JPH1083457A - テクスチャ・データ転送方法 - Google Patents

テクスチャ・データ転送方法

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JPH1083457A
JPH1083457A JP9083472A JP8347297A JPH1083457A JP H1083457 A JPH1083457 A JP H1083457A JP 9083472 A JP9083472 A JP 9083472A JP 8347297 A JP8347297 A JP 8347297A JP H1083457 A JPH1083457 A JP H1083457A
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frame buffer
texture
data
texels
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JP9083472A
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John A Dykstal
ジョン・エー・ディクスタル
Darel N Emmot
ダレル・エヌ・エモット
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HP Inc
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Hewlett Packard Co
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    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G5/00Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators
    • G09G5/36Control arrangements or circuits for visual indicators common to cathode-ray tube indicators and other visual indicators characterised by the display of a graphic pattern, e.g. using an all-points-addressable [APA] memory
    • G09G5/39Control of the bit-mapped memory
    • G09G5/393Arrangements for updating the contents of the bit-mapped memory
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2360/00Aspects of the architecture of display systems
    • G09G2360/12Frame memory handling
    • G09G2360/121Frame memory handling using a cache memory
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2360/00Aspects of the architecture of display systems
    • G09G2360/12Frame memory handling
    • G09G2360/123Frame memory handling using interleaving

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Image Generation (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】テクスチャ・マッピング・チップからフレーム
・バッファ制御器チップへテクスチャ・データを効率的
に転送する装置および方法を提供する。 【解決手段】テクスチャ・マッピング・チップから複数
のフレーム・バッファ制御器チップの1つに転送される
テクセルは、テクセル・アレイ記憶装置に一時的に記憶
される。テクセル・アレイ記憶装置内のテクセル記憶位
置アドレスは、各々が異なるフレーム・バッファ制御器
チップに対応する複数のアドレス記憶装置の1つに記憶
される。複数のフレーム・バッファ制御器チップのうち
テクセル・アレイ記憶装置に記憶されているテクセルの
行先である制御器チップがテクセルを受け取る準備がで
きると、対応するテクセル・アレイ記憶装置の記憶位置
を使用して、テクセル・アレイ記憶装置から該当するフ
レーム・バッファ制御器チップへテクセルが転送され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にはテクス
チャ・マッピングを行うコンピュータ・グラフィックス
・システムに関するもので、特に回路基板の間で転送さ
れるテクスチャ・データをバッファリングするシステム
および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・グラフィックス・システ
ムは、2次元表示画面上でオブジェクトのグラフィック
表現を表示するために一般に使用される。現在のコンピ
ュータ・グラフィックス・システムは、高度に細密な表
現を提供することができ、種々のアプリケーションにお
いて使用されている。
【0003】典型的なコンピュータ・グラフィックス・
システムにおいては、表示画面に表現されるべきオブジ
ェクトは、複数のグラフィックス・プリミティブに分解
される。プリミティブは、グラフィックス・ピクチャの
基本コンポーネントであって、点、線、ベクトルおよび
三角形のような多角形を含む場合がある。典型的ハード
ウェア/ソフトウェア方式は、画面上に表現される1つ
または複数のオブジェクトの画像を表現するグラフィッ
クス・プリミティブを、2次元表示画面上にレンダリン
グ(rendering)または描画するように実施される。
【0004】レンダリングされるべき3次元オブジェク
トを定義するプリミティブは、典型的には、ホスト・コ
ンピュータによってプリミティブ・データとして定義さ
れ提供される。例えば、あるプリミティブが三角形であ
るとすれば、ホスト・コンピュータは、三角形の各頂点
のx,y,z座標および各頂点のR、G、Bカラー値と
して、そのプリミティブを定義する。レンダリング・ハ
ードウェアは、プリミティブ・データを補間して、各ピ
クセルを表現するため画面上オンにする表示画面ピクセ
ルおよび各ピクセルに関するR,G,B値を計算する。
【0005】初期のグラフィックス・システムは、複雑
な3次元のオブジェクトを表現またはモデル化する場合
十分に現実的な形態で画像を表示することができなかっ
た。そのようなシステムによって表示される画像は、極
端になめらかな表面をしていて、モデル化されたオブジ
ェクトに存在するテクスチャ、凹凸、スクラッチ、陰影
およびその他の表面細部に欠けていた。
【0006】このため、表面細部が改善された画像を表
示するいくつかの方法が開発された。テクスチャ・マッ
ピング手法はそのような方法の1つであって、これは、
先ず、テクスチャ(textureすなわち表面模様)と呼ばれ
るソース画像を3次元オブジェクトの面にマッピング
し、次に、その3次元オブジェクを2次元グラフィック
ス表示画面にマップして、その結果生成される画像を表
示する。一般にマップされたテクスチャの細部の面特性
は、カラー、鏡面反射、ベクトル摂動、反射、透明性、
陰影、表面不規則性および階調度を含む。
【0007】テクスチャ・マッピングは、テクスチャの
1つまたは複数のテクセル(texelすなわち点要素)を、
テクスチャがマップされる先のオブジェクトの表示部分
の点要素(すなわちピクセルまたは画素)に対応させる
ことを意味する。テクスチャ・マッピング・ハードウェ
アは、テクスチャ・マップにおけるテクセルがオブジェ
クトを表現する表示画面のピクセルに対応する形態を標
示する情報を伝統的に備えている。テクスチャ・マップ
における各テクセルは、2次元テクスチャ・マップにお
けるその位置を識別するSおよびT座標によって定義さ
れる。各ピクセル毎に、該ピクセルに対応する1つまた
は複数のテクセルが、テクスチャ・マップから取り出さ
れ、表示画面上でテクスチャ化されたオブジェクトを表
現するため該ピクセルに対して生成される最終的R,
G,B値と統合される。
【0008】オブジェクト・プリミティブのピクセルの
各々は、オブジェクトのあらゆる表現についてテクスチ
ャ・マップにおける単一のテクセルと1対1の対応関係
でマップすることはできない点理解されるべきである。
例えば、オブジェクトが表示画面上で表示される場合表
示位置に接近すればする程、オブジェクトは一層大きく
表現される。オブジェクトが表示画面上大きく表現され
る程、テクスチャの表現はより詳細になる。従って、オ
ブジェクトが表示画面の大部分を使う時、オブジェクト
を表示画面で表現するため多数のピクセルが使用され、
オブジェクトを表現する各ピクセルは、テクスチャ・マ
ップにおける1つのテクセルと1対1の対応関係をもっ
てマップされるか、あるいは、単1のテクセルが複数の
ピクセルに対応することもある。しかし、逆にオブジェ
クトが表示画面の相対的に小さい部分を占める時、オブ
ジェクトを表示画面で表現するため相対的に少ないピク
セルが使用され、テクスチャの表現は粗くなり、従っ
て、各ピクセルは複数のテクセルに対応することにな
る。テクスチャがオブジェクトの小さい部分にマップさ
れる場合、各ピクセルは、また、複数のテクセルにマッ
プされる可能性がある。この結果、典型的には、ピクセ
ルの各々毎に、複数のテクセルに対応し、かつ、そのピ
クセルへ対応するテクセルの平均を表すテクセル・デー
タが計算される。
【0009】典型的テクスチャ・マッピング・ハードウ
ェア・システムは、レンダリングされるオブジェクトに
関連するテクスチャを表現するデータを記憶するローカ
ル・メモリを含む。上述のように、1つのピクセルが複
数のテクセルに対応する場合がある。平均値を生成する
ためテクスチャ・マッピング・ハードウェアがローカル
・メモリから1つのピクセルに対応する多数のテクセル
を読み取らねばならないとすれば、多数のメモリ読み出
し動作と多数のテクセル値の平均算出演算が必要とな
り、これは時間浪費的であってシステム処理能力を低下
させる原因となるであろう。
【0010】この問題を解決するため、各テクスチャ毎
に一連のMIPマップを作成し、レンダリングされるテ
クスチャのMIPマップをテクスチャ・マッピング・ハ
ードウェアのローカル・メモリに記憶する方式が開発さ
れた。あるテクスチャに関するMIPマップは、テクス
チャ・マップに直接対応する基本マップならびにそれ以
外の一連のフィルタされたマップを含み、この場合、連
続するマップは前後で、2の自乗のサイズで減少する。
図1は1組のMIPマップの例を示す。(注:MIP
は、multum in parvoの頭文字をとったもので、「小さ
い場所の多数の事柄」を意味する)。図1のMIPマッ
プは、サイズ的に8×8テクセルである基本マップ10
0の他、それぞれサイズ4×4、2×2ならびに1×1
テクセルである一連のマップ102、104および10
8を含む。
【0011】4×4マップ102は、基本マップ100
をフィルタ(すなわち比例減少)することによって生成
されるが、具体的には、マップ102のテクセルの各々
は、基本マップ10の4個のテクセルの平均値に対応す
る。例えば、マップ102のテクセル110は、マップ
100のテクセル112ないし115の平均に等しく、
マップ102のテクセル118および120は、マップ
100のテクセル121ないし124の平均およびテク
セル125ないし128の平均にそれぞれ等しい。2×
2マップ104は、例えばマップ104のテクセル13
0がマップ102のテクセル110、118、119お
よび120の平均に等しくなるように、マップ102を
フィルタすることによって同様に生成される。マップ1
08の単一(1×1)テクセルは、マップ104の4つ
のテクセルを平均することによって生成される。
【0012】従来技術のグラフィックス・システムは、
一般的に、ホスト・コンピュータの主メモリからテクス
チャ・マッピング・ハードウェアのローカル・メモリ
