JPH1041886A - 光多重伝送システム - Google Patents
光多重伝送システムInfo
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- JPH1041886A JPH1041886A JP8191900A JP19190096A JPH1041886A JP H1041886 A JPH1041886 A JP H1041886A JP 8191900 A JP8191900 A JP 8191900A JP 19190096 A JP19190096 A JP 19190096A JP H1041886 A JPH1041886 A JP H1041886A
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- station device
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- transmission system
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光信号を多重した場合に生じるビート雑音を
抑制する。 【解決手段】 複数の子局装置130、1台の親局装置11
0、複数の子局装置130と親局装置110を縦続に接続する
光伝送路120からなり、子局装置130は電気信号を光信号
に変換する電気光変換部136、光信号を電気信号に変換
する光電気変換部132、光伝送路120から入力する光信号
と電気光変換部136から出力する光信号を合波し、合波
した信号のうち一部を光電気変換部132へ出力し、残り
の光信号を光伝送路120へ出力する光合分波部131、光電
気変換部132から出力する信号の所定の周波数における
雑音レベルを検出する雑音レベル検出部133、雑音レベ
ル検出部133で検出した雑音レベルに応じて制御信号を
出力する制御信号発生部134、制御信号発生部134から出
力される制御信号に基づき電気信号の条件を制御し電気
光変換部136へ電気信号を出力する駆動部135を備える。
抑制する。 【解決手段】 複数の子局装置130、1台の親局装置11
0、複数の子局装置130と親局装置110を縦続に接続する
光伝送路120からなり、子局装置130は電気信号を光信号
に変換する電気光変換部136、光信号を電気信号に変換
する光電気変換部132、光伝送路120から入力する光信号
と電気光変換部136から出力する光信号を合波し、合波
した信号のうち一部を光電気変換部132へ出力し、残り
の光信号を光伝送路120へ出力する光合分波部131、光電
気変換部132から出力する信号の所定の周波数における
雑音レベルを検出する雑音レベル検出部133、雑音レベ
ル検出部133で検出した雑音レベルに応じて制御信号を
出力する制御信号発生部134、制御信号発生部134から出
力される制御信号に基づき電気信号の条件を制御し電気
光変換部136へ電気信号を出力する駆動部135を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の子局装置に
おいて変調された光信号が合波されて伝送され、親局装
置で一括して光信号を受信し電気信号に変換するマルチ
ポイント型の光伝送システムに関するものである。
おいて変調された光信号が合波されて伝送され、親局装
置で一括して光信号を受信し電気信号に変換するマルチ
ポイント型の光伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の子局装置(光伝送端末)からの光
信号を合波して伝送し、親局装置(センター局)で一括
して受信して電気信号に変換する場合、各光伝送端末の
光信号間のビート妨害が問題となる。
信号を合波して伝送し、親局装置(センター局)で一括
して受信して電気信号に変換する場合、各光伝送端末の
光信号間のビート妨害が問題となる。
【0003】このビート妨害を抑制する従来の技術とし
ては、例えば特開平7−283787号公報に記載され
ているビート妨害防止方法がある。このビート妨害防止
方法について、図5及び図6を用いてその動作を説明す
る。
ては、例えば特開平7−283787号公報に記載され
ているビート妨害防止方法がある。このビート妨害防止
方法について、図5及び図6を用いてその動作を説明す
る。
【0004】図5において、501は光源部、502は
光混合部、503はセンターからの制御信号を受信する
受信部、504は光源制御部、505は乱数発生部、5
06は光源501からの光出力、507は複数の光伝送
端末から入力される入力光信号、508は光混合部50
2から出力される出力光信号、509はセンター局から
受信する制御信号、510は光伝送端末である。
光混合部、503はセンターからの制御信号を受信する
受信部、504は光源制御部、505は乱数発生部、5
06は光源501からの光出力、507は複数の光伝送
端末から入力される入力光信号、508は光混合部50
2から出力される出力光信号、509はセンター局から
受信する制御信号、510は光伝送端末である。
【0005】図6において、601はセンター受信部、
602は検出部、603はセンター制御部、604はセ
ンター局、510−1,510−2,510−n(nは
自然数)は光伝送端末である。
602は検出部、603はセンター制御部、604はセ
ンター局、510−1,510−2,510−n(nは
自然数)は光伝送端末である。
【0006】以上のように構成された従来の光多重伝送
システムに関して、その動作を説明する。
システムに関して、その動作を説明する。
【0007】図5において、入力光信号507は、光源
