JPH10329442A - 感熱性画像形成要素及びそれを用いて平版印刷版を作製するための方法 - Google Patents

感熱性画像形成要素及びそれを用いて平版印刷版を作製するための方法

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JPH10329442A
JPH10329442A JP10160023A JP16002398A JPH10329442A JP H10329442 A JPH10329442 A JP H10329442A JP 10160023 A JP10160023 A JP 10160023A JP 16002398 A JP16002398 A JP 16002398A JP H10329442 A JPH10329442 A JP H10329442A
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JP10160023A
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English (en)
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Joan Vermeersch
ジヨアン・ベルメールシユ
Damme Marc Van
マルク・バン・ダメ
Eric Verschueren
エリク・ベルシユエレン
Guy Hauquier
ギ・オキエ
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Agfa Gevaert NV
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理が簡単で、優れた印刷性を有する平版印
刷版を与える感熱性画像形成要素を提供すること。 【解決手段】 本発明に従えば、親水性表面を有する平
版印刷ベース、疎水性熱可塑性ポリマーラテックスを含
む画像形成層及び該画像形成層又はそれに隣接する層中
に存在する光を熱に変換できる化合物を含む感熱性画像
形成要素であって、感熱性画像形成要素が親水性表面を
有する平版印刷ベースと画像形成層の間に障壁層を含
み、該障壁層及び該画像形成層が少なくとも5のpHを
有する水溶液中で除去可能であることを特徴とする感熱
性画像形成要素が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【1.発明の分野】本発明は平版印刷版の作製のための
感熱性材料に関する。本発明はさらに該感熱性材料から
印刷版を作製するための方法に関する。
【0002】
【発明の背景】平版印刷は、そのいくらかの領域が平版
印刷インキを受容することができるが、他の領域は水で
湿らされるとインキを受容しない特別に作られた表面か
らの印刷の方法である。インキを受容する領域は印刷画
像領域を形成し、インキ−反発性領域は背景領域を形成
する。
【0003】写真平版印刷の技術分野において、写真材
料は、露光された領域において(ネガティブ作用性)又
は非露光領域において(ポジティブ作用性)、親水性背
景上で画像通りに油性又は脂性インキに対して受容性と
される。
【0004】表面平版印刷版(surface lit
ho plates)又はプラノグラフィー印刷版(p
lanographic printing plat
es)とも呼ばれる通常の平版印刷版の作製の場合、水
に対して親和性を有するか又は化学的処理によりそのよ
うな親和性を得る支持体に感光性組成物の薄層がコーテ
ィングされる。その目的のためのコーティングにはジア
ゾ化合物、ジクロム酸塩−増感親水性コロイド及び多様
な合成感光性樹脂を含有する感光性ポリマー層が含まれ
る。特にジアゾ−増感系が広く用いられる。
【0005】感光性層が画像通りに露光されると、露光
された画像領域は不溶性となり、非露光領域は溶解性の
ままである。次いで版は適した液を用いて現像され、非
露光領域のジアゾニウム塩又はジアゾ樹脂が除去され
る。
【0006】他方、感光性ではなく、感熱性である画像
形成要素の使用を含む印刷版の作製のための方法は既知
である。印刷版の作製のための上記のような感光性画像
形成要素の特別な欠点は、それを光から遮蔽しなければ
ならないことである。さらにそれらは保存安定性の観点
で感度の問題を有し、それらは比較的低い解像度を示
す。明らかに市場において、感熱性印刷版前駆体に向か
う傾向が見られる。
【0007】例えば、1992年1月のResearc
h Disclosure no.33303は、熱可
塑性ポリマー粒子及び赤外吸収性顔料、例えばカーボン
ブラックを含有する架橋親水性層を支持体上に含む感熱
性画像形成要素を開示している。赤外レーザーに画像通
