JPH11132972A - 無機複合酸化物から成る蛍光x線分析用標準粒子および標準ウェハならびにそれらを用いた汚染元素濃度の測定法 - Google Patents

無機複合酸化物から成る蛍光x線分析用標準粒子および標準ウェハならびにそれらを用いた汚染元素濃度の測定法

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JPH11132972A
JPH11132972A JP9314439A JP31443997A JPH11132972A JP H11132972 A JPH11132972 A JP H11132972A JP 9314439 A JP9314439 A JP 9314439A JP 31443997 A JP31443997 A JP 31443997A JP H11132972 A JPH11132972 A JP H11132972A
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particles
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fluorescent
wafer
metal
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Tokuichi Nishimura
徳一 西村
Seiichi Ito
誠一 伊東
Tomoaki Taguchi
倫彰 田口
Kazuo Nishihagi
一夫 西萩
Hiroshi Kato
寛 加藤
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Texas Instruments Japan Ltd
Tokuyama Corp
Technos Co Ltd
Original Assignee
Texas Instruments Japan Ltd
Tokuyama Corp
Technos Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェハ表面に所望の面密度で均一な分
布特性を実現し易い蛍光Xせん分析用標準粒子を提供す
る。また、これを用いた蛍光X線分析用標準ウェハを提
供する。また、上記標準ウェハを用いて試料の表面汚染
状況を高精度に定性的、定量的に分析できる汚染元素濃
度の測定方法を提供する。 【解決手段】 蛍光X線分析用標準粒子は、金属酸化物
とシリカから成る無機複合酸化物の単分散性粒子が所定
金属濃度を含んでいる。蛍光X線用標準ウェハには、こ
うした標準粒子が半導体ウェハ表面に所定面密度で付着
している。こうした標準ウェハからの元素濃度、平均粒
径、面密度およびX線エネルギー分布と、試料ウェハの
汚染粒子の平均粒径、面密度およびX線エネルギー分布
を比較することにより試料ウェハの所定位置での汚染粒
子由来の元素濃度を計測する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハの表
面汚染を蛍光X線から定性的または定量的に検定するた
めに使用する蛍光X線分析用標準ウェハに関する。ま
た、この標準ウェハの作製に使用される蛍光X線分析用
標準粒子および無機複合酸化物粒子に関する。さらにこ
れら標準ウェハを用いた汚染元素濃度の測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体ウェハに励起X線を照射し
て、発生した蛍光X線スペクトルを分析してウェハの表
面汚染を定性的または定量的に計測する蛍光X線分析装
置が知られている。このような蛍光X線分析において、
汚染物質は極微量であるため明瞭な信号が得られないこ
とが多い。そこでこのような未知の汚染物質の種類や分
布を検定する場合、汚染状況が予め既知の標準ウェハと
比較することによって、定量分析の精度向上が可能にな
る。
【0003】従来の標準ウェハは、金属イオンを溶媒に
分散させて、スピンコート法、ディップ法(浸漬法)、
マイクロドロップ法などを用いて半導体ウェハの表面に
付着させている。スピンコート法は、半導体ウェハ上に
レジストを塗布する要領と同様であり、ウェハを回転テ
ーブルに載せて高速回転させ上から金属イオンを分散し
た溶媒を滴下することによって、表面に薄い層を形成す
る方法である。ディップ法は、金属イオンを分散化溶媒
を大型容器に貯めて、半導体ウェハをそのまま浸漬させ
引き上げることによって、表面全体に塗布する方法であ
る。マイクロドロップ法は、半導体ウェハを静止させた
状態で、金属イオンを分散した溶媒を滴下する方法で表
