JPH1072220A - 酸素との燃焼を利用するガラス炉の転換のための方法 - Google Patents
酸素との燃焼を利用するガラス炉の転換のための方法Info
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- JPH1072220A JPH1072220A JP9122336A JP12233697A JPH1072220A JP H1072220 A JPH1072220 A JP H1072220A JP 9122336 A JP9122336 A JP 9122336A JP 12233697 A JP12233697 A JP 12233697A JP H1072220 A JPH1072220 A JP H1072220A
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Abstract
て、空気よりも酸素を多く含む酸化剤の火炎を利用する
ことを想定した場合、火炎をループ形状に保ち、実質的
にガラス浴の表面の全体を加熱する。 【解決手段】 2つの酸素ランス37は、3つの燃料注
入器38の間に設置される。燃焼を完全に行うため、2
つの酸素−燃料ポート39および40は通気ビン49上
のガラス精製ゾーンに設置される。最終的に酸素ランス
38は煙放出口21の手前および近傍に設置される。
Description
に、回収熱交換器(recuperators)または畜熱器(rege
nerators)を有する縦型の炉に関する。より詳しくは、
本発明は、ガラス炉のための、特に、回収熱交換器また
は畜熱器の故障やブロッキングの期間中に、ガラス炉の
出力効率を維持することを可能とする、回収熱交換器を
備えた縦型の炉のための方法およびシステムに関する。
スや燃料油等のような燃料との混合物が注入されるいわ
ゆる「空気/燃料」ポートを介してエネルギーを供給さ
れる。これらの炉は、通常、空気がポートに注入される
前に加熱されるようにする回収熱交換器または畜熱器を
少なくとも1つ有する。炉の回収熱交換器または畜熱器
が不良であったり損傷を受けた場合、この炉は、通常、
空気ポートで加熱されるため、これらのポートに注入さ
れた空気を十分に予熱することがもはや可能ではなくな
り、ポート内のエネルギー消費が増加する。ときには、
火炎によって提供されるエネルギーがもはや十分ではな
く、ガラス浴上またはガラス浴中に、生産されたガラス
の質や炉の収率にとって大変不利益である低温箇所が発
見されることもある。
週間または数ヶ月間を要し得、このブロッキング期間
中、炉内でのガラス生産は継続されなければならない。
したがって呈示される問題は、可能であれば、炉がその
回収熱交換器とともに通常の動作状態にある場合よりも
少ないエネルギーを使用しつつ回収熱交換器の機能を代
替する手段を見出すことにある。
炉の下流で製造されるガラスのタイプと、その用途によ
ってさまざまな種類に分類される。ガラス繊維の製造の
ためのガラス炉は、一般的に、炉に進入する空気との熱
交換によって煙から熱を回収しポートに供給する1つま
たは複数の回収熱交換器を有する。これらの炉は、通
常、ガラス装填物の加熱/溶融が炉の側壁に設置された
複数のポートによって行われる炉である。
なり、時間毎に交替で作動する少なくとも2つの畜熱器
を有する。
熱器を通過し、熱の一部を畜熱器内にシケインとして設
置された耐火壁へ伝達する。20ないし30分ごとにポ
ートおよび畜熱器は、一般的に、先にポートから高温の
煙を輸送した畜熱器が、次はポートに供給する低温の空
気を輸送し、次にはまたその反対となるように切り替え
られる。したがってこの低温の外部からの空気は畜熱器
の壁面に接触し加熱される。
る。すなわち、それぞれに畜熱器が対面している炉の側
壁に、一連のポートからなる横方向ポートを備えるタイ
プ、および、(ガラス装填物の流れとの関係から)炉の
上流部に配置された2つの隣接する蓄熱器を有し、一般
的に、炉内に開口する各蓄熱器の開口部の下に配置され
た1以上の燃料注入器を備え、その結果、燃料と予熱さ
れた空気との燃焼によって作られた火炎からの煙が他の
蓄熱器において回収され、ポートの一つのシステムから
他へのシステムへの切り替えが行われると、その逆の工
程が行われる(20ないし30分毎)ところの縦型タイ
