JPH10316487A - 爆薬の衝撃感度の感知方法 - Google Patents
爆薬の衝撃感度の感知方法Info
- Publication number
- JPH10316487A JPH10316487A JP11999097A JP11999097A JPH10316487A JP H10316487 A JPH10316487 A JP H10316487A JP 11999097 A JP11999097 A JP 11999097A JP 11999097 A JP11999097 A JP 11999097A JP H10316487 A JPH10316487 A JP H10316487A
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ニトラミン化合物よりなる爆薬の爆薬感度の簡
単な感知方法を提供することを目的とする。 【構成】ニトラミン化合物よりなる爆薬において、該化
合物の孤立分子(真空中)でのN-NO2結合の長さD1
と結晶中でのN-NO2の結合の長さD2とし、D1とD2
の差δDを求めδDの総和から前記ニトラミン化合物よ
りなる爆薬の衝撃感度を感知する方法である。
単な感知方法を提供することを目的とする。 【構成】ニトラミン化合物よりなる爆薬において、該化
合物の孤立分子(真空中)でのN-NO2結合の長さD1
と結晶中でのN-NO2の結合の長さD2とし、D1とD2
の差δDを求めδDの総和から前記ニトラミン化合物よ
りなる爆薬の衝撃感度を感知する方法である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はニトラミン化合物よ
りなる爆薬の衝撃感度を感知する方法に関する。
りなる爆薬の衝撃感度を感知する方法に関する。
【0002】
【従来技術】従来よりN-NO2結合を有する一連のニト
ラミン系化合物は高性能を有する爆薬として広く知ら
れ、近年、特にエアバッグ用爆薬として用いられてい
る。このニトラミン系化合物のうち、代表的な化合物と
してテトラメチレンテトラニトラミン(別称オクタヒド
ロ-1,3,5,7-テトラゾシン(通称HMX))があ
る。この化合物はN-NO2結合部分を4個有し、結晶構
造の相違によってα、β、γ、δの4種が存在し、それ
ぞれの構造式は化学式1に示される通りである。
ラミン系化合物は高性能を有する爆薬として広く知ら
れ、近年、特にエアバッグ用爆薬として用いられてい
る。このニトラミン系化合物のうち、代表的な化合物と
してテトラメチレンテトラニトラミン(別称オクタヒド
ロ-1,3,5,7-テトラゾシン(通称HMX))があ
る。この化合物はN-NO2結合部分を4個有し、結晶構
造の相違によってα、β、γ、δの4種が存在し、それ
ぞれの構造式は化学式1に示される通りである。
【0003】
【化1】
【0004】これらの化合物の衝撃感度は結晶系によっ
て異なり、δ体が最も衝撃感度が大きく、β体が衝撃感
度が最も低く安定である。この衝撃感度の順を示すと、
次のとおりである。 β<<α<γ<δ このように結晶系によって衝撃感度が異なるが、結晶系
の違いと衝撃感度との関係を知る試みは未だなされてお
らず、従って、結晶系よりその化合物の衝撃感度を予知
することはなされていなかった。
て異なり、δ体が最も衝撃感度が大きく、β体が衝撃感
度が最も低く安定である。この衝撃感度の順を示すと、
次のとおりである。 β<<α<γ<δ このように結晶系によって衝撃感度が異なるが、結晶系
の違いと衝撃感度との関係を知る試みは未だなされてお
らず、従って、結晶系よりその化合物の衝撃感度を予知
することはなされていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者はニ
トラミン化合物の結晶系による衝撃感度の相違について
検討した結果、結晶中の分子のN-NO2結合の距離D2
が結晶系により異なることを見出し、孤立分子(真空
中)でのN−NO2結合の距離D1(分子軌道法により算
出)とD2との差δDの総和がニトラミン化合物よりな
る爆薬の衝撃感度と密接に関連するとの知見を得、この
知見に基づいて本発明を完成したもので、本発明はニト
ラミン化合物よりなる爆薬の衝撃感度を前記δDの総和
から感知する方法を提供することを目的とする。
トラミン化合物の結晶系による衝撃感度の相違について
検討した結果、結晶中の分子のN-NO2結合の距離D2
が結晶系により異なることを見出し、孤立分子(真空
中)でのN−NO2結合の距離D1(分子軌道法により算
出)とD2との差δDの総和がニトラミン化合物よりな
る爆薬の衝撃感度と密接に関連するとの知見を得、この
知見に基づいて本発明を完成したもので、本発明はニト
ラミン化合物よりなる爆薬の衝撃感度を前記δDの総和
から感知する方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、ニトラ
ミン化合物よりなる爆薬において、該化合物の孤立分子
(真空中)でのN-NO2結合の長さD1と結晶中でのN-
NO2の結合の長さD2とし、D1とD2の差δDを求めδ
Dの総和から前記ニトラミン化合物よりなる爆薬の衝撃
