JPH1057631A - 娯楽用乗物装置 - Google Patents

娯楽用乗物装置

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JPH1057631A
JPH1057631A JP22275896A JP22275896A JPH1057631A JP H1057631 A JPH1057631 A JP H1057631A JP 22275896 A JP22275896 A JP 22275896A JP 22275896 A JP22275896 A JP 22275896A JP H1057631 A JPH1057631 A JP H1057631A
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JP
Japan
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carriage
recreational vehicle
elastic band
rider
cable
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JP22275896A
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English (en)
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Neru Riko
ネル リコ
A Powers Carey
エイ パワーズ ケアリー
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YAMANAKAYA KK
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YAMANAKAYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンジージャンピングのスリルを最大にする
と同時に、広く一般に親しめるものとし、バンジー及び
逆バンジーのデザインに内在する危険を最小にする。 【解決手段】 複数の乗り手のためにデザインされた射
出座席30、二本のバンジーコード26および二本の垂直タ
ワー18からなり、射出座席30の外側はバンジーコード26
に連結され、そのバンジーコード26はスイベルタイプ装
置24に連結されていて、装置24は各タワー18の頂上を越
えてウインチタイプ装置42に接続された特殊なタイプの
"撚れに耐える" ワイヤロープ20に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバンジーに基礎をおいた
娯楽用乗物、特に張力をかけたバンジーコードを用いて
乗り手に「発射」感覚を与えるようにした乗物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】バンジージャンピングは、バンジーコー
ドとして知られている弾性を持った強力なコードでつな
がった状態で構築物からジャンプするスポーツである。
米国ではバンジージャンピングは大抵の場合固定された
構築物やクレーンから行われている。
【0003】特定の層には人気があるものの、バンジー
ジャンピングには幾らかのリスクが伴い、そのことが広
く流行するのを妨げている。ジャンパーを巻き込む大き
な問題が三つある:地面にぶつかる、発射台である構築
物にぶつかる、バンジーコードに絡まる、といった問題
である。これらは、ハケットの米国特許第 5,094,448号
(1992)で起きがちな主な問題である。ハケットのデザイ
ンしたバンジージャンピングの方法は、水の上の橋から
出るようにしたものであり、水面の近くで止まるように
バンジーコードを調節する必要があり、かつ、一つの標
準のジャンピング用コードアタッチメントを利用するも
のであることから、上記の三つの潜在的な危険が依然と
して存在する。
【0004】危険性を伴うとわかっていることに加え
て、高い所に登って1本のコードを頼りにそこからジャ
ンプするということに対する恐怖感のために、バンジー
ジャンピングは広汎な人気を得るに至らなかった。バン
ジージャンピングに内在するリスクを減らし、娯楽用乗
物を楽しむ人々により広く受け入れられるために、バン
ジーコードに繋がれたまま地上から人を発射する方法が
