JPH10336699A - 立体放送システム、その送信装置、およびその受信装置 - Google Patents

立体放送システム、その送信装置、およびその受信装置

Info

Publication number
JPH10336699A
JPH10336699A JP9142116A JP14211697A JPH10336699A JP H10336699 A JPH10336699 A JP H10336699A JP 9142116 A JP9142116 A JP 9142116A JP 14211697 A JP14211697 A JP 14211697A JP H10336699 A JPH10336699 A JP H10336699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video
stereoscopic
signals
signal
video signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9142116A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Mori
幸夫 森
Susumu Tanase
晋 棚瀬
Tomoji Yamamoto
友二 山本
Masatoshi Yuasa
正俊 湯浅
Eiji Nakayama
英治 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP9142116A priority Critical patent/JPH10336699A/ja
Publication of JPH10336699A publication Critical patent/JPH10336699A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆視が生じにくい立体放送システムを提供す
る。 【解決手段】 被写体を4方向から撮影して4つの映像
信号(インタレースフィールド信号)φ1〜φ4を生成
し、映像信号φ1とφ3,φ2とφ4を合成して2チャ
ンネルの映像データ(ノンインタレースフレーム信号)
DATA1,DATA2を生成し伝送する。受信側で
は、映像信号φ1〜φ4を復元し、4眼式の立体表示モ
ニタ20で立体映像を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は立体放送システ
ム、その送信装置、およびその受信装置に関し、特に、
立体映像の放送を行なう立体放送システム、その送信装
置、およびその受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル放送システムの一
例として、525p順次走査方式によるディジタル放送
システム(以下、ノンインタレースディジタル放送シス
テムと呼ぶ)がある。
【0003】このようなノンインタレースディジタル放
送システムについては、たとえば、1996年2月27
日発表のテレビジョン学会技術報告第20巻第13号の
第25頁第30頁の浦野その他による「525順次走査
信号対応CSディジタル放送システムの開発」に詳細が
示されているので、ここではその詳細な説明は省略す
る。ノンインタレースディジタル放送システムは、現行
のインタレース走査方式(NTSC方式)と異なる、ノ
ンインタレース走査方式対応の映像データを用いて放送
サービスを提供する。
【0004】さらに、このノンインタレースディジタル
放送システムを用いて立体放送サービスを行なうディジ
タル立体放送システムが本願の出願人によって提案され
ている(特願平08−326721)。この提案された
ディジタル立体放送システムは、インタレース走査方式
対応の右目用および左目用の映像信号をノンインタレー
ス走査方式対応の画像データに変換することにより、1
チャンネルの伝送路を用いて立体放送方式対応の映像デ
ータを伝送し、これを立体表示しようとするものであ
る。
【0005】図11は、そのようなディジタル立体放送
システムの送信側の構成を示すブロック図である。図1
1を参照して、このディジタル立体放送システムの送信
側には、インタレース方式対応カメラ31a,31b、
送信側フレームメモリ装置32、映像用エンコーダ3
3、集音装置34、音声用エンコーダ35、多重装置3
6、ディジタル変調器37、衛星通信機器38、および
通信衛星39が設けられる。
【0006】このディジタル立体放送システムでは、ま
ず2台のインタレース方式対応カメラ31a,31bを
同期運転して、立体映像を撮影する。ここで、インタレ
ース方式対応カメラ31aから右目用映像信号φRが出
力され、インタレース方式対応カメラ31bから左目用
映像信号φLが出力されたものとする。
【0007】送信側フレームメモリ装置32は、インタ
レース方式対応カメラ31a,31bで得られた右目用
映像信号φRおよび左目用映像信号φLを入力に受け
る。
【0008】送信側フレームメモリ装置32は、図示し
ない2つの送信側フィールドメモリの一方に右目用映像
信号φRを、他方に左目用フィールド信号φLを書込
む。続いて、各送信側フィールドメモリからフィールド
データ(書込まれた右目用映像信号Rおよび左目用映像
信号L)を書込み周波数の2倍の速さで読出す。
【0009】読出す順序は、たとえば、一方の送信側フ
ィールドメモリからすべての右目用映像信号φR(また
は左目用映像信号φL)の読出を行ない、続いて他方の
送信側フィールドメモリからすべての左目用映像信号φ
L(または右目用映像信号φR)の読出を実行するもの
とする。
【0010】ここで、具体的な説明を行なうために、一
例として、インタレースフィールド信号(右目用映像信
号φRおよび左目用映像信号φL)の有効画素数を、水
平方向画素数704画素×垂直方向画素数240画素と
し、水平同期周波数FHを15.75kHz、垂直同期
周波数FRを59.94kHzとする。
【0011】この場合、具体的には、書込周波数をFH
とし、読出周波数を(2×FH)とする。
【0012】読出された結果得られる映像データDAT
Aのフォーマットは、有効画素数が水平方向画素数70
4画素×垂直方向画素数480画素であり、水平同期周
波数が31.5kHz、垂直同期周波数が59.94k
Hzとなる。このフォーマットは、標準的なノンインタ
レースフレーム信号のフォーマットに相当する。
【0013】図12は送信側フレームメモリ装置32の
