JPH11135292A - 静電気除去装置 - Google Patents

静電気除去装置

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JPH11135292A
JPH11135292A JP21955498A JP21955498A JPH11135292A JP H11135292 A JPH11135292 A JP H11135292A JP 21955498 A JP21955498 A JP 21955498A JP 21955498 A JP21955498 A JP 21955498A JP H11135292 A JPH11135292 A JP H11135292A
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Yoshibumi Nakamura
義文 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は静電気を除去する際、電撃ショック
を受けないで安全でしかも静電気除去効率が優れコスト
低減が図れると共に、静電気が人体におよぼす健康上の
害を解消することのできる静電気除去装置を得るにあ
る。 【解決手段】 有機導電性繊維を細かく裁断して粉末形
体とした静電気除去粉末形体繊維綿を、用途に応じた収
納容器に収納あるいは取付けて静電気除去装置を構成し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静電気を除去する静
電気除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車から降りるときや、絨
毬の上等を歩いて、ドアを開閉するために手を触れる
と、突然強烈な電撃シヨックを受けている。
【0003】原因は静電気であるため、これを軽減する
ため各種の静電気除去製品がある。各種の静電気除去製
品の使用方法は、ドアやベランダの金属部分に人体が触
れる前に各種の静電気除去製品に触れたり握ったりし
て、人体に滞留した静電気を除去している。人体に滞留
した静電気が多くなると各種の静電気除去製品に触れた
り握る時間を長くして静電気ショックを軽減している。
例えば1秒程度で静電気を除去できる安全な静電気除去
製品が無いので、静電気除去製品に触れる時間を間違え
て、強い静電気ショックを受け不快感を味わっている。
【0004】市販されている静電気除去製品の多くはカ
ード類や、アース・キーホルダ型の製品がある。静電気
除去製品の材料の多くは、日本蚕毛染色株式会社の織物
製品のなかで、商品名「サンダーロン」という有機導電
性繊維がある(参考:特許番号第1204918)。構
造的にケバの先端が多いので、静電気除去の効果が高い
ため多くの静電気除去製品に用いられている。静電気除
去製品の構造の多くは、有機導電性繊維等が用いられそ
れは、有機導電性繊維の原糸を中心に用いた静電気除
去製品、有機導電性繊維をフエルト状に織って、それ
を中心に用いた静電気除去製品、有機導電性繊維を紐
の状態にして、それを中心に用いた静電気除去製品があ
る。
【0005】静電気除去は極細な繊維の両端や布状態に
織られた布の表面にある無数のケバの先端から空中放電
が行われる。静電気除去用の繊維のなかで、東レ株式会
社製品の商品名「ソルディオン」がある。特殊導電性極
細フィラーの構造である。一例では、その繊維を樹脂や
ゴムの中に練り込まれている静電気除去製品がある。構
造的にケバの先端が少ない。両社の優秀な繊維を用いた
静電気除去製品は利用技術に問題があるようで、静電気
除去のパワーが弱く、1秒程度で、確実に静電気を除去
できる静電気除去製品が無かった。折角の繊維の能力を
引き出せないでいる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】1秒程度で、確実に静
電気を除去する静電気除去製品が必要であった。市販の
製品で実験を行った。気温26℃、快晴、湿度35%の
気象条件である。人体に多量の静電気が帯電する、例え
ば、ベランダに布団や毛布を乾燥させて取り込む際、金
属のドア等に手が触れると、手が痺れる程の電撃ショッ
クを受けることからベランダを実験場所とした。ベラン
ダに布団を日中よく干して、少しでも動かすとバチバチ
音のでるアクリル毛布と羊毛敷き布団を10回の剥離摩
擦を行った後、毛布だけを肩に担ぎ市販の静電気除去製
品に使用法どうり指で触った後、その同じ指を金属のド
ア(アルミサッシ)に触れて、静電気の電撃ショックが
微かに指先に感じられる程度になるまでの時間を測定し
た結果を示す。
【0007】ピリッとした程度では済まず、「手が痺れ
るような感じ」を受け、相手に接触しなくても放電する
電圧は、労働省安全指針の「電圧による電撃シヨックの
違いによる」表から読み取ると8000ボルト程度のレ
ベルを示す。電撃シヨックが微かに指先に感じられるま
での時間は、例えば、有機導電性繊維(商品名サンダー
ロン)を用いた数社の静電気除去製品では50秒〜18
0秒程度を要した。有機導電性繊維を房状にした静電気
除去製品では空中放電の場合40秒程度を要した。他に
商品名ソルディオンの繊維を樹脂やゴムの中に練り込ん
だ静電気徐去製品は60秒程度を要した。静電気除去製
品に触れない側の手で金属のドア(アルミサッシ)に触
れるとバチッと電撃ショックを受けた。
【0008】実験を進めるなかで、静電気除去製品に指
先を近ずける直前に、その指先からピリピリッと不快な
放電が起こる場合があった。人体に多量の静電気が帯電
している場合、各種の静電気除去製品を木製の板やプラ
スチックの板の上に置き指先を近づけるとバチッと指先
からキーホルダーのように金属で作られている金属部分
に強い放電が起きた。
【0009】ベランダのアルミ床等の金属で出来ている
部分に、静電気除去用の薄型カードやキーホルダーを置
いたり、落とした場合に、それを拾うため帯電した手を
差し出すと、静電気除去用の製品を乗り越えて直接火花
放電が起こり、腕全体が痺れる程の強烈な電撃ショック
を受ける危険がある。有機導電性繊維等を用いた各種の
静電気除去製品では一般家庭のベランダでも安心して使
用できるものは見当たらなかった。また、圧電素子を用
いた静電気除去製品についても同様に静電気徐去のパワ
ーが弱く、静電気除去に時間が掛かり過ぎて使えなかっ
た。
【0010】従来の静電気除去製品は、静電気除去の際
には、その都度、静電気除去製品を使用して、タッチや
アースの動作を繰り返さねばならないために、不便な面
