【発明の詳細な説明】
B型肝炎に対する耐性の推定試験
本発明は、新規なB型肝炎に対する耐性の推定試験、B型肝炎に対する免疫反
応を修飾するのに有用なペプチド、B型肝炎に対するワクチンおよびB型肝炎の
処置方法に関するものである。
B型肝炎ウィルス(HVB)による感染は、肝不全による劇症肝炎から無症候
性持続性保有(carriage)に至るまで数多くの病状を引き起こす。ほとんどの患者
は、ウィルスを殺す間に急性肝炎に罹ってしまう。北アメリカ及びヨーロッパで
は約5%の患者がウィルスを除去できないが、西アフリカでは、15%までの感
染患者がHVBを除去(clear)できない(ライダー、アールダブリュー(Ryder,R.
W.)ら、ランセットii(Lancet,ii)(8400):449〜52、1984年)
。持続性HBV感染は、宿主に慢性の肝臓病や肝細胞癌を罹りやすくし(ビース
レイ、アール(Beasley,R)ら、ランセットii(Lancet,ii)、1159〜63、1
981年)、これは西アフリカでは勤労年齢の成人の共通の死の原因である(ラ
イダー、アールダブリュー(Ryder,R.W.)ら、アム ジェー エピデミオル(Am.J.
Epidemiol.)、136(9):1122〜31、1992年)。
HBV感染の転帰(outcome)はウィルスのビルレンスの変動によっては決定さ
れないと考えられ、病気の経過は宿主の免疫反応によって影響される。持続性感
染症の患者によってはHIV等の特殊な免疫不全状態(クロスガード、ケー(Kro
sgaard,K.)ら、ヘパトロジー(Hepatology)、7:37〜41、1987年)また
は無γグロブリン血症(ヘルマチェウスキー、アールエー(Hermaszewski,R.A.)
ら、キュー ジェー メド
(Q.J.Med.)、86(1):31〜42、1993年)を有するが、大部分は免疫
無防備状態ではない。
西アフリカでは、HBVは、年上の兄弟や遊び友達からの感染を受けた幼い子
供(10歳まで)による水平経路を介して伝達される(マリニアー イー(Marin
ier,E.)ら、ウェスト アフリカ ジェー ペディアトル(West Africa J.Pediat
r.)、106(5):843〜9、1985年;およびボタ、ジェーエフ(Botha,
J.F.)ら、ランセットi(Lmcet,i)、1210〜2、1984年)。極東で見られ
るような、垂直感染は希であるため、免疫システムの未熟や経胎盤HBV’e’
抗原(HBeAg)の伝達の寛容原性効果は感染の転帰に影響を与えないと考え
られる。疫学的な研究により、約80%の成人の集団がHBVに感染しており、
HBV表面抗原の保有により測定された、持続性保有率は12〜15%付近であ
ることが示された(ライダー(Ryder)ら、上記)。HBV関連肝細胞癌による死
はガンビアにおける勤労年齢の成人の男性の死亡率の主原因である(ライダー(R
yder)ら、アム ジェー エピデミオル(Am.J.Epidemiol.)、上記;およびキイレ
、シーエフ(Kiire,C.F.)、ワクチン(Vaccine)、8:5107〜112、199
0年)。
Tリンパ球による外来抗原の認識は、MHCがコード化するHLA分子の溝に
おける抗原性ペプチドの提示(presentation)を介して成される。このような免疫
学的な応答はMHCで制限され(MHC restricted)、このことは外来抗原が特殊な
クラスIまたはクラスII分子によって提示される際にのみ認識されることを意
味する。急性B型肝炎の患者では、クラスIで制限される細胞毒性Tリンパ球(
CTL)がHBVのヌクレオカプシド及びエンベロープ抗原を認識する抹消血中
に存在する(ベルトレッティー、エー(Bertoletti,A.)ら、プロック ナショル
アカデ サイ、ユーエスエー(Proc.Natl.Acad.Sci,USA)、88(23)
:10445〜9、1991年)。加えて、ヌクレオカプシド抗原に対する強力
なクラスIIで制限される増殖反応が存在する(フェラーリ、シー(Ferrari,C.)
ら、ジェー クリン インヴェスト(J.Clin.Invest.)、88:214〜22、1
991年)。ウィルスのヌクレオカプシド及びエンベロープ抗原に対するCD4
+Tヘルパー細胞の応答は抗HBe及び抗HBs抗体の発現(develop)を支持す
るのに必要である(ミリシュディー(Milich,D.)ら、ネイチャー(Nature)、31
9:547〜9、1987年)。慢性のHBV感染の患者では、CTLが検出さ
れず、増殖反応が存在しないまたは有意に抑制される(フェラーリ、シー(Ferra
ri,C.)ら、ジェー イムノル(J.Immunol.)、145(10):3442〜9、
1990年;およびツサイ、エス(Tsai,S.)ら、ジェー クリン インヴェスト(
J.Clin.Invest.)、89:87〜96、1992年)。
様々な研究により、確固たる結論に到達しないままHBV感染の転帰において
MHCの表現型の役割が調べられた(ファン−ハッタム ジェー(Vm-Hattum J.)
