JPH11107771A - ディーゼルエンジンの燃焼室のカーボン除去のための方法及び装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの燃焼室のカーボン除去のための方法及び装置

Info

Publication number
JPH11107771A
JPH11107771A JP10209836A JP20983698A JPH11107771A JP H11107771 A JPH11107771 A JP H11107771A JP 10209836 A JP10209836 A JP 10209836A JP 20983698 A JP20983698 A JP 20983698A JP H11107771 A JPH11107771 A JP H11107771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
ignition delay
spontaneous ignition
engine
seconds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10209836A
Other languages
English (en)
Inventor
Guy Mille
ギイ・ミル
Joseph Cellier
ジヨゼフ・セリエ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Elf Antar France
Original Assignee
Elf Antar France
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Elf Antar France filed Critical Elf Antar France
Publication of JPH11107771A publication Critical patent/JPH11107771A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/26Oils; Viscous liquids; Paints; Inks
    • G01N33/28Oils, i.e. hydrocarbon liquids
    • G01N33/2817Oils, i.e. hydrocarbon liquids using a test engine

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディーゼルエンジンに供給される燃料のセタ
ン価の測定方法と装置を提供すること。 【解決手段】 本発明によれば、燃料のセタン価測定用
ディーゼルエンジンの燃焼室では、二つの測定周期の
間、すなわち80〜160秒の間、燃焼室内で気体中に
強い乱流を生み出すことによってカーボン除去が行われ
る。この発明は、研究実験室、試験実験室、および原油
処理プラントのこれらの燃料の製造部門に適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの燃焼室のカーボン除去のための方法及び装置に関
し、このエンジンではディーゼルエンジンに供給される
燃料のセタン価の測定が意図されている。
【0002】本発明は、実験室、試験所、および原油処
理プラントのこれらの燃料を製造する部間で利用でき
る。
【0003】
【従来の技術】ディーゼルエンジンに供給される燃料の
セタン価測定方法およびこの方法の実施装置は特許FR
2701118に記載されている。
【0004】この方法によれば、ディーゼルエンジンに
供給される燃料のセタン価の値は、その燃料をセタン価
が知られている基準燃料と比較することによって測定さ
れる。
【0005】これらの供給および基準燃料はそれぞれ別
々の自然点火遅れを有するので、この方法では、一定の
圧縮比と一定の噴射アドバンスを有し、前記基準燃料お
よび前記供給燃料を交互に供給され、一定速度で回転す
る測定用ディーゼルエンジンを使用し、基準燃料のセタ
ン価の値をもとにして、また基準燃料と供給燃料で別々
に測定された自然点火遅れの値をもとにして、供給燃料
のセタン価を算出する。
【0006】この方法を実施するために使用される知ら
れている装置は本質的に以下のものを備えている。
【0007】可変容積圧縮比を有する単気筒エンジン、
噴出アドバンスを手動で調節可能にするマイクロメータ
手段を装着した噴出ポンプ、燃料噴出装置、圧縮比を調
節可能にする制御棒を作動させることによって位置変更
が可能なピストンプランジャ、エンジンに供給可能な燃
料の自然点火遅れを測定する手段。
【0008】この方法およびこの装置で得られた結果は
あまり信頼性が高くない。
【0009】また、時間の経過につれて測定値の大きな
ドリフトが観測され、工程ライン上にエンジンが使用さ
れ、燃料のセタン価をその生成中に連続的に測定する場
合、これが特に厄介になる。
【0010】これらの相違およびこの経時的ドリフトの
原因は、特に、エンジンの燃焼室、すなわち空気と燃料
の混合気体の圧縮が行われる容積の壁面に堆積したカー
ボンとして知られている燃料燃焼の個体残留物である。
【0011】これらのカーボン堆積物を除去するための
一つの知られている方法は、以下の操作を定期的に50
稼働時間毎に実行することにある。
【0012】噴射装置およびピストンプランジャを取り
外すこと。
【0013】ブラシなどの適切な道具を使用してこれら
二つの構成要素の壁面に堆積したカーボンを機械的に除
去すること。
【0014】これら二つの構成要素を注意深く清掃する
こと。
【0015】最後にそれらを再び装着すること。
【0016】これらの操作を完了するのに要する時間は
約1時間であり、その間このエンジンを使用して測定を
行うことはできない。このエンジンが研究室で使用され
ている場合、この利用不可能になる頻度と期間は障害で
ある。燃料のセタン価をその生成中にインライン測定す
る目的でエンジンを使用する場合、この頻度と期間のた
めにこの方法は適用不可能になる。こうなる理由は、こ
の測定結果が1時間の中断も許容できない製造品の品質
を調整および制御するプロセスで使用されるからであ
る。
【0017】この方法によって得られる結果の信頼性は
並である。たとえば、セタン価が49の燃料では、3.