があり最初に静電気除去製品を身につけて置けば、同じ
タッチやアースの動作を繰り返さなくても完全に静電気
除去ができる便利な安全性に富んだ静電気除去製品が望
まれている。
【0011】静電気が帯電することは、単に電撃ショッ
クに止まらず、人体の健康面にも悪影響(害)をもたら
している。合成ゴムやビニール等の絶縁体の便利な履物
を、履くために、人体に静電気が帯電状態になったま
ま、異常に蓄積され続けることになる。人体に異常に蓄
積された静電気がストレスや持久力の低下を生み出す等
様々な病気を引き起こす一つの要因ともなっている。庭
の手入れや土いじりが健康に良いとされるのは、草木や
土を触ることにより、人体に溜まった静電気を放出でき
る所以である。
【0012】本発明は、以上のような従来の静電気除去
製品の欠点に鑑み、静電気除去能力は数十倍以上を有
し、1秒程度で静電気除去が可能で、使用の際何度もタ
ッチ動作等を繰り返す必要のない静電気除去製品を提供
することを目的としている。
【0013】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、有機導電性繊維「サンダーロン」を加工し
て、静電気除去能力が40倍以上であって、安全性を具
えた静電気除去製品を、日夜実験に継ぐ実験を重ね発明
するに至った。
【0014】様々な静電気除去製品をここに開示する。
静電気除去製品に必ず用いる静電気除去粉末形態繊維綿
は有機導電性繊維「サンダーロン」を綿挨程度まで細か
く裁断して、粉末形体とした。細かく裁断する上で、4
mm以下が望ましいのであって長くてもよいが、細かく
綿挨状に裁断する方がある程度静電気除去の能力が高ま
る。請求項1記載の静電気除去粉末形体繊維綿8の構成
である(長い名称なので以下:除電粉末繊維と称す
る)。
【0015】上述の除電粉末繊維8と、ポリエステルま
たは、アセテートやポリプロピレン等を綿状に裁断した
細断体を70%以下程度(50〜70%が良い)の割合
で混合させる。請求項2記載の静電気除電粉末混合繊維
綿180の構成である(以下略して:除電粉末混合綿と
称する)。
【0016】除電粉末繊維8は綿埃(わたぼこり)まで
微細に裁断しているため、その状態では取扱上難しいの
で、ポリエステル製のメッシュ地や布地あるいはソアロ
ンとかレーヨンやポリプロピレンのいずれかを形成した
タッチカバー7とで構成された静電気除去部分と、静電
気除去部分を収納する絶縁性の良好な樹脂あるいはプラ
スチックやゴム等を形成した外蓋1を設けた容器2と、
容器2の内底に弾性のある弾性綿とか不織布あるいはネ
ル9を敷いた。ネル9を敷いた上部全面に除電粉末繊維
8を敷きつめた。除電粉末繊維8の上部全面をタッチカ
バー7で覆った。絶縁性の良好な樹脂あるいはプラスチ
ックやゴム等と同材料でタッチカバー7を固定して容器
2に嵌合する内蓋5を設けた。内蓋5は静電気除去の際
指先を挿入するタッチ穴35と、タッチ穴35の周囲に
は静電気を大気と中和を促進させる中和穴6がある。容
器2の外側の底全体には絶縁用として接着させた絶縁比
の良いゴム3と、ゴム3には使用する場所で簡単に貼り
つく両面テープ4を設けた構成の請求項3記載の静電気
除去装置。
【0017】ポリエステル製のメッシュ地や布地あるい
はソアロンやレーヨンまたはポリプロピレン等いずれか
を形成したタッチカバー7と、タッチカバー7を袋ずめ
できるようにして除電粉末繊維8を袋ずめして袋体チッ
プ30を構成した請求項4記載の静電気除去装置。
【0018】上述の袋体チップ30を収納する絶縁性の
良好な樹脂やプラスチックやゴム等を形成して成る外蓋
1とを設けた容器2と、容器2の内側に敷く弾力性のあ
るスポンジ10と、前記スポンジ10の上部には袋体チ
ップ30を収納できて、中和穴6を設けた内蓋85と、
袋体チップ30の周辺部を上部から抑える容器2と同材
料で形成したチップストッパー11と、容器2内側の上
部に設けた前記チップストッパー11を止める内蓋スト
ッパー89と、容器2の外底全体に絶縁用とし接着させ
た絶縁性のよいゴム3と、ゴム3には使用する場所に簡
単に貼り付く剥離紙を有した両面テープ4とで構成した
請求項5記載の静電気除去装置。
【0019】上述の袋体チップ30を体裁良く取り付け
たネクタイ91とで構成した請求項6記載の静電気除去
装置。
【0020】上述の袋体チップ30をペンダントの様に
紐63で首に掛けて使用するプラスチックあるいは皮革
で作成したペンダント枠62と、前記ペンダント枠62
の内部に袋体チップ30を収納して包み込んで周囲に複
数個の中和穴6と袋体チップ30が外部から容易にタッ
チ出来るようにしたタッチ面とを設け、前記ペンダント
枠62の適当な箇所に設けた紐63の通る1個以上の紐
孔61とで構成された請求項7記載の静電気除去装置。
【0021】上述の袋体チップ30を指サック形状に作
成し、指にはまって保持するように袋体チップ30に設
けた伸縮性のある取付ゴム23とで構成された請求項8
記載の静電気除去装置。
【0022】上述の袋体チップ30を2枚に重ね取付台
材41に固定した止め具66と、前記2枚に重ねた袋体
チップ30の中央部の間を下方から上方に貫通して逆U
字状態に折れ曲がって袋体チップ30と取付台材41と
の間を下方に貫通して引張調整が行えるように設けた細
長い形状の導電ゴム42と(導電ゴム42の代替えとし
て有機導電繊維「サンダーロン」の紐を使用してもよ
い)、前記導電ゴム42が袋体チップ30の中央部から
のずれを防止する止め具69とで構成された請求項9記
載の静電気除去装置。
【0023】前記の2枚重ねの袋体チップ30と逆U字
型の導電ゴム42とで構成された静電気除去装置を取付
台として取付けた靴下92と、この靴下92に取付けた
静電気除去装置を体裁よく見せるワッペンやアップリケ
101とで構成された伸縮アース付き靴下94と称する
請求項10記載の静電気除去装置。伸縮アース付き靴下
75を履き靴100を履いて、逆U字型の導電ゴム42
の両端を使用して引張って片端を地面と接触させ、他端
は足裏と接触するように調節して使用する。
【0024】除電粉末繊維8が飛散しないように覆って
保護し、静電気除去の目的でタッチする部分となるポリ
エステル製メッシュ地や布地あるいはソアロンとかレー
ヨンやポリプロピレンのいずれかを形成したタッチカバ
ー7と、前記タッチカバー7に除電粉末繊維8を袋ずめ
した内部の中心に導電ゴム42又は有機導電繊維の紐を
両側に貫通させた袋体チップ40と、前記袋体チップ4
0は除電粉末繊維8で中心を包むように細長く貫通させ