処理を説明するための模式図であり、同図(a)は映像
映像データDATAの構成を示し、同図(b)は右目用
映像信号φRの構成を示し、同図(c)は左目用映像信
号φLの構成を示している。
【0014】図12において、画素データG(I、J)
は、映像データDATAを構成する水平方向番号I(I
=1〜704)、垂直方向番号J(J=1〜480)の
画素データを表わす。
【0015】ここで、画素データG(I、J)からなる
配列のI=1〜704かつJ=1〜240の領域(簡単
のため第1領域と呼ぶ)は、右目用映像信号φRによっ
て構成され、I=1〜704かつJ=241〜480の
領域(第2領域と呼ぶ)は、左目用映像信号φLによっ
て構成される。
【0016】すなわち、図12で明らかなように、送信
側フレームメモリ装置32は、2フィールドのインタレ
ースフィールド信号(右目用映像信号φRと左目用映像
信号φL)を、1フレームのノンインタレースフレーム
信号(映像データDATA)に変換する。
【0017】しかも図12で明らかなように、映像デー
タDATAを構成するそれぞれのインタレースフィール
ド信号はともに、それぞれが単独であった場合の構成を
そのまま保持している。
【0018】したがって、この映像データDATAに圧
縮処理を施した場合、同時に右目用映像信号φRと左目
用映像信号φLとが圧縮処理されることになる。すなわ
ち、送信側フィールドメモリ装置32から出力される映
像データDATAは、映像用エンコーダ33において、
効率的に圧縮されることになる。
【0019】なお、第1領域に左目用映像信号φLを、
第2領域に右目用映像信号φRを配置しても、その効果
に変わりはない。
【0020】映像用エンコーダ33は、送信側フレーム
メモリ装置32で生成された映像データDATAを受
け、これを符号化(圧縮)する。
【0021】圧縮処理では、映像信号を、水平方向がB
X個、垂直方向がBY個からなる画素データの集まり
(以下、ブロックと呼ぶ)に分割して、ブロック単位お
よび前後の映像信号における同一位置のブロック間で相
関をとる。
【0022】こうした圧縮処理としては、CCITTと
ISOとの共同作業グループMPEG(Moving Picture
Expert Group )により取決められた国際標準規格MP
EG2がある。
【0023】音声用エンコーダ35は、集音装置34で
得られた音声信号を圧縮化する。多重化装置36は、こ
れらの圧縮された画像データDATAおよび音声信号に
伝送路符号化を施して、多重化して出力する。
【0024】ディジタル変調器37は、多重装置36か
ら出力された多重化信号をディジタル変調して、衛星通
信機器38に出力する。衛星通信機器38は、これを通
信衛星39に送信する。
【0025】この結果、2フィールドの映像信号からな
る1フレームのノンインタレースフレーム信号(映像デ
ータDATA)が、1チャンネルの伝送路を使って通信
衛星39に伝送されることになる。
【0026】次に、ディジタル立体放送システムの受信
側のシステムの構成とその動作について説明する。
【0027】図13は、このディジタル立体放送システ
ムの受信側の構成を示すブロック図である。図13を参
照して、このディジタル立体放送システムの受信側に
は、衛星放送用受信アンテナ40、ノンインタレース方
式対応受信器41、受信側フレームメモリ装置42、お
よび立体表示モニタ43が設けられる。
【0028】衛星放送用受信アンテナ40は、通信衛星
39からの送信信号を受信する。ノンインタレース方式
対応受信器41は、衛星放送用受信アンテナ40で受信
した送信信号を復調し、MPEG2に準拠して復号化
(伸長)する。
【0029】受信側フレームメモリ装置42は、ノンイ
ンタレース方式対応受信器41で復調および復号化され
た映像データDATAを受けて、これを図示しない2つ
の受信側フィールドメモリに分けて書込む。
【0030】具体的には、一方の受信側フィールドメモ
リに映像データDATAを構成する第1領域の画素デー
タ(たとえば、図12に示す映像データDATAを受け
る場合は、右目用映像信号R)を、他方に第2領域の画
素データ(たとえば、左目用映像信号φL)を書込む。
【0031】続いて、2つの受信側フィールドメモリの
それぞれからフィールドデータ(書込まれた右目用映像
信号Rおよび左目用映像信号L)を、同一タイミング
で、しかも書込周波数の1/2の速さで読出す。
【0032】具体的には、前述した例によると、書込周
波数を2FHとし、読出周波数をFHとする。
【0033】図14は受信側フレームメモリ装置42の
処理を説明するための模式図であり、同図(a)は映像
データDATAの構成を示し、同図(b)は右目用映像
信号φRの構成を示し、同図(c)は左目用映像信号φ
Lの構成を示している。
【0034】図14で明らかなように、受信側フレーム
メモリ装置42は、1チャンネルの伝送路を使用して送
信された映像データDATAを、右目用映像信号φRと
左目用映像信号φLとに変換する。
【0035】すなわち、受信後はフレームメモリ装置4
2は、1フレームのノンインタレースフレーム信号を、
インタレースフィールド信号フォーマットに変換して、
2フィールドの映像信号(右目用映像信号φRと左目用
映像信号φL)を復元する。
【0036】復元された右目用映像信号φRおよび左目
用映像信号φLは、図示しないD/Aコンバータによっ
てアナログ信号に変換された後、立体表示モニタ43に
入力される。
【0037】立体表示モニタ43は、図15に示すよう
に、液晶プロジェクタ50および立体表示スクリーン5
1を備え、立体表示スクリーン51は拡散スクリーン5
2およびレンズ状シート53を含む。
【0038】レンズ状シート53の表面には一定の大き
さの微小なレンズ54が多数形成されており、レンズ状
シート53の裏面に拡散スクリーン52が張付けられて
いる。拡散スクリーン52の1つのレンズ54に対応す
る領域の各々は、右目用画素領域52aおよび左目用画
素領域52bに分割される。液晶プロジェクタ50は、
右目用および左目用の液晶パネル(図示せず)を含み、
映像信号φR,φLに従って、拡散スクリーン52の右
目用画素領域52aに右目用映像Rを投射し、左目用画
素領域52bに左目用映像Lを投射する。
【0039】右目用映像Rおよび左目用映像Lは、それ
ぞれレンズ54を介して観察者の右目および左目に導か
れる。これにより、観察者は、両目の視差効果により立
体映像を見ることができる。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した立体