8程度の再現性誤差が観測されている。
【0018】さらに、この方法は有資格機械工の介在を
必要とし、自動化することができない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、これ
らの欠点を克服し、詳細には、ディーゼルエンジン用の
燃料のセタン価を測定する目的で、エンジンのカーボン
除去を行うための自動的装置および方法を提供すること
である。
【0020】この方法および装置は、実験用エンジンの
場合も、および燃料生産所内でインラインで動くエンジ
ンの場合も同様に容易に使用できる。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的で、本発明は、
ディーゼルエンジンの燃焼室のカーボン除去のための方
法であって、前記エンジンが、基準燃料の知られている
セタン価と比較することによって供給燃料のセタン価を
測定することを目的としており、前記燃料は、引火性混
合気体を構成するためにすでに空気が充満している燃焼
室内に交互に噴射され、二つの測定周期の間に、80〜
160秒の間、引火性混合気体およびその燃焼によって
得られるガス中に強い乱流を生み出し、その結果少なく
とも部分的に燃焼室の壁面上に堆積した燃焼の固体残留
物を脱離することを特徴とする方法を提供する。
【0022】この脱離効果は、燃焼室、特に壁面近くを
流れる気体速度が、安定した稼働状況での気体速度と比
較して増大する結果であり、それが生み出された乱流を
特徴づけている。
【0023】本発明の方法の別の特徴によれば、ディー
ゼルエンジンが一定速度で、所定の噴射アドバンスと所
与の圧縮比で回転しており、エンジンに供給される燃料
が初期自然点火遅れを有している場合、この方法は以下
のステップを実行することからなる。
【0024】20〜40秒の時間経過後、初期自己点火
遅れの1.05〜1.2倍の自然点火遅れとなるように
圧縮比を減少させる操作。
【0025】1〜10秒の間、自然点火遅れを前記ステ
ップでの到達値に維持するように圧縮比を調節する操
作。
【0026】40〜80秒の時間経過後、初期自然点火
遅れの0.8〜0.6倍の自然点火遅れとなるように圧
縮比を増大させる操作。
【0027】1〜10秒の間、自然点火遅れを前記ステ
ップの到達値に維持するように圧縮比を調節する操作。
【0028】20〜40秒の時間をかけて自然点火遅れ
をその初期値へ戻すために圧縮比を減少させる操作。
【0029】本発明は、またディーゼルエンジンの燃焼
室のカーボン除去のための装置であって、前記エンジン
が基準燃料の知られているセタン価と比較することによ
って供給燃料のセタン価を測定することを目的としてお
り、すでに空気が充満している燃焼室を備え、引火性混
合気体を構成するためにその中に前記燃料が噴射され、
二つの測定周期の間に、80〜160秒間、引火性混合
気体およびその燃焼によって得られるガス中に強い乱流
を生み出し、その結果少なくとも部分的に燃焼室の壁面
上に堆積した燃焼の固体残留物を脱離することを特徴と
する装置を提供する手段を追加的に備えている。
【0030】本発明の装置の持つ別の特徴によると、エ
ンジンは以下のものを備えている。
【0031】圧力センサの一出力に接続されている、前
記燃料の自然点火遅れを測定する手段、その位置によっ
て圧縮比が決定される制御可能なピストンプランジャ。
【0032】エンジンは一定速度で、所定の噴射アドバ
ンスと所与の圧縮比で回転しており、エンジンに供給さ
れる燃料が初期自然点火遅れを有しており、引火性混合
気体およびその燃焼によって得られるガス中に強い乱流
を生み出す手段が、以下の装置を備えている。
【0033】自然点火遅れを測定する手段の一つの出力
およびメモリ記憶手段に接続されている処理装置、処理
装置の一出力に電気的に接続され、ピストンプランジャ
の制御装置に機械的に接続されている、エンジンに供給
される燃料の自然点火遅れをすばやく変化させるための