開発され、逆バンジージャンピングと称されている。最
初このプロセスはクレーンを利用し、人を乗せたバンジ
ーコードを地面に向かって引き延ばし、次にコードを解
放するというものであった。
【0005】逆バンジーは、人を地面に向かってではな
く地面から発射することによりバンジージャンピングの
抱える問題を解決し、かつ、張力を与える条件を決めて
おくことによりコードが常に正しい長さになるようにし
ているが、それでも頭上の構築物に向けて発射された人
がその構築物に激突する可能性はなお残る。その他、逆
バンジーでは固定された標準発射場を使用することか
ら、コードに絡まること及びバンジーコードで強打され
ることも考えられる。
【0006】先行技術の分野には、バンジージャンピン
グ及び逆バンジージャンピングのみならず、逆バンジー
ジャンピングを包含する理論上発射感覚に似たコンセプ
トをも含む。ツェドラの米国特許第 562,448号(1896)に
開示された人間いしゆみのコンセプトは、一連の弾性コ
ード及び弓矢のボウパン( bow pan)を用い、高度に熟
練した軽業師に空中を飛翔させるようにデザインされた
装置である。人間いしゆみはバレル又はボードを用いて
軽業師の経路を誘導する。軽業師は、アタッチメントな
しで空中を飛び、ネット又はパッドに着地することで怪
我をしないように、特別に訓練を受け、正しく配置され
なければならない。更に軽業師は、発射の際に身体に受
ける衝撃で負傷するかもしれない。この発明は高度に熟
練した軽業師のためのものであり、一般利用者向けでは
ない。
【0007】レイノルズの米国特許第 4,431,182号(198
4)「人間自由飛行娯楽装置」には、人を投げ出し、かつ
受け取るために使用される各種の加速及び減速装置が記
載されている。人を受け止める上で特に重要なのが変型
エアーバッグである。体位や投げ出し、受け止め並びに
作用、反作用の技能が関連するから、この装置を有効に
作動させるにはかなりの熟練が必要である。投出装置と
受取装置が別々になっているため危険性が高い。この特
許には跳ね返り装置が記されておらず、投げ出された人
を受け止めるための別個の装置がある。
【0008】「スプリングぶらんこ」はヘイゲンの米国
特許第 3,826,492号(1974)に記載された非発射方式の装
置である。この装置は主として弾性チューブを用いてス
イングするようにデザインされている。足で地面を蹴る
ことによって跳ね返り動作を作り出すことができる。弾
性コードシステムに内在する運動エネルギーを利用する
機械的手段は存在しない。このシステムには、梁のよう
な頭上のサポートが必要であり、万一利用者が過度に引
き下げられた後に解放されると頭をサポートに打ちつけ
る可能性がある。このぶらんこは静止状態では地面に接
近しているため利用者を上げ下ろしする必要はない。自
分が地面に叩き付けられて怪我をするほどのエネルギー
を利用者が発揮しうることも考えられる。
【0009】「人間ぱちんこ機」はコッケルマン他の米
国特許第 5,421,783号(1995)に記載された逆バンジーの
発明である。この装置は、本発明のエジェクションシー
トコンセプトに似たぱちんこ方式で乗り手を発射するよ
うにデザインされている。バンジーコードシステムはバ
ンジーコードに撚りがかかることによってもたらされる
影響を考慮に入れていない。「人間ぱちんこ機」のコー
ドはスピンに耐えるようになっていないので、コードの
強度の劣化が考えられる。更に、コードの最大抗張力を
知るための荷重センサも設けられていない。したがっ
て、コードの破損が起きる可能性がある。何故ならば、
オペレータはコードが破損しかかっていても知らずに劣
化したコードを用いて乗り手を発射することが考えれる
からである。これに撚れ抵抗の不足が重なるとバンジー
コード及びコードの中の冗長ウエッビング(redundancy
webbing)が損傷して、乗り手の傷害事故を招くことが
考えられる。最後に、ウインチ用ケーブルを捕捉するよ
うにデザインされたガイドプーリーは、ケーブルをプー
リー上に保持するようになったプレートタイプ装置を用
いている。この装置は実際に作動不能を起こしたことが
あり、それはケーブルがプレートとプーリーの間に挟ま
ったことによるもので、調査救助隊に立往生した乗り手
をまさにこのコッケルマン他の発明装置から救助しても
らわなければならなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主たる目的
は、バンジージャンピングのスリルを最大にすると同時
に、広く一般に親しめるものとし、バンジー及び逆バン
ジーのデザインに内在する危険を最小にすることにあ
る。この乗物は、無重力状態のスリルを満喫させると同
時に高所から飛び降りることに対する恐怖を軽減するも
のである。更に、コードの長さ調節を不要にし、荷重セ
ンサを設け、また、撚れに耐えるバンジーコードを使用
することにより、オペレータのミスを減らそうとするも
のである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の娯楽用乗物は2
本のコードを使用し、乗り手を2本のタワーの間で空中
に放つ。乗り手が射出座席に乗って空中に放たれると、
引き続く跳ね返り運動は、バンジーコードが減衰的な上
下揺動を行うため、地面からだんだん離れていく。この
減衰的な上下揺動の故に、乗り手が地面にぶつかるとい
うおそれはない。
【0012】乗り手の体重以外の変数によってコードの
最大の伸びが定まるため、オペレータは、使い古したと
き以外はコードを取り代える必要はない。更に、荷重セ
ンサが、コードの性能が劣化した正確な時点をオペレー
タに報らせる。このようにしてオペレータのミス及びコ
ード破損が大巾に減少する。
【0013】乗り手の速度や軌道は乗り手ではなく予め
設定された反復可能な変数によって決められるから、乗
り手がタワーにぶつかるという問題は避けられる。
【0014】本発明の他の利点はコードが絡まる事故が
なくなることである。逆バンジージャンピングでは乗り
手を一本の弛んだバンジーコードに向けて真上に放つの
に対し、2本のコードを持った本発明の娯楽用乗物では
頭上のコードに向かって跳ね返るおそれがない。本発明
の娯楽用乗物の2本のコードは2本のタワーの間の距離
の半分より短いので、コードは決して弛むことがない。
したがって、乗り手がバンジーコードに絡るという問題
が解消する。
【0015】逆バンジージャンピングに比較して大きな
リスクが次のように解消している;1本ではなく2本の
サポートタワーを持つことにより乗り手が頭上の構築物
にぶつかるおそれが全くない。乗り手の飛翔軌道にはぶ
つかるようなものが何もない。
【0016】バンジージャンピングは、本発明に見られ
るような宙返り動作(flippingaction)を確実に行わせ
ることができない。本発明では回転アタッチメントが取
り付けられているので、乗り手は1回の飛翔中に何度も
宙返り動作をすることができ、従来のバンジージャンピ
ングでは与えられないスリルの要素が付加される。この
宙返り動作に合わせて、撚れに耐えるコード及びシート
に設けられたスイベルリンクによって、逆バンジー装置
には見られぬ水準のコードの安全強度を与える。
【0017】本発明ではメンテナンス及び操作はすべて
地上で行われるため、バンジージャンピングの場合のよ
うにクレーン又は構築物からオペレータが落下する危険
はない。しかも、乗り手やオペレータが下の観衆の頭上
に物を落とすおそれもなくなる。
【0018】従来の技術の項に記載した投てき及び受け
止め装置と異なり本発明では投てき及び受け止め装置は
二つではなく一つである。投てき及び受け止め機構をバ
ンジーコードで規制することにより、二以上の投てき及
び受け止め装置を持つという危険因子(danger variabl
e)がなくなった。
【0019】本発明は人間大砲タイプの装置と異なり力
を乗り手の足からではなく躰の重心に向かって働かせ
る。このためコードが撚れることによる損傷(spinal c
orddamage)が大巾に減少する。更に、案内装置がない
ため発射中に乗り手が静止物体に接触する危険がなくな
る。
【0020】本発明における構築物は子供のスプリング
ぶらんこの10倍以上の高さがあるので、乗り手が地面
にぶつかる可能性は事実上なくなる。
【0021】最後に、本発明ではバンジーコードに張力
を与えるために使用するウインチ用ケーブルを3プーリ
ーシステムを用いて捕捉するため、他の逆バンジー発明
に見られるようなケーブルが乗り手に絡って空中で立往
生させるといった危険はない。
【0022】従来のバンジージャンピングに比較したそ
の他の利点は図面及び明細書から明らかであろう。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の娯楽用乗物は航空機の射
