JPH10340151A - 選択入力装置およびスイッチシート - Google Patents

選択入力装置およびスイッチシート

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JPH10340151A
JPH10340151A JP9164873A JP16487397A JPH10340151A JP H10340151 A JPH10340151 A JP H10340151A JP 9164873 A JP9164873 A JP 9164873A JP 16487397 A JP16487397 A JP 16487397A JP H10340151 A JPH10340151 A JP H10340151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
sheet
binding
circuit pattern
sheets
Prior art date
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JP9164873A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Sakamoto
義明 坂本
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RITSUKU KK
Original Assignee
RITSUKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 料理注文端末やホテルの客室備付けガイドブ
ックに採用でき、細密で色彩感の優れた画像を低コスト
で利用でき、ディスプレイ画面上で仮想のスイッチ操作
を行う方法に比較して資源とエネルギーが節約される選
択入力装置を提供する。 【解決手段】 制御部11を設けた基板15に綴じリン
グ19を固定し、複数のスイッチシート21〜24を綴
じリング19で拘束して、バインダー式に製本する。背
表紙を含む折り畳み可能なハードカバー16を基板15
に接続し、折り畳んだ状態で全体を箱状に持ち運ぶ。ス
イッチシート21〜24上の料理写真を頼りに顧客がス
イッチ構造26を自らプッシュ操作して入力した注文内
容が液晶画面12に表示される。顧客の確認を得た注文
内容が中央の管理システムに無線で一括転送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、料理メニュー、商
品カタログ、客室備付けガイドブック、音階学習装置
等、複数の選択枝を写真や絵や五線譜で表示し、表示に
対応させたスイッチ操作を通じて選択内容を入力する選
択入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行口座取引、インターネット、パソコ
ンソフト、ゲーム等では、ディスプレイ画面に複数の仮
想スイッチが画像表示され、操作者がマウスやタッチパ
ネルを操作して選択入力を行う。選択肢の理解を助ける
画像や付属の文字情報を画面に表示したり、画像そのも
のを仮想スイッチとする場合もある。しかし、パソコン
や端末の画面で、印刷物や写真のような緻密な画像を利
用しようとすると、機器が大型化し、システムの価格や
維持費が高くつき、画像の応答速度も低下する。また、
使用のたびにシステムを起動するのは面倒で、かと言っ
て常時起動しておくと電力が無駄である。また、マウス
やタッチパネルを用いて行われるディスプレイ画面上の
仮想スイッチの操作は、ある種の忍耐と習熟を要求し、
不慣れな者に苦痛と不愉快をもたらす。間違って恥ずか
しい思いをしたり、画面切替わりの待ち時間や度重なる
入力ミスでいらいらしたり、手助けを余儀なくされて自
尊心を傷つけもする。
【0003】これに対して、薄いスイッチシートの表面
に写真や絵画を印刷して製本し、スイッチシートのペー
ジを手で送らせて、シート面で実際にスイッチをプッシ
ュ操作させる試みが特開平3−122764号公報に示
される。多数の料理写真を掲載したメニューブックのペ
ージ面に注文用の操作スイッチが配置される。各ページ
の厚み方向の中間深さに回路パターンを設け、回路パタ
ーンを通じて操作スイッチの操作内容を検知する制御回
路は、操作スイッチを通じた入力内容をメモリに保存
し、まとめて中央のシステムに転送する。また、特開平
5−40767号には、スイッチシートに無線端末を固
定した注文入力装置が示される。シート面で実際にスイ
ッチをプッシュ操作して入力した注文内容が無線端末の
液晶画面に文字表示され、訂正、追加等の編集を経て確
認された注文内容が中央の管理システムに無線で一括転
送される。さらに、実開昭60−98899号公報、フ
ランス特許1564745号等には、楽譜の五線譜の表
面を押して音階を選択させ、対応する音階音を出力する
音階学習装置が示される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メニューブックにスイ