アクチュエータ。
【0034】本発明の装置の最後の一特徴によれば、処
理装置はアクチュエータに以下の操作を行わせる制御信
号を生成する。
【0035】20〜40秒の時間経過後、初期自然点火
遅れの1.05〜1.2倍の自然点火遅れとなるように
ピストンの位置を変更する。
【0036】1〜10秒の間、自然点火遅れを前記操作
終了時の到達値に維持するようにピストンの位置を調節
する。
【0037】40〜80秒の時間経過後、初期自然点火
遅れの0.8〜0.6倍の自然点火遅れとなるようにピ
ストンの位置を変更する。
【0038】1〜10秒の間、自然点火遅れを前記操作
終了時の到達値に維持するようにピストンの位置を調節
する。
【0039】20〜40秒の時間をかけて自然点火遅れ
をその初期値へ戻すためにピストンの位置を変更する。
【0040】本発明により、カーボン除去操作でエンジ
ンが使用不能になるのが、比較的短時間、つまり80〜
180秒となり、これは研究室でのエンジン使用のた
め、あるいは燃料のセタン価をその生成中にインライン
測定するためには完全に受け入れ可能なことである。
【0041】また、本発明により、噴出装置およびピス
トンプランジャを取り外して清掃を行う必要頻度を少な
くすることが可能になり、したがって同じ程度に専門機
械工による干渉回数も少なくすることが可能となる。同
時に他方では測定結果の信頼性が向上する。
【0042】本発明の方法のもう一つの有利な点は、自
動化が可能なことである。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明は、添付図面を参照した以
下の説明を読めばより良く理解されるであろう。
【0044】一般に、本発明の方法および装置は、ディ
ーゼルエンジン用の燃料のセタン価を測定するためのエ
ンジンからカーボン除去するために使用される。
【0045】図1に図示されている実施の形態によれ
ば、本発明の装置は以下のものを備えている。
【0046】気筒12、接続棒11によってクランクシ
ャフト7へ接続されているピストン3、回転制御装置1
8によって位置調整が可能なピストンプランジャ4、お
よび燃料噴射装置5を備え、管路2によって燃料が供給
されるWaukhesa製の単気筒ディーゼルエンジン
1、燃料がエンジンに噴射される瞬間に電気的パルスを
出す、噴射の瞬間を検出するためのセンサ9、一つの出
力14上にこの気圧を表す電気信号を与える、燃焼室1
3の気圧を測定するためのセンサ6、センサ6の出力1
4およびセンサ9の一つの出力に接続されている、エン
ジンに供給される燃料の自然点火遅れを測定するための
手段10、1:20の減速比のギア装置に連結され、ピ
ストンプランジャ4の回転を制御するためにその出力シ
ャフトがコントローラ18に機械的に接続されている、
200制御ステップで1回転するステップ制御モータを
備えるアクチュエータ8、自然点火遅れを測定する手段
10の一つの出力15に接続されており、その接続先で
あるアクチュエータ8のための制御信号を一つの出力1
7上に送る処理装置16、その接続先である処理装置1
6に関連するメモリ記憶手段19。
【0047】エンジンの圧縮比は、ピストンプランジャ
4の位置を変化させることによって調整することが可能
である。回転制御装置18の各回転は、燃焼室13の容
積を、したがって圧縮比をある量だけ変化させるだけの
ピストン4の長手方向の変位に対応する。
【0048】そのセタン価を決定しなければならないあ
る燃料のセタン価を測定する1周期は、二つの部分に分
割でき、第一部分ではその間、約49に等しい知られて
いるセタン価の基準燃料がエンジンに供給され、第二部
分ではその間、基準燃料のセタン価に近いものの、セタ
ン価が未知の燃料がエンジンに供給される。
【0049】この測定周期は以下のように連続的に行わ
れる。
【0050】この測定周期の第一部分では、エンジン1
は分速900回転など一定速度で回転しており、噴射ア
