JPH11120309A - 耐改竄機能付通信装置 - Google Patents

耐改竄機能付通信装置

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JPH11120309A
JPH11120309A JP28211197A JP28211197A JPH11120309A JP H11120309 A JPH11120309 A JP H11120309A JP 28211197 A JP28211197 A JP 28211197A JP 28211197 A JP28211197 A JP 28211197A JP H11120309 A JPH11120309 A JP H11120309A
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JP
Japan
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data
bus
balance
card
communication
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JP28211197A
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Takeshi Hiroki
武 広木
Takayuki Iino
隆之 飯野
Tadashi Shimada
正 島田
Nobuo Kitagawa
信男 北川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】通信を介して金銭の決済を行なうシステムで、
利用者側の通信端末の改竄による不正使用を防止する。 【解決手段】外部との送受信を処理する通信制御部12
と、個人特定情報、銀行口座番号及び残高を記憶するI
CカードとデータをやりとりするICカード入出力部1
3と、ICカードの個人特定情報などを入力するマンマ
シンインターフェース15と、電子決済のアプリケーシ
ョンに従って、外部通信手段から受信した支払額または
決算量に応じて算出した支払額をICカードから差し引
いて残高更新を行なうとともに、該支払額と銀行口座番
号をシステム側に送信するデータ処理部10を、バス3
2〜34で接続し、このバスを通じて入/出力するデー
タのうち、残高など特定の秘匿データに対して定期的に
バス諸元を変更する耐改竄機能部20をデータ処理部1
0に付設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信により金銭等の
移動を行なう電子決済システムに関し、特に利用者側の
通信端末装置の改竄防止機能に関する。
【0002】
【従来の技術】公衆回線や専用通信回線を利用して金銭
情報や有価情報の移動を行ない、商品売買や駐車場の料
金支払い等を行なう課金システムが種々、提案されてい
る。例えば、特開平8−287308号に開示されてい
る有料道路料収受装置では、利用者側通信端末が車載通
信ユニット及びICカードの2ピースで構成されて料金
を決定する各種情報を扱うとともに、ICカードには料
金支払いに関する個人情報(クレジット番号やプリペイ
ドの残高情報など)が管理され、車載通信ユニットには
料金計算の元となる車種情報が管理されている。そし
て、料金支払い地点において、事業者側の通信端末と利
用者側の通信端末が無線通信を介して情報を授受し料金
決済を行う。
【0003】また、従来の通信による課金システムで
は、通信の傍受に対する個人情報の秘匿のために暗号文
通信などが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術においては、利用者側の通信端末装置の改竄防止が
考慮されておらず、電子決済システムの本格的な普及を
直前にしてその対策が求められている。
【0005】すなわち、システム(事業者側)と利用者
側が物理的に分離し、その主体も分離分散するようなシ
ステムでは、利用者側の通信端末における残高などの金
銭情報あるいは対価物や対価サービスの価値を決定する
価値特定情報、及びIDなどの個人情報など端末内部で
転送されたり保持される情報に対して、例えば残高情報
を書き換えて不正利用することを防止する保護手段の実
現が急務である。
【0006】本発明の目的は、上記問題点を克服し、通
信による電子決済システムの利用者側通信端末に特定情
