JPH1069448A - 決定性ネットワーク・プロトコル - Google Patents

決定性ネットワーク・プロトコル

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JPH1069448A
JPH1069448A JP8192512A JP19251296A JPH1069448A JP H1069448 A JPH1069448 A JP H1069448A JP 8192512 A JP8192512 A JP 8192512A JP 19251296 A JP19251296 A JP 19251296A JP H1069448 A JPH1069448 A JP H1069448A
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JP8192512A
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N Robiraado Michael
マイケル・エヌ・ロビラード
D Morrison Brian
ブライアン・ディー・モリソン
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Raytheon Co
Original Assignee
Raytheon Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 決定性ネットワーク・プロトコルを提供する
こと。 【解決手段】 本発明による決定性ネットワーク・プロ
トコルは、分散型の知能フォールト・トレラントなシス
テム(10)において、双方向の、時間多重化された光
ファイバなどの通信媒体データ・バス(21、22、2
3)上で、臨界メッセージが簡潔に限度を有するレイテ
ンシを有し非臨界メッセージは臨界メッセージに影響し
ないように送られ得るように、臨界センサ、アクチュエ
ータ、及び計算要素を接続する。これは、時間スロット
配分プロトコルと競合に基づくプロトコルとの組合せで
あり、グローバルな同期情報が、同期ビーコンを介し
て、データ媒体上を送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分散型知能(イン
テリジェント)システムの双方向バスでデータを送信及
び受信する装置及び方法に関し、更に詳しくは、競合
(コンテンション:contention)プロトコル
と時間スロット配分プロトコルとの組合せを提供する決
定性(deterministic)ネットワーク・プ
ロトコルに関する。
【0002】
【従来技術】双方向バス・アーキテクチャは、時間多重
化データ・チャンネルを介してネットワーク上で接続さ
れた送信機/受信機の複数の対から構成されている。双
方向バス・アーキテクチャの内部では、データ・チャン
ネルへの送信機のアクセスを規制するのに何らかの方法
が用いられる。データ・チャンネルへのアクセスの制御
は、単一又は冗長な中央バス仲裁装置(アービタ:ar
biter)を介して、又は、分散型の態様で行われ、
ネットワークの各送信機のノードは、データ・チャンネ
ルの使用を仲裁(優先順位決定)する手段を有する。
【0003】従来技術では、双方向バスへのアクセスを
制御するのに適した基本的なバス・アクセス・プロトコ
ルには、競合、時間スロット配分、コマンド/応答、及
びトークン通過の4つがある。これらのプロトコルは、
ハードウェア、ソフトウェア、又は両者の組合せにおい
て実現し得る。
【0004】競合に基づくプロトコルによれば、データ
衝突が通常の事象として生じることが可能になる。デー
タは、ハードウェア又はソフトウェアが通常は時間経過
の優先された又はランダムなどちらかの周期の後で衝突
を検出した後で、再度送信される。このプロトコルは、
軽いネットワーク負荷の下では最も低い最小データ待ち
時間(レイテンシ:latency)を与えるが、重い
ネットワーク負荷の下では、過剰な数の衝突及びネット
ワークのために崩壊し得る。
【0005】時間スロット配分プロトコルは、ネットワ
ーク帯域幅を各ユーザに予め配分する。すべてのユーザ
に、その間にデータ・パケットを送信し得る一意的な時
間スロットが配分される。しかし、このプロトコルは、
軽いネットワーク負荷の下での大きな最小データ・レイ
テンシを被るが、重い負荷の下でも崩壊しない。このプ
ロトコルは、最大データ・レイテンシを保証するという
利点を与えるが、結果的には、データ・スループットが
減少する。
【0006】コマンド応答プロトコルでは、個々のユー
ザにバス帯域幅を配分する中央仲裁装置の使用が必要に
なる。中央アービタは、ネットワークの各ノードに対す
るバス・インターフェース・ユニットの設計を単純化す
るが、ネットワークに対する故障の潜在的な中心点を与
えるという欠点を有する。
【0007】トークン通過プロトコルは、時間スロット
配分プロトコルに類似する。データ・チャンネルへのア
クセスは、時間に基づく配分とは異なり、「トークン」
を通過させることによって制御される。この2つのプロ
トコルの特性は、非常に類似している。
【0008】競合(ALOHA)、予約(reserv
ation)、及び固定型割当て(TDMA)プロトコ
ルの間でチャンネル上のトラフィックの関数として動的
にスイッチングをする時分割通信ネットワークに対する
データ・チャンネル・プロトコルへの従来技術でのアプ
ローチの1つが、Karamvir Sardanaに
1991年4月30日付で与えられた米国特許第501
2469号に記載されている。このクラスのプロトコル
は、Aloha−Reservation−TDMA又
はARTクラス・プロトコルと称される。ALOHAプ
ロトコルは、典型的には衛星通信ネットワーク(SC
N)上で用いられるが、衝突の発生の確率を最小にする
ために衝突を予測して処理する。ALOHAの目的は、
平均メッセージ遅延を最小にしながら、スループット
(ネットワーク利用率)を最大にすることである。TD
MA予約(TDMA−Res)プロトコルによれば、ネ
ットワーク上のステーション(ノード)が、データを送
信する時間スロットを動的に要求することを可能にな
る。この方法は、衝突を回避するが、各時間スロットの
一部を予約要求の通過に配分することによって、スルー
プットを犠牲にする。
【0009】別の従来技術によるアプローチが、Mar
ek J.Fridrich他に1994年3月22日
付で与えられEchelon System社に譲渡さ
れた米国特許第5297141号に記載されている。こ
の特許は、改良された信頼できるマルチキャスト(多重
伝送)メッセージングを与えるネットワーク通信プロト
コルを教示しており、そこでは、メッセージは、マルチ
キャスト・グループのメンバに信頼性をもって多重伝送
され、グループの各メンバは、肯定応答メッセージを用
いてメッセージの受信に応答する。グループのメンバの
1つが肯定応答を用いてメッセージに応答しない場合に
は、リマインダ・メッセージが送られる、従って、この
プロトコルは、メッセージを再び送ることを試みる前
に、ノードによって選択されたランダムな待機時間を与
える。このプロトコルの方法は、衝突を回避する傾向を
有するが、衝突は依然として生じるし、重大(臨界:c
ritical)メッセージは、簡潔な限界を有するレ
イテンシをもたない。
【0010】特に航空機への応用において、分散型処理
システムが臨界及び非臨界データ・メッセージの両方を
タイムリな態様で扱うことへの要求がある。臨界メッセ
ージは、すべてのデータ・レイテンシがある既知で予測
可能な値に束縛(bound)されていなければならな
いことを要求する。非臨界メッセージは、束縛されたデ
ータ・レイテンシが要求されていないものである。本発
明は、この両方の要求を満足する。
【0011】
【発明が解決すべき課題】従って、本発明の目的は、少
なくとも1つの双方向光ファイバ・バス(好適実施例)
又はそれ以外のトランシーバ媒体によって相互接続され
た複数の処理ノードを用いて、通信のための決定性ネッ
トワーク・プロトコルを有する分散型のフォールト・ト
レラントな低コストの制御システムを与えることであ
る。
【0012】本発明の更なる目的は、優先及び非優先メ
ッセージを時間スロット及び競合に基づくプロトコルの
組合せによって扱い、よって、データ・レイテンシに影
響せずにネットワークの利用率を最大にする分散型イン
テリジェント制御システムにおける決定性ネットワーク
・プロトコルを与えることである。
【0013】本発明の更なる目的は、複数の処理ノード
のそれぞれにおける同期手段であって、ノードの中の1
つが、この分散型インテリジェント・システムの内部で
の単一点での故障を回避するために、ビーコン・マスタ
同期信号を発生するように割り当てられているような同
期手段を与えることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】これらの目的は、少なく
とも1つの双方向データ・バスによって相互接続された
複数のノードを備えた分散型インテリジェント制御シス
テムであって、前記ノードのそれぞれは、前記データ・
バスを介してメッセージを送信及び受信するトランシー
バ手段を備え、前記ノードのそれぞれは、前記トランシ
ーバ手段に結合されており前記トランシーバ手段への及
び前記トランシーバ手段からの前記メッセージを処理す
るプロセッサ手段を備えている、分散型インテリジェン
ト制御システムと、前記トランシーバ手段のそれぞれに
含まれており、タイミング・ビーコンを、前記ノードの
中の所定の1つにおいて、前記データ・バスを介して前
記ノードの他のものの中の1つへの送信のために発生す
る、制御手段であって、前記制御手段は、前記タイミン
グ・ビーコンの時間周期内に、複数の時間スロットを発
生する手段を備えており、前記ノードのそれぞれは、前
記時間スロットの少なくとも1つに予め割り当てられ、
所定の時間に臨界メッセージを送信し、前記時間スロッ
トの少なくとも1つが、前記複数のノードによる競合の
ために提供され非臨界メッセージを送信する、制御手段
と、の組合せを提供することによって達成される。前記
分散型制御システムは、フォールト・トレラントな動作
のために、応用や臨界性によって、前記双方向データ・
