JPH1040146A - 並列データベースシステム通信回数削減方法 - Google Patents

並列データベースシステム通信回数削減方法

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JPH1040146A
JPH1040146A JP8210575A JP21057596A JPH1040146A JP H1040146 A JPH1040146 A JP H1040146A JP 8210575 A JP8210575 A JP 8210575A JP 21057596 A JP21057596 A JP 21057596A JP H1040146 A JPH1040146 A JP H1040146A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 問合せの中の複数のSQL文を内部形式にま
とめて転送し、1回の起動要求で起動し、サーバ間の通
信回数を削減し、問合せ処理を高速化する。 【解決手段】 データベースへの問い合わせに対するフ
ロントエンドの役割をするデータベースサーバと、デー
タベースに対する操作を行う役割をする複数のデータベ
ース操作サーバで構成され、フロントエンドのデータベ
ースサーバと、データベース操作サーバとはネットワー
クで繋がる。SQL文などの複数のデータベース操作文
を含んだ、データベースへの問い合わせを、フロントエ
ンドのデータベースサーバで解析して、同じデータベー
ス操作サーバで一回の起動要求で実行できる1つ以上の
データベース操作文を判断してグループ化し、グループ
化したデータベース操作文をデータベース操作サーバに
まとめて転送し、転送した複数のデータベース操作文を
一回の起動要求で起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デ−タベ−ス管理
システムに係り、特にリレ−ショナルデ−タベ−ス管理
システムに適した問合せの並列処理に好適な問合せため
の通信回数の削減方法に関する。
【0002】
【従来の技術】事務データ処理を中心にしてリレーショ
ナルデータベース、主にSQLデータベースシステムの
適用が進んでいる。リレーショナルデータベースシステ
ムにおいては、データを複数のデータベース処理サーバ
に分割して配置して、並列にアクセスすることで、性能
の向上を図ることが容易である。このような並列データ
ベースシステムに対する要求は、データ量の増大にとも
なって強まってきている。並列データベースシステムに
ついては、DeWitt,D.,et.al.:"Parallel Database Syst
ems: The Future of High Performance Database Syste
ms", CACM, Vol.35, No.6, 1992.に記載されている。並
列データベースシステムの構成としては、ホストからの
データベースに対する問い合わせを解析しコンパイルす
るサーバ(フロントエンドのデータベースサーバと呼ぶ
ことにする)と、データが格納されるディスク装置にア
クセスし、データの操作を行う複数のサーバ(データベ
ース操作サーバと呼ぶことにする)を有する。
【0003】以下では、簡単のため、1つのホスト、1
つのフロントエンドデータベースサーバと複数のデータ
ベース操作サーバの構成で説明を行う。しかし、1つ、
または、複数のホストからの複数の問い合わせに対し
て、複数のフロントエンドデータベースサーバが取りあ
つかうことができる。この場合でも1つ1つの問い合わ
せに対しては、1つのホスト、1つのフロントエンドサ
ーバと複数のデータベース操作サーバの構成であり、以
下の説明、及び、本発明に問題無く適用される。
【0004】一般にデータベースに対する問い合わせで
あるSQLは、C言語などの計算機言語に埋めこんだ形
で使われることが多い(以下、埋込型SQLと呼ぶこと
にする)。データベースへの検索、及びデータベースへ
のデータの更新、削除と挿入の1つ1つのデータベース
の操作を行う文(以下、データベース操作文と呼ぶこと
にする)は、データベース操作言語SQLのSQLデー
タ文(以下、SQL文と呼ぶことにする)によって書か
れる。埋込型SQLは、C言語などの計算機言語からS
QL文を実行できるようにし、SQL文単独では行えな
い複雑処理を行えるようにしたものである。
【0005】以下に、埋込型SQLによる、一般的な、
並列データベースシステムの内部形式の処理手順の作
成、転送と実行の例を記す。データベース操作の結果に
対する加工や制御を、埋込型SQLで書かれたホストプ
ログラムの制御構文が行う。SQL文は1文ずつホスト
プログラムとのフロントエンドのデータベースサーバに
ネットワークを介して送られる。そして、コンパイラに
よって構文解析、意味解析、最適化、コンパイルを行う
ことによって、送られたSQL文に基づいた実際のデー
タベース操作を行うための内部形式の処理手順を作成す
る。
【0006】作成された処理手順は、実際にデータベー
ス操作を行うデータベース操作サーバにネットワークを
通じて転送し起動要求により実行する。データベース操
作サーバはプロセサと1つ以上のディスク装置を有す
る。データベース操作サーバのキャッシュに内部形式の
処理手順を置くことによって、2回目以降の実行は、実
行要求を発しキャッシュにある処理手順を用いる改良案
がある。
【0007】並列データベースシステムにおいてはデー
タベース操作サーバは複数存在し、SQLの処理の並列
化がなされる。SQLの処理の結果は、必要に応じて他
のデータベース操作サーバとネットワークを通じてデー
タなどのやりとりを行い、最終的にユーザプログラムと
のフロントエンドサーバの結果受取り処理を通じて、実
行結果がホストプログラムに返され、実行結果の加工や
制御を行う。以下SQL文1文ずつについて同じ処理を
