JPH11100038A - 食品用容器及びこれに内容物を充填した容器入り食品 - Google Patents

食品用容器及びこれに内容物を充填した容器入り食品

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JPH11100038A
JPH11100038A JP9261892A JP26189297A JPH11100038A JP H11100038 A JPH11100038 A JP H11100038A JP 9261892 A JP9261892 A JP 9261892A JP 26189297 A JP26189297 A JP 26189297A JP H11100038 A JPH11100038 A JP H11100038A
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container
food
container body
jelly
oblique cut
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JP9261892A
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Shigeru Mineo
茂 峰尾
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用意を斜めの立位姿勢で陳列しようとしたと
きに、ただ単に容器を陳列棚の上に置くだけで、シール
の表面に付したデザイン表示が、陳列棚の前を通る消費
者に正体した表示形態となることを約束することのでき
る食品用容器を提供する。 【解決手段】 容器本体2の側壁には斜めカット面10
が形成され、また、開口の円周フランジ4には耳部分4
aが形成されている。容器本体2に内容物であるゼリー
を充填した後、シール工程では、ゼリー容器2は、その
耳部分4aを基準にして、意匠デザイン16が付された
シール材料6の向きと整合される。シールした後のゼリ
ー用容器1は、斜めカット面10を陳列棚の上に置いた
ときに、意匠デザイン16が消費者に正体した立位姿勢
をとる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般的には、容
器開口を覆うフィルム状のシール材料の表面に商標など
の意匠デザインを施した食品用容器及びこのような容器
に内容物を入れた容器入り食品に関し、特にゼリー食品
に好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】こんにゃくゼリーを含むゼリー食品、プ
リン、水ようかん、あんみつ、カップケーキ、カットフ
ルーツ、杏仁豆腐、くずきり、ドリンクゼリーなどは、
比較的浅いガラス容器、プラスチック容器、アルミ缶、
紙缶の中に入れて販売されている。この種の容器の底
は、比較的大きな水平面で構成され、この水平底面によ
って、例えばテーブルの上に容器を置いたときに、容器
は、この容器の開口を上に向けた姿勢を安定的に保つこ
とができるようになっている。この種の商品は、一般的
に、水平底面を棚の上に載せて水平状態で陳列される
が、商品の陳列方法としては、容器開口を覆う剥離可能
なシール材料の表面を横に向けた状態つまりシール材料
の表面にプリントした商標などのデザイン面が、陳列棚
の前を通る消費者に正体した表示形態となるように商品
を斜めに立てて陳列するのが需要者の関心を得るうえで
望ましい。
【0003】このように商品を斜めに立てた状態で陳列
しようとするのであれば、専用台又はケースを利用すれ
ばよい。また、例えばゼリー容器のなかには、意匠的な
観点から水平底面の周りに複数の斜めカット面を設けて
水平底面を六角形などの多角形にしたものが存在する
が、このような容器の場合には、便宜的に、斜めカット
面を水平棚の上に置くことで、多少不安定ではあるが商
品を斜めに立てた立位姿勢で陳列することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】専用台又はケースを利
用して商品を立てた状態で陳列するときには、デザイン
面が傾いた表示形態とならないように、つまり商標など
の文字又はマーク、記号、図柄などが斜め又は逆さにな
った見苦しい状態で陳列されることがないように注意し
ながら商品を位置決めすればよい。
【0005】しかしながら、容器の斜めカット面を利用
して、この斜めカット面を水平棚の上に置くことにより
商品を斜めに立てた状態で陳列しようとする場合、デザ