へ、表示画面にレンダリングされるプリミティブに関し
て使用されるべきテクスチャに対する完全な一連のMI
Pマップをダウンロードする。従って、テクスチャ・マ
ッピング・ハードウェアは、一連のMIPマップのうち
のいずれのマップからもテクスチャ・データをアクセス
することができる。特定のピクセルについてテクセル・
データを提供するためどのマップにアクセスすべきか
は、当該ピクセルがマップするテクセルの数に基づいて
決定される。例えば、ピクセルがテクスチャ・マップの
単一のテクセルと1対1の対応関係でマップする場合
は、基本マップ100がアクセスされる。しかし、ピク
セルが、4、16または64のテクセルへマップすると
すれば、マップ102、104および108が、それぞ
れテクスチャ・マップの4、16、64個のテクセルの
平均を表すテクセル・データを保持しているので、それ
らのマップがそれぞれアクセスされる。
【0013】1つのピクセルが選択されたマップのどの
1つのテクセルにも直接対応せず、複数のテクセルの間
に落ちることがある。このような場合、グラフィックス
・システムによっては、テクセル・データを正確に生成
するため双線形補間(bilinear interpolation)を使う。
1つのピクセルが、1つのMIPマップの複数のテクセ
ル・エントリに対応する場合、使用されるテクセル・デ
ータは、最も近いテクセル・エントリの加重平均であ
る。このように、ピクセルに対応するテクセル・データ
は、単一のマップにおける4つのテクセル・エントリの
加重平均とすることができる。例えば、ピクセルがマッ
プ102の132で示される位置に対応する場合、その
ピクセルに対応するテクセル・データは、テクセル11
0、118、199および120の加重平均である。
【0014】また、ピクセルが一連のMIPマップのど
のマップにも直接対応せず、2つのマップの間に落ちる
こともある。例えば、あるピクセルが、テクスチャ・マ
ップの1より大で4未満の数のテクセルに対応すること
もある。このような場合、所望のテクセル・データを作
成するため、グラフィックス・システムによっては、2
つの近接するMIPマップの間で補間を行う。例えば、
上述のように、1つのピクセルがテクスチャ・マップの
1より大で4未満の数のテクセルに対応するような場
合、マップ100および102によって提供されるテク
セル・データが補間され、該ピクセルに関するテクセル
・データが作成される。単一のマップにおける複数のテ
クセル・エントリの上述の補間と組み合わせられる時、
この方式は、3線形補間(trilinear interpolation)と
して知られるもので、2つの近接するマップのそれぞれ
における4個の近接するテクセル、すなわち8個のテク
セルの加重平均として特定のピクセルに対する所望のテ
クセル・データを生成することができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】種々のシステム・エレ
メントによって異なるオブジェクト・プリミティブに関
して種々の動作を同時に実行するパイプライン化された
テクスチャ・マッピング・システムにおいて、システム
の異なるチップまたはボード間で転送されるデータをバ
ッファすることがしばしば必要となる。そのようなシス
テムにおいてデータ・バッファ用ハードウエアのサイ
ズ、コストおよび複雑性を減少することが必要とされて
いる。
【0016】
【課題を解決するための手段】発明の課題を解決する手
段の1つとして、本発明は、テクスチャ・マッピング・
コンピュータ・グラフィックス・システムにおいて、複
数のテクセルを含むテクスチャ・データをテクスチャ・
マッピング・チップから複数のフレーム・バッファ制御
器チップへ転送する方法を提供する。該方法は、各々の
転送先が特定のフレーム・バッファ制御器チップに指定
されているテクセルを上記テクスチャ・マッピング・チ
ップから受け取るステップ、限定的数の上記テクセルを
テクセル・アレイ記憶装置に一時的に記憶するステッ
プ、それぞれが1つのフレーム・バッファ制御器チップ
に対応する複数の第1の記憶レジスタの各々へ上記テク
セル・アレイ記憶装置から各テクセルを転送するステッ
プ、および上記第1の記憶レジスタから該当するフレー
ム・バッファ制御器チップへ各テクセルを転送するステ
ップを含む。
【0017】本発明の上記方法におけるテクセル転送の
ステップが、また、上記複数の第1の記憶レジスタの各
々から複数の第2の記憶レジスタの各々へ各テクセルを
転送し、上記第2の記憶レジスタから上記フレーム・バ
ッファ制御器チップへテクセルを転送するステップを含
む。
【0018】本発明の上記方法は、更に、上記テクセル
・アレイ記憶装置に記憶されたテクセルの各々に関し
て、上記テクセル・アレイ記憶装置内のテクセル記憶位
置アドレスを、上記複数のフレーム・バッファ制御器チ
ップの各々にそれぞれが対応する複数のアドレス記憶装
置の1つに記憶するステップを含む。
【0019】本発明の上記方法は、更にまた、上記テク
スチャ・マッピング・チップからテクセルを受け取る際
に、各テクセル毎にどのフレーム・バッファ制御器チッ
プが該テクセルの行先であるかを決定するステップ、お
よびどのフレーム・バッファ制御器チップがテクセル受
け取りの最高優先度を有しているかを決定するステップ
を含む。
【0020】更に、本発明は、発明の課題を解決する別
の手段として、複数のテクセルを記憶するテクスチャ・
マッピング・チップおよび上記テクセルを処理する複数
のフレーム・バッファ制御器チップを含むテクスチャ・
マッピング・コンピュータ・グラフィックス・システム
を提供する。該システムは、上記テクスチャ・マッピン
グ・チップと上記複数のフレーム・バッファ制御器チッ
プの間に配置されるインターフェース装置を含み、この
インターフェース装置は、各々の転送先が特定のフレー
ム・バッファ制御器チップに指定されている限定的数の
上記テクセルを一時的に記憶するテクセル・アレイ記憶
装置、および、上記テクセル・アレイ記憶装置に接続
し、上記テクスチャ・マッピング・チップから上記テク
セル・アレイ記憶装置内の記憶位置へのテクセルの転送
ならびに上記テクセル・アレイ記憶装置から該当するフ
レーム・バッファ制御器チップへのテクセルの転送を制
御する制御装置を備える。
【0021】本発明の上記インターフェース装置は、ま
た、上記制御装置に接続し、テクセルが記憶されている
上記テクセル・アレイ記憶装置内の記憶位置のアドレス
を記憶する機能を有し、各々が異なるフレーム・バッフ
ァ制御器チップに対応する複数のアドレス記憶装置を備
える。
【0022】本発明の上記制御装置は、また、上記テク
スチャ・マッピング・チップから上記テクセル・アレイ
記憶装置内の記憶位置へのテクセルの転送を制御する第
1の部分、および上記テクセル・アレイ記憶装置から該
当するフレーム・バッファ制御器チップへのテクセルの
転送を制御する第2の部分を含む。
【0023】本発明の上記インターフェース装置におい
て、更にまた、上記制御装置の上記第1の部分が、上記
テクスチャ・マッピング・チップに接続して、各テクセ
ルをどのフレーム・バッファ制御器チップに転送すべき
かを決定し、テクセル・アレイ記憶装置アドレスを対応
するアドレス記憶装置へ書き込むことをイネーブルする
復号器を含み、また、制御装置の第2の部分が、上記テ
クセル・アレイ記憶装置からテクセル受け取るため上記
フレーム・バッファ制御器チップすべての相対的優先度
を決定する優先度復号器を含む。
【0024】更に、本発明の上記インターフェース装置
は、上記テクセル・アレイ記憶装置と対応するフレーム
・バッファ制御器チップの間に接続し、それぞれが1つ
のフレーム・バッファ制御器チップに対応し、該当する
フレーム・バッファ制御器チップへ転送されるテクセル
を一時的に記憶する複数のレジスタを備える。
【0025】本発明は、発明の課題を解決する更にまた
別の手段として、複数のテクセルを記憶するテクスチャ
・マッピング・チップを含むテクスチャ・マッピング・
コンピュータ・グラフィックス・システムを提供する。
該システムは、また、上記テクスチャ・マッピング・チ
ップに接続し、各々が上記テクスチャ・マッピング・チ
ップから別々の上記テクセルを受け取りそして処理する
複数のフレーム・バッファ制御器チップを含む。該シス
テムは、また、上記テクスチャ・マッピング・チップと
上記複数のフレーム・バッファ制御器チップの間に配置
され、上記テクセルが上記テクスチャ・マッピング・チ
ップから上記フレーム・バッファ制御器チップへ転送さ
れる際にそれらテクセルを一時的に記憶するテクセル・
アレイ記憶装置を含む。
【0026】本発明の上記システムは、上記テクセル・
アレイ記憶装置に接続し、上記テクスチャ・マッピング
・チップから上記テクセル・アレイ記憶装置内の記憶位
置へのテクセルの転送を制御する第1の部分、および上
記テクセル・アレイ記憶装置から該当するフレーム・バ
ッファ制御器チップへのテクセルの転送を制御する第2
の部分を持つ制御装置を更に備える。
【0027】本発明の上記システムは、また、上記制御
装置に接続し、テクセルが記憶されている上記テクセル
・アレイ記憶装置内の記憶位置のアドレスを記憶する機
能を有し、各々が異なるフレーム・バッファ制御器チッ
プに対応する複数のアドレス記憶装置を備える。
【0028】本発明の上記システムにおいて、更にま
た、上記制御装置の上記第1の部分が、上記テクスチャ
・マッピング・チップに接続して、各テクセルをどのフ
レーム・バッファ制御器チップに転送すべきかを決定
し、テクセル・アレイ記憶装置アドレスを対応するアド
レス記憶装置へ書き込むことをイネーブルする復号器を
含み、また、制御装置の第2の部分が、上記テクセル・
アレイ記憶装置からテクセル受け取るため上記フレーム
・バッファ制御器チップすべての相対的優先度を決定す
る優先度復号器を含む。
【0029】
【発明の実施の形態】
I. システム概要 図2は、テクスチャ・マッピング・ハードウェアを含む
グラフィックス・システムの1つの実施形態のブロック
図である。本発明は、複数基板間で転送されるデータを
バッファリングするためのインターフェースを対象とし
ている。図示されている実施形態が、基板ならびにチッ
プの数、細分化の形態、バス幅およびデータ転送速度に
関して単なる典型例にすぎないことは理解されるべきで
ある。図示される以外のその他多数の形態を実施するこ
とは可能である。
【0030】図2に示されているように、システムは、
フロントエンド基板10、テクスチャ・マッピング基板
12およびフレーム・バッファ基板14を含む。フロン
トエンド基板は、52ビット幅バス16を経由してホス
ト・コンピュータ15と通信する。フロントエンド基板
は、レンダリング(描画)すべきプリミティブを、バス
16経由でホスト・コンピュータから受け取る。プリミ
ティブは、x,y,zベクトル座標データ、R,G,B
カラー・データおよびテクスチャS,T座標によって指
定される。これらデータは、すべて、例えばプリミティ
ブが三角形であれば頂点のようなプリミティブの部分に
関するデータである。次に、プリミティブを3次元で表
すデータが、フロントエンド基板10によって、テクス
チャ・マッピング基板12およびフレーム・バッファ基
板14に対して85ビット幅バス18を経由して与えら
れる。テクスチャ・マッピング基板は、プリミティブを
表現する画面表示ピクセルを計算するため受け取ったプ
リミティブ・データを補間し、該プリミティブのピクセ
ル毎に対応するテクスチャ・データを決定する。計算結
果のテクスチャ・データは、図2では単純化のため1本
線として示されている5本の55ビット幅バス28を経
由してフレーム・バッファ基板に送られる。
【0031】フレーム・バッファ基板14もまた、フロ
ントエンド基板10から受け取ったプリミティブ・デー
タを補間し、各プリミティブを表現する表示画面上のピ
クセルを計算し、各ピクセル毎にオブジェクトのカラー
を決定する。次に、フレーム・バッファ基板は、上記オ
ブジェクト・カラー値をテクスチャ・マッピング基板か
ら送られたテクスチャ・データとピクセル毎に結合し
て、各ピクセル毎に画像R,G,Bを生成する。表示画
面(図示されてない)のピクセルを制御するため各ピク
セルに関するR,G,Bカラー制御信号が、R,G,B
ライン29経由でそれぞれ与えられ、テクスチャ・マッ
プ・プリミティブを表現する画像が表示画面上に表示さ
れる。
【0032】フロントエンド基板10、テクスチャ・マ
ッピング基板12およびフレーム・バッファ基板14の