ら、ヘパトロジー(Hepatology)、7(1):11〜14、1987年;フォルザ
ニ、ビー(Forzani,B.)ら、ヘパトロジー(Hepatology)、4:1107〜10、1
984年;レパジェ、ブイ(Lepage,L.)ら、ティッシュー アンチゲンズ(Tissue
Antigens)、18:105〜7、1981年;およびカスロウ、アール(Kaslow,
R.)及びシャウ、エス(Shaw,S.)、エピデミオル レヴ(Epidemiol.Rev.)、3:9
0〜114、1981年)。しかしながら、これらの研究の大部分は、MHC表
現型と病状との間の非常に強い関連を検出だけである大きさの研究であった。さ
らに、これらの研究の感受性は、多くの対立遺伝子を同じ血清学的特異性に割り
当てる血清学的に定義されたMHCクラスII型別方法を用いることによって解
決された。
DRB1*1302は、ガンビアの子供の大脳マラリアの危険性を減
少させるのに関連し、これはこの集団におけるDRB1*1302−DRB3*
0301−DQA1*0102−DQB1*0501及びDRB1*1302−
DRB3*0301−DQA1*0102−DQB1*0604のハプロタイプ
の高い頻度に関連する(レパジェ、ブイ(Lepage,L.)ら、上記)。北ヨーロッパ
人の組み合わせたハプロタイプの頻度は4.4%であるのに対してガンビアでは
16.4%である(ヒル、エー(Hm,A.)ら、ネイチャー(Nature)、352(63
36):595〜600、1991年)。マラリア及びHBVは双方とも西アフ
リカにおける未成熟児の死亡率の重要な原因である。しかしながら、重篤なマラ
リアは5歳以下の子供では高い死亡率であるが、HBVに関連した死亡率は働け
る年齢中では共通である。HBV感染からの回復が、マラリアに加えて、DRB
1*1302に関連するならば、HBVはガンビアにおいてDRB1*1302
ハプロタイプを有する人に選択的な利点がある。
近年の研究により、DRB1*1302及びDRB1*1301と関連するヒ
トパピローマウィルス(HPV)関連子宮頸癌に対して保護効果が示された(ア
ップル、アールジェー(Apple,R.J.)ら、ネイチャー ジェネティックス(Nature
Genetics)、6(2):157〜162、1994年)。
DRB1*1302及びDRB1*1301の血清学的なスーパータイプ(sup
ertype)である、DRw6は、持続性HBV感染に対して潜在的に保護作用があ
ることが従来の2研究において報告された。ファンハッタム(Van Hattum)らは、
HBVを除去した北ヨーロッパの患者においてウィルスを除去しなかった患者に
比べて2倍近い頻度でDRw6を見つけた(ファン−ハッタム ジェー(Van-Hat
tum J.)ら、上記)。インターフェロンによる治療に対する慢性のHBV感染の
応答に影響を
与える因子の研究により、我々は、DRw6が好ましい応答と関連を有すること
を発見した(スキュリー、エル(Scully,L.)ら、ヘパトロジー(Hepatology)、1
2:1111〜17、1990年)。しかしながら、これらの研究は双方とも、
統計学的な優位性を選るには小さすぎた。
ここで、ある種のHLA分子の存在がB型肝炎による感染に対する耐性を与え
ることが発見された。
したがって、本発明は、HLA−DRB1*1302の存在を同定する(ident
ify)段階からなる、B型肝炎感染に対する耐性の同定方法を提供するものである
。好ましくは、同定は血液サンプルについて行われる。したがって、本発明は、
所定の人におけるB型肝炎に対する耐性の簡便な推定方法を提供するものである
ため、個々の患者におけるB型肝炎感染の転帰に関して予想することを可能にす
る。
一実施態様によると、本発明の方法は、さらに、HLA−DRB1*1301
の存在を同定する段階からなる。繰り返すが、これは、血液サンプルを分析する
ことによって行われることが好ましい。
さらに、HLA−DRB1*1302および/またはHLA−DRB1*13
01がB型肝炎に対する耐性に関連するという認識を考慮すると、上記HLA分
子の一方または双方に結合するペプチドによって人の免疫反応を修飾することが
可能である。したがって、他の概念によると、本発明はまた、HLA−DRB1
*1302および/またはHLA−DRB1*1301に結合できる1以上のペ
プチドを提供するものである。このようなペプチドは、HLA−DRB1*13
02および/またはHLA−DRB1*1301の免疫反応誘導能を修飾するこ
とに使用できる。このような方法は、HBV感染に対する免疫処置において有用
であり、持続して感染した、DRB1*1302及び*1301の人では、回復
が容易になる(治療的な免疫処置)。好ましい実施態様によ
ると、1以上の修飾ペプチドの結合により、免疫応答が抑制される。これは、特
に、劇症B型肝炎等の症状の処置に好ましい。
より一般的には、本発明は、HLAのB型肝炎抗原に対する応答における免疫
反応の誘導能を修飾できるペプチドを提供するものである。
ペプチドはB型肝炎抗原由来のものであることが好ましい。例えば、ペプチド
は特定のHLA分子に結合することが知られている特定の領域からのみ構成され
てもよい。または、合成ペプチドは、結合領域及び他の非結合領域から構成され
るように構築されてもよい。
ペプチドは、例えば、静脈内用配合物等の、薬剤配合物の形態で投与できる。
したがって、他の概念によると、本発明は、HLA−DRB1*1302および
/またはHLA−DRB1*1301に結合できる1以上のペプチド、および1
つ以上の製薬上許容できる担体および/または賦形剤からなる薬剤配合物を提供
するものである。
加えて、このようなペプチドは、B型肝炎に対するワクチンの製造に使用でき
る。したがって、本発明はまた、HLA−DRB1*1302および/またはH
LA−DRB1*1301に結合できる1つ以上のペプチドからなるB型肝炎に
対するワクチンを提供するものである。
本発明のペプチドはまた、他のB型肝炎の処置方法を提供するものである。例
えば、抗原特異的リンパ球は、インビトロで、本発明のペプチドを用いることに
より形成できる。これらは、B型肝炎に罹っている患者に投与できる。したがっ
て、本発明は、リンパ球を予め1以上の本発明のペプチドと接触させる、リンパ
球からなる組成物を提供するものである。患者にこのような組成物を投与する段
階からなるB型肝炎の処置方法もまた提供される。
通常、リンパ球は処置される被験者由来であってもまたは同様のHLAタイプ
を有する他の被験者由来であってもよい。
本発明を、下記実施例により説明するが、本発明の概念は下記実施例によって
制限されるものではない。
実施例は、下記図面を参照する。
図1は、子供の間の年齢によるB型肝炎の露出(exposure)およびHBsAg保
有率の上昇を示すものである;
