JPH10322669A - 情報信号処理装置及び映像信号処理装置並びに情報信号処理方法 - Google Patents
情報信号処理装置及び映像信号処理装置並びに情報信号処理方法Info
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- JPH10322669A JPH10322669A JP9245656A JP24565697A JPH10322669A JP H10322669 A JPH10322669 A JP H10322669A JP 9245656 A JP9245656 A JP 9245656A JP 24565697 A JP24565697 A JP 24565697A JP H10322669 A JPH10322669 A JP H10322669A
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Abstract
の特殊再生の際に正常な文字情報を出力する。 【解決手段】 ポーズの場合には、ディジタル/NTS
C、PAL変換回路9に入力する映像信号に対して、コ
ントローラ1の制御の下に、非出力コードをエンコード
して、テレビジョン受像器17に出力する。正方向スロ
ーの場合には、1コマ送る際に1ワード文字情報をエン
コードした後は、非出力コードをエンコードする。ラン
ダムアクセスの場合には、バッファメモリを消去した
後、制御コードが送られるまでは非出力コードをエンコ
ードする。
Description
情報及び文字情報を含む情報信号、文字情報を付加され
た映像信号から文字情報を抽出して処理する情報信号処
理装置及び映像信号処理装置並びに情報信号処理方法に
関する。
クの記録層に光学的に記録する光ディスクが提供されて
いる。これら光ディスクとしては、例えば、アナログビ
デオディスク、ビデオCD、デジタルビデオディスク、
いわゆるDVD等を挙げることができる。
は、片面60分の映像と音声をアナログ方式で記録する
直径30cmの光ディスクが知られている。ビデオCD
とは、いわゆるCDをデジタル方式にて映像に対応する
ように拡張した直径12cmの光ディスクである。DV
Dとは、映像及び音声を、片面又は両面に備えられる1
層又は2層の記録層に記録する直径12cmの光ディス
クである。
には、字幕や他の説明文、テキスト等の文字情報に対応
する文字コードが付加、即ち符号化されことがある。こ
れらの文字情報は、該映像がテレビジョン受像器等にお
いて表示画面に表示される際に、画面の一部に表示され
て種々の情報を提供する。このような文字情報又はクロ
ーズド・キャプション(Closed Caption; CC)と言われ
ている。なお、この文字情報は、文字コードと制御コー
ドを含む。上記文字コードの一例としては、いわゆるア
スキーコードがある。
固有の態様にて記録されている。即ち、アナログディス
クにおいては、文字情報は映像信号のブランク期間の第
21ライン及び/又は第284ラインに各々2バイト含
まれている。ビデオCDにおいては、文字情報はアナロ
グディスクと同様に映像信号のブランク期間の第21ラ
イン及び/又は第284ラインに含まれる場合と、映像
信号とは別に文字情報として記録されている場合とがあ
る。DVDにおいては、文字情報は映像情報とは別個に
記録されている。
は、図15中の(a)に示すように、図15中の(b)
に示す通常のラインとは異なり、文字C1及び文字C2
がそれぞれ1バイトで符号化されている。
ビジョン受像器が提供されている。このようなテレビジ
ョン受像器は、映像信号のブランク期間の第21ライン
及び/又は第284ラインに含まれている文字コードを
デコードして、表示画面の一部に文字列として表示する
機能を有する。
有するテレビジョン受像器における文字情報の表示の態
様の一例を示す。このテレビジョン受像器17において
は、第21ラインL21及び/又は第284ラインL2
84に符号化された文字情報は、表示画面17a上の有
効画面の第1行R1から第15行R15に表示されてい
る。
うに、文字情報が映像信号とは別個に記録されている媒
体から読み出した映像及び文字情報を上述の文字多重機
能を有するテレビジョン装置に表示させるためには、該
文字情報を映像信号に符号化する必要がある。
てこの情報信号に処理を行う情報信号処理装置におい
て、第21ラインL21及び/又は第284ラインL2
84に映像に対応する文字情報を符号化した映像信号を
供給している。
ョン受像器においては、再生状態でしか文字情報は表示
することができなかった。また、ランダムアクセスをし
た最初は、文字情報の表示が乱れることがあった。
報は、映像信号のブランク期間の第21ラインL21及
び/又は第284ラインL284に文字コードとして符
号化されているので、プレイのように一連の映像が順に
送られる再生の態様においては、文字情報は映像に対応
