JPH10310449A - 装飾材料用色素、該色素の製造法、および該色素の使用 - Google Patents
装飾材料用色素、該色素の製造法、および該色素の使用Info
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- JPH10310449A JPH10310449A JP10050608A JP5060898A JPH10310449A JP H10310449 A JPH10310449 A JP H10310449A JP 10050608 A JP10050608 A JP 10050608A JP 5060898 A JP5060898 A JP 5060898A JP H10310449 A JPH10310449 A JP H10310449A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 改善された高温安定性を有する装飾材料用色
素、殊に中性の灰色およびマゼンタ色の装飾材料用色素
の提供 【解決手段】 装飾材料用色素が、ガラス融液および着
色成分を含有し、着色成分としては、V、Cr、Mn、
Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ag、Au、Ru、R
h、Pd、Os、Ir、Ptの系列からの金属少なくと
も1個を負荷されたモレキュラーシーブを含有する。 【効果】 本発明による装飾材料用色素は、従来技術の
色素と比較して、温度安定性に関し明らかに優れてい
る。
素、殊に中性の灰色およびマゼンタ色の装飾材料用色素
の提供 【解決手段】 装飾材料用色素が、ガラス融液および着
色成分を含有し、着色成分としては、V、Cr、Mn、
Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ag、Au、Ru、R
h、Pd、Os、Ir、Ptの系列からの金属少なくと
も1個を負荷されたモレキュラーシーブを含有する。 【効果】 本発明による装飾材料用色素は、従来技術の
色素と比較して、温度安定性に関し明らかに優れてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着色成分が1個の
金属またはこの金属の化合物が負荷されたモレキュラー
シーブである場合に、ガラス融液および着色成分を含有
する装飾材料用色素、ならびにこの装飾材料用色素の製
造法、および装飾材料用色素の使用に関する。
金属またはこの金属の化合物が負荷されたモレキュラー
シーブである場合に、ガラス融液および着色成分を含有
する装飾材料用色素、ならびにこの装飾材料用色素の製
造法、および装飾材料用色素の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック装飾を製造するための装飾材
料用色素は通常、着色成分、例えば顔料または色素体ま
たはその前駆体、および装飾すべき支持体、例えばガラ
ス、陶磁器およびセラミック上での焼き付け中に、着色
成分を固着するガラス融液からなる。
料用色素は通常、着色成分、例えば顔料または色素体ま
たはその前駆体、および装飾すべき支持体、例えばガラ
ス、陶磁器およびセラミック上での焼き付け中に、着色
成分を固着するガラス融液からなる。
【0003】ドイツ連邦共和国特許出願公開第4411
104号明細書中に記載された、紫色顔料の製造法の場
合、ガラス融液ならびに他の酸化物質および珪酸塩物質
または混合物の系列からなるビヒクル材料は、乾燥した
形、または溶液または懸濁液の形の1個以上の金化合物
と、ビヒクル材料と金との重量比、10:1〜200
0:1で接触され、および場合によっては付加的に色調
変性金属化合物と接触され、かつ混合物は金化合物およ
び色調変性金化合物の分解温度を上回る温度に加熱さ
れ、この場合、ここで形成されたコロイド状金によって
紫色が製造される。ビヒクル材料の中には、ガラス融液
以外に、SiO2、Al2O3、TiO2、La
2O3、CeO2および珪酸塩、例えばアルカリ土類金
属珪酸塩、珪酸ジルコニウムおよび珪酸アルミニウムも
挙げられる。所定の構造形の酸化物および珪酸塩が如何
なるものに応じて存在すべきであるかという指摘は、前
記刊行物からは認めることができない。ドイツ連邦共和
国特許出願公開第4411103号明細書の記載によれ
ば、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4411104号
明細書中に記載された熱処理を行うことは不必要であ
り、それというのも金化合物の分解、ひいては色形成
は、装飾材料の焼き付けの際も進行しているからであ
る。
104号明細書中に記載された、紫色顔料の製造法の場
合、ガラス融液ならびに他の酸化物質および珪酸塩物質
または混合物の系列からなるビヒクル材料は、乾燥した
形、または溶液または懸濁液の形の1個以上の金化合物
と、ビヒクル材料と金との重量比、10:1〜200
0:1で接触され、および場合によっては付加的に色調
変性金属化合物と接触され、かつ混合物は金化合物およ
び色調変性金化合物の分解温度を上回る温度に加熱さ
