JPH10510773A - 手作業を含む積層システム - Google Patents

手作業を含む積層システム

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JPH10510773A JP8519743A JP51974396A JPH10510773A JP H10510773 A JPH10510773 A JP H10510773A JP 8519743 A JP8519743 A JP 8519743A JP 51974396 A JP51974396 A JP 51974396A JP H10510773 A JPH10510773 A JP H10510773A
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Abstract

(57)【要約】 3次元の外形形状を有する積層物を作るのに使用するための装置(1または301)であって、前記装置(1)は:(a)積層する材料の層を受取るための貼合せ工具手段(31または308)を含み、前記貼合せ工具手段は3次元の外形表面を有し、さらに;(b)前記貼合せ工具(31または308)を支持するための支持テーブル手段(34)と;(c)前記貼合せ工具(31または308)上に3次元のデータの組(33)によって規定された画像を投影することによって層の位置をマーキングするためのレーザ投影手段(72)と;(d)前記貼合せ工具(31または308)の前記表面上に横たえられた材料の層を締め固めるためのコンパクタ手段(35)と;(e)前記レーザ投影手段(72)および前記コンパクタ手段(35)とを制御するための制御手段(47)とを含む、装置。

Description

【発明の詳細な説明】 手作業を含む積層システム 発明の背景 1) 発明の分野 この発明は、3次元(3−D)外形表面を有する積層物を作るために、複合材 料を形成しかつ締め固めるための、手作業を含む積層(HAL)システムのプロ セスおよび装置に関する。3次元外形表面は、x次元、y次元、およびz次元を 有する表面である(z次元とは垂直次元である)。より特定的には、この発明は 、繊維強化プリプレグ複合材料の層が一度に1層ずつ積まれて、その後3次元外 形表面を有する貼合せ工具に対して形成されかつ締め固められる、プロセスおよ び装置に関する。この発明はまた、コンピュータ支援複合材料積層システムとし ても説明が可能である。HALシステムは環境に好ましい影響を与えるであろう 。なぜなら、その使用により、先行技術の手作業の貼合せ積層プロセスにおいて オペレータの誤りの結果として不用意に生成された、プリプレグ材料からなる大 量の廃棄物を排除できるためである。 2) 背景技術の説明 民間航空機の製造において、航空機の1次構造のためにも2次構造のためにも 、積層構造部材を製造するために繊維強化複合材料がますます広く使用されてき ている。これは、結果として重量が軽減され、それにより燃料が節約され、ひい ては民間航空会社にとってコストの節約につながるためである。先進の複合積層 板を生産するための製造プロセスでは、黒鉛繊維エポキシ材料等のプリプレグ複 合材料の層は一度に1層ずつ積まれ、かつそれらの層は貼合せ工具(レイアップ マンドレルとしても知られる)上に種々の配向で正確に位置づけられることが要 求される。各層は、次の層を重ねる前に、貼合せ工具の外形に合致するよう形成 されかつ締め固められなくてはならない。細孔も空隙も含まない積層構造部材を 製造する目的で、層と層の間に閉じ込められた空気を除去するために各層の締め 固めが行なわれる。したがって、各層は先行する層の上に正確に位置づけられか つ配向されなくてはならず、次の層を付加する前に、貼合せ工具上で先行する層 に対する各層の締め固めが行なわれなくてはならない。先行技術の手作業貼合せ 積 層プロセスにおいては、これらのステップは大量の労力を必要としかつ時間もか かり、そのため、結果として得られる構造部材も高価であった。 したがって、部材のコストを軽減する目的で、航空機および、自動車等の他の 最終用途のための積層構造部材の製造を機械化または自動化することが長く求め られてきた。ミッテルシュタット (Mittelstadt)等への米国特許第4,475, 976号に、航空機のためのチャネルストリンガ等の、ある型の複合材料物を形 成するための自動化されたプロセスおよび装置が開示されている。チャネルスト リンガの例におけるプロセスは以下のとおりである。テープの形の繊維強化複合 材料の層が、ガントリによって保持された、テープを横たえるヘッドによって横 たえられる。テープの層が横たえられるレイアップマンドレルは、ほぼU型の断 面を有し、上部表面に真空ポートが配されている。テープの層はそのマンドレル の最上部ウェブ上に横たえられ、テープの層の側縁は片持ち梁状に横たえられる 。可撓性バッグは膨らませて張り詰めた状態にされて、マンドレルおよびテープ の層の最上部の上に降ろされる。バッグはマンドレル上を進んで、テープの層が マンドレル上に形成されるようにする。バッグはマンドレル上を進む間に、テー プの層をマンドレルのフランジとウェブとの間の2本の外形曲がり線に沿って折 り畳み、同時に、テープの層が直線に沿って折れないようにする。この作業を完 全に終えた後に、バッグはマンドレルによって保持されたシールを係合する。次 いでマンドレルの真空ポートを介して真空が与えられ、シール内のマンドレルと バッグとの間の領域から空気が追い出されて、テープの層が締め固められる。以 上のようにして、複合テープ材料の各層は、テープの次の層を横たえる前に形成 されかつ締め固められた。 ミッテルシュタット等への米国特許第4,475,976号のこのプロセスは 、テープの形の繊維強化複合材料の層がガントリによって保持されたテープを横 たえるヘッドによって横たえられ得る場合にはうまく作動しかつ費用効率が良い 。しかし、構造部材がより複雑な3次元の外形を有する場合(すなわち、上述の ミッテルシュタット等への特許に記載されたような、ガントリによって保持され たテープを横たえるヘッドが、プリプレグ材料の層を横たえるのに利用不可能な 場合)には、大型の手作業貼合せ用テンプレートを使用する、コストのかかる手 作 業貼合せ積層プロセスが用いられ、オペレータが手作業によって、プリプレグ複 合材料の予め切断された各層を貼合せ工具上(すなわち、貼合せ工具上またはプ リプレグの先行する層の上)の適正な位置および配向に横たえるのであった。こ の手作業貼合せ積層プロセスは、各構造部材につき、1または複数の手作業貼合 せ用テンプレートを使用した。この手作業貼合せ用テンプレートは可撓性の材料 から作られており、種々の開口部が切り開かれている。テンプレートの上部表面 上には、各開口部に近接して層の番号および他の印が記されており、オペレータ がテンプレートを使用する際の助けになる。先行技術の手作業貼合せ積層プロセ スは以下のように実行された。 正しい貼合せ用テンプレート(以下、手作業貼合せ用テンプレート)がオペレ ータによって探し出されて、貼合せ工具上に配置された。プリプレグ複合材料の 予め切断された各層はその適正な順序で、貼合せ工具上にテンプレートが配置さ れ、かつそのテンプレートが基準ピンを使用して適正な位置および配向に固定さ れることを必要とした。その後、オペレータはそのテンプレート上のその層の番 号が付された開口部を使用してマークを付け、それにより、先行する層の表面上 に次の層の輪郭をマーキングした。オペレータはテンプレートを貼合せ工具から 取除いて、層を横たえ、その層を貼合せ工具の外形に合致するように形成した。 その際層は、先行する層の最上部上に記された輪郭のマーキングのとおりに、適 正な位置および配向に置かれた。 層を締め固めるために(すなわち、先行する層と新しい層との間に閉じ込めら れた空気を取除くために)、オペレータは貼合せ工具の上にFEPシート(テフ ロンでコーティングされたマイラー製のリリースシート)を配置し、その後、F EPの上に空気抜き材料(空気織りまたは繊維ガラス布)の層を配置した。これ ら2つの層の上に、オペレータはナイロンバギング材料の層を配置し、これは粘 着テープ材料を使用して貼合せ工具の周辺に封止された。次いで、真空がナイロ ンバッグ内にポートを介して引込まれ、層が締め固められた。その時間および圧 力はオペレータによって制御され監視された。その後真空が解放されて、バッグ の層が取除かれた。以上の全体のプロセスは、積層構造部材のために必要な数の 層が得られるまで、後に続くプリプレグ複合材料の各層のために繰返された。 先行技術の手作業貼合せプロセスは以下の欠点または問題を有した:(1)間 違った手作業貼合せ用テンプレートが選択され、および/または順番の違う層を マーキングするといった、人的な誤りの可能性があった。(2)テンプレートを 作り、貯蔵しかつ使用するのにコストがかかった。(3)層を完全に形成するの に手作業による労力が必要とされた。これは、コストもかかり、オペレータの疲 労および健康問題を引き起こした。(4)各部品が完全に積層される度に空気抜 き材料およびナイロンバギング材料が廃棄され、これは、製造費用が繰返し発生 することを意味した。(5)締め固めの際に、材料の3つの層を配置してナイロ ンバギングを封止する作業は手作業によるものであり、これはオペレータを疲れ させ、容易に自動化されなかった。このことは、労働費が繰返し発生することを 意味した。(6)プロセスの重要なパラメータである真空圧およびその時間は、 オペレータによって一貫して与えられることはなかった。(7)いくつかの材料 の層(リリースシート、空気抜き、およびナイロンバギング)はあまり伸縮性が なく、したがってナイロンバギングの膜を複雑な3次元の部品の結合構造内また は上に配置しかつ襞付けするには注意が必要であった。これに失敗すれば、最終 部品に欠陥をもたらした。発明の概要 この発明、すなわち手作業を含む積層(HAL)システムは、先行技術の手作 業貼合せプロセスの以上の欠点の多くを解決または排除する。HALシステムは 、航空機および、自動車等の他の最終用途のための複合材料の構造部材を製造す るコストを軽減し、また、先行技術の手作業の貼合せ積層プロセスにおいてオペ レータの誤りによってしばしば生み出された複合プリプレグ材料からなる廃棄物 を排除できるため、環境に好ましい影響を与えるものである。 HALシステムの第1および第2の実施例が以下により詳細に記載されるが、 その中で、手作業貼合せ用テンプレートは排除され、かつ労働時間も短縮され、 したがって、3次元の外形を有する構造部材を製造するためのコストが大いに減 じられる。 HALシステムの第1および第2の実施例は各々、高速走査レーザ投影システ ムからなるサブシステムを含む。高速走査レーザ投影システムは、貼合せ工具の 3次元(3−D)外形表面上または貼合せ工具上に既に存在する層の上に投影さ れる、3−D数値制御(NC)データの組を利用する。単一のレーザ光ビームは 高速で走査されるため、貼合せ工具上に、人の目には連続した輪郭のように見え る輪郭を投影する。