JPH11140833A - 情報表示柱 - Google Patents

情報表示柱

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JPH11140833A
JPH11140833A JP9302389A JP30238997A JPH11140833A JP H11140833 A JPH11140833 A JP H11140833A JP 9302389 A JP9302389 A JP 9302389A JP 30238997 A JP30238997 A JP 30238997A JP H11140833 A JPH11140833 A JP H11140833A
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JP
Japan
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speaker
information display
groove
pillar
column
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Application number
JP9302389A
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English (en)
Inventor
Satoshi Mikami
聰 三上
Mayumi Tajiri
まゆみ 田尻
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Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】公園街路などの要所に立設可能な情報表示柱を
使用し、情報センター等からの防災情報をスピーカによ
る聴覚の伝達手段により遠隔地や広域に確実に伝達する
と共に、視覚による電光表示板を用いて情報を伝達し、
しかも風雪や鳥害からスピーカを保護し、電子装置の配
線に便利で外観上の意匠性が高い情報表示柱の提供をす
る。 【解決手段】断面三角形の中空状の柱本体1の内部に開
口部が各側面に向いた3基のスピーカ51,52,53
を縦方向に取り付ける構成とし、また柱本体1の各稜部
に取り付けブラケット51c,52c,53cを介して
固定する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歩道、車道、或い
は公園等の屋外に設置して、日常的には地域情報等を表
示案内し、地震、津波等の災害時には避難情報や危険区
域の警告を行い、またダム放水等の防災情報を表示、警
報を行う情報表示柱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の情報表示柱100は、図
13に示すように、金属性の四角柱状や円柱状の柱本体
101と、その上部に取り付けた街路灯102や有線放
送のスピーカ103、およびその下部に取り付けた電源
を含む制御装置104とから構成されているものが一般
的に知られている。この情報表示柱100は、災害発生
等の緊急時には特定の情報センターから防災情報が送ら
れ、スピーカ103により地域の住民に伝達するもので
ある。また、近年は情報表示柱100による防災情報の
伝達を、有効、且つ確実に行うために、スピーカ103
による聴覚情報手段に加え、視覚情報手段としての電光
表示板や注意を喚起する回転灯を、この情報表示柱10
0に取り付ける試みがなされるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
情報表示柱100の柱本体は円柱状や四角柱状の柱本体
101を使用しているため、、情報表示柱100の全方
向に災害等の情報を伝達するためには、スピーカ103
を最低4個取り付ける必要があり、コストがかかるとい
う問題があった。また、スピーカ103は、柱本体10
1の上部に突出して取り付けられるため、風雨や風雪に
さらされ、防水構造のスピーカを使用しても損傷が発生
し易いという問題もあった。更に、このスピーカ103
は、適宜な高さにあり、しかも柱本体101の水平方向
に突出しているので、カラスや鳩等の鳥類の恰好のとま
り木となり、これら鳥類の悪戯や糞等により被害を受け
て故障の原因にもなっていた。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、公園街路などの要所に立設可能な情報表示柱を