図2は、子供及び成人の各群に関するHLAクラスI血清型の頻度を示すもの
である;
図3は、子供のクラスIIハプロタイプを示すものである;
図4は、成人のクラスIIハプロタイプを示すものである;および
図5は、個々のDRB1*1302ハプロタイプの危険性の示差分析を示すも
のである。実施例1 研究集団
被験者は全て、西側の沿岸域にある、首都、バンジュル(Banjul)周辺の地域に
住んでいるガンビア人であった。異なる2集団を1988年及び1990年の間
の研究の2段階で募集した。第一段階では、10歳までの子供を、HBVに関連
しない様々な症状がすでに見られていた、バンジュル(Banjul)の、ロイヤル ヴ
ィクトリア ホスピタル(Royal Victoria Hospital)及びファジャラ(Fajara)の
、メディカル リサーチ カウンシル ホスピタル(Medical Research Council
Hospital)で募集した。成人集団は、健常な男性の血液ドナーから募集した。双
方の集団は、予め、マラリアに対する感受性の患者−対照研究の一部として研究
した(ヒル、エー(Hill,A.)ら、上記)。
両段階において、被験者を、HBVに関する血清学的試験に従って群に分けた
。HBVにさらされていない、A群は、抗HBVコア抗体(抗HBc)陰性であ
った。HBVによる感染から自発的に回復した、B群
は、抗HBc陽性であり、HBV表面抗原(HBsAg)陰性であった。持続し
てHBVに感染していた、C群は、抗HBc陽性でありかつHBsAg陽性であ
った。HBVコア抗原に対するIgM抗体を有する、C群の患者は、この分析か
ら除外した。HBVに対するワクチン処理を受けた人(<10%)をA群に入れ
たため、HLA頻度の分析には入れなかった。全部で1,344人の子供がいた
;A群が891人であり、B群が218人であり、およびC群が185人であっ
た。成人集団では、全部で260人の被験者であった;A群が25人であり、B
群が195人であり、およびC群が41人であった。非常に少数(<1%)のH
IV抗体を有する被験者は除外した。血清学的試験
血漿サンプルを全ての被験者から採取し、−20℃で貯蔵した。抗HBc、抗
HBc(IgM)及びHBsAg状態(status)および抗HBs抗体濃度を製造者
(ベーリンガー マンハイム(Boehringer Mannheim)、ミュンヘン、ドイツ)の
指示に従ってELISAによって測定した。抗HIV状態をウェルコザイムEL
ISA(Wellcozyme ELISA)(ウェルカム(Wencome)、ベッケンハム(Beckenham)、
イギリス)によって測定し、陽性の結果をウェスタンブロッティングによって確
認した。HLA型別
クラスIの血清型別を、各集団における被験者の約半数で行った。血清学的な
MHCクラスIタイプを、新鮮なまたは凍結保存された細胞について180ウェ
ル特性化抗血清(180 well chracterised antisera)を用いた標準的なミクロリン
フォサイトトキシシティー(microlymphocytotoxicity)アッセイによって決定し
た(ルード、ジェー、ファン(Rood,J.,Van)、マニュアル オブ ティッシュー
タイピング テクニクス(Manual of Tissue Typing Techniques)、ベテスダ、
メリーランド(Bethesda,Maryland):ナショナル インスティテュート オブ
ヘルス(National Institute of Health)、104〜105、1979年)。MH
CクラスIIの型別を、制限酵素TaqI及びBamHIを用いて、前記したの
と同様にして、制限断片長多型分析によって行った(ヒル(Hill)ら、上記;およ
びヒル、エー(Hill,A.)ら、プロック ナショル アカデ サイ、ユーエスエー(
Proc.Natl.Acad.Sci,USA)、89:227〜81、1992年)。これに、必要
であれば、ポリメラーゼ連鎖反応による増幅及び配列特異的オリゴヌクレオチド
ブロッティングを補足した(ヒル(Hill)ら、上記;およびヒル、エー(Hill,A.)
ら、プロック ナショル アカデ サイ、ユーエスエー(Proc.Natl.Acad.Sci,US
A)、89:227〜8L 1992年)。全ての患者はクラスIIタイプであっ
た。統計学的分析
B群及びC群の表現型(クラスIIに関するRFLPで定義されたハプロタイ
プ)の頻度の比較を、χ2試験を用いて23個のHLAクラスI抗原及び10個
のクラスIIハプロタイプで行った。複数の比較を同時に行った際に、明らかに
有意性のある関連が偶然に生じるかもしれない。このようなタイプの誤りを防止
するために、我々は、以下の2段階のストラテジーを使用した:第一の集団(子
供)において複数の比較を行い、さらに、第二の集団(成人)を唯一の仮説を試
験するのに使用した(ヒル、エー(Hill,A.)、ジェー アールシーピー(J.RCP)、
26(1):11〜16、1992年)。相対的な危険性をおおよその確率で算
出し、95%信頼区間で得た。ガンビアでは民族が混合している(ヒル、エー(H
ill,A.)ら、プロック ナショル アカデ サイ、ユーエスエー(Proc.Natl.Acad
.Sci,USA)、上記)ので、マンテル−ヘンチェル試験(Mantel-Haenszel test)を
行い、民族の源の可能性のある混同した
効果を評価した。抗HBs濃度を、不対t検定(unpaired t test)を用いて、H
LA−DRB1*1302を有する被験者とこれを持たない被験者との間で成人
集団において比較した。結果
1,344人の募集した子供のうち453人(33.7%)が抗HBc陽性で
、さらに、これらのうち、185人(13.8%)がHBsAg陽性でかつ抗H
Bc(IgM)陰性であった。218人(16.2%)の子供は、抗HBc(全
部)陽性、抗HBc(IgM)陰性でかつHBsAg陰性であった。抗HBc及
びHBsAgの保有率の年齢による上昇が図1に示される。260人の成人を本
研究のために募集し、これらのうち、235人(90.4%)が抗HBc陽性で
あり、41人(15.8%)がHBsAg陽性であった。各子供群に関するHL
AクラスI血清型及びクラスIIハプロタイプの頻度を、それぞれ、表1、2及
び3に示す。
HLAクラスI抗原、HLA−B50及びHLA−Cw1と持続性HBsAg
保有との間の可能性のある関連性が、子供の研究のデータによって示唆された(
表1)。しかしながら、これらの知見は、研究された成人のデータによっては示
唆されなかった(表1)。したがって、クラスI表現型はHBVクリアランスと
は有意に関連しなかった。
HLAクラスIIハプロタイプを、初めに、制限断片長多型(RFLP)ハプ
ロタイプを定義する制限酵素TaqIを用いて決定した(ヒル、エー(Hill,A.)