この輪郭は貼合せ工具上に横たえられるべき次の層の位置で あり、オペレータに厳密にどこに次の層を横たえるべきかを示す。貼合せ工具上 に投影されたレーザビームが、複合プリプレグの層を位置づけ配向するオペレー タを誘導するテンプレートとして機能するため、また、レーザによって投影され た輪郭が先行技術の手作業の貼合せ用テンプレートに置換えられるため、高速走 査レーザ投影サブシステムは光学的貼合せ用テンプレート(OLT)とも称され る。 上述の高速走査レーザ投影システム、すなわち光学的貼合せ用テンプレート( OLT)の構造上および動作上の詳細が、2つの係属中の米国特許出願に記載さ れている。すなわち:(1)ジョン W.ドーシー−パルマティール(John W.Do rsey-Palmateer)によって発明され、ボーイング・カンパニー(The Boeing Comp any)に共通に譲渡され、代理人書類番号89−299を有する、「光学的貼合 せ用テンプレートの投影を制御するための方法」(“Method For Controlling P rojection Of Optical Layup Template”)と題されて1992年9月28日に 出願された、米国特許出願連続番号第07/951,603号、および、(2) ジョン W.ドーシー−パルマティールによって発明され、ボーイング・カンパ ニーに共通に譲渡され、代理人書類番号89−299Aを有する、「協同のター ゲットを利用して光学的貼合せ用テンプレートの投影を制御するための方法」( “Method For Controlling Projection Of Optical Layup Template Utilizing Cooperative Targets”)と題されて1993年8月27日に米国至急郵便(U. S.Express Mail)TB375106699USによって出願された、米国特許 出願連続番号第 号、である。ジョン W.ドーシー−パル マティールのこれら2つの特許出願が、本特許出願内に、引用により援用される 。これら2つの特許出願は、以後、パルマティールの特許出願89−299およ び、パルマティールの特許出願89−299Aと、それぞれ称される。図面の簡単な説明 この発明のより深い理解のために、およびこの発明がいかに実行され得るかを 示すために、ここで添付の図面が例示の目的で参照される。異なる図面内で、同 じ参照番号が付された要素は、対応する機能を有する。 図1は、手作業を含む積層(HAL)システムの装置の第1の実施例の簡素化 された斜視図である。 図2は、締め固めボックスが格納位置にある、図1の装置の簡素化された正面 図である。 図3は、締め固めボックスが展開位置にある、図1の装置の簡素化された正面 図である。 図4は、締め固めボックスが展開位置にある、図1の装置の簡素化された平面 図である。 図5は、図1の装置内で用いられ得る、貼合せ工具の斜視図である。 図6は、図5の貼合せ工具の、工具の内部構造が仮想線で示された、別の斜視 図である。 図7は、図5の貼合せ工具の、工具の内部構造が仮想線で示された、側面図で ある。 図8は、図6に示される線VIII−VIIIにて破断された、断面図である。 図9は、中空でありかつ閉鎖された端部を有する、別の貼合せ工具の斜視図で ある。 図10は、中空でありかつ閉じられた端部を有する、別の貼合せ工具の斜視図 である。これは、航空機のリブのための貼合せ工具である。 図11は、光学的貼合せ用テンプレート(OLT)のブラウン管(CRT)の ディスプレイの一例の斜視図である。 図12は、光学的貼合せ用テンプレート(OLT)の投影フォーマットを表と して示したものである。この表は、3つのレベルを有し、水平に左から右へ、次 いで次のレベルのために下に降りるように読まれる。表の3つのレベルの各々は 、層の例、その層の例のための光学的貼合せ用テンプレート(OLT)のブラウ ン 管(CRT)のディスプレイ、およびその層の例のためのOLTで投影されたレ ーザ光画像(各画像は、高速走査レーザ光ビームによって描かれた輪郭であり、 レーザビームが矢尻で表わされる)を図示する。 図13から図31は、図1の手作業を含む積層(HAL)システムの装置の第 1の実施例の、動作モードを示す論理フローチャートである。個々の論理フロー チャートは、以下に詳細に記載される。 図32は、手作業を含む積層(HAL)システムの装置の第2の実施例の、簡 素化された斜視図である。 図33は、手作業を含む積層(HAL)システムの装置の第3の実施例の、簡 素化された斜視図である。好ましい実施例の説明 第1の実施例 この発明、すなわちHALシステムの第1の実施例は、層のマーキングのため の手段として、数値制御によるレーザプロジェクタサブシステムを含む(ここに 引用により援用されるパルマティールの特許出願に詳細に示されている)。層の 位置が貼合せ工具上にマークされると、オペレータは層をマークされた位置に手 作業で位置づける。HALシステムにおいては、オペレータは複合材料を貼合せ 工具に完全に合致させる必要はない。なぜなら、再使用可能な形成および締め固 め用バッグがこのシステム内に組込まれているためである。 層が工具上に適正に配置され、ある程度外形に形成された後に、オペレータは その層の上に孔のあいたテフロンフィルムを1枚配置し、そこで形成/締め固め のサイクルを行なうシステムを開始する。その後、形成および締め固め用バッグ が複合材料を貼合せ工具の形状に形成する作業を終え、真空で層を締め固める。 締め固め/形成用バッグはシリコーンゴムでできており、バッグの材料の作業面 側に間隔をおいて配された、盛り上がった六辺形のパッドを有する、特別な面の 肌を有する。この盛り上がったパッドの機能は、パッドとパッドの間に空気通路 を設けて、真空が層の表面にわたって移動することを可能にし、それにより別個 の空気抜き材料を不要とすることである。 形成が部分的に自動化され、かつ締め固めがより少ない消費材を使用して時間 も短縮して単一の動作で実行されるために、生産時間量が大いに節約される。こ の方法は、以前の手作業貼合せ方法と比較して、オペレータの技能および技術に 依存するところが少ない。層の形状および貼合せ順はもともとのエンジニアリン グNCデータの組から直接導き出されるために、許容公差を維持できなくなるこ とがない、順番の違う(または位置の違う)層の配置を排除する、および、(手 作業貼合せ用テンプレートよりもはるかに低いコストで)大いに簡素化された態 様で構成の制御の維持が可能である、という利点がある。 先進の複合積層板を生産するための製造プロセスでは、複合材料の各層は工具 上に正確に位置づけられて完全に形成されなくてはならず、その後、次の層を追 加する前に、閉じ込められた空気を取除くよう締め固められなくてはならない。 生産工場はまた、すべての層が適正な順位でかつ適正な繊維の配向で積み重ねら れたことを保証しなくてはならない。 HALシステムの第1の実施例は、オペレータが先進の複合材料の層を積層す るのを助けるために、(1)層の位置を決定し、(2)層を形成し、(3)層を 貼合せ工具上に締め固め、ならびに、(4)すべての層が適正な順番および配向 で重ねられたことを、オペレータに対して自動的に保証する。この発明は、先行 技術の手作業による貼合せ方法と比較して、層を探し当てるための労働時間を9 5%まで、材料の層を形成するための労働時間を50%まで、層を締め固めるた めの時間を80%まで減ずる。すべての積層作業にかかる全体の労働時間は、5 0%まで減じられる。その他にも、以下のような重要な利点がある。すなわち、 最終部品の品質保証が改善される、オペレータにとっての人間工学の問題(オペ レータの背中の痛み等)が減じられる、および、統計的プロセス制御(SPC) の目的のための重要なプロセスデータのパラメータが得られる、等である。 装置の説明 図1から図4は、HALシステムの装置の第1の実施例を示す、簡略図である 。図面は、理解しやすいようにいくつかの特徴が省略され、またいくつかの特徴 が概略的に描かれているという点で簡略化されている。図1で、HALワークス テーションまたはセル1は、以下のサブシステムおよびその要素を含む。 コンピュータ制御サブシステム コンピュータ制御サブシステムまたはメインコントローラ47は、HALセル 1の機械的および電気機械的システムならびに、HALセル1のレーザ投影シス テム72を制御する。メインコントローラ47は、メインコンピュータ71、す なわち、コンソール101内に装着されたプログラムされた汎用ディジタルコン ピュータを含む。この目的に好適なコンピュータは、インテル(Intel)804 86マイクロプロセッサを有するコンピュータである。コンソールはブラウン管 (CRT)等の視覚表示スクリーン48を有し、このスクリーンはコンピュータ 71に接続され、オペレータはこれを見る。キーボード等の入力デバイス50が コンピュータ71に接続される。ライトペン等のバーコードリーダ51もまたコ ンピュータ71に入力する。(コンソール101内の)電子ディジタルデータ記 憶またはメモリ装置102もまたコンピュータ71に接続する。コンピュータ7 1には、着脱可能なデータ記憶またはメモリ装置102aもまた接続される。着 脱可能なデータ記憶装置102aは、たとえばフロッピーディスクであり得る。 出力プリンタ(図示せず)もまたコンピュータ71に接続する。プリンタへの出 力データもまた、着脱可能なデータ記憶装置102aに送られる。 コンピュータ制御システム47は、オペレータインタフェースを提供し、また 、オペレータの誤りの可能性を防ぐかまたは最小限に抑えるのに十分な制御論理 を有する。これは、オペレータを誘導しかつ指示を与えるために、視覚表示スク リーン48上に適正な順序で部品のデータを自動的に表示することによって達成 される。たとえば、図1は台形の形状49を図示するが、これは現時点の層の形 状であって、CRT48上に表示されてオペレータに指示を与える。画像49は 、オペレータが貼合せ工具31上に横たえるべき、現時点の層の形状を正確に表 現したものである。画像49はまた、レーザ85によって貼合せ工具31上に描 かれる、台形のレーザビーム輪郭33と同じ形状であり、予め切断された複合プ リプレグ材料の実際の層はレーザ輪郭33と同じサイズおよび同じ台形形状を有 する。 オペレータは、層を貯蔵棚から取出して、その層を貼合せ工具上のレーザビー ム輪郭33内に配置する。その後オペレータは、キーボード50に戻って、コン ピュータ71に対して、層が横たえられたことを入力する。もちろん、図1に示 される層の台形形状は可能な一例にすぎないが、スクリーン48上の画像49の 形状は常に、レーザビーム輪郭33と同じ形状であり、貼合せ工具上に横たえら れるべき層のサイズおよび形状は、レーザ輪郭33と同じものである。 図1の、HALセル1の第1の実施例において、積層プロセス中HALセル1 を操作する目的で、キーボード50上には特定のファンクションキーがオペレー タのために備えられる。