JPH105558A - 微粒化装置 - Google Patents

微粒化装置

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JPH105558A
JPH105558A JP16007996A JP16007996A JPH105558A JP H105558 A JPH105558 A JP H105558A JP 16007996 A JP16007996 A JP 16007996A JP 16007996 A JP16007996 A JP 16007996A JP H105558 A JPH105558 A JP H105558A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料の乳化、分散又は破砕といった微粒化達
成のための装置で、卓上で容易に実験又は試験ができ、
しかも、洗浄性良好なるが故に各種材料に亘って実施で
きることにある。 【解決手段】 本体を両端板と、これらを連結する複数
本の連結棒とから構成し、一方の端板にボール入りねじ
部材を軸支し、これにねじこまれて軸方向移動するナッ
ト部材にてプランジャを押圧し、これにて材料供給部
材、ジェネレータ等の具備の他方端板取付けのチャンバ
部材のチャンバ内に高圧を発生させ、ジェネレータ内の
オリフィス具備のノズルにより材料の微粒化生成を行な
うようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬、食料等の各
種材料、物質、又はそれらの複合品を乳化、分散又はこ
れらの組合せ方法により、ミクロン又はナノミクロン台
の寸法に至るまで微粒化する微粒化装置に関する。より
詳細には、装置の小型、軽量化により卓上にて各種材料
の微粒化の実験及び試験を行なうのに適する卓上型の微
粒化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種材料を微粒化すると、その材料本来
の機能が充分に発揮されることが広く知られており、そ
のために材料の微粒化装置の開発が急がれている。しか
し、そのための微粒化装置は、高圧力化、材料純粋化
(コンタミレス化)が必然的に要求され、ポンプ、圧縮
機の備え付けによる大型化、高価格化を余儀なくされて
いる。このため、微粒化のための材料の圧縮装置の小型
化、微粒化生成部分の洗浄性の向上が必須である。
【0003】従来、流体の衝突、擾乱、乱流、拡大、又
は縮流における物理、化学的な作用を利用して流体中の
物質を微粒化するものとして、特開平2−261525
号公報又は米国特許4533254号公報に示すものが
ある。前者は微粒化生成部であるジェネレータ内のノズ
ルディスクに透孔と溝部とを形成したものであり、後者
はノズル穴とフィルム状室とを組合せたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のものは、いずれも材料の微粒化を達成できるが、微
粒化生成のための、チャンバ内のディスク又はノズル
が、溝部或いは薄いフィルム状室等で構成されているた
め、流体(或いは材粒)に触れる表面積が大きくなり、
洗浄性に劣るという問題点があった。
【0005】また、流体を圧縮するための装置が圧縮機
又はポンプであるため、高圧で圧縮する事を望む場合
に、装置全体が大型になるという問題点があった。
【0006】本発明は、洗浄性良好であり、多種の材料
の微粒化に適用可能で、材料(流体)の圧縮装置である
押圧部材の小型化、装置全体の小型化及び/叉は軽量化
が可能で且つ安価に製作することができ、卓上にて容易
に各種材料の試験、実験を容易に行なうことが可能であ
り、チャンバに臨むプランジャを押圧部材から容易に分
離して、洗浄性能を向上させることができる微粒化装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の微粒化装置は、
本体と、押圧部材と、内部にチャンバが形成され且つ該
チャンバ内に存在する流体が前記押圧部材によって圧力
を生ずる様に構成されたチャンバ部材と、該チャンバ部
材に取付けられ且つ該チャンバに連通する様に構成され
た材料供給部材と、前記チャンバに連通し且つ流路断面
積を急激に減少せしめる部材を具備した筒部材、とを有