て両側から引張調整が行えるように設けた導電ゴム42
とで構成された請求頃11記載の静電気除去装置。
【0025】全体を細くした上述の袋体チップ40を金
属コイルバネ93で覆って設け、袋体チップ40の両側
から出ている引張調整が行える導電ゴム42を引出す引
出口97を金属コイルバネ93とで構成された請求項1
2記載の静電気除去装置。
【0026】全体を細くした上述の袋体チップ40を覆
ってリング内径に沿った面が外にでるよう強化プラスチ
ックで形成した強力プラスチックリング99と、内部全
般に行き渡った袋体チップ40の両側から出ている引張
調整が行える導電ゴム42を引出せるように強力プラス
チックリング99に設けた引出口97とで構成された請
求項13記載の静電気除去装置。
【0027】全体を覆って逆U字形に曲げた上述の袋体
チップ40の外側の面がでるように強化プラスチックで
形成した逆U字強力プラスチッククリップ109と、内
部全般に行き渡らせた袋体チップ40の両側から出てい
る引張調整が行える導電ゴム42を引出せるように逆U
字強力プラスチッククリップ109に設けた引出口97
とで構成された請求項14記載の静電気除去装置。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0029】図1ないし図3の本発明の第1の実施の形
態(請求項1と請求項2に記載)において、1は円形の
外蓋で、この外蓋1は円形の容器2の覆いとして設けら
れている。2は円形の容器で、この容器2は外蓋1とネ
ジ止めあるいはかぶせて使用する。容器2を使用する際
は外蓋1は外す。外蓋1と容器2はプラスチック等の絶
縁性のよい樹脂あるいゴム等材料として成形される。3
は容器2の底面全体に接着させた絶縁性のよいゴム3で
ある。4はゴム3に接着した剥離紙を有した両面テープ
4である。容器2をガラス面を主に固定する場合は、吸
盤シートを両面テープ4に変えて接着固定する。
【0030】5は円形の内蓋で、この内蓋5は容器2の
内側に収納嵌合させる。容器2を使用する際内蓋5の中
央部に指を挿入できる程度に円形に抜いたタッチ穴35
を設けた。6は容器2と嵌合する内蓋5に沿って静電気
を大気と中和させる複数個の中和穴6を設けた。内蓋5
はプラスチック等の樹脂を材料として形成される。7は
容器2内部全面に敷くタッチカバーで、このタッチカバ
ー7は内蓋5によって抑えられ固定される。タッチカバ
ー7は内蓋5の中央部に指を挿入してタッチをするタッ
チカバー7であって、ポリエステル製メッシュ地や布地
あるいはソアロンとかレーヨンやポリプロピレンのいず
れかで形成される。9は上述の容器2の内部の底全体に
敷く敷物で、このネル9は弾力性のある弾力性綿等で容
器2の底全体にあわせて形成固定される。
【0031】8は指を上述のタッチカバー7にタッチさ
せて、空中放電やアースによって、静電気除去を行う静
電気除去粉末形体繊維綿で、この静電気除去粉末形体繊
維綿8は有機導電性繊維(商品名:サンダーロン)を基
本として細かく4mm程度から綿埃(わたぼこり)とい
われる程度まで裁断した。静電気除去粉末形体繊維綿8
は名称が長いので以下除電粉末繊維8と称する。上述の
容器2のネル9の上部全般に適当な厚みに除電粉末繊維
8を敷きつめて、除電粉末繊維8か飛散しないように上
部全般にタッチカバー7を覆い、タッチカバー7の上部
を内蓋5で押さえ容器2に嵌合させて固定した構成の静
電気徐去装置20である。
【0032】有機導電性繊維(商品名:サンダーロン)
は糸状態、綿状態、布状態、5mmカット状態の製品が
ある。有機導電性繊維が上述の状態であれば形状と量を
変えて実験しても能力・性能については格段に向上する
ことはなかった。そこで、静電気除去スピードを早める
ために、試行錯誤の連続で大変苦心した。それは、空中
放電をするための有機導電件繊維の先端のケバをいかに
多く作成するかにあった。
【0033】有機導電性繊維の先端のケバをいかに多く
作成することに実験を重ね、上述の糸状態、綿状態、布
状態、5mmカット状態の有機導電性繊維を細かく裁断
すると良好な結果が得られた。有機導電性繊維の長さは
4mm程度から綿挨(わたぼこり)といわれる程度まで
裁断した場合が最も静電気除去効果が向上した。
【0034】タッチカバー7の素材の選定に当たって
は、多くの素材の中より選定するため苦心した。カバ
ーした素材より除電粉末繊維8が外部に飛散しないよう
にする。静電気除去に適した素材を選定することにあ
った。ポリエステル製を始めとしてタッチカバー7の素
材はマイナスに帯電する素材が良好な成績であることが
実験でも確かめられた。
【0035】除電粉末繊維8にタッチすると同時に強制
的に空気を送り込むと、静電気除去スピードが加速され
ることが判った。様々な実験の結果上述のように静電気
除去の効果は格段に高まり、静電気徐去のスピードも一
段と早くなり短時間に効果を示す従来にない優れた静電
気除去装置の提供ができた。
【0036】
【発明の異なる実施の形態】次に図4ないし図28に示
す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、こ
れらの本発明の異なる実施の形態の説明に当たって、前
記本発明の第1の実施の形態(請求項1と請求項3に記
載)と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明
を省略する。
【0037】図4ないし図5の本発明の第2の実施の形
態において、前記本発明の第1の実施の形態(請求項
1、3)と主に異なる点は、図4ないし図5おいて、容
器2は箱型の構成をしている請求項3を応用した静電気
除去装置21である。複数の指を一度に挿入してタッチ
カバー7へタッチすることができる。
【0038】図6ないし図7の本発明の第3の実施の形
態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異な
る点は(容器2では除電粉末繊維8をタッチカバー7で
覆って使用した)、図6ないし図7において、タッチカ
バー7で袋体を作成して、除電粉末繊維8を袋体に詰め
込み袋体チップ30を構成した請求項4に記載の静電気
除去装置である。袋体チップ30の裏面に両面接着テー
プや止め具等を設けて、背広の裾やエプロンまた作業着
や、靴下の下部等に簡単に取付けて静電気除去に使用で
きる。
【0039】図8ないし図9の本発明の第4の実施の形
態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異な
る点は(容器2では除電粉末繊維8をタッチカバー7で