ら、プロック ナショル アカデ サイ、ユーエスエー(Proc.Natl.Acad.Sci,US
A)、上記)。クラスIIハプロタイプ、DRB1*1302−DRB3*030
1−DQA1*0102−DQB1*0501(DRw13/DQw5)及びD
RB1*1302−DRB3*0301−DQA1*0102−DQB1*06
04(DRw
13/DQw6)と一致する、RFLPパターン25−1が、HBV感染が消去
した子供(B群)の26.6%でおよび持続してHBVに感染する子供(C群)
の16.2%で見付かった(相対的な危険性0.53[95%CI 0.32−
0.90]、p=0.012)ため、これは持続性HBV保有に対して保護効果
と関連する。クラスIIハプロタイプ、DRB1*1301−DBR3*010
1−DQA1*0103−DQB1*0603に相当する、RFLPハプロタイ
プ13−2もまた、持続的に感染した子供において有意に減少した頻度で見付か
った(p=0.037)。他のハプロタイプでは有意な頻度の変化は示されなか
った。したがて、我々は、成人集団における上記2つの可能性ある関連を分析す
ることにした。HLA−DRB1*1302ハプロタイプは、B群(感染が消去
)の成人被験者195人のうち50人(25.6%)でおよび持続して感染する
患者40人のうち3人(7.5%)で見付かった(相対的な危険性0.24[9
5%信頼区間0.04−0.80]、p=0.012)。民族の源を階級化した
後、マンテル−ヘンチェル(Mantel-Haenszel)による偏った相対的な危険性は0
.23であった[95%信頼区間0.05−0.83]、p=0.022;した
がって、民族の源の有意性のある混同した効果が除去された。HLA−DRB1
*1301との可能性のある関連性は成人集団のデータによっては確認されなか
った。
双方の集団からの25−1ハプロタイプを有する被験者をさらにDQw5また
はDQw6ハプロタイプに分けた。相対的な危険性及び95%信頼区間を双方の
ハプロタイプで算出し、表4で比較した。HBVの除去が双方のハプロタイプと
関連することから、持続性HBV保有からの保護はDRB1*1302を有する
HLA−DR分子と関連することが示唆される。
DRB1*1302を有する25人の成人(平均年齢28.6歳)において、
平均抗HBs抗体濃度は15.5iu/L(s.d.41.5)であり、DRB
1*1302を持たない25人の成人(平均年齢32.2歳)では、平均抗HB
s抗体濃度は22.3iu/L(s.d.48.5)であった;p=0.598
。ディスカッション
本研究は、分子のクラスII分析を導入したHBV感染の最初の大きなHLA
関連性を示す研究である。また、本研究から、RFLPで定義されたハプロタイ
プ25−1が感染後のHBVの消去能と関連することが明らかに示される。25
−1ハプロタイプは、2種類のMHCクラスIIハプロタイプ、DRB1*13
02−DRB3*0301−DQA1*0102−DQB1*0501及びDR
B1*1302−DRB3*0301−DQA1*0102−DQB1*060
4を表す。さらに、分析により、2つのDRB1*1302ハプロタイプは双方
ともHBVのクリアランスと関連することが示されることから、分けられたHL
A−DRの対立遺伝子の一方または両方は上記関連に応答できることが考えられ
る。HLA−DRB1*1302のみが25−1RFLPハプロタイプ上で発見
され、HLA−DRB1*1301はガンビアの他のRFLPハプロタイプ上で
発見される。さらに、DRB1*1302の産物は、DRB3遺伝子座産物に比
べてより高いレベルで発現することから、機能上の重要性がより高い。我々は、
25−1ハプロタイプでは、DRB1*1302がウィルスのクリアランスにお
いて重要であるように見えると結論付けた。クラスIIハプロタイプ、DRB1
*1301−DBR3*0101−DQA1*0103−DQB1*0603に
相当する、RFLPハプロタイプ13−2もまた、持続して感染した子供のデー
タによって示唆されるように、集団におけるHBVの持続に
対する耐性度と関連すると考えられる。なお、上記ハプロタイプ、DRB1*1
301のDRB1の対立遺伝予は単一のアミノ酸置換によりHLA−DRB1*
1302とは異なる。
HBcAg及びHBsAgに対する増殖応答によって判断される、HBV−特
異的CD4+ヘルパー活性は、急性自己制限感染(acute self limiting infecti
on)の患者と比較すると持続性感染の患者では顕著に減少する(フェラーリ、シ
ー(Ferrari,C.)ら、ジェー イムノル(J.Immunol.)、上記)。抗原提示における
役割を介して、クラスII分子はCD4+ヘルパーT細胞の応答の発現において
重要であると考えられるため、クラスII分子の差異のある抗原の提示能がCD
4+ヘルプレベルにおける変動性として発揮する。このことは、HBVクリアラ
ンスとの特殊なクラスII関連の検出と一致する。我々は、持続してHBV感染
する患者では、抗HBe及び抗HBsの非発現、および十分な数の活性HBV−
特異的CTLの非発現は、少なくとも一部は比較的低い抗原提示能を有するクラ
スII分子によって仲介されるCD4+ヘルプの欠如と関係すると、推論する。
ワクチン処置後の理にかなったレベルの抗HBsの非発現は白人のハプロタイ
プ HLA B8、SC01、DR3と関連する(エゲア イー(Egea,E.)ら、
ジェー エックスプ メド(J.Exp.Med.)、173(3):531〜8、1991
年)。HLA−DRB1*1302とHBVクリアランスとの関連は上記HLA
の対立遺伝子を有する人における抗HBs抗体のより高い力価に反映される可能
性があると考えられる。しかしながら、HBVを排除した成人における抗HBs
抗体のレベルはHLA−DRB1*1302の対立遺伝子を有する人の中ではよ
り高くはないことから、上記抗体反応の形成を目的とした余分な「ヘルプ」の形
成はHLA−DRB1*1302のキャリアーの向上したHB
Vクリアランスにおける重要な機構ではないことが示唆された。
HBV感染した肝細胞は、HLAクラスIで制限されるCTLによって認識及
び破壊され得る(モンデリ、エム(Mondelli,M.)ら、ジェーイムノル(J.Immunol.
