JPH11126257A - 画像特徴抽出装置 - Google Patents

画像特徴抽出装置

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JPH11126257A
JPH11126257A JP9289756A JP28975697A JPH11126257A JP H11126257 A JPH11126257 A JP H11126257A JP 9289756 A JP9289756 A JP 9289756A JP 28975697 A JP28975697 A JP 28975697A JP H11126257 A JPH11126257 A JP H11126257A
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cluster
area
image
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JP9289756A
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English (en)
Inventor
Takashi Fukushima
高司 福島
Hiroshi Narasaki
博司 楢崎
Ryosuke Fujioka
亮介 藤岡
Masami Konishi
正躬 小西
Kozaburo Sakai
公三郎 坂井
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KTI SEMICONDUCTOR KK
Kobe Steel Ltd
Texas Instruments Japan Ltd
Original Assignee
KTI SEMICONDUCTOR KK
Kobe Steel Ltd
Texas Instruments Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば半導体ウェハの不良原因を探索するた
めの画像データシステム等に用いられ,入力された画像
の特徴を抽出する従来の画像抽出装置では,入力画像の
特徴と画像全体に含まれる特徴とが比較されるため,あ
る画像の一部のみが似ている画像を検索した場合,意図
した検索結果が得られないという問題があった。 【解決手段】 本発明は,入力された画像を,該画像内
で特徴が類似するクラスタに分割し,このクラスタ毎に
特徴を抽出することによって,ある画像の一部のみが似
ている画像の検索を良好に行うことを図ったものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,画像特徴抽出装置
に係り,詳しくは,画像データベースシステムにおいて
検索時に利用する画像の特徴を抽出するための画像特徴
抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体装置の製造工程等におい
て,半導体ウェハ上の不良の原因を特定する場合,当該
不良パターンの特徴を抽出し,蓄積されている画像から
類似事例を検索して,その類似事例から原因を探索する
方法が有効である。このような画像データベースシステ
ムにおいては,オペレータが所望する画像を検索するた
めに,当該画像の特徴をどのように抽出するかが重要と
なる。画像の特徴抽出を行う従来の画像特徴抽出装置
は,例えば特開平5−6437号公報等に記載されてい
る。上記刊行物に記載の画像特徴抽出装置により,当該
画像について抽出される特徴は,検索のために有効であ
ると考えられる例えば画像の濃度分布,周波数分布,局
所相関等や,対象物の周囲長,面積等の物理的特徴であ
る。これらの物理的特徴x1 ,x2 ,…は次式のように
ベクトル化され保存される。 g=(x1 ,x2 ,…,xn ) この画像特徴抽出装置では,特に,人間に理解しにくい
上記物理的特徴gが,メンバーシップ関数を用いて人間
の理解しやすい例えば対象物の形状,大きさ,色合い等
の特徴g’に変換される。従って,変換された特徴g’
を基により人間の感覚に近い類似事例の検索が可能とな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,半導体ウェ
ハの不良検査等においては,ある画像に含まれる情報全
てが一致する画像を検索する場合よりも,ある画像に含
まれる一部の情報によって類似事例の検索を行う場合の
方が多い。しかし,従来の画像特徴抽出装置では,特徴
の抽出が画像全体に対して行われるため,ある画像に含
まれる一部の情報が似ている画像を検索する場合にも,
入力された画像にほぼ全体が似ているものを検索してし
まい,意図した結果が得られないという問題があった。
本発明は,このような従来の技術における課題を解決す
るために,画像特徴抽出装置を改良し,ある画像の一部
