JPH1080433A - リガチャーの除去を容易にしたエッジワイズ歯科矯正ブラケット - Google Patents

リガチャーの除去を容易にしたエッジワイズ歯科矯正ブラケット

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JPH1080433A
JPH1080433A JP27284096A JP27284096A JPH1080433A JP H1080433 A JPH1080433 A JP H1080433A JP 27284096 A JP27284096 A JP 27284096A JP 27284096 A JP27284096 A JP 27284096A JP H1080433 A JPH1080433 A JP H1080433A
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浩 根津
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯科矯正治療中に患者の歯に装着されたリガ
チャーの除去が容易となるようなエッジワイズ歯科矯正
ブラケットを提供する。 【解決手段】 タイウイングの一方のウイングチップに
レリーフを有するエッジワイズ歯科矯正ブラケットであ
って、このレリーフはブラケットのメジアルエンドまた
はディスタルエンドを画定しているウイングの表面に提
供されている。図1等に図示されている実施態様におけ
るこのレリーフは、ブラケットの対応するメジアルエン
ド又はディスタルエンド上でアーチワイヤスロットに沿
って配置されて、リガチャーとタイウイングとの間に空
隙を提供して、リガチャーカッターによるリガチャーの
噛み合いを容易にする、タイウイングチップの角に提供
されている部屋(チャンバー)となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は歯科矯正ブラケッ
トの分野及び、より詳しくは、リガチャー(結紮糸)の
除去を助長するように適合された2つのタイウイングチ
ップを具えているタイウイングを少なくとも一つ有す
る、エッジワイズ歯科矯正ブラケットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】 エッジワイズ歯科矯正ブラケットは一
般に、近心−遠心方向に伸びていて唇状に向いているス
ロット(溝)を有する。これらのブラケットの多くは患
者の歯の上で適切な位置につけられて、各ブラケットの
それぞれのスロットに好ましく受け入れられるようにア
ーチワイヤが曲げられている。ブラケットの一方のアー
チワイヤスロット中にアーチワイヤを適当な位置につか
せるように歯科矯正医によるアーチワイヤの屈曲は、こ
のブラケットに力が働くことになって、この力はブラケ
ットが取り付けられる患者の歯に働く歯科矯正治療の力
に変わる。アーチワイヤとアーチワイヤスロットとの界
面は、それによってこの歯科矯正治療の力を患者の歯に
移行させるのに重要である。アーチワイヤスロットの長
さが縮小すると、歯科矯正ブラケットが据え付けられて
いる歯に移行する可能性のある矯正治療の力の量に影響
が及ぶ。それぞれのブラケットのアーチワイヤスロット
内部にアーチワイヤを保持するか、あるいは特定の歯に
適用されることになっている矯正治療の力の型に影響を
及ぼすアーチワイヤに力を与えるために、あるいはこの
両方のために、アーチワイヤは、典型的には各ブラケッ
トに結紮される。ブラケットのタイウイングチップの周
りに金属又は弾性材のリガチャーが位置しており、そし
て、多くのブラケット・デザインにおいては、このリガ
チャーがブラケットのメジアルエンド及びディスタルエ
ンドの上に配置されて、これらのエンドの上でアーチワ
イヤと噛み合っている。これらのリガチャーは、アーチ
ワイヤを取り替えるか、又はリガチャーによってアーチ
ワイヤに適用される力の型を変えるとき、歯科矯正治療
を通して除去される。
【0003】
【課題を解決するための手段】 本発明は、少なくとも
1つのタイウイングと、前記タイウイングを通って伸び
ている、大体において近心−遠心方向に伸び、かつ唇方
向に面しているアーチワイヤスロットとを有するエッジ
ワイズ歯科矯正ブラケットに関するものである。タイウ
イングを通って伸びているアーチワイヤスロットによっ
てオクルーザル(咬合面側)タイウイングチップと歯肉
側タイウイングチップが形成される。一般に、このタイ
ウイング上のオクルーザルタイウイングチップ及び歯肉
側タイウイングチップの一方は、リガチャーの除去デバ
イス(例えば、リガチャーカッターの嘴部)ができるだ
け有効にリガチャーと噛み合うのを許すように形作られ
ている。所望の“タイウイングチップレリーフ”を提供
するための、この特定のタイウイングチップの形状は、
好ましくは、アーチワイヤスロットの長さと、所望の程
度の歯科矯正治療の力を患者の歯に移行させる能力にに
重大な影響を及ぼさないようになっている。本発明の歯
科矯正ブラケットの局面を説明するために用いられる術
語は、ブラケットが患者の歯に据え付けられるときの相
対的な位置決定(ポジショニング)を説明するために歯
科矯正学において一般に使用されている対等語句(コー
ディネート)に関するものであり得る。例えば、“オク
ルーザル(occlusal) ”という用語は、ここ
では他の構造よりは咬合面に近い状態に配置されている
か、あるいは患者の咬合面に近い位置に配置されている
構造を描写するのに使用することができる。“歯肉側
(gingival) ”という用語は、他の構造より
は歯肉に近い状態に配置されているか、あるいは患者の
歯肉面に近い位置に配置されている構造を描写するのに
使用され得る。同様に、“近心の(メジアル:mesi
al) ”及び“遠心の(ディスタル:distal)
”という用語は、患者のアーチに沿った他の構造の位
置の調節を描写するのに使用され得る。
【0004】本発明の第一の局面は、メジアルエンドと
ディスタルエンドとを有するブラケットに関する。この
ブラケットは、第一のタイウイングチップと第二のタイ
ウイングチップとを有する少なくとも一つのタイウイン
グを含んでいる。典型的に唇方向に面しているアーチワ
イヤスロットは、第一のタイウイングチップと第二のタ
イウイングチップとの間で大体において近心−遠心方向
に伸びている。このアーチワイヤスロットは底壁又は床
と、この底壁から唇方向に伸びて、咬合面−歯肉方向に
一定の空間をあけて配置されている第一及び第二の側壁
を含んでいる。アーチワイヤスロットの第一のエンド
(端部)は前記ブラケットのメジアルエンド又はディス
