JPH1093959A - 動画像音声圧縮システム - Google Patents

動画像音声圧縮システム

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JPH1093959A
JPH1093959A JP26550396A JP26550396A JPH1093959A JP H1093959 A JPH1093959 A JP H1093959A JP 26550396 A JP26550396 A JP 26550396A JP 26550396 A JP26550396 A JP 26550396A JP H1093959 A JPH1093959 A JP H1093959A
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JP
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compression
processing
audio
data
compression processing
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JP26550396A
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English (en)
Inventor
Takuya Morishita
卓也 森下
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動画像や音声の圧縮に関する知識が無くても容
易に動画像および音声の圧縮を行うシステムを構築でき
る動画像音声圧縮システムの提供。 【解決手段】圧縮処理発行手段210は圧縮処理制御手
段202に対して所定の手順で処理命令を発行する。ま
ず圧縮パラメータ設定命令を発行し圧縮処理に必要なパ
ラメータを一括して設定し画像圧縮命令と音声圧縮命令
とシステム処理命令を連続して全ての動画像音声データ
の圧縮処理が終了するまで発行し、圧縮処理制御装置2
02は画像圧縮手段230と音声圧縮手段231とシス
テム処理手段232とを制御し圧縮処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像および音声
(「動画像音声」という)をそれぞれ圧縮符号化する動
画像音声圧縮システムに関し、特に、他のシステムから
容易に使用可能な動画像音声圧縮システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の動画像音声圧縮システム技術の
先行技術として、例えば特願平7−185596号明細
書(本願出願時未公開)に記載されている動画像音声圧
縮装置がある。この従来の動画像音声圧縮装置は、現在
広く使われている動画像音声の圧縮方式であるMPEG
(Moving Pictures Expert G
roup)に準拠して動画像音声の圧縮を行っている。
【0003】図6は、この動画像音声圧縮装置の構成を
ブロック図にて示したものである。
【0004】図6を参照すると、この動画像音声圧縮装
置は、複数のアプリケーションの動作を制御する装置制
御手段1と、装置制御手段1によって制御されるアプリ
ケーション2及び動画像音声圧縮手段5と、キーボード
やマウス等からの指示データを入力する入力手段3と、
ディスプレイ等へ圧縮状態を出力する出力手段4と、を
備えて構成されている。
【0005】動画像音声圧縮手段5は、装置制御手段1
とのインタフェイスをとるインタフェス(I/F)処理
手段10と、動画像圧縮処理、音声圧縮処理、システム
処理のどの処理を行うかを決定する処理選択手段11
と、動画像の圧縮符号化を行う動画像圧縮処理手段12
と、音声の圧縮符号化を行う音声圧縮処理手段13と、
圧縮符号化された動画像データと音声データとを結合す
るシステム処理手段14と、圧縮元ファイル装置15
と、圧縮後ファイル装置16と、を備えて構成されてい
る。
【0006】図8は、MPEGに準拠した圧縮符号化さ
れた動画像データの構成を説明するための図である。図
8を参照して、上の階層がビデオ・シーケンスであり
(図8(A)参照)、先頭のシーケンス・ヘッダから最
後のシーケンス・最終コードまでがビデオ・シーケンス
であり、1個以上のシーケンス・ヘッダとGOP(Gr
oup of Picture)から構成される。
【0007】GOPは、下の階層に示すように、1個以
上のピクチャから構成され、1つのピクチャが1枚の画
像を示している(図8(B)参照)。
【0008】ピクチャのタイプには、そのフレームのみ
で伸長が可能なIピクチャと、前のフレームを参照して
伸長するPピクチャと、前後のフレームを参照して伸長
するBピクチャとが存在し(図8(C)参照)、1つの
GOPには1つ以上のIピクチャと、0または複数のP
ピクチャおよびBピクチャが存在する。
【0009】図9は、MPEGに準拠した圧縮符号化さ
れた音声データの構成を説明するための図である。上の
階層がオーディオ・シーケンスであり、オーディオ・シ
ーケンスは、複数のAAU(オーディオ複合単位)から
構成される(図9(A)参照)。そしてAAUは、下の
階層に示すように、同期ワード、ビットレート、サンプ
リング周波数等の情報を含んだAAUヘッダと圧縮され
たオーディオデータとから構成される(図9(B)参
照)。
【0010】図10は、MPEGに準拠した圧縮符号化
された動画像音声データの構成を説明するための図であ
る。図10を参照して、動画像音声データは、複数のパ
ックから構成され、パックは中間の階層を示すように、
パック・ヘッダと1個以上のパケットから構成され(図
10(B)参照)、パケットにはビデオ・パケットとオ
ーディオ・パケットとが存在する。
【0011】このうちビデオ・パケットは、下の階層に
示すようにパケットヘッダとビデオデータから構成され
(図10(C)参照)、このビデオ・パケット内のビデ
オデータのみを取り出して連続すると、一連のビデオシ
ーケンスが構成される。