使用して情報センター等からの防災情報をスピーカによ
る聴覚の伝達手段により遠隔地や広域に確実に伝達する
と共に、視覚による電光表示板を用いて情報を伝達し、
しかも風雪や鳥害からスピーカを保護し、電子装置の配
線に便利で外観の意匠性が高い情報表示柱の提供を目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の情報表示柱は、断面三角形の中空状の柱本
体の内部に開口部が各側面に向いた3基のスピーカを縦
列に取り付ける構成としたものである。この構成によれ
ば、情報表示柱の中空状の狭い内部に3基のスピーカを
収納することができ、しかも情報表示柱の全方向に防災
情報等の伝達が可能となる。また、前記スピーカの取り
付けは、柱本体の各稜部に取り付けブラケットを介して
固定する構造としたものである。この構造によれば、ス
ピーカの取り付けは背面のみの一箇所を支持すれば足り
るので、取り付けが簡単になる。また、前記スピーカの
配線は、前記柱本体の内部を水密性の仕切り板を介して
柱本体の内部に収容された制御装置に接続する構成とし
たものである。この構成によれば、スピーカの配設部に
浸入した雨水等がスピーカの配設部より下に配設された
制御装置に浸入することを防止できる。
【0006】更に、前記柱本体の各稜部には外方に開口
する溝を形成し、前記スピーカの配線は、このスピーカ
の位置する前記溝に形成された透孔より溝に引き出さ
れ、前記制御装置が位置する溝に形成された透孔より柱
本体の内部に引き入れられて接続する構成としたもので
ある。この構成によれば、前記スピーカから制御装置に
至る配線は、スピーカより下部に配設される各電子装置
の取り付けや配線の妨げとならない。更にまた、前記溝
の開口には溝カバー材を取り付ける構成としたものであ
る。この構成によれば、溝に配線された配線ケーブルは
溝カバー材により見えなくなるので、情報表示柱の外観
上の意匠性を高めることができ、しかも溝に浸入する雨
水等を防ぐことができる。また、前記柱本体は、アルミ
ニウム合金製の押出形材であることを特徴とするもので
ある。この、構成によれば、情報表示柱の強度を保つと
共に、内部の中空部に効率良く電子装置を収納でき、し
かも情報表示柱の外観上の意匠性を高めることができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図に基いて
説明する。図1は、本発明に係る情報表示柱の概要を示
す分解斜視図、図2は、図1の情報表示柱の柱本体の水
平断面図、図3は、図1の情報表示柱の電光表示板の取
り付けを示す水平断面図、図4は、図3のX−X線断面
図、図5は、電光表示板の配線を示す斜視図、図6は、
図1の情報表示柱の回転灯の取り付けを示す正面の断面
図、図7は、図1の情報表示柱のスピーカユニットの取
り付けを示す一部破断の正面図、図8は、図1の情報表
示柱のスピーカを示す側面図、図9は、図1の情報表示
柱のスピーカユニットの取り付けを示す水平断面図、図
10は、図1の情報表示柱のスピーカユニットのコネク
タの配置を示す水平断面図、図11は、図1の情報表示
柱の制御装置の取り付けを示す側面断面図、図12は、
図1の情報表示柱の電気系統を示す概略図である。
【0008】本発明に係る情報表示柱Aは、図1に示す
ように、断面三角形のアルミニウム合金からなる一体の
中空押出形材の柱本体1を地上に立設したもので、この
柱本体1の内部に中空部2を形成し、頂部には雨水等が
浸入しないように三角形の天板9を取り付けている。ま
た、この柱本体1の上方の三面には、発光ダイオードに
よる文字や記号等を変化させて表示する面状の電光表示
板20を取り付けている。この電光表示板20の直下に
は赤色の回転灯30を柱本体1の内部に収納し、回転灯
30の配設部には柱本体1の三面をカバーする半透明の
カバー板34を固定する。
【0009】また、この回転灯30の直下には中空の収
納室13を設け、必要に応じて図示しない監視カメラ等
が取り付けられる。この収納室13の直下には、スピー
カユニット50を構成する3個のスピーカ51,52,
53をそれぞれ三角形の柱本体1の各面に向かって取り
付け、各スピーカの前面にはスピーカネット54,5
4,54を取り付けてある。更に、この柱本体1の下方
には、電光表示板20、回転灯30及びスピーカユニッ
ト50を制御する制御装置70が収納され、この制御装
置70の位置には制御装置70が着脱可能なようにカバ
