JPH1094045A - 地球上の位置に関連する割当領域の高速判定方法 - Google Patents

地球上の位置に関連する割当領域の高速判定方法

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JPH1094045A
JPH1094045A JP9210096A JP21009697A JPH1094045A JP H1094045 A JPH1094045 A JP H1094045A JP 9210096 A JP9210096 A JP 9210096A JP 21009697 A JP21009697 A JP 21009697A JP H1094045 A JPH1094045 A JP H1094045A
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JP9210096A
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Joseph Olk Lester
ジョセフ・オーク・レスター
Scott David Blanchard
スコット・デビッド・ブランチャード
Dean Paul Vandenheuvel
ディーン・ポール・バンデンヒューベル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地球上の加入者装置の現在地を、通信サービ
ス・プロバイダによって制御される位置領域と相関付け
る、データベースを生成する方法を提供する。 【解決手段】 グローバル通信システムは、政治的およ
びその他の限定的境界を越えて動作する場合、サービス
の制約に従わなければならない。加入者装置の位置をサ
ービス・エリア領域に相関付けることにより、適切な制
約およびサービスを識別し、行使しなければならない。
地球を等間隔領域（１２５，１３０）に区分し、データ
ベースのレコードにエントリを格納する。サービス領域
境界データ（２０５）を等間隔領域（１２５，１３０）
に重なり合わせ、各等間隔領域に位置領域を割り当て
て、通信システムの効率的な使用を可能にする。サービ
ス領域境界データが等間隔領域を二分する場合、等間隔
領域を繰り返し再分割し、階層型データベース（３５
０）を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に無線通信
の分野に関し、更に特定すれば、地球上の位置を、特殊
化された機能および規定された特権を有する規定領域と
関連付ける分野に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】歴史的に、無線通信システムは、局所的
なサービス・プロバイダによって統括され制御される局
所的なシステムであった。かかる局所的システムは、実
際に登録されておりユーザの料金支払いのような他の義
務(obligation)を現に遂行している加入者装置にのみサ
ービスを提供することによって、加入者装置のアクセス
を制御する。これら典型的なシステムでは、加入者装置
は、システム中を自由に移動することができ、アクセス
は、通信システムの空間的な送信限界によってのみ制限
即ち制約を受ける。
【０００３】かかる局所的なシステムは、移動(roamin
g) について交渉しその同意を得るという方法を採用す
ることによって拡張されており、訪問先のシステムがサ
ービスを提供する領域に加入者ユニットが侵入した場合
は、訪問先のシステムにアクセスすることができる。か
かるシステムは全て、局所的システムも訪問先システム
も、その中の正確な位置には関係なく、それらのシステ
ムの中で動作する加入者装置を自由に受け入れる。しか
しながら、通信システムが世界的規模となるに連れて、
加入者装置には、サービス・プロバイダ(non-service p
rovider)以外の別の制約を受けるようになる。個々の国
が制限を課し、加入者装置にそれらの境界以内で動作す
るのを禁止することもある。世界的な通信インフラスト
ラクチャがこれらの国には存在するが、各国の制約は遵
守し尊重しなければならない。更に、加入者装置との通
信の効率的なルーティング(routing) のために、グロー
バル通信システムは、加入者装置が位置する位置領域(l
ocation area) を知り、加入者装置周囲の極限られた位
置領域にのみ、局所的かつ効率的に通信を行うことが望
ましい。
【０００４】グローバル通信システムにおいては、加入
者装置の位置を判定し、提供するサービスや、特定の加
入者装置に対するこれらサービスの効率的な局所的配信
を評価しなければならない。したがって、加入者装置の
位置は、サービスが許可されている領域の地図に対して
評価されなければならない。かかる地図は、通常、コン
ピュータ化した検索および評価のためにデータベースに
格納されている。既知の技術には、地球上の領域を規定
するためにベクトルのデータベースを使用するものがあ
る。これらの技術を使用するには、膨大なデータベース
を検索するため、一層長い計算時間を必要とする。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】したがって、地球上の
加入者装置の現在地を位置領域と相関付け、グローバル
通信システムおよび加入者装置間に高い効率の局所的な
インターフェースを可能にするデータベースを生成する
方法が必要とされている。また、加入者装置の現在地
を、当該加入者装置に対応する位置領域と相関付けるた
めに、データベースを検索する方法も必要とされてい
る。更に、地球上の加入者装置の現在地と、加入者装置
に対して均一の動作特権を有し、通信サービス・プロバ
イダによって制御されるサービス領域とを相関付けるデ
ータベースを生成する方法も必要とされている。最後