して正常に表示される。
は、該映像に対応する文字情報の一部分や、直前に再生
していた該映像に対応する文字情報の一部分が表示され
る。また、ポーズにおいては、該画像に対応する文字情
報の一部分が繰り返して表示される。正方向スロー及び
逆方向スローにおいても、文字情報の一部分が一定の回
数繰り返して表示される。
対応する文字情報の文字コード符号化によると、ランダ
ムアクセス、ポーズ、正方向スロー、逆方向スロー等の
特殊再生の際に、文字情報が正常に表示されないといっ
た問題があった。
るものであって、特殊再生の場合にも、文字情報を正常
に表示する映像信号を与える情報信号処理装置及び映像
信号処理装置並びに情報信号処理方法を提供することを
目的とする。
めにこの発明に係る情報信号処理装置は、少なくとも映
像信号と文字情報とを含む情報信号から文字情報の文字
コードを抽出する抽出手段と、該文字情報を映像信号に
付加、即ち符号化する付加手段と、上記付加手段を制御
し、特殊再生時には文字情報を制御コードに書き換える
制御手段とを備えるものである。
上記付加手段は、上記映像信号のブランキング期間内の
第21ラインL21及び/又は第284ラインL284
に上記文字情報を付加するものである。
は、上記特殊再生がポーズの場合には、上記制御コード
は非出力コードであり、上記付加手段は、上記特殊再生
が正方向スローの場合は、映像を1コマ送る際に該映像
信号に文字情報を1ワード付加した後は、非出力コード
を付加するものである。
は、該文字情報に制御コードが2個続いて現れる場合に
は、2番目の制御コードは送らず、上記特殊再生がラン
ダムアクセスの場合には、上記付加手段は、バッファに
蓄積された文字情報を消去する制御コードを付加するも
のである。
係る映像信号処理装置は、上記文字情報を書き換える文
字情報書き換え手段と、上記文字情報書き換え手段を制
御し、特殊再生時には文字情報の文字コードを制御コー
ドに書き換える制御手段を備えるものである。
係る情報信号処理方法は、少なくとも映像信号と文字情
報とを含む情報信号から文字情報を抽出する工程と、該
文字情報を映像信号に付加する工程と、特殊再生時には
文字情報の文字コードを制御コードに書き換える工程と
を備えるものである。
おいては、上記付加手段は、上記映像信号のブランキン
グ期間内の第21ラインL21及び/又は第284ライ
ンL284に上記文字情報を付加するものである。
は、上記特殊再生がポーズの場合には、上記制御コード
は非出力コードであり、上記特殊再生が正方向スローの
場合は、上記付加手段は、映像を1コマ送る際に該映像
信号に文字情報を1ワード付加する後は、非出力コード
を付加するものである。
情報に制御コードが2個続いて現れる場合には、2番目
の制御コードは送らず、上記特殊再生がランダムアクセ
スの場合には、上記付加手段は、バッファに蓄積された
文字情報を消去する制御コードを付加し、該文字情報に
制御コードが現れてから文字情報を映像信号に付加する
ものである。
理装置及び映像信号処理装置並びに情報信号処理方法の
実施の形態を図面を参照して説明する。
信号処理装置は、図1に示すように、光ディスク1から
RF信号を再生するピックアップ2と、このピックアッ
プ2により再生されたRF信号が供給されこのRF信号
の2値化処理等をするRF回路3と、RF回路3からの
再生データが供給されエラー訂正等のデコード処理をす
るデータデコーダ4と、データデコーダ4によりデコー
ド処理がされた再生データを主映像圧縮データ,副映像
圧縮データ及び音声圧縮データに振り分けるデマルチプ
レクサ5とを備える。
を伸張するビデオデコーダ6と、上記副映像圧縮データ
を伸張して主映像データと合成する副映像デコーダ7
と、上記音声圧縮データを伸張するオーディオデコーダ
8と、副映像デコーダ7からの主映像データと副映像デ
ータが合成された映像データが供給されNTSC信号又
はPAL信号に変換するデジタル/NTSC,PAL変
換回路(以下、単にNTSC変換回路という。)9と、
オーディオデコーダ8からのオーディオデータが供給さ
れアナログ信号に変換するデジタル/アナログ変換回路
(以下、単にD/A変換回路という。)10とを備え
る。
回路3,データデコーダ4,デマルチプレクサ5,ビデ
オデコーダ6,副映像デコーダ7,オーディオデコーダ
8,NTSC変換回路9及びA/D変換回路10を制御
するコントローラ11と、このコントローラ11とユー
ザーの操作入力を媒介するユーザーインターフェース1
2と、コントローラ11のデータ記憶部となるメモリ1
3とを備える。
用,追記型,書換型等のDVDディスク及びDVD−V
IDEOディスクを再生する。
信号を再生してRF回路3に供給する。
び2値化等をしてデジタルデータとその同期信号等を生
成する。このRF回路3により生成されたデジタルデー
タ等は、データデコーダ4に供給される。
