JPH10319829A - 模擬地震動作成方法及び装置並びに模擬地震動作成プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

模擬地震動作成方法及び装置並びに模擬地震動作成プログラムを記録した記録媒体

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JPH10319829A
JPH10319829A JP17536597A JP17536597A JPH10319829A JP H10319829 A JPH10319829 A JP H10319829A JP 17536597 A JP17536597 A JP 17536597A JP 17536597 A JP17536597 A JP 17536597A JP H10319829 A JPH10319829 A JP H10319829A
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Toshio Honma
俊雄 本間
Yoshio Takasaki
芳夫 高崎
Hideyuki Murayama
秀幸 村山
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Fujita Corp
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Fujita Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造物の設計者が敷地地盤に適合した模擬地
震動の作成及び該模擬地震動作成に必要なデータ及びサ
イト位置の入力設定操作を容易に行う。 【解決手段】 模擬地震動を作成する際に、地域の表示
地図上に構造物のサイト位置をサイト位置入力手段18
の緯度・経度入力手段、市町村名入力手段、郵便番号入
力手段、地図クリック表示手段の1つで入力し、サイト
位置に対する歴史地震/活断層の検索条件を検索条件入
力手段22で入力して検索条件に合った歴史地震/活断
層を検索し、この検索歴史地震/活断層から1つを選択
してデータを設定し、解析/断層/破断パラメータ及び
基盤模擬地震動パラメータを基に基盤模擬地震動生成手
段32で基盤模擬地震動を生成し、生成した地震動結果
及び地盤物性入力手段20で入力された地盤物性を基に
構造物の建設予定地に対する模擬地震動を建設予定地模
擬地震動生成手段34で生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、模擬地震動を作成
する方法および装置並びに模擬地震動作成プログラムを
記録した記録媒体に関し、特に実際の地震動の特性を反
映する数学的なモデルを用いて人工的に地震動を作成す
る方法および装置並びに模擬地震動作成プログラムを記
録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、構造物の動的な耐震設計を行うに
際しては、その敷地地盤に生じるであろう地震動を人工
的に作成し、この模擬地震動を入力地震動として、構造
物の応答を計算し、この計算結果から構造物を構成する
各部材を設計するようにしている。
【0003】従来、このような構造物の動的な耐震設計
に用いられる模擬地震動の作成方法としては、概ね次の
ような手順で行われる。すなわち、まず構造物を建設し
ようとする敷地を中心とする、例えば半径100km範
囲の歴史地震をオペレータが収集した資料から選び出
し、この選び出した歴史地震または活断層から構造物を
建設しようとする敷地に大きな影響を及ぼすと考えられ
る歴史地震をピックアップし、次いでピックアップした
歴史地震または活断層の中で、実際に地震動を推定する
ための歴史地震または活断層を資料を見ながら決定す
る。その後、歴史地震または活断層による基盤入射波地
震動を、すなわち、対象とする歴史地震のマグニチュー
ドと震源距離、または対象とする活断層の各パラメータ
から基盤入波の速度応答スペクトルを、例えば「小林啓
美による作成手法」に基づいて作成する。しかる後、選
ばれた入力地震を地盤モデルに与えて波動伝播解析する
ことにより、敷地表面或は任意地層の模擬地震動を作成
する。ここで、出力されるデータとしては、最大加速度
・最大速度・最大変位、波形応答スペクトル、せん断ひ
ずみ分布、剛性・減衰・せん断波速度の変化、伝達関数
などある。また、模擬地震動の作成に際しては、地震基
盤までの敷地の地盤をモデル化するために、敷地周辺地
盤構造の文献調査に基づき敷地周辺の地表数十メートル
から数キロメートルの地盤構造を仮定したり、敷地地盤
の調査結果を基に地表数十メートルまでの表層地盤の層
の厚さ、せん断波速度、密度、減衰定数、層のせん断ひ
ずみとせん断剛性比、減衰の関係を設定したりして、地
表から地震基盤までを含めた敷地地盤の地盤モデルを作
成する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の模擬地震動作成法は通常、コンピュータを用いて
行われるため、この模擬地震動作成の実行に先立って地
震動を推定するための歴史地震を資料を見ながら、対象
とする地震のマグニチュードと震源距離の各パラメータ
や地盤モデル作成のためのデータなどをからキーボード
等を操作することによりいちいち入力する必要がある。
従って、このような方式では、模擬地震動作成に必要な
各種データの入力に多くの時間と手間がかかってしまう
ほか、入力ミスが生じ易い。しかも、従来の模擬地震動
作成法は、その操作手順が複雑であるため、専門の技術
者でないと構造物の敷地地盤における実際の地震動の特
性を反映させた模擬地震動を正確に作成し評価すること
ができない。
【0005】また、昨今のように地震に対する構造物の
強度が問題になってきている現状では、構造物を建設す
る敷地地盤に生じるであろう地震動を人工的に作成し、
この模擬地震動を入力地震動として構造物の応答を計算
し、この計算結果から構造物を構成する各部材を設計し
ようとする場合、専門の技術者にのみ構造物の敷地地盤
に適合する模擬地震動の作成を依頼しているのでは、多
くの時間と経費がかかり、かつ多くの需要に対応でき
ず、従って、構造物の設計者が敷地地盤に適合した模擬
地震動を簡便に作成できることが望まれている。
【0006】本発明の目的は、上記のような問題を解決
し、構造物の設計者が敷地地盤に適合した模擬地震動の
作成及び該模擬地震動作成に必要なデータの入力設定操
作とサイト位置の入力操作を時間をかけずに容易に、か
つミスなく行うことができる模擬地震動作成装置及び装
置並びに模擬地震動作成プログラムを記録した記録媒体
を提供することにある。
【0007】本発明は上記目的を達成するため、実際の
地震動の特性を反映する数学的なモデルを用いて人工的
に地震動を作成する模擬地震動作成方法であって、表示
装置に表示された地域選択画面から構造物の建設地域を
選択して該地域の地図を前記表示装置に表示する表示地
域選択ステップと、前記表示地域選択ステップで選択さ
れた地域の表示地図上に構造物のサイト位置を入力する
サイト位置入力ステップと、前記サイト位置入力ステッ
プで入力されたサイト位置の地盤の物性データを入力す
る地盤物性入力ステップと、前記サイト位置を中心とす
る所定半径内にある歴史地震及び活断層の少なくとも一
方の検索条件を入力する歴史地震/活断層検索条件入力
ステップと、前記歴史地震/活断層検索条件入力ステッ
プで入力した検索条件に合った歴史地震/活断層を記憶
手段から検索し、該検索した歴史地震/活断層の位置を
前記表示装置に選択表示された地域の表示地図上にマー
ク表示する歴史地震/活断層表示ステップと、前記表示
地図上にマーク表示された歴史地震/活断層のうちから
前記サイト位置に関係すると推定される歴史地震/活断
層を選択して該歴史地震/活断層のデータを記憶手段か
ら選択し設定するデータ選択ステップと、前記データ選
択ステップで選択した歴史地震/活断層データに関係す
る基盤波作成用のパラメータを入力するパラメータ入力
ステップと、前記データ選択ステップで選択した歴史地
震/活断層データに対応して基盤模擬地震動の包絡曲線
の波形パラメータ、スペクトル計算周期及び時間刻みと
計算収束のための位相に関する基盤模擬地震動パラメー
タを入力する基盤模擬地震動パラメータ入力ステップ
と、前記パラメータ入力ステップで入力したパラメータ
と前記基盤模擬地震動パラメータ入力ステップで入力し
た基盤模擬地震動パラメータを基に基盤模擬地震動を生
成する基盤模擬地震動生成ステップと、前記基盤模擬地
震動生成ステップで生成された地震動結果及び前記地盤
物性入力ステップで入力された地盤物性を基に構造物の
建設予定地に対する模擬地震動を生成する建設予定地模
擬地震動生成ステップを含み、前記サイト位置入力ステ
ップは、サイト位置指定法を選択するための「緯度経度
入力」、「市町村名入力」、「地図クリック」、「郵便
番号入力」に関する選択項目の少なくとも1つを前記表
示装置の表示地図上にウインド表示するサイト位置選択
メニュー表示ステップと、前記サイト位置選択メニュー
表示ステップで表示された「緯度経度入力」の項目をク
リックすることによりサイト位置の緯度・経度を入力す
るための入力画面を前記表示装置の画面に表示し、該表
示画面上の記入領域にサイト位置の緯度・経度を入力し
て前記表示装置に表示されている表示地図上にサイト位
置をマーク表示するとともに該サイト位置の緯度・経度
を数値表示する緯度・経度入力ステップ、前記サイト位
置選択メニュー表示ステップで表示された「市町村名入
力」の項目をクリックすることによりサイト位置を入力
するための所在県及び市町村名を前記表示装置の画面に
表示し、該表示画面上の所在県及び市町村名をクリック
することにより前記表示装置に表示されている表示地図
上にサイト位置をマーク表示するとともに該サイト位置
の緯度・経度を数値表示する市町村名入力ステップ、前
記サイト位置選択メニュー表示ステップで表示された
「地図クリック」の項目をクリックした後前記表示装置
に表示されている表示地図上のサイト位置をクリックす
ることにより該サイト位置をマーク表示するとともに該
サイト位置の緯度・経度を数値表示する地図クリック表
示ステップ、前記サイト位置選択メニュー表示ステップ
で表示された「郵便番号入力」の項目をクリックするこ
とによりサイト位置の郵便番号を入力するための入力画
面を前記表示装置の画面に表示し、該表示画面上の記入
領域にサイト位置の郵便番号を入力して前記表示装置に
表示されている表示地図上にサイト位置をマーク表示す
るとともに該サイト位置の緯度・経度を数値表示する郵
便番号入力ステップの少なくとも1つを含むことを特徴
とする。
【0008】本発明はまた、前記データ選択ステップで
選択設定される歴史地震/活断層データは、歴史地震の
時は震央距離・震源距離・マグニチュード・震源深さ・
最大基盤速度であり、活断層の時は活断層の確実度・活
動度・断層長さ・平均震央速度・最大基盤速度・推定マ
グニチュードである。本発明はまた、前記パラメータ入
力ステップで入力されるパラメータは、歴史地震の時は
マグニチュード及び震源距離であり、活断層の時は断層
長さ・断層幅・マグニチュード・変位量・立ち上がり時
間・伝播速度・破壊速度・断層上端深さ・断層傾斜角・
震源距離・断層との角度に関する断層パラメータと、活
断層の長さ方向及び幅方向の分割数と破壊開始点に関す
る破壊パラメータである。本発明はまた、前記表示地域
選択ステップは、全国ブロックと全国を複数の地域ブロ
ックに分割して前記表示装置に表示する選択地域表示ス
テップと、前記選択地域表示ステップで表示されたブロ
ックの1つをクリックすることにより該ブロックに対応
する地図データを地図データ記憶手段から読み出して前
記表示装置に表示する地図表示ステップと、前記地図表
示ステップにより表示装置に表示された地図上に模擬地
震動生成のためのサイト位置入力、地盤物性入力、検
索、データ選択、パラメータ入力、模擬地震動生成及び
模擬地震波生成の各操作メニューをウインド表示する操
作メニュー表示ステップとを含むものである。本発明は
また、前記歴史地震/活断層・活断層検索条件入力ステ
ップにおける歴史地震/活断層の検索条件は、歴史地震
の場合、前記表示装置に表示された入力画面上の震央距
離の上下限値、震源距離の上下限値、マグニチュードの
上下限値、最大基盤速度の上下限値を入力することによ
り設定され、活断層の場合、前記表示装置に表示された
入力画面上の断層長さの上下限値、平均震央距離の上下
限値、マグニチュードの上下限値、最大基盤速度の上下
限値を入力することにより設定されるものである。本発
明はまた、前記データ選択ステップで選択設定される歴
史地震/活断層データは、前記検索条件に応じ前記記憶
手段から読み出して前記表示装置の画面に表示した歴史