りに露光することにより、熱可塑性ポリマー粒子が画像
通りに凝析し、それによりこれらの領域において画像形
成要素の表面を、さらなる現像なしでインキ受容性とす
る。この方法の欠点は、得られる印刷版が容易に損傷を
受けることであり、それはそこにいくらかの圧力が加え
られると非−印刷領域がインキ−受容性となり得るから
である。さらに限界的条件下で、そのような印刷版の平
板印刷性能は劣ることがあり、従ってそのような印刷版
はほとんど平版印刷寛容度(lithographic printing lat
itude)を有していない。
【0008】EP−A−514145は、水に不溶性の
熱軟化可能なコア成分及び水性アルカリ性媒体中で溶解
性又は膨潤性のシェル成分を有するコア−シェル粒子を
含有するコーティングを含む感熱性画像形成要素を開示
している。該画像形成要素に画像通りに向けられる赤又
は赤外レーザー光は選ばれた粒子を少なくとも部分的に
凝集させ、画像を形成させ、次いで非−凝集粒子が水性
アルカリ性現像液を用いて選択的に除去される。その後
焼き付け段階が行われる。しかし、そのようにして得ら
れる印刷版の印刷耐久性は低い。
【0009】EP−A−599510は、(i)(1)
水−不溶性熱軟化性成分Aを含む分散相及び(2)水
性、好ましくは水性アルカリ性媒体中で溶解性又は膨潤
性の成分Bから成る結合剤又は連続相を含み、成分A及
びBの少なくとも1つが反応性基又はそのための前駆体
を含んでおり、高められた温度で及び/又は化学線に暴
露すると層の不溶化が起こる層、ならびに(ii)輻射
線を強力に吸収することができ、かくして熱として得る
エネルギーを分散相に転移させ、少なくとも部分的なコ
ーティングの凝集を起こさせる物質がコーティングされ
た基質を含む感熱性画像形成要素を開示している。画像
形成要素を画像通りに照射し、画像通りに照射された版
を現像した後、該版は加熱されるか及び/又は化学線が
照射され、不溶化が行われる。しかしそのようにして得
られる印刷版の印刷耐久性は低い。
【0010】EP−A 625728は、UV−及びI
R−線に感受性である層を含み、ポジティブもしくはネ
ガティブ作用性であることができる画像形成要素を開示
している。この層はレゾール樹脂、ノボラック樹脂、潜
在的ブレンステッド酸及びIR−吸収性物質を含む。該
画像形成要素の照射及び現像により得られる平版印刷版
の印刷結果は劣っている。
【0011】US−P−5,340,699はEP−A
−625728とほとんど同じであるが、ネガティブ作
用性IR−レーザー記録画像形成要素を得るための方法
を開示している。IR−感受性層はレゾール樹脂、ノボ
ラック樹脂、潜在的ブレンステッド酸及びIR−吸収性
物質を含む。該画像形成要素の照射及び現像により得ら
れる平版印刷版の印刷結果は劣っている。
【0012】US−P−4,708,925は、アルカ
リ−可溶性ノボラック樹脂及びオニウム−塩を含有する
感光性組成物を含むポジティブ作用性画像形成要素を開
示している。この組成物は場合によりIR−増感剤を含
有することができる。該画像形成要素をUV−可視−又
は場合によってはIR−線に画像通りに露光し、水性ア
ルカリ液を用いる現像段階が続いた後、ポジティブ作用
性印刷版が得られる。該画像形成要素の照射及び現像に
より得られる平版印刷版の印刷結果は劣っている。
【0013】EP−A−770494及びEP−A 7
70495は、(i)親水性結合剤中に分散された疎水
性熱可塑性ポリマー粒子を含む画像形成層を平版印刷ベ
ースの親水性表面上に、及び(ii)該画像形成層又は
それに隣接する層中に含まれる光を熱に変換できる化合
物を含む画像形成要素を用いて平版印刷版を作製するた
めの方法を開示している。両出願とも、平版印刷ベース
と画像形成層の間に1つ又はそれ以上の中間層を設ける
ことができると開示している。該出願は該中間層が少な
くとも5のpHを有する水溶液に可溶性でなければなら
ないことを開示してはいない。
【0014】GB 1,160,221は、室温で固体
の疎水性熱可塑性ポリマー材料が粒子の形態で挿入さ
れ、熱の作用により水−非透過性とされるか又は実質的
に水−透過性が低くなる水−透過可能な記録層を含む記
録材料を用いる情報の記録法を開示しており、該記録材
料には物質により吸収される強力な電磁線に材料を暴露
することにより加熱されることができ、そのような材料
の領域全体を覆って分布する物質も該ポリマー粒子と熱
伝導的関係で挿入されている。該物質を中間層に挿入す
ることができる。しかし該開示は、該層が少なくとも5
のpHを有する水溶液中で除去可能でなければならない
という事実には沈黙している。実施例は硬膜されたゼラ
チン層さえ開示しており、それは確かに除去できない。