ドバンスはクランク角15°に等しく保たれており、最
初のいわゆるセットアップ段階の間、クランク角14°
に等しい基準燃料の場合に所定の自然点火遅れが得られ
るように圧縮比が自動的に調節される。
【0051】この圧縮比自動調節は以下のように行われ
る。
【0052】処理装置16は、自然点火遅れを測定する
手段10の出力15に接続されている一つの入力上で自
然点火遅れを表す電気信号を受信し、メモリ記憶手段1
9に記憶されている、この信号の値と14°±0.2°
に等しい所定の基準値を比較する、最初のプログラムを
実行し、従来の調整アルゴリズムを使用して、出力17
上に与えられる作動信号の値を計算する。
【0053】自然点火遅れが所定の基準値に等しくなる
まで、この信号が、ピストン4の位置を変更するアクチ
ュエータ8の入力に供給される。
【0054】測定周期の第一部分の第二段階の間、セッ
トアップ段階の終わりにピストンプランジャが達した位
置を変えることなく、基準燃料の自然点火遅れの平均値
を約55秒間測定される。
【0055】測定周期の第二部分では、セタン価が未決
定の供給燃料をエンジンに供給し、エンジンの圧縮比を
変化させずに、つまりセットアップ段階の終わりにピス
トンプランジャの達した位置を変えずに、エンジンの作
動を第一段階の間安定化させ、次に第二段階の間は供給
燃料の自然点火遅れの平均値を約55秒間測定する。
【0056】供給燃料のセタン価は以下の知られている
公式を用いて計算される。
【0057】 Icx=Icref+K(Dmes−Dref) 上式で、Icxは供給燃料のセタン価の値であり、Ic
refは基準燃料のセタン価の値であり、Drefは、
測定周期の第一部分の第二段階の間に測定されるような
基準燃料の自然点火遅れの平均値に等しく、Dmes
は、測定周期の第二部分の第二段階の間に測定されるセ
タン価が未決定の燃料の自然点火遅れの平均値に等し
く、Kは、セタン価が精確に知られている燃料を使用す
るエンジンに関して事前の較正操作によって実験的に求
められた定数である。
【0058】基準燃料のセタン価と供給燃料のセタン価
は互いに近いので、同一のエンジン作動条件では、これ
ら二つの燃料は同様の自然点火遅れを有する。
【0059】本発明により、図1に示した装置によって
実施されるディーゼルエンジンからカーボン除去を行う
方法は、エンジンの燃焼室内で、燃料と空気の引火性の
強い混合気体中、および燃焼によって生じるガス中で乱
流を起こすことにある。
【0060】この乱流は、3測定周期ごとに、たとえば
第三測定周期の第二部分の終わりで、次のようにして定
期的に生み出される。エンジンには基準燃料が供給され
る。処理装置16がメモリ記憶手段19に記憶されてい
る第二プログラムを実行し、これは以下一連のステップ
をトリガする効果を有する。
【0061】約25秒に等しい時間後に、供給燃料の自
然点火遅れが約16°の値に達するように圧縮比を減少
させる形でアクチュエータ8を制御するために、処理装
置の出力17上に電気信号を送るステップ。
【0062】自己点火遅れをこの16°の値に約5秒間
保つための信号を計算して、処理装置の出力17上に送
るステップ。
【0063】約40秒の時間後に、供給燃料の自然点火
遅れが約10°の値に達するように圧縮比を増大させる
形で、アクチュエータ8を制御するために、処理装置の
出力17上に電気信号を送るステップ。
【0064】自然点火遅れをこの10°の値で約5秒間
保つための信号を計算して、処理装置の出力17上に送
るステップ。
【0065】約25秒の時間長の後に、供給燃料の自然
点火遅れが約14°の値に達するように圧縮比を減少さ
せる形でアクチュエータ8を制御するために、処理装置
の出力17上に電気信号を送るステップ。
【0066】この一連の事象が完了すると、さらに三回
の測定周期が連続して始まり、その終わりに炭素除去の
ステップが再び実施される。
【0067】得られたセタン価測定結果の再現性は2.