成されたデジタルデータに基づきデータの復調や誤り訂
正等の処理を行う。データデコーダ4により復調等がさ
れたデジタルデータは、デマルチプレクサ5に供給され
る。
G2のフォーマットにおけるシステムヘッダや、パック
ヘッダ等に含まれるパラメータ情報やDVDフォーマッ
トにおけるナビゲーションパック(Navigation Pack;NV
_PCK)に含まれる所定の情報等を検出する。この検出し
たパラメータ情報等は、データデコーダ4からコントロ
ーラ11に供給される。
データの出力段にトラックバッファ4aを有している。
このトラックバッファ4aによりデータデコーダ4とデ
マルチプレクサ5の処理速度の違いが吸収される。
によりエラー訂正のデコード処理等がされたデジタルデ
ータを、主映像圧縮データと、副映像圧縮データと、音
声圧縮データとに分割する。
2の方式で圧縮された映像データであり、例えばDVD
のフォーマットにおけるビデオストリーム(Video stre
am)である。副映像圧縮データとは、主映像に合成され
る字幕画像等のデータであり、例えば、DVDのフォー
マットにおけるサブピクチャストリーム(Sub-picture
stream)である。音声圧縮データとは、MPEG2等の
方式で圧縮等された音声データであり、DVDのフォー
マットにおけるオーディオストリーム(Audiostream)
である。
をビデオデコーダ6に供給し、副映像圧縮データを副映
像デコーダ7に供給し、音声圧縮データをオーディオデ
コーダ8に供給する。
復号処理を行い、この復号処理により伸張化された主映
像データを生成する。このビデオデコーダ6は、復号処
理を行うために3画面分のメモリを有している。すなわ
ち、MPEG2のフォーマットにおけるIピクチャ(In
tra 符号化画像),Pピクチャ(Predictive符号化画
像),Bピクチャ(Bidirectionally 符号化画像)を復
号してビデオデコーダ6のメモリに格納し、さらに、こ
の復号された各ピクチャをこのメモリ上から出力する。
なお、このメモリは、3画面分に限らず、これ以上の容
量があってもよい。ビデオデコーダ6は、生成した主映
像データを副映像デコーダ7に供給する。
復号処理を行い、この復号処理をした副映像データをビ
デオデコーダ6から供給された主映像データに合成し
て、映像データを生成する。すなわち、副映像デコーダ
7は、副映像データとして再生される字幕画像等を主映
像と合成する。なお、この副映像デコーダ7は、副映像
データが無い場合には、主映像データをそのまま映像デ
ータとして出力する。副映像デコーダ7は、生成した映
像データをNTSC変換回路9に供給する。
の復号処理を行い、伸張した音声データを生成する。す
なわち、オーディオデコーダ8は、音声圧縮データがM
PEG2のフォーマットで圧縮されていれば、これに対
応した伸張処理をして、音声データを生成する。なお、
この音声データがこのMPEG2のフォーマットの他
に、PCM等のフォーマットで符号化されたものであれ
ば、これに対応した復号処理を行う。オーディオデコー
ダ8は、生成した音声データをA/D変換回路10に供
給する。
タルデータからNTSCやPAL等のテレビジョン信号
に変換して出力する。この出力をモニタ等に供給するこ
とにより、ユーザーが記録媒体1から再生した映像を視
聴することができる。
ある音声データをアナログの音声データに変換して出力
する。この出力をスピーカ等に供給することにより、ユ
ーザーが記録媒体1から再生した映像を視聴することが
できる。
F回路3,データデコーダ4,デマルチプレクサ5,ビ
デオデコーダ6,副映像デコーダ7,オーディオデコー
ダ8,NTSC変換回路9及びA/D変換回路10の制
御を行う。
ネルやリモートコントローラであるユーザーインターフ
ェース12を介して操作入力がされ、この操作入力に基
づき各回路の制御を行う。
各制御データ等を記憶させ、メモリ13が記憶したデー
タに基づき各回路の制御を行う。
示すように、ビデオオブジェクトセット(Video Object
Set; VOBS)単位で主映像データ,副映像データ,音声
データを管理する。このVOBSは、例えば、映画の1
作品等の単位となる。このVOBSは、複数のビデオオ
ブジェクト(Video Object;VOB)から構成されている。
このVOBは、各データがディスク上に1群として記録
されている単位である。また、このVOBSは、複数の
セル(Cell)で構成されている。このCellは、例え
ば映画における1シーンや1カット等の単位となり、1
つのCellが数分から10数分という時間の単位であ
る。また、DVDでは、例えば、1つの映画を複数のス
トーリー展開で見ることができるマルチストーリといっ
たフォーマットやいわゆるペアレンタルロック(parent
al lock )といわれる暴力シーンなどの教育上好ましく
ないシーンをとばしたりする機能を備えており、このよ