プである。
の蓄熱式炉に関する。
gang Trierによる「ガラス炉−設計、構造、操作」と題
する研究(Society of Glass Technology、1987
年)に見出し得る。
を補足するものや、またはこのポートのための代替とし
て、ガラス炉における酸素−燃料ポートの使用が記述さ
れている。
願EP-A-0,447,300には、少なくとも1つの酸素−燃料タ
イプのポートがガラス精製ゾーンに付加され、このポー
ト内では、煙中のNOxの生成を減少させるために、い
わゆる「パルス」燃焼が燃料または酸化剤上で行われる
タイプである、縦型のガラス炉における溶融および精製
のための方法が記載されている。
部の中央部のガラス精製ゾーンに、溶融物に向けて設置
された酸素−燃料付加ポートを1つだけ有し、未溶融物
質を実質的に精製ゾーンから溶融ゾーンを分ける一連の
通気ビンの溶融ゾーン側に留めるようにする縦型炉にお
けるガラス溶融のための方法が記述されている。この目
的のため、この付加ポートから発生する火炎のガスは、
少なくとも100m/sの速度を有さなければならない
が、この速度では、溶融物の限界量まで投入されたとき
に未溶融ガラス粒子の突出を生じさせるという、重大な
不利点を有するいわゆる「高衝撃」火炎を作る。
関する文献には、蓄熱器を有さない炉の操作に関するも
のはなく、すなわち、蓄熱器のブロッキング中の炉の操
作の問題には特に関係するものはない。
E.J.Lawersによる“Glassman Europe ‘93-Presented a
t Glassman Europe ‘93-Lyon-France-April 28,1993”
と題される刊行物は、この問題について全く言及してい
ない。
決しなければならなかった問題は、空気よりも酸素を多
く含み、好ましくは酸素を50体積%より多く含む酸化
剤の火炎を利用することを想定した場合、火炎をループ
形状に保つこと、すなわち、実質的にガラス浴の表面の
全体を加熱することであった。このループ形状は、空気
が利用される場合は形成することが比較的容易である
が、酸化剤が純粋酸素または実質的に純粋の酸素(つま
り、好ましくは酸素を88体積%以上含んでいる)であ
る場合、および燃料ガスの速度が速い場合(つまり、特
に、燃料と酸化剤の速さの比が1を超える場合)を除
き、酸素もしくは酸化剤ガスの注入速度が遅いままであ
り、一般的に60m/sを超えない場合(例えば液体酸
素の貯蔵器もしくはVSA(Vacuum Switch Adsorptio
n:真空切換吸着)型の低圧吸着システムから供給され
た酸素の場合)は困難であることがわかった。従って、
この燃料ガスの速度がしばしば100m/sを超えると
急速な酸化剤/燃料の混合を生じさせ、その結果、火炎
の短縮を引き起こしループ形状を損なってしまう(燃料
ガスの速度が酸化剤ガスの速度よりも速ければ速いほ
ど、両者の混合はより速く生じる傾向にある)。
イプのガラス炉におけるループ形状の火炎を作るための
方法では、ガラス炉は、後部には酸素を50体積%より
も多く含む酸化剤を供給される少なくとも1つの第1の
ポートの手段により加熱されるガラス溶融ゾーンを有
し、前部にはガラス精製ゾーンを有し、炉の1のゾーン
における火炎の化学量論的係数(比)Ksは、Ks=こ
のゾーンに注入された実際の酸素体積/化学量論的酸素
体積と定義され、酸化剤および燃料ガスの注入は、少な
くとも1つの第1のポートにおいて、このゾーンにおけ
る係数Ksの値が0.8以下となるように調節され、燃
料−酸化剤混合物は、精製ゾーンにおける化学量論的係
数Ksが溶融ゾーンにおけるそれよりも高くなるよう
に、かつ0.8ないし1.5となるように、精製ゾーン
へ注入され、煙放出ゾーン近傍に位置する溶融ゾーンへ
は、実質的に酸化剤ガスのみが、煙中の酸素量が0.5
ないし3体積%となるように、注入される。
の熱を回収する手段と、炉の後部に配置された少なくと
も1つの空気−燃料ポートであって、ガラス溶融ゾーン
と精製ゾーン上に延びて炉の前壁付近まで至り、ガラス
精製ゾーンを経由し、炉の後壁に向かって溶融ゾーン上
に戻るループ形状の火炎をガラス浴上で形成する少なく
とも1つの空気−燃料ポートと、炉の後壁近辺およびガ
ラス溶融ゾーンに位置し未溶融ガラスを装填するための