これらのファンクションキーのいくつかは以下のとおり である。 (1) 層を投影するためのファンクションキー。このキーによって、オペレ ータが取組んでいる現時点の層が、レーザによって貼合せ工具上に(または貼合 せ工具の最上部にある、先に横たえられた層上に)投影される。層の番号および その層に関する他の固有の情報が、視覚表示スクリーン48上に現れる。 (2) 層を1だけ進ませるためのファンクションキー。このキーによって、 投影され表示される層の番号が、積層順の次の層に進む。 (3) 層を1だけ戻すためのファンクションキー。このキーによって、投影 され表示される層の番号が、積層順の先行する層に戻る。 (4) 形成/締め固めのサイクルを開始するためのファンクションキー。こ のキーによって、システムはバッグを展開して貼合せ工具上での複合材料の形成 を終わらせ、かつ、貼合せプロセスの真空締め固めサイクルを提供する。真空圧 および真空をかける時間は、システムによって制御される。この時間測定は、真 空が予め設定されたレベルに達してから始まる。 このように、プログラムされたコンピュータ制御システム47を有しかつスク リーン48上にオペレータへの指令を視覚表示するHALセル1は、その後コン ピュータ71内に入力される、作業が達成されたという情報と相まって、オペレ ータが正しい機械動作サイクルを辿るように仕向ける。 レーザ投影制御サブシステム 図1のNCデータ駆動レーザ投影制御サブシステム72は、層のマーキング装 置である。レーザシステム72は貼合せ工具31上にビーム30を投射して、層 の輪郭33を描く。レーザプロジェクタ85はハウジング29内に装着される。 この目的のために好適なレーザプロジェクタは、マサチューセッツ州ボストン( Boston,Massachusetts)のジェネラル・スキャニング社(General Scanning In c.)によってOLT3000の名称で市販されている製品である。レーザ投影 制御システム、レーザビームを方向付けるのに使用される検流計ミラーのシステ ム、およびアナログ比較センサから戻る信号から測定値を得るために使用される システムは、ここに引用により援用される、パルマティールの特許出願89−2 99Aに、より詳細に記載されている。 レーザハウジング29は、フレーム部材20および11に固定された構造アー ム21上に、固定するように装着されている。パルマティールの特許出願89− 299Aに記載されるように、レーザプロジェクタ85からのレーザビーム30 はプログラマブルロジックコントローラによって制御される。図1のHALセル 1において、レーザプロジェクタ85(ならびにしたがってレーザビーム30お よび結果としてのレーザ輪郭33の形状)を制御するプログラマブルロジックコ ントローラはコントローラ71aであって、コンソール101内に配置される。 レーザ投影コントローラ71aは第2のコンピュータ(レーザ制御コンピュータ )を含み、これもコンソール101内に配置される。この目的のために好適なコ ンピュータはインテル80486マイクロプロセッサを有するものかまたは、モ トローラ(Motorola)68000マイクロプロセッサを有するものである。 レーザ投影コントローラ71aは、電気通信ライン103にわたってファイル サーバ(図示せず)からコントローラ71aにダウンロードされる、NC制御プ ログラムによって制御される。NC制御プログラムは、製造される部品のための 機械設計データの組から直接導き出される。図1のレーザビーム30はまた、テ ーブル37に装着されたアナログ比較センサ(ターゲット)41、42、43、 および44を走査して、テーブル37とレーザプロジェクタ85との間のずれを 自動的に補償する。テーブル37に装着されたアナログ比較センサを使用する、 この特定の型のレーザ投影システムは、パルマティールの特許出願89−299 Aの図1に関連して記載された型のレーザ投影制御システムである。比較センサ (ターゲット)41、42、43、および44がレーザ投影システム72内に構 築されているので、このシステムは寸法については自己補償を行なって投影の誤 りを防ぐ。 比較センサ41、42、43および44は、それぞれが電気通信ライン57、 58、60、および61に接続される。パルマティールの特許出願89−299 Aで記載されるように、この4つのアナログ信号は4つの緩衝増幅器(図示せず )に送られて、緩衝増幅器は4つのアナログ出力信号を4チャネルマルチプレク サ(図示せず)に送り、4チャネルマルチプレクサは1つのアナログ出力信号を アナログディジタル変換器(図示せず)に送り、そのアナログディジタル変換器 が1つのディジタル出力信号をレーザ投影コントローラ71aへと送る。レーザ コントローラ71aが次いで、ディジタル制御データを双方向電気通信ライン5 2を通じてレーザプロジェクタ85に送る。レーザ投影コントローラ71aはメ インコンピュータ71の従属装置である。 締め固めバッグサブシステム 図1において、締め固めバッグサブシステム35は、長方形の支持フレーム2 2と、一体型の空気抜きの等価物(上述のパッド)を有する膨張可能な形成/締 め固めバッグ23と、支持ボックスフレーム22の下方縁部の外辺に装着された 真空シールリブ36とを有する。バッグシステム35は自動的に展開され、調整 され、時間測定されて、貼合せ工具31上に層を形成しかつ締め固める。 形成/締め固めバッグ23は、伸張可能なシリコーンゴム材料によって作られ 、このために外形部品の形成および締め固めを大いに簡素化する。上に述べたよ うに、締め固め/形成バッグ23は、盛り上がった六辺形のパッドを有する、特 別な面の肌を有する。これらのパッドは、バッグ材料の作業面側(貼合せ工具に 面する側)上に、間隔をあけて配されており、この盛り上がったパッドの機能は 、層の表面を空気が通過することを許すことであり、これにより別個の空気抜き 材料が不要となる。この目的のために好適なシリコーンゴムのバッグ材料は、テ キサス州フォート・ワース(Fort Worth,Texas)のモウサイツ・コーポレイシ ョン(Mosites Corporation)によって、エンボス加工製品番号14116Tま た はエンボス加工製品番号1453Dで販売されている。 バッグ23は、図1に示されるように、長方形の支持フレーム22の底側に装 着される。支持フレーム22の上側には、図4に示される長方形のプレート81 がある。プレート81は透明なプラスチック材料で作られている。したがって、 バッグ23と支持フレーム22とプレート81とが、箱型のバッグハウスである 筐体を形成する。バッグハウスは構造アーム19および20によって保持される 。アーム19および20は、垂直フレーム部材7および8に装着された軸受上を 回転する回転軸18のまわりを回転または旋回する。 リニアアクチュエータ46の下方端部は、水平フレーム部材15上に装着され 、リニアアクチュエータ46のシャフトの上方端部は、回転軸18上に装着され たクレビスに接続される。したがって、リニアアクチュエータ46のシャフトの 収縮または伸張が回転軸18を回転させ、回転軸18が今度はアーム19および 20ならびにバッグハウス(支持フレーム22、バッグ23、およびプレート8 1)を90°の弧を描いて回転させる。すなわち、バッグハウスは垂直に立った 位置(図1および図2の格納位置)から水平の平らな位置(図3および図4の配 置)に回転する。 リニアアクチュエータ46の可逆モータは、図1内の双方向電気通信ライン6 2を通じて、締め固めバッグサブシステムコントローラ69から制御信号を受取 る。コントローラ69からの制御信号は、モータを第1の方向に走行させて、リ ニアアクチュエータのシャフトを延ばすように、したがって、締め固めバッグシ ステム35を図3および図4に示される配置に降りるように回転せしめる。また は、コントローラ69からの制御信号は、モータを反対の方向に走行せしめて、 図1に示されるようにリニアアクチュエータのシャフトを収縮させて、それによ り締め固めバッグシステム35を図1および図2に示される格納位置へと回転せ しめる。このように、コンピュータ制御システム47およびコントローラ69の 指令の下、バッグシステム35はオペレータの介入なしに機械的に回転されて貼 合せ工具31上に降ろされる。バッグシステムはその後回転して格納位置に戻さ れて、オペレータが次の層を横たえることができるようにレーザ投影システム7 2によって次の層の位置をマーキングすることが可能となる。 オペレータが層を横たえて、キーボード50上の形成/締め固めサイクルを開 始するボタンを押す(図23A参照)と、コントローラ69は図1に示されるフ レーム部材12上に装着された送風機24に、電気通信ライン53を通じて指令 信号を送る。送風機24がここで十分な空気圧を発生し、その空気圧がホース2 5を通してバッグハウスの上部内に送られて、バッグ23を膨張させる。バッグ ハウス内の空気圧は、図4に示されるプレート81の上側に配置された2つの空 気圧リリーフ弁84によって予め定められたレベルに一定に保たれる。各弁84 は、透明なプラスチック材料の円形の片83を含み、これは、プレート81に開 けられた円形の開口部82の周囲に位置付けられた4つのボルト88によってそ の位置に保持される。各ボルト88のシャフトは、張力のかかった状態のばねを 保持する。したがって、もしバッグハウス内の空気圧が予め定められた最適なレ ベルを超えると、ばねに逆らって円形片83を押上げる空気圧によって弁84が 開き、それによりバッグハウスから空気が流れ出す。 バッグシステム35が回転して図3に示される配置に降ろされる前に、貼合せ 工具31を支えるスマートテーブル37が図2および図3に仮想線37aによっ て示される、完全に下がった位置まで降ろされる。スマートテーブルを下方の位 置に降ろすこの作業は、バッグシステムが図3に示される水平の配置へと弧を描 いて降ろされる際に、膨張したバッグ23が貼合せ工具の最上部にある層にかす ったり擦れたりするのを防ぐために必要である。膨張したバッグ23が水平の配 置に達した後に、スマートテーブル37はバッグハウスの下方縁部上のシールリ ブ36に接触するように持上げられる。同時に、膨張したバッグ23は貼合せ工 具31およびその貼合せ工具の最上部の層と接触するようになり、したがって層 に対して締付け力を行使する。また同時に、真空が以下に記載されるようにテー ブル37を通じて、抜かれ始める。層に作用する力の組合せ、すなわち、バッグ 23の締付け力および、バッグ23を層に対してより緊密に押下げる真空によっ てかけられる力が、貼合せ工具31上の層の形成および締付けを達成する。 貼合せ工具支持サブシステム 貼合せ工具支持サブシステム34は、HALセル1内で貼合せ工具31を支持 しかつ適正に位置付ける。工具支持システム34は垂直に移動可能な支持テーブ ルまたはスマートテーブル37を含む。スマートテーブル37は、レーザ投影シ ステムが動作するサイクルにおける図1に示されるある1点で、貼合せ工具31 を支持し、かつオペレータによって選択された快適な作業高さにその工具を位置 付ける。