の特徴でも似ている画像検索を可能とする画像データベ
ースシステムを作成するための画像特徴抽出装置を提供
することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,入力された画像の特徴を抽出する画像特徴
抽出装置であって,上記画像を所定のエリアに分割し,
特徴抽出を行うエリア群を選定するエリア群選定手段
と,上記エリア群選定手段により選定されたエリア群に
含まれる各エリアが相互の類似関係に基づいて統合され
た評価クラスタを作成する評価クラスタ作成手段と,上
記評価クラスタ作成手段により作成された各評価クラス
タについてそれぞれ特徴を抽出する特徴抽出手段とを具
備してなる画像特徴抽出装置として構成されている。上
記画像特徴抽出装置によれば,画像に含まれる一部の特
徴をその類似範囲を取り出して保存することができ,こ
れらクラスタ毎に求められた特徴に基づいて所望の類似
事例を容易に検索することが可能である。上記画像特徴
抽出装置において,上記評価クラスタ作成手段は,例え
ば上記各エリアが相互の類似関係に基づいて階層的に統
合されたクラスタを作成するクラスタ作成手段と,上記
クラスタ作成手段により作成されたクラスタを所定の基
準に従って最上層から分割し再び統合することによって
上記評価クラスタを作成するクラスタ分割再統合手段と
を具備する。この場合,一度作成されたクラスタを分割
・再統合するので,各クラスタの類似度判定の際に生じ
る誤差を防止することができる。
【0005】また,上記エリア群選定手段は,各エリア
を所定の指標によりレベル分けするレベル分け手段を含
んでおり,例えば半導体ウェハ上の欠陥の度合いに従っ
てレベル分けを行って,所望の領域の特徴だけを抽出す
ることができる。また,上記エリア群選定手段が,上記
レベル分け手段のレベル区分を再統合するレベル再統合
手段を更に含む場合,レベル判定に依存する誤差を解消
して特徴を抽出することができる。また,上記評価クラ
スタの大きさを,上記画像及びエリアの大きさに基づい
て規格化すれば,画像の大きさに関わらず特徴を抽出す
ることができる。また,上記クラスタ作成手段により作
成されるクラスタの類似度は,例えば統合後のクラスタ
に属するエリア自身の面積と,統合後のクラスタに属す
るエリア全てを含む凸多角形の面積とに基づいて定めら
れる。このように面積を用いて各クラスタの類似度を判
定する場合,人間の感覚に近い特徴抽出が可能となる。
また,上記クラスタ分割再統合手段において,分割前の
クラスタの面積,分割前のクラスタに属するエリア自身
の面積,及び分割前のクラスタに属するエリア全てを含
む凸型多角形の面積に基づいて,当該クラスタが分割さ
れるか否かが定めれば,人間の感覚に近い分割を行うこ
とができる。また,上記クラスタ分割再統合手段におい
て,例えば分割前のクラスタに属する各エリアの接触度
合いを表すエントロピーに基づいて,当該クラスタが分
割されるか否かを定めれば,一様に分布するクラスタを
抽出することができる。また,上記凸型多角形をその重
心を頂点とする3角形に分割し,各3角形の面積を評価
することによって上記凸型多角形自身の面積を定めれ
ば,凹型のクラスタを評価する場合の判定誤差を低減す
ることができる。また,各評価クラスタについてそれぞ
れ抽出された特徴は,当該画像の特徴として登録手段に
登録される。また,上記画像は,例えば半導体ウェハ上
の不良検査用画像等である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して,本発
明の実施の形態につき説明し,本発明の理解に供する。
尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であ
って,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではな
い。ここに,図1は本発明の一実施の形態に係る画像特
徴抽出装置の一例である。図1に示すように,本発明の
一実施の形態に係る画像特徴抽出装置は,入力された画
像の特徴を抽出する画像特徴抽出装置であって,上記画
像を所定のエリアに分割し,特徴抽出を行うエリア群を
選定するエリア群選定手段11と,上記エリア群選定手
段11により選定されたエリア群に含まれる各エリアが
相互の類似関係に基づいて階層的に統合されたクラスタ
を作成するクラスタ作成部12aと,該クラスタ作成部
12aにより作成されたクラスタを所定の基準に従って
最上層から分割し再び統合することによって得られた評
価クラスタを作成するクラスタ分割再統合部12bとを
有する評価クラスタ作成手段12と,上記評価クラスタ
作成手段12により作成された各評価クラスタについて
それぞれ特徴を抽出する特徴抽出手段13と,抽出され
た各評価クラスタ毎の特徴を当該画像の特徴として記憶