繰り返す。
【0008】次に、ストアド・プロシージャという従来
技術による並列データベースシステムの内部形式の処理
手順の作成、転送と実行の方式の一例を示す。ストアド
・プロシージャは、上記従来技術が1つ1つSQL文を
実行してから実行結果を返すためホストプログラムとフ
ロントエンドのデータベースサーバの間のネットワーク
通信量が多いのに対して、通信量を減らすことを1つの
目的として、一連のSQL文からなるトランザクション
処理をまとめてコンパイラでコンパイルしてデータベー
スサーバ側で実行する方式である。1つのストアド・プ
ロシージャは、名称、各SQL文の内部形式の処理手順
とif then else、whileなど制御構文(以下、代入など
のデータ加工処理を含めて制御処理文と呼ぶことにす
る)を有する。制御処理文をSQL文に含める規格も存
在するが、ここでは、制御処理文はSQL文外のものと
して扱うことにする。制御処理文をSQL文に含める規
格の場合は、SQLの中の制御構文や代入などの加工処
理を本発明でいう制御処理文に対応させ、それ以外を本
発明でいうSQL文に対応させることによって、本発明
に適用する。
【0009】コンパイルしたストアドプロシジャをフロ
ントエンドのデータベースサーバに蓄えておき、必要に
応じてホストプログラムから呼び出して実行する代案も
ある。この場合、ホストプログラムは、使用したい名称
のストアド・プロシージャをコールすることで、ストア
ド・プロシージャの実行要求を発し実行を行う。ストア
ドプロシジャについては、片山初子:ストアド・プロシ
ージャとトリガーを使いこなす、 NIKKEI OPEN SYSTEM
S, No.2, pp.133-144,1993.などに記載されている。
【0010】以下に、ストアド・プロシージャを並列デ
ータベースシステムに対して適用する場合の実行につい
て一例を記す。ストアド・プロシージャのSQL文の処
理手順が制御処理文にしたがって1文ずつ実行される。
制御処理文はコンパイルされたコードやインタプリタ用
の内部形式など(以下、命令コードと呼ぶことにする)
として実行され、その中にSQL文を実行する命令コー
ドがある。SQL文を実行するときは、各SQL文の処
理手順は、実際にデータベース操作を行う複数のデータ
ベース操作サーバにネットワークを通じて転送し実行す
る。データベース操作サーバのキャッシュに各SQL文
の処理手順を置くことによって、2回目以降の実行は、
実行要求を発しキャッシュにある処理手順を用いる改良
案がある。データベース操作の結果は、必要に応じて他
のデータベース操作サーバとネットワークを通じてデー
タなどのやりとりを行い、最終的にストアド・プロシー
ジャに返され、制御処理文によって加工や制御を行う。
以下SQL文1文ずつについて同じ処理を繰り返す。ス
トアド・プロシージャの実行が全て終了するとその実行
結果がホストプログラムに返される。
【0011】本発明は並列データベースシステムでスト
アドプロシジャを前提としており、データベースの主流
であるリレーショナルデータベース、SQLにより説明
を行う。しかし、データベース操作文を制御処理文に埋
めこんだ問い合わせをフロントエンドのデータベースサ
ーバで解析し、データベース操作文の処理を複数のデー
タベース操作サーバが行う並列データベースシステムの
構成であれば、リレーショナルデータベース、SQLで
無くても適用できる。例として、データベース操作サー
バがオブジェクト指向データベースであり、データベー
ス操作言語がオブジェクト指向操作の言語の場合、デー
タベース操作文として、SQL文をオブジェクト指向操
作文に置き換えることで適用できる。オブジェクト指向
データベースのデータベース操作言語の1つOQLについ
ては、R.G.G.Cattell編:オブジェクトデータベース標
準:ODMG-93,共立出版株式会社,pp85-104,1995などに記
載されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】埋込型SQLの場合も
ストアド・プロシージャの場合も、コンパイルされたS
QL文(データベース操作文)の処理手順は、複数のデ
ータベース操作サーバに対して、SQL文1文ごとに転
送し実行される。並列システムで無ければ、サーバは分
かれていなく、ホストプログラムとのフロントエンドも
データベース処理も1つのサーバで行われるのでサーバ
間の通信ネックは存在しない。しかし、並列システムの
場合は、フロントエンドサーバとデータベース操作サー
バ間にSQL文1文ごとに起動要求が必要になる。その
ため、ループによりSQL文が繰り返し実行される場合
は、起動要求の通信回数は、大きなものとなる。通信回
数が多くなると通信がネックになって性能が低下する問
題が生じる。
【0013】ここで、問い合わせの中のSQL文には同
じデータベース操作サーバで実行するものがある。同じ
サーバで実行するSQL文の内部形式をまとめて転送
し、起動すれば、通信回数は減る。並列システムに対し
て、まとめて転送できるSQL文とはどのようなもの
か、また、各SQL文を実行するデータベース操作サー
バは複数あるためどのような方法でまとめるかが問題と
なる。
【0014】本発明は問い合わせの中の複数のSQL文
を、1回の起動要求で実行できる内部形式にまとめて転
送し、1回の起動要求で複数のSQL文を起動すること
により、起動要求の回数を減らし、フロントエンドのデ
ータベースサーバとデータベース操作サーバ間の通信回
数を減らすことが目的である。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、データベースへの問い合わせを解析する
フロントエンドのデータベースサーバと、データベース
に対する操作を行う複数のデータベース操作サーバを有
し、該フロントエンドのデータベースサーバと複数のデ