少なくとも2つのゾーンを有する、「縦型」のガラス炉
の一時的転換のための方法において、燃焼したガスの熱
を回収する手段の修復の間、前記回収手段は煙の流れを
避けるために閉じられ、燃料と少なくとも50体積%の
酸素を含む酸化剤とを供給された少なくとも1つの第1
のポートが、少なくとも1つの既存の空気−燃料ポート
の場所に備えられ、煙はガラス装填のための少なくとも
1つのゾーンを介して放出され、燃料と酸素を少なくと
も50体積%含む酸化剤とを供給される注入手段がガラ
ス精製ゾーンに備えられ、酸素を少なくとも50体積%
含む酸化剤を注入する手段が、ループ形状の火炎を形成
するように炉内の煙放出ゾーンに近接する溶融ゾーンに
位置する炉側壁に設置され、炉内のゾーンにおける化学
量論的係数Ks:Ks=このゾーンに注入された実際の
酸素体積/化学量論的酸素体積が、少なくとも第1のポ
ートにより供給されるガラス溶融ゾーンにおいて0.8
より低く、炉の精製ゾーンでは0.8ないし1.5であ
る方法が提供される。
ガスは純度が88体積%以上の酸素であり、10ないし
150m/sの速さで注入される方法である。
がPSAまたはVSP型の吸着法により空気ガスを分離
して酸素を生産する装置により生成される方法である。
と酸化剤ガスの、炉内への注入時の注入速度の比が1以
上である方法である。
ーンにおける化学量論的係数Ksが約0.5ないし0.
8である方法である。
製ゾーンの化学量論的係数Ksは、約1.3のオーダー
である方法である。
ましくは約1.5体積%である。
Ksは約0.65である。
入される酸素の体積量は、好ましくは、炉内へ注入され
た酸素の総体積量の約40%である。
量は、好ましくは、炉内へ注入された酸素の総体積量の
約50%である。
内へ注入される酸素の体積量は、炉内へ注入された酸素
の総体積量の約10%である。
燃料は、未溶融ガラスとともに炉内へ送られてもよく、
また、炉内へ注入される酸化剤ガスの量は実質的に上記
化学量論的比を維持するように調整される。
(比)Ksは以下のように定義される。
体積/化学量論的酸素体積 実際の酸素体積は、ポートおよび/または1以上のラン
スを介して、考慮されている(溶融、精製)ゾーンへ実
際に添加された酸素体積である。
ーンへ1以上のポートを通して注入された燃料の完全燃
焼のために必要な酸素の体積であるか、考慮されている
ゾーンに先立つゾーンから発生する酸素の体積と定義さ
れる。これらの全ての体積は、当然、同様の条件で、好
ましくは標準温度および圧力条件(20℃、1気圧)に
おいて定義される。
の1m3当たり酸素が約2m3である。重燃料油の場合、
この比は、重燃料油の1m3当たり酸素が約2.4m3で
ある。一般的に、LCV(Lower Calorific Value:低
発熱量)の10kWhの燃料に対して実質的に2m3の
酸素が必要である。
参照しながら説明する。なお、図に示される態様の例は
いかなる制限も意味するものではない。
2つのゾーン4および5を炉の後部に有し、溶融ガラス
が矢印10の方向にチャンネル2および3に向かって流
れ、ガラスを形成するための機械の供給原料(もしくは
供給装置)にチャンネル2および3が接続されている実
質的に方形の「縦型」ガラス炉を上方から見た概略図で
ある。
燃料の、一般に天然ガスもしくは場合に応じて噴霧され
た燃料油のための一連の注入器9、12と連通する開口
8、11を有する2つの一般的に同じユニット6および
7が配置されている。
口部8(またはポート)へ注入され、注入器9を通して
注入された燃料とともに燃焼し、矢印10により図示さ
れるU型の火炎を形成し、そこから煙は開口部11を経
由して脱出し、隣接する蓄熱器を加熱する。20ないし
30分毎に、システムの反転が実施され、開口部11に
隣接する畜熱器内で予熱された空気と、注入器12に注
入された燃料を利用し、U型の火炎を形成し、煙は開口
部8とを経由して放出され、この開口部8に隣接する畜
熱器が再び加熱される。
では図1と同一の部材が同じ参照番号により示される。
器38の間に設置されている。燃焼を完全に行うため、
2つの酸素−燃料ポート39および40は通気ビン49
上のガラス精製ゾーンに設置されている。酸素ランス3
8は煙放出口21の手前および近接に設置される。
の公称出力を有する酸素−燃料ポート39および40