面の一部だけに塗布する方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような方法で標
準ウェハを作製しても、所望の汚染濃度で均一分散のも
のが得難く、また他の元素が混入してしまう可能性もあ
る。また、こうして作製した標準ウェハの汚染状況は、
パーティクルアナライザーを用いて検定する方法もあ
る。パーティクルアナライザーは、試料表面に全反射角
度でレーザー光を入射させて、表面に付着した物質によ
る散乱光を検出することによって、微量物質の面密度や
分布を計測する装置である。しかし、パーティクルアナ
ライザーは、プローブ光が可視光や赤外光であるため、
粒子サイズや組成元素の特定は不可能である。
【0005】本発明の目的は、半導体ウェハ表面に所望
の面密度で均一な分布特性を実現し易い蛍光X線分析用
標準粒子および無機複合酸化物粒子を提供することであ
る。
【0006】また本発明の目的は、所望の面密度で均一
な分布特性を持つ粒子が表面に付着した蛍光X線分析用
標準ウェハを提供することである。
【0007】また本発明の目的は、上記標準ウェハを用
いて試料の表面汚染状況を高精度に定性的、定量的に分
析できる汚染元素濃度の測定方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属酸化物と
シリカから成る無機複合酸化物の単分散性粒子が所定金
属濃度を含んでいることを特徴とする蛍光X線分析用標
準粒子である。
【0009】本発明に従えば、標準粒子が金属酸化物と
シリカから成る無機複合酸化物で形成されているため、
球形に近くて粒径の揃った粒子が容易に得られ、しかも
酸化等による変形がなく安定性が良い。また狙いどおり
の金属濃度を含んだ粒子が得やすい。
【0010】また本発明は、金属酸化物の金属元素が
K、Sc、Ti、V、Mn、Fe、Co、Ba、Ce、
LaおよびPbのうち何れか少なくとも1つであること
を特徴とする。
【0011】本発明に従えば、これらの元素は蛍光X線
の発生効率に優れているため測定感度が向上する。
【0012】また本発明は、金属酸化物が無機複合物中
に金属原子換算で1〜30モル%の範囲で含まれている
ことを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、1モル%未満では測定感
度が小さいため好ましくなく、また30モル%を超える
と単分散性の高い粒子が得られにくいという点で、金属
酸化物の割合は金属原子換算で1〜30モル%の範囲が
好ましい。
【0014】また本発明は、単分散性粒子の平均粒径が
0.1〜5μmの範囲であることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、0.1μm未満の粒子で
は粒子1個当たりに含まれる金属酸化物の量が少ないた
め充分な測定感度が得られない。また5μmを超える
と、後述するように、粒子自身による自己吸収が無視で
きなくなる場合がある。従って、入射X線の粒子中での
減衰および蛍光X線の自己吸収を最小限に留めるため
に、単分散性粒子の平均粒径は0.1〜5μmの範囲が
好ましい。
【0016】また本発明は、単分散性粒子の単分散度
(変動係数)が10%以下であることを特徴とする。
【0017】本発明の蛍光X線分析用標準粒子は、1〜
1000個/cm2 という少ない面密度で半導体ウェハ
表面に付着させて用いるため、粒子1個1個が均一であ
る必要がある。そのため単分散性粒子の変動係数は10
%以下であることが好ましい。
【0018】また本発明は、無機複合酸化物の単分散性
粒子が半導体ウェハ表面に1〜1000個/cm2の範
囲の面密度で付着していることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、欠陥検査装置の計測能力
の範囲内という点および粒子によるX線の散乱を最小限
に留めるという点で、面密度1〜1000個/cm2
範囲が好ましい。こうして狙いどおりの面密度で均一な
分布特性を持つ粒子が表面に付着した蛍光X線分析用標
準ウェハが容易に実現できる。
【0020】また本発明は、所定濃度の金属元素を含む
所定平均粒径の単分散性粒子を表面に付着した請求項6
記載の蛍光X線分析用標準ウェハ上の単分散性粒子の面
密度、元素濃度および蛍光X線エネルギー分布を計測す
る工程と、試料ウェハの所定位置における汚染粒子の粒
径、面密度およびX線エネルギー分布を計測する工程と
を含み、前記標準ウェハの元素濃度、蛍光X線エネルギ
ー分布と試料ウェハの粒径、面密度、蛍光X線エネルギ