ー板71を固定している。
【0010】かかる情報表示柱Aの柱本体1は、図2に
示すように、表面に細かな凹凸面を有する3つの側板3
と、これらの側板3が交差する各稜部に、外方に向かっ
て開口する溝4を有する各溝形成部5と、各側板3の両
端を内向きに凹ました細溝7と、各溝形成部5の中空部
2側に設けたビス受け条8とを一体に有するものであ
る。この細溝7は必要に応じて側板3の外面に化粧カバ
ーや住所表示板等を固定するために使用するもので、ビ
ス受け条8は天板9(図1参照)を固定するビスを受け
入れるためのものである。
【0011】また、図3に示す水平断面図は、柱本体1
に電光表示板20の取り付けを示すもので、側板3に接
続金具10を介してネジ8a等により電光表示板20を
固定している。この電光表示板20は、図4に示すよう
に、多数の発光ダイオード21を植設したパネル22
と、このパネル22を柱本体1に取り付けるための取り
付け金具23とを備えており、さらに発光ダイオード2
1を接続するための複数の接続ケーブル24、およびこ
の接続ケーブル24を複数の配線ケーブル11へ接続す
るための複数のコネクタ25を備えている。これらのコ
ネクタ25は、柱本体1の外部に取り付けられる電光表
示板20側から柱本体1内に雨水等が浸入しないように
防水コネクタが使用される。
【0012】また、上記の複数の配線ケーブル11は、
図5に示すように、溝形成部5の底部6に形成された透
孔6aを通り中空部2側から溝4に引き出される。そし
て、この溝4の開口部には、図2に示すように、溝4へ
の雨水等の浸入を防ぐためと、外部より配線ケーブル1
1が見えないようにするため、溝カバー材16を取り付
けている。また、透孔6aには、防水のため弾性を持つ
ゴムや合成樹脂から形成されたガスケット12が嵌め込
まれ、ガスケット12の中心部に形成された挿通孔に3
本の配線ケーブル11を通すことにより防水性を保つよ
うにしている。この配線ケーブル11は、溝4の中を下
方に配線し、制御装置70の位置に穿設された透孔6b
より柱本体1内に引き入れ、制御装置70に接続してい
る。また、この透孔6bにも防水のためガスケット12
を使用する。
【0013】また、上記電光表示板20の直下には、図
6に示すように、柱本体1内に回転灯30を取り付けて
いる。この回転灯30は、内部にモータを備えた本体部
31と、この本体部31のモータにより回転するランプ
部32とを備え、ランプ部32は赤色または茶色の透明
のレンズ33で覆われており、災害発生等の緊急時に
は、図示しない情報センター等の指令により、ランプ部
32が点灯して回転するようになっている。また、回転
灯30が位置する柱本体1の周囲には、上半部34aが
透明で下半部34bが波板状に形成されたカバー板34
が、防水と外観上の観点から取り付けられている。この
カバー板34の透明な上半部34aはランプ部32に位
置しており、柱本体1の周囲からランプ部32が見え易
くしてあり、下半部34bは本体部31やその取り付け
部分を覆い、外観上周囲から見えにくいようにしてあ
る。
【0014】この回転灯30の取り付けは、三角形の取
り付け板35に本体部31をビス36で固定し、この取
り付け板35を溝形成部5の底部6に取り付けた3箇所
の取り付けブラケット37に固定するものである。ま
た、回転灯30の電源用ケーブル38は、コネクタ39
により下部の水密性の仕切り板40に取り付けられた配
線ケーブル41の防水コネクタ42に接続する。そして
配線ケーブル41は柱本体1内に配線し、後述するスピ
ーカユニット50の配線ケーブルと共に、制御装置70
に接続する。また、この回転灯30の上部は水密性の仕
切り板43により仕切られ、下部は水密性の仕切り板4
0により仕切ることによって防水構造となっている。ま
た、上部の水密性の仕切り板43の上の溝形成部5の底
部6には水抜き孔44が形成され、柱本体1内に浸入し
た水を外部に排出するようにしている。同様に下部の水
密性の仕切り板40の上の溝形成部5の底部6にも水抜
き孔45が形成され柱本体1内に浸入した水を外部に排
出するようにしている。この回転灯30の下は収納室1
3となっており、必要に応じて監視カメラ等の取り付け
ができるようになっている。
【0015】更に、この収納室13の下には、図7に示
すように、3基のスピーカ51,52,53からなるス
ピーカユニット50が取り付けられている。このスピー
カユニット50は、同一の3基のスピーカ51,52,
53を上下方向に取り付け、それぞれのスピーカの開口