ータベース操作サーバとがネットワークで接続された並
列データベースシステムにおいて、前記フロントエンド
のデータベースサーバは、複数のデータベース操作文を
含んだデータベースへの問い合わせを解析し、対応する
内部形式を作成し、該内部形式を実行して内部形式の中
のデータベース操作文を複数のデータベース操作サーバ
に送り実行する過程において、前記解析時に、同じデー
タベース操作サーバで一回の起動要求で実行できる1つ
以上のデータベース操作文を抽出してグループ化し、前
記内部形式を実行する時に、前記グループ化したデータ
ベース操作文をデータベース操作サーバにまとめて転送
し、前記データベース操作サーバに対して、転送した複
数のデータベース操作文を一回の起動要求で起動するよ
うにしている。
【0016】また、グループ化した各データベース操作
文を転送するデータベース操作サーバを、データベース
システム内の各表と表の分割されているデータベース操
作サーバとの対応関係を示す表分割情報に基づき決定す
るようにしている。さらに、前記表分割情報に基づき転
送先のデータベース操作サーバの決定した前記グループ
化した各データベース操作文をそれぞれ転送先のデータ
ベース操作サーバにまとめて転送し、転送した複数のデ
ータベース操作文を一回の起動要求で起動するようにし
ている。
【0017】また、同じデータベース操作サーバで一回
の起動要求で実行できる1つ以上の前記データベース操
作文に対して同じ識別子を付与することによりグループ
化するようにしている。
【0018】また、同じデータベース操作サーバで一回
の起動要求で実行できる1つ以上の前記データベース操
作文と、該データベース操作文を含む制御処理文の夫々
とをグループ化するようにしている。
【0019】また、同じデータベース操作サーバで一回
の実行要求で実行できるデータベース操作文とは、前記
の複数のデータベース操作文の中で、内部形式の中で実
行する順番が連続しているデータベース操作文であり、
分割列の更新操作文の後に同じ表に対するデータベース
操作文が存在せず、かつ、先に行うデータベース操作文
の結果を変数を媒介として後のデータベース操作文が使
用しないデータベース操作文であるようにしている。
【0020】また、同じデータベース操作サーバで一回
の実行要求で実行できるデータベース操作文とは、前記
の複数のデータベース操作文の中で、内部形式の中で実
行する順番が連続しているデータベース操作文であり、
データベース操作を行う表が1つの同じデータベース操
作サーバにあるデータベース操作文であるようにしてい
る。さらに、前記データベースに対する問い合わせの中
にある全てのデータベース操作文のデータベース操作を
行う表が1つの同じデータベース操作サーバにある場
合、前記データベースに対する問い合わせの内部形式を
該データベース操作サーバに転送し、実行するようにし
ている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下において本発明の一実施例を
図面を用いて説明する。図1は本発明の実施例の構成図
である。ホストからのデータベースへの問い合わせに対
するフロントエンドの役割をするデータベースサーバ1
2と、データベースに対する操作を行う役割をする複数
のデータベース操作サーバ13で構成される。フロント
エンドデータベースサーバ12とデータベース操作サー
バ13は、高速な相互結合ネットワークで繋がっている
ものとする。ただし、ネットワークで繋がる複数プロセ
ッサの並列データベースシステムで無く、単一プロセッ
サのシステムでも、各サーバの役割として並列なプロセ
スを割り当てていれば、プロセス間の通信回数を削減す
るものとして本発明に適用可能である。フロントエンド
データベースサーバ12は、外部のホスト11とネット
ワークで繋がっているものとする。ただし、本発明はフ
ロントエンドのデータベースサーバ12とデータベース
操作サーバ13の間の通信回数を削減するのが目的なの
で、ホストの役割をデータベースシステム側に取り込
み、内部の高速なネットワークで繋げる代案や、ホスト
の役割とフロントエンドのデータベースサーバを1つに
統合する代案に対しても本発明を適用できる。
【0022】ホスト11からのストアドプロシジャ12
1をフロントエンドのデータベースサーバ12で解析
(101)することでストアドプロシジャの内部形式1
22を作成する。作成したストアドプロシジャ内部形式
122は、名称、制御処理文の内部形式、各SQL文の
内部形式の処理手順を有し、一回の通信で起動する幾つ
かのグループにグループ分けされている。いっしょに起
動するSQL文が無いSQL文は、その1つのSQL文
のみでグループを形成する(すなわち、従来通り、その
SQL文1つを起動する)。制御処理文を実行(10
2)し、SQL文を実行することになると(105)、
グループごとの処理に入る。表分割情報123をみてグ
ループに対して実行するデータベース処理サーバ13を
決定し、行き先別SQL文リストを作成する(10
7)。続いてデータベース操作を行うため、各SQLの
内部形式を行き先別の内部形式(以下、行き先別SQL
文内部形式124と呼ぶ)にまとめて、行き先別SQL
文内部形式を作成し(108)、データベース処理サー
バ13にSQL文内部形式を転送し(109)、起動要
求をかける(110)。データベース操作サーバ13
は、行き先別SQL文内部形式125を受取り(11
2)、起動要求(110)により起動(113)し、デ
ータベース操作の結果をフロントエンド側12に返す
(114)。各SQLのデータベース操作の結果はフロ
ントエンドのデータベースサーバ12で受け取り合成
(111)し制御処理を続ける。制御処理が終わるとス
トアドプロシジャの結果をホスト11に返す(10
3)。
【0023】複数のSQL文に対し1回の転送(10
9)と起動要求(110)で済むため、通信回数が削減