覆って使用した)、代替えに袋体チップ30を使用し
た。85は袋体チップ30を受け皿のように収納する内
蓋で、この内蓋85の受け皿の皿平面全体に複数個の中
和穴6を設けた。11は指を挿入してタッチカバー7を
タッチする際邪魔にならぬよう中央部を円形にくり抜い
たリング状のチップストッパーで、このチップスッパー
11は袋体チップ30を上方より押さえこむように設け
られている。89は容器2内側上方にに設けられた内蓋
ストッパーで、この内蓋ストッパー89はチップスッパ
ー11と内蓋85が容器2より抜け出るのを止める。1
0は内蓋85の下方に敷かれたスポンジで、このスポン
ジ10は弾力性があって袋体チップ30を押さえると内
蓋85が押され、スポンジ10が押されることによって
スポンジ10より空気が吐き出される。この吐き出され
た空気は中和穴6を通って袋体チップ30を通過して大
気に戻る。袋体チップ30を空気が通過することによっ
て中和が促進される構成の請求項5に記載の静電気除去
装置80である。
【0040】図10の本発明の第5の実施の形体におい
て、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は
(請求項3に記載の容器2では除電粉末繊維8をタッチ
カバー7で覆って使用した)、代替えに袋体チップ30
を使用した。91は袋体チップ30を保持するネクタイ
で、ネクタイ91に袋体チップ30を体裁よく取付けた
構成の除電ネクタイ50と称する請求項6に記載の静電
気除去装置である。使用する際はネクタイ91に取付け
た袋体チップ30を窓サッシや自動車のボデー等の金属
部分に接触させるだけでよい、瞬時に静電気が除去され
る。
【0041】図11の本発明の第6の実施の形態におい
て、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は
(請求項3に記載の容器2では除電粉末繊維8をタッチ
カバー7で覆って使用した)、代替えに袋体チップ30
を使用した。62は袋体チップ30を保持するペンダン
ト枠で、ペンダント枠62はプラスチックあるいは皮革
の材料を用いた。ペンダント枠62は袋体チップ30が
外部から容易にタッチできるように中央部分をくり抜い
て1個以上のタッチ面を設けた。ペンダント枠62の周
囲側面に1個以上の中和穴6を設けた。63はペンダン
ト枠62をつり下げるための紐で、紐63に使用する適
度に伸縮自在のゴムあるいはバネ性のある材料が有効で
ある。61はペンダント枠62をつり下げるための紐孔
で、紐孔61はペンダント枠62の適当な箇所に1個以
上の紐孔61を設けた構成の除電ペンダント60と称す
る請求項7に記載の静電気除去装置である。使用する際
はペンダント枠62の周囲側面の中和穴6を窓のサッシ
や自動車のボデーなどの金属部分に接触させるだけでよ
い、瞬時に静電気が除去される。
【0042】図12ないし図13の本発明の第7の実施
の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に
異なる点は(請求項3に記載の容器2では除電粉末繊維
8をタッチカバー7で覆って使用した)、代替えに袋体
チップ30を使用した。袋体チップ30を指サック形状
に作成し、この指サックを指にはめた際抜けて落ちない
ように保持できる伸縮性のある取付けゴム23を設けた
構成の除電指サック70と称する請求項8に記載の静電
気除去装置である。ベランダより布団の取り入れを行う
際、人差し指等にはめておき、サッシの金属部分に一瞬
接触することで静電気が除去できる。床が木製とか人口
芝等の絶縁体の造りである場合、地面にアースする方法
のない場合に大変有効である。除電指サック70は小型
で軽量であるのでポケット等に入れておける、何時でも
何処でも、便利に使用できる。
【0043】図14ないし図15の本発明の第8の実施
の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に
異なる点は(請求項3に記載の容器2では除電粉末繊維
8をタッチカバー7で覆って使用した)、代替えに袋体
チップ30を2枚使用した。41は袋体チップ30を固
定する取付台で、この取付台41は静電気除去に使用す
る靴下92等である。袋体チップ30を2枚重ね取付台
41に糸とか接着材等の止め具66で中央部を除き固定
する(有機導電繊維「サンダーロン」のミシン糸は止め
具66として有効である)。固定された2枚重ねの袋体
チップ30の中央部に下方から上方に導電ゴム42を貫
通させ袋体チップ30を通過した点より逆U字に折り曲
げて袋体チップ30と取付台41の間を下方に貫通させ
る(導電ゴム42の代わりに有機導電繊維「サンダーロ
ン」の紐を使用してもよい)。引張調節が行える細長い
形状の導電ゴム42が中央部から左右にずれることを防
止する止め具69(有機導電繊維「サンダーロン」のミ
シン糸は止め具69として有効である)とで構成された
請求項9に記載の静電気除去装置である。導電ゴム42
の片端を引張って地面に接触するように調整する、他端
は人体に接触(例えば足裏)するよう調整を行い使用す
る。
【0044】図22の本発明の第9の実施の形態におい
て、上述の請求項9に記載の静電気除去装置を取付台4
1として靴下92を選択した場合を説明する。靴下92
のくるぶし付近に止め具66、69で取付けた静電気除
去装置をワッペンやアップリケ101等で覆って体裁よ
く仕上げた構成の伸縮アース付き靴下75と称する請求
項10に記載の静電気除去装置である。止め具66は有
機導電繊維「サンダーロン」のミシン糸で、靴下92に
沿って足裏の中心付近まで複数本のミシン糸の縫い目を
入れるとさらに有効である。導電ゴム42の片端を靴1
00を履いた状態で地面に接触するように長さの調整を
する、他端は足裏に接触させる。導電ゴム42が地面と
接触するたびに、静電気が除去できる。工場やオフイス
で両手が使用できることは能率アップとなり、更に静電
気に弱い電子部品を取り扱っている作業者からの静電気
による影響がなくなるので電子部品の保護が可能とな
る。人体におよぼす静電気の悪影響も防止できる。
【0045】図16ないし図17の本発明の第10の実
施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主
に異なる点は(請求項3に記載の容器2では除電粉末繊
維8をタッチカバー7で覆って使用した)、代替えに袋
体チップ30の中央部に引張調整ができる細長い形状の
導電ゴム42を貫通させた袋体チップ40を設けた(導
