JPH11106768A - プロパンエア13aの製造装置 - Google Patents
プロパンエア13aの製造装置Info
- Publication number
- JPH11106768A JPH11106768A JP28305997A JP28305997A JPH11106768A JP H11106768 A JPH11106768 A JP H11106768A JP 28305997 A JP28305997 A JP 28305997A JP 28305997 A JP28305997 A JP 28305997A JP H11106768 A JPH11106768 A JP H11106768A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- propane
- air
- mixer
- governor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プロパンエア13Aを中圧又は中圧以上の所
望する任意の圧力で簡単な装置によって製造する。 【解決手段】 ミキサ5にプロパンガス供給源2をガバ
ナGV1とオリフィスOf1を介して接続すると共に加
圧空気源3をガバナGV2とオリフィスOf2を介して
接続し、Of1とOf2の面積比を約6:4としてガバ
ナGV1,GV2の設定圧をミキサ出口圧力より高く設
定する。
望する任意の圧力で簡単な装置によって製造する。 【解決手段】 ミキサ5にプロパンガス供給源2をガバ
ナGV1とオリフィスOf1を介して接続すると共に加
圧空気源3をガバナGV2とオリフィスOf2を介して
接続し、Of1とOf2の面積比を約6:4としてガバ
ナGV1,GV2の設定圧をミキサ出口圧力より高く設
定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液化プロパンを原
料としてプロパンエア13Aを低圧から高圧まで所望す
る圧力で製造又は供給する装置に関する。
料としてプロパンエア13Aを低圧から高圧まで所望す
る圧力で製造又は供給する装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】プロパンエアガスを
1.0Kg/cm2以下の圧力で製造する装置として特
許第2665631号の如く比較的簡単な装置が提供さ
れているが、1.0Kg/cm2以上の圧力で製造する
場合、プロパンガスと空気の圧力及び混合比を一定に保
つために複雑な制御系を必要とするなど設備が大規模に
なり費用が嵩む欠点がある。本発明は、プロパンエア1
3Aを例えば1Kg/cm2程度から数10Kg/cm2
の任意の圧力で自動的に製造できる簡単な装置を提供す
るものであって、例えばガスタービンへの燃料供給も低
コストで実現できるようになる。
1.0Kg/cm2以下の圧力で製造する装置として特
許第2665631号の如く比較的簡単な装置が提供さ
れているが、1.0Kg/cm2以上の圧力で製造する
場合、プロパンガスと空気の圧力及び混合比を一定に保
つために複雑な制御系を必要とするなど設備が大規模に
なり費用が嵩む欠点がある。本発明は、プロパンエア1
3Aを例えば1Kg/cm2程度から数10Kg/cm2
の任意の圧力で自動的に製造できる簡単な装置を提供す
るものであって、例えばガスタービンへの燃料供給も低
コストで実現できるようになる。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明装置は、プロパン
ガスと乾燥空気をスタティックミキサに供給してプロパ
ンエア13Aを製造する装置であって、プロパン貯蔵タ
ンクに接続されたベーパライザと前記ミキサとの間に開
閉弁V1と2次側圧力を所望圧力に設定された自立式圧
力調整器GV1と流量調節可能なオリフィスOf1がそ
の順に接続されると共にエアコンプレッサと前記ミキサ
との間に開閉弁V2と2次側圧力を前記自立式圧力調整
器GV1と同圧に設定された自立式圧力調整器GV2と
流量調節可能なオリフィスOf2がその順に接続され、
前記GV1とGV2の2次側設定圧力を前記ミキサの背
圧より高い圧力によって規定熱量範囲のプロパンエアガ
ス13Aを自動的に得るものであって、ミキサ背圧即ち
ミキサ出口圧力を10Kg/cm2以上の高圧になるよ
うに設定できるものである。なお、本発明においてミキ
サは本質的に必要ではなく運転の安定化のために設けら
れている。オリフィスOf1とOf2の流量比はプロパ
ンガスの純度即ち発熱量によって定められることは勿論
であって純度95%以上のプロパンを原料とする場合約
6:4でありこの流量比によって熱量15,000(±
300)Kcal/m3のガスが得られる。圧力調整器
としての圧力ガバナGV1,GV2は作動差圧が小さい
ものが好ましく、その2次側圧力はミキサ出口圧力に応
じて設定され、圧力ガバナの一次側圧力は流量等を考慮
してそれより高く維持されることは勿論である。なお、
実際装置においては弁V1,V2は電磁開閉弁としてタン