される。データベース処理サーバ13側のキャッシュメ
モリに行き先別のSQLの内部形式125を置き、2回
以上同じSQLを実行する場合起動要求によりキャッシ
ュメモリのSQLを起動する方式もあるが、その場合
は、2回目以降は行き先別内部形式生成(108)や転
送(109)はいらない。その場合でも起動要求が複数
のSQL文に対し1回で済むのは同じであり、本発明の
適用ができ発明の効果が期待できる。ホスト11からの
ストアドプロシジャ121を解析(101)し内部形式
122を登録しておき、ホスト11からストアドプロシ
ジャの実行要求を行いストアドプロシジャの実行を行う
方式もあるが、その場合でも本発明は解析と実行のフェ
ーズが分れるだけで問題無く適用できる。その場合1回
の通信で起動要求するSQLのグループ分けをストアド
プロシージャの実行フェーズに行う代案も適用できる。
【0024】図2は、ストアドプロシージャ121の例
である。制御構文であるWHILE文202、206
や、代入文であるSET文201、205が、本発明で
制御処理文と呼ぶ文の例である。SELECT文203
やUPDATE文204が、本発明でデータベース操作
文またはSQL文と呼ぶ文の例である。データベース操
作文は制御処理文中に埋めこまれているという表現を使
うことにする。制御処理文中のデータベース操作文のと
ころには暗黙的にデータベース操作文を実行する処理が
あるものとし、この処理も制御処理文にいれることにす
る。これによって、データベースに対する問い合わせ1
21がSQL文のみの並びの場合でも、本発明を適用で
きる。SQLにはSELECT、UPDATEなどデー
タにアクセスする文の他に、CREATE文などのデー
タベースの定義を行う文やカーソルの処理を行う文も存
在する。定義やカーソルの処理の文などの、データにア
クセスする文以外の文は、データベース操作サーバで行
う処理では無いので、従来通り、1つ1つ処理を行う。
【0025】実施例ではデータベース操作文としてSQ
Lを用いているが、データベース処理サーバがオブジェ
クト指向データベースの場合、データベース操作文を、
SQL文で無く、オブジェクト指向データベース操作言
語の参照、更新、削除、挿入のデータベース操作文とす
ると本発明を適用できる。データベース操作サーバが複
数存在し、制御処理文にデータベース操作文が埋め込ま
れた形の問い合わせであれば良い。
【0026】図3は、実施例における図1のストアドプ
ロシジャ内部形式122の例である。ストアドプロシジ
ャ内部形式122は名称301、SQL文の制御処理文
内部形式302、SQL文内部形式303、1回の通信
で起動要求するものを同じ番号とする識別子304を有
する。制御処理文内部形式はSQL文内部形式を実行す
る処理の内部形式を含む。
【0027】SQL文内部形式は、アクセスする表の識
別子や、参照、更新、削除、挿入などのSQL文の種
類、分割カラムの更新かなどの情報を有する。ストアド
プロシジャ内部形式122は、図1の解析(101)に
より作成し、その際に、1回の通信で起動要求するもの
を同じ番号とする識別子304がふられる。制御処理文
の1部をいっしょにデータベース処理サーバ13に送り
実行する方式の場合には、制御処理文にも識別子をふる
方法や、1回の起動要求で実行できる制御処理文とSQ
L文で新たにプロシジャ122を作成しポイントする方
法が考えられる。図2の例の場合SQL1とSQL2の
識別子304が同じ番号であるので1回の起動要求で実
行するグループである。ストアドプロシジャ121がS
QL文のみの並びの場合は、制御処理文内部形式は各S
QL文内部形式を実行する処理の内部形式の並びであ
る。この場合、SQL文内部形式の並びを実行順序とし
て、制御処理文内部形式を省略する代案も適用できる。
【0028】図4は、実施例における図1の表分割情報
123の例である。表分割情報123はデータベースシ
ステム内の各表に対し、表の識別子と、その表の分割さ
れているデータベース操作サーバの識別子を有する。図
4の例の場合、表T1はデータベース処理サーバ1、サ
ーバ2、サーバ3に、表T2はデータベース処理サーバ
1、サーバ2に、表T3はデータベース処理サーバ2、
サーバ3に表T4はデータベース処理サーバ1に分割し
ている。分割の種類が分割列のキー範囲やハッシュ値に
よる分割の場合はサーバごとに分割範囲を有する。SQ
L文のWHERE句に分割列の条件がある場合に分割範
囲によって実行するサーバを限定する改良案を適用でき
る。
【0029】図5は、実施例における図1の行き先別S
QL文リスト124の例である。行き先別SQL文リス
ト124は、解析(101)で分けたグループに対し
て、実行を行うデータベース処理サーバ13である行き
先サーバと、その行き先サーバに転送するSQL文内部
形式識別子を有する。
【0030】図6は、実施例における、図1の行き先別
SQL文内部形式125の例である。行き先であるデー
タベース操作サーバの識別子601、グループ内のSQ
L文内部形式の数602、SQL文内部形式へのポイン
タ603をSQL内部形式の数602分、各SQL文内
部形式604を有する。複数のSQL文を1つの内部形
式125にまとめることにより、1回の起動要求で、複
数のSQL文を逐次または並列に実行することができ
る。
【0031】図7は、実施例の図1の解析(101)に
おける1回の起動要求で実行できるSQL文をグループ
に分ける処理の処理説明図である。この処理では解析
(101)で作成された、SQL文の制御処理文順に次
の埋め込みSQL文がある場合、各2つのSQL文に変
数のやりとりなどが無いか調べ、有れば新たな識別子を
付与し、無ければ同一の識別子を付ける。ただし、C言
語のgoto文のようなジャンプを行う制御処理文があ
る場合は実行順の先後が判定できる単純な場合を除いて
本発明の適用は行わない。また、ループを行う制御処理