部501から出力される光出力506と光混合部502
で混合され、出力光信号508として出力される。出力
光信号は図6において、センター受信信号606とし
て、センター局605内のセンター受信部601で光電
気変換される。検出部602は、センター受信部601
の出力信号からビート妨害が生じているかどうかを検出
する。ビート妨害を検出した場合、センター局605は
センター制御信号を各光伝送端末510へ送信し、光信
号の波長を変化させる。図5における光伝送端末510
では、センター局605からの制御信号を受信部503
で受信した場合に、乱数発生部505の出力に応じて、
光源制御部504で光信号の波長をランダムに変化させ
る。波長を変化させるために、具体的には光源部の温度
或いはバイアス電流を変化させる。
部501から出力される光出力506と光混合部502
で混合され、出力光信号508として出力される。出力
光信号は図6において、センター受信信号606とし
て、センター局605内のセンター受信部601で光電
気変換される。検出部602は、センター受信部601
の出力信号からビート妨害が生じているかどうかを検出
する。ビート妨害を検出した場合、センター局605は
センター制御信号を各光伝送端末510へ送信し、光信
号の波長を変化させる。図5における光伝送端末510
では、センター局605からの制御信号を受信部503
で受信した場合に、乱数発生部505の出力に応じて、
光源制御部504で光信号の波長をランダムに変化させ
る。波長を変化させるために、具体的には光源部の温度
或いはバイアス電流を変化させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、低コス
トで上記のようなマルチポイント型のシステムを構築す
るには、分布帰還型の半導体レーザのような光源は非常
に高価であり、もっと安価な光源を使用する必要があ
る。安価な光源としては、例えばファブリペロ型の半導
体レーザ等が考えられる。
トで上記のようなマルチポイント型のシステムを構築す
るには、分布帰還型の半導体レーザのような光源は非常
に高価であり、もっと安価な光源を使用する必要があ
る。安価な光源としては、例えばファブリペロ型の半導
体レーザ等が考えられる。
【0009】このような安価なファブリペロ型の半導体
レーザでは、一般に温度制御機能を有していない。この
場合、温度変化による波長制御は不可能となる。またバ
イアス電流の変化による波長制御は、光伝送システムの
重要な設計パラメータである光変調度の変化につながる
ため、ビート妨害以外の特性劣化が懸念される。
レーザでは、一般に温度制御機能を有していない。この
場合、温度変化による波長制御は不可能となる。またバ
イアス電流の変化による波長制御は、光伝送システムの
重要な設計パラメータである光変調度の変化につながる
ため、ビート妨害以外の特性劣化が懸念される。
【0010】本発明は、以上の点を鑑み、温度制御が不
可能である場合でもビート妨害による雑音を低減し、許
容子局装置数の増加或いは伝送距離の拡大を目的とす
る。
可能である場合でもビート妨害による雑音を低減し、許
容子局装置数の増加或いは伝送距離の拡大を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の第1の光多重伝送システムは、請求項1に
記すように、複数の子局装置と、1台の親局装置と、前
記複数の子局装置と前記親局装置とを縦続に接続する光
伝送路とからなり、前記子局装置は、電気信号を光信号
に変換する電気光変換部と、光信号を電気信号に変換す
る光電気変換部と、前記光伝送路から入力される光信号
と前記電気光変換部から出力される光信号とを合波し、
合波された信号のうち一部を前記光電気変換部へ出力し
て残りの光信号を前記光伝送路へ出力する光合分波部
と、前記光電気変換部から出力される信号の所定の周波
数における雑音レベルを検出する雑音レベル検出部と、
前記雑音レベル検出部で検出された雑音レベルに応じて
制御信号を出力する制御信号発生部と、前記制御信号発
生部から出力される制御信号に基づいて電気信号の条件
を制御し前記電気光変換部へ電気信号を出力する駆動部
とを備えたことを特徴としている。
に、本発明の第1の光多重伝送システムは、請求項1に
記すように、複数の子局装置と、1台の親局装置と、前
記複数の子局装置と前記親局装置とを縦続に接続する光
伝送路とからなり、前記子局装置は、電気信号を光信号
に変換する電気光変換部と、光信号を電気信号に変換す
る光電気変換部と、前記光伝送路から入力される光信号
と前記電気光変換部から出力される光信号とを合波し、
合波された信号のうち一部を前記光電気変換部へ出力し
て残りの光信号を前記光伝送路へ出力する光合分波部
と、前記光電気変換部から出力される信号の所定の周波
数における雑音レベルを検出する雑音レベル検出部と、
前記雑音レベル検出部で検出された雑音レベルに応じて
制御信号を出力する制御信号発生部と、前記制御信号発
生部から出力される制御信号に基づいて電気信号の条件
を制御し前記電気光変換部へ電気信号を出力する駆動部
とを備えたことを特徴としている。
【0012】本発明の第2の光多重伝送システムは、請
求項2に記すように、複数の子局装置と、1台の親局装
置と、前記複数の子局装置と前記親局装置とを接続する
光伝送路とからなり、前記親局装置は、複数の子局装置
から伝送された光信号を一括して電気信号に変換する第
一の光電気変換部と、前記第一の光電気変換部から出力
される信号の所定の周波数における雑音レベルを検出す
る雑音レベル検出部と、前記雑音レベル検出部で検出さ
れた雑音レベルに応じて各子局装置への制御信号を発生