各々はパイプライン化され、複数のプリミティブに対し
て同時に動作する。テクスチャ・マッピングおよびフレ
ーム・バッファ基板が、フロントエンド基板によって前
に提供されたプリミティブに対して動作を行う際、フロ
ントエンド基板は、基板12および14のパイプライン
がいっぱいにならない限り、新しいプリミティブに対し
て動作し基板12および14へ提供し続ける。フロント
エンド基板10は、分配器チップ30、3次元(3D)
加速器チップ32A、32Bならびに32C、2次元
(2D)加速器チップ34および集線器チップ36を含
む。分配器チップ30は、X,Y,Z座標およびカラー
・プリミティブ・データをバス16経由でホスト・コン
ピュータから受け取り、3次元プリミティブ・データを
3次元加速器チップ32A、32Bおよび32Cに均等
に分配する。このような形態で、3つのグループのプリ
ミティブが同時に処理されることによって、システムの
帯域幅が増加される。データは、40ビット幅バス38
Aを経由して3次元加速器チップ32Aおよび32Bに
送られ、40ビット幅バス38Bを経由してチップ32
Cに送られる。バス38Aおよび38Bは、60MHZ
の伝送率でデータを伝送し、2つの3次元加速器チップ
をサポートするために十分な帯域幅を提供する。2Dプ
リミティブ・データは、44ビット幅バス40を経由し
て40MHZの伝送率で2D加速速器チップ34へ送ら
れる。
【0033】3次元加速器チップの各々は、受け取った
プリミティブを定義するx,y,z座標を、対応する画
面空間座標に変換し、画面空間座標に対するオブジェク
トR,G,B値およびテクスチャS,T値を決定し、プ
リミティブの四辺形を三角形へ分解し、各三角形を定義
するため三角形平面方程式を計算する。各3次元加速器
チップは、また、複数ウィンドウが表示される時、ある
いは、プリミティブの一部が表示画面上に表される視野
を越えて広がる時、画像の正確な画面表示を確実にする
ため視野クリッピング動作を実行する。3次元加速器3
2Aおよび32Bからの出力データは44ビット幅バス
42Aを経由して、また3次元加速器32Cからの出力
データは44ビット幅バス42Bを経由して、それぞ
れ、集線器チップ36へ60MHZの伝送率で送られ
る。2次元加速器34からの出力データは46ビット幅
バス44を経由して集線器チップ36へ40MHZの伝
送率で送られる。集線器チップ36は、3次元加速器チ
ップ32A−32Cから受け取った3次元プリミティブ
出力データを結合し、分配器チップ30による分配の前
の元の順序にプリミティブを配列し直し、結合したプリ
ミティブ出力データをバス18を経由してテクスチャ・
マッピング基板およびフレーム・バッファ基板に送る。
【0034】テクスチャ・マッピング基板12は、テク
スチャ・マッピング・チップ46、および、好ましくは
キャッシュ・メモリとして構成されるローカル・メモリ
48を備える。ローカル・メモリは、複数のSDRAM
チップ(すなわち同期ダイナミックRAM)から形成さ
れる。キャッシュ・メモリ48は、フレーム・バッファ
基板においてレンダリングされるプリミティブに関連す
るテクスチャMIPマップ・データを記憶する。テクス
チャMIPマップ・データは、ホスト・コンピュータ1
5の主メモリ17から、バス40を経由して、2D加速
器チップ34を通過し、24ビット幅バス24を経由し
て、キャッシュ・メモリ48にダウンロードされる。
【0035】テクスチャ・マッピング・チップ46は、
表示画面上で描画(レンダリング)されるべきプリミテ
ィブを表すプリミティブ・データをバス18経由で連続
的に受け取る。上述のように、3次元加速器チップ32
A−32Cから送られるプリミティブは、点、線分およ
び三角形を含む。テクスチャ・マッピング基板は、点ま
たは線分に関してはテクスチャ・マッピングを実行せ
ず、三角形プリミティブについてのみ実行する。三角形
プリミティブを表現するデータは、少くとも1つの頂点
に関するx,y,zオブジェクト・ピクセル座標、少く
とも1つの頂点のオブジェクト・カラーR,G,B値、
少くとも1つの頂点に対応するテクスチャ・マップ部分
のS,T座標、および三角形の平面方程式を含む。テク
スチャ・マッピング・チップ46は、オブジェクト・ピ
クセルz座標およびオブジェクト・カラーR,G,B値
を無視する。チップ46は、x,yピクセル座標を補間
し、プリミティブを表現する各x,y画面表示ピクセル
に対応するSおよびT座標を補間する。各ピクセル毎
に、テクスチャ・マッピング・チップは、ピクセルに対
応するテクスチャMIPマップ部分をキャッシュ・メモ
リから取り出し、複数のテクセルの加重平均を含むテク
スチャ・データを該ピクセルについて計算する。
【0036】キャッシュは1ブロックが256×256
テクセルからなる64ブロックのテクセルを記憶するこ
とができる。従来技術のシステムのテクスチャ・マッピ
ング・ハードウェアで使われるローカル・メモリと異な
って、キャッシュ・メモリは、レンダリングされるプリ
ミティブに対応する(大規模な)テクスチャの一連のM
IPマップ全体を記憶しなくてもよい。むしろ、キャッ
シュ・メモリは、ある1時点をとると、その時点でプリ
ミティブをレンダリングする場合一連のMIPマップの
実際に使用される特定部分のみを記憶する。従って、ほ
とんどのアプリケーションの場合、ある1時点で、全テ
クスチャ・データのうちレンダリングされる画像に関す
る部分だけがキャッシュ・メモリに記憶される。
【0037】各テクスチャに関する完全な一連のMIP
マップは、ホスト・コンピュータ15の主メモリ17に
記憶される。レンダリングされるプリミティブの各ピク
セルについて、テクスチャ・マッピング・チップ46
は、キャッシュ・メモリ48のディレクトリにアクセス
して、テクスチャMIPマップの対応する1つまたは複
数のテクセルが現在キャッシュに存在するか否かを判断
する。対応するテクセルがアクセス時点でキャッシュ・
メモリに存在する場合、キャッシュ・ヒット(cache hi
t)が発生し、テクセルがキャッシュ・メモリから読み取
られ、テクスチャ・マッピング・チップ46によってフ
レーム・バッファ基板に渡されるテクスチャ・データが
計算される。
【0038】しかし、プリミティブ・ピクセルについて
対応するテクセルがアクセス時点で存在しない場合、キ
ャッシュ・ミス(cache miss)が発生する。キャッシュ・
ミスが発生すると、プリミティブをレンダリングするた
めに必要とされるテクスチャMIPマップ部分データ
が、ホスト・コンピュータ15の主メモリ17からキャ
ッシュ・メモリ48へダウンロードされ、既に記憶され
ているなにがしかのデータを置き換えることになろう。
しかしながら、レンダリングされるプリミティブに関す
る一連のMIPマップ全体をダウンロードする従来技術
のテクスチャ・マッピング・システムと異なって、本シ
ステムは、現時点でプリミティブをレンダリングする場
合一連のMIPマップの実際に使用される特定部分また
は現時点でレンダリングされている部分のみをダウンロ
ードする。キャッシュ・ミスが発生すると、ホスト・コ
ンピュータ15のテクスチャ割り込み管理機構を始動す
る割込み制御信号が、テクスチャ・マッピング・チップ
46によって生成される。割込み制御信号は、ライン9
4を経由して分配器チップ30へ送られ、次に、ライン
95を経由してホスト・コンピュータへ送られる。
【0039】要求されたテクスチャ・データが、ホスト
・コンピュータによって主メモリから読み出され、3D
プリミティブ・レンダリング・パイプラインをバイパス
して、バス24経由でテクスチャ・マッピング基板のメ
モリ48へダウンロードされる。このように、キャッシ
ュ・ミス割込みが発生する時、キャッシュ・ミスを引き
起こしたプリミティブに関連するテクスチャ・データが
主メモリ17からダウンロードされている間、フロント
エンド基板が、3次元プリミティブに関する動作を継続
し、テクスチャ・マッピング・チップおよびフレーム・
バッファ基板へバス18を経由してプリミティブ・デー
タを出力することができる。従来技術のテクスチャ・マ
ッピング・システムと対照的に、テクスチャ・マッピン
グ・ハードウエアへのテクスチャ・データのダウンロー
ドが3次元プリミティブ・パイプラインのフラッシング
を必要としないので、システムの帯域幅および処理能力
が向上する。
【0040】本発明に従って、テクスチャ・データは、
フレーム・バッファ基板へ転送される前に、テクスチャ
・マッピング・チップ内のテクスチャ・マッピング基板
上のフレーム・バッファ基板インターフェース内にバッ
ファされる。各ピクセルに対するテクスチャ・データ
は、フレーム・バッファ基板上の5つのフレーム・バッ
ファ制御器チップ50A、50B、50C、50Dおよ
び50EすべてによってアクセスされることができるR
AMアレイ(図示されていない)に一時的に記憶される。
テクスチャ・データは、RAMアレイから、5つのフレ
ーム・バッファ制御器チップ50A、50B、50C、
50Dおよび50Eすべてによってアクセスされること
ができるレジスタ(図示されていない)へバス28を経由
して並列的に送られる。詳細は後述するが、本発明に従
うインターフェース制御装置(図示されていない)が、テ
クスチャ・マッピング・チップ46から5つのフレーム
・バッファ制御器チップ50A、50B、50C、50
Dおよび50Eへのテクスチャ・データ転送を制御す
る。
【0041】フレーム・バッファ制御器チップ50A−
50Eはそれぞれ対応するVRAM(ビデオ・ランダム
・アクセス・メモリ)チップ51A−51Eグループに
接続される。更にフレーム・バッファ基板は、4つのビ
デオ形式チップ(52A、52B、52Cおよび52
D)およびRAMDAC(ランダム・アクセス・メモリ
・デジタル・アナログ変換器)54を含む。
【0042】詳細は後述するが、フレーム・バッファ制
御器チップは、表示画面の異なる非上重ねセグメントを
制御する。各フレーム・バッファ制御器チップは、バス
18経由でフロントエンド基板からプリミティブ・デー
タを、そして、バス28経由でテクスチャ・マッピング
から計算結果のテクスチャ・マッピング・データを受け
取る。フレーム・バッファ制御器チップは、プリミティ
ブ・データを補間して、それぞれの対応するセグメント
に関する画面表示ピクセル座標、および各ピクセル座標
に関して対応するオブジェクトR,G,Bカラー値を計
算する。テクスチャ・マッピング基板から計算結果のテ
クスチャ・データが渡される(例えば三角形のような)
プリミティブについて、フレーム・バッファ制御器チッ
プは、ピクセル毎にオブジェクト・カラー値と計算結果
のテクスチャ・データを結合して、表示画面上で表示さ
れるべき最終的R,G,B値をピクセル毎に生成する。
【0043】オブジェクトとテクスチャ・カラー値の結
合は、多くの異なる形態で制御することができる。例え
ば、置き換えモードでは、オブジェクト・カラー値が、
単純にテクスチャ・カラー値によって置き換えられ、テ
クスチャ・カラー値だけがピクセルのレンダリングに使
用される。別の形態の調整モードでは、オブジェクトと
テクスチャ・カラー値が乗じられピクセルに関する最終
的R,G,B値が生成される。更に、対応するテクスチ
ャ・カラー値とオブジェクト・カラー値との組み合わせ
方法を定める比率を指定するカラー制御ワードを各テク
セルについて記憶することもできる。カラー制御ワード
は、各ピクセルに対応するテクセル・データに関して決
定され、フレーム・バッファ制御器チップにバス28経
由で渡されるので、制御器チップは対応する制御ワード
によって指定された比率を使用して最終的R,G,B値
を各ピクセル毎に決定することができる。
【0044】フレーム・バッファ制御器チップ50A−
50Eによって生成され、各ピクセルのR,G,B値を
含む画像ビデオ・データが対応するVRAMチップ51
A−51Eに記憶される。VRAMチップ51A−51
Eの各グループは、40個のVRAMチップがフレーム
・バッファ基板上に配置されるように、8つのVRAM
チップを含む。ビデオ形式チップ52A−52Dの各々
は、異なるセットの10個のVRAMチップに接続さ
れ、そこからデータを受け取る。ビデオ・データは、V
RAMチップから順次シフトされ、64ビット幅バス5
8A、58B、58Cおよび58Dを経由して4つのビ
デオ形式チップ52A、52B、52Cおよび52Dへ
33MHZ伝送率でそれぞれ送られる。ビデオ形式チッ
プは、RAMDACが処理できるような形式にビデオ・
データを変換して、形式化データを、32ビット幅バス
