JPH1063327A - ロボット制御方法及び装置 - Google Patents

ロボット制御方法及び装置

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JPH1063327A
JPH1063327A JP8216501A JP21650196A JPH1063327A JP H1063327 A JPH1063327 A JP H1063327A JP 8216501 A JP8216501 A JP 8216501A JP 21650196 A JP21650196 A JP 21650196A JP H1063327 A JPH1063327 A JP H1063327A
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JP
Japan
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robot
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node
graph
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JP8216501A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Ogata
博之 小方
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動ロボットや操作物体の位置が変化しても、
予め与えられた教示内容を活用して、効率良く作業軌道
を生成することができるロボット制御方法及び装置を提
供する。 【解決手段】ロボット制御装置αにてロボットの作業軌
道を生成するに当たり、グラフ生成部3が作業環境の構
造のグラフをノードとリンクで生成し、ノード列生成部
4が教示装置9にて教示された作業軌道例をグラフにマ
ッピングしてノード列を作成し、軌道生成知識生成部5
が複数のノード列を木構造の軌道生成知識を作成し、こ
れを軌道生成知識記憶部6がまとめて保存する。ノード
列選択部7が予め与えられた作業に最適なノード列を軌
道生成知識から選択すると、これを基に軌道生成部8が
作業軌道を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動ロボット及び
作業ロボットや操作物体の位置が変化しても、予め与え
られた教示内容を活用して、効率良く作業軌道を生成す
ることができるロボット制御方法及びそれを実施するた
めの装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なロボット制御方法では、作業軌
道を生成するに当たり、ティーチングプレイバック方式
又はパスプランニング方式を採用している。ティーチン
グプレイバック方式は、予め教示装置を使用してロボッ
トに点列や曲線などの形で作業軌道を教示して置き、ロ
ボットがその作業を実行する時に教示された軌道をその
まま再生するという仕組みである。パスプランニング方
式は、予めロボットの初期状態と終了状態を与えると、
ロボット制御装置が自動的に初期状態と終了状態の間の
軌道を生成して、ロボットを駆動するという仕組みであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ティーチン
グプレイバック方式では、ロボットに作業を教示する時
とロボットが作業を実行する時の両方で、部品の形状、
設置場所、周囲の障害物、使用するロボットなどが全て
同じ条件である必要がある。それらの条件が変われば、
再教示の必要が生じる。
【0004】これに対して、パスプランニング方式は、
再教示の必要がないが、ロボットの自由度が大きくなっ
た場合、軌道生成に必要な計算量や時間が一般的に非現
実的となり、軌道生成の手法によっては解が求まらなか
ったりする。したがって、従来のティーチングプレイバ
ック方式やパスプランニング方式では、移動及び作業ロ
ボットまたは操作物体の初期位置、または目的位置が頻
繁に変化する条件の下でロボットを効率良く制御できな
いという問題が生じている。
【0005】ここにおいて本発明の解決すべき主要な目
的は、次の通りである。本発明の第1の目的は、移動及
び作業ロボットや操作物体の位置が変化しても、大きな
計算機コストをかけることなく、効率良く作業軌道を生
成することができるロボット制御方法及びそれを実施す
るための装置を提供せんとするものである。
【0006】本発明の第2の目的は、移動及び作業ロボ
ットや操作物体の位置が変化する度に、ロボット動作の
再教示という手間を減らすことができるロボット制御方
法及びそれを実施するための装置を提供せんとするもの
である。
【0007】本発明の第3の目的は、移動及び作業ロボ
ットや操作物体の位置が変化する度に、あらかじめ与え
た少回数の教示内容を活用して、短時間で作業軌道を生
成することができるロボット制御方法及びそれを実施す
るための装置を提供せんとするものである。
【0008】本発明のその他の目的は、明細書、図面、
特に特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らか
となろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、1つ以上の出
発点から1つ以上の到達点(目標点)に至る所定の作業
環境に対応した複数の順路を各々ノード列情報として用