電ゴム42の代わりに有機導電繊維「サンダーロン」の
紐を使用してもよい)。袋体チップ40は除電粉末繊維
8で細長い形状の導電ゴム42を包み、導電ゴム42の
両端は袋体チップ40を貫通して、導電ゴム42の両端
で引張調整ができるように設けた。袋体チップ40の外
形を用途に応じて形成して使用する構成の請求項11に
記載の静電気除去装置である。用途は例えば、袋体チッ
プ40を靴100の舌革部分やその裏部に取付る、ある
いは中敷とすると「アース除電靴」となる等、多くの利
用がある。
【0046】図18ないし図19と図23の本発明の第
11の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の
形態と主に異なる点は(請求項3に記載の容器2では除
電粉末繊唯8をタッチカバー7で覆って使用した)、代
替えに袋体チップ40を使用した。93は内部に挿入で
きる外形に形成した袋体チップ40を封止込める容器の
金属コイルバネリングである。金属コイルバネリング9
3は内部に封止込めた袋体チップ40から出ている引張
調整のできる導電ゴム42の両端を引出せる引出口97
を設けた構成の除電くるぶし飾りリング95と称する請
求項12に記載の静電気除去装置である。使用は除電く
るぶし飾りリング95を足のくるぶしにはめ、引出口9
7から出ている細長い形状の導電ゴム42の片端を靴1
00を履いた状態で引張って地面に接触するように調整
する、他端は足裏と接触させる(靴のなかで他端を足裏
で踏むように)、靴下を履く場合、素足の場合いずれで
もよい。地面等と一瞬接触することで静電気が瞬間に除
去できる。両手が自由に使用できて、スカートのまつわ
りつきも防止できるスマートな静電気除去装置である。
【0047】図20ないし図21の本発明の第12の実
施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主
に異なる点は(請求項3に記載の容器2では除電粉末繊
維8をタッチカバー7で覆って使用した)、代替えに袋
体チップ40を使用した。99は内部に挿入できる外形
に形成した袋体チップ40を封止込める容器の強力プラ
スチックリングである。強力プラスチックリング99は
内部に封止込めた袋体チップ40から出ている引張調整
のできる導電ゴム42の両端を引出せる引出口98を設
けた。強力プラスチックリング99の内径に沿って封止
込めた袋体チップ40の表面が一部外部にのぞいて、外
部にのぞいた袋体チップ40の表面が足のくるぶしに接
触する構成の除電くるぶし飾りリング96と称する請求
項13に記載の静電気除去装置である。使用は除電くる
ぶし飾りリング96を足のくるぶしにはめ、引出口98
から出ている細長い形状の導電ゴム42の片端を靴10
0を履いた状態で引張って地面に接触するように調整す
る、他端は足裏と接触させる(靴のなかで他端を足裏で
踏むように)、靴下を履く場合、素足の場合いずれでも
よい。地面等と一瞬接触することで静電気が瞬間に除去
できる。両手が自由に使用できて、スカートのまつわり
つきも防止できるスマートな静電気除去装置である。
【0048】図24ないし図25と図27の本発明の第
13の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の
形態と主に異なる点は(請求項3に記載の容器2では除
電扮末繊維8をタッチカバー7で覆って使用した)、代
替えに袋体チップ40を使用した。109は内部に挿入
できる外形に形成した袋体チップ40を封止込める容器
である逆U字型強力プラスチッククリップ。この逆U字
型強力プラスチッククリップ109は内部に封止込めた
袋体チップ40から出ている導電ゴム42の両端を引出
せる引出口107を設けた。逆U字型強力プラスチック
クリップ109は逆U字型外形に沿って袋体チップ40
の表面が外部にのぞくように設けた構成の除電アースク
リップ120と称する請求頃14に記載の静電気除去装
置である。使用の際はスリッパ103等の履物に除電ア
ースクリップ120をクリップして、引出口107から
出ている細長い形状の導電ゴム42の片端をスリッパ1
03を履いた状態で床や地面等と接触するように調節す
る、他端は足裏と接触させる(スリッパ103のなかで
は他端を足裏で踏むように)、靴下を履く場合、素足の
場合いずれでもよい。床や地面等と一瞬接触することで
静電気が瞬時に除去できる。両手が自由に使用できて、
スカートのまつわりつきも防止できるスマートな静電気
除去装置である。
【0049】図26と図28の本発明の第14の実施の
形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異
なる点は、(請求項3に記載の容器2では除電粉末繊維
8をタッチカバー7で覆って使用した)、代替えに袋体
チップ40を使用した。130は内部に挿入できる外形
に形成した袋体チップ40を封止込める容器である強力
プラスチックで形成した除電アースバネ付きクリップ。
支点にバネを設けた除電アースバネ付きクリップ130
は適度な強度を持って物体を挟める。挿入できる外形に
形成した袋体チップ40は支点の箇所で逆U字に沿って
一部が外部ににのぞくように設けた。除電アースバネ付
きクリップ130に封止込めた袋体チップ40から出て
いる導電ゴム42の両端をを引出せる引出口107を設
けた構成の除電アースバネ付きクリップ130と称する
請求項14を応用した静電気除去装置である。使用の際
は靴下92等に除電アースバネ付きクリップ130をは
さみ、引出口107から出ている細長い形状の導電ゴム
42の片端を靴100を履いた状態で地面と接触するよ
うに調節する、他端は足裏と接触させる(靴100のな
かでは他端を足裏で踏むように)。床や地面等と一瞬接
触することで静電気が瞬間に除去できる。両手が自由に
使用できて、スカートのまつわりつきも防止できるスマ
ートな静電気除去装置である。
【0050】本発明の第15の実施の形態において、前
記本発明の請求項1の実施の形態と主に異なる点は(請
求項1に記載の有機導電性繊維「商品名:サンダーロ
ン」を綿埃程度まで細かく裁断して粉末形態とした)除
電粉末繊維8を100%使用した。ポリエステルまたは
アセテートやポリプロピレン等を綿状にまで裁断した細
断体を70%以下程度の割合で除電粉末繊維8に混入さ
せた構成からなる請求項2に記載の静電気除去粉末混合
繊維綿180である(除電粉末繊維混綿180と称す
る)。容器や袋体チップ内で除電粉末繊維8は均一性に
封入されることが望ましい、容器や袋体チップ内で隙間