することを特徴としている。
【0008】本発明の微粒化装置の実施に際して、前記
流路断面積を急激に減少せしめる部材がオリフィスで構
成されているか、或いは、ノズルで構成されているのが
好ましい。
【0009】また、前記押圧部材は、本体に対して回転
自在だが軸方向へは移動しない様に構成されたねじ部材
と、該ねじ部材の軸方向には移動自在だが本体に対して
は回転しない様に構成されて前記ねじ部に螺合したナッ
ト部材とを有し、該ナット部材はプランジャの一端と当
接しており、該プランジャの他端は前記チャンバに面し
ているのが好ましい。
【0010】そして本発明の微粒化装置は、一対の端板
を複数の連結棒で連結して構成されたフレーム状の本体
と、一方の前記端板に対して一端が回転自在に軸支され
且つ他方の前記端板に向って他端が延びているボール入
りねじ部材と、該ボール入りねじ部に螺合しており且つ
前記連結棒の一つに対して相対回転はしないがその軸方
向には移動可能な様に取付けられたナット部材と、該ナ
ット部材の先端に連結しているプランジャと、該プラン
ジャの前記ナット部材とは反対側の端部が面しているチ
ャンバと、該チャンバが内部に形成されており且つ前記
他方の端板に対して前記一方の端板とは反対の側から取
付け可能に構成されたチャンバ部材と、逆止弁を介して
前記チャンバに連通する様に取付けられる材料供給部材
と、前記チャンバに連通し且つ微粒化生成材料の排出側
に連通する筒部材と、前記チャンバに連通して該チャン
バから空気を排出する空気抜き部材と、前記本体に設け
られて前記ボール入りねじ部材を回転するモータ部材と
有し、前記本体は卓上に設置し得るように構成されてお
り、前記筒部材は前記材料供給部材から供給された材料
を前記チャンバ内で微粒化生成するオリフィス型ノズル
を具備していることを特徴としている。
【0011】この場合、前記ナット部材とプランジャと
の連結は、両者の嵌合部に形成された切欠溝と、該切欠
溝に対して挿入された山形板部材、とにより構成される
のが好ましい。
【0012】この様な構成を具備する本発明の微粒化装
置によれば、微粒化生成部(所謂「ジェネレータ」)
が、筒部材内に装着されて流路断面積を急激に減少せし
める部材(例えばオリフィス、或いは、ノズル)である
ため、形状が単純で、流体(材料)に触れる表面積が小
さい。そのため、ジェネレータの表面から容易に各種汚
れ(例えば前回の材料;すなわち、その直前に行われた
微粒化処理に際して該ジェネレータ内に残留した材料)
を洗浄して取去ることができる。
【0013】また本発明において、前記押圧部材をボー
ル入りねじ部材及び該ねじ部材に螺合するナット部材か
ら構成すれば、ねじの回転を軸方向の運動に円滑に変換
して容易に流体を圧縮できる。そして、構造が簡単で且
つ小型化された装置で非常に高い圧力を発生させること
ができる。
【0014】さらに装置構造体である本体が両端板と複
数の連結棒との連結により構成される本発明(前記特許
請求の範囲の請求項3の発明)によれば、装置全体が軽
量化され、小型化されるので、卓上にて容易に実験試験
を繰返し行なうことができるのである。
【0015】これに加えて、本発明において、ナット部
材とプランジャとの連結を、両者の嵌合部に形成された
切欠溝と該切欠溝に対して挿入された山形板部材とによ
り構成すれば、ナット部材とプランジャとの連結を解除
する事により両者を容易に分離する事が可能である。そ
の結果、洗浄が容易となり、多種類の材料の微粒化を複
数回に亘って行う際に、直前の微量化で用いられた材料
をプランジャから確実に洗浄除去する事が出来、個々の
微量化処理において必要外の材料が混入する事無く、純
粋性を保って行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1〜図
9により説明する。全体装置を斜視的に示す図1におい
て、微粒化装置1は左側の端板3と右側の端板4との両
端板を連結する複数の連結棒5(図2参照)にて本体
(構造体)2を構成している。これらの上方には上カバ
ー6がかぶせられ、また、左側部にはプーリカバー7が
かぶせられており、前方にフロントパネル8が取付けら
れている。そしてフロントパネル8には、圧力調整ダイ
ヤル9、吐出量レバー10及びメインスイッチ11を取
付けてある。