に、かかるサービス領域データベースを検索し、現在地
をサービス領域と相関付けることにより、加入者装置に
対するサービス領域を決定する方法も必要とされてい
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】グローバル通信システム
は、政治的およびその他の限定的境界を越えて動作する
場合、サービスの制約に従わなければならない。加入者
装置の位置をサービス・エリア領域に相関付けることに
より、適切な制約およびサービスを識別し、行使しなけ
ればならない。地球を等間隔領域に区分し、データベー
スのレコードにエントリを格納する。サービス領域境界
データを等間隔領域に重なり合わせ、各等間隔領域に位
置領域を割り当てて、通信システムの効率的な使用を可
能にする。サービス領域境界データが等間隔領域を二分
する場合、等間隔領域は繰り返し再分割され、階層型デ
ータベースを形成する。
【０００７】本発明の一層完全な理解は、図面と関連付
けて特許請求の範囲の詳細な記載を参照することによっ
て得ることができよう。尚、図面全体を通して、同様の
参照番号は同様の部分に言及するものとする。
【０００８】
【発明の実施の形態】これより記載する例は、本発明の
好適実施例をその一形態で例示するものであり、かかる
例示は決して限定として解釈されることを意図するもの
ではない。
【０００９】本発明は、とりわけ、地球上の加入者装置
の現在地を、通信サービス・プロバイダによって制御さ
れる位置領域と相関付けるための、階層レコードのデー
タベースを生成する方法を提供する。位置領域とは、機
能的に均一に動作可能な(functionally uniform operab
le) 領域を示すもので、そこでは、通信サービス・プロ
バイダは、通信チャネルの単一集合のようなパラメータ
を均一に用い、同一集合のページング・メッセージを当
該局所領域に送出し、あるいは特定の加入者装置に向け
た呼をある位置領域に送出することにより、加入者装置
にある程度の移動領域を許す。好ましくは、データベー
スを生成するにあたって、地球を複数の等間隔領域に区
分し、等間隔領域内に、通信サービス・プロバイダによ
って制御されるサービス領域を示すサービス領域境界デ
ータを重ね合わせる(overlay) 。次に、等間隔領域の１
つがいずれかのサービス領域境界データを含む場合、こ
の等間隔領域を、データベースの次のレベルで記録され
る、更に小さい等間隔領域に区分する。最後に、等間隔
領域がサービス領域境界データを全く含まない場合、か
かる等間隔領域の各々に位置領域を割り当て記録する。
【００１０】また、本発明は、データベースを検索し、
地球上の加入者装置の現在地を、前記現在地に対応する
位置領域と相関付ける方法も提供する。好ましくは、デ
ータベースを検索するにあたって、加入者装置の現在地
を受信し、最初に区分した複数の等間隔領域のどれに、
現在地が含まれるかを計算する。次に、データベースに
インデックスを付け、レコードが当該レコードに対して
１つ以上の位置領域を示す場合、階層データベースのト
ラバーサル(traversal) を継続する。次に、階層レコー
ドの１つが単一の位置領域を示すようになるまで、デー
タベースの解像度(resolution)即ち階層を、更に精度の
高いレベルに移行させる。次に、位置領域を読み出し、
加入者装置およびその現在地に割り当てる。
【００１１】更に、本発明は、地球上の加入者装置の現
在地を、当該加入者装置に対して均一な動作特権を有す
る領域を規定する、サービス領域と相関付けるデータベ
ースの生成方法も提供する。このデータベースを生成す
るにあたって、階層レコードを有し、そのレコードのい
くつかがサービス領域データを有する位置領域データベ
ースを検索する。境界データを有する位置領域データベ
ースの各レコードを、サービス領域データベースにコピ
ーする。
【００１２】最後に、本発明は、地球上の加入者装置の
現在地を、前記加入者装置に対して均一な動作特権(uni
form operating privilege) を有する領域を規定する、
サービス領域と相関付ける方法を提供する。好ましく
は、サービス領域を決定するにあたって、現在地を予測
領域の原点として定義することによって、現在地周囲に
現在地予測領域(present location probability regio
n) を生成する。次に、サービス領域データベースを検
索し、現在地予測領域に含まれるエントリ即ちレコード
を求める。次に、これらのデータベース・レコードから
サービス領域を決定する。
【００１３】図１は、本発明の好適実施例による、地球
およびその表面の関連する区分(partitioning)の図を示
す。グローバル通信システムに基づく空間において、加
入者装置の現在地を予測しなければならず、更にこの位
置を、地球１００の表面上の領域と関連付けなければな
らない。この領域は、システム・アクセスまたは請求書
発行の目的のための、国境によって示されるサービス領
域（ＳＡ）によって規定すればよい。あるいは、この領
域をシステムによって指定される位置領域（ＬＡ）とし
てもよい。この場合、システムが指定する目的は、この
領域内を加入者装置が動き回る可能性があり、この領域
においてシステムがかかる加入者装置を発見し、入来す
る呼が中断することを当該加入者装置に警告するためで
ある。
【００１４】加入者装置の移動性のために、ユーザの位
置領域は頻繁に更新する必要がある。これは、いずれか
のシステムにおいて、毎秒多数回位置領域の計算を行わ
なければならないことを示唆する。また、システム資源
を最大限利用するためには、位置領域のサイズを小さく
し、大量の位置領域を得るようにすべきである。本発明
は、加入者装置に対して効率的で要望に沿ったサービス