れ、この場合、ここで形成されたコロイド状金によって
紫色が製造される。ビヒクル材料の中には、ガラス融液
以外に、SiO2、Al2O3、TiO2、La
2O3、CeO2および珪酸塩、例えばアルカリ土類金
属珪酸塩、珪酸ジルコニウムおよび珪酸アルミニウムも
挙げられる。所定の構造形の酸化物および珪酸塩が如何
なるものに応じて存在すべきであるかという指摘は、前
記刊行物からは認めることができない。ドイツ連邦共和
国特許出願公開第4411103号明細書の記載によれ
ば、ドイツ連邦共和国特許出願公開第4411104号
明細書中に記載された熱処理を行うことは不必要であ
り、それというのも金化合物の分解、ひいては色形成
は、装飾材料の焼き付けの際も進行しているからであ
る。
【0004】装飾材料用色素中に使用される着色成分、
例えば有色顔料については、焼成条件下での色彩安定性
に関する高い要求が課される。この要求は多数の顔料
の、殊に1000℃を越え1400℃に至るまでの、高
温高速焼成の際には不十分なまま満たされない。例えば
灰色の装飾材料用色素はしばしば、CIELab★−系
(DIN 5033、第3部)の場合にa★−値およびb★−値
ほぼ0を有する中性の灰色の色調をもたらさず、むしろ
明らかに青みがかったか、または黄色がかった色調を示
す。また黒色顔料の希釈によっても、顔料の溶解、およ
び/またはガラスマトリックス中への変色イオンの遊離
に基づき、しばしば中性の灰色の生成物はもたらされな
い。また高温の使用、例えば1100〜1240℃の釉
焼装飾に適当な、マゼンタ色の装飾塗料に関する需要も
あり、なぜならば、従来このために使用された顔料、即
ちCr−ドープされたCaSnSiO5はマゼンタ色調
に十分には適合せず、その上1200℃以上で色あせる
傾向がある。
例えば有色顔料については、焼成条件下での色彩安定性
に関する高い要求が課される。この要求は多数の顔料
の、殊に1000℃を越え1400℃に至るまでの、高
温高速焼成の際には不十分なまま満たされない。例えば
灰色の装飾材料用色素はしばしば、CIELab★−系
(DIN 5033、第3部)の場合にa★−値およびb★−値
ほぼ0を有する中性の灰色の色調をもたらさず、むしろ
明らかに青みがかったか、または黄色がかった色調を示
す。また黒色顔料の希釈によっても、顔料の溶解、およ
び/またはガラスマトリックス中への変色イオンの遊離
に基づき、しばしば中性の灰色の生成物はもたらされな
い。また高温の使用、例えば1100〜1240℃の釉
焼装飾に適当な、マゼンタ色の装飾塗料に関する需要も
あり、なぜならば、従来このために使用された顔料、即
ちCr−ドープされたCaSnSiO5はマゼンタ色調
に十分には適合せず、その上1200℃以上で色あせる
傾向がある。
【0005】欧州特許第0294664号明細書の記載
から、包接顔料の製造法が公知であり、この場合、ゼオ
ライト中および/またはゼオライトに、結合した着色物
質、またはそのための前駆体は、充填成分またはそのた
めの前駆体を用いて500〜1200℃で灼熱される。
着色成分としては、CdおよびHgの硫化物、セレン化
物およびスルホセレン化物ならびにFe−酸化物が挙げ
られるが、しかし冒頭の公知技術水準の場合には、金紫
色も包接可能な成分として挙げられる。充填成分として
は、特にZrO2、SiO2および殊にZrSiO4が
挙げられるが、しかしガラス融液は挙げられない。
から、包接顔料の製造法が公知であり、この場合、ゼオ
ライト中および/またはゼオライトに、結合した着色物
質、またはそのための前駆体は、充填成分またはそのた
めの前駆体を用いて500〜1200℃で灼熱される。
着色成分としては、CdおよびHgの硫化物、セレン化
物およびスルホセレン化物ならびにFe−酸化物が挙げ
られるが、しかし冒頭の公知技術水準の場合には、金紫
色も包接可能な成分として挙げられる。充填成分として
は、特にZrO2、SiO2および殊にZrSiO4が
挙げられるが、しかしガラス融液は挙げられない。
【0006】フリット含有装飾材料用色素中での、金含
有ゼオライトの直接的な使用は容易に推考できるもので
はなく、それというのも、前記刊行物はフリットと反応
しない包接顔料に向けられているからである。
有ゼオライトの直接的な使用は容易に推考できるもので
はなく、それというのも、前記刊行物はフリットと反応
しない包接顔料に向けられているからである。
【0007】無機ビヒクル材料上の、コロイド状金また
はその前駆体を基礎とするマゼンタ色顔料、およびこの
顔料から得られる装飾材料用色素の改善された高温安定
性は、未公開のドイツ連邦共和国特許第1964906
7.7号明細書中に記載されている。この方法は、ビヒ
クル材料、例えばフリットまたは酸化物もしくは珪酸塩
の存在下に、酸化物水和物を用いて不溶性の金化合物を
共沈させることを包含する。
はその前駆体を基礎とするマゼンタ色顔料、およびこの
顔料から得られる装飾材料用色素の改善された高温安定
性は、未公開のドイツ連邦共和国特許第1964906
7.7号明細書中に記載されている。この方法は、ビヒ
クル材料、例えばフリットまたは酸化物もしくは珪酸塩
の存在下に、酸化物水和物を用いて不溶性の金化合物を