60A、60B、60Cおよび60Dを経由して33M
HZ伝送率でRAMDAC54へ送る。次に、RAMD
AC54は、デジタル・カラー・データをアナログR,
G,Bカラー制御信号に変換し、各ピクセルに関する
R,G,B制御信号を、R,G,B制御ライン29を介
して表示画面に送る。
【0045】特定のプリミティブ・レンダリング・タス
クが複数のプリミティブに関して並列的に実行されるよ
うに、テクスチャ・マッピング基板12およびフレーム
・バッファ基板14に関するハードウェアを反復的に配
置し、これによって、システムの帯域幅を拡大すること
ができる。そのような構成の1例が図3に示されてい
る。図3のシステムは、特定のハードウエアが複製され
ている図2のコンピュータ・グラフィックス・システム
である。図3のシステムは、4つの3次元加速器チップ
32A、32B、32Cおよび32D、キャッシュ・メ
モリ48Aならびに48Bとそれぞれ連動する2つのテ
クスチャ・マッピング・チップ46Aならびに46B、
および、各々が対応するVRAMチップを持つ10個の
フレーム・バッファ・チップ50A−50Jを含む。図
3のシステムの動作は、図2のシステムのそれに類似し
ている。図3のシステムにおけるハードウェアの反復配
置によって、特定のプリミティブ・レンダリング・タス
クが複数のプリミティブに関して並列的に実行されるた
めシステムの帯域幅が増大する。
【0046】II. テクスチャ・マッピング・チップの概
図4は、テクスチャ・マッピング・チップ46のブロッ
ク図である。チップ46は、オブジェクトおよびテクス
チャ・プリミティブ・データをフロントエンド基板から
64ビット幅バス18経由で受け取るフロントエンド・
パイプライン・インターフェース60を含む。テクスチ
ャ・マッピング・チップ上で処理される三角形プリミテ
ィブは最高52個の32ビット・デジタル・ワードによ
って定義されるが、異なる長さのワードによって定義す
ることもできる。パイプライン・インターフェースは、
一組のマスター・レジスタと一組の対応するスレーブ・
レジスタを含む。レンダリングの間、マスター・レジス
タは、プリミティブを定義する52個のデジタル・ワー
ド・データで逐次満たされる。次に、適切なレンダリン
グ・コマンドを受領すると、データは、パイプライン・
インターフェースのスレーブ・レジスタにシフトされ、
これによって、マスター・レジスタはパイプライン方式
で別のプリミティブを表現するデータで満たされる。バ
ス18経由で提供されるプリミティブ・データは、x,
y,zベクトル座標データ、少なくとも1つの三角形頂
点に関するS,Tテクスチャ座標ならびにR,G,Bオ
ブジェクト・カラー・データ、および三角形平面方程式
を表すデータを含む。上述のように、テクスチャ・マッ
ピング・チップは、オブジェクト・ピクセルz座標およ
びオブジェクト・カラーR,G,B値を無視し、その他
のデータだけをフロントエンド・パイプライン・インタ
ーフェース60に記憶する。
【0047】パイプライン・インターフェース60のス
レーブ・レジスタは、バス62経由でパラメータ補間器
回路64へプリミティブ・データを転送する。パラメー
タ補間器回路64は、各プリミティブ三角形を補間し
て、三角形を表現する各表示画面ピクセル座標につい
て、ピクセルにマップするS,Tテクスチャ・マップ座
標、および、SならびにT勾配値(ΔS、ΔT)を決定す
る。SならびにT勾配は、それぞれ、隣接するピクセル
の間でのSなびにT座標の変化に等しく、以下に説明さ
れる方法で計算される。
【0048】パラメータ補間回路64は、図5を用いて
詳細は後述するが、辺ステッパ(edge steper)66、F
IFO(先入れ先出し)バッファ68、スパン・ステッ
パ(span stepper)70、勾配ならびに釣り合い補正回路
72を全て逐次接続形態で含む。辺ステッパは、三角形
頂点の1つのx,yピクセル座標で開始し、三角形平面
方程式を利用して、三角形の辺を辿って、三角形の辺を
定義するピクセル座標を決定する。各ピクセル座標につ
いて、テクスチャ・マップにおけるどのテクセルが各表
示画面ピクセル座標に対応するかを識別するように、三
角形頂点のS,T値に基づいてテクスチャ・マップのS
ならびにT座標が決定される。ピクセルおよびテクセル
座標は、一時的にFIFOバッファに記憶され、次にス
パン・ステッパに渡される。三角形の辺に沿った各x,
yピクセル位置毎に、スパン・ステッパは三角形の対応
する(x、y間の)スパンに沿って進み、該スパンに沿
ったピクセル位置のそれぞれについてS,Tテクセル座
標を決定する。
【0049】もしも、ピクセルが、テクスチャに関する
一連のMIPマップの中の1つにおける単一のテクセル
と1対1の対応関係を持たない場合、表示画面ピクセル
に対するSならびにT座標の各々は、整数部分と小数部
分を持つであろう。上述のように、テクスチャ・マップ
と対応付けされる時、各表示画面ピクセルが、テクスチ
ャに関する一連のMIPマップの1つにおける複数のテ
クセルの間に落ちることがあり、更に、一連のMIPマ
ップのサイズ的に隣接するMIPマップの間に落ちるこ
ともある。
【0050】勾配および釣り合い補正回路72は、各表
示画面ピクセルに対するSおよびTの勾配値(ΔSおよ
びΔT)を決定する。1つの実施形態において、勾配Δ
Sは、勾配ΔSxと勾配ΔSyのいずれか大なる方であ
るように選択される。ここで、勾配ΔSxは、表示画面
上の隣接ピクセルの間でx座標が変化するにつれて変わ
るテクスチャ・マップにおけるS座標の変化であり、勾
配ΔSyは、表示画面上の隣接ピクセルの間でy座標が
変化するにつれて変わるテクスチャ・マップにおけるS
座標の変化である。勾配ΔTも同様に計算される。1つ
の表示画面ピクセルに関するΔSおよびΔTは、表示画
面上のピクセルの対応するS,T軸での変化に対するテ
クスチャ・マップ内の座標位置の変化率を示し、ピクセ
ルに対するテクスチャ・データを作成するため、どのM
IPマップがアクセスされなければならないかを決定す
るために使用される。例えば、表示画面ピクセルについ
て2に等しい勾配は、ピクセルが4つの(すなわち、後
述されるように22の)テクセルにマップすることを示し
て、当該ピクセルに関するテクスチャ・データを提供で
きるように基本マップからサイズ的に2だけ減じられた
MIPマップ(例えば図1のマップ102)をアクセス
しなければならない。かくして、勾配が増加するにつれ
て、ピクセルに対するテクスチャ・データを提供するた
めアクセスされるMIPマップのサイズは減少する。
【0051】各ピクセルに対する適切なMIPマップを
選択するため、勾配が当該ピクセルに関するΔSx、Δ
Sy、ΔTxおよびΔTyの最大値に等しくなるよう
に、ΔSおよびΔTの大なる方に等しい単一の傾斜が使
用される。しかし、勾配は、例えば上記の値の最小値、
それら平均値あるいはその他の組合せを選択することに
よって、異なる形態で代替的に選択することも可能であ
ることは理解されるべきであろう。S,T座標の1つだ
けの変化率を示す単一の勾配が選択されるので、その勾
配の平方値は、対応するピクセルにマップするテクセル
の数を表す。
【0052】勾配を使用して、パラメータ補間回路はピ
クセルが対応する最も近いマップと、ピクセルがそのマ
ップに直接対応するものからどれほど離れているかを示
す値を決定する。最も近いマップは、マップ番号の整数
部分によって識別され、ピクセルがそのマップに直接対
応するものからどれほど離れているかを示す値は、マッ
プ番号の小数部によって識別される。
【0053】再び図4のテクスチャ・マッピング・チッ
プのブロック図を参照して説明すれば、パラメータ補間
回路64からのテクセル・データ出力が、ライン70経
由でタイル作成器/境界検査器(tiler and boundary ch
ecker)72に送られ、そこで、テクセル・データによっ
て指定されるテクスチャ・マップの各々の位置に最も近
い4つのテクセルのアドレスが決定され、それらテクセ
ルの各々がテクスチャ境界の内部にあるか否かが検査さ
れる。テクセル・データは、補間されたS、Tマップ座
標(整数値と小数値)、およびマップ番号ならびにマッ
プ小数を含む。タイル作成器は、SおよびT座標の整数
部分がパラメータ補間回路6によって計算された整数を
使用し、各々の整数部に1を加えて4つの最も近いテク
セルのアドレスを生成する。次に、境界検査器が、それ
ら4つのテクセルのいずれかのS,T座標がテクスチャ
・マップの境界の外側に落ちるか否かを判断する。もし
もある表示画面ピクセルが、テクスチャ・マップの境界
の外側に落ちるS,T座標位置に対応する場合、いくつ
かのマッピング・テクスチャ方式の1つによって、その
ピクセルについてテクスチャ・データを生成すべきか、
またそのデータをどのように生成すべきかが決定され
る。そのような方式の例には、ラッピング(wrapping、
すなわちテクスチャの繰り返し)、ミラーリング(mirr
oring、すなわちテクスチャの鏡画像の繰り返し)、境
界の外側にあるテクスチャ・マッピングの取り消し、お
よび、境界外での同一調カラー表示などが含まれる。
【0054】境界を越えたテクスチャ・マップ位置にピ
クセルをマップすることを可能にすることによって、テ
クスチャをオブジェクト・プリミティブにマップする方
法に柔軟性が与えられる。例えば、テクスチャがオブジ
ェクトの複数部分にマップされるように、反復動作でテ
クスチャをオブジェクトにマップすることが望ましい場
合がある。例えば、[0, 0]から(10,10)までの範囲の
S,T座標を持つテクスチャが定義される場合、ユーザ
は、そのような範囲のS,T座標へマップするようにオ
ブジェクトの特定部分を指定することができる。上記に
おいて、記号[ ]は、指定する範囲が括弧内座標を含
み、記号( )は括弧内座標を含まないことを表し、以
下においても同様の表記法を使用する。ラッピング機構
がテクスチャの境界の外側に落ちるS,T座標について
動作するように選択される場合、[10,10]から(20, 20)
までのS,T座標を持つピクセルは、[10, 10]から(20,
20)までのS,T座標にあるテクセルにそれぞれ対応す
るであろう。
【0055】上述のように、1つのピクセルに関して2
次元テクスチャ・マップから得られるテクスチャ・デー
タは、8つのテクセル、すなわち最も近い2つのMIP
マップにおける最も近い4つのテクセルが結合された結
果である。8つのテクセルを結合してテクセル・データ
を生成する多数の方法がある。例えば最も近いマップに
おける最も近い単一のテクセルを選択することによっ
て、平均算出の必要性をなくすことができる。別の方法
として、最も近い2つのマップそれぞれの最も近い単一
のテクセルが、勾配値に基づいて平均される。このよう
な方法は、8つの最も近いテクセルの平均値が計算され
る場合のように正確にテクチャをマップしない。
【0056】単一ピクセルに関するテクスチャ・データ
を8つのテクセルの加重平均として計算する3線形補間
法(trilinear interpolation)が利用される場合もあ
る。テクスチャ・データをアクセスする最も近い2つの
MIPマップを識別するためS,Tの変化率を表す勾配
が使用され、各々のマップ内の最も近い4つのテクセル
がアクセスされる。表示画面ピクセルがマップするMI
Pマップの位置のS,T座標に最も近いテクセルに基づ
いて、各マップ内の4つのテクセルの平均が加重され
る。該ピクセルに関するS、T座標の小数部分が、この
加重を実行するために使用される。次に、最も近い2つ
のMIPマップ各々の上記平均値が、勾配値に基づいて
加重される。この加重プロセスにおける使用のため、勾
配を基に小数値が計算される。例えば、値3の勾配は、
勾配2および勾配4にそれぞれ対応するMIPマップの
中間にある。
【0057】テクセル補間プロセスは、テクセル補間回
路76によって実行される。各表示画面ピクセルに関す
るSおよびT座標の小数部分は、タイル作成/境界検査
器を経由して、パラメータ補間回路からテクセル補間回
路76へライン74を介して送られる。テクセル補間回
路は小数部分を使用して、複数のテクセルの各々に与え
られる加重を決定し、所望のテクセル・データを計算す
る。
【0058】上述のように、レンダリングされるプリミ
ティブに関連するテクスチャMIPマップは、ローカル
・キャッシュ・メモリ48(図2)に記憶される。キャ
ッシュは完全連想型であることができる。キャッシュ
は、各インターリーブに2つのSDRAMチップが配置