感度を感知する方法である。
ミン化合物よりなる爆薬において、該化合物の孤立分子
(真空中)でのN-NO2結合の長さD1と結晶中でのN-
NO2の結合の長さD2とし、D1とD2の差δDを求めδ
Dの総和から前記ニトラミン化合物よりなる爆薬の衝撃
感度を感知する方法である。
【0007】即ち、N-NO2結合のN-N結合軸が互い
に平行に配置されているとき、δDの値が最も大きく変
化し、この配置或いはそれに近い配置をしている場合に
はN-NO2結合の中点間の距離が小さいほどδDの値が
大きく変化し、これはN-NO2結合が周囲に存在する他
の分子の影響で、短縮されていることを意味する。例え
ば、HMXについてみるに、α、β、γ、δHMXの各
結晶におけるN-NO2結合の長さは分子軌道計算による
孤立分子に対する計算値よりX線回折によって実測する
値が短くなっており、その理由は結晶中ではN-NO2結
合が周囲に存在する他のHMX分子の影響で短縮されて
いる。HMXの各結晶におけるδDの大きさを比較する
と次のようになり大体衝撃感度の順序に対応する。 β<<α〜δ<γ そこで、他のニトラミン化合物についてもδDを計算し
表1に示した。表1におけるΣδDは分子中の全てのN
-N結合のδD値の和を示し、dは各分子のδDの平均
値である。なお、表中Obsは実測値、δDは計算値と
実測値との差、δDmaxはその差の最大値である。
に平行に配置されているとき、δDの値が最も大きく変
化し、この配置或いはそれに近い配置をしている場合に
はN-NO2結合の中点間の距離が小さいほどδDの値が
大きく変化し、これはN-NO2結合が周囲に存在する他
の分子の影響で、短縮されていることを意味する。例え
ば、HMXについてみるに、α、β、γ、δHMXの各
結晶におけるN-NO2結合の長さは分子軌道計算による
孤立分子に対する計算値よりX線回折によって実測する
値が短くなっており、その理由は結晶中ではN-NO2結
合が周囲に存在する他のHMX分子の影響で短縮されて
いる。HMXの各結晶におけるδDの大きさを比較する
と次のようになり大体衝撃感度の順序に対応する。 β<<α〜δ<γ そこで、他のニトラミン化合物についてもδDを計算し
表1に示した。表1におけるΣδDは分子中の全てのN
-N結合のδD値の和を示し、dは各分子のδDの平均
値である。なお、表中Obsは実測値、δDは計算値と
実測値との差、δDmaxはその差の最大値である。
【0008】
【表1】
【0009】また、これらの化合物の衝撃感度は実施例
の表のデ−タで比較すると、次のような順になった。 DMN<<OHMX〜β-HMX<RDX<<α-HMX
<γ-HMX<δ-HMX なお、DMNは、ジメチルニトラミンを、OHMXはジ
メチルテトラニトロトリメチレンテトラミンを表し、H
MXはテトラメチレンテトラニトラミンを、RDXはヘ
キサハイドロトリニトロトリアジンを表す。これらよ
り、上記化合物の衝撃感度は分子中のΣδDに対応する
ことがわかった。従って、結晶中におけるN-NO2結合
の長さを知ることによって一連のニトラミン化合物の衝
撃感度を感知することができるとの知見を得た。換言す
ると、ニトラミン化合物中のN-NO2結合は圧縮される
ことによって爆発初期過程の引き金となるエネルギーを
貯蔵していることになる。
の表のデ−タで比較すると、次のような順になった。 DMN<<OHMX〜β-HMX<RDX<<α-HMX
<γ-HMX<δ-HMX なお、DMNは、ジメチルニトラミンを、OHMXはジ
メチルテトラニトロトリメチレンテトラミンを表し、H
MXはテトラメチレンテトラニトラミンを、RDXはヘ
キサハイドロトリニトロトリアジンを表す。これらよ
り、上記化合物の衝撃感度は分子中のΣδDに対応する
ことがわかった。従って、結晶中におけるN-NO2結合
の長さを知ることによって一連のニトラミン化合物の衝
撃感度を感知することができるとの知見を得た。換言す
ると、ニトラミン化合物中のN-NO2結合は圧縮される
ことによって爆発初期過程の引き金となるエネルギーを
貯蔵していることになる。
【0010】分子動力学計算により、このN-NO2結合
部分に貯蔵されているエネルギーが分子内でどのように
移動するかを調べたところ、環状分子では、このエネル
ギーは分子内を自由に移動できるが、線状分子では、極
く限られた範囲でしか移動できないことが明らかになっ
た。従って、ニトラミン化合物中のN-NO2結合は2つ
の役割を有すると考えられる。即ち、圧縮されることに
より生じるエネルギーの貯蔵と、そのエネルギーが分子
内を移動していく過程で特定のN-NO2に集合すること
により爆薬の爆発初期過程の引き金になる(いわゆるh
ot spotになる)ことである。従って、ニトラア
ミン化合物におけるN-NO2結合距離の差δDを結晶内
で知ることが出来れば爆薬の衝撃感度を感知することが
できる。
部分に貯蔵されているエネルギーが分子内でどのように
移動するかを調べたところ、環状分子では、このエネル
ギーは分子内を自由に移動できるが、線状分子では、極
く限られた範囲でしか移動できないことが明らかになっ
た。従って、ニトラミン化合物中のN-NO2結合は2つ
