JPH11143854A - 価値論理による主観的「あいまいさ」の客観的数値導出法 - Google Patents

価値論理による主観的「あいまいさ」の客観的数値導出法

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JPH11143854A
JPH11143854A JP34991097A JP34991097A JPH11143854A JP H11143854 A JPH11143854 A JP H11143854A JP 34991097 A JP34991097 A JP 34991097A JP 34991097 A JP34991097 A JP 34991097A JP H11143854 A JPH11143854 A JP H11143854A
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Hiroo Uryu
浩朗 瓜生
Yukiya Kano
行弥 鹿野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 「あいまいさ」の表現の二値論理的限界を解
決するため、二値論理的定数(1)、(0)を価値論理
的に変換し、「あいまいな」価値(a)を加えて
(1)、(a)、(0)を価値論理における価値定数と
し命題に関する表現を無限に拡張し、「あいまいさ」の
判断を要する主観的命題等を客観的数値として表現し
「あいまいな」命題に関して価値序列や価値偏差を可能
とした。 【解決手段】判断を必要とする対象である命題に経験的
知識及び知恵に基づいた主観的価値を「あいまいな」価
値aとみなして、「価値あり」、「価値なし]、「反価
値あり]を設定した価値空間のもとで特定し単独もしく
は対象比較等の方法により価値序列、価値偏差等を明ら
かにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が解決しようとする課題】従来、判断を必要とす
る対象である命題は、その判断が真(1)偽(0)の二
値論理を有する論理回路をもとに下されていた。これで
は真(1)もしくは偽(0)の値における程度つまり
「あいまいさ」を全く表現することができなかった。そ
こで本発明は二値論理における真(1)偽(0)の二値
論理的な限界を解決するため、二値論理的定数1,0を
価値論理的に変換し、「あいまいな」価値aを加えて、
価値論理における価値定数とすることにより命題に関す
る表現を無限に拡張した。
【0002】本発明により「あいまいさ」の判断を要す
る主観的命題等を客観的な数値として表現し従来二値論
理のもとでの「あいまいな」命題に関して価値序列や価
値偏差を可能とした。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記目的を可能とするに
は、判断を必要とする対象である命題に経験的知識及び
知恵に基づいた主観的価値を「あいまいな」価値aとみ
なして、「価値有り」、「価値なし」、「反価値あり」
を設定した価値空間のもとで特定し価値定数を求める。
【発明の実施の形態】
【0004】
【実施例】次に、本発明「価値論理による主観的「あい
まいさ」の客観的数値導出法」の実施例を図面を参照に
具体的に説明する。
【0005】図1で、この発明の基本的な単位を説明す
る。Sとは判断を必要とする命題である。Vとはその命
題に関する主観的な判断を要する条件である。Sを基点
に3方向(上部が「価値あり」、中間部が「価値な
し」、下部が「反価値あり」と区分された価値空間)へ
と分岐する。ここで価値空間は(2n+1)なる価値空
間を有し、上部の「価値あり」及び下部の「反価値あ
り」の価値空間は各々設定した価値幅(=n)を有しn
に近ずくにつれ価値が上昇する。ここで「価値あり」の
最高価値はTnで最低価値はT1となり、同様に「反価
値あり」の最高価値はFnで最低価値はF1となる「価
値なし」の価値空間はNと示し命題に関して判断の必要
がないことを示す。
【0006】ここで、上部「価値あり」、中間部「価値
なし」、及び「反価値あり」の価値空間でkを設定した
場合、価値の値は上部の場合(数1)中間部「価値な
し」の場合(N=0)下部「反価値ありJの場合(数
2)と導出ことができる。この導出された値が価値定数
となる。
【0007】
【数1】
【0008】
【数2】
【0009】図2は命題の個数をz個に拡張した場合で
ある。
【0010】図3は図2の総和(SS=S1+S2+S
3+・・・・・・・・・・+SZ)である。ここでTk
とは「価値あり」の価値空間での第k項でkの範囲は1
〜nである。tkとはTkの個数である。同様にFkと
は「反価値あり」の価値空間での第k項でkの範囲は1
〜nである。fkとはFkの個数である。のNとは「価
値なし」であり、bはその個数である。
【0011】ここでSSの総合価値について説明する。
図3で「価値あり」と「反価値あり」の価値空間におけ
るTkとFkの個数についてその大小関係を検定し、T
k>Fkの場合(=1)Tk<Fkの場合(=−1)T
k=Fkの場合(=0)をkについて1〜nまで行う。
求めた総和を命題の個数Zで割った値を価値定数とす
る。これにより命題の総和における価値定数が導出され
る。
【0012】次に2つの命題に関する比較について説明
する。第4図は命題Sと命題S’でありT1〜Tnは共
通である。先ず両命題について価値空間T1〜TnとF
1〜Fnの比較を前記同様に行う。Tk>Fkの場合
(=1)Tk<Fkの場合(=−1)Tk=Fkの場合
(=0)をkについて1〜nまで行う)、最後にもとめ
た1〜nの各値を両命題につき比較を行う。SとS’の
値を以下の条件に置換する。(1.1),(0,0),
(−1,−1)ならば(=1)、(1,0),(1,−