ク圧力が設定圧力以下になったとき開弁し、タンク圧力
が上限値になったとき閉止させると共にカロリーメータ
Kの出力によって開閉制御することによってタンク内の
ガス組成即ち発熱量を一定に維持できる。本発明装置を
ガスタービン等の高圧供給先に接続する場合はミキサ背
圧を所望圧力にするためベーパライザに供給する液化プ
ロパンをポンプによって加圧して供給する必要がある
が、気体を加圧する場合に比してポンプが小容量でよく
省エネ効果が期待できる。また、本発明においては生成
ガスを加圧しないので安全である。
ガスと乾燥空気をスタティックミキサに供給してプロパ
ンエア13Aを製造する装置であって、プロパン貯蔵タ
ンクに接続されたベーパライザと前記ミキサとの間に開
閉弁V1と2次側圧力を所望圧力に設定された自立式圧
力調整器GV1と流量調節可能なオリフィスOf1がそ
の順に接続されると共にエアコンプレッサと前記ミキサ
との間に開閉弁V2と2次側圧力を前記自立式圧力調整
器GV1と同圧に設定された自立式圧力調整器GV2と
流量調節可能なオリフィスOf2がその順に接続され、
前記GV1とGV2の2次側設定圧力を前記ミキサの背
圧より高い圧力によって規定熱量範囲のプロパンエアガ
ス13Aを自動的に得るものであって、ミキサ背圧即ち
ミキサ出口圧力を10Kg/cm2以上の高圧になるよ
うに設定できるものである。なお、本発明においてミキ
サは本質的に必要ではなく運転の安定化のために設けら
れている。オリフィスOf1とOf2の流量比はプロパ
ンガスの純度即ち発熱量によって定められることは勿論
であって純度95%以上のプロパンを原料とする場合約
6:4でありこの流量比によって熱量15,000(±
300)Kcal/m3のガスが得られる。圧力調整器
としての圧力ガバナGV1,GV2は作動差圧が小さい
ものが好ましく、その2次側圧力はミキサ出口圧力に応
じて設定され、圧力ガバナの一次側圧力は流量等を考慮
してそれより高く維持されることは勿論である。なお、
実際装置においては弁V1,V2は電磁開閉弁としてタン
ク圧力が設定圧力以下になったとき開弁し、タンク圧力
が上限値になったとき閉止させると共にカロリーメータ
Kの出力によって開閉制御することによってタンク内の
ガス組成即ち発熱量を一定に維持できる。本発明装置を
ガスタービン等の高圧供給先に接続する場合はミキサ背
圧を所望圧力にするためベーパライザに供給する液化プ
ロパンをポンプによって加圧して供給する必要がある
が、気体を加圧する場合に比してポンプが小容量でよく
省エネ効果が期待できる。また、本発明においては生成
ガスを加圧しないので安全である。
【0004】
【発明の実施の形態】図はプロパンエア13Aを中圧で
製造する装置の系統図であって、図中、1はプロパン貯
蔵槽、2は槽内に貯蔵されている純度95%以上の液化
プロパンを気化させるベーパライザ、3はエアコンプレ
ッサ、4は除湿機、V1, V2は電磁開閉弁、A,B,
C,Dは夫々圧力計、GV1,GV2は圧力ガバナ、O
f1,Of2はオリフィス、5はスタティックミキサ、
Gは出口圧力計、Kはカロリメータ、Fは流量計、6は
生成ガスのタンク、6aはタンク圧力検知及び設定器、
7,8,9は開閉弁、10は送出圧力を規定値に保持す
るガバナであってその2次側圧力はタンク圧力の下限値
より低い圧力範囲で供給量に応じて設定される。電磁開
閉弁V1,V2は夫々タンク6の圧力設定器6aからの信
号によって開閉される。また、カロリメータKは所定熱
量範囲を外れると弁V1,V2の閉止信号を出力する。
製造する装置の系統図であって、図中、1はプロパン貯
蔵槽、2は槽内に貯蔵されている純度95%以上の液化
プロパンを気化させるベーパライザ、3はエアコンプレ
ッサ、4は除湿機、V1, V2は電磁開閉弁、A,B,
C,Dは夫々圧力計、GV1,GV2は圧力ガバナ、O
f1,Of2はオリフィス、5はスタティックミキサ、
Gは出口圧力計、Kはカロリメータ、Fは流量計、6は
生成ガスのタンク、6aはタンク圧力検知及び設定器、
7,8,9は開閉弁、10は送出圧力を規定値に保持す
るガバナであってその2次側圧力はタンク圧力の下限値
より低い圧力範囲で供給量に応じて設定される。電磁開
閉弁V1,V2は夫々タンク6の圧力設定器6aからの信
号によって開閉される。また、カロリメータKは所定熱
量範囲を外れると弁V1,V2の閉止信号を出力する。
【0005】上記装置を最初に運転する場合は、エアコ
ンプレッサ3を起動して弁8を閉、バルブ12を開とし
て管内に空気を供給してガバナGV 2を所定圧力(圧力
計Dにより例えば2.5Kg/cm2)とする。次にバ
イパス弁11を開き、ガバナGV 1をGV2と同圧に設
定する。その後弁V1,V2から2次側の全配管に窒素ガ
スを充填してから弁8を閉じて弁V1を手動で開くと共
にバイパス弁11を開いて管路内をプロパンガスで置換
する。弁V1,11を閉とし、バルブ12を開いて燃焼
パージにより配管の圧力を0とする。バルブ12を閉止
すると共に弁8を開にする。通常運転は圧力設定器6a
の出力信号によって運転される。オリフィスOf1,O