ごとに複数のSQL文をグループにする方法をとる場合
には、ループを行う制御処理の間のSQL文は、繰り返
し実行されるため、実行順の先後がどちらにもなるもの
として適用する。図7では識別子を1から順に付けて分
けているが、同じグループを識別できれば他の識別方法
でも良い。分けた後のストアドプロシジャ内部形式の例
は前述の図3である。
【0032】まずグループに付ける識別子に初期値1を
入れる(702)。制御処理文順に次の埋め込みSQL
文があるか判定し(703)、無ければ処理を終了す
る。有ればこれから識別子を付けるSQL文を取り出し
(704)、現在調べているグループの識別子を付ける
(705)。次に(706)の判定を行なう。現在調べ
ているグループのSQL文1つずつと、(1)変数によ
る結果のやりとりがある(707)かを調べ、(2)共
に同じ表に対するデータベース操作文であり(70
8)、先に行なうデータベース操作文が分割カラムの更
新問い合わせ(709)かを調べ、(1)、(2)の条
件のいずれかに適合する場合は、1回の起動要求で実行
できないためグループを変える(711)、(71
2)。しかし、(1)の条件を満たさず、かつ異なる表
を対象とする問い合わせ(708)の場合、また、
(1)の条件を満たさず、かつ同じ表を対象とする問い
合わせ(708)であり、かつ(2)の条件を満たさな
い場合にはグループの識別子をそのままとする。実行順
序、変数のやりとりは制御処理文内部形式に情報があ
り、SQL文がアクセスする表、更新処理か、分割カラ
ム更新か、はSQL文内部形式に情報がある。図7の例
では内部形式を作成した後、グループ分けを行う例にな
っているが、グループ分けなどの解析処理を行いやすい
ように、実行順序、変数のやりとり、SQL文がアクセ
スする表、更新処理か、分割カラム更新か、などの情報
を抽出済みの中間形式を作成し、グループ分けをしたあ
とで実行用の内部形式に変換する代案も適用できる。ま
た、内部形式の作成と並行してグループ分けを進める代
案も適用できる。解析(101)により前述の図3のよ
うに一回の起動要求で実行するものをまとめたストアド
プロシジャ内部形式122が作成される。
【0033】図8は、実施例の図1のグループ分割決定
(107)の処理説明図である。この処理は、1回の起
動要求で実行できるものとしてグループ化されているS
QL文に対して、表分割情報123を見て、処理手順内
部形式の行き先別のリストを作成する。行き先別に内部
形式を変えるのは、データベース操作サーバにより実行
するSQL文が異なるため無駄なSQL文内部形式の転
送を押さえるためである。
【0034】まず、1回の起動要求で実行可能なものと
してグループ化されているSQL文を1つずつ取り出す
(801)、(802)。表分割情報123を見て、そ
のSQLがアクセスする表が存在するデータベース操作
サーバ13の識別子を取り出す(804)。そのデータ
ベース操作サーバについての行き先別のSQL文のリス
ト124が存在すれば(805)、SQL文の識別子を
登録し(807)、存在しなければ、そのデータベース
操作サーバについての行き先別のSQL文のリスト12
4を作成し(806)、登録する(807)。グループ
内の全てのSQLについて分割したならば(809)、
行き先別にSQL文をまとめる。ただし、2表以上の表
にアクセスするSQL文については、各表のアクセス用
に異なる内部形式の処理手順を作成する方式をとる場合
には、SQL文では無く、処理手順ごとに行き先別のリ
ストを作成し、以下、各表のアクセス用の処理手順を部
分的なSQL文として1表にアクセスするSQL文と同
等に扱うことで本発明を適用できる。
【0035】図9は、実施例の図1の行き先別SQL文
内部形式生成(108)の処理説明図である。行き先別
SQL文内部形式125の例は前述の図6である。SQ
L文内部形式をまとめる場合、1回の起動要求で実行す
るSQL文の数(602)分のポインタ(603)を配
列で用意し、各SQL文の内部形式(604)をポイン
トする。グループ分割決定107により行き先サーバと
そこで起動するSQL文内部形式が行き先別SQL文リ
スト124にまとめてある。
【0036】行き先別SQL文リスト124の行き先サ
ーバ1つずつに対して行き先別SQL文内部形式125
を作る(901)。行き先サーバの識別子を入れ(90
2)、起動するSQL文の数を数えて(903)、該数
を入れる領域を設けて、この領域に該数を入れ(90
4)、SQL文の数分のポインタを用意し(905)、
SQL文内部形式とSQL内部形式へのポインタをいれ
る(907)、(908)。図9の例では、行き先別に
異なる内部形式を作成するが、代案として、グループ内
のSQL文をまとめた内部形式を1つ作成し、データベ
ース操作サーバ側で、アクセスする表の有無などによっ
て起動するSQLを判断する代案も適用できる。
【0037】図10は、実施例の図1の行き先別SQL
文内部形式転送(109)の処理説明図である。行き先
別SQL文内部形式を1つずつ取り出し(1001)、
行き先サーバに転送する(1002)。行き先別SQL
文内部形式を受け取ったデータベース操作サーバが受取
り報告をフロントエンドのデータベースサーバ12に返
し、全て受け取ったのを確認してから起動要求110に
移る代案も適用できる。また、行き先別SQL文内部形
式を受け取り、そのまま起動を行う代案も考えられる
が、その場合、内部形式の転送が起動を兼ねており、転
送回数が減っているため、通信回数を減らす発明の効果
が期待できる。
【0038】図11は、実施例の図1の行き先別SQL
文内部形式起動要求110の処理説明図である。1回の
通信で起動要求できるグループごとに実行する各データ
ベース操作サーバに起動要求をかける(1102)。デ
ータベース操作サーバ13側は、起動要求を受けると
(1103)と、行き先別のSQL文内部形式125の