ー分布を比較することにより試料ウェハの所定位置での
汚染粒子由来の元素濃度を計測することを特徴とする汚
染元素濃度の測定方法である。
【0021】本発明に従えば、標準ウェハの表面付着物
質の元素濃度、粒径、面密度および蛍光X線エネルギー
分布が精度良く得られるため、試料ウェハの汚染状況を
精度良く検定することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】まず、本発明に係る蛍光X線分析
用標準粒子として使用される無機複合酸化物の単分散性
粒子の代表的な製造方法について説明するが、本発明は
以下の製造方法に限定されるものではない。
【0023】金属酸化物とシリカから成る無機複合酸化
物の単分散性粒子の代表的な製造方法としては、有機ケ
イ素化合物と有機金属化合物からなる原料をアルカリ性
の含水アルコール溶液(以下、反応液ともいう)中で共
加水分解する、いわゆるゾル−ゲル法が挙げられる。
【0024】有機ケイ素化合物としては、Si(OCH
34やSi(OCH2CH34 などのいわゆるケイ素の
アルコキシドモノマーあるいはそれらの2〜6量体のオ
リゴマーが好適に用いられる。有機金属化合物として
は、一般式で示すと、M(OR)xやMO(OR)xで表
されるいわゆる金属アルコキシドが好適に用いられる。
ここで、Mは金属元素を示し、金属元素の種類は特に限
定されない。本発明の蛍光X線分析用標準粒子として、
感度の高い好適な金属元素を具体的に例示すると、K、
Sc、Ti、V、Mn、Fe、Co、Ba、Ce、La
およびPbを挙げることができる。ORはアルコキシ基
を示し、具体的には、−OCH3、−OCH2CH3、−
OCH2CH2CH3、−OCH(CH32、−OCH2
2CH2CH3、−OCH2CH(CH32等を示す。x
は金属元素の価数に多くの場合相当し、1〜8までの整
数を示す。ただし、5価以上の価数を取り得る元素の場
合は、MO(OR)xの組成を取る場合がある。たとえ
ば、Vの場合はVO(OR)3の金属アルコキシドが好
適に用いられる。
【0025】上記の有機ケイ素化合物は予め予備加水分
解することができる。予備加水分解とは、有機ケイ素化
合物を、有機金属化合物の1〜4倍モルの水を含む弱酸
性アルコール溶媒中で数分〜数時間混合撹拌する方法で
ある。こうすることによって、有機ケイ素化合物の一部
のアルコキシ基が加水分解され、続いて混合される有機
金属化合物と反応して複合アルコキジドが生成されるの
で、球状粒子を製造するときに単分散性が高い粒子が得
られやすい場合がある。
【0026】有機ケイ素化合物と有機金属化合物の仕込
みの比率は、有機金属化合物の種類によって反応率が異
なるため一概には言えないが、得ようとする複合酸化物
の組成を勘案して決めれば良い。
【0027】アルカリ性の含水アルコール溶液は、アン
モニア、アミン、LiOH、NaOH、KOH等のアル
カリを添加することによって得られる。アルコールとし
ては、CH3OH、CH3CH2OH、CH3CH2CH2
H、(CH32CHOH、CH3CH2CH2CH2OH等
の低級アルコールが単独あるいは2種以上を混合して用
いられる。アルカリの添加量は0.1〜5モル/リット
ルの範囲、水の含有量は3〜30重量%の範囲が好適で
ある。
【0028】有機ケイ素化合物と有機金属化合物からな
る原料をアルカリ性の含水アルコール溶液中に徐々に滴
下することによって、該原料が共加水分解され、金属酸
化物とシリカから成る無機複合酸化物の単分散性粒子が
得られる。さらに場合によっては、得られた粒子の一部
を核粒子として用い、アルカリ性の含水アルコール溶液
中に再分散させ、前記と同様に有機ケイ素化合物と有機
金属化合物からなる原料を徐々に滴下して、該核粒子を
再成長させることにより更に大きな粒径の粒子を得るこ
とができる。得られた単分散性粒子のスラリーは、濾過
や遠心分離によって単離後、100〜1100℃の温度
で乾燥したり焼成を行ってもよい。また、必要に応じ
て、微小粒子や凝集粒子を分級して単分散性を上げるこ
とができる。
【0029】なお、Na、K等のアルカリ金属、あるい
はMg、Ca等のアルカリ土類金属の金属酸化物とシリ
カから成る複合酸化物の単分散性粒子を製造するには、
シリカがアルカリ金属やアルカリ土類金属と化学的に結
合しやすく化合物を作り易いことを利用して、該金属を
有機金属化合物として加えるのではなく、KOHやCa
Cl2 などのアルカリや金属塩の形で上記アルカリ性の
含水アルコール溶液中に添加し、有機ケイ素化合物のみ
を原料にして加水分解する方法も好適に採用される。