地震/活断層リスト中の1つの歴史地震/活断層名をク
リックすることにより設定され、該歴史地震/活断層名
に対応する地図上のマークの表示を変化させることを特
徴とする。本発明はまた、前記データ選択ステップで選
択設定される歴史地震/活断層データは、前記表示装置
に表示された地図上のマーク中の1つをクリックするこ
とにより設定され、該クリックされたマークの表示を変
化させると同時に前記検索条件に応じ前記記憶手段から
読み出して前記表示装置の画面に表示した歴史地震/活
断層リスト中の前記マークに対応する1つの歴史地震/
活断層名をマーキングすることを特徴とする。本発明は
また、前記基盤模擬地震動生成ステップは、前記基盤模
擬地震動パラメータ入力ステップで入力した基盤模擬地
震動の包絡曲線波形パラメータを基に時刻歴波形の包絡
曲線を生成して表示する時刻歴波形グラフ表示ステップ
と、前記包絡曲線波形パラメータと基盤模擬地震動パラ
メータを基に基盤の速度応答スペクトル波形を生成し表
示する速度グラフ表示ステップと、前記包絡曲線波形パ
ラメータと基盤模擬地震動パラメータを基に基盤の応答
波形を生成し表示する加速度グラフ表示ステップとを含
むものである。
【0009】また、本発明は、実際の地震動の特性を反
映する数学的なモデルを用いて人工的に地震動を作成す
る模擬地震動作成装置であって、表示装置と、地図デー
タを記憶する地図データ記憶手段と、過去に発生した歴
史地震及び存在する活断層データを記憶する歴史地震/
活断層データ記憶手段と、前記表示装置に表示された地
域選択画面から構造物の建設地域を選択し、該地域の地
図データを前記地図データ記憶手段から読み出して前記
表示装置に表示する表示地域選択手段と、前記表示地域
選択手段で選択された地域の表示地図上に構造物のサイ
ト位置を入力するサイト位置入力手段と、前記サイト位
置入力手段で入力されたサイト位置の地盤の物性データ
を入力する地盤物性入力手段と、前記サイト位置を中心
とする所定半径内にある歴史地震及び活断層の少なくと
も一方の検索条件を入力する歴史地震/活断層検索条件
入力手段と、前記歴史地震/活断層検索条件入力手段で
入力した検索条件に合った歴史地震/活断層を前記歴史
地震/活断層データ記憶手段から検索し、該検索した歴
史地震/活断層の位置を前記表示装置に選択表示された
地域の表示地図上にマーク表示する歴史地震/活断層表
示手段と、前記表示地図上にマーク表示された歴史地震
/活断層のうちから前記サイト位置に関係すると推定さ
れる歴史地震/活断層を選択して該歴史地震/活断層の
データを記憶手段から選択し設定するデータ選択手段
と、前記データ選択ステップで選択した歴史地震/活断
層データに関係する基盤波作成用のパラメータを入力す
るパラメータ入力手段と、前記データ選択手段で選択し
た歴史地震/活断層データに対応して基盤模擬地震動の
包絡曲線の波形パラメータ、スペクトル計算周期及び時
間刻みと計算収束のための位相に関する基盤模擬地震動
パラメータを入力する基盤模擬地震動パラメータ入力手
段と、前記パラメータ入力手段で入力したパラメータと
前記基盤模擬地震動パラメータ入力手段で入力した基盤
模擬地震動パラメータを基に基盤模擬地震動を生成する
基盤模擬地震動生成手段と、前記基盤模擬地震動生成手
段で生成された地震動結果及び前記地盤物性入力手段で
入力された地盤物性を基に構造物の建設予定地に対する
模擬地震動を生成する建設予定地模擬地震動生成手段を
含み、前記サイト位置入力手段は、サイト位置指定法を
選択するための「緯度経度入力」、「市町村名入力」、
「地図クリック」、「郵便番号入力」に関する選択項目
の少なくとも1つを前記表示装置の表示地図上にウイン
ド表示するサイト位置選択メニュー表示手段と、前記サ
イト位置選択メニュー表示手段で表示された「緯度経度
入力」の項目をクリックすることによりサイト位置の緯
度・経度を入力するための入力画面を前記表示装置の画
面に表示し、該表示画面上の記入領域にサイト位置の緯
度・経度を入力して前記表示装置に表示されている表示
地図上にサイト位置をマーク表示するとともに該サイト
位置の緯度・経度を数値表示する緯度・経度入力手段、
前記サイト位置選択メニュー表示手段で表示された「市
町村名入力」の項目をクリックすることによりサイト位
置を入力するための所在県及び市町村名を前記表示装置
の画面に表示し、該表示画面上の所在県及び市町村名を
クリックすることにより前記表示装置に表示されている
表示地図上にサイト位置をマーク表示するとともに該サ
イト位置の緯度・経度を数値表示する市町村名入力手
段、前記サイト位置選択メニュー表示手段で表示された
「地図クリック」の項目をクリックした後前記表示装置
に表示されている表示地図上のサイト位置をクリックす
ることにより該サイト位置をマーク表示するとともに該
サイト位置の緯度・経度を数値表示する地図クリック表
示手段、前記サイト位置選択メニュー表示手段で表示さ
れた「郵便番号入力」の項目をクリックすることにより
サイト位置の郵便番号を入力するための入力画面を前記
表示装置の画面に表示し、該表示画面上の記入領域にサ
イト位置の郵便番号を入力して前記表示装置に表示され
ている表示地図上にサイト位置をマーク表示するととも
に該サイト位置の緯度・経度を数値表示する郵便番号入
力手段の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0010】本発明はまた、前記データ選択手段で選択
設定される歴史地震/活断層データは、歴史地震の時は
震央距離・震源距離・マグニチュード・震源深さ・最大
基盤速度であり、活断層の時は活断層の確実度・活動度
・断層長さ・平均震央速度・最大基盤速度・推定マグニ
チュードである。本発明はまた、前記パラメータ入力手
段で入力されるパラメータは、歴史地震の時はマグニチ
ュード及び震源距離であり、活断層の時は断層長さ・断
層幅・マグニチュード・変位量・立ち上がり時間・伝播
速度・破壊速度・断層上端深さ・断層傾斜角・震源距離
・断層との角度に関する断層パラメータと、活断層の長
さ方向及び幅方向の分割数と破壊開始点に関する破壊パ
ラメータである。本発明はまた、前記表示地域選択手段
は、全国ブロックと全国を複数の地域ブロックに分割し
て前記表示装置に表示する選択地域表示手段と、前記選
択地域表示手段で表示されたブロックの1つをクリック
することにより該ブロックに対応する地図データを地図
データ記憶手段から読み出して前記表示装置に表示する
地図表示手段と、前記地図表示手段により表示装置に表
示された地図上に模擬地震動生成のためのサイト位置入
力、地盤物性入力、検索、データ選択、パラメータ入
力、模擬地震動生成及び模擬地震波生成の各操作メニュ
ーをウインド表示する操作メニュー表示手段とを含むも
のである。本発明はまた、前記歴史地震/活断層・活断
層検索条件入力手段における歴史地震/活断層の検索条
件は、歴史地震の場合、前記表示装置に表示された入力
画面上の震央距離の上下限値、震源距離の上下限値、マ
グニチュードの上下限値、最大基盤速度の上下限値を入
力することにより設定され、活断層の場合、前記表示装
置に表示された入力画面上の断層長さの上下限値、平均
震央距離の上下限値、マグニチュードの上下限値、最大
基盤速度の上下限値を入力することにより設定されるも
のである。本発明はまた、前記データ選択手段で選択設
定される歴史地震/活断層データは、前記検索条件に応
じ前記記憶手段から読み出して前記表示装置の画面に表
示した歴史地震/活断層リスト中の1つの歴史地震/活
断層名をクリックすることにより設定され、該歴史地震
/活断層名に対応する地図上のマークの表示を変化させ
ることを特徴とする。本発明はまた、前記データ選択手
段で選択設定される歴史地震/活断層データは、前記表
示装置に表示された地図上のマーク中の1つをクリック
することにより設定され、該クリックされたマークの表
示を変化させると同時に前記検索条件に応じ前記記憶手
段から読み出して前記表示装置の画面に表示した歴史地
震/活断層リスト中の前記マークに対応する1つの歴史
地震/活断層名をマーキングすることを特徴とする。本
発明はまた、前記基盤模擬地震動生成手段は、前記基盤
模擬地震動パラメータ入力手段で入力した基盤模擬地震
動の包絡曲線波形パラメータを基に時刻歴波形の包絡曲
線を生成して表示する時刻歴波形グラフ表示手段と、前
記包絡曲線波形パラメータと基盤模擬地震動パラメータ
を基に基盤の速度応答スペクトル波形を生成し表示する
速度グラフ表示手段と、前記包絡曲線波形パラメータと
基盤模擬地震動パラメータを基に基盤の応答波形を生成
し表示する加速度グラフ表示手段とを含むものでる。
【0011】また、本発明は、実際の地震動の特性を反
映する数学的なモデルを用いて人工的に地震動を作成す
るプログラムを記録した記録媒体であって、表示装置に
表示された地域選択画面から構造物の建設地域を選択し
て該地域の地図を前記表示装置に表示する表示地域選択
ステップと、前記表示地域選択ステップで選択された地
域の表示地図上に構造物のサイト位置を入力するサイト
位置入力ステップと、前記サイト位置入力ステップで入
力されたサイト位置の地盤の物性を入力する地盤物性入
力ステップと、前記サイト位置を中心とする所定半径内
にある歴史地震及び活断層の少なくとも一方の検索条件
を入力する歴史地震/活断層検索条件入力ステップと、
前記歴史地震/活断層検索条件入力ステップで入力した
検索条件に合った歴史地震/活断層を記憶手段から検索
し、該検索した歴史地震/活断層の位置を前記表示装置
に選択表示された地域の表示地図上にマーク表示する歴
史地震/活断層表示ステップと、前記表示地図上にマー
ク表示された歴史地震/活断層のうちから前記サイト位
置に関係すると推定される歴史地震/活断層を選択して
該歴史地震/活断層のデータを記憶手段から選択し設定
するデータ選択ステップと、前記データ選択ステップで
選択した歴史地震/活断層データに関係する基盤波作成
用のパラメータを入力するパラメータ入力ステップと、
前記データ選択ステップで選択した歴史地震/活断層デ
ータに対応して基盤模擬地震動の包絡曲線の波形パラメ
ータ、スペクトル計算周期及び時間刻みと計算収束のた
めの位相に関する基盤模擬地震動パラメータを入力する
基盤模擬地震動パラメータ入力ステップと、前記パラメ
ータ入力ステップで入力したパラメータと前記基盤模擬
地震動パラメータ入力ステップで入力した基盤模擬地震
動パラメータを基に基盤模擬地震動を生成する基盤模擬
地震動生成ステップと、前記基盤模擬地震動生成ステッ
プで生成された地震動結果及び前記地盤物性入力ステッ
プで入力された地盤物性を基に構造物の建設予定地に対
する模擬地震動を生成する建設予定地模擬地震動生成ス
テップをコンピュータに実行させるためのプログラムを
記録し、更に前記サイト位置入力ステップにおいて、サ
イト位置指定法を選択するための「緯度経度入力」、
「市町村名入力」、「地図クリック」、「郵便番号入
力」に関する選択項目の少なくとも1つを前記表示装置
の表示地図上にウインド表示するサイト位置選択メニュ
ー表示ステップと、前記サイト位置選択メニュー表示ス
テップで表示された「緯度経度入力」の項目をクリック
することによりサイト位置の緯度・経度を入力するため
の入力画面を前記表示装置の画面に表示し、該表示画面
上の記入領域にサイト位置の緯度・経度を入力して前記
表示装置に表示されている表示地図上にサイト位置をマ
ーク表示するとともに該サイト位置の緯度・経度を数値
表示する緯度・経度入力ステップ、前記サイト位置選択
メニュー表示ステップで表示された「市町村名入力」の
項目をクリックすることによりサイト位置を入力するた
めの所在県及び市町村名を前記表示装置の画面に表示
し、該表示画面上の所在県及び市町村名をクリックする
ことにより前記表示装置に表示されている表示地図上に
サイト位置をマーク表示するとともに該サイト位置の緯
度・経度を数値表示する市町村名入力ステップ、前記サ
イト位置選択メニュー表示ステップで表示された「地図
クリック」の項目をクリックした後前記表示装置に表示
されている表示地図上のサイト位置をクリックすること
により該サイト位置をマーク表示するとともに該サイト
位置の緯度・経度を数値表示する地図クリック表示ステ
ップ、前記サイト位置選択メニュー表示ステップで表示
された「郵便番号入力」の項目をクリックすることによ
りサイト位置の郵便番号を入力するための入力画面を前
記表示装置の画面に表示し、該表示画面上の記入領域に
サイト位置の郵便番号を入力して前記表示装置に表示さ
れている表示地図上にサイト位置をマーク表示するとと
もに該サイト位置の緯度・経度を数値表示する郵便番号
入力ステップの少なくとも1つをコンピュータに実行さ
せるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0012】本発明の模擬地震動作成方法及び記録媒体