うな機能は、このCellの組み合わせにより作成され
る。
ニット(Video Object Unit;VOBU)により構成されてい
る。このVOBUは、動画像で0.4から1.2秒の単
位であり、このVOBUの中にMPEG2のフォーマッ
トにおける複数のGOP(Group Of Pictures)が含ま
れることになる。
を有するパックであるナビゲーションパックNV_PC
Kと、主映像を有するパックであるビデオパック(Vide
o Pack;V_PCK)と、音声データを有するパックであるオ
ーディオパック(Audio Pack; A_PCK)と、副映像デー
タを有するパックであるサブピクチャパック(SubPictu
re Pack;SP_PCK)とにより構成されている。このビデオ
パックV_PCK、オーディオパックA_PCK、サブ
ピクチャパックSP_PCKは、それぞれMPEG2等
のフォーマットで圧縮されて記録媒体1上に記録されて
いる。
対応関係を説明する。テレビジョン受像器17の表示画
面17aに表示される映像は、映像信号における図中F
1〜F8で示されるフィールドに対応している。映像信
号は、これら一連のフィールドから構成され、プレイの
ような通常の再生時においては、表示画面17aの映像
は、フィールドを単位として順に表示されていく。
ラインによって構成されるが、このライン全てが有効画
面に対応しているのではなく、一部は画面に表示されな
いブランク期間に対応している。
ク期間に相当するので、このラインには映像以外の情報
を書き込む余地がある。そこで、この第21ラインL2
1には、文字情報として2バイトの文字コードが符号化
される。
イトの該文字情報が表示されている。即ち、“Hi!
Jon.”等は各1バイトのアスキー(ascii )コード
であり、“Flip”は2バイトの制御コードである。
この“Flip”の意味については後述する。
ける“Hi”、(b)における“Hi! ”、(c)お
ける“Hi! Jon.”に示されているように、映像
信号の各フィールドについて、順に復号されてバッファ
に蓄積される。
図5中の(a)に示すように、テレビジョン受像器17
の表示画面17aの映像の一部に表示される。図中の文
字情報は、一方の人物が他方の人物に“Hi! Jo
n.”と挨拶している場面である。
ンドウ17b中に表示させ、さらにこのウインドウ17
bを、図5中の(b)に示すように、表示画面17aに
表示させることもできる。
17の表示画面17aに映像に対応して文字情報を正常
に表示させるような映像信号を生成する情報信号処理方
法を説明する。
常の再生時においては、映像信号のフィールドは、F
1、F2、F3と、順に送られていく。そして、各フィ
ールドには、文字情報が符号化されている。
の(b)に示すように、途中で1コマ送られているのを
除くと、同一のフィールドF1又はF2が繰り返して送
られている。このような場合、各フィールドに対応する
文字情報をそのまま符号化すると、これらのフィールド
が繰り返し送られることに応じて該文字情報が繰り返し
表示されることになる。
信号に符号化する文字情報に一定の処理を施すことが必
要になる。即ち、フィールドに対応する文字情報を初回
のみ符号化し、以後はフィールドが変更されない限り非
出力コード“NOP”を送ることにする。
力コード“NOP”は、2バイト(1ワード)分の幅を
取っているが、1バイトのコードとすることもできる。
フィールドを1進める場合には、同じく図6中の(b)
に示すように、変更されたフィールドに文字情報を符号
化し、以後の同じフィールドが続く限り非出力コード
“NOP”を符号化することにする。
める際、テレビジョン受像器17の表示画面17aに文
字情報が重複して表示されることを回避することができ
る。
向スローについて説明する。通常の再生であるプレイに
おいては、図7中の(a)に示すように、映像信号のフ
ィールドは順に1コマづつ送られる。
(b)に示すように、同じフィールドが例えば4回繰り
返されている。このような場合には、フィールドに対応
する文字情報が繰り返して表示されることがないよう
に、2回目以降の該フィールドの文字情報には非出力コ
ード“NOP”を符号化している。
るための制御コードは、2バイトであり、1フィールド
に1つの制御コードが送られる。このような制御コード
は、フォーマットにより2回連続して送ってもよいとさ
れているが、文字多重デコーダの例では、2回目の制御
コードは無視するようになっている。
コードの後に、非出力コードを出力し、その後に2回目
の制御コードを出力すると、誤動作が生じる虞れがあ
る。そこで、2回目の制御コード、正確には偶数番目の
制御コードは送らないようにする。
番目の制御コードはデコーダでは無視されるようになっ
ているので、一旦非出力コード“NOP”をエンコード
しているので、連続する同一制御コードとデコーダは認