【0012】またオーディオ・パケットは、パケットヘ
ッダとオーディオデータから構成され(図10(C)参
照)、オーディオ・パケット内のオーディオデータのみ
を取り出して連続すると一連のオーディオシーケンスが
構成される。
【0013】図11は、図6に示した動画像圧縮処理手
段12の構成を示した図である。図11を参照すると、
動画像圧縮処理手段12は、動画像圧縮処理全体の制御
を行う動画像圧縮処理制御手段601と、圧縮元ファイ
ル装置から1圧縮単位毎に原画像データを読み込む原画
像読み込み手段602と、原画像をMPEGで使用可能
な色信号の形式(YCrCb形式)に変換する色信号変
換手段603と、前/後フレームと現フレームの画像の
動きをブロック(MPEGでは8画素×8画素の空間)
の領域毎に検索する動き検索手段604と、動き検索手
段で検索された画像の動きから前/後フレームと現フレ
ームのブロックの領域の差分を算出する動き予測手段6
05と、離散コサイン変換を行うDCT(Discrete C
osine Transform)手段606と、量子化を行う量子化
手段607と、高能率可変長符号化を行うVLC手段6
08と、VLC後の圧縮された画像データを格納する圧
縮符号バッファ609と、逆量子化を行う逆量子化手段
610と、逆離散コサイン変換を行うIDCT手段61
1と、差分値と前/後フレームのブロックの領域の画素
値を加算して新たな参照フレームを算出する動き補償手
段612と、参照される前/後フレームの画像を格納す
る参照フレーム部613と、を備えて構成される。
【0014】動画像圧縮は、図11に示すように、圧縮
元ファイル装置から原画像読み込み手段602で1圧縮
単位毎に原画像データを読み込んで、色信号変換手段6
03でYCrCbデータに変換して、動き検索手段60
4で前/後フレームと現フレームI画像の動きをブロッ
クの領域毎に検索してから1フレームの圧縮を開始す
る。
【0015】Iピクチャの圧縮を行う場合は、DCT手
段606により現フレームのブロックの領域の画素の値
を離散コサイン変換して量子化手段607により量子化
して、VLC手段608により可変長のハフマン符号に
高能率圧縮して、圧縮したデータを圧縮符号バッファ6
09に順次格納していく。
【0016】次に、圧縮した画像を参照フレームとして
復号するために、量子化されたデータを逆量子化手段6
10により逆量子化してIDCT手段611により逆離
散コサイン変換して画素値を算出して参照フレーム部6
13に格納する。また、Pピクチャ、Bピクチャの圧縮
を行う場合は、動き予測手段605により現フレームの
ブロックの領域の画素の値と動き検索手段604で検索
された動きにより参照される参照フレーム部613に格
納された前フレームまたは前/後フレームのブロックの
領域の画素の値で差分を算出して、DCT手段606に
より差分値を離散コサイン変換して量子化手段607に
より量子化してVLC手段608により可変長のハフマ
ン符号に高能率圧縮して、圧縮したデータを圧縮符号バ
ッファ609に順次格納していく。
【0017】次に、Pピクチャの圧縮時は、圧縮した画
像を参照フレームとして複合するために、量子化された
データを逆量子化手段610により逆量子化してIDC
T手段611により逆離散コサイン変換して差分値を算
出して動き補償手段612により動き予測手段で参照さ
れた参照フレーム部613に格納された前フレームのブ
ロックの領域の画素の値に差分値を加算して参照フレー
ム部613に格納する。
【0018】動画像圧縮処理制御手段601は,以上説
明した一連の圧縮処理全体を制御し、圧縮処理を一定の
時間で中断し、再開する制御を行う。
【0019】図12は、音声圧縮処理手段13の構造を
示した図である。図12を参照すると、音声圧縮処理手
段13は、音声圧縮処理全体の制御を行う音声圧縮処理
制御手段701と、圧縮元ファイル装置から原音データ
を読み出す原音読み込み手段702と、読み込んだ原音
データから1AAU分の原音データを切り出す原音デー
タ切りだし手段703と、1AAU単位で周波数帯域写
像処理を行う32の周波数帯域写像処理手段704と、
心理聴覚処理を行う心理聴覚処理手段705と、線形量
子化及び符号化を行う量子化符号化手段706と、符号
化されたデータに付加情報を加えて1AAU分の圧縮デ
ータを作成するフレーム形成手段707と、フレーム形
成手段で作成された圧縮データを格納する圧縮符号バッ
ファ708と、を備えて構成される。
【0020】音声圧縮は、図12に示すように、圧縮元
ファイルから原音読み込み手段702で動画像圧縮手段
で圧縮した動画像再生時にかかる時間と同じ時間分の原
音データを読み込み、原音データ切りだし手段703で
読み込んだ原音データから1AAU分(MPEGオーデ
ィオレイヤ2の場合は1152サンプル)のデータを切
りだし、1AAU単位で以下の処理を行う。
【0021】32の周波数帯域写像処理手段704は、
入力信号をサブバンド分析フィルタで32帯域のサブバ
ンド信号に分割し、各サブバンド信号に対してスケール
・ファクタを計算し、ダイナミックレンジをそろえ、心
理聴覚処理手段705は、入力信号を高速フーリエ変換
し、その結果を使って、心理聴覚のマスキングを計算
し、各サブバンドに対するビット割り当てを計算する。
量子化符号化手段706は、決定したビット割り当てに
従って量子化、符号化を行い、フレーム形成手段707
は、量子化符号化したサブバンド信号にヘッダや補助情
報を加え、ビットストリームに整形し、圧縮符号バッフ
ァ708に格納する。
【0022】音声圧縮処理制御手段701は、以上説明
した一連の圧縮処理全体を制御し、圧縮処理を一定の時
間または1AAU処理の間隔で中断し、再開する制御を
行う。
【0023】図13は、図6に示したシステム処理手段
14の構成を示した図である。図14を参照して、動画
像圧縮処理手段12から引き取った圧縮データを格納す
る動画像データバッファ801と、音声圧縮処理手段1
3から引き取った圧縮データを格納する音声データバッ
ファ802と、動画像データ及び音声データのパケット
化及びパック化を行うマルチプレクス手段804と、パ