共沈させることを包含する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、改善
された高温安定性を有する装飾材料用色素、殊に中性の
灰色およびマゼンタ色の装飾材料用色素を提供すること
である。
された高温安定性を有する装飾材料用色素、殊に中性の
灰色およびマゼンタ色の装飾材料用色素を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】ガラス融液および着色成
分を含有する装飾材料用色素が見出され、この装飾材料
用色素は着色成分として、V、Cr、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Zn、Ag、Au、Ru、Rh、P
d、Os、Ir、Ptの系列からの金属少なくとも1
個、および/またはこの金属の化合物を負荷されたモレ
キュラーシーブを含有することによって特徴付けられて
いる。
分を含有する装飾材料用色素が見出され、この装飾材料
用色素は着色成分として、V、Cr、Mn、Fe、C
o、Ni、Cu、Zn、Ag、Au、Ru、Rh、P
d、Os、Ir、Ptの系列からの金属少なくとも1
個、および/またはこの金属の化合物を負荷されたモレ
キュラーシーブを含有することによって特徴付けられて
いる。
【0010】従属請求項は、装飾材料用色素の有利な実
施態様に向けられている。
施態様に向けられている。
【0011】装飾材料用色素の特徴は、色素に役立つコ
ロイド状金属および/または金属化合物、もしくは装飾
材料の焼成中の色の形成に役立つ金属化合物が、モレキ
ュラーシーブに/モレキュラーシーブ中で、固着されて
いることである。モレキュラーシーブの負荷は、イオン
性金属化合物の使用下にイオン交換を用いて、または非
イオン性金属化合物またはコロイド状金属の使用下に、
モレキュラーシーブの構造体中で吸着させることによっ
て行われていてよい。まず、金属化合物が負荷されたモ
レキュラーシーブは、後接続されたか焼工程によって、
金属化合物が水素を用いた還元と組み合わせられていて
もよい熱分解により、コロイド状金属の形、または場合
によっては金属酸化物の形にも、または他の耐熱金属化
合物の形にも、移行されているように変換されていても
よい。コロイド状金属、殊にコロイド状金および金クラ
スターは、それぞれ配位子安定化されていてよく、着色
成分を製造する際、直接に溶液の形で使用されていてよ
い。
ロイド状金属および/または金属化合物、もしくは装飾
材料の焼成中の色の形成に役立つ金属化合物が、モレキ
ュラーシーブに/モレキュラーシーブ中で、固着されて
いることである。モレキュラーシーブの負荷は、イオン
性金属化合物の使用下にイオン交換を用いて、または非
イオン性金属化合物またはコロイド状金属の使用下に、
モレキュラーシーブの構造体中で吸着させることによっ
て行われていてよい。まず、金属化合物が負荷されたモ
レキュラーシーブは、後接続されたか焼工程によって、
金属化合物が水素を用いた還元と組み合わせられていて
もよい熱分解により、コロイド状金属の形、または場合
によっては金属酸化物の形にも、または他の耐熱金属化
合物の形にも、移行されているように変換されていても
よい。コロイド状金属、殊にコロイド状金および金クラ
スターは、それぞれ配位子安定化されていてよく、着色
成分を製造する際、直接に溶液の形で使用されていてよ
い。
【0012】金属および金属の化合物の中では、貴金属
および銅が、装飾材料用色素の着色成分として有利であ
る。特に有利には、装飾材料用色素は金、銀、パラジウ
ムおよび白金を含有する。しかし、V、Cr、Mn、F
e、Co、NiおよびCuの化合物は、Ru、Rh、O
sおよびIrと同様に、色調の変性のため含有されてい
てよい。
および銅が、装飾材料用色素の着色成分として有利であ
る。特に有利には、装飾材料用色素は金、銀、パラジウ
ムおよび白金を含有する。しかし、V、Cr、Mn、F
e、Co、NiおよびCuの化合物は、Ru、Rh、O
sおよびIrと同様に、色調の変性のため含有されてい
てよい。
【0013】モレキュラーシーブの吸収力が、金属化合
物または金属コロイドにとって十分である場合には、組
成および構造に関して異なったモレキュラーシーブが、
着色成分を製造する際に使用されていてよい。
物または金属コロイドにとって十分である場合には、組
成および構造に関して異なったモレキュラーシーブが、
着色成分を製造する際に使用されていてよい。
【0014】着色成分に有利なモレキュラーシーブは、
アルミノ珪酸塩、殊にSiO2/Al2O3モジュール
10〜100を有するアルミノ珪酸塩、例えばモジュー
ル約28を有するZSM−5、またはモジュール約27
を有するゼオライトβ、またはモジュール約30を有す
るモルデン沸石、100を上回るモジュールを有する、
アルミニウム含量の少ないものから、アルミニウムを含
有しないものに至るまでのシリカライト、チタン含有シ
リカライト、例えばTS−1、TS−2またはTi−β
−ゼオライト、骨格性アルミニウム原子が全部または部
分的に鉄原子によって置換されている珪酸第一鉄、およ