の役割を有すると考えられる。即ち、圧縮されることに
より生じるエネルギーの貯蔵と、そのエネルギーが分子
内を移動していく過程で特定のN-NO2に集合すること
により爆薬の爆発初期過程の引き金になる(いわゆるh
ot spotになる)ことである。従って、ニトラア
ミン化合物におけるN-NO2結合距離の差δDを結晶内
で知ることが出来れば爆薬の衝撃感度を感知することが
できる。
【0011】このN−NO2結合のδDは、結晶中にあ
る他の分子のN−NO2結合との距離および相互の配向
(配置)に大きく左右されることが分子軌道計算でわか
った。現実のニトラミン化合物の結晶中のN−NO2結
合の相互の位置関係を調べたところ、表2に示すような
結果となり、この結果は上述の分子軌道計算の結果と非
常に良く一致することがわかった。
る他の分子のN−NO2結合との距離および相互の配向
(配置)に大きく左右されることが分子軌道計算でわか
った。現実のニトラミン化合物の結晶中のN−NO2結
合の相互の位置関係を調べたところ、表2に示すような
結果となり、この結果は上述の分子軌道計算の結果と非
常に良く一致することがわかった。
【0012】
【表2】
【0013】従って、結晶中でのN-NO2結合の間の距
離D2を求め、孤立分子中でのN−NO2結合の距離D1
を分子軌道法により算出すれば、D1とD2との差δDの
総和から衝撃感度を知ることができる。従って、衝撃感
度を知る上において結晶中のN-NO2結合の距離D2の
値を知ることは極めて重要なことであり、この値はX線
回折により実測するか、或いは結晶環境下での分子軌道
計算による近似値によって求めることが出来る。なお、
この近似値は極めて精度の高い値として求められる。ま
た、N−NO2基の相互配置を実現するように例えばメ
チル基、エチル基、或いは水素結合できるメチロ−ル基
等を適当に側鎖に導入することによって該化合物の衝撃
感度を感知しうると共に、更に所望の衝撃感度を有する
化合物を分子設計することが出来る。
離D2を求め、孤立分子中でのN−NO2結合の距離D1
を分子軌道法により算出すれば、D1とD2との差δDの
総和から衝撃感度を知ることができる。従って、衝撃感
度を知る上において結晶中のN-NO2結合の距離D2の
値を知ることは極めて重要なことであり、この値はX線
回折により実測するか、或いは結晶環境下での分子軌道
計算による近似値によって求めることが出来る。なお、
この近似値は極めて精度の高い値として求められる。ま
た、N−NO2基の相互配置を実現するように例えばメ
チル基、エチル基、或いは水素結合できるメチロ−ル基
等を適当に側鎖に導入することによって該化合物の衝撃
感度を感知しうると共に、更に所望の衝撃感度を有する
化合物を分子設計することが出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明により衝撃感度を感知しう
る爆薬のニトラミン化合物としては上述のテトラメチレ
ンテトラニトラミン(HMX)の外、ヘキサハイドロト
リニトロトリアジン(RDX)、ジニトロペンタメチレ
ンテトラミン等の置換基としてニトラミン基を1〜複数
個有する脂肪族及び脂環式化合物を挙げることが出来
る。
る爆薬のニトラミン化合物としては上述のテトラメチレ
ンテトラニトラミン(HMX)の外、ヘキサハイドロト
リニトロトリアジン(RDX)、ジニトロペンタメチレ
ンテトラミン等の置換基としてニトラミン基を1〜複数
個有する脂肪族及び脂環式化合物を挙げることが出来
る。
【0015】これらの化合物の衝撃感度は、先ず孤立分
子(真空中)でのN-NO2結合の長さD1を求めるが、
この値は、其の方法自体は公知の分子軌道法の計算によ
って求める。また、結晶中のN-NO2の長さD2はX線
回折によって実測する値を用いるか、或いは結晶環境下
での分子軌道計算による近似値を用いる。得られたD1
及びD2よりδDを算出する。そして分子中の総てのN-
N結合についてδDを求め、其の総和(ΣδD)より衝
撃感度を測定して衝撃の性能を知ることができる。
子(真空中)でのN-NO2結合の長さD1を求めるが、
この値は、其の方法自体は公知の分子軌道法の計算によ
って求める。また、結晶中のN-NO2の長さD2はX線
回折によって実測する値を用いるか、或いは結晶環境下
での分子軌道計算による近似値を用いる。得られたD1
及びD2よりδDを算出する。そして分子中の総てのN-
N結合についてδDを求め、其の総和(ΣδD)より衝
撃感度を測定して衝撃の性能を知ることができる。
【0016】
【実施例】次に実施例をもって具体的に本発明を説明す
る。 実施例1 下記の表に示すニトラミン化合物について、先に述べた
分子軌道法によってN-NO2結合の長さD1を計算によ
って求め、続いてX線回折によって結晶中のN-NO2の
長さD2を実測した。其の結果を下記の表に示す。ま
た、これらの化合物の衝撃感度について測定した。衝撃
感度の測定方法としては落鎚感度試験によって行った。 ニトラミン化合物 ΣδD 衝撃感度 δ-HMX 0.293 2.76 β-HMX 0.272 7.59 RDX 0.249 6.63 OHMX 0.231 8.83 DMN 0.061 火薬としての性質を示さず 上記の結果よりΣδDと衝撃感度とが対応することがわ