ック及びパケットに時間データを付加するタイムコード
カウンタ803と、パック化した動画像音声のデータを
格納する動画像音声圧縮符号バッファ805と、を備え
て構成される。
【0024】システム処理手段14は、図13に示すよ
うに、動画像データを動画像圧縮処理手段12から引き
取り、動画像データバッファ801に格納し、音声デー
タを音声圧縮処理手段13から引き取り、音声データバ
ッファ802に格納し、マルチプレクス手段804で動
画像データからパケットサイズ分のデータを切りだし、
パケットヘッダ及びパックヘッダを付加し、また再生時
の時間データをタイムコードカウンタ803から引き取
り、パックヘッダ及びパケットヘッダに付加する。ま
た、音声データからパケットサイズ分のデータを切りだ
し、パケットヘッダ及びパックヘッダを付加し、また再
生時の時間データをタイムコードカウンタ803から引
き取り、パックヘッダ及びパケットヘッダに付加する。
作成したパックは動画像音声圧縮符号バッファ805に
順次格納する。
【0025】以下、図6を参照して、この動画像音声圧
縮装置の動作を説明する。
【0026】まず、操作者により入力手段3を通じて圧
縮開始が指示されると装置制御手段1から動画像音声圧
縮手段5が呼び出される。
【0027】動画像音声圧縮手段5が呼び出されると、
I/F処理手段10を通過し、処理選択手段11に制御
が移る。
【0028】処理選択手段11では、最初に、動画像圧
縮処理手段12を呼び出す。動画像圧縮処理手段12
は、操作者によって指定された圧縮元ファイルを開き、
数フレーム(1圧縮単位)ずつ圧縮元ファイル装置15
から原画像データを読み込み、動画像の圧縮作業を開始
する。
【0029】画像の1圧縮単位は、先に説明したGOP
単位またはIピクチャまたはPピクチャから次のIピク
チャまたはPピクチャまでのピクチャ範囲とする。
【0030】次に、処理選択手段11に制御が移った時
は、音声圧縮処理手段13を呼び出す。音声圧縮処理手
段13は、動画像圧縮処理手段12で処理したフレーム
数(1圧縮単位分)の再生時間分の音声データを圧縮元
ファイル装置から読み込み、音声の圧縮処理を開始す
る。音声圧縮処理の場合も、動画像圧縮処理の場合と同
様に、細かい圧縮単位で処理を処理選択手段11に戻
し、最後の圧縮のときは、次にシステム処理を行うこと
を処理選択手段11に通知して処理を終了する。
【0031】このとき、音声の圧縮単位は、1AAU単
位に行うと効率がよく、動画像圧縮処理の1圧縮単位分
の時間以内で最大のAUUを処理する。
【0032】また、残りの1AAUに満たない音声デー
タは、次回、音声圧縮処理手段13に制御が移ったとき
に圧縮する。
【0033】次に、処理選択手段11に処理が移ったと
きは、システム処理手段14を呼び出す。
【0034】システム処理手段14では、動画像圧縮処
理手段12及び音声圧縮処理手段13で圧縮した1圧縮
単位分の圧縮符号データを引き取り、動画像と音声の同
期をとれるようにパケット化及びパック化して圧縮後フ
ァイルに書き込む。
【0035】このようにして、1圧縮単位毎に動画像、
音声、システムの処理を行う。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】図6に示した上記従来
の動画像音声圧縮装置においては、動画像音声の圧縮機
能をもたない他のアプリケーションに動画像音声の圧縮
機能を組み込むことは、ほとんど考慮されていない。
【0037】このため、この従来の動画像圧縮装置を用
いて、動画像音声の圧縮機能を他のアプリケーションに
組み込むことは容易ではない、という問題点を有してい
る。
【0038】その理由は、図6等を参照して説明した上
記動画像音声圧縮装置においては、動画像音声の圧縮機
能をもたない他のアプリケーションに動画像音声の圧縮
機能を組み込もうとすると、動画像および音声およびシ
ステムデータの作成を従来の技術で説明した方法で制御
するには、専門知識が必要とされる、ことによる。
【0039】したがって、本発明は、上記問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的は、動画像や音声の
圧縮に関する知識が無くても、容易に動画像および音声
の圧縮を行うシステムの構築を可能とする動画像音声圧
縮システムを提供することにある。
【0040】また、本発明は、専門知識が無くても動画
像圧縮のアプリケーションを容易に作成できるる汎用性
を向上したシステムを提供することを目的とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の動画像音声圧縮システムは、所定の手順で
圧縮処理命令を発行する圧縮処理発行手段と、動画像及
び音声(以下「動画像音声」という)の圧縮処理を行う
圧縮処理装置と、前記圧縮処理発行手段によって発行さ
れた前記圧縮処理命令を解釈し、前記圧縮処理装置を制
御する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0042】本発明においては、前記圧縮処理装置を制
御する手段が、前記圧縮処理発行手段から発行された前
記圧縮処理命令を解釈し、前記圧縮処理装置を制御する
圧縮処理制御手段と、画像圧縮処理を制御する画像圧縮
制御手段と、音声圧縮処理を制御する音声圧縮制御手段
と、動画像音声データの同期再生を可能とするシステム
データの生成処理を制御するシステム処理制御手段と、
動画像音声の圧縮パラメータを設定する圧縮パラメータ
設定手段と、を備えたことを特徴とする。
【0043】また、本発明においては、前記圧縮処理命
令が、動画像音声の圧縮パラメータの設定を実行する圧
縮パラメータ設定命令と、動画像音声の圧縮処理を開始
する圧縮開始命令と、動画像データの圧縮処理を実行す
る画像圧縮命令と、音声データの圧縮処理を実行する音
声圧縮命令と、動画像音声データの同期再生を可能とす
るシステムデータの生成を実行するシステム処理命令
と、動画像音声の圧縮処理を終了する圧縮終了命令と、
を含むことを特徴とする。