報に対する改竄防止機能を備え、その不正利用を防止す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では利用者側の通信端末のデータ処理部に耐
改竄機能処理手段を設け、保護が必要な情報の改竄を困
難にしたり、人為的な改竄行為を検出すると端末機能を
停止させるなどして改竄や侵害を抑止し、利用者側での
不正使用を防止する。
【0008】このため、通信を介して金銭の所有属性
(ストアードバリュー)を移動し、商品やサービス等の
決算量(あるいは消費量)に対する支払を行なう電子決
済システムの通信端末装置において、システム側と送受
信する外部通信手段と、個人特定情報、銀行口座番号及
び残高を記憶するICカードとデータをやりとりするI
Cカード入出力手段と、ICカードの所有者の認証を行
なうための個人特定情報(パスワード等)を入力するマ
ンマシンインターフェースと、電子決済のアプリケーシ
ョンに従って、外部通信手段から受信した支払額または
決算量に応じて算出した支払額をICカードの残高から
差し引いて残高更新を行なうとともに、該支払額と銀行
口座番号をシステム側に送信するデータ処理手段をバス
で接続し、かつ、前記バスを通じて入/出力(読み/書
き)するデータのうち、前記残高など特定の秘匿データ
に対しては時間的にバス諸元を変更する耐改竄機能を前
記データ処理手段に付設することを特徴とする。
【0009】あるいは、前記データ処理手段を実装する
デバイスに、その複数の入出力信号端子の信号変化を検
出し、信号変化のある場合に作為によるものかを判定す
る改竄行為判定手段と、改竄と判定された場合に秘匿情
報または所定の機能を破壊する自己破壊信号生成手段か
らなる耐改竄機能を備えたことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。図1は、電子決済システムの
通信端末装置の一実施例を示す全体構成図である。本通
信端末では、各機能の統括処理を行う部分としてCPU
30、メモリ31と、アプリケーション処理を行うデー
タ処理部10、ICカード入出力部13、マンマシンイ
ンターフェース15等を備え、アドレスバス32、デー
タバス33、コマンド信号線(コマンドバス)34によ
って物理的に接続している。
【0011】メモリ31内には、利用者側の通信端末に
おける対価物や対価サービスの価値を決定する価値特定
情報(例えば、有料道路料金収受システムでは車種情報
や個人特約情報など)が秘匿データとして保持され、内
部処理に関する暫定的な情報、例えば料金を利用者に伝
達するためのマンマシン出力情報などが一般データとし
て保持される。CPU30はこれらの情報を各構成要素
間にハンドリングする処理を実行する。
【0012】データ処理部10は、電子決済のアプリケ
ーション処理を行う部分で、通信フロントエンド11を
介してシステム側と通信し、また、ICカード14やマ
ンマシンインターフェース15と入出力して、例えば提
供されたサービスに対する料金や残高の計算を行う。特
に、耐改竄機能処理部20を有し、後述するように金銭
情報などの改竄や侵害を抑止する。
【0013】通信フロントエンド11は公衆回線や専用
通信網への対応部分であり、対価物や対価サービスに関
する外部との通信の信号変換部である。通信制御部12
は外部との通信に関して通信規約(プロトコル)に基づ
く電文の編集や分解、通信異常処理等を行う。ここで、
送信情報は外部との通信規約に基づいた電文に編集する
とともに、受信情報は端末内で利用される形態に変換す
る。
【0014】ICカード入出力部13は、ICカード1
4との情報転送に関する信号変換をする部分であり、適
用するICカードとの物理的、電気的インタフェースの
整合を実現する。マンマシンインタフェース15はデー
タ処理部10で処理した結果、例えば支払い料金や残高
等を文字表示部151や、音声等発生部153に出力す
る信号変換を行うとともに、キーボードなどの情報入力
部152からの暗証番号など入力データの保持や信号変
換を行う。
【0015】本実施例では、金銭など価値の移動に関わ
る2系統の伝送路、すなわち通信制御部12経由通信フ
ロントエンド部11を介して行う外部との通信、及びI
Cカード入出力部13を介して行うICカード14との
通信を暗号化データによって行ない、価値の移動に関わ
らないマンマシンインターフェース15とは平文データ
で通信している。
【0016】CPU30が各構成要素間に情報をハンド
リングする際に、アドレスバス32、データバス33や
コマンド信号線34等を逐次モニタすると、処理やデー
