法は、多量の土砂
が短時間で崩壊したり地滑りしたりする場合の検出には
有効である。しかし、崩壊が比較的弱い降雨に伴う土粒
子の弱い流出により長時間かけて徐々にゆっくりと進行
して堆積したり流出する場合には、これら従来の方法
は、不向きである。
【0005】具体的には、図1に示すように、盛土13
の上に路床12を形成し、その上に枕木11を並べて線
路軌道10を敷設しているような場合、このような鉄道
沿線に隣接された100〜500m規模の長い線路脇斜
面15は、傾斜勾配が1:1.5程度と緩く切られるこ
とがある。もし、地山材料が軟質であると、線路脇斜面
15における崩壊土砂17の崩壊が比較的弱い降雨に伴
う土粒子の弱い流出により徐々にゆっくりと進行する形
で発生して、側溝14などのある斜面法尻18にゆっく
りと少しずつ堆積土砂16が堆積する。
【0006】このような場合の土砂崩壊監視用として上
記の光ファイバー法やAEロッド法を用いる場合には、
以下のような問題点を有していた。 1)光ファイバーは、土砂が徐々にゆっくりと堆積した
り、流出したりする場合、光ファイバーの伸び、屈折な
どが小さくて後方散乱光の変化をほとんど起こさず、セ
ンサとして作動しないか、作動しても他の原因によるも
のかの判断ができにくい。 2)センサとしての光ファイバーは、安価であるが、検
出信号の計測、解析などの計測機器が極めて高価であ
る。 3)光ファイバーの計測機器は、周波数特性を分析する
などにより崩壊位置を特定するが、そのための演算に数
分間もかかり、緊急を要する装置には不向きである。 4)AEロッドを土砂崩壊や地滑りの予測地点に埋設し
たとしても、土砂が徐々にゆっくりと堆積したり、流出
したりする場合、AEロッドが硬いので、このAEロッ
ドに沿って流出する土砂によって歪エネルギーが音とな
って伝播するまでには至らず、センサとして作動しない
可能性が高い。 5)AEロッドの計測機器は、比較的安価であるが、A
Eロッドが1m当り4〜5kgあり、監視個所への埋設
工事が面倒で、作業性が悪い。
【0007】本発明は、土砂が徐々にゆっくりと堆積し
たり、流出したりする場合における崩壊や堆積を確実に
検知でき、しかも広範囲の検知区間の監視を低価格で提
供できる装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、土砂の流出個
所及び/又は堆積個所に埋設され、地圧の変化を液圧の
変化として捕らえる圧力チューブ19と、この圧力チュ
ーブ19に連結され、この圧力チューブ19の内圧の変
化を検出する圧力センサ30と、この圧力センサ30の
検出データを解析するデータロガー31とからなる土砂
崩壊監視装置である。
【0009】前記圧力チューブ19は、外力や外気温度
の変化などで伸縮することがないが、容易に変形しやす
い材料で、加圧されたとき堆積する堆積土砂16の重量
で容易につぶれて、圧力チューブ19の内部に充填され
た液体に圧力上昇をもたらし、加圧を解除されたとき圧
力差で容易に膨らんで、内圧の減少をもたらすものであ
り、圧力チューブ19の内部に注入される液体は、外気
温度による膨張係数ができるだけ小さく、また、外気温
度で凍結しにくい不凍性とし、かつ、液体を含めた圧力
チューブ19全体の比重を土砂の比重と同程度以上とし
たものが使用される。
【0010】以上のような構成において、土砂の堆積し
易い個所に設置された土砂崩壊監視装置では、堆積土砂
16が徐々にゆっくりと堆積し、次第に圧力チューブ1
9内部圧力が上昇する。そして、堆積土砂16の堆積量
が警戒量に達し、予め設定された圧力を越えると、デー
タロガー31から検知信号が出力して危険状態発生を知
らせる。
【0011】土砂の崩壊し易い個所に設置された土砂崩
壊監視装置では、崩壊土砂17が徐々にゆっくりと流出
し、次第に圧力チューブ19内部圧力が下降する。そし
て、崩壊土砂17の崩壊量が警戒量に達し、予め設定さ
れた圧力以下になると、データロガー31から検知信号
が出力して危険状態発生を知らせる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の基本的な原理は、線路脇
斜面15の崩壊などによる土砂の流出個所及び/又は堆
積個所の地圧の変化を、予め埋設してある圧力チューブ
19内の液圧の変化として捕らえ、土砂崩壊を検知する
ものである。
【0013】具体的実施例を図1〜図3に基づき説明す