5ポイント以内であり、噴射装置およびピストンプラン
ジャは100稼働時間毎に取り外して清掃する。
【0068】本発明の別の実施の形態によれば、カーボ
ン除去ステップは、エンジンには基準燃料が供給される
測定周期の第一部分に続いて行われる。
【0069】前述の本発明の二つの実施の形態は非限定
的な例として示したものである。
【0070】カーボン除去の頻度は、燃料の性質、それ
らの燃料がエンジンを汚す傾向、および供給燃料のセタ
ン価測定のドリフトに合わせて、所与の応用例に受け入
れ可能と見なせるように実験的に容易に調節される。
【0071】図2は、エンジンに供給される燃料の自然
点火遅れDiのクランク角度で表した変化を示し、前述
の第一の実施の形態に従って時間の関数として示すもの
である。
【0072】時間間隔1、2、および3は三つの連続し
た測定周期に対応し、各間隔は、エンジンに知られてい
るセタン価の基準燃料が供給される第一部分、およびエ
ンジンにセタン価が未決定の供給燃料が供給される第二
部分を含んでいる。時間間隔1の間に行われる測定周期
では、これら二つの測定周期部分はそれぞれ1aおよび
1bと識別される。
【0073】本発明のカーボン除去方法の諸ステップ
は、時間間隔4の間に行われ、その間、本発明の方法に
従って、エンジンの圧縮比の変化によって引き起こされ
る、エンジンに供給される燃料の自然点火遅れの揺らぎ
が、はっきりと見て取れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディーゼルエンジン用燃料のセタン価を測定す
るためのエンジンの主要構成要素、および本発明の記述
に従ってそのエンジンからカーボン除去するための付随
的構成要素を図式的に示す図である。
【図2】本発明の記述に従って、燃料のセタン価のイン
ライン測定のためにディーゼルエンジンに供給される燃
料の自然点火遅れの経時変化を示す図である。
【符号の説明】
1 ディーゼルエンジン 2 管路 3 ピストン 4 ピストン(ピストンプランジャ) 5 燃料噴射装置 6 センサ 7 シャフト 8 アクチュエータ 9 センサ 10 手段 11 接続棒 12 気筒 13 燃焼室 14 出力 15 出力 16 処理装置 17 出力 18 回転制御装置 19 メモリ記憶手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジン(1)の燃焼室のカ
    ーボン除去のための方法であって、前記エンジンが、基
    準燃料の知られているセタン価と比較することによって
    供給燃料のセタン価を測定することを目的としており、
    前記燃料は、引火性混合気体を構成するためにすでに空
    気が充満している燃焼室(13)内に交互に噴射され、
    二つの測定周期の間に、80〜160秒間、引火性混合
    物およびその燃焼によって得られるガス中に強い乱流を
    生み出し、その結果少なくとも部分的に燃焼室(13)
    の壁面上に堆積した燃焼の固体残留物を脱離することを
    特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 ディーゼルエンジン(1)が一定速度
    で、所定の噴射アドバンスと所与の圧縮比で回転してお
    り、かつエンジンに供給される燃料が初期自然点火遅れ
    を有しており、 20〜40秒の時間経過後、初期自然点火遅れの1.0
    5〜1.2倍の自然点火遅れとなるように圧縮比を減少
    させるステップと、 1〜10秒の間、自然点火遅れを前記ステップの到達値
    に維持するように圧縮比を調節するステップと、 40〜80秒の時間経過後、初期自然点火遅れの0.8
    〜0.6倍の間の自然点火遅れとなるように圧縮比を増
    大させるステップと、 1〜10秒の間、自然点火遅れを前記ステップの到達値
    に維持するように圧縮比を調節するステップと、 20〜40秒の時間をかけて自然点火遅れをその初期値
    へ戻すように圧縮比を減少させるステップとを実際する
    ことからなることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ディーゼルエンジン(1)の燃焼室(1
    3)のカーボン除去のための装置であって、このエンジ
    ンが基準燃料の知られているセタン価と比較することに
    よって供給燃料のセタン価を測定することを目的として
    おり、すでに空気が充満している燃焼室(13)を備
    え、引火性混合気体を構成するためにその中に前記燃料
    が噴射され、二つの測定周期の間に、80〜160秒
    間、引火性混合気体およびその燃焼によって得られるガ
    ス中に強い乱流を生み出し、その結果少なくとも部分的
    に燃焼室(13)の壁面上に堆積した燃焼の固体残留物
    を脱離する手段を追加的に備えていることを特徴とする
    装置。
  4. 【請求項4】 エンジン(1)が、 燃焼室の圧力センサ(6)の一出力(14)と噴射の瞬
    間を検出するためのセンサ(9)とに接続されている、
    前記燃料の自然点火遅れを測定する手段(10)と、 その位置によってエンジン(1)の圧縮比が決定される
    制御可能なピストンプランジャ(4)とを備え、 エンジン(1)が一定速度で、所定の噴射アドバンスと
    所与の圧縮比で回転しており、エンジンに供給される燃
    料が初期自然点火遅れを有しており、引火性混合気体お
    よびその燃焼によって得られるガス中に強い乱流を生み
    出す手段が、 自然点火遅れを測定する手段(10)の一出力(15)
    およびメモリ記憶手段(19)に接続されている処理装
    置(16)と、 処理装置の一出力(17)に電気的に接続され、ピスト
    ンプランジャ(4)の制御装置(8)に機械的に接続さ
    れている、エンジンに供給される燃料の自然点火遅れを
    すばやく変化させるためのアクチュエータ(8)とを備
    えることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 処理装置(16)が、 20〜40秒の時間経過後、初期自然点火遅れの1.0
    5〜1.2倍の自然点火遅れとなるようにピストン
    (4)の位置を変更する操作、 1〜10秒の間、自然点火遅れを前記操作終了時の到達
    値に維持するようにピストン(4)の位置を調節する操
    作、 40〜80秒の時間経過後、初期自然点火遅れの0.8
    〜0.6倍の自然点火遅れとなるようにピストン(4)
    の位置を変更する操作、 1〜10秒の間、自然点火遅れを前記操作終了時の到達
    値に維持するようにピストン(4)の位置を調節する操
    作および20秒と40秒の間の時間をかけて自然点火遅
    れをその初期値へ戻すためにピストン(4)の位置を変
    更する操作をアクチュエータ(8)に行わせる制御信号
    を生成することを特徴とする請求項4に記載の装置。