タルエンドのいずれかに配置されている。アーチワイヤ
スロットの第一の側壁は、このアーチワイヤスロットの
この第一の端部で第一の距離を置いてアーチワイヤスロ
ットの底壁から唇方向に伸びているのに対して、アーチ
ワイヤスロットの第二の側壁は、アーチワイヤスロット
のこの同じ第一の端部で第二の距離を置いてアーチワイ
ヤスロットの底壁から唇方向に伸びている。この第一の
距離と第二の距離とは相違している。(例えば、第一と
第二のタイウイングチップのうちの一方の、より唇側に
配置されている部分は除去されて、前述のリガチャーの
除去の特徴を提供するレリーフを形成している。) この第一の局面の一つの実施態様においては、アーチワ
イヤスロットの第一及び第二の側壁の近心−遠心方向の
間隔は実質的に等しくて、これらの第一及び第二の側壁
のかなりの部分は向かい合った関係に配置されている。
(例えば、ブラケットが患者の歯の上に配置されると
き、アーチワイヤスロットの第一の側壁の実質的に全て
の部分が、それの反対側に配置されているか、又は歯の
長い軸に平行である線に概ね沿って配置されているアー
チワイヤスロットの第二の側壁の一部を含んでいる。)
別の実施態様においては、アーチワイヤスロットの底壁
に最も近く配置されているアーチワイヤスロットの第一
の側壁の全ての部分はアーチワイヤスロットの底壁に最
も近く配置されているアーチワイヤスロットの第二の側
壁の一部と向かい合って配置されている。すなわち、ア
ーチワイヤスロットの底壁に最も近く配置されているア
ーチワイヤスロットの第一の側壁の各部分は歯の長い軸
に関してアーチワイヤスロットの底壁に最も近く配置さ
れているアーチワイヤスロットの第二の側壁の一部と一
列になって配置されている。もう一つの実施態様におい
ては、アーチワイヤスロットの第一及び第二の側壁のそ
れぞれは実質的に平らな表面になっている。
【0005】アーチワイヤスロットの第一の端部におけ
る、それの第一及び第二の側壁の“高さ”の違いは、第
一及び第二のタイウイングチップの一方の上に一つの部
屋(チャンバー)を設けることによって提供することが
できる。例えば、第一のタイウイングチップは、アーチ
ワイヤスロットの第一の端部から一定の間隔をあけて配
置されている切れ目を画定するために交差している唇方
向に/側方に(labially/laterall
y)面している第一及び第二の表面を含んでいてもよ
い。唇方向に/側方に面している第二の表面(例えば、
実質的に平らな形状を有する表面)はその上、唇方向に
/側方に面している第一の表面から、アーチワイヤスロ
ットの底壁及びアーチワイヤスロットの第一の端部の両
方に向かって伸びていてもよい。唇方向に/側方に面し
ている第二の表面を形成させて所望のリガチャーの除去
の特徴を提供させ、そしてアーチワイヤスロットの第一
の端部において、特許請求の範囲に記載されている第一
及び第二の側壁の“高さ”の違いを提供するために、ア
ーチワイヤスロットの第一の端部にある第一のタイウイ
ングチップの“角(かど)”を除去してもよい。この第
一の局面におけるアーチワイヤスロットの第一及び第二
の側壁の“高さ”の違いは、アーチワイヤスロットの第
一の端部に対応している第一及び第二のタイウイングチ
ップの第一のエンドウォル(端部壁)の形状によって、
更に特徴付けられている(すなわち、それはアーチワイ
ヤスロットの第一の端部として、ブラケットの同じ端部
の上にある)。第一のタイウイングチップの第一のエン
ドウォルは、第一と第二の壁部分の間に少なくとも一つ
の切れ目(不連続部)を有する第一及び第二の壁部分を
含んでいるのに対して、第二のタイウイングチップの第
一のエンドウォルは実質的に連続した表面を含んでい
る。第二のタイウイングチップの第一のエンドウォルと
第一のタイウイングチップの第一のエンドウォルと第一
の部分は両者とも、ブラケットのベース(例えば、実質
的に平らな表面である)に対して唇方向に伸びていても
よいのに対して、第一のタイウイングチップの第一のエ
ンドウォルの第二の部分(例えば、実質的に平らな表面
である)は第一の部分ばかりでなく、アーチワイヤスロ
ットの第一の端部からも(例えば、アーチワイヤスロッ
トの第一の端部がブラケットのメジアルエンドの上にあ
る場合には遠心方向に)唇方向に伸びていてもよい。こ
の第二の部分はまた咬合面に向かっても、あるいは歯肉
側に向かっても伸びることができる。
【0006】この第一の局面におけるアーチワイヤスロ
ットの第一及び第二の側壁の“高さ”の違いは、アーチ
ワイヤスロットと、ブラケットの同じ端部の上にアーチ
ワイヤスロットの第一の端部として配置されている第一
及び第二のタイウイングチップの各々の第一のエンドウ
ォルとの間の交差部分を更に特徴としている。一つの実
施態様においては、第一のタイウイングチップの第一の
エンドウォルとアーチワイヤスロットの第一の側壁との
間の交差部分が、第二のタイウイングチップの第一のエ
ンドウォルとアーチワイヤスロットの第二の側壁との間
の交差部分とは異なる形状を画定している。一つの実施
態様における第一のタイウイングチップの第一のエンド
ウォルとアーチワイヤスロットの第一の側壁との間の交
差部分の形状は、交差している第一及び第二のラインか
ら本質的に構成されていてもよいのに対して、別の実施
態様における第二のタイウイングチップの第一のエンド
ウォルとアーチワイヤスロットの第二の側壁との間の交
差部分の形状は、第三のラインから本質的に構成されて
いてもよい。一つの実施態様において、第一、第二及び
第三の各ラインは軸方向に伸びている。別の一つの実施
態様においては、第一のライン及び第三のラインはそれ
ぞれアーチワイヤスロットの底壁と交差していて、実質
的に平行である(例えば、唇方向に伸びている)のに対
して、第二のラインは第一のラインに対して唇方向に伸
びていて、アーチワイヤスロットの第一の端部から唇方
向に伸びている。上に論じたそれぞれの特徴は、シング
ルタイウイングブラケットのメジアルエンドとディスタ
ルエンドのそれぞれの上に、又はツインタイウイングブ
ラケットのタイウイングのそれぞれの上でそのメジアル
エンドとディスタルエンドの上に組み入れることができ
る。この場合、ブラケットの二つの端部は上に論じた特
徴について互いに目で見て逆の関係になるであろう。さ
らに、上に論じたそれぞれの特徴は、ブラケットのメジ
アルエンドとディスタルエンドの一つにしか組み入れる
ことができない。
【0007】本発明の第二の局面はメジアルエンドとデ
ィスタルエンドを有するブラケットに関する。このブラ
ケットは、第一のタイウイングチップを有する第一のタ