部51a,52a,53aは柱本体1の三方に向かって
開口しており、情報表示柱Aの周囲のどの位置からも、
スピーカユニット50による災害情報を聴き取れるよう
になっている。これらのスピーカ51,52,53は同
一構造なので、図8に示すように、スピーカ51につい
てのみ説明すると、スピーカ51は円形の開口部を持つ
ホーン51aと基端側のボイスコイル収納部51bとか
らなり、ホーン51aの基端側にはスピーカ51を柱本
体1に取り付けるために、コ字状のスピーカブラケット
51cが取り付けられている。また、ボイスコイル収納
部51bには、配線ケーブル55が防水パッキンを介し
て接続されている。同様にスピーカ52,53にも防水
パッキンを介して配線ケーブル56,57が接続されて
いる。
【0016】3個のスピーカ51,52,53の柱本体
1への取り付けは、図9に示すように、それぞれのスピ
ーカブラケット51c,52c,53cに形成された3
個の孔を、それぞれ六角孔付きボルト66を使用して柱
本体1の稜部である各溝形成部5の底部6に固定するも
のである。このように柱本体1の稜部の内側に背面のみ
一箇所で取り付けられたスピーカ51,52,53は、
それぞれのホーン51a,51b,51cの開口部が1
20度間隔で柱本体1の各面に向かって開口するように
なり、それぞれのホーン51a,51b,51cが断面
三角形の2つの面で保持されるようになるので、収納性
が良く、しかも取り付けが安定する。また、これらのス
ピーカ51,52,53の前面には、金属板にパンチン
グ加工により多孔を形成した格子状のスピーカネット5
4,54,54を取り付けており、音声を遮断しないよ
うにすると共に、鳥類等がスピーカ内に侵入するのを防
止している。
【0017】このスピーカユニット50の配線は、3基
のスピーカ51,52,53の配線ケーブル55,5
6,57が、図10に示すように、それぞれ防水コネク
タ58,59,60によって水密性の仕切り板61に固
定されている配線ケーブル62,63,64と接続され
る。また同時に、回転灯30の配線ケーブル41がスピ
ーカユニット50内を通り防水コネクタ46により水密
性の仕切り板61の配線ケーブル65に接続される。
これらの配線ケーブル62,63,64,65は柱本体
1内を通り、図11に示すように、下方に設置された制
御装置70と接続している。
【0018】制御装置70は、図1に示すように、柱本
体1の下方の収納室14に収納されており、この制御装
置70を柱本体1内に出し入れするためにカバー板71
が柱本体1に取付けられている。また、制御装置70
は、図11に示すように、柱本体1内の制御ボックス7
2に、IC等の各種の電子部品から構成される電子回路
80を載置した絶縁性の電子基板73が取付材74を介
して取り付けられている。また、この制御装置70に
は、電光表示板20、回転灯30およびスピーカユニッ
ト50との配線ケーブルが接続されている。即ち電光表
示板20の配線ケーブル11は柱本体1の溝4を経由し
て透孔6bよりガスケット12を挿通して収納室14内
に引き入れ、制御装置70の所定のコネクタに接続して
いる。回転灯30とスピーカユニット50の配線ケーブ
ル55,56,57,41は防水仕切り61を介して収
納室14内の配線ケーブル62,63,64,65に接
続し、この配線ケーブル62,63,64,65は、制
御装置70の所定の回路に接続している。
【0019】このように構成された情報表示柱Aの動作
を図12に基いて説明する。同図において、例えば、図
示しない地域の防災センター等からの無線電波を柱本体
1の頂面に取り付けられたアンテナ15で受信し、受信
された外部電気信号Sは電子回路80のインターフェー
ス81を介して演算処理ユニット82に送られる。この
外部電気信号Sには、無線信号の他、有線信号、公衆回
線を用いた信号等が含まれ、例えば、防災センターから
の無線信号や、電話回線、携帯無線電話、又はコンピュ
ータ等からの無線又は有線信号である。
【0020】前記演算処理ユニット82の一方の出力か
らは、音声再生(録音再生)ユニット83及びアンプ8
4を通じてスピーカユニット50に接続され、各種のメ
ッセージ音を周囲に提供するようになっている。また、
演算処理ユニット82からは、出力回路85及びアンプ
86を通じて回転灯30に接続され、緊急時に回転灯3
0を点灯するようになっている。さらに、演算処理ユニ
ット82からは、表示回路87及び出力回路88を通じ