放送システムでは、観察者の視点が観察者の右目と左目
の間の距離だけ右または左にずれた場合、右目用映像R
および左目用映像Lがそれぞれ観察者の左目および右目
に導かれ、いわゆる逆視が発生するという問題があっ
た。
【0041】また、映像の種類により、あるいは観察者
の好みにより立体感を調整したいというニーズがある
が、上述した立体放送システムではそのようなことはで
きなかった。
【0042】それゆえに、この発明の主たる目的は、逆
視が発生しにくい立体放送システムを提供することであ
る。
【0043】また、この発明の他の目的は、立体映像の
立体感を調整することが可能な立体放送システムを提供
することである。
【0044】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
立体映像の放送を行なう立体放送システムであって、第
1〜第2Nの撮像手段、映像処理手段、送信手段、受信
手段、映像復元手段、および立体映像表示手段を備え
る。第1〜第2Nの撮像手段は、それぞれが互いに異な
る方向から被写体の映像を撮影して第1〜第2N(Nは
2以上の整数である)の映像信号を出力する。映像処理
手段は、第1〜第2Nの映像信号を2つずつ合成してN
チャンネルの映像データを形成する。送信手段は、Nチ
ャンネルの映像データを圧縮、変調して伝送する。受信
手段は、送信手段から伝送されたNチャンネルの映像デ
ータを受信して、復調、伸長する。映像復元手段は、受
信手段で復調、伸長されたNチャンネルの映像データを
受け、第1〜第2Nの映像信号を復元する。立体映像表
示手段は、映像復元手段で復元された第1〜第2Nの映
像信号に基づいて、被写体の立体映像を表示する。
【0045】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明の立体映像表示手段は、選択手段、および立体表示
モニタを含む。選択手段は、映像復元手段で復元された
第1〜第2Nの映像信号のうちのいずれか2つの映像信
号を右目用映像信号および左目用映像信号として選択す
る。立体表示モニタは、選択手段で選択された2つの映
像信号に基づいて、被写体の立体映像を表示する。
【0046】請求項3に係る発明では、請求項1または
2に係る発明の第1〜第2Nの映像信号は、それぞれイ
ンタレース方式のフィールド信号であり、映像データ
は、ノンインタレース方式のフレーム信号である。
【0047】請求項4に係る発明は、立体映像の放送を
行なう立体放送システムであって、第1〜第Mの撮像手
段、映像処理手段、送信手段、受信手段、映像復元手
段、および立体映像表示手段を備える。第1〜第Mの撮
像手段は、それぞれが互いに異なる方向から被写体の映
像を撮影して第1〜第M(Mは3以上の整数である)の
映像信号を出力する。映像処理手段は、第1〜第Mの映
像信号を合成して1チャンネルの映像データを形成す
る。送信手段は、1チャンネルの映像データを圧縮、変
調して伝送する。受信手段は、送信手段から伝送された
1チャンネルの映像データを受信して、復調、伸長す
る。映像復元手段は、受信手段で復調、伸長された1チ
ャンネルの映像データを受け、第1〜第Mの映像信号を
復元する。立体映像表示手段は、映像復元手段で復元さ
れた第1〜第Mの映像信号に基づいて、被写体の立体映
像を表示する。
【0048】請求項5に係る発明では、請求項4に係る
発明の立体映像表示手段は、選択手段、および立体表示
モニタを含む。選択手段は、映像復元手段で復元された
第1〜第Mの映像信号のうちのいずれか2つの映像信号
を右目用映像信号および左目用映像信号として選択す
る。立体表示モニタは、選択手段で選択された2つの映
像信号に基づいて、被写体の立体映像を表示する。
【0049】請求項6に係る発明では、請求項4または
5に係る発明の第1〜第Mの映像信号は、それぞれイン
タレース方式のフィールド信号であり、映像データは、
ノンインタレース方式のフレーム信号である。
【0050】請求項7に係る発明は、立体映像の放送を
行なう立体放送システムの送信装置であって、第1〜第
2Nの撮像手段、映像処理手段、および送信手段を備え
る。第1〜第2Nの撮像手段は、それぞれが互いに異な
る方向から被写体の映像を撮影して第1〜第2Nの映像
信号を出力する。映像処理手段は、第1〜第2Nの映像
信号を2つずつ合成してNチャンネルの映像データを形
成する。送信手段は、Nチャンネルの映像データを圧
縮、変調して伝送する。
【0051】請求項8に係る発明は、立体映像の放送を
行なう立体放送システムの受信装置であって、受信手
段、映像復元手段、および立体映像表示手段を備える。
受信手段は、それぞれが2つの映像信号を含むNチャン
ネルの映像データを受信して、復調、伸長する。映像復
元手段は、受信手段で復調、伸長されたNチャンネルの
映像データを受け、第1〜第2Nの映像信号を復元す
る。立体映像表示手段は、映像信号復元手段で復元され
た第1〜第2Nの映像信号に基づいて、被写体の立体映
像を表示する。
【0052】請求項9に係る発明は、立体映像の放送を
行なう立体放送システムの送信装置であって、第1〜第
Mの撮像手段、映像処理手段、および送信手段を備え
る。第1〜第Mの撮像手段は、それぞれが互いに異なる
方向から被写体の映像を撮影して第1〜第Mの映像信号
を出力する。映像処理手段は、第1〜第Mの映像信号を
合成して1チャンネルの映像データを形成する。送信手
段は、1チャンネルの映像データを圧縮、変調して転送
する。
【0053】請求項10に係る発明は、立体映像の放送
を行なう立体放送システムの受信装置であって、受信手
段、映像復元手段、および立体映像表示手段を備える。
受信手段は、第1〜第Mの映像信号を含む1チャンネル
の映像データを受信して、復調、伸長する。映像復元手
段は、受信手段で復調、伸長された1チャンネルの映像
データを受け、第1〜第Mの映像信号を復元する。立体
映像表示手段は、映像復元手段で復元された第1〜第M
の映像信号に基づいて、被写体の立体映像を表示する。
【0054】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]図1は、この発明の実施の形態1によ
るディジタル立体放送システムの送信側の構成を示すブ
ロック図である。
【0055】図1を参照して、このディジタル立体放送
システムの送信側には、インタレース方式対応カメラ1
a〜1d、A/Dコンバータ2a〜2d、フレームメモ
