JPH1038817A - フライアッシュ中の未燃焼カーボン量の測定方法及びその装置 - Google Patents

フライアッシュ中の未燃焼カーボン量の測定方法及びその装置

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JPH1038817A
JPH1038817A JP19335696A JP19335696A JPH1038817A JP H1038817 A JPH1038817 A JP H1038817A JP 19335696 A JP19335696 A JP 19335696A JP 19335696 A JP19335696 A JP 19335696A JP H1038817 A JPH1038817 A JP H1038817A
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JP
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fly ash
sample tube
hopper
amount
measuring
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Application number
JP19335696A
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English (en)
Inventor
Masaru Ishibashi
勝 石橋
Manabu Matsugami
学 松上
Kingo Azuma
欣吾 東
Masamori Endou
雅守 遠藤
Hiroyuki Iwabuchi
宏之 岩渕
Hikari Kitamura
光 北村
Takeshi Shimogai
猛 下雅意
Shuzo Naito
修三 内藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フライアッシュ中の未燃焼カーボン量を短時
間で簡単に測定する方法及びその装置を提供しようとす
るものである。 【解決手段】 フライアッシュにマイクロ波を照射して
マイクロ波の位相変化を検出して未燃焼カーボン量を測
定する際に、水平な導波管に対して直交するように配置
されたサンプル管にフライアッシュを充填してマイクロ
波の位相変化を検出した後、サンプル管内のフライアッ
シュの重量を測定するフライアッシュ中の未燃焼カーボ
ン量の測定方法及びその装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭焚き火力発電所等
において、ボイラ内燃焼状態をモニタするのに適した、
ボイラ等から排出されたフライアッシュ中の未燃焼カー
ボン量を測定する方法及びその装置に関し、前記フライ
アッシュの資源化を容易にするものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フライアッシュ中の未燃焼カーボ
ン量は燃焼重量法で測定されていた。図3は燃焼重量法
を実施する装置の概念図である。まず、フライアッシュ
供給源101から試料皿102にフライアッシュをマウ
ントし、試料ステージ103を移動して電気炉104内
の電子天秤105にのせ、電気炉の扉を降ろしてフライ
アッシュの燃焼前の重量を測定し、次いで、赤外線ヒー
タ106を加熱して未燃焼カーボンを燃焼させ、再びフ
ライアッシュの重量を測定し、減少質量を算出して未燃
焼カーボン量を測定するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の未燃焼カーボン
燃焼重量法は、炉内の加熱や未燃分の燃焼に時間がかか
り、また、フライアッシュ試料を所定量試料皿に自動的
にマウントする装置もないため、上記方法を実施するの
に1試料当たり7〜15分もかかっていた。
【0004】また、石炭火力発電所のボイラ燃焼効率を
調べるために、フライアッシュにマイクロ波を照射して
その位相差を検出し、未燃焼カーボン量を求めることも
公知である。しかし、この方法も、フライアッシュの単
位重量当たりの未燃焼カーボン量を簡単に求める方法が
確立しておらず、実用に耐えるものがなかった。
【0005】そこで、本発明は、フライアッシュ中の未
燃焼カーボン量を短時間で簡単に測定する方法及びその
装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の構成を採
用することにより、上記の課題の解決に成功した。 (1) フライアッシュにマイクロ波を照射してマイクロ波
の位相変化を検出して未燃焼カーボン量を測定する方法
において、水平な導波管に対して直交するように配置さ
れたサンプル管にフライアッシュを充填してマイクロ波
の位相変化を検出した後、サンプル管内のフライアッシ
ュの重量を測定することを特徴とするフライアッシュ中
の未燃焼カーボン量の測定方法。
【0007】(2) フライアッシュを充填する垂直なサン
プル管に直交するように水平に導波管を配置し、前記導
波管の前後にマイクロ波発振器と受信器を接続し、前記
サンプル管の上方に弁を介してホッパを付設し、前記サ
ンプル管の下方に弁を介して重量計測容器を配置し、フ
ライアッシュのマイクロ波の位相変化とサンプル管内の
フライアッシュの重量を測定可能にしたことを特徴とす
るフライアッシュ中の未燃焼カーボン量の測定装置。
【0008】(3) 前記ホッパ内にバグフィルタを配設
し、フライアシュ含有排ガスを前記バグフィルタを介し
て排気するように、前記ホッパに排ガス導入管及び排出
管を接続し、前記バグフィルタからフライアシュを分離
する振動源を前記ホッパに付設したことを特徴とする上
記(1) 記載のフライアッシュ中の未燃焼カーボン量の測
定装置。
【0009】(4) 前記ホッパに付設した振動源として、
圧縮空気源を接続し、間歇的圧縮空気を前記バグフィル
タに吹きつけ可能にしたことを特徴とする上記(3) 記載
のフライアッシュ中の未燃焼カーボン量の測定装置。
【0010】
【発明の実施の態様】本発明者等は、マイクロ波の導波
管とサンプル管を組み合わせることにより、マイクロ波
の位相変化を検出したフライアッシュの重量測定を連続
的に行うことを可能にし、また、排ガスから測定用のフ
ライアッシュの捕集とサンプル管への供給を容易にし、
未燃焼カーボン量を短時間で簡単に測定することに成功
した。
【0011】以下、本発明の実施の態様を図1により詳
細に説明する。煙道1に排ガスを吸引するためのノズル