イウイングと、咬合面−歯肉方向に一定の間隔をおいて
配置されている第二のタイウイングチップを含んでい
る。これらの各タイウイングチップはブラケットのメジ
アルエンドとディスタルエンドのいずれかに配置されて
いる第一のエンドウォルを含んでいる。典型的には唇方
向に面しているアーチワイヤスロットは、第一のウイン
グチップと第二のウイングチップとの間で大体において
咬合面−歯肉方向に伸びている。このアーチワイヤスロ
ットは底壁又は床と、底壁から唇方向に伸びていて、咬
合面−歯肉方向に一定の間隔があけられて配置されてい
る第一及び第二の側壁とを含んでいる。アーチワイヤス
ロットの第一の端部はブラケットのメジアルエンドとデ
ィスタルエンドのいずれかに配置されている。第一のタ
イウイングチップの第一のエンドウォルとアーチワイヤ
スロットの第一の側壁との間の交差部分は、第二のタイ
ウイングチップの第一のエンドウォルとアーチワイヤス
ロットの第二の側壁との間の交差部分の形状とは異なる
形状を画定している。一つの実施態様における第一のタ
イウイングチップの第一のエンドウォルとアーチワイヤ
スロットの第一の側壁との間の交差部分の形状は、交差
している第一のラインと第二のラインから本質的になる
ことができるのに対して、別の実施態様における第二の
タイウイングチップの第一のエンドウォルとアーチワイ
ヤスロットの第二の側壁との間の交差部分の形状は、交
差している第三のラインから本質的になることができ
る。一つの実施態様において、第一、第二及び第三のラ
インの各々は一般に軸方向に伸びている。別の実施態様
においては、第一のラインと第三のラインはそれぞれア
ーチワイヤスロットの底壁と交差していて、実質的に平
行である(例えば、唇方向に伸びている)のに対して、
第二のラインは第一のラインに対して唇方向に配置され
てアーチワイヤスロットの第一の端部から唇方向に伸び
ている。本発明の第一の局面に関連して上に論じられた
それぞれの特徴は、本発明のこの第二の局面とも、同様
に組み合わせることができる。さらに、本発明のこの第
二の局面は、シングルタイウイングブラケットのメジア
ルエンドとディスタルエンドの上に、あるいはツインタ
イウイングブラケットの各タイウイングの上でそのメジ
アルエンドとディスタルエンドに組み入れることができ
る。この場合、ブラケットの二つの端部は、上に論じた
特徴に関して、目で見て互いに逆になるであろう。さら
に、上に論じたそれぞれの特徴は、ブラケットのメジア
ルエンドとディスタルエンドの一つにしか組み入れるこ
とができない。
【0008】
【発明の実施の形態】 本発明の実施の形態を実施例に
より説明する。 実施例:図1は、リガチャーの除去を容易にさせるため
のタイウイングチップレリーフの特徴を有するブラケッ
トの一つの実施態様の斜視図である。図2は、図1のブ
ラケットのもう一つの斜視図である。図3は、図1のブ
ラケットの上面図(舌側に見た)である。図4は、図1
のブラケットの先端図(遠心側に見た)である。図5
は、図1のブラケットの側面図(歯肉側に見た)であ
る。図6は、図1のブラケットからリガチャーを取り除
くのを図解している説明図である。本発明の様々な特徴
を例証するのを助けている添付図面と関連させて、本発
明を説明する。ブラケットを説明するために用いられて
いる用語はここでは、歯科矯正される患者の歯の上にブ
ラケットが据え付けられるときの構造物の位置決定(ポ
ジショニング)に関連している。ここで論じられている
本発明の原理は様々な程度のトルク(零のトルクも含ん
でいる)及び/又は角形成(零の角形成も含んでいる)
を伴ったブラケットを包含している、上顎用及び下顎用
の種々の型のエッジワイズ歯科矯正ブラケットに適用で
きることが認識されるべきである。本発明の原理を例証
しているエッジワイズ歯科矯正ブラケット10は図1〜
6に図解されている。このブラケット10は図5で最も
分かりやすく図解されているベース82を含んでいる。
このベース82にはメッシュパッド又はそれに類するも
の(図示せず)が適切に(例えば、ろう付によって)固
着されている。ベース82に取り付けられているメッシ
ュパッドを有するこのベース82は舌側に突出し、そし
てこのメッシュパッドは、典型的には、このメッシュパ
ッドに適用されて硬化することによってブラケット10
と歯との間の適当な接着を提供している適切な接着剤を
介して、患者の歯と接続している。ここに図示されてい
る特定のブラケット10は、上顎の第一小臼歯右側にあ
って、メジアルエッジ86、ディスタルエッジ90)歯
肉側エッジ94、及びオクルーザルエッジ98を有する
(例えば、図3参照)。ツインタイウイング14(14
a,14b)はブラケット10の本体78から唇方向に
伸びて、近心面と遠心面との間で一定の間隔をおいて並
べられている(例えば、図1〜3及び図5参照)。タイ
ウイング14aは最も近心のタイウイングであるのに対
して、タイウイング14bは最も遠心のタイウイングで
ある。これらの2つのタイウイングと連合している構造
物は、同様に識別されている(例えば、対応する構造物
が両方のタイウイングの上にある場合には、最も近心の
タイウイング14aに関する構造物は“a”という指標
を用いることができるのに対して、最も遠心のタイウイ
ング14bに関する構造物は“b”という指標を用いる
ことができる。)。
【0009】アーチワイヤスロット54(54a,54
b)は大体において、タイウイング14を通って近心−
遠心方向に伸びていて、唇方向に凹設されている(例え
ば図1〜4参照)。アーチワイヤスロット54は、アー
チワイヤスロット54のメジアルエンド55を有するメ
ジアルスロット部分54aと、アーチワイヤスロット5
4のディスタルエンド56を有するディスタルスロット
部分54bを含んでいる(例えば図3参照)。メジアル
スロット部分54aとディスタルスロット部分54bと
は、近心−遠心方向に一定の間隔があけられていて、近
心−遠心方向に一定の間隔があけられている2つの別個
の場所でアーチワイヤ102(図6)が噛み合えるよう
になっている。例えば図3に図解されているように、ア
ーチワイヤスロット54の第一の側壁58(メジアルス
ロット部分54aを画定している第一の側壁58a及び
ディスタルスロット部分54bを画定している第一の側
壁58b)は、対応するオクルーザルタイウイングチッ
プ30(第一の側壁58aを画定しているチップ30a
及び第一の側壁58bを画定しているチップ30b)に
よって画定されているのに対して、アーチワイヤスロッ
ト54の第二の側壁62(メジアルスロット部分54a
を画定している第二の側壁62a及びディスタルスロッ