リ3a〜3d、書込制御回路4、読出制御回路5、およ
びMPEGエンコーダ6a,6bが設けられる。
【0056】4台のカメラ1a〜1dは、被写体(図示
せず)に向かって右斜め方向から左斜め方向に等角度間
隔で配置される。カメラ1aと1c,1bと1dは、図
11で示したカメラ31a,31bと同じ角度間隔で配
置される。カメラ1a〜1dは、同期運転され、同一の
被写体を4方向から撮影して映像信号φ1〜φ4を出力
する。映像信号φ1〜φ4の各々は、R,G,Bの3色
の信号で構成される。
【0057】A/Dコンバータ2a〜2dは、それぞれ
映像信号φ1〜φ4をディジタル信号に変換する。書込
制御回路4は、所定の書込周波数FHでA/Dコンバー
タ2a〜2dの出力信号をそれぞれフレームメモリ3a
〜3dに書込む。
【0058】読出制御回路5は、フレームメモリ3a〜
3dの各々から映像信号φ1〜φ4を書込周波数FHの
2倍の周波数2FHで読出す。読出す順序は、たとえ
ば、まずフレームメモリ3a,3bから映像信号φ1,
φ2を読出し、次にフレームメモリ3c,3dから映像
信号φ3,φ4を読出すものとする。映像信号φ1,φ
3はMPEGエンコーダ6aに与えられ、映像信号φ
2,φ4はMPEGエンコーダ6bに与えられる。これ
により、2フィールドのインタレースフィールド信号
(映像信号φ1とφ3,φ2とφ4)は、1フレームの
ノンインタレースフレーム信号(映像データDATA
1,DATA2)に変換される。
【0059】MPEGエンコーダ6a,6bは、それぞ
れ映像データDATA1,DATA2を受け、これらを
符号化(圧縮)する。符号化された映像データDATA
1,DATA2は、図11および図13で示した装置・
機器により音声信号を多重化されて受信側に伝送され
る。
【0060】受信側には、図2に示すように、MPEG
デコーダ7a,7b、フレームメモリ8a〜8d、書込
制御回路9、読出制御回路10、およびD/Aコンバー
タ11a〜11dが設けられる。
【0061】MPEGデコーダ7a,7bは、伝送され
た信号を復号化(伸長)して、映像データDATA1,
DATA2を生成する。書込制御回路9は、映像データ
DATA1,DATA2をフレームメモリ8a,8c;
8b,8dに所定の書込周波数2FHで書込む。書込み
は、送信側で読出された順序と同じ順序で行なわれる。
すなわち、まず映像信号φ1,φ2がフレームメモリ8
a,8bに書込まれ、次に映像信号φ3,φ4がフレー
ムメモリ8c,8dに書込まれる。これにより、1フレ
ームのノンインタレースフレーム信号(映像データDA
TA1,DATA2)は、2フィールドのインタレース
フィールド信号(映像信号φ1とφ3,φ2とφ4)に
変換される。
【0062】読出制御回路10は、書込周波数2FHの
1/2の周波数FHでフレームメモリ8a〜8dから映
像信号φ1〜φ4を読出す。D/Aコンバータ11a〜
11dは、フレームメモリ8a〜8dから読出された映
像信号φ1〜φ4をアナログ信号に変換して、図3で示
される4眼式の立体表示モニタ20に与える。なお、図
15の2眼式の立体表示モニタ43を用いる場合は、1
チャンネルのみが選択され、映像信号φ1,φ3または
映像信号φ2,φ4が2眼式の立体表示モニタ43に与
えられる。
【0063】図3を参照して、4眼式の立体表示モニタ
20は、液晶プロジェクタ21および立体表示スクリー
ン22を備え、立体表示スクリーン22は拡散スクリー
ン23およびレンズ状シート24を含む。
【0064】レンズ状シート24の表面には一定の大き
さの微小なレンズ25が多数形成されており、その裏面
に拡散スクリーン23が張付けられている。拡散スクリ
ーン23の1つのレンズ25に対応する領域は、4つの
画素領域23a〜23dに分割される。
【0065】液晶プロジェクタ21は、4つの映像信号
φ1〜φ4に対応する4組の液晶パネル(図示せず)を
含み、映像信号φ1〜φ4に従って、拡散スクリーン2
3の画素領域23a〜23dにカメラ1a〜1dで撮影
した映像1〜4を投射する。
【0066】映像1〜4は、それぞれレンズ25を介し
て図3の視点1〜4に導かれる。観察者の右目と左目が
それぞれ視点1と2、2と3、または3と4に位置した
場合、正常な立体視が可能となる。
【0067】観察者の右目と左目がそれぞれ隣接する視
点4と1に位置した場合のみ、左右の映像が逆になり逆
視が発生する。すなわち、2眼式の立体表示モニタ43
では1/2の位置で逆視が発生していたのに対し、4眼
式の立体表示モニタ20では1/4の位置でしか逆視が
発生しない。したがって、この立体放送システムによれ
ば、より安定した立体映像を得ることができる。
【0068】図4は、このディジタル立体放送システム
の信号処理方法を示す模式図である。この図に従って、
図1〜図3で示したディジタル立体放送システムの動作
について簡単に説明する。
【0069】被写体30は、4台のインタレース方式対
応カメラ1a〜1dによって4方向から撮影される。カ
メラ1a,1c;1b,1dで生成された映像信号(イ
ンタレースフィールド信号)φ1,φ3;φ2,φ4
は、A/Dコンバータ2a〜2d、フレームメモリ3a
〜3d、書込制御回路4および読出制御回路5によっ
て、それぞれ上下分割立体映像を構成する映像データ
(ノンインタレースフレーム信号)DATA1,DAT
A2に変換される。
【0070】映像データDATA1,DATA2は、M
PEGエンコーダ6a,6bによって圧縮された後、2
チャンネルで伝送され、受信側でMPEGデコーダ7
a,7bによって伸長される。伸長された映像データD
ATA1,DATA2は、フレームメモリ8a〜8d、
書込制御回路9、読出制御回路10およびD/Aコンバ
ータ11a〜11dによって、映像信号φ1〜φ4に変
換される。
【0071】映像信号φ1〜φ4は、立体表示モニタ2
0の液晶プロジェクタ21によって4つの映像1〜4に
変換され、立体映像スクリーン22の拡散スクリーン2
3に投射される。拡散スクリーン23に投射された映像
1〜4は、レンズ状シート24を介して観察者の右目ま
たは左目に導かれる。観察者は、両目の視差効果により
立体映像を見ることができる。
【0072】この実施の形態では、4つの映像信号φ1
〜φ4を伝送して4眼式の立体表示モニタ20で立体映
像を表示するので、2眼式の立体表示モニタ43で立体
映像を表示する場合に比べ、逆視が生じにくくなり、安
定した立体映像が得られる。なお、さらに多くの映像信
号を伝送して多眼式の立体表示モニタで立体映像を表示