バスを2又はそれより多く備えている。前記双方向デー
タ・バスは、光ファイバ手段又は送信媒体を提供するそ
れ以外の媒体手段を備えている。前記トランシーバ手段
は、好適実施例においては、前記データ・バスを介して
メッセージを送信及び受信する双方向フォト・ダイオー
ド又はそれ以外のデバイスを備えている。前記タイミン
グ・ビーコンは、前記制御手段によってだけ認識され前
記プロセッサ手段に透明(トランスペアレント)であり
無効なデータ・パターンとして認識されるパルス・パタ
ーンを備えている。
【0015】これらの目的は、更に、複数のノードを有
するネットワークであって、前記ノードのそれぞれは少
なくとも1つの通信媒体によって相互接続されており、
ネットワーク・プロトコルは、前記通信媒体に結合され
た前記ノードのそれぞれにおいてメッセージを送信及び
受信するトランシーバ手段と、前記ノードのそれぞれに
おける前記トランシーバ手段のそれぞれに結合されてお
り前記通信媒体への及び前記通信媒体からの前記メッセ
ージを処理するプロセッサ手段と、前記ノードのそれぞ
れにおいて前記ノードを同期させるためのタイミング・
ビーコンを発生及び検出する手段であって、前記ノード
の中の1つは前記タイミング・ビーコンを発生するよう
に予め割り当てられている、手段であって、前記タイミ
ング・ビーコンは、前記ノードによってだけ認識され前
記プロセッサ手段に透明であり有効なデータ・パターン
としては認識されないパルス・パターンを備えている、
手段と、前記ノードのそれぞれにおいて前記タイミング
・ビーコンの時間周期の間に複数の時間スロットを発生
する手段であって、前記ノードのそれぞれには臨界メッ
セージを送信するために前記時間スロットの少なくとも
1つが予め割り当てられており、前記時間スロットの少
なくとも1つが、前記複数のノードによる競合のために
提供され非臨界メッセージを送信する、手段と、から構
成される、ネットワークによって達成される。前記通信
媒体は、メッセージを送信及び受信する光ファイバ手段
を備えている。前記トランシーバ手段は、好適実施例で
は、前記通信媒体を介してメッセージを送信及び受信す
る双方向フォト・ダイオードを備えている。前記通信媒
体を介してメッセージを送信及び受信する単方向フォト
・ダイオードや、より対線又はパワー・ライン変調など
のそれ以外のトランシーバ技術も用いられ得る。複数の
時間スロットを発生する前記手段は、前記メッセージを
前記通信媒体を介して送信及び受信するために前記ネッ
トワーク・プロトコルを制御する状態マシン(stat
e machine)を備えている。
【0016】これらの目的は、更に、決定性ネットワー
ク・プロトコルであって、フォールト・トレラントな動
作のために複数の通信媒体の中の少なくとも3つによっ
てそれぞれが相互接続された複数のノードと、前記ノー
ドのそれぞれに含まれ前記複数の通信媒体に接続されて
おりメッセージを送信及び受信するトランシーバ手段
と、前記トランシーバ手段に結合された前記ノードのそ
れぞれにおいて、前記通信媒体への及び前記通信媒体か
らの前記メッセージを処理するプロセッサ手段と、前記
ノードのそれぞれにおいて、前記ノードを同期させるた
めのタイミング・ビーコンを発生及び検出する手段であ
って、前記ノードの中の1つは前記タイミング・ビーコ
ンを発生するように予め割り当てられている、手段と、
前記ノードのそれぞれにおいて前記タイミング・ビーコ
ンの時間周期の間に複数の時間スロットを発生する手段
であって、前記ノードのそれぞれは、前記時間スロット
の中の少なくとも1つにおいて臨界メッセージを送信す
るように予め割り当てられ、前記時間スロットの少なく
とも1つは、前記複数のノードによる競合のために提供
され非臨界メッセージを送信する、手段と、から構成さ
れるネットワークによって達成される。前記通信媒体
は、好適実施例においては、メッセージを送信及び受信
する光ファイバ手段を備えている。前記トランシーバ手
段は、前記通信媒体を介してメッセージを送信及び受信
する前記通信媒体に結合された双方向フォト・ダイオー
ドを備えている。複数の時間スロットを発生する前記手
段は、前記メッセージを前記通信媒体を介して送信及び
受信するためにネットワーク・プロトコルを制御する状
態マシンを備えている。
【0017】これらの目的は、更に、分散型インテリジ
ェント制御システムを提供する方法であって、少なくと
も1つの双方向データ・バスによって複数のノードを相
互接続するステップと、前記複数のノードのそれぞれに
おけるトランシーバ手段を用いて、メッセージを前記デ
ータ・バスを介して送信及び受信するステップと、前記
トランシーバ手段に結合されたプロセッサ手段を用い
て、前記トランシーバ手段への及び前記トランシーバ手
段からの前記メッセージを処理するステップと、前記ノ
ードの中の所定の1つにおいて、前記トランシーバ手段
のそれぞれにおける制御手段を用い、前記データ・バス
を介して前記ノードの他のもののそれぞれに送信するた
めに、タイミング・ビーコンを発生するステップと、前
記タイミング・ビーコンの時間周期の間に複数の時間ス
ロットを発生するステップであって、前記ノードのそれ
ぞれは、前記時間スロットの中の少なくとも1つにおい
て所定の時間に臨界メッセージを送信するように予め割
り当てられ、前記時間スロットの少なくとも1つは、前
記複数のノードによる競合のために提供され非臨界メッ
セージを送信する、ステップと、を含む方法によって達
成される。
【0018】
【実施例】図1を参照すると、フォールト・トレラント
で分散知能型(インテリジェント)光制御(=cont
rol−by−lightは、登録商標)システム10
が示されている。このシステム10は、複数の知能ノー
ド12、14、16、18、20を有する通信用の決定
性ネットワーク・プロトコルを含む。これらのノード1
2〜20は、それぞれが、好適実施例ではシングル・光
ファイバ・リングである1つ又は複数の双方向シリアル
・バス21、22、23に接続されている。図1に示さ
れているノードの数は、単に、このシステムの代表例で
あり、当業者であれば理解するように、特定のシステム
の応用例に応じて多数のノード構成も可能である。シス
テム10は、フォールト・トレラントな光ファイバ・ネ
ットワークに亘って感知及び制御を行う低コストのフォ
ールト・トレラントな光による制御(登録商標)分散型
知能システムを提供することにより、特に、航空機制御
に有用である。システム10は、分散型のローカル知能
ノード12〜20を用い、感知又は制御情報が変化する
ときには常に冗長シリアル・バス21、22、23を亘
って通過するメッセージによって、物理的パラメータ及
びアクテュエータを感知及び/又は制御する。フォール
ト・トレラントな動作を達成するためには、2、3、
4、又はそれより多くの冗長データ・バスが、重要性
(criticality)に依存して用いられ、冗長
度もまた、航空機制御システムにおけるセンサ/アクテ
ュエータ機能などの重要な機能を行うある知能ノードに
おいて、用いられる。シリアル・データ・バスへのノー
ド12〜20の結合は、トランシーバ261-N によって
達成され、トランシーバ261-N のそれぞれは、デジタ
ル制御及び通信プロセッサ(DCCP)281-N に接続
されている。トランシーバとDCCPとの両方を、処理
要素と称する。このシステム10は、航空機への応用に
おいて、現在、航空機のパイロットが一次的及び二次的
な飛行制御機能を制御し、モニタし、表示するのに用い
ている機械的、液圧的、及び電気的な制御を代替し、現
在の技術に対して、重量、コスト、安全性、及び性能に
関して実質的な利点を与える。このシステム10は、地
上交通、水面船舶及び潜水艦、宇宙船、公益事業(ユー
ティリティ)、及び産業上のプロセス制御などの、航空
機以外のシステムの制御にも応用可能である。この好適
実施例におけるデータ・バス媒体は光ファイバを用いて
実現されているが、この決定性のネットワーク・プロト
コルは、より対線やパワー・ラインなどの他の媒体にも
応用できる。
【0019】ノード12はシンプレックス(一重)制御
ノードを表し、ノード14はデュアル(二重)制御ノー
ドを表し、ノード16は以下で説明するフォールト・ト
レラントな知能投票装置(voter)を含むトリプル
(三重)制御ノードである。ノード18は、デジタル・
センサ/アクテュエータとインターフェースするフォー
ルト・トレラントでフェール・ファスト(fail−f
ast)の単純なデジタル・ノードであり、ノード20
は、アナログ・センサ/アクテュエータとインターフェ
ースするフォールト・トレラントでフェール・ファスト
のトリプル・アナログ・ノードである。ノード18とノ
ード20とに示されているブロードキャスト・リンク
は、バス21、22、23に類似する双方向のシリアル
・バスである。ブロードキャスト・リンクの好適実施例
は、双方向のフォト・ダイオード68、70と、図2の
シングル・ファイバ・アナログ・インターフェース66
とを、光学的に分離された電気的インターフェースによ
って代替する。これにより、ノードのコストが削減され
るため、18又は20のようなノードのために典型的に
用いられるように単一の装置の囲い(エンクロージャ)
の中での使用に適している。システム知能をすべてのノ
ードに分散することによって、ネットワーク通信は減少
し、故障回復のための自律性は強化され、信頼性は向上
する。
【0020】光制御(コントロール・バイ・ライト=登
録商標)システム10の航空機への応用例では、ノード
・コンピュータの間の情報の流れは、制御アルゴリズム
を航空機に亘って分散させることにより最小化される。
通信ネットワークを亘って通過し、航空機の状態、物理
パラメータ、及びパイロットのコマンドに対応するグロ
ーバル・データ・メッセージの組を設計することも可能
になる。個々のノード12〜20は、行う機能に応じ
て、メッセージの与えられた組に同意(subscri
be)する。例えば、スラスト(推力)反転反転装置の
制御コンピュータは、航空機が飛行しているかどうか、
エンジンの状態、スラスト・レバーの状態、着陸ギアの
状態、及び、パイロットがスラスト反転装置の展開(d
eployment)を命じたかどうかを指示するメッ