サイクルの別の1点で、テーブル37はバッグハウスが回転して下に降 ろされる前に図2および図3に仮想線37aによって示される最も低い位置へと 収縮する。サイクルのまた別の1点で、テーブル37は図3に示される最も高い 位置へと伸張する。 コンピュータ制御システム下で、テーブル37はバッグが展開される前に図2 および図3に仮想線で示される低い位置37aまで降ろされる。上に述べたよう に、テーブル37が降ろされるのは、バッグ23が水平位置へと回転して降ろさ れる際にバッグが貼合せ工具上の最上層に擦れないようにするためである。バッ グが水平位置に完全に展開されると、テーブル37がここで高い位置に上げられ て、それによってテーブル37の上部表面が図3に示されるようにバッグ支持フ レーム22のシールリブ36に当たって、封止される。 テーブルのベッド下には機械をカバーするアコーディオン状の材料38がある 。テーブル37を上昇させたり下降させたりするための2つの鋏状の装置78お よび79が図2に仮想線で示され、これらはベース89上に装着されている。ボ ールねじアクチュエータアセンブリ80がこれらの鋏アセンブリを起動すること によってテーブルベッドを上げ下げする。ボールねじアクチュエータアセンブリ は、ダブルスプロケット74を駆動する可逆モータ73を含む。ダブルスプロケ ット74はチェーンベルトを保持し、このベルトがこの第1のダブルスプロケッ トの上方に第2のダブルスプロケットを駆動する。第2のダブルスプロケットは ベアリング75によって支持された、ねじが切られたシャフト77の右端部上に 装着される。第2のダブルスプロケットの他方側は、ねじが切られたシャフト7 7aの左端部上に装着される。鋏78に取付けられた移動可能なボール75は左 側のねじが切られたシャフト77上を移動し、一方、鋏79に取付けられた移動 可能なボール76は右側のねじが切られたシャフト77a上を移動する。図2に 示されるように、移動可能なボール75および76が中央から離れるように移動 する と、それにより鋏78および79が持上がる。移動可能なボール75および76 が中央に向かって移動すると、それにより鋏78および79が下がる。 図1で、スマートテーブル37のベッドは、貼合せ工具31内の位置合わせ穴 39および40を通して配置される工具位置付け用の2つのピン(図示せず)を 受取る。これは、工具31を比較センサ(ターゲット)41、42、43、およ び44に対して正確に位置付けて、レーザ投影システム72を校正するためであ る。 工具支持システム34はまた、真空/圧縮空気サブシステムを含む。図1で、 真空/圧縮空気システムは、(工場の真空システムまたは特定の場所に置かれた 真空ポンプ等の)真空源に接続された真空ホース27および、(工場の圧縮空気 システムまたは特定の場所に置かれた空気コンプレッサ等の)清浄な圧縮空気源 に接続された圧縮空気ホース26を含む。圧縮空気は、プリプレグ複合材料の層 を汚染することのないよう、清浄でなくてはならない。真空ホース27および圧 縮空気ホース26は、真空/圧縮空気調整パネル45の裏側に延びる。真空/圧 縮空気調整パネル45は、空気圧レギュレータ(図示せず)、真空レギュレータ (図示せず)、圧力ゲージ66、真空ゲージ67、および関連する配管ハードウ ェアを含む、ユーティリティパネルである。2目的ホース28は、真空/圧縮空 気調整パネル45から支持テーブル37の下方側に延び、そこで結合金具(図示 せず)に接続される。結合金具はテーブル37内の種々の内部空気通路(図示せ ず)に接続する。2目的ホース28は、サイクルの1段階においては圧縮空気を 搬送し、サイクルの別の段階においては真空引きをする。テーブル37内の空気 通路のいくつかが形成/締め固めサイクル中にテーブル37の上方表面の真空ポ ート(図示せず)を通じて真空引きをするのに使用され、その後、そのサイクル が完了した後、圧縮空気がホース28を通じて、テーブル内の同じポートを通っ て供給されて、貼合せ工具31上の真空を解放する。 テーブル37内の他の内部空気通路が、テーブル37の上方部分のソケット内 に装着された多数のボールキャスタ(図示せず)に圧縮空気を搬送するのに使用 される。圧縮空気がボールキャスタに送り込まれると、ボールがソケット内で持 上がる。このためボールの上方部分がテーブル37の表面の上に延びて、重い貼 合せ工具31の底面が回転するボールで支えられる。これにより、工具31はボ ールキャスタ上に載せて、テーブル上のある位置へと容易に動かされ、または作 業の終了時にテーブルから取除かれる。 図5、図6、図7および図8は、耐久性のある金属材料によって作られる貼合 せ工具92を示す。工具92は、図1、図32、図33、および図34のHAL セル内で使用され得る、3−D外形表面を有する貼合せ工具の一例である。工具 92は位置合わせ穴93および93aを有する平らなベース95を有する。外形 表面の中央区域98は、複合プリプレグの層が横たえられる場所である。中央区 域98を取囲む特別な縁取り96はグリット片である。グリット片96は多数の 細かい盛り上がった表面隆起を有する。グリット片は締付け中、層を定位置に保 持しかつ滑ることを防ぐ、摩擦表面を提供する機能を果たす。構造の一部として 層と層の間にはハニカム状のコアの片が挟まれるが、具体的には、グリット片は 、このハニカム状のコアの片の下方または上方に位置する層を保持する、摩擦を 提供する。キュア中に層をある位置に保持することにより、ハニカム状のコアが 砕けるのを防ぐ。 工具92は、強さおよび剛性に大いに影響を及ぼす、内部補強材およびリブ9 7を有するが、これは、貼合せ工具をフォークリフトによって持上げなくてはな らないためである。図8の断面図は、外形表面区域98の上部に横たわる、複合 プリプレグのいくつかの締付けられた層94を示す。 図9は、閉鎖された両端部および3−D外形表面を有する、中空の鋼製貼合せ 工具99である。これは、図1、図32、図33、および図34のHALセル内 で使用され得る。HALセルのシリコーンゴムバッグは、工具99の不規則な表 面にわたって形成しかつ締め固める。工具99上に作られるべき部品は、ケブラ ー(Kevlar)で製造される。 図10は、図1、図32、図33、および図34のHALセル内で用いられ得 る、3−D外形表面を有する、また別の貼合せ工具の例100である。工具10 0は中空であり、閉じられた端部を有し、航空機のリブを作るのに使用される。 さらに、工具100は、HALセルのシリコーンゴムバッグの、工具および部品 を収束角で形成しかつ締め固めする能力を示す。工具100はまた、複合プリプ レグの平らなシートが、V型の部分を有する工具上に完全に形成され得ることを も示す。 図11は、光学的貼合せ用テンプレート(OLT)のブラウン管(CRT)視 覚表示スクリーン105の一例を示すクローズアップ図である。視覚表示スクリ ーン105は3つのウィンドウに分割されている。第1のウィンドウは、層の形 状のウィンドウ106であって、これはオペレータに、レーザによって投影され た現時点の層の輪郭を表示する。図11に示される特定の例において、ウィンド ウ106は2つの分離した片を有する層を表示する。ウィンドウ106内の破線 は、部品の外周を表わす。メニューウィンドウ107は、キーボード上のファン クションキーの目的を、以下のように表示する。矢印108で、ウィンドウはフ ァンクションキーPF1が「システムメニュー」であるとの情報を表示する。矢 印109で、ウィンドウはファンクションキーPF2が「オペレータログオン」 であるとの情報を表示する。矢印110で、ウィンドウはファンクションキーP F3が「ターゲット発見」であるという情報を表示する。矢印111で、ウィン ドウはファンクションキーPF4が「層の番号」であるとの情報を表示する。矢 印112で、ウィンドウはファンクションキーPF5が「レーザのオン/オフ」 であるとの情報を表示する。矢印113で、ウィンドウはファンクションキーP F6が「ウィンドウ拡大」であるとの情報を表示する。矢印114で、ウィンド ウはファンクションキーPF7が「ログオフ」であるとの情報を表示する。 第2のウィンドウはステータスウィンドウ115であり、これはプロンプト、 エラー、およびステータスのメッセージを表示する。図11の例において、ウィ ンドウ115は、レーザが層(n)を投影しているというステータスを表示する 。ここでnは特定の層の番号である。第3のウィンドウはノートウィンドウ11 6であって、これは、層の材料、配向、接合、固定等の層の情報を表示する。図 11の例において、ウィンドウ116は、現時点の層がフィラー層(n)である (ここでnは特定の層の番号である)、1.0インチのXS(過剰)がある(過 剰な材料はその部品がキュアされた後に削り取られる)、および、突き合わせ接 合が可能である、との情報を表示している。 図12は、光学的貼合せ用テンプレート(OLT)の投影フォーマットを表と して示したものである。この表は3つのレベルを有し、水平に左から右へ、その 後下がって次のレベルへと読まれる。この表の3つのレベルの各々が、層の例、 その層の例のための光学的貼合せ用テンプレート(OLT)ブラウン管(CRT )スクリーン表示、および、その層の例のための実際のOLTの投影レーザ画像 (各画像は高速走査レーザ光ビームによって描かれた輪郭であって、レーザビー ムは矢尻で表わされる)、を示す。 図12で、第1の層の例は完全な層117である。OLT CRTスクリーン が画像118を表示する。実際にOLTで投影される画像は、貼合せ工具上のレ ーザ輪郭119である。第2の層の例は、画像フレームダブラーまたはフィラー 層120を含む。OLT CRTスクリーンは画像121を表示する。実際にO LTで投影される画像は、貼合せ工具上のレーザ輪郭122である。第3の層の 例は、内部の層またはコアの位置123を含む。OLT CRTスクリーンは画 像124を表示する。実際にOLTで投影される画像は、貼合せ工具上のレーザ 輪郭125である。 プロセスの説明 実際の貼合せプロセス中、オペレータはこの発明の第1の実施例、すなわち図 1のHALセル1を使用し、HALセル1は、オペレータに対して、層の境界位 置(レーザプロジェクタがこの情報を投影する)と、層の型(スクリーンがこの 情報を表示する)と、繊維の配向(レーザプロジェクタがこの情報を貼合せ工具 の上に投影し、スクリーンがこの情報を表示する)とを示す。オペレータは次い で、適切な層を正しい位置に配置して、工具上の、ディスプレイで識別された区 域内に層を形成する。その後オペレータは、部分的に形成された層の上にFEP の層を広げる。オペレータはその後、キーボード上のファンクションキーを押し て、(上に記載した)形成/締め固めサイクルを開始する。HALセル1は形成 プロセスを終えて、真空で工具上で層を締め固める。オペレータは層の積層の仕 上がりを確認し、プロセスのルーチンおよびサブルーチンを、部品が完成するま で続ける。