する制御信号発生部と、前記制御信号発生部からの出力
を光信号に変換する第一の電気光変換部とを備え、前記
子局装置は、前記親局装置から伝送された光信号の一部
を受信し電気信号に変換する第二の光電気変換部と、前
記第二の光電気変換部の出力から制御信号を検出しその
情報に応じて信号を出力する制御信号検出部と、前記制
御信号検出部からの出力に応じて電気信号の条件を制御
する駆動部と、前記駆動部からの出力を光信号に変換す
る第二の電気光変換部とを備えたことを特徴としてい
る。
求項2に記すように、複数の子局装置と、1台の親局装
置と、前記複数の子局装置と前記親局装置とを接続する
光伝送路とからなり、前記親局装置は、複数の子局装置
から伝送された光信号を一括して電気信号に変換する第
一の光電気変換部と、前記第一の光電気変換部から出力
される信号の所定の周波数における雑音レベルを検出す
る雑音レベル検出部と、前記雑音レベル検出部で検出さ
れた雑音レベルに応じて各子局装置への制御信号を発生
する制御信号発生部と、前記制御信号発生部からの出力
を光信号に変換する第一の電気光変換部とを備え、前記
子局装置は、前記親局装置から伝送された光信号の一部
を受信し電気信号に変換する第二の光電気変換部と、前
記第二の光電気変換部の出力から制御信号を検出しその
情報に応じて信号を出力する制御信号検出部と、前記制
御信号検出部からの出力に応じて電気信号の条件を制御
する駆動部と、前記駆動部からの出力を光信号に変換す
る第二の電気光変換部とを備えたことを特徴としてい
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図4を用いて説明する。
て、図1から図4を用いて説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は本発明の第1の光
多重伝送システムの構成図である。110は親局装置、
120は光伝送路、130は子局装置、131は光合分
波部、132は光電気変換部、133は雑音レベル検出
部、134は制御信号発生部、135は駆動部、136
は電気光変換部である。
多重伝送システムの構成図である。110は親局装置、
120は光伝送路、130は子局装置、131は光合分
波部、132は光電気変換部、133は雑音レベル検出
部、134は制御信号発生部、135は駆動部、136
は電気光変換部である。
【0015】以上のように構成された本発明の第1の光
多重伝送システムについて、以下、その動作を述べる。
多重伝送システムについて、以下、その動作を述べる。
【0016】まず、光伝送路120を介して子局装置1
30に入力される光信号は、電気光変換部136から出
力される光信号と光合分波部131で合波され、一部は
光伝送路120を介して親局装置110へ、残りは光電
気変換部132へ出力される。光電気変換部132に入
力された光信号は電気信号に変換され雑音レベル検出部
133で所定の周波数における雑音レベルを検出し、ビ
ート雑音の有無を検出する。ビート雑音を検出した場
合、制御信号発生部134から制御信号が駆動部135
に出力される。駆動部135では、伝送される電気信号
の周波数と電力のどちらか或いは双方が切り替えられて
電気光変換部136に出力される。
30に入力される光信号は、電気光変換部136から出
力される光信号と光合分波部131で合波され、一部は
光伝送路120を介して親局装置110へ、残りは光電
気変換部132へ出力される。光電気変換部132に入
力された光信号は電気信号に変換され雑音レベル検出部
133で所定の周波数における雑音レベルを検出し、ビ
ート雑音の有無を検出する。ビート雑音を検出した場
合、制御信号発生部134から制御信号が駆動部135
に出力される。駆動部135では、伝送される電気信号
の周波数と電力のどちらか或いは双方が切り替えられて
電気光変換部136に出力される。
【0017】ここで切り替え前後の周波数をf、電力に
対応する光変調度をmとし、電気光変換部136におけ
る光変調度1に対するチャープ量がF[Hz/mA]で
ある場合に、切り替え前後でともに、 Jn(mF/f)=0 ……… (1) を満たすものとする。ここでJnはn次のベッセル関数
を表す。このように設定する理由を以下で説明する。
対応する光変調度をmとし、電気光変換部136におけ
る光変調度1に対するチャープ量がF[Hz/mA]で
ある場合に、切り替え前後でともに、 Jn(mF/f)=0 ……… (1) を満たすものとする。ここでJnはn次のベッセル関数
を表す。このように設定する理由を以下で説明する。
【0018】周波数を切り替える前と切り替えた後の電
気光変換部136の光出力のスペクトルの模式図を図3
に示す。ここで(a)は、送信する電気信号が、周波数を
切り替える前の、周波数f1及びfd1の2波の周波数多
重信号の場合であり、(b)は、周波数fd1をfd2に切り
替えた、周波数f1及びfd2の2波の周波数多重信号の
場合である。またnは0、光変調度は式(1)を満足す
るように設定するものとする。
気光変換部136の光出力のスペクトルの模式図を図3
に示す。ここで(a)は、送信する電気信号が、周波数を
切り替える前の、周波数f1及びfd1の2波の周波数多
重信号の場合であり、(b)は、周波数fd1をfd2に切り
替えた、周波数f1及びfd2の2波の周波数多重信号の
場合である。またnは0、光変調度は式(1)を満足す
るように設定するものとする。
【0019】電気信号を光信号に変換する場合、一般に
光信号の周波数が電気信号の電流の変化に応じて変化す
るチャーピング現象が生じる。従って、上記のような周
波数多重信号を電気光変換した場合、チャーピングによ