【0030】次に、後述する標準粒子並びに測定に用い
た無機複合酸化物の単分散性粒子の製造方法について、
更に具体的に説明する。
【0031】(TiO2−SiO2粒子の製造例)撹拌羽
根付きの内容積3リットルのガラス製反応容器にイソプ
ロパノール400gとアンモニア水(25重量%)10
0gを仕込み、反応液を調整し、反応液の温度を40℃
に保持しつつ撹拌した。
【0032】次に、2リットルの三角フラスコに、Si
(OMe)4(コルコート(株)、商品名;メチルシリ
ケート39)1110gを仕込み、撹拌しながらメタノ
ール260gと0.035重量%塩酸水溶液37gを加
え、約10分間撹拌した。続いて、Ti(O−i−P
r)4(日本曹達(株)、商品名;A−1(TPT))
193gをイソプロパノール193gで希釈した溶液を
加え、透明な均一溶液(シリコンとチタニウムの複合ア
ルコキシド)を得た。
【0033】上記均一溶液とアンモニア水(25重量
%)の各々を前記反応液中に、最初は滴下速度を小さく
し、終盤にかけて徐々に速度を大きくして、7時間かけ
て同時に滴下し、Si(OMe)4とTi(O−i−P
r)4を共加水分解し、乳白色のスラリーを得た。上記
スラリーの一部を遠心分離して取出し、乾燥後700℃
で2時間焼成したところ、白色の粉末が得られた。該粉
末を走査型電子顕微鏡で観察したところ、平均粒子径
0.60μm、粒子径の変動係数3.3%の単分散性の
高い球状粒子であった。
【0034】次に、上記スラリーの一部を核粒子として
用い、上記と同様にして反応液を調整し、反応液の温度
を40℃に保持しつつ撹拌した。続いて、上記と同様に
して、Si(OMe)4とTi(O−i−Pr)4よりな
る複合アルコキシドを調整し、上記反応液中に6時間か
けて徐々に滴下した。上記スラリーを分級後、その一部
を取出し、乾燥後大気中700℃で2時間焼成したとこ
ろ、白色の粉末が得られた。該粉末を走査型電子顕微鏡
で観察したところ、平均粒子径1.03μm、粒子径の
変動係数4.9%の単分散性の高い球状粒子であった。
【0035】続いてさらに上記分級後のスラリーの一部
を上記と同様に再成長させ、焼成したところ、平均粒子
径1.28μm、変動係数4.7%の単分散性の高い球
状粒子が得られた。
【0036】(Fe23−SiO2粒子の製造例)撹拌
羽根付きの内容積1リットルのガラス製反応容器にイソ
プロパノール200gとアンモニア水(25重量%)5
0gを仕込み、反応液を調整し、反応液の温度を40℃
に保持しつつ撹拌した。
【0037】次に、1リットルの三角フラスコに、Si
(OMe)4(コルコート(株)、商品名;メチルシリ
ケート39)145gを仕込み、撹拌しながらメタノー
ル19gと0.035重量%塩酸水溶液2.7gを加
え、約10分間撹拌した。続いて、Fe(O−n−B
u)3(日本曹達(株)、商品名;アイアンブチラー
ト)13.8gをイソプロパノール13.8gで希釈し
た溶液を加え、黒褐色透明な均一溶液(シリコンと鉄の
複合アルコキシド)を得た。
【0038】上記均一溶液とアンモニア水(25重量
%)の各々を前記反応液中に、最初は滴下速度を小さく
し、終盤にかけて徐々に速度を大きくして、4時間かけ
て同時に滴下し、Si(OMe)4とFe(O−n−B
u)3を共加水分解し、黄土色のスラリーを得た。上記
スラリーの一部を遠心分離して取出し、乾燥後大気中5
00℃で2時間焼成したところ、茶褐色の粉末が得られ
た。該粉末を走査型電子顕微鏡で観察したところ、平均
粒子径0.36μm、変動係数8.3%の単分散性の高
い球状粒子であった。
【0039】次に、Fe(O−n−Bu)3 の仕込み量
を27.6gとした以外は上記と同様にして球状粒子を
合成したところ、約0.4μmの球状粒子が得られた。
スラリーの一部を核粒子として用い、前記と同様にして
反応液を調整し、反応液の温度を40℃に保持しつつ撹
拌した。続いて、前記と同様にして、Si(OMe)4
とFe(O−n−Bu)3よりなる複合アルコキシドを
調整し、上記反応液中に6時間かけて徐々に滴下した。
上記スラリーを分級後、その一部を核粒子として用い、
さらに再成長を2回行った。得られたスラリーを分級、
乾燥後大気中500℃で2時間焼成したところ、茶褐色
の粉末が得られた。該粉末を走査型電子顕微鏡で観察し
たところ、平均粒子径1.01μm、変動係数5.9%
の単分散性の高い球状粒子であった。
【0040】(K2O−SiO2粒子の製造例)撹拌羽根
付きの内容積3リットルのガラス製反応容器にメタノー
ル42g、イソプロパノール168gおよびアンモニア
水(25重量%)90gを仕込み、反応液を調整し、反