意するため、前記作業環境の構造をグラフで記述し、教
示された作業軌道例を当該グラフにマッピングしてノー
ド列を生成し、複数のノード列をまとめて保存して置
き、予め与えられた作業に最適なノード列を選んでロボ
ットの作業軌道を生成する。よって、移動及び作業ロボ
ットや操作物体の位置が変化しても、少回数の教示内容
をを活用して、効率良く作業軌道を生成することができ
る。
【0010】さらに具体的詳細に述べると、当該課題の
解決では、本発明が次に列挙するそれぞれの新規な特徴
的構成手法または手段を採用することにより、前記目的
を達成する。
【0011】すなわち、本発明方法の第1の特徴は、ロ
ボット制御手段にてロボットの作業軌道を生成するに当
り、1つ以上の出発点から1つ以上の到達点に至る所定
の作業環境に対応した複数の順路を各々ノード列情報と
して用意して置き、作業内容に応じ選択した最適ノード
列情報から作業軌道を生成してなるロボット制御方法の
構成採用にある。
【0012】本発明方法の第2の特徴は、前記本発明方
法の第1の特徴における前記所定の作業環境に対応した
複数の順路が、道順であるロボット制御方法の構成採用
にある。
【0013】本発明方法の第3の特徴は、前記本発明方
法の第1の特徴における前記所定の作業環境に対応した
複数の順路が、当該作業環境の多角形障害物の辺を含む
ような直線で様相空間を複数分割して作成した各分割領
域内に属する当該多角形障害物との任意非干渉点に設定
したノード群に亙る回避行動路であるロボット制御方法
の構成採用にある。
【0014】本発明方法の第4の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2又は第3の特徴における前記ロボット
が、自己の現在位置を検出認識し得る自律タイプである
ロボット制御方法の構成採用にある。
【0015】本発明方法の第5の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2又は第3の特徴における前記ロボット
が、自己の現在位置を外部から入力する他律タイプであ
るロボット制御方法の構成採用にある。
【0016】本発明方法の第6の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前
記ノード列情報が、複数のノード列の共通部分を合成し
て枝分れした木構造様の一体化複合情報を取ってなるロ
ボット制御方法の構成採用にある。
【0017】本発明方法の第7の特徴は、前記本発明方
法の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける前記ロボット制御手段が、前記ロボット現在位置が
前記ノード列のノード位置にない場合、最も近い位置の
ノード位置までの経路を、ステップ制限や時間制限など
のついたグラフ探索アルゴリズムを用いて求めてなるロ
ボット制御方法の構成採用にある。
【0018】本発明方法の第8の特徴は、前記本発明方
法の第3の特徴における前記各分割領域内に属する多角
形障害物との位置非干渉点へのノード設定が、前記ロボ
ットの動作機構の各形状を多面体近似と見做して処理し
てなるロボット制御方法の構成採用にある。
【0019】本発明方法の第9の特徴は、ロボット制御
手段にてロボットの作業軌道を生成するに当り、作業環
境の構造に関するグラフをノードとリンクで生成し、教
示装置にて教示された作業軌道例を前記グラフにマッピ
ングしてノード列を生成し、複数の作業軌道例から生成
された複数のノード列を木構造の軌道生成知識にまとめ
て保存して置き、予め与えられた作業に最適なノード列
を前記軌道生成知識から選択し、当該選択したノード列
から作業軌道を生成してなるロボット制御方法の構成採
用にある。
【0020】本発明方法の第10の特徴は、ロボット制
御手段にて移動ロボットの作業軌道を生成するに当り、
作業環境の構造に関するグラフをノードとリンクで生成
し、教示装置にて教示された作業軌道例を前記グラフに
マッピングしてノード列を生成し、複数の作業軌道例か
ら生成された複数のノード列を木構造の軌道生成知識に
まとめて保存して置き、センサにて前記移動ロボットの
位置情報を得て、移動先の目標位置までの距離が最短と
なるノード列を前記軌道生成知識から選択し、当該選択
したノード列にて作業軌道を生成してなるロボット制御
方法の構成採用にある。
【0021】本発明方法の第11の特徴は、前記本発明
方法の第10の特徴における前記移動ロボットが、広域
な道路を走行して人や荷物を輸送する車両ロボット、又
は障害物の存在する建物のフロアを走行してサービスを
提供するサービスロボットであるロボット制御方法の構
成採用にある。
【0022】本発明方法の第12の特徴は、前記本発明
方法の第10又は第11の特徴における前記グラフが、
地図を基に生成され、交差点や行き止まりをノード、そ
の間の道路をリンクからなるロボット制御方法の構成採
用にある。
【0023】本発明方法の第13の特徴は、ロボット制
御手段にてロボットの作業軌道を生成するに当たり、作
業環境の構造に関するグラフをノードとリンクで生成
し、教示装置にて教示された作業軌道例を前記グラフに
マッピングしてノード列を生成し、複数の作業軌道例か
ら生成された複数のノード列を木構造の軌道生成知識に
まとめて保存して置き、センサにて操作物体の位置情報
を得て、当該操作物体のピック位置またはプレース位置
までの最適なノード列を前記軌道生成知識から選択し、