や片寄りを発生させないために除電粉末繊維混綿180
は有効である。除電粉末繊維8の使用できる全ての静電
気除去装置に代替えとして除電粉末繊維混綿180を使
用することができる。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果がえられる。
【0052】請求項1に記載の本発明は、有機導電性繊
維「商品名:サンダーロン」は染色技術によってアクリ
ル系繊維とナイロン繊維の表面に硫化銅を化学結合させ
たものです。硫化銅の表面には空気中の酸素にふれる
と、次第に酸化銅の小さな突起が形成されて参ります。
これが「商品名:サンダーロン」の特有のケバです。静
電気は尖った所が好きな性質があるため繊維の両端だけ
ではなく、小さな無数のケバの先端からも空気中の水分
(湿気)に向かって放電致します。この「商品名:サン
ダーロン」を綿挨程度まで細かく裁断して粉末形態とし
たため、従来製品に比べて40倍以上の静電気除去能力
を得ることが出来た。
【0053】請求項2に記載の本発明は、ポリエステル
またはアセテートやポリプロピレン等を綿状にまで裁断
した細断体を70%以下程度の割合で除電粉末繊維に混
入させた。容器や袋体チップ内で隙間や片寄りを発生さ
せないために除電粉末繊維混綿は有効である。静電気除
去能力の大きな差はない。前記除電粉末繊維の代替えが
出来る除電粉末繊維混綿である。
【0054】請求項3に記載の本発明は、除電粉末繊維
の状態では飛散して使用上不便である。除電粉末繊維を
容器の中に閉じ込めた。静電気除去の際は、指を容器内
のタッチカバーに挿入接触することで瞬時に静電気が除
去される。容器に設けた両面テープで必要な箇所に接着
可能であるため使用の際便利である。
【0055】請求項4に記載の本発明は、除電粉末繊維
の状態では飛散して使用上不便である。除電粉末繊維を
タッチカバーで包み袋体チップとしたので、袋体チップ
の状態で静電気除去が使用可能となった。必要な大きさ
に袋体チップの外形を形成したので用途が多くなった。
袋体チップは量産に適すので安価になる。静電気除去の
性能は従来製品に比べて40倍以上である。
【0056】請求項5に記載の本発明は、袋体チップを
容器の中に閉じ込めた。小さな無数のケバの先端からも
空気中の水分(湿気)に向かって放電する性質を利用し
て、袋体チップの下に設けたスポンジを指でタッチする
際、押すことによって、スポンジが押されスポンジ内の
空気が袋体チップを通過して容器より大気に流出される
ので積極的な放電効果が得られる。静電気除去の性能は
従来製品に比べて40倍以上である。容器に設けた両面
テープで必要な箇所に接着可能であるため使用の際便利
である。
【0057】請求項6に記載の本発明は、袋体チップを
体裁よくネクタイに取付けた。背広や作業服の裾へ取付
けてもよく、使用上便利である。静電気除去の性能は従
来製品に比べて40倍以上である。
【0058】請求項7に記載の本発明は、袋体チップを
ペンダント形状のケースに包み込んで周囲側面に中和穴
を設けた。使用上便利である。静電気除去の性能は従来
製品に比べて40倍以上である。
【0059】請求項8に記載の本発明は、袋体チップを
指サック形状にし、装着した指から落ちにくいように保
持用の取付けゴムを設けた。何処へでも持ち運びが容易
で、指サックを装着して一瞬接触することで瞬時に静電
気が除去される。静電気除去の性能は従来製品の40倍
以上である。
【0060】請求項9に記載の本発明は、袋体チップを
2枚重ねて中央部に、引張調整ができる導電ゴム(導電
ゴムの代替えとして有機導電性繊維「サンダーロン」の
紐を使用してもよい)を設けた。引張調整ができる導電
ゴムによって大地と接触できる。導電ゴムが大地と接触
することで、瞬時に静電気が除去される。取付けて使用
する用途は多い。静電気除去の性能は従来製品の40倍
以上である。
【0061】請求項10に記載の本発明は、請求項9に
記載の静電気除去製品を靴下に取付けた。靴下に取付け
る際は体裁よくするため静電気除去製品を覆うようにア
ップリケを取付けた。静電気除去製品を取付けた靴下を
履き靴を履く、静電気除去製品の導電ゴムが大地と接触
するように引張調製を行う。導電ゴムが大地に一瞬接触
することで瞬時に静電気が除去される。両手が使用でき
るため便利である。静電気除去の性能は従来製品の40
倍以上である。
【0062】請求項11に記載の本発明は、貫通させた
導電ゴム(導電ゴムの代替えとして有機導電性繊維「サ
ンダーロン」の紐を使用してもよい)と接触させ瞬時に
静電気を除去する袋体チップは、使用する製品に挿入で
きる外形にできるので、多くの静電気除去製品に使用で
きる。静電気除去の性能は従来製品の40倍以上であ
る。
【0063】請求項12に記載の本発明は、請求項11
に記載の静電気除去製品を金属コイルバネ内部に挿入さ
せて、金属コイルバネの引出口より引出された導電ゴム
が大地と接触することで、瞬時に静電気が除去される。
足のくるぶしに金属コイルバネを装着するので両手が使
用できるため便利である。静電気除去の性能は従来製品
の40倍以上である。
【0064】請求項13に記載の本発明は、請求頃11
に記載の静電気除去製品を強力プラスチックリング内部
に挿入させて、強力プラスチックリングの引出口より引
出された導電ゴムが大地と接触することで、瞬時に静電
気が除去される。足のくるぶしに強力プラスチックリン
グを装着するので両手が使用できるため便利である。静
電気除去の性能は従来製品の40倍以上である。
【0065】請求項14に記載の本発明は、請求項11
に記載の静電気除去製品を逆U字強力プラスチッククリ
ップ内部に挿入させて、強力プラスチッククリップの引
出口より引出された導電ゴムが大地と接触することで、
瞬時に静電気が除去される。靴下や靴あるいはスリッパ
やサンダル等の履物に装着するので両手が使用できるた
め便利である。静電気除去の性能は従来製品の40倍以
上である。
【0066】応用例である本発明は、請求項3に記載の
静電気除去製品を円筒形から、長方形の箱型に外形を変
えた製品である。静電気を除去する場合、複数の指を一
度に挿入してタッチすることができる。
【0067】応用例である本発明は、請求項14に記載
の静電気除去製品クリップの外形をバネ式に変えた強力
プラスチックで形成した除電アースバネ付きクリップで
ある。バネ式であるので物品を挟みやすく、挟む力もあ
る。請求項11に記載の静電気除去製品を除電アースバ
ネ付きクリップに挿入した。除電アースバネ付きクリッ
プの引出口より引出された導電ゴムが大地と接触するこ