ッチシートのページを使用する場合、スイッチシートか
ら取り出した多数の配線を製本時に制御回路の端子へ接
続するから、メニューブックの製作に要する時間と経費
が増す。また、メニューブックでは、季節、新商品、戦
略、売れ行きに応じて機動的にページの追加、差し替
え、順番変更、削除を行う必要がある。この際、スイッ
チシートの元の配線を変更するから、時間と経費の問題
に加えて追加の作業後に動作不良が起こる確率も高ま
る。また、通常の製本では、ページの根元が折れ曲がる
から、繰り返しの曲げで回路パターンが切れ易い。そし
て、製本部分が邪魔して見開きページを水平に展開でき
ないから、ページ面が中央で円弧状に反り、ページ面が
背後側へ逃げて表面のスイッチをプッシュ操作しづら
い。
【0005】また、通常の製本を行ったメニューブック
は、平坦に展開してテーブル面に広がる従来のメニュー
ブックに比べて使用時の違和感が大きい。スイッチシー
トを薄くすると剛性が不足し、開かれたページ以外のペ
ージのスイッチが圧迫されて誤動作すると、間違った注
文が入力される。また、従来のフラットキーボード等に
使用されるフレキシブル回路基板とメンブレンスイッチ
の組み合わせでは材料コストも製作コストも過大となる
一方、複数ページを重ねて製本できる程には1枚のスイ
ッチシートを薄く平坦に形成できない。
【0006】本発明は、不慣れな人でも違和感無く、間
違い無く、容易に選択内容を入力でき、最初の製作や後
からのページ変更等に要する時間とコストが少なく済む
選択入力装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の選択入力装置
は、選択肢の表示に対応させた平坦なスイッチ手段と電
気信号の入出力端子にスイッチ手段を連絡する配線手段
とを有して全体をシート状の外観に形成したスイッチシ
ートと、入出力端子の信号状態を検知してスイッチ手段
の操作内容を識別する制御部とを有する選択入力装置に
おいて、制御部に対する位置関係を固定して設けられ、
複数枚のスイッチシートに設けた綴じ孔を共通に貫通し
て個々のスイッチシートを折り曲げることなく回動して
ページ送りさせる綴じ手段と、綴じ手段に沿ってスイッ
チシートを移動してもスイッチシートの入出力端子と制
御部の電気的な連絡状態が維持される連絡手段とを有す
るものである。
【0008】本発明のスイッチシートは、片側の面に並
列な複数本の第1回路パターンを形成した第1シート部
材と、第1回路パターンとの対向面に、1本の第1回路
パターンに対して複数回交錯する第2回路パターンを形
成した第2シート部材と、第1回路パターンと第2回路
パターンが交錯する位置に配置されて両方の回路パター
ンを短絡/開放させるスイッチ構造と、第1、第2回路
パターンのそれぞれに連絡して独立に配置されて第1、
第2回路パターンの電気信号を外部へ入出力させる入出
力端子とを有しており、その全体が平坦なシート状の外
観に形成されている。
【0009】
【作用】本発明の選択入力装置では、複数枚のスイッチ
シートがバインダー式に着脱可能に拘束されている。複
数枚のスイッチシートに共通な綴じ手段がスイッチシー
トを案内して自由なページ送りを可能にする。綴じ手段
は、スイッチシートの機械的な綴じ強度を担い、連絡手
段に及ぶ外力を限界付ける。綴じ手段に案内されたスイ
ッチシートは、折れ曲がることなくページ送りされる。
綴じた背中に邪魔な重ね綴じ部分が無いから、見開きペ
ージの両側でスイッチシートが水平に積み重なって、ス
イッチ手段の安定した操作面が形成される。制御部は、
入力内容に応じた外部への出力を行うために、有線また
は無線の通信機能、プリントアウト機能、音声出力等を
備えることができる。ここで、綴じ手段と並列(兼用も
可)な電極部材に接触子部材を押し当てて電気信号の入
出力を行わせる場合、製本やページの追加、変更に際し
て、個々の回路パターンと制御部の対応する入出力端子
を接続するための特別な配線を行う必要がない。接触子
部材と電極部材の少なくとも一方にばね力を持たせて、
両者の接触圧力を確保させることで、綴じ手段に沿って
スイッチシートを移動した際にも安定した導通状態が維
持される。
【0010】綴じ手段と角度を持って立ち上がる電極部
材は、より上に位置する見開き面のスイッチシートの接
触子部材と電極部材の接触を確実にする。このとき、見
開き面のスイッチシートの下積みとなったスイッチシー
トは、操作されることが無いから、むしろ積極的に接触
子部材と電極部材を不通状態にしてスイッチ手段の誤動
作を回避させてもよい。スイッチシートと接触子部材の
両方に形成されて綴じた中央側の縁に達する溝は、スイ
ッチシートの拘束を減じて電極部材に対する着脱を容易
にし、また、見開き面の接触子部材に押圧されて移動し
た電極部材の先端が、綴じ手段に沿って回動されるスイ
ッチシートやその接触子部材に衝突することを避ける。
【0011】綴じ手段とスイッチシートの外側を覆うハ