タの順序、転送先などを分析でき、改竄や侵害を受けや
すい構成となっている。そこで、本実施例ではデータ処
理部10に耐改竄機能処理部20を設けて、改竄や侵害
が容易に行なえない抑止機能を実現している。
【0017】図2は、データ処理部の機能ブロック図を
示す。データ処理部10は通信処理部21、暗号/復号
部22、アプリケーション処理部23、ICカード通信
処理部24、認証処理部25、マンマシン処理部26及
び耐改竄機能処理部20から構成されている。
【0018】通信処理部21は通信制御部12を介して
行う外部との通信データの入出力を制御する。暗号/復
号部22は外部から暗号化データ及びICカード14か
らの暗号化データを所定の関数及び暗号鍵で復号化する
とともに、外部やICカード14への出力データを所定
の関数及び暗号鍵で暗号化する。暗号関数やアルゴリズ
ムとしては、例えばISO−9979/0009方式等を実装す
る。
【0019】アプリケーション処理部23は通信端末を
利用するサービス、例えば駐車場の料金支払システム等
の料金計算や支払いモデルを実装する部分である。IC
カード通信処理部24はICカード入出力部13を介し
て行うICカード14との通信データの入出力を制御す
る部分である。認証処理部25は通信端末の利用者とI
Cカードの保有者が一致するかまたは利用の許諾を受け
ているかをチエックするために、ICカード情報とマン
マシンからの暗証番号に基づいて認証処理する。この認
証データは暗号化され、例えばRSA暗号等の所定の暗
号及び認証アルゴリズムを実装することにより処理を実
現する。
【0020】図3は、一実施例による耐改竄機能処理部
の構成を示す。本例の耐改竄機能処理部20はバス諸元
変更処理を実行するもので、データバス33とアドレス
バス32の重み、すなわち、バス信号線の並びを任意に
変更する処理を行う。耐改竄機能処理部20の一実施態
様は、データ処理部10の内部CPU40、内部メモリ
41によるプログラム処理として実現される。
【0021】アドレスやデータのバス信号線は通常は順
序よく物理的に配置され、8ビットの並列データバスで
あれば、左からDB7,DB6,DB5,・・・,DB
0の順序に並べ、DB7またはDB0をMSB(Most S
ignificant Bit)とする取り決めにより永久に固定され
る。例えば、MSBがDB7で、左から信号論理が〔0
0100010〕となっていれば、16進で22H(H
は16進表現を意味する)というデータまたはアドレス
であるという取り決めである。
【0022】本実施例のデータ処理部10内でも、通常
の内部処理は通常のバス諸元で扱う。しかし、アドレス
バス32やデータバス33を介して秘匿データを指定す
る部分等については、耐改竄機能処理部20を介入させ
てバス諸元変更処理を実行する。例えば、上記のデータ
バスのMSBを定期的に、右⇔左と切り替えたり、ある
いはランダムにDB6,DB3,DB0,DB7,DB
1,DB2,DB4と変更したりして運用する。
【0023】耐改竄機能処理部20のハード構成として
は、アドレス用バス諸元変換部42、データ書込用バス
諸元変換部43、データ読出用バス諸元変換部44、マ
ルチプレクサ45,46を有し、内部アドレスバス4
7、内部データバス48、内部コマンド信号線49を介
して、内部CPU40や内部メモリ41と接続される。
【0024】内部CPU40は通常処理とバス諸元変更
処理に応じたバス制御と、定期的なバス諸元変更処理を
行ない、変更情報をCPU30などのバスマスタに通知
して統一管理させる。
【0025】バス諸元変換部42〜44は、特定のビッ
ト配列から構成される入力に対してユニークに特定ビッ
ト配列の出力を行なうことが可能な変換テーブルを有
し、かつ入力と出力の組合せを任意に定義して、その状
態を保持、管理する。例えば、ランダムアクセスメモリ
によって実現し、バス諸元変更処理時は入力信号の配列
に対して出力信号の配列を任意に書き込み(定義)、通
常処理時は定義された入出力の組合せに従い、入力信号
の配列に対してユニークな出力(読み出し)を与える機
能を具備する。
【0026】内部コマンド信号線49は、バス諸元変換
部42〜44の機能の有効/無効を制御する有効/無効
ライン、変換部42〜44に変換データをセットする際
の書込コマンドライン、同じく変換データを読み出す際
の読出コマンドライン、変更処理時に個別のデバイスを
選択コマンドラインなどからなる。
【0027】マルチプレクサ45,46は、変換部42
〜44の変換テーブルを、変更処理時にデータ処理部1