すれば、さらに逆視が生じにくくなることは言うまでも
ない。
【0073】[実施の形態2]図5は、この発明の実施
の形態2によるディジタル立体放送システムの受信側の
構成を示す図であって、図2と対比される図である。
【0074】図5を参照して、この立体放送システムが
実施の形態1の立体放送システムと異なる点は、選択回
路12が新たに設けられている点である。選択回路12
は、セレクト信号φSに従って、D/Aコンバータ11
a〜11dで生成された映像信号φ1〜φ4のうちの2
つの映像信号φ1とφ4,φ1とφ3,φ2とφ4,φ
1とφ2,φ2とφ3,またはφ3とφ4を右目用映像
信号φRおよび左目用映像信号φLとして選択し、図5
で示した2眼式の立体表示モニタ43に与える。
【0075】映像信号φ1とφ4を選択した場合は、両
端のカメラ1aと1dで撮影した映像1と4によって立
体映像が表示されるので、強い立体感が得られる。
【0076】映像信号φ1とφ3または映像信号φ2と
φ4を選択した場合は、標準的な角度間隔で配置された
カメラ1aと1cまたは1bと1dで撮影した映像1と
3または2と4によって立体映像が表示されるので、標
準的な立体感が得られる。また、映像信号φ1,φ3お
よび映像信号φ2,φ4のうちのどちらの映像信号を選
択するかによって、被写体を見る方向(右、左)も選択
できる。
【0077】映像信号φ1とφ2,φ2とφ3,または
φ3とφ4を選択した場合は、隣接する2つのカメラ1
aと1b,1bと1c,または1cと1dで撮影した映
像1と2,2と3,または3と4によって立体映像が表
示されるので、弱い立体感が得られる。また、映像信号
φ1とφ2,φ2とφ3,およびφ3とφ4のうちのい
ずれの映像信号を選択するかによって、被写体を見る方
向(右,正面,左)も選択できる。
【0078】他の構成および動作は実施の形態1のディ
ジタル立体放送システムと同じであるので、その説明は
繰返さない。
【0079】この実施の形態では、4つの映像信号φ1
〜φ4を伝送し、それらのうちの2つの映像信号を選択
して2眼式の立体表示モニタ43に表示するので、立体
映像の立体感を3段階で調整することができる。なお、
さらに多くの映像信号を伝送し、それらのうちの2つの
映像を選択して2眼式の立体表示モニタ43に表示すれ
ば、立体感の調整を4段階以上の多段階で調整すること
ができることは言うまでもない。
【0080】[実施の形態3]図6はこの発明の実施の
形態3によるディジタル立体放送システムの送信側の構
成を示すブロック図、図7はその受信側の構成を示すブ
ロック図である。
【0081】図6および図7を参照して、このディジタ
ル立体放送システムが実施の形態1のディジタル立体放
送システムと異なる点は、MPEGエンコーダ6bおよ
びMPEGデコーダ7bが除去され、送信側と受信側の
間の信号の伝送が1チャンネルで行なわれる点である。
【0082】書込制御回路4′は、映像信号1〜4の各
々の水平方向の画素数が半分になるようにA/Dコンバ
ータ2a〜2dの出力信号を間引いて、所定の周波数F
Hでフレームメモリ3a〜3dに書込む。
【0083】読出制御回路5′は、フレームメモリ3a
〜3dの各々から映像信号φ1〜φ4を書込周波数FH
の2倍の周波数2FHで読出す。読出順序は、たとえ
ば、まずフレームメモリ3a,3bから映像信号φ1,
φ2を1ライン分ずつ交互に読出し、次にフレームメモ
リ3c,3dから映像信号φ3,φ4を1ライン分ずつ
交互に読出すものとする。これにより、4つの映像信号
φ1〜φ4は、1フレームのノンインタレースフレーム
信号(映像データDATA)に変換される。
【0084】MPEGエンコーダ6aは、映像データD
ATAを受け、これを符号化(圧縮)する。符号化され
た映像データDATAは、図11および図13で示した
装置・機器により音声信号を多重化されて受信側に伝送
される。
【0085】受信側のMPEGデコーダ7aは、伝送さ
れた信号を復号化(伸長)して映像データDATAを生
成する。書込制御回路9′は、映像データDATAをフ
レームメモリ8a〜8dに所定の書込周波数2FHで書
込む。書込は、送信側で読出された順序と同じ順序で行
なわれる。すなわち、まず映像信号φ1,φ2が1ライ
ン分ずつフレームメモリ8a,8bに交互に書込まれ、
次に映像信号φ3,φ4が1ライン分ずつフレームメモ
リ8c,8dに交互に書込まれる。これにより、1フレ
ームのノンインタレース信号(映像データDATA)
は、4つの映像信号φ1〜φ4に変換される。他の構成
は実施の形態1と同じである。
【0086】図8は、このディジタル立体放送システム
の信号処理方法を示す模式図である。この図に従って、
図6および図7で示したディジタル立体放送システムの
動作について簡単に説明する。
【0087】被写体は、4台のインタレース方式対応カ
メラ1a〜1dによって4方向から撮影される。カメラ
1a〜1dで生成された映像信号φ1〜φ4は、A/D
コンバータ2a〜3d、フレームメモリ3a〜3d、書
込制御回路4′および読出制御回路5′によって、上下
左右分割立体映像を構成する映像データDATAに変換
される。
【0088】映像データDATAは、MPEGエンコー
ダ6aによって圧縮された後1チャンネルで伝送され、
受信側でMPEGデコーダ7aによって復調される。復
調された映像データDATAは、フレームメモリ8a〜
8d、書込制御回路9′、読出制御回路10′およびD
/Aコンバータ11a〜11dによって、映像信号φ1
〜φ4に変換される。
【0089】映像信号φ1〜φ4は、立体表示モニタ2
0の液晶プロジェクタ21によって4つの映像1〜4に
変換されて立体映像スクリーン22の拡散スクリーン2
3に投射される。拡散スクリーン23に投射された映像
1〜4は、レンズ状シート24を介して観察者の右目ま
たは左目に導かれる。観察者は、両目の視差効果により
立体映像を見ることができる。
【0090】この実施例では、実施の形態1と同じ効果
が得られるほか、4つの映像信号φ1〜φ4を1つの映
像データDATAに変換して伝送するので、必要なチャ
ンネル数が少なくて済む。
【0091】なお、この実施の形態でも、図9に示すよ
うに、4つの映像信号φ1〜φ4のうちの2つの映像信
号φ1とφ4,φ1とφ3,φ2とφ4,φ1とφ2,
φ2とφ3,またはφ3とφ4を選択するための選択回
路12を設け、立体感の調整を可能としてもよい。
【0092】また、この実施の形態では、4つの映像信