識しないためである。
連の文字情報の途中から表示されるので、表示が乱れる
虞れがある。そこで、バッファのメモリをクリアすると
共に、新たな制御コードが送られるまで、文字情報の表
示を禁止している。
共に、“表示メモリ消去”制御コードを第21ラインL
21及び/又は第284ラインL284に符号化する。
続いて、第1チャンネル及び第2チャンネル共に“非表
示メモリ消去”制御コードを第21ラインL21及び/
又は第284ラインL284に符号化する。そして、第
1チャンネル及び第2チャンネル共に、“テキスト再ス
タート”制御コードを第21ラインL21及び/又は第
284ラインL284に符号化する。上記チャンネルに
ついては後述する。
いずれかのチャンネルの制御コードが発見されるまで、
第21ラインL21及び/又は第284ラインL284
にエンコードしないようにする。こうすることにより不
完全な表示をさせないようにする。
文字情報に制御コードが現れてから文字情報を映像信号
に付加、即ち符号化することにより、不完全な乱れた表
示を防止することができる。
ィールドに符号化される文字情報のチャンネルについて
説明する。
ルドを単位とし、このフィールドの2個(以下、第1の
フィールド、第2のフィールドという。)一組で1フレ
ームとなる。このフレームは、映像信号の1周期に対応
している。
1と、第284ラインL284は、それぞれ上記第1の
フィールド及び第2のフィールドのブランク期間に対応
している。
連の文字情報が毎フィールド送られるものとして説明し
たが、実際の文字多重フォーマットにおいては、第1の
フィールドと第2のフィールドとで異なるチャンネルの
文字情報を転送している。即ち、フィールドと文字情報
との関係は、図8に示すようになる。
第1のフィールドに対応する第21ラインL21と、F
2、F4、F6等の第2のフィールドに対応する第28
4ラインL284に対して独立に符号化することができ
る。また、例えば第1のフィールドであっても、フィー
ルドによって文字情報CC1、文字情報CC2のような
異なったチャンネルの文字情報を符号化することができ
る。
フィールドに符号化できる文字情報等のチャンネルにつ
いて説明する。
ネルとしては、図9に示すように、文字情報CC1、文
字情報CC2、テキストT1、テキストT2の内から2
個を選択することができる。第2のフィールドに対応す
る第2のチャンネルとしては、文字情報CC3、文字情
報CC4、テキストT3、テキストT4、拡張データE
DSの内から2個を選択することができる。
テキストがマルチプレクスされて構成されている。そし
て各チャンネルの識別子を持った制御コードの後に続く
実際の文字データは、そのチャンネルのデータであり、
それは別のチャンネルの制御コードが現れるまで続く。
テキストT1、テキストT2の中で使用されることのな
いことが予め分かっている場合は、消去のための制御コ
ードをエンコードする順番を変えて、その使われること
のないチャンネルの制御コードのエンコードを最後に行
うことでも、同様に不完全な表示をさせないようにする
ことができる。
御コードをエンコードする場合、それぞれの制御コード
のエンコードはどのような順番で行ってもよい。
蓄積せずに順に表示する態様である。ランダムアクセス
の際にはテキストの表示が乱れないように、再スタート
コード(Start Text command)が与えられる。この再ス
タートコードが与えられると、表示されているテキスト
は一旦消去される。
コード等の通常のコード以外に拡張されたデータであ
る。
に蓄えられた後で、表示画面17aに表示される。この
装置には、上記の4チャンネルの文字情報に対応して、
文字情報を納めるバッファも、図10に示すように、4
チャンネル備えられている。
バッファ22は文字情報CC2に、バッファ23は文字
情報CC3に、バッファ24は文字情報CC4にそれぞ
れ対応している。
ファから構成されている。これらの2個のバッファは、
一方がバッファの内容が表示画面17aに表示される表
示バッファとなり、他方は、表示されない非表示バッフ
ァとなっている。
されていて、この蓄積が終わると、非表示バッファは表
示バッファに切り換えられる。この切り換えは、制御コ
ード“Flip”にてなされる。
字情報に係る方法信号処理の一連の工程を、図11のフ
ローチャートを参照して説明する。
ターフェース12から、ポーズ命令がコントローラ11
に発行される。即ち、ユーザが与えるポーズの指示は、
ユーザインターフェース12を経由してコントローラ1
に伝えられる。この作業が終了すると、ステップS10
2に進む。
ローラ11は、ビデオデコーダ6、副映像デコーダ7、
オーディオデコーダ8をポーズさせる。これにより、映
像情報等の流れが停止する。この作業が終了すると、ス
テップS103に進む。
ーダのポーズしたことが確認されたら、コントローラ1