セージに同意する。スラスト反転装置制御コンピュータ
は、反転装置システムの状態に対応するデータ・メッセ
ージを公開する。乗員警告コンピュータ又はサブシステ
ムは、次に、スラスト反転装置制御コンピュータによっ
て公開された、及び、ネットワークに亘って分散されて
いる他のコンピュータ及びサブシステムからの状態メッ
セージに同意する。臨界的な制御機能に対しては、メッ
セージは、付勢箇所において行為がなされる前に、受信
され冗長ネットワークに亘って投票されなければならな
い。
【0021】DCCP281-N などのノード・コンピュ
ータは、アクチュエータ上にローカル・ループ・クロー
ジャ(closure)を提供するようにプログラムさ
れ得る。アクチュエータを制御するのに要求されるソフ
トウェアは、アクチュエータに関連させることにより、
そして、ネットワーク・プロトコル上で標準化すること
により、融通性と環境設定可能性(configura
bility)とを強化しながら、成分を航空機に亘っ
てインターフェースすることがはるかに容易になる。ソ
フトウェアを分割することは、また、メンテナンス及び
認証(certification)のコストを最小化
するのに役立つ。
【0022】光制御(登録商標)システム16は、複数
のメッセージ送信機をサポートする光ファイバ・シリア
ル・データ・バス21、22、23を用いる。バス・ネ
ットワークは、衝突を除去し、同時に、故障の1つの点
も導入しないために、分散型の媒体アクセス技術に依存
する。衝突のないネットワーク・プロトコルの利点は広
く知られており、航空機制御システムやそれ以外の臨界
的な制御システムへの応用では、特に望まれる。
【0023】トランシーバ261-N とバス21、22、
23とをカバーするバス・ネットワークは、通信を半二
重(half duplex)に制限することにより、
シングル・ファイバ上の双方向の通信をサポートする。
これは、処理ノードをシングル・ファイバに相互接続す
るコストを減少させるという明らかな利点を有する。そ
れぞれの光ファイバ・トランシーバ26は、2つの双方
向の半二重ポートを有する。これにより、処理要素を環
(リング)状に接続することによって大きなネットワー
クを作成することが可能になる。ネットワーク又はリン
グの内部のそれぞれのノードは、双方向性で半二重の点
相互間(ポイント・ツー・ポイント)のファイバ・リン
クによって隣接のノードと接続される。メッセージがネ
ットワークの周囲を伝搬するにつれて、メッセージは各
ノード12〜20において再発生される。1つのノード
又はリンクの故障がネットワークを不能にしてしまうこ
とを防止するために、すべてのメッセージは、リングを
亘って両方向に送信され、メッセージを両方向から受信
したノードにおいてリングから除去される。この送信方
法によって、1つのハードウェア故障又はファイバの切
断の際でも、すべてのメッセージがすべての動作ノード
に搬送されることが保証される。
【0024】光制御(登録商標)システムは、ハードウ
ェア冗長度、ソフトウェア冗長度、時間的(tempo
ral)冗長度、及び情報冗長度を含む伝統的なフォー
ルト・トレラント技術の組合せを用いる。飛行臨界機能
が、複数の処理要素から構成されるノードを用いて実現
される。ハードウェア及びソフトウェア投票装置が、コ
マンドの有効性を保証するのに用いられる。複数の独立
データ・バス21、22、23が、データの有効性を保
証するのに用いられる。非同期サンプリング技術が、過
渡的なアップセット又は混乱(disturbanc
e)の影響を軽減するのに用いられる。ソフトウェア設
計は、ソフトウェアのフォールト・トレランス技術の当
業者には既知である回復ブロックや合理性チェックなど
の技術を含む。
【0025】ノード12〜20におけるDCCP28
1-N は、複数のソースから電力を供給され、航空機又は
その他のシステムが緊急復帰(reversionar
y)状態にあるときでも、システム10が動作すること
を可能にする。内部的には、DCCP281-N は、複数
の電源を用いることにより、1つのハードウェア故障の
後でも、中断のない動作が可能になる。応用例と実現さ
れている機能の臨界性に応じて、複数のアクチュエータ
及びセンサが用いられ得る。
【0026】光による制御(登録商標)システムは、複
数の処理要素に亘ってのソフトウェアの分割を強制し、
それによって、容易に定義可能な機能を実現する独立の
実行可能なソフトウェアを作成する。すべての独立のル
ーチンは、的確に定義されたインターフェースを介し
て、通信する。ソフトウェアの分割によって、ソフトウ
ェアの徹底的な試験が可能になり、より中心化されたシ
ステムでは達成するのにしばしば困難であり高価なレベ
ルの信頼性が得られる。
【0027】図2を参照すると、デジタル制御及び通信
プロセッサDCCP28と処理要素を形成するトランシ
ーバ26とが示されている。DCCP28は、ノード内
において、ネットワーク及び応用例に特定の処理を提供
し、センサ及び制御デバイスからの入力を処理して、図
1に示すようなネットワークに亘って制御情報を伝搬す
る。DCCP28は、媒体アクセス制御(MAC)プロ
セッサと、ネットワーク・プロセッサと、アプリケーシ
ョン・プロセッサとを含む3つのコントローラ52を有
するVSLIチップ50を備え、3つのコントローラ5
2は、すべて、共通のアドレス及びデータ・バス60上
を、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)56と非揮
発性のプログラマブル・リード・オンリ・メモリ(PR
OM)58とに、通信する。3つのコントローラ52
は、トランシーバ26のシングル・ファイバ・コントロ
ーラ64とインターフェースするネットワーク通信ポー
ト54に結合される。トランシーバ26及び特に決定性
コントローラ72は、バス・エクステンション62を介
して、バス60に接続される。RAM56は、ネットワ
ーク・メッセージとプログラム変数との汎用記憶装置を
提供する。PROM58は、3つのコントローラ52の
ためのプログラム及びコンフィギュレーション・データ
を記憶し、これには、後に説明するが、ネットワーク・
バス21、22、23上に優先又は非優先メッセージを
開始させる媒体アクセス制御システム・ルーチンを含
む。VSLIチップ50の動作は、米国カリフォルニア
州パロアルトのEchelon社によって出版されてい
る3150チップのためのNeuron(登録済)デー
タ・ブック(1995年2月)に記載されている。これ
は、本明細書で援用する。VSLIチップ50は、米国
アリゾナ州フィーニックスのMotorola社によっ
て製造される部品番号MC143150によって具体化
される。ネットワーク通信能力を有する他の同様のマイ
クロコントローラを用いて、VSLIチップ50を実現
することもできる。RAMは、米国カリフォルニア州サ
ンノゼのCypress Semiconductor
社によって製造される部品番号CY7C199によって
具体化される。PROM58は、米国カリフォルニア州
サンノゼのAtmel社によって製造され、マサチュー
セッツ州マールボロのRaytheon社によってプロ
グラムされた部品番号AT29C256によって具体化
される。
【0028】図1及び図2を参照すると、トランシーバ
26は、双方向データ・バス21(及びバス22、2
3)上で、データを受信及び送信する。光ファイバ・デ
ータ・バス21からの及び光ファイバ・データ・バス2
1へのデータ・パケットは、好適実施例ではシングル・
ファイバ・アナログ・インターフェース(SFAI)6
6に結合された双方向フォト・ダイオード68、70を
介して、又は、別の実施例では、より対線又はそれ以外
の媒体トランシーバを介して、又は、2つの光ファイバ
・ケーブルが必要にはなるが各ノードとデュアル・ファ
イバ・アナログ・インターフェースとの間の2つの光フ
ァイバ・ケーブルを要求する別個の送信フォト・ダイオ
ード及び受信フォト・ダイオード又はレーザ・ダイオー
ドを介して、送られる。単一方向のダイオードはより低
コストである。SFAI66は、双方向のフォト・ダイ
オード68、70からの低レベルのアナログ信号をCM
OS又はTTLレベルに、及びその逆に、変換する。双
方向ダイオード68、70は、ピンポン・モードで機能
することにより、受信機又は送信機のどちらかとして動
作する。フォト・ダイオード68、70は、また、単一
方向にも動作し、それにより、受信だけ又は送信だけの
動作にもなる。2つのピンポン・ダイオードにサポート
を提供することにより、異なる通信トポロジ、すなわ
ち、リング又は星状構成に、データ転送が生じることが
可能になる。SFAI66は、静ネットワーク状態から
パケット検出への迅速なパケット・モード応答を与え、
また、送信から受信モード又は受信から送信モードへの
最小の回転時間を与える。SFAI66は、受信モード
では、フォト・ダイオード68、70の入力をデジタル
信号に変換し、更に、デジタル信号を、送信モードで双
方向のフォト・ダイオード68、70によって要求され
る駆動信号に変換する。SFAI66は、米国マサチュ
ーセッツ州マールボロのRaytheon社によって製
造される部品番号G641848−1によって具体化さ
れる。双方向フォト・ダイオード68、70は、カリフ
ォルニア州サンディエゴのABB Hafo社によって
製造されるモデル1A212−SMA2Aによって具体
化され、光ファイバ・データ・バス21、22、23
は、コネチカット州エイボンのSpectran社によ
って製造される部品番号BF04499などの光ファイ
バ・ケーブルによって具体化される。
【0029】SFAI66は、決定性コントローラ(D
C)72に接続されるシングル・ファイバ・コントロー
ラ(SFC)64に接続される。SFC64は、DCC
P28の通信ポート54とインターフェースし、DC7
2は、DCCP28のバス60、62とインターフェー
スする。SFC64とDC72との組合せは、シングル
・ファイバ・コントローラ決定性(SFC−D)74と
称される。SFC−D74は、光ファイバ・データ・バ
スを介して、双方的に(半二重)通信する。SFC−D
74は、DCCP28の競合(contention)
型のプロトコルを含む決定性ネットワーク・プロトコル