を提供するために、このような領域を検索し判定するデ
ータベースを生成するのもである。
【００１５】図１を参照すると、地球１００はＬ個の等
間隔領域１２５，１３０に分割されている。緯度区分線
(latitude partition)即ち帯域(band)１０５，１１０
は、好適実施例では、等しい高さを有するものとして規
定されている。等間隔領域１２５，１３０は、ほぼ等価
な領域として規定されている。等間隔領域１２５，１３
０がほぼ一定の高さで大まかに等価な面積を有するため
には、その幅を緯度の関数として変化させなければなら
ない。極に近い緯度区分線１１０は、パイ形状(pie sha
pe) に近い等間隔領域を有する。パイ状領域の高さが全
緯度区分線にわたって一定に維持した場合、各等間隔領
域の幅は、緯度区分線の緯度の関数となる。緯度帯域１
１０に固有な経度区分線１１５は、等間隔領域１３０を
形成し、一方緯度区分線１０５に固有な経度区分線１２
０は、等間隔領域１２５を形成する。緯度区分線１０５
上の等間隔領域の数は、緯度区分線１１０上の等間隔領
域の数よりも多いことは明白であろう。Ｌ個の等間隔領
域の量は、高解像度に対する要望、およびデータベース
のサイズを小さく保つ必要性に重み付けすることによっ
て選択する。
【００１６】図２は、本発明の好適実施例による、等間
隔領域を通るサービス領域境界データのトラバーサル(t
raversal) およびそれから得られた区画を示す。４つの
等間隔領域が示されており、サービス領域境界データ２
０５がそれらの内２つの等間隔領域を横切っている。等
間隔領域２１０，２１１は、サービス領域境界データが
それらを全く横切っていないことが示されている。サー
ビス領域境界データが等間隔領域を横切っていないまた
は二分していない場合、その等間隔領域には位置領域番
号が割り当てられる。等間隔領域２１０，２１１は、そ
れぞれ位置領域＃１および位置領域＃２が割り当てられ
たものとして示されている。
【００１７】サービス領域境界データ２０５が等間隔領
域を横切る場合、本発明は、等間隔領域を更に小さい区
画、即ち、等間隔領域のクラスタに更に区分する。再度
の区分により、等間隔領域２１５はサービス領域境界デ
ータ２０５が横切らなくなり、位置領域番号（例えば、
位置領域＃３）が割り当てられる。等間隔領域２１０お
よび等間隔領域２１５に同一位置領域番号を割り当てる
のを妨げるものはないので、不規則性が高い形状の領域
が形成される。
【００１８】続いて区分することによって、等間隔領域
２２０はサービス領域境界データ２０５が横切らなくな
るので、位置領域番号（例えば、位置領域＃３）が割り
当てられる。更にまた、続く区分によって、等間隔領域
２２５はサービス領域境界データ２０５が横切らなくな
るので、位置領域番号（例えば、位置領域＃３）が割り
当てられる。最後に、更に続く区分によって、等間隔領
域２３０はサービス領域境界データ２０５が横切らなく
なるので、位置領域番号（例えば、位置領域＃３）が割
り当てられる。このような区分の繰り返しは可能な解像
度まで続けられる。または、好適実施例におけるよう
に、繰り返し区分された各等間隔領域の現サイズを、等
間隔領域の境界の近似の容認可能な許容値を規定する最
小解像度要求値に対して評価する。図２に示すように、
等間隔領域２３５は未だサービス領域境界データ２０５
によって二分されているが、これ以上の区分は行わな
い。好適実施例では、割り当てた位置領域番号およびサ
ービス領域番号を格納することに加えて、斜線の等間隔
領域で示すように、最小区域(smallest partition)が、
サービス領域境界データ２０５の二分を示す指示子を保
持する。好適実施例における最小解像度は、約３ないし
５ｋｍである。
【００１９】一例として、地球を２17の等間隔領域に分
割すると仮定すると、Ｌは１３１，０７２に等しくな
る。地球の表面積は約５億１１００万平方キロメートル
であるので、この結果、各領域は３８９９ｋｍ2 の正方
形、即ち、１辺の幅が約６２．４ｋｍの正方形となる。
この例では、次にこの領域を最大４回再分割即ち再区分
し、１辺が約４ｋｍの最小解像度要求値に到達する。
【００２０】図３は、本発明の好適実施例による階層型
データベースを示し、このデータベースは、レコードを
記録し、かかるレコードの検索を容易にするものであ
る。データベース３５０内の各領域は１つの等間隔領域
を表わし、斜線領域は等間隔領域内にサービス領域境界
データを有する等間隔領域を表わす。レベル０テーブル
３００は、サービス領域境界データを有さないレコー
ド、およびサービス領域境界データを含むレコードを含
む。レコード３０１は、レベル１テーブル３１０を指し
示し、これが更に、等間隔領域としても既知の４つの下
位領域に分割する。このレベル１テーブル３１０では、
レコード３１１，３１２は、サービス領域境界データ、
およびレベル２テーブル３２０へのポインタを含む。こ
れらレベル２テーブルの各々は４つのレコードを含む。
一方、レコード３２１，３２２はレベル３テーブル３３
０を指し示し、レベル３テーブル３３０は、レコード３
４１ないし３４４を有する最後のレベル４テーブル３４
０を指し示す。レコード３４１ないし３４４は各々、サ
ービス領域境界データを指定するエントリ、および割り
当てられた位置番号を含む。また、サービス領域番号を
割り当て、レコード３４１ないし３４４に格納してもよ
い。
【００２１】全てのレコードはより高いレベルに広がっ
ていくことに気が付かれよう。レベル０テーブル３００
上のレコード３０２は、レベル１テーブル３１０上のレ
コード３１３を指し示し、一方、レコード３１３はレベ
ル２テーブル３２０内のレコードにおいて終了する。こ
れらレベル２レコードは、上述のレベル４テーブルのレ
コードと同一情報を含む。