が、回収熱交換器を有さない炉の転換を実施するために
使用された。煙の放出口は、ブロッキングのために回収
熱交換器が隔離されるように、ガラスを装填するための
開口部の1つの代わりに設けられた。
グの間の生産を維持することを可能とした。
に備えられる。これらの酸素ランスは3つの天然ガスの
注入器28により囲まれる。酸素ランス37および天然
ガス注入器28は異なる平面上に配置される。この場
合、天然ガス注入器の平面は、酸化性雰囲気を形成する
ために、酸素ランスの平面の上方に設置される。
されるならば、ガス注入器は酸素注入器の下方に設置さ
れる。しかしながら、全ての場合において、酸化剤注入
および燃料注入の速度は、急速な混合(乱流)を避け、
反対に段階的燃焼を得るために、あまり異ならないほう
が好ましい。酸化剤と燃料の速度の比は、やはり好まし
くは、1以上であり、より好ましくは、1ないし2であ
る。
ないし+15度の角度で、炉へ導入される。同じ平面上
にランスまたは注入器を備えることも同等に可能であ
る。
せ、ガス放出煙突内での一酸化炭素の燃焼を避けるよう
にするため、炉の煙放出口21の近辺に備えられる。天
然ガスは、好ましくは、10ないし150m/sの速度
で導入される。酸素注入は、一方で、煙の根幹でオーバ
ーヒートを避け、この火炎に対面する炉の壁面上にあ
り、火炎の衝撃を大きくしすぎる原因となる高温箇所の
拡大を避けるために、好ましくは、超低周波状況におい
て行われる。
的に水平に、かつ、装填ゾーンへわずかに向かうように
設置される2つのバーナーが備えられる(「わずかに」
とは、約0ないし10度の角度を意味する)。
される。すなわち、加熱出力の約60%は、係数Ksが
0.65(0.5ないし0.8)のオーダーで溶融ゾー
ン(通気ビン49にまで及ぶ)へ集中し、同時に酸素総
量の体積の40%が、係数Ksが1.3(0.8ないし
1.5)でこの溶融ゾーンに注入され、および総酸素量
(または総酸化剤量)の50体積%がこの溶融ゾーンに
注入される。また、煙放出ゾーンには出力は注入されな
いが、炉内へ放出された総酸素量の約10%が、可燃性
を有する汚染ガスを煙が放出される前に除去するために
煙不出開口部の近辺部に位置するランス38を経由して
注入される。(より一般的には、上記の補助酸素流量に
よる。)炉のヘッドで拡大された火炎は、ガラス浴の表
面の3分の2よりも多くを覆う。この火炎は、燃焼の初
期における火炎の天然ガスのクラッキングから起こり、
発生した炭素粒子の再燃焼の原因となる不完全燃焼のた
めに、長くかつ発光する。
って導入されたエネルギーと酸素は、燃焼のために必要
とされる付加的なエネルギーを導入することと、浴上に
生じている火炎のループ形状を維持することを可能とす
る。浴の表面上の最大被覆はこのように作り出される。
数Ksは表1に要約される。
が0.5ないし3体積%および好ましくは1.5体積%
とするために必要な、炉(溶融および精製)へ付加する
酸素のパーセンテージを示す。炉内に他の燃料物質(ポ
ートに送られる燃料以外)がある場合、酸素は、脱出す
る煙中の酸素の量が0.5ないし3体積%でなるように
するために、上記に示されたパーセンテージと比較して
付加される。
数Ksは火炎にそって変化する。この燃焼は好ましく
は、溶融浴の表面の最大被覆のための火炎を長くするた
めに、「段階的」である。
いにもかかわらず、約17%減少し、一方で、生産され
たガラスの質が実質的に炉の改造前のものと同一である
ことが見出された。
熱交換器を有する縦型炉の従来図。
完全燃焼である本発明に基づく図1の炉の操作方法を示
す図。
Claims (14)
- 【請求項1】 燃料と、酸素を50体積%よりも多く含
む酸化剤とが供給される少なくとも1つの第1のポート
によって加熱されるガラス溶融ゾーンを後面部に有し、
かつガラス精製ゾーンを前面部に有するガラス炉中でル
ープ形状の火炎を形成するための方法において、 炉のゾーンにおける炎の化学量論的係数Ksが、 Ks=このゾーンに注入された実際の酸素体積/化学量
論的酸素体積 と定義され、 酸化剤および燃料ガスの注入が、少なくとも1つの第1
のポートにおいてこのゾーンにおける係数Ksが0.8
以下となるように調整され、 燃料−酸化剤混合物が、精製ゾーンへ、化学量論的係数
Ksが溶融ゾーンにおけるその値よりも高く、かつ0.