【0017】右側の端板4には、その外側から後述する
方法で、チャンバ部材12を取付けてある。そして、該
チャンバ部材12の上方から逆止弁16を介して材料
(試料)供給部材13が連通しており、チャンバ部材1
2の後方(図1、2において紙面の裏側)には圧力計1
4が装着されている。そして、チャンバ部材12と隣接
して(図1、2における右方に)空気抜き部材17が設
けられ、チャンバ部材12の図1、2中の手前には筒部
材(ジェネレータ)15が設けられ、さらにチャンバ部
材12の下方からは空気抜き配管18が設けられてい
る。
【0018】材料(試料)供給部材13、圧力計14、
空気抜き部材17、筒部材(ジェネレータ)15、空気
抜き配管18は、チャンバ21(後述)に連通するよう
に取付けられている。なお、右側端板4の下側方(図
1、2では右下側)には試料出口受台19が設けられ、
該試料出口受台19は筒部材15に取付ける試料出口配
管(図1では省略)20から排出される微粒化試料を受
取る様になっている。
【0019】装置1の一部を断面で示す図2において、
右側端板4には、チャンバ21を有するチャンバ部材1
2が取付けられている。そして該チャンバ部材12に
は、逆止弁16を有する材料(試料)供給部材13、圧
力計14、試料出口配管20と連通し且つジェネレータ
として用いられる筒部材15が、ねじの螺合により取り
付けられている。
【0020】更に図2において、端板3、4を複数の連
結棒5で連結することにより本体2が構成されている。
そして、左側の端板3は、後述するボール入りねじ部材
22が回転自在に軸支され、該ねじ部材22の遊端にナ
ット部材23が螺合している。該ナット部材23の上端
には一個の連結棒5が貫通しており、ナット部材23は
連結棒5の軸方向に移動自在に案内されている。
【0021】ナット部材23の先端(図2では右端)に
は、プランジャ24が連結されている。そしてプランジ
ャ24の右端は、シール28を介してチャンバ21に面
している。
【0022】ねじ部材22には大プーリ25が取付けら
れ、モータ27の小プーリ26との間にベルト29を掛
け回してある。モータ27はマイコン30を内蔵し、フ
ロントパネル8の圧力調整ダイヤル9により回転方向
(正回転又は逆回転)及び回転速度を変えて、プランジ
ャ24によるチャンバ21内の発生圧力(最大1500
kgfg/cm2 )を調整する。又、吐出量レバー10
の左右方向移動量により、モータ27自身の回転方向
(正回転又は逆回転)及び回転速度を制御して、ねじ部
材22に対するナット部材23の位置(つまりプランジ
ャ24のイニシャル位置)を変えるようになっている。
【0023】ナット部材23の位置は、右上方の光セン
サ31により圧縮(押圧)終り位置が検出され、中上部
の光センサ32によりイニシャル位置が検出されて、ナ
ット部材23に取付けた光電素子33の光感知により、
マイコン30に知らせるようになっている。
【0024】なお、フロントパネル8には手動ボタン3
4及び自動ボタン35が設けられ、いずれをも選択でき
るようになっている。すなわち、手動での押圧及び戻り
を行なわせるときは手動ボタン34を押し、一方、同じ
動作を複数回反復して行なわせるときには、自動ボタン
35を押す。
【0025】図3は本装置1の詳細な正断面図を示す。
多数のボール36をねじ部材22とナット部材23のね
じ部に封入してあり、循環できる状態となっている。
又、図3には、プランジャ24の左端部に設けられた円
筒状の端部材38がナット部材23の先端23aに嵌合
し、ナット部材23の切欠溝39と端部材38側の切欠
溝40とに挿入するように逆U字状の山形板部材37が
設けられ、これによりナット部材23とプランジャ24
とを連結した状態が示されている。この構造は図6の分
解図で示す通りに分解可能なものであることは容易に理
解できる。
【0026】図3に示す材料供給部材13は中筒入りの
注射器状部材で構成されており、高粘性材料(例 粘度
100CP以上)用である。使用に際しては、注射器状
部材の中筒を押圧して材料を供給する。一方、低粘性材
料用のものが図5において符号13Aで示されている。
この部材13Aの内部に貯留した材料は、重力で自然落
下する。換言すれば、この部材13Aは、重力で自然落
下する程度に粘性が低い材料用として使用されるのであ