イン面の向きの上下関係と斜めカット面の配置位置とが
必ずしも整合しているとは限らないため、デザイン面が
傾いた表示形態になったとしても諦めざるを得ないのが
実情であった。このような問題を解消する一つの手法と
して、無地のシール本体と、商標などを印刷したデザイ
ン表示フィルムとを用意し、容器の開口を無地のシール
本体でシールした後に、デザイン表示フィルムを斜めカ
ット面の配置位置との相対的な関係に注意を払いながら
位置決めしたうえで無地のシール本体の上に貼り付ける
ことが考えられる。しかしながら、このような手法を採
用したときには、材料費が増大するだけでなく、デザイ
ン表示フィルムを位置決めしながら貼着するという煩わ
しい作業が伴ってしまうという新たな問題が発生してし
まう。
【0006】そこで、本発明の目的は、容器を斜めの立
位姿勢で陳列しようとしたときに、ただ単に容器を棚の
上に置くだけで、シール材料に付したデザイン表示が、
棚の前を通る消費者に正体した表示形態となることを約
束することのでき且つ材料費及び作業性においても従来
と同様のレベルに抑えることのできる食品用容器及びこ
れに内容物を入れた容器入り食品を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる技術的課題は、本
発明によれば、基本的には、上方に向けて大きく開放し
た開口を備えた容器本体と、該容器本体の開口を剥離可
能に密封するフィルム状のシール材料とを備え、該シー
ル材料の表面に商標などのデザインが施された食品用容
器において、前記容器本体の側面から底面に亘って斜め
に延びる比較的大きな少なくとも一つの斜めカット面
と、該斜めカット面のうち特定の斜めカット面の配置位
置と所定の関係にある位置に配設され且つ前記容器本体
の開口周縁に外方に向けて突出する耳部分とを有し、前
記シール材料で前記容器本体の開口に密封するときに、
該シール材料と前記容器本体とが該容器本体の耳部分を
基準に相対的に位置決めされて、前記特定の斜めカット
面を陳列棚の上に置いて前記容器を立てて陳列したとき
に、前記シール材料に施されたデザインが陳列棚の前を
通る消費者と正体した表示態様になることを特徴とする
食品用容器を提供することによって達成される。
【0008】容器本体の中に内容物である食品を充填す
るラインでは、一般的に、容器の開口をシール材料で密
封するシールステーションに、内容物を充填した後の容
器を送り込み、ロールから引き出されたフィルムシート
を容器本体の開口にヒートシールして容器本体を密封す
るシール材料が作られる。このことを前提にすると、本
発明に従う容器によれば、通常一般的な手法であるロー
ル状のフィルムシートに予め所定の向きに意匠デザイン
を印刷しておき、このフィルムシートつまりシールステ
ーションでの容器の位置決めを容器本体の耳部分を介し
て行うことで、容器本体とシール材料の意匠デザインの
相対的な向きを整合させるだけで、容器本体の耳部分を
介して、シール材料のデザインの向きと、容器本体の斜
めカット面との相対的な配置位置を規定することができ
る。この斜めカット面とデザインの向きとの相対的な関
係は、斜めカット面を陳列棚の上に置いて容器を立てて
陳列したときに、シール材料に施されたデザインが陳列
棚の前を通る消費者と正体した表示態様となるように決
定すればよい。
【0009】
【発明の作用効果】本発明に従う食品用容器によれば、
シール材料に施されたデザインの向きと容器本体の斜め
カット面の配置位置とが容器本体に形成した耳部分を介
して所定の関係に関連付けられているため、容器を立て
た状態で陳列しようとしたときには、ただ単に斜めカッ
ト面を棚の上に置くだけで、デザイン表示は、常に、棚
の前を通る消費者に正体した表示形態となる。そして、
このような表示形態を約束するのに、一般的に食品容器
は、合成樹脂、ガラスなどの成形品からなるため、この
成形品に斜めカット面と耳を形成するのに、これに見合
った成形型を作れば足りるため、従来と同じ程度のコス
トで作ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に従う食品用容器にあって
は、容器本体に形成する斜めカット面は単数であっても
複数であってもよい。複数の斜めカット面を設けるとき
には、これら複数の斜めカット面を周方向に等間隔に配
置することが見栄えの点で好ましいものとなる。また、
容器本体に設けた耳部分の配置位置は任意であるが、陳
列棚の上に置くための特定の斜めカット面と耳部分とを
容器本体の中心線に沿って整合させて配置してもよい。