に記録した模擬地震動作成プログラムでは、表示地域選
択ステップで選択された地域の表示地図上に構造物のサ
イト位置をサイト位置選択メニュー表示ステップでサイ
ト位置指定法を選択するための「緯度経度入力」、「市
町村名入力」、「地図クリック」、「郵便番号入力」に
関する選択項目の少なくとも1つを表示装置の表示地図
上にウインド表示し、このウインド表示された「緯度経
度入力」の項目をクリックすることにより緯度・経度入
力ステップでサイト位置の緯度・経度入力画面を表示装
置の画面に表示するとともに該表示画面上の記入領域に
サイト位置の緯度・経度を入力することで表示地図上に
サイト位置をマーク表示すると同時に該サイト位置の緯
度・経度を数値表示し、また、ウインド表示された「市
町村名入力」の項目をクリックすることにより市町村名
入力ステップでサイト位置の所在県及び市町村名入力画
面を表示装置の画面に表示するとともに該表示画面上の
所在県及び市町村名をクリックすることで表示地図上に
サイト位置をマーク表示すると同時に該サイト位置の緯
度・経度を数値表示し、また、ウインド表示された「地
図クリック」の項目をクリックして地図クリック表示ス
テップを動作させた後、表示地図上のサイト位置をクリ
ックすることにより該サイト位置をマーク表示すると同
時に該サイト位置の緯度・経度を数値表示し、また、ウ
インド表示された「郵便番号入力」の項目をクリックす
ることにより郵便番号入力ステップでサイト位置の郵便
番号入力画面を表示装置の画面に表示するとともに該表
示画面上の記入領域にサイト位置の郵便番号を入力する
ことで表示地図上にサイト位置をマーク表示すると同時
に該サイト位置の緯度・経度を数値表示する。次いで、
地盤物性入力ステップでは、上記指定したサイト位置の
地盤の物性データを入力し保存する。次に指定したサイ
ト位置を中心とする所定半径内にある歴史地震/活断層
の検索条件を歴史地震/活断層検索条件入力ステップで
入力して、該検索条件に合った歴史地震/活断層を検索
し、歴史地震/活断層表示ステップでは、検索した歴史
地震/活断層の位置を選択表示された地域の表示地図上
にマーク表示し、データ選択ステップでは、マーク表示
された歴史地震/活断層のうちからサイト位置に関係す
る歴史地震/活断層を選択して、該歴史地震/活断層に
よる地震動生成に関係するデータを設定する。そしてパ
ラメータ入力ステップでは、歴史地震/活断層データに
関係する基盤波作成用パラメータを入力し、基盤模擬地
震動パラメータ入力ステップでは、基盤模擬地震動の包
絡曲線の波形パラメータ、スペクトル計算周期及び時間
刻みと計算収束のための位相に関する基盤模擬地震動パ
ラメータを入力する。次いで、基盤模擬地震動生成ステ
ップでは、入力した基盤波作成用のパラメータと基盤模
擬地震動パラメータを基に基盤模擬地震動生成ステップ
で基盤模擬地震動を生成し、さらに、建設予定地模擬地
震動生成ステップでは、基盤模擬地震動生成ステップで
生成された地震動結果及び地盤物性入力ステップで入力
された地盤物性を基に構造物の建設予定地に対する模擬
地震動を生成する。よって、構造物の設計者が敷地地盤
に適合した模擬地震動の作成及び該模擬地震動作成に必
要なデータの入力設定操作とサイト位置の入力操作を時
間をかけずに容易に、かつミスなく行うことができる。
【0013】本発明の模擬地震動作成装置では、表示地
域選択手段で選択された地域の表示地図上に構造物のサ
イト位置をサイト位置選択メニュー表示手段でサイト位
置指定法を選択するための「緯度経度入力」、「市町村
名入力」、「地図クリック」、「郵便番号入力」に関す
る選択項目の少なくとも1つを表示装置の表示地図上に
ウインド表示し、このウインド表示された「緯度経度入
力」の項目をクリックすることにより緯度・経度入力手
段でサイト位置の緯度・経度入力画面を表示装置の画面
に表示するとともに該表示画面上の記入領域にサイト位
置の緯度・経度を入力することで表示地図上にサイト位
置をマーク表示すると同時に該サイト位置の緯度・経度
を数値表示し、また、ウインド表示された「市町村名入
力」の項目をクリックすることにより市町村名入力手段
でサイト位置の所在県及び市町村名入力画面を表示装置
の画面に表示するとともに該表示画面上の所在県及び市
町村名をクリックすることで表示地図上にサイト位置を
マーク表示すると同時に該サイト位置の緯度・経度を数
値表示し、また、ウインド表示された「地図クリック」
の項目をクリックして地図クリック表示手段を動作させ
た後、表示地図上のサイト位置をクリックすることによ
り該サイト位置をマーク表示すると同時に該サイト位置
の緯度・経度を数値表示し、また、ウインド表示された
「郵便番号入力」の項目をクリックすることにより郵便
番号入力手段でサイト位置の郵便番号入力画面を表示装
置の画面に表示するとともに該表示画面上の記入領域に
サイト位置の郵便番号を入力することで表示地図上にサ
イト位置をマーク表示すると同時に該サイト位置の緯度
・経度を数値表示する。次いで、地盤物性入力手段で
は、上記指定したサイト位置の地盤の物性データを入力
し保存する。次に指定したサイト位置を中心とする所定
半径内にある歴史地震/活断層の検索条件を歴史地震/
活断層検索条件入力手段で入力して、該検索条件に合っ
た歴史地震/活断層を検索し、歴史地震/活断層表示手
段では、検索した歴史地震/活断層の位置を選択表示さ
れた地域の表示地図上にマーク表示し、データ選択手段
では、マーク表示された歴史地震/活断層のうちからサ
イト位置に関係する歴史地震/活断層を選択して、該歴
史地震/活断層による地震動生成に関係するデータを設
定する。そしてパラメータ入力手段では、歴史地震/活
断層データに関係する基盤波作成用パラメータを入力
し、基盤模擬地震動パラメータ入力手段では、基盤模擬
地震動の包絡曲線の波形パラメータ、スペクトル計算周
期及び時間刻みと計算収束のための位相に関する基盤模
擬地震動パラメータを入力する。次いで、基盤模擬地震
動生成手段では、入力した基盤波作成用のパラメータと
基盤模擬地震動パラメータを基に基盤模擬地震動生成手
段で基盤模擬地震動を生成し、さらに、建設予定地模擬
地震動生成手段では、基盤模擬地震動生成手段で生成さ
れた地震動結果及び地盤物性入力手段で入力された地盤
物性を基に構造物の建設予定地に対する模擬地震動を生
成する。よって、構造物の設計者が敷地地盤に適合した
模擬地震動の作成及び該模擬地震動作成に必要なデータ
の入力設定操作とサイト位置の入力操作を時間をかけず
に容易に、かつミスなく行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明による模擬地
震動作成装置の全体の構成を示す機能ブロック図、図2
は本発明の模擬地震動作成装置を構成する表示地域選択
手段の機能ブロック図、図3は本発明の模擬地震動作成
装置を構成するサイト位置入力手段の機能ブロック図、
図4は本発明の模擬地震動作成装置を構成する地盤物性
入力手段の機能ブロック図、図5は本発明の模擬地震動
作成装置を構成する基盤模擬地震動生成手段の機能ブロ
ック図である。以下ではこれらの図を参照して本発明の
模擬地震動作成装置の実施例について説明し、同時に本
発明の模擬地震動作成方法並びに模擬地震動作成プログ
ラムを記録した記録媒体の実施例について説明する。
【0015】本実施例の模擬地震動作成装置は、図1に
示すように、機能的には、CRT等の表示装置10、地
図データ記憶手段12、歴史地震/活断層データ記憶手
段14、表示地域選択手段16、サイト位置入力手段1
8、地盤物性入力手段20、歴史地震/活断層検索条件
入力手段22、歴史地震/活断層表示手段24、データ
選択手段26、パラメータ入力手段28、基盤模擬地震
動パラメータ入力手段30、基盤模擬地震動生成手段3
2、建設予定地模擬地震動生成手段34、これら各手段
を制御し管理する制御装置36、各手段で処理されたデ
ータ及び制御装置(CPU)36で処理されたデータ等
を格納する記憶装置(RAM)38、マウス及びキーボ
ードに相当する入力手段40、プリンタ42を備え、こ
れらはパーソナルコンピュータから構成されている。
【0016】地図データ記憶手段12は、市区町村境界
・県庁・市区町村役場・河等を表わした地図データ、市
区町村名と緯度・経度との関係をテーブル化した市区町
村名データ、及び市区町村と郵便番号との関係をテーブ
ル化した郵便番号データ等のサイト位置入力に必要なデ
ータを記憶する。歴史地震/活断層データ記憶手段14
は、日本全土及びその近海で過去に発生した歴史地震の
地震NO.・地震名称・発生年・日付・マグニチュード
・深さ・震央距離・震源距離・最大速度・クラス・カテ
ゴリ等の歴史地震データをテーブル化して記憶するとと
もに、活断層の確実度・活動度・断層長さ・マグニチュ
ード・平均震央距離・震源距離・最大基盤速度・図幅番
号・断層番号・添字等の活断層データをテーブル化して
記憶する。
【0017】表示地域選択手段16は、表示装置10に
表示された地域選択画面から構造物の建設地域を選択
し、該地域の地図データを地図データ記憶手段12から
読み出して表示装置10に表示するもので、この表示地
域選択手段16は図2に示すように、選択地域表示手段
161、地図表示手段162、操作メニュー表示手段1
63を備える。選択地域表示手段161は、日本全体を
表わす全国ブロックと日本全体を北海道・東北・北陸・
関東・中部・近畿・中国・四国・九州・沖縄等の複数の
地域ブロックに分割して表示装置10に表示し、地図表
示手段162は、選択地域表示手段161で表示された
各ブロックの1つをクリックすることにより該ブロック
に対応する地図データを地図データ記憶手段12から読
み出して表示装置10に表示し、操作メニュー表示手段
163は、地図表示手段162により表示装置10に表
示された地図上に模擬地震動生成のための操作メニュー
をウインド表示する。
【0018】サイト位置入力手段18は、表示地域選択
手段16で選択された地域の表示地図上に構造物のサイ
ト位置を入力するためのもので、このサイト位置入力手
段18は図3に示すように、サイト位置選択メニュー表
示手段181、緯度・経度入力手段182、市町村名入
力手段183、地図クリック表示手段184、郵便番号
入力手段185を備える。サイト位置選択メニュー表示
手段181は、サイト位置指定法を選択するための「緯
度・経度入力」、「市町村名入力」、「地図クリッ
ク」、「郵便番号入力」に関する選択項目を表示装置1
0の表示地図上にウインド表示し、緯度・経度入力手段
182は、サイト位置選択メニュー表示手段181で表
示された「緯度経度入力」の項目をクリックすることに
よりサイト位置の緯度・経度を入力するための入力画面
を表示装置10の画面に表示し、該表示画面上の記入領
域にサイト位置の緯度・経度を入力して表示装置10に
表示されている表示地図上にサイト位置をマーク表示す
るとともに該サイト位置の緯度・経度を数値表示する。
また、市町村名入力手段183は、サイト位置選択メニ
ュー表示手段181で表示された「市町村名入力」の項
目をクリックすることによりサイト位置を入力するため
の所在県及び市町村名入力画面を表示装置10の画面に
表示し、該入力画面上の所在県及び市町村名をクリック
することにより表示装置10に表示されている表示地図
上にサイト位置をマーク表示するとともに該サイト位置
の緯度・経度を数値表示し、地図クリック表示手段18
4は、サイト位置選択メニュー表示手段181で表示さ
れた「地図クリック」の項目をクリックした後表示装置
10に表示されている表示地図上のサイト位置をクリッ
クすることにより該サイト位置をマーク表示するととも
に該サイト位置の緯度・経度を数値表示し、更に郵便番
号入力手段185は、サイト位置選択メニュー表示手段
181で表示された「郵便番号入力」の項目をクリック
することによりサイト位置の郵便番号を入力するための
入力画面を表示装置181の画面に表示し、該表示画面
上の記入領域にサイト位置の郵便番号を入力して表示装
置10に表示されている表示地図上にサイト位置をマー
ク表示するとともに該サイト位置の緯度・経度を数値表
示する。
【0019】地盤物性入力手段20は、サイト位置入力
手段18で入力されたサイト位置の地盤の物性を入力す
るもので、この地盤物性入力手段20は図4に示すよう
に、地盤モデル入力手段201、地層物性データ入力手
段202、減衰グラフ表示手段203、せん断剛性比グ
ラフ表示手段204、試験値・実験値入力手段205を
備える。地盤モデル入力手段201は、サイト位置の地
盤の地層数を入力して地盤モデルを表示装置10に表示
した後各地層の地表面からの距離を入力し、地層物性デ
ータ入力手段202は、地盤モデル入力手段201で入
力された地盤モデルの各地層を表面層から順番にクリッ
クすることにより各地層の基本データ、地質名、地震動
に対する地盤の応答結果出力の有無及び等価線形データ