の動作に対する制御を提供する。トランシーバ261-N
は図1で示されるように環状又はリング状のトポロジで
動作されるので、SFC64は、反再循環(anti−
recirculation)タイマを提供して、デー
タ・パケットがすべてのノード14〜20においていっ
たん受け取られるとそれらのデータ・パケットをネット
ワークから除去することによって、データ・パケットが
再循環されることを自動的に防止する。SFC64は、
各ノード14〜20において、信号の品質を回復して、
非対称のハイからロー及びローからハイへの伝搬遅延の
結果生じるパルス幅歪み補償を提供する。また、SFC
64は、光学的パワー強度の相対的なインプリケーショ
ンを提供するパルス幅歪みの大きさを測定することによ
って、光学的パワーのモニタリングを提供する。SFC
64は、信号をDCCP28に送る又は信号を再送信す
る前に、信号のパルス幅を回復する。
【0030】図2及び図3を参照すると、図2は、決定
性コントローラ72がシングル・ファイバ・コントロー
ラ64に接続され、DCCP28ともインターフェース
することを示している。DC72は、時間スロットと競
合に基づく通信との一意的な組合せによって、保証され
た時間周期におけるネットワーク応答に対する制御を提
供する。決定性ネットワーク・プロトコルの使用によ
り、図1の複数のノード10〜20がメッセージ衝突の
可能性なくデータを送信することが可能になる。メッセ
ージ衝突は、ネットワークがこれらのメッセージを簡潔
に束縛され(concisely bounded)予
想可能な態様で搬送することの失敗を結果として生じる
ので、望ましくない。衝突検出及び/又はメッセージ肯
定応答プロトコルを用いて、メッセージ搬送の失敗を検
出することができるが、これらの方法は、システム応答
時間の保証を提供しない。決定性ネットワーク・プロト
コルによれば、システムの設計者は、メッセージ搬送時
間に簡潔な上限を設定できる。図3は、メッセージ又は
データ・パケット通信のために使用可能な複数の時間ス
ロット82を示している。この実施例では、マンチェス
タ符号化されたデータ・ストリームが用いられている
が、しかし、当業者であれば理解するように、他のライ
ン・プロトコルを用いることもできる。各スロットは、
継続時間に関して、12.8マイクロ秒の倍数である
が、この継続時間は、ネットワークの送信仕様に従って
変化し得る。各ノード12〜20に対するスロット82
の定義は、システム設計者によって定義される全体のネ
ットワーク時間ラインと矛盾があってはならない。ノー
ドには、複数の時間スロットが割り当てられる。時間ス
ロット第1から第Nは、優先スロット831〜83Nであ
って、ここでは競合はネットワーク・ノード12〜20
に亘るハードウェアの同期によって回避され、ビーコン
信号を用いた周期的な再同期がおこなわれている。次の
スロットは、非優先スロット84であり、ここでは、競
合に基づくプロトコルが機能することができる。同期を
与えるためには、同期信号をネットワークに亘って送る
必要がある。各ノード12〜20は、同期信号を送信
し、同期信号を検出し、どのノードがこの信号を開始す
ることの担当であるのかの管理を行う。同期信号は、ビ
ーコンと称され、図3の時間スロット81及び83で生
じ得る。ビーコンは、それに続くデータ・ストリームと
同じ媒体に亘って移動され、別個のラインを必要としな
い。ビーコンを開始するノードは、ビーコン・マスタと
称される。時間スロット82は、ビーコンがリング・ネ
ットワーク・バス21、22、23上で検出される時か
ら測定される。結果として、すべてのノード12〜20
は厳密に同期がとられ、ただし、例外として、ネットワ
ーク及び発振器の精度の周囲のビーコンの伝搬遅延によ
って生じるスキューがある。保護帯域(ガードバンド)
時間スロット85によれば、非優先時間スロット84に
おいて遅延して開始された任意のネットワーク・メッセ
ージに対する時間が完了することが可能になる。保護帯
域スロット85の後には、ネットワーク・ビーコン80
の送信のために配分されるビーコン・スロット86があ
る。ビーコン・スロット86は潜在的であり、トランシ
ーバ26の状態マシンによって自動的に付加される。ネ
ットワーク・ビーコンは、1つのノードによって周期的
に送信され、ネットワーク上のすべてのノード12〜2
0をゆるやかに同期させる。
【0031】ビーコン・パターンは、以下の要件を満た
すように選ばれる。(a)ビーコン・パターンは、判然
としていなければならない。すなわち、ネットワーク・
メッセージの送信の間に生じることのできないパターン
でなければならない。(b)ビーコン・パターンは、デ
ジタル制御及び通信プロセッサ(DCCP)の動作に悪
影響を与えてはならない。(c)ビーコン・パターン
は、ネットワーク・メッセージのために利用可能な時間
を著しく減少させないように比較的短いべきである。こ
の実施例で用いられているマンチェスタ・ライン符号に
対しては、これらの要件を満足するように選択されたビ
ーコン・パターンは、次のように定義される。
【0032】1.2000ナノ秒の間、TTLハイ(L
EDがオン)。 2.400ナノ秒の間、TTLロー(LEDがオフ)。 3.400ナノ秒の間、TTLハイ(LEDがオン)。 4.400ナノ秒の間、TTLロー(LEDがオフ)。 5.400ナノ秒の間、TTLハイ(LEDがオン)。 6.400ナノ秒の間、TTLロー(LEDがオフ)。 7.2400ナノ秒の間、TTLハイ(LEDがオ
ン)。 このパターンは、有効なマンチェスタ符号化されたデー
タ・ストリームに対する標準に違反しており、非有効マ
ンチェスタ・シーケンスと称される。これは、従って、
正常なメッセージ送信と混同されないシーケンスであ
る。このパターンは非有効マンチェスタ・データである
から、DCCP28は、ビーコンを、メッセージの開始
として解釈せず、無視する。ビーコンの6.4マイクロ
秒の継続時間(毎秒1.25メガビットのビット・レー
トでこのパターンを確立するのに要求される時間)は、
ネットワーク・メッセージと比較して短く、毎秒1.2
5メガビットのネットワーク上で8ビット周期を表す。
異なるビット・レートのネットワーク上では、それに従
って、これらの時間がスケールされる。
【0033】次に図4を参照すると、トランシーバ26
の決定性制御72の一部のブロック図が示されている。
ビーコン検出器90が、入力されるネットワーク・デー
タをモニタし、入力データが既に定義されたビーコン・
パターンに一致するとビーコン検出91信号を発生す
る。ビーコン検出器90は、当業者には既知である、シ
フト・レジスタとコンパレータとから構成される。ビー
コン検出91進号は、決定性ネットワーク・プロトコル
の全体の動作を制御する状態マシン92に印加される。
状態マシン92は、以下で説明するように機能する。状
態マシンがビーコン要求93信号を発生するときに、ビ
ーコン発生器95は、ネットワーク又はバス21上に、
定義されたビーコン・パターン・データを発生する。ビ
ーコン発生器95は、当業者には既知の、カウンタと論
理ゲートとから構成されている。決定性制御72は、ア
プリケーション・オフセット・タイマ94、ビーコン・
ウォッチドッグ・タイマ96、スロット・カウンタ9
8、及びビーコンからの時間(time since
beacon)カウンタ100から構成される。
【0034】アプリケーション・オフセット・タイマ9
4は、ビーコンが受信されるたびに状態マシン92の制
御の下でロードされる16ビットのダウン・カウンタか
ら構成される。ロードされた値は、DCCPインターフ
ェース102における16ビットのアプリケーション・
オフセット時定数レジスタ110によって供給される。
このレジスタは、ノード初期化の間に、DCCP28に
よってロードされる。DCCPインターフェース102
は、アプリケーション・オフセット・タイマがいつ終了
するかをDCCP28が判断することを可能にする1ビ
ットのアプリケーション・オフセット状態レジスタ11
2を与える。これは、DCCP28のアプリケーション
・ソフトウェアと共に用いられ、ビーコン周期当たりメ
ッセージが1回だけ発行されることを保証する。ビーコ
ン周期は、図3に示すように、すべての優先スロット8
1〜83Nの継続時間と、非優先スロット84、保護帯
域スロット85、潜在ビーコン・スロット81の和であ
る。
【0035】ビーコン・ウォッチドッグ・タイマは、ビ
ーコン検出器90によってビーコンが受信されるたびに
状態マシン92の制御の下にロードされる8ビットのダ
ウン・カウンタである。ロードされる値は、DCCPイ
ンターフェース102における8ビットのビーコン・ウ
ォッチドッグ時定数レジスタ116によって、供給され
る。このレジスタは、ノード初期化の間に、DCCP2
8によってロードされる。DCCP28インターフェー
ス102は、ビーコン・ウォッチドッグ・タイマ96が
いつ終了するかをDCCP28が判断することを可能に
する1ビットのビーコン・ウォッチドッグ状態レジスタ
118を与える。これにより、DCCP28が、ネット
ワーク上のビーコンの損失を検出することが可能にな
る。ノードと送信周期の保護帯域との間の同期は、ビー
コン・マスタ発生ノードが故障したとしても、複数のビ
ーコン周期に対して、ノードの同期が維持されることを
可能にするのに十分である。この場合には、DCCP2
8におけるソフトウェアは、新たなビーコン・マスタを
選択し、これにより、ビーコン発生の責任が保証され
る。
【0036】スロット・カウンタ98は、ビーコンが受
信されるたびに状態マシン92によってゼロにリセット
される5ビットのアップ・カウンタから構成される。こ
れは、スロットRAM106における32の位置の中の
1つを選択するのに用いられ、状態マシン92に命じら
れると、1だけ進む。ビーコンからの時間カウンタ10
0は、ビーコンが受信されるたびに状態マシン92によ
ってゼロにリセットされる16ビットのアップ・カウン
タから構成される。このカウンタ100は、好適実施例
では、78Khz(12.8usec)のレートでカウ
ントするが、当業者であれば理解するように、このカウ
ンタ・レートは、用いられるデータ・レートに依存して
変動する。