これによれば、容器を立てて陳列したときに、容器本体
の耳部分が陳列棚に向けて下方に延びる姿勢をとること
になり、これにより、陳列棚に立てて陳列した容器が前
方に倒れかかったときに、容器本体の耳部分がつっかえ
棒の作用を発揮することになる。したがって、陳列棚の
上に斜めカット面を置いて容器を立てて陳列したとき
に、容器が前方に倒れてその結果棚から落下してしまう
ことを、容器本体の耳によって防止することができる。
【0011】また、見栄えの観点から特定の斜めカット
面と容器本体の耳部分とが、容器本体の周方向に約45
°オフセットして配置させてもよい。このとき、特定の
斜めカット面を陳列棚の上においたときに、耳部分の下
方に位置する側縁が、陳列棚に沿って延びる直線形状に
することで、この耳部分の側縁を利用して上述したつっ
かえ棒の作用を発揮させることができる。その他の本発
明の目的及び利点は以下の本発明の好ましい実施例の説
明から明らかになろう。
【0012】
【実施例】図1ないし図4は本発明に従う第1の実施例
のゼリー用容器を示す。このゼリー用容器1は、概略的
には、上方に向かうに従って若干拡径した横断面円形の
比較的浅い容器本体2を有する。容器本体2は、透明又
は有色の合成樹脂成形品からなり、開口縁の周りには、
全周にわたって延びるフランジ4が外方に向けて形成さ
れており、この円周フランジ4は、外方に突出した耳部
分4aを有する。
【0013】ゼリー容器1は、また、密封手段としての
フィルム状のシール材料6を有し、このシール材料6
は、耳部分4aを含むフランジ4の輪郭と同じ形状を有
する。容器本体2は、水平面8で底面が構成され、ま
た、側壁には、一つの斜めカット面10が形成されてい
る。斜めカット面10は、容器1を安定して支えること
のできる接地面として充分な比較的大きな面積を有し、
この斜めカット面10と水平底面8との交差ライン12
は、容器本体2の中心線14の近くまで接近した位置に
存在している。
【0014】斜めカット面10は、円周フランジ4の耳
部分4aを基準にした所定の位置に配置され、この実施
例では、斜めカット面10が耳部分4aの真下に位置す
るように、換言すれば、斜めカット面10と耳部分4a
とは、容器本体2の中心線14の方向に整合した位置す
るように作られている。また、シール材料6は、ロール
から引き出されたフィルムシート(図示せず)を容器本
体2に対してヒートシール加工することによりその輪郭
形状が作られるのであるが、このフィルムシートに印刷
する意匠デザイン16は、ヒートシール工程での容器本
体2の向きとの関係を考慮に入れた一定の向きにとなる
ように印刷されており、具体的には、容器本体2に貼り
付けられたシール材料6の意匠デザイン16は、耳部分
6aを下にして見たときに意匠デザイン16が正しい表
示形態となるような向きに印刷されている。
【0015】上述したゼリー容器1は、先ず、内容物充
填ステーションまで搬送されて、このステーションで容
器本体2の中に内容物であるゼリーが充填され、次いで
容器本体2をシールするステーションに運ばれる。この
シールステーションでは、一定の向きに意匠デザイン1
6が印刷されたフィルムシートの下に、容器本体2が送
り込まれると共に、この容器本体2の向きが意匠デザイ
ン16の向きと整合するように位置決めされ、次いで、
ヒートシール加工が施され、これら一連の工程を経るこ
とによって、シール側耳部分6aを除いた円周フランジ
4に剥離可能にヒートシールされたシール材料6で密封
された状態のゼリー容器1が完成する。消費者は、図4
から理解できるように、従来と同様に、シール材料の耳
部分6aを指で摘んでシール材料6を容器本体2から剥
離させることにより、内容物であるゼリーを食べること
ができる。
【0016】上記の容器1の具体的な寸法は次のとおり
である。 (1)容器本体2の高さH:35mm (2)容器本体2の開口端の直径Du :75mm (3)容器本体2の水平底面の直径Dl :52mm (4)容器本体2の中心線14から交差ライン12まで
の距離L:9mm (5)斜めカット面10の傾斜角度θ:42° (6)斜めカット面10の上端から容器本体1の開口端
までの距離h:15mm
【0017】以上の構成からなるゼリー容器1によれ
ば、斜めカット面10の配置位置と意匠デザイン16の
向きとが、容器本体2の耳部分4aを介して関連付けら
れて両者間の相対的な位置決めを行うことができること
から、容器1を斜めに立てて陳列しようとするときに
は、単に、水平棚Sの上に斜めカット面10を置くだけ
で、意匠デザイン16は、確実に、消費者に正体した上