て電光表示板20に接続され、電光表示板20を構成す
る多数の発光ダイオード21を駆使して各種の文字、図
形、記号等の表示を行うようになっている。尚、電子回
路80には、柱本体1の基部に配設された非常用電源9
0又は外部電源91が電源ケーブル89を介して接続さ
れている。
【0021】従って、上記のように構成された情報表示
柱Aを地域ごとに立設すれば、断面三角形の柱本体1の
各面に向かって3基のスピーカ51,52,53を取り
付けたスピーカユニット50により情報表示柱Aのあら
ゆる方向に防災情報を伝達することが可能となる。ま
た、この情報表示柱Aは、情報伝達手段として前記スピ
ーカユニット50に加え、電光表示板20や回転灯30
は透明のレンズを取り付けたことにより、情報表示柱A
のあらゆる方向から視覚、聴覚で確認できるので、災害
発生時や夜間でも的確且つ迅速に防災情報を伝達するこ
とが可能となる。また、公園等の公共施設内において、
情報表示柱Aを立設し、スピーカユニット50を使用し
て迷子の連絡をしたり、前記電光表示板20を通じてイ
ベント等の案内情報や天気予報を来園者に提供すること
もできる。さらに、回転灯30を使用して、緊急状態が
発生した場合等に周囲の関心を集め、スピーカユニット
50や電光表示板20で迅速な情報を周囲の人々に伝達
することが可能である。
【0022】本発明は上述した実施の形態に限定される
ものではない。例えば、スピーカユニット50は、スピ
ーカの他に、電気操作される打楽器又は鈴等や、電子擬
音等を用いることも可能である。また、スピーカの形状
も上述した実施の形態に限定されるものでなく、例えば
コーンタイプ等、他の公知のものでもよい。また、電光
表示板20には、前記発光ダイオードの他にランプ、ブ
ラウン管、および液晶パネル等のディスプレイを用いた
り、発射方向が遠隔操作可能なレーザ光発射部を用いた
り、これらを適宜併用することもできる。更に、スピー
カユニット50からスピーカユニット50より下部に配
設された制御装置70に至る配線は、柱本体1の中空部
2内のスピーカ51,52,53より溝4に透孔を設け
て溝4に引出し、溝4の中を配線した後に制御装置70
の配設部で溝4より収納室14内に引き入れる構成とす
る等、電子装置の配置等により溝4の利用形態を変更す
ることもできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明の情報表示柱は、
断面三角形の中空状の柱本体の内部に開口部が各側面に
向いた3基のスピーカを縦列に取り付けることにより、
情報表示柱の中空状の狭い内部に3基のスピーカを収納
することができ、しかも三角柱の各側面に向かってスピ
ーカのホーンが開口しているので、3基のスピーカで情
報表示柱の全方向に防災情報等を伝達することができる
と共に、コストも削減できるという優れた効果を奏す
る。これにより、前記スピーカは柱本体の外部に露出せ
ず、しかも前面にスピーカネットが取り付けられている
ので、風雪や鳥害に対しても保護され、故障となる原因
を回避するものである。また、前記スピーカの取り付け
は、柱本体の各稜部に取り付けブラケットを介して固定
することにより、スピーカの取り付けが背面の一箇所で
簡単に取り付けることができ、しかも柱本体の断面三角
形の中空部の形状にスピーカの形状が適合して収納でき
るので、取り付けが安定するという効果を奏する。ま
た、前記スピーカの配線は、前記柱本体の内部を水密性
の仕切り板を介して柱本体の内部に収容された制御装置
に接続することにより、スピーカの配設部に浸入した雨
水等がスピーカの配設部より下に配設された制御装置に
浸入することを防止できるので、制御装置の配設部を水
密性を保つことができるという効果を奏する。
【0024】更に、前記柱本体の各稜部には外方に開口
する溝を形成し、前記スピーカの配線は、このスピーカ
の位置する溝に形成された透孔より溝に引き出され、前
記制御装置が位置する溝に形成された透孔より柱本体の
内部に引き入れられて接続することにより、スピーカよ
り下部に配設される各電子装置の取り付けや配線の妨げ
にならず、収納性が向上するという効果を奏する。更に
また、前記溝の開口には溝カバー材を取り付けることに
より、溝に配線された配線ケーブルは見えなくなるの
で、情報表示柱の外観上の意匠性を高めることができ、
しかも溝に浸入する雨水等を防ぐことができるという効
果を奏する。また、前記柱本体は、アルミニウム合金製
の押出形材を使用することにより、情報表示柱の強度を