0からアクセスする場合と、アプリケーション処理時に
外部からアクセスする場合に対応して、内部バス47,
48の切り替えを行う。
【0028】図4に、マルチプレクサによる内部バス切
替の説明図を示す。(a)は、バス諸元変更処理時で、
内部バス47,48と外部バス32,33との接続は断
たれている。この構成において、内部CPU40によ
り、変更処理する全ての入力信号配列に対応した出力信
号配列の対応関係が変換テーブルに蓄積される。
【0029】(b)は、通常のアプリケーション処理時
で、CPU30からのハンドリングに際し、外部アドレ
スバス32からのアドレスはアドレス用バス諸元変換部
42を介し、また外部データバス33との入/出力は、
書込用/読出用バス諸元変換部43,44を介して行な
う。通常処理時は外部から指定される見かけ上のアドレ
スに対し、アドレス用バス諸元変換部42が真のアドレ
スを指定する。データについては読出用バス諸元変換部
44を介して真のデータが見かけ上のデータに変換され
て読出され、書込用バス諸元変換部43を介して見かけ
上のデータが真のデータに変換されて書き込まれる。
【0030】図5に、バスのMSBとLSBを逆転させ
るバス諸元変換の説明図を示す。バス諸元(重み)変更
処理時に、読出用データバス変換部43に対し、メモリ
書き込みアドレス〔00100010(22H)〕はデ
ータ出力〔01000100(44H)〕であると定義
する。すなわち、読出用データバス変換部43のアドレ
ス22Hにデータ44Hを書き込む。この結果、アプリ
ケーション処理時に、データ処理部10の処理で22H
として出力されるデータは、読出用データバス変換部4
3を通過することにより44Hに変換されて、データバ
ス33上に読み出される。アドレスバス変換部41、書
込用データバス変換部42も同様に用いられる。
【0031】上記は、データバスの並び順序を逆転した
例であるが、耐改竄機能の上ではモニタがより難しくな
るランダム変更の方が望ましい。図6に、ランダム変更
によるバス諸元変換の一例を示す。左側はバス諸元変更
処理時の入力配列すなわちアドレスであり、左側は各々
の入力配列に対して定義したい出力配列すなわちデータ
である。本例では、初期値のみランダムにB5Hと決定
し、この初期値から順に入力信号配列と出力信号配列の
対応を定義している。例えば、通常のアクセス時、真に
書き込みたいデータがB5H(10110101)であ
るならば、外部からは00H(00000000)を書
き込む。
【0032】図7に、ランダム指定によるバス諸元変更
処理の手順を示す。本処理はバス重み変更処理部40で
実行される。まず、諸元変更の起動時刻を監視し、起動
時にはアプリケーションタスクの一時停止を行なう(s
101)。次に、バス諸元変更配列生成用乱数発生処理
を行ない(s102)、8ビットの場合、0〜255内
の一つの乱数を発生させる。そして、その乱数を初期値
としてバス諸元変換部の変換テーブルを循環的に更新す
る(s103)。次に、リソース領域の定義更新処理を
行なう(s104)。すなわち、バス配列のアクセス領
域を変換テーブルに従って更新する。更新後、アプリケ
ーションタスクの処理機能を再開し、再び次の変更時刻
の監視に入る。
【0033】本実施例では、アドレスバスとデータバス
を例に説明したが、コマンド信号線(コマンドバス)3
4を同様の手段で変更することも可能である。また、本
例では論理レベルの変更で説明したが、タイミング回路
を変換部に組み込むことによるタイミングの変更も可能
である。
【0034】次に、他の実施例による対改竄機能処理部
を説明する。この実施例は、利用者側の通信端末に対す
る物理的な作為に対向する耐改竄機能を示す。図8に耐
改竄機能処理部の機能構成図、図9に耐改竄機能処理部
を持つデータ処理部の実装外観図を示す。
【0035】耐改竄機能付のデータ処理部10のデバイ
ス80は、基板81に実装され、金属シールド82で覆
われている。デバイス80のケースと基板81の裏面ま
たは実装面間に静電容量を持たせ、取り外した場合の容
量変化検出手段をプロービング検出部71に設けてお
く。また、デバイス80の端子70にプローブを当てる
と変化する信号変化検出手段をプロービング検出部71
に設けておく。
【0036】改竄行為判定回路74は、プロービング検
出部71からの容量変化や信号変化を監視し、これらの
変化を検出した場合は、自己破壊信号生成回路72を駆
動して、例えばぜゼネラル・リセット(General Rese
t)信号を発生し、出力線73を通じて利用者通信端末
