JPH1099287A - ダイポール推定方法 - Google Patents
ダイポール推定方法Info
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- JPH1099287A JPH1099287A JP8259649A JP25964996A JPH1099287A JP H1099287 A JPH1099287 A JP H1099287A JP 8259649 A JP8259649 A JP 8259649A JP 25964996 A JP25964996 A JP 25964996A JP H1099287 A JPH1099287 A JP H1099287A
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- JP
- Japan
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- potential
- evoked
- dipole
- calculated
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- Pending
Links
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- 210000004556 brain Anatomy 0.000 claims abstract description 14
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Landscapes
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 皮膚インピーダンスによる誘発電位のばらつ
きを補正し、正確な誘発電位測定値を得てダイポール位
置推定の精度を上げることを目的とする。 【解決手段】 任意の箇所の脳の誘発脳波電位を計測し
てダイポールの位置を推定する方法であって、皮膚イン
ピーダンスを計測して得られた計測値に基づいて前記誘
発脳波電位の補正を行う。
きを補正し、正確な誘発電位測定値を得てダイポール位
置推定の精度を上げることを目的とする。 【解決手段】 任意の箇所の脳の誘発脳波電位を計測し
てダイポールの位置を推定する方法であって、皮膚イン
ピーダンスを計測して得られた計測値に基づいて前記誘
発脳波電位の補正を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感性刺激に対する脳
の反応を調べるためのダイポール推定方法に関する。
の反応を調べるためのダイポール推定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に先行する技術として特開平7−
289529号公報がある。この公報には前者には緊張
感、イライラ感、ストレス感等の人間の内部状態の変化
を反映する誘発電位を、高品質で信頼性高く測定可能な
誘発電位測定装置を提供するために、感覚刺激提示部
と、誘発された脳電位を計測して増幅する誘発電位計測
部と、脳電位信号の保存を制御する誘発電位記録制御部
と、生理指標を計測する内部状態推定用生理指標計測部
と、生理指標信号を利用して被験者野内部状態を推定す
る内部状態推定部と、被験者の内部状態に応じて脳電位
信号を加算平均して誘発電位とする誘発電位加算平均部
と、誘発電位の品質を推定し、誘発電位として採用して
良いかどうかを判定する誘発電位採用判定部と、誘発電
位測定手続き制御部とから構成される誘発電位測定装置
が開示されている。
289529号公報がある。この公報には前者には緊張
感、イライラ感、ストレス感等の人間の内部状態の変化
を反映する誘発電位を、高品質で信頼性高く測定可能な
誘発電位測定装置を提供するために、感覚刺激提示部
と、誘発された脳電位を計測して増幅する誘発電位計測
部と、脳電位信号の保存を制御する誘発電位記録制御部
と、生理指標を計測する内部状態推定用生理指標計測部
と、生理指標信号を利用して被験者野内部状態を推定す
る内部状態推定部と、被験者の内部状態に応じて脳電位
信号を加算平均して誘発電位とする誘発電位加算平均部
と、誘発電位の品質を推定し、誘発電位として採用して
良いかどうかを判定する誘発電位採用判定部と、誘発電
位測定手続き制御部とから構成される誘発電位測定装置
が開示されている。
【0003】また、特開平6−114025号公報には
測定した誘発電位に混入したアーチファクトの影響を除
去するため、生体に刺激信号を付与し、その刺激に応答
した誘発電位を記憶する波形メモリと、誘発電位に混入
したアーチファクト成分を演算する処理プログラムを予
め格納したプログラムメモリと、誘発電位よりアーチフ
ァクト成分を除去する演算制御部とを具える誘発電位測
定装置が開示されている。
測定した誘発電位に混入したアーチファクトの影響を除
去するため、生体に刺激信号を付与し、その刺激に応答
した誘発電位を記憶する波形メモリと、誘発電位に混入
したアーチファクト成分を演算する処理プログラムを予
め格納したプログラムメモリと、誘発電位よりアーチフ
ァクト成分を除去する演算制御部とを具える誘発電位測
定装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実際の限ら