される構成で、全体として4つのインターリーブに区分
けされる8つのSDRAMチップを含む。各インターリ
ーブ内のSDRAMチップが同時にアクセスされるよう
に各インターリーブに対応して1つ宛計4つのコントロ
ーラが備えられる。各SDRAMチップは2つのメモリ
・バンクを含む。上記メモリ・バンクにおいては、従来
技術のDRAMの場合に起きるような2つの異なるペー
ジ(すなわち2つの異なる行アドレス)からデータを取
り出すことに一般に関連する再ページングの負荷を伴う
ことなく、メモリの異なるページを連続的読取りサイク
ルでアクセスすることができる。
【0059】テクスチャ・データ(すなわち、MIPマ
ップ)は、各々が256×256のテクセルを含むテク
セル・データ・ブロックに分割される。キャッシュ・メ
モリは、一時点で64個のデータ・ブロックを記憶する
ことができる。各ブロックは、ブロックをユニークに識
別するブロック・タグを持つ。キャッシュは、キャッシ
ュに現在記憶されているデータ・ブロックに対応するブ
ロック・タグを記憶するディレクトリ78を含む。ブロ
ック・タグの各々は、データ・ブロックが表現する特定
のテクスチャを識別するテクスチャ識別子(すなわちテ
クスチャID)、当該テクスチャの一連のマップの中か
らデータ・ブロックが表す特定のMIPマップを識別す
るマップ番号、および、該特定マップ内の上記データ・
ブロックの位置を識別する高位SなびにT座標を含む。
キャッシュ・ディレクトリ内のブロック・タグの物理的
位置が、キャッシュ・メモリ内における対応するデータ
・ブロックの位置を表す。
【0060】異なるテクスチャを区別するテクスチャ識
別子を用いて、複数のテクスチャのMIPマップをキャ
ッシュ・メモリに同時に記憶することもできる。一部の
MIPマップが256×256未満のテクセルを含むこ
ともあり、この場合データ・ブロックの一部は使用され
ない。例えば、一連のMIPマップの小さい方のマッ
プ、または小さいテクスチャの場合大きい方のマップで
も、256×256個のテクセルを越えないことがあ
る。メモリ空間を有効に活用するため、各マップ部分が
ブロック内のサブブロックに割り当てられるように、複
数のマップ部分がテクスチャ・データの1つのブロック
内に記憶されるようにすることもできる。1つのブロッ
ク内に記憶される複数のマップの各々は、ブロック内の
マップの位置を識別するサブテクスチャ識別子(ID)
を持つ。
【0061】レンダリングの間、タイル作成/境界検査
器72は、レンダリングされるピクセルに対応するテク
スチャ・データ・ブロックに関する読取りキャッシュ・
タグを生成する。タグは、テクスチャ・データのテクス
チャIDを表す8ビット、テクスチャ・データのマップ
番号を決定する際に使用される1ビット、および、テク
スチャ・データの高位7ビットのSならびにT座標を含
む23ビットのフィールドである。キャッシュ・ディレ
クトリ78は、タイル作成/境界検査器から送られる読
み取りキャッシュ・タグをディレクトリに記憶されてい
るブロック・タグと比較して、レンダリングの際に使用
されるべきテクスチャ・データ・ブロックがキャッシュ
・メモリに存在するか否かを判断する。レンダリングさ
れるべきプリミティブに対応するテクスチャ・データ・
ブロックがキャッシュ・メモリに記憶されている場合
(すなわちキャッシュ・ヒットの場合)、キャッシュ・
ディレクトリは、ヒットしたタグに対応するキャッシュ
内のテクスチャ・データ・ブロックの物理的位置を標示
するブロック・インデックスを生成する。キャッシュか
ら読み取られるべき各テクセルについて、ブロック内の
テクセルの位置を標示するテクセル・アドレスがまたタ
イル作成/境界検査器72によって生成される。テクセ
ル・アドレスは、より大きいサイズ・マップに関する補
間されたS,T座標の低位アドレス・ビットを含み、よ
り小さいサイズのマップに関して以下に記述されるアル
ゴリズムに基づいて計算される。ブロック・インデック
スおよびテクセル・アドレスはともに、キャッシュ内の
テクセルの位置を示すキャッシュ・アドレスを含む。4
つのインターリーブのどこにテクセルが記憶されている
かを決定するため、各テクセルに関するSならびにT座
標のLSB(すなわち最下位ビット)がデコ―ドされ、
キャッシュ・アドレスの残りのビットは、コマンドと共
に、ライン84経由でテクセル・キャッシュ・アクセス
回路82へ送られ、キャッシュ内の上記アドレス位置に
記憶されているテクセル・データが読み取られる。
【0062】読取りキャッシュ・タグがキャッシュ・デ
ィレクトリに記憶されてるブロック・タグのいずれとも
一致しない場合、すなわちキャッシュ・ミスが発生する
場合、キャッシュ・ディレクトリ78は、ライン94
(図2)経由でフロントエンド基板上に対して割込み制
御信号を生成し、これに応答して、分配器チップ30が
ライン95経由でホスト・コンピュータ15に対する割
り込みを生成する。割り込みに応答して、ホスト・コン
ピュータのプロセッサ19が、サービス・ルーチンを実
行することによって、キャッシュ・ミスのあったブロッ
ク・タグをキャッシュ・ディレクトリから読み取り、フ
ロントエンド基板10およびテクスチャ・マッピング・
チップ46における3次元プリミティブ・パイプライン
をバイパスする形態で、テクスチャ・データの対応する
ブロックをキャッシュ・メモリにダウンロードする。主
メモリからダウンロードされたテクスチャ・データは、
バス24経由で(図4の)テクセル・ポート92を通っ
てテクセル・キャッシュ・アクセス回路82へ送られ、
キャッシュ・メモリを形成するSDRAMへ書き込まれ
る。
【0063】キャッシュ・ミスが発生する時、テクスチ
ャ・マッピング・チップは、ミスが発生したプリミティ
ブの処理を進める前に、新しいテクスチャ・データがダ
ウンロードされるのを待つ。しかしながら、キャッシュ
読み取りに続くパイプラインの処理段階は、ミスのあっ
たプリミティブに先行して受け取ったプリミティブを処
理し続ける。同様に、キャッシュ読み取りに先行するパ
イプラインの処理段階は、新しいテクスチャ・データの
ダウンロードを待っている間、パイプラインがいっぱい
にならない限り、キャッシュ読み取り動作の背後でプリ
ミティブの処理を続行する。
【0064】レンダリングの間、フレーム・バッファ基
板14におけるパイプラインの後の方の処理段階は、対
応するテクスチャ・データがテクスチャ・マッピング基
板から受け取られるまで、プリミティブの処理を進めな
い。従って、キャッシュ・ミスが発生して、テクスチャ
・マッピング・チップが新しいテクスチャ・データのダ
ウンロードを待つ時、フレーム・バッファ基板14は、
同様に、テクスチャ・マッピング・チップから送られて
くるテクスチャ・データを待つ。テクスチャ・マッピン
グ・チップの場合と同様に、テクスチャ・マッピング・
データの受け取り段階に続くパイプラインの処理段階
は、キャッシュ・ミスのあったプリミティブに先立って
受け取ったプリミティブの処理を続行し、テクスチャ・
マッピング・データを受け取る段階に先行するパイプラ
インの処理段階はパイプラインがいっぱいにならない限
りプリミティブの処理を続行する。
【0065】キャッシュ・ミスに応答して新しいテクス
チャ・データを待つ時テクスチャ・マッピング基板また
はフレーム・バッファ基板いずれかのパイプラインが待
機する場合、フロントエンド基板10のパイプラインも
また同様に待機するする点は理解されるべきであろう。
キャッシュ・ミスの発生によって、ホスト・コンピュー
タの主メモリへのアクセスおよびテクスチャ・データの
ダウンロードを完了するにはいくつかのサイクルがかか
るので、フレーム・バッファ基板のパイプラインが待機
させられたことによってテクスチャ・マッピング・チッ
プのパイプラインが待機する必要がないことを確認する
ことが望ましい。従って、フレーム・バッファ基板を、
テクスチャ・マッピング基板より深いプリミティブ・パ
イプラインを備えるように構成することによって、フレ
ーム・バッファ・パイプラインが使用可能になるのを待
つことによるテクスチャ・マッピング・パイプラインの
遅延をなくすことができる。
【0066】1つの実施形態では、上記の機能を備えさ
せるため、テクスチャ・マッピング機能がオフにされ
る。これは、ホスト・コンピュータのプロセッサ19上
でソフトウェアを操作して、テクスチャ・マッピング基
板12およびフレーム・バッファ基板におけるレジスタ
を設定することによって達成される。テクスチャ・マッ
ピングがオフに設定される時、これらのレジスタはそれ
ぞれ、テクスチャ・マッピング・チップ46がフレーム
・バッファ基板14へテクスチャ・データを送ることを
禁止し、テクスチャ・マッピング基板からのテクスチャ
・データを待つことなくプリミティブに対するレンダリ
ングを続けるようにフレーム・バッファ基板に命令す
る。
【0067】上述のように、2次元テクスチャ・マップ
からのテクスチャ・データでレンダリングされる表示画
面ピクセルの各々について、(双線形補間の場合)1つ
のMIPマップから4つのテクセル、または(3線形補
間の場合)2つの隣接MIPマップから8つのテクセル
が、キャッシュ・メモリから取り出され、該ピクセルに
対するテクスチャ・データが決定される。キャッシュか
ら読まれたテクセルは(図4の)バス86経由でテクセ
ル補間回路76へ送られ、そこで、複数テクセルの補間
によって、各ピクセルのテクセル・データが計算され
る。補間方法は、システムに関して設定されるモードに
応じて変り得る。1点標本抽出補間モードが設定される
場合、結果として生成されるテクセル・データは、テク
スチャ・マップにおけるピクセルのS,T座標によって
定義される位置に最も近い1つのテクセルに等しい。別
の方法として、双線形補間または3線形補間が用いられ
る場合、それぞれ1つまたは最も近い2つのマップにお
ける4または8個の最も近いテクセルの加重平均であ
る。複数のテクセルの各々に与えられる加重は、タイル
作成/境界検査器からテクセル補間回路76へ提供され
る勾配値およびSならびにT座標の小数部分に基づいて
決定される。
【0068】表示画面ピクセルに関する計算結果のテク
セル・データは、バス88経由でフレーム・バッファ・
インターフェースFIFOバッファ90へ順次送られ
る。フレーム・バッファ・インターフェースFIFOバ
ッファ90は、最高64までの計算結果のテクセルを記
憶することができる。
【0069】計算結果のテクセルの各々は、R,G,B
を表現する各8ビット、およびαを表す8ビットを含む
32ビット・ワードである。αバイトは、(図2の)フ
レーム・バッファ基板14に対して、テクセルに対応す
るピクセルについて最終的表示画面R,G,B値を計算
する際に、計算結果のテクスチャ・データのR,G,B
値をフレーム・バッファ基板によって生成されたオブジ
ェクト・データのR,G,B値と結合する方法を標示す
る。フレーム・バッファ・インターフェースFIFOバ
ッファ出力T0−T4は、(図2の)バス28を経由し
てフレーム・バッファ基板14へ送られる。フレーム・
バッファ基板は、各画面表示ピクセルについて最終的
R,G,B値を生成するためαによって指定された方法
で、計算結果のテクセル・データのR,G,B値をオブ
ジェクトR,G,値と結合する。
【0070】III. フレーム・バッファ制御器チップに
関するインターリービング 図6は、表示画面空間が(図2の)5個のフレーム・バッ
ファ制御器チップ5OA−50Eに分割される様態を示
すブロック図である。画面100の一部が図6に示され
ている。1つの実施形態において、画面は水平に128
0個のピクセルおよび垂直に1024個のピクセルを含
む。(複数のピクセルを含む)連続画面空間部分がただ1
つのフレーム・バッファ制御器チップによってレンダリ
ングされるようにスクリーン空間インターリーブが定義
される。この実施形態では、1つのインターリーブは幅
16ピクセルで垂直に2つの走査行、従って合計32個
のピクセルを含む。図6に示されているインターリーブ
は、フレーム・バッファ制御器チップ50A、50B、
50C、50Dおよび50Eにそれぞれ対応してA、
B、C、DおよびEという符号を付けられている。図6
に示されている画面空間は、全画面空間の一部であっ
て、水平方向に10個のインターリーブと垂直方向に4
個のインターリーブを含む。
【0071】この実施例における水平ピクセル数128
0は、本実施形態のフレーム・バッファ制御器チップの
数である5で割ることができる点理解されるべきであ
る。従って、インターリーブは5つのフレーム・バッフ