下左右に傾きのない表示形態となる。このことから、意
匠デザイン16に方向性のある表示又は図柄を施したと
しても、陳列時にこれが傾いた形態で表示されることが
ないため、今まで以上に方向性のある思い切った意匠デ
ザインを施して商品性を高めることができる。また、斜
めカット面10は、接地面として充分な比較的大きな面
積を有しているため、容器1の斜めの立位姿勢を安定的
に保つことができる。
【0018】また、斜めカット面10の配置位置と意匠
デザイン16の向きの整合化を図るために、フランジ4
に例えば切欠などの指標を形成することも考えられる
が、フランジ4から外方に突出した、剥離のための操作
を容易にするために従来から一般的に用いられている容
器側耳部分4aを利用して、ゼリーを充填した後の容器
本体2をシールするステーションで容器本体2の向きを
規定することができる。この点については後の説明から
明らかになろう。
【0019】また、ゼリー容器1を斜めに立てて陳列し
たときに、容器本体2の耳部分4aが陳列棚Sに向けて
下方に伸びる状態となることから(図1の(a)参
照)、容器1が何らかの原因で前方に倒れかかったとき
に容器の耳部分4aの先端が陳列棚と係合して、容器1
の前方への転倒を防止することができる。勿論、言うま
でもないことであるが、ゼリー容器1が前方に転倒した
ときには陳列棚Sからの落下してしまう。したがって、
容器1を立てた状態で陳列したときに、容器1が陳列棚
から落下してしまう事故を、耳部分4aによって効果的
に防止することができる。
【0020】図5及び図6は、本発明に従う第2の実施
例のゼリー用容器を示す。この第2の実施例の容器の説
明において、上述した第1実施例の容器と同一の要素に
は同一の参照符号を付すことによってその説明を省略
し、以下に、この第2実施例のゼリー用容器の特徴部分
について説明を加える。先ず、この第2実施例のゼリー
用容器20を示す図5及び図6では、第1実施例で説明
したシール材料6及びこれに表示された意匠デザイン1
6の図示が省略され、容器本体2だけが図示されてい
る。容器本体2は、第1実施例よりも比較的小さな面積
の水平底面8を有し、また、その側壁には、3つの斜め
カット面10が形成され、これら3つの斜めカット面1
0は、周方向に等間隔に配置されている。
【0021】容器本体2は、その側壁2aの上端部に、
外方に若干突出する段部2bを有し、容器本体2を上下
に重ね合わせたときに、下方に位置する容器本体2が、
上方に位置する容器本体2の段部2bの下端と係合し
て、これら上下に重ね合わせられた容器本体のフランジ
4、4同士が段部2bの高さ寸法だけ離間するようにな
っている。このことによる作用については後に説明す
る。容器本体2のフランジ4に形成された耳部分4a
は、2つの山を連設した形状を有する。すなわち、耳部
分4aは、その中央部分に凹所4bを備えた形状を有す
る。
【0022】また、この耳部分4aは、3つの斜めカッ
ト面10のうち特定の一つの斜めカット面10aに関し
て約45°オフセットした位置に配置され、また、図5
から理解できるように、容器本体2を特定の斜めカット
面10aを陳列棚Sの上に置いて容器本体2を立てた状
態にしたときに、耳部分4aの下に位置する側縁4cが
そのほぼ全域にわたって陳列棚Sに当接又は隣接して位
置するような直線で構成されている。なお、この図5で
は、既に説明したとおり、第1実施例で説明したシール
材料6及び意匠デザイン16の図示を省略してあるが、
容器本体2を、この図5の(a)の状態にしたときに、
図示を省略したシール材料の意匠デザインが、第1実施
例のときと同じに、消費者に正体した上下左右に傾きの
ない表示形態となる。
【0023】図7ないし図9は、容器本体2に内容物を
充填し、その後シールする一連の工程のうち、意匠デザ
インを印刷したフィルムシートに対する容器本体2の向
きの位置決めに関連した工程を、第2の実施例の容器2
0で採用した容器本体2を例に図示したものである。図
7は、容器本体2をバケットに供給する容器供給ステー
ションの概要を図示したものであり、図8及び図9は、
容器本体2にシールを施すシールステーションの入口の
手前で行われる、容器本体2の向きを修正する工程の概
要を図示したものである。
【0024】図7を参照して、数多くの容器本体2を上
下に積み重ねたスタック30は、載置台32に起立した
5本のロッド34で囲まれた空間の中に収容され、この
5本のロッドのうち特定の一本のロッド34aが容器本
体2の耳部分の凹所4bに係合される。載置台32は、
容器本体2の落下を許容する透孔36を有し、この透孔