工具は次いで取除かれて、貼合せプロセスが完了する。プロセスの記 録は、部品の書類に貼り付けるために印刷され、また、着脱可能なメモリ102 a内に電子的に記憶される。 第1の実施例、すなわち図1のHALセル1のプロセスのルーチンおよびサブ ルーチンは、図13から図31内の以下のフローチャートを参照して、より詳細 に記載され得る。 図13は、HALシステムの動作内の主要なプロセスブロックを示す論理フロ ーチャートである。主要なプロセスブロックとは:コールドスタートを実施する (図14参照)主要プロセスブロック1000;監視動作を実施する(図15参 照)主要プロセスブロック2000;部品を積層する(図20参照)主要プロセ スブロック3000;および、補助プロセスである(図26参照)主要プロセス ブロック4000である。図13に示されるように、コールドスタートを実施す る主要プロセスブロック1000から、システムは部品を積層する主要プロセス ブロック3000に移行するが、システムはまた、監視動作を実施する主要プロ セスブロック2000、または補助プロセスである主要プロセスブロック400 0へも移行し得る。システムは、監視動作を実施する主要プロセスブロック20 00から、部品を積層する主要プロセスブロック3000へと、行き来すること が可能である。システムはまた、補助プロセスである主要プロセスブロック40 00から、部品を積層する主要プロセスブロック3000へと行き来することが 可能である。 図14は、図13からの、コールドスタートを実施する主要プロセスブロック 1000のステップを示す論理フローチャートである。図14に示されるように 、手動のプロセスブロック1010で主電源スイッチを入れる。ブロック101 0から、システムは自動プロセスブロック1020へと移行して、すべてのエグ ゼクティブズをロードして診断を行なう。エグゼクティブズとは、HALシステ ム内ですべての基本的な動作機能を行なう、特定のコンピュータオペレーティン グプログラムである。たとえば、オペレータとの通信を行なうエグゼクティブコ ンピュータプログラムがあり、また別のエグゼクティブコンピュータプログラム は、ファイルサーバからNC制御データをダウンロードするための線通信を行な う。 ブロック1020から、システムは通信を初期設定するという、自動プロセス ブロック1030に移行する。システムはブロック1030から自動プロセスブ ロック1040へと移行して、締め固めバッグがホームポジションにあることを 確認して、空気圧の締め固めバッグへの流入を開始させる。システムはブロック 1040からブロック1050に移行する。ブロック1050は、レイアップス テーションにおいてオペレータの識別バッジリーダをワンドするようにとの、オ ペレータに対するスクリーンプロンプトである(識別バッジを「ワンドする」と は、識別バッジ上のバーコードにバーコードリーダのライトペン(ワンド)を通 して、バーコードリーダが識別バッグ上のバーコードを読取るようにすることで ある)。システムは次いで、部品を積層する主要プロセスブロック3000へと 移行する。 図15は、図13からの、監視動作を実施する主要プロセスブロック2000 におけるステップを示した論理フローチャートである。図15に示されるように 、システムは、部品を積層する主要プロセスブロック3000から、手動のプロ セスブロック2118へと移行し、ここでオペレータは、自らの識別バッジをバ ーコードリーダでワンドする。ブロック2120でシステムは、データベース内 のユーザファイルにある許可されたユーザ(オペレータ)のリストにアクセスす る。判断ブロック2122は、ユーザの識別番号が許可されたユーザのリスト内 にあるかどうかという質問である。もし答がノーであれば、ブロック2124は 「インバリッドユーザ」と表示する。ブロック2124の次に、ブロック212 8は「ログオン」プロンプトを表示する。もし判断ブロック2122への答がイ エスであれば、ブロック2126はパスワードのためのプロンプトを表示する。 手動プロセスブロック2130でオペレータはパスワードを入力する。システム は、データベース内のユーザファイルにある許可されたパスワードにアクセスす る。判断ブロック2134は、パスワードが正しいかどうかという質問である。 もしパスワードが正しくなければ、システムはブロック2126、すなわちパス ワードのためのプロンプトに戻る。もしパスワードが正しければ、システムはブ ロック2136に移行して、ユーティリティオペレーションのためのメニューを 表示する。オペレータは次いでブロック2138、ブロック2142、ブロック 2144、またはブロック2140のいずれかを選択する。もしオペレータがブ ロック2138を選択した場合、システムはプロセスブロック2010に移行し て、 オペレータを付加または抹消する(図16参照)。もしオペレータがブロック2 140を選択した場合には、システムはプロセスブロック2020に移行して、 レポートを印刷または表示する(図17参照)。もしオペレータがブロック21 42を選択した場合には、システムはプロセスブロック2030へと進み、これ はデータをダウンロードする(図18参照)。オペレータがプロセスブロック2 144を選択した場合には、システムはプロセスブロック2040へと進み、部 品の番号のアトリビュートを付加または編集する(図19参照)。 図16は、図15からの、プロセスブロック2010、すなわちオペレータを 付加/抹消する機能の論理ステップを示す。ここで図16を参照して、プロセス ブロック2000は監視動作を行なう。ブロック2012は、オペレータの種類 のためのメニュープロンプトである。手動プロセスブロック2014で、オペレ ータの種類が選択される。システムは次いでブロック2015でデータベースの ユーザファイルにアクセスする。判断ブロック2016は、この種類のために許 可されているかどうかという質問である。許可されていなけれが、ブロック20 18は「この選択に対して許可されていない」との表示をする。許可されていれ ば、フローはブロック2022へと移行して、オペレータを付加または抹消する ためのメニューを表示する。フローはその後、手動プロセスブロック2024へ と進んで、オペレータの付加または抹消が選択される。自動プロセスブロック2 026において、ユーザデータベースが更新される。データベースのユーザファ イルは、ブロック2028でアクセスされる。表示ブロック2030はオペレー タに、バーコードリーダによってオペレータのバッジをワンドするよう指示する 。その後フローは判断ブロック2032、すなわち終了か?という質問に移る。 もし答がイエスであれば、ブロック2046でオペレータは「終了」ファンクシ ョンキーを押す。フローはその後、監視動作を実施する主要プロセスブロック2 000に戻る。もし答がノーであれば、フローはオペレータの識別バッジをワン ドする、手動プロセスブロック2034に移行する。その後フローは、オペレー タの名前を入力せよとのプロンプトである、ブロック2036に移る。手動のプ ロセスブロック2038で、オペレータは本人の名前を入力する。次いでフロー は、判断ブロック2040、すなわちパスワードは必要か?という質問に移る。 もし 答がイエスであれば、フローは、パスワードのためのプロンプトであるブロック 2042に移る。ブロック2044で、オペレータはパスワードを入力する。そ の後フローはブロック2026に戻る。もし答がノーであれば、システムはブロ ック2026に戻る。 図17は、図15からのレポートを印刷または表示する機能であるプロセスブ ロック2020内のステップを示す。監視動作を実施する主要プロセスブロック 2000で、表示ブロック2050はレポートの種類のためのメニュープロンプ トである。手動プロセスブロック2052で、レポートの種類が選択される。フ ローはその後表示ブロック2054に移る。これは、出力装置を選択するための プロンプトである。手動プロセスブロック2056で出力装置が選択される。ブ ロック2058で、レポートが印刷または表示される。その後フローは、監視動 作を実施する主要プロセスブロック2000に戻る。 図18は、図15からの、データをダウンロードするプロセスブロック203 0内のステップを示す。監視動作を実施する主要プロセスブロック2000にお いて、表示ブロック2060は部品の番号を入力せよとのプロンプトである。手 動プロセスブロック2062で、オペレータは部品の番号をワンドして、「エン ター」キーを押す。自動プロセスブロック2064で、システムはその部品のフ ァイルを局所記憶装置内へとダウンロードする。メッセージブロック2066で 、システムはダウンロードされた部品番号のデータの組およびそのステータスを 表示する。ブロック2068は、「ログオン」プロンプトの表示である。システ ムはその後、監視動作を行なう主要プロセスブロック2000に戻る。前置プロ セッサによっては、一度に1つのデータの組のダウンロードしか許可しないもの もあろう。そのようなハードウェアでは、オペレータはダウンロードのために単 一の部品番号のみをワンドする。 図19は、図15からの、部品番号のアトリビュートを付加または編集するプ ロセスブロック2040のステップを示す。図19において、監視動作を実施す る主要プロセスブロック2000で、表示ブロック2070は、部品の番号をワ ンドまたは入力するようにとのプロンプトである。フローはその後手動プロセス ブロック2072に移行し、そこでオペレータは部品の番号をワンドするかまた は入力する。ブロック2074で、システムはデータベース内の部品番号のファ イルにアクセスする。自動プロセスブロック2076で、部品の番号はアトリビ ュートを付加または編集されるために待ち行列を作る。ブロック2078は、部 品の番号および工具の表を表示する。手動プロセスブロック2080で、オペレ ータは表のエントリを入力または編集する。ブロック2082は、第1または次 の層の表を表示する。手動プロセスブロック2084で、表のエントリを入力ま たは編集する。判断ブロック2086は、これが最後の層であるかどうかを質問 する。答がノーであれば、フローは上の表示ブロック2082に戻る。答がイエ スであれば、フローは監視動作を実施する主要プロセスブロック2000に戻る 。 図20は、図13からの、部品を積層する主要プロセスブロック3000内の ステップを示す。図20に示されるように、第1のステップはプロセスブロック 3100であり、貼合せオペレータログオンである。フローはその後、部品をセ ットアップするプロセスブロック3200に移る。次いでフローは、層を積層す るプロセスブロック3300に移行する。フローはその後、層の欠陥を回復させ るプロセスブロック3400、または補助締め固めのプロセスブロック3600 のいずれかに行き来が可能である。さらに、フローはブロック3300から、貼 合せオペレータログオフであるプロセスブロック3500に移ることが可能であ り、または、フローはブロック3200に戻ることも可能である。 