JPH10505160A - ダイヤモンドの検査 - Google Patents

ダイヤモンドの検査

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JPH10505160A
JPH10505160A JP8509300A JP50930095A JPH10505160A JP H10505160 A JPH10505160 A JP H10505160A JP 8509300 A JP8509300 A JP 8509300A JP 50930095 A JP50930095 A JP 50930095A JP H10505160 A JPH10505160 A JP H10505160A
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クーパー,マーティン
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ゲルザン エスタブリッシュメント
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Abstract

(57)【要約】 ダイヤモンド3がその上に堆積された合成ダイヤモンドの層を有するか否かを検査するために、ダイヤモンド3の異なる区域の組成の間の違い検出するため、ダイヤモンドから発せられる又は透過される実質的に7μmから25μm、好ましくは7μmから10μmの波長の放射を含む赤外放射が観測される。

Description

【発明の詳細な説明】 ダイヤモンドの検査 本発明の背景 本発明はダイヤモンドを検査する方法と装置に関する。例えば、ダイヤモンド がその上に堆積した合成ダイヤモンドの層を有するか否かを検査するのに用いら れる。これはダイヤモンドがCVDダイヤモンド物質からなるか否かの検出及び もしあるならその様な物質の位置を示すことにおいても特に重要なものとなる。 合成ダイヤモンド物質は、例えばそれからラウンドブリリアントカットに加工 される未カット又は一部加工された天然ダイヤモンド上に堆積される。さらに、 合成ダイヤモンド被膜は宝石加工後の全体をかたち作られたきらきらした宝石の 上に堆積される。合成ダイヤモンド物質の層厚は、1μmから0.1mmまでの 範囲内とすることができてとても薄い。 ダイヤモンドの価値は、一部その重さに依存する。従って、合成ダイヤモンド はかたち作られた製品の重量を増やすために、ダイヤモンドのカッティングの前 か後に天然ダイヤモンド宝石上に堆積される。 しかし、ダイヤモンドの価値はまた、その真正性とユニークさの質及びそれが 完全に天然の産物であるという事実に帰する。よって、合成ダイヤモンド物質の 堆積によって大きくされていないダイヤモンドはそうされたダイヤモンド以上の 価値を有する。 数年来、数多くのダイヤモンド物質の合成方法が開発された。これらの方法の 一つは、気体から基板上への(本明細書においてCVDダイヤモンド物質と呼ば れる)合成ダイヤモンドの堆積を含む低圧力技術である化学蒸着(CVD)であ る。CVDは、ダイヤモン ド上に合成ダイヤモンドを堆積するのに最も良く用いられる方法である。 CVDダイヤモンド物質の堆積によって人工的に大きくされたダイヤモンドは 本明細書中”CVD/天然ダイヤモンドダブレット”と呼ばれる。 CVDダイヤモンド物質はダイヤモンド基板の上に堆積される。CVDダイヤ モンド物質は、(”ホモエピタキシャル成長”と呼ばれる)ダイヤモンド基板構 造の模造が可能である。製造されたCVD/天然ダイヤモンドダブレットは外観 、密度及び他の通常の物理特性において完全に天然の宝石と同一にすることが可 能であり、その様なCVD/天然ダイヤモンドダブレットを見分けることは難問 である。 ダイヤモンドがその上に堆積した合成ダイヤモンド層を有するか否かの決定を する方法と装置を提供することが本発明の目的である。 その装置は単純で高価でなく比較的に訓練の少ない者によって操作可能である ことが望ましい。その方法と装置は実験室での宝石学的な分析経験の無い訓練さ れた宝石商人によって確実性を持って再現性良く操作されうるべきである本発明 本発明は、ダイヤモンドの異なる区域の組成の間の違いを検出するために、ダ イヤモンドの複数の区域のそれぞれから発する観測された放射が実質的に7μm から25μm、好ましくは7μmから10μmの範囲の波長の放射を含む赤外線 放射の観測結果を比較することからなる、ダイヤモンドがその上に堆積された合 成ダイヤモンドの層を有するか否かの検査をする方法を提供する。 