る。
【0027】更に、図3の側断面図である図4と、チャ
ンバ部材12の斜視断面図であって且つ分解状態を示す
図6とを参照すると、チャンバ部材12の取付状態が良
く分る。
【0028】図4、6において、チャンバ部材12は4
本のボルト41にて、対角線上の2個のスペーサ42を
介して右端板4に取付けられ、そして、チャンバ21に
面するプランジャ24等が順次取外し可能に取付けられ
ている。
【0029】図4の筒部材15の分解図(但し、ノズル
数2個のものを示し、図4のノズル数3個のものと異な
って示されている)である図7、ノズル単体断面図であ
る図8、ノズル配置例図を示す図9、他のノズル断面を
示す図10により、微粒化生成のジェネレータ(筒部
材)15及びその他のものの形状等が良く分かる。
【0030】図7において、符号43で示す部材がチャ
ンバ部材12に取付けられる筒本体(筒ボディ)で、こ
の中に、逆止弁45、スペーサ小44a、流路断面積を
急激に減少せしめる部材であるノズル(或いはディス
ク;以下「ノズル」で統一する)46、スペーサ大44
b及びノズル47が配置されている。筒ボディ43の端
部には、ナット48により、コネクタ大49及びコネク
タ小50を介して試料出口配管20が取付けられてい
る。
【0031】ノズル46、47は、例えば図8に示すよ
うに超鋼合金製の円柱状ノズル体51の中心部分に、ラ
バルノズル状に真中が挾まった孔(オリフィス)53が
開口されており、その真中の最も挾まった部分に、単結
晶ダイヤモンド製(超硬耐久性材)の中心体52が一体
的に埋設されている。ここで、孔53の最小径をL1、
入口径をL2 及び出口径をL3 とすると、最小径L1 は
0.12〜0.8m/mの範囲にあり、L3 >L2 の関
係をみたしている。
【0032】又、筒ボディ43に対するノズル46、4
7の数及び配置関係は、例えば図9に示される。即ち、
微粒化が分散又は破砕のときは、ノズルを2〜3個配置
し(図9は2個配置のものを示す)、ノズル46の孔5
3の最小径L1 を0.13m/m,ノズル47の孔53
の最小径L1 を0.12m/mとし、ノズル間隔L4、
入口側間隔L5 及び出口側間隔L6 を適宜定める。尚、
乳化の場合はノズルを1個配置するだけで良い。
【0033】図10にノズルの他の例を示す。図10に
おいて、ノズル本体54は外径D1が14m/m、内径
(入口及び出口)D2 が7m/m、長さL7 が21m/
mの合金製で、この中に中心体55を押え部材56の締
め付けで挾み込み状に設けてあり、この中心体55の孔
(オリフィス)57は直径0.8m/mのストレートの
ものとされている。
【0034】前記した実施形態の作用を、以下に説明す
る。
【0035】先ず、微粒化対象試料(供給材料)の粘度
の高い物の場合は、図3に示すように、注射器状の材料
供給部材13を用い、作業者が注射器状部材の中筒を手
で押して、試料を強制落下させる。又、低粘度の場合
は、図5に示す材料供給部材13Aを用いて行なう。
尚、微粒化目的が乳化のときには、ノズル1個内蔵の筒
部材15を用い、分散、破砕が目的の場合にはノズルを
2〜3個内蔵した筒部材15を用いる。
【0036】次に図2の圧力調整ダイヤル9及び吐出量
レバー10を操作し、圧力及び吐出量を適宜設定する。
次に、メインスイッチ11をスイッチインし、空気抜き
部材17をゆるめてチャンバ21内の空気を抜く。そし
て、手動のときは手動スイッチ34を、自動のときは自
動スイッチ35を押す(図2参照)。
【0037】図2において、手動のときは、マイコン3
0からモータ27に対して、調整圧力となる回転速度で
回転する旨の制御信号が出力される。モータ27が回転
すると、小プーリ26、ベルト29、大プーリ25によ
りねじ部材22が回転し、ナット部材23を、イニシャ
ル位置(吐出量に応じた位置)から圧縮終り位置まで
(右方向)まで移動させる。この場合、ねじ部材22の
回転は、ボール入りねじによりナット部材23に円滑に
伝達され、ナット部材23は効率良く軸方向の移動をす
る。
【0038】終端位置で発光素子33の光を光センサ3
1が感知し、マイコン30の指令でモータ27の回転が
停止する。そして圧縮終了後、ナット部材23はイニシ
ャル位置に戻る。
【0039】一方、ナット部材23の右方向への移動