【0044】本発明の概要を以下に説明する。本発明
は、圧縮処理制御装置に圧縮処理の制御処理やデータの
入出力処理を集約して処理するようにしたものであり、
より具体的には、所定の手順で処理命令を発行する圧縮
処理発行手段(図1の210)と、発行された処理命令
を解釈し圧縮処理装置を制御する圧縮処理制御手段(図
1の220)と、を有し、圧縮処理発行手段は圧縮処理
に直接関与しなくて済むように構成されている。
【0045】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して以下に詳細に説明する。
【0046】図1は、本発明の実施の形態の構成を示す
図である。図1を参照すると、本発明の実施の形態は、
プログラム制御により動作する圧縮アプリケーション2
01と、プログラム制御により動作する圧縮処理制御装
置202と、圧縮処理装置203と、ディスプレイ装置
等の出力装置204と、キーボードやマウス等の入力装
置205と、情報を格納するファイル装置206と、情
報を一時的に記憶する記憶装置207と、を含む。
【0047】圧縮アプリケーション201は、圧縮処理
発行手段210と、途中中断通知手段211と、処理経
過算出手段212と、データ入出力制御手段213と、
を備える。
【0048】圧縮処理発行手段210は、入力装置20
5から操作者の圧縮命令を受け取り、圧縮処理制御装置
202に対して予め定められた手順で処理命令を発行す
る。
【0049】途中中断通知手段211は、圧縮処理中に
入力装置205から操作者の圧縮中止命令を受け取り、
圧縮処理発行手段210に対して圧縮終了命令を発行す
る。
【0050】処理経過算出手段212は、圧縮処理中に
現在処理中のフレーム数等から処理の進捗度を算出し、
出力装置204に出力する。
【0051】データ入出力制御手段213は、ファイル
装置206または記憶装置270から圧縮する動画像音
声データを取り出し圧縮処理発行手段210に送り、圧
縮処理発行手段210から送られた圧縮後の動画像音声
データをファイル装置206または記憶装置207に格
納する。
【0052】圧縮処理制御装置202は、圧縮処理制御
手段220と、画像圧縮制御手段221と、音声圧縮制
御手段222と、システム処理制御手段223と、圧縮
パラメータ設定手段224と、を備える。
【0053】圧縮処理制御手段220は、圧縮処理発行
手段210からの処理命令を受け取り、圧縮処理装置2
03に対して圧縮処理の初期化処理および終了処理を行
う。
【0054】画像圧縮制御手段221は、圧縮処理発行
手段210から画像データを受け取り、画像圧縮手段2
30を制御して画像データを圧縮し、圧縮後のデータを
圧縮処理発行手段210に返す。
【0055】音声圧縮制御手段222は、圧縮処理発行
手段210から音声データを受け取り、音声圧縮手段2
31を制御して音声データを圧縮し、圧縮後のデータを
圧縮処理発行手段210に返す。
【0056】システム処理制御手段223は、圧縮処理
発行手段210から圧縮後の動画像音声データを受け取
り、システム処理手段232を制御して同期再生のため
のシステムデータを生成し、システムデータを圧縮処理
発行手段210に返す。
【0057】圧縮パラメータ設定手段224は、圧縮処
理発行手段210からのパラメータ設定命令を受け取
り、圧縮処理装置203に対して各種の圧縮パラメータ
の設定を行う。
【0058】圧縮処理装置203は、画像圧縮手段23
0と、音声圧縮手段231と、システム処理手段232
と、を備える。
【0059】画像圧縮手段230は、画像圧縮制御手段
221から画像データを受け取り、圧縮して圧縮後のデ
ータを画像圧縮制御手段221に返す。
【0060】音声圧縮手段231は、音声圧縮制御手段
222から音声データを受け取り、圧縮して圧縮後のデ
ータを音声圧縮制御手段222に返す。
【0061】システム処理手段232は、システム処理
制御手段223から圧縮後の動画像音声データを受け取
り、同期再生のためのシステムデータを生成してシステ
ム処理制御手段223に返す。
【0062】図2は、本発明の実施の形態における圧縮
アプリケーション201の動作を説明するための流れ図
である。
【0063】圧縮処理発行手段210は、予め定められ
た手順で圧縮処理制御装置202に処理命令を発行す
る。
【0064】すなわち、図2を参照して、圧縮処理発行
手段210は、圧縮する動画像および音声の圧縮パラメ
ータを圧縮パラメータ設定手段224に対してパラメー
タ設定を発行して設定し(ステップA1)、次に圧縮処
理制御手段220に対して圧縮開始を発行する(ステッ
プA2)。
【0065】圧縮処理制御手段220は、圧縮開始を受
け取ると、圧縮パラメータが既に設定されたか判定し、
設定されていなかった場合には、圧縮パラメータ設定手
段224によって圧縮パラメータを既定値に設定する。
【0066】更に、圧縮処理制御手段220は、圧縮す
る画像データの1フレームの再生時間と同じ再生時間と
なる音声データのデータ量を算出する。圧縮パラメータ
設定手段224は、画像圧縮手段230および音声圧縮
手段231およびシステム処理手段232に対して圧縮
パラメータの設定を行う。
【0067】次に、圧縮処理発行手段210は、データ
入出力制御手段213を通して、ファイル装置206ま
たは記憶装置207から画像データを読み込み(ステッ
プA3)、読み込んだ画像データを画像圧縮制御手段2
21に送り、画像圧縮を発行する(ステップA4)。
【0068】画像圧縮制御手段221は、画像圧縮手段
230を制御して画像を圧縮する。画像圧縮手段230
は、送られた画像データの処理順番をステップA1また
はステップA2で設定されたGOPを基に決定する。
【0069】例えば、図8に示した例のようなGOPの
場合、再生するフレームの順番は、I1・B2・B3・
P4・B5・B6・P7…(I、P、Bはピクチャタイ
プを表し、続く数字は再生の順番を表す)である。Bピ
クチャを圧縮するためには直前直後のIピクチャまたは
Pピクチャが先に圧縮されている必要があるため、画像
圧縮手段230は、画像を圧縮する順番を、I1・P4