応液の温度を40℃に保持しつつ撹拌した。
【0041】次に、2リットルの三角フラスコに、Si
(OEt)4(コルコート(株)、商品名;エチルシリ
ケート28)833gとメタノール167gを計り取
り、別のフラスコに3N−KOH水溶液111g、アン
モニア水(25重量%)120gおよびメタノール92
4gを計り取った。
【0042】続いて、Si(OEt)4 10gを前記反
応液中に一気に注ぎ込み核粒子を生成させた。30分後
に上記各々の溶液を前記反応液中に、最初は滴下速度を
小さくし、終盤にかけて徐々に速度を大きくして、6時
間かけて同時に滴下し、Si(OEt)4 を加水分解
し、乳白色のスラリーを得た。上記スラリー分級後、遠
心分離して取出し、乾燥後大気中500℃で1時間焼成
したところ、薄茶色の粉末が得られた。該粉末を走査型
電子顕微鏡で観察したところ、平均粒子径2.0μm、
変動係数7.0%の単分散性の高い球状粒子であった。
【0043】(無機複合酸化物粒子の物理的特性)次
に、本発明に係る蛍光X線分析用無機複合酸化物粒子
(標準粒子)の物理的特性を説明する。全反射蛍光X線
分析(TRXRF;Total Reflection X-RayFluorescen
ce)に応用する例を示すが、本発明は全反射でない通常
の蛍光X線分析でも適用可能である。
【0044】標準粒子としてTiO2−SiO2粒子とK
2O−TiO2粒子を使用し、これら粒子の特性を下記の
(表1)に示す。シリカ(SiO2 )中の金属酸化物の
比率は湿式化学分析法(ICP−MS;Inductive Coup
led Plasma MassSpectroscopy)で測定した。粒子径は
走査型電子顕微鏡(SEM;ScanningElectron Microsc
ope)で測定し、粒径分布の変動係数(標準偏差÷平均
値)は10%以下でかつ球状である。
【0045】図1(a)は粒径0.6μm、図1(b)
は粒径1.03μmのTiO2 −SiO2粒子の電子顕
微鏡写真であり、極めて均一な粒径分布を持っているこ
とが判る。密度はAccuPyc−1330(島津製作
所製)で測定した。
【0046】
【表1】
【0047】粒子内で均一に金属原子を励起させるため
には粒子は入射X線に対して高い透過性を持ち、励起に
より発生した蛍光X線が粒子内部で減衰・自己吸収する
ことなく粒子から放出されなければならない。入射X線
の透過性と蛍光X線の自己吸収の点から粒子の最大粒径
が決定される。化合物のX線質量吸収係数は下記の式
(1)で示される。ここで、wiは元素iの重量%、μi
は元素iのX線質量吸収係数である。例えば、10.9
9重量%TiO2−SiO2粒子はシリコン41.5重量
%、酸素51.9重量%、チタニウム6.6重量%を含
有するから入射X線W−Lβ1に対する粒子のX線質量
吸収係数は約25.4cm2/gとなる。また4.3重
量% K2O−SiO2粒子の質量吸収係数は約21cm2
/gとなる。下記の式(2)から粒子に対するX線の透
過率(I/Io)が求められる。ここで、Iは透過強
度、Ioは入射強度、dは粒子の密度、xは粒子の粒径
である。 μ = Σ wi・μi …(1) I/Io = exp(−μ・d・x) …(2)
【0048】10.99重量%TiO2−SiO2粒子と
4.30重量%K2O−SiO2粒子の入射X線透過率と
蛍光X線自己吸収率を求めるた結果が下記の(表2)で
ある。入射X線の減衰を2〜3%に留めるには粒子の粒
径は5μmまでが好適である。TiO2-SiO2粒子内
で発生した蛍光X線Ti−Kαに対する粒子の自己吸収
係数は約187cm2/g、K2O−SiO2粒子内で発
生した蛍光X線K−Kαに対する粒子の自己吸収係数は
約457cm2/gとなる。許容できる蛍光X線の自己
吸収率を5%程度とすると、Ti2O−SiO2粒子の最
大許容粒径は約1.5μmであり、K2O−SiO2粒子
の最大許容粒径は約0.5μmである。シリカ中の金属
酸化物の含有濃度を制御することにより、蛍光X線の自
己吸収を抑えられるので、より大きい粒子が利用可能と
なる。種々の金属酸化物を含有する複合酸化物の標準粒
子について、入射X線の透過性と蛍光X線の自己吸収を
考慮すると粒子の粒径は最大5μmが好適である。
【0049】
【表2】
【0050】次に、粒子の粒径の変動係数ついて説明す
る。複合金属酸化物から成る球状粒子中の金属原子数N
は下式(3)で求められる。ここで、rは粒子の半径、
dは粒子の密度、Wはシリカ中の金属酸化物の重量濃
度、Moxは金属酸化物の分子量、nは金属酸化物中の金
属原子のモル数、NAはアボガドロ数である。粒子中の
金属原子数は粒径の3乗に比例するため、粒径のバラツ