ードカバー手段は、持ち運びの便宜と保護を確保する。
展開すると、反対側へ見開いたスイッチシートの背面を
水平に支持して、見開き面でのプッシュ操作を裏打ちし
てスイッチ手段の動作を確実にする。
【0012】本発明のスイッチシートでは、表面に印
刷、貼り付け等された写真、図像、各種情報を頼りに人
が意志決定を行い、見開き面上の選択内容に対応するス
イッチ構造をその人自らがON/OFFして、選択内容
を電気信号化する。スイッチシートは、固有の回路パタ
ーンとスイッチ構造を備え、掲載される選択肢や配置の
変更は、まるごと置き換えてなされる。第1回路パター
ンと第2回路パターンはいわゆるマトリックススイッチ
を構成する。例えば、複数の第1回路パターンに時分割
して電気信号が出力され、電気信号が検知された1本の
第2回路パターンとそのとき電気信号を出力した1本の
第1回路パターンの交点に対応するスイッチ構造が特定
される。表裏両面に配置したスイッチ構造の水平位置を
ずらせた場合、スイッチシートの剛性が不足して、表側
面のスイッチ構造に対する操作力が裏面側にまで影響し
た場合でも、裏面側のスイッチ構造には操作力が影響し
ないで済むから、裏面側のスイッチ構造の誤動作が回避
される。
【0013】片側の面に回路パターンを形成したシート
部材を重ね、回路パターン側から導電性の爪や鳩目を貫
通して一体に固定した場合、爪や鳩目に接するシート部
材の縁が貫通方向に曲がってばね力を発揮し、回路パタ
ーンの表面を爪や鳩目の側面に対して押し付ける。シー
ト部材の曲がりしろを確保するために、シート部材に設
ける下孔の寸法を爪や鳩目に比べて小さくし、切り込み
や放射状の突起を形成してもよい。貫通側の爪や鳩目に
隣接する範囲に、シート部材の曲がり部分を受け入れる
空間を確保してもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図6を参照して実施例の料
理注文端末を説明する。図1は実施例の料理注文端末の
外観図、図2はハードカバーを閉じた状態の外観図、図
3はスイッチシートの貼り合わせ構造の説明図、図4は
スイッチ構造の制御の説明図、図5は図1の綴じ部分を
拡大して示す、電極部材と接触子部材の説明図、図6は
接触子部材の取り付け状態の説明図である。
【0015】図1、図5に示すように、実施例の料理注
文端末は、制御部11を設けた基板15にU字型の綴じ
リング19を複数固定して、スイッチシート21〜24
をバインダー式に綴じている。スイッチシート21〜2
4の綴じ側に配列させた綴じ孔44を複数の共通の綴じ
リング19が緩く貫通する。スイッチシート21〜24
の表裏に多数の料理写真25が印刷され、それぞれの料
理写真25に近接して、注文入力用のスイッチ構造26
が配置される。入店してテーブルに案内された顧客は、
接客係からグループごとに1台の料理注文端末を手渡さ
れる。顧客は、スイッチシート21〜24をページ送り
し、印刷された料理写真25と説明文を頼りに料理を選
択し、選択した料理写真25に近接するスイッチ構造2
6を付属のペン20でプッシュ操作する。すると、選択
した料理名が液晶画面12に表示され、キースイッチ1
3を操作して注文数の増減、訂正、追加、取消等が可能
となる。注文内容を液晶画面12上で確認した後に、キ
ースイッチ13を操作して注文を確定させると、液晶画
面12に表示された注文内容の編集が禁止される。そし
て、制御部11に内蔵されたFM無線装置を通じて厨房
側の中央システムとの間に相互通信が開かれ、注文内容
がまとめて転送される。制御部11は、内蔵した図示し
ない電池から給電されてこのような機能を発揮する。
【0016】基板15の綴じリング19側の縁には、背
表紙部分を含む2つ折りのハードカバー16が展開可能
に連結される。ハードカバー16は、線状の関節17に
よって平坦から直角まで折り曲げ可能である。ハードカ
バー16を折り畳んで先端側のフック18を基板15側
の凹所に噛み合わせると、図2に示すように強固な箱枠
が形成されて、制御部11、綴じリング19、スイッチ
シート21〜24を保護する。一方、展開したハードカ
バー16は、基板15とほぼ同一高さの平坦面を形成
し、図1中の左側へページ送りされたスイッチシート2
1〜24を裏打ちしてスイッチ構造26の安定したプッ
シュ操作を可能にする。
【0017】図3に示すように、スイッチシート22
は、5枚の樹脂シート31〜35を重ねて一体に貼り合
わせている。樹脂シート33は、その両面に回路パター
ン42を形成してある。樹脂シート33の両面の回路パ
ターン42は、平面配置をずらせて図1に示すスイッチ
構造26を表裏で重複させず、表裏の近接したスイッチ
構造26の平面距離が大きくなるように配置してある。
樹脂シート31、35は、料理写真25を印刷した薄い
フィルムをその外側面に貼り合わせ、樹脂シート33に
対向するその内側面に回路パターン37を形成してい
る。1本の回路パターン37は、2本の回路パターン4
2と交錯して2個の対向点を形成する。これらの対向点