1),(0,1),(0,−1),(−1,1),(−
1,0)ならは(=0)とし、その総和を求めZで割る
これにより求められた数値が比較による価値定数であ
る。
【0013】図5はより普遍性をもたせるため主観的な
判断であるVを(数3)の条件のもとで価値空間をu個
設定した。
【0014】
【数3】
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成さ
れ、従来の命題における二値論理的決定の限界を価値論
理的に解決し、更に、主観的な判断を客観的に数値とし
て導出したこと。
【図面の簡単な説明】
【図1】命題、主観的判断を要する条件、主観的判断を
設定する価値空間及び価値定数の基本単位
【図2】命題の個数を拡張した図
【図3】総合価値における価値定数導出法
【図4】比較対象となる命題
【図5】普遍化された基本単位
【符号の説明】
S 判断を必要とする対象である命題 V 経験的知識及び知恵に基づいた主観的価値 T 「価値あり」の価値空間 N 「価値なし」の価値空間 F 「反価値あり」の価値空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】価値論理とは、人間及び人類の最高価値を
    その生命の連続性、すなわち人類永存の達成におき、価
    値命題に対してその価値の有無等を、生命の連続性の点
    から確認する方法をもっているという論理である。この
    価値論理では、思考と経験とが価値によって関係づけら
    れ、命題と命題の結合を問題にするとき、結びつけられ
    る命題間に、どのような価値のつながりがあるかを経験
    的知識及び知恵によって考えることを基本にして、その
    結合の規則を明らかにし、人類の永存原理及び条件等を
    探求する方法。
  2. 【請求項2】価値論理の価値定数は,「価値あり」1、
    「あいまいな価値」a、「価値なし」0、「あいまいな
    反価値」−a、「反価値あり」−1である。ここで「あ
    いまい」律による価値定数1,a,0,−a,−1につ
    いて説明する。論理の根本原理と考えられる矛盾律の代
    数的表現X(1−X)=0を解いた答、X=1,X=0
    が得られ、形式論理の「真」1、「偽」0にあたる。こ
    れに対して、価値論理の「価値あり」1、「あいまいな
    価値」a、「価値なし」0、「あいまいな反価値」−
    a、「反価値あり」−1は「価値があるのか、ないの
    か、はっきりしない」ことをあらわす「あいまい」律の
    代数的表現 X(1−X)≧0を解いた答、X=1,1
    >X(X=a)>0,X=0及び X=−X’となる
    X’は必ず存在するのでこれを解いた答、X’=−1,
    −1<X’(X’=−a)<0,X’=0ここで,価値
    序列を1>a>0と定義し、その内容は1,−1とは
    正(プラス)及び負(マイナス)の最高(最低)価値で
    価値空間における価値序列の最上(最下)段に「請求項
    1」における人類存続(滅亡)の状態を設定して,これ
    を価値論理の最高(最低)価値とし1(−1)であらわ
    す。この最高(最低)価値を目的(反目的)とする0
    とは価値の序列化ができない中立値1>X(X=a)
    >0.−1<X’(X’=a)<0は最高(最低)価値
    の間に存在し、1,0,−1、何れとも明確にいえない
    価値をあいまいな値値として、aであらわす方法。
  3. 【請求項3】価値判断を要する命題に最高価値から最低
    価値を設定できる可変価値空間を「請求項1」での経験
    知識及び知恵である主観的「あいまいさ」に基づき設定
    された価値を数値により導出し価値序列を可能とする。
  4. 【請求項4】前記方法により導出された数値を単一のも
    のから総体として単独もしくは複数対象として比較する
    方法により価値序列、価値偏差を明らかにする
JP34991097A 1997-11-13 1997-11-13 価値論理による主観的「あいまいさ」の客観的数値導出法 Pending JPH11143854A (ja)

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JPH11143854A true JPH11143854A (ja) 1999-05-28

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ID=18406939

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JP34991097A Pending JPH11143854A (ja) 1997-11-13 1997-11-13 価値論理による主観的「あいまいさ」の客観的数値導出法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6602386B1 (en) 1999-01-29 2003-08-05 Uni-Charm Corporation Fibrillated rayon-containing, water-decomposable fibrous sheet

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6602386B1 (en) 1999-01-29 2003-08-05 Uni-Charm Corporation Fibrillated rayon-containing, water-decomposable fibrous sheet

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