キは金属元素濃度のバラツキとなる。例えば、1.0μ
mの粒子について粒径変動係数による粒子中の金属原子
数の変動係数を求めると下記の(表3)になる。標準粒
子として許容できる原子数の変動係数を10%以下にす
るには粒径の変動係数は5%程度でなければならない。
【0051】
【数1】
【0052】
【表3】
【0053】(蛍光X線分析用標準粒子/ウェハを用い
たTRXRFの構成)図2は標準粒子(ウェハ)を用い
たTRXRFの構成図である。シリコン等から成る半導
体ウェハ1に対し全反射するよう入射X線2を照射する
と、大部分は反射X線3として反射する。ウェハ1上に
デポジションした標準粒子6は入射X線2によって励起
されて蛍光X線4を放射する。半導体検出器(Silicon
SolidDetector)5は蛍光X線4を受光し、蛍光X線エ
ネルギー分布を出力する。
【0054】図3は、チタニウム濃度を約10×1010
原子/cm2に調整した従来のスピンコート法による標準
ウェハおよび粒径0.6μm、1.28μmのTi2
−SiO2 粒子から成る標準ウェハから発生する蛍光X
線強度の入射角度依存性を示す。スピンコート法による
標準ウェハから発生する蛍光X線は入射角度に直線的に
依存するが、粒子から成る標準ウェハから発生する蛍光
X線は入射角度に依存せずほぼ一定である。標準粒子か
ら成る標準ウェハは入射角度依存性がないので幅広い入
射角を利用できるので利点がある。
【0055】(蛍光X線分析用標準ウェハ作製例)無機
複合酸化物粒子(標準粒子)から成る蛍光X線分析用標
準ウェハの作製は大きく3つのプロセスで構成される。
最初のプロセスは、標準粒子を超純水に溶かし、粒子濃
度を106〜108粒子/mlに調整し、市販の粒子噴霧
器で清浄な半導体ウェハ上に噴霧するプロセスである。
このとき、噴霧口とウェハの間隔を20cm以上保つと
粒子を均一にデポジションできる。ウェハ表面の粒子面
密度は噴霧時間、噴霧速度で制御する。
【0056】第二プロセスは、市販のウェハ欠陥検査機
でウェハ表面の粒子の位置座標、粒径を計測し、粒子面
密度D(単位cm2 当たりの粒子数)を求めるプロセス
である。
【0057】第三プロセスは、粒子面密度からウェハの
金属元素濃度を値付けするプロセスである。単位cm2
当たりの金属元素濃度Cは粒子面密度Dおよび粒子中の
金属原子数Nの積で求められる。
【0058】標準ウェハの元素濃度はTRXRFの検出
下限値より大きくなければならない。言い換えると、最
小粒子面密度以上でなければならない。例えば、10.
99重量%Ti2O−SiO2粒子でチタニウムの標準ウ
ェハを作製するならば、TRXRFのチタニウムの検出
限界(5.9×109原子/cm2)を粒子中の原子数で
除した値が標準ウェハの最小粒子面密度である。下記の
(表4)は10.99重量%Ti2O−SiO2粒子の粒
径毎の最小粒子密度を示している。粒子密度が極端に大
きくなると粒子による散乱X線の影響が大きくなり、全
反射条件が維持できない。さらに粒子密度を計測するウ
ェハ欠陥検査装置の検能力の制限もあるため、TRXR
F用標準ウェハの粒子面密度は最大1000個/cm2
適切である。
【0059】
【表4】
【0060】(蛍光X線分析用標準ウェハの検証デー
タ)TRXRF装置はTREX610T(テクノス製)
を用い、励起用入射X線としてタングステンの特性X線
W−Lβ1を用いた。粒径0.60μm、1.03μ
m、1.28μmの10.99重量%TiO2−SiO2
粒子と粒径2.0μmの7.29重量%K2O−SiO2
粒子を用いて標準ウェハを作製した。下記の(表5)は
TiO2−SiO2粒子、K2O−SiO2粒子から成る標
準ウェハの粒子面密度から計算したチタニウム濃度、カ
リウム濃度とTRXRFによる実測濃度を求めた結果で
ある。粒子面密度から計算したチタニウム濃度はTRX
RF実測値と良好に一致している。
【0061】図4、図5および図6は、粒径0.60μ
m、1.03μm、1.28μmのTiO2−SiO2
子から計算したチタニウム濃度とTRXRF実測濃度の
回帰グラフである。計算値と実測値は極めて良好な相関
を有し、相関係数はそれぞれ0.958,0.909,
0.985である。
【0062】図7は、K2O−SiO2粒子から計算した
カリウム濃度とTRXRF実測濃度の回帰グラフある。
相関係数が0.538と低くなった原因は、粒径が大き
すぎたため自己吸収が無視できない点にある。粒径をよ
り小さし、粒子面密度を大きくすれば解決できる。これ
らのデ−タは標準粒子から成る標準ウェハがTRXRF
用標準試料として好適であることを証明している。