図21は、図20からの、貼合せオペレータログオンであるプロセスブロック 3100内のステップを示す。図21に示されるように、コールドスタートを実 施する主要プロセスブロック1000において、表示ブロック3110はオペレ ータに、レイアップステーションにおけるバーコードリーダでオペレータの識別 バッジをワンドするよう指示する。オペレータはそこで、バーコードリーダでバ ッジをワンドする、手動プロセスブロック3112を行なう。システムはその後 、ブロック3114で、データベースのユーザファイルにアクセスする。判断ブ ロック3116は、ユーザの識別が正しいかどうかを問う。もし答がノーであれ ば、ブロック3118は「インバリッドユーザ」というメッセージを5秒間表示 する。フローはその後ブロック3110に戻る。もし答がイエスであれば、オペ レータは自動プロセスブロック3120でログオンされる。フローはその後、部 品をセ ットアップするプロセスブロック3200に移る(以下に記載される図22参照 )。 図22は、図20からの、製造されるべき特定の部品をセットアップするプロ セスブロック3200内のステップを示す。図22に示されるように、プロセス ブロック3100は貼合せオペレータログオンである。ブロック3202は、オ ペレータに、製造されるべきこの特定の部品のための製造計画上の部品番号のバ ーコードをワンドするように指示する。(各部品のための製造計画とは、その特 定の部品のための製造ステップを定義する、一連の書類である。)手動プロセス ブロック3204は、バーコードリーダによって部品番号のバーコードをワンド するものである。ブロック3206において、この部品のためのNCデータの組 を検索するために、部品番号の局所データベースがアクセスされる。判断ブロッ ク3208で、この部品のためのNCデータの組がその局所データベース内に存 在するかどうかが問われる。もし答がノーであれば、ブロック3210は「局所 記憶装置内に部品番号なし」と表示する。ここでオペレータは、上司にこの状況 を報告する。その後、そのデータの組のダウンロードは、データのダウンロード のための主要プロセスブロック2000内で行なわれるであろう。もし答がイエ スであれば、自動プロセスブロック3212が実行のために部品番号の待ち行列 を作る。ブロック3214は、貼合せ工具のバーコードをワンドするようオペレ ータに指示する。フローはその後、手動プロセスブロック3216に移行して、 ここでオペレータは工具のバーコードをワンドする。判断ブロック3218は、 その工具の番号がこの部品の番号に対して正しいかどうかを問う。もし答がノー であれば、ブロック3220は「この部品番号に対して間違った工具である」と 5秒間表示する。判断ブロック3222は、その工具のバーコードが4回以上ワ ンドされたかどうかを問う。答がノーであれば、フローはブロック3214に戻 る。もし答がイエスであれば、フローはブロック3202に戻る。ブロック32 18で、もし工具の番号がこの部品の番号に対して正しければ、フローは自動プ ロセスブロック3224に進み、工具の連続番号のためのオフセットデータをロ ードして、レーザの投影データを解釈する。フローはブロック3226、すなわ ち「工具を載せる」という表示に移る。手動プロセスブロック3228において 、 オペレータは、テーブル内のボールキャスタを持上げることによって、工具を載 せて、その後、貼合せ工具を正しい場所に位置付ける。オペレータは次いで、貼 合せ工具の位置合わせ穴内にピンを配置して、ボールキャスタを引っ込める。自 動プロセスブロック3230は、ピンが挿入されかつ貼合せ工具がテーブル上で 平であることを確認する。判断ブロック3232は、貼合せ工具の位置が正しい かどうかを問う。もし答がイエスであれば、システムは層を積層する主要プロセ スブロック3200に移行する。もし答がノーであれば、メッセージブロック3 234が「工具が正しく位置合わせされていない」と表示する。手動プロセスブ ロック3236において、オペレータは「認識」ファンクションキーを押す。フ ローはその後、手動プロセスブロック3228に戻って、そこでオペレータはテ ーブル上に工具を正しく位置合わせする。 図23Aおよび図23Bは、図20よりの、層を積層するプロセスブロック3 300のステップを示す。図23Aに示されるように、フローは、部品をセット アップするプロセスブロック3200から、手動のプロセスブロック3302に 移り、ここでオペレータは「投影」ファンクションボタンを押す。フローはその 後、自動プロセスブロック3304に移って、レーザが比較ターゲットを識別し て、最終的なデータ修正を行なう。レーザはその後、第1の層の投影を開始する 。次いでフローは、手動プロセスブロック3306に移行して、ここでオペレー タは現時点の層(または第1の層)を投影されたラインに配置して、貼合せ工具 の外形表面に層を(手作業によって)形成する。フローは次いで、手動プロセス ブロック3308に移り、ここでオペレータは層が正しい位置にあることを確認 し、オペレータはまた、層に異質物が含まれていないか、または層に損傷がない かどうかをもチェックする。オペレータはその後、この特定の部品のための製造 計画にCIMSのラベルを貼り付ける。(CIMSとは、複合情報管理システム を表わす略語である。CIMSラベルは、記録を残す目的で、この部品を作るた めに使用された複合プリプレグ材料の特定のロールを識別するラベルである。) フローは次いで、欠陥が存在するかどうかを問う判断ブロック3310に移行す る。答がイエスであれば、フローはプロセスブロック3400に移って、層の破 損を修復する(図24参照)。答がノーであれば、フローは層が完全であるかど うか を問う判断ブロック3312に移る。答がノーであれば、フローは手動プロセス ブロック3320に移って、ここでオペレータは現時点の層をインクリメントす る。その後フローは手動プロセスブロック3302に戻って、ここでオペレータ は「投影」ファンクションボタンを押す。判断ブロック3312に対する答がイ エスであれば、フローは手動プロセスブロック3314に移り、ここでオペレー タは工具の上にFEP(リリースフィルム)を広げ、形成/締め固めサイクルを 開始するためのボタンを押す。フローは自動プロセスブロック3316に移って 、ここでバッグの膨張がチェック(または設定)される。フローはその後、コン パクタを位置付けかつ降ろす、自動プロセスブロック3318に移る。このフロ ーは図23Bに示されるステップに続く。 図23Bに示されるように、次のステップは自動プロセスブロック3322、 すなわち真空を与えるステップである。その次のステップは真空が得られたかど うかを問う、判断ブロック3324である。もし答がノーであれば、プロセスは ブロック3326に移って、真空が供給されなかったというメッセージが表示さ れる。フローはその後、プロセスブロック3328に移行して、システムの誤り が回復される。もしブロック3324に対する答がイエスであれば、フローは自 動プロセスブロック3330に移って、締め固めプロセスの時間が計測される。 プロセスはその後、自動プロセスブロック3332に移って、真空ラインが閉じ られる。その後フローは、自動プロセスブロック3334に移って、真空ライン が与圧されて、タイマがスタートする。フローは次いで自動プロセスブロック3 336に移って、時間の終了時に真空ライン内の圧力が停止する。その後フロー は自動プロセスブロック3338に移行して、コンパクタが持上げられてホーム ポジションに戻される。フローは次いで手動プロセスブロック3340に移行し 、ここでオペレータは層に襞および/または皺がないかどうかを視覚的に確認す る。その後フローはブロック3342に移って、層が受入可能かどうかが問われ る。もし答がノーであれば、フローはプロセスブロック3400に移って、層の 破損が修復される(図24参照)。ブロック3342への答がイエスであれば、 フローは手動プロセスブロック3344に移って、製造計画に刻印がなされかつ 頭文字で署名される。フローはその後、部品が完全であるかどうかを問う判断ブ ロッ ク3346に移る。もし答がノーであれば、フローは手動プロセスブロック33 48に移って、現時点の層がインクリメントされる。その後フローはブロック3 348から図23A内の手動プロセスブロック3302、すなわち、「投影」フ ァンクションボタンを押すブロックに戻る。もしブロック3346に対する答が イエスであれば、フローは表示ブロック3350に移り、部品の記録および例外 報告を印刷するよう表示がなされる。その後フローは手動プロセスブロック33 52に移り、ここでオペレータは貼合せ工具を取除き、部品の記録を製造計画に 貼り付ける。フローはその後、次の部品をセットアップするための、プロセスブ ロック3200に戻る(上の図22参照)。 図24は、図20からの、層の破損を修復するプロセスブロック3400のス テップを示す。図24に示されるように、フローは、層を積層するプロセスブロ ック3300から、層を置換するかどうかを問う判断ブロック3402に移る。 もし答がノーであれば、フローは手動プロセスブロック3404に移り、ここで オペレータは手動で層を修繕する。フローはその後、層を積層するためのプロセ スブロック3300に戻る。もしブロック3402に対する答がイエスであれば フローは手動プロセスブロック3406に移って、ここでオペレータは手動で層 を取除く。次にフローは手動プロセスブロック3408に移り、ここでオペレー タはCIMS層置換処理バーコードを入力する。フローは手動プロセスブロック 3410に移行して、ここでオペレータは新しい層を切断し、製造計画にスタン プを押し、それに日付を入れる。その後オペレータは、CIMS取付処理に入っ て、新しい材料を記録する。フローは手動プロセスブロック3412に移り、こ こでオペレータはCIMS内に除去タグを入力することが可能である。フローは その後、層を積層するプロセスブロック3300に戻る。 図25は、図20からの、貼合せオペレータログオフであるプロセスブロック 3500内のステップを示す。図25に示されるように、部品を積層するプロセ スブロック3000に続く手動プロセスブロック3502で、オペレータは「ロ グオフ」ファンクションボタンを押す。自動プロセスブロック3504はセルを 停止させて、待ち行列にある部品を現時点の層で保持する。自動プロセスブロッ ク3506は、現時点のオペレータをログオフする。ブロック3508は、次の オペレータにレイアップステーションにおいて識別バッジをワンドするようにと のプロンプトを表示する。システムフローはその後、プロセスブロック3100 に移行して、貼合せオペレータをログオンする(図21参照)。 図26は、図13からの、補助プロセスである主要プロセスブロック4000 のステップを示す。