ると、圧力チューブ19の一端に注液装置21を連結
し、他端に空気抜き装置26を連結し、また、前記注液
装置21には、圧力センサ30を設け、この圧力センサ
30は、データロガー31、パソコン32に順次結合し
てなるものである。
【0014】前記圧力チューブ19は、直径が20〜1
00mm程度で、長さが10〜30m程度のものを1単
位とする。前記圧力チューブ19は、外力や外気温度の
変化などで伸縮することがないが、容易に変形しやすい
材料からなり、加圧されたときと、加圧を解除されたと
きに次の特性を有するものが用いられる。 1)加圧時の特性:埋設時の被り土圧又はその上に堆積
する堆積土砂16の重量で容易につぶれて、圧力チュー
ブ19の内部に充填された液体に圧力上昇をもたらすも
のであること。 2)加圧解除時の特性:被り土圧の流出による被り土圧
の減少と内圧の差で容易に膨らむか又は予め堆積土砂1
6の重量でつぶれている状態から膨らんで、内圧の減少
をもたらすものであること。
【0015】前記注液装置21は、注液パイプ23、チ
ーズ24、ユニオン25、前記注液パイプ23に設けた
バルブ22等からなり、バルブ22を開いて注液パイプ
23からチーズ24、ユニオン25を経て圧力チューブ
19の内部に液体が注入される。この液体は、外気温度
による膨張係数ができるだけ小さく、また、外気温度で
凍結しにくい不凍性が好ましい。また、埋設した圧力チ
ューブ19が降雨などによる地下水位の上昇による浮力
を受けて浮き上がらないように、液体を含めた圧力チュ
ーブ19全体の比重を土砂の比重と同程度以上とする。
【0016】前記空気抜き装置26は、ユニオン27、
チーズ28、バルブ29などからなり、圧力チューブ1
9内の空気が抜けた状態でバルブ29を閉めて液体で充
填された圧力チューブ19内を一定圧に保持する。
【0017】前記注液装置21には、シリコンダイヤフ
ラム型、力平衡式などの圧力センサ30が取り付けられ
る。この圧力センサ30は、注液装置21に取り付ける
場合に限られるものではなく、空気抜き装置26側に取
り付けても、また、圧力チューブ19の途中に取り付け
ても良く、要するに圧力チューブ19の内部の圧力を検
出できる個所であればよい。
【0018】以上のように構成された土砂崩壊監視装置
9は、土砂の堆積しやすい個所や土砂が崩壊しやすい個
所に埋設される。例えば、鉄道沿線においては、図1に
示すように、堆積土砂16は、路床12の天端から斜面
高さ50cm程度に達して堆積すると考えられる。この
場合、側溝14と斜面法尻18との間には、70cm程
度の堆積土砂16が堆積する。このような土砂の堆積し
易い個所に、埋設溝20を掘削して複数個の土砂崩壊監
視装置9を順次一直線上に設置し、埋め戻し土33で埋
設する。また、線路脇斜面15の途中であってゆっくり
と土砂の崩壊や流出が行われている個所にも、埋設溝2
0を掘削して複数個の土砂崩壊監視装置9を順次一直線
上に設置し、埋め戻し土33で埋設する。
【0019】以上のような構成による作用を説明する。
土砂の崩壊や堆積のない状態では、圧力チューブ19に
圧入した液体の圧力と埋め戻し土33による圧力とによ
り所定の圧力が発生し、すべての土砂崩壊監視装置9の
初期圧力としてそれぞれデータロガー31にて集計さ
れ、パソコン32で表示され、さらに、必要に応じて記
録紙に波形データが記録される。
【0020】土砂の堆積し易い個所に設置された土砂崩
壊監視装置9では、堆積土砂16が徐々にゆっくりと堆
積し、次第に圧力チューブ19の内部圧力が上昇する。
そして、堆積土砂16の堆積量が警戒量に達し、予め設
定された圧力を越えると、データロガー31から検知信
号が出力して危険状態発生を知らせる。この場合におい
て、圧力チューブ19を動物や人間が踏み付けたり、小
さな落石があったりしたときのパルス状の信号が予め設
定された圧力を越えても、出力信号が現われるので、こ
のようなノイズには作動しないようにしなければならな
い。そのためには、堆積土砂16の堆積量の速度や、内
部圧力の積分値を用いてノイズをできるだけ排除するよ
うにすることが必要である。また、図1に示すような鉄
道沿線においては、線路軌道10に土砂が被る前に検知
しなければならないので、圧力チューブ19を堆積土砂
16の最も多く堆積する個所に設置するだけでなく、線
路軌道10の近くの路床12など複数個所に設置して複
数の圧力チューブ19の出力の総合的な判断で監視する
ようにする。