する登録手段14とを具備する。
【0007】上記画像特徴抽出装置において,入力され
る画像は,例えば半導体ウェハに対して電気的な不良検
査を行って得た画像である。この画像は,まずエリア群
選定手段11により図2に示すような所定のエリアに分
割される。このエリアの大きさは,上記画像に含まれる
例えば不良部の大きさによって定められる。また,図3
には,半導体ウェハ上で電気的に導通しない箇所が示さ
れており,この不良を含むエリアは,エリア群選定手段
11のレベル分け部11aにおいて,図4(a),
(b),(c)にそれぞれ示すような,例えばx方向に
ある不導通部の数や,y方向にある不導通部の数や,面
積といった指標に従ってレベル分けされる。図4(d)
はレベル分けされた不良部を示すものである。尚,エリ
ア群選定手段11のレベル再統合部11bにおいて,レ
ベルl1とレベルl2とを統合してレベル判定による誤
差を軽減することも可能である。
【0008】上記評価クラスタ作成手段12のクラスタ
作成部12aでは,例えば図4(b)に示した指標で,
y方向に5本以上の不導通部があったレベルl1にある
エリアについてクラスタリングを行う。各エリアはUP
GMA(unweighted pair-group method using arithmet
ic averages)等のクラスタリング手法に基づいて,互い
に類似しているものとクラスタとして統合される。最も
小さいクラスタはエリア自身である。各クラスタは互い
に類似している他のクラスタとさらに統合され,より大
きなクラスタが順次作成される。この統合の際の基準
は,各クラスタの類似度(非類似度)を示すクラスタ間
距離である。ここで,クラスタ間距離は,例えば統合後
のクラスタに属するエリア自身の面積/統合後のクラス
タに属するエリア全てを含む凸型多角形の面積,で表さ
れる。図5は例えばクラスタC1,C2,C3を上記ク
ラスタ間距離に基づいて統合する様子を示したものであ
る。
【0009】図5(a)に示すように,クラスタC1と
クラスタC2を統合することによって生成されるクラス
タS1は,その領域内にエリアを9個有する。エリア1
つの面積を1とすると,統合後のクラスタS1に属する
エリア自身の面積は,9である。また,統合後のクラス
タS1に属するエリア全てを含む凸型多角形の面積は,
およそ13である。従って,クラスタC1とクラスタC
2との間のクラスタ間距離は,9/13となり,およそ
0.7である。一方,図5(b)に示すように,クラス
タC2とクラスタC3を統合することによって生成され
るクラスタS2は,その領域内にエリアを7個有する。
上記と同様にエリア1つの面積を1とすると,統合後の
クラスタS2に属するエリア自身の面積は,7である。
また,統合後のクラスタS2に属するエリア全てを含む
凸型多角形の面積は,およそ14である。従って,クラ
スタC2とクラスタC3との間のクラスタ間距離は,7
/14となり,およそ0.5である。また,図5(c)
に示すように,クラスタC1とクラスタC3を統合する
ことによって生成されるクラスタS3は,その領域内に
エリアを14個有する。上記と同様にエリア1つの面積
を1とすると,統合後のクラスタS3に属するエリア自
身の面積は,14である。また,統合後のクラスタS3
に属するエリア全てを含む凸型多角形の面積は,16で
ある。従って,クラスタC1とクラスタC3との間のク
ラスタ間距離は,14/16となり,およそ0.9であ
る。これらクラスタ間距離の値から,クラスタC1,C
2,C3の中ではクラスタC1とクラスタC3が最も類
似すると判定され,クラスタC1とクラスタC3とを統
合してクラスタS3が生成される。クラスタリングは,
全てのエリアが一つのクラスタに統合されるまで継続さ
れる。この例では,クラスタC1とクラスタC3とが統
合されてクラスタS3が生成されると,残っているのは
このクラスタS3とクラスタC2だけである。従って,
次にクラスタS3とクラスタC2とが自動的に統合され
る。このように,面積比にてクラスタ間距離(各クラス
タの類似度)を評価すると,人間の感覚に準じたクラス
タの統合が行われることが知られている。また,これら
のクラスタの階層関係は,樹形図と呼ばれる分類図によ
って表される。ここで,図6は上記した例のクラスタリ
ングの樹形図を示すものである。また,図7(a)に示
す上記レベル1に属する各エリアに対して,クラスタリ
ングを行った場合の樹形図を図7(b)に示す。図7
(b)の樹形図では,互いに近接するクラスタc1とク
ラスタc6とが最も類似していることが示されている。
次に類似するのは,上記クラスタc1とクラスタc6と
を統合したクラスタc18とクラスタc9,若しくは,
クラスタc5とクラスタc8である。
【0010】次にクラスタ分割再統合部12bにおい
て,上記のように作成されたクラスタを分割し,再統合