は、そのままプランジャ24の移動となり、チャンバ2
1を圧縮する。チャンバ21が圧縮されると、その内部
の材料はジェネレータである筒部材15(図3)内を流
れ、ノズル46、47の孔(オリフィス)57を通ると
き(図7−10)、圧縮による乱流、衝突等で微粒化
し、試料出口配管20から取出される。
【0040】一方、自動運転が選択された際には、自動
スイッチ35のスイッチオンにより、マイコン30の制
御により前述の各作動行程が連続して自動的に行なわれ
る。
【0041】次に、試料(材料)を変える場合は、所謂
「コンタミレス」の純粋材料の状態で微粒化を行なう必
要があるので、試料に触れる部分を洗浄しなければなら
ない。このため、先ず、チャンバ部材12から材料供給
部材13(又は13A)を外し、筒部材15、試料出口
配管20を外したのち、本体2からチャンバ部材12を
外す。図3、図6に示す様に、4本のボルト41をゆる
め、斜め2個のスペーサ42を外側にずらし、且つシー
ル28を左方に取外せば、端板4からチャンバ部材12
を右方向へ容易に取外す事が出来る。
【0042】プランジャ24をねじ部材22から外すた
めには、山形部材37を上方に持上げ、ナット部材23
の切欠溝29及びプランジャ端部材38の切欠溝40か
ら引抜く。
【0043】これにより、試料に接触するすべての部材
を本体から外せるので、これらを溶材で洗浄し、再組立
すると、別試料での微粒化の試験又は実験を次々と行な
うことができる。
【0044】本発明装置は、小型軽量なるが故に、卓上
にて、容易に実験、又は試験を行なうことができ、卓上
型微粒化装置として極めて便利である。また、試料の微
粒化の程度に基づいて圧力、吐出量(送り量)を色々変
える場合、非常に好都合である。
【0045】図11及び図12はレーザ回折による散乱
式粘度分布測定装置を用い、孔径L1 が0.55m/
m、長さL7 が25m/mであるノズル1個内蔵のジェ
ネレータ筒部材を取付け、試料として、オイル80、水
20(重量%)を乳化させたものの実験例であり、図1
1が圧力50kgf/cm2 の場合、図12が圧力10
0kgf/cm2 の場合の粒子径の分布を示す。これら
の図において、横軸が粒子径としてのミクロンの逆数を
対数で示し、右へゆくほど粒子が格段と小さくなること
を示し、又、縦軸に粒子の全体割合(容積)を示してあ
る。これらの図から圧力の高い図11のものが圧力の低
い図10よりも乳化粒子が格段と小さくなっていること
が分る。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、材料、試料又は物質の
乳化、分散又は破砕を目的とした微粒化に際して、粒径
が非常に小さい、良好な微粒化が達成される。また、微
粒化処理を卓上で行う事が出来る。さらに、洗浄が容易
であり、且つ、多種類の材料を用いた微粒化を行なうこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置全体を正面から見た斜視図で
ある。
【図2】図1の一部破断した概略的正面図である。
【図3】図1の詳細な正断面図である。
【図4】図3の右からの側断面図である。
【図5】材料供給部材の他の例を示す正断面図である。
【図6】本発明による装置のチャンバ部分の分解斜視図
である。
【図7】本発明による装置のジェネレータ部分の分解斜
視図である。
【図8】本発明によるノズルの1例の模式的断面図であ
る。
【図9】本発明によるノズル配置例を示す破断斜視図で
ある。
【図10】本発明によるノズルの他の例の組立断面図で
ある。
【図11】本発明による一実験例であって圧力50kg
f/cm2 のときの粒子分布図である。
【図12】本発明による他の実験例であって圧力100
kgf/cm2 のときの粒子分布図である。
【符号の説明】