れた時間内で行う被験者実験においては、誘発電位を測
定するための全ての皮膚インピーダンスを均一化するこ
とは難しく、計測された誘発電位に皮膚インピーダンス
のばらつきが混入してしまうという問題点があり、上記
従来の技術はいずれもこの問題点を克服していない。
れた時間内で行う被験者実験においては、誘発電位を測
定するための全ての皮膚インピーダンスを均一化するこ
とは難しく、計測された誘発電位に皮膚インピーダンス
のばらつきが混入してしまうという問題点があり、上記
従来の技術はいずれもこの問題点を克服していない。
【0005】本発明は、このような従来の方法による問
題点を解決するために成されたものであり、皮膚インピ
ーダンスによる誘発電位のばらつきを補正し、正確な誘
発電位測定値を得てダイポール位置推定の精度を上げる
ことを目的とする。
題点を解決するために成されたものであり、皮膚インピ
ーダンスによる誘発電位のばらつきを補正し、正確な誘
発電位測定値を得てダイポール位置推定の精度を上げる
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、任意の箇
所の脳の活動部位の誘発脳波電位を計測してダイポール
の位置を推定する方法であって、皮膚インピーダンスを
計測して得られた計測値に基づいて前記誘発脳波電位の
補正を行う。
所の脳の活動部位の誘発脳波電位を計測してダイポール
の位置を推定する方法であって、皮膚インピーダンスを
計測して得られた計測値に基づいて前記誘発脳波電位の
補正を行う。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明のダイポール推定方法
をその一実施形態について、図面に基づき詳細に説明す
る。
をその一実施形態について、図面に基づき詳細に説明す
る。
【0008】図1はダイポール推定方法を説明するフロ
ーチャートである。推定操作は予め定められた脳の活動
部位の電位計測点(図では21ヶ所)の脳の電位を計測
(ステップS1)することで開始される。
ーチャートである。推定操作は予め定められた脳の活動
部位の電位計測点(図では21ヶ所)の脳の電位を計測
(ステップS1)することで開始される。
【0009】次にステップS2で計測された電位の補正
を行う。この電位測定方法は図2に示すように、脳の頭
皮1に1個の基準電極2と21個の測定電極3(図では
1個のみ開示)とを取り付ける。これら各電極2、3の
検出信号は夫々差動増幅器(増幅率K)4のプラス端子
及びマイナス端子に入力される。
を行う。この電位測定方法は図2に示すように、脳の頭
皮1に1個の基準電極2と21個の測定電極3(図では
1個のみ開示)とを取り付ける。これら各電極2、3の
検出信号は夫々差動増幅器(増幅率K)4のプラス端子
及びマイナス端子に入力される。
【0010】前記差動増幅器4の各端子間には中間を設
置された抵抗5、6が接続されている。ところで、頭皮
と電極のインピーダンスをZとすると、図3の回路にお
いてZは次の近似式で表わされる。
置された抵抗5、6が接続されている。ところで、頭皮
と電極のインピーダンスをZとすると、図3の回路にお
いてZは次の近似式で表わされる。
【0011】
【数1】
【0012】従って前記図2の例で説明すると差動増幅
器の入力電圧v1、v2と出力電圧
器の入力電圧v1、v2と出力電圧
【0013】
【数2】
【0014】Vは、と表わされる。ここで基準電極2の
インピーダンスz2にz1が等しいとするとVは、
インピーダンスz2にz1が等しいとするとVは、
【0015】
【数3】
【0016】となり、z1≠z2の場合の補正係数hが
求まる。
求まる。
【0017】
【数4】
【0018】従って、最終的な補正による誘発電位の計
測値は計測で得られたVに補正係数hをかけたV×hで
得られることになる。このようにして計測電位の補正が
なされた後、ステップS3で、仮のダイポール位置を設
定して21ヶ所の電位を計算により求める。
測値は計測で得られたVに補正係数hをかけたV×hで
得られることになる。このようにして計測電位の補正が
なされた後、ステップS3で、仮のダイポール位置を設
定して21ヶ所の電位を計算により求める。
【0019】そしてステップS4で補正がされた計測電
位と算出電位とを比較し、誤差Eを算出する。ステップ
S5でこの誤差Eと予め設定しておいた閾値aとを比較
し、その閾値よりも大きい場合は、先の仮のダイポール
位置の設定が誤っていたと判断し、ダイポール位置の設
定を更新して(ステップS6)、ステップS3に戻る。
位と算出電位とを比較し、誤差Eを算出する。ステップ
S5でこの誤差Eと予め設定しておいた閾値aとを比較
し、その閾値よりも大きい場合は、先の仮のダイポール
位置の設定が誤っていたと判断し、ダイポール位置の設
定を更新して(ステップS6)、ステップS3に戻る。
【0020】このようにして誤差Eが閾値a以内に納ま
るまでダイポール位置の設定を更新し、ダイポール位置
の推定を終了する(ステップS7)。
るまでダイポール位置の設定を更新し、ダイポール位置
の推定を終了する(ステップS7)。
【0021】
【発明の効果】本発明は以上の説明のように皮膚インピ
ーダンスを測定して、その値を基に計測電位の補正を行
うことにより、精度の高い、脳の情報処理過程のみを反
映した誘発脳波計測が可能となる。このように本発明に
よれば、ダイポール推定の精度の高い誘発脳波計測が求