することによって,特徴抽出を行う評価クラスタが選定
される。まず,最上層にあるクラスタc33からクラス
タの分割が行われる。このとき,各クラスタの分割が必
要であるか否かの判断基準は,分割前のクラスタの総面
積と,クラスタの密度である。ここで,クラスタの密度
は,分割前のクラスタに属するエリア自身の面積/分割
前のクラスタに属するエリア全てを含む凸型多角形の面
積である。例えば,このクラスタの総面積がある値より
も大きく,密度がある値よりも小さければ,分割可能で
あると判定される。図7に示す例では,上記レベル1に
属する最大クラスタc33は,総面積が基準値以上でか
つ密度が低いと判定され2つのクラスタc30とクラス
タc32に分割されている。また,クラスタc30に含
まれるクラスタc14とクラスタc16は,総面積が基
準値以下であり,かつ密度も低いと判定されたため,分
割されない。また,クラスタc32に含まれるクラスタ
c29とクラスタc31は,総面積が基準値以上でかつ
密度が低いと判定され,それぞれクラスタc10,クラ
スタc25と,クラスタc20,クラスタc28にさら
に分割される。このように分割できないクラスタまで分
割が行われる。図8に分割されて残ったクラスタを示
す。
【0011】ところで,例えば上記のように凸型多角形
の面積を用いて分割を行った場合,図9に示すような凹
型のクラスタは総面積が大きく,かつ密度が低いクラス
タと判定され分割されてしまう場合があると考えられ
る。しかし,凹型クラスタに属するエリアが互いによく
類似するのであれば,この凹型クラスタは分割されるべ
きではない。このように凸型多角形を用いた場合だけに
限らず,クラスタの分割の際には,総面積や密度による
判定がクラスタの形状に影響されてしまう場合があるの
で,他の判定基準によってクラスタの再統合を行い余計
な分割を補正する。クラスタを再統合する際の判定基準
は,例えば,以下のようなルールである。ルール1:各
クラスタが構成される最小クラスタ(即ちエリア)が,
他のクラスタが構成されるエリアも含めて2つ以上のエ
リアと接する場合,当該エリア全てを一つのクラスタと
して統合する。ルール2:ルール1で再統合されたクラ
スタが連続する場合は,それらクラスタ全てを一つのク
ラスタにさらに統合する。例えば図8に示したクラスタ
で,上記ルール1を満足するのは,クラスタc10,c
20,c25,c27である。尚,クラスタc11は,
エリア11自体でありクラスタc27に属するエリアと
も1つしか接していないので,ルール1を満足しない。
上記ルール1を満足したクラスタc10,c20,c2
5,c27は全て連続しているので,図10に示すよう
に再統合されクラスタc34となる。
【0012】以上のように分割・再統合が行われた結
果,レベル1に属するエリアは,クラスタc11,c3
0,c34にまとめられた。特徴抽出手段13では,こ
のクラスタc11,c30,c34についてそれぞれ物
理的特徴が抽出される。ここで,物理的特徴とは例えば
エッジ,領域面積,重心座標,密度,縦横長さ,傾き,
周囲長等である。これらの物理的特徴はさらにメンバー
シップ関数により評価されて,従来技術と同様,人間の
理解し易い特徴量が求められ,各クラスタの特徴が決定
される。そして,各クラスタの特徴は,全て,あるウェ
ハの特徴として登録手段14に登録される。このように
あるウェハの特徴を定めることによって,例えば類似不
良パターンを検索する場合にも,「ウェハの左上部に右
下がりの直線状の大きな××パターン不良の分布がある
ウェハを検索せよ」といった一部の不良の特徴を抽出し
た検索を容易に行うことができる。
【0013】
【実施例】上記実施の形態では,クラスタの分割を,分
割前のクラスタの総面積と密度とに基づいて行ったが,
下式に示すようなエントロピーを用いて当該クラスタの
分割を行ってもよい。
【数1】 但し,Pi :接するクラスタ対象エリアの数/(9×
I) I :クラスタ内に含まれる対象エリアの数 ここで,図11は上記エントロピーに従ってクラスタの
分割判定を行う様子を示したものである。図11(a)
及び(b)にそれぞれ示されたクラスタは,同じ総面積
と密度とを有する。ところが,図11(b)に示された
クラスタは,その間にエリアが分布しない空間が比較的
大きく存在する。上記式に従えば,各エリアの接触度合
いが考慮され,図11(b)に示されたクラスタを分割
することが可能である。もちろん,このエントロピーに
より判定は,総面積と密度とに基づく判定と併用しても
よい。このような画像特徴抽出装置も本発明における画
像特徴抽出装置の一例である。また,上述したように,
凸型多角形を用いてクラスタの分割を行う場合,凹型の
クラスタの密度がかなり低くなり分割されてしまう場合
がある。そこで,図12に示すように分割前のクラスタ
に属するエリア全てを含む凸型多角形を定めた後,その