ト部分54bを画定している第二の側壁62b)は、対
応する歯肉側タイウイングチップ18(第二の側壁62
aを画定しているチップ18a及び第二の側壁62bを
画定しているチップ18b)によって画定されている。
やはり図3に図解されているように、アーチワイヤスロ
ット54もまた、底壁66(メジアルスロット部分54
aを画定している底壁部分66a及びディスタルスロッ
ト部分54bを画定している底壁部分66b)を含んで
いて、その底壁66は側壁58と62との間で伸びてい
てこれらを相互に連結し、そしてこの図解されている実
施態様においては実質的に平らな表面となっている。側
壁58、62は底壁66から唇方向に伸びており、この
図解されている実施態様においてはそれぞれ実質的に平
らな表面となっていて、底壁66に対して約90度の角
度に配置されている(例えば、図4参照)。
【0010】メジアルスロット部分54aとディスタル
スロット部分54bとの間には、咬合面−歯肉方向に伸
びて凸状に成形されている山70が配置されている(例
えば、図1〜4参照)。一つの実施態様においては、千
分の2、3インチだけ、メジアルアーチワイヤスロット
部分54a及びディスタルアーチワイヤスロット部分5
4bのそれぞれの底壁部分66a及び66bに対して、
山70の最も唇に近い表面が舌方向に配置されている
(例えば、図5参照)。山70は、ブラケット10を歯
に固定したとき、歯科矯正医がブラケット10と歯の中
心軸とを一列に並べることができるように、主として、
目で見て一列に並べるために設けられている。大体にお
いて咬合面−歯肉方向に伸びているスロット(図示せ
ず)もまた、歯科矯正用の補助具(例えば、補助弾線)
を受け取るためベース82を通って山70の下に伸びて
いることができる。ブラケット10が患者の歯110に
固定されるとき、アーチワイヤ102(図6)はアーチ
ワイヤスロット54の中に配置される。このアーチワイ
ヤ102は近心−遠心方向に一定の間隔があけられてい
る2つの別個の場所で、すなわち、アーチワイヤ102
がブラケット10に力を働かせるのを許すメジアルスロ
ット部分54aとディスタルスロット部分54bにおい
て、ブラケット10と噛み合っている(すなわち、山7
0がアーチワイヤスロット54の底壁66に対して舌方
向に配置されているので)。アーチワイヤ102はリガ
チャー106によって、ブラケット10のアーチワイヤ
スロット54の内部に保持される(図6)。リガチャー
106をブラケット10及び/又はアーチワイヤ102
と接続させる特定の方法はまた、患者の歯に適用される
治療の力の型に影響を与えることができる。リガチャー
106によるブラケット10へのアーチワイヤ102の
結紮はタイウイング14によって容易になる。各々のタ
イウイング14は、それぞれブラケット10の歯肉側エ
ッジ94及び咬合面側(オクルーザル)エッジ98に沿
ってそれぞれアンダーカット26(26,26b)及び
50(50a,50b)を有する歯肉側タイウイングチ
ップ18及びオクルーザルタイウイングチップ30を含
んでいる。リガチャー106は、図6に図示されている
ように、タイウイングチップ18及び30のそれぞれの
下で、その各々のアンダーカット26及び50内に配置
することによって、ブラケット10の上に据え付けるこ
とができる。この場合、ブラケット10のメジアルエッ
ジ86及びディスタルエッジ90において、リガチャー
106はアーチワイヤ102と噛み合っている。
【0011】ブラケット10は、例えば、矯正治療中に
アーチワイヤ102を交換するようなときに、ブラケッ
ト10からリガチャー106の除去を容易にするという
特徴を含んでいる。レリーフは一般に、ブラケット10
のメジアルエッジ86及びディスタルエッジ90の一部
に沿ってそれぞれ設けられており、そして特に、ブラケ
ット10が患者の歯に据え付けられときにアーチワイヤ
102の下に配置されるタイウイングチップ18又はタ
イウイングチップ30の上にレリーフを用意することに
よって、提供される。それによってブラケット10は、
前に述べたように、それが患者の上顎の上で歯に適用さ
れるので、そのオクルーザルウイングチップ30の上に
設けられたレリーフを具えることになる。患者の下顎又
は下顎骨の上の歯のために設計されているブラケット1
0は、以下に論じられるレリーフを、歯肉側タイウイン
グチップ18の上に有するであろう(図示せず)。ブラ
ケット10の歯肉側タイウイングチップ18a及び18
bはそれぞれ、ブラケット10のメジアルエッジ86及
びディスタルエッジ90の一部をそれぞれ画定している
第一のエンドウォル(end wall)22は22a
及び22bをそれぞれ含んでいる(例えば、第一のエン
ドウォル22aを図解している図1参照)。 歯肉側タ
イウイングチップ18の各々のこの第一のエンドウォル
22は、ブラケット10のベース82から唇方向に伸び
ている、実質的に平らな連続表面である。オクルーザル
タイウイングチップ30a及び30bはそれぞれ、ブラ
ケット10のメジアルエッジ86及びディスタルエッジ
90の一部をそれぞれ画定している第一のエンドウォル
34(34a,34b)をそれぞれ含んでいる(例え
ば、第一のエンドウォル34aを図解している図1参
照)。オクルーザルタイウイングチップ30の各第一の
エンドウォル34は、実質的に平らな表面であってベー
ス82から唇方向に伸びている第一の部分38を含んで
いる。オクルーザルタイウイングチップ30の各第一の
エンドウォル34はさらに第二の部分42(42a,4
2b)を含んでいて、この第二の部分42は、実質的に
平らな表面であって、第一の部分38から唇方向に伸び
ており、かつまた、咬合面−歯肉方向に伸びている、ブ
ラケット10のメジオーディスタルミッドライン(me
sio−distal midline)12に向かっ
て大体において伸びている。このようなものとして、第
二の部分42の各々はブラケット10に対して唇方向/
側方に面する表面を画定し、そしてこの第二の部分42
はリガチャーの除去を容易にさせる上記の“レリーブ”
を提供している。下顎骨に適用するためのブラケットに
おいては、このレリーフは前述のように、歯肉側タイウ
イングチップの上に提供されるであろう。
【0012】オクルーザルタイウイングチップ30aの
第一のエンドウォル34aの第二の部分42aは、ブラ
ケット10のメジアルエッジ86又はアーチワイヤスロ
ット54のメジアルエンド55から大体唇方向に伸びて
いるのに対して、オクルーザルタイウイングチップ30
bの第二の部分42bは、ブラケット10のディスタル
エッジ90又はアーチワイヤスロット54のディスタル