【００２２】図４は、本発明の実施例による、等間隔領
域に位置領域指定子を割り当てるプロセスを示す。サー
ビス領域境界データを含む等間隔領域に位置領域指定子
を割り当てるための規則を考案してもよい。図４は、本
発明の好適実施例にしたがって位置領域番号を割り当て
るために使用する、かかる方法の１つを示すものであ
る。サービス領域境界データを含む等間隔領域のレコー
ドに位置領域番号を割り当てるには、好ましくは、一連
の質問を与えて、境界データを含まない隣接する等間隔
領域に割り当てられた位置領域番号を判定する。まず、
サービス領域境界データを有する等間隔領域は、左側に
隣接する非境界等間隔領域の位置領域番号を取る。第２
に、サービス領域境界データを有する等間隔領域は、左
側に隣接するサービス領域境界データを有さない等間隔
領域がない場合、サービス領域境界データを有する等間
隔領域は、右側に隣接する非境界等間隔領域の位置領域
番号を取る。第３に、サービス領域境界データを有する
等間隔領域は、サービス領域境界データを有さない等間
隔領域が右側に隣接していない場合、サービス領域境界
データを有する等間隔領域は、上側に隣接する非境界等
間隔領域の位置領域番号を取る。第４に即ち最後に、サ
ービス領域境界データを有する等間隔領域は、サービス
領域境界データを有さない等間隔領域が上側に隣接して
いない場合、サービス領域境界データを有する等間隔領
域は、下側に隣接する非境界等間隔領域の位置領域番号
を取る。
【００２３】好適実施例では、好ましくは、サービス領
域番号および位置領域番号は、各々１つの等間隔領域に
対応する、２k の要素の行列（例えば、前述の例では、
２17要素）としてデータベースに格納される。行列の各
要素は、好ましくは、位置領域番号に対するエントリ，
サービス領域番号，およびより高い解像度レベルへのポ
インタまたは行列の終端ノードについてはヌル(NULL)ポ
インタを必要とする。別の実施例では、上述の正方形と
して表わした等間隔領域の格子は、代わりに地球表面上
の点の格子として見ることもでき、この場合、格子は輪
郭付近で解像度が高くなる。各格子点には先に述べた正
方形以外の形状を関連付けることもできる。例えば、各
格子点には円を関連付けることもでき、その場合半径を
各格子点と共に格納する。
【００２４】図５は、本発明の実施例による、位置領域
データベースの生成を示すフローチャートである。位置
領域データベース生成プロセス５００は、地球上の加入
者装置の現在地を通信サービス・プロバイダによって制
御される位置領域に相関付けるための、複数のレコード
を有するデータベースを生成する。位置領域は、通信サ
ービス・プロバイダに対して、機能的に均一に動作可能
な領域を示す。
【００２５】タスク５０５は、等間隔領域の幾何学的形
状を規定する。好適実施例では、等間隔距離は、等しい
緯度パラメータを有するものとして規定され、緯度パラ
メータを変えることによって、等間隔領域各々にほぼ等
しい面積が容易に得られる。タスク５１０は地球を複数
の等間隔領域に区分する。この区分によって、初期検索
のためおよび次の区分のためのレベル０テーブル３００
（図３）が生成される。タスク５１５は、この初期区分
をデータベース・レコードに入力する。
【００２６】タスク５２０は、加入者装置に対して異な
るアクセス特権(access privileges) および制約を有す
る境界を示す、サービス領域境界データ２０５を規定す
る。好適実施例では、サービス領域境界データは、通信
サービス・プロバイダの境界を表わし、請求書の発行お
よびアクセス制御に便宜を図っている。加えて、サービ
ス領域境界データは、アクセス限定サービス領域も規定
することができ、ここでは、加入者装置は動作を禁止さ
れたり、あるいはサービス領域境界データが、固有の動
作要求または制約を有する地理的境界を表わすこともあ
る。
【００２７】タスク５２５は、上述のように区分された
複数の等間隔領域各々に、サービス領域境界データを重
ね合わせる。好ましくは、サービス領域境界データを重
ね合わせる場合、等間隔領域をグラフィック的に生成
し、その上にサービス領域境界データを重ね合わせる。
質問タスク５３０は、サービス領域境界データが重ね合
わされた等間隔領域を評価し、境界データがその中に含
まれているか否かについて判定を行う。サービス領域境
界データがその中に含まれている場合、質問タスク５３
５は、複数の等間隔領域の１つの現サイズを、最小解像
度要求値に対して評価する。最小解像度要求値は、位置
領域の境界の近似の容認可能な許容度を定義する。
【００２８】最小解像度要求値を超過しない場合、タス
ク５４０は、更に、等間隔領域の追加領域に等間隔領域
を区分する。好適実施例では、再区分は、１つの等間隔
領域を４つの比較的サイズが等しい下位部分に再分割す
るという形態を取る。下位部分も等間隔領域として既知
である。しなしながら、再分割を他の数の区画または形
状に限定するものは何もない。タスク５４５は、これら
再度分割した等間隔領域の各々に対するレコード・エン
トリをデータベースに入力する。次に、処理は質問タス
ク５３０に戻り、次の評価を行う。
【００２９】等間隔領域がサービス領域境界データを全
く含まない場合、または等間隔領域の最小解像度の評価
に適合した場合、タスク５５０は、その等間隔領域に割
り当てられた位置領域を記録する。タスク５５５は、等
間隔領域の各々について、ステップ５３０ないし５５０
を繰り返す。次いで、サービス領域データベース生成プ
ロセス８００（図８）に進む。
【００３０】図６は、本発明の実施例による、位置領域
データベースの検索を示すフローチャートである。位置
領域データベース検索プロセス６００は、地球上の加入
者装置の現在地を、前記現在地に対応し通信サービス・
プロバイダによって制御される位置領域と相関付けるデ