配列からポイントされた内部形式604を、配列順に逐
次に、もしくは、並列に起動する(1105)。1回の
起動要求で起動する相手は図6のように複数のSQL文
であるため、起動要求の通信回数が削減される。データ
ベース操作サーバ13のキャッシュメモリに行き先別S
QL文内部形式125のキャッシュを置く代案もある
が、いずれにしても複数のSQL文に対して1回の起動
要求ですむため通信回数は削減されるので、本発明が適
用できる。
【0039】図12は、実施例における図1の検索結果
合成111の処理説明図である。図13は検索結果合成
の例の模式図である。起動要求したデータベース操作サ
ーバ13からSQL文ごとに転送処理が行われ(120
7)、実行結果を取り出し(1208)、実行結果が無
くなるまで(1209)、結果が転送される(121
0)。実行結果が無くなると(1209)、結果終了の
報告を送る(1211)。フロントエンドのデータベー
スサーバ12側は、SQL文ごとに結果の受取り処理を
行う(1201)。結果受取りの処理手順を解析時に作
成しても良い。各データベース操作サーバ13からの結
果は、キューなどにより結果を送られてきた順に取り出
される(1202)。起動したデータベース操作サーバ
13から全て結果終了の報告が送られてくるまで(12
05)、結果を受け取る(1204)。結果終了の報告
が送られてきたら(1205)、(1206)の処理を
行なう。結果は共用メモリなどにおいておき、制御処理
文内部形式の実行時に取り出される。図12では、結果
転送114や結果受取り111をSQL文ごとに逐次行
っているが、制御処理文実行と各SQL文の結果受取り
を別プロセスで並列に行う改良案も適用できる。
【0040】図14は本発明を具体的なSQL文や制御
処理文に適用する具体例の概要図である。ストアドプロ
シジャの内容はSQL文制御処理文1402の内容であ
る。実際は内部形式で表される。図7の処理説明図と照
らして解析処理(101)を見ると、制御処理文順にS
QL文1、SQL文2となり、SQL1の出力はSQL
2の入力とはなっておらず(707)、SQL1は表T
1を対象にし、SQL2は表T2を対象としているた
め、SQL1とSQL2は、異なる表を対象とする問い
合わせであるため(708)、同じグループの識別子が
ふられる。また図8の処理説明図と照らしてグループの
分割決定処理(107)を見ると、SQL1とSQL2
は同じ集合Zに入る(801)。SQL1はT1への問
い合わせであるため、表分割情報123よりサーバ1、
サーバ2、サーバ3が取り出され(803)、サーバ
1、サーバ2、サーバ3の各行き先別のSQL文リスト
が作成され(806)、SQL文1の識別子がこのリス
トに登録される(807)。SQL2はT2への問い合
わせであるため、表分割情報123よりサーバ1、サー
バ2が取り出され(803)、サーバ1、サーバ2の行
き先別のSQL文リストは上記したように既に作成され
ているので、サーバ1、サーバ2のSQL文リストにS
QL文2の識別子が登録される(807)。結果とし
て、サーバ1(13a)にSQL文1とSQL文2の処
理手順が、サーバ2(13b)にSQL文1とSQL文
2の処理手順が、サーバ3(13c)にSQL文1の処
理手順が、1回の起動要求で実行されるプロシジャとし
て作成され、転送され実行される。
【0041】データベース操作サーバ13a、13bに
おいて、SQL1とSQL2の処理は逐次または並列に
実行することが可能である。一回の起動要求で実行する
データベース処理の中に、更新、削除、挿入と、同じ表
への検索が混ざっていない限り、実行順序は変えられる
ため並列に実行することも可能なのである。また各デー
タベース処理サーバ間で同じSQL文に対して開始の待
ち合わせをしないため、サーバによってデータ量の偏り
がある場合でも、各サーバごとに最短の時間でSQLの
処理が行われる。従来方式だと偏りが大きい処理が終わ
るのを待たないと次のSQLの処理に進めない。同様
に、データベースサーバごとに実行するSQL文が異な
る場合も、各データベース処理サーバ間で同じSQL文
に対して開始の待ち合わせをしないことから、各サーバ
ごとに最短の時間でSQLの処理が行われる。
【0042】図15は、図1のストアドプロシジャ内部
形式122の図3とは別の実施例を示す。ストアドプロ
シジャ内部形式は名称1501、SQL文制御処理文内
部形式1502、SQL文内部形式1503を有する。
制御処理文内部形式1502は、グループにする幾つか
のSQL文と制御処理文の1部分を有する内部形式(以
下サブプロシジャ152と呼ぶことにする)の呼び出し
を有する。サブプロシジャ152を形成しないSQL
文、すなわち、単独で起動されるSQL文(図の場合、
SQL文3、SQL文7)は従来通りSQL文内部形式
1503としてSQL文制御処理文内部形式1502に
埋めこまれる。図3と異なる主要な点は、1回の起動要
求で実行できるSQL文内部形式をサブプロシジャとい
うストアドプロシジャと類似の形式でグループ1507
にすること、及び、各SQL文が埋め込まれている制御
処理文内部形式の1部1505を一緒にグループにする
ことである。サブプロシジャ152(図の場合、152
a、152b)は名称1504、制御処理文の内部形式
の1部分1505とSQL文の内部形式の処理手順15
06を有する。各SQL文は同一のデータベース操作サ
ーバにアクセスするものである。また入力や出力となる
変数がある場合は入力変数、出力変数など入出力の情報
が必要である。
【0043】図16は、図1の解析(101)の図7の
実施例とは別の実施例の処理説明図である。SQL文の
制御処理文順に複数の各SQL文のアクセスする表が同
じ1つのデータベース操作サーバ13にある場合に、サ
ブプロシジャ152にまとめる。SQL文の内部形式を
制御処理順にサーチし(1602)、次のSQL文があ