エンド56から大体唇方向に伸びている。オクルーザル
タイウイングチップ30の各第一のエンドウォル34の
第一の部分38及び第二の部分42は交差していて、異
なる角度の配向で配置されているので、それらの間には
切れ目40(40a,40b)が存在している。なお、
第一の部分面38と第二の部分面42の交差で形成され
る該切れ目40は、明確な稜線を示さない状態、すなわ
ち明確な稜角を示さず、前記交差部がまるみを帯びた稜
部分を形成した状態であってもよく、むしろその方がブ
ラケット装着者にとって違和感がなく、また歯科矯正治
療施術者(歯科医師)にとってもリガチャーに作業上好
ましい。オクルーザルタイウイングチップ30の第二の
部分42はまた、オクルーザルタイウイングチップ30
の唇方向の表面46(46a,46b)に対して画定さ
れていてもよい。各第二の部分42は、それの連合して
いる唇方向の表面46からアーチワイヤスロット54の
底壁66又はブラケット10のベース82に向かって伸
びているばかりでなく(すなわち、第二の部分42は唇
方向の表面46から舌状に伸びている)、ブラケット1
0のメジオーディスタルミッドライン12からも伸びて
いる。オクルーザルタイウイングチップ30aの第一の
エンドウォル34aの第二の部分42aは大体において
唇方向の表面46aから、そしてアーチワイヤスロット
54の底壁66に向かって、又はベース82に向かって
伸びているばかりでなく(すなわち、第二の部分42a
は唇方向の表面46aから舌状に伸びている)、ブラケ
ット10のメジアルエッジ86又はアーチワイヤスロッ
ト54のメジアルエンド55に向かって、あるいはメジ
オーディスタルミッドライン12からも伸びている。第
二の部分42bは大体において、唇方向の表面46bか
ら、そしてアーチワイヤスロット54の底壁66に向か
って、又はベース82に向かって伸びているばかりでな
く(すなわち、第二の部分42bは唇方向の表面46b
から舌状に伸びている)、ブラケット10のディスタル
エッジ90又はアーチワイヤスロット54のディスタル
エンド56に向かって、あるいはメジオーディスタルミ
ッドライン12からも伸びている。唇方向の表面46
と、それに対応する第二の部分42は交差していて、異
なる角度の配向で配置されているので、それらの間には
切れ目48(48a,48b)が存在している。それぞ
れの切れ目48は、アーチワイヤスロット54の対応す
るエンドから一定の間隔をあけて配置されている(すな
わち、切れ目48aはアーチワイヤスロット54のメジ
アルエンド55の遠心側に配置されているのに対して、
切れ目48bはアーチワイヤスロット54のディスタル
エンド56の近心側に配置されている)。なお、該切れ
目48も、前記切れ目40の場合と同様に、明確な稜線
を示さない状態、すなわち明確な稜角を示さず、前記交
差部がまるみを帯びた稜部分を形成した状態であってよ
い。
【0013】本発明の原理に従ってブラケットの“下方
の”タイウイングチップに提供される“レリーフ”は更
に、アーチワイヤスロット54のメジアルエンド55及
び/又はディスタルエンド56におけるそのスロットの
深さを特徴とすることもできる。一般にオクルーザルタ
イウイングチップ30の第一のエンドウォル34は、例
えば図1に図解されているように、アーチワイヤスロッ
ト54の対応するエンドにおいては、歯肉側タイウイン
グチップ18の第一のエンドウォル22よりも“短
い”。アーチワイヤスロット54のメジアルエンド55
においては、オクルーザルタイウイングチップ30の第
一のエンドウォル34aはメジアルスロット部分54a
の底壁部分66aから唇方向に伸びていて、その距離
は、歯肉側タイウイングチップ18aの第一のエンドウ
ォル22aが底壁部分66aから唇方向に伸びている距
離よりも短い。これは図1に図解されていて、ウイング
チップの第一のエンドウォルとアーチワイヤスロットの
側壁との交差部分を比較することによって一層明瞭に理
解される。図1を参照して更に説明を続けると、アーチ
ワイヤスロット54のメジアルスロット部分54aの第
一の側壁58(58a)は、オクルーザルタイウイング
チップ30aの第一のエンドウォル34aと交差してい
る。この交差部分は、アーチワイヤスロット54のメジ
アルスロット部分54aの底壁部分66aから唇方向に
伸びている第一のライン31(31a,31b)を画定
している。この交差部分は更に、第一のライン31から
唇方向に、かつ大体においてブラケット10のメジオー
ディスタルミッドライン12に向かって伸びていている
第二のライン32(32a,32b)を画定している。
一つの実施態様において、第一のライン31と第二のラ
イン32との間の角度は1〜60゜の範囲にある。好ま
しくは、20〜50°、特により好ましくは、30〜4
0°の範囲にある。
【0014】図1を参照して更に説明を続けると、アー
チワイヤスロット54のメジアルスロット部分54aの
第二の側壁62(62a)は、歯肉側タイウイングチッ
プ18aの第一のエンドウォル22aと交差している。
この交差部分は、アーチワイヤスロット54のメジアル
スロット部分54aの底壁部分66aから唇方向に伸び
ている第三のライン24(24a,24b)を画定して
いる。第一のライン31と第三のライン24とは実質的
に平行である。さらに、アーチワイヤスロット54のメ
ジアルエンド55にある第一の側壁58aのそれのエン
ドを画定している第一のライン31aは、アーチワイヤ
スロット54のメジアルエンド55にある第二の側壁6
2aのそれのエンドを画定している第三のライン24a
よりも短い。一つの実施態様において、第一のライン3
1aの長さは第三のライン24aの長さの0〜70%の
範囲にある。特に、より好ましくは30〜60%の範囲
にある。リガチャーの除去を容易にするブラケット10
に提供されるレリーフにも拘かわらず、アーチワイヤス
ロット54は望ましくない程度までの悪影響は受けない
ことを認識すべきである。例えば、上記のレリーフはア
ーチワイヤスロット54の“上方”部分又は舌状部分だ
けに、かつメジアルエッジ及び/又はディスタルエッジ
の上のタイウイングチップの一方のかどの部分だけに提
供される。第一の側壁58aと底壁部分66aとの交差
部分の長さは、第二の側壁62aと底壁部分66aとの
交差部分の長さに等しい。このようにして、アーチワイ
ヤ102の少なくとも最も唇に近く配置されている部分
は、アーチワイヤスロット54の全長に沿って噛み合っ
ている。各オクルーザルタイウイングチップ30の第一
のエンドウォル34の形状は、ブラケット10のアーチ
ワイヤスロット54からアーチワイヤ102を除去する