36を挟んで一対の容器供給機構38、38が設けられ
ている。容器供給機構38は容器制御部材40を有し、
この容器制御部材40は、断面楔状の楔状円形部材42
と、その下に隣接して配置された円形止め部材44とを
有し、これら部材42、44は、軸線46に対して偏心
した状態で軸48に取付けられている。
【0025】容器制御部材40は、歯車機構50によっ
て軸線46を中心にして180°正逆回転する。図7に
向かって左側の容器供給機構38Aはスタック30の最
も下の容器本体2のフランジ4と円形止め部材44とが
係合している状態を示し、右側の容器供給機構38B
は、180°回転した後の状態を仮想線で示している。
180°回転した状態では、最も下の容器本体2のフラ
ンジ4と円形止め部材44との係合が解除され、その上
の容器本体2のフランジと楔状円形部材42とが係合し
た状態となる。つまり、一対の容器供給機構38、38
は互いに同期して回転動して、実線で示す第1位置で最
も下の容器2のフランジ4と円形止め部材44とが係合
して、容器本体2の供給を停止する。次に、容器供給機
構38が回転し始めると、楔状円形部材42が最も下の
容器本体2の上に位置する容器本体2のフランジ4と係
合し始めて、この2番目の容器本体2を徐々に持ち上げ
て、最も下の容器本体2から強制的に引き離し、次い
で、仮想線に示す第2位置で、最も下の容器本体2のフ
ランジ4と円形止め部材44との係合が解除されて、こ
の最も下の容器本体2は自由落下が許容される。これに
よりスタック30の最も下に位置する容器本体2は落下
して、その下方に位置するバケット50の容器収容穴5
2の中に入る。
【0026】容器本体2を収容したバケット50は、こ
の容器本体2の中に内容物を充填する内容物充填ステー
ションを経て、シールステーションまで容器本体2を搬
送する。シールステーションでは、前述したように、容
器本体2が、一定の向きに意匠デザイン16が印刷され
たフィルムシートの下に送り込まれると、このフィルム
シート及び容器本体2にヒートシール加工を施すシール
工程が行われ、これにより、容器本体2のフランジ4に
剥離可能に溶着されたシール材料6を含む製品が完成す
る。このようなシールステーションには、その入口の手
前に、図8及び図9に示すように、複数の定置した垂直
ロッド54がバケット50の上面に向けて垂下した状態
で固設され、その下端部つまり自由端がバケット50に
形成された溝50aの中に侵入している。複数の溝50
aは、各容器収容穴52毎に、対応する容器収容穴52
に隣接してこの穴52の中に収容された容器本体2の耳
部分4aと干渉する位置に形成され、各溝50aは、夫
々、図中矢印で表すバケット50の移動方向に延在して
いる。
【0027】容器本体2がバケット50によりシールス
テーションの入口手前まで搬送されると、図9に示すよ
うに、容器本体2の耳部分4aが垂直ロッド54と干渉
し始め(図9の(a))、更にバケット50が進むと、
垂直ロッド54との干渉によって容器本体2が回転し、
垂直ロッド54との干渉が終わると全ての容器本体2は
一定の向きに位置決めされた状態になる(図9の
(b))。シールステーションの入口で、このようにし
て容器本体2の向きの位置決めが完了した後に、上述し
たヒートシールが行われる。
【0028】本発明を適用した具体例をゼリー容器を例
に説明したが、本発明の食品用容器に充填する内容物と
しては、ゼリーに限定されることなく、例えば、プリ
ン、ムース、水ようかん、あんみつ、カップケーキ、カ
ットフルーツ、杏仁豆腐、くずきり、ドリンクゼリーで
あってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のゼリー容器を陳列棚の上に斜めに
立てて置いた状態を示すものであり、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図2】図1のゼリー容器を水平状態に置いた状態を示
すものであり、(a)は正面図、(b)は側面図であ
る。
【図3】(a)は図1のゼリー容器の平面図であり、
(b)は図1のゼリー容器の底面図である。
【図4】図2の(a)の矢印IVで示す丸で囲んだ部分の
断面図である。
【図5】第2実施例のゼリー容器を陳列棚の上に斜めに
立てて置いた状態を示すものであり、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図6】図5のゼリー容器を上方から見た平面図であ
る。
【図7】(a)は、容器入りゼリーを作るラインに設置
されて、複数の容器本体を上下に積み重ねたスタック状