当該選択したノード列から作業軌道を生成してなるロボ
ット制御方法の構成採用にある。
【0024】本発明方法の第14の特徴は、前記本発明
方法の第13の特徴における前記ロボットが、部品供給
位置が一定であって、かつ部品設置位置が異なるピック
アンドプレース作業、部品組み付け位置が一定であっ
て、かつ部品供給位置が不定の組立作業、部屋の中に散
乱した物体を定位置にもどす整頓作業、又は部品を落し
た時に、それを拾い直して、組み付けを続行するエラー
リカバリ作業を行う作業ロボットであるロボット制御方
法の構成採用にある。
【0025】本発明方法の第15の特徴は、前記本発明
方法の第9、第10、第11、第12、第13又は第1
4の特徴において、前記軌道生成知識から適当なノード
列の選択ができない場合には、教示者に新たな教示を求
めて、新たに教示された作業軌道例を基に新たなノード
列及び木構造を生成して前記軌道生成知識の内容を更新
してなるロボット制御方法の構成採用にある。
【0026】本発明装置の第1の特徴は、ロボットによ
る作業環境の構造に関するグラフをノードとリンクで生
成するグラフ生成部と、教示装置にて教示された作業軌
道例を前記グラフにマッピングしてノード列を生成する
ノード列生成部と、複数の作業軌道例から作成された複
数のノード列を木構造の軌道生成知識にまとめる軌道生
成知識作成部と、当該軌道生成知識を保存する軌道生成
知識記憶部と、予め与えられた作業に最適なノード列を
前記軌道生成知識記憶部に保存された前記軌道生成知識
から選択するノード列選択部と、選択されたノード列か
らロボットの作業軌道を生成する軌道生成部と、を備え
てなるロボット制御装置の構成採用にある。
【0027】本発明装置の第2の特徴は、移動ロボット
による作業環境の構造に関するグラフをノードとリンク
で生成するグラフ生成部と、教示装置にて教示された作
業軌道例を前記グラフにマッピングしてノード列を生成
するノード列生成部と、複数の作業軌道例から生成され
た複数のノード列を木構造の軌道生成知識にまとめる軌
道生成知識作成部と、当該軌道生成知識を保存する軌道
生成知識記憶部と、前記移動ロボットの位置情報を得る
センサと、前記移動ロボットの位置情報を基に前記移動
ロボットの移動先の目標位置までの距離が最短となるノ
ード列を前記軌道生成知識から選択するノード列選択部
と、選択されたノード列から前記移動ロボットの作業軌
道を生成する軌道生成部と、を備えてなるロボット制御
装置の構成採用にある。
【0028】本発明装置の第3の特徴は、本発明装置の
第2の特徴における前記移動ロボットが、広域な道路を
走行して人や荷物を輸送する車両ロボット、又は障害物
の存在する建物のフロアを走行してサービスを提供する
サービスロボットであるロボット制御装置の構成採用に
ある。
【0029】本発明装置の第4の特徴は、本発明装置の
第2又は第3の特徴における前記グラフが、地図を基に
生成され、交差点や行き止まりをノード、その間の道路
をリンクとしてなるロボット制御装置の構成採用にあ
る。
【0030】本発明装置の第5の特徴は、ロボットによ
る作業環境の構造に関するグラフをノードとリンクで生
成するグラフ生成部と、教示装置にて教示された作業軌
道例を前記グラフにマッピングしてノード列を生成する
ノード列生成部と、複数の作業軌道例から作成された複
数のノード列を木構造の軌道生成知識にまとめる軌道生
成知識作成部と、当該軌道生成知識を保存する軌道生成
知識記憶部と、操作物体の位置情報を得るセンサと、前
記操作物体の位置情報をもとに当該操作物体のピック位
置またはプレース位置までの最適なノード列を前記軌道
生成知識から選択するノード列選択部と、選択されたノ
ード列からロボットの作業軌道を生成する軌道生成部
と、を備えてなるロボット制御装置の構成採用にある。
【0031】本発明装置の第6の特徴は、前記本発明装
置の第5の特徴における前記ロボットが、部品供給位置
が一定であって、かつ部品設置位置が異なるピックアン
ドプレース作業、部品組み付け位置が一定であって、か
つ部品供給位置が不定の組立作業、部屋の中に散乱した
物体を定位置にもどす整頓作業、又は部品を落した時
に、それを拾い直して、組み付けを続行するエラーリカ
バリ作業を行う作業ロボットであるロボット制御装置の
構成採用にある。
【0032】本発明装置の第7の特徴は、前記本発明装
置の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴にお
ける前記ノード列選択部が、前記軌道生成知識から適当
なノード列の選択ができない場合、教示者に新たな教示
要求を前記教示装置に出力する機能を有してなるロボッ
ト制御装置の構成採用にある。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を、その装置例、方法例及び応用例に基
づいて説明する。
【0034】(装置例)図1は本装置例のロボット制御
装置αの構成を示す。本装置例のロボット制御装置α
は、多数の道路が交差する環境で、センサ1が搭載され
た移動ロボット2を特定の目標地点まで移動させる働き
をする。本装置例におけるセンサ1は移動ロボット2の
位置情報を得るものとする。なお、移動ロボット2の位
置情報は、他の入力手段にてオペレータが入力したり、
GPSシステムを使用して自動的に入力したりしても良
い。
【0035】本装置例のロボット制御装置αは、グラフ
生成部3、ノード列生成部4、軌道生成知識作成部5、
軌道生成知識記憶部6、ノード列選択部7、軌道生成部
8からなる。