)、129(6):2773〜78、1982年;およびピグナテリ エム(Pign
attelli,M.)ら、ジエー ヘパトル(J.Hepatol.)、4:15〜21、1987年
)。HBVクリアランスとの強力なHLAクラスIの関連性の不存在は、HBV
抗原がガンビアにおいて高い頻度で発見される全てのクラスI分子によってかな
り有効に提示されることを意味する。慢性のHBV感染では、HBVに特異的な
CTLは容易には検出できず、このことから、その数は低いまたはCTLは不活
性であることが示唆される。HBVクリアランスとのHLAクラスIIの関連の
我々の知見の一つの解釈としては、CTL活性はCD4+Tヘルパー細胞の強力
なヘルプを必要とし、そのレベルはHLAクラスII多型によって測定される(
ノナックス、アール(Nonacs,R.)ら、ジェー エックスプ メド(J.Exp.Med.)、
176:519〜29、1992年)。
DRB1*1302は、3つの重要な感染病原体に対する有効な保護効果と関
連があると考えられるが、どのようにして上記効果が発揮されるかは不明である
。マラリア、HBV及びHPVは様々なMHC制限素子を有する数百の潜在性の
T細胞エピトープが存在しなければならない複雑な病原体である。上記病気にお
けるMHCとの関連性の存在により、少数のエピトープのみが存在することが示
唆される。したがって、MHCクラスI及びII遺伝子座の多型は、保護免疫反
応がある、HBV感染からの転帰の可変性によるものであると考えられる。DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Estimation test for resistance to hepatitis B
The present invention relates to a novel test for estimating resistance to hepatitis B,
Peptides useful for modifying response, vaccines against hepatitis B and hepatitis B
It relates to a treatment method.
Hepatitis B virus (HVB) infection is asymptomatic from fulminant hepatitis due to liver failure
Causes a number of medical conditions, up to sexual persistence (carriage). Most patients
Suffer acute hepatitis while killing the virus. In North America and Europe
In about 5% of patients cannot clear the virus, but in West Africa up to 15%
Stained patients cannot clear HVB (Ryder, R.
W.) et al., Lancet ii (8400): 449-52, 1984).
. Persistent HBV infection predisposes the host to chronic liver disease and hepatocellular carcinoma (Bee
Ray, Beasley, R, et al., Lancet, ii, 1159-63, 1
981), which is a common cause of death of working-age adults in West Africa (La
Ryder, R.W. et al., Am J. Epidemioru (Am.J.
Epidemiol.), 136 (9): 1122-31, 1992).
The outcome of HBV infection is determined by the variation in viral virulence.
And the course of the disease is influenced by the host's immune response. Persistence
Some immunocompromised conditions such as HIV (cross guard, Kro
sgaard, K.) et al., Hepatology, 7: 37-41, 1987)
Is γ-globulinemia (Hermaczewski, R.A.)
Ra, Cue J Med
(Q.J. Med.), 86 (1): 31-42, 1993), but mostly immune
Not defenseless.
In West Africa, HBV is a young child infected by older brothers and playmates.
Conveyed via a horizontal route by a child (up to 10 years old) (Marin
ier, E.) et al., West Africa J. Pediat
r.), 106 (5): 843-9, 1985; and Bota, Jeff (Botha,
J.F.) et al., Lancet i (Lmcet, i), 1210-2, 1984). Seen in the Far East
Because vertical infections are rare, immature immune system and transplacental HBV'e '
Tolerogenic effects of antigen (HBeAg) transmission do not appear to affect outcome of infection
Can be Epidemiological studies show that about 80% of the adult population is infected with HBV,
Persistent retention, as measured by HBV surface antigen retention, is around 12-15%.
(Ryder et al., Supra). Death from HBV-related hepatocellular carcinoma
Are the leading cause of mortality among working-age adults in the Gambia (Rider (R
yder) et al., Am. J. Epidemiol., supra;
Kiire, C.F., Vaccine, 8: 5107-112, 199.
0 years).
Recognition of foreign antigens by T lymphocytes is located in the groove of the MLA-encoded HLA molecule.
This is accomplished through the presentation of the antigenic peptide in the antigen. Such immunity
Response is MHC restricted, which indicates that foreign antigens are
Meant to be recognized only when presented by a Class I or Class II molecule.
To taste. In patients with acute hepatitis B, cytotoxic T lymphocytes restricted by class I (
CTL) recognizes HBV nucleocapsid and envelope antigens in peripheral blood
(Bertoletti, A., et al., Plock Nachol)
Akasai, USA (Proc. Natl. Acad. Sci, USA), 88 (23)
: 10445-9, 1991). In addition, potent against nucleocapsid antigens
There is a proliferative response restricted by the class II (Ferrari, C.)
J. Clin. Invest., 88: 214-22, 1.
991). CD4 against viral nucleocapsid and envelope antigen
+ T helper cell response supports the development of anti-HBe and anti-HBs antibodies
(Milich, D., et al., Nature, 31).
9: 547-9, 1987). CTL is detected in patients with chronic HBV infection.
No proliferative response is present or significantly suppressed (Ferrari, C
ri, C.) et al., J. Immunol., 145 (10): 3442-9,
1990; and Tsai, S. et al., Jacqueline Invest (
J. Clin. Invest.), 89: 87-96, 1992).
Studies have shown that the outcome of HBV infection can be
The role of the phenotype of MHC was examined (Vm-Hattum J.)
Et al., Hepatology, 7 (1): 11-14, 1987;
D. Forzani, B. et al., Hepatology, 4: 1107-10, 1
984; Lepage, L. et al., Tissue Antigens.
Antigens), 18: 105-7, 1981; and Kaslow, Earl.
R.) and Shaw, S., Epidemiol. Rev. 3: 9
0-114, 1981). However, most of these studies are based on MHC tables.
A size study that only detected a very strong association between genotype and medical condition. Sa
Furthermore, the sensitivity of these studies indicates that many alleles are assigned the same serological specificity.
By using a serologically defined MHC class II typing method
It was decided.
DRB1 * 1302 reduces the risk of cerebral malaria in Gambian children
Associated with a reduction in the number of DRB1 * 1302-DRB3 * in this population.
0301-DQA1 * 0102-DQB1 * 0501 and DRB1 * 1302-
Haplotype of DRB3 * 0301-DQA1 * 0102-DQB1 * 0604
(Lepage, L. et al., Supra). Northern Europe
In Gambia, the frequency of human haplotypes is 4.4%
16.4% (Hm, A. et al., Nature, 352 (63
36): 595-600, 1991). Malaria and HBV are both in West Africa
It is an important cause of premature mortality in Rica. However, severe mala
Although rear mortality is high in children under the age of five, mortality associated with HBV does not work.