重心を一つの頂点とする三角形に当該凸型多角形を分割
して,低く見積もられた面積の補正を行うことも可能で
ある。即ち,各三角形について密度を求め,予め設定さ
れた基準値を満たす三角形の面積のみを加算してクラス
タの面積とする。これにより凹型のクラスタでも分割さ
れることなく登録される。このような画像特徴抽出装置
も本発明における画像特徴抽出装置の一例である。ま
た,クラスタ間距離を計算する場合には,面積だけでな
く,例えばユークリッド距離を用いることも可能であ
る。また,上記実施の形態では,半導体ウェハの画像の
特徴抽出を行ったが,もちろん他の画像についても本発
明に係る画像特徴抽出装置を適用することは可能であ
る。
【0014】
【発明の効果】上記のように本発明には,入力された画
像の特徴を抽出する画像特徴抽出装置であって,上記画
像を所定のエリアに分割し,特徴抽出を行うエリア群を
選定するエリア群選定手段と,上記エリア群選定手段に
より選定されたエリア群に含まれる各エリアが相互の類
似関係に基づいて統合された評価クラスタを作成する評
価クラスタ作成手段と,上記評価クラスタ作成手段によ
り作成された各評価クラスタについてそれぞれ特徴を抽
出する特徴抽出手段とを具備してなる画像特徴抽出装置
として構成されている。上記画像特徴抽出装置によれ
ば,画像に含まれる一部の特徴をその類似範囲を取り出
して保存することができ,これらクラスタ毎に求められ
た特徴に基づいて所望の類似事例を容易に検索すること
が可能である。上記画像特徴抽出装置において,上記評
価クラスタ作成手段は,例えば上記各エリアが相互の類
似関係に基づいて階層的に統合されたクラスタを作成す
るクラスタ作成手段と,上記クラスタ作成手段により作
成されたクラスタを所定の基準に従って最上層から分割
し再び統合することによって上記評価クラスタを作成す
るクラスタ分割再統合手段とを具備する。この場合,一
度作成されたクラスタを分割・再統合するので,各クラ
スタの類似度判定の際に生じる誤差を防止することがで
きる。また,上記エリア群選定手段は,各エリアを所定
の指標によりレベル分けするレベル分け手段を含んでお
り,例えば半導体ウェハ上の欠陥の度合いに従ってレベ
ル分けを行って,所望の領域の特徴だけを抽出すること
ができる。また,上記エリア群選定手段が,上記レベル
分け手段のレベル区分を再統合するレベル再統合手段を
更に含む場合,レベル判定に依存する誤差を解消して特
徴を抽出することができる。また,上記評価クラスタの
大きさを,上記画像及びエリアの大きさに基づいて規格
化すれば,画像の大きさに関わらず特徴を抽出すること
ができる。また,上記クラスタ作成手段により作成され
るクラスタの類似度は,例えば統合後のクラスタに属す
るエリア自身の面積と,統合後のクラスタに属するエリ
ア全てを含む凸多角形の面積とに基づいて定められる。
このように面積を用いて各クラスタの類似度を判定する
場合,人間の感覚に近い特徴抽出が可能となる。また,
上記クラスタ分割再統合手段において,分割前のクラス
タの面積,分割前のクラスタに属するエリア自身の面
積,及び分割前のクラスタに属するエリア全てを含む凸
型多角形の面積に基づいて,当該クラスタが分割される
か否かが定めれば,人間の感覚に近い分割を行うことが
できる。また,上記クラスタ分割再統合手段において,
例えば分割前のクラスタに属する各エリアの接触度合い
を表すエントロピーに基づいて,当該クラスタが分割さ
れるか否かを定めれば,一様に分布するクラスタを抽出
することができる。また,上記凸型多角形をその重心を
頂点とする3角形に分割し,各3角形の面積を評価する
ことによって上記凸型多角形自身の面積を定めれば,凹
型のクラスタを評価する場合の判定誤差を低減すること
ができる。また,各評価クラスタについてそれぞれ抽出
された特徴は,当該画像の特徴として登録手段に登録さ
れる。また,上記画像は,例えば半導体ウェハ上の不良
検査用画像等である。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る画像特徴抽出装
置の概略構成を示す図。
【図2】 エリア分割の様子を示す図
【図3】 半導体ウェハの不良パターンの一例を示す
図。
【図4】 レベル分けの指標及びレベル分けの結果を示
す図。
【図5】 クラスタリングを説明するための図。
【図6】 樹形図を説明するための図。
【図7】 クラスタリングの結果の一例を示す図。
【図8】 クラスタの分割を説明するための図。
【図9】 凹型クラスタの分割を説明するための図。
【図10】 クラスタの再統合を説明するための図。
【図11】 エントロピーによる分割を説明するための
図。
【図12】 凹型クラスタの面積補正を説明するための
図。
【符号の説明】