【0015】EP−A−96200972.6は、水不
溶性アルカリ可溶性又は膨潤性樹脂中に分散された疎水
性熱可塑性ポリマー粒子を含む画像形成層及び該画像形
成層又はそれに隣接する層中に存在する光を熱に変換で
きる化合物を平版印刷ベースの親水性表面上に含み、こ
こで該アルカリ膨潤性又は可溶性樹脂がフェノール性ヒ
ドロキシ基及び/又はカルボキシル基を含む感熱性画像
形成要素を開示している。しかし該感熱性画像形成要素
から得られる印刷版はスカミング(scumming)を有するプ
リントを与える。
【0016】開示されているシステムはすべて、現像段
階の後の処理を必要とするか及び/又は印刷性が劣った
平版印刷版を与える。従って、処理が簡単であり、非常
に優秀な印刷性を有する平版印刷版を与える感熱性画像
形成要素がまだ必要である。
【0017】
【3.発明の概略】本発明の目的は、優秀な印刷性を有
する平版印刷版を簡単な方法で作製するための感熱性画
像形成要素を提供することである。
【0018】本発明の他の目的は、該画像形成要素を用
い、高品質のネガティブ作用性平版印刷版を簡単な方法
で得るための方法を提供することである。
【0019】本発明のさらに別の目的は、該画像形成要
素を用い、スカミングのないプリントを与えるネガティ
ブ作用性平版印刷版を簡単な方法で得るための方法を提
供することである。
【0020】本発明のさらなる目的は以下の記載から明
らかになるであろう。
【0021】本発明に従えば、親水性表面を有する平版
印刷ベース、疎水性熱可塑性ポリマーラテックスを含む
画像形成層及び該画像形成層又はそれに隣接する層中に
存在する光を熱に変換できる化合物を含む感熱性画像形
成要素であって、感熱性画像形成要素が親水性表面を有
する平版印刷ベースと画像形成層の間に障壁層を含み、
該障壁層及び該画像形成層が少なくとも5のpHを有す
る水溶液中で除去可能であることを特徴とする感熱性画
像形成要素が提供される。
【0022】本発明に従えば、また、(a)上記の画像
形成要素を光又は熱に画像通り又は情報通りに暴露し、
(b)該暴露された画像形成要素を少なくとも5のpH
を有する水性現像液を用いて現像し、非暴露領域を除去
し、それにより平版印刷版を作製する段階を含む平版印
刷版を得るための方法も提供される。
【0023】
【4.発明の詳細な記述】上記の画像形成要素を用いる
本発明の方法に従い、スカミングのないプリントを与え
る高品質の平版印刷版が得られ得ることが見いだされ
た。さらに正確には、該印刷版が高品質のものであり、
簡単な方法で与えられ、それにより経済的及び生態学的
利益を与えることが見いだされた。
【0024】本発明に従って用いるための画像形成要素
は、好ましくは室温において少なくとも5の水性媒体中
で可溶性である障壁層及び障壁層が溶解される領域上で
除去可能な疎水性熱可塑性ポリマーラテックスを含む画
像形成層を、示されている順序で平版印刷ベースの親水
性表面上に含む。
【0025】障壁層は好ましくは少なくとも6のpHを
有する、より好ましくは少なくとも7のpHを有する水
溶液中で可溶性である。障壁層は好ましくは0.01〜
1g/m2、より好ましくは0.05〜0.5g/m2
範囲の乾燥厚さを有する。
【0026】1つの実施態様の場合、障壁層は少なくと
も10のpHを有する水溶液中でのみ可溶性である。該
アルカリ−可溶性障壁層はアルカリ可溶性結合剤を含
む。この実施態様と関連する画像形成層で用いるために
適したアルカリ可溶性結合剤は、例えば合成ノボラック
樹脂、例えばReichold Hoechstの登録
商標であるALNOVOL及びOxyChemの登録商
標であるDUREZならびに合成ポリビニルフェノール
類、例えばDyna Cyanamidの登録商標であ
るMARUKA LYNCUR Mである。
【0027】この実施態様と関連して用いられるアルカ
リ可溶性結合剤は架橋されていないか又はわずかにしか
架橋されていないのが好ましい。
【0028】他の実施態様の場合、障壁層は少なくとも
5のpHを有する水溶液中ですでに可溶性である。該水
に可溶性の障壁層は少なくとも5のpHを有する水溶液
中で可溶性の結合剤を含む。この実施態様と関連する画
像形成層で用いるための適した水に可溶性の結合剤は、
例えば酸基、好ましくはカルボキシル基を含有するポリ
マーである。該水に可溶性のポリマーは少なくとも2つ
のカルボキシル基を含む化合物と少なくとも部分的に反
応したヒドロキシ基を含有する(コ)ポリマーであるの
がさらに好ましい。ヒドロキシ基を含有する該アルカリ
可溶性ポリマーはアセタール基などの疎水性基も含有す
るのが最も好ましい。該アルカリ可溶性ポリマーの分子
量は好ましくは10,000〜1,000,000、よ
り好ましくは20,000〜300,000の範囲であ