とで、瞬時に静電気が除去される。靴下や靴あるいはス
リッパやサンダル等の履物に装着するので両手が使用で
きるため便利である。静電気除去の性能は従来製品の4
0倍以上である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の一実施の形態を示す静電気除去
装置の断面図である。
【図2】本発明の第1の一実施の形態を示す静電気除去
装置の斜視図である。
【図3】本発明の第1の一実施の形態を示す静電気除去
装置の内蓋の斜視図である。
【図4】本発明の第2の一実施の形態を示す静電気除去
装置の断面図である。
【図5】本発明の第2の一実施の形態を示す静電気除去
装置の斜視図である。
【図6】本発明の第3の一実施の形態を示す静電気除去
装置の正面図である。
【図7】本発明の第3の一実施の形態を示す静電気除去
装置の一部を切り欠いた斜視図である。
【図8】本発明の第4の一実施の形態を示す静電気除去
装置の断面図である。
【図9】本発明の第4の一実施の形態を示す静電気除去
装置の斜視図である。
【図10】本発明の第5の一実施の形態を示す静電気除
去装置の正面図である。
【図11】本発明の第6の一実施の形態を示す静電気除
去装置の斜視図である。
【図12】本発明の第7の一実施の形態を示す静電気除
去装置の断面図である。
【図13】本発明の第7の一実施の形態を示す静電気除
去装置の斜視図である。
【図14】本発明の第8の一実施の形態を示す静電気除
去装置の一部を切り欠いた斜視図である。
【図15】本発明の第8の一実施の形態を示す静電気除
去装置の斜視図である。
【図16】本発明の第10の一実施の形態を示す静電気
除去装置の一部を切り欠いた斜視図である。
【図17】本発明の第10の一実施の形態を示す静電気
除去装置の斜視図である。
【図18】本発明の第11の一実施の形態を示す静電気
除去装置の一部を切り欠いた斜視図である。
【図19】本発明の第11の一実施の形態を示す静電気
除去装置の斜視図である。
【図20】本発明の第12の一実施の形態を示す静電気
除去装置の一部を切り欠いた斜視図である。
【図21】本発明の第12の一実施の形態を示す静電気
除去装置の斜視図である。
【図22】本発明の第9の一実施の形態を示す静電気除
去装置の使用図である。
【図23】本発明の第11の一実施の形態を示す静電気
除去装置の使用図である。
【図24】本発明の第13の一実施の形態を示す静電気
除去装置の一部を切り欠いた斜視図である。
【図25】本発明の第13の一実施の形態を示す静電気
除去装置の斜視図である。
【図26】本発明の第14の一実施の形態を示す静電気
除去装置の使用図である。
【図27】本発明の第13の一実施の形態を示す静電気
除去装置の使用図である。
【図28】本発明の第14の一実施の形態を示す静電気
除去装置の斜視図である。
【符号の説明】 1 外蓋 2 容器 3 ゴム 4 両面テープ 5 内蓋 6 中和穴 7 タッチカバー 8 静電気除去粉末形繊維綿(略称:除電粉末繊維) 9 ネル 10 スポンジ 11 チップストッパー 20 静電気除去装置 21 静電気除去装置 23 取付ゴム 30 袋体チップ 35 タッチ穴 40 袋体チップ 41 取付台材 42 導電ゴム 50 除電ネクタイ 60 除電ペンダント 61 紐孔 62 ペンダント枠 63 紐 66 止め具 69 止め具 70 除電指サック 75 伸縮アース付き靴下 80 静電気除去装置 85 内蓋 89 内蓋ストッパー 91 ネクタイ 92 靴下 93 金属コイルバネ 94 バネ 95 除電くるぶし飾りリング 96 除電くるぶし飾りリング 97 引出口 98 引出口 99 強力プラスチックリング 100 靴 101 アップリケ 103 スリッパ 107 引出口 109 逆U字強力プラスチッククリップ 120 除電アースクリップ 130 除電アースバネ付きクリップ 180 静電気除去粉末混合繊維綿(略称:除電粉末繊
維混綿)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指や手足を静電気除去装置にタッチさせ
    て、空中放電やアースによって、静電気除去を行う静電
    気除去装置において、有機導電性繊維を細かく4mm程
    度から綿埃程度まで裁断して粉末形体とした静電気除去
    粉末形体繊維綿(以下:除電粉末繊維と称する)(8)
    とを具備することを特徴とする静電気除去装置。
  2. 【請求項2】 上述の除電粉末繊維(8)と、ポリエス
    テルやアセテートやポリプロピレンの細かく綿状に裁断
    した細断体を除電粉末繊維(8)に対して70%以下程
    度の割合で混合させ粉末混合綿形体とした静電気除去粉
    末形体混合繊維綿(以下:除電粉末繊維混綿と称する)
    (180)とを具備することを特徴とする特許請求の範
    囲請求項第1項記載の静電気除去装置。
  3. 【請求項3】 除電粉末繊維(8)が飛散しないように
    覆って保護し、静電気除去の目的でタッチする部分とな
    るポリエステル製メッシュ地や布地あるいはソアロンと
    かレーヨンやポリプロピレンのいずれかを形成したタッ
    チカバー(7)とで構成された静電気除去部分と、前記
    静電気除去部分を収納する絶縁性の良好な樹脂やプラス
    チックやゴム等を形成した外蓋(1)を設けた容器
    (2)と、前記容器(2)内部の底に敷く弾力性のある
    弾力性綿等であるネル(9)と、前記ネル(9)の上部
    全面に除電粉末繊維(8)を敷きつめ、前記除電粉末繊
    維(8)の上部全面に覆った上述のタッチカバー(7)
    を容器(2)に固定して嵌合する容器(2)と同材料で
    形成した内蓋(5)と、前記内蓋(5)に設けた静電気
    除去の際指先を挿入するタッチ穴(35)と、内蓋
    (5)に沿って静電気を大気とを中和させる複数個の中
    和穴(6)と、容器(2)の外側底全体に絶縁用として
    接着させた絶縁姓のよいゴム(3)と、ゴム(3)には
    使用する場所に簡単に貼付く剥離紙を有した両面テープ
    (4)とを具備することを特徴とする特許請求の範囲請
    求項第1項記載の静電気除去装置。
  4. 【請求項4】 ポリエステル製メッシュ地や布地あるい
    はソアロンとかレーヨンやポリプロピレンのいずれかを
    形成したタッチカバー(7)と、前記タッチカバー
    (7)を袋ずめできるようにして除電粉末繊維(8)を