ためのリガチャー106の除去を容易にする。図6の中
のブラケット10は患者の上方の第一小臼歯110の上
で図解されており、ここで114は患者の歯肉を示して
いる。オクルーザルタイウイングチップ30aの第一の
エンドウォル34aの形状は、ブラケット10とリガチ
ャー106との間の空隙を提供している(図示せず)。
この空隙はリガチャーカッター118がリガチャー10
6に効果的に噛み合うことを可能にしている。さらに、
オクルーザルタイウイングチップ30の第二の部分42
のプロフィールはリガチャーカッターの嘴部122がリ
ガチャー106を越えることを可能とし、これもまたリ
ガチャー106の切断を容易にしている。
【0015】本発明の原理はツインタイウイングブラケ
ットについて説明されてきたけれども、ここで論じられ
たリガチャーレリーフの除去の特徴はシングルタイウイ
ングブラケットにも適用できることが認識されるであろ
う。さらに、本発明はブラケット10のメジアルエッジ
86とディスタルエッジ90の両方に対してこのリガチ
ャーレリーフの除去の特徴を提供することについて説明
されてきたけれども、ブラケットがシングルタイウイン
グブラケットであるか、あるいはツインタイウイングブ
ラケットであるかのどちらであっても、これらのエッジ
86,90の一方に対してリガチャーレリーフの除去の
特徴を含めることが必要となり得る。本発明のこれまで
の説明は図解と説明の目的で提供されてきた。さらに、
この説明は、ここに開示されている種類のものに本発明
が限定されることを意図していない。したがって、上記
の教示に相応している様々な態様と改変、及び当該技術
に関する技能又は知識も本発明の範囲内にある。上に説
明されている実施例は更に、本発明を実施するに当たっ
て知られている最良の方法を説明するためのものである
こと、及び、このような実施例又はその他の実施態様の
形で、及び本発明の特定の適用又は用途によって要求さ
れる様々な改変を伴った他の実施態様の形で当業者が本
発明を利用できるようにすることが意図されている。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したごとく、本発明のタイウ
イングチップを具えているエッジワイズ歯科矯正ブラケ
ットによれば、リガチャー(結紮糸)の除去を容易にさ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リガチャーの取り除きを容易にさせるためのタ
イウイングチップレリーフの特徴を有するブラケットの
一つの実施態様の斜視図。
【図2】図1のブラケットのもう一つの斜視図。
【図3】図1のブラケットの上面図(舌側から見た)。
【図4】図1のブラケットの先端図(遠心側から見
た)。
【図5】図1のブラケットの側面図(歯根側から見
た)。
【図6】図1のブラケットからリガチャーを取り除く状
態を示す説明図。
【符号の説明】
10:ブラケット, 12:メジオーディ
スタルミッドライン,14:タイウイング,
18:歯肉側タイウイングチップ,30:オクルーザ
ルタイウイングチップ,40:切れ目,
46:唇方向の表面,48:切れ目,
54:アーチワイヤスロット,55:メジアルエ
ンド, 56:ディスタルエンド,58:側
壁, 62:側壁,66:底壁,
70:山,78:ブラケット本体,
82:ベース,86:メジアルエッジ,
90:ディスタルエッジ,94:歯肉側エッジ,
98:オクルーザルエッジ,102:アー
チワイヤ, 106:リガチャー,110:上
方の第一小臼歯, 114:歯肉,118:リガチ
ャーカッター, 122: リガチャーカッターの嘴
部,

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メジアルエンドとディスタルエンドを有
    するエッジワイズ歯科矯正ブラケットであって、 第一のタイウイングチップと第二のタイウイングチップ
    を含む一対の第一のタイウイングと;前記一対の第一の
    タイウイングの前記第一のタイウイングチップと前記第
    二のタイウイングチップとの間に配置されている概して
    近心−遠心方向に伸びているアーチワイヤスロットであ
    って、前記アーチワイヤスロットが底壁と、前記底壁か
    ら唇方向に伸びて一定の間隔をあけて配置されている第
    一及び第二の側壁とを含み、そして前記アーチワイヤス
    ロットが更に、前記ブラケットの前記メジアルエンドと
    前記ディスタルエンドの一方の上に配置されている第一
    の端部を含み、前記アーチワイヤスロットの前記第一の
    側壁が前記第一の端部で第一の距離をおいて前記底壁か
    ら唇方向に伸びている一方、前記第二の側壁が前記第一
    の端部で第二の距離をおいて前記底壁から唇方向に伸び
    ており、そして前記第一の距離と第二の距離とが異なっ
    ている、前記アーチワイヤスロットと;を含むことを特
    徴とするエッジワイズ歯科矯正ブラケット。
  2. 【請求項2】 前記アーチワイヤスロットの前記第一及
    び第二の側壁の近心−遠心方向の広がりが実質的に等し
    く、かつ前記アーチワイヤスロットの前記第一及び第二
    の側壁の実質的な部分が向かい合った関係にあることを
    特徴とする、請求項1記載のエッジワイズ歯科矯正ブラ
    ケット。
  3. 【請求項3】 前記第一のタイウイングチップが、交差
    して切れ目を画定する第一及び第二の唇方向に/側方に
    面する表面を含み、前記切れ目が前記アーチワイヤスロ
    ットの前記第一の端部から一定の間隔をあけて配置され
    ており、前記第二の唇方向に/側方に面する表面が、前
    記第一の唇方向に/側方に面する表面から、前記アーチ
    ワイヤスロットの前記底壁に向かって、かつ前記アーチ
    ワイヤスロットの前記第一の端部に向かって伸びている
    ことを特徴とする、請求項1記載のエッジワイズ歯科矯
    正ブラケット。
  4. 【請求項4】 前記第二の唇方向に/側方に面する表面
    が実質的に平坦であることを特徴とする請求項3記載の
    エッジワイズ歯科矯正ブラケット。
  5. 【請求項5】 前記第一及び第二のタイウイングチップ
    がそれぞれ、前記アーチワイヤスロットの前記第一の端
    部を有する前記ブラケットの前記メジアルエンドと前記
    ディスタルエンドの一方の上にある第一のエンドウォル
    を含み、前記第二のタイウイングチップの前記第一のエ
    ンドウォルが実質的に連続した表面であり、前記第一の