ータベースを検索する。位置領域は、通信サービス・プ
ロバイダに対して、機能的に均一に動作可能な領域を示
す。また、データベースは、地球上において区分された
複数の等間隔領域を表わす、複数の階層レコードを有す
る。等間隔領域は、図５において説明したように、サー
ビス領域境界データが重ね合わせられ、通信サービス・
プロバイダによって制御される。
【００３１】タスク６０５は、対応する位置領域判定の
ために、加入者装置の現在地を受信する。タスク６１０
は、地球上で区分されている複数の等間隔領域の内、ど
れが現在地を含むのかを計算する。この計算は、最初
に、図３に詳細を示したレベル０テーブルから開始す
る。後続の計算が、潜在的に、レベルＮテーブルのレコ
ードを評価する。
【００３２】タスク６１５は、前記現在地を含む階層レ
コードの１つにインデックスを付ける。質問タスク６２
０は、階層レコードの１つが１カ所以上の位置領域を示
すのか否か、即ち、指示子が非均一位置領域即ち非終端
ノード(non-terminal node)を示すのかについて判定を
行う。質問タスク６２０が、非均一位置領域、または、
更に精度の高いレベルを指し示す解像度が高いポインタ
を示す場合、タスク６２５は、階層レコードの解像度を
更に精度の高いレベルに高め、処理はタスク６１０に戻
って、次の計算およびインデックス処理を行う。
【００３３】質問タスク６２０において、レコードが終
端ノードを示す均一位置領域を含むことが判定された場
合、タスク６３０は、処理のために、現在地に割り当て
られている位置領域を読み出す。かかる処理は、呼のル
ーティング評価、および通信ネットワークにおける配信
を含む。
【００３４】図７は、本発明による、グラフを用いた加
入者装置の現在地の評価、およびそれに関連して加入者
装置と関連付けるサービス領域の決定を示す。請求書発
行の目的およびサービス制限のために、グローバル通信
システムにおいては、加入者装置の現在地７０５に関連
するサービス領域を計算する必要がある。位置の判定は
不正確なので、加入者装置の位置は、現在地予測領域７
１０または７２０によって規定される半径内にあること
しか正確にはわからない。したがって、加入者装置のサ
ービス領域をサービス領域候補のリストとして報告し、
各候補に対して関連する確率を示すようにすることも可
能である。動作の統一(compliant operation) のため
に、現在地予測領域を交差する全てのサービス領域を計
算しなければならない。この計算には、サービス領域デ
ータベースの開発または生成が必要となる。好適実施例
では、サービス領域データベースは、等間隔領域２３５
のような等間隔領域を記述する最低解像度レコードのみ
を含む。最低解像度レコードは、位置領域データベース
（図５）からのサービス領域境界データ２０５を含む。
【００３５】図８は、本発明の実施例による、サービス
領域データベースの生成を示すフローチャートである。
サービス領域データベース生成プロセス８００は、地球
上の加入者装置の現在地を、通信サービス・プロバイダ
によって制御されるサービス領域と相関付けるデータベ
ースを生成する。サービス領域は、加入者装置に対して
均一の動作特権を有する領域を定義する。
【００３６】タスク８０５は、複数の階層レコードを有
する位置領域データベースを検索する。前記複数のレコ
ードの中には、サービス領域境界データを有するものが
ある。位置領域データベースは、地球上で区分されてい
る複数の等間隔領域を表わす複数の階層レコードを含
む。等間隔領域にはサービス領域境界データが重ね合わ
されており、境界データは等間隔領域の一部にのみ配置
される。
【００３７】質問タスク８１０は、複数の階層レコード
の各々を評価する。質問タスク８１０が、ある等間隔領
域がサービス領域境界データを含むと判定した場合、タ
スク８１５はその位置領域データベースからのレコード
を、サービス領域データベースにコピーする。
【００３８】前記サービス領域境界データを有する複数
の境界レコードの各々に対して、タスク８２０は、サー
ビス領域境界データを有する複数の階層レコードによっ
て示される等間隔領域に隣接して位置する、等間隔領域
のサービス領域を記録する。図９は、本発明の好適実施
例にしたがって、加入者装置に割り当てるためのサービ
ス領域を決定するフローチャートを示す。サービス領域
決定プロセス９００は、地球上の加入者装置の現在地
を、通信サービス・プロバイダによって制御されるサー
ビス領域と相関付けることによって、加入者装置に対し
てサービス領域を決定する。サービス領域は、当該加入
者装置に対して、均一な動作特権を有する領域を規定す
る。
【００３９】タスク９０５は、加入者装置の現在地につ
いて現在地予測領域を生成する。現在地予測領域は、加
入者の位置について不確実な領域を規定する。これは、
この領域で動作する加入者装置に与える特権および強制
する制約を決定する際に光量しなければならないもので
ある。現在地予測領域は、多くの形状または寸法で、か
かる領域を制限することができる。好ましくは、これら
の領域は円形の確率輪郭，楕円形輪郭，または多角形輪
郭として表わす。
【００４０】タスク９１０は、サービス領域データベー
スを検索し、現在地予測領域に含まれるエントリまたは
レコードを求める。サービス領域データベースは複数の
レコードを含み、各レコードはサービス領域境界データ
を有する。これら複数のレコードは、サービス領域境界
データが重ね合わされている、地球上で区分された複数
の等間隔領域を表わす、複数の階層レコードから得られ
る。
【００４１】タスク９１５は、現在地予測領域によって
含まれるエントリまたはレコードを、図７に示したよう
なサービス領域境界データの隣接アレイに組み立てる。
タスク９２０は、組立に続いて、エントリを走査し、前