8ないし1.5となるように注入され、 煙放出ゾーンの近傍に位置する溶融ゾーンへは、酸化剤
ガスのみが、煙中の酸素の量が0.5ないし3体積%と
なるように注入される方法。 - 【請求項2】 燃焼したガスの熱を回収する手段と、炉
の後部に配置された少なくとも1つの空気−燃料ポート
であって、ガラス溶融ゾーンと精製ゾーン上に延びて炉
の前壁付近まで至り、ガラス精製ゾーンを経由し、炉の
後壁に向かって溶融ゾーン上に戻るループ形状の火炎を
ガラス浴上で形成する少なくとも1つの空気−燃料ポー
トと、炉の後壁付近およびガラス溶融ゾーンに位置し未
溶融ガラスを装填するための少なくとも2つのゾーンを
有する、「縦型」のガラス炉の一時的転換のための方法
において、 燃焼したガスの熱を回収する手段の修復の間、前記回収
手段は煙の流れを避けるために閉じられ、 燃料と少なくとも50体積%の酸素を含む酸化剤とを供
給された少なくとも1つの第1のポートが、少なくとも
1つの既存の空気−燃料ポートの場所に備えられ、 煙は、ガラス装填のための少なくとも1つのゾーンを介
して放出され、 燃料と、酸素を少なくとも50体積%含む酸化剤とを供
給される注入手段がガラス精製ゾーンに備えられ、 酸素を少なくとも50%含む酸化剤ガスを注入する手段
が、ループ形状の火炎を形成するように炉内の煙放出ゾ
ーンに近接する溶融ゾーンに位置する炉側壁に備えら
れ、 炉内のゾーンにおける化学量論的係数Ks:Ks=この
ゾーンに注入された実際の酸素体積/化学量論的酸素体
積が、少なくとも第1のポートにより供給されるガラス
溶融ゾーンにおいて0.8よりも低く、炉の精製ゾーン
では0.8ないし1.5である方法。 - 【請求項3】 酸化剤ガスが88体積%以上の純度を有
する酸素であり、10ないし150m/sの速度で注入
される、請求項2に記載の「縦型」のガラス炉における
一時転換のための方法。 - 【請求項4】 酸化剤ガスが、PSAまたはVSA型の
吸着によって空気からガスを分離し酸素を生成するため
の装置で生成される、請求項2または3に記載の「縦
型」のガラス炉における一時転換のための方法。 - 【請求項5】 燃料ガス/酸化剤ガスの炉への注入時の
注入速度の比が、1以上である請求項1ないし4のいず
れか1項記載の方法。 - 【請求項6】 炉の精製ゾーンにおける化学量論的比K
sが、約0.5ないし0.8である請求項1ないし5の
いずれか1項記載の方法。 - 【請求項7】 炉の精製ゾーンにおける化学量論的比K
sが、約1.3のオーダーである請求項1ないし6のい
ずれか1項記載の方法。 - 【請求項8】 酸化剤ガスの注入後の煙中の酸素の量
が、約1.5体積%である請求項1ないし7のいずれか
1項記載の方法。 - 【請求項9】 溶融ゾーンの比Ksが約0.65である
請求項1ないし8のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項10】 煙放出ゾーンを除いたガラス溶融ゾー
ンに注入される酸素の体積量が、炉へ注入された酸素の
総体積量の約40%である請求項1ないし9のいずれか
1項記載の方法。 - 【請求項11】 ガラス精製ゾーンに注入される酸素の
体積量が、炉へ注入された酸素体積量の約50%である
請求項1ないし10のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項12】 煙放出ゾーンへ注入される酸素の体積
量が、炉へ注入された酸素体積量の約10%である請求
項1ないし11のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項13】 一般的には気体状である燃料が未溶融
ガラスとともに炉へ送られ、炉へ注入される酸化剤ガス
の量が実質的に化学量論的比を維持するように調整され
る請求項1ないし12のいずれか1項記載の方法。 - 【請求項14】 ガラス炉の修復の間、酸素−燃料ポー
トを使用する。
Applications Claiming Priority (2)
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FR9606013 | 1996-05-14 |
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