JPH11103746A - シロアリ駆除箱及びシロアリの餌の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シロアリを駆除する箱を作り、シロアリの好
物の針葉樹で餌を作り駆除箱に入れ、シロアリの臭覚を
利用し好物の餌で集めて駆除する方法を提供する。 【構成】 シロアリを駆除するための駆除箱４、１２を
作り、シロアリの入り口５を設け、換気口６及び排水ホ
ース８及び蓋７を設けた駆除箱に、針葉樹の廃木及び葉
及び古段ボール等で餌９、１０を作り駆除箱の中に入れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】シロアリを駆除する箱を作り、そ
の駆除箱の中にシロアリの好物の針葉樹で餌を作り駆除
箱に入れ、シロアリの嗅覚を利用し、好物の餌で集めて
駆除するシロアリ駆除箱及び餌の製造方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のシロアリ駆除においては薬剤を使
用して、駆除を行っている現状であるがこの方法では１
回の駆除をするには数十万円の費用がかかり、また１回
駆除しても５年から６年もすると効果はなくなり、５〜
６年おきに駆除しなければいけないので、駆除するごと
に高額の費用がかかるうえに使用後も屋内に薬臭もあ
り、人体、家畜、ペットなどにとっても有害である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来のシロアリ駆除
は、薬剤を使用しているため、高額及び人体などに対し
て薬害たとえばアレルギーなどがあり、人体に対して有
害であったのに対して、本発明は薬等は一切使用せず、
シロアリを一箇所に集めて水で殺虫し、残ったシロアリ
は天敵の赤アリを利用して、赤アリが駆除箱から家の
中、地中まですべてのシロアリを食べ尽くすので、次の
シロアリ発生がほとんどなく、無害、安価、容易なシロ
アリ駆除箱及びシロアリの餌の製造方法を提供すること
を目的としてる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】家の回り及び日陰部分に
シロアリ駆除箱（４）を据え付け、誘導棒（１１）を地
中に打ち込んで、次に駆除箱（４）の中にシロアリの好
物の餌（９）または（１０）を入れて蓋（７）を閉め
て、シロアリが充分はいるまで置き、数多くのシロアリ
が好物の餌に食いついた時点で、駆除箱（４）の排水口
（８）を閉め、水を入れて殺虫する、完全に殺虫された
ら水を排水して、しばらくそのままにして置く、殺虫さ
れたシロアリには天敵の赤アリが数多く集まってきて、
シロアリの死骸を食べ、箱の中に住み着くようになり、
その後は赤アリが家の中はもちろんその周辺のシロアリ
の殆どを駆除します。

【０００５】

【作用】上記のようにするとシロアリは好物の松の木の
匂いを嗅ぎつけ、約３０日もすると家の中はもちろん、
その周辺のシロアリの殆どは、駆除箱に入って住み着く
ようになるので１回の仕掛けで、数多くのシロアリを駆
除することができる。

【０００６】

【実施例】 【シロアリ駆除箱の製造方法についての実施例】

（イ）外箱（１）内箱（２）の間に防音材（３）を入れ
たシロアリ駆除箱（４）を作り、（４）の内側底面に穴
をあけパイプを取り付けて、シロアリの入り口（５）を
設ける、次に（４）の上部に換気口（６）を設け、駆除
箱（４）に開閉するフタ（７）を設け、次に（４）の外
側下部に排水用ホース（８）を設けたシロアリ駆除箱の
製造方法である。 （ロ）シロアリ駆除箱（１２）を作り（１２）の内側底
面に穴をあけパイプを取り付けて、シロアリの入り口
（５）を設ける、次に（１２）の上部に換気口（６）を
設け、駆除箱（１２）に開閉するフタ（７）を設け、次
に（１２）の外側下部に排水用ホース（８）を設けたシ
ロアリ駆除箱の製造方法である。 （ハ）円形パイプ状のシロアリの駆除箱（１３）を作り
（１３）の内側底面に穴をあけシロアリの入り口（５）
を設け、次にフタ（７）を設けたシロアリ駆除箱の製造
方法である。

【シロアリの餌の製造方法についての実施例】

（イ）針葉樹、主に松の廃木と松の葉の部分と古段ボー
ル及び古新聞などを粉砕して、植物性の糊を混合した物
を型に入れ固めた、シロアリの餌（９）の製造方法であ
る。 （ロ）針葉樹、主に松の木の廃木を適当に切断した物の
間に、小枝付きの松葉をはさみ込みじかに結束するか、
その回りに古段ボールを巻いて取り扱いやすいようにし
て結束する、シロアリの餌（１０）の製造方法である。 （ハ）シロアリは主に松の木が好物であるため、（イ）
（ロ）の廃木を使用する方法をあげているがこの他、杉
・ひのき等でシロアリの好きな物であれば良いし必ずし
も樹木に限らない。 （ニ）餌の製造方法については、特に松食い虫の予防と
して熱湯消毒又は水槽につけて水殺して、松食い虫が飛
び散らない方法で製造する。 （ホ）原木を輸入する場合は、特に（ニ）の方法を厳守
する。