【0021】土砂の崩壊し易い個所に設置された土砂崩
壊監視装置9では、崩壊土砂17が徐々にゆっくりと流
出し、次第に圧力チューブ19の内部圧力が下降する。
そして、崩壊土砂17の崩壊量が警戒量に達し、予め設
定された圧力以下になると、データロガー31から検知
信号が出力して危険状態発生を知らせる。また、この崩
壊土砂17がゆっくりと流出している個所と、堆積土砂
16がゆっくりと堆積している個所とが、上下位置にあ
るなど、土砂崩壊と堆積が相互に関連している個所にお
いては、流出個所の圧力チューブ19の内部圧力と、堆
積個所の圧力チューブ19の内部圧力との関連性を常に
把握しながら監視するようにすれば、ノイズを排除して
信頼性の高い監視ができる。
【0022】本発明による土砂崩壊監視装置9の有効性
を確認するために行った実験結果は以下の通りである。 「実験1」図4(a)に示すように、圧力チューブ19
は、内径50mm、長さ20mのビニール製チューブが
用いられ、この圧力チューブ19を、埋設溝20に敷い
た砂34の上に設置する。注液装置21から液体として
水を、初期条件として予めある圧力(バックプレッシャ
ー)、例えば1.009kg/cm2を与える。この状
態で、外力として人の片方の足35(60.5kg)で
踏み付けを繰り返す。このときの出力波形が図4(b)
で示され、最大で1.102kg/cm2が得られ、初
期条件に対する増分量は、0.093kg/cm2とな
っている。
【0023】「実験2」図5(a)に示すように、圧力
チューブ19は、内径32mmの場合で、他は、実験1
と同一である。バックプレッシャー0.980kg/c
2を与え、外力として人の片方の足35(60.5k
g)で踏み付けを繰り返す。このときの出力波形が図5
(b)で示され、最大で1.138kg/cm2が得ら
れ、初期条件に対する増分量は、0.165kg/cm
2となっている。
【0024】「実験3」図6(a)に示すように、内径
32mmの圧力チューブ19を、埋設溝20に敷いた砂
34の上に設置する。初期条件として、5cm×20m
の砂34を被せ、バックプレッシャー1.007kg/
cm2を与える。この状態から外力として50cm×2
mの堆積土砂16(800.0kg)を徐々に堆積す
る。このときの出力波形が図6(b)で示され、最大で
1.064kg/cm2が得られ、初期条件に対する増
分量は、0.057kg/cm2となっている。
【0025】「実験4」図7(a)に示すように、「実
験4」では、「実験3」における5cm×20mの砂3
4と50cm×2mの堆積土砂16(800.0kg)
を初期条件として被せ、このときの圧力1.064kg
/cm2をバックプレッシャーとして与える。この50
cm×2mの上に外力としてさらに40cm×2mの堆
積土砂16(640.0kg)を徐々に堆積する。この
ときの出力波形が図7(b)で示され、最大で約1.0
64kg/cm2が得られ、初期条件に対する増分量
は、0.000kg/cm2であった。このことは、5
0cm×2mの上に外力としてさらに堆積土砂16を堆
積しても、最初に堆積した堆積土砂16がアーチアクシ
ョンなどの作用をなし、ほとんど圧力変化として得られ
ないことをあらわしている。
【0026】「実験5」図8(a)に示すように、内径
32mmの圧力チューブ19を、埋設溝20に敷いた砂
34の上に設置し、初期条件として、5cm×20mの
砂34と50cm×2mの堆積土砂16を被せ、バック
プレッシャー1.016kg/cm2を与える。この状
態から外力としてバックホー36の無端軌道帯37を載
せて移動する。このときの出力波形が図8(b)で示さ
れ、最大で1.076kg/cm2が得られ、初期条件
に対する増分量は、0.060kg/cm2となってい
る。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上述のように、土砂の流出個
所及び/又は堆積個所に埋設され、地圧の変化を液圧の
変化として捕らえる圧力チューブ19と、この圧力チュ
ーブ19に連結され、この圧力チューブ19の内圧の変
化を検出する圧力センサ30と、この圧力センサ30の
検出データを解析するデータロガー31とにより構成し
たので、土砂が徐々にゆっくりと堆積したり、流出した
りする場合の圧力変化を確実に検知できる。また、セン
サとしての圧力チューブ19はもちろんのこと、検出信
号の計測、解析などの計測機器は、圧力センサ30とデ