び中間細孔珪酸塩、例えばMCM−41、もしくは異原
子含有中間細孔珪酸塩、例えばAl−MCM−41の系
列から選択されたものである。
アルミノ珪酸塩、殊にSiO2/Al2O3モジュール
10〜100を有するアルミノ珪酸塩、例えばモジュー
ル約28を有するZSM−5、またはモジュール約27
を有するゼオライトβ、またはモジュール約30を有す
るモルデン沸石、100を上回るモジュールを有する、
アルミニウム含量の少ないものから、アルミニウムを含
有しないものに至るまでのシリカライト、チタン含有シ
リカライト、例えばTS−1、TS−2またはTi−β
−ゼオライト、骨格性アルミニウム原子が全部または部
分的に鉄原子によって置換されている珪酸第一鉄、およ
び中間細孔珪酸塩、例えばMCM−41、もしくは異原
子含有中間細孔珪酸塩、例えばAl−MCM−41の系
列から選択されたものである。
【0015】常法によれば、モレキュラーシーブは、そ
れぞれ金属として計算された、金属または金属化合物
0.01〜20重量%が負荷されている。特に有利に
は、モレキュラーシーブは、金属として計算された、金
属または金属化合物0.5〜5重量%を含有する。マゼ
ンタ色の装飾材料用色素は、着色成分中に金を含有し、
中性の灰色の装飾材料用色素はパラジウムを含有する。
れぞれ金属として計算された、金属または金属化合物
0.01〜20重量%が負荷されている。特に有利に
は、モレキュラーシーブは、金属として計算された、金
属または金属化合物0.5〜5重量%を含有する。マゼ
ンタ色の装飾材料用色素は、着色成分中に金を含有し、
中性の灰色の装飾材料用色素はパラジウムを含有する。
【0016】装飾材料用色素のガラス融液は、任意に構
成されていてよく、かつ常法によれば、微細に分布され
たフリットとして存在する。当業者により、このガラス
融液の組成は、市場の幅広い提供物の中から選択され、
かつ有利には装飾すべき支持体および焼成温度に関して
適当であるものを選択し、その結果、例えばガラス融液
と支持体との過度に異なった膨張係数による装飾材料の
欠陥をもたらさない。
成されていてよく、かつ常法によれば、微細に分布され
たフリットとして存在する。当業者により、このガラス
融液の組成は、市場の幅広い提供物の中から選択され、
かつ有利には装飾すべき支持体および焼成温度に関して
適当であるものを選択し、その結果、例えばガラス融液
と支持体との過度に異なった膨張係数による装飾材料の
欠陥をもたらさない。
【0017】ガラス融液と着色成分との重量比は、本発
明による装飾材料用色素の場合、一般に20〜0.2の
範囲内、有利に10〜1の範囲内にある。正確な割合
は、着色成分の色の強度、およびそれによって製造すべ
き装飾材料の望ましい色の強度に依存する。
明による装飾材料用色素の場合、一般に20〜0.2の
範囲内、有利に10〜1の範囲内にある。正確な割合
は、着色成分の色の強度、およびそれによって製造すべ
き装飾材料の望ましい色の強度に依存する。
【0018】装飾材料用色素は、それ自体既に形成され
た色素を有していてよいか、または既に前述されたよう
に、本質的に無色であるか、または微かに着色されてい
てよい。微かに着色されていてよいのは、モレキュラー
シーブの構造体中に固着された金属化合物が、色の形成
のための焼成中に、例えば貴金属コロイドの形成が可能
である場合である。
た色素を有していてよいか、または既に前述されたよう
に、本質的に無色であるか、または微かに着色されてい
てよい。微かに着色されていてよいのは、モレキュラー
シーブの構造体中に固着された金属化合物が、色の形成
のための焼成中に、例えば貴金属コロイドの形成が可能
である場合である。
【0019】装飾材料用色素は、液体の形またはペース
ト状で、例えば常用の彩色技術および転写技術を含む印
刷技術を用いて塗布される。したがって、装飾材料用色
素は付加的に液体媒体を含有してよい。この種の媒体、
例えば印刷媒体は、主成分として一般に1個以上の有機
結合剤、および水ならびに常用の水溶性有機溶剤および
水不溶性有機溶剤を含めた1個以上の溶剤を含有する。
結合剤の中では、ホモポリマーおよびコポリマーならび
にこれらの混合物が使用可能である。選択された結合剤
は、ポリアクリレート樹脂およびポリメタクリレート樹
脂、ポリビニルピロリドン(PVP)、セルロースエー
テル、ポリアミド、ポリエチレングリコール、ポリエス
テル、ポリアクリルアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリビニ
ルアルコール、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂および
ポリアミン並びにこれらの混合物を基礎とする、ホモポ
リマー、コポリマーおよびブロックポリマーである。樹
脂は、殊に水性系中で使用される場合には、可溶化基、
例えばカルボキシレート基、スルホネート基、ヒドロキ
シ基および/またはアミノ基、またはアンモニウム基を
含有してよい。水性系としては、PVP、ポリメタクリ
レートおよびセルロースエーテルが特に有利である。
ト状で、例えば常用の彩色技術および転写技術を含む印