る。
【0029】本発明の障壁層で用いるのに非常に好まし
いポリマーは式Iにより示される構造を有し、ここでn
は50〜78%の範囲であり、mは21〜49%の範囲
であり、pは1〜5%の範囲であり、qは0〜28%の
範囲である。
【0030】
【化1】
【0031】本実施態様と関連して用いられるアルカリ
可溶性結合剤は架橋されていないか又はわずかにしか架
橋されていないのが好ましい。
【0032】本発明の1つの実施態様に従うと、親水性
表面を有する平版印刷ベースは陽極酸化されたアルミニ
ウムであることができる。親水性表面を有する特に好ま
しい平版印刷ベースは電気化学的に研磨され、陽極酸化
されたアルミニウム支持体である。本発明に従うと、陽
極酸化されたアルミニウム支持体を処理してその表面の
親水性を向上させることができる。例えばアルミニウム
支持体を例えば95℃などの高温でケイ酸ナトリウム溶
液を用いてその表面を処理することによりケイ酸塩化す
ることができる。別の場合、リン酸塩処理を適用するこ
とができ、それは酸化アルミニウム表面をリン酸塩溶液
で処理することを含み、リン酸塩溶液はさらに無機フッ
化物を含有していることができる。さらに酸化アルミニ
ウム表面をクエン酸又はクエン酸塩溶液で濯ぐことがで
きる。この処理は室温で行うことができるか又は約30
〜50℃というわずかに高められた温度で行うことがで
きる。さらに興味深い処理は酸化アルミニウム表面を重
炭酸塩溶液で濯ぐことを含む。さらに、酸化アルミニウ
ム表面をポリビニルホスホン酸、ポリビニルメチルホス
ホン酸、ポリビニルアルコールのリン酸エステル、ポリ
ビニルスルホン酸、ポリビニルベンゼンスルホン酸、ポ
リビニルアルコールの硫酸エステル及びスルホン化脂肪
族アルデヒドとの反応により生成するポリビニルアルコ
ールのアセタールを用いて処理することができる。これ
らの後処理の1つ又はそれ以上を単独でか又は組み合わ
せて行うことができることはさらに明らかである。
【0033】本発明と関連する他の実施態様に従うと、
親水性表面を有する平版印刷ベースは柔軟性支持体、例
えば架橋された親水性層が設けられた紙又はプラスチッ
クフィルムを含むことができる。特に適した架橋された
親水性層は、ホルムアルデヒド、グリオキサル、ポリイ
ソシアナート又は加水分解されたテトラ−アルキルオル
トシリケートなどの架橋剤を用いて架橋された親水性結
合剤から得ることができる。後者が特に好ましい。
【0034】親水性結合剤として親水性(コ)ポリマ
ー、例えばビニルアルコール、アクリルアミド、メチロ
ールアクリルアミド、メチロールメタクリルアミド、ア
クリル酸、メタクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレー
ト、ヒドロキシエチルメタクリレートのホモポリマー及
びコポリマーあるいは無水マレイン酸/ビニルメチルエ
ーテルコポリマーを用いることができる。用いられる
(コ)ポリマー又は(コ)ポリマー混合物の親水度は、
少なくとも60重量パーセント、好ましくは80重量パ
ーセントの程度まで加水分解されたポリ酢酸ビニルの親
水度と同じか又はそれより高いのが好ましい。
【0035】架橋剤、特にテトラアルキルオルトシリケ
ートの量は好ましくは親水性結合剤の重量部当たり少な
くとも0.2重量部、好ましくは0.5〜5重量部、よ
り好ましくは1.0重量部〜3重量部である。
【0036】本実施態様に従って用いられる平版印刷ベ
ースの架橋された親水性層は、機械的強度及び層の多孔
度を向上させる物質も含有するのが好ましい。この目的
でコロイドシリカを用いることができる。用いられるコ
ロイドシリカは例えば最高40nm、例えば20nmの
平均粒度を有するコロイドシリカのいずれの商業的に入
手可能な水−分散液の形態であることもできる。さらに
コロイドシリカより大きな寸法の不活性粒子、例えば
J.Colloid and Interface S
ci.,Vol.26,1969,pages 62
to 69に記載されている通りStOeberに従っ
て調製されるシリカあるいはアルミナ粒子あるいは二酸
化チタン又は他の重金属酸化物の粒子である少なくとも
100nmの平均直径を有する粒子を加えることができ
る。これらの粒子の挿入により、架橋された親水性層の
表面に顕微鏡的丘と谷から成る均一な粗いきめが与えら
れ、それは背景領域における水のための保存場所として
働く。
【0037】本実施態様に従う平版印刷ベースの架橋さ
れた親水性層の厚さは0.2〜25μmの範囲内で変化
することができ、1〜10μmが好ましい。
【0038】本発明に従って用いるために適した架橋さ
れた親水性層の特定の例は、EP−A 601240、
GB−P−1419512、FR−P−230035
