JPH103983A - 水中用ヒーター - Google Patents

水中用ヒーター

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Publication number
JPH103983A
JPH103983A JP15218196A JP15218196A JPH103983A JP H103983 A JPH103983 A JP H103983A JP 15218196 A JP15218196 A JP 15218196A JP 15218196 A JP15218196 A JP 15218196A JP H103983 A JPH103983 A JP H103983A
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JP
Japan
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heater
heat
temperature
water
thermal fuse
Prior art date
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Pending
Application number
JP15218196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Gomi
健 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JIETSUKUSU KK
Original Assignee
JIETSUKUSU KK
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Publication date
Application filed by JIETSUKUSU KK filed Critical JIETSUKUSU KK
Priority to JP15218196A priority Critical patent/JPH103983A/ja
Publication of JPH103983A publication Critical patent/JPH103983A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ヒーターが水中外に放出されてから発熱体への
通電が遮断されるまでの応答が速く、しかもヒーターが
浸漬される水が海水等であっても腐食等の問題を生じる
ことなく使用できる水中用ヒーターを提供する。 【解決手段】内蔵発熱体4によって発熱するヒーター本
体1の内部に導熱体2、3、3´が設けられるととも
に、前記ヒーター本体1が水中外に出されたときの温度
上昇に対して前記発熱体4への通電を遮断する温度ヒュ
ーズ7が、導熱体2、3、3´と熱的接触状態にヒータ
ー本体1の内部に設けられている。発熱体4の発熱によ
る温度上昇は、導熱体2、3、3´を介して迅速に温度
ヒューズ7に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、観賞魚用水槽等
において、水中浸漬状態で使用される水中用ヒーターに
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば熱帯魚等の観賞用水槽において、
水温の低下防止のために用いられるヒーターは、通常は
水中に浸漬された状態で使用されるためヒーター温度が
過度に上昇することはない。
【0003】しかしながら、地震等により水槽が倒れて
ヒーターが水中外に放出されたような場合、ヒーターが
そのまま作動するとヒーター温度は上昇してその表面は
数百度にも達する場合があり、極めて危険である。この
ため、ヒーターが水中外に出されたときの温度上昇を防
止する対策が必要となる。
【0004】このような対策を施したヒーターとして、
ヒーター本体をアルミニウム等からなる断面C字状の伝
熱筒体で密着状態に被覆するとともに、この伝熱性筒体
に熱的接触状態に温度ヒューズを設け、ヒーターが水中
外に放出されたときのヒーター表面の温度上昇をまず伝
熱筒体に伝導したのち温度ヒューズに伝導して、該温度
ヒューズを溶かし、もってヒーター内部の発熱線への通
電を遮断する形式のものが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒータ
ー本体を伝熱筒体で被覆した上記のヒーターでは、ヒー
ター内部の温度が上昇してもこれが外側の筒体に伝達さ
れるまでは温度ヒューズを作動させることができず、従
ってヒーターが水槽外に放出されてから発熱体への通電
が遮断されるまでに相当の時間を要し、応答が遅いとい
う欠点があった。
【0006】また、ヒーター本体を被覆する筒体が断面
C形であるために、海水を用いた水槽等では、筒体の周
方向の両端エッジ部から腐食が進行し易く、このため海
水を使用することができないというような欠点もあっ
た。
【0007】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、ヒーターが水中外に放出されてか
ら発熱体への通電が遮断されるまでの応答が速く、しか