かった。
る。 実施例1 下記の表に示すニトラミン化合物について、先に述べた
分子軌道法によってN-NO2結合の長さD1を計算によ
って求め、続いてX線回折によって結晶中のN-NO2の
長さD2を実測した。其の結果を下記の表に示す。ま
た、これらの化合物の衝撃感度について測定した。衝撃
感度の測定方法としては落鎚感度試験によって行った。 ニトラミン化合物 ΣδD 衝撃感度 δ-HMX 0.293 2.76 β-HMX 0.272 7.59 RDX 0.249 6.63 OHMX 0.231 8.83 DMN 0.061 火薬としての性質を示さず 上記の結果よりΣδDと衝撃感度とが対応することがわ
かった。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明おいてはニト
ラミン化合物のN-NO2結合の長さについて、孤立分子
の値D1と結晶環境下での値D2との差δDを知ることに
よって該化合物の衝撃強度を感知することができ、更
に、例えばメチル基、エチル基、或いは水素結合できる
メチロ−ル基等を適当に側鎖に導入することによってδ
Dを調製し、所望の衝撃感度を有する化合物を分子設計
しうるのでその効果は大である。
ラミン化合物のN-NO2結合の長さについて、孤立分子
の値D1と結晶環境下での値D2との差δDを知ることに
よって該化合物の衝撃強度を感知することができ、更
に、例えばメチル基、エチル基、或いは水素結合できる
メチロ−ル基等を適当に側鎖に導入することによってδ
Dを調製し、所望の衝撃感度を有する化合物を分子設計
しうるのでその効果は大である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ニトラミン化合物よりなる爆薬におい
て、該化合物の孤立分子(真空中)でのN-NO2結合の
長さD1と結晶中でのN-NO2の結合の長さD2とし、D
1とD2の差δDを求めδDの総和から前記ニトラミン化
合物よりなる爆薬の衝撃感度を感知する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11999097A JPH10316487A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 爆薬の衝撃感度の感知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11999097A JPH10316487A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 爆薬の衝撃感度の感知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10316487A true JPH10316487A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14775178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11999097A Pending JPH10316487A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 爆薬の衝撃感度の感知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10316487A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104122199A (zh) * | 2014-07-29 | 2014-10-29 | 广东宏大爆破股份有限公司 | 一种用于测试炸药撞击感度的落锤仪 |
CN112759495A (zh) * | 2021-02-25 | 2021-05-07 | 中国科学技术大学 | 一种气体分子嵌入cl-20的主客体炸药及其制备方法 |
CN116298178A (zh) * | 2023-03-29 | 2023-06-23 | 北京航天试验技术研究所 | 含能材料测试系统及方法 |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP11999097A patent/JPH10316487A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104122199A (zh) * | 2014-07-29 | 2014-10-29 | 广东宏大爆破股份有限公司 | 一种用于测试炸药撞击感度的落锤仪 |
CN112759495A (zh) * | 2021-02-25 | 2021-05-07 | 中国科学技术大学 | 一种气体分子嵌入cl-20的主客体炸药及其制备方法 |
CN116298178A (zh) * | 2023-03-29 | 2023-06-23 | 北京航天试验技术研究所 | 含能材料测试系统及方法 |
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