められる場合に有効となる。
ーダンスを測定して、その値を基に計測電位の補正を行
うことにより、精度の高い、脳の情報処理過程のみを反
映した誘発脳波計測が可能となる。このように本発明に
よれば、ダイポール推定の精度の高い誘発脳波計測が求
められる場合に有効となる。
【図1】本発明のダイポール推定方法を説明するフロー
チャートである。
チャートである。
【図2】誘発電位補正の原理を説明する概念図である。
【図3】インピーダンスの測定原理を説明する概念図で
ある。
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】 任意の箇所の脳の活動部位の89760
89760誘発脳波電位を計測してダイポールの位置を
推定する方法であって、皮膚インピーダンスを計測して
得られた計測値に基づいて前記誘発脳波電位の補正を行
うことを特徴とするダイポール推定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8259649A JPH1099287A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | ダイポール推定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8259649A JPH1099287A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | ダイポール推定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1099287A true JPH1099287A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17336989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8259649A Pending JPH1099287A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | ダイポール推定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1099287A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013140725A1 (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-26 | パナソニック株式会社 | 眼球疲労判定装置および眼球疲労判定方法 |
JP2020526269A (ja) * | 2017-07-10 | 2020-08-31 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | コンピューティング・デバイス、非一過性のコンピュータ可読記憶媒体、脳波(eeg)信号におけるアーティファクトを除去する方法、およびコンピュータ・プログラム |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP8259649A patent/JPH1099287A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013140725A1 (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-26 | パナソニック株式会社 | 眼球疲労判定装置および眼球疲労判定方法 |
JP5665241B2 (ja) * | 2012-03-21 | 2015-02-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 眼球疲労判定装置およびその作動方法 |
JPWO2013140725A1 (ja) * | 2012-03-21 | 2015-08-03 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 眼球疲労判定装置およびその作動方法 |
US9486156B2 (en) | 2012-03-21 | 2016-11-08 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Eye fatigue determination apparatus and eye fatigue determination method |
JP2020526269A (ja) * | 2017-07-10 | 2020-08-31 | インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation | コンピューティング・デバイス、非一過性のコンピュータ可読記憶媒体、脳波(eeg)信号におけるアーティファクトを除去する方法、およびコンピュータ・プログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040507 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040518 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040921 |