It is common in all ages. Recovery from HBV infection is due to DRB in addition to malaria
If related to 1 * 1302, HBV is DRB1 * 1302 in Gambia
There are selective benefits for people with haplotypes.
Recent studies have shown that DRB1 * 1302 and DRB1 * 1301
A protective effect was demonstrated against topapilloma virus (HPV) -related cervical cancer (A
Apple, R.J., et al., Nature Genetics (Nature)
Genetics), 6 (2): 157-162, 1994).
Serological supertypes of DRB1 * 1302 and DRB1 * 1301 (sup
ertype), DRw6, is potentially protective against persistent HBV infection.
Have been reported in two previous studies. Van Hattum et al.
HBV-removed patients in Northern Europe who did not remove the virus
DRw6 was found twice as frequently as compared to that of Van-Hat J
tum J.) et al., supra). Of chronic HBV infection to treatment with interferon
Affect response
By studying the contributing factors, we conclude that DRw6 is associated with a favorable response
(Scully, L. et al., Hepatology, 1
2: 1111-17, 1990). However, both of these studies
It was too small to pick a statistical advantage.
Here, the presence of certain HLA molecules confers resistance to infection by hepatitis B.
Was discovered.
Thus, the present invention identifies the presence of HLA-DRB1 * 1302 (ident
ify) stage, which provides a method for identifying resistance to hepatitis B infection.
. Preferably, the identification is performed on a blood sample. Therefore, the present invention
It is intended to provide a simple method for estimating the resistance to hepatitis B in a given person.
Therefore, it is possible to make predictions about the outcome of hepatitis B infection in individual patients.
You.
According to one embodiment, the method of the present invention further comprises HLA-DRB1 * 1301
Identifying the presence of Again, this analyzes the blood sample
It is preferred that this be done by:
Additionally, HLA-DRB1 * 1302 and / or HLA-DRB1 * 13
01, which is related to resistance to hepatitis B,
Modification of human immune responses by peptides that bind to one or both offspring
It is possible. Thus, according to another concept, the present invention also provides HLA-DRB1
* 1302 and / or one or more pairs capable of binding to HLA-DRB1 * 1301.
It provides a peptide. Such a peptide is HLA-DRB1 * 13
02 and / or the ability of HLA-DRB1 * 1301 to induce an immune response
And can be used for. Such methods are useful in immunizing against HBV infection
And in those with persistent infection, DRB1 * 1302 and * 1301,
(Therapeutic immunization). According to a preferred embodiment
Then, the immune response is suppressed by the binding of one or more modified peptides. This is
Particularly, it is preferable for treatment of symptoms such as fulminant hepatitis B.
More generally, the invention relates to the immunization of HLA in response to hepatitis B antigen.
An object of the present invention is to provide a peptide capable of modifying the ability to induce a reaction.
Preferably, the peptide is derived from a hepatitis B antigen. For example, peptide
Consists only of specific regions known to bind to specific HLA molecules
You may. Alternatively, the synthetic peptide is composed of a binding region and other non-binding regions.
May be constructed as follows.
The peptide can be administered in the form of a pharmaceutical formulation, for example, an intravenous formulation.
Thus, according to another concept, the present invention relates to HLA-DRB1 * 1302 and
And / or one or more peptides capable of binding to HLA-DRB1 * 1301, and 1
Provide a pharmaceutical formulation comprising one or more pharmaceutically acceptable carriers and / or excipients
Is what you do.
In addition, such peptides can be used in the manufacture of a vaccine against hepatitis B.
You. Therefore, the present invention also provides HLA-DRB1 * 1302 and / or HLA-DRB1 * 1302.
Hepatitis B consisting of one or more peptides that can bind to LA-DRB1 * 1301
Vaccine against the disease.
The peptide of the present invention also provides another method for treating hepatitis B. An example
For example, antigen-specific lymphocytes can be obtained by using the peptide of the present invention in vitro.
Can be formed. These can be administered to patients suffering from hepatitis B. Accordingly
Thus, the present invention provides a method for preparing a
A composition comprising a sphere is provided. Administering such a composition to a patient
Also provided is a method of treating hepatitis B comprising a floor.
Usually, the lymphocytes are derived from the subject to be treated or have a similar HLA type.
May be derived from another subject having
The present invention will be described with reference to the following examples.
There is no restriction.
The examples refer to the following drawings.
FIG. 1. Exposure of hepatitis B and HBsAg protection by age among children.
Indicates an increase in prevalence;
FIG. 2 shows the frequency of HLA class I serotypes for each group of children and adults.
Is;
FIG. 3 shows the class II haplotype of a child;
Figure 4 shows adult class II haplotypes; and
FIG. 5 shows a differential analysis of the risk of individual DRB1 * 1302 haplotypes.
It is.Example 1 Research population
All subjects were located in the western coastal area, around the capital, Banjul.
He was a Gambian living. Two different groups between 1988 and 1990
Were recruited in two stages of the study. In the first phase, children up to the age of 10 are linked to HBV
Various symptoms were already seen in Banjul's Royal
Of Victoria Hospital (Royal Victoria Hospital) and Fajara
, Medical Research Council Hospital
Hospital). The adult population was recruited from healthy male blood donors. Twin
The other population was previously studied as part of a patient-control study of susceptibility to malaria.
(Hill, A. et al., Supra).
At both stages, subjects were divided into groups according to serologic tests for HBV
. Group A, not exposed to HBV, is anti-HBV core antibody (anti-HBc) negative.
Was. Group B spontaneously recovered from HBV infection
Was anti-HBc positive and HBV surface antigen (HBsAg) negative. Lasting
Group C, which had been infected with HBV, was anti-HBc positive and HBsAg positive.
Was. Group C patients with IgM antibodies to the HBV core antigen may be subject to this analysis.