り光信号は周波数変調されるため、光出力は図3に示す
ようなスペクトルとなる。光出力のスペクトルは周波数
多重信号の周波数に依存し、(a)と(b)の場合を比較する
と、fd1−fd2だけ光スペクトルの周波数が変化するこ
とになる。またfd1、fd2が式(1)を満たしているた
め、スペクトルの中心のモードのパワーが理論的には0
となる。従って、ビートスペクトルが生じる周波数もf
d1−fd2だけ変化するため、周波数を切り替えることに
よってビート雑音が生じる周波数が変化することにな
る。式(1)を満たすためにはある程度光変調度mを大
きくする必要があるが、あまり大きくすると不要歪の影
響が大きくなり好ましくない。この場合搬送波周波数f
を低くすることによって、光変調度mを大きくすること
と同様の作用があるため、周波数多重信号のうち最も低
い周波数の信号が式(1)を満足するように設定すれ
ば、不要歪の影響及び入力信号電力を抑制することがで
きる。
光信号の周波数が電気信号の電流の変化に応じて変化す
るチャーピング現象が生じる。従って、上記のような周
波数多重信号を電気光変換した場合、チャーピングによ
り光信号は周波数変調されるため、光出力は図3に示す
ようなスペクトルとなる。光出力のスペクトルは周波数
多重信号の周波数に依存し、(a)と(b)の場合を比較する
と、fd1−fd2だけ光スペクトルの周波数が変化するこ
とになる。またfd1、fd2が式(1)を満たしているた
め、スペクトルの中心のモードのパワーが理論的には0
となる。従って、ビートスペクトルが生じる周波数もf
d1−fd2だけ変化するため、周波数を切り替えることに
よってビート雑音が生じる周波数が変化することにな
る。式(1)を満たすためにはある程度光変調度mを大
きくする必要があるが、あまり大きくすると不要歪の影
響が大きくなり好ましくない。この場合搬送波周波数f
を低くすることによって、光変調度mを大きくすること
と同様の作用があるため、周波数多重信号のうち最も低
い周波数の信号が式(1)を満足するように設定すれ
ば、不要歪の影響及び入力信号電力を抑制することがで
きる。
【0020】式(1)を満足しない場合は、fd1からf
d2への周波数を切り換えても光出力のスペクトルの中心
周波数はまったく変化しないため、中心周波数のスペク
トルが影響をするビート雑音に関してはあまり効果がな
い。その他のスペクトルが影響するビート雑音に関して
は同様の効果がある。
d2への周波数を切り換えても光出力のスペクトルの中心
周波数はまったく変化しないため、中心周波数のスペク
トルが影響をするビート雑音に関してはあまり効果がな
い。その他のスペクトルが影響するビート雑音に関して
は同様の効果がある。
【0021】図4にビート雑音のスペクトルの模式図を
示す。図4(a)の条件の下でビート雑音が信号周波数と
同一の周波数に生じている場合を考える。ここで、周波
数f d1をfd2に切り替えることによって、ビート雑音が
生じる周波数がfd1−fd2だけ変化する。この変化量を
信号帯域以上に設定しておけば、ビート雑音の影響を取
り除くことができる。周波数多重信号が駆動部135内
で生成されていれば、周波数多重信号のうち最低周波数
の信号の周波数及び電力を変化させればよい。また、周
波数多重信号が外部から入力される場合は、周波数多重
信号と式(1)を満足する信号を駆動部135内で周波
数多重して電気光変換部136に出力すればよい。
示す。図4(a)の条件の下でビート雑音が信号周波数と
同一の周波数に生じている場合を考える。ここで、周波
数f d1をfd2に切り替えることによって、ビート雑音が
生じる周波数がfd1−fd2だけ変化する。この変化量を
信号帯域以上に設定しておけば、ビート雑音の影響を取
り除くことができる。周波数多重信号が駆動部135内
で生成されていれば、周波数多重信号のうち最低周波数
の信号の周波数及び電力を変化させればよい。また、周
波数多重信号が外部から入力される場合は、周波数多重
信号と式(1)を満足する信号を駆動部135内で周波
数多重して電気光変換部136に出力すればよい。
【0022】例えば、ディジタル携帯電話の無線信号を
光伝送する場合を考えると、無線信号に式(1)を満足
する信号を周波数多重して光伝送すればよい。式(1)
を満足する信号がパイロット信号を兼ねていてもよい
し、ディジタル変調或いはアナログ変調されていてもよ
い。上り系の800MHz帯を考えれば940MHz〜960MHzの20MH
zであり、パイロット信号の周波数を20MHz以上変化させ
ることによって容易にビート雑音の低減を実現できるこ
とになる。また、光源のスペクトル線幅が20MHzより広
い場合は、スペクトル線幅以上にパイロット信号の周波
数を変化させる必要がある。但し、スペクトル線幅は3
dB帯域幅を指しており、実際には光源のスペクトルは
スペクトル線幅以上にも裾引きがあるため、ビート雑音
としての影響が全くなくなるわけではない。所望の性能
に満たない場合は、周波数の変化量を増大することによ
ってビート雑音の影響を低減することができる。従っ
て、電気光変換部136としては、スペクトル線幅の狭
い半導体レーザの使用が好ましい。
光伝送する場合を考えると、無線信号に式(1)を満足
する信号を周波数多重して光伝送すればよい。式(1)
を満足する信号がパイロット信号を兼ねていてもよい
し、ディジタル変調或いはアナログ変調されていてもよ
い。上り系の800MHz帯を考えれば940MHz〜960MHzの20MH
zであり、パイロット信号の周波数を20MHz以上変化させ
ることによって容易にビート雑音の低減を実現できるこ
とになる。また、光源のスペクトル線幅が20MHzより広
い場合は、スペクトル線幅以上にパイロット信号の周波