1 微粒化装置 2 本体 3 端板(左側) 4 端板(右側) 5 連結棒 6 上カバー 7 プーリカバー 8 フロントパネル 9 圧力調整ダイヤル 10 吐出量レバー 11 メインスイッチ 12 チャンバ部材 13 材料(試料)供給部材(高粘性材料用) 13A 材料供給部材(低粘性材料用) 14 圧力計 15 筒部材(ジェネレータ) 16 逆止弁 17 空気抜き部材 18 空気抜き配管 19 試料出口受台 20 試料出口配管 21 チャンバ 22 ボール入りねじ部材 23 ナット部材 24 プランジャ 25 大プーリ 26 小プーリ 27 モータ 28 シール 29 ベルト 30 マイコン 31 光センサ 32 光センサ 33 発光素子 34 手動ボタン 35 自動ボタン 36 ボール 37 U形板部材 38 端部材 39 切欠溝 40 切欠溝 41 ボルト 42 スペーサ 43 筒ボディ 44a スペーサ小 44b スペーサ大 45 逆止弁 46 ノズル又はディスク 47 ノズル又はディスク 48 ナット 49 コネクタ大 50 コネクタ小 51 ノズル体 52 中心体 53 孔 54 ノズル体 55 中心体 56 押え部材 57 孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、押圧部材と、内部にチャンバが
    形成され且つ該チャンバ内に存在する流体が前記押圧部
    材によって圧力を生ずる様に構成されたチャンバ部材
    と、該チャンバ部材に取付けられ且つ該チャンバに連通
    する様に構成された材料供給部材と、前記チャンバに連
    通し且つ流路断面積を急激に減少せしめる部材を具備し
    た筒部材、とを有することを特徴とする微粒化装置。
  2. 【請求項2】 前記流路断面積を急激に減少せしめる部
    材がオリフィスで構成されている請求項1の微粒化装
    置。
  3. 【請求項3】 前記流路断面積を急激に減少せしめる部
    材がノズルで構成されている請求項1の微粒化装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧部材は、本体に対して回転自在
    だが軸方向へは移動しない様に構成されたねじ部材と、
    該ねじ部材の軸方向には移動自在だが本体に対しては回
    転しない様に構成されて前記ねじ部に螺合したナット部
    材とを有し、該ナット部材はプランジャの一端と当接し
    ており、該プランジャの他端は前記チャンバに面してい
    る請求項1−3の何れか1項の微粒化装置。
  5. 【請求項5】 一対の端板を複数の連結棒で連結して構
    成されたフレーム状の本体と、一方の前記端板に対して
    一端が回転自在に軸支され且つ他方の前記端板に向って
    他端が延びているボール入りねじ部材と、該ボール入り
    ねじ部に螺合しており且つ前記連結棒の一つに対して相
    対回転はしないがその軸方向には移動可能な様に取付け
    られたナット部材と、該ナット部材の先端に連結してい
    るプランジャと、該プランジャの前記ナット部材とは反
    対側の端部が面しているチャンバと、該チャンバが内部
    に形成されており且つ前記他方の端板に対して前記一方
    の端板とは反対の側から取付け可能に構成されたチャン
    バ部材と、逆止弁を介して前記チャンバに連通する様に
    取付けられる材料供給部材と、前記チャンバに連通し且
    つ微粒化生成材料の排出側に連通する筒部材と、前記チ
    ャンバに連通して該チャンバから空気を排出する空気抜
    き部材と、前記本体に設けられて前記ボール入りねじ部
    材を回転するモータ部材と有し、前記本体は卓上に設置
    し得るように構成されており、前記筒部材は前記材料供
    給部材から供給された材料を前記チャンバ内で微粒化生
    成するオリフィス型ノズルを具備していることを特徴と
    する微粒化装置。
  6. 【請求項6】 前記ナット部材とプランジャとの連結
    は、両者の嵌合部に形成された切欠溝と、該切欠溝に対
    して挿入された山形板部材、とにより構成される請求項
    5の微粒化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4898706A (en) * 1987-10-07 1990-02-06 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Process for producing molded articles with uneven pattern
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