【0063】
【表5】
【0064】次に、標準粒子から成る標準ウェハとスピ
ンコート法による標準ウェハの濃度均一性を比較する。
粒子から成る標準ウェハの元素濃度の変動係数は10%
〜89%の範囲にあるが、下記の(表6)に示すように
スピンコート法による標準ウェハの濃度均一性は5元素
(Cr、Fe、Ni、Cu、Zn)で11%〜417%
の範囲である。標準粒子から成る標準ウェハの表面濃度
均一性はスピンコ−ト法による標準ウェハより優れ、T
RXRFの校正試料として有効である。これら標準粒子
から成る標準ウェハは高精度の濃度の値付けを可能し、
既存のスピンコート法による標準ウェハより表面濃度の
均一性も高い。さらに、TRXRFのユーザーは、自ら
いつでも任意の元素・濃度の標準ウェハを作成すること
が可能になる。粒子から成る標準ウェハの金属元素濃度
は粒子の個数で制御できるので108〜109原子/cm2
オーダーの標準ウェハ作成も容易に可能である。TRX
RFは1010オーダーを計測できることを特徴としてい
るので、本発明の標準粒子から成る標準ウェハのように
表面濃度が均一は標準試料で校正したならより信頼でき
る結果が得られる。
【0065】
【表6】
【0066】(ウェハ上の汚染粒子のTRXRF測定の
構成)試料ウェハに付着した未知汚染粒子(パーティク
ル)の元素濃度をTRXRFで測定する方法を説明す
る。試料ウェハに付着したパーティクルのウェハ面密度
分布と粒径をウェハ欠陥検査装置で計測し、これらデー
タを記憶媒体または通信媒体を経てTRXRF装置に転
送し、TRXRF装置の画像表示装置にパーティクルマ
ップを表示させる。パーティクルマップ上で注目するパ
ーティクルを選択し、蛍光X線エネルギー分布を計測す
る。一方、標準粒子から成る標準ウェハの粒子面密度か
ら計算された金属元素濃度およびTRXRFで計測され
た蛍光X線エネルギー分布から元素濃度検量線を作成
し、パーティクルの蛍光X線エネルギー分布と比較する
ことによりパーティクルの元素濃度を定量する。
【0067】(ウェハ上の汚染粒子のTRXRF測定
例)半導体製造装置(エッチング装置)から発生したパ
ーティクルを測定した例を説明する。図8はウェハ欠陥
検査装置で測定されたパーティクルマップをTRXRF
装置の画像表示装置に表示した例である。図9は試料ウ
ェハ上のパーティクルの蛍光X線エネルギー分布であ
る。図10はTiO2−SiO2粒子から成る標準ウェハ
の蛍光X線エネルギー分布である。標準ウェハから作成
された検量線から試料ウェハ上のパーティクルの構成元
素はチタニウム7.4×1010 原子/cm2 、鉄1.0
×1010原子/cm2、銅2.5×1010原子/cm2と定
量された。
【0068】
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、シ
リカ中に所定の金属濃度を含み、極めて球形であり、粒
径が均一な粒子、変形がなく安定性がよい標準粒子が容
易に得られる。
【0069】また、標準粒子が所定の面密度で均一に分
布した蛍光X線分析用標準ウェハが容易に実現できる。
【0070】また、標準ウェハ上の標準粒子の面密度、
粒径、蛍光X線エネルギー分布、元素濃度および試料ウ
ェハ上の汚染物質の面密度、粒径、蛍光X線エネルギー
分布、元素濃度が精度よく得られるため、試料ウェハの
汚染状況を精度良く検定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】TiO2−SiO2粒子の電子顕微鏡写真であ
り、図1(a)は粒径0.6μm、図1(b)は粒径
1.03μmを示す。
【図2】金属複合酸化物から成る標準粒子を用いた全反
射蛍光X線分析の構成図である。
【図3】スピンコート法による標準ウェハと標準粒子か
らなる標準ウェハに関する蛍光X線の入射角依存性を示
すグラフである。
【図4】粒径0.60μmのTiO2−SiO2粒子から
計算したチタニウム濃度とTRXRFで実測されたチタ
ニウム濃度の回帰グラフであり、相関係数は0.958
である。
【図5】粒径1.03μmのTiO2−SiO2粒子から
計算したチタニウム濃度とTRXRFで実測されたチタ
ニウム濃度の回帰グラフであり、相関係数0.909で
ある。
【図6】粒径1.28μmのTiO2−SiO2粒子から
計算したチタニウム濃度とTRXRFで実測されたチタ
ニウム濃度の回帰グラフであり、相関係数0.985で
ある。
【図7】粒径2.0μmで4.30重量%K2O−Si
2粒子から計算したカリウム濃度とTRXRFで実測
されたカリウム濃度の回帰グラフであり、相関係数0.