数を変化させる必要がある。但し、スペクトル線幅は3
dB帯域幅を指しており、実際には光源のスペクトルは
スペクトル線幅以上にも裾引きがあるため、ビート雑音
としての影響が全くなくなるわけではない。所望の性能
に満たない場合は、周波数の変化量を増大することによ
ってビート雑音の影響を低減することができる。従っ
て、電気光変換部136としては、スペクトル線幅の狭
い半導体レーザの使用が好ましい。
【0023】また、電気光変換部136等における非線
形性によって、fd1、fd2が寄与する不要歪もビート雑
音以外に生じることになる。信号帯域内に生じると伝送
特性を劣化させてしまう。この場合、fd1、fd2の絶対
周波数を20MHz以上とすることによって940MHz〜960MHz
の帯域内への不要歪の影響を除去することができる。
形性によって、fd1、fd2が寄与する不要歪もビート雑
音以外に生じることになる。信号帯域内に生じると伝送
特性を劣化させてしまう。この場合、fd1、fd2の絶対
周波数を20MHz以上とすることによって940MHz〜960MHz
の帯域内への不要歪の影響を除去することができる。
【0024】搬送波周波数及び光変調度のどちらか一方
を変化させた場合も、以下のような相当の効果が得られ
る。搬送波周波数を変化させる場合は、上記動作とほと
んど同じであり先に述べたとおりの効果が得られる。光
変調度を変化させる場合は、発生するビート雑音の周波
数を変化させることはできないが、そのパワーを低減す
ることが可能である。例えば、図3(a)において、f+
3fd1の成分がビート雑音を生じているとすれば、fd1
に関しては3次の成分であり、そのパワーはn=3の場
合の式(1)の左辺の2乗に比例する。従って、n=3
の場合に式(1)が満足するように光変調度を変化させ
ることによって、ビート雑音を低減することができる。
を変化させた場合も、以下のような相当の効果が得られ
る。搬送波周波数を変化させる場合は、上記動作とほと
んど同じであり先に述べたとおりの効果が得られる。光
変調度を変化させる場合は、発生するビート雑音の周波
数を変化させることはできないが、そのパワーを低減す
ることが可能である。例えば、図3(a)において、f+
3fd1の成分がビート雑音を生じているとすれば、fd1
に関しては3次の成分であり、そのパワーはn=3の場
合の式(1)の左辺の2乗に比例する。従って、n=3
の場合に式(1)が満足するように光変調度を変化させ
ることによって、ビート雑音を低減することができる。
【0025】また、ビート雑音の検出方法として、複数
の周波数における雑音レベルを検出することによって正
確にビート雑音を検出できる。例えば、940MHzより僅か
に低い周波数及び960MHzより僅かに大きい周波数におけ
る雑音レベルを検出し、大きい方の雑音レベルと所定の
閾値との比較によって行うことにより、正確にビート雑
音を検出することができる。
の周波数における雑音レベルを検出することによって正
確にビート雑音を検出できる。例えば、940MHzより僅か
に低い周波数及び960MHzより僅かに大きい周波数におけ
る雑音レベルを検出し、大きい方の雑音レベルと所定の
閾値との比較によって行うことにより、正確にビート雑
音を検出することができる。
【0026】以上のように、本発明の第1の光多重伝送
システムでは、送信する電気信号の周波数及び電力を切
り替えることによって、容易にビート雑音の影響を低減
することが可能である。
システムでは、送信する電気信号の周波数及び電力を切
り替えることによって、容易にビート雑音の影響を低減
することが可能である。
【0027】(実施の形態2)図2は本発明の第2の光
多重伝送システムの構成図である。210は親局装置、
親局装置210内において、211は第一の光電気変換
部、212は雑音レベル検出部、213は制御信号発生
部、214は第一の電気光変換部であり、221は下り
系光伝送路、222は上り系光伝送路、231は下り系
光分波部、232は上り系光合波器、240は子局装
置、子局装置240において、241は第二の光電気変
換部、242は制御信号検出部、243は第二の駆動
部、244は第二の電気光変換部である。
多重伝送システムの構成図である。210は親局装置、
親局装置210内において、211は第一の光電気変換
部、212は雑音レベル検出部、213は制御信号発生
部、214は第一の電気光変換部であり、221は下り
系光伝送路、222は上り系光伝送路、231は下り系
光分波部、232は上り系光合波器、240は子局装
置、子局装置240において、241は第二の光電気変
換部、242は制御信号検出部、243は第二の駆動
部、244は第二の電気光変換部である。
【0028】以上のように構成された本発明の第2の光
多重伝送システムについて、以下、その動作を述べる。
多重伝送システムについて、以下、その動作を述べる。
【0029】基本的な動作は、本発明の第1の光多重伝
送システムと同じであるが、異なっている点は、ビート
雑音の検出を子局装置240ではなく親局装置210で
一括して行う点である。
送システムと同じであるが、異なっている点は、ビート
雑音の検出を子局装置240ではなく親局装置210で
一括して行う点である。
【0030】複数の子局装置240から出力される光信
号は、上り系光合波器232において合波され、親局装
置210内の第1の光電気変換部211で一括して電気
信号に変換される。変換された電気信号は雑音レベル検
出部212に入力される。雑音レベル検出部212で
は、所定の周波数に生じる雑音レベルを測定し、ビート
雑音を検出する。
号は、上り系光合波器232において合波され、親局装