    袋ずめを行った袋体チップ(30)とを具備することを
    特徴とする特許請求の範囲請求項第1項記載の静電気除
    去装置。
  5. 【請求項5】 上述の袋体チップ(30)を収納する絶
    縁性の良好な樹脂やプラスチックやゴム等を形成して成
    る外蓋(1)とを設けた容器(2)と、容器(2)の内
    側に敷く弾力性のあるスポンジ(10)と、前記スポン
    ジ(10)の上部には袋体チップ(30)を収納でき
    て、中和穴(6)を設けた内蓋(85)と、袋体チップ
    (30)の周辺部を上部から抑える容器(2)と同材料
    で形成したチップストッパー(11)と、容器(2)内
    側の上部に設けた前記チップストッパー(11)を止め
    る内蓋ストッパー(89)と、容器(2)の外底全体に
    絶縁用として接着させた絶縁性のよいゴム(3)と、ゴ
    ム(3)には使用する場所に簡単に貼り付く剥離紙を有
    した両面テープ(4)とを具備することを特徴とする特
    許請求の範囲請求項第1項、第4項記載の静電気除去装
    置。
  6. 【請求項6】 上述の袋体チップ(30)を体裁良く取
    り付けたネクタイ(91)とを具備することを特徴とす
    る特許請求の範囲請求項第1項、第4項記載の静電気除
    去装置。
  7. 【請求項7】 上述の袋体チップ(30)をペンダント
    の様に紐(63)で首に掛けて使用するプラスチックあ
    るいは皮革等で作成したペンダント枠(62)と、前記
    ペンダント枠(62)に設けた袋体チップ(30)の包
    み込みと、周囲側面に複数個の中和穴(6)と、袋体チ
    ップ(30)が外部から容易にタッチ出来るタッチ面
    と、前記ペンダント枠(62)の適当な箇所に設けた紐
    (63)の通る1個以上の紐孔(61)とを具備するす
    ることを特徴とする特許請求の範囲請求項第1項、第4
    項記載の静電気除去装置。
  8. 【請求項8】 上述の袋体チップ(30)を指サック形
    状に作成し、指にはまって保持するように袋体チップ
    (30)に設けた伸縮性のある取付ゴム(23)とを具
    備することを特徴とする特許請求の範囲請求項第1項、
    第4項記載の静電気除去装置。
  9. 【請求項9】 上述の袋体チップ(30)を2枚に重ね
    取付台材(41)に固定する止め具(66)と、前記2
    枚に重ねた袋体チップ(30)の中心部の間を下方から
    上方に貫通して逆U字状態に折れ曲がって袋体チップ
    (30)と取付台材(41)との間を下方に貫通して引
    張調整が行えるように設けた細長い形状の導電ゴム(4
    2)又は有機導電繊維の紐と、前記導電ゴム(42)が
    袋体チップ(30)の中心からのずれを防止する止め具
    (69)とを具備することを特徴とする特許請求の範囲
    請求項第1項、第4項記載の静電気除去装置。
  10. 【請求項10】 前記の2枚に重ねた袋体チップ(3
    0)と逆U字に通過させた導電ゴム(42)とで構成さ
    れた静電気除去装置を取付台として取付けた靴下(9
    2)と、靴下(92)に取付けた静電気除去装置を体裁
    よく見せるように設けたワッペンやアップリケ(10
    1)とを具備することを特徴とする特許請求の範囲請求
    第1項、第4項、第9項記載の静電気除去装置。
  11. 【請求項11】 除電粉末繊維(8)が飛散しないよう
    に覆って保護し、静電気除去の目的でタッチする部分と
    なるポリエステル製メッシュ地や布地あるいはソアロン
    とかレーヨンやポリプロピレンのいずれかを形成したタ
    ッチカバー(7)と、前記タッチカバー(7)に除電粉
    末繊維(8)を袋ずめした内部の中心に導電ゴム(4
    2)又は有機導電繊維の紐を両側に貫通させた袋体チッ
    プ(40)と、前記袋体チップ(40)は除電粉末繊維
    (8)で中心を包むように細長く貫通させて両側から引
    張調整が行えるように設けた導電ゴム(42)とを具備
    すすることを特徴とする特許請求の範囲請求項第1項記
    載の静電気除去装置。
  12. 【請求項12】 全体を細くした上述の袋体チップ(4
    0)を覆った金属コイルバネ(93)と、内部全般に行
    き渡った袋体チップ(40)の両側から出ている引張調
    整が行える導電ゴム(42)を引出せるように金属コイ
    ルバネ(93)に設けた引出口(97)とを具備するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲請求項第1項、第11項
    記載の静電気除去装置。
  13. 【請求項13】 全体を細くした上述の袋体チップ(4
    0)を覆ってリング内径に沿った面が外にでるよう強化
    プラスチックで形成した強力プラスチックリング(9
    9)と、内部全般に行き渡った袋体チップ(40)の両
    側から出ている引張調整が行える導電ゴム(42)を引
    出せるように強力プラスチックリング(99)に設けた
    引出口(97)とを具備することを特徴とする特許請求
    の範囲請求項第1項、第11項記載の静電気除去装置。
  14. 【請求項14】 全体を覆って逆U字形に曲げた上述の
    袋体チップ(40)の外側の面がでるようにうに強化プ
    ラスチックで形成した逆U字強力プラスチッククリップ
    (109)と、内部全般に行き渡った袋体チップ(4
    0)の両側から出ている引張調整が行える導電ゴム(4
    2)を引出せるように逆U字強力プラスチッククリップ
    (109)に設けた引出口(107)とを具備すること
    を特徴とする特許請求の範囲請求項第1項、第11項記
    載の静電気除去装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105420861A (zh) * 2015-12-31 2016-03-23 湖北天磊科技有限公司 一种碎棉渣回收再利用系统及回收工艺
CN113784489A (zh) * 2021-08-04 2021-12-10 刘潼 一种防水套管内表面静电去除装置
WO2022219800A1 (ja) * 2021-04-16 2022-10-20 武彦 大木 身辺具

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