本発明はまた、ダイヤモンドの全表面領域より実質的に小さいダイヤモンドの 区域から発する観測された放射が実質的に7μmから 25μm、好ましくは7μmから10μmの範囲の波長の放射を含む赤外線放射 の観測する手段を有し、ダイヤモンドがその上に堆積された合成ダイヤモンドの 層を有するか否かを検査する装置を提供する。 本発明者は、ダイヤモンドから発する上記波長帯の赤外放射強度が異なる区域 間で違う場合、そのダイヤモンドはその上に堆積された合成ダイヤモンドの層を 有することが結論されることを発見した。その様な違いが無い場合、そのダイヤ モンドは実質的に一つの型であることが結論とされる。以下で説明するように、 ダイヤモンド内部の内部反射によって引き起こされる放射の低い観測強度をダイ ヤモンドの異なる組成により引き起こされる低い観測強度から区別するために注 意が払われる。 本発明者はさらに、検査中のダイヤモンドは既知のダイヤモンドと同じ型のも のであるか否かを示すため、赤外放射の観測結果は既知の型のダイヤモンドに対 する同様の観測結果を比較される。もし既知のダイヤモンドがIaAB型であれ ば、IaAB型ダイヤモンドは常に天然のものであるため、検査中のダイヤモン ドは明確に天然(IaAB型)又は明確に天然でないとして類別可能である。 ”ダイヤモンドから発する放射”によって、ダイヤモンドを透過した放射、又 はダイヤモンドにより発せられたもの、又はその両方が意味される。 本発明は、大部分の天然ダイヤモンドはIaA又はIaAB型であり、一方、 CVDダイヤモンド物質は通常、興味の帯域である7μmから25μmの波長帯 においてIaAB及びIaA型のダイヤモンドより強く赤外放射を透過するII 型であるという観測結果に基づく。 本発明者はさらに、関心の帯域でダイヤモンドから発せられた赤外放射の観測 結果は天然石の上に体積された合成ダイヤモンド物質層の検出に用いうることを 発見した。透過放射に比べ、発せられた 赤外放射を観測することはより簡単で効果的である。 もし今、CVDダイヤモンド物質がダイヤモンドの表面の一部に局所的に設け られるなら、ダイヤモンドの多数の区域が観測されることが好ましい。画像は勿 論、複数の区域から構成されるものとして解される。 ダイヤモンドの実質的な全表面をカバーするのに十分な区域が観測されること が望ましい。 一度にダイヤモンドの多数の区域を観測する好ましい方法は、ダイヤモンドか ら発する赤外放射の画像を形成することよりなる。画像は勿論、多数の区域から 構成されるものとして解される。 観測される区域は1mm以下、好ましくは0.5mmの径以下とし、小さいも のであることが好ましい。画像が形成される場合、観測された区域のサイズは画 像システムの解像度によってのみ制限される。 ダイヤモンドの画像はダイヤモンドに対して第一の方向に見た様に形成され、 その時少なくとももう一つのダイヤモンドの画像はダイヤモンドに対して異なる 方向で見た様に形成される。こうして、第一の方位から不可視の区域が検査され る。合成ダイヤモンド層と天然石の接触面に対する垂線は、検出されるために画 像手段の光軸に対して実質的に垂直となる。 ダイヤモンドの画像は例えばAgema 900シリーズの熱画像カメラ等の 長波長熱画像カメラを用いて形成されることが望ましい。さらに、実質的に関心 の波長帯にある放射が通過する冷却フィルターを持つ赤外画像システムを用いる 。 画像処理手段は異なる放射率の領域間のコントラストを改善するために設けら れる。例えば、異なる温度範囲の領域は異なる色で表わされる。ダイヤモンドの 熱放射を背景のそれから区別するために、ダイヤモンドの画像はダイヤモンドに 対して異なる温度の背景に対して形成される。5から50°Cの範囲内、好まし くは20から3 0°Cの範囲内の温度差が用いられる。このような温度差が、より大きい温度差 に付随する問題なしにダイヤモンドと背景の間の適当な区別を与える。 ダイヤモンドは背景より高い温度にあることが好ましく、ダイヤモンドの加熱 若しくは背景の冷却、又はその両方によってなされる。しかし、そのかわりとし てダイヤモンドは冷却され及び/又は背景は加熱されうる。 