JPH11143474A - ホルダー付ホイッスル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、ホイッスルを災害時のために有効に保
管できるようにした小型、軽量で廉価なものは得られて
いない。 【解決手段】 本発明のホルダー付ホイッスルは一面に
リード開口を有する膨出部を形成した板状円弧形ホイッ
スル本体の両側と上記リード開口間にスリットを形成し
てその横幅を弾撥的に減少できるようにし、ホイッスル
本体の減少された横幅に対応する内側幅の入口部分と、
上記ホイッスル本体の上記両側部分を受容する溝または
切欠け部分とを有する中間部分とを有するホルダー本体
内に、上記ホイッスル本体を着脱自在に挿入保持せしめ
る。上記ホルダー本体の溝または、切欠けと、背面板内
面間の間隔及び正面板内面間の間隔を等しくし、この間
隔が上記ホイッスル本体の膨出部の厚さに対応する値な
らしめる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ホルダー付ホイッ
スル、特に、防災上携帯に便利ならしめたホルダー付ホ
イッスルに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】一般に、災害時には、災害現場から脱出
するに際し、ホイッスルを携帯すれば極めて便利であ
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来この
ようなホイッスルを防災ヘルメット等に簡単に組み込む
ようにしたものは提案されていない。

【０００４】本発明は上記の目的を達成するようにした
ものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のホルダー付ホイ
ッスルは、板状ホイッスル本体と、このホイッスル本体
の一端に形成した吹口と、上記ホイッスル本体の他端に
一端を連結した短柵状のハンガーと、このハンガーと上
記ホイッスル本体間に形成された突起とより成ることを
特徴とする。

【０００６】また、本発明のホルダー付ホイッスルは、
一面にリード開口を有する膨出部を形成した板状円弧形
ホイッスル本体と、このホイッスル本体の一端に形成し
た吹口と、上記ホイッスル本体を格納する筒状のホルダ
ー本体と、このホルダー本体のハンガーとより成り、上
記ホイッスル本体がその両側と上記リード開口間にスリ
ットを有し、その結果、その横幅を弾撥的減少でき、上
記ホルダー本体が上記ホイッスル本体の減少された横幅
に対応する内側幅の入口部分と、上記ホイッスル本体の
上記両側部分を受容する溝または切欠け部分とを有する
中間部分とを有し、上記ホイッスル本体が上記ホルダー
本体内に着脱自在に挿入保持されることを特徴とする。

【０００７】また、本発明のホルダー付ホイッスルは、
上記ホルダー本体の溝または、切欠けと、背面板内面間
の間隔及び正面板内面間の間隔が等しく、この間隔が上
記ホイッスル本体の膨出部の厚さに対応する値であるこ
とを特徴とする。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。

【０００９】図１〜図４において１は板上卵形のプラス
チック製ホイッスル本体、２はその上面膨出部、３はこ
の上面膨出部２の中央に形成したリード開口、４は上記
ホイッスル本体１の一端に突出して形成した筒状の吹
口、５は上記ホイッスル本体１を受容する両側板５ａと
背面板５ｂ及び正面板５ｃとを有する筒状のホルダー本
体、６はこのホルダー本体５をヘルメットのヘッドバン
ドやズボンのベルト等に引っ掛けるための折り曲げ短冊
状のハンガーを示し、本発明においては、上記リード部
開口とホイッスル本体１の両側間に上記吹口４側または
その反対側から延びる所望の幅のスリット７，７を形成
し、上記ホイッスル本体１の両側を夫々上記リード開口
側に押圧すれば、上記スリット７，７によって上記ホイ
ッスル本体１の両側部が弾撥的に互に接近する方向に偏
位し、その結果、上記ホイッスル本体１の最大横幅が挟
められるようにする。

【００１０】また、上記筒状ホルダー本体５には、その
両側板内面間の幅が上記挟められたホイッスル本体１の
横幅寸法に等しい入口部分８と、上記ホイッスル本体１
を上記筒状ホルダー本体５内に十分に挿入したとき上記
ホイッスル本体１の最大横幅部分に対向するようになる
上記筒状ホルダー本体５の両側板５ａの中間部内面に形
成した、上記ホイッスル本体１の両側部分を夫々受容す
る幅及び長さの溝または切欠け９とを設ける。

【００１１】なお、上記入口部分８を上記筒状ホルダー
本体５の上記ハンガー６側及びその反対側の双方に設け
れば、上記ホイッスル本体１をその双方の側から上記筒
状ホルダー本体５内に挿入保持できるようになる。