刷技術を用いて塗布される。したがって、装飾材料用色
素は付加的に液体媒体を含有してよい。この種の媒体、
例えば印刷媒体は、主成分として一般に1個以上の有機
結合剤、および水ならびに常用の水溶性有機溶剤および
水不溶性有機溶剤を含めた1個以上の溶剤を含有する。
結合剤の中では、ホモポリマーおよびコポリマーならび
にこれらの混合物が使用可能である。選択された結合剤
は、ポリアクリレート樹脂およびポリメタクリレート樹
脂、ポリビニルピロリドン(PVP)、セルロースエー
テル、ポリアミド、ポリエチレングリコール、ポリエス
テル、ポリアクリルアミド、ポリ酢酸ビニル、ポリビニ
ルアルコール、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂および
ポリアミン並びにこれらの混合物を基礎とする、ホモポ
リマー、コポリマーおよびブロックポリマーである。樹
脂は、殊に水性系中で使用される場合には、可溶化基、
例えばカルボキシレート基、スルホネート基、ヒドロキ
シ基および/またはアミノ基、またはアンモニウム基を
含有してよい。水性系としては、PVP、ポリメタクリ
レートおよびセルロースエーテルが特に有利である。
【0020】本発明による装飾材料用色素中に含有され
る着色成分は、ガラス融液なしでも、有色顔料として、
例えばプラスチック、繊維、フィルムおよび塗料を着色
するために使用されることができる。有利な有色顔料
は、少なくとも1個の貴金属、殊に金またはパラジウム
をコロイドの形で、アルミノ珪酸塩、殊に10を上回る
SiO2/Al2O3−モジュールを有するアルミノ珪
酸塩、シリカライト、チタンシリカライト、珪酸第一鉄
および中間細孔珪酸塩の系列からなるモレキュラーシー
ブ中に含有するようなものである。コロイド状金または
コロイド状金および銀およびチタンシリカライトを基礎
とする有色顔料は、未公開のドイツ連邦共和国特許出願
(内部整理番号960116MS)中に記載されてい
る。
る着色成分は、ガラス融液なしでも、有色顔料として、
例えばプラスチック、繊維、フィルムおよび塗料を着色
するために使用されることができる。有利な有色顔料
は、少なくとも1個の貴金属、殊に金またはパラジウム
をコロイドの形で、アルミノ珪酸塩、殊に10を上回る
SiO2/Al2O3−モジュールを有するアルミノ珪
酸塩、シリカライト、チタンシリカライト、珪酸第一鉄
および中間細孔珪酸塩の系列からなるモレキュラーシー
ブ中に含有するようなものである。コロイド状金または
コロイド状金および銀およびチタンシリカライトを基礎
とする有色顔料は、未公開のドイツ連邦共和国特許出願
(内部整理番号960116MS)中に記載されてい
る。
【0021】さらに本発明の対象は、装飾材料用色素を
製造する方法であり、この方法は次の工程を包含する: (i)モレキュラーシーブを、金属化合物または金属コ
ロイドの溶液または分散液、またはV、Cr、Mn、F
e、Co、Ni、Cu、Zn、Ag、Au、Ru、R
h、Pd、Os、IrおよびPtの系列からの金属1個
以上の液状金属化合物で含浸し、(ii)溶剤が存在す
る場合には、負荷されたモレキュラーシーブを乾燥する
か、または乾燥しかつか焼し、および(iii)負荷し
かつ場合によってはか焼したモレキュラーシーブを、ガ
ラス融液と一緒に、完全に均質化する。
製造する方法であり、この方法は次の工程を包含する: (i)モレキュラーシーブを、金属化合物または金属コ
ロイドの溶液または分散液、またはV、Cr、Mn、F
e、Co、Ni、Cu、Zn、Ag、Au、Ru、R
h、Pd、Os、IrおよびPtの系列からの金属1個
以上の液状金属化合物で含浸し、(ii)溶剤が存在す
る場合には、負荷されたモレキュラーシーブを乾燥する
か、または乾燥しかつか焼し、および(iii)負荷し
かつ場合によってはか焼したモレキュラーシーブを、ガ
ラス融液と一緒に、完全に均質化する。
【0022】特に有利には、溶液の形の金属化合物が使
用される。金化合物の中では、イオン性金化合物、例え
ばテトラクロロ金酸四水和物、ナトリウムジスルフィト
アウレート(III)、ナトリウムジチオスルフェート
アウレート(III)、カリウムジシアノアウレート
(I)、ならびに非イオン性金化合物、例えば金(I)
チオレートおよび金スルホレジネートが使用されてよ
い。二者択一により、直接に金コロイド溶液または金ク
ラスター溶液が使用されるが、この場合、コロイドおよ
びクラスターは、例えばホスファンを用いて配位子安定
化されていてよい。他の貴金属は、一般にイオン化合物
の形で使用され、このイオン化合物は、MeがPtまた
はPdに等しい[Me(NH3)4](HCO3)2お
よび[MeCl2](NH3)2の型の中性の錯体なら
びに[MeCl4](NH4)2の型の非イオン錯体を
包含する。
用される。金化合物の中では、イオン性金化合物、例え
ばテトラクロロ金酸四水和物、ナトリウムジスルフィト
アウレート(III)、ナトリウムジチオスルフェート
アウレート(III)、カリウムジシアノアウレート
(I)、ならびに非イオン性金化合物、例えば金(I)
チオレートおよび金スルホレジネートが使用されてよ