JP10209836A 1997-07-29 1998-07-24 ディーゼルエンジンの燃焼室のカーボン除去のための方法及び装置 Pending JPH11107771A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9709649 1997-07-29
FR9709649A FR2766926B1 (fr) 1997-07-29 1997-07-29 Procede et dispositif de decalaminage d'une chambre de combustion d'un moteur diesel

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11107771A true JPH11107771A (ja) 1999-04-20

Family

ID=9509766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10209836A Pending JPH11107771A (ja) 1997-07-29 1998-07-24 ディーゼルエンジンの燃焼室のカーボン除去のための方法及び装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US6026778A (ja)
EP (1) EP0895080B1 (ja)
JP (1) JPH11107771A (ja)
DE (1) DE69800503T2 (ja)
ES (1) ES2155713T3 (ja)
FR (1) FR2766926B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003510501A (ja) * 1999-09-24 2003-03-18 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 内燃機関を運転するための方法
WO2008146852A1 (ja) 2007-05-28 2008-12-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha セタン価推定装置及び方法
CN103472203A (zh) * 2013-09-22 2013-12-25 中国大唐集团科学技术研究院有限公司 干馏瓦斯积碳特性检测系统及方法
CN110412248A (zh) * 2019-07-31 2019-11-05 肖建华 一种压缩比调整方式对柴油十六烷值快速测定及使用方法

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2747322B1 (fr) * 1996-04-15 1998-09-25 Total Raffinage Distribution Procede et dispositif de preparation d'un carburant, notamment pour moteur diesel, par melange en ligne de ses constituants
EP1074840A1 (en) * 1999-08-05 2001-02-07 Fina Research S.A. Method and apparatus for measuring cetane number of diesel fuel
EP1074839A1 (en) * 1999-08-05 2001-02-07 Fina Research S.A. Method and apparatus for measuring cetane number of diesel fuel.
US7401591B2 (en) * 2005-12-02 2008-07-22 Honda Motor Co., Ltd. Control system for internal combustion engine
DE102006034633A1 (de) * 2006-07-27 2008-01-31 Dr.Ing.H.C. F. Porsche Ag Verfahren zum Reinigen eines Brennraums und eines Einlasstrakts einer Brennkraftmaschine
DE102007048650B4 (de) * 2007-10-10 2011-06-09 Audi Ag Verfahren und Vorrichtung zur Optimierung der Verbrennung von Dieselkraftstoffen mit unterschiedlichen Cetanzahlen in einer Diesel-Brennkraftmaschine
US9567895B2 (en) * 2010-08-26 2017-02-14 Eitan Leaschauer Leaschauer engine
US9371770B2 (en) * 2010-08-26 2016-06-21 Eitan Leaschauer Leaschauer engine
CN102323390B (zh) * 2011-08-12 2015-04-22 北京理工大学 定容预混燃烧测试装置
CN106382877B (zh) * 2016-12-09 2022-07-22 叶明� 一种应用于柴油十六烷值测定机的压缩比测量系统
US10152834B1 (en) * 2017-08-24 2018-12-11 GM Global Technology Operations LLC Combustion engine airflow management systems and methods
CN114575990B (zh) * 2020-11-30 2023-05-23 上海汽车集团股份有限公司 汽油机预燃室组件及汽油机总成

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2843645A (en) * 1953-06-29 1958-07-15 California Research Corp Method and apparatus for removing combustion chamber deposits
NL285359A (ja) * 1961-12-18
US3469954A (en) * 1964-11-10 1969-09-30 Du Pont Apparatus for controlling octane value in gasoline
FR2701118B1 (fr) * 1993-02-01 1995-04-21 Elf Antar France Procédé de mesure de l'indice de cétane de carburants d'alimentation des moteurs diesels et dispositif pour la mise en Óoeuvre de ce procédé.