れば、これを取り出しSQL文2とし(1603)、
(1604)、アクセスする表の分割されているデータ
ベース操作サーバ13を調べ(1605)、サーバ13
が1つであり(1606)、同じサーバにアクセスする
SQL文であれば(1607)、サブプロシジャを作る
ためのグループにすることができる(1608)。1つ
の同じデータベース操作サーバにアクセスする連続する
SQL文のグループができたならば、それらのSQL文
を埋め込む前後の制御処理文内部形式を抽出し、サブプ
ロシジャ152を生成する(1609)、(161
1)、(1612)。制御処理文内の変数の入出力によ
っては、サブプロシジャ152の入力、及び、出力とな
る変数を抽出する。
【0044】図16の例では内部形式を作成した後、グ
ループ分けを行う例になっているが、グループ分けや前
後の制御処理文などの解析処理を行いやすいように、実
行順序、変数の入出力、SQL文がアクセスする表など
の情報を抽出済みの中間形式を作成し、グループ分けを
したあとで実行用の内部形式に変換する代案も適用でき
る。また、サブプロシジャ152の作成と並行してグル
ープ分けを進める代案も適用できる。図16の例である
と、サブプロシジャ152が図1の行き先別SQL文内
部形式125に対応するため、図1の行き先別SQL文
内部形式生成108の処理が必要無い。また、サブプロ
シジャ152に入力変数がある場合は、起動要求ととも
に入力の値を転送すれば良い。結果の合成はSQL文ご
とで無く、サブプロシジャの出力を受け取り使用するの
みの簡単な処理になる。また、ストアドプロシジャ12
1の全てのデータベース操作文が1つの同じデータベー
ス操作サーバ13に分割してある場合は、サブプロシジ
ャ152としてストアドプロシジャごとデータベース操
作サーバ13に転送し実行する改良案を適用できる。そ
の場合、データベース操作サーバ13側でのストアドプ
ロシジャの実行結果をフロントエンドのデータベースサ
ーバ12を介さずに、直接、ホスト11に返す代案が適
用できる。他にも図7や図16のように1連の制御処理
文やSQL文が、他のデータベース処理サーバ13に影
響しないことを抽出すれば、図3のようにグループの識
別子を付ける方法や図15のサブプロシジャ152を作
成する方法などによりグループ分けすることで、1回の
起動要求で実行することができるため、本発明を適用で
きる。
【0045】図17はサブプロシジャ152を用いて1
回の起動要求で複数のSQL文を起動する具体例の概要
図である。データベース操作文と制御処理文を含むサブ
プロシジャ152を作成し、各データベース操作サーバ
13で1回の起動要求で起動し、結果はフロントエンド
のデータベースサーバ12で受け取り、ストアドプロシ
ジャの処理に渡す。
【0046】図18は1つの同じデータベース操作サー
バにアクセスする複数のSQL文をまとめて起動する具
体例の概要図である。サブプロシジャとしてストアドプ
ロシジャごとデータベース操作サーバ側で実行する例で
ある。問い合わせ122中のSQL文のアクセスする表
が全てサーバ1であり1つの同じデータベース操作サー
バであるため、ストアドプロシジャ内部形式122ごと
データベース操作サーバに送り実行する。結果はフロン
トエンドのデータベースサーバ12を経由してホスト1
1に返す方法と、直接ホスト11に返す方法が考えられ
る。ストアドプロシジャ122ごとデータベース操作サ
ーバ側13で実行すれば、フロントエンドのデータベー
スサーバ12とデータベース操作サーバ13の間で、起
動要求だけでなく、結果のやりとりも無くなるため大幅
な通信の削減が見込まれる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
データベース操作文に対し1回の起動要求で実行を行う
ことで、通信回数を減らし、通信ネックによる性能低下
を抑えることができる。また、表分割情報を用いて、各
データベース操作サーバに必要なデータベース操作文の
みを送ることで最小限の転送量ですむ。また、複数のデ
ータベース操作文とともに制御処理文をデータベース操
作サーバに送る場合、データベース操作文の結果をデー
タベース操作サーバ側で制御処理するため、フロントエ
ンドのデータベースサーバとデータベース操作サーバ間
で結果転送の通信負荷を削減できる。また、複数のデー
タベース操作文が各データベース操作サーバで待ち合わ
せ無しに実行されるため、データの偏りがある場合に実
行時間が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成を示す図である。
【図2】ストアドプロシジャの例を示す図である。
【図3】ストアドプロシジャ内部形式の例を示す図であ
る。
【図4】表分割情報の例を示す図である。
【図5】行き先別SQL文リストの例を示す図である。
【図6】行き先別SQL文内部形式の例を示す図であ
る。
【図7】SQL文をグループに分ける処理のフローチャ
ートを示す図である。
【図8】グループ分割決定の処理のフローチャートを示
す図である。
【図9】行き先別SQL文内部形式生成の処理のフロー
チャートを示す図である。
【図10】行き先別SQL文内部形式転送の処理のフロ
ーチャートを示す図である。
【図11】行き先別SQL文内部形式起動要求の処理の
フローチャートを示す図である。
【図12】検索結果合成の処理のフローチャートを示す
図である。
【図13】検索結果合成の例を示す図である。
【図14】具体例の概要を示す図である。
【図15】ストアドプロシジャ内部形式の例を示す図で
ある。
【図16】SQL文をグループに分ける処理のフローチ
ャートを示す図である。
【図17】具体例の概要を示す図である。
【図18】具体例の概要を示す図である。
【符号の説明】