号1〜4の各々の水平方向の画素数を半分に間引いて上
下左右分割立体映像を構成する映像データDATAを生
成し伝送したが、図10に示すように、4つの映像1〜
4の各々の垂直方向の画素数を半分に間引いて上下4分
割立体映像を構成する映像データDATAを生成し伝送
してもよい。また、5つ以上の多数の映像を撮影し、各
映像の水平方向および垂直方向の両方の画素を間引いて
上下左右多分割立体映像を構成する映像データDATA
を生成し伝送してもよい。
【0093】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明で
は、送信側で被写体を4方向以上の2N方向から撮影し
て第1〜第2Nの映像信号を生成し、第1〜第2Nの映
像信号を2つずつ合成してNチャンネルの映像データを
生成し伝送する。受信側では、Nチャンネルの映像デー
タから第1〜第2Nの映像信号を復元し、第1〜第2N
の映像信号に基づいて被写体の立体映像を表示する。し
たがって、4眼以上の多眼式の立体表示モニタで立体映
像を表示することができ、逆視が生じにくい安定した立
体映像が得られる。
【0094】請求項2に係る発明では、請求項1に係る
発明において復元した第1〜第2Nの映像信号のうちの
いずれか2つを選択し、選択した2つの映像信号に基づ
いて立体映像を表示する。したがって、2つの映像信号
の組合せにより立体映像の立体感を調整することができ
る。
【0095】請求項3に係る発明では、請求項1または
2に係る発明の第1〜第2Nの映像信号は、それぞれイ
ンタレース方式のフィールド信号であり、映像データ
は、ノンインタレース方式のフレーム信号である。この
場合は、2つの映像信号を1チャンネルの映像データに
容易かつ効率よく変換できる。
【0096】請求項4に係る発明では、送信側で被写体
を3方向以上のM方向から撮影して第1〜第Mの映像信
号を生成し、第1〜第Mの映像信号を合成して1チャン
ネルの映像データを生成し転送する。受信側では、1チ
ャンネルの映像データから第1〜第Mの映像信号を復元
し、第1〜第Mの映像信号に基づいて被写体の立体映像
を表示する。したがって、多眼式の立体表示モニタで立
体映像を表示することができ、逆視が生じにくい安定し
た立体映像が得られる。
【0097】請求項5に係る発明では、請求項4に係る
発明において復元した第1〜第Mの映像信号のうちのい
ずれか2つを選択し、選択した2つの映像信号に基づい
て立体映像を表示する。したがって、2つの映像信号の
組合せにより立体映像の立体感を調整することができ
る。
【0098】請求項6に係る発明では、請求項4または
5に係る発明の第1〜第Mの映像信号は、それぞれイン
タレース方式のフィールド信号であり、映像データは、
ノンインタレース方式のフレーム信号である。この場合
は、第1〜第Mの映像信号を1チャンネルの映像データ
に容易かつ効率よく変換できる。
【0099】請求項7に係る発明では、被写体を4方向
以上の2N方向から撮影して第1〜第2Nの映像信号を
生成し、第1〜第Nの映像信号を2つずつ合成してNチ
ャンネルの映像データを生成し伝送する。したがって、
4眼以上の多眼の立体映像を伝送することができ、逆視
が生じにくい立体放送を行なうことができる。
【0100】請求項8に係る発明では、Nチャンネルの
映像データから第1〜第2Nの映像信号を復元し、第1
〜第2Nの映像信号に基づいて被写体の立体映像を表示
する。したがって、4眼以上の多眼式の立体表示モニタ
で立体映像を表示することができ、逆視が生じにくい安
定した立体映像が得られる。
【0101】請求項9に係る発明では、被写体を3方向
以上のM方向から撮影して第1〜第Mの映像信号を生成
し、第1〜第Mの映像信号を合成して1チャンネルの映
像データを生成し伝送する。したがって、多眼の立体映
像を伝送することができ、逆視が生じにくい立体放送を
行なうことができる。
【0102】請求項10に係る発明では、1チャンネル
の映像データから第1〜第Mの映像信号を復元し、第1
〜第Mの映像信号に基づいて被写体の立体映像を表示す
る。したがって、多眼式の立体表示モニタで立体映像を
表示することがで、逆視が生じにくい安定した立体映像
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるディジタル立体
放送システムの送信側の構成を示すブロック図である。
【図2】図1で説明したディジタル立体放送システムの
受信側の構成を示すブロック図である。
【図3】図1で説明したディジタル立体放送システムの
4眼式の立体表示モニタの構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図1〜図3で示したディジタル立体放送システ
ムの信号処理方法を模式的に示す図である。
【図5】この発明の実施の形態2によるディジタル立体
放送システムの受信側の構成を示すブロック図である。
【図6】この発明の実施の形態3によるディジタル立体
放送システムの送信側の構成を示すブロック図である。
【図7】図6で説明したディジタル立体放送システムの
受信側の構成を示すブロック図である。
【図8】図6および図7で示したディジタル立体放送シ
ステムの信号処理方法を模式的に示す図である。
【図9】図6〜図8で示したディジタル立体放送システ
ムの改良例を示すブロック図である。
【図10】図6〜図8で示したディジタル立体放送シス
テムの他の改良例における信号処理方法を模式的に示す
図である。
【図11】2眼式のディジタル立体放送システムの送信
側の構成を示すブロック図である。
【図12】図11に示した送信側フレームメモリ装置の
動作を模式的に示す図である。
【図13】図11で説明した2眼式のディジタル立体放
送システムの受信側の構成を示すブロック図である。
【図14】図13に示した受信側フレームメモリ装置の
動作を模式的に示す図である。
【図15】図13に示した2眼式の立体表示モニタの構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a〜1d インタレース方式対応カメラ 2a〜2d A/Dコンバータ 3a〜3d,8a〜8d フレームメモリ 4,4′,9,9′ 書込制御回路 5,5′,10 読出制御回路 6a,6b MPEGエンコーダ 7a,7b MPEGデコーダ 11a〜11d D/Aコンバータ 12 選択回路 20,43 立体表示モニタ 21,50 液晶プロジェクタ 22,51 立体映像スクリーン 23,52 拡散スクリーン 24,53 レンズ状シート 25,54 レンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯浅 正俊 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 中山 英治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立体映像の放送を行なう立体放送システ