    タイウイングチップの前記第一のエンドウォルが第一の
    ウォル部分と第二のウォル部分との間に少なくとも一つ
    の切れ目を有する前記第一のウォル部分及び第二のウォ
    ル部分を含むことを特徴とする、請求項1記載のエッジ
    ワイズ歯科矯正ブラケット。
  6. 【請求項6】 前記第二のタイウイングチップの前記第
    一のエンドウォルが実質的に平坦な表面であり、そして
    前記第一のタイウイングチップの前記第一のエンドウォ
    ルの前記第一の部分及び第二の部分がそれぞれ、実質的
    に平坦な表面であって、これらが互いにある一つの角度
    をもって配置されていることを特徴とする、請求項5記
    載のエッジワイズ歯科矯正ブラケット。
  7. 【請求項7】 前記第一及び第二のタイウイングチップ
    がそれぞれ、前記ブラケットの前記メジアルエンドと前
    記ディスタルエンドの前記一方の上に配置されている第
    一のエンドウォルを含んでいて、前記第一のタイウイン
    グチップの前記第一のエンドウォルと前記アーチワイヤ
    スロットの前記第一の側壁との交差部分が第一の形状を
    画定し、そして前記第二のタイウイングチップの前記第
    一のエンドウォルと前記アーチワイヤスロットの前記第
    二の側壁との交差部分が、前記第一の形状とは異なる第
    二の形状を画定していることを特徴とする、請求項1記
    載のエッジワイズ歯科矯正ブラケット。
  8. 【請求項8】 前記第一の形状が、交差している第一の
    ラインと第二のラインから本質的になり、そして前記第
    二の形状が第三のラインから本質的になることを特徴と
    する、請求項7記載のエッジワイズ歯科矯正ブラケッ
    ト。
  9. 【請求項9】 前記第一のラインと第三のラインとが前
    記アーチワイヤスロットの前記底壁と交差していて実質
    的に平行であり、そして前記第二のラインが前記第一の
    ラインに対して唇方向に配置されていることを特徴とす
    る、請求項8記載のエッジワイズ歯科矯正ブラケット。
  10. 【請求項10】 前記第二のラインが前記ブラケットの
    前記メジアルエンドと前記ディスタルエンドの前記一方
    から少なくとも大体において伸びていることを特徴とす
    る、請求項9記載のエッジワイズ歯科矯正ブラケット。
  11. 【請求項11】 咬合面−歯肉方向に一定の間隔をあけ
    て配置され、かつそれぞれが前記ブラケットの前記メジ
    アルエンドと前記ディスタルエンドの他方の上に配置さ
    れている第一のエンドウォルを含んでいる第三のタイウ
    イングチップと第四のタイウイングチップとを含んでい
    る一対の第二のタイウイングであって、前記アーチワイ
    ヤスロットが、前記ブラケットの前記メジアルエンドと
    前記ディスタルエンドの前記他方の上に配置されている
    第二のエンドウォルを更に含んでいて、前記第三のタイ
    ウイングチップの前記第一のエンドウォルと前記第一の
    側壁との交差部分が前記第一の形状とは目で見て逆の形
    状を画定する一方、前記第四のタイウイングチップの前
    記第一のエンドウォルと前記第二の側壁との交差部分が
    前記第二の形状とは目で見て逆の形状を画定し、そして
    前記第一のタイウイングチップと第三のタイウイングチ
    ップが前記アーチワイヤスロットの一方の側に配置され
    る一方、前記第二のタイウイングチップ及び第四のタイ
    ウイングチップが前記アーチワイヤスロットの反対側に
    配置されている、前記一対の第二のタイウイングと;を
    更に含んでいることを特徴とする、請求項7記載のエッ
    ジワイズ歯科矯正ブラケット。
  12. 【請求項12】 第三のタイウイングチップと第四のタ
    イウイングチップとを含んでいる一対の第二のタイウイ
    ングであって、前記アーチワイヤスロットが前記一対の
    第二のタイウイングの前記第三のタイウイングチップと
    第四のタイウイングチップとの間に配置されており、前
    記アーチワイヤスロットが更に、前記ブラケットの前記
    メジアルエンドと前記ディスタルエンドの他方の上に配
    置されている第二のエンドウォルを含み、前記アーチワ
    イヤスロットの前記第一の側壁が前記第二の端部で第三
    の距離をおいて前記アーチワイヤスロットの前記底壁か
    ら唇方向に伸びている一方、前記アーチワイヤスロット
    の前記第二の側壁が前記第二の端部で第四の距離をおい
    て前記アーチワイヤスロットの前記底壁から唇方向に伸
    びており、そして前記第三の距離と第四の距離とが異な
    っている、前記一対の第二のタイウイングと;を更に含
    んでいることを特徴とする、請求項1記載のエッジワイ
    ズ歯科矯正ブラケット。
  13. 【請求項13】 前記第一のタイウイングチップが、交
    差して第一の切れ目を画定している、第一及び第二の唇
    方向に/側方に面する表面を含み、前記第一の切れ目が
    前記アーチワイヤスロットの前記第一の端部から一定の
    間隔をあけて配置されており、前記第二の唇方向に/側
    方に面する表面が、前記第一の唇方向に/側方に面する
    表面から、前記アーチワイヤスロットの前記底壁に向か
    って、かつ前記アーチワイヤスロットの前記第一の端部
    に向かって伸びており;前記第三のタイウイングチップ
    が、交差して第二の切れ目を画定している、第三及び第
    四の唇方向に/側方に面する表面を含み、前記第二の切
    れ目が前記アーチワイヤスロットの前記第二の端部から
    一定の間隔をあけて配置されており、前記第四の唇方向
    に/側方に面する表面が、前記第三の唇方向に/側方に
    面する表面から、前記アーチワイヤスロットの前記底壁
    に向かって、かつ前記アーチワイヤスロットの前記第二
    の端部に向かって伸びている;ことを特徴とする請求項
    12記載のエッジワイズ歯科矯正ブラケット。
  14. 【請求項14】 前記第二及び第四の唇状に/側方に面
    する表面がそれぞれ実質的に平坦であることを特徴とす
    る、請求項13記載のエッジワイズ歯科矯正ブラケッ
    ト。
  15. 【請求項15】 前記第一及び第二のタイウイングチッ
    プがそれぞれ、前記アーチワイヤスロットの前記第一の
    端部を有する前記ブラケットの前記メジアルエンドと前