【0036】グラフ生成部3は、作業環境の構造に関す
るグラフをノードとリンクで生成する。ノード列生成部
4は、教示装置9と接続され、オペレータが教示装置9
を使用して教示した作業軌道例(教示例)をグラフ生成
部3のグラフにマッピングしてノード列を生成する。
【0037】軌道生成知識作成部5は、ノード列生成部
4にて作成された複数のノード列を木構造の軌道生成知
識にまとめる。軌道生成知識記憶部6は、作成された軌
道生成知識を保存する。ノード列選択部7は、移動ロボ
ット2の位置情報を基に最適なノード列を軌道生成知識
から選択する。軌道生成部8は、選択されたノード列か
ら移動ロボット2の作業軌道を生成する。
【0038】(第1方法例)次に、前記装置例のロボッ
ト制御装置αを用いたロボット制御方法の第1方法例に
ついて詳述する。なお、図2は移動ロボット2の移動先
の目標点Oの地図Mを示し、図3は地図Mから作成した
グラフを示し、図4は教示した道順の2例(教示例1、
2)を示し、図5は教示例1、2のノード列を示し、図
6はノード列を合成して作成した木を示し、図7は本方
法例の手順を示す。
【0039】まず、グラフ生成部3にてグラフを作成す
る(ST1)。グラフは、予め与えられた図2の地図M
を基にし、交差点や行き止まりをノードn、その間の道
路をリンクrとして図3に示すように作成する。次に、
オペレータが教示装置9を使用して図4の太線の教示例
1、教示例2に示すように、いくつかの典型的な道順
(作業軌道例)を教示する(ST2)。続いて、ノード
列生成部4は、教示された教示例1、2をグラフにマッ
ピングしてノード列を作成する(ST3)。具体的に
は、教示した経路がどの交差点を通過したかに着目し、
図5の(a) 、(b) に示すように教示例1、教示例2に対
応したノード列を作成する。その結果て、教示例の数に
応じて複数のノード列が作成されることとなる。
【0040】そして、軌道生成知識作成部5では、図5
の形で得られた複数のノード列を合成して、図6に示す
ように、目標地点を根Rとした木を作成する(ST
4)。軌道生成知識作成部5にて作成された木Tは、そ
の上の任意のノードnから根Rまでの経路が簡単に見つ
かる性質がある。作成された木Tは軌道生成知識とし
て、軌道生成知識記憶部6に保存される(ST5)。
【0041】次に、ノード列選択部7は軌道生成知識か
ら適当なノード列の選択ができるか否かを判断し(ST
6)、選択できる場合、目標地点Oに移動のための最適
なノード列を選択する(ST7)。具体的には、ノード
列選択部7は、移動ロボットが現在の位置から目標地点
Oに移動する場合、軌道生成知識記憶部6から木Tをロ
ードする。そして、最も近い交差点がその木Tの上にノ
ードnとして存在するか否かを判断し、ノードnとして
存在するときは、そのノードnから根Rまでのノード列
を出力する。
【0042】しかし、ノードnとして存在しないとき
は、そのノードn1 から、木Tの上に存在する任意のノ
ードn2 までの経路を、ステップ制限や時間制限などの
ついたグラフ探索アルゴリズムを用いて求める。そし
て、求められた場合は、n1 からn2 、およびn2 らか
ら根Rまでのノード列を出力する。なお、求められなか
った場合は、ST2の「教示」に戻って、オペレータに
現在の地点から目標地点Oまでの道順を教示してもら
う。
【0043】続いて、軌道生成部8は、ノード列選択部
7から出力されたノード列を用いてサブゴールとなる交
差点までの軌道を順次生成し、最終的に移動先の目標地
点Oまで移動ロボット2の軌道を生成する(ST8)。
よって、本方法例のロボット制御方法によれば、予め与
えた少回数の教示内容を活用して、短時間で移動ロボッ
ト2の軌道を生成することができる。
【0044】(第2方法例)次に、前記装置例のロボッ
ト制御装置αを用いたロボット制御方法の第2方法例に
ついて説明する。なお、図8は多角形障害物Ob1、Ob2
の存在する環境例を示し、図9は図8の環境例を領域に
分割したものであり、図10は図9から作成したグラフ
である。本方法例は、図8に示すように、多角形障害物
Ob1、Ob2が存在する環境で、移動ロボット2を特定の
目標地点Oまで移動させることとする。
【0045】また、移動ロボット2の大きさは環境に比
べて無視できるとする。なお、本方法例の手順ST' 1
〜ST' 8は前記第1方法例の手順ST1〜ST8とス
テップ構成と同じなので、フローチャートを省略するこ
ととした。
【0046】まず、グラフ生成部3にてグラフを作成す
る(ST' 1)。グラフは、作業環境の多角形障害物の
辺を含むような直線Lで空間を分割して、図9に示すよ
うに領域を作成する。そして、図10に示すように、分
割された各領域をノードn、隣接関係をリンクrとした
グラフを生成する。
【0047】次に、オペレータが教示装置9を使用し
て、いくつかの典型的な動作(作業軌道例)を教示する
(ST' 2)。続いて、ノード列生成部4は、教示され
た作業軌道例(教示例)をグラフにマッピングしてノー
ド列を作成する(ST' 3)。具体的には、ノード列生
成部4は教示した動作がどの領域を通過したかに着目
し、それに対応したノード列を作成する。したがって、
教示数に応じてノード列が作成される。
【0048】そして、軌道生成知識作成部5では、ノー
ド列を合成して、目標地点を根とした木を作り(ST'
4)、これを軌道生成知識記憶部6に保存する(ST'
5)。次に、ノード列選択部7は、前記方法例と同様に
軌道生成知識から適当なノード列の選択ができるか否か