出座席に似ているが、乗り手が空中に放り出されるので
はなくて二本の揺動するバンジーコードに連結されてい
るという点で異なる。また、逆バンジージャンピングに
似ているが、1本ではなく2本のコードが用いられ、そ
られのコードが射出座席の両側の2つのタワーに連結さ
れてV字型を形成する点で異なる。次の2つのパラグラ
フで本発明の形態と動作を図1、2、3及び4に従って
説明する。
【0024】本発明の娯楽用乗物は、高さ約30メート
ル(100フィート)で、互いに18メートル(60フ
ィート)隔たった2本のサポートを有する。2本のサポ
ートの間で、乗り手(1人又は2人)がシングル(又は
ダブル)シートに5点レーシングハーネスで縛り付けら
れ、かつ、ロールバーで補強したケージにより包囲され
る。シートはリリース機構により地面に固定されてい
る。2本のバンジーコードでシートをその両側にてタワ
ー(サポート)に連結している。地上に配置したウイン
チを用いてバンジーコードに張力を与える。
【0025】乗り手がシートに縛り付けられたまま離さ
れると、乗り手は空中に放たれる。最上点に達した後、
乗り手はバンジーコードを介して垂直方向の減衰揺動運
動を経験する。約6回の揺動動作の後に、乗り手は地上
約8メートル(30フィート)のところで止まり、次に
(ウインチを用いて)地上に降ろされる。乗り手は2人
以上であることが可能であるが簡単のために1人の場合
について説明する。
【0026】図1は本発明を示すもので、発明者が製作
してテストしたプロトタイプの好ましい実施例に類似の
ものである。図2、3、4は図1における安全上不可欠
であり従来の発明には記載されていない装置(critical
safety devices)の分解図である。
【0027】ベースサポート10は、本発明装置を地面に
確実に固定し、かつ安定させるプラットホーム又は構築
物である。ベースサポート10は、Iビーム及びこれをコ
ンクリート製の又は安定した基礎に取り付けるボルト固
定システムを用い、あるいは移動可能にするために軽量
高抗張力材料を用いて、恒久的なものとすことができ
る。
【0028】垂直のサポートタワー18a,18bはベース
サポート10に固定され、弾性バンド26a,26bへの安定
した支持手段を提供する。垂直サポートタワー18a,18
bに取り付けられているのは下側ケーブル誘導装置12
a,12b並びに中央ケーブル誘導装置14a,14bであ
る。これらの誘導装置はケーブル20a,20bを案内して
作動中に軌道から外れることを防止する。上側のケーブ
ル誘導及び支持装置16a,16bは、ケーブル20a,20b
を支持することと軌道から外れるのを防止することの両
方を受け持っている。図2に示されるこのシステムの分
解図において、ケーブル20a,20bは2つのプーリー19
a,19bによって軌道を外れることができないように案
内される。図2では追加のプーリー19cが存在してケー
ブルがプーリーシステム19a,19bに入る前に横方向の
遊びがないようにしている。図2に示されたこの追加的
な対策は、乗り手が地上に吊り下げられている際に負傷
して立往生することを防止する上で必要である。図2の
プーリーシステムは理想的な実施例であるが、ケーブル
20a,20bが垂直サポートタワー18a,18bを越える際
に円滑に走行し得る限り他の案内方法も効果的に使用す
ることができる。
【0029】垂直サポートタワー18a,18bは恒久的な
又は仮設的なものとすることができ、図1の18a,18b
に示されるように高抗張力材料を使用したチューブ構造
(tube pattern)又は三角体の組合わせ構造(triangul
ated pattern)を用いることができる。上述のように垂
直サポートタワー18a,18bは、下側のケーブル誘導装
置12a,12b、中央レベル誘導プーリー14a,14b、及
び上側のケーブル誘導及び支持装置16a,16bを通過走
行するケーブル20a,20bを支持し、かつケーブルは、
スイベルリンク24a,24bにより弾性バンド26a,26b
に取り付けられている。
【0030】スイベルリンク24a,24bの直上には、3
つを一組とする明るい色彩を施されたゴムボール22a,
22bがあり、これにより、キャリッジの発射後、上側の
ケーブル誘導及び支持装置16a,16bに弾性バンド26
a,26bが引き込まれることを防止する。更に、ゴムボ