Excluded. Persons vaccinated against HBV (<10%) were placed in group A
Therefore, they were not included in the analysis of HLA frequency. There were a total of 1,344 children
Group A had 891 people, group B had 218 people, and group C had 185 people;
Was. In the adult population, there were a total of 260 subjects; Group A had 25 subjects and B
There were 195 groups and 41 groups. Very few (<1%) H
Subjects with IV antibodies were excluded.Serological test
Plasma samples were taken from all subjects and stored at -20 <0> C. Anti-HBc, anti
HBc (IgM) and HBsAg status and anti-HBs antibody concentration were determined by the manufacturer.
(Boehringer Mannheim, Munich, Germany)
Measured by ELISA according to instructions. Welcozyme EL for anti-HIV status
ISA (Wellcozyme ELISA) (Welcome, Beckenham,
UK) and positive results are confirmed by Western blotting.
I accepted.By HLA type
Class I serotyping was performed on approximately half of the subjects in each population. Serological
MHC class I type was used for 180 cells on fresh or cryopreserved cells.
Standard microlin with 180 well chracterised antisera
Determined by microlymphocytotoxicity assay
(Rood, J., Van), Manual of Tissue
Typing Techniques (Manual of Tissue Typing Techniques), Bethesda,
Maryland (Bethesda, Maryland): National Institute of
Health (National Institute of Health), 104-105, 1979). MH
Classification of C class II was performed using restriction enzymes TaqI and BamHI as described above.
And by restriction fragment length polymorphism analysis (Hill et al., Supra; and
Hill, A. et al., Plock Naschol Akadesai, USA (
Proc. Natl. Acad. Sci, USA), 89: 227-81, 1992). To this
If amplified by polymerase chain reaction and sequence specific oligonucleotides
Supplemented blotting (Hill et al., Supra; and Hill, A.)
Proc.Natl.Acad.Sci, US
A), 89: 227-8L 1992). All patients were of type II
Was.Statistical analysis
Group B and Group C phenotypes (haplotypes defined in RFLP for class II)
)) Frequency comparison,Two23 HLA class I antigens and 10 using test
Performed with a Class II haplotype. Obviously, when performing multiple comparisons simultaneously
Significant associations may occur by chance. Prevent these types of mistakes
To do this, we used the following two-step strategy:
Multiple comparisons, and then test the second population (adults) for the only hypothesis.
(Hill, A., J. RCP (J.RCP),
26 (1): 11-16, 1992). Calculate relative danger with approximate probability
And obtained with a 95% confidence interval. The Gambia has a mixed ethnicity (Hill, A (H
ill, A.) et al., Proc. Natl. Acad.
Sci, USA), supra), the Mantel-Haenszel test
Confused with possible ethnic sources
The effect was evaluated. The anti-HBs concentration was determined using the unpaired t test.
Adult between subject with LA-DRB1 * 1302 and subject without
Comparisons were made in populations.result
Of the 1,344 recruited children, 453 (33.7%) were anti-HBc positive
And 185 (13.8%) of these were HBsAg positive and anti-H
Bc (IgM) was negative. 218 (16.2%) children had anti-HBc (total
Part) positive, anti-HBc (IgM) negative and HBsAg negative. Anti-HBc and
The age-dependent increase in HBsAg and HBsAg prevalence is shown in FIG. Book 260 adults
Recruited for study, of these, 235 (90.4%) were anti-HBc positive
Yes, 41 (15.8%) were HBsAg positive. HL for each child group
The frequencies of A class I serotypes and class II haplotypes are shown in Tables 1 and 2, respectively.
And 3.
HLA class I antigens, HLA-B50 and HLA-Cw1 and persistent HBsAg
Potential associations with retention were suggested by data from child studies (
Table 1). However, these findings may be inconsistent with the adult data studied.
Not suggested (Table 1). Thus, the class I phenotype is HBV clearance
Was not significantly related.
The HLA class II haplotype was first identified as a restriction fragment length polymorphism (RFLP) haplotype.
Determined using the restriction enzyme TaqI which defines the rotype (Hill, A.)
Proc.Natl.Acad.Sci, US
A), above). Class II haplotype, DRB1 * 1302-DRB3 * 030
1-DQA1 * 0102 -DQB1 * 0501 (DRw13 / DQw5) and D
RB1 * 1302-DRB3 * 0301-DQA1 * 0102-DQB1 * 06
04 (DRw
13 / DQw6), RFLP pattern 25-1 eliminates HBV infection
In 26.6% of affected children (Group B) and persistently infected with HBV (Group C)
At 16.2% (relative risk 0.53 [95% CI 0.32-
0.90], p = 0.012), which is protective against persistent HBV retention
Related to Class II haplotype, DRB1 * 1301-DBR3 * 010
RFLP haplotype corresponding to 1-DQA1 * 0103-DQB1 * 0603
Group 13-2 is also found at a significantly reduced frequency in persistently infected children
(P = 0.037). Are other haplotypes showing significant frequency changes?
Was. Therefore, we analyze the above two possible associations in the adult population.
I decided to. HLA-DRB1 * 1302 haplotypes are group B
) Of 195 adult subjects (25.6%) and persistent infections
Found in 3 (7.5%) of 40 patients (relative risk 0.24 [9
5% confidence interval 0.04-0.80], p = 0.012). Classified ethnic sources
Later, the biased relative risk from Mantel-Haenszel was zero.
. 23 [95% CI 0.05-0.83], p = 0.022;
Thus, any significant confounding effects of ethnic sources were eliminated. HLA-DRB1
* Possible association with 1301 not confirmed by adult population data
Was.
Subjects with a 25-1 haplotype from both populations were additionally treated with DQw5 or
Were divided into DQw6 haplotypes. Relative risk and 95% confidence interval for both
Haplotypes were calculated and compared in Table 4. HBV elimination works with both haplotypes
Relevant, protection from persistent HBV possession has DRB1 * 1302
It is suggested to be related to the HLA-DR molecule.
In 25 adults (average age 28.6 years) with DRB1 * 1302,
The average anti-HBs antibody concentration was 15.5 iu / L (sd 41.5) and DRB
In 25 adults without 1 * 1302 (mean age 32.2 years), the average anti-HB
The s antibody concentration was 22.3 iu / L (sd 48.5); p = 0.598
.discussion
This study is the first large HLA of HBV infection that introduced class II analysis of molecules.