11 ホスト 12 フロントエンドのデータベースサーバ 13 データベース操作サーバ 101 解析 107 グループ分割決定 108 行き先別SQL文内部形式生成 109 行き先別SQL文内部形式転送 110 行き先別SQL文内部形式起動要求 111 SQL文結果合成 121 ストアドプロシジャ 122 ストアドプロシジャ内部形式 123 表分割情報 124 行き先別SQL文リスト 125 行き先別SQL文内部形式 152 サブプロシジャ 201、202、205、206 制御処理文 203、204 データベース操作文

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データベースへの問い合わせを解析する
    フロントエンドのデータベースサーバと、データベース
    に対する操作を行う複数のデータベース操作サーバを有
    し、該フロントエンドのデータベースサーバと複数のデ
    ータベース操作サーバとがネットワークで接続された並
    列データベースシステムにおいて、 前記フロントエンドのデータベースサーバは、複数のデ
    ータベース操作文を含んだデータベースへの問い合わせ
    を解析し、対応する内部形式を作成し、該内部形式を実
    行して内部形式の中のデータベース操作文を複数のデー
    タベース操作サーバに送り実行する過程において、 前記解析時に、同じデータベース操作サーバで一回の起
    動要求で実行できる1つ以上のデータベース操作文を抽
    出してグループ化し、 前記内部形式を実行する時に、前記グループ化したデー
    タベース操作文をデータベース操作サーバにまとめて転
    送し、 前記データベース操作サーバに対して、転送した複数の
    データベース操作文を一回の起動要求で起動することを
    特徴とする並列データベースシステム通信回数削減方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の並列データベースシステ
    ム通信回数削減方法において、 グループ化した各データベース操作文を転送するデータ
    ベース操作サーバを、データベースシステム内の各表と
    表の分割されているデータベース操作サーバとの対応関
    係を示す表分割情報に基づき決定することを特徴とする
    並列データベースシステム通信回数削減方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の並列データベースシステ
    ム通信回数削減方法において、 前記表分割情報に基づき転送先のデータベース操作サー
    バの決定した前記グループ化した各データベース操作文
    をそれぞれ転送先のデータベース操作サーバにまとめて
    転送し、転送した複数のデータベース操作文を一回の起
    動要求で起動することを特徴とする並列データベースシ
    ステム通信回数削減方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の並列データベースシステ
    ム通信回数削減方法において、 同じデータベース操作サーバで一回の起動要求で実行で
    きる1つ以上の前記データベース操作文に対して同じ識
    別子を付与することによりグループ化することを特徴と
    する並列データベースシステム通信回数削減方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の並列データベースシステ
    ム通信回数削減方法において、 同じデータベース操作サーバで一回の起動要求で実行で
    きる1つ以上の前記データベース操作文と、該データベ
    ース操作文を含む制御処理文の夫々とをグループ化する
    ことを特徴とする並列データベースシステム通信回数削
    減方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の並列データベースシステ
    ム通信回数削減方法において、 同じデータベース操作サーバで一回の実行要求で実行で
    きるデータベース操作文とは、前記の複数のデータベー
    ス操作文の中で、内部形式の中で実行する順番が連続し
    ているデータベース操作文であり、分割列の更新操作文
    の後に同じ表に対するデータベース操作文が存在せず、
    かつ、先に行うデータベース操作文の結果を変数を媒介
    として後のデータベース操作文が使用しないデータベー
    ス操作文であることを特徴とする並列データベースシス
    テム通信回数削減方法。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の並列データベースシステ
    ム通信回数削減方法において、 同じデータベース操作サーバで一回の実行要求で実行で
    きるデータベース操作文とは、前記の複数のデータベー
    ス操作文の中で、内部形式の中で実行する順番が連続し
    ているデータベース操作文であり、データベース操作を
    行う表が1つの同じデータベース操作サーバにあるデー
    タベース操作文であることを特徴とする並列データベー
    スシステム通信回数削減方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の並列データベースシステ
    ム通信回数削減方法において、 前記データベースに対する問い合わせの中にある全ての
    データベース操作文のデータベース操作を行う表が1つ
    の同じデータベース操作サーバにある場合、前記データ
    ベースに対する問い合わせの内部形式を該データベース
    操作サーバに転送し、実行することを特徴とする並列デ
    ータベースシステム通信回数削減方法。
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