4、US−P−3971660、US−P−42847
05及びEP−A 514490に開示されている。
【0039】本実施態様と関連する平版印刷ベースの柔
軟性支持体として、プラスチックフィルム、例えば基質
化ポリエチレンテレフタレートフィルム、酢酸セルロー
スフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネート
フィルムなどを用いるのが特に好ましい。プラスチック
フィルム支持体は不透明又は透明であることができる。
【0040】接着促進層が設けられたポリエステルフィ
ルム支持体を用いるのが特に好ましい。本発明に従って
用いるのに特に適した接着促進層は、EP−A 619
524、EP−A 620502及びEP−A 619
525に開示されている通り親水性結合剤及びコロイド
シリカを含む。接着促進層中のシリカの量はm2当たり
200mg〜m2当たり750mgが好ましい。さら
に、シリカ対親水性結合剤の比率は1より高いのが好ま
しく、コロイドシリカの表面積は少なくともグラム当た
り300m2が好ましく、少なくともグラム当たり50
0m2がより好ましい。
【0041】疎水性熱可塑性ポリマーラテックスを親水
性結合剤中に分散させることができる。
【0042】本発明と関連して用いられる親水性結合剤
を含む画像形成層は架橋されていないか又はわずかにし
か架橋されていないのが好ましい。本発明と関連する画
像形成層で用いるのに適した親水性結合剤は水溶性
(コ)ポリマー、例えば合成ホモ−もしくはコポリマ
ー、例えばポリビニルアルコール、ポリ(メタ)アクリ
ル酸、ポリ(メタ)アクリルアミド、ポリヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、ポリビニルメチルエーテ
ル、式Iに従うコポリマーあるいは天然結合剤、例えば
ゼラチン、多糖類、例えばデキストラン、プルラン、セ
ルロース、アラビアゴム、アルギン酸である。
【0043】親水性結合剤は、フェノール性ヒドロキシ
基及び/又はカルボキシル基を有する水不溶性、アルカ
リ可溶性又は膨潤性樹脂であることもできる。
【0044】本発明と関連して用いられる水不溶性、ア
ルカリ可溶性又は膨潤性樹脂はフェノール性ヒドロキシ
基を含むのが好ましい。本発明と関連する画像形成層で
用いるのに適した水不溶性、アルカリ可溶性又は膨潤性
樹脂は、例えば合成ノボラック樹脂、例えばReich
old Hoechstの登録商標であるALNOVO
L及びOxyChemの登録商標であるDUREZなら
びに合成ポリビニルフェノール類、例えばDyno C
yanamidの登録商標であるMARUKALYNC
UR Mである。
【0045】疎水性熱可塑性ポリマーラテックスは結合
剤を含まない水性媒体中に分散されていることもでき
る。
【0046】本発明と関連して用いられる疎水性熱可塑
性ポリマーラテックスは、好ましくは50℃より高い、
より好ましくは70℃より高い凝析温度(coagulation t
emperature)を有する。凝析は、熱の影響下で熱可塑性
ポリマーラテックスが軟化又は溶融することから生じ得
る。熱可塑性疎水性ポリマーラテックスの凝析温度に特
定の上限はないが、温度はポリマーラテックスの分解温
度より十分に低くなければならない。凝析温度は、ポリ
マーラテックスの分解が起こる温度より少なくとも10
℃低いのが好ましい。該ポリマーラテックスが凝析温度
より高い温度に供されると、それらは凝析して疎水性凝
集塊を形成し、これらの部分において疎水性ラテックス
は淡水又は水性液に不溶性となる。
【0047】80℃より高いTgを有する本発明と関連
して用いるための疎水性熱可塑性ポリマーラテックスの
特定の例は、好ましくはポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルカルバゾー
ルなど、それらのコポリマー又は混合物である。用いら
れるのが最も好ましいのはポリスチレン、ポリメチルメ
タクリレート又はそれらのコポリマーである。
【0048】疎水性熱可塑性ポリマーラテックスが結合
剤を含まない水性媒体中に分散される場合、該疎水性熱
可塑性ポリマーラテックスは酸官能基などの水分散性官
能基を含有するのが好ましい。そのような実施態様にお
ける好ましい疎水性熱可塑性ポリマー分散ラテックスは
テレフタル酸又はイソフタル酸のエチレンジグリコール
とのポリマーあるいはテレフタル酸及びイソフタル酸の
エチレンジグリコールとのコポリマーであり、該ポリマ
ー又はコポリマーはスルホイソフタル酸を0.5〜5%
の量で含む。
【0049】疎水性熱可塑性ポリマーの重量平均分子量
は5,000〜1,000,000g/モルの範囲であ
ることができる。
【0050】疎水性熱可塑性ポリマーラテックスは0.