実質的に7μmから25μmの波長帯にある背景の放射特性は得られた観測値 を増加させるために調整される。背景は、とても良い赤外放射体(例えば、つや 消しの黒色物質)又はとても不活性な放射体(例えば、鏡のように磨かれた表面 )から、異なる温度の所に代わりとして又は付け加えることにより作ることが可 能である。 ダイヤモンド又は背景は、温められた支持体と接触して置かれることにより、 装置内に設置される前に前もって温めることにより、熱い空気の流れの中で温め ることにより、又は赤外線加熱源を使用することにより又はこれらの方法の組み 合わせにより加熱される。赤外線源を用いるなら、背景の放射でダイヤモンドの 画像がオーバーフローするのを避けるために、線源照射方位は画像方位内にあっ てはならない。 背景又はダイヤモンドは、冷たい支持体に接触して置かれることにより、前冷 却されることにより又は冷たい空気をダイヤモンド若しくは背景の表面上に向け る又はこれらの方法の組み合わせにより冷却される。 ダイヤモンドの全ての部位は実質的に同じ温度とされる。 ダイヤモンドの画像解釈を助けるため、ダイヤモンドは、可視光放射のような 全ての型のダイヤモンドを実質的に透過する放射、又は230nm以下の波長の 放射のようなどんな型のダイヤモンドも透過しない放射で照射され、暗い又は明 るい完全なダイヤモンドの画像又は参照画像が形成される。参照画像はその後、 初めに述べた 波長で撮られた画像と好ましくはダイヤモンドと同じ配置で比較される。参照画 像は、ダイヤモンド中の赤外放射の内部反射により引き起こされる人工品と異な る放射効率を持つ異なる区域に由来する特徴を識別するため用いられる。参照画 像は、画像の方位と異なる方位における光でダイヤモンドを照射し、又はしない で、明るい背景に対し又は暗い背景に対して撮られる。 ダイヤモンドのある区域により発せられた赤外放射は、ライトガイド(ファイ バー光プローブが好都合)のような放射集光手段及び集光された放射が向けられ る放射検出器を用いて観測される。区域から発せられる放射の強度を測定する適 当な公知の型の装置が用いられる。 ファイバー光プローブが使用されるならそれは、ダイヤモンドの異なる区域が ダイヤモンドを操作することによってプローブの端で接触して置かれるように、 ダイヤモンドを搭載する手段に固定される。台座や棚のような、適当な公知の手 段がダイヤモンドの搭載のために用いられる。さらに、ダイヤモンドは静止され 、ファイバー光プローブはダイヤモンドの回りで操作される。ファイバー光プロ ーブのようなライトガイドが用いられたとき、ダイヤモンドの異なる区域の放射 効率の”マップ”又は荒い画像がその様な区域各々を次々に検査することにより 形成される。荒い画像は高価な画像装置無しに形成可能である。この形態の装置 は自動化に適する。 複数のファイバー光プローブは、同時にダイヤモンドの異なる領域に接触する ために使用される。 ファイバー光プローブのダイヤモンドの区域との少ない又は制御不能な接触に より発生可能なエラーを避けるために、同じ波長での複数回の観測が同一の区域 でなされて、統計学的に改善された読み取りを提供するために統計学的に組み合 わされる。 発せられる放射強度の観測がされる前に、プローブの端がダイヤモンドの望み の区域と接触していることを確かめるために目に見え る検査を可能とするように光学手段は備えられる。 ダイヤモンドが画像形成されたとき、形成された画像がダイヤモンドの異なる 部位の放射の明白な強度の比較により使用者によって解釈され、又はダイヤモン ドの異なる部位により発せられた放射の強度が測定されそしてそれらの差異が計 算される。ダイヤモンドは実質的に均一の温度にあることを仮定すると、異なる 赤外放射効率を有するダイヤモンドの部分が放射の異なる強度を有するように現 れる。放射効率は、表面により放射された単位領域での力と同一温度で黒体によ って放射されたそれとの比率によって定義される。波長の関数としての放射効率 は、与えられた波長と温度で表面により放射された統一波長間隔で単位領域にお ける力と同一波長と温度における黒体によって放射されたそれとの比率によって 定義される。 天然石上に堆積された合成ダイヤモンド物質は隣接する天然ダイヤモンド物質 より低い放射効率を有し、着色して現れる。 ライトガイドがダイヤモンドのある区域によって発せられる放射の強度を測定 するために用いられるなら、放射強度に依存する信号はその区域のそれぞれに対 して直接に読み取り可能となる。