・B2・B3・P7・B5・B6というように並べ替え
る。
【0070】画像データは再生順に送られてくるため、
画像圧縮手段230でこの段階で圧縮できないBピクチ
ャがあった場合には、画像データをバッファに格納する
だけにとどめ、次のIピクチャまたはPピクチャが送ら
れてきたときに一括して画像圧縮処理を行う。
【0071】圧縮処理発行手段210は、画像圧縮手段
230によって圧縮された画像データをデータ入出力制
御手段213を通して、ファイル装置6または記憶装置
7に格納する(ステップA5の画像データの書込処
理)。
【0072】次に、圧縮処理発行手段210は、データ
入出力制御手段213を通して、ファイル装置206ま
たは記憶装置207から音声データを読み込み(ステッ
プA6)、読み込んだ音声データを音声圧縮制御手段2
22に送り、音声圧縮を発行する。その際、圧縮した動
画像と音声との同期再生を行うためのシステムデータを
作成するのを容易にするため、この時に読み込む音声デ
ータ量は、直前に圧縮した画像データと再生時間を一致
させる。
【0073】この音声データ量は、圧縮開始命令発行時
に圧縮処理制御手段220が求めた圧縮する画像データ
の1フレームの再生時間と同じ再生時間となる音声デー
タのデータ量から算出する。この例では、画像と音声の
圧縮の順番は画像が先になっているが、音声を先に圧縮
することも可能である。
【0074】音声圧縮制御手段222は、音声圧縮手段
231を制御して音声を圧縮する(ステップA7)。
【0075】圧縮処理発行手段210は、音声圧縮手段
231によって圧縮された音声データをデータ入出力制
御手段213を通して、ファイル装置206または記憶
装置207に格納する(ステップA8)。
【0076】次に、圧縮処理発行手段210は、システ
ム処理制御手段223に対してシステム生成処理を発行
する(ステップA9)。これを受けて、システム処理制
御手段223は、システム処理手段232を制御し、動
画像と音声の同期再生を保証するデータインタリーブを
実現するシステムデータを生成する。
【0077】圧縮処理発行手段210は、生成されたシ
ステムデータ入出力制御手段213を通して、ファイル
装置206または記憶装置207に格納する(ステップ
A10)。
【0078】処理経過算出手段212は、現時点での処
理進捗度を例えば百分率で算出し、出力装置204に出
力する(ステップA11)。
【0079】圧縮処理発行手段210は、全ての画像デ
ータおよび音声データの圧縮処理が終了したか否かを判
定し(ステップA12)、終了していた場合には、圧縮
処理制御手段220に対して圧縮終了を発行し、圧縮処
理を終了する(ステップA14)。
【0080】一方、ステップA12において終了してい
ない場合には、途中中断通知手段211に途中中断が入
力装置205から入力されているか判定し、入力されて
いた場合は、圧縮処理制御手段220に対して圧縮終了
を発行し圧縮処理を終了し(ステップA14)、入力さ
れていない場合には、ステップA3に戻って圧縮処理を
繰り返す(ステップA13)。
【0081】圧縮処理制御手段220は、圧縮処理を終
了する処理を画像圧縮手段230と音声圧縮手段231
とシステム処理手段232に行わせる。
【0082】画像圧縮手段230は、未圧縮の画像デー
タ(ステップA4の時に処理を保留されたBピクチャ)
が残っている場合には、再生順で最も最後に送られてき
たフレームを設定されたGOPを無視して、Iピクチャ
またはPピクチャとして圧縮し、残りのBピクチャをこ
の圧縮したIピクチャまたはPピクチャを使用して一括
して圧縮し、再生可能な動画像データを生成する。
【0083】次に、本発明の実施の形態の作用効果につ
いて説明する。
【0084】(1)本発明の実施の形態の第1の効果
は、従来方式と比べて、動画像音声圧縮に対する知識を
全く持たなくとも、容易に動画像および音声を圧縮する
圧縮システムを構築することが可能なことである。
【0085】図7は、比較例として図6に示した装置に
おける処理手順を説明するための図であり、図6に示し
た装置において、他のアプリケーションの画面にディス
プレイ表示のフォーカスが合っている場合の処理手順を
示しており、頻繁にI/F処理手段から装置制御手段に
処理を移すことによって他のアプリケーションをスムー
ズに動作させることを可能としている。しかしながら図
6に示したこの動画像音声圧縮手段5は、一個のアプリ
ケーションとして構成されており、圧縮処理部だけを切
り離して他のアプリケーションに組み込もうとすると、
複雑な制御を行う必要があるため、専門的な知識が必要
となる。
【0086】これに対して、本発明の実施の形態におい
ては、圧縮処理制御装置202に圧縮処理装置203の
制御処理を集約し、圧縮アプリケーション201が直接
圧縮処理に関与しなくてもよいように構成されている。
このため、図4に示すように、圧縮アプリケーション2
01は、圧縮処理制御装置202に対して、所定の順序
で処理命令を発行するだけで動画像および音声の圧縮を
まとめて行うことができる。すなわち、圧縮アプリケー
ションは、パラメータ設定命令、圧縮開始命令、画像圧
縮命令、音声圧縮命令、システム処理命令、圧縮終了命
令を所定の順序で圧縮処理制御装置に発行するだけで済
むことになる。
【0087】(2)本発明の実施の形態の第2の効果
は、圧縮前および圧縮後の動画像音声データをファイル
装置以外の装置から入出力することが可能である、とい
うことである。その理由は、圧縮アプリケーション20
1が動画像音声データを直接操作可能な圧縮モードを設
けているためである。
【0088】
【実施例】次に、上記した本発明の実施の形態について
更に詳細に説明すべく、本発明の実施の形態の一実施例
の動作を詳細に説明する。
【0089】図5は、本発明の一実施例として、上記実
施の形態における圧縮処理発行手段210が発行する処
理命令の一覧を示した図である。なお、図5において、
ステップA1,A2,A3,A7は、図2に示した流れ
図の各ステップに対応している。
【0090】圧縮処理発行手段210は、最初に圧縮パ