い。二者択一により、直接に金コロイド溶液または金ク
ラスター溶液が使用されるが、この場合、コロイドおよ
びクラスターは、例えばホスファンを用いて配位子安定
化されていてよい。他の貴金属は、一般にイオン化合物
の形で使用され、このイオン化合物は、MeがPtまた
はPdに等しい[Me(NH3)4](HCO3)2お
よび[MeCl2](NH3)2の型の中性の錯体なら
びに[MeCl4](NH4)2の型の非イオン錯体を
包含する。
【0023】着色されていない金属化合物が、着色され
たコロイド状金属、または他の着色された化合物に変え
られるべき場合には、工程(i)または必要に応じて工
程(ii)に、100℃を上回り600℃に至る範囲、
大抵は200〜550℃の温度でのか焼工程が続く。
たコロイド状金属、または他の着色された化合物に変え
られるべき場合には、工程(i)または必要に応じて工
程(ii)に、100℃を上回り600℃に至る範囲、
大抵は200〜550℃の温度でのか焼工程が続く。
【0024】着色成分とガラス融液との接触は、強力に
作用する混合装置、例えばミルを使用しながら実現され
る。この工程の場合は、液状粉砕助剤が添加されてよ
い。均質な装飾材料用色素は、自体公知の方法で付加的
にペーストに変換されてよい。
作用する混合装置、例えばミルを使用しながら実現され
る。この工程の場合は、液状粉砕助剤が添加されてよ
い。均質な装飾材料用色素は、自体公知の方法で付加的
にペーストに変換されてよい。
【0025】次の例は本発明を詳説する。例1〜10は
金属化合物を用いたモレキュラーシーブの負荷に向けら
れている。例11〜15は、装飾材料用色素の製造およ
び装飾材料用色素の使用に関する。
金属化合物を用いたモレキュラーシーブの負荷に向けら
れている。例11〜15は、装飾材料用色素の製造およ
び装飾材料用色素の使用に関する。
【0026】
例1 金含量0.654重量%を有するAu−TS−1(金−
チタンシリカライト−1)の合成 TS−1型のゼオライトに、水溶性Au(I)−チオレ
ート(Au25.17重量%)で含浸することによっ
て、金を負荷する。この場合、まず金チオレート0.5
23gを、50℃で蒸留水150ml中に溶解し、その
際に明黄色の溶液が生じる。引続き、この温度でTS−
1 20gを予め準備した溶液中に加え、かつ2時間撹
拌する。得られた懸濁液を、実験室用噴霧乾燥機を用い
て乾燥させる。次に、淡く黄色に着色した粉末を、55
0℃で12時間、空気下にか焼させる。金含量0.65
4重量%を有する赤紫色の粉末が得られる。
チタンシリカライト−1)の合成 TS−1型のゼオライトに、水溶性Au(I)−チオレ
ート(Au25.17重量%)で含浸することによっ
て、金を負荷する。この場合、まず金チオレート0.5
23gを、50℃で蒸留水150ml中に溶解し、その
際に明黄色の溶液が生じる。引続き、この温度でTS−
1 20gを予め準備した溶液中に加え、かつ2時間撹
拌する。得られた懸濁液を、実験室用噴霧乾燥機を用い
て乾燥させる。次に、淡く黄色に着色した粉末を、55
0℃で12時間、空気下にか焼させる。金含量0.65
4重量%を有する赤紫色の粉末が得られる。
【0027】例2 金含量4.762重量%を有するAu−TS−1(金−
チタンシリカライト−1)の合成 例1と同様に、水溶性Au−チオレート(Au30.0
6重量%)を使用しながらTS−1型のシリカライトに
金を負荷する。次に、乾燥後、淡く黄色に着色した粉末
を、550℃で12時間、空気下にか焼させる。金含量
4.762重量%を有する深赤紫色の粉末が得られる。
チタンシリカライト−1)の合成 例1と同様に、水溶性Au−チオレート(Au30.0
6重量%)を使用しながらTS−1型のシリカライトに
金を負荷する。次に、乾燥後、淡く黄色に着色した粉末
を、550℃で12時間、空気下にか焼させる。金含量
4.762重量%を有する深赤紫色の粉末が得られる。
【0028】例3 金含量19.650重量%を有するAu−TS−1(金
−チタンシリカライト−1)の合成 例1と同様に、TS−1型のシリカライト(20g)を
水溶性Au−チオレート(Au30.06重量%)16.
264gで含浸する。懸濁液を噴霧乾燥させた際に得ら
れた黄色に着色した粉末を、550℃で12時間、空気
下にか焼させる。金含量19.650重量%を有する赤
紫色の粉末が得られる。
−チタンシリカライト−1)の合成 例1と同様に、TS−1型のシリカライト(20g)を
水溶性Au−チオレート(Au30.06重量%)16.
264gで含浸する。懸濁液を噴霧乾燥させた際に得ら
れた黄色に着色した粉末を、550℃で12時間、空気
下にか焼させる。金含量19.650重量%を有する赤
紫色の粉末が得られる。
【0029】例4 金含量4.762重量%を有するAu−ZSM−5の合
成 固体イオン交換によってZSM−5型のゼオライト(S
iO2/Al2O3=28)中に、金を導入する。この
場合、まずボールミル中でZSM−5 20gと金エス
テル(Au43.5重量%2.299g)とを混合し、か
つ1時間磨砕する。引続き、得られた粉末を、550℃
で12時間、空気下にか焼させる。か焼後、金含量4.