異常に低い放射強度を有する部位を探すために ダイヤモンド上を動かされながらファイバー光プローブは用いられる。 観測された放射は、関心帯域にある波長の一の狭い帯域又は多数のそのような 狭い帯域から構成されるが、観測される放射量をこれが最大にするように、関心 帯域中に実質的に位置する比較的に広がりのある帯域が望ましい。研究された放 射は、例えば、6μm程度の低さで又は30μm程度の高さで、上記の範囲の外 側に立ち下がる波長の放射からなる。関心帯域内で立ち下がる放射の力はこの帯 域の外側で立ち下がる波長の放射によって圧倒されないことが好ましい。 観測される放射は実質的に7μmから10μmの範囲で立ち下がる放射を含む ことが更に好ましい。この範囲において、天然ダイヤ モンドの吸光係数は合成ダイヤモンドのそれに比べ、非常に高い(3倍又はそれ 以上に高い)。そのため、天然及び人口のダイヤモンド物質により発せられる放 射の強度の間のコントラストは良い。10μmから25μmの帯域においては、 天然ダイヤモンドにより発せられる放射の強度は人工ダイヤモンドにより発せら れるそれより検出可能な程度に大きい。しかし、違いは小さく、この帯域が観測 されるなら、観測する手段は観測される放射の強度における小さい差に対しとて も敏感でなければならない。 好ましい実施例においては、異なる領域の間の0.5−5%の放射効率の差異 、望ましくは1%又はそれ以上異なる組成のダイヤモンド物質が存在することを 示すことと判断される。 ダイヤモンドはコンピューターのような画像処理手段を使用して観測される。 画像処理手段は、異なった放射強度帯域の領域を表現するために疑似的な色を用 いた画像を示すように構成されている。この場合、二つの放射強度の間のしきい 値は、異なる組成であるが方位、温度、表面の仕上げ等の他の点では同一である ダイヤモンドの領域が異なる色の帯域に立ち下がるように設定される。このこと は、異なる組成の領域の可視化をより容易にする。 しきい値は使用者によって設定される。例えば、使用者は画像の領域を選択し 、0.5−5%又はそれ以上、好ましくは1%又はそれ以上、それから異なる放 射効率を有するダイヤモンドの領域に対し異なる色を割り当てるように画像処理 装置をプログラムすることが可能である。 ダイヤモンドを赤外放射で照射し、ダイヤモンドの異なる区域を透過した赤外 線放射を観測することが可能であり、そのとき、観測される放射は実質的に7μ mから25μmの波長の放射を実質的に含む。 検査中のダイヤモンドの幾つかの領域が他より赤外線放射を良く透過しないな ら、そのダイヤモンドは合成ダイヤモンド層からなる と断定される。 やはりまた、観測される放射は実質的に7μmから10μmの波長の放射を含 むことが強く望まれる。 宝石の一部分を透過する放射を観測する手段は上で議論された放射技術用のも のと同じである。 ダイヤモンドは、赤外放射光で照射された一体球内に設置すること又はファイ バー光プローブでの光照射により、ダイヤモンドのある側の拡散性の光照射と他 の側からの観測によって赤外放射で照射される。 ダイヤモンドの照射に用いられる放射は関心帯域内のみに立ち下がることが好 ましい。しかし、関心帯域の外に立ち下がる放射をまた含んでいてさえも結果は 得ることが可能である。 本発明は、例示を用い、添付図面を参照して更に説明される。ここで: 図1は本発明にかかる装置の第一実施例の概略図であり; 図2は本発明の第一実施例により作製されたCVD/天然ダイヤモンドダブレ ットの画像の概略を示し; 図3は本発明の第二の局面にかかる装置の概略図である。 図1に示す装置は、8〜12μmの範囲内に波長の放射の画像形成をするため に構成された熱カメラの形態における画像を形成する手段2からなるダイヤモン ドから発せられる赤外放射を観測する装置からなる。ダイヤモンド3は、ダイヤ モンドが操作されてダイヤモンド3の異なる像が撮られうるように熱画像カメラ 2に対して動かされるようにするドップ4のような簡便なダイヤモンド搭載手段 上に搭載されて、装置内に置かれうる。 ダイヤモンド3は背景5に対して観測される。手段6と7は、ダイヤモンドが よりはっきりと画像形成されるようにダイヤモンドと背景の間の温度の違いをつ くり出すために備えられる。装置6は、ダイヤモンドを赤外線放射によって加熱 する放射加熱手段からなる。 