記エントリの各々に比例加重を加える。走査されたエン
トリが現在地予測領域によって結び付けられている場
合、当該エントリ内のサービス領域情報を用いて、加入
者装置の現在地に関連するサービス領域を判定し、決定
する。
【００４２】タスク９２５は、加入者装置の現在地と対
応するサービス領域を決定する。サービス領域の決定
は、現在地予測領域内にある複数の潜在的に可能なサー
ビス領域から成る、サービス領域リストを決定すること
を含む。また、このリストは、サービス領域リストの各
エントリと関連付けられた確率にしたがって、重み付け
してもよい。
【００４３】地球上の加入者装置の現在地を、通信サー
ビス・プロバイダによって制御される位置領域と相関付
ける、複数の階層レコードを有するデータベースを生成
する方法が提供された。この方法は： （ａ）地球を複数の等間隔領域に区分する段階； （ｂ）前記複数の等間隔領域の各々について、前記複数
の等間隔領域の前記各々の中で、前記通信サービス・プ
ロバイダによって制御されるサービス領域を示すサービ
ス領域境界データを重ね合わせる段階； （ｃ）前記複数の等間隔領域の１つが前記サービス領域
境界データのいずれかを含む場合、前記複数の等間隔領
域の前記１つを、更に、前記複数の等間隔領域の追加領
域に区分する段階； （ｄ）前記複数の等間隔領域が前記サービス領域境界デ
ータを含まない場合、前記複数の等間隔領域の前記１つ
に割り当てられた前記位置領域を記録する段階；および （ｅ）前記複数の等間隔領域の各々について、段階
（ｃ）および（ｄ）を繰り返す段階；から成る。
【００４４】別の実施例では、上述の方法の段階（ａ）
は：等しい緯度パラメータを有する前記複数の等間隔領
域を規定する段階；および変化する経度パラメータを有
する前記複数の等間隔領域を規定し、容易に前記複数の
等間隔領域をほぼ等しい面積とする段階；を更に含む。
【００４５】別の実施例では、上述の方法の段階（ｂ）
は：前記サービス領域境界データの一部を、アクセス制
限サービス領域として規定する段階を更に含み、前記ア
クセス制限サービス領域は、前記加入者装置が動作を禁
止される領域を規定する。
【００４６】別の実施例では、上述の方法の段階（ｂ）
は：前記サービス領域データを、地理的な境界を表わす
ように規定する段階を更に含む。
【００４７】別の実施例では、上述の方法の段階（ｂ）
は：前記サービス領域境界データを、通信サービス・プ
ロバイダの境界を表わすように規定する段階を更に含
む。
【００４８】別の実施例では、上述の方法の段階（ｃ）
は：前記複数の等間隔領域の１つが前記サービス領域境
界データのいずれかを含む場合、前記複数の等間隔領域
の前記１つの現サイズを、最小解像度要求値に対して評
価する段階；および前記最小解像度要求値を超過してい
ない場合、および前記複数の等間隔領域の１つが前記サ
ービス領域境界データのいずれかを含む場合、前記複数
の等間隔領域の前記１つを、更に、前記複数の等間隔領
域の追加の領域に区分する段階；を更に含む。尚、前記
最小解像度要求値は、前記位置領域の前記境界の近似の
容認可能な許容度を規定する。
【００４９】別の実施例では、上述の方法の段階（ｄ）
は：更に前記複数の等間隔領域の前記１つの中に含まれ
る前記現在地に関連するサービス領域を記録する段階を
更に含み、前記サービス領域は、前記加入者装置に対し
て、均一の動作特権を有する領域を規定する。
【００５０】地球上の加入者装置の現在地を、前記現在
地に対応し、通信サービス・プロバイダによって制御さ
れる位置領域と相関付けるデータベースを検索する方法
が記載され、前記位置領域は前記通信サービス・プロバ
イダに対して機能的に均一に動作可能な領域を示し、前
記データベースは、地球上で区分された複数の等間隔領
域を表わす複数の階層レコードを有し、前記複数の等間
隔領域は、サービス領域境界データ重ね合わされ、通信
サービス・プロバイダによって制御される。前記方法
は： （ａ）前記加入者装置の前記現在地を受信する段階； （ｂ）前記地球上で区分された複数の等間隔領域の内、
どれが前記現在地を含むのかを計算する段階； （ｃ）前記計算段階に応答して、前記現在地を含む前記
複数の階層レコードの１つにインデックスを付ける段
階； （ｄ）前記複数の階層レコードの前記１つが１カ所以上
の位置領域を示す場合、前記複数の階層レコードの解像
度を、更に精度の高いレベルに高める段階； （ｅ）前記複数の階層レコードの前記１つが単一の位置
領域を示すまで、段階（ｂないしｄ）を繰り返す段階；
および （ｆ）前記加入者装置の前記現在地に対応する前記位置
領域を読み出す段階；から成る。
【００５１】別の実施例では、上述の方法は：前記更に
精度が高いレベルを指し示す前記複数の階層レコードの
前記１つにおいて、より解像度が高いポインタを評価す
る段階を更に含む。
【００５２】地球上の加入者装置の現在地を、通信サー
ビス・プロバイダによって制御されるサービス領域と相
関付けるデータベースを生成する方法が記載され、前記
サービス領域は、前記加入者装置に対して、均一な動作
特権を有する領域を規定する。前記方法は： （ａ）複数の階層レコードを有する位置領域データベー
スを検索する段階であって、前記複数の階層レコードの
いくつかはサービス領域境界データを有し、前記現在地
データベースは、地球上で区分された複数の等間隔領域
を表わす複数の階層レコードを有し、前記複数の等間隔
領域には、前記サービス領域境界データが重ね合わされ
ている前記位置領域データベースを検索する段階；およ
び （ｂ）前記サービス領域境界データを有する前記複数の
階層レコードの各々について、前記複数の階層レコード
を前記データベースにコピーする段階；から成る。
【００５３】別の実施例では、上述の方法は： （ｃ）前記サービス領域境界データを有する前記複数の