を判断し(ST' 6)、選択できる場合、目標地点Oに
移動のための最適なノード列を選択する(ST' 7)。
【0049】続いて、軌道生成部8は、ノード列選択部
7から出力されたノード列に対応する領域を調べ、その
領域に属する点(例えば、領域の重心や頂点の一つ)を
サブゴールとし、現在の点とサブゴールとの間を直線な
どで結ぶことで軌道を生成し、移動ロボット2を移動さ
せる(ST' 8)。
【0050】なお、本方法例では便宜的に移動ロボット
2の大きさを無視できると仮定したが、移動ロボット2
が多角形形状の場合でも、様相空間(移動ロボット2が
障害物と非干渉となる位置を記述した空間)に上述の手
法を適用すれば実施可能となる。以上説明した第1及び
第2方法例のロボット制御方法は、広域な道路を走行し
て人や荷物を輸送する車両ロボット、又は障害物の存在
する建物のフロアを走行してサービスを提供するサービ
スロボットの制御に最適である。
【0051】(応用例)次に、本発明の応用例について
説明する。ここで、図11は本応用例のロボット制御装
置βの構成を示し、図12はマニピュレータ10の姿勢
表現の説明を示し、図13はマニピュレータ10のリン
ク10aの頂点pが障害物Ob の面fと接触している状
況を示し、図14はマニピュレータ10のリンク10a
の面fが障害物Ob の頂点pと接触している状況を示
し、図15はマニピュレータ10のリンク10aの辺d
が障害物Ob の辺eと接触している状況を示す。
【0052】なお、本応用例では、マニピュレータ10
を用いて多面体の操作物体Wを多面体の障害物Ob の存
在する環境でピックアンドプレース作業を行うこととす
る。本応用例のロボット制御装置βは、センサ1にて作
業状況を把握して、マニピュレータ10を駆動制御する
ものであって、前記した装置例のロボット制御装置αと
同様に、グラフ生成部3、ノード列生成部4、軌道生成
知識作成部5、軌道生成知識記憶部6、ノード列選択部
7、軌道生成部8からなる。
【0053】本応用例では、例えば、マニピュレータ1
0のホームポジションと、操作物体Wのプレース位置が
一定で、操作物体Wのピック位置が不定の場合は次のよ
うに考える。マニピュレータ10がホームポジションか
ら、操作物体Wのピック位置に向かうときは、仮想的
に、ピック位置をマニピュレータ10の初期位置、ホー
ムポジションを目標位置と考えてマニピュレータ10の
作業軌道を生成し、その逆動作を実行する。
【0054】マニピュレータ10がピック位置で操作物
体Wをつかみ、プレース位置に向かう場合は、操作物体
Wを便宜上マニピュレータ10の一部として考え、ピッ
ク位置をマニピュレータ10の初期位置、プレース位置
を目標位置と考えて動作を生成し実行する。
【0055】さらに、例えば、操作物体Wのピック位
置、プレース位置が共に不定の場合は次のように考え
る。ピック位置、プレース位置を移動する間に、ある一
定の位置Pを必ず通るものとする。ピック位置からPま
での動作を生成し実行する。プレース位置からPまでの
動作を生成し、その逆動作を実行する。他のケースも上
述の考え方に準じて実現する。
【0056】以下、本応用例の装置を使用した制御方法
の手順を説明する。なお、本制御方法の手順ST''1〜
ST''8は前記第1方法例の手順ST1〜ST8とステ
ップ構成が同じなので、フローチャートを省略すること
とした。
【0057】まず、グラフ生成部3にて以下の手順にて
グラフを生成する(ST''1)。マニピュレータ10の
リンク10aの形状を多面体近似する。マニピュレータ
10の姿勢が、図12に示すように、q1 からqn (n
は正整数)のパラメータで表現できるとする(例えば、
回転関節の角度、直動関節の変位)。マニピュレータ1
0のリンク10aと障害物Ob の干渉/非干渉の境界面
は多面体が凸の場合は以下の3種類が存在することにな
る。
【0058】(1) 境界面がリンク10aの項点pと障害
物Ob の面fの接触となるタイプ(図13参照)。図1
3のpの座標はq1 からqn のパラメータの関数p(q
1 ,…,qn )として表される。また、fはa・x+b
=0 という平面の式で表される(aは定ベクトル、bは
定数、a・xはベクトルa(以下aと略しベクトルを表
すものとする)とベクトルxの内積)。このとき境界面
はa・p(q1 ,…,qn )+b=0 となり、q1 ,
…,qn を軸とする状態空間はa・p(q1 ,…,qn
)+b>0 とa・p(q1 ,…,qn )+b<0 の部
分に分割できる。
【0059】(2) 境界面がリンク10aの面fと障害物
Ob の頂点pの接触となるタイプ(図14参照)。図1
4のfはq1 からqn をパラメータとして、a(q1 ,
…,qn )・x+b (q1 ,…,qn )=0 と表され
る。このとき、境界面はa(q1 ,…,qn)・p+b
(q1 ,…,qn )=0 となり、q1 ,…,qn を軸と
する状態空間はa(q1 ,…,qn )・p+b (q1 ,
…,qn )>0 とa(q1 ,…,qn)・p+b (q1
,…,qn )<0 の部分に分割できる。
【0060】(3) 境界面がリンク10aの辺dと障害物
の辺eの接触となるタイプ(図15参照)。図15のd
とeの両方に垂直で、リンク10aに関して外向きのベ
クトルn(以下nと略しベクトルを表すものとする)を
考える。d、e上の任意の点p、qを考え、pからqへ
のベクトルをr(以下rと略しベクトルを表すものとす
る)とする。
【0061】nとrはそれぞれq1 からqn のパラメー