図26に示されるように、システムフローは、部品を積層す るプロセスブロック3000から、非常停止のプロセスブロック4100(図2 7参照)、または送り一時停止のためのプロセスブロック4200(図28参照 )または、システムの誤りを回復するプロセスブロック4300(図29参照) 、または、メンテナンスを行なうプロセスブロック4400(図30参照)、ま たは、機械を手動で制御するプロセスブロック4500(図31参照)、のいず れかに移行が可能である。システムは、図26に示されるように、非常停止のプ ロセスブロック4100から、部品を積層するためのプロセスブロック3000 に戻るが、同じことが、プロセスブロック4200、プロセスブロック4300 、プロセスブロック4400、およびプロセスブロック4500にも当てはまる 。 図27は、図26からの、非常停止のプロセスブロック4100のステップを 示す。図27に示されるように、手動プロセスブロック4102でオペレータが 非常停止を選択するか、または、自動プロセスブロック4104で装置の誤りが 非常停止を引起こす。自動プロセスブロック4106は、すべての回転軸駆動装 置への電力を低下させる。ブロック4108は、診断の表示である。手動プロセ スブロック4110で、オペレータが介入する。手動プロセスブロック4112 は、バッグハウスをリセットするブロックである。手動プロセスブロック411 4は、サイクルの開始を選択するものである。プロセスブロック2200で、部 品の積層が継続される。 図28は、図26からの、送り一時停止のプロセスブロック4200のステッ プを示す。自動プロセスブロック4202は、バッグサイクル中、オペレータが 危険な区域にいるのを発見して、手動プロセスブロック4204が送り一時停止 を選択し、自動プロセスブロック4206に移って、すべての回転軸の動きが停 止される。手動プロセスブロック4208でオペレータが介入する。手動プロセ スブロック4210でバッグサイクルの開始ボタンまたは、シーケンスのインク リメント/デクリメントボタンが選択される。システムのフローはその後、部品 を積層するプロセスブロック2200に移る。 図29は、図26からの、システムの誤りを回復するためのプロセスブロック 4300のステップを示す。自動プロセスブロック4302はプロセスまたはシ ステムを停止させる。ブロック4304は、適切な診断およびログオンプロンプ トを表示する。手動プロセスブロック4306でオペレータが介入する。手動プ ロセスブロック4308でバッグサイクルの開始ボタンまたは、層のインクリメ ント/デクリメントボタンが選択される。プロセスブロック4310で処理に戻 る。 図30は、図26からの、メンテナンスを実施するプロセスブロック4400 のステップを示す。図30に示されるように、手動プロセスブロック3601は 、MCUをメンテナンスのために選択するものである。(MCUは機械制御ユニ ット(すなわちコントローラ)を表わす。)手動プロセスブロック3602でM CUがローカルに設定される。手動プロセスブロック3604でメンテナンスが 行なわれる。プロセスブロック3606で、MCUは遠隔に設定される。 図31は、図26からの、機械を手動で制御するプロセスブロック4500の ステップを示す。図31に示されるように、手動プロセスブロック3702は機 械MCUにおけるローカルに選択された送り一時停止である。手動プロセスブロ ック3706で、MCUは遠隔モードに設定される。手動プロセスブロック37 03は、必要とされるローカルファンクションである。手動プロセスブロック3 704は、JOGを選択するものである。(JOGスイッチとは、オペレータが インクリメント内または個別の回転軸内のある機械素子を動かすことを可能にす るスイッチである。)手動プロセスブロック3705で、バッグハウスのゼロ基 準が設定される。ここで、多くの機械的機能が機械に特有のものであることが理 解されるであろう。さらに、すべての機械的機能がすべてのコントローラ上にあ るわけではない。 第2の実施例 装置の説明 図32は、この発明の第2の実施例、すなわちHALセル301を示す。HA Lセル301は図1のHALセル1に類似のものであるが、ここで異なるのは、 セル301が貼合せ工具308内に装着された協同のターゲット302、303 、304、305、306、および307を用いることである。この協同のター ゲットは、たとえば「逆(retro)反射ターゲット」であり得る。他の例は、パ ルマティールの特許出願89−299Aの第12頁に示されており、これがここ に引用により援用される。協同のターゲットの使用により、図1に示される電気 通信ライン57、58、60、および61の使用が排除される。 協同のターゲットの使用、その使用を実現するのに必要とされるOLTヘッド の設計、ならびに、そのOLTプロジェクタヘッドの位置およびアングルコサイ ンマトリックスの配向を解くための偏微分を計算し、かつロードするための、C 言語で書かれた解決エンジン(solving engine)が、ここに引用により援用され るパルマティールの特許出願89−299Aに説明される。 その他の点では、HALセル301内の装置は図1のHALセル1のものと同 じであり、上述のHALセル1の記載がここに引用により援用される。なぜなら その記載は図32のHALセル301にも当てはまるためである。 プロセスの説明 上に述べたように、HALセル301は図1のHALセル1に類似のものであ り、異なるのは、セル301が貼合せ工具308に装着された協同のターゲット 302、303、304、305、306、および307を用いることである。 協同のターゲットを使用することにより、図1に示される電気通信ライン57、 58、60、および61が使用されなくなる。協同のターゲットの使用は、ここ に引用により援用されるパルマティールの特許出願89−299A内に記載され る。 したがって、HALセル301のプロセスのルーチンおよびサブルーチンは、 図1のHALセル1のものと同じであり、上の図13から図31のフローチャー トで説明されたHALセル1のプロセスのルーチンおよびサブルーチンの記載が ここに引用により援用される。なぜなら、その記載が図32のHALセル301 にも等しく当てはまるためである。 第3の実施例 装置の説明 図33は、この発明の第3の実施例、すなわちHALセル501を示す。HA Lセル501はレーザ投影システムを用いないので、テーブル502は比較セン サターゲットを有する必要がなく、貼合せ工具503は協同のターゲットを有す る必要がない。オペレータは、手作業貼合せ用テンプレートを使用して、貼合せ 工具503上に層の位置および配向をマークする。 制御システム 図33において、プログラマブルロジックコントローラ504は、フレーム部 材2および3の間の機械の右側に装着された、制御パネル505内に位置する。 この目的のために好適なプログラマブルロジックコントローラは、アレン−ブラ ッドリー(Allen-Bradley)のPLC−5である。コントローラ504は、オペ レータの誤りの可能性を防ぐかまたは最小限に抑えるのに十分な制御論理を有す る。これは、機械の動作を監視してオペレータに指示を与えるために、視覚表示 スクリーン506上に機械の動作の状態を自動的に表示することによって達成さ れる。図33で、表示装置506はパネル505の上方に装着される。この目的 のために好適な表示装置は、アレン−ブラッドリーのデータライナー(DataLine r)であり、これは2線のディジタル表示を有する。表示装置506の目的は、 セルの状態に関する進行中の記録、現時点のサイクルの情報、および存在し得る アラーム状態を提供することである。 コントローラ504は、形成するプロセス、真空のレベル、および真空をかけ る時間が首尾一貫して操作されることを確実にする決まったプログラムまたは、 固定制御プログラムによって制御される。オペレータには、積層プロセスの形成 および締め固めのサイクル中、HALセル501を操作するために、制御パネル 505上に特定のファンクションボタンが備えられる。 ファンクションボタンは以下のとおりである: (1) 形成/締め固めサイクルを開始するためのファンクションボタン。こ のボタンによって、システムはバッグを展開して、貼合せ工具上での複合材料の 形成を終えて、貼合せプロセスの真空締め固めサイクルを提供する。真空圧およ び真空をかける時間は、システムによって制御される。予め設定されたレベルの 真空が得られて初めて、時間の計測が始まる。 (2) 高真空および低真空のためのファンクションボタン。高真空ボタンは 、水銀柱22インチまたはそれ以上の真空レベルが層にかけられるようにする。 低真空ボタンは、水銀柱8インチないし10インチの真空レベルが層にかけられ るようにする。低真空ボタンは、ハニカム状のコアが構造物の一部分である場合 に使用される。低真空レベルは、この状況において部品が損傷するのを防ぐ。 (3) テーブルの人間工学のためのファンクションボタン。このボタンによ り、オペレータはテーブルを、背中を痛めることのないようにそのオペレータに とって正しい作業高さに設定することが可能となる。 手動貼合せ用テンプレートを使用して貼合せ工具503上に層をマーキングし た後に、オペレータは貯蔵棚から層を取出して、その層を貼合せ工具上に置く。 その後オペレータは、制御パネル505に戻って、パネルの表面に装着された、 形成/締め固めサイクルを開始するファンクションボタンを押す。このように、 プログラムされたコントローラ504および視覚表示スクリーン506を有する HALセル501は、オペレータが常に正しい動作サイクルを辿ることを可能に する。これにより、最終部品の品質保証が改善される。 プロセスの説明 第3の実施例、すなわち図33のHALセル501のプロセスのルーチンおよ びサブルーチンは、簡略化して以下のように記載され得る。すなわち、第1に、 運転手が作業セルに、新しい貼合せ工具と作業命令とを搬送する運送カートを持 ってくる。オペレータは作業命令を工具/キッドに対してチェックする。オペレ ータは締め固めテーブル502を第1の位置、すなわち低い位置に配置する。運 転手はカートをドッキング位置に輸送して、テーブルロックボタンを作動させる 。 運転手は安全ピンとローラボールを作動させる。運転手はカート輸送ロールも作 動させて、工具をカートから締め固めテーブルに移す。運転手はオペレータのた めに貼合せ工具を正しい位置に配置し、移動用ボールと安全ピンとが作動解除さ れる。運転手はテーブルロックを作動解除して、カートを次のステーションに配 車する。 オペレータは、締め固めテーブルを快適な作業高さに位置付ける。貼合せ工具 表面上に必要であれば接着剤が塗布されて、3分間の締め固めサイクルが開始さ れる。オペレータは第1の層を締め固めのために貼合せ工具上に置く。オペレー タは作業命令をチェックして、締め固めのための真空レベルを確認する。オペレ ータは高いレベルまたは低いレベルの、正しいレベルの真空を選択する。オペレ ータは締め固めボタンを押す。セルのステータスライトが黄色に光り、動作ホー ンが鳴る。締め固めテーブルが降りる。締め固めボックスの送風機がスタートす る。