にはスイッチパッド36、41が配置され、回路パター
ン37、42の端部には電極パッド38、43が配置さ
れる。スイッチパッド36、41と電極パッド38、4
3を含めて、回路パターン37、42は、銀微粒子を含
む特殊インクを用いてシルクスクリーン印刷によりパタ
ーン形成し、定められた高温下で定着させてある。
【0018】樹脂シート32、34には、図1に示すス
イッチ構造26に対応する位置に開口40が形成され
る。スイッチパッド36、41は、開口40の内側で、
樹脂シート32の厚み距離を隔てて対向して、プッシュ
操作によって短絡し、離すと絶縁するモメンタルなスイ
ッチ構造26を形成する。5枚の樹脂シート31〜35
の綴じ孔44群とほぼ同一直線状に、16個の接触子部
材46が配列される。接触子部材46は、2つに折り曲
げたU字型の金具で形成され、図6に示すように、先端
部の爪55を樹脂シート31〜35に貫通して折り曲げ
た状態で固定される。
【0019】図4に示すように、4本の出力用の回路パ
ターン42と4本の入力用の回路パターン37を使用す
るスイッチシート21の場合、両者の交点16箇所にス
イッチ構造26を設けて16通りのスイッチ操作を特定
できる。図1に示す制御回路11の入出力端子ごとに設
けられ、基板15に内蔵された配線14、個々の配線1
4に接続された図5に示す電極部材51、図3に示す接
触子部材46を経由して、制御部11が4本の回路パタ
ーン42に順番に方形波を出力する一方、4本の回路パ
ターン37の出力状態を連続的に検知する。制御部11
は、出力が現れた回路パターン37とその時刻に方形波
を出力した回路パターン42の組み合わせから、操作さ
れた1個のスイッチ構造26を特定する。16個のスイ
ッチ構造26から個々に独立した配線を取り出すと32
本の回路パターン、対向面の一方に共通電極を配置して
も最低17本の回路パターンが必要であることに比較し
て、複数の出力用の回路パターン42を時分割作動させ
るこの方法によれば、合計8本の回路パターン37、4
2で済む。また、交差を避けた複雑で長い回路パターン
の代わりに、交錯点を自由かつ意図的に配置したシンプ
ルで短い回路パターンを利用できる。
【0020】図3に示されるスイッチシート22の16
個の接触子部材46は、全てのスイッチシート21〜2
4に共通でそのページの表裏で共用である。16個の接
触子部材46は、8個の入力用と8個の出力用を含み、
見開きページの検出を必要とすることなく、全てのスイ
ッチシート21〜24の両面に割り振った全64通りの
スイッチ操作を特定可能である。なお、本実施例では、
図5に示すように、電極部材51が中央で分離され、左
右の電極部材51によって、スイッチシート21〜24
の一方の面のスイッチ構造26の入出力と、他方の側の
面の入出力を分離できるから、左右の電極部材51をそ
れぞれ独立に制御部11に連絡させれば、スイッチシー
ト21〜24の一方の面に64個のスイッチ構造26を
配分し、他方の面に64個のスイッチ構造26を配分し
て、128通りのスイッチ操作を特定することも可能で
ある。
【0021】図5に示すように、複数のU字型の綴じリ
ング19は、それぞれ対応する綴じ孔44を緩く拘束し
て、電極部材51に対するスイッチシート22の位置と
姿勢を定める。1本の電極部材51は、図4に示される
1本の配線14を通じて制御部11の対応する入出力端
子に接続されている。U字型の切れ込み52を有する接
触子部材46は、電極部材51を介して制御部11と回
路パターン37、42の導通を確保させ、スイッチシー
ト22に電気信号を入出力させる。導電性の細い弾性材
料から形成された電極部材51は、接触子部材46の切
れ込み52の最奥部に押されて少し中央側へたわめられ
た状態で接触子部材46に摺動する。根元を基板15に
固定され、綴じリング19と角度を持って立ち上がる電
極部材51は、上に行くほど綴じリング19との距離を
増大するから、スイッチシート22を上に持ち上げるほ
ど電極部材51が中央側におじぎする。しかし、電極部
材51の水平部分に至ると、一転して綴じリング19に
対する最初の位置関係に戻され、スイッチシート22は
電極部材51の拘束や摩擦を受けることなく左右に自在
にページ送りされる。言い換えれば、綴じリング19と
電極部材51の形状の組み合わせと両者の固定位置が、
下積みのスイッチシートの接触子部材46の接触を犠牲
にして、最上ページに配置された接触子部材46の接触
圧力を確保させる。そして、実際にスイッチ操作がなさ
れる最上ページの電極部材51と接触子部材46の接触
不良を回避させる。また、接触子部材46の切れ込み5
2は、スイッチシート22の綴じ側の縁まで達する空間
を形成し、最上ページの接触子部材46に押されておじ
ぎした電極部材51との無用の接触を回避するととも
に、スイッチシート22のページ送りを邪魔しない。
【0022】図6に示すように、接触子部材46の先端
の爪55は、図3に示す5枚の樹脂シート31〜35