保つと共に、内部に効率良く電子装置を収納でき、しか
も情報表示柱の外観上の意匠性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報表示柱の概要を示す分解斜視図で
ある。
【図2】図1の情報表示柱の柱本体の水平断面図であ
る。
【図3】図1の情報表示柱の電光表示板の取り付けを示
す水平断面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】電光表示板の配線を示す斜視図である。
【図6】図1の情報表示柱の回転灯の取り付けを示す正
面の断面図である。
【図7】図1の情報表示柱のスピーカユニットの取り付
けを示す一部破断の正面図である。
【図8】図1の情報表示柱のスピーカを示す側面図であ
る。
【図9】図1の情報表示柱のスピーカユニットの取り付
けを示す水平断面図である。
【図10】図1の情報表示柱のスピーカユニットのコネ
クタの配置を示す水平断面図である。
【図11】図1の情報表示柱の制御装置の取り付けを示
す側面断面図である。
【図12】図1の情報表示柱の電気系統を示す概略図で
ある。
【図13】従来の情報表示柱を示す正面図である。
【符号の説明】 A 情報表示柱 1 柱本体 2 中空部 3 側板 4 溝 5 溝形成部 6 底部 7 細溝 8 ビス受け条 9 天板 11 配線ケーブル 12 ガスケット 16 溝カバー材 20 電光表示板 21 発光ダイオード 22 パネル 23 取り付け金具 24 接続ケーブル 25 コネクタ 30 回転灯 31 本体部 32 ランプ部 40 仕切り板 43 仕切り板 50 スピーカユニット 51 スピーカ 52 スピーカ 53 スピーカ 54 スピーカネット 70 制御装置 80 電子回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面三角形の中空状の柱本体の内部に、
    開口部が柱本体の各側面に向いた3基のスピーカを縦列
    に取り付けてあることを特徴とする情報表示柱。
  2. 【請求項2】 前記スピーカの取り付けは、柱本体の各
    稜部に取り付けブラケットを介して固定してあることを
    特徴とする請求項1に記載の情報表示柱。
  3. 【請求項3】 前記スピーカの配線は、前記柱本体の内
    部を水密性の仕切り板を介して柱本体の内部に収容され
    た制御装置に接続してあることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の情報表示柱。
  4. 【請求項4】 前記柱本体の稜部には外方に開口する溝
    を形成し、前記スピーカの配線は、このスピーカの位置
    する前記溝に形成された透孔より溝に引き出され、前記
    制御装置が位置する溝に形成された透孔より柱本体の内
    部に引き入れられて接続してあることを特徴とする請求
    項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報表示柱。
  5. 【請求項5】 前記溝の開口には溝カバー材が取り付け
    てあることを特徴とする請求項4に記載の情報表示柱。
  6. 【請求項6】 前記柱本体は、アルミニウム合金製の押
    出形材であることを特徴とする請求項1ないし請求項5
    のいずれかに記載の情報表示柱。
JP9302389A 1997-11-05 1997-11-05 情報表示柱 Pending JPH11140833A (ja)

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JP9302389A JPH11140833A (ja) 1997-11-05 1997-11-05 情報表示柱

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006233665A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Sekisui Jushi Co Ltd 標識柱
KR100881987B1 (ko) 2008-06-18 2009-02-06 주식회사 이안씨앤에스 조립식 보행인 안내표지판
KR20230015250A (ko) * 2021-07-22 2023-01-31 나충용 도로시설물 설치용 지주

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