【0037】スロットRAM106は、ビーコン周期の
間にネットワーク・スロット82の配分を定義するのに
用いられる32ワード×16ビットのスタティックRA
Mから構成される。このRAMは、ノード初期化の間
に、DCCP28によってロードされる。ほとんどのエ
ントリに対して、最上位ビットは、スロットがこのノー
ドに配分されているかいないかを指示する。下位の15
ビットは、スロットの終了時間を示し、最下位ビットは
12.8マイクロ秒を表す。図3に示されるように、非
優先及び保護帯域スロットの終了時間は、スロット終了
時間を表すのに用いられる。スロットRAMへのエント
リは、次の通りである。すなわち、(1)優先スロット
831〜83Nの終了時間と所有(ownership)
とを定義する一連の16ビット・ワード、(2)非優先
スロット84の開始時間を定義する1つの16ビットの
値であって、最後の優先スロットの終了時間と等しいは
ずの値、(3)非優先スロットの終了時間を定義する1
つの16ビットの値、(4)保護帯域スロットの終了時
間を定義する1つの16ビットの値、である。
【0038】マルチプレクサ104が、それによってD
CCP28が初期化の間にスロットRAM106を直接
にアドレス指定する経路を提供する。DCCPインター
フェース102における決定性モード制御レジスタ12
0によって、DCCP28は、決定性モードの中への入
力(エントリ)を命じることが可能になる。決定性モー
ドでない場合には、DCCP28は、スロットRAM1
06へのアクセスを有し、初期化を実行する。
【0039】比較108機能は、スロットRAM106
からのスロット終了時間がいつ最後のビーコンからの時
間に一致するかを検出し指示する16ビットのコンパレ
ータ・プラス・ゲート論理から構成される。上述のよう
に、これは、現在のスロットのタイプによって、15又
は16ビットのどちらかの比較である。
【0040】DCCPインターフェース102は、DC
CP28に、決定性コントローラ72の機能要素へのア
クセスを提供する。これは、アドレス復号化と、DCC
P28がレジスタを読み出し及び書き込むことを可能に
して決定性ネットワーク・プロトコルを制御及びモニタ
するデータ経路論理とを含む。これは、アプリケーショ
ン・オフセット・タイマ94とビーコン・ウォッチドッ
グ・タイマ96とを読み出し及び書き込む能力と、決定
性モードの中への入力(エントリ)を命じる能力と、
(決定性モードでない場合に)スロットRAM104を
読みだし及び書き込む能力と、タイマがいつ終了したか
及び現在のスロット・タイプは何かを指示する状態レジ
スタを読み出す能力と、を含む。
【0041】各ノード12〜20に位置する決定性制御
72は、DCCP28において動作するアプリケーショ
ン符号によって初期化される。この符号は、アプリケー
ション・オフセット・タイマ94とビーコン・ウォッチ
ドッグ・タイマ96との間隔を定義するレジスタの中に
書き込む。動作モードと、ノードがビーコン・マスタで
あるかビーコン・スレーブであるかなどの項目とが、ま
た、このときに、書き込まれる。これは、次に、一連の
値を、ネットワーク・スロット82の配分を定義するス
ロットRAM104の中に書き込む。いったん初期化が
終了すると、DCCP28は、決定性動作モードのなか
への入力を命じる。決定性動作モードの間には、DCC
Pインターフェース102は、もはや、スロットRAM
106を修正することはできない。シングル・ファイバ
・コントローラ64と決定性コントローラ72とは、米
国マサチューセッツ州マールボロのRaytheon社
によって製造される部品番号G649806−1であ
る、シングル・ファイバ制御決定性74と称される1つ
のチップによって具体化される。
【0042】次に図4及び図5を参照すると、図5は、
図4の状態マシン92の流れ図を示しており、それぞれ
の状態は、16進数によって識別されている。状態マシ
ン92は、決定性ネットワーク・プロトコルの動作を制
御する。決定性モードに入ると、状態マシン92は、状
態0又はエントリ状態に入る。ビーコン・マスタは、状
態Dに移動して、そのビーコン発生器95にビーコン要
求を発行し、次に、状態6に進む。他のすべてのノード
(ビーコン・スレーブ)は、状態0から直接に状態6に
移る。状態6では、すべてのノードが、ビーコン検出指
示を待機する。ビーコン・マスタが初期化に失敗したと
きには、ソフトウェアが処理を行い、バックアップ・ビ
ーコン・マスタがオンしてビーコンを発行する。ビーコ
ン検出は、以下の効果を生じる。すなわち、a)状態マ
シン92は状態7に強制される(第1のスロットに入
る)、b)スロット・カウンタ98はクリアされる、
c)ビーコンからの時間カウンタ100はクリアされ、
カウント・アップを開始する、d)アプリケーション・
オフセット・タイマ94には、その最大間隔がロードさ
れ、カウント・ダウンを開始する、e)ビーコン・ウォ
ッチドッグ・タイマ96には、その最大間隔がロードさ
れ、カウント・ダウンを開始する。
【0043】状態7からは、状態マシン92は、次の
(第1の)スロットがこのノードに配分されている場合
には、状態9(イネーブルされた優先スロット)に進
み、このノードに配分されていない場合には、状態A
(イネーブルされていない(ロックされた)優先スロッ
ト)に進む。状態9及びAでは、スロット・タイプは、
「同期スロット」又は「同期ロック」を適切に指示する
ように設定される。状態マシン92は、次に、状態2
(時間遅延)に進む。
【0044】状態2では、状態マシン92は、この実施
例では、12.8マイクロ秒の間隔が終了するのを待機
する。この間隔が終了するたびに、状態マシン92は、
状態3(スロット終了チェック)に進み、そこで、最後
のビーコンからの時間と現在のスロットの終了時間とを
比較する。これら2つが一致しない場合には、状態マシ
ン92は状態2に戻り、再度12.8マイクロ秒を待機
する。2つが一致する場合には、現在のスロットは終了
する。
【0045】状態3からは、状態マシン92は、以下の
経路の中の1つをたどる。
【0046】a)終了したスロットが優先スロットであ
り次のスロットもまた優先スロットである場合には、状
態マシン92は、状態4(保護帯域チェック)を通過
し、状態5(次のスロットの設定であり、スロット・カ
ウンタが増加される)に至り、更に、状態B(非優先チ
ェック)に至る。新たなスロットRAM106が前の位
置とは異なる時間の値を含むので、状態マシン92は、
状態F(新たなスロットに入る)に移動する。状態F
は、状態7に類似している。状態Fからは、状態マシン
92は、スロットの所有に基づいて、状態9又はAに移
動し、以上のプロセスが反復される。
【0047】b)終了したスロットが優先スロットであ
り次のスロットが非優先スロットである場合には、状態
マシン92は、状態4を通過し、状態5(スロット・カ
ウンタが増加される)に至り、更に、状態Bに至る。新
たなスロットRAM106が前の位置と同じ時間の値を
含むので、状態マシン92は、状態C(非優先スロット
に入る)に移動する。状態Cでは、スロット・タイプ
は、「同期オープン」を指示するように設定される。状
態マシン92は、次に、状態2に移動し、非優先スロッ
トの終了を待機し始める。
【0048】c)終了したスロットが非優先スロットで
ある場合には、状態マシン92は、状態4を通過し、状
態5(スロット・カウンタが増加される)に至り、更
に、状態E(保護スロットに入る)に至る。状態Eで
は、フラグが、保護帯域に入ったことを示すように設定
され、スロット・タイプが、「同期ロック」を示すよう
に設定される。状態マシン92は、次に、状態2に移動
し、保護帯域の終了を待機し始める。
【0049】d)終了したスロットが保護帯域である場
合には、状態マシン92は、状態4を通過して状態1
(ビーコン・スロット遅延)に至る。状態1では、状態
マシン92は、固定された量の時間を待機する。この時
間は、スレーブ・ノードに対しては、12.8マイクロ
秒であり、又は、ビーコン・スロットの全体の長さであ
る。スレーブ・ノードは、次に、ビーコンが予測された
ように到着すると仮定すると、状態8(ビーコン・ノー
ド・チェック)を通過して、状態7に至る。ビーコンが
早く又は遅れて到着した場合には、状態マシン92は、
状態7に強制的に移動されて、再び同期がとられる。マ
スタは、状態1において、約6.4マイクロ秒待機し、
次に、状態8及びDを通過して、状態6に至り、そこで
ビーコンを待機する。これによって、マスタがビーコン
を発生するのに6.4マイクロ秒必要とするという事実
が説明される。ビーコンが発生されすべてのノードによ
って見られた場合には、すべては、ビーコン検出の時に
再び同期がとられ、状態7に至る。ビーコンを何らかの
理由で逃す任意のノードは、それ自体を同期させること
を試み、発振器の精度の差異だけ誤っているはずであ
る。このようにして、すべてのノードは、ほとんど同じ
時に状態7に入る。
【0050】上述した状態マシン92において説明した
ように、決定性コントローラ72は、DCCPインター
フェース102に位置する3ビットの制御レジスタを介
して、DCCP28にとって利用可能になるスロット・
タイプを提供する。このレジスタは、同期状態レジスタ
114と称されるが、メッセージが図3に示されるよう
に適切な時間スロットにおいてのみ送信されることを保
証するのに用いられる。以下のように、4つのスロット
・タイプを定義するのに、2ビットが用いられる。
【0051】同期スロット:特定のノードに配分される
決定性スロットであり、1つの優先メッセージが送信さ
れ得る。
【0052】同期ロック:1又は複数の特定のノードに
は配分されない決定性スロットであり、送信は禁止され
る。また、保護帯域の間に、すべての送信を回避するの
に用いられる。
【0053】同期オープン:この状態は、非優先スロッ
ト時間の間であり、すべての利用可能な非優先メッセー
ジが送信され得る。
【0054】正常(ノーマル):ネットワークは、非決
定性モードで動作している。
【0055】第3のビットにより、DCCP28が、同
じタイプの連続するスロットを検出することが可能にな
る。その理由は、後で述べる。
【0056】決定性ネットワーク・プロトコルを用いる