    ムであって、 それぞれが互いに異なる方向から被写体の映像を撮影し
    て第1〜第2N(Nは2以上の整数である)の映像信号
    を出力する第1〜第2Nの撮像手段、 前記第1〜第2Nの映像信号を2つずつ合成してNチャ
    ンネルの映像データを形成する映像処理手段、 前記Nチャンネルの映像データを圧縮、変調して伝送す
    る送信手段、 前記送信手段から伝送されたNチャンネルの映像データ
    を受信して、復調、伸長する受信手段、 前記受信手段で復調、伸長されたNチャンネルの映像デ
    ータを受け、前記第1〜第2Nの映像信号を復元する映
    像復元手段、および前記映像復元手段で復元された第1
    〜第2Nの映像信号に基づいて、前記被写体の立体映像
    を表示する立体映像表示手段を備える、立体放送システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記立体映像表示手段は、 前記映像復元手段で復元された第1〜第2Nの映像信号
    のうちのいずれか2つの映像信号を右目用映像信号およ
    び左目用映像信号として選択する選択手段、および前記
    選択手段で選択された2つの映像信号に基づいて、前記
    被写体の立体映像を表示する立体表示モニタを含む、請
    求項1に記載の立体放送システム。
  3. 【請求項3】 前記第1〜第2Nの映像信号は、それぞ
    れインタレース方式のフィールド信号であり、 前記映像データは、ノンインタレース方式のフレーム信
    号である、請求項1または請求項2に記載の立体放送シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 立体映像の放送を行なう立体放送システ
    ムであって、 それぞれが互いに異なる方向から被写体の映像を撮影し
    て第1〜第M(Mは3以上の整数である)の映像信号を
    出力する第1〜第Mの撮像手段、 前記第1〜第Mの映像信号を合成して1チャンネルの映
    像データを形成する映像処理手段、 前記1チャンネルの映像データを圧縮、変調して伝送す
    る送信手段、 前記送信手段から伝送された1チャンネルの映像データ
    を受信して、復調、伸長する受信手段、 前記受信手段で復調、伸長された1チャンネルの映像デ
    ータを受け、前記第1〜第Mの映像信号を復元する映像
    復元手段、および前記映像復元手段で復元された第1〜
    第Mの映像信号に基づいて、前記被写体の立体映像を表
    示する立体映像表示手段を備える、立体放送システム。
  5. 【請求項5】 前記立体映像表示手段は、 前記映像復元手段で復元された第1〜第Mの映像信号の
    うちのいずれか2つの映像信号を右目用映像信号および
    左目用映像信号として選択する選択手段、および前記選
    択手段で選択された2つの映像信号に基づいて、前記被
    写体の立体映像を表示する立体表示モニタを含む、請求
    項4に記載の立体放送システム。
  6. 【請求項6】 前記第1〜第Mの映像信号は、それぞれ
    インタレース方式のフィールド信号であり、 前記映像データは、ノンインタレース方式のフレーム信
    号である、請求項4または請求項5に記載の立体放送シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 立体映像の放送を行なう立体放送システ
    ムの送信装置であって、 それぞれが互いに異なる方向から被写体の映像を撮影し
    て第1〜第2Nの映像信号を出力する第1〜第2Nの撮
    像手段、 前記第1〜第2Nの映像信号を2つずつ合成してNチャ
    ンネルの映像データを形成する映像処理手段、および前
    記Nチャンネルの映像データを圧縮、変調して伝送する
    送信手段を備える、立体放送システムの送信装置。
  8. 【請求項8】 立体映像の放送を行なう立体放送システ
    ムの受信装置であって、 それぞれが2つの映像信号を含むNチャンネルの映像デ
    ータを受信して、復調、伸長する受信手段、 前記受信手段で復調、伸長されたNチャンネルの映像デ
    ータを受け、前記第1〜第2Nの映像信号を復元する映
    像信号復元手段、および前記映像信号復元手段で復元さ
    れた第1〜第2Nの映像信号に基づいて、前記被写体の
    立体映像を表示する立体映像表示手段を備える、立体放
    送システムの受信装置。
  9. 【請求項9】 立体映像の放送を行なう立体放送システ
    ムの送信装置であって、 それぞれが互いに異なる方向から被写体の映像を撮影し
    て第1〜第Mの映像信号を出力する第1〜第Mの撮像手
    段、 前記第1〜第Mの映像信号を合成して1チャンネルの映
    像データを形成する映像処理手段、および前記1チャン
    ネルの映像データを圧縮、変調して転送する送信手段を
    備える、立体放送システムの送信装置。
  10. 【請求項10】 立体映像の放送を行なう立体放送シス
    テムの受信装置であって、 第1〜第Mの映像信号を含む1チャンネルの映像データ
    を受信して、復調、伸長する受信手段、 前記受信手段で復調、伸長された1チャンネルの映像デ
    ータを受け、前記第1〜第Mの映像信号を復元する映像
    復元手段、および前記映像復元手段で復元された第1〜
    第Mの映像信号に基づいて、前記被写体の立体映像を表
    示する立体映像表示手段を備える、立体放送システムの
    受信装置。