置210内の第1の光電気変換部211で一括して電気
信号に変換される。変換された電気信号は雑音レベル検
出部212に入力される。雑音レベル検出部212で
は、所定の周波数に生じる雑音レベルを測定し、ビート
雑音を検出する。
【0031】ビート雑音が生じた場合、制御信号発生部
213から制御信号が出力され、第一の電気光変換部2
14において光信号に変換され、下り系光伝送路221
及び下り系光分波部231を介して各子局装置240へ
伝送される。子局装置240では、第二の光電気変換部
241で光信号を電気信号に変換し、制御信号検出部2
42で制御信号を検出する。駆動部243では、制御信
号検出部242で検出した制御信号の情報に基づいて、
子局装置240から親局装置210へ伝送する電気信号
を制御する。
213から制御信号が出力され、第一の電気光変換部2
14において光信号に変換され、下り系光伝送路221
及び下り系光分波部231を介して各子局装置240へ
伝送される。子局装置240では、第二の光電気変換部
241で光信号を電気信号に変換し、制御信号検出部2
42で制御信号を検出する。駆動部243では、制御信
号検出部242で検出した制御信号の情報に基づいて、
子局装置240から親局装置210へ伝送する電気信号
を制御する。
【0032】親局装置210から子局装置240へ制御
信号が伝送され、ビート雑音を低減する具体的な制御方
法を以下に説明する。まず、各子局装置240からの光
出力を順次一定時間OFFするように制御信号に制御情
報を乗せ、どの子局装置240からの光出力によってビ
ート雑音が生じているか判断する。次に、ビート雑音の
原因となる光信号を出力している子局装置240に対し
て、子局装置240内においては実施の形態1と同様の
動作を行うように、制御信号に制御情報を乗せる。親局
装置210はビート雑音が低減されるまで、以上の動作
を繰り返し行う。
信号が伝送され、ビート雑音を低減する具体的な制御方
法を以下に説明する。まず、各子局装置240からの光
出力を順次一定時間OFFするように制御信号に制御情
報を乗せ、どの子局装置240からの光出力によってビ
ート雑音が生じているか判断する。次に、ビート雑音の
原因となる光信号を出力している子局装置240に対し
て、子局装置240内においては実施の形態1と同様の
動作を行うように、制御信号に制御情報を乗せる。親局
装置210はビート雑音が低減されるまで、以上の動作
を繰り返し行う。
【0033】この場合、各子局装置240ごとに制御信
号の搬送波周波数を設定して伝送することによって、子
局装置240側では所定の周波数の信号のみ受信すれば
よく、簡単に子局装置240の制御ができる。また、制
御信号を伝送する帯域以外には、自由に他の信号を周波
数多重できるため、制御信号以外の信号伝送も簡単に行
うことが可能である。加えて同時に複数の子局装置24
0に制御信号を伝送する必要がないため、伝送する必要
がある子局装置240にのみ搬送波を出力すればよく、
制御信号に割り当てる送信パワーを最小限にでき、制御
信号以外の信号伝送に送信パワーを割り当てることがで
きる。結果として、高性能の信号伝送或いは多チャンネ
ルの信号伝送が可能となる。
号の搬送波周波数を設定して伝送することによって、子
局装置240側では所定の周波数の信号のみ受信すれば
よく、簡単に子局装置240の制御ができる。また、制
御信号を伝送する帯域以外には、自由に他の信号を周波
数多重できるため、制御信号以外の信号伝送も簡単に行
うことが可能である。加えて同時に複数の子局装置24
0に制御信号を伝送する必要がないため、伝送する必要
がある子局装置240にのみ搬送波を出力すればよく、
制御信号に割り当てる送信パワーを最小限にでき、制御
信号以外の信号伝送に送信パワーを割り当てることがで
きる。結果として、高性能の信号伝送或いは多チャンネ
ルの信号伝送が可能となる。
【0034】本実施の形態2では、上り系または下り系
において、1つの光合波部または光分波部を介して親局
装置が複数の子局装置とスター型に接続される構成につ
いて説明したが、上記効果はスター型ではなく子局装置
が縦続に接続される構成のものでも同様の効果が得られ
る。
において、1つの光合波部または光分波部を介して親局
装置が複数の子局装置とスター型に接続される構成につ
いて説明したが、上記効果はスター型ではなく子局装置
が縦続に接続される構成のものでも同様の効果が得られ
る。
【0035】また、上り系と下り系の構成が同一(例え
ば共にスター型である)場合、上り信号と下り信号を同
一の光伝送路で共通に伝送すれば、光伝送路当たりの伝
送容量を増加することができ、さらに上り系・下り系に
波長多重方式を適用すれば、上り信号と下り信号を容易
に分離することが可能である。
ば共にスター型である)場合、上り信号と下り信号を同
一の光伝送路で共通に伝送すれば、光伝送路当たりの伝
送容量を増加することができ、さらに上り系・下り系に
波長多重方式を適用すれば、上り信号と下り信号を容易
に分離することが可能である。
【0036】以上のように、本発明の第2の光多重伝送
システムでは、親局装置210でビート雑音を検出し子
局装置240を制御して、子局装置240で送信する電
気信号の周波数及び電力を切り替えることによって、容
易にビート雑音の影響を低減することができ、さらに下
り系における制御信号以外の信号伝送も容易に実現でき
る。
システムでは、親局装置210でビート雑音を検出し子
局装置240を制御して、子局装置240で送信する電
気信号の周波数及び電力を切り替えることによって、容
易にビート雑音の影響を低減することができ、さらに下
り系における制御信号以外の信号伝送も容易に実現でき