ラメータ設定手段224に対してパラメータ設定命令4
00を発行する(ステップA1)。パラメータ設定命令
400は、以下の4種類の指定が可能である。
【0091】(1)圧縮パラメータ設定手段224は、
パラメータの初期化401を受け取ると、圧縮パラメー
タを良く使われる適切な既定値に設定する。
【0092】(2)圧縮パラメータ設定手段224は、
既定値の取得402を受け取ると、良く使われる適切な
既定値の圧縮パラメータを圧縮処理発行手段210に対
して送る。
【0093】(3)圧縮パラメータ設定手段224は、
パラメータの設定403を受け取ると、圧縮パラメータ
を圧縮処理発行手段210から送られた圧縮パラメータ
に設定する。
【0094】(4)圧縮パラメータ設定手段224は、
パラメータの取得404を受け取ると、現在設定されて
いる圧縮パラメータを圧縮処理発行手段210に対して
送る。
【0095】圧縮処理発行手段210は、これら4種類
の指定を使い分けて圧縮パラメータを設定する。圧縮処
理発行手段210が圧縮パラメータ設定命令400を一
度も発行しなかった場合は、後のステップA2で圧縮処
理制御手段220が圧縮パラメータ設定手段224に対
してパラメータの初期化401を発行する。
【0096】圧縮処理発行手段210は、圧縮パラメー
タの設定が終了すると、圧縮処理制御手段220に対し
て圧縮開始命令410を発行する(ステップA2)。圧
縮処理発行手段210は、この時に、圧縮の方法を指定
する。
【0097】圧縮の方法は、ファイル作成411と、バ
ッファ返し412と、完結圧縮413の3通りから選択
する。
【0098】以下の説明では、まずファイル作成411
とバッファ返し412の場合の動作について、図2を参
照して説明する。
【0099】ファイル作成411では、圧縮処理制御装
置202が、圧縮後のデータをファイル装置206に格
納する。
【0100】バッファ返し412では、圧縮処理制御装
置202は、圧縮後のデータを記憶装置207に格納
し、その後の圧縮後のデータの処理は、圧縮処理発行手
段210が行う。圧縮処理制御手段220は、圧縮開始
命令410発行時に画像データ1フレーム分の再生時間
に相当する音声データのデータ量を算出し、圧縮処理発
行手段210にこの値を送る。
【0101】圧縮処理発行手段210は、圧縮開始命令
410の発行後、圧縮処理を行う(ステップA3〜A1
3)。
【0102】圧縮処理発行手段210は、データ入出力
制御手段213を通してファイル装置206または記憶
装置207から画像データ1フレーム分読み出す(ステ
ップA3)。
【0103】圧縮処理発行手段210は、読み込んだ画
像データを画像圧縮制御手段221に送り、画像圧縮命
令420を発行する(ステップA4)。
【0104】画像圧縮制御手段221は、画像圧縮手段
230を制御して画像を圧縮する。画像圧縮手段230
は、上記した実施の形態の説明で説明したように、圧縮
する画像の処理の順番を入れ替える。
【0105】圧縮された画像データは、圧縮の方法がフ
ァイル作成411の場合には、画像圧縮制御手段221
がファイル装置206に圧縮された画像データを格納す
る。また圧縮の方法がバッファ返し412の場合には、
記憶装置207に格納され、その後、圧縮処理発行手段
210がファイル装置206に格納するなどの処理を行
う(ステップA5)。
【0106】圧縮処理発行手段210は、データ入出力
制御手段213を通してファイル装置206または記憶
装置207から音声データを画像データ1フレーム分の
再生時間に相当するデータ量分読み出す(ステップA
6)。
【0107】圧縮処理発行手段210は、読み込んだ音
声データを音声圧縮制御手段222に送り、音声圧縮命
令430を発行する(ステップA7)。音声圧縮制御手
段222は、音声圧縮手段231を制御して音声データ
を圧縮する。圧縮された音声データは、圧縮の方法がフ
ァイル作成411の場合には、音声圧縮制御手段222
がファイル装置206に圧縮された音声データを格納す
る。また圧縮の方法がバッファ返し412の場合には、
記憶装置207に格納され、その後圧縮処理発行手段2
10がファイル装置206に格納するなどの処理を行う
(ステップA8)。
【0108】次に、圧縮処理発行手段210は、システ
ム処理制御手段223に対してシステム処理命令440
を発行する(ステップA9)。システム処理制御手段2
23は、システム処理手段232を制御して動画像と音
声の同期再生を保証するデータインタリーブを実現する
システムデータを生成する。
【0109】その際、圧縮の方法がファイル作成411
の場合には、システム処理制御手段223がファイル装
置206に生成されたシステムデータを格納する。また
生成されたシステムデータは、圧縮の方法がバッファ返
し412の場合には、記憶装置207に格納され、その
後、圧縮処理発行手段210がファイル装置206に格
納するなどの処理を行う(ステップA10)。
【0110】圧縮処理が終了するか圧縮処理を中断する
場合には、圧縮処理発行手段210は、圧縮処理制御手
段220に対して圧縮終了命令450を発行する(ステ
ップA14)。
【0111】次に、圧縮開始命令410の発行時に、完
結圧縮413(図5参照)を指定した場合の動作につい
て、図3の流れ図を参照して説明する。
【0112】圧縮方法が、完結圧縮413の場合には、
圧縮処理発行手段210は、図3のステップB3からス
テップB7の処理を、全ての画像データの圧縮が終了す
るまで一括して繰り返し、画像の圧縮処理を終了させ
る。
【0113】まず圧縮処理発行手段210は、データ入
出力制御手段213を通して、ファイル装置206また
は記憶装置207から画像データ1フレーム分読み出す
(ステップB3)。
【0114】圧縮処理発行手段210は、読み込んだ画
像データを画像圧縮制御手段221に送り、画像圧縮命
令420を発行する(ステップB4)。画像圧縮制御手
段221は、画像圧縮手段230を制御して画像を圧縮
する。圧縮された画像データは、一時的にファイル装置
206または記憶装置207に格納される。