を入力するための入力画面を表示装置10の画面に表示
し、該表示画面上の各対応記入領域に地層の基本デー
タ、地質名、地震動に対する応答結果の有無及び等価線
形データを入力する。また、減衰グラフ表示手段203
は、地層物性データ入力手段202で入力された物性デ
ータを基に地層の減衰率グラフを生成して表示装置10
の画面に表示し、せん断剛性比グラフ表示手段204
は、地層物性データ入力手段202で入力された物性デ
ータを基に地層のせん断剛性比グラフを生成して表示装
置の画面に表示する。更に、試験値・実験値入力手段2
05は、予め歴史地震/活断層データ記憶手段14にフ
ァイルされた試験値・実験値及び文献・資料等から構成
される基本データを表示画面上の「試験値・実験値」項
目をクリックすることで表示画面上の各対応記入領域に
書き込むものである。
【0020】歴史地震/活断層検索条件入力手段22
は、サイト位置を中心とする所定半径内で過去に発生し
た歴史地震または所定半径内に存在する活断層の検索条
件を入力するものである。また、歴史地震/活断層表示
手段24は、歴史地震/活断層検索条件入力手段22で
入力した検索条件に合った歴史地震/活断層を歴史地震
/活断層データ記憶手段14から検索し、該検索した歴
史地震/活断層の位置を表示装置10に選択表示された
地域の表示地図上にマーク表示する。データ選択手段2
6は、歴史地震及び活断層のいずれかを選定するととも
に、歴史地震が選定された時は表示地図上にマーク表示
された歴史地震のうちからサイト位置に関係すると推定
される歴史地震を選択し、該選択した歴史地震の震央距
離・震源距離・マグニチュード・震源深さ・最大基盤速
度に関する歴史地震/活断層データを歴史地震/活断層
データ記憶手段14から選択設定し、また、活断層が選
定された時は表示地図上にマーク表示された活断層のう
ちからサイト位置に関係すると推定される活断層を選択
し、該選択した活断層の確実度・活動度・断層長さ・推
定マグニチュード・平均震央距離・最大基盤速度を歴史
地震/活断層データ記憶手段14から選択し設定する。
【0021】パラメータ入力手段28は、データ選択手
段26で歴史地震を選定した時に選択した歴史地震デー
タのマグニチュード及び震源距離に関する基盤波作成用
の解析パラメータを入力し、また、活断層を選定した時
に選択した活断層データに関する基盤波生成用の断層パ
ラメータ及び破壊パラメータを入力する。断層パラメー
タは、断層長さ・断層幅・マグニチュード・変位量・立
ち上がり時間・伝播速度・破壊速度・断層上端深さ・断
層傾斜角・震源距離・断層との角度の各情報を含み、破
壊パラメータは、活断層の長さ方向及び幅方向の分割数
と破壊開始点の各情報を含む。また、基盤模擬地震動パ
ラメータ入力手段30は、データ選択手段26で選択し
た歴史地震/活断層データに対応して基盤模擬地震動の
包絡曲線の波形パラメータ、スペクトル計算周期及び時
間刻みと計算収束のための位相に関する基盤模擬地震動
パラメータを入力する。
【0022】基盤模擬地震動生成手段32は、パラメー
タ入力手段28で入力したパラメータと基盤模擬地震動
パラメータ入力手段30で入力した基盤模擬地震動パラ
メータを基に基盤模擬地震動を生成するものであり、こ
の基盤模擬地震動生成手段32は図5に示すように、時
刻歴波形グラフ表示手段321、速度グラフ表示手段3
22、加速度グラフ表示手段323を備える。時刻歴波
形グラフ表示手段321は、基盤模擬地震動パラメータ
入力手段30で入力した基盤模擬地震動の包絡曲線波形
パラメータを基に時刻歴波形の包絡曲線を生成して表示
し、速度グラフ表示手段322は、包絡曲線波形パラメ
ータと基盤模擬地震動パラメータを基に基盤の速度応答
スペクトル波形を生成し表示する。また、加速度グラフ
表示手段323は、包絡曲線波形パラメータと基盤模擬
地震動パラメータを基に基盤の応答波形を生成し表示す
る。
【0023】建設予定地模擬地震動生成手段34は、基
盤模擬地震動作成手段32で生成された地震動結果及び
地盤物性入力手段20で入力された地盤物性を基に構造
物の建設予定地に対する模擬地震動を生成する。
【0024】次に、上記のように構成された本実施形態
における模擬地震動作成装置の動作について、図29〜
図31を参照して説明する。模擬地震動作成装置が制御
装置36の管理の基で起動されると、まず、表示装置1
0の画面101上にメニューバー102が表示され、こ
のメニューバー102の「表示」項目1021を入力手
段40の操作でクリックする。これにより表示地域選択
手段16の選択地域表示手段601を動作させ、日本全
体を表わす全国ブロックと日本全体を北海道・東北・北
陸・関東・中部・近畿・中国・四国・九州・沖縄の地域
ブロックに分割した表示地域選択画面103を表示装置
10の画面101上に図6に示すようにウインド表示す
る(ステップS1)。次いで、構造物を建設しようとす
る地域を指定するために表示地域選択画面103中の該
当ブロックの1つ、例えば「関東」のブロックを入力手
段40の操作でクリックすると地図表示手段162が動
作し、「関東」ブロックに対応する地図データが地図デ
ータ記憶手段12から読み出され、図7に示すように関
東の地図104が表示装置10に表示される(ステップ
S2)。次に、入力手段40の操作でメニューバー10
2の「模擬地震動生成」項目1022をクリックすると
操作メニュー表示手段163が動作し、表示装置10に
表示された地図上に模擬地震動生成のための操作メニュ
ー105が図8に示すようにウインド表示される(ステ
ップS3)。
【0025】次に、図8に示すようにウインド表示され
た操作メニュー105の「サイト位置」項目を入力手段
40の操作でクリックするとサイト位置選択メニュー表
示手段181が動作し、サイト位置指定法を選択するた
めの「緯度・経度入力」、「市町村名入力」、「地図ク
リック」、「郵便番号入力」に関するサイト位置指定方
法選択画面106を表示装置10の画面101に図9に
示すようにウインド表示し(ステップS4)、次いで、
サイト位置指定方法が何れかを判定する(ステップS
5)。ここで、サイト位置指定方法選択画面106上の
「緯度・経度入力」項目1061を入力手段40の操作
でクリックすると緯度・経度入力手段182が動作し、
サイト位置の緯度・経度を入力するための入力画面10
7を表示装置10の画面101に表示し、緯度・経度入
力を実行する(ステップS6)。
【0026】ここで、入力画面107上の「度単位入
力」項目1071をクリックすると度単位入力が有効に
なるため、入力手段40を操作して度単位の緯度、経度
を「度単位入力」項目1071と対向する記入領域に書
き込む。また、入力画面107上の「度・分単位入力」
項目1072をクリックすると度・分単位入力が有効に
なるため、入力手段40を操作して度・分単位の緯度、
経度を「度・分単位入力」項目1072と対抗する記入
領域に書き込むことができる。また、入力画面107上
の「度・分・秒単位入力」項目1073をクリックする
と度・分・秒単位入力が有効になるため、入力手段40
を操作して度・分・秒単位の緯度、経度を「度・分・秒
単位入力」項目1073と対向する記入領域に書き込む
ことができる。これに伴い、図13に示すように、表示
装置10の画面101に表示されている表示地図104
上にサイト位置をマーク1041で表示するとともに該
サイト位置の緯度・経度が数値表示される。
【0027】また、図9に示すサイト位置指定方法選択
画面106上の「市町村名入力」項目1062を入力手
段40の操作でクリックすると市町村名入力手段183
が動作し、サイト位置の市町村名を入力するための入力
画面108を表示装置10の画面101に表示して、市
町村名でサイト位置を表示する(ステップS7)。ここ
で、入力画面108に表示されているサイト位置の在県
名1081、例えば「神奈川県」をクリックすると、こ
れに対応する市町村名データが地図データ記憶手段12
から読み出され、市町村名1082が入力画面108上
にウインド表示される。従って、サイト位置の市町村
名、例えば「厚木市」をクリックすると、例えば厚木市
の市庁舎の緯度、経度が地図データ記憶手段12から検
索され、同時に図13に示すように、表示装置10の画
面101に表示されている表示地図104上にサイト位
置をマーク1041で表示するとともに該サイト位置の
緯度・経度が数値表示される。
【0028】また、図9に示すサイト位置指定方法選択
画面106上の「地図クリック」項目1063を入力手
段40の操作でクリックすると地図クリック表示手段1
84が動作し、表示装置10の画面101に図12に示
す画面109を表示して、地図上サイト位置クリックで
サイト位置を表示する(ステップS8)。ここで、表示
装置10に表示されている表示地図上のサイト位置をク
リックすると、図13に示すように、該サイト位置をマ
ーク1041で表示するとともに該サイト位置の緯度・
経度が数値表示される。
【0029】また、図9に示すサイト位置指定方法選択
画面106上の「郵便番号入力」項目1064を入力手
段40の操作でクリックすると郵便番号入力手段185
が動作し、図10とほぼ同様な郵便番号入力画面(図示
省略)が表示装置181の画面101に表示され、郵便
番号を入力することでサイト位置を表示する(ステップ
S9)。従って、表示画面上の記入領域にサイト位置の
郵便番号を入力手段40から入力することにより、表示
装置10に表示されている表示地図上にサイト位置をマ
ーク表示するとともに該サイト位置の緯度・経度を数値
表示することができる。
【0030】サイト位置の入力が終了すると、本システ
ムは地図上にマークされたサイト位置の地盤の物性入力
処理に移行する(ステップS10)。この物性入力処理
では、図31に示すように、まず、基盤物性入力手段1
8が制御装置36の管理下で起動され、その地盤モデル
入力手段201を動作させることにより、サイト位置の
地盤の地層数を入力する。この時の地層の数値入力は入
力手段40を操作することで行われる。ここで、サイト
位置の地盤の地層数が6層であるとすると、表示装置1
0の画面101には図13に示す6層の地盤モデル50
が表示される(ステップS101)。また、この時の地
盤の層数は予め知られている資料を基に設定されるもの
である。
【0031】表示装置10の画面101に地盤モデル5
0が表示されたならば、入力手段40を操作して地盤モ
デル入力手段201を動作させることにより、各地層の
地表面からの距離を基盤501まで入力する(ステップ
S102)。その後、地盤モデル50の各地層を表面層
から順番にクリックすることにより各地層の地層物性デ
ータを地層物性データ入力手段202により入力する
(ステップS103)。即ち、入力手段40を操作する
ことにより第1層の地層NO.1がクリックされると、
表示装置10の画面101に図15に示す地盤物性入力
画面110がウインド表示される。この入力画面110
が表示されたならば、入力手段40の操作で地層物性デ
ータ入力手段202を動作させることにより、基本デー
タ記入領域1101、地質名入力領域1102、地震動
に対する地層の応答結果出力の有無指定領域1103及
び等価線形データ記入領域1104に地盤地震動の生成
に必要な実データを入力する。基本データ記入領域11
01に記入される地層の基本データは、地層の厚さAL
と、せん断波速度Vsと、単位体積重量ρと、減衰率H
の各データを含む。また、この基本データは、予め記憶
手段38にファイルされた試験値・実験値等を読み込む
ことにより記入できる。この場合、入力画面110上の
「試験値・実験値」項目1105をクリックすることで
行われる。
【0032】地質名入力領域1102に地質名を入力す
る場合は、地質名入力領域1102の地質名表示領域1
102Aに表示されている礫、砂、シルト、粘土等をク
リックする。ここで、第1層の地層NO.1の地質が礫
である場合、礫をクリックすると、地質名入力領域11
02の地質パターン表示領域1102Bに礫をを模式的
に表す礫パターンが表示され、この礫パターンで第1層
の地層NO.1を模様付けする。この時の状態を図16
に示す。また、地震動に対する地層の応答結果出力の有
無を指定する場合は、その有無指定領域1103をクリ
ックする。また、等価線形データを選定する場合は、等
価線形データ記入領域1104の「せん断剛性比」の記
入欄に地層名と場所、例えば「粘土・いわき市」を設定
し、「減衰」の記入欄に地層名と場所、例えば「粘土・
いわき市」を設定する。以下、同様の操作を各地層に対
して実施することにより、全ての地層に対する地盤物性
データの入力設定がなされたかを判定し(ステップS1
04)、全ての地層に対する地盤物性データの入力設定
が終了しない場合はステップS103に戻り、地盤物性
のデータ入力を繰り返し実行する。これにより、サイト
位置の地盤モデル50は図16に示すように生成される