る。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、子局装置
或いは親局装置においてビート雑音を検出し、子局装置
での送信する電気信号の周波数及び電力を制御すること
によってビート雑音の影響を低減できるので、高性能な
信号伝送、子局装置数の増加或いは伝送距離の拡大とい
った顕著な効果が得られる。
或いは親局装置においてビート雑音を検出し、子局装置
での送信する電気信号の周波数及び電力を制御すること
によってビート雑音の影響を低減できるので、高性能な
信号伝送、子局装置数の増加或いは伝送距離の拡大とい
った顕著な効果が得られる。
【図1】本発明の第1の光多重伝送システムのブロック
図
図
【図2】本発明の第2の光多重伝送システムのブロック
図
図
【図3】子局装置からの光出力のスペクトルの模式図
【図4】ビート雑音のスペクトルの模式図
【図5】従来の光多重伝送システムのブロック図(その
1)
1)
【図6】従来の光多重伝送システムのブロック図(その
2)
2)
110 親局装置 120 光伝送路 130 子局装置 131 光合分波部 132 光電気変換部 133 雑音レベル検出部 134 制御信号発生部 135 駆動部 136 電気光変換部 210 親局装置 211 第一の光電気変換部 212 雑音レベル検出部 213 制御信号発生部 214 第一の電気光変換部 221 下り系光伝送路 222 上り系光伝送路 231 下り系光分波部 232 上り系光合波器 240 子局装置 241 第二の光電気変換部 242 制御信号検出部 243 駆動部 244 第二の電気光変換部 501 光源部 502 光混合部 503 受信部 504 光源制御部 505 乱数発生部 506 光出力 507 入力光信号 508 出力光信号 509 制御信号 510,510−1,510−2,510−n 光伝送
端末 601 センター受信部 602 検出部 603 センター制御部 604 センター制御信号 605 センター局 606 センター受信信号
端末 601 センター受信部 602 検出部 603 センター制御部 604 センター制御信号 605 センター局 606 センター受信信号
Claims (22)
- 【請求項1】複数の子局装置と、1台の親局装置と、前
記複数の子局装置と前記親局装置とを縦続に接続する光
伝送路とからなり、 前記子局装置は、電気信号を光信号に変換する電気光変
換部と、 光信号を電気信号に変換する光電気変換部と、 前記光伝送路から入力される光信号と前記電気光変換部
から出力される光信号とを合波し、合波された信号のう
ち一部を前記光電気変換部へ出力して残りの光信号を前
記光伝送路へ出力する光合分波部と、 前記光電気変換部から出力される信号の所定の周波数に
おける雑音レベルを検出する雑音レベル検出部と、 前記雑音レベル検出部で検出された雑音レベルに応じて
制御信号を出力する制御信号発生部と、 前記制御信号発生部から出力される制御信号に基づいて
電気信号の条件を制御し前記電気光変換部へ電気信号を
出力する駆動部とを備えたことを特徴とする光多重伝送
システム。 - 【請求項2】複数の子局装置と、1台の親局装置と、前
記複数の子局装置と前記親局装置とを接続する光伝送路
とからなり、 前記親局装置は、複数の子局装置から伝送された光信号
を一括して電気信号に変換する第一の光電気変換部と、 前記第一の光電気変換部から出力される信号の所定の周
波数における雑音レベルを検出する雑音レベル検出部
と、 前記雑音レベル検出部で検出された雑音レベルに応じて
各子局装置への制御信号を発生する制御信号発生部と、 前記制御信号発生部からの出力を光信号に変換する第一
の電気光変換部とを備え、 前記子局装置は、前記親局装置から伝送された光信号の
一部を受信し電気信号に変換する第二の光電気変換部
と、 前記第二の光電気変換部の出力から前記制御信号を検出
しその情報に応じて信号を出力する制御信号検出部と、 前記制御信号検出部からの出力に応じて電気信号の条件
を制御する駆動部と、 前記駆動部からの出力を光信号に変換する第二の電気光
変換部とを備えたことを特徴とする光多重伝送システ
ム。 - 【請求項3】光伝送路によって接続されている子局装置
と親局装置とが、子局装置から親局装置へ伝送される上
り系及び親局装置から子局装置へ伝送される下り系に関
して、ともにスター型に接続されていることを特徴とす
る請求項2記載の光多重伝送システム。 - 【請求項4】光伝送路によって接続されている子局装置
と親局装置とが、子局装置から親局装置へ伝送される上
り系及び親局装置から子局装置へ伝送される下り系に関
して、ともに縦続に接続されていることを特徴とする請
求項2記載の光多重伝送システム。 - 【請求項5】光伝送路によって接続されている子局装置
と親局装置とが、子局装置から親局装置へ伝送される上
り系に関しては縦続に接続されており、親局装置から子
局装置へ伝送される下り系に関してはスター型に接続さ
れていることを特徴とする請求項2記載の光多重伝送シ
ステム。 - 【請求項6】光伝送路によって接続されている子局装置
と親局装置とが、子局装置から親局装置へ伝送される上
り系に関してはスター型に接続されており、親局装置か
ら子局装置へ伝送される下り系に関しては縦続に接続さ
れていることを特徴とする請求項2記載の光多重伝送シ
ステム。 - 【請求項7】上り系及び下り系の光伝送路を共通とした
ことを特徴とする請求項3または4記載の光多重伝送シ
ステム。 - 【請求項8】上り系の光信号と下り系の光信号とに異な
る波長を用いることを特徴とする請求項7記載の光多重
伝送システム。 - 【請求項9】親局装置から伝送される制御信号を乗せる