【0115】次に、圧縮処理発行手段210は、ステッ
プB8からステップB12までの処理を音声データの圧
縮が終了するまで繰り返し、音声の圧縮処理を終了させ
る。
【0116】まず圧縮処理発行手段210は、データ入
出力制御手段213を通してファイル装置206または
記憶装置207から音声データを画像データ1フレーム
分の再生時間に相当するデータ量分読み出す(ステップ
B8)。
【0117】圧縮処理発行手段210は、読み込んだ音
声データを音声圧縮制御手段222に送り、音声圧縮命
令430を発行する(ステップB9)。音声圧縮制御手
段222は、音声圧縮手段231を制御して音声データ
を圧縮する。圧縮された音声データは、一時的にファイ
ル装置206または記憶装置207に格納される。
【0118】最後に、圧縮処理発行手段210は、シス
テム処理制御手段223に対してシステム処理命令44
0を発行する(ステップB13)。
【0119】システム処理制御手段223は、ファイル
装置206または記憶装置207に一時的に格納された
圧縮後の画像データと音声データを読み出し、システム
処理手段232を制御して、動画像と音声の同期再生を
保証するデータインタリーブを実現するシステムデータ
を生成する。生成したシステムデータは最終的にファイ
ル装置206に格納される。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば下
記記載の効果を奏する。
【0121】(1)本発明の第1の効果は、所定の順序
で処理命令を発行するアプリケーションを作成するだけ
で、動画像音声圧縮に対する知識を全く持たなくとも、
容易に動画像および音声を圧縮する圧縮システムを構築
することが可能である、ということである。
【0122】その理由は、本発明においては、圧縮処理
制御装置に圧縮処理装置の制御処理やデータの入出力処
理を集約し、圧縮アプリケーションが直接圧縮処理に関
与しなくてよいように、構成したことによる。
【0123】(2)本発明の第2の効果は、圧縮前およ
び圧縮後の動画像音声データをファイル装置以外の装置
から入出力することが可能である、ということである。
【0124】その理由は、本発明においては、圧縮アプ
リケーションが動画像音声データを直接操作可能な圧縮
モードを設けている、ことによる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態における圧縮アプリケーシ
ョン101の動作を示す流れ図である。
【図3】本発明の実施の形態における圧縮処理制御手段
120の動作を示す流れ図である。
【図4】本発明の実施の形態の処理手順を説明するため
の図である。
【図5】本発明の一実施例の処理命令を説明するための
図である。
【図6】本願発明の先行する動画像音声圧縮装置の構成
を示すブロック図である。
【図7】図6の装置の処理手順を説明するための図であ
る。
【図8】MPEGに準拠した圧縮符号化された動画像デ
ータの構成を説明するための図である。
【図9】MPEGに準拠した圧縮符号化された音声デー
タの構成を説明するための図である。
【図10】MPEGに準拠した圧縮符号化された動画像
音声データの構成を説明するための図である。
【図11】図6に示した装置における動画像圧縮処理手
段12の詳細ブロック図である。
【図12】図6に示した装置における音声圧縮処理手段
13の詳細ブロック図である。
【図13】図6に示した装置におけるシステム処理手段
14の詳細ブロック図である。
【符号の説明】
1 装置制御手段 2 他アプリケーション 3 入力手段 4 出力手段 5 動画像音声圧縮手段 10 I/F処理手段 11 処理選択手段 12 動画像圧縮処理手段 13 音声圧縮処理手段 14 システム処理手段 15 圧縮元ファイル装置 16 圧縮後ファイル装置 201 圧縮アプリケーション 202 圧縮処理制御装置 203 圧縮処理装置 204 出力装置 205 入力装置 206 ファイル装置 207 記憶装置 210 圧縮処理発行手段 211 途中中断通知手段 212 処理経過算出手段 213 データ入出力制御手段 220 圧縮処理制御手段 221 画像圧縮制御手段 222 音声圧縮制御手段 223 システム処理制御手段 224 圧縮パラメータ設定手段 230 画像圧縮手段 231 音声圧縮手段 232 システム処理手段 601 動画像圧縮処理制御手段 602 原画像読み込み手段 603 色信号変換手段 604 動き検索手段 605 動き予測手段 606 DCT手段 607 量子化手段 608 VLC手段 609 圧縮符号バッファ 610 逆量子化手段 611 IDCT手段 612 動き補償手段 613 参照フレーム部 701 音声圧縮処理制御手段 702 原音読み込み手段 703 原音データ切り出し手段 704 32の周波帯域写像処理手段 705 心理聴覚処理手段 706 量子化符号手段 707 フレーム形成手段 708 圧縮符号バッファ 801 動画像データバッファ 802 音声データバッファ 803 タイムコードカウンタ 804 マルチプレクス手段 805 動画像音声圧縮符号バッファ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の手順で圧縮処理命令を発行する圧縮
    処理発行手段と、 動画像及び音声(以下「動画像音声」という)の圧縮処
    理を行う圧縮処理装置と、 前記圧縮処理発行手段によって発行された前記圧縮処理
    命令を解釈し、前記圧縮処理装置を制御する手段と、 を備えたことを特徴とする動画像音声圧縮システム。
  2. 【請求項2】前記圧縮処理装置を制御する手段が、 前記圧縮処理発行手段から発行された前記圧縮処理命令
    を解釈し、前記圧縮処理装置を制御する圧縮処理制御手
    段と、 画像圧縮処理を制御する画像圧縮制御手段と、 音声圧縮処理を制御する音声圧縮制御手段と、 動画像音声データの同期再生を可能とするシステムデー
    タの生成処理を制御するシステム処理制御手段と、 動画像音声の圧縮パラメータを設定する圧縮パラメータ