ータロガー31を主体とするものであるから、即応性に
優れ、しかも、安価に提供できる。
【0028】圧力チューブ19は、外力や外気温度の変
化などで伸縮することがないが、容易に変形しやすい材
料からなり、加圧されたとき堆積する堆積土砂16の重
量で容易につぶれて、圧力チューブ19の内部に充填さ
れた液体に圧力上昇をもたらし、加圧を解除されたとき
圧力差で容易に膨らんで、内圧の減少をもたらすものか
らなるので、運搬の時は小さく折り畳むことができ、ま
た、設置の際には、軽量であるので埋設溝20への設置
が簡単で、しかも、埋設溝20の地均しも簡単にでき、
作業性に優れている。
【0029】圧力チューブ19の内部に注入される液体
は、外気温度による膨張係数ができるだけ小さく、ま
た、外気温で凍結しにくい不凍性とし、かつ、液体を含
めた圧力チューブ19全体の比重を土砂の比重と同程度
以上としたので、長期間の設置で圧力チューブ19の内
部圧力が変化したり、圧力チューブ19が浮き上がった
りすることなく、長期間安定した監視が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による土砂崩壊監視装置9を堆積土砂1
6の個所と崩壊土砂17の個所に設置した状態の説明図
である。
【図2】本発明による圧力チューブ19、注液装置2
1、空気抜き装置26の連結状態を示す正面図である。
【図3】本発明による土砂崩壊監視装置9の設置状態の
詳細な斜視図である。
【図4】実験1を説明するためのもので、(a)は、圧
力チューブ19の初期状態と外力を加えた状態の断面
図、(b)は、圧力変化の特性図である。
【図5】実験2を説明するためのもので、(a)は、圧
力チューブ19の初期状態と外力を加えた状態の断面
図、(b)は、圧力変化の特性図である。
【図6】実験3を説明するためのもので、(a)は、圧
力チューブ19の初期状態と外力を加えた状態の断面
図、(b)は、圧力変化の特性図である。
【図7】実験4を説明するためのもので、(a)は、圧
力チューブ19の初期状態と外力を加えた状態の断面
図、(b)は、圧力変化の特性図である。
【図8】実験5を説明するためのもので、(a)は、圧
力チューブ19の初期状態と外力を加えた状態の断面
図、(b)は、圧力変化の特性図である。
【図9】実験1から実験5までの結果をまとめた説明図
である。
【符号の説明】
9…土砂崩壊監視装置、10…線路軌道、11…枕木、
12…路床、13…盛土、14…側溝、15…線路脇斜
面、16…堆積土砂、17…崩壊土砂、18…斜面法
尻、19…圧力チューブ、20…埋設溝、21…注液装
置、22…バルブ、23…注液パイプ、24…チーズ、
25…ユニオン、26…空気抜き装置、27…ユニオ
ン、28…チーズ、29…バルブ、30…圧力センサ、
31…データロガー、32…パソコン、33…埋め戻し
土、34…砂、35…足、36…バックホー、37…無
端軌道帯。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】土砂の流出個所及び/又は堆積個所に埋設
    され、地圧の変化を液圧の変化として捕らえる圧力チュ
    ーブ19と、この圧力チューブ19に連結され、この圧
    力チューブ19の内圧の変化を検出する圧力センサ30
    と、この圧力センサ30の検出データを解析するデータ
    ロガー31とからなることを特徴とする土砂崩壊監視装
    置。
  2. 【請求項2】圧力チューブ19は、外力や外気温度の変
    化などでほとんど伸縮することがないが、容易に変形し
    やすい材料からなり、加圧されたとき堆積する堆積土砂
    16の重量で容易につぶれて、圧力チューブ19の内部
    に充填された液体に圧力上昇をもたらし、加圧を解除さ
    れたとき圧力差で容易に膨らんで、内圧の減少をもたら
    すものからなることを特徴とする請求項1記載の土砂崩
    壊監視装置。
  3. 【請求項3】圧力チューブ19の内部に注入される液体
    は、外気温度による膨張係数ができるだけ小さく、ま
    た、外気温度で凍結しにくい不凍性とし、かつ、液体を
    含めた圧力チューブ19全体の比重を土砂の比重と同程
    度以上としたことを特徴とする請求項1または2記載の
    土砂崩壊監視装置。
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