の所定の機能やメモリエリアを破壊する。なお、改竄行
為判定回路74は作為的な侵害を的確に判定するため
に、プロービング検出部71による複数の検出端の信号
変化の組み合わせに基づく判定論理を有している。
【0037】本実施例によれば、ユーザが通信端末のデ
バイスケースを外したり、端子部に回線トレーサのプロ
ーブなどを当設すると、改竄の作為と判定して端末機能
を破壊するので、不正な改竄行為が抑止できる。また、
疑わしい行為に対して端末機能を破壊する耐改竄機能の
設置を予めユーザに周知しておくことで、行為そのもを
抑止できる利点がある。なお、本実施例による物理的な
耐改竄機能と、上記したバス諸元の変更による耐改竄機
能とを併用することも可能である。
【0038】図10に、耐改竄機能付通信装置のハード
構成の他の実施例を示す。図3との相違は、外部との通
信を行う通信フロントエンド部11及び通信制御部12
を、バス90を介してアドレスバス32やデータバス3
3に直接接続した点にある。アドレスバス32やデータ
バス33を介して読み/書きされる秘匿データは、デー
タ処理部10の耐改竄機能によってバス諸元変更処理を
なされている。
【0039】本構成によれば、通信制御部12と通信フ
ロントエンド部11をデータ処理部10に実装したアプ
リケーション用途以外に使うことも可能である。また、
データ処理部10の処理負担が軽減できる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、電子決済システムの利
用者側の通信端末に簡易に耐改竄防止機能を具備し、利
用者側による改竄や侵害を抑止するので、信頼性の高い
電子決済が実現できる。
【0041】また、保護の必要な情報のみ時間的にアド
レスやデータのバス諸元を変更するので、処理負担を増
大することなく秘匿情報の改竄や覗き見を抑止できる。
あるいは、デバイスに対する物理的な作為や侵害を検出
して端末機能を破壊する耐改竄防止機能を備えるので、
利用者側による改竄や侵害を抑止する効果が大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例による電子決済シス
テムの利用者側通信端末装置の全体構成図。
【図2】耐改竄機能を含むデータ処理部の機能ブロック
図。
【図3】耐改竄機能処理部の一実施例を示すハード構成
図。
【図4】バス諸元変更処理時と通常処理時のバス切替を
説明する概念図。
【図5】バス諸元変更の一例を示す説明図。
【図6】バス諸元変更の他の例(ランダム)を示す説明
図。
【図7】耐改竄機能処理部のランダムバス諸元変更処理
を示すフロー図。
【図8】耐改竄機能処理部の他の実施例で、物理的な作
為に対する耐改竄機能の構成を示すブロック図。
【図9】図7のデバイスの外観図。
【図10】他の実施例による利用者側通信端末装置の全
体構成を示すハード構成図。
【符号の説明】
10…データ処理部、11…通信フロントエンド部、1
2…通信制御部、13…ICカード入出力部、14…I
Cカード、15…マンマシンインターフェース、20…
耐改竄機能処理部、22…暗号/複合部、23…アプリ
ケーション処理部、24…ICカード通信処理部、25
…認証処理部、30…CPU、31…メモリ、32…ア
ドレスバス、33…データバス、34…コマンド信号
線、40…内部CPU、41…内部メモリ、42…アド
レス用バス諸元変換部、43…データ書込用バス諸元変
換部、44…データ読出用バス諸元変換部、45,46
…マルチプレクサ、47…内部アドレスバス、48…内
部データバス、49…内部コマンド信号線、71…プロ
ーピング検出部、72…自己破壊信号生成回路、74…
改竄行為判定回路、80…デバイス、81…基板、82
…シール板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北川 信男 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信を介して金銭の所有属性(ストアー
    ドバリュー)を移動し、商品やサービス等の決算量に対
    する支払処理を行なう電子決済システムの通信端末装置
    において、 システム側と送受信を行なう外部通信手段と、個人特定
    情報、銀行口座番号及び残高を記憶するICカードとデ
    ータをやりとりするICカード入出力手段と、ICカー
    ドの所有者の認承を行なうための個人特定情報を入力す
    るマンマシンインターフェースと、電子決済システムの