階層レコードの各々について、前記サービス領域境界デ
ータを有する前記複数の階層レコードによって示される
前記複数の等間隔領域に隣接して位置する、前記複数の
等間隔領域のサービス領域を記録する段階を含む。
【００５４】地球上の加入者装置の現在地を、通信サー
ビス・プロバイダによって制御されるサービス領域と相
関付けることによって、前記加入者装置に対して前記サ
ービス領域を決定する方法が提供され、前記サービス領
域は、前記加入者装置に対して均一な動作特権を有する
領域を定義する。前記方法は： （ａ）前記現在地周囲に現在地予測領域を生成する段階
であって、前記現在地は前記現在地予測領域の原点を定
義し、その周囲に現在地予測領域を生成する段階； （ｂ）サービス領域データベースを検索し、前記現在地
予測領域に含まれるレコードを求め、前記サービス領域
データベースは、各々サービス領域境界データを有する
複数のレコードを有し、前記複数のレコードを、地球上
で区分された複数の等間隔領域を表わす複数の階層レコ
ードから得て、前記複数の等間隔領域に、前記サービス
領域境界データを重ね合わせる段階；および （ｃ）前記加入者装置の前記現在地に対応する前記サー
ビス領域を決定する段階；から成る。
【００５５】別の実施例では、上述の方法の段階（ａ）
は：前記現在地予測領域を、前記現在地付近に原点を有
する楕円によって限定する段階を更に含む。
【００５６】別の実施例では、上述の方法の段階（ａ）
は：前記現在地予測領域を、前記現在地付近に原点を有
する多角形によって限定する段階を更に含む。
【００５７】別の実施例では、上述の方法は：前記現在
地予測領域に含まれる前記レコードを、前記サービス領
域境界データの隣接アレイに組み立てる段階を更に含
む。
【００５８】別の実施例では、上述の方法は：前記組立
段階に続いて、前記レコードを走査し、前記決定段階に
先だって、前記レコードの各々に比例的な重み付けを行
う段階を更に含む。
【００５９】別の実施例では、上述の方法の段階（ｃ）
は：前記加入者装置の前記サービス領域を、サービス領
域リストに分解する段階を更に含む。
【００６０】上述の方法の別の実施例では、前記分解段
階は：前記サービス領域リストの各エントリに関連する
確率にしたがって、前記サービス領域リストに重み付け
を行う段階を更に含む。
【００６１】要約すれば、本発明は、地球上の加入者装
置の現在地を、通信サービス・プロバイダによって制御
される位置領域と相関付けるための、階層レコードのデ
ータベースを生成する、改良された方法を提供する。ま
た、本発明は、データベースを検索し、地球上の加入者
装置の現在地を、前記現在地に対応する位置領域と関連
付ける方法も提供する。更にまた、本発明は、地球上の
加入者装置の現在地を、当該加入者装置に対して均一な
動作特権を有する領域を規定するサービス領域と相関付
けるデータベースを生成する方法も提供する。最後に、
本発明は、地球上の加入者装置の現在地を、前記加入者
装置に対して均一な動作特権を有する領域を定義するサ
ービス領域と相関付けることによって、加入者に対する
サービス領域を決定する方法を提供する。
【００６２】以上、本発明について、その好適実施例を
参照しながら説明した。しかしながら、本発明の範囲か
ら逸脱することなく、これら好適実施例において変更や
修正が可能であることを、当業者は認めよう。例えば、
ここに記載した正確なプロセス，タスクおよびタスクの
連続処理は、等価な機能を達成しつつ、大幅に変形可能
であることを、当業者は認めよう。当業者には明白なこ
れらおよびその他の変更ならびに修正は、本発明の範囲
に含まれることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の好適実施例による、地球およびその表
面の関連する区分を示す図。
【図２】本発明の好適実施例による、等間隔領域を通過
するサービス領域境界データ、およびその結果得られた
区画のトラバーサル(traversal) の図。
【図３】本発明の好適実施例にしたがって、レコ−ドを
記録し、かかるレコ−ドの検索を容易にする階層型デ−
タベ−スを示す図。
【図４】本発明の実施例にしたがって、等間隔領域に位
置領域指示子を割り当てるプロセスを示す図。
【図５】本発明の実施例にしたがって、位置領域データ
ベースを生成する処理のフローチャート。
【図６】本発明の実施例による、位置領域データベース
を検索する処理のフローチャート。
【図７】本発明の好適実施例にしたがって、加入者装置
と関連付けるサービス領域を決定するための、グラフを
用いた加入者装置の現在地の評価およびそれに関連する
確率を示す図。
【図８】本発明の実施例にしたがって、サービス領域デ
ータベースを生成する処理のフローチャート。
【図９】本発明の好適実施例にしたがって、加入者装置
に割り当てるためのサービス領域を決定する処理を示す
フローチャート。
【符号の説明】
１００ 地球 １０５，１１０ 緯度区分線 １１５，１２０ 経度区分線 １２５，１３０ 等間隔領域 ２０５ サービス領域境界データ ２１０，２１１ 等間隔領域 ２１５ 等間隔領域 ２２０，２２５，２３０，２３５ 等間隔領域 ３００ レベル０テーブル ３０１，３１１，３１２，３２１，３２２，３４１〜３
４４ レコード ３１０ レベル１テーブル ３２０ レベル２テーブル ３３０ レベル３テーブル ３４０ レベル４テーブル ３５０ データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディーン・ポール・バンデンヒューベル アメリカ合衆国アリゾナ州チャンドラー、 サウス・オレアンダー・ドライブ3295

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】地球（１００）上の加入者装置の現在地