538である。
【図8】TRXRF装置の表示装置に表示された試料ウ
ェハ上のパーティクルの面分布の一例を示す説明図であ
る。
【図9】試料ウェハから選択されたパーティクルの蛍光
X線エネルギー分布を示すグラフある。
【図10】10.99重量%TiO2−SiO2粒子から
成る標準ウェハの蛍光X線エネルギー分布を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1 半導体ウェハ 2 入射X線 3 反射X線 4 蛍光X線 5 半導体検出器(SSD) 6 標準粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 徳一 茨城県稲敷郡美浦村木原2350 日本テキサ ス・インスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 伊東 誠一 茨城県稲敷郡美浦村木原2350 日本テキサ ス・インスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 田口 倫彰 茨城県稲敷郡美浦村木原2350 日本テキサ ス・インスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 西萩 一夫 大阪府枚方市長尾谷町1丁目32番1号 株 式会社テクノス内 (72)発明者 加藤 寛 山口県徳山市御影町1−1 株式会社トク ヤマ化学技術研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属酸化物とシリカから成る無機複合酸
    化物の単分散性粒子が所定金属濃度を含んでいることを
    特徴とする蛍光X線分析用標準粒子。
  2. 【請求項2】 金属酸化物の金属元素が、K、Sc、T
    i、V、Mn、Fe、Co、Ba、Ce、LaおよびP
    bのうち何れか少なくとも1つであることを特徴とする
    請求項1記載の蛍光X線分析用標準粒子。
  3. 【請求項3】 金属酸化物が無機複合物中に金属原子換
    算で1〜30モル%の範囲で含まれていることを特徴と
    する請求項1記載の蛍光X線分析用標準粒子。
  4. 【請求項4】 単分散性粒子の平均粒径が0.1〜5μ
    mの範囲であることを特徴とする請求項1記載の蛍光X
    線分析用標準粒子。
  5. 【請求項5】 単分散性粒子の単分散度(変動係数)が
    10%以下であることを特徴とする請求項1記載の蛍光
    X線分析用標準粒子。
  6. 【請求項6】 無機複合酸化物の単分散性粒子が半導体
    ウェハ表面に1〜1000個/cm2の範囲の面密度で
    付着していることを特徴とする蛍光X線分析用標準ウェ
    ハ。
  7. 【請求項7】 所定濃度の金属元素を含む所定平均粒径
    の単分散性粒子を表面に付着した請求項6記載の蛍光X
    線分析用標準ウェハ上の単分散性粒子の面密度、元素濃
    度および蛍光X線エネルギー分布を計測する工程と、 試料ウェハの所定位置における汚染粒子の粒径、面密度
    および蛍光X線エネルギー分布を計測する工程とを含
    み、 前記標準ウェハの元素濃度、蛍光X線エネルギー分布と
    試料ウェハの粒径、面密度、蛍光X線エネルギー分布を
    比較することにより試料ウェハの所定位置での汚染粒子
    由来の元素濃度を計測することを特徴とする汚染元素濃
    度の測定方法。
JP9314439A 1997-10-29 1997-10-29 無機複合酸化物から成る蛍光x線分析用標準粒子および標準ウェハならびにそれらを用いた汚染元素濃度の測定法 Pending JPH11132972A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008510162A (ja) * 2004-08-18 2008-04-03 フォス、アナリティカル、アクチボラグ 検査サンプルの検体情報を決定するための測定システム
JP2010071762A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Tokyo Electron Ltd 粒子径測定装置、粒子径測定方法及びコンピュータプログラム
US7811836B2 (en) 2005-12-28 2010-10-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods of manufacturing reference sample substrates for analyzing metal contamination levels

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