    アプリケーションに従って、外部通信手段から受信した
    支払額または決算量に応じて算出した支払額をICカー
    ドの残高から差し引いて残高更新を行なうとともに、該
    支払額と銀行口座番号をシステム側に送信するデータ処
    理手段とをバスで接続し、かつ、前記バスを通じて入/
    出力(読み/書き)するデータのうち、残高など特定の
    秘匿データの改竄を防止する耐改竄機能を前記データ処
    理手段に付設したことを特徴とする耐改竄機能付通信装
    置。
  2. 【請求項2】 通信を介して金銭の所有属性(ストアー
    ドバリュー)を移動し、商品やサービス等の決算量に対
    する支払を行なう電子決済システムの通信端末装置にお
    いて、 システム側と送受信する外部通信手段と、個人特定情
    報、銀行口座番号及び残高を記憶するICカードとデー
    タをやりとりするICカード入出力手段と、ICカード
    の所有者の認承を行なうための個人特定情報を入力する
    マンマシンインターフェースと、電子決済のアプリケー
    ションに従って、外部通信手段から受信した支払額また
    は決算量に応じて算出した支払額をICカードの残高か
    ら差し引いて残高更新を行なうとともに、該支払額と銀
    行口座番号をシステム側に送信するデータ処理手段をバ
    スで接続し、かつ、前記バスを通じて入/出力(読み/
    書き)するデータのうち、残高など特定の秘匿データに
    対しては時間的にバス諸元を変更する耐改竄機能を前記
    データ処理手段に付設したことを特徴とする耐改竄機能
    付通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記バス諸元を変更する耐改竄機能は、バス信号線の物
    理的配列に沿ってバス諸元のMSBを左/右に切り替え
    ることを特徴とする耐改竄機能付通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記バス諸元を変更する耐改竄機能は、バス信号線の物
    理的配列に従わずにバス諸元のMSBをランダムに切り
    替えることを特徴とする耐改竄機能付通信装置。
  5. 【請求項5】 通信を介して金銭の所有属性(ストアー
    ドバリュー)を移動し、商品やサービス等の決算量に対
    する支払を行なう電子決済システムの通信端末装置にお
    いて、 システム側と送受信する外部通信手段と、個人特定情
    報、銀行口座番号及び残高を記憶するICカードとデー
    タをやりとりするICカード入出力手段と、ICカード
    の所有者の認証を行なうための個人特定情報を入力する
    マンマシンインターフェースと、電子決済システムのア
    プリケーションに従って、外部通信手段から受信した支
    払額または決算量に応じて算出した支払額をICカード
    の残高から差し引いて残高更新を行なうとともに、該支
    払額と銀行口座番号をシステム側に送信するデータ処理
    手段とをバスで接続すると共に、前記データ処理手段を
    実装するデバイスに、その複数の入出力信号端子の信号
    変化を検出し、信号変化のある場合に作為によるものか
    否かを判定する改竄行為判定手段と、改竄と判定された
    場合に秘匿情報または所定の機能を破壊する自己破壊信
    号生成手段からなる耐改竄機能を備えたことを特徴とす
    る耐改竄機能付通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において、 前記外部通信手段は、前記データ処理手段に直接接続す
    る構成とした耐改竄機能付通信装置。
JP28211197A 1997-10-15 1997-10-15 耐改竄機能付通信装置 Pending JPH11120309A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002259274A (ja) * 2001-02-26 2002-09-13 Dental Supply:Kk ネットワークサービスシステム及びネットワークサービスプログラムを格納した記録媒体
JP2007052709A (ja) * 2005-08-19 2007-03-01 Fujitsu Ltd 半導体装置、及び半導体装置における制御方法

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