    設定手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の動画像音声圧
    縮システム。
  3. 【請求項3】前記圧縮処理命令が、 動画像音声の圧縮パラメータの設定を実行する圧縮パラ
    メータ設定命令と、 動画像音声の圧縮処理を開始する圧縮開始命令と、 動画像データの圧縮処理を実行する画像圧縮命令と、 音声データの圧縮処理を実行する音声圧縮命令と、 動画像音声データの同期再生を可能とするシステムデー
    タの生成を実行するシステム処理命令と、 動画像音声の圧縮処理を終了する圧縮終了命令と、 を含むことを特徴とする請求項2記載の動画像音声圧縮
    システム。
  4. 【請求項4】前記圧縮パラメータ設定命令が、 良く用いられる適切な値に圧縮パラメータを設定するパ
    ラメータの初期化と、 良く用いられる適切な値の圧縮パラメータを取得する既
    定値の取得と、 圧縮パラメータの設定を行うパラメータの設定と、 現在の圧縮パラメータの設定を取得するパラメータの取
    得と、 を含むことを特徴とする請求項3記載の動画像音声圧縮
    システム。
  5. 【請求項5】前記圧縮処理制御装置が、 前記圧縮パラメータ設定命令が発行される前に、前記圧
    縮開始命令が開始された場合、前記圧縮パラメータ設定
    手段に、前記パラメータ設定命令を前記パラメータの初
    期化で発行する、 ことを特徴とする請求項4記載の動画像音声圧縮システ
    ム。
  6. 【請求項6】前記圧縮開始命令が、 圧縮処理の際、前記動画像データ、前記音声データ、お
    よび前記システムデータを1フレーム単位で圧縮し、圧
    縮後の動画像音声データをファイル装置に格納するファ
    イル作成と、 圧縮処理の際、前記動画像データ、前記音声データ、お
    よび前記システムデータを1フレーム単位で圧縮し、圧
    縮後の動画像音声データを記憶装置に格納するバッファ
    返しと、 圧縮処理の際、前記動画像データ、前記音声データ、お
    よび前記システムデータをそれぞれ一括して圧縮し、圧
    縮後の動画像音声データをファイル装置に格納する完結
    圧縮と、 を含むことを特徴とする請求項5記載の動画像音声圧縮
    システム。
  7. 【請求項7】前記圧縮処理制御手段が、 前記圧縮開始命令の発行時に、動画像1フレーム分の再
    生時間に相当する音声データ量を算出し、前記圧縮処理
    発行手段に前記データ量を送ることを特徴とする請求項
    4記載の動画像音声圧縮システム。
  8. 【請求項8】前記圧縮処理装置が、 動画像の圧縮を行う画像圧縮手段と、 音声の圧縮を行う音声圧縮手段と、 動画像音声データの同期再生を可能とするシステムデー
    タを生成するシステム処理手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の動画像音声圧
    縮システム。
  9. 【請求項9】前記画像圧縮手段が、 動画像の圧縮を1フレーム単位で行い、再生するフレー
    ムの順番で画像データを受け取り、圧縮可能なフレーム
    の最小単位が揃うまでデータを記憶装置に記憶し、圧縮
    処理順にフレームを入れ替えて圧縮を行う、 ことを特徴とする請求項8記載の動画像音声圧縮システ
    ム。
  10. 【請求項10】前記画像圧縮手段が、 画像圧縮の終了時に、再生の最終フレームを後ろのフレ
    ームとの相関関係の無い圧縮方法で圧縮し、画像の全フ
    レーム数が圧縮可能なフレームの最小単位で割り切れな
    い場合も再生可能な圧縮画像データを生成する、 ことを特徴とする請求項9記載の動画像音声圧縮システ
    ム。
  11. 【請求項11】動画像の圧縮を行う画像圧縮手段と、音
    声の圧縮を行う音声圧縮手段と、動画像音声データの同
    期再生を可能とするシステムデータを生成するシステム
    処理手段と、を備えてなる画像圧縮処理装置に対して圧
    縮アプリケーションから圧縮処理命令を受けて制御を行
    う制御手段を備え、 前記圧縮アプリケーションは、前記制御手段に対し、圧
    縮パラメータ設定命令を発行し、圧縮処理に必要なパラ
    メータを一括して設定し、次には画像圧縮命令と音声圧
    縮命令とシステム処理命令を連続して全ての動画像音声
    データの圧縮処理が終了するまで発行し、圧縮終了命令
    を発行して圧縮処理を終了するという具合に、前記画像
    圧縮処理装置の圧縮処理に直接関与しない構成とされた
    ことを特徴とする動画像音声圧縮システム。
  12. 【請求項12】所定の手順で圧縮処理命令を発行する圧
    縮処理発行手段と、 動画像音声の圧縮処理を行う圧縮処理装置と、を備え、
    更に、 前記圧縮処理発行手段によって発行された前記圧縮処理
    命令を解釈し、前記圧縮処理装置を制御する制御手段で
    あって、 前記圧縮処理発行手段から発行された前記圧縮処理命令
    を解釈し、前記圧縮処理装置を制御する圧縮処理制御手
    段と、 画像圧縮処理を制御する画像圧縮制御手段と、 音声圧縮処理を制御する音声圧縮制御手段と、 動画像音声データの同期再生を可能とするシステムデー
    タの生成処理を制御するシステム処理制御手段と、 動画像音声の圧縮パラメータを設定する圧縮パラメータ
    設定手段と、 を有する制御手段を備えたことを特徴とする動画像音声
    圧縮システム。
JP26550396A 1996-09-13 1996-09-13 動画像音声圧縮システム Pending JPH1093959A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004267301A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Shimadzu Corp 超音波診断装置

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