ことにより、システム設計者が、1つのビーコン周期の
間に各ノードによる固定された(又は、少なくとも、限
界を有する)数のメッセージ送信と、1つのビーコン周
期において要求される処理のための最大の実行時間とを
定義することが保証される。それぞれのノードには、最
大の送信負荷を満たす十分な時間スロットが与えられ
る。アプリケーション符号は、DCCP28のアプリケ
ーション制御プロセッサに対して書き込まれ、この限界
が超えられないことを保証し、アプリケーション・オフ
セット・タイマ94がこの目的のために提供される。こ
のタイマには、ビーコンの受信の際に(又は、ビーコン
が予測され受信されないときに)時定数がロードされ、
ゼロまでカウントダウンされる。DCCPインターフェ
ース102は、アプリケーション・オフセット・タイマ
94がいつ終了したかをアプリケーション符号が判断で
きるレジスタ112を提供する。好適な構成は、アプリ
ケーション・オフセット・タイマ94を最大処理時間よ
り長くビーコン周期より短い値に設定することである。
1周期の間に要求される処理を終了した後で、アプリケ
ーション符号は、アプリケーション・オフセット状態レ
ジスタ112をポール(poll)し、タイマ94が終
了するのを待機する。アプリケーション・オフセット・
タイマ94がいったん終了すると、アプリケーション符
号は、次のビーコン周期の間に送信することを望むネッ
トワーク変数を更新する。ネットワーク変数は、更新す
る行為により、DCCP28のネットワーク・プロセッ
サが作用するアプリケーション・バッファの中に、置か
れる。ネットワーク・プロセッサは、これらのネットワ
ーク変数をネットワーク上で送信する責任を負う。アプ
リケーション・オフセット・タイマ94の状態は、この
行為がビーコン周期に1度だけ生じることを確実にする
ために、クリアされる。アプリケーション符号がそのメ
ッセージの限度を知っていることを保証し、既知の数の
メッセージをビーコン周期当たり1度だけ生じさせるこ
とにより、DCCP28のアプリケーション・プロセッ
サが、結果的にDCCP28のアプリケーション・バッ
ファを溢れさせることになるようなあまりに多くのメッ
セージを生じることが防止される。
【0057】アプリケーション符号は、ノードに配分さ
れている優先スロット831〜83Nの内部か、又は、優
先スロットに続く非優先の競合に基づくスロット84
か、のどちらかに、メッセージを送り得る。優先メッセ
ージとして定義されたネットワーク・メッセージは、優
先スロットの間に送られ、他方で、他のものは、非優先
スロットの間に送られる。
【0058】ビーコン・ウォッチドッグ・タイマ96
は、ネットワークを同期させるビーコンの損失を検出す
るために提供される。このタイマには、ビーコンの受信
の際に時定数がロードされ、ゼロまでカウントダウンす
る。DCCPインターフェース102は、ビーコン・ウ
ォッチドッグ・タイマ96がいつ終了したかをアプリケ
ーション符号が判断できるレジスタ112を提供する。
ビーコンが予想した通りに到着し続けるならば、このタ
イマは、連続的に再びロードされ、決して終了しない。
好適な構成は、ビーコン・ウォッチドッグ・タイマ96
を1つのビーコン周期よりも著しく大きな値に設定する
ことである。ノードは、ビーコンが不存在の場合には同
期を維持しようとするので、いくつかの数の失われたビ
ーコンは治癒され得る。システム設計者は、治癒され得
る連続して失われたビーコンの数を定義する責任を負
う。この限度が基づいているファクタのいくつかは、次
の通りである。すなわち、(1)ノード上のクロック源
の精度、(2)システム設計者が同期ドリフトに対する
各スロットの間に提供することを望む時間の長さ、
(3)適切に送信されたビーコンがすべてのノードによ
っては受信されない(システム環境などのファクタに起
因して)蓋然性、(4)システム設計者が、新たなビー
コン・マスタを選択することによりビーコン・マスタ・
ノードの故障を検出し訂正する速度、などである。
【0059】好適な実施例では、アプリケーション符号
は、アプリケーション・オフセット・タイマ94が終了
するときには常に、ビーコン・ウォッチドッグ・タイマ
の状態をチェックし、必要であれば、新たなビーコン・
マスタを選択する訂正の行為を開始する。ビーコン・ウ
ォッチドッグ・タイマ96が終了する場合には、新たな
ビーコン・マスタの選択はソフトウェアによって達成さ
れる。ビーコン・マスタが選択されることが、重要であ
る。選択の方法は、重要ではない。
【0060】次に、図6を参照すると、優先又は非優先
メッセージを開始する媒体アクセス制御(MAC)ソフ
トウェア・ルーチン130の流れ図が示されている。こ
のMACルーチンは、図2に示されているDCCP28
のPROM58の中に位置する。MACは、優先メッセ
ージ132又は非優先メッセージ133に対するメッセ
ージ・キューをチェックすることにより、開始する13
1。メッセージが送信のために使用可能であれば、MA
Cは、同期状態レジスタ134、137を検査し、使用
可能なメッセージの送信が許容される135、138こ
とを確認する。送信が許容されれば、メッセージは送ら
れる136、139。許容されなければ、MACは、他
方のキューをチェックし、このキューに後で戻る。シス
テム設計者が連続的な優先スロットを同じノードに割り
当てることを可能にするためには、スロット・カウンタ
98の最下位ビットもまた、同期状態レジスタ114に
おいて可読であり、MACが同じノード配分を有する新
たなスロットを検出することを許容する。MACは同期
状態レジスタ114をポールするので、可変の遅延がス
ロット時間の最初とメッセージ送信の開始時とから生じ
る。優先スロットの長さは、メッセージの長さとこの遅
延の許容との両方に対応するように設定される。
【0061】メッセージは、非優先スロットの間の任意
の時間に、ネットワーク・バス21、22、23上を送
信され得る。図3に示された保護帯域85は、ビーコン
周期の間に提供されて、非優先スロット84の最終点に
おいて開始されたメッセージがビーコン時間スロット8
6の開始よりも前に終了することを保証する。保護帯域
スロットの長さは、システムにおける最も大きな非優先
メッセージに対応しなければならない。
【0062】再び図1を参照すると、ノード16は、D
CCP28/トランシーバ26要素の3つのシンプレッ
クス・ノードから構成され、各トランシーバ26は、デ
ータ・バス21、22、23の中の1つに結合される。
特に、トランシーバ26はデータ・バス21に結合さ
れ、トランシーバ26はデータ・バス22に結合さ
れ、トランシーバ26はデータ・バス23に結合され
ている。3つのDCCP282、283、284 からの出
力のそれぞれは、3つの知能投票装置31、32、33
の中の1つに印加される。投票装置31〜33のそれぞ
れは、投票装置ノード31〜33への3つの入力の中の
2つが一致する場合には付勢信号を発生する。それぞれ
の投票装置ノード31〜33からの付勢信号は、デバイ
ス 341、342、343を制御するのに用いられ、デバ
イスのそれぞれは、好適な応用例では、付勢されるべき
電気的に制御された液圧弁から成る。
【0063】次に図1及び図7を参照すると、投票装置
スイッチング回路140の回路図が、図7に示されてお
り、2つの部分であるノードA、ノードB、及びノード
Cが含まれている。回路ボードの通例として、各回路ボ
ードは、トランシーバ26と、DCCP28と、各投票
装置部分142、144、146の中の1つを含む。投
票装置スイッチング回路140は、第1の回路ボードか
ら部分142を、第2の回路ボードから部分144を、
第3の回路ボードから部分146を取ることにより構成
されている。3つの独立の投票装置スイッチング回路1
40は、3つの回路ボードから構成され得る。3つのD
CCP 282、283、284の中の任意の2つは、投票
装置スイッチング回路140が電圧(V)をソレノイド
154に転送するためには、一致しなければならない。
投票装置スイッチング回路140は、4つの光学的に分
離されたリレー148〜151と図7に示されているよ
うなブリッジ・ダイオード152とを用いて実現されて
いる。ダイオード147、153は、誘導性負荷のター
ンオフ過渡現象に対する電流経路を提供し、ソレノイド
154における電圧が電源電圧をスパイクしないことを
保証する。3つのノード142、144、146の中の
任意の2つがその光学的に分離されたリレー148〜1
51を閉じる場合には、電圧(V)とソレノイド154
との間の接続がなされる。ブリッジ・ダイオード152
は、リレー148、151が閉じるときには、電圧
(V)がソレノイド154に至るための接続経路を提供
する。ブリッジ・ダイオード152は、単一のDCCP
28によって制御されるリレー149、150が閉じる
ときには、接続経路が完成することを防止する。
【0064】3つのノードA142、ノードB146、
ノードC144の間のすべての接続は、光学的に分離さ
れたデバイスを用いてなされる。提供されている分離
は、それぞれのDCCP 282、283、284を、リレ
ーによってスイッチングされる電圧(V)における故障
から保護し、複数のDCCPを相互から保護する。この
ようにして、DCCPの外部の故障は、この投票装置を
損傷しそれを動作不能にするものであっても、DCCP
を損傷することはなく、DCCPが他の機能を行うこと
を防止する。分離によれば、更に、この投票装置スイッ
チング回路140が、「ハイ・サイド」又は「ロー・サ
イド」のどちらかのスイッチとして用いられることを可
能にする。これ以外の考慮によって要求される場合に
は、投票装置スイッチング回路140は、電圧(V)と
ソレノイドとの間か、又は、ソレノイドとグランドとの
間かのどちらかに配置することができる。光学的に分離
されたリレー148〜151は、米国カリフォルニア州
エル・セグンドのインターナショナル・レクティファイ
ア社によって製造される部品番号PVDZ172によっ
て具体化される。
【0065】次に図7及び図8を参照すると、投票機能
を与える光学的に分離されたリレー148〜151とブ
リッジ・ダイオード152とに加えて、分散型の投票装
置スイッチング回路140は、性能モニタリングとビル