JP9142116A 1997-05-30 1997-05-30 立体放送システム、その送信装置、およびその受信装置 Withdrawn JPH10336699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9142116A JPH10336699A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 立体放送システム、その送信装置、およびその受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9142116A JPH10336699A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 立体放送システム、その送信装置、およびその受信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10336699A true JPH10336699A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15307789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9142116A Withdrawn JPH10336699A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 立体放送システム、その送信装置、およびその受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10336699A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003003751A1 (en) * 2001-06-18 2003-01-09 Karri Palovuori Apparatus based on pulsing for projection of a stereo or multichannel image
US7114809B2 (en) 2001-06-18 2006-10-03 Karri Palovuori Apparatus based on shutter function for projection of a stereo or multichannel image

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003003751A1 (en) * 2001-06-18 2003-01-09 Karri Palovuori Apparatus based on pulsing for projection of a stereo or multichannel image
US7072110B2 (en) 2001-06-18 2006-07-04 Karri Palovuori Apparatus based on pulsing for projection of a stereo or multichannel image
US7114809B2 (en) 2001-06-18 2006-10-03 Karri Palovuori Apparatus based on shutter function for projection of a stereo or multichannel image

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1741621B (zh) 产生立体图像信号的方法和缩放该信号的方法
US20120224025A1 (en) Transport stream structure including image data and apparatus and method for transmitting and receiving image data
US5260773A (en) Color alternating 3-dimensional TV system
EP0306448B1 (en) Method and apparatus for transmitting and receiving 3-dimensional video images
US20120162367A1 (en) Apparatus and method for converting image display mode
KR100319355B1 (ko) 디지탈 방송 시스템
JPS60264194A (ja) 立体テレビジヨンの信号処理方法及びその送受信側装置
CN102804791A (zh) 接收装置、发送装置、通信系统、接收装置控制方法和程序
US20170188007A1 (en) Multi-view image transmitter and receiver and method of multiplexing multi-view image
JPH10257525A (ja) ディジタル放送受信機
JPH10336699A (ja) 立体放送システム、その送信装置、およびその受信装置
US20050175083A1 (en) Stereoscopic video capturing device and dual receiver with viewer for three-dimension display, and method thereof
KR19990060127A (ko) 디지털 방송에서의 입체 영상 송수신 방법 및 장치
JPH11103473A (ja) 立体映像表示装置
KR100752861B1 (ko) 3차원 비디오 영상의 송수신 방법 및 시스템
KR101044952B1 (ko) 영상 송신 및 수신 방법과 장치 및 이의 전송 스트림 구조
JP3129784B2 (ja) 立体映像高能率符号化装置
JP2013021683A (ja) 映像信号処理装置及び映像信号処理方法、映像表示装置及び映像表示方法、並びに映像処理システム
WO2000027132A1 (en) Encoding/decoding of video signal
KR20020054253A (ko) 축소/보간 필터링을 이용한 디지털 입체 영상처리 장치 및그 방법
JPH1023466A (ja) 立体放送システムおよび立体放送方法
KR101086437B1 (ko) 영상 송신 및 수신 방법과 장치 및 이의 전송 스트림 구조
US5552821A (en) Method of and system for stereoscopic television
JPH0795619A (ja) ステレオ映像入出力装置
JPH09331549A (ja) 立体映像信号伝送方法及び立体映像信号処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040803