を、導通させる回路パターン37、56が形成された側
から突き差して貫通する。爪55の先端は、接触子部材
46の反対側の開口54に挿入して曲げられる。樹脂シ
ート31〜35の爪55を貫通させる位置には、図3に
示すように、予めH型の切り込み45を形成してあり、
爪55の貫通に伴って樹脂シート31、33、35の切
り込み45の縁が貫通方向に曲がるようにしてある。ま
た、接触子部材46の爪55を挿入する反対側の開口5
4の幅を爪55の厚みよりも大きくし、樹脂シート31
の曲がりしろを確保している。これにより、樹脂シート
31、33の曲がった縁が反発して爪55の裏表の面に
その回路パターン37、56を押し付けるから、振動や
相対移動に耐えて爪55との導通状態が維持される。従
って、樹脂シート31、33、35の反対側の面に形成
された別の回路パターンを相互連絡する場合には、図
1、図3に示すように、樹脂シート31〜35の反対側
の面から逆方向に爪55を貫通させて接触子部材46を
固定する。ところで、重ね合わせた樹脂シートの同じ側
の面の回路パターンを導通させる場合、爪55の代わり
に鳩目を使用してもよい。例えば、短い切り込みを放射
状に形成した小さめの下孔に鳩目を貫通させる。これに
より、切り込み部分が貫通方向に曲がり、樹脂シートの
弾性を利用した接触導通状態が再現される。
【0023】実施例の料理注文端末は、印刷された料理
写真を使用するから、CRTや液晶画面に料理写真を表
示させる場合に比較して、小型軽量、持ち運びに便利、
資源と電力が大幅に節約されるとともに、細密で色彩感
の優れた画像を低コストで利用できる。また、写真を表
示した紙面上で直観的に注文内容を入力させるから、言
語やパソコン知識と無関係に、従来のメニューブックに
近い感覚で顧客に違和感無く受け入れられる。また、顧
客がテーブルで注文操作を行うから、繁忙時でも確実か
つ迅速に注文を済ませられ、店員のミスによる注文内容
の食い違いも無くなる。また、比較的に高価な制御部1
1を恒久的に利用し、スイッチシート21〜24の差し
替えによってメニュー変更を容易、迅速、かつ確実に行
い得るから、季節、新商品、売れ行き等に応じた機動的
な営業を低コストで実現できる。また、注文確定後の短
時間だけ無線通信を開くから、双方向通信を終始維持さ
せる場合に比較して、電力消費と無線チャンネル数が節
約され、端末に内蔵した電池の寿命も伸びる。
【0024】また、スイッチシート21〜24ごとに配
線を行わず、共通の電極部材51から個別の接触子部材
46を通じてスイッチシート21〜24に電気信号を入
出力させるから、スイッチシート21〜24の交換や差
し替えが容易で、配線ミスや配線時の破損を防止でき
る。そして、図8、図9を参照して後述する構造のよう
に電極部材を弾性変形させず、接触子部材側を弾性変形
させて両者の電気的接触状態を確保する場合に比べ、弾
性変形する構造の合計数が少なくて済む。また、綴じリ
ング19でスイッチシート21〜24を綴じたから、綴
じ部分を折り曲げることなくスイッチシート21〜24
をページ送りできる。そして、基板15とハードカバー
16で見開きページを裏打ちして水平に展開できるか
ら、表面のスイッチ構造26を安定して確実に操作でき
る。また、綴じリング19と電極部材51は、協働して
最上ページの回路パターン37、42と制御部11の連
絡を確実にさせる一方で、下積みページの回路パターン
37、42と制御部11の連絡を不安定にするから、下
積みページのスイッチ構造26が誤って短絡されても間
違った注文内容が入力され難い。スイッチシート22の
裏表でスイッチ構造の平面配置をずらせたから、表面の
スイッチ構造26のプッシュ操作で裏面のスイッチ構造
26が短絡することもない。
【0025】なお、実施例では、スイッチシート21〜
24と制御部11の連絡手段として電極部材51と接触
子部材46を使用したが、図7〜図9に示すような別の
連絡手段を利用してもよい。図7〜図9は別の連絡手段
の例の説明図である。図7に示すように、基板15に
は、U字型の綴じリング19が多数固定されており、ス
イッチシート21〜23は、片側の縁に配列させた綴じ
孔44を綴じリング19で拘束して平坦に見開き可能に
綴じられている。スイッチシート21〜23を構成する
樹脂シートの1枚が幅30mm程度の帯状に中央側に延
長されて入出力片63を構成する。基板15上に設けた
クランプ62にスイッチシート21〜23の入出力部6
3を挟み込み、ネジ61で一体に固定している。クラン
プ62は、接続リング19の中心線に沿ったスイッチシ
ート21〜23に干渉しない位置に配置され、接続リン
グ19で綴じ強度を保証された薄い入出力片63が緩み
状態で自由にたわんで、スイッチシート21〜23と図
示しない制御部の連絡を維持する。入出力片63には表
裏を導通させた両面パターンで16個の独立した電極を
配置し、クランプ62には電極の重なりに対応させて図
示しない接触端子を配置している。16個の接触端子
は、基板15に設けた配線を経由してそれぞれ制御部の