【０００７】

【駆除箱の据え付け方法】家の回り及び日陰部分に駆除
箱（４）を据え付け、誘導棒（１１）を地中に打ち込
む、次に駆除箱（４）の中にシロアリの好物の餌（９）
又は餌（１０）を入れて駆除箱（４）のフタ（７）をし
める、シロアリが充分入るまで置く。

【０００８】

【殺虫方法】駆除箱に入った数多くのシロアリが、好物
の餌に食いついた時点で駆除箱の排水口を閉め、水を入
れて殺虫する、完全に殺虫されたら駆除箱の水を排水し
て、しばらくそのままにして置く、また赤アリもシロア
リが完全に駆除できたら、駆除箱に水またはお湯等を入
れて殺虫する。

【０００９】

【発明の効果】殺虫されたシロアリには、天敵の赤アリ
が数多く集まってきて、シロアリの死骸を食べ、その後
は赤アリは箱の中の餌に住み付くようになる、その後は
家の中はもちろんその周辺のシロアリの殆どは、駆除さ
れ、尚かつ自然木と天敵の赤アリを利用した駆除方法で
すので、人体、動物、ペットにも無害で、その上費用も
安く安全で効果も高い一石二鳥の効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】駆除箱に餌を入れた状態の斜視断面図である

【図２】松の木、松の葉、古段ボールなどを混合して製
造した餌の斜視図である

【図３】松の木の廃木、小枝などを挟み込んで作った餌
の斜視図である

【図４】駆除箱の外観斜視図である

【図５】請求項２の駆除箱餌を入れた状態の断面図であ
る

【図６】請求項５の駆除箱の斜視図である。

【図７】請求項５の駆除箱の断面図である。

【符号の説明】

１ 外箱 ２ 内箱 ３ 防音材 ４、１２、１３ 駆除箱 ５ シロアリの入り口 ６ 換気口 ７ 蓋 ８ 排水用ホース ９、１０ シロアリの餌 １１ 誘導棒

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 592213637 上妻 清子 鹿児島県鹿児島市和田町926番地34号 (71)出願人 593075474 有田 きみよ 広島県安芸郡府中町宮の町４丁目11番地18 号 (71)出願人 592213648 上妻 えり子 鹿児島県鹿児島市和田町926番地34号 (72)発明者 上妻 宗清 鹿児島県鹿児島市和田町926番地34号

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】外箱（１）内箱（２）間に防音材（３）を
   入れ駆除箱（４）を作り、（４）の内側底面に穴をあけ
   パイプを取り付けて、シロアリの入り口（５）を設け
   る、次に（４）の上部に換気口（６）を設け、駆除箱
   （４）に開閉する蓋（７）を設け、（４）の外側下部に
   排水用ホース（８）を設けたシロアリ駆除箱の製造方
   法。
2. 【請求項２】金属またはその他の材料でできた駆除箱
   （１２）を作り、（１２）の内側底面に穴をあけパイプ
   を取り付けて、シロアリの入り口（５）を設ける、次に
   （１２）の上部に換気口（６）を設け、駆除箱（１２）
   に開閉するフタ（７）を設け、（１２）の外側下部に排
   水用ホース（８）を設けたシロアリ駆除箱の製造方法。
3. 【請求項３】針葉樹、松の廃木と松の葉の部分と段ボー
   ル及び古新聞紙などを粉砕して、植物性の糊を混合した
   ものを型に入れ固めてシロアリの餌（９）を作る、シロ
   アリの餌の製造方法。
4. 【請求項４】針葉樹、松の木の廃木を適当に切断した物
   の間に、小枝付きの松葉をはさみ込み結束して、その回
   りに段ボールを巻いたシロアリの餌（１０）を作る、シ
   ロアリの餌の製造方法。
5. 【請求項５】金属またはその他の材料でてきた円筒形の
   駆除箱（１３）を作り、（１３）の内側底面に穴をあけ
   パイプを取り付けて、シロアリの入り口（５）を設け、
   次に駆除箱（１３）の上部に、開閉するフタ（７）を設
   けたシロアリ駆除箱の製造方法。