ール22a,22bがあることによって、ゴムボール22a,
22bが上側のケーブル誘導及び支持装置16a,16bに当
接する前にオペレータがシステムを停止することが可能
となる。
【0031】弾性バンド26a,26bはキャリッジ30に回
転式のキャリッジリンク28a,28bにより取り付けられ
ており、このキャリッジリンクは弾性バンド26a,26b
に無理な撚れを生じることなくキャリッジ30の回転(fl
ipping)を可能にする。更に、弾性バンド26a,26bは
図3に示されているように撚れに耐える性質(spinresi
stant feature)を備えている。キャリッジ30を覆って
いるのはキャリッジエンドカバー32であって、これが適
所にあると乗り手の持ち物が飛び散ったり弾性バンド26
a,26bに絡まったりすることを防止する。
【0032】キャリッジ30はキャリッジアンカーリリー
ス装置36により地面に連結され、キャリッジアンカーリ
リース装置はベースアンカー装置38によりベースサポー
ト10に取り付けてある。
【0033】キャリッジ30を発射させるための張力は、
緊張/引き下げ機構42を作動させてケーブル20a,20b
を緊張させ、そうして弾性バンド26a,26bを緊張させ
ることによって生じる。荷重センサ40が適所にあって、
弾性バンド26a,26bに生じた張力を検出し、弾性バン
ド26a,26bが劣化してオペレータがこれを取り代えね
ばならない時を決める。
【0034】図1に記載の装置の動作は、準備、緊張、
解放及び引き下げの4区分から成っている。準備段階で
はオペレータが乗り手をキャリッジ30に乗せてハーネス
を装着し、キャリッジ30を地上から僅かに上げてバラン
スを整える。次にキャリッジ30をキャリッジアンカーリ
リース装置36に連結させる。
【0035】緊張段階では、オペレータが緊張/引き下
げ機構42を作動させる。乗り手の重量と所望の加速度に
従って張力が調節される。続いてオペレータが荷重セン
サ40を点検して適正な張力であることを確かめ、緊張/
引き下げ機構42にブレーキを働かせる。
【0036】解放段階では、オペレータがキャリッジア
ンカーリリース装置36を使用して発射の部分を実施す
る。乗り手は垂直サポートタワー18a,18bの間で上方
に発射され、それに続いて減衰振動を経験した後に釣合
い状態となって静止するに至る。以上で発射の部分が終
わる。
【0037】引き下げ段階はオペレータが緊張/引き下
げ機構42を逆進ギヤに入れることによって始まり、キャ
リッジ30が引き下げられて乗り手は地上に達する。乗り
手が地上に達したらオペレータがキャリッジ30から乗り
手を解放し、これにより新たな操作の準備が整う。
【0038】バンジージャンピングに対する本発明の主
な利点は、バンジージャンピングが単一の構築物に取り
付けられた一本のコードを使用するのに対し、乗り手が
2本のタワーの間で2本のコードにつながれている点に
ある。乗り手が反復性を持つ一定の方向に一貫して発射
されることにより、乗り手が何れかの又は両方のタワー
に接触する可能性が低下するから、安全性が更に高ま
る。撚れに耐えることのできるコード並びに荷重センサ
はオペレータのミス及びコード不調の可能性を大巾に低
下させる。
【0039】以上の記述は多くの特殊事項を包んでいる
が、これらは発明の適用範囲を限定するものと考えられ
てはならず、発明の好ましい一実施態様の例示と考えら
れるべきである。その他にも多くの改変が可能である。
【0040】読みやすくするため乗り手は終始単数で表
示してある。しかしこの乗物は、一人又は二人以上を収
容し得るようにデザインされている。それゆえ、本発明
の範囲は、図示された実施例ではなく、添付の特許請求
の範囲及び法律上均等とみなされるところに従って定め
なければならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】高い支持体として垂直タワーを用いた二本ケー
ブル単一ウインチのデザインを示す正面図である。
【図2】上側のケーブルプーリーの誘導および支持シス
テムの分解図である。
【図3】撚れに耐える外被付きバンジーコードのデザイ
ンを示す分解図である。
【図4】キャリッジの分解図である。
【符号の説明】