対応する入出力端子に連絡する。なお、スイッチシート
21〜23ごとに16ピンの雄コネクタを設け、接続リ
ング19の中心線に沿って基板15に配列させた3個の
雌コネクタを設け、スイッチシート21〜23を個別に
コネクタ接続することとしてもよい。樹脂シートの延長
に頼らず、細いリード線束を回路パターンから引出して
もよい。スイッチシートからリード線束を引き出す位置
と基板側のコネクタ位置の間隔大きくすれば、スイッチ
シートをページ送りする際の抵抗が小さくなり、リード
線束の捩じれによる断線も防止できる。
【0026】図8に示すように、スイッチシート22の
縁に配列した綴じ孔44に電極部材を兼ねたU字型の綴
じリング19が貫通する。綴じリング19は、それぞれ
図示しない制御部の対応する入出力端子に連絡する。綴
じリング19に対応させて、スイッチシート22の貫通
孔44にパンタグラフ部材66が設けてある。パンタグ
ラフ部材66は、弾性材料の細い線材を図示するように
変形してあり、綴じリング19の断面が綴じ孔44の中
心から多少ずれても、外観の弾性変形によって綴じリン
グ19の断面に倣い、綴じリング19の側面に対する接
触圧を失わない。パンタグラフ部材66は、しずく型の
折り返し部分をスイッチシート22の片面側で鳩目65
を用いて固定し、貫通孔44を横切って他面側に先端部
を位置させている。パンタグラフ部材66は、折り返し
た後の重なり部分と、その後のスイッチシート22の裏
表に対向する部分で摩擦接触が起きないように成形して
ある。
【0027】図9に示すように、電極部材を兼ねたU字
型の綴じリング19が貫通する綴じ孔44に導電ゴムシ
ートを用いた接触子部材67が貼り付け固定される。接
触子部材67には、綴じリング19の直径よりも幅の狭
いスリット68(または綴じリング19の直径よりも最
小径の小さな星型の開口)を形成してある。導電ゴムシ
ートの弾力性によって、綴じリング19の側面に対する
接触子部材67の接触圧力が確保される。図8、図9に
示すように、接触子部材側に弾性変形する構造を設ける
場合、電極部材を含む基板側の構造が簡単になり、綴じ
た外観も通常のバインダーに近くて電気的機械的な印象
の低いもとなる。
【0028】以上の実施例では料理注文端末を説明した
が、本発明の選択入力装置は、銀行口座取引、インター
ネット、パソコンソフト、ゲーム等において、仮想のス
イッチ操作を画面上で行って何らかの選択入力を行わせ
る従来のディスプレイ画面に置き換えて利用できる。い
ずれの場合でも、言語や特殊な知識、経験に頼らない直
観的な選択入力が可能で、不慣れな人にも違和感や恐怖
感をいだかせない。そして、画像を印刷物で提供して画
像データを取り扱わないから、記憶、送信、受信、演算
処理されるデータ量がわずかで済み、端末側、中央側と
も信頼性が高く安価で小型軽量なシステムを低コストで
運営できる。そして、システムを必要な際に即刻使用可
能な状態に維持しても電力消費の無駄が少ない。図10
は音階学習装置用スイッチシートの説明図、図11、図
12は客室備付けガイドブック用スイッチシートの説明
図、図13はコードレスホン端末の説明図、図14はプ
リンタ付き注文装置の説明図である。
【0029】図1、図2に示すような基板15、綴じリ
ング19、ハードカバー16を設けた電子楽器に、図1
0に示すような音階選択機能付きのスイッチシート71
を複数ページ綴じ込んで音階学習装置を構成してもよ
い。複数ページのスイッチシート71にそれぞれ異なる
楽曲の楽譜を印刷し、五線譜上の音譜にそれぞれ図3に
示すようなスイッチ構造26を設ける。そして、五線譜
上の同音階の音譜をグループ化して、図4に示すような
マトリックススイッチにおける回路パターンの同じ組み
合わせの交錯点に対応させる。このように構成した音階
学習装置では、音譜によって表示された音階の選択肢を
幼児等に自ら選択させる。五線譜上の音譜に順次接触す
ることにより、印刷された楽曲を電子音で再生させる。
【0030】図13に示すように、基板15、綴じリン
グ19、ハードカバー16を設けたデータ通信可能なコ
ードレスホン端末75を準備し、ルームサービス料理を
表示したスイッチシート22に加えて、図11、図12
に示すようなスイッチシート72、73を綴じリング1
9で綴じ込み、ホテルの客室備え付けガイドブックを構
成してもよい。図11に示すスイッチシート72には人
体マップが印刷され、臓器や器官に対応してスイッチ構
造を(1つの内蔵全体が1つのスイッチ)設けている。
図12に示すスイッチシート73には、複数種類の緊急
状態のイラストと各国語の説明文が印刷され、各イラス
トに対応してスイッチ構造を設けている。このように構
成した客室備え付けガイドブックでは、宿泊客が必要な
ルームサービス、伝えたい苦痛場所、直面した緊急状態
等をスイッチシート72、73上で直観的に選択入力で
きるから、文字や文書を理解できない異邦人でも、親機
76を経由してホテルの管理システムやフロントに必要