態で保持しながら、下方のバケットに向けて一つづつ自
由落下させる容器供給ステーションを上方から見た図で
あり、(b)は、容器供給ステーションの縦断面図であ
る。
【図8】(a)は、内容物を充填した後の容器本体にシ
ールを施すシールステーションの入口部分の平面図であ
り、(b)は、その断面図である。
【図9】(a)は、バケットが図8よりも若干下流側に
移動した状態で平面図であり、(b)は、(a)よりも
若干下流側に移動した状態の平面図である。
【符号の説明】
1 ゼリー容器 2 容器本体 4 フランジ 4a 耳部分 6 シール材料 8 水平底面 10 斜めカット面 14 容器本体の中心線 16 シール材料に施した意匠デザイン θ 斜めカット面の傾斜角度

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に向けて大きく開放した開口を備え
    た容器本体と、該容器本体の開口を剥離可能に密封する
    フィルム状のシール材料とを備え、該シール材料の表面
    に商標などのデザインが施された食品用容器において、 前記容器本体の側面から底面に亘って斜めに延びる比較
    的大きな少なくとも一つの斜めカット面と、 該斜めカット面のうち特定の斜めカット面の配置位置と
    所定の関係にある位置に配設され且つ前記容器本体の開
    口周縁に外方に向けて突出する耳部分とを有し、 前記シール材料で前記容器本体の開口に密封するとき
    に、該シール材料と前記容器本体とが該容器本体の耳部
    分を基準に相対的に位置決めされて、前記特定の斜めカ
    ット面を陳列棚の上に置いて前記容器を立てて陳列した
    ときに、前記シール材料に施されたデザインが陳列棚の
    前を通る消費者と正体した表示態様になることを特徴と
    する食品用容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体に前記斜めカット面が複数
    形成され、これら複数の斜めカット面が周方向に等間隔
    に配置されている、請求項1に記載の食品用容器。
  3. 【請求項3】 前記特定の斜めカット面と前記容器本体
    の耳部分とが、前記容器本体の中心線方向に整列して配
    置されている、請求項1又は請求項2に記載の食品用容
    器。
  4. 【請求項4】 前記特定の斜めカット面と前記容器本体
    の耳部分とが、前記容器本体の周方向に約45°オフセ
    ットして配置されている、請求項1又は請求項2に記載
    の食品用容器。
  5. 【請求項5】 前記容器本体の特定の斜めカット面を陳
    列棚の上においたときに、前記耳部分の下方に位置する
    側縁が、前記陳列棚に沿って延びる直線形状を有する、
    請求項4に記載の食品用容器。
  6. 【請求項6】 前記容器本体の耳部分が、2つの山を連
    設した形状を有する、請求項1ないし請求項5に記載の
    食品用容器。
  7. 【請求項7】 前記容器本体の中に充填される食品が、
    ゼリー、プリン、ム−ス、水ようかん、あんみつ、カッ
    プケーキ、カットフルーツ、杏仁豆腐、くずきり、ドリ
    ンクゼリーの群の中から選択された食品である、請求項
    1ないし請求項6のいずれか1項に記載の食品用容器。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項6のいずれか1項
    に記載の食品用容器に、ゼリー、プリン、ム−ス、水よ
    うかん、あんみつ、カップケーキ、カットフルーツ、杏
    仁豆腐、くずきり、ドリンクゼリーの群の中から選択さ
    れた食品が入れられている、ことを特徴とする容器入り
    食品。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010018673A1 (en) * 2008-08-11 2010-02-18 Showa Denko K.K. Drink container and mounting member
WO2010018678A1 (en) * 2008-08-11 2010-02-18 Showa Denko K.K. Drink container
JP2011522752A (ja) * 2008-06-10 2011-08-04 ネステク ソシエテ アノニム 食品用ポットからなるユニット

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