762重量%を有する赤色の粉末が得られる。
成 固体イオン交換によってZSM−5型のゼオライト(S
iO2/Al2O3=28)中に、金を導入する。この
場合、まずボールミル中でZSM−5 20gと金エス
テル(Au43.5重量%2.299g)とを混合し、か
つ1時間磨砕する。引続き、得られた粉末を、550℃
で12時間、空気下にか焼させる。か焼後、金含量4.
762重量%を有する赤色の粉末が得られる。
【0030】例5 金含量4.762重量%および銀含量0.95重量%を有
する(Au/Ag)−ZSM−5の合成 イオン交換と含浸との組み合わせによって、ZSM−5
型のゼオライト上に金と銀とを施与する。この場合、ま
ず酢酸銀0.31gを50℃で蒸留水200ml中に溶
解する。引続きこの温度でZSM−5 20gを溶液中
に入れ、かつ2時間撹拌する。得られた無色の懸濁液
を、実験室用噴霧乾燥機を用いて乾燥させる。次に、無
色の粉末を、650℃で12時間、空気下にか焼させ
る。無色の粉末(Ag−ZSM−5)16.3gを、蒸
留水150ml中で50℃で懸濁させ、かつ金チオレー
ト(金30.06重量%)2.71gを添加する。黄色に
着色した懸濁液を、実験室用噴霧乾燥機を用いて乾燥さ
せ、引続き、550℃で12時間か焼させる。金含量
4.762重量%を有する赤色の粉末が得られる。
する(Au/Ag)−ZSM−5の合成 イオン交換と含浸との組み合わせによって、ZSM−5
型のゼオライト上に金と銀とを施与する。この場合、ま
ず酢酸銀0.31gを50℃で蒸留水200ml中に溶
解する。引続きこの温度でZSM−5 20gを溶液中
に入れ、かつ2時間撹拌する。得られた無色の懸濁液
を、実験室用噴霧乾燥機を用いて乾燥させる。次に、無
色の粉末を、650℃で12時間、空気下にか焼させ
る。無色の粉末(Ag−ZSM−5)16.3gを、蒸
留水150ml中で50℃で懸濁させ、かつ金チオレー
ト(金30.06重量%)2.71gを添加する。黄色に
着色した懸濁液を、実験室用噴霧乾燥機を用いて乾燥さ
せ、引続き、550℃で12時間か焼させる。金含量
4.762重量%を有する赤色の粉末が得られる。
【0031】例6 金含量0.654重量%を有するAu−MCM−41
(M41S)の合成 H2O−可溶性Au−チオレート(Au25.17重量
%)を用いて含浸させることによって、MCM−41型
の中間細孔シリカライト上に金を施与する。この場合、
まず金チオレート0.523gを50℃で蒸留水150
ml中に溶解し、この場合、明黄色の溶液が生じる。。
引続き、この温度でMCM−41 20gを予め準備し
た溶液中に入れ、かつ2時間撹拌する。得られた懸濁液
を、実験室用噴霧乾燥機を用いて乾燥させる。次に、淡
く黄色に着色した粉末を、550℃で12時間、空気下
にか焼させる。金含量0.654重量%を有する赤色の
粉末が得られる。
(M41S)の合成 H2O−可溶性Au−チオレート(Au25.17重量
%)を用いて含浸させることによって、MCM−41型
の中間細孔シリカライト上に金を施与する。この場合、
まず金チオレート0.523gを50℃で蒸留水150
ml中に溶解し、この場合、明黄色の溶液が生じる。。
引続き、この温度でMCM−41 20gを予め準備し
た溶液中に入れ、かつ2時間撹拌する。得られた懸濁液
を、実験室用噴霧乾燥機を用いて乾燥させる。次に、淡
く黄色に着色した粉末を、550℃で12時間、空気下
にか焼させる。金含量0.654重量%を有する赤色の
粉末が得られる。
【0032】例7 Cu含量2.00重量%を有するCu−ZSM−5の合
成 硫酸銅の使用下にイオン交換によって、銅をZSM−5
型のゼオライト中に導入する。この場合、蒸留水550
ml中のCuSO4・5H2O 68.7gの溶液中に
ZSM−5型のゼオライト110gを撹拌導入し、かつ
80℃に加熱する。懸濁液をこの温度で1時間維持し、
引続き濾過する。濾液中に硫酸塩が検出されなくなるま
で、蒸留水を用いてフィルターケーキを洗浄する。フィ
ルターケーキを120℃で12時間乾燥させる。銅含量
2.00重量%を有する明青色の粉末が得られる。
成 硫酸銅の使用下にイオン交換によって、銅をZSM−5
型のゼオライト中に導入する。この場合、蒸留水550
ml中のCuSO4・5H2O 68.7gの溶液中に
ZSM−5型のゼオライト110gを撹拌導入し、かつ
80℃に加熱する。懸濁液をこの温度で1時間維持し、
引続き濾過する。濾液中に硫酸塩が検出されなくなるま
で、蒸留水を用いてフィルターケーキを洗浄する。フィ
ルターケーキを120℃で12時間乾燥させる。銅含量
2.00重量%を有する明青色の粉末が得られる。
【0033】例8 Pt含量5.00重量%を有するPt−ZSM−5の合
成 [Pt(NH3)4](HCO3)2の使用下にイオン