    記ディスタルエンドの前記一方の上にある第一のエンド
    ウォルを含み、前記第二のタイウイングチップの前記第
    一のエンドウォルが実質的に平坦な表面であって、前記
    第一のタイウイングチップの前記第一のエンドウォルが
    第一と第二の壁部分との間に少なくとも一つの切れ目を
    有する前記第一及び第二の壁部分を含み;前記第三及び
    第四のタイウイングチップがそれぞれ、前記アーチワイ
    ヤスロットの前記第二の端部を有する前記ブラケットの
    前記メジアルエンドと前記ディスタルエンドの前記他方
    の上にある第一のエンドウォルを含み、前記第四のタイ
    ウイングチップの前記第一のエンドウォルが実質的に連
    続した表面であって、前記第三のタイウイングチップの
    前記第一のエンドウォルが第一と第二の壁部分との間に
    少なくとも一つの切れ目を有する前記第一及び第二の壁
    部分を含む;ことを特徴とする請求項12記載のエッジ
    ワイズ歯科矯正ブラケット。
  16. 【請求項16】 前記第二のタイウイングチップの前記
    第一のエンドウォルが実質的に平坦な表面であり、そし
    て前記第一のタイウイングチップの前記第一のエンドウ
    ォルの前記第一及び第二の部分がそれぞれ、互いに一定
    の角度をもって配置されている実質的に平坦な表面であ
    り;前記第四のタイウイングチップの前記第一のエンド
    ウォルが実質的に平坦な表面であり、そして前記第三の
    タイウイングチップの前記第一のエンドウォルの前記第
    一及び第二の部分がそれぞれ、互いにある一つの角度を
    もって配置されている実質的に平坦な表面である;こと
    を特徴とする請求項15記載のエッジワイズ歯科矯正ブ
    ラケット。
  17. 【請求項17】 前記第一及び第三のタイウイングチッ
    プが前記アーチワイヤスロットの同じ側に配置されてい
    ることを特徴とする、請求項16記載のエッジワイズ歯
    科矯正ブラケット。
  18. 【請求項18】 前記第一の距離と第三の距離とが実質
    的に等しく、そして前記第二の距離と第四の距離とが実
    質的に等しく、前記第一及び第三のタイウイングチップ
    が前記アーチワイヤスロットの一方の側に配置されてお
    り、そして前記第二及び第四のタイウイングチップが前
    記アーチワイヤスロットの他方の側に配置されているこ
    とを特徴とする、請求項12記載のエッジワイズ歯科矯
    正ブラケット。
  19. 【請求項19】 メジアルエンドとディスタルエンドを
    有するエッジワイズ歯科矯正ブラケットであって、 咬合面−歯肉方向に一定の間隔をあけて配置され、そし
    てそれぞれが前記ブラケットの前記メジアルエンドとデ
    ィスタルエンドの一方の上に配置されている、第一のエ
    ンドウォルを含む第一のタイウイングチップと第二のタ
    イウイングチップを含む一対の第一のタイウイングと;
    前記一対の第一のタイウイングの前記第一のタイウイン
    グチップと前記第二のタイウイングチップとの間に配置
    されている概して近心−遠心方向に伸びているアーチワ
    イヤスロットであって、前記アーチワイヤスロットが、
    咬合面−歯肉方向に一定の間隔をあけて配置されている
    第一及び第二の側壁と、それらの側壁の間に配置されて
    いる底壁とを含み、前記アーチワイヤスロットが更に、
    前記ブラケットの前記メジアルエンドと前記ディスタル
    エンドの前記一方の上に配置されている第一の端部を含
    んで、前記第一のタイウイングチップの前記第一の端部
    壁(エンドウォル)と前記アーチワイヤスロットの前記
    第一の側壁との交差部分が第一の形状を画定し、そして
    前記第二のタイウイングチップの前記第一の端部壁と前
    記アーチワイヤスロットの前記第二の側壁との交差部分
    が、前記第一の形状とは異なる第二の形状を画定してい
    る、前記アーチワイヤスロットと;を含むことを特徴と
    するエッジワイズ歯科矯正ブラケット。
  20. 【請求項20】 前記第一の形状が、交差している第一
    及び第二のラインから本質的になり、そして前記第二の
    形状が第三のラインから本質的になることを特徴とす
    る、請求項19記載のエッジワイズ歯科矯正ブラケッ
    ト。
  21. 【請求項21】 前記第一のラインと第三のラインとが
    前記アーチワイヤスロットの前記底壁と交差していて、
    実質的に平行であり、そして前記第二のラインが前記第
    一のラインに対して唇方向に配置されていることを特徴
    とする、請求項20記載のエッジワイズ歯科矯正ブラケ
    ット。
  22. 【請求項22】 前記第二のラインが、少なくとも大体
    において前記ブラケットの前記メジアルエンドと前記デ
    ィスタルエンドの前記一方から伸びていることを特徴と
    する、請求項21記載のエッジワイズ歯科矯正ブラケッ
    ト。
  23. 【請求項23】 咬合面−歯肉方向に一定の間隔をあけ
    て配置されている第三のタイウイングチップと第四のタ
    イウイングチップを含んでいて、それぞれが、前記ブラ
    ケットの前記メジアルエンドと前記ディスタルエンドの
    前記他方の上に配置されている第二の端部を含んでいる
    一対の第二のタイウイングであって、前記アーチワイヤ
    スロットが更に、前記ブラケットの前記メジアルエンド
    と前記ディスタルエンドの前記他方の上に配置されてい
    る第二の端部を含んで、前記第三のタイウイングチップ
    の前記第一のエンドウォルと前記第一の側壁との交差部
    分が前記第一の形状の小さい方の形(イメージ)を画定
    する一方、前記第四のタイウイングチップの前記第一の
    エンドウォルと前記第二の側壁との交差部分が前記第二
    の形状の目で見て逆の形(イメージ)を画定し、そして
    前記第一及び第三のタイウイングチップが前記アーチワ
    イヤスロットの一方の側に配置されている一方、第二及
    び第四のタイウイングチップが前記アーチワイヤスロッ
    トの反対側に配置されている、前記一対の第二のタイウ
    イング;を更に含んでいることを特徴とする、請求項1
    9記載のエッジワイズ歯科矯正ブラケット。
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