(ステップS105)。なお、上記地盤物性入力手段2
0で入力された地盤物性データを記憶手段(RAM)3
8に保存される。
【0033】上述する地盤物性が入力された状態で、入
力手段40で入力画面110上の「減衰グラフ表示」の
項目1104Aをクリックすると減衰グラフ表示手段2
03が動作し、地層物性データ入力手段202で入力さ
れた物性データを基に地層の減衰率グラフを生成して表
示装置10の画面に減衰率グラフ60をウインド表示す
る(ステップS106)。また、入力手段40で入力画
面110上の「せん断剛性比(G/G0)グラフ表示」
の項目1104Bをクリックするとせん断剛性比グラフ
表示手段204が動作し、地層物性データ入力手段20
2で入力された物性データを基に地層のせん断剛性比グ
ラフを生成して表示装置10の画面に減衰グラフ62を
ウインド表示する(ステップS107)。このグラフを
観察することにより、各地層のせん断ひずみと減衰変化
及び剛性低下率を知ることができる。
【0034】次に、サイト位置に対する歴史地震/活断
層の検索条件を入力する場合について、図29及び図3
0を参照して説明する。この場合は、図8に示す操作メ
ニュー105の「検索」項目を入力手段40の操作でク
リックすることにより歴史地震/活断層検索条件入力手
段22を動作させ、歴史地震または活断層検索のいずれ
かを選択する(ステップS11)。歴史地震検索を選択
した場合は、図18に示す歴史地震動検索画面70が表
示装置10の画面に表示される。歴史地震動検索画面7
0は、サイト位置を中心とする所定半径内で過去に発生
した歴史地震の検索条件を入力する検索条件記入領域7
01と、歴史地震に関する宇津カタログ、宇佐美カタロ
グ等のファイルから歴史地震データを選択するファイル
選択領域702を備え、ファイル選択領域702に宇津
カタログ、宇佐美カタログ等のファイル名を入力するこ
とにより、このデータファイルが模擬地震動の作成に利
用される。また、サイト位置を中心とする所定半径内で
過去に発生した歴史地震の検索条件を設定する場合は、
検索条件記入領域701の各検索条件項目に対する値を
各検索条件項目に入力する(ステップS12)。即ち、
震央距離の上下限値、震源距離の上下限値、マグニチュ
ードの上下限値、基盤の最大速度の上下限値をそれぞれ
入力する。さらに、震源の深さを推定して、その深さの
限界値を与える。また、この深さの限界値には金井モデ
ルが使用され、深さの限界値が0の時は、金井モデルが
自動的に選択される。また、歴史地震の検索結果の表示
方法として、最大基盤速度による色分けと、マグニチュ
ードによる大きさ分けがあり、この選択領域702、7
03をクリックすることにより、そのいずれかを選択す
る。
【0035】上記のように設定された検索条件下におい
て、歴史地震動検索画面70上の検索開始の項目704
をクリックすると、歴史地震/活断層データ記憶手段1
4(または宇佐美データファイル等)から上記検索条件
に合う歴史地震を歴史地震/活断層表示手段24で検索
し(ステップS13)、この検索した歴史地震の発生位
置を、表示装置10に選択表示された地域の地図104
上に図19に示す如く丸マーク705で表示する(ステ
ップS14)。この時、選択領域703をクリックして
マグニチュードによる大きさ分けを選択しておけば、経
緯度マークは歴史地震のマグニチュードの大きさに対応
した大きさの丸マーク705で、図19に示すように表
示される。これにより、丸マーク705の大きさからサ
イト位置を中心とする所定半径内の過去に発生した各歴
史地震の規模を視認することができ、地震データ選択の
操作を容易にする。また、丸マーク705の付された各
歴史地震のデータは検索リストとして歴史地震/活断層
データ記憶手段14から読み出され、記憶手段38に検
索リストとして記憶される。
【0036】次に、歴史地震/活断層検索条件入力手段
22により検索された歴史地震からのサイト位置に関係
すると推定される歴史地震を選択する場合について説明
する。この場合は、図8に示す操作メニュー105の
「データ選択」の項目を入力手段40の操作でクリック
することによりデータ選択手段26を動作させ、図20
に示す歴史地震選択画面80を表示装置10の画面10
1にウインド表示する。これに伴い、記憶手段38に格
納された検索歴史地震リスト801が歴史地震データ選
択画面80にウインド表示され、歴史地震データ選択を
実行する(ステップS15)。ここで、ウインド表示さ
れた検索歴史地震リスト801からサイト位置に関係す
ると推定される1つの歴史地震を選択し、この歴史地震
に対応するクリックマーク802を入力手段40の操作
でクリックする。例えば、図21に示すようにNo.3
70 「CENTRAL TOKYO METRO」
(東京都中央地震)をクリックする。すると、この選択
した歴史地震名に対応する地図上の経緯度丸マーク70
5を含む所定領域803の表示を他と異なる色に変化さ
せる。例えば、識別し易い赤色などに変化させる。これ
により、模擬地震動作成の対象となる歴史地震データを
選択し、この歴史地震データを記憶手段38に格納す
る。なお、データ選択手段26で選択設定される歴史地
震データは、上記と逆に表示装置10の画面に表示され
た歴史地震データ選択画面80中の地図上の経緯度丸マ
ーク705のうちの1つを入力手段40の操作でクリッ
クしても、同様に行うことができる。図22は、検索歴
史地震/活断層リスト801の一例を示している。
【0037】データ選択処理が終了したならば、図8に
示す操作メニュー105の「パラメータ入力」の項目を
入力手段40の操作でクリックしてパラメータ入力手段
28を動作させてパラメータの入力処理を実行する(ス
テップS16)。ここで、パラメータ入力手段28が動
作されると、表示装置10の画面101にウインド表示
された歴史地震データ選択画面80上に図23に示すパ
ラメータ入力画面804がウインド表示される。これに
伴い、データ選択手段26で選択した歴史地震データの
マグニチュード及び震源距離に関する基盤波作成用の解
析パラメータがパラメータ記入領域805の第1記入欄
8051に自動的に記入される。この第1記入欄805
1に記入された値をオペレータが見て修正を要する場合
は、第2記入欄8052の値を修正する。この第2記入
欄8052に記入したマグニチュード及び震源距離の値
が模擬地震動の生成に使用される。なお、パラメータ入
力画面804のケース名称記入領域806には、設定さ
れた解析パラメータに関するテスト名が任意に記入され
る。
【0038】解析パラメータの入力処理が終了すると、
基盤模擬地震動パラメータ入力手段30が動作して基盤
模擬地震動パラメータ処理が実行される(ステップS1
7)。ここで、歴史地震の場合は図24に示す基盤模擬
地震動パラメータ入力画面90が表示装置10の画面1
01にウインド表示された歴史地震選択画面80上にウ
インド表示される。これに伴い、波形パラメータ記入領
域901の第1記入欄9011には、データ選択手段2
6で選択した歴史地震の包絡曲線用波形パラメータt
d,ta,tbが自動的に記入される。この第1記入欄
9011に記入された値をオペレータが見て修正を要す
る場合は、第2記入欄9012の包絡曲線用波形パラメ
ータtd,ta,tbの値を修正する。この第2記入欄
9012に記入した包絡曲線用波形パラメータtd,t
a,tbの値が包絡曲線の生成に使用される。また、基
盤模擬地震動パラメータ入力手段30により、基盤模擬
地震動パラメータ入力画面90の応答スペクトル計算周
期記入領域902には応答スペクトル計算の最大周期T
min,最小周期Tmaxを入力し設定する。さらに、
基盤模擬地震動パラメータ入力画面90の位相記入領域
903には、時間刻みdtと計算収束のための位相Ph
aseを入力する。
【0039】一方、ステップS11において活断層検索
が選択された場合は、歴史地震/活断層検索条件入力手
段22は図32に示す活断層動検索画面700を表示装
置10の画面に表示する。活断層動検索画面700は、
サイト位置を中心とする所定半径内に存在する活断層の
検索条件を入力する検索条件記入領域7001と、活断
層に関するデータファイルから活断層データを選択する
ファイル選択領域7002、活断層の確実度・活動度ラ
ンクを指定する確実度・活動度指定領域7003を備
え、ファイル選択領域7002に陸上主要活断層(af
d20n),陸上付属活断層(afd20y),陸上・
海底活断層(afd100)の等のファイル名を入力す
ることにより、このデータファイルが模擬地震動の作成
に利用される。また、サイト位置を中心とする所定半径
内に存在する活断層の検索条件を設定する場合は、検索
条件記入領域7001の各検索条件項目に対する値を各
検索条件項目に入力する(ステップS26)。即ち、断
層長さの上下限値、平均震央距離の上下限値、基盤の最
大速度の上下限値、マグニチュードの上下限値をそれぞ
れ入力する。また、確実度・活動度指定領域7003の
確実度・活動度レベル指定に際しては、I、II、III 、
0またはA、B、Cの先頭領域を入力手段40の操作で
クリックすることにより行われる。さらに、震源の深さ
の推定は、震源の深さ=0.5*0.5*断層長さ+α
の式に基づきに補正値αの値を入力することにより行わ
れる。また、マグニチュード推定のためのモデルには、
松田モデル等が使用され、深限界値が0の時は、松田モ
デル等が自動的に選択されることになる。また、活断層
の検索結果の表示方法として、最大基盤速度による色分
けと、マグニチュードによる太さ分けがあり、この選択
領域7005、7006をクリックすることにより、そ
のいずれかを選択する。
【0040】上記のように設定された検索条件下におい
て、活断層動検索画面700上の検索開始の項目700
4をクリックすると、歴史地震/活断層データ記憶手段
14(またはafd20n,afd20y,afd10
0の等のファイル等)から上記検索条件に合う活断層を
歴史地震/活断層表示手段24で検索し(ステップS2
7)、この検索した活断層の位置を、表示装置10に選
択表示された地域の地図104上に図33に示す如く、
活断層長さに対応する曲線マーク707で表示する(ス
テップS28)。この時、選択領域7006をクリック
してマグニチュードによる太さ分けを選択しておけば、
曲線マーク7007は活断層のマグニチュードの大きさ
に対応した太さ表示される。これにより、曲線マーク7
007の太さからサイト位置を中心とする所定半径内に
存在する各活断層の規模を視認することができ、地震デ
ータ選択の操作を容易にする。また、曲線マーク700
7の付された各活断層のデータは検索リストとして歴史
地震/活断層データ記憶手段14から読み出され、記憶
手段38に検索リストとして記憶される。
【0041】次に、活断層検索条件入力手段22により
検索された活断層からのサイト位置に関係すると推定さ
れる活断層を選択する場合について説明する。この場合
は、図8に示す操作メニュー105の「データ選択」の
項目を入力手段40の操作でクリックすることによりデ
ータ選択手段26を動作させ、図34に示す活断層デー
タ選択画面800を表示装置10の画面101にウイン
ド表示する。これに伴い、記憶手段38に格納された検
索活断層リスト8001が活断層データ選択画面80に
ウインド表示され、活断層データ選択を実行する(ステ
ップS29)。ここで、ウインド表示された検索活断層
リスト8001からサイト位置に関係すると推定される
1つの活断層を選択し、この活断層に対応するクリック
マーク8002を入力手段40の操作でクリックする。
すると、この選択した活断層の種類に対応する地図上の
曲線マーク7007を他と異なる色に変化させる。例え
ば、識別し易い赤色などに変化させる。これにより、模
擬地震動作成の対象となる活断層データを選択し、この
活断層データを記憶手段38に格納する。なお、データ
選択手段26で選択設定される活断層データは、上記と
逆に表示装置10の画面に表示された活断層データ選択
画面800中の地図上の経緯度丸マーク7005のうち
の1つを入力手段40の操作でクリックしても、同様に
行うことができる。図35は、検索活断層リスト800
1の一例を示している。
【0042】データ選択処理が終了したならば、図8に
示す操作メニュー105の「パラメータ入力」の項目を
入力手段40の操作でクリックしてパラメータ入力手段
28を動作させて断層パラメータ及び破壊パラメータの
入力処理を実行する(ステップS30)。を動作させ
る。パラメータ入力手段28が動作されると、表示装置
10の画面101にウインド表示された活断層データ選
択画面800上に図36に示すパラメータ入力画面80
04がウインド表示される。これに伴い、データ選択手
段26で選択した活断層データの断層長さ、断層幅、マ
グニチュード、変位量、立ち上がり時間、伝播速度、破
壊速度、断層上端深さ、断層傾斜角、震源距離、断層と