1は、NTSCエンコーダ9の文字情報をエンコードブ
ロックへ、第21ラインL21、第284ラインL28
4とともに非出力コードを与える。これにより、文字情
報の表示は実質的に抑制される。これらの作業が終了す
ると、ステップS104に進む。
報エンコードブロックは、第21ラインL21と第28
4ラインL284に非出力コードをエンコード(符号
化)する。これによって、映像信号の1周期が生成され
た。この作業が終了すると、この一連の工程を終了す
る。
映像情報等の流れが停止され、映像情報には非出力コー
ドが符号化される。
の工程を、図12に示すフローチャートを参照して説明
する。
ターフェース12から、1コマ送り命令がコントローラ
11に発行される。即ち、ユーザの指示は、ユーザイン
ターフェース12を経由してコントローラ1に伝えられ
る。そして、次のステップS202に進む。
ローラ11は、ビデオデコーダ6、副映像デコーダ7、
オーディオデコーダ8を1コマ分進ませる。即ち、映像
信号の1フィールドに対応する作業が行われ、これに続
くステップS203に進む。
21ラインL21にエンコードさせるデータが、直前に
第21ラインL21にエンコードしたデータであり、か
つ、それらはコントロールコード(制御コード)である
という条件によって分岐する。この条件を満たす場合に
は、“YES”としてステップS205に進み、この条
件を満足しない場合には“NO”としてステップS20
4に進む。
ラ11は、NTSCエンコーダ9の文字情報エンコード
ブロックへ次に表示させるデータを与え、次のステップ
S206に進む。
ラ11は、NTSCエンコーダ9の文字情報エンコード
ブロックへの非出力コードを与える。そして、次のステ
ップS204に進む。
4ラインL286にエンコード(符号化)させるデータ
が直前に第284ラインL284にエンコードしたデー
タと同じであり、かつ、それらは制御コードであるとい
う条件によって分岐する。この条件を満たす場合には、
“YES”としてステップS207に進み、この条件を
満足しない場合には、“NO”としてステップS208
に進む。
ラ11はNTSCエンコーダ9の文字情報エンコードブ
ロックへ次に出力させるデータを与え、この一連の工程
を終了する。
ラ11は、NTSCエンコーダ9の文字情報エンコード
ブロックへの非出力コードを与える。そして、ステップ
S207に進む。
の工程においては、第21ラインL21及び第284ラ
インL284に直前に符号化した文字情報が制御コード
である場合に二重に送らないようにしている。そして、
これ以外の場合には文字情報を送っている。
を、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
するときの処理を行う。この処理を終えると、ステップ
S302に進む。
ーを続けるという条件によって分岐する。そして、この
条件を満たす場合には、“YES”として、ステップS
303に進む。この条件を満足しない場合には、“N
O”として、この一連の工程を終了する。
つ。そして、この一定時間が経過すると、ステップS3
01に進む。
常のプレイに一定時間待つステップS303が加わった
ことが異なっている。
あるプレイを開始した場合の、情報信号処理方法に係る
一連の工程を、図14に示すフローチャートを参照して
説明する。
ラ11は、NTSCエンコーダ9にCC1、CC2、C
C3、CC4、T1、T2、T3、T4の文字情報を消
去するそれぞれの制御コードを加える。そして、次のス
テップS402に進む。
情報データは第21ラインL21用のデータであるとい
う条件によって分岐する。即ち、この条件を満たす場合
には、“YES”としてステップS403に進む。この
条件を満足しない場合には、“NO”としてステップS
406に進む。
ンL21用文字情報データにおいて、ランダムアクセス
後における再生開始以来制御コードはなく、かつ、つぎ
にエンコード(符号化)すべきデータは制御コードでな
いという条件によって分岐する。即ち、この条件を満た
す場合には、“YES”としてステップS404に進
む。この条件を満足しない場合には、“NO”としてス
テップS405に進む。
ラ11は、NTSCエンコーダ9に非出力コードを与え
る。この作業が終了すると、ステップS406に進む。
ラ11は、NTSCエンコーダ9に次にエンコードすべ
きデータを与える。この作業が終了すると、ステップS
406に進む。
インL284用文字情報データにおいて、ランダムアク
セス後における再生開始以来制御コードはなく、かつ、
つぎにエンコードすべきデータは制御コードでないとい
う条件によって分岐する。即ち、この条件を満たす場合
には、“YES”としてステップS407に進む。この
条件を満足しない場合には、“NO”としてステップS
408に進む。
ラ11は、NTSCエンコーダ9に非出力コードを与え
る。この作業が終了すると、ステップS403に進む。