01μm〜50μm、より好ましくは0.05μm〜1
0μm、最も好ましくは0.05μm〜2μmの粒度を
有することができる。
【0051】疎水性熱可塑性ポリマーラテックスは画像
形成層の水性コーティング液中の分散液として存在し、
US−P−3,476,937に開示されている方法に
より調製することができる。熱可塑性ポリマーラテック
スの水性分散液の調製のために特に適した他の方法は: −疎水性熱可塑性ポリマーを水に非混和性の有機溶媒に
溶解し、 −かくして得られる溶液を水又は水性媒体に分散させ、 −蒸発により有機溶媒を除去する ことを含む。
【0052】画像形成層に含有される疎水性熱可塑性ポ
リマーラテックスの量は、該層が親水性結合剤を含有す
る場合、好ましくは20重量%〜65重量%、より好ま
しくは25重量%〜55重量%、最も好ましくは30重
量%〜45重量%である。
【0053】親水性結合剤を含有する場合、画像形成層
は架橋剤も含むことができるが、これは必要ではない。
好ましい架橋剤は、メチロール基を含む低分子量物質、
例えばメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、グリコールウ
リル−ホルムアルデヒド樹脂、チオウレア−ホルムアル
デヒド樹脂、グアナミン−ホルムアルデヒド樹脂、ベン
ゾグアナミン−ホルムアルデヒド樹脂である。複数の該
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂及びグリコールウリル
−ホルムアルデヒド樹脂がCYMEL(Dyno Cy
anamid Co.,Ltd.)及びNIKALAC
(SanwaChemical Co.,Ltd.)の
商品名で商業的に入手可能である。
【0054】画像形成要素はさらに光を熱に変換できる
化合物を含む。光を熱に変換できる適した化合物は赤外
吸収性成分であるのが好ましいが、用いられる化合物の
吸光が画像通りの露光に用いられる光源の波長領域内に
あれば、吸収波長は特に重要ではない。特に有用な化合
物は、例えば色素、特に赤外色素、カーボンブラック、
金属炭化物、ホウ化物、窒化物、炭化窒化物、ブロンズ
−構造酸化物及び構造的にブロンズ群に関連するがA成
分がない酸化物、例えばWO2.9である。導電性ポリマ
ー分散液、例えばポリピロール又はポリアニリンに基づ
く導電性ポリマー分散液を用いることもできる。得られ
る平版印刷性能、特に印刷耐久性は画像形成要素の感熱
性に依存する。これに関し、カーボンブラックが非常に
優れた好ましい結果を与えることが見いだされた。
【0055】本発明と関連する光から熱への変換化合物
は画像形成層に加えられるのが最も好ましいが、光から
熱への変換化合物の少なくとも一部が隣接層に含まれる
こともできる。そのような層は例えば上記で説明された
平版印刷ベースの第2の実施態様に従う平版印刷ベース
の架橋された親水性層であることができる。
【0056】印刷版を得るための本発明の方法に従う
と、画像形成要素は画像通りに露光され、続いて少なく
とも5のpHを有する水溶液を用いて現像される。
【0057】本発明に関連する画像通りの露光は、レー
ザー又はL.E.D.の使用を含む画像通りの走査露光
であるのが好ましい。赤外(IR)及び/又は近赤外で
発光する、すなわち700〜1500nmの波長領域で
発光するレーザーを用いるのが本発明と関連して非常に
好ましい。本発明と関連して用いるのに特に好ましいの
は近赤外で発光するレーザーダイオードである。
【0058】画像通りに露光された画像形成要素を少な
くとも5のpHを有する水溶液で現像し、乾燥した後、
得られる版をそのまま印刷版として用いることができ
る。しかし該版を100℃〜230℃の温度で40分〜
5分の間、焼き付けることもできる。例えば露光され、
現像された版を230℃の温度で5分間、150℃の温
度で10分間又は120℃の温度で30分間焼き付ける
ことができる。
【0059】以下の実施例は本発明を例示するものであ
り、本発明をそこに制限するものではない。すべての部
は、他に特定されなければ重量による。
【0060】
【実施例】
実施例1 平版印刷ベースの製造 厚さが0.20mmのアルミニウム箔を50℃において
5g/lの水酸化ナトリウムを含有する水溶液に沈め、
脱イオン水で濯ぐことにより脱脂した。次いで35℃の
温度及び1200A/m2の電流密度において交流を用
い、4g/lの塩酸、4g/lの硼酸及び5g/lのア
ルミニウムイオンを含有する水溶液中で箔を電気化学的
に研磨し、0.5μmの平均中心線粗さを有する表面ト
ポロジーを形成した。
【0061】脱イオン水で濯いだ後、次いで300g/
lの硫酸を含有する水溶液を用い、60℃において18
0秒間、アルミニウム箔をエッチングし、25℃におい
て30秒間、脱イオン水で濯いだ。
【0062】続いて箔を200g/lの硫酸を含有する
水溶液中で、45℃の温度、約10Vの電圧及び150
A/m2の電流密度において約300秒間、陽極酸化に
供し、3.00g/m2のAl23の陽極酸化フィルム
を形成し、次いで脱イオン水で濯ぎ、ポリビニルホスホ