タの関数n(q1 ,…,qn )、r(q1 ,…,qn )
として表される。このとき境界面はn(q1 ,…,qn
)・r(q1 ,…,qn )=0となり、q1 ,…,qn
を軸とする状態空間はn(q1 ,…,qn )・r(q1
,…,qn )>0とn(q1 ,…,qn )・r(q1,
…,qn )<0 の部分に分割できる。よって、q1 ,
…,qn を軸とする状態空間を上述の境界面で領域に分
割し、各領域をノード、隣接関係をリンクとしてグラフ
を作成する。
【0062】次に、オペレータが教示装置9を使用し
て、いくつかの典型的な動作(作業軌道例)を教示する
(ST''2)。そして、ノード列生成部4は、教示され
た作業軌道例(教示例)をグラフにマッピングしてノー
ド列を生成する(ST''3)。具体的には、ノード列生
成部4は教示した動作がどの領域を通過したかに着目
し、それに対応したノードの列を作成する。したがっ
て、教示された作業軌道例に応じてノード列が作成され
る。
【0063】続いて、軌道生成知識作成部6では、ノー
ド列を合成して、目標位置を根とした木を作り(ST''
4)、これを軌道生成知識記憶部8に保存する(ST''
5)。そして、ノード列選択部7は、第1方法例と同様
に軌道生成知識から適当なノード列の選択ができるか否
かを判断し(ST''6)、選択できる場合、目標位置ま
での最適なノード列を選択する(ST''7)。
【0064】次に、軌道生成部8は、ノード列選択部7
から出力されたノード列に対応する領域を調べ、制約付
非線形最適化問題としてその領域に属する点を求め、サ
ブゴールとして作業軌道を生成する(ST''8)。制約
付非線形最適化問題を解く手法としてはパウニル法など
が知られている。現在の点とサブゴールとの間は、従来
のパスプランニング方式の手法を活用して軌道を生成
し、マニピュレータ10aを動作させる。この場合、従
来のパスプランニング方式を用いても、探索する空間の
範囲が限られるので、計算機による計算量が非現実的な
ものにはならない。
【0065】したがって、本応用例のロボット制御装置
βを使用したロボット制御方法は、部品供給位置が一定
であって、かつ部品設置位置が異なるピックアンドプレ
ース作業、部品組み付け位置が一定であって、かつ部品
供給位置が不定の組立作業、部屋の中に散乱した物体を
定位置にもどす整頓作業、又は部品を落した時に、それ
を拾い直して、組み付けを続行するエラーリカバリ作業
を行う場合に最適である。
【0066】以上本発明の代表的な装置例、方法例及び
応用例について説明したが、本発明は必ずしも当該装置
例の手段及び当該方法例の手法等だけに限定されるもの
ではない。本発明の目的を達成し、後述する効果を有す
る範囲内において適宜変更して実施することができるも
のである。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、作業軌道
例をノード列とし、かつ複数のノード列を木構造の軌道
生成知識にまとめて保存して置くので、移動ロボットや
操作物体の位置が変化しても、大きな計算機コストと時
間をかけることなく、予め与えられた小量の教示知識を
活用して、効率良く作業軌道を生成することができると
いう効果を奏する。すなわち、移動ロボットや操作物体
の位置が変化する度に、ロボットの動作を再教示すると
いう面倒な手間を減らすことができ、予め与えた少回数
の教示内容を活用して、短時間で作業軌道を生成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置例のロボット制御装置の構成を示
したブロック図である。
【図2】本発明の方法例において移動ロボットの移動先
の目標点を示した地図である。
【図3】図2の地図から作成したグラフである。
【図4】図2の地図において教示した道順の2例(教示
例1、2)を示した図である。
【図5】教示例のノード列を示した図であって、(a) は
教示例1のノード列、(b) は教示例2のノード列を示し
た図である。
【図6】教示例1のノード列と教示例2のノード列を合
成して作成した木を示す図である。
【図7】本発明の第1方法例の手順を示したフローチャ
ートである。
【図8】多角形障害物Ob1、Ob2の存在する環境例を示
した説明図である。
【図9】図8の環境例を領域に分割した説明図である。
【図10】図9の環境例の領域分割から作成したグラフ
である。
【図11】本発明の応用例のロボット制御装置の構成を
示したブロック図である。
【図12】同上の応用例におけるマニピュレータ10の
姿勢表現を示した説明図である。
【図13】マニピュレータ10のリンク10aの頂点p
が障害物Ob の面fと接触している状況を示した説明図
である。
【図14】マニピュレータ10のリンク10aの面fが
障害物Ob の頂点pと接触している状況を示した説明図
である。
【図15】マニピュレータ10のリンク10aの辺dが
障害物Ob の辺eと接触している状況を示した説明図で
ある。
【符号の説明】
1…センサ 2…移動ロボット 3…グラフ生成部 4…ノード列生成部 5…軌道生成知識作成部 6…軌道生成知識記憶部 7…ノード列選択部 8…軌道生成部 9…教示装置 10…マニピュレータ 10a…リンク α、β…ロボット制御装置 L…直線 M…マップ O…目標地点 R…根 T…木 d、e…辺 f…面 n…ノード p…頂点 r…リンク Ob 、Ob1、Ob2…障害物

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボット制御手段にてロボットの作業軌道