の角度に関する基盤波作成用の断層パラメータがパラメ
ータ記入領域8005の第1記入欄80051に自動的
に記入される。この第1記入欄80051に記入された
値をオペレータが見て修正を要する場合は、第2記入欄
80052の値を修正する。この第2記入欄80052
に記入したマグニチュード及び震源距離の値が模擬地震
動の生成に使用される。また、パラメータ入力処理が終
了するとステップS17に移行し、ステップS17以下
の処理を活断層について実行する。
【0043】次に、基盤模擬地震動の生成について説明
する。この場合は、まず、図24に示す基盤模擬地震動
パラメータ入力画面90の「波形グラフ表示」の項目を
入力手段40の操作でクリックして、基盤模擬地震動生
成手段32の時刻歴波形グラフ表示手段321を動作さ
せる。これに伴い、時刻歴波形グラフ表示手段321
は、基盤模擬地震動パラメータ入力手段30で入力した
基盤模擬地震動の包絡曲線波形パラメータを基に時刻歴
波形の包絡曲線を生成し、この時刻歴波形グラフ100
を図25に示すように、表示装置10の画面に表示され
た基盤模擬地震動パラメータ入力画面90上にウインド
表示する(ステップS18)。そして、この波形グラフ
100を観察して模擬地震動の生成に不適当であると判
断された場合は、波形パラメータの各値を修正する。時
刻歴波形グラフ100が適切であると判断された場合
は、図24に示す基盤模擬地震動パラメータ入力画面9
0の「計算実行」の項目を入力手段40の操作でクリッ
クすることにより、模擬地震動波の作成演算を実行し
(ステップS19)、その作成計算が収束したかを判断
する(ステップS20)。ここで、収束しない場合は、
図26に示すように、表示装置10の画面に表示された
基盤模擬地震動パラメータ入力画面90上にメッセージ
表示画面906がウインド表示され、「計算が収束して
いません。初期位相Phaseを変更して再計算して下
さい。」というメッセージを表示する(ステップS2
1)。これにより、位相記入領域903の計算収束のた
めの位相Phaseの値を、1.1,1.2というよう
に変更し(ステップS22)、ステップS19に戻って
模擬地震動波の作成演算を再度実行する。
【0044】一方、模擬地震動の作成計算が収束した場
合は、図27に示すように、表示装置10の画面に表示
された歴史地震データ選択画面80上にグラフ表示メニ
ュー画面907がウインド表示される。ここで、入力手
段40の操作でグラフ表示メニュー画面907上の「速
度グラフ表示」項目9071をクリックすると速度グラ
フ表示手段322が動作し、前記包絡曲線波形パラメー
タと基盤模擬地震動パラメータを基に基盤の速度応答ス
ペクトル波形を生成する。生成された速度応答スペクト
ル波形である速度グラフ120は、図28に示すように
表示装置10の画面にウインド表示される(ステップS
23)。この波形から基盤の速度応答スペクトルを評価
できる。また、入力手段40の操作でグラフ表示メニュ
ー画面907上の「加速度グラフ表示」項目9072を
クリックすると加速度グラフ表示手段323が動作し、
前記包絡曲線波形パラメータと基盤模擬地震動パラメー
タを基に基盤の応答波形を生成する。生成された応答波
形である加速度グラフ130は、図28に示すように表
示装置10の画面にウインド表示される(ステップS2
4)。この波形から基盤の速度応答を評価することがで
きる。
【0045】建設予定地模擬地震動生成手段34では、
基盤模擬地震動作成手段32で生成された地震動結果及
び地盤物性入力手段20で入力された地盤物性を基に構
造物が建設される地層、例えば表面地盤等に対する模擬
地震動を生成し表示する(ステップS25)。これによ
り、構造物の敷地地盤に生じるであろう最適な地震動を
人工的に作成することができ、この模擬地震動を人工地
震動として構造物の応答を計算し、この計算結果から構
造物を構成する各部材等を実際の地震動に適合する状態
に設計することができる。従って、本実施の形態によれ
ば、構造物の設計者が敷地地盤に適合した模擬地震動の
作成及び該模擬地震動作成に必要なデータの入力設定操
作とサイト位置の入力設定操作を時間をかけずに容易
に、かつミスなく行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明の模擬地震動
作成方法及び記録媒体に記録した模擬地震動作成プログ
ラムでは、表示地域選択ステップで選択された地域の表
示地図上に構造物のサイト位置をサイト位置選択メニュ
ー表示ステップでサイト位置指定法を選択するための
「緯度経度入力」、「市町村名入力」、「地図クリッ
ク」、「郵便番号入力」に関する選択項目の少なくとも
1つを表示装置の表示地図上にウインド表示し、このウ
インド表示された「緯度経度入力」の項目をクリックす
ることにより緯度・経度入力ステップでサイト位置の緯
度・経度入力画面を表示装置の画面に表示するとともに
該表示画面上の記入領域にサイト位置の緯度・経度を入
力することで表示地図上にサイト位置をマーク表示する
と同時に該サイト位置の緯度・経度を数値表示し、ま
た、ウインド表示された「市町村名入力」の項目をクリ
ックすることにより市町村名入力ステップでサイト位置
の所在県及び市町村名入力画面を表示装置の画面に表示
するとともに該表示画面上の所在県及び市町村名をクリ
ックすることで表示地図上にサイト位置をマーク表示す
ると同時に該サイト位置の緯度・経度を数値表示し、ま
た、ウインド表示された「地図クリック」の項目をクリ
ックして地図クリック表示ステップを動作させた後、表
示地図上のサイト位置をクリックすることにより該サイ
ト位置をマーク表示すると同時に該サイト位置の緯度・
経度を数値表示し、また、ウインド表示された「郵便番
号入力」の項目をクリックすることにより郵便番号入力
ステップでサイト位置の郵便番号入力画面を表示装置の
画面に表示するとともに該表示画面上の記入領域にサイ
ト位置の郵便番号を入力することで表示地図上にサイト
位置をマーク表示すると同時に該サイト位置の緯度・経
度を数値表示する。次いで、地盤物性入力ステップで
は、上記指定したサイト位置の地盤の物性データを入力
し保存する。次に指定したサイト位置を中心とする所定
半径内にある歴史地震/活断層の検索条件を歴史地震/
活断層検索条件入力ステップで入力して、該検索条件に
合った歴史地震/活断層を検索し、歴史地震/活断層表
示ステップでは、検索した歴史地震/活断層の位置を選
択表示された地域の表示地図上にマーク表示し、データ
選択ステップでは、マーク表示された歴史地震/活断層
のうちからサイト位置に関係する歴史地震/活断層を選
択して、該歴史地震/活断層による地震動生成に関係す
るデータを設定する。そしてパラメータ入力ステップで
は、歴史地震/活断層データに関係する基盤波作成用パ
ラメータを入力し、基盤模擬地震動パラメータ入力ステ
ップでは、基盤模擬地震動の包絡曲線の波形パラメー
タ、スペクトル計算周期及び時間刻みと計算収束のため
の位相に関する基盤模擬地震動パラメータを入力する。
次いで、基盤模擬地震動生成ステップでは、入力した基
盤波作成用のパラメータと基盤模擬地震動パラメータを
基に基盤模擬地震動生成ステップで基盤模擬地震動を生
成し、さらに、建設予定地模擬地震動生成ステップで
は、基盤模擬地震動生成ステップで生成された地震動結
果及び地盤物性入力ステップで入力された地盤物性を基
に構造物の建設予定地に対する模擬地震動を生成する。
【0047】本発明の模擬地震動作成装置では、表示地
域選択手段で選択された地域の表示地図上に構造物のサ
イト位置をサイト位置選択メニュー表示手段でサイト位
置指定法を選択するための「緯度経度入力」、「市町村
名入力」、「地図クリック」、「郵便番号入力」に関す
る選択項目の少なくとも1つを表示装置の表示地図上に
ウインド表示し、このウインド表示された「緯度経度入
力」の項目をクリックすることにより緯度・経度入力手
段でサイト位置の緯度・経度入力画面を表示装置の画面
に表示するとともに該表示画面上の記入領域にサイト位
置の緯度・経度を入力することで表示地図上にサイト位
置をマーク表示すると同時に該サイト位置の緯度・経度
を数値表示し、また、ウインド表示された「市町村名入
力」の項目をクリックすることにより市町村名入力手段
でサイト位置の所在県及び市町村名入力画面を表示装置
の画面に表示するとともに該表示画面上の所在県及び市
町村名をクリックすることで表示地図上にサイト位置を
マーク表示すると同時に該サイト位置の緯度・経度を数
値表示し、また、ウインド表示された「地図クリック」
の項目をクリックして地図クリック表示手段を動作させ
た後、表示地図上のサイト位置をクリックすることによ
り該サイト位置をマーク表示すると同時に該サイト位置
の緯度・経度を数値表示し、また、ウインド表示された
「郵便番号入力」の項目をクリックすることにより郵便
番号入力手段でサイト位置の郵便番号入力画面を表示装
置の画面に表示するとともに該表示画面上の記入領域に
サイト位置の郵便番号を入力することで表示地図上にサ
イト位置をマーク表示すると同時に該サイト位置の緯度
・経度を数値表示する。次いで、地盤物性入力手段で
は、上記指定したサイト位置の地盤の物性データを入力
し保存する。次に指定したサイト位置を中心とする所定
半径内にある歴史地震/活断層の検索条件を歴史地震/
活断層検索条件入力手段で入力して、該検索条件に合っ
た歴史地震/活断層を検索し、歴史地震/活断層表示手
段では、検索した歴史地震/活断層の位置を選択表示さ
れた地域の表示地図上にマーク表示し、データ選択手段
では、マーク表示された歴史地震/活断層のうちからサ
イト位置に関係する歴史地震/活断層を選択して、該歴
史地震/活断層による地震動生成に関係するデータを設
定する。そしてパラメータ入力手段では、歴史地震/活
断層データに関係する基盤波作成用パラメータを入力
し、基盤模擬地震動パラメータ入力手段では、基盤模擬
地震動の包絡曲線の波形パラメータ、スペクトル計算周
期及び時間刻みと計算収束のための位相に関する基盤模
擬地震動パラメータを入力する。次いで、基盤模擬地震
動生成手段では、入力した基盤波作成用のパラメータと
基盤模擬地震動パラメータを基に基盤模擬地震動生成手
段で基盤模擬地震動を生成し、さらに、建設予定地模擬
地震動生成手段では、基盤模擬地震動生成手段で生成さ
れた地震動結果及び地盤物性入力手段で入力された地盤
物性を基に構造物の建設予定地に対する模擬地震動を生
成する。
【0048】従って、本発明によれば、構造物の設計者
が敷地地盤に適合した模擬地震動の作成及び該模擬地震
動作成に必要なデータの入力設定操作及びサイト位置の
入力設定操作を時間をかけずに容易に、かつミスなく行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による模擬地震動作成装置の全体の構成
を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の模擬地震動作成装置を構成する表示地
域選択手段の機能ブロック図である。
【図3】本発明の模擬地震動作成装置を構成するサイト
位置入力手段の機能ブロック図である。
【図4】本発明の模擬地震動作成装置を構成する地盤物
性入力手段の機能ブロック図である。
【図5】本発明の模擬地震動作成装置を構成する基盤模
擬地震動生成手段の機能ブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態における表示地域選択画面
を示す説明図である。
【図7】本発明の実施の形態におけるサイト位置の選択
地図の表示画面を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるサイト位置の選択
地図上に操作メニュー画面を表示した場合の説明図であ
る。
【図9】本発明の実施の形態におけるサイト位置の選択
地図上にサイト位置指定方法選択画面緯度・経度入力画
面を表示した場合の説明図である。
【図10】本発明の実施の形態におけるサイト位置の選
択地図上に緯度・経度入力画面を表示した場合の説明図
である。
【図11】本発明の実施の形態におけるサイト位置の選
択地図上に市町村入力画面を表示した場合の説明図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態におけるサイト位置の選
択地図上に地図クリックによるサイト位置入力の画面を
示す説明図である。
【図13】本発明の実施の形態における選択地図上にサ
イト位置を入力した場合の画面を示す説明図である。
【図14】本発明の実施の形態における地盤物性入力の
地盤モデル画面を示す説明図である。
【図15】本発明の実施の形態における地盤物性入力の
基本データ等の入力画面を示す説明図である。
【図16】本発明の実施の形態における地盤物性を入力
した地盤モデルの画面を示す説明図である。