締め固めボックスが展開し始めて、展開位置に達する。その後締め固めテー ブルが上昇し始めて、締め固めテーブルと締め固めボックスとが結合された位置 になる高さに達するまで上昇を続ける。その後真空が起動されて、所望の真空が 与えられる。 オペレータは仕上げペーパーから層を取除く(bugs off)。オペレータは次の 層の準備にかかる。タイマが始動して、正しい時間量の後にタイマは停止する。 真空が雰囲気に放出される。システムは工具とバッグの境界面に工場の空気を通 気する。締め固めボックスは収容位置に戻る。締め固めボックスの送風機が停止 する。締め固めテーブルはホームポジションへ、またはオペレータの高さに戻る 。締め固めボックスはそのホームポジションに戻る。オペレータは次の層の処理 に移る。 セルのステータスライトが緑になる。作業サイクルは、部品が完成するまで繰 返される。部品が完成すると、オペレータは完成した部品と貼合せ工具との上に オートクレーブバッグを配置する。オペレータは運送カートを呼ぶ。運送カート は次の部品のための新しい貼合せ工具および新しい作業命令を持って到着する。 オペレータは締め固めテーブルを第2の位置、すなわち高い位置に配置する。そ の後運転手がカートをドッキング位置に輸送する。運転手はテーブルロックボタ ンを作動させる。その後運転手は安全ピンおよびローラボールを作動させる。こ こで運転手はカート輸送ロールを作動させて、完成した部品と貼合せ工具とをカ ートに移し、積み降ろしが完了する。移動用ボールおよび安全ピンが作動解除さ れる。運転手はテーブルロックを作動解除する。オペレータまたは運転手が締め 固めテーブルを第1の位置、すなわち低い位置に配置する。運転手はテーブルロ ックボタンを作動させる。運転手はまた、安全ピンおよびローラボールを作動さ せる。運転手はカート輸送ロールを作動させて、新しい貼合せ工具をテーブルに 移す。運転手はオペレータのために新しい貼合せ工具を正しい位置に配置する。 移動用ボールおよび安全ピンが作動解除される。運転手はテーブルロックを作動 解除する。運転手はカートをオートクレーブステーションに配車する。 この発明が向けられる技術分野における当業者に明らかであるように、この発 明は上に特に記載された形以外でも、この発明の精神または本質的な特性から離 れることなく具現化され得る。上に記載したこの発明の特定の実施例および、記 載したプロセスの特定の詳細は、したがってすべての点で例示にすぎず、限定す るものではないと考えられたい。この発明の範囲は、上述の説明で示された例に 限定されるものではなく、添付の請求の範囲に示されるものである。いかなる均 等物もすべて、この請求項に包含されるものと考えられたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミッテルシュタット,ロバート・エフ アメリカ合衆国、98002 ワシントン州、 オーバーン、ワンハンドレッドアンドサー ティーフィフス・アベニュ・サウスイース ト、33712

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.3次元の外形形状を有する積層物を作るのに使用するための装置(1または 301)であって、前記装置(1)は: (a) 積層する材料の層を受取るための貼合せ工具手段(31または308 )を含み、前記貼合せ工具手段は3次元の外形表面を有し、さらに、 (b) 前記貼合せ工具(31または308)を支持するための支持テーブル 手段(34)と、 (c) 前記貼合せ工具(31または308)の上に3次元のデータの組(3 3)によって規定された画像を投影することによって層の位置をマーキングする ためのレーザ投影手段(72)と、 (d) 前記貼合せ工具(31または308)の前記表面上に横たえられた材 料の層を締め固めるためのコンパクタ手段(35)と、 (e) 前記レーザ投影手段(72)と前記コンパクタ手段(35)とを制御 するための制御手段(47)とを含む、装置。 2.3次元の外形形状を有する積層物を作るのに使用するための装置(1)であ って、前記装置(1)は: (a) 積層する材料の層を受取るための貼合せ工具手段を含み、前記貼合せ 工具手段は3次元の外形表面を有し、さらに、 (b) 前記貼合せ工具(31)を支持するための支持テーブル手段(34) を含み、前記支持テーブル手段はその上に位置する複数の比較センサ(41、4 2、43、および44)を有し、さらに、 (c) 前記貼合せ工具(31)の上に3次元のデータの組(33)によって 規定された画像を投影することによって前記材料の各層の位置をマーキングする ためのレーザプロジェクタ手段(72)を含み、 前記複数の比較センサ(41、42、43、および44)は前記投影された画 像(33)の前記3次元のデータの組と同じ座標システムを有し、さらに、 (d) 前記貼合せ工具(31)上に横たえられた前記材料の層の各々を締め 固めるための締め固め手段(35)と、 (e) 前記レーザプロジェクタ手段(72)および前記コンパクタ手段(3 5)を制御するためのプログラムされた制御手段(47)とを含む、装置。 3.この発明の第1の実施例として明細書に記載された装置。 4.3次元の外形形状を有する積層物を作るのに使用するための装置(301) であって、前記装置(301)は: (a) 積層する材料の層を受取るための貼合せ工具手段を含み、前記貼合せ 工具手段は3次元の外形表面を有し、かつその上に配置された複数の協同ターゲ ット(302−307)を有し、さらに、 (b) 前記貼合せ工具(308)を支持するための支持テーブル手段(34 )と、 (c) 前記貼合せ工具(31)の上に3次元のデータの組(33)によって 規定された画像を投影することによって層の位置をマーキングするためのレーザ プロジェクタ手段(72)とを含み、前記複数の協同ターゲットは前記投影され た画像(33)の前記3次元のデータの組と同じ座標システムを有し、さらに、 (d) 前記貼合せ工具(31)上に横たえられた前記材料の層の各々を締め 固めるためのコンパクタ手段(35)と、 (e) 前記レーザ投影手段(72)および前記コンパクタ手段(35)を制 御するためのプログラムされた制御手段(47)とを含む、装置。 5.この発明の第2の実施例として明細書に記載された装置。 6.3次元の外形形状を有する積層物を作るのに使用するための装置(501) であって、前記装置(501)は: (a) 積層する材料の層を受取るための貼合せ工具手段を含み、前記貼合せ 工具手段は3次元の外形表面を有し、さらに、 (b) 前記貼合せ工具(503)を支持するための支持テーブル手段(34 )を含み、前記支持手段は垂直に移動が可能であり、さらに、 (c) 前記貼合せ工具(503)の前記表面上に横たえられた前記材料の層 を締め固めるためのコンパクタ手段(35)と、 (d) 前記支持テーブル手段(34)および前記コンパクタ手段(35)を 制御するためのプログラムされた制御手段(504)とを含む、装置。 7.この発明の第3の実施例として明細書に記載された装置。 8.3次元の外形形状を有する積層物を作るためのプロセスであって、前記プロ セスは: (a) 支持テーブル手段を提供するステップと、 (b) 3次元の外形表面を有する貼合せ工具手段を提供し、かつ前記支持テ ーブル手段上に前記貼合せ工具手段を位置付けるステップと、 (c) 前記貼合せ工具手段の上に、3次元のデータの組によって規定された ポイントでレーザ画像を投影することによって、層の位置をマーキングするステ ップと、 (d) 前記貼合せ工具手段(31)上の、前記レーザ画像(33)によって マークされた前記位置に、積層する材料の層を横たえるステップと、 (e) 締め固めるバッグ手段を使用して前記層を前記貼合せ工具手段上で締 め固めるステップと、 (f) 前記積層物が完成するまでステップ(c)−(e)を繰返すステップ とを含む、プロセス。 9.3次元の外形形状を有する積層物を作るためのプロセスであって、前記プロ セスは: (a) 位置のデータを提供するための複数の比較センサ手段を有する支持テ ーブル手段を提供するステップと、 (b) 3次元の外形表面を有する貼合せ工具手段を提供し、かつ前記貼合せ 工具を前記支持テーブル上に位置付けるステップと、 (c) 前記貼合せ工具手段上に、3次元のデータの組によって規定されたポ イントでレーザ画像を投影することによって、層の位置をマーキングするステッ プと、 (d) 前記貼合せ工具手段(31)上の、前記レーザ画像(33)によって マークされた前記位置に、積層する材料の層を横たえるステップと、 (e) 締め固めるバッグ手段を使用して前記層を前記貼合せ工具手段上で締 め固めるステップと、 (f) 前記積層物が完成するまでステップ(c)−(e)を繰返すステップ とを含む、プロセス。 10.この発明の第1の実施例のプロセスとして明細書に記載されたプロセス。 11.3次元の外形形状を有する積層物を作るためのプロセスであって、前記プ ロセスは: (a) 支持テーブル手段を提供するステップと、 (b) 3次元の外形表面を有しかつ位置のデータを提供するための複数の協 同ターゲット手段を有する貼合せ工具手段を提供し、かつ前記貼合せ工具手段を 前記支持テーブル手段上に位置付けるステップと、 (c) 前記貼合せ工具手段上に、3次元のデータの組によって規定されたポ イントでレーザ画像を投影することによって、層の位置をマーキングするステッ プと、 (d) 前記貼合せ工具手段(31)上の、前記レーザ画像(33)によって マークされた前記位置に、積層する材料の層を横たえるステップと、 (e) 締め固めるバッグ手段を使用して前記層を前記貼合せ工具手段上で締 め固めるステップと、 (f) 前記積層物が完成するまでステップ(c)−(e)を繰返すステップ とを含む、プロセス。 12.この発明の第2の実施例のプロセスとして明細書に記載されたプロセス。 13.3次元の外形形状を有する積層物を作るためのプロセスであって、前記プ ロセスは: (a) 垂直に動かされることが可能である支持テーブル手段を提供するステ ップと、 (b) 3次元の外形表面を有する貼合せ工具手段を提供し、かつ前記貼合せ 工具手段を前記支持テーブル手段上に位置付けるステップと、 (c) 手作業貼合せ用テンプレートを使用して前記貼合せ工具手段上に層の 位置をマーキングするステップと、 (d) 前記貼合せ工具手段(31)上の、前記マーキングするステップによ って示された前記位置に、積層する材料の層を横たえるステップと、 (e) 締め固めるバッグ手段を使用して、かつ前記テーブル支持手段を前記 締め固めバッグ手段に対して垂直に動かすことによって、前記貼合せ工具手段上 で前記層を締め固めるステップと、 (f) 前記積層物が完成するまでステップ(c)−(e)を繰返すステップ とを含む、プロセス。 14.この発明の第3の実施例のプロセスとして明細書に記載されたプロセス。
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