ン酸(2.2g/m2)を含有する溶液を用いて後処理
した。
【0063】画像形成要素の製造 平版印刷ベース上に最初に、nが70%であり、pが3
%であり、m+qが27%である式Iに従う化合物のメ
チルエチルケトン中の2%溶液を20μmの湿潤厚さ
(0.3g/m2の乾燥重量)でコーティングすること
により本発明の画像形成要素を製造した。その上にカー
ボンブラック(0.06g/m2)ならびにテレフタル
酸(58モル%)、イソフタル酸(40モル%)及びス
ルホイソフタル酸から成るエチレングリコールとのコポ
リマーの水性分散液をコーティングし、該分散された粒
子は67nmの粒度を有した(0.54g/m2)。
【0064】この層はpH=6.3における水性媒体か
らコーティングした。
【0065】比較実施例の場合、第1の層を含まない材
料を製造し;最上層を平版印刷ベース上に直接コーティ
ングした。
【0066】両材料を外部ドラムIR−レーザー画像形
成装置を用いて画像形成し(ダイオードレーザー 83
0nm、ドラムスピード 1m/秒、アドレサビリティ
(adressability) 5000dpi、画
像面における出力レベル 80〜120mW)、pH=
8.3を有する水性現像液(Agfaから商業的に入手
可能なEN144ネガティブ現像液)中で現像した。
【0067】第1の層を含まない材料を用いると、選択
的クリーンアウト(clean−out)は得られなか
った: −光学濃度(macbeth RD918−SB/ブラ
ックフィルター) −画像形成部分:0.46 −非画像形成部分:0.49 第1の層を有する材料を用いると、選択的クリーンアウ
トが得られ、非画像形成部分において完全なクリーンア
ウトが得られた: −光学濃度(macbeth RD918−SB/ブラ
ックフィルター) −画像形成部分:0.42 −非画像形成部分:0.00実施例2 水性分散液(最上層)のpHが8.5である以外は実施
例1に記載されている通りに本発明に従って画像形成要
素を製造した。
【0068】この材料を外部ドラムIR−レーザー画像
形成装置を用いて画像形成し(ダイオードレーザー 8
30nm、ドラムスピード 1m/秒、アドレサビリテ
ィ5000dpi及び200dpi、画像面における出
力レベル 60〜120mW)、pH=8.3を有する
水性現像液(Agfaから商業的に入手可能なEN14
4ネガティブ現像液)中で現像し、さらに現像された版
にゴム溶液を適用し、続いてそれを200℃で2分間焼
き付けた。
【0069】材料は選択的にクリーンアウトされ、非画
像部分において完全にクリーンアウトされた;光学濃度
(macbeth RD918−SB/ブラックフィル
ター): −画像形成部分:0.37 −非画像形成部分:0.00 5000dpiにおいて、画像面における60mW又は
それ以上の出力を用いて画像が得られた。
【0070】200dpiにおいて、画像面における7
0mW又はそれ以上の出力を用いて画像が得られた。
【0071】この版を通常のインキ(AB.Dick
1020)及び湿し液(Rotamatic)を用いて
Heidelberg GTO印刷機上の印刷に用い、
優れたプリント、すなわち非画像形成部分におけるスカ
ミングがなく、画像形成部分においてインキ吸収性が良
いプリントを得た。
【0072】実施例3 水性分散液(最上層)のpHが10である以外は実施例
1に記載されている通りに本発明に従って画像形成要素
を製造した。
【0073】この材料を外部ドラムIR−レーザー画像
形成装置を用いて画像形成し(ダイオードレーザー 8
30nm、ドラムスピード 1m/秒、アドレサビリテ
ィ5000dpi及び200dpi、画像面における出
力レベル 60〜120mW)、pH=8.3を有する
水性現像液(Agfaから商業的に入手可能なEN14
4ネガティブ現像液)中で現像し、さらに現像された版
にゴム溶液(Polychrome PC804ゴム)
を適用し、続いてそれを200℃で2分間焼き付けた。
【0074】材料は選択的にクリーンアウトされ、非画
像部分において完全にクリーンアウトされた;光学濃度
(Macbeth RD918−SB/シアンフィルタ
ー): −画像形成部分:0.31 −非画像形成部分:0.00 5000dpiにおいて、画像面における40mW又は
それ以上の出力を用いて画像が得られた。
【0075】200dpiにおいて、画像面における7
0mW又はそれ以上の出力を用いて画像が得られた。
【0076】この版を通常のインキ(AB.Dick
1020)及び湿し液(Rotamatic)を用いて
Heidelberg GTO印刷機上の印刷に用い、
優れたプリント、すなわち非画像形成部分におけるスカ
ミングがなく、画像形成部分においてインキ吸収性が良
いプリントを得た。
【0077】実施例4 実施例1に記載されている平版印刷ベース上に最初に、
メチルエチルケトン中のAlnovol PN 249
結合剤(91%)及びトリヒドロキシベンゾフェノン
(9%)の1.25%溶液を0.1g/m2の乾燥重量
でコーティングすることにより本発明の画像形成要素を
製造した。その上にカーボンブラック(10%)、ポリ