ァ制御器チップ5OA−50Eに均一に分散される。走
査行が画面空間を水平に横切るに従い、インターリーブ
のパターンA、B、C、DおよびEが繰り返される。こ
のような構成をとるのは、隣接インターリーブの範囲内
のピクセル(複数)が、別々のフレーム・バッファ制御器
チップによってレンダリングされるようにするためであ
る。
【0072】かくして、任意の1時点で1つのフレーム
・バッファ制御器チップによって処理されなければなら
ないピクセル(あるいは対応するテクセル)の最大数は3
2であることは明らかであろう。ある種の状況において
は、相互に斜めに隣接するインターリーブが同じフレー
ム・バッファ制御器チップに割り当てられるため、最悪
の場合、単一のフレーム・バッファ制御器チップが1つ
のプリミティブ(例えば三角形)の範囲内の64個のピク
セルをレンダリングしなければならなくなる。図7は、
そのような最悪の場合を図解している。図7には、4つ
のインターリーブだけを含む画面空間100の非常に小
さい部分が示されている。図示されているように、フレ
ーム・バッファ制御器チップ50Aに割り当てられたイ
ンターリーブAは、互いに斜めに隣接している。
【0073】レンダリングされるべき三角形(プリミテ
ィブ)の一部(点線102によって示されている部分)
は、フレーム・バッファ制御器チップ50Aに割り当て
られた斜めに隣接するインターリーブAの範囲内のすべ
ての64個のピクセル、インターリーブBの範囲内の8
つのピクセル、およびインターリーブEの範囲内の8つ
のピクセルを含む。従って、この特定の三角形に関して
レンダリングされなければならないピクセル(および対
応するテクセル)の総数は80であり、そのうちの64
ピクセルが同一のフレーム・バッファ制御器チップ50
Aよってレンダリングされなければならない。(図6の)
特定の画面空間構成に関して、これは最悪ケースのシナ
リオである。
【0074】IV. テクスチャ・マッピング基板/フレー
ム・バッファ基板インターフェース テクスチャ・マッピング・チップと複数のフレーム・バ
ッファ制御器チップの間のデータ・インターフェース装
置は、論理ゲートの数を減少しシリコン領域を減らすこ
とによってコストおよび電力を最小にするように設計さ
れている。図2を参照して前述されたように、テクスチ
ャ・マッピング・チップ内部のパイプラインの最後の工
程は、その生成した4バイト(32ビット)テクセルを、
テクスチャ・マッピング・チップとは異なるPCボード
上に実装されている5つのフレーム・バッファ制御器の
1つへ出力する。上記インターフェース装置は、テクス
チャ・マッピング・チップのテクスチャ・マッピング・
ボード上に配置され、上記最後のパイプライン工程に含
まれる。
【0075】該インターフェース装置は、テクスチャ・
マッピング・チップから5つのフレーム・バッファ制御
器チップすべてへのテクセルの並列伝送を可能にする。
詳細は後述するが、テクセル・パイプラインの入り口で
はインターフェース装置は1テクセル(4バイト)幅であ
るが、(各フレーム・バッファ制御器チップへの)パイプ
ライン出力は1バイト幅である。従って、すべての5つ
のフレーム・バッファ制御器をビジーに保つために、イ
ンターフェース装置は、テクセル・バッファリング・シ
ステムを含むように設計される。バッファリング・シス
テムは、必要な記憶域量を最小にする。
【0076】図4を参照して上述されたように、32ビ
ット・テクセル補間回路76は、1つの4バイト(32
ビット)テクセルを各45MHZ状態毎にフレーム・バ
ッファ・インターフェース記憶アレイ90へ出力する。
各32ビット・テクセルは、5つのフレーム・バッファ
制御器のどれが行先かを標示する付加的3ビットフィー
ルドを持つ。テクセルをフレーム・バッファ・インター
フェース記憶アレイ90内に記憶した後、テクスチャ・
マッピング・チップ・インターフェース装置は、該当す
るフレーム・バッファ制御器チップに45MHz毎に1
バイト(8ビット)ずつテクセルを順次送る。一度に1バ
イトの転送は、テクスチャ・マッピング・チップ・イン
ターフェース装置に関して必要とされるピンの数を約4
分の1減少させるが、一方4バイト・テクセル全体の転
送のための状態の総数を4へ増加させる。
【0077】上述のように、図7の例では、80個のピ
クセル(および80個の対応するテクセル)が(例えば三
角形プリミティブから出る)ピクセル(およびテクセル)
の最小限の数であり、そのうち64個のピクセル(およ
び64個のテクセル)が同一のフレーム・バッファ制御
器チップによってレンダリングされなければならない。
上述のように、インターフェース装置への入力部は、各
45MHz状態毎に1つのテクセルを受け取る。従っ
て、インターフェース装置は80の状態にわたって80
個のテクセルを受け取る。80の状態の間に、インター
フェース装置は単一のフレーム・バッファ制御器チップ
に、多くて20個のテクセルを出力することができるだ
けである。これは、インターフェース装置は1つのテク
セルを出力するため4つの状態(1バイト/状態)を必要
とするからである。従って、単一のフレーム・バッファ
制御器チップによってレンダリングされなければならな
い64個のテクセルのうち20個だけが、そのフレーム
・バッファ制御器チップへ80状態内で出力されるにす
ぎない。このように、44個のテクセルがインターフェ
ース装置内に残ることとなる。
【0078】テクスチャ・マッピング・チップ上でフレ
ーム・バッファ制御器チップに対するインターフェース
装置を構成する可能な形態は以下の通りである。テクセ
ル補間回路76からインターフェース装置へ送られるテ
クセルは、各45MHz状態につき1テクセル到着す
る。補間回路の最後の工程内に配置される5経路マルチ
プレクサが、テクセルの行先のフレーム・バッファ制御
器チップに応じて、5つのFIFO記憶バッファの1つ
へ該テクセルを誘導する。FIFO記憶バッファの各々
はそれぞれ異なるフレーム・バッファ制御器チップに対
応していて、各々は少くとも44個のテクセルを格納で
きる深さ(大きさ)である。本実施形態では、深さ48テ
クセルが選択される。上述のように単一のバッファ制御
器チップに関して任意の一時点でバッファされなければ
ならないテクセルの最大数は44である。次に、状態機
械が、各FIFOバッファと対応するフレーム・バッフ
ァ制御器チップを接続して、テクセルをFIFOバッフ
ァからフレーム・バッファ制御器チップへ一度に1バイ
トずつ転送させる。しかし、上記のような形態は、大幅
な記憶量を必要とする。具体的には、各々が深さ48テ
クセルである5個のFIFOは、(48個のテクセル)*
(4バイト/テクセル)*(8ビット/バイト)*(5個の
FIFO)=7680すなわち合計7680個の記憶セ
ルを必要とする。
【0079】図8は、本発明に従うインターフェース装
置の1つの実施形態を示すブロック図である。この実施
形態が必要とする記憶空間は、上述の可能な解決策の形
態の記憶空間より少ない。図8に示されるように、本発
明のインターフェース装置は、一時的にテクセルを記憶
するRAMアレイ90、RAMアレイに記憶されたテク
セルのアドレスを記憶する5個のアドレス・バッファF
IFO114A−114E、およびレーム・バッファ制
御器チップ5OA−50Eへの転送途上でテクセルをシ
フトするレジスタ120A−120Eならびにレジスタ
124A−124Eを含む。インターフェース装置は、
また、そのようなインターフェース装置エレメントによ
るデータの転送操作を制御する制御装置110を含む。
【0080】(図4に示される)補間回路76によって出
力されたテクセルが、バス88を経由して深さ64テク
セルのRAMアレイ90へ転送される。RAMアレイは
5個のフレーム・バッファ制御器チップ5OA−50E
すべてによって共有される。詳細は後述するが、各フレ
ーム・バッファ制御器チップ・ポートは4つの状態の1
つを使用して、共有されたRAMアレイから一時レジス
タ120A−120Eへ転送されたテクセルの1つを受
け取る。残りの3つの状態の間に、他のフレーム・バッ
ファ制御器チップ・ポートは必要に応じてRAMアレイ
90にアクセスする。5つのアドレスFIFOバッファ
114A−114Eの各々は、フレーム・バッファ制御
器チップ5OA−50Eのいずれか1つに対応する。各
アドレスFIFOバッファ114A−114Eは、最高
48個の6ビット・ワードを記憶することができる。記
憶される各6ビット・ワードは、RAMアレイ90内で
テクセルが記憶される64個の位置の1つを標示するア
ドレスである。特定のテクセルのアドレスを記憶するア
ドレスFIFOバッファ114A、114B、114
C、114Dまたは114Eは、テクセルの行先のフレ
ーム・バッファ制御器チップに対応するアドレスFIF
Oバッファである。
【0081】詳細は後述するが、制御装置110は、テ
クセル補間回路から受け取ったテクセルのRAMアレイ
90への記憶およびアドレスFIFOバッファ11A−
114Eへの対応するアドレスの記憶を制御し、また、
RAMアレイ90からフレーム・バッファ制御器チップ
5O−50Eの1つへの中間レジスタ経由のテクセル転
送を制御する。
【0082】テクセルがテクセル補間回路によってイン
ターフェース装置に渡される際、32ビット・テクセル
がバス88経由でRAMアレイ90のデータ入力に渡さ
れる。フレーム・バッファ制御器番号を示す3ビット・
ワードが補間回路で復号され、テクセルの送り先のフレ
ーム・バッファ制御器が決定される。5個の1ビット信
号がバス106を経由して制御装置に送られるが、任意
の1時点では5個の信号のうち1つだけがオンにされ
る。オンにされる1つの信号は、テクセルの行先である
フレーム・バッファ制御器チップに対応する。詳細は後
述するが、制御装置110は、また、RAMアレイ90
の範囲内のどの位置が空きかを判断し、テクセルをロー
ドするためその空の位置を選択する。この位置のアドレ
スが、6ビットのバス112A、112B、12C、1
12Dまたは112Eの1つを経由して該当するアドレ
スFIFOバッファ114A、114B、114C、1
14Dまたは114Eに書かれる。このアドレスは、ま
た、テクセルがRAMアレイ内の該当する位置にロード
されるように、バス112を経由してRAMアレイ90
のアドレス入力部に送られる。
【0083】図8に示されるように、インターフェース
装置には、各々が各フレーム・バッファ制御器チップに
対応する5個の32ビットレジスタ12OA−120E
がまた含まれる。各32ビット・レジスタ12OA−1
20Eおよび対応するフレーム・バッファ制御器チップ
5OA−50Eの間に、対応する8ビット・レジスタ1
24A−124Eが接続されている。詳細は後述する
が、(1)レジスタ120A、120B、120C、12
0Dまたは120Eの1つが生成されたテクセル・デー
タを受け取るため使用可能であり、(2)そのフレーム・
バッファ制御器チップに対応するデータが現在RAMア
レイ90に記憶されていて、かつ、(3)レジスタ120
A、120B、120C、120Dまたは120Eがそ
れら使用可能なレジスタの中で最高の優先度を持つ時、
テクセルはRAMアレイ90からバス118を経由して
当該レジスタ120A、120B、120C、120D
または120Eに転送される。この転送は1つの状態の
間に行われる。制御装置110はアドレスFIFOバッ
ファ114A−114Eの各々と通信し、どのバッファ
がRAMアレイ90内に記憶されたテクセルのアドレス
を現在記憶しているかを決定する。アドレスは、バス1
08A−108Eを経由して制御装置110へ、次に、
そこからRAMアレイ90のアドレス入力へバス112
を経由して転送される。制御装置11Oは、また、レジ
スタ12OA−120Eの各々と通信して、どのレジス
タがバス116を経由してデータを受け取ることができ
るかを決定する。
【0084】テクセルがレジスタ120A、120B、
120C、120Dまたは120Eの1つに書き込まれ
た後、そのテクセルは、バス122を経由して中間レジ
スタ124A、124B、124C、124Dまたは2
4Eの対応する1つへ、1回に1バイトずつシフトされ
る。次に、テクセルの各バイトは、中間レジスタ124
A、124B、124C、124Dまたは24Eから対
応するフレーム・バッファ制御器チップ50A、50
B、50C、50Dまたは50Eへバス28A、28
B、28C、28Dまたは28Eを経由して転送され
る。従って、1テクセル(4バイト)がレジスタ120