11…エリア群選定手段 12…評価クラスタ作成手段 12a…クラスタ作成部 12b…クラスタ分割再統合部 13…特徴抽出手段 14…登録手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 高司 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 楢崎 博司 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 藤岡 亮介 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸本社内 (72)発明者 小西 正躬 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸本社内 (72)発明者 坂井 公三郎 兵庫県西脇市平野町302番地の2 ケーテ ィーアイ・セミコンダクター株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像の特徴を抽出する画像特
    徴抽出装置であって,上記画像を所定のエリアに分割
    し,特徴抽出を行うエリア群を選定するエリア群選定手
    段と,上記エリア群選定手段により選定されたエリア群
    に含まれる各エリアが相互の類似関係に基づいて統合さ
    れた評価クラスタを作成する評価クラスタ作成手段と,
    上記評価クラスタ作成手段により作成された各評価クラ
    スタについてそれぞれ特徴を抽出する特徴抽出手段とを
    具備してなる画像特徴抽出装置。
  2. 【請求項2】 上記評価クラスタ作成手段が,上記各エ
    リアが相互の類似関係に基づいて階層的に統合されたク
    ラスタを作成するクラスタ作成手段と,上記クラスタ作
    成手段により作成されたクラスタを所定の基準に従って
    最上層から分割し再び統合することによって上記評価ク
    ラスタを作成するクラスタ分割再統合手段とを具備して
    なる請求項1記載の画像特徴抽出装置。
  3. 【請求項3】 上記エリア群選定手段が,各エリアを所
    定の指標によりレベル分けするレベル分け手段を含んで
    なる請求項1若しくは2記載の画像特徴抽出装置。
  4. 【請求項4】 上記エリア群選定手段が,上記レベル分
    け手段のレベル区分を再統合するレベル再統合手段を更
    に含んでなる請求項3記載の画像特徴抽出装置。
  5. 【請求項5】 上記評価クラスタの大きさが,上記画像
    及びエリアの大きさに基づいて規格化されてなる請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の画像特徴抽出装置。
  6. 【請求項6】 上記クラスタ作成手段により作成される
    クラスタの類似度が,統合後のクラスタに属するエリア
    自身の面積と,統合後のクラスタに属するエリア全てを
    含む凸多角形の面積とに基づいて定められてなる請求項
    2〜5のいずれか1項に記載の画像特徴抽出装置。
  7. 【請求項7】 上記クラスタ分割再統合手段において,
    分割前のクラスタの面積,分割前のクラスタに属するエ
    リア自身の面積,及び分割前のクラスタに属するエリア
    全てを含む凸型多角形の面積に基づいて,当該クラスタ
    が分割されるか否かが定められてなる請求項2〜6のい
    ずれか1項に記載の画像特徴抽出装置。
  8. 【請求項8】 上記クラスタ分割再統合手段において,
    分割前のクラスタに属する各エリアの接触度合いを表す
    エントロピーに基づいて,当該クラスタが分割されるか
    否かが定められてなる請求項2〜6のいずれか1項に記
    載の画像特徴抽出装置。
  9. 【請求項9】 上記凸型多角形をその重心を頂点とする
    3角形に分割し,各3角形の面積を評価することによっ
    て上記凸型多角形自身の面積を定めてなる請求項6記載
    の画像特徴抽出装置。
  10. 【請求項10】 各評価クラスタについてそれぞれ抽出
    された特徴を当該画像の特徴に登録する登録手段を具備
    してなる請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像特徴
    抽出装置。
  11. 【請求項11】 上記画像が半導体ウェハ上の不良検査
    用画像である請求項1〜10のいずれか1項に記載の画
    像特徴抽出装置。
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CN114708449A (zh) * 2022-06-02 2022-07-05 腾讯科技(深圳)有限公司 相似视频的确定方法、实例表征模型的训练方法及设备
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