    を生成するに当り、 1つ以上の出発点から1つ以上の到達点に至る所定の作
    業環境に対応した複数の順路を各々ノード列情報として
    用意して置き、 作業内容に応じ選択した最適ノード列情報から作業軌道
    を生成する、 ことを特徴とするロボット制御方法。
  2. 【請求項2】前記所定の作業環境に対応した複数の順路
    は、 道順である、 ことを特徴とする請求項1に記載のロボット制御方法。
  3. 【請求項3】前記所定の作業環境に対応した複数の順路
    は、 当該作業環境の多角形障害物の辺を含むような直線で様
    相空間を複数分割して作成した各分割領域内に属する当
    該多角形障害物との任意非干渉点に設定したノード群に
    亙る回避行動路である、 ことを特徴とする請求項1に記載のロボット制御方法。
  4. 【請求項4】前記ロボットは、 自己の現在位置を検出認識し得る自律タイプである、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のロボット
    制御方法。
  5. 【請求項5】前記ロボットは、 自己の現在位置を外部から入力する他律タイプである、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のロボット
    制御方法。
  6. 【請求項6】前記ノード列情報は、 複数のノード列の共通部分を合成して枝分れした木構造
    様の一体化複合情報を取る、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の
    ロボット制御方法。
  7. 【請求項7】前記ロボット制御手段は、 前記ロボット現在位置が前記ノード列のノード位置にな
    い場合、最も近い位置のノード位置までの経路を、ステ
    ップ制限や時間制限などのついたグラフ探索アルゴリズ
    ムを用いて求める、 ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記
    載のロボット制御方法。
  8. 【請求項8】前記各分割領域内に属する多角形障害物と
    の位置非干渉点へのノード設定は、 前記ロボットの動作機構の各形状を多面体近似と見做し
    て処理する、 ことを特徴とする請求項3に記載のロボット制御方法。
  9. 【請求項9】ロボット制御手段にてロボットの作業軌道
    を生成するに当り、 作業環境の構造に関するグラフをノードとリンクで生成
    し、教示装置にて教示された作業軌道例を前記グラフに
    マッピングしてノード列を生成し、複数の作業軌道例か
    ら生成された複数のノード列を木構造の軌道生成知識に
    まとめて保存して置き、 予め与えられた作業に最適なノード列を前記軌道生成知
    識から選択し、当該選択したノード列から作業軌道を生
    成する、 ことを特徴とするロボット制御方法。
  10. 【請求項10】ロボット制御手段にて移動ロボットの作
    業軌道を生成するに当り、 作業環境の構造に関するグラフをノードとリンクで生成
    し、教示装置にて教示された作業軌道例を前記グラフに
    マッピングしてノード列を生成し、複数の作業軌道例か
    ら生成された複数のノード列を木構造の軌道生成知識に
    まとめて保存して置き、 センサにて前記移動ロボットの位置情報を得て、移動先
    の目標位置までの距離が最短となるノード列を前記軌道
    生成知識から選択し、当該選択したノード列にて作業軌
    道を生成する、 ことを特徴とするロボット制御方法。
  11. 【請求項11】前記移動ロボットは、 広域な道路を走行して人や荷物を輸送する車両ロボッ
    ト、又は障害物の存在する建物のフロアを走行してサー
    ビスを提供するサービスロボットである、 ことを特徴とする請求項10に記載のロボット制御方
    法。
  12. 【請求項12】前記グラフは、 地図を基に生成され、交差点や行き止まりをノード、そ
    の間の道路をリンクとした、 ことを特徴とする請求項10又は11に記載のロボット
    制御方法。
  13. 【請求項13】ロボット制御手段にてロボットの作業軌
    道を生成するに当り、 作業環境の構造に関するグラフをノードとリンクで生成
    し、教示装置にて教示された作業軌道例を前記グラフに
    マッピングしてノード列を生成し、複数の作業軌道例か
    ら生成された複数のノード列を木構造の軌道生成知識に
    まとめて保存して置き、 センサにて操作物体の位置情報を得て、当該操作物体の
    ピック位置またはプレース位置までの最適なノード列を
    前記軌道生成知識から選択し、当該選択したノード列か
    ら作業軌道を生成する、 ことを特徴とするロボット制御方法。
  14. 【請求項14】前記ロボットは、 部品供給位置が一定であって、かつ部品設置位置が異な
    るピックアンドプレース作業、部品組み付け位置が一定
    であって、かつ部品供給位置が不定の組立作業、部屋の
    中に散乱した物体を定位置にもどす整頓作業、又は部品
    を落した時に、それを拾い直して、組み付けを続行する
    エラーリカバリ作業を行う作業ロボットである、 ことを特徴とする請求項13に記載のロボット制御方
    法。
  15. 【請求項15】前記軌道生成知識から適当なノード列の