トインされた試験のための機能を含む。これは、ソリッ
ドステートな光学的に分離されたリレー148〜151
の両端の電圧をモニタする光学的に分離された受信機1
561〜1566によって提供される。これらは、図7に
示されているように、配列される。光学的に分離された
受信機156は、光学的に分離されたリレーA148
の端子160、161に亘って接続されている。光学的
に分離された受信機156は、光学的に分離されたリ
レーC151の端子168、169に亘って接続されて
いる。光学的に分離された受信機156は、光学的に
分離されたリレーB1149の端子166、167に亘
って接続されている。光学的に分離された受信機156
は、光学的に分離されたリレーB2150の端子16
2、163に亘って接続されている。光学的に分離され
た受信機156は、光学的に分離されたリレーC15
1の端子168、169に亘って接続されている。光学
的に分離された受信機156は、電源電圧(V)と、
光学的に分離されたリレーB2の端子162とダイオー
ド152の端子164と光学的に分離されたリレーA1
48の端子161との接合点と、に接続されている。こ
れらの受信機は、ソレノイド154を付勢するにはかな
りの量の電流が要求されるという事実を利用している。
光学的に分離された受信機1561〜1566によって要
求される(数ミリアンペアのオーダーの)少量の電流
は、システムに影響することなく、ソレノイドを通過し
得る。それぞれの光学的に分離された受信機1561
1566の回路図は、図8に示されている。抵抗157
とダイオード158との値は、受信機を流れる漏れ電流
が受信機を付勢するには十分ではないように選択されて
いる。受信機156〜156は、閉じたリレー14
8〜151が電流経路の一部を提供する場合にだけ付勢
され得る。
【0066】光学的に分離されたリレー148〜151
の最も通常の故障モードは、短絡回路状態に至ることで
ある。光学的に分離された受信機1561〜1566は、
DCCP 282、283、284の中の1つによって制御
されるリレーの閉鎖が、受信機1561〜1566をモニ
タするビルトイン型の試験ソフトウェアを用いて、残り
の2つのDCCPのそれぞれによって検出され得る。受
信機1561〜1566は、また、図1の知能ノード20
のようなすべての3つのDCCP 282、283、284
へのアクセスを有する任意のDCCP28によって調整
されたリレーの試験を行うのに使用され得る。この試験
は、オフライン、又は、システムの要求によってオンラ
インの背景診断試験として許容される場合に、実行され
得る。
【0067】次に掲げる表は、投票装置スイッチング回
路140における潜在的な故障のそれぞれが、提供され
た光学的に分離された受信機1561〜1566の機能を
モニタすることによってどのように検出されるかを示し
ている。任意の時間に試験可能であるこれらの項目は、
すべてのリレーが開いていると予測されるときに、モニ
タリング・ポイントをチェックすることによって試験さ
れ得る。ビルトイン型の自己試験BISTの間に試験可
能なこれらの項目は、いくつかのリレーを閉じて、3つ
すべてのスレッド142、144、146に関係する調
整された活動として投票装置スイッチング回路140を
モニタすることが安全であるときにだけ、試験され得
る。これは、飛行前の自己試験/診断の一部として、又
は、メンテナンス・モードにおいて、実行されることが
期待される。
【0068】
【表1】
【0069】以上で、好適実施例の説明を終わる。しか
し、本発明概念の精神と範囲とから離れずに、多くの修
正や改変が、当業者には明らかであろう。従って、本発
明の範囲は、冒頭の特許請求の範囲によってのみ画定さ
れるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を用いたフォールト・トレラントな分散
型の光による制御(登録商標)システムのブロック図で
ある。
【図2】図1に示されたデジタル制御及び通信プロセッ
サに結合されたトランシーバのブロック図である。
【図3】ビーコン信号周期の間の決定性プロトコルの時
間スロット配列の図解である。
【図4】図2に示されたトランシーバの決定性制御部分
の詳細なブロック図である。
【図5】図3に示された状態マシンのブロック図であ
る。
【図6】図2におけるDCCPのPROMにおいて具体
化された媒体アクセス・アルゴリズムの流れ図である。
【図7】図1の投票装置ノードにおいて用いられた投票
装置スイッチング回路の回路図である。
【図8】図7に示された光学的に分離された受信機の回
路図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの双方向データ・バスに
    よって相互接続された複数のノードを備えた分散知能制
    御システムであって、 前記ノードのそれぞれは、前記データ・バスを介してメ
    ッセージを送信及び受信するトランシーバ手段を備え、 前記ノードのそれぞれは、前記トランシーバ手段に結合
    されており前記トランシーバ手段への及び前記トランシ
    ーバ手段からの前記メッセージを処理するプロセッサ手
    段を備えている、分散知能制御システムと、 前記トランシーバ手段のそれぞれに含まれており、タイ
    ミング・ビーコンを、前記ノードの中の所定の1つにお
    いて、前記データ・バスを介して前記ノードの他のもの
    の中の1つへの送信のために発生する、制御手段であっ
    て、 前記制御手段は、前記タイミング・ビーコンの時間周期
    内に、複数の時間スロットを発生する手段を備えてお
    り、前記ノードのそれぞれは、前記時間スロットの少な
    くとも1つに予め割り当てられ、所定の時間に重大メッ
    セージを送信し、前記時間スロットの少なくとも1つ
    が、前記複数のノードによる競合のために提供され非重
    大メッセージを送信する、制御手段と、 の組合せ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組合せにおいて、前記分
    散知能制御システムは、フォールト・トレラントな動作
    のために、前記双方向データ・バスを2又はそれより多
    く備えている、組合せ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の組合せにおいて、前記双
    方向データ・バスは、光ファイバ手段(好適実施例)又
    は送信媒体を提供するそれ以外のトランシーバ手段を備
    えている、組合せ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の組合せにおいて、前記ト
    ランシーバ手段は、前記データ・バスを介してメッセー
    ジを送信及び受信する双方向フォト・ダイオードを備え
    ている、組合せ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の組合せにおいて、前記タ
    イミング・ビーコンは、前記制御手段によってだけ認識
    され前記プロセッサ手段にトランスペアレントであり有
    効なデータ・パターンとして認識されないパルス・パタ
    ーンを備えている、組合せ。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の組合せにおいて、前記時
    間スロット発生手段は、前記複数のノードのそれぞれに
    対するノード時間スロット割当てと、前記時間スロット
    のそれぞれに対する継続時間とを記憶するメモリ手段を
    備えている、組合せ。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の組合せにおいて、前記制
    御手段は、前記メッセージを前記データ・バスを介して
    送信及び受信するために前記データ・バスを制御する状
    態マシンを備えている、組合せ。
  8. 【請求項8】 複数のノードを有するネットワークにお
    いて、前記ノードのそれぞれは少なくとも1つの通信媒
    体によって相互接続されており、ネットワーク・プロト
    コルは、 前記通信媒体に結合された前記ノードのそれぞれにおい
    てメッセージを送信及び受信するトランシーバ手段と、 前記ノードのそれぞれにおける前記トランシーバ手段の
    それぞれに結合されており前記通信媒体への及び前記通
    信媒体からの前記メッセージを処理するプロセッサ手段
    と、 前記ノードのそれぞれにおいて前記ノードを同期させる
    ためのタイミング・ビーコンを発生及び検出する手段で
    あって、前記ノードの中の1つは前記タイミング・ビー
    コンを発生するように予め割り当てられている、手段
    と、 前記ノードのそれぞれにおいて前記タイミング・ビーコ
    ンの時間周期の間に複数の時間スロットを発生する手段
    であって、前記ノードのそれぞれには重大メッセージを
    送信するために前記時間スロットの少なくとも1つが予
    め割り当てられており、前記時間スロットの少なくとも
    1つが、前記複数のノードによる競合のために提供され
    非臨界メッセージを送信する、手段と、 から構成される、ネットワーク。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のネットワークにおいて、
    前記通信媒体は、メッセージを送信及び受信する光ファ
    イバ手段を備えている、ネットワーク。
  10. 【請求項10】 請求項8記載のネットワークにおい
    て、前記トランシーバ手段は、前記通信媒体を介してメ
    ッセージを送信及び受信する双方向フォト・ダイオード
    を備えている、ネットワーク。
  11. 【請求項11】 請求項8記載のネットワークにおい
    て、前記トランシーバ手段は、前記通信媒体を介してメ
    ッセージを送信及び受信する単方向フォト・ダイオード
    を備えている、ネットワーク。
  12. 【請求項12】 請求項8記載のネットワークにおい
    て、前記タイミング・ビーコンは、前記ノードによって