スチレンラテックス(75%)及びnが70%であり、
pが3%であり、m+qが27%である式Iに従う化合
物の2%水性分散液を0.6g/m2の乾燥重量でコー
ティングした。
【0078】この層はpH=7.0における水性媒体か
らコーティングした。
【0079】材料を内部ドラムIR−レーザー画像形成
装置を用いて画像形成し(NdYAGレーザー 106
0nm、ドラムスピード 367m/秒、アドレサビリ
ティ2400dpi、画像面における出力レベル 6
W)、3部の水を含みpH=13を有する水性現像液
(4部のEN144ネガティブ現像液及び1部のEP3
51Bポジティブ現像液の混合物、両溶液ともAgfa
から商業的に入手可能)中で現像した。
【0080】この材料を用い、選択的クリーンアウトが
得られ、非画像形成部分において完全なクリーンアウト
が得られた:この版を通常のインキ(AB.Dick
1020)及び湿し液(Rotamatic)を用いて
Heidelberg GTO印刷機上の印刷に用い、
優れたプリント、すなわち非画像形成部分におけるスカ
ミングがなく、画像形成部分においてインキ吸収性が良
いプリントを得た。
【0081】実施例5 平版印刷ベースの製造:実施例1に記載されている通り 画像形成要素の製造 平版印刷ベース上に最初に、nが70%であり、pが3
%であり、m+qが27%である式Iに従う化合物のメ
チルエチルケトン中の1.25%溶液を30μmの湿潤
厚さ(0.3g/m2の乾燥重量)でコーティングする
ことにより本発明の画像形成要素を製造した。その上に
カーボンブラック(0.06g/m2)ならびにテレフ
タル酸(58モル%)、イソフタル酸(40モル%)及
びスルホイソフタル酸から成るエチレングリコールとの
コポリマーの水性分散液をコーティングし、該分散され
た粒子は67nmの粒度を有した(0.54g/
2)。
【0082】この層はpH=5.8における水性媒体か
らコーティングした。
【0083】この材料を外部ドラムIR−レーザー画像
形成装置を用いて画像形成し(Ndレーザー 1064
nm、ドラムスピード 1m/秒、アドレサビリティ
200及び5000dpi、画像面における出力レベル
150〜400mW)、水性現像液(Agfaから商
業的に入手可能なEN144ネガティブ現像液、HCl
を用いてpHを6.6に調節)中で現像した。
【0084】これらの材料を用い、選択的クリーンアウ
トが得られ、非画像形成部分において完全なクリーンア
ウトが得られた: −光学濃度(Macbeth RD918−SB/ブラ
ックフィルター) −画像形成部分:0.33 −非画像形成部分:0.00 200及び5000dpiの両方において、画像面にお
ける150mWの出力を用いて画像が得られた。
【0085】この版を通常のインキ(AB.Dick
1020)及び湿し液(Rotamatic)を用いて
Heidelberg GTO印刷機上の印刷に用い、
優れたプリント、すなわち非画像形成部分におけるスカ
ミングがなく、画像形成部分においてインキ吸収性が良
いプリントを得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルク・バン・ダメ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 エリク・ベルシユエレン ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内 (72)発明者 ギ・オキエ ベルギー・ビー2640モルトセル・セプテス トラート27・アグフア−ゲヴエルト・ナー ムローゼ・フエンノートシヤツプ内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親水性表面を有する平版印刷ベース、疎
    水性熱可塑性ポリマーラテックスを含む画像形成層及び
    該画像形成層又はそれに隣接する層中に存在する光を熱
    に変換できる化合物を含む感熱性画像形成要素であっ
    て、感熱性画像形成要素が親水性表面を有する平版印刷
    ベースと画像形成層の間に障壁層を含み、該障壁層及び
    該画像形成層が少なくとも5のpHを有する水溶液中で
    除去可能であることを特徴とする感熱性画像形成要素。
JP10160023A 1997-05-27 1998-05-26 感熱性画像形成要素及びそれを用いて平版印刷版を作製するための方法 Pending JPH10329442A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE97201558.0 1997-05-27
EP97201558 1997-05-27
US09/073,343 US6022667A (en) 1997-05-27 1998-05-06 Heat sensitive imaging element and a method for producing lithographic plates therewith

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