f2は予め6:4の面積比に設定されていることは勿論
である。
ンプレッサ3を起動して弁8を閉、バルブ12を開とし
て管内に空気を供給してガバナGV 2を所定圧力(圧力
計Dにより例えば2.5Kg/cm2)とする。次にバ
イパス弁11を開き、ガバナGV 1をGV2と同圧に設
定する。その後弁V1,V2から2次側の全配管に窒素ガ
スを充填してから弁8を閉じて弁V1を手動で開くと共
にバイパス弁11を開いて管路内をプロパンガスで置換
する。弁V1,11を閉とし、バルブ12を開いて燃焼
パージにより配管の圧力を0とする。バルブ12を閉止
すると共に弁8を開にする。通常運転は圧力設定器6a
の出力信号によって運転される。オリフィスOf1,O
f2は予め6:4の面積比に設定されていることは勿論
である。
【0006】
【実施例】装置の各配管の直径を1インチとして作動差
圧0.32Kg/cm2のガバナGV1,GV2(伊藤
工機製)と安定化のためのミキサ(ノリタケカンパニー
製)その他の部品を図の如く接続し、ミキサ出口圧力G
に対してガバナGV1,GV2の設定圧力B,Dを種々
変化させてガスを製造した結果は表1のようであってガ
ス熱量は規定範囲内であった。なお、流量計Fによる流
量は63.7〜80.2m3/hの範囲であった。圧力
計A,Cは圧力分布をみるために介装したものであって
装置の運転には不要である。
圧0.32Kg/cm2のガバナGV1,GV2(伊藤
工機製)と安定化のためのミキサ(ノリタケカンパニー
製)その他の部品を図の如く接続し、ミキサ出口圧力G
に対してガバナGV1,GV2の設定圧力B,Dを種々
変化させてガスを製造した結果は表1のようであってガ
ス熱量は規定範囲内であった。なお、流量計Fによる流
量は63.7〜80.2m3/hの範囲であった。圧力
計A,Cは圧力分布をみるために介装したものであって
装置の運転には不要である。
【0007】
【表1】
【0008】なお、この実験中において電磁弁V1,V2
をミキサ出口圧力Gを1.20Kg/cm2でON、
2.28Kg/cm2でOFFとして運転しても所定カ
ロリーのガスが連続して得られた。
をミキサ出口圧力Gを1.20Kg/cm2でON、
2.28Kg/cm2でOFFとして運転しても所定カ
ロリーのガスが連続して得られた。
【0009】
【効果】本発明はガバナGV1,GV2とオリフィスO
f1,Of2の設定だけでプロパンエア13Aを無制御
で自動的に製造できる上、ガス原料と空気を別々に加圧
して混合するものであるから安全であるばかりでなく中
圧以上の所望するガス圧力を容易に得られ、コンプレッ
サーその他の送給用設備を要せずに高圧供給が可能にな
る。
f1,Of2の設定だけでプロパンエア13Aを無制御
で自動的に製造できる上、ガス原料と空気を別々に加圧
して混合するものであるから安全であるばかりでなく中
圧以上の所望するガス圧力を容易に得られ、コンプレッ
サーその他の送給用設備を要せずに高圧供給が可能にな
る。
【図1】本発明装置の配管系統図。
1 プロパン貯槽 2 ベーパライザ 3 エアコンプレッサ 4 除湿機 V1,V2 電磁開閉弁 GV1,GV2 圧力ガバナ Of1,Of2 オリフィス 5 スタティックミキサ G 出口圧力計 K カロリーメータ F 流量計 6 ガスタンク 6a タンク圧力検知及び設定器 10 送出用ガバナ
Claims (3)
- 【請求項1】 プロパンガスと乾燥空気をスタティック
ミキサに供給してプロパンエア13Aを製造する装置で
あって、プロパン貯蔵タンクに接続されたベーパライザ
と前記ミキサとの間に開閉弁V1と2次側圧力を所望圧
力に設定された自立式圧力調整器GV1と流量調節可能
なオリフィスOf1がその順に接続されると共にエアコ
ンプレッサと前記ミキサとの間に開閉弁V2と2次側圧
力を前記自立式圧力調整器GV1と同圧に設定された自
立式圧力調整器GV2と流量調節可能なオリフィスOf
2がその順に接続され、前記GV1とGV2の2次側設
定圧力を前記ミキサの背圧より高い圧力に設定すると共
に前記Of1とOf2の流量比を所定の混合比に設定し
て自動的にプロパンエア13Aを製造する装置。 - 【請求項2】 ミキサ背圧が中圧以上の圧力でプロパン
エア13Aを製造する請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 原料プロパンの純度が95%以上のとき
Of1とOf2の流量比が約6:4に設定された請求項