もヒーターが浸漬される水が海水等であっても腐食等の
問題を生じることなく使用できる水中用ヒーターの提供
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、ヒーターが水中外に放出された時のヒ
ーター表面の温度上昇を検知して温度ヒューズを作動さ
せるのではなく、ヒーター内部の温度を直接検知して温
度ヒューズを作動させうるように構成したものである。
【0009】より具体的には、この発明に係る水中用ヒ
ーターは、内蔵発熱体によって発熱するヒーター本体の
内部に導熱体が設けられるとともに、前記ヒーター本体
が水中外に出されたときの温度上昇に対して前記発熱体
への通電を遮断する温度ヒューズが、前記導熱体と熱的
接触状態にヒーター本体の内部に設けられてなることを
特徴とする。
【0010】従って、上記構成によれば、発熱体による
ヒーター内部の温度上昇は、導熱体を介して迅速に温度
ヒューズに伝達され、温度ヒューズの溶解温度に達する
と直ちに発熱体への通電が遮断される。しかも、ヒータ
ー本体を被覆する筒体等を用いる必要はなくなる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明を観賞魚用水槽の
ヒーターに適用した一実施形態を示すものである。
【0012】同図において、(1)はヒーターの外殻を
構成する断面円形かつ棒状のヒーター本体である。この
ヒーター本体(1)の長さ方向の中央部から先端部にか
けての内部軸線上には、幅細肉薄の導電導熱金属からな
る導熱板(2)が配置されている。かつ、この導熱板
(2)の基端部には、熱伝導の良好な導熱管(3)の長
さ方向の一端が結合されている。
【0013】前記導熱板(2)の周囲を長さ方向に取り
巻いて、発熱線(4)がコイル状に巻回されるととも
に、発熱線(4)の一端は、導熱板(2)の先端部に電
気的に接続されている。また発熱線(4)の他端は、接
続端子(5a)を介して電源コード(6)の一方に接続
されている。
【0014】さらに、前記導熱管(3)の内部には、該
導熱管(3)の内面に熱的接触状態に温度ヒューズ
(7)が配置されている。そして、該温度ヒューズ
(7)の一端が前記導熱板(2)の基端部に、他端が接
続端子(5b)を介して電源コード(6)の他方にそれ
ぞれ電気的に接続されている。この温度ヒューズ(7)
は、所定温度に達したときに溶解する公知構成のもので
あり、該ヒューズ(7)の溶解によってその部分で電源
と発熱線を巡る通電回路が遮断されるものとなされてい
る。ここに、温度ヒューズ(7)の溶解温度は、ヒータ
ーの通常の使用状態即ち水中への浸漬状態におけるヒー
ターの内部温度よりも高く、ヒーターが水中外に出され
た状態で作動した時の内部温度よりも低い値に設定され
ている。
【0015】なお、ヒーター本体(1)の内部空間は、
絶縁砂等の絶縁材(8)が充填されるとともに、ヒータ
ー本体(1)の基端開口部はシール材(9)で封止さ
れ、このシール材(9)を貫通して前記電源コード
(6)の端部がヒーター本体(1)内へ引き込まれてい
る。
【0016】図1の実施形態に係るヒーターは、その使
用に際しては、ヒーター本体(1)の全部またはほぼ全
部が水槽内水中に浸漬された状態となされる。そして、
図示しない商用電源から、電源コード(6)、発熱線
(4)、導熱板(2)、温度ヒューズ(7)を巡る閉回
路に通電されることにより、発熱線(4)は発熱すると
ともに、その熱はヒーター本体(1)から水中へと放出
される。一方、コイル状発熱線(4)の熱は、ヒーター
本体(1)の内部中心部に軸線方向に配置された導熱板
(2)にも伝達され導熱板(2)は加熱されるが、ヒー
ターは水中に浸漬されているからヒーター内部の温度上
昇は抑制され、従って導熱板(2)の温度上昇も抑制さ
れる。
【0017】導熱板(2)の熱は導熱管(3)に伝達さ
れ、さらに該導熱管(3)の内部に熱的接触状態に配置
された温度ヒューズ(7)に伝達される。而して、温度
ヒューズ(7)の溶解温度は、ヒーターが水中に浸漬さ
れているときのヒーターの内部温度よりも高く設定され
ているから、温度ヒューズ(7)は溶解することなく発
熱線(4)への通電が継続維持され、ヒーターは正常な
発熱動作を行う。
【0018】次に、地震等の災害やその他の原因によ
り、ヒーターが水槽外へ放出された場合には、ヒーター
の内部温度は上昇する。この温度上昇は導熱板(2)及
び導熱管(3)を介して温度ヒューズ(7)に迅速に伝
達され、温度ヒューズ(7)の温度は上昇する。
【0019】温度ヒューズ(7)の溶解温度は、ヒータ
ーが水中外に出された状態で作動した時のヒーター内部
の温度よりも低い値に設定されているから、ヒーターの
温度上昇の過程で温度ヒューズ(7)は溶解温度に達し
て溶解する。これにより、発熱線(4)への通電が遮断
されてヒーターはその作動を停止し、以後の温度上昇が
阻止されて安全が確保される。
【0020】図2は、この発明の他の実施形態を示すも
のである。この実施形態では、ヒーター本体(1)の軸
心に、良好な熱伝導性材料からなる導熱管(3´)が配
置されるとともに、この導熱管(3´)の周りを長さ方
向に取り囲む態様で、発熱線(4)がコイル状に巻回さ
れている。そして、導熱管(3´)の先端部に発熱線