    だけ認識され前記プロセッサ手段にトランスペアレント
    であり有効なデータ・パターンとしては認識されないパ
    ルス・パターンを備えている、ネットワーク。
  13. 【請求項13】 請求項8記載のネットワークにおい
    て、前記時間スロット発生手段は、前記複数のノードの
    それぞれに対して、ノード時間スロット割当てと、前記
    時間スロットのそれぞれの継続時間とを記憶するメモリ
    手段を備えている、ネットワーク。
  14. 【請求項14】 請求項8記載のネットワークにおい
    て、複数の時間スロットを発生する前記手段は、前記メ
    ッセージを前記通信媒体を介して送信及び受信するため
    に前記ネットワーク・プロトコルを制御する状態マシン
    を備えている、ネットワーク。
  15. 【請求項15】 決定性ネットワーク・プロトコルであ
    って、 フォールト・トレラントな動作のために複数の通信媒体
    の中の少なくとも2つによってそれぞれが相互接続され
    た複数のノードと、 前記ノードのそれぞれに含まれ前記複数の通信媒体に接
    続されており、メッセージを送信及び受信するトランシ
    ーバ手段と、 前記トランシーバ手段に結合された前記ノードのそれぞ
    れにおいて、前記通信媒体への及び前記通信媒体からの
    前記メッセージを処理するプロセッサ手段と、 前記ノードのそれぞれにおいて、前記ノードを同期させ
    るためのタイミング・ビーコンを発生及び検出する手段
    であって、前記ノードの中の1つは前記タイミング・ビ
    ーコンを発生するように予め割り当てられており、前記
    タイミング・ビーコンは、前記ノードによってだけ認識
    され前記プロセッサ手段にトランスペアレントであり有
    効なデータ・パターンとして認識されないパルス・パタ
    ーンを有する、手段と、 前記ノードのそれぞれにおいて前記タイミング・ビーコ
    ンの時間周期の間に複数の時間スロットを発生する手段
    であって、前記ノードのそれぞれは、前記時間スロット
    の中の少なくとも1つにおいて重大メッセージを送信す
    るように予め割り当てられ、前記時間スロットの少なく
    とも1つは、前記複数のノードによる競合のために提供
    され非重大メッセージを送信する、手段と、 から構成される、ネットワーク。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のネットワークにお
    いて、前記通信媒体は、メッセージを送信及び受信する
    光ファイバ手段を備えている、ネットワーク。
  17. 【請求項17】 請求項15記載のネットワークにおい
    て、前記トランシーバ手段は、前記通信媒体を介してメ
    ッセージを送信及び受信する前記通信媒体に結合された
    双方向フォト・ダイオードを備えている、ネットワー
    ク。
  18. 【請求項18】 請求項15記載のネットワークにおい
    て、前記トランシーバ手段は、前記通信媒体を介してメ
    ッセージを送信及び受信する前記通信媒体に結合された
    単方向フォト・ダイオードを備えている、ネットワー
    ク。
  19. 【請求項19】 請求項15記載のネットワークにおい
    て、前記時間スロット発生手段は、前記複数のノードの
    それぞれに対して、ノード時間スロット割当てと、前記
    時間スロットのそれぞれの継続時間とを記憶するメモリ
    手段を備えている、ネットワーク。
  20. 【請求項20】 請求項15記載のネットワークにおい
    て、複数の時間スロットを発生する前記手段は、前記メ
    ッセージを前記通信媒体を介して送信及び受信するため
    にネットワーク・プロトコルを制御する状態マシンを備
    えている、ネットワーク。
  21. 【請求項21】 分散知能制御システムを提供する方法
    であって、 少なくとも1つの双方向データ・バスによって複数のノ
    ードを相互接続するステップと、 前記複数のノードのそれぞれにおけるトランシーバ手段
    を用いて、メッセージを前記データ・バスを介して送信
    及び受信するステップと、 前記トランシーバ手段に結合されたプロセッサ手段を用
    いて、前記トランシーバ手段への及び前記トランシーバ
    手段からの前記メッセージを処理するステップと、 前記ノードの中の所定の1つにおいて、前記トランシー
    バ手段のそれぞれにおける制御手段を用い、前記データ
    ・バスを介して前記ノードの他のもののそれぞれに送信
    するために、タイミング・ビーコンを発生するステップ
    と、 前記タイミング・ビーコンの時間周期の間に複数の時間
    スロットを発生するステップであって、前記ノードのそ
    れぞれは、前記時間スロットの中の少なくとも1つにお
    いて所定の時間に重大メッセージを送信するように予め
    割り当てられ、前記時間スロットの少なくとも1つは、
    前記複数のノードによる競合のために提供され非重大メ
    ッセージを送信する、ステップと、 を含む、方法。
  22. 【請求項22】 請求項21記載の方法において、複数
    のノードを相互接続する前記ステップは、フォールト・
    トレラントな動作のために2、3又はそれより多くの双
    方向データ・バスを提供するステップを含む、方法。
  23. 【請求項23】 請求項21記載の方法において、少な
    くとも1つの双方向データ・バスによって前記複数のノ
    ードを相互接続する前記ステップは、前記データ・バス
    送信媒体のために光ファイバ・ケーブルを提供するステ
    ップを含む、方法。
  24. 【請求項24】 請求項21記載の方法において、前記
    データ・バスを介してメッセージを送信及び受信する前
    記ステップは、前記トランシーバ手段が前記データ・バ
    スに結合するために双方向フォト・ダイオードを提供す
    るステップを含む、方法。
  25. 【請求項25】 請求項21記載の方法において、タイ
    ミング・ビーコンを発生する前記ステップは、前記制御
    手段によってだけ認識され前記プロセッサ手段にトラン
    スペアレントであり有効なデータ・パターンとして認識
    されないパルス・パターンを提供するステップを含む、
    方法。
  26. 【請求項26】 請求項21記載の方法において、複数
    の時間スロットを発生する前記ステップは、前記データ
    ・バスを介して前記メッセージを送信及び受信する際に
    前記データ・バスを制御する状態マシンを提供するステ
    ップを含む、方法。
  27. 【請求項27】 それぞれが少なくとも1つの通信媒体
    によって相互接続された複数のノードを有するネットワ
    ークにおいてネットワーク・プロトコルを提供する方法
    において、 前記通信媒体に結合された前記ノードのそれぞれにおい
    てメッセージを送信及び受信するステップと、 前記ノードのそれぞれにおいて前記トランシーバ手段の
    それぞれに結合されたプロセッサ手段を用いて前記通信
    媒体への及び前記通信媒体からの前記メッセージを処理
    するステップと、 前記ノードのそれぞれにおける手段を用いて前記ノード
    を同期させるためにタイミング・ビーコンを発生及び検
    出するステップであって、前記ノードの中の1つは前記
    タイミング・ビーコンを発生するように予め割り当てら
    れている、ステップと、 前記タイミング・ビーコンの時間周期の間に前記ノード
    のそれぞれにおいて複数の時間スロットを発生するステ
    ップであって、前記ノードのそれぞれは、前記時間スロ
    ットの中の少なくとも1つにおいて重大メッセージを送
    信するように予め割り当てられ、前記時間スロットの少
    なくとも1つは、前記複数のノードによる競合のために
    提供され非重大メッセージを送信する、ステップと、 を含む、方法。
  28. 【請求項28】 請求項27記載の方法において、前記
    通信媒体に結合された前記ノードのそれぞれにおいてメ
    ッセージを送信及び受信する前記ステップは、光ファイ
    バ・ケーブルに結合され前記通信媒体を介してメッセー
    ジを送信及び受信する双方向フォト・ダイオードを提供
    するステップを含む、方法。
  29. 【請求項29】 請求項27記載の方法において、前記
    通信媒体に結合された前記ノードのそれぞれにおいてメ
    ッセージを送信及び受信する前記ステップは、光ファイ
    バ・ケーブルに結合され前記通信媒体を介してメッセー
    ジを送信及び受信する単方向フォト・ダイオードを提供
    するステップを含む、方法。
  30. 【請求項30】 請求項27記載の方法において、タイ
    ミング・ビーコンを発生する前記ステップは、前記ノー
    ドによってだけ認識され前記プロセッサ手段にトランス
    ペアレントであり有効なデータ・パターンとして認識さ
    れないパルス・パターンを提供するステップを含む、方
    法。
  31. 【請求項31】 請求項27記載の方法において、複数
    の時間スロットを発生する前記ステップは、ノード時間
    スロット割当てと前記複数のノードのそれぞれに対する
    前記時間スロットのそれぞれの継続時間とを記憶するメ
    モリ手段を提供するステップを含む、方法。
  32. 【請求項32】 請求項27記載の方法において、複数
    の時間スロットを発生する前記ステップは、前記通信媒
    体を介して前記メッセージを送信及び受信するためのネ
    ットワーク・プロトコルを制御する状態マシンを提供す
    るステップを含む、方法。
  33. 【請求項33】 請求項27記載の方法において、フォ
    ールト・トレラントな動作のために前記ノードを相互接
    続する少なくとも3つの通信媒体を提供するステップを
    更に含む、方法。
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