FR2702004B1 (fr) * 1993-02-24 1995-12-22 Armand Rognon Systeme d'echappement de gaz, auto-nettoyant, d'un moteur a combustion interne.

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003510501A (ja) * 1999-09-24 2003-03-18 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 内燃機関を運転するための方法
JP4828754B2 (ja) * 1999-09-24 2011-11-30 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 内燃機関を運転するための方法
WO2008146852A1 (ja) 2007-05-28 2008-12-04 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha セタン価推定装置及び方法
US8266947B2 (en) 2007-05-28 2012-09-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Cetane number estimating apparatus and method
CN103472203A (zh) * 2013-09-22 2013-12-25 中国大唐集团科学技术研究院有限公司 干馏瓦斯积碳特性检测系统及方法
CN103472203B (zh) * 2013-09-22 2015-09-30 中国大唐集团科学技术研究院有限公司 干馏瓦斯积碳特性检测系统及方法
CN110412248A (zh) * 2019-07-31 2019-11-05 肖建华 一种压缩比调整方式对柴油十六烷值快速测定及使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
DE69800503D1 (de) 2001-03-01
DE69800503T2 (de) 2001-09-13
EP0895080B1 (fr) 2001-01-24
US6026778A (en) 2000-02-22
EP0895080A1 (fr) 1999-02-03
FR2766926B1 (fr) 1999-09-24
FR2766926A1 (fr) 1999-02-05
ES2155713T3 (es) 2001-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11107771A (ja) ディーゼルエンジンの燃焼室のカーボン除去のための方法及び装置
US7117725B2 (en) In-cylinder pressure detecting apparatus
US7212912B2 (en) Internal cylinder pressure detection
JP4828754B2 (ja) 内燃機関を運転するための方法
CN101418727B (zh) 用于测定气缸压力特征的方法和装置
CN102182601B (zh) 用于诊断高压共轨系统中的故障以及校准该故障的方法和装置
CN102182574B (zh) 在高压共轨系统中控制轨压的方法和装置
JP2502385B2 (ja) 内燃機関の燃料量及び点火時期制御方法および装置
JP3742670B2 (ja) 内燃機関の制御に関連して今後の負荷信号を予測する方法および装置
KR102060299B1 (ko) 내연 엔진을 동작시키는데 사용되는 연료의 조성을 결정하는 방법
JPH0689731B2 (ja) 内燃機関の点火時期制御方法および装置
EP1429009B1 (fr) Moteur diesel muni d'un dispositif de contrôle du débit d'injection de carburant
JPH0663478B2 (ja) 多シリンダ内熱機関の作動特性量の制御および/または調整方法および装置
FR2787512A1 (fr) Procede et dispositif de commande d'un moteur a combustion interne
KR100285256B1 (ko) 엔진제어장치 및 그 제어방법
US7337771B2 (en) Method and apparatus for the cylinder-specific determination and control of a fuel injection quantity
FR2790515A1 (fr) Procede et dispositif de mise en oeuvre en fonctionnement transitoire d'un moteur a combustion interne, notamment d'un vehicule automobile
JP2762433B2 (ja) デイーゼル機関用燃料噴射率制御方法
FR2834000A1 (fr) Moteur a combustion interne avec une injection directe
JP4255876B2 (ja) 筒内圧検出装置
JP4298552B2 (ja) 筒内圧検出装置
JP2535894B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置
JPH0968082A (ja) ディーゼルエンジンの燃料噴射量制御装置
FR2555665A1 (fr) Procede pour optimiser le rendement d'un moteur a combustion interne et dispositif pour la mise en oeuvre de ce procede
JPH07116962B2 (ja) 内燃機関の空燃比制御装置