手段6はとても幅の広い帯域の波長における放射光を発する。 背景5は、装置7によって背景を通してくみ上げられた冷却された液体をによ り冷却される。 ダイヤモンド3の関心の部位がより正確に設置されて解釈されることを可能に するダイヤモンド3の参照画像を提供するために、ランプ8は可視光でダイヤモ ンド3が照らされるように設けられる。 カメラ2は可視光の画像形成を可能とするようなものであり、又は追加のカメ ラが必要とされる。 装置は、迷赤外線放射が画像システム2に入るのを防ぐため、遮光箱9の中に 納められる。 画像システム2は使用者によって検討可能なモニター10上に結果を示す。 図2はモニター10上に示された典型的な画像を示す。ドップ4上に搭載され たCVD/天然ダイヤモンドダブレットが示される。宝石の天然の部分11は相 対的に明るく現れ、CVDダイヤモンド物質部分12は比較的暗く現れる。その 画像は小面の合成パターンを示す。異なる放射効率の特徴からその様な小面を識 別するため、参照画像はランプ8から可視光を用いて示される。 図3は本発明にかかる別の装置を示す。その装置はダイヤモンド3を搭載する ためのドップのようなダイヤモンド搭載手段13からなる。多数位置でダイヤモ ンド3の表面と接触するファイバー光プローブ14が設けられる。 ファイバー光プローブ14は、ファイバー光プローブ14の端と接触する宝石 の部分から発せられる放射の強度に依存する読み出し又は信号を発生する検出器 15に赤外放射を通す。ファイバー光プローブ14とダイヤモンドは迷赤外放射 が検出器15に入るのを防ぐため、遮光箱16の中に納められる。 本発明は例を用いて上記のように主要部のみ記載され、そして修正がなされる ことは本発明の範囲内で可能である。本発明はまた、 ここで記載され或いは暗に示され、若しくは図中に示され或いは暗に示された個 別の特徴、又はそのような特徴の結合又はその様な特徴若しくは結合の概括の中 に在る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クーパー,マーティン イギリス国,バッキンガムシャー エスエ ル7 2アールイー,マーロー,テリント ン・ヒル 37番 (72)発明者 サスマン,リカード サイモン イギリス国,サリー ジーユー1 2エヌ ティー,ギルフォード,フロビッシャー・ ガーデンズ 3番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. ダイヤモンドの異なる区域の組成の間の違いを検出するために、ダイヤモ ンドの複数の区域のそれぞれから発する実質的に7μmから25μmの波長の放 射を含む赤外線放射の観測結果を比較することからなる、ダイヤモンドがその上 に堆積された合成ダイヤモンドの層を有するか否かを検査する方法。 2. 赤外線放射は観測された該区域により発せられる請求項1の方法。 3. 該区域より発せられる赤外線放射はダイヤモンドの画像形成により観測さ れる請求項2の方法。 4. ダイヤモンドの画像はダイヤモンドと異なる温度にある背景に対して形成 される請求項3の方法。 5. ダイヤモンドは背景より高い温度にある請求項4の方法。 6. ダイヤモンドは温められる請求項4又は5の方法。 7. 背景は冷却される請求項4又は5又は6の方法。 8. ダイヤモンドの画像はダイヤモンドに対して第一の方向に見た様に形成さ れ、少なくとももう一つのダイヤモンドの画像はダイヤモンドに対して異なる方 向で見た様に形成される請求項2乃至7の何れか一項の方法。 9. 該区域から発する放射は放射を集める手段と放射検出器とを用いて観測さ れる請求項1の方法。 10. ダイヤモンドは一体のエンクロージャーの中に置かれ、エンクロージャ ー中の初めに記載した放射の光束強度は検出器により検出される請求項9の方法 。 11. 該区域により発せられた赤外線放射はライトガイドにより集められてそ れにより検出器に導かれる請求項9の方法。 12. 全ての型のダイヤモンドにより実質的に透過される又は全ての型のダイ ヤモンドにより実質的に吸収される基準放射でダイヤ モンドの複数の異なる区域を照射し、ダイヤモンドにより透過又は反射された基 準放射の観測結果とダイヤモンドから発せられる最初に記載した放射の観測結果 とを比較する請求項1乃至12のうちいずれか一項に記載の方法。 