(4)の一端が電気的に接続されるとともに、発熱線
(4)の他端は電源コード(6)に接続されている。ま
た、導熱管(3´)の基端部内部に温度ヒューズ(7)
が熱的接触状態に配置されるとともに、温度ヒューズ
(7)の一端は導熱管(3´)の内面に、他端は電源コ
ード(6)に接続されている。なお、図2において、図
1に示した実施形態と同一構成部分については同一の符
号を付し、その説明を省略する。
【0021】図2に示した実施形態では、発熱線(4)
の発熱によるヒーター内部の温度上昇が、導熱管(3
´)を介して温度ヒューズ(7)に伝達される。なお、
温度ヒューズ(7)の動作は、図1及び図2に示した実
施形態と同一である。
【0022】以上、この発明の実施形態を説明したが、
この発明は、図示実施形態に限定されるものではなく、
ヒーター本体(1)の内部に導熱体(2)(3)(3
´)が設けられるとともに、該導熱体に熱的接触状態に
温度ヒューズ(7)が設けられ、ヒーター本体(1)が
水中外に出されたときに、該温度ヒューズ(7)の作動
により発熱線(4)の発熱が停止される構成であれば良
い。
【0023】
【発明の効果】この発明は、上述の次第で、ヒーターが
水中外に放出された時のヒーター内部の温度を検知して
温度ヒューズを作動させることができるから、ヒーター
表面の温度上昇を検知して温度ヒューズを作動させる従
来品に比べて、温度ヒューズが溶解温度に達するまでの
時間を各段に短くでき、応答が極めて速く従って安全性
に優れた水中用ヒーターとなしうる。
【0024】また、従来品のように、断面C形の筒体等
でヒーター本体を被覆するものではないから、海水に浸
漬された場合であっても、筒体が腐食するようなことが
なく、従って海水を使用することができないというよう
な不都合を解消し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)はこの発明の一実施形態に係るヒーター
の縦断面図、(ロ)はそのヒーター本体の内部主要部品
の斜視図である。
【図2】この発明の他の実施形態に係るヒーターの縦断
面図である。
【符号の説明】
1…ヒーター本体 2…導熱板(導熱体) 3…導熱管(導熱体) 3´…導熱管(導熱体) 4…発熱線(発熱体) 7…温度ヒューズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内蔵発熱体(4)によって発熱するヒー
    ター本体(1)の内部に導熱体(2)(3)(3´)が
    設けられるとともに、前記ヒーター本体(1)が水中外
    に出されたときの温度上昇に対して前記発熱体(4)へ
    の通電を遮断する温度ヒューズ(7)が、前記導熱体
    (2)(3)(3´)と熱的接触状態にヒーター本体
    (1)の内部に設けられてなることを特徴とする水中用
    ヒーター。
JP15218196A 1996-06-13 1996-06-13 水中用ヒーター Pending JPH103983A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15218196A JPH103983A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 水中用ヒーター

Applications Claiming Priority (1)

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JP15218196A JPH103983A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 水中用ヒーター

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Publication Number Publication Date
JPH103983A true JPH103983A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15534832

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15218196A Pending JPH103983A (ja) 1996-06-13 1996-06-13 水中用ヒーター

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JP (1) JPH103983A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012143203A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Kyoei Aqua Tec Kk 水槽用ヒーター

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012143203A (ja) * 2011-01-13 2012-08-02 Kyoei Aqua Tec Kk 水槽用ヒーター

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000829