搬送波周波数が各子局装置ごとに割り当てられているこ
とを特徴とする請求項2から請求項8のいずれか1項に
記載の光多重伝送システム。 - 【請求項10】親局装置から子局装置へ制御信号を伝送
する必要があるときのみ、伝送される子局装置に割り当
てられた搬送波が出力されることを特徴とする請求項9
記載の光多重伝送システム。 - 【請求項11】子局装置に備えられた駆動部が、入力さ
れる制御信号に応じて、出力する電気信号の周波数と電
力のどちらか或いは双方を変化させる機能を有すること
を特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に
記載の光多重伝送システム。 - 【請求項12】子局装置に備えられた駆動部が、電気信
号の電力に対応する光変調度がmであり、光変調度1に
対するチャープ量がF[Hz/mA]である場合に、電気信号
の周波数f[Hz]と光変調度mとが、Jnをn次のベッセ
ル関数として、 Jn(mF/f)=0 を満足するように、電気信号の周波数と電力のどちらか
或いは双方を制御することを特徴とする請求項11記載
の光多重伝送システム。 - 【請求項13】ベッセル関数の次数が0次であることを
特徴とする請求項12記載の光多重伝送システム。 - 【請求項14】子局装置における駆動部が、外部から入
力される電気信号と、制御信号に応じて制御される電気
信号とを周波数多重して出力する多重部を有することを
特徴とする請求項11から請求項13のいずれか1項に
記載の光多重伝送システム。 - 【請求項15】子局装置における駆動部において、制御
信号に応じて制御される電気信号が、振幅変調或いは周
波数変調或いは位相変調されていることを特徴とする請
求項14記載の光多重伝送システム。 - 【請求項16】子局装置における駆動部において、制御
信号に応じて制御される電気信号が、他の電気信号の周
波数よりも低いことを特徴とする請求項11から請求項
15のいずれか1項に記載の光多重伝送システム。 - 【請求項17】子局装置における駆動部において、制御
信号に応じて制御される電気信号の周波数が、制御され
る電気信号以外の電気信号を伝送する全帯域幅以上であ
ることを特徴とする請求項11から請求項16のいずれ
か1項に記載の光多重伝送システム。 - 【請求項18】子局装置における駆動部において、制御
信号に応じて制御される電気信号の周波数の変化量が、
光源のスペクトル線幅以上であることを特徴とする請求
項11から請求項17のいずれか1項に記載の光多重伝
送システム。 - 【請求項19】子局装置における駆動部において、制御
信号に応じて制御される電気信号の周波数の変化量が、
制御される電気信号以外の電気信号を伝送する全帯域幅
以上であることを特徴とする請求項11から請求項17
のいずれか1項に記載の光多重伝送システム。 - 【請求項20】雑音レベル検出部において、少なくとも
2つの周波数における雑音レベルを測定し、そのうちの
大きい方の雑音レベルを検出することを特徴とする請求
項1から請求項19のいずれか1項に記載の光多重伝送
システム。 - 【請求項21】子局装置において、電気光変換部に入力
される電気信号が移動体通信用の信号を含むことを特徴
とする請求項1から請求項20のいずれか1項に記載の
光多重伝送システム。 - 【請求項22】電気光変換部が、半導体レーザであるこ
とを特徴とする請求項1から請求項21のいずれか1項
に記載の光多重伝送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8191900A JPH1041886A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 光多重伝送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8191900A JPH1041886A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 光多重伝送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1041886A true JPH1041886A (ja) | 1998-02-13 |
Family
ID=16282324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8191900A Pending JPH1041886A (ja) | 1996-07-22 | 1996-07-22 | 光多重伝送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1041886A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005168043A (ja) * | 2005-01-07 | 2005-06-23 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基地局装置及び中継伝送局装置 |
-
1996
- 1996-07-22 JP JP8191900A patent/JPH1041886A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005168043A (ja) * | 2005-01-07 | 2005-06-23 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基地局装置及び中継伝送局装置 |
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