10 ベースサポート 12 下側のケーブル誘導装置 14 中央のケーブル誘導装置 16 上側のケーブル誘導および支持装置 18 垂直サポートタワー 20 ケーブル 22 ゴムボール 24 スイベル 26 弾性バンド 28 回転式キャリッジリンク 30 キャリッジ 32 キャリッジエンドカバー 34 キャリッジリリースアンカー 36 キャリッジアンカーリリース装置 38 ベースアンカー 40 荷重センサ 42 緊張/引き下げ機構

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一人又は二人以上の乗り手を安全に収容
    するように形成されたキャリッジ;上記キャリッジを支
    障なく通過させるのに充分な距離を隔てた第一及び第二
    立上りサポート;一端を上記キャリッジに接続され、他
    端を上記第一立上りサポートにより支持された一定長さ
    の第一弾性バンド;一端を上記キャリッジに接続され、
    他端を上記第二立上りサポートにより支持された一定長
    さの第二弾性バンド;上記立上りサポートに関して上記
    キャリッジを確実に連結するように形成されたリリース
    機構;上記キャリッジ及び上記第一及び第二弾性バンド
    に作動し得るように連結されたテンション機構、上記テ
    ンション機構は、上記リリース機構が上記立上りサポー
    トに関して上記キャリッジを連結して上記第一及び第二
    弾性バンドが釣り合っている均衡位置から、上記第一及
    び第二弾性バンドが伸ばされて充分な緊張状態にある伸
    張位置まで動くことが可能である;を備えてなり、上記
    リリース機構により上記キャリッジが解放されると上記
    第一及び第二弾性バンドが上記キャリッジをリリース機
    構から発射し、上記キャリッジは上記第一及び第二弾性
    バンドが上記均衡位置に到達するまで揺動運動を繰り返
    す、娯楽用乗物装置。
  2. 【請求項2】 第三の立上りサポートと、一端を上記キ
    ャリッジに接続され他端を上記第三立上りサポートによ
    り支持された一定長さの第一弾性バンドを更に備え、上
    記第三立上りサポートが、上記第一及び第二立上りサポ
    ートから、上記キャリッジが上記三本の立上りサポート
    の間を支障なく通過するのに充分な距離を隔てている、
    請求項1の娯楽用乗物装置。
  3. 【請求項3】 上記第一弾性バンド及び上記第二弾性バ
    ンドがゴム製である、請求項1の娯楽用乗物装置。
  4. 【請求項4】 上記テンション機構がウインチであり、
    上記第一及び第二立上りサポートが垂直タワーである、
    請求項1の娯楽用乗物装置。
  5. 【請求項5】 上記第一弾性バンド及び上記第二弾性バ
    ンドが上記揺動運動中弛みの生じることのないように形
    成されている、請求項1の娯楽用乗物装置。
  6. 【請求項6】 上記弾性バンドが上記均衡位置にある時
    に上記キャリッジに接近するための昇降機構を更に備え
    た、請求項1の娯楽用乗物装置。
  7. 【請求項7】 更にベースを備え、上記リリース機構が
    上記キャリッジを上記ベースに連結する、請求項1の娯
    楽用乗物装置。
  8. 【請求項8】 更に第一及び第二ケーブルを備え、上記
    第一ケーブルの一端を上記第一弾性バンドの上記他端に
    結合し、他端を上記テンション機構に連結し、上記第二
    ケーブルの一端を上記第二弾性バンドの上記他端に、他
    端を上記テンション機構に連結した、請求項1の娯楽用
    乗物装置。
  9. 【請求項9】 更に第一及び第二ケーブル支持メンバを
    備え、上記第一ケーブル支持メンバが上記第一ケーブル
    を支持し、上記第二ケーブル支持メンバが上記第二ケー
    ブルを支持する、請求項8の娯楽用乗物装置。
  10. 【請求項10】 上記第一及び第二ケーブル支持メンバ
    がプーリーである、請求項9の娯楽用乗物装置。
  11. 【請求項11】 発射のためのスプリングメカニズムが
    安全性を高めるために撚れに耐えるコードを有する請求
    項1の娯楽用乗物装置。
  12. 【請求項12】 上記キャリッジに取り付けた荷重テス
    タで上記スプリングの強度を測定するようにした請求項
    11の娯楽用乗物装置。
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