【図17】本発明の実施の形態における表示画面に地盤
物性の入力表示画面に減衰グラフ及びせん断剛性比グラ
フを表示した場合の画面を示す説明図である。
【図18】本発明の実施の形態における歴史地震検索画
面の表示例を示す説明図である。
【図19】本発明の実施の形態における歴史地震検索結
果を選択地図上の表示した場合の説明図である。
【図20】本発明の実施の形態における歴史地震データ
選択画面を示す説明図である。
【図21】本発明の実施の形態における選択地図上に選
択された歴史地震をマーキングした場合の画面を示す説
明図である。
【図22】本発明の実施の形態における検索歴史地震検
索リストの一例を示す図である。
【図23】本発明の実施の形態における歴史地震パラメ
ータの入力画面の表示例を示す説明図である。
【図24】本発明の実施の形態における基盤模擬地震動
パラメータの入力画面の表示例を示す説明図である。
【図25】本発明の実施の形態における基盤模擬地震動
パラメータの入力画面に地震波の波形グラフを表示した
場合を示す説明図である。
【図26】本発明の実施の形態における模擬地震動計算
実行が収束しない場合のメッセージの表示例を示す説明
図である。
【図27】本発明の実施の形態における加速度グラフ表
示及び速度グラフ表示の操作メニュー画面を示す説明図
である。
【図28】本発明の実施の形態における表示画面に加速
度グラフ及び速度グラフを表示した場合の画面を示す説
明図である。
【図29】本発明の実施の形態における基盤模擬地震動
作成の処理手順を示すフローチャートである。
【図30】本発明の実施の形態における基盤模擬地震動
作成の処理手順を示すフローチャートである。
【図31】本発明の実施の形態における地盤物性データ
の入力処理手順を示すフローチャートである。
【図32】本発明の実施の形態における活断層検索画面
の表示例を示す説明図である。
【図33】本発明の実施の形態における活断層検索結果
を選択地図上の表示した場合の説明図である。
【図34】本発明の実施の形態における活断層データ選
択画面を示す説明図である。
【図35】本発明の実施の形態における検索活断層検索
リストの一例を示す図である。
【図36】本発明の実施の形態における活断層パラメー
タの入力画面の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 表示装置 12 地図データ記憶手段 14 歴史地震/活断層データ記憶手段 16 表示地域選択手段 18 サイト位置入力手段 20 地盤物性入力手段 22 歴史地震/活断層検索条件入力手段 24 歴史地震/活断層表示手段 26 データ選択手段 28 パラメータ入力手段 30 基盤模擬地震動パラメータ入力手段 32 基盤模擬地震動生成手段 34 建設予定地模擬地震動生成手段 36 制御装置 38 記憶手段 40 入力手段 161 選択地域表示手段 162 地図表示手段 163 操作メニュー表示手段 181 サイト位置選択メニュー表示手段 182 緯度・経度入力手段 183 市町村入力手段 184 郵便番号入力手段 185 地図クリック表示手段 201 地盤モデル入力手段 202 地層物性データ入力手段 203 せん断剛性比グラフ表示手段 204 減衰グラフ表示手段 205 試験値・実験値入力手段

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実際の地震動の特性を反映する数学的な
    モデルを用いて人工的に地震動を作成する模擬地震動作
    成方法であって、 表示装置に表示された地域選択画面から構造物の建設地
    域を選択して該地域の地図を前記表示装置に表示する表
    示地域選択ステップと、 前記表示地域選択ステップで選択された地域の表示地図
    上に構造物のサイト位置を入力するサイト位置入力ステ
    ップと、 前記サイト位置入力ステップで入力されたサイト位置の
    地盤の物性を入力する地盤物性入力ステップと、 前記サイト位置を中心とする所定半径内にある歴史地震
    及び活断層の少なくとも一方の検索条件を入力する歴史
    地震/活断層検索条件入力ステップと、 前記歴史地震/活断層検索条件入力ステップで入力した
    検索条件に合った歴史地震/活断層を記憶手段から検索
    し、該検索した歴史地震/活断層の位置を前記表示装置
    に選択表示された地域の表示地図上にマーク表示する歴
    史地震/活断層表示ステップと、 前記表示地図上にマーク表示された歴史地震/活断層の
    うちから前記サイト位置に関係すると推定される歴史地
    震/活断層を選択して該歴史地震/活断層のデータを記
    憶手段から選択し設定するデータ選択ステップと、 前記データ選択ステップで選択した歴史地震/活断層デ
    ータに関係する基盤波作成用のパラメータを入力するパ
    ラメータ入力ステップと、 前記データ選択ステップで選択した歴史地震/活断層デ
    ータに対応して基盤模擬地震動の包絡曲線の波形パラメ
    ータ、スペクトル計算周期及び時間刻みと計算収束のた
    めの位相に関する基盤模擬地震動パラメータを入力する
    基盤模擬地震動パラメータ入力ステップと、 前記パラメータ入力ステップで入力したパラメータと前
    記基盤模擬地震動パラメータ入力ステップで入力した基
    盤模擬地震動パラメータを基に基盤模擬地震動を生成す
    る基盤模擬地震動生成ステップと、 前記基盤模擬地震動生成ステップで生成された地震動結
    果及び前記地盤物性入力ステップで入力された地盤物性
    を基に構造物の建設予定地に対する模擬地震動を生成す
    る建設予定地模擬地震動生成ステップを含み、 前記サイト位置入力ステップは、 サイト位置指定法を選択するための「緯度経度入力」、
    「市町村名入力」、「地図クリック」、「郵便番号入
    力」に関する選択項目の少なくとも1つを前記表示装置
    の表示地図上にウインド表示するサイト位置選択メニュ
    ー表示ステップと、前記サイト位置選択メニュー表示ス
    テップで表示された「緯度経度入力」の項目をクリック
    することによりサイト位置の緯度・経度を入力するため
    の入力画面を前記表示装置の画面に表示し、該表示画面
    上の記入領域にサイト位置の緯度・経度を入力して前記
    表示装置に表示されている表示地図上にサイト位置をマ
    ーク表示するとともに該サイト位置の緯度・経度を数値
    表示する緯度・経度入力ステップ、前記サイト位置選択
    メニュー表示ステップで表示された「市町村名入力」の
    項目をクリックすることによりサイト位置を入力するた
    めの所在県及び市町村名を前記表示装置の画面に表示
    し、該表示画面上の所在県及び市町村名をクリックする
    ことにより前記表示装置に表示されている表示地図上に
    サイト位置をマーク表示するとともに該サイト位置の緯
    度・経度を数値表示する市町村名入力ステップ、前記サ
    イト位置選択メニュー表示ステップで表示された「地図
    クリック」の項目をクリックした後前記表示装置に表示
    されている表示地図上のサイト位置をクリックすること
    により該サイト位置をマーク表示するとともに該サイト
    位置の緯度・経度を数値表示する地図クリック表示ステ
    ップ、前記サイト位置選択メニュー表示ステップで表示
    された「郵便番号入力」の項目をクリックすることによ
    りサイト位置の郵便番号を入力するための入力画面を前
    記表示装置の画面に表示し、該表示画面上の記入領域に
    サイト位置の郵便番号を入力して前記表示装置に表示さ
    れている表示地図上にサイト位置をマーク表示するとと
    もに該サイト位置の緯度・経度を数値表示する郵便番号
    入力ステップの少なくとも1つを含む、ことを特徴とす
    る模擬地震動作成方法。
  2. 【請求項2】 前記データ選択ステップで選択設定され
    る歴史地震/活断層データは、歴史地震の時は震央距離
    ・震源距離・マグニチュード・震源深さ・最大基盤速度
    であり、活断層の時は活断層の確実度・活動度・断層長
    さ・平均震央速度・最大基盤速度・推定マグニチュード
    である請求項1記載の模擬地震動作成方法。
  3. 【請求項3】 前記パラメータ入力ステップで入力され
    るパラメータは、歴史地震の時はマグニチュード及び震
    源距離であり、活断層の時は断層長さ・断層幅・マグニ
    チュード・変位量・立ち上がり時間・伝播速度・破壊速
    度・断層上端深さ・断層傾斜角・震源距離・断層との角
    度に関する断層パラメータと、活断層の長さ方向及び幅
    方向の分割数と破壊開始点に関する破壊パラメータであ
    る請求項1記載の模擬地震動作成方法。
  4. 【請求項4】 前記表示地域選択ステップは、全国ブロ
    ックと全国を複数の地域ブロックに分割して前記表示装
    置に表示する選択地域表示ステップと、前記選択地域表
    示ステップで表示されたブロックの1つをクリックする
    ことにより該ブロックに対応する地図データを地図デー
    タ記憶手段から読み出して前記表示装置に表示する地図
    表示ステップと、前記地図表示ステップにより表示装置
    に表示された地図上に模擬地震動生成のためのサイト位
    置入力、地盤物性入力、検索、データ選択、パラメータ
    入力、模擬地震動生成及び模擬地震波生成の各操作メニ
    ューをウインド表示する操作メニュー表示ステップとを
    含む請求項1記載の模擬地震動作成方法。
  5. 【請求項5】 前記歴史地震/活断層検索条件入力ステ
    ップにおける歴史地震/活断層の検索条件は、歴史地震
    の場合、前記表示装置に表示された入力画面上の震央距
    離の上下限値、震源距離の上下限値、マグニチュードの
    上下限値、最大基盤速度の上下限値を入力することによ
    り設定され、活断層の場合、前記表示装置に表示された
    入力画面上の断層長さの上下限値、平均震央距離の上下
    限値、マグニチュードの上下限値、最大基盤速度の上下
    限値を入力することにより設定される請求項1記載の模
    擬地震動作成方法。
  6. 【請求項6】 前記データ選択ステップで選択設定され
    る歴史地震/活断層データは、前記検索条件に応じ前記
    記憶手段から読み出して前記表示装置の画面に表示した
    歴史地震/活断層リスト中の1つの歴史地震/活断層名
    をクリックすることにより設定され、該歴史地震/活断
    層名に対応する地図上のマークの表示を変化させること
    を特徴とする請求項1記載の模擬地震動作成方法。
  7. 【請求項7】 前記データ選択ステップで選択設定され
    る歴史地震/活断層データは、前記表示装置に表示され
    た地図上のマーク中の1つをクリックすることにより設
    定され、該クリックされたマークの表示を変化させると
    同時に前記検索条件に応じ前記記憶手段から読み出して
    前記表示装置の画面に表示した歴史地震/活断層リスト
    中の前記マークに対応する1つの歴史地震/活断層名を
    マーキングすることを特徴とする請求項1記載の模擬地
    震動作成方法。
  8. 【請求項8】 前記基盤模擬地震動生成ステップは、前
    記基盤模擬地震動パラメータ入力ステップで入力した基
    盤模擬地震動の包絡曲線波形パラメータを基に時刻歴波
    形の包絡曲線を生成して表示する時刻歴波形グラフ表示
    ステップと、前記包絡曲線波形パラメータと基盤模擬地
    震動パラメータを基に基盤の速度応答スペクトル波形を
    生成し表示する速度グラフ表示ステップと、前記包絡曲
    線波形パラメータと基盤模擬地震動パラメータを基に基
    盤の応答波形を生成し表示する加速度グラフ表示ステッ
    プとを含む請求項1記載の模擬地震動作成方法。
  9. 【請求項9】 実際の地震動の特性を反映する数学的な
    モデルを用いて人工的に地震動を作成する模擬地震動作
    成装置であって、 表示装置と、 地図データを記憶する地図データ記憶手段と、 過去に発生した歴史地震及び存在する活断層データを記
    憶する歴史地震/活断層データ記憶手段と、 前記表示装置に表示された地域選択画面から構造物の建
    設地域を選択し、該地域の地図データを前記地図データ
    記憶手段から読み出して前記表示装置に表示する表示地
    域選択手段と、 前記表示地域選択手段で選択された地域の表示地図上に
    構造物のサイト位置を入力するサイト位置入力手段と、 前記サイト位置入力手段で入力されたサイト位置の地盤
    の物性を入力する地盤物性入力手段と、 前記サイト位置を中心とする所定半径内にある歴史地震