ラ11は、NTSCエンコーダ9に次にエンコードすべ
きデータを与える。この作業が終了すると、ステップS
403に進む。
の手順においては、文字情報が中途から表示されると脈
絡がなくなることがあるので、文字情報の区切りとなる
制御コードが現れてから、文字情報を出力するものであ
る。
ジタル映像情報信号の場合のみならず、アナログ映像信
号にも適用することができる。
映像信号を処理する映像信号処理装置に本発明を適用す
る場合には、上記文字情報を書き換える文字情報書き換
え手段と、上記文字情報書き換え手段を制御し、特殊再
生時には文字情報の文字コードを制御コードに書き換え
る制御手段を備えるようにすればよい。
ブランキング期間内の第21ラインL21及び/又は第
284ラインL284上に文字情報を付加するものであ
る。
御コードは非出力コードとする。上記特殊再生が正方向
スローの場合は、上記付加手段は、映像を1コマ送る際
に該映像信号に文字情報を1ワード付加した後は、非出
力コードを付加するようにする。該文字情報に制御コー
ドが2個続いて現れる場合には、2番目の制御コードは
送らない。さらに、上記特殊再生がランダムアクセスの
場合には、上記付加手段は、バッファに蓄積された文字
情報を消去する制御コードを付加し、該文字情報の制御
コードが現れるまでは、非出力コードを付加するもので
ある。
処理装置及び映像信号処理装置並びに情報信号処理方法
は、通常の再生時のみならず、スロー、ポーズ、ランダ
ムアクセス等の特殊再生時においても、文字多重機能を
有するテレビジョン受像器の表示画面に、映像に対応す
る文字情報が正常に表示されるような映像信号を供給す
る。
に対応する文字情報を表示しながら特殊再生を行うこと
ができるので、操作者の負担を軽減し、作業の効率を向
上させる。
構成を示すブロック図である。
るDVD−VIDEOディスクのデータ構造を示すデー
タ構造図である。
報との関係を示すタイミングチャートである。
式的に示す図である。
面に表示される、文字情報が重畳された映像を示す図で
ある。
との関係を示すタイミングチャートである。
字情報との関係を示すタイミングチャートである。
関係を示すタイミングチャートである。
字情報の種類を示す図である。
図である。
の手順を示すフローチャートである。
理方法の一連の手順を示すフローチャートである。
の一連の手順を示すフローチャートである。
の手順を示すフローチャートである。
である。
表示画面に表示されるテキスト又は文字情報との関係を
模式的に示す図である。
コーダ、7 副映像デコーダ、8 オーディオデコー
ダ、9 ディジタル/NTSC,PAL変換回路、17
テレビジョン受像器
Claims (15)
- 【請求項1】 少なくとも映像信号と文字情報とを含む
情報信号から文字情報を抽出する抽出手段と、 該文字情報を映像信号に付加する付加手段と、 上記付加手段を制御し、特殊再生時には文字情報の文字
コードを制御コードに書き換える制御手段とを備えるこ
とを特徴とする情報信号処理装置。 - 【請求項2】 上記付加手段は、上記映像信号のブラン
キング期間内の第21ライン及び/又は第284ライン
上に文字情報を付加することを特徴とする請求項1記載
の情報信号処理装置。 - 【請求項3】 上記特殊再生がポーズの場合には、上記
制御コードは非出力コードであることを特徴とする請求
項1記載の情報信号処理装置。 - 【請求項4】 上記特殊再生が正方向スローの場合は、
上記付加手段は、映像を1コマ送る際に該映像信号に文
字情報を1ワード付加した後は、非出力コードを付加す
ることを特徴とする請求項1記載の情報信号処理装置。 - 【請求項5】 該文字情報に制御コードが2個続いて現
れる場合には、2番目の制御コードは送らないことを特
徴とする請求項1記載の情報信号処理装置。 - 【請求項6】 上記特殊再生がランダムアクセスの場合
には、上記付加手段は、バッファに蓄積された文字情報
を消去する制御コードを付加することを特徴とする請求
項1記載の情報信号処理装置。 - 【請求項7】 上記特殊再生がランダムアクセスの場合
には、該文字情報に制御コードが現れてから文字情報を
映像信号に付加することを特徴とする請求項1記載の情
報信号処理装置。 - 【請求項8】 文字情報が付加された映像信号を処理す
る映像信号処理装置において、 上記文字情報を書き換える文字情報書き換え手段と、 上記文字情報書き換え手段を制御し、特殊再生時には文
字情報の文字コードを制御コードに書き換える制御手段
とを備えることを特徴とする映像信号処理装置。 - 【請求項9】 少なくとも映像信号と文字情報とを含む
情報信号から文字情報を抽出する工程と、 該文字情報を映像信号に付加する工程と、 特殊再生時には文字情報を制御コードに書き換える工程
とを備えることを特徴とする情報信号処理方法。 - 【請求項10】 上記映像信号のブランキング期間内の