A、120B、120C、120Dまたは120Eから
フレーム・バッファ制御器チップ50A、50B、50
C、50Dまたは50Eへ転送されるには4状態を要す
る。1つのテクセルがRAMアレイからレジスタ120
A、120B、120C、120Dまたは120Eの1
つへ一旦転送されると、レジスタ120A、120B、
120C、120Dまたは120Eの別の1つのレジス
タがRAMアレイからのテクセルをアクセスすることが
できる点は理解されるべきである。従って、RAMアレ
イからフレーム・バッファ制御器チップの1つへテクセ
ルを転送するために必要な4つの状態の3つの状態の間
他のレジスタはRAMアレイをアクセスすることができ
る。
【0085】図8に示される実施形態は、前述の設計に
比較して大幅に必要記憶容量を減少させる。すなわち、
総記憶容量は、(64個テクセル)*(4バイト/テクセ
ル)*(8ビット/バイト)+(48アドレス)*(6ビット
/アドレス)*(5個のFIFO)=3488記憶セルで
ある。
【0086】V. 制御装置 上述のように、制御装置110は、テクセル補間回路か
らRAMアレイ90へのテクセル・データの転送を制御
する第1の部分、および、RAMアレイ90からフレー
ム・バッファ制御器50A−50Bへのレジスタ12O
A−120E経由のテクセル転送を制御する第2の部分
を含む。図9は、制御装置110の第1の部分を示して
いる。制御装置110の第1の部分は、点線によって囲
まれて示されている。図示されているように、制御装置
110の第1の部分の一部は、補間回路76のパイプラ
イン化された最後の工程に位置する。
【0087】テクセル補間回路76は、インターフェー
ス装置へテクセルを出力する準備ができると、任意の1
時点でただ1つだけがオンにされる5個の1ビット信号
をバス143A−143E経由で送る。次に、テクセル
がバス88経由でRAMアレイ90のデータ入力部に渡
される。各1ビット有効信号はORゲート145へ入力
される。ORゲートの出力は、RAMアレイ90に対し
て書き込みイネーブル入力として、またベクトル・レジ
スタ134に対する入力として与えられる。本実施形態
において、ベクトル・レジスタ134は、各ビットがR
AMアレイ90の異なる位置に対応する64ビット・ワ
ードを記憶する。テクセルがRAMアレイ90内の特定
の位置に記憶されると、ベクトル・レジスタの対応する
ビットがオンにされる。同様に、テクセルがRAMアレ
イ90から送り出されると、対応するビットが消去され
る。
【0088】ベクトル・レジスタ134および符号化器
137は、連係して、テクセルが記憶されるべきRAM
アレイ内の空の位置を選択する。ベクトル・レジスタ1
34が、テクセルがテクセル補間回路76からRAMア
レイ内にロードされる状態にあることを示す5つの有効
信号の論理ORの結果を入力として受け取ると、ベクト
ル・レジスタ134は、バス135経由で符号化器13
7へ64ビット・ワードを出力する。次に、符号化器1
37は、ベクトル・ワード内の最初のゼロ・ビットの位
置を識別することによってRAMアレイ内の空の位置の
1つを選択する。符号化器137は、64ビット・ベク
トル・ワードの中からランダムに1つのゼロ・ビットを
選択することもできる。次に、符号化器137によっ
て、その位置に関連する6ビット・アドレスがバス11
2経由でRAMアレイのアドレス入力へ出力される。こ
の6ビット・アドレスは、アドレス位置に対応するビッ
トがセットされるように、ベクトル・レジスタ134に
も送られる。有効信号がRAMアレイ90の書込みイネ
ーブル入力へ送られ、バス88経由で転送されたテクセ
ル・データがRAMアレイ内の該当する位置へ記憶され
る。
【0089】制御装置110の第1の部分は、また、復
号器126、1つが各アドレスFIFOバッファ114
A−114Eに対応する5個の論理ANDゲート132
A−132E、および5個の対応するレジスタ141A
−141Eを含む。テクセルがRAMアレイ90内での
特定の位置に書き込まれる時、RAMアレイ90内の位
置のアドレスは5個のアドレスFIFOバッファ114
A−114Eの1つにも書き込まれる。アドレスは、テ
クセルの行先である特定のフレーム・バッファ制御器チ
ップに対応するアドレスFIFOバッファの1つに書き
込まれる。復号器126およびANDゲート132A−
132Eは、アドレスFIFOバッファ114A−11
4Eのいずれにアドレスを書き込むべきかを決定する。
【0090】前段階である補間回路76のパイプライン
工程階からバス106を経由して与えられる3ビット・
フレーム・バッファ番号が復号器126へ入力される。
復号器126は3ビット・フレーム・バッファ番号を復
号して、テクセルの行先であるフレーム・バッファ制御
器チップを決定し、5個の1ビット・ワードをバス13
OA−13OEを経由して出力する。復号器126から
出力される1ビット・ワードのうちでただ1つだけがオ
ンにセットされ、そのオンにされたワードがテクセルの
行先のフレーム・バッファ制御器チップに対応する。1
ビット・ワードがバス13OA-130Eを経由してA
NDゲート132A−132Eにそれぞれ送られる。ま
た、前段階である補間回路76のパイプライン工程がR
AMアレイに記憶すべき処理済みテクスチャ・データを
持っていることを標示する有効ビットが補間回路76の
パイプライン工程からバス129を経由してANDゲー
ト132A−132Eの各々に入力される。かくして、
復号器から送られた5個の出力信号の各々は、補間回路
の前工程からの有効ビットと論理的にAND演算され
る。補間回路76のパイプライン工程が処理済みテクス
チャ・データを持っていることを標示する有効ビットを
オンにさせていれば、ANDゲート132A−132E
から出力されるただ1つの有効ビットがオンにされる。
その唯一の有効信号出力が、そのテクセルの行先である
フレーム・バッファ制御器チップに対応する。
【0091】ANDゲート132A−132Eの有効信
号出力は、バス139A−139Eを経由してレジスタ
141A−レジスタ141Eにそれぞれ送られる。有効
信号は、レジスタ141A−141Eからバス143A
−143Eを経由して、ORゲート145およびアドレ
スFIFOバッファ114A−114Eの書込みイネー
ブル入力に送られる。アドレスFIFOバッファ114
A、114B、114C、114Dまたは114Eのう
ち該テクセルの行先に対応するただ1つが書き込み可能
にされる。RAMアレイ内のテクセルを記憶すべき位置
を示す6ビット・アドレス・ワードは、バス112A−
112Eを経由してアドレスFIFOバッファ114A
−114Eのすべてに送られる。アドレスFIFOバッ
ファの中のただ1つだけが書き込み可能とされるので、
6ビット・アドレス・ワードはその唯一のアドレスFI
FOバッファにのみ書き込まれる。
【0092】前工程の処理済みテクスチャ・データおよ
び対応するアドレスは、以下の3つの条件が満たされる
場合だけ、RAMアレイおよび該当するアドレスFIF
Oバッファにそれぞれ書き込まれる。すなわち、(1)補
間回路が有効な処理済みテクスチャ・データを持ち、
(2)RAMアレイに記憶する余地があり、そして、(3)該
当するアドレスFIFOバッファに記憶する余地があ
る、という3つの条件である。
【0093】テクセルのRAMアレイ90からの読み出
しを制御する制御装置110の第2の部分が図10に示
されている。制御装置10のこの部分は図10で点線に
囲まれて示されている。図10で示される制御装置部分
は、5個のフレーム・バッファ制御器チップ・インター
フェース装置の各々に関連する状態機械を含むものと見
なすことができる。各クロック状態毎に、5つの状態機
械の中の1つがテクセルをRAMアレイ90から読み出
すことを許容される。
【0094】5つのどれを選択するかは以下の3つの因
子によって決まる。第1に、当該フレーム・バッファ制
御器チップに関連するアドレスFIFOバッファは空で
あってはならない。このことは、そのフレーム・バッフ
ァ制御器チップに送られるべきテクセルがRAMアレイ
に現在記憶されていることを標示している。第2に、当
該フレーム・バッファ制御器チップのインターフェース
はアイドルでなければならず、前のテクセルをその関連
フレーム・バッファ制御器チップにシフト出力する動作
中でなく、停止されたテクセル処理に関連していないこ
とが必要である。第3に、当該フレーム・バッファ制御
器チップのインターフェースは、テクセルをRAMアレ
イから受け取ることができる状態にあるインターフェー
スの中で後述のラウンドロビン優先方式によって決定さ
れる最も高い優先度を持つものでなければならない。
【0095】上記3条件が満たされる場合、図10の制
御装置の第2の部分はアドレスFIFOバッファ114
A、114B、114C、114Dまたは114Eの中
の1つからアドレスを読み取り、第1のクロック状態に
おいてアドレス・レジスタ152に書き出す。次のクロ
ック状態において、このレジスタに書き込まれたアドレ
スが、RAMアレイ内の対応する位置をアクセスするた
め、バス112を経由してRAMアレイ90のアドレス
入力部へ入力され、テクセルがRAMアレイ90からバ
ス118およびバス118A−118Eを経由してレジ
スタ12OA−120Eの各々に書き出される。当該テ
クセルの行先であるフレーム・バッファ制御器チップに
対応するレジスタ120A、120B、120C、12
0Dまたは120Eのいずらか1つだけが、そのレジス
タへのテクセル書き込みを許容される。
【0096】ラウンド・ロビン優先方式による決定は次
のように実施される。制御装置110は、5つの7ビッ
ト優先度カウンタ154A−154Eを含む。各優先度
カウンタは、それぞれのフレーム・バッファ制御器チッ
プに関連する。7ビット優先度カウンタは、優先度値お
よび優先度状態という2つのフィールドからなる。優先
度値は、優先度カウンタの上位3ビットからなり、4が
最高の優先度である0と4の間の数を示すことができ
る。優先度状態は、各クロック・サイクルの間に各優先
度カウンタ内で1増分する。優先度値は、4クロック・
サイクル毎に1増分する。カウンタ154A、154
B、154C、154Dおよび154Eの各々から優先
度値がバス156A、156B、156C、156Dお
よび156Eを経由してそれぞれ優先度復号器160へ
出力される。優先度復号器160は、優先認定と呼ばれ
る5個の信号をバス162A−162Eを経由して出力
する。任意の1時点で優先認定信号のうちただ1つだけ
がセットされる。そのセットされる唯一の優先認定信号
は、当該レジスタがテクセル・データを受け取ることが
できる状態にある中で最高の優先度を持つフレーム・バ
ッファ制御器チップに対応する。
【0097】特定のチップに関する優先度値が4という
最高優先度であれば、その特定のフレーム・バッファ制
御器チップに関する優先認定信号はセットされる。特定
のフレーム・バッファ制御器チップに関する優先度値が
3と等しい場合、4という優先度値を持つフレーム・バ
ッファ制御器チップに関連する特定のレジスタがRAM
アレイ90からテクセルを読み出す準備ができていない
場合に限り、そのチップに関する優先認定信号がセット
される。同様に、特定のフレーム・バッファ制御器チッ
プに関する優先度値が2と等しい場合、3および4とい
う優先度値を持つフレーム・バッファ制御器チップに関
連する特定のレジスタがRAMアレイ90からテクセル
を読み出す準備ができていない場合に限り、そのフレー
ム・バッファ制御器チップに関する優先認定信号がセッ
トされる。同様に、特定のフレーム・バッファ制御器チ
ップに関する優先度値が1と等しい場合、4、3および
2という優先度値を持つフレーム・バッファ制御器チッ
プに関連する特定のレジスタがRAMアレイ90からテ
クセルを読み出す準備ができていない場合に限り、その
フレーム・バッファ制御器チップに関する優先認定信号
がセットされる。最後に、特定のフレーム・バッファ制
御器チップに関する優先度値が0と等しい場合、その他
のフレーム・バッファ制御器チップに関連する4つのレ
ジスタがRAMアレイ90からテクセルを読み出す準備
ができていない場合に限り、そのフレーム・バッファ制
御器チップに関する優先認定信号がセットされる。従っ
て、特定のフレーム・バッファ制御器チップが4という
最高優先度値を持つ時は、対応する優先認定信号の値
は、他のどのフレーム・バッファ制御器チップ・インタ
ーフェース装置の状態にも依存しない。
【0098】優先度復号器は、上述の方式に従うアルゴ