    を、通信サービス・プロバイダによって制御される位置
    領域と相関付ける、複数の階層レコードを有するデータ
    ベース（３５０）を生成する方法であって、前記位置領
    域は、前記通信サービス・プロバイダに対して、機能的
    に均一な動作可能領域を示し、前記方法は： （ａ）地球（１００）を複数の等間隔領域（１２５，１
    ３０）に区分する段階； （ｂ）前記複数の等間隔領域（１２５，１３０）の各々
    について、前記複数の等間隔領域（１２５，１３０）の
    前記各々の中で、前記通信サービス・プロバイダによっ
    て制御されるサービス領域を示すサービス領域境界デー
    タ（２０５）を重ね合わせる段階； （ｃ）前記複数の等間隔領域（１２５，１３０）の１つ
    が前記サービス領域境界データ（２０５）のいずれかを
    含む場合、前記複数の等間隔領域（１２５，１３０）の
    前記１つを、更に、前記複数の等間隔領域の追加領域に
    区分する段階； （ｄ）前記複数の等間隔領域（１２５，１３０）が前記
    サービス領域境界データ（２０５）を含まない場合、前
    記複数の等間隔領域（１２５，１３０）の前記１つに割
    り当てられた前記位置領域を記録する段階；および （ｅ）前記複数の等間隔領域（１２５，１３０）の各々
    について、段階（ｃ）および（ｄ）を繰り返す段階；か
    ら成ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項２】地球（１００）上の加入者装置の現在地
    を、通信サービス・プロバイダによって制御され前記現
    在地に対応する位置領域と相関付けるデータベース（３
    ５０）を検索する方法であって、前記位置領域は前記通
    信サービス・プロバイダに対して機能的に均一に動作可
    能な領域を示し、前記データベース（３５０）は、地球
    （１００）上で区分された複数の等間隔領域（１２５，
    １３０）を表わす複数の階層レコードを有し、前記複数
    の等間隔領域（１２５，１３０）は、サービス領域境界
    データが重ね合わされ、かつ通信サービス・プロバイダ
    によって制御されており、前記方法は： （ａ）前記加入者装置の前記現在地を受信する段階； （ｂ）前記地球（１００）上で区分された複数の等間隔
    領域（１２５，１３０）の内、どれが前記現在地を含む
    のかを計算する段階； （ｃ）前記計算段階に応答して、前記現在地を含む前記
    複数の階層レコードの１つにインデックスを付ける段
    階； （ｄ）前記複数の階層レコードの前記１つが１カ所以上
    の位置領域を示す場合、前記複数の階層レコードの解像
    度を、更に精度の高いレベルに高める段階； （ｅ）前記複数の階層レコードの前記１つが単一の位置
    領域を示すまで、段階（ｂないしｄ）を繰り返す段階；
    および （ｆ）前記加入者装置の前記現在地に対応する前記位置
    領域を読み出す段階；から成ることを特徴とする方法。
  3. 【請求項３】地球（１００）上の加入者装置の現在地
    を、通信サービス・プロバイダによって制御されるサー
    ビス領域と相関付けるデータベースを生成する方法であ
    って、前記サービス領域は、前記加入者装置に対して、
    均一な動作特権を有する領域を規定し、前記方法は： （ａ）複数の階層レコードを有する位置領域データベー
    ス（３５０）を検索する段階であって、前記複数の階層
    レコードのいくつかはサービス領域境界データ（２０
    ５）を有し、前記現在地データベース（３５０）は、地
    球（１００）上で区分された複数の等間隔領域（１２
    ５，１３０）を表わす複数の階層レコードを有し、前記
    複数の等間隔領域（１２５，１３０）には、前記サービ
    ス領域境界データ（２０５）が重ね合わされている前記
    位置領域データベースを検索する段階；および （ｂ）前記サービス領域境界データ（２０５）を有する
    前記複数の階層レコードの各々について、前記複数の階
    層レコードを前記データベース（３５０）にコピーする
    段階；から成ることを特徴とする方法。
  4. 【請求項４】地球（１００）上の加入者装置の現在地
    を、通信サービス・プロバイダによって制御されるサー
    ビス領域と相関付けることによって、前記加入者装置に
    対する前記サービス領域を決定する方法であって、前記
    サービス領域は、前記加入者装置に対して均一な動作特
    権を有する領域を定義し、前記方法は： （ａ）前記現在地周囲に現在地予測領域を生成する段階
    であって、前記現在地は前記現在地予測領域の原点を定
    義し、その周囲に現在地予測領域を生成する段階； （ｂ）サービス領域データベース（３５０）を検索し、
    前記現在地予測領域に含まれるレコードを求め、前記サ
    ービス領域データベース（３５０）は、各々サービス領
    域境界データ（２０５）を有する複数のレコードを有
    し、前記複数のレコードを、地球（１００）上で区分さ
    れた複数の等間隔領域を表わす複数の階層レコードから
    得て、前記複数の等間隔領域（１２５，１３０）に、前
    記サービス領域境界データを重ね合わせる段階；および （ｃ）前記加入者装置の前記現在地に対応する前記サー
    ビス領域を決定する段階；から成る。
JP9210096A 1996-08-05 1997-07-18 地球上の位置に関連する割当領域の高速判定方法 Pending JPH1094045A (ja)

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