な情報を正確かつ迅速に伝達できる。同様にして、音声
出力を伴う翻訳器の入力装置、ホテル内施設の各国語に
よる音声説明、画面サンプルを参照したテレビチャンネ
ルや映画タイトルの選択、動作イラストを参照したロボ
ットの遠隔操作等の用途にも利用できる。
【0031】また、図14に示すように、電気信号の通
信に頼らず、印刷物を媒介にして意志伝達を行うシステ
ムとしてもよい。図1に示す注文入力装置から無線通信
機能を取り除き、代わりにプリンター77を設ける。ス
イッチシート上で選択入力され、キースイッチ13を通
じて液晶画面12上で編集、確認を受けた注文内容がプ
リンター77によって印刷される。印刷された注文伝票
を店員に手渡すか、調理カウンターに自ら持ち込むこと
で、注文入力が完了する。
【0032】
【発明の効果】本発明の選択入力装置によれば、複数の
スイッチシートをページ送りして多数の選択肢を考慮し
た選択入力が可能であって、選択肢を補充するためのス
イッチシートの面倒な差し替えが不要である。また、綴
じ手段によってスイッチシートの綴じ強度が確保され、
ページ送り等の取扱いに伴う外力が限度を越えて連絡手
段に作用することが無いから、綴じ強度を負担しない自
由な形式の連絡手段を採用できる。また、スイッチシー
トのページ送りしても根元が曲がらないから、スイッチ
シートの回路パターンが断線せず、スイッチシートが見
開きの両面に平坦に展開されるからスイッチ手段の安定
した操作が可能である。
【0033】スイッチシートの移動過程で摺動して導電
状態を維持する電極部材と接触子部材を使用した場合、
本体にスイッチシートを綴じ込むだけで電気配線が完了
するから、スイッチシートの交換、追加、削除等を迅速
かつ確実に行える。綴じ手段と角度を持って立ち上がる
変形可能な電極部材を使用した場合、積み重ねたスイッ
チシートの最上ページについてスイッチ手段と制御部の
連絡が確保されるから、電極部材と接触子部材の接触不
良に起因した選択入力の誤りが発生しない。接触子部材
とスイッチシートに切れ込みを形成して電極部材との干
渉を回避した場合、拘束が減ってスイッチシートの着脱
が容易になり、また、支障無く、抵抗少なくスイッチシ
ートをページ送りできる。スイッチシートの外側を覆う
ハードカバー手段を設けた場合、持ち運び時にスイッチ
シートが破損せず、展開時の裏打ち機能によってスイッ
チ手段の安定した操作が可能である。
【0034】本発明のスイッチシートによれば、多数枚
を積み重ねてもあまり厚くならない比較的に薄いスイッ
チシートを安価に提供できる。いわゆるマトリックス状
のスイッチ構造を使用しているので、単純で短い回路パ
ターンを利用でき、回路パターンからの拘束が少ない
分、スイッチシート上にスイッチ構造を配置する自由度
が高まる。1枚のスイッチシートの裏表でスイッチ構造
の平面配置をずらす場合、片面のスイッチ構造の操作に
よって他面のスイッチ構造の誤動作が発生する可能性が
減る。重ねたシート部材の回路パターンを貫通部材によ
って導通させる場合、少ない材料で瞬時に確実な導通を
確保できる。また、全体の厚みに対する影響が小さくて
済み、見栄えの良い積み重ね状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の料理注文端末の外観図である。
【図2】ハードカバーを閉じた状態の外観図である。
【図3】スイッチシートの貼り合わせ構造の説明図であ
る。
【図4】スイッチ構造の制御の説明図である。
【図5】図1の部分的な拡大図である。
【図6】接触子部材の取り付け状態の説明図である。
【図7】別の連絡手段の例の説明図である。
【図8】別の連絡手段の例の説明図である。
【図9】別の連絡手段の例の説明図である。
【図10】音階学習装置用スイッチシートの説明図であ
る。
【図11】客室備付けガイドブック用スイッチシートの
説明図である。
【図12】客室備付けガイドブック用スイッチシートの
説明図である。
【図13】コードレスホン端末の説明図である。
【図14】プリンタ付き注文装置の説明図である。
【符合の説明】
11 制御部 12 液晶画面 13 キースイッチ 15 基板 16 ハードカバー 17 関節 18 フック 19 綴じリング 20 タッチペン 21、22、23、24、71、72、73 スイッチ
シート 25 料理写真 26 スイッチ構造 31、32、33、34、35 樹脂シート 36、41 スイッチパッド 37、42、56、57 回路パターン 38、43 電極パッド 40 開口 44 綴じ孔 45 切り込み 46、67 接触子部材 51 電極部材 52 切れ込み 54 開口 55 爪 56 スイッチ部材 60、61 コネクタ 62 リード線束 65 鳩目 66 パンタグラフ部材 68 スリット 75 コードレスホン端末 76 親機 77 プリンタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択肢の表示に対応させた平坦なスイッ
    チ手段と、電気信号の入出力端子に前記スイッチ手段を