3を開口させ、排ガス引き込み管4をホッパ10の側部
に接続し、ホッパ10内にバグフィルタ6を設け、排ガ
ス返却管7はホッパ10の上部と煙道1に開口する排ガ
ス返却ノズル23とをインデュースドファン2を介して
接続する。インデュースドファン2により、吸引ノズル
3より吸引された排ガスは、排ガス流れ方向の矢印5の
ように、ホッパ10に導入され、バグフィルタ6でフラ
イアッシュを分離した後、排ガス返却方向の矢印8のよ
うに、排ガス返却ノズル23を経て煙道1に戻される。
【0012】バグフィルタ6に捕集されたフライアッシ
ュは、ホッパ10の頂部に付設した圧縮空気源9からの
圧縮空気を間歇的にバグフィルタ6に向かって印加して
逆洗することにより、ホッパ10の底部にフライアッシ
ュを回収する。なお、バグフィルタからフライアッシュ
を分離する手段として、バグフィルタを直接振動させる
など、圧縮空気以外の方法を採用することも可能であ
る。
【0013】そして、サンプル管12の下端の弁11a
は閉じた状態にし、上端の弁11bは開いた状態にして
前記回収されたフライアッシュをサンプル管12内に充
填し、ホッパ10の下部に付設したレベル計14でホッ
パ10内のフライアッシュの余剰分13を確認した時点
で弁11bを閉じる。なお、サンプル管12の上下に設
ける弁11a及び11bは、計測対象のフライアッシュ
を分離できればよく、例えば、回転式ボールバルブなど
を使用することができる。
【0014】次いで、垂直なサンプル管12に直交配置
した導波管の両端にマイクロ波発振器15と受信計測器
16を接続し、サンプル管内のフライアッシュにマイク
ロ波を照射してその位相変化Δφを受信計測器16で検
出し、計算機22にその信号を送る。
【0015】マイクロ波の位相変化測定を終了したフラ
イアッシュは、弁11bを閉じ、かつ重量計測容器17
の下部の弁11cを閉じた状態で、弁11aを開くこと
により、サンプル管12内のフライアッシュを重量計測
容器17に移し、重量計18でその重量Wを測定し、そ
の信号を計算機22に送る。
【0016】重量計測を終了した後、弁11a、11b
及び弁11cを開いて、重量計測容器17内のフライア
ッシュ及びホッパ10内の余剰のフライアッシュをエジ
ェクター24に導入し、圧縮空気源19からの圧縮空気
で、矢印20のように、灰返却管21及び灰返却ノズル
22を介して煙道1に戻す。
【0017】そして、受信計測器16で検出されたフラ
イアッシュのマイクロ波位相差Δφと、サンプル管12
内のフライアッシュ重量Wより、計算機22でΔφ/W
を求め、図2の検量線よりフライアッシュ中の未燃焼カ
ーボン量Cを算出する。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上記の構成を採用することに
より、極めて簡単な装置構成で、短時間で容易にフライ
アッシュ中の未燃焼カーボン量を測定することが可能に
なり、フライアッシュ中の未燃焼カーボンの活用を容易
にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるフライアッシュ中の未燃焼カー
ボン量測定装置の1例を示した概念図である。
【図2】実施例で得た、フライアッシュ重量Wとマイク
ロ波の位相差Δφの比と、フライアッシュ中の未燃焼カ
ーボンの検量線を示したグラフである。
【図3】従来の燃焼重量法でフライアッシュ中の未燃焼
カーボン量を測定する装置の概念図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 雅守 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 岩渕 宏之 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 北村 光 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 下雅意 猛 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 内藤 修三 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 神菱火力サービスエンジニアリング株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライアッシュにマイクロ波を照射して
    マイクロ波の位相変化を検出し、未燃焼カーボン量を測
    定する方法において、水平な導波管に対して直交するよ
    うに配置されたサンプル管にフライアッシュを充填して
    マイクロ波の位相変化を検出した後、サンプル管内のフ
    ライアッシュの重量を測定することを特徴とするフライ
    アッシュ中の未燃焼カーボン量の測定方法。
  2. 【請求項2】 フライアッシュを充填する垂直なサンプ
    ル管に直交するように水平に導波管を配置し、前記導波
    管の前後にマイクロ波発振器と受信器を接続し、前記サ
    ンプル管の上方に弁を介してホッパを付設し、前記サン
    プル管の下方に弁を介して重量計測容器を配置し、フラ
    イアッシュのマイクロ波の位相変化とサンプル管内のフ
    ライアッシュの重量を測定可能にしたことを特徴とする
    フライアッシュ中の未燃焼カーボン量の測定装置。
  3. 【請求項3】 前記ホッパ内にバグフィルタを配設し、
    フライアシュ含有排ガスを前記バグフィルタを介して排
    気するように、前記ホッパに排ガス導入管及び排出管を
    接続し、前記バグフィルタからフライアシュを分離する
    振動源を前記ホッパに付設したことを特徴とする請求項
    2記載のフライアッシュ中の未燃焼カーボン量の測定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ホッパに付設した振動源として、圧
    縮空気源を接続し、間歇的圧縮空気を前記バグフィルタ
    に吹きつけ可能にしたことを特徴とする請求項3記載の
    フライアッシュ中の未燃焼カーボン量の測定装置。
JP19335696A 1996-07-23 1996-07-23 フライアッシュ中の未燃焼カーボン量の測定方法及びその装置 Pending JPH1038817A (ja)

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Effective date: 20020402