1記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28305997A JPH11106768A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | プロパンエア13aの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28305997A JPH11106768A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | プロパンエア13aの製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11106768A true JPH11106768A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17660680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28305997A Pending JPH11106768A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | プロパンエア13aの製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11106768A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013225411A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp | 燃料電池発電システム |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP28305997A patent/JPH11106768A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013225411A (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-31 | Toshiba Fuel Cell Power Systems Corp | 燃料電池発電システム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7740031B2 (en) | System for blending and compressing gases | |
KR100447665B1 (ko) | 극저온 유체 실린더 충전 시스템 | |
US3905394A (en) | Flow control system | |
EP0578578B1 (en) | Apparatus and method for mixing gases | |
US4219038A (en) | Gas mixing device for breath-protecting, diving, medical and laboratory techniques | |
US3091096A (en) | Delivering vapors of low boiling liquids | |
US3330773A (en) | Process for preparing gaseous mixtures | |
US4174619A (en) | Apparatus for controlling the pressure of a gas in a gas line | |
AU2021200741A1 (en) | Multi-reformable fuel delivery systems and methods for fuel cells | |
JP5260157B2 (ja) | 天然ガスのカロリ調整システム及びカロリ調整方法 | |
JPH11106768A (ja) | プロパンエア13aの製造装置 | |
JP2006045327A (ja) | 天然ガスの希釈熱量調整方法及び装置 | |
EP2413409B1 (de) | Zentrale Medienversorgungseinheit für Reformer-Brennstoffzellen-Systeme | |
CN201148418Y (zh) | 二甲醚与液化石油气液相掺混装置 | |
JP2004315566A (ja) | ガス付臭方法及び装置 | |
US1912044A (en) | Method of and apparatus for making combustible gas | |
JP2002098296A (ja) | 供給ガスの製造設備 | |
US3273348A (en) | Process and apparatus for preparing gaseous mixtures | |
US3221757A (en) | Method and apparatus for mixing gases | |
JP2001263592A (ja) | Lng気化方法および装置 | |
CN203494410U (zh) | 自动调节式流量混气机 | |
US2678877A (en) | Apparatus for producing combustible gaseous mixtures of substantially constant pressure | |
JP3021185U (ja) | 医療用空気合成装置 | |
US611168A (en) | Edward n | |
US2023809A (en) | Gas mixing apparatus |