交換によって、白金をZSM−5型のゼオライト中に導
入する。この場合、水150ml中の[Pt(NH3)
4](HCO3)2(Pt50.48%)1.04gの溶
液中に、ZSM−5 10.54gを撹拌導入し、かつ
2時間で80℃に維持する。固体を濾別し、蒸留水で洗
浄し、かつ120℃で乾燥させる(=生成物8a)。4
00℃で水素流中で還元し、この場合には、Pt含量
5.00重量%を有する灰色の粉末(=生成物8b)が
得られる。
成 [Pt(NH3)4](HCO3)2の使用下にイオン
交換によって、白金をZSM−5型のゼオライト中に導
入する。この場合、水150ml中の[Pt(NH3)
4](HCO3)2(Pt50.48%)1.04gの溶
液中に、ZSM−5 10.54gを撹拌導入し、かつ
2時間で80℃に維持する。固体を濾別し、蒸留水で洗
浄し、かつ120℃で乾燥させる(=生成物8a)。4
00℃で水素流中で還元し、この場合には、Pt含量
5.00重量%を有する灰色の粉末(=生成物8b)が
得られる。
【0034】例9 Pd含量5.00重量%を有するPd−ZSM−5の合
成 [Pt(NH3)4](HCO3)2の使用下にイオン
交換によって、パラジウムをZSM−5型のゼオライト
上に導入する。この場合、水150ml中の[Pd(N
H3)4](HCO3)2(Pd36.23%)1.04
gの溶液中に、ZSM−5 10.54gを撹拌導入
し、かつ2時間で80℃に維持する。固体を濾別し、蒸
留水で洗浄し、かつ120℃で乾燥させる(=生成物9
a)。400℃で水素流中で還元し;Pd含量5.00
重量%を有する灰色の粉末(=生成物9b)を得る。
成 [Pt(NH3)4](HCO3)2の使用下にイオン
交換によって、パラジウムをZSM−5型のゼオライト
上に導入する。この場合、水150ml中の[Pd(N
H3)4](HCO3)2(Pd36.23%)1.04
gの溶液中に、ZSM−5 10.54gを撹拌導入
し、かつ2時間で80℃に維持する。固体を濾別し、蒸
留水で洗浄し、かつ120℃で乾燥させる(=生成物9
a)。400℃で水素流中で還元し;Pd含量5.00
重量%を有する灰色の粉末(=生成物9b)を得る。
【0035】例10 Au含量4.762重量%を有するAu−βの合成 H2O−可溶性Au(I)−チオレート(Au24.7
8重量%)での含浸によって、β型のゼオライト上に金
を施与する。この場合、まず金チオレート4.056g
を50℃で蒸留水200ml中に溶解し、この場合、黄
色の溶液が生じる。引続き、この温度でβ20.1gを
予め準備した溶液中に入れ、かつ2時間撹拌する。得ら
れた懸濁液を、実験室用噴霧乾燥機を用いて乾燥させ
る。次に、黄色に着色した粉末を、550℃で12時
間、空気下にか焼させる。金含量4.762重量%を有
する赤紫色の粉末が得られる。
8重量%)での含浸によって、β型のゼオライト上に金
を施与する。この場合、まず金チオレート4.056g
を50℃で蒸留水200ml中に溶解し、この場合、黄
色の溶液が生じる。引続き、この温度でβ20.1gを
予め準備した溶液中に入れ、かつ2時間撹拌する。得ら
れた懸濁液を、実験室用噴霧乾燥機を用いて乾燥させ
る。次に、黄色に着色した粉末を、550℃で12時
間、空気下にか焼させる。金含量4.762重量%を有
する赤紫色の粉末が得られる。
【0036】工程(iii)を実施するための一般的な
方法、ならびに装飾材料用色素(例11〜15および比
較例)の使用:前記の例のように製造された着色成分
を、ガラス融液(セルデック社(CerdecAG)の1013
6)と3:7の割合でIKAミル内で1分間均質化し
た。磨砕媒体としてスピリット35mlを使用し;固体
量はそれぞれ合計で50gであった。装飾材料用色素の
ペースト化を、印刷媒体(セルデック社(Cerdec AG)
のNo.801015)の使用下に3本ロールミル上で
分散させることによって行った。
方法、ならびに装飾材料用色素(例11〜15および比
較例)の使用:前記の例のように製造された着色成分
を、ガラス融液(セルデック社(CerdecAG)の1013
6)と3:7の割合でIKAミル内で1分間均質化し
た。磨砕媒体としてスピリット35mlを使用し;固体
量はそれぞれ合計で50gであった。装飾材料用色素の
ペースト化を、印刷媒体(セルデック社(Cerdec AG)
のNo.801015)の使用下に3本ロールミル上で
分散させることによって行った。
【0037】100メッシュのナイロンスクリーンを用
いてメタ紙SB345上に色素を印刷し;フィルム溶液
(セルデック社(Cerdec AG)のNo.8089
4)を被膜形成させた。
いてメタ紙SB345上に色素を印刷し;フィルム溶液
(セルデック社(Cerdec AG)のNo.8089