第21ライン及び/又は第284ラインに文字情報を付
加することを特徴とする請求項9記載の情報信号処理方
法。 - 【請求項11】 上記特殊再生がポーズの場合には、上
記制御コードは非出力コードであることを特徴とする請
求項9記載の情報信号処理方法。 - 【請求項12】 上記特殊再生が正方向スローの場合
は、上記付加手段は、映像を1コマ送る際に該映像信号
に文字情報を1ワード付加した後は、非出力コードを付
加することを特徴とする請求項9記載の情報信号処理方
法。 - 【請求項13】 該文字情報に制御コードが2個続いて
現れる場合には、2番目の制御コードは送らないことを
特徴とする請求項9記載の情報信号処理方法。 - 【請求項14】 上記特殊再生がランダムアクセスの場
合には、上記付加手段は、バッファに蓄積された文字情
報を消去する制御コードを付加することを特徴とする請
求項9記載の情報信号処理方法。 - 【請求項15】 上記特殊再生がランダムアクセスの場
合には、該文字情報に制御コードが現れてから文字情報
を映像信号に付加することを特徴とする請求項9記載の
情報信号処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24565697A JP3948068B2 (ja) | 1997-03-20 | 1997-09-10 | 情報信号処理装置及び情報信号処理方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-85933 | 1997-03-20 | ||
JP8593397 | 1997-03-20 | ||
JP24565697A JP3948068B2 (ja) | 1997-03-20 | 1997-09-10 | 情報信号処理装置及び情報信号処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10322669A true JPH10322669A (ja) | 1998-12-04 |
JP3948068B2 JP3948068B2 (ja) | 2007-07-25 |
Family
ID=26426946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24565697A Expired - Fee Related JP3948068B2 (ja) | 1997-03-20 | 1997-09-10 | 情報信号処理装置及び情報信号処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3948068B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010007374A (ko) * | 1999-06-14 | 2001-01-26 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 디지털방송시스템 및 디지털비디오 기록재생장치 |
WO2005002224A1 (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-06 | Fujitsu Limited | 字幕等の情報を含むビデオ信号の処理回路 |
-
1997
- 1997-09-10 JP JP24565697A patent/JP3948068B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010007374A (ko) * | 1999-06-14 | 2001-01-26 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 디지털방송시스템 및 디지털비디오 기록재생장치 |
WO2005002224A1 (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-06 | Fujitsu Limited | 字幕等の情報を含むビデオ信号の処理回路 |
CN100397890C (zh) * | 2003-06-27 | 2008-06-25 | 富士通株式会社 | 包含字幕等信息的视频信号的处理电路 |
US7460182B2 (en) | 2003-06-27 | 2008-12-02 | Fujitsu Limited | Circuit for processing video signal including information such as caption |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3948068B2 (ja) | 2007-07-25 |
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