13. ダイヤモンドにより透過又は反射された基準放射の画像が形成される請 求項12の方法。 14. 基準放射は可視光放射からなる請求項12又は13の方法。 15. 検査中のダイヤモンドは既知のダイヤモンドと同じ型のものであるか否 かを決めるため、既知の型のダイヤモンドの区域から発せられる実質的に7μm から25μmの波長の放射を含む赤外線放射を観測し、既知のダイヤモンドと検 査中のダイヤモンドの観測結果を比較する段階をさらに含む請求項1乃至14の うちいずれか一項に記載の方法。 16. ダイヤモンドの幾つかの区域から発する放射の強度が他の区域から発す る放射と異なるならばそのダイヤモンドはCVD/天然ダイヤモンドダブレット である同定する段階を更に含む請求項1乃至15のうちいずれか一項に記載の方 法。 17. 観測された放射は実質的に7μmから10μmの範囲内に入る波長の放 射を含む先に示された請求項1乃至16のうちいずれか一項に記載の方法。 18. 実質的に7μmから25μmの波長の放射を含む赤外線放射でダイヤモ ンドを照射し、ダイヤモンドの異なる区域により透過された実質的に7μmから 25μmの波長の放射を実質的に観測する請求項1の方法。 19. 該区域により透過された放射はダイヤモンドの画像形成ににより観測さ れる請求項18の方法。 20. ダイヤモンドの全表面領域より実質的に小さいダイヤモンドの区域から 発する実質的に7μmから25μmの波長の放射を含む赤外線放射を観測する手 段を有し、ダイヤモンドがその上に堆積 された合成ダイヤモンドの層を有するか否かを検査する装置。 21. 観測される赤外線放射は実質的に7μmから10μmの波長の放射を含 む請求項20の装置。 22. 該区域を含むダイヤモンドの領域の画像を形成する手段を更に有する請 求項20又は21の装置。 23. ダイヤモンドが画像形成される背景を画成する手段を更に有する請求項 22の装置。 24. さらにダイヤモンドと背景の間に温度差をつくり出す手段を更に有する 請求項23の装置。 25. 温度差形成手段はダイヤモンドを温めるものである請求項24の装置。 26. 温度差形成手段は背景を冷却するものである請求項24の装置。 27. 観測する手段に関してダイヤモンドの位置を変えて取付ける取付手段を 更に有する請求項20乃至26のうち何れか一項に記載の装置。 28. 発せられた赤外線放射を観測する手段は放射収集器と検出器からなる請 求項20の装置。 29. 放射収集器はダイヤモンドの該区域により発せられた赤外線放射を集め 、かく集められた放射を検出器に伝えるためのライトガイドからなる請求項28 の装置。 30. さらに全ての型のダイヤモンドにより実質的に透過される又は全ての型 のダイヤモンドにより実質的に吸収される基準放射でダイヤモンドを照射する手 段と、ダイヤモンドにより透過又は反射された基準放射を観測する手段とを更に 有する請求項20乃至29のうち何れか一項に記載の装置。 31. 透過された又は反射された基準放射の画像が形成される請求項30の装 置。 32. 基準放射は可視放射からなる請求項30又は31の装置。 33. さらに実質的に7μmから25μmの波長の放射を含む赤外線放射でダ イヤモンドを照射する手段を更に有し、観測する手段は、ダイヤモンドの該区域 により透過された実質的に7μmから25μmの放射を観測する手段である請求 項20の装置。 34. 放射手段は実質的に7μmから10μmの波長の放射を含む赤外線放射 でダイヤモンドを照射する手段であり、観測する手段は実質的に7μmから10 μmの波長の放射を観測する手段である請求項33の装置。 35. 請求項2乃至19の何れかの方法を実施するために形成された請求項2 0乃至34のうち何れか一項に記載の装置。 36. 赤外線放射を観測する装置は1mm、好ましくは0.5mm径より小さ い区域であるダイヤモンドの区域を試験するよう形成されている請求項20乃至 35のうち何れか一項の装置。 37. 実質的に添付した図面を参照して説明された、ダイヤモンドがその上に 堆積された合成ダイヤモンドの層を有するか否かを検査する方法。 38. 実質的に添付した図面を参照して説明された、ダイヤモンドがその上に 堆積された合成ダイヤモンドの層を有するか否かを検査する装置。
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