リズムを実施して5つの優先認定信号をバス162A−
162Eを経由して出力する。優先度復号器160は、
バス156A−156Eを経由してカウンタ154A−
154Eから5つの優先度値信号をそれぞれ受け取る。
優先度復号器160は、また、バス116A−116E
を経由して、レジスタ12OA−120Eのいずれがテ
クセルをRAMアレイ90から受け取ることができる状
態にあるかをを示す5個の信号を受け取る。優先度復号
器160は、更に、フレーム・バッファ制御器チップ5
OA−50Eからバス191A−191Eを経由して5
個の1ビット承認信号を受け取る。この承認信号は、対
応するフレーム・バッファ制御器チップがデータを受信
することができる状態にある場合オンにセットされる。
フレーム・バッファ制御器チップの各々に関連した優先
度値信号およびレジスタ準備信号を含む情報を使用し
て、優先度復号器は、上述のアルゴリズムを実施し5個
の優先認定信号を出力する。バス162A−162Eを
経由して出力される優先認定信号は、遅延エレメント1
84A−184Eを経由してレジスタ12OA−120
Eのロード・イネーブル入力に送られる。ほとんどの場
合、任意の1時点で、レジスタ120A、120B、1
20C、120Dまたは120Eの中の1つだけがロー
ド可能にされるように、優先認定信号の中の1つだけが
オンにされる。ロード可能にされたレジスタに、バス1
18上で受け取られたテクセル・データがロードされ
る。
【0099】優先認定信号がレジスタ12OA−120
Eのロード・イネーブル入力に到達する前に、同じ優先
認定信号がそれぞれのANDゲート18OA−180E
の別々の入力にバス162A−バス162Eを経由して
送られる。ANDゲート18OA−180Eは、また、
バス15OA−150Eを経由してアドレスFIFOバ
ッファ114A−114Eからそれぞれのアドレス出力
を受け取る。優先認定信号は、高か低かいずれかを示す
1ビット信号である。アドレスFIFOバッファからの
出力の各々は、6ビットのアドレスである。かくして、
論理AND演算はビット単位で実行される。言い換える
と、優先認定信号は、アドレスFIFOから出力される
6ビット・アドレスの各ビットと別々に論理的AND演
算を実行される。
【0100】ANDゲート18OA−180Eの出力
は、それら出力に対し論理OR演算を実行するORゲー
ト182へ送られる。ORゲート182の出力は、アド
レス・レジスタ152へ与えられる。任意の1時点でた
だ1つの優先認定信号だけがオンにセットされるので、
1つを除いてANDゲート180A−180Eのすべて
の出力はゼロに等しい。セットされた優先認定信号を持
つフレーム・バッファ制御器チップに関連するANDゲ
ートの出力は、対応するアドレスFIFOバッファから
出力される6ビット・アドレスと等しい。このようにし
て、アドレス・レジスタ152は、優先認定信号がオン
にセットされたフレーム・バッファ制御器チップに対応
する特定のアドレスFIFOバッファから出力されるア
ドレスを記憶する。アドレス・レジスタ152は、優先
認定信号の各々が遅延バッファ184A−184Eの範
囲内にある状態の間このアドレスを記憶する。次の状態
の間に、アドレス・レジスタ内に記憶されたアドレス
は、バス112を経由してRAMアレイのアドレス入力
部へ送られ、その結果、テクセルがアドレス指定された
位置から読み出され、バス118を経由してレジスタ1
2OA−120Eに送られる。
【0101】本発明の少なくとも1つの実施形態を以上
記述したが、そのような実施形態に対して、本発明の理
念および適用範囲を逸脱することなく種々の修正および
変更を加えることが可能な点は当業者にとって明らかで
あろう。従って、上記の記述は本発明の実施形態の例を
示すためのものに過ぎず、本発明をそのような形態に限
定するように意図されたものでもない。
【0102】本発明には、例として次のような実施様態
が含まれる。 (1)テクスチャ・マッピング・コンピュータ・グラフ
ィックス・システムにおいて、複数のテクセルを含むテ
クスチャ・データをテクスチャ・マッピング・チップか
ら複数のフレーム・バッファ制御器チップへ転送する方
法であって、各々の転送先が特定のフレーム・バッファ
制御器チップに指定されている限定的数の上記テクセル
をテクセル・アレイ記憶装置に一時的に記憶するステッ
プと、上記テクセル・アレイ記憶装置から該当するフレ
ーム・バッファ制御器チップへ各テクセルを転送するス
テップと、を含むテクスチャ・データ転送方法。 (2)テクセルを転送する上記ステップが、上記テクセ
ル・アレイ記憶装置から複数の第1の記憶レジスタの1
つへ各テクセルを転送するステップを含む、上記(1)
に記載のテクスチャ・データ転送方法。 (3)テクセルを転送する上記ステップが、上記の第1
の記憶レジスタの各々から複数の第2の記憶レジスタの
各々へ各テクセルを転送するステップを含む、上記
(2)に記載のテクスチャ・データ転送方法。 (4)上記テクセル・アレイ記憶装置に記憶されたテク
セルの各々に関して、上記複数のフレーム・バッファ制
御器チップの各々にそれぞれが対応する複数のアドレス
記憶装置の1つに、上記テクセル・アレイ記憶装置内の
テクセル記憶位置アドレスを記憶するステップを更に含
む、上記(1)に記載のテクスチャ・データ転送方法。 (5)テクセルを上記テクセル・アレイ記憶装置に一時
的に記憶する上記ステップが、各テクセル毎にどのフレ
ーム・バッファ制御器チップが該テクセルの行先である
かを決定するステップを含む上記(1)に記載のテクス
チャ・データ転送方法。 (6)フレーム・バッファ制御器チップへテクセルを転
送する上記ステップが、どのフレーム・バッファ制御器
チップがテクセル受け取りの最高優先度を有しているか
を決定するステップを含む上記(1)に記載のテクスチ
ャ・データ転送方法。
【0103】(7)複数のテクセルを記憶するテクスチ
ャ・マッピング・チップおよび上記テクセルを処理する
複数のフレーム・バッファ制御器チップを含むテクスチ
ャ・マッピング・コンピュータ・グラフィックス・シス
テムにおける上記テクスチャ・マッピング・チップと上
記複数のフレーム・バッファ制御器チップの間のインタ
ーフェース装置であって、上記テクスチャ・マッピング
・チップの一部と上記複数のフレーム・バッファ制御器
チップの間に配置され、各々の転送先が特定のフレーム
・バッファ制御器チップに指定されている限定的数の上
記テクセルを一時的に記憶するテクセル・アレイ記憶装
置と、上記テクセル・アレイ記憶装置に接続し、上記テ
クスチャ・マッピング・チップから上記テクセル・アレ
イ記憶装置内の位置へのテクセルの転送、および上記テ
クセル・アレイ記憶装置から該当するフレーム・バッフ
ァ制御器チップへのテクセルの転送を制御する制御装置
と、を備えるインターフェース装置。 (8)テクセルが記憶されている上記テクセル・アレイ
記憶装置内の記憶位置アドレスを記憶するため、上記制
御装置に接続し、各々が異なるフレーム・バッファ制御
器チップに対応する複数のアドレス記憶装置を更に備え
る上記(7)に記載のインターフェース装置。 (9)上記制御装置が、上記テクスチャ・マッピング・
チップから上記テクセル・アレイ記憶装置内の記憶位置
へのテクセルの転送を制御する第1の部分、および上記
テクセル・アレイ記憶装置から該当するフレーム・バッ
ファ制御器チップへのテクセルの転送を制御する第2の
部分を含む、上記(7)に記載のインターフェース装
置。 (10)上記制御装置の上記第1の部分が、上記テクス
チャ・マッピング・チップに接続して、各テクセルをど
のフレーム・バッファ制御器チップに転送すべきかを決
定する復号器を含む、上記(9)に記載のインターフェ
ース装置。
【0104】
【発明の効果】本発明によって、種々のシステム・エレ
メントによって異なるオブジェクト・プリミティブに関
して種々の動作を同時に実行するパイプライン化された
テクスチャ・マッピング・システムにおいて、異なるチ
ップまたはボード間で転送されるデータをバッファリン
グする装置および方法が、従来技術に比較してサイズ、
コストおよび複雑性の観点から大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一組のテクスチャMIPマップの例を示す図で
ある。
【図2】コンピュータ・グラフィックス・システム全体
の1つの実施形態のブロック図である。
【図3】コンピュータ・グラフィックス・システム全体
の別の1つの実施形態のブロック図である。
【図4】テクスチャ・マッピング・ハードウェアのブロ
ック図である。
【図5】図4のテクスチャ・マッピング・ハードウェア
のパラメータ補間回路エレメントのブロック図である。
【図6】本発明に従ったフレーム・バッファ制御器チッ
プに関する画面空間インターリービングの1つの実施形
態を示すブロック図である。
【図7】本発明に従ったフレーム・バッファ制御器チッ
プに対するインターフェース内においてバッファされる
必要のあるテクセルを示すブロック図である。
【図8】テクスチャ・マッピング・チップ上のフレーム
・バッファ制御器チップに対するインターフェースのブ
ロック図である。
【図9】フレーム・バッファ制御器チップに対するイン
ターフェース内の制御装置の第1の部分のブロック図で
ある。
【図10】フレーム・バッファ制御器チップに対するイ
ンターフェース内の制御装置の第2の部分のブロック図
である。
【符号の説明】
10 フロントエンド基板 12 テクスチャ・マッピング基板 14 フレーム・バッファ基板 15 ホスト・コンピュータ 46 テクスチャ・マッピング・チップ 48 ローカル・メモリまたはキャッシュ・メモリ 50 フレーム・バッファ制御器 76 テクセル補間器 90 RAMアレイ 100 基本マップ 102、104、108 MIPマップ 110 制御装置 112、130 テクセル 114 アドレスFIFOバッファ 120、124、141 レジスタ 126 復号器 132 加重平均テクセル 134 ベクトル・レジスタ 152 アドレス・レジスタ 154 カウンタ 160 優先度復号器 184 遅延バッファ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テクスチャ・マッピング・コンピュータ・
    グラフィックス・システムにおいて、複数のテクセルを
    含むテクスチャ・データをテクスチャ・マッピング・チ
    ップから複数のフレーム・バッファ制御器チップへ転送
    する方法であって、 各々の転送先が特定のフレーム・バッファ制御器チップ
    に指定されている限定的数の上記テクセルをテクセル・
    アレイ記憶装置に一時的に記憶するステップと、 上記
    テクセル・アレイ記憶装置から該当するフレーム・バッ
    ファ制御器チップへ各テクセルを転送するステップと、 を含むテクスチャ・データ転送方法。
JP9083472A 1996-04-23 1997-04-02 テクスチャ・データ転送方法 Pending JPH1083457A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US63625096A 1996-04-23 1996-04-23
US636,250 1996-04-23

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1083457A true JPH1083457A (ja) 1998-03-31

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ID=24551094

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JP9083472A Pending JPH1083457A (ja) 1996-04-23 1997-04-02 テクスチャ・データ転送方法

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EP (1) EP0803859A3 (ja)
JP (1) JPH1083457A (ja)

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EP0803859A2 (en) 1997-10-29
EP0803859A3 (en) 1998-03-04

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