This is a study showing relevance. In addition, this study shows that the haplotype
It is clearly shown that step 25-1 is associated with the ability to clear HBV after infection. 25
-1 haplotypes are two MHC class II haplotypes, DRB1 * 13
02-DRB3 * 0301-DQA1 * 0102-DQB1 * 0501 and DR
B1 * 1302-DRB3 * 0301-DQA1 * 0102-DQB1 * 060
4 is represented. Further analysis shows that the two DRB1 * 1302 haplotypes are both
HL were shown to be related to HBV clearance
It is believed that one or both of the A-DR alleles can respond to the above association
You. Only HLA-DRB1 * 1302 found on 25-1 RFLP haplotype
HLA-DRB1 * 1301 was found on other RFLP haplotypes in Gambia
Be discovered. Furthermore, the product of DRB1 * 1302 is lower than the product of the DRB3 locus.
Because they are all expressed at higher levels, they are of greater functional importance. we,
In the 25-1 haplotype, DRB1 * 1302 is involved in virus clearance.
And seemed to be important. Class II haplotype, DRB1
* 1301-DBR3 * 0101-DQA1 * 0103-DQB1 * 0603
The corresponding RFLP haplotype 13-2 is also available in persistently infected children.
Data suggest that HBV persistence in the population
It is thought to be related to the degree of resistance to The haplotype, DRB1 * 1
The allele of DRB1 at 301 is HLA-DRB1 * with a single amino acid substitution.
1302.
HBV-specific, as determined by the proliferative response to HBcAg and HBsAg
Differential CD4 + helper activity is associated with acute self limiting infecti
on), there is a marked decrease in patients with persistent infection (Ferrari,
(Ferrari, C.) et al., J. Immunol., Supra). In antigen presentation
Through its role, class II molecules are involved in the development of CD4 + helper T cell responses.
Because of its importance, the ability of class II molecules to present differential antigen
4+ Exhibit as variability in help level. This is HBV clearer
Consistent with a special class II association detection with We have sustained HBV infection
Patients who do not express anti-HBe and anti-HBs and have a sufficient number of active HBV-
Non-expression of specific CTLs is due, at least in part, to those with relatively low antigen-presenting ability.
Infer that it is related to the lack of CD4 + help mediated by the SII molecule.
No reasonable expression of anti-HBs after vaccine treatment
Associated with HLA B8, SC01, DR3 (Egea, E. et al.,
J. Exp. Med., 173 (3): 531-8, 1991
Year). The relationship between HLA-DRB1 * 1302 and HBV clearance is described in HLA above.
May be reflected in higher titers of anti-HBs antibodies in people with different alleles
It is thought that there is. However, anti-HBs in adults who have excluded HBV
Antibody levels are higher in people with the HLA-DRB1 * 1302 allele.
Extra “help” for the formation of the above antibody reaction
The result is an HB with an improved carrier of HLA-DRB1 * 1302
It was suggested that this is not an important mechanism in V clearance.
HBV-infected hepatocytes are recognized and recognized by HLA class I restricted CTLs.
(Mondelli, M., et al., J. Immunol.
129 (6): 2773-78, 1982; and Pignateliem.
attelli, M.) et al., J. Hepatol. 4: 15-21, 1987.
). The absence of a strong HLA class I association with HBV clearance indicates that HBV
Antigens may be present by all class I molecules frequently found in Gambia.
Means to be presented more effectively. In chronic HBV infection, HBV-specific
CTLs are not easily detectable, which indicates that their numbers are low or CTLs are inactive
Is suggested to be sexual. Association of HLA class II with HBV clearance
One interpretation of our findings is that CTL activity is a potent CD4 + T helper cell.
Need help and its level is measured by HLA class II polymorphisms (
Nonax, R (Nonacs, R.) et al., J. Exp.Med.
176: 519-29, 1992).
DRB1 * 1302 is associated with effective protective effects against three important infectious agents.
It seems that there are reams, but it is unclear how the above effect is exhibited
. Malaria, HBV and HPV have hundreds of potentials with various MHC restriction elements
It is a complex pathogen in which a T cell epitope must be present. For the above diseases
Association with MHC indicates that only a few epitopes are present
Be inspired. Therefore, polymorphisms at the MHC class I and II loci are
It is believed that this is due to the variability in outcomes from HBV infection.
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(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
G01N 33/50 G01N 33/50 T
33/576 33/576
// A61K 38/00 ACS A61K 37/02 ACS
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG),
AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C
H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB
,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP,KR,
KZ,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,M
N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU
,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TT,
UA,UG,US,UZ,VN
(72)発明者 サーズ,マーク,アール
イギリス国,ロンドン ダブル2 1ピー
ジー,セント メリーズ ホスピタル メ
ディカル スクール,アカデミック デパ
ートメント オブ メディシン,ヘパトロ
ジー ユニット(番地なし)
(72)発明者 トーマス,ホワード,クリストファー
イギリス国,ロンドン ダブル2 1ピー
ジー,セント メリーズ ホスピタル メ
ディカル スクール,アカデミック デパ
ートメント オブ メディシン,ヘパトロ
ジー ユニット(番地なし)────────────────────────────────────────────────── ─── Continued on the front page (51) Int.Cl. 6 Identification symbol FI G01N 33/50 G01N 33/50 T 33/576 33/576 // A61K 38/00 ACS A61K 37/02 ACS (81) Designated country EP (AT, BE, CH, DE, DK, ES, FR, GB, GR, IE, IT, LU, MC, NL, PT, SE), OA (BF, BJ, CF, CG, CI, CM, GA, GN, ML, MR, NE, SN, TD, TG), AP (KE, MW, SD, SZ, UG), AM, AT, AU, BB, BG, BR, BY, CA, CH, CN , CZ, DE, DK, EE, ES, FI, GB, GE, HU, IS, JP, KE, KG, KP, KR, KZ, LK, LR, LT, LU, LV, MD, MG, N, MW, MX, NO, NZ, PL, PT, RO, RU, SD, SE, SG, SI, SK, TJ, TM, TT, UA, UG, US, UZ, VN (72) Mark, Earl United Kingdom, London Double 21 P.G., St. Mary's Hospital Medical School, Academic Department of Medicine, Hepatology Unit (No Address) (72) Inventor Thomas, Howard, Christopher United Kingdom, London Double 21 P.G., St. Mary's Hospital Medical School, Academic Department of Medicine, Hepatology Unit (no address)