    及び活断層の少なくとも一方の検索条件を入力する歴史
    地震/活断層検索条件入力手段と、 前記歴史地震/活断層検索条件入力手段で入力した検索
    条件に合った歴史地震/活断層を前記歴史地震/活断層
    データ記憶手段から検索し、該検索した歴史地震/活断
    層の位置を前記表示装置に選択表示された地域の表示地
    図上にマーク表示する歴史地震/活断層表示手段と、 前記表示地図上にマーク表示された歴史地震/活断層の
    うちから前記サイト位置に関係すると推定される歴史地
    震/活断層を選択して該歴史地震/活断層のデータを記
    憶手段から選択し設定するデータ選択手段と、 前記データ選択ステップで選択した歴史地震/活断層デ
    ータに関係する基盤波作成用のパラメータを入力するパ
    ラメータ入力手段と、 前記データ選択手段で選択した歴史地震/活断層データ
    に対応して基盤模擬地震動の包絡曲線の波形パラメー
    タ、スペクトル計算周期及び時間刻みと計算収束のため
    の位相に関する基盤模擬地震動パラメータを入力する基
    盤模擬地震動パラメータ入力手段と、 前記パラメータ入力手段で入力したパラメータと前記基
    盤模擬地震動パラメータ入力手段で入力した基盤模擬地
    震動パラメータを基に基盤模擬地震動を生成する基盤模
    擬地震動生成手段と、 前記基盤模擬地震動生成手段で生成された地震動結果及
    び前記地盤物性入力手段で入力された地盤物性を基に構
    造物の建設予定地に対する模擬地震動を生成する建設予
    定地模擬地震動生成手段を含み、 前記サイト位置入力手段は、 サイト位置指定法を選択するための「緯度経度入力」、
    「市町村名入力」、「地図クリック」、「郵便番号入
    力」に関する選択項目の少なくとも1つを前記表示装置
    の表示地図上にウインド表示するサイト位置選択メニュ
    ー表示手段と、前記サイト位置選択メニュー表示手段で
    表示された「緯度経度入力」の項目をクリックすること
    によりサイト位置の緯度・経度を入力するための入力画
    面を前記表示装置の画面に表示し、該表示画面上の記入
    領域にサイト位置の緯度・経度を入力して前記表示装置
    に表示されている表示地図上にサイト位置をマーク表示
    するとともに該サイト位置の緯度・経度を数値表示する
    緯度・経度入力手段、前記サイト位置選択メニュー表示
    手段で表示された「市町村名入力」の項目をクリックす
    ることによりサイト位置を入力するための所在県及び市
    町村名を前記表示装置の画面に表示し、該表示画面上の
    所在県及び市町村名をクリックすることにより前記表示
    装置に表示されている表示地図上にサイト位置をマーク
    表示するとともに該サイト位置の緯度・経度を数値表示
    する市町村名入力手段、前記サイト位置選択メニュー表
    示手段で表示された「地図クリック」の項目をクリック
    した後前記表示装置に表示されている表示地図上のサイ
    ト位置をクリックすることにより該サイト位置をマーク
    表示するとともに該サイト位置の緯度・経度を数値表示
    する地図クリック表示手段、前記サイト位置選択メニュ
    ー表示手段で表示された「郵便番号入力」の項目をクリ
    ックすることによりサイト位置の郵便番号を入力するた
    めの入力画面を前記表示装置の画面に表示し、該表示画
    面上の記入領域にサイト位置の郵便番号を入力して前記
    表示装置に表示されている表示地図上にサイト位置をマ
    ーク表示するとともに該サイト位置の緯度・経度を数値
    表示する郵便番号入力手段の少なくとも1つを含む、 ことを特徴とする模擬地震動作成装置。
  10. 【請求項10】 前記データ選択手段で選択設定される
    歴史地震/活断層データは、歴史地震の時は震央距離・
    震源距離・マグニチュード・震源深さ・最大基盤速度で
    あり、活断層の時は活断層の確実度・活動度・断層長さ
    ・平均震央速度・最大基盤速度・推定マグニチュードで
    ある請求項1記載の模擬地震動作成装置。
  11. 【請求項11】 前記パラメータ入力手段で入力される
    パラメータは、歴史地震の時はマグニチュード及び震源
    距離であり、活断層の時は断層長さ・断層幅・マグニチ
    ュード・変位量・立ち上がり時間・伝播速度・破壊速度
    ・断層上端深さ・断層傾斜角・震源距離・断層との角度
    に関する断層パラメータと、活断層の長さ方向及び幅方
    向の分割数と破壊開始点に関する破壊パラメータである
    請求項1記載の模擬地震動作成装置。
  12. 【請求項12】 前記表示地域選択手段は、全国ブロッ
    クと全国を複数の地域ブロックに分割して前記表示装置
    に表示する選択地域表示手段と、前記選択地域表示手段
    で表示されたブロックの1つをクリックすることにより
    該ブロックに対応する地図データを地図データ記憶手段
    から読み出して前記表示装置に表示する地図表示手段
    と、前記地図表示手段により表示装置に表示された地図
    上に模擬地震動生成のためのサイト位置入力、地盤物性
    入力、検索、データ選択、パラメータ入力、模擬地震動
    生成及び模擬地震波生成の各操作メニューをウインド表
    示する操作メニュー表示手段とを含む請求項1記載の模
    擬地震動作成装置。
  13. 【請求項13】 前記歴史地震/活断層・活断層検索条
    件入力手段における歴史地震/活断層の検索条件は、歴
    史地震の場合、前記表示装置に表示された入力画面上の
    震央距離の上下限値、震源距離の上下限値、マグニチュ
    ードの上下限値、最大基盤速度の上下限値を入力するこ
    とにより設定され、活断層の場合、前記表示装置に表示
    された入力画面上の断層長さの上下限値、平均震央距離
    の上下限値、マグニチュードの上下限値、最大基盤速度
    の上下限値を入力することにより設定される請求項1記
    載の模擬地震動作成装置。
  14. 【請求項14】 前記データ選択手段で選択設定される
    歴史地震/活断層データは、前記検索条件に応じ前記記
    憶手段から読み出して前記表示装置の画面に表示した歴
    史地震/活断層リスト中の1つの歴史地震/活断層名を
    クリックすることにより設定され、該歴史地震/活断層
    名に対応する地図上のマークの表示を変化させることを
    特徴とする請求項1記載の模擬地震動作成装置。
  15. 【請求項15】 前記データ選択手段で選択設定される
    歴史地震/活断層データは、前記表示装置に表示された
    地図上のマーク中の1つをクリックすることにより設定
    され、該クリックされたマークの表示を変化させると同
    時に前記検索条件に応じ前記記憶手段から読み出して前
    記表示装置の画面に表示した歴史地震/活断層リスト中
    の前記マークに対応する1つの歴史地震/活断層名をマ
    ーキングすることを特徴とする請求項1記載の模擬地震
    動作成装置。
  16. 【請求項16】 前記基盤模擬地震動生成手段は、前記
    基盤模擬地震動パラメータ入力手段で入力した基盤模擬
    地震動の包絡曲線波形パラメータを基に時刻歴波形の包
    絡曲線を生成して表示する時刻歴波形グラフ表示手段
    と、前記包絡曲線波形パラメータと基盤模擬地震動パラ
    メータを基に基盤の速度応答スペクトル波形を生成し表
    示する速度グラフ表示手段と、前記包絡曲線波形パラメ
    ータと基盤模擬地震動パラメータを基に基盤の応答波形
    を生成し表示する加速度グラフ表示手段とを含む請求項
    1記載の模擬地震動作成装置。
  17. 【請求項17】 実際の地震動の特性を反映する数学的
    なモデルを用いて人工的に地震動を作成するプログラム
    を記録した記録媒体であって、 表示装置に表示された地域選択画面から構造物の建設地
    域を選択して該地域の地図を前記表示装置に表示する表
    示地域選択ステップと、 前記表示地域選択ステップで選択された地域の表示地図
    上に構造物のサイト位置を入力するサイト位置入力ステ
    ップと、 前記サイト位置入力ステップで入力されたサイト位置の
    地盤の物性を入力する地盤物性入力ステップと、 前記サイト位置を中心とする所定半径内にある歴史地震
    及び活断層の少なくとも一方の検索条件を入力する歴史
    地震/活断層検索条件入力ステップと、 前記歴史地震/活断層検索条件入力ステップで入力した
    検索条件に合った歴史地震/活断層を記憶手段から検索
    し、該検索した歴史地震/活断層の位置を前記表示装置
    に選択表示された地域の表示地図上にマーク表示する歴
    史地震/活断層表示ステップと、 前記表示地図上にマーク表示された歴史地震/活断層の
    うちから前記サイト位置に関係すると推定される歴史地
    震/活断層を選択して該歴史地震/活断層のデータを記
    憶手段から選択し設定するデータ選択ステップと、 前記データ選択ステップで選択した歴史地震/活断層デ
    ータに関係する基盤波作成用のパラメータを入力するパ
    ラメータ入力ステップと、 前記データ選択ステップで選択した歴史地震/活断層デ
    ータに対応して基盤模擬地震動の包絡曲線の波形パラメ
    ータ、スペクトル計算周期及び時間刻みと計算収束のた
    めの位相に関する基盤模擬地震動パラメータを入力する
    基盤模擬地震動パラメータ入力ステップと、 前記パラメータ入力ステップで入力したパラメータと前
    記基盤模擬地震動パラメータ入力ステップで入力した基
    盤模擬地震動パラメータを基に基盤模擬地震動を生成す
    る基盤模擬地震動生成ステップと、 前記基盤模擬地震動生成ステップで生成された地震動結
    果及び前記地盤物性入力ステップで入力された地盤物性
    を基に構造物の建設予定地に対する模擬地震動を生成す
    る建設予定地模擬地震動生成ステップをコンピュータに
    実行させるためのプログラムを記録し、 更に前記サイト位置入力ステップにおいて、 サイト位置指定法を選択するための「緯度経度入力」、
    「市町村名入力」、「地図クリック」、「郵便番号入
    力」に関する選択項目の少なくとも1つを前記表示装置
    の表示地図上にウインド表示するサイト位置選択メニュ
    ー表示ステップと、前記サイト位置選択メニュー表示ス
    テップで表示された「緯度経度入力」の項目をクリック
    することによりサイト位置の緯度・経度を入力するため
    の入力画面を前記表示装置の画面に表示し、該表示画面
    上の記入領域にサイト位置の緯度・経度を入力して前記
    表示装置に表示されている表示地図上にサイト位置をマ
    ーク表示するとともに該サイト位置の緯度・経度を数値
    表示する緯度・経度入力ステップ、前記サイト位置選択
    メニュー表示ステップで表示された「市町村名入力」の
    項目をクリックすることによりサイト位置を入力するた
    めの所在県及び市町村名を前記表示装置の画面に表示
    し、該表示画面上の所在県及び市町村名をクリックする
    ことにより前記表示装置に表示されている表示地図上に
    サイト位置をマーク表示するとともに該サイト位置の緯
    度・経度を数値表示する市町村名入力ステップ、前記サ
    イト位置選択メニュー表示ステップで表示された「地図
    クリック」の項目をクリックした後前記表示装置に表示
    されている表示地図上のサイト位置をクリックすること
    により該サイト位置をマーク表示するとともに該サイト
    位置の緯度・経度を数値表示する地図クリック表示ステ
    ップ、前記サイト位置選択メニュー表示ステップで表示
    された「郵便番号入力」の項目をクリックすることによ
    りサイト位置の郵便番号を入力するための入力画面を前
    記表示装置の画面に表示し、該表示画面上の記入領域に
    サイト位置の郵便番号を入力して前記表示装置に表示さ
    れている表示地図上にサイト位置をマーク表示するとと
    もに該サイト位置の緯度・経度を数値表示する郵便番号
    入力ステップの少なくとも1つをコンピュータに実行さ
    せるためのプログラムを記録した記録媒体。
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Cited By (6)

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