    選択ができない場合には、教示者に新たな教示を求め
    て、新たに教示された作業軌道例を基に新たなノード列
    及び木構造を生成して前記軌道生成知識の内容を更新す
    る、 ことを特徴とする請求項9、10、11、12、13又
    は14に記載のロボット制御方法。
  16. 【請求項16】ロボットによる作業環境の構造に関する
    グラフをノードとリンクで生成するグラフ生成部と、 教示装置にて教示された作業軌道例を前記グラフにマッ
    ピングしてノード列を生成するノード列生成部と、 複数の作業軌道例から作成された複数のノード列を木構
    造の軌道生成知識にまとめる軌道生成知識作成部と、 当該軌道生成知識を保存する軌道生成知識記憶部と、 予め与えられた作業に最適なノード列を前記軌道生成知
    識記憶部に保存された前記軌道生成知識から選択するノ
    ード列選択部と、 選択されたノード列からロボットの作業軌道を生成する
    軌道生成部と、を備えた、 ことを特徴とするロボット制御装置。
  17. 【請求項17】移動ロボットによる作業環境の構造に関
    するグラフをノードとリンクで生成するグラフ生成部
    と、 教示装置にて教示された作業軌道例を前記グラフにマッ
    ピングしてノード列を生成するノード列生成部と、 複数の作業軌道例から生成された複数のノード列を木構
    造の軌道生成知識にまとめる軌道生成知識作成部と、 当該軌道生成知識を保存する軌道生成知識記憶部と、 前記移動ロボットの位置情報を得るセンサと、 前記移動ロボットの位置情報を基に前記移動ロボットの
    移動先の目標位置までの距離が最短となるノード列を前
    記軌道生成知識から選択するノード列選択部と、 選択されたノード列から前記移動ロボットの作業軌道を
    生成する軌道生成部と、を備えた、 ことを特徴とするロボット制御装置。
  18. 【請求項18】前記移動ロボットは、 広域な道路を走行して人や荷物を輸送する車両ロボッ
    ト、又は障害物の存在する建物のフロアを走行してサー
    ビスを提供するサービスロボットである、 ことを特徴とする請求項17に記載のロボット制御装
    置。
  19. 【請求項19】前記グラフは、 地図を基に生成され、交差点や行き止まりをノード、そ
    の間の道路をリンクとした、 ことを特徴とする請求項17又は18に記載のロボット
    制御装置。
  20. 【請求項20】ロボットによる作業環境の構造に関する
    グラフをノードとリンクで生成するグラフ生成部と、 教示装置にて教示された作業軌道例を前記グラフにマッ
    ピングしてノード列を生成するノード列生成部と、 複数の作業軌道例から作成された複数のノード列を木構
    造の軌道生成知識にまとめる軌道生成知識作成部と、 当該軌道生成知識を保存する軌道生成知識記憶部と、 操作物体の位置情報を得るセンサと、 前記操作物体の位置情報をもとに当該操作物体のピック
    位置またはプレース位置までの最適なノード列を前記軌
    道生成知識から選択するノード列選択部と、 選択されたノード列からロボットの作業軌道を生成する
    軌道生成部と、を備えた、 ことを特徴とするロボット制御装置。
  21. 【請求項21】前記ロボットは、 部品供給位置が一定であって、かつ部品設置位置が異な
    るピックアンドプレース作業、部品組み付け位置が一定
    であって、かつ部品供給位置が不定の組立作業、部屋の
    中に散乱した物体を定位置にもどす整頓作業、又は部品
    を落した時に、それを拾い直して、組み付けを続行する
    エラーリカバリ作業を行う作業ロボットである、 ことを特徴とする請求項20に記載のロボット制御装
    置。
  22. 【請求項22】前記ノード列選択部は、 さらに前記軌道生成知識から適当なノード列の選択がで
    きない場合、教示者に新たな教示要求を前記教示装置に
    出力する機能を有する、 ことを特徴とする請求項16、17、18、19、20
    又は21に記載のロボット制御装置。
JP8216501A 1996-08-16 1996-08-16 ロボット制御方法及び装置 Pending JPH1063327A (ja)

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US08/911,419 US5880887A (en) 1996-08-16 1997-08-14 Lenticular lens sheet, display front plate and transmission type projection screen

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108290293A (zh) * 2015-11-16 2018-07-17 早石直广 链路序列映射装置,链路序列映射方法和程序

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108290293A (zh) * 2015-11-16 2018-07-17 早石直广 链路序列映射装置,链路序列映射方法和程序
CN108290293B (zh) * 2015-11-16 2021-05-14 株式会社计数技研 链路序列映射装置,链路序列映射方法和程序

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