【００１２】また、上記筒状ホルダー本体５の両側板５
ａに形成した上記溝または切欠け９は、上記筒状ホルダ
ー本体５の背面板５ｂと正面板５ｃ間の中心に位置せし
め、且つ溝または切欠け９と背面板５ｂの内面または正
面板５ｃの内面間の距離は、上記ホイッスル本体１の上
記リード開口３が形成された上面膨出部２の厚さに対応
せしめるのが好ましい。

【００１３】本発明のホルダー付ホイッスルは、上記の
ような構成であるから、図５に示すようにホイッスル本
体１を筒状ホルダー本体５内に差し込めば、筒状ホルダ
ー本体５の入口部分８を通るとき、ホイッスル本体１の
両側部がスリット７，７の幅に相当するだけ偏位し、そ
の後筒状ホルダー本体５の溝または切欠け９に達したと
き、復元してこれに係合するようになる。

【００１４】従って、この後はホイッスル本体１は筒状
ホルダー本体５からみだりに離脱することは無いように
なる。

【００１５】また、筒状ホルダー本体５の背面側内面、
正面側内面及び溝または切欠け９の寸法関係を上記のよ
うに設定すれば、ホイッスル本体１を筒状ホルダー５内
に裏，表関係なく挿入できるようになる。

【００１６】なお、上記ホイッスル本体１の形状は卵形
に限らず、楕円形や円形であっても良い。

【００１７】図７〜図９は、より簡略化した本発明のホ
ルダー付ホイッスルの他の実施例を示し、この実施例に
おいてはホイッスル本体１として矩形板状のものを用
い、ホルダー本体５を用いず、その一端を上記ホイッス
ル本体１の吹口４の反対側に連結した短柵状のハンガー
６を用い、このハンガー６と上記ホイッスル本体１の対
向面間に突起１０を形成せしめる。

【００１８】

【発明の効果】上記のように本発明のホルダー付ホイッ
スルの第１の実施例によれば、ホイッスル本体１が扁平
であるため、そのホルダーも扁平小型にでき、また、両
者の掛止構造も極めて簡単であるため、コストも安く、
軽量であるためヘルメットやバンドに装着でき緊急時の
携帯用警報装置として好適である大きな利益がある。ま
た、第２の実施例によれば、その構成を簡単とし、コス
トを低下することができるようになる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のホイッスル本体の平面図である。

【図２】本発明のホイッスル本体の側面図である。

【図３】本発明のホルダー本体の正面図である。

【図４】本発明のホルダー本体の側面図である。

【図５】本発明のホイッスル本体をホルダー本体に挿入
する過程の正面図である。

【図６】本発明のホイッスル本体をホルダー本体に装着
した状態の正面図である。

【図７】本発明のホイッスル本体の他の実施例の平面図
である。

【図８】図７に示すホイッスル本体の側面図である。

【図９】図７に示すホイッスル本体の底面図である。

【符号の説明】

１ ホイッスル本体 ２ 上面膨出部 ３ リード開口 ４ 筒状の吹口 ５ ホルダー本体 ５ａ 両側板 ５ｂ 背面板 ５ｃ 正面板 ６ ハンガー ７ スリット ８ 入口部分 ９ 切欠け １０ 突起

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 板状ホイッスル本体と、このホイッスル
   本体の一端に形成した吹口と、上記ホイッスル本体の他
   端に一端を連結した短柵状のハンガーと、このハンガー
   と上記ホイッスル本体間に形成された突起とより成るこ
   とを特徴とするホルダー付ホイッスル。
2. 【請求項２】 一面にリード開口を有する膨出部を形成
   した板状円弧形ホイッスル本体と、このホイッスル本体
   の一端に形成した吹口と、上記ホイッスル本体を格納す
   る筒状のホルダー本体と、このホルダー本体のハンガー
   とより成り、上記ホイッスル本体がその両側と上記リー
   ド開口間にスリットを有し、その結果、その横幅を弾撥
   的減少でき、上記ホルダー本体が上記ホイッスル本体の
   減少された横幅に対応する内側幅の入口部分と、上記ホ
   イッスル本体の上記両側部分を受容する溝または切欠け
   部分とを有する中間部分とを有し、上記ホイッスル本体
   が上記ホルダー本体内に着脱自在に挿入保持されること
   を特徴とするホルダー付ホイッスル。
3. 【請求項３】 上記ホルダー本体の溝または、切欠け
   と、背面板内面間の間隔及び正面板内面間の間隔が等し
   く、この間隔が上記ホイッスル本体の膨出部の厚さに対
   応する値であることを特徴とする請求項２記載のホルダ
   ー付ホイッスル。