    連絡する配線手段とを有して全体をシート状の外観に形
    成したスイッチシートと、 前記入出力端子の信号状態を検知して前記スイッチ手段
    の操作内容を識別する制御部とを有する選択入力装置に
    おいて、 前記制御部に対する位置関係を固定して設けられ、複数
    枚の前記スイッチシートに設けた綴じ孔を共通に貫通し
    て個々の前記スイッチシートを折り曲げることなく回動
    してページ送りさせる綴じ手段と、 前記綴じ手段に沿って前記スイッチシートを移動しても
    前記入出力端子と前記制御部の電気的な連絡状態を維持
    させる連絡手段とを有することを特徴とする選択入力装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1の選択入力装置において、前記
    連絡手段は、前記綴じ手段に対する位置関係を固定して
    前記綴じ手段と並列に設けた電極部材と、前記スイッチ
    シートに固定されて前記電極部材の表面を摺動する接触
    子部材とを有することを特徴とする選択入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の選択入力装置において、前記
    電極部材は、前記綴じ手段に対する根元の位置関係を固
    定して、前記綴じ手段と角度を持って立ち上がる弾性材
    料からなり、前記綴じ手段に沿って前記スイッチシート
    を回動させる移動に伴って前記接触子部材に拘束された
    電極部材の変位量が増大した後に再び減少することを特
    徴とする選択入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の選択入力装置において、前記
    電極部材は、前記綴じ手段が並ぶ直線上に配列され、前
    記接触子部材は、前記スイッチシートの綴じ孔側の縁か
    ら切れ込ませた溝の最奥部で前記電極ピン部材の側面に
    接触することを特徴とする選択入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の選択入力装置において、畳ん
    で閉じた状態では前記綴じ手段および前記スイッチシー
    トの外側を覆って箱状の外観を形成し、開いた状態では
    水平に展開されて、前記綴じ手段に沿って反対側へ移動
    させた前記スイッチシートの背面を平板状に裏打ちする
    ハードカバー手段を設けたことを特徴とする選択入力装
    置。
  6. 【請求項6】 片側の面に並列な複数本の第1回路パタ
    ーンを形成した第1シート部材と、 第1回路パターンとの対向面に、1本の第1回路パター
    ンに対して複数回交錯する第2回路パターンを形成した
    第2シート部材と、 第1回路パターンと第2回路パターンが交錯する位置に
    配置されて両方の回路パターンを短絡/開放させるスイ
    ッチ構造と、 第1、第2回路パターンのそれぞれに連絡して独立に配
    置され、第1、第2回路パターンの電気信号を外部へ入
    出力させる入出力端子とを有し、 全体を平坦なシート状の外観に形成したことを特徴とす
    るスイッチシート。
  7. 【請求項7】 請求項6のスイッチシートにおいて、 第1シート部材の表裏両面に第1回路パターンを設けて
    2枚の第2シート部材で挟み込むとともに、表裏両面の
    前記スイッチ構造の平面位置をずらせたことを特徴とす
    るスイッチシート。
  8. 【請求項8】 少なくとも片側の面に回路パターンを形
    成したシート部材を重ねて一体に固定したスイッチシー
    トにおいて、 重ねたシート部材を回路パターンの側から貫通してシー
    ト部材と一体に固定された貫通部材を有し、 この貫通部材が、2枚のシート部材の前記一方の側の面
    に形成された回路パターンの縁をシート部材の縁ごと貫
    通方向に倣わせて、その導電性の貫通側面と回路パター
    ンの接触圧を確保していることを特徴とするスイッチシ
    ート。
JP9164873A 1997-06-09 1997-06-09 選択入力装置およびスイッチシート Pending JPH10340151A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1975766A2 (en) 2007-03-30 2008-10-01 Fujitsu Component Limited Touch panel
JP2014206920A (ja) * 2013-04-15 2014-10-30 大日本印刷株式会社 情報収集装置
KR20220037897A (ko) * 2020-09-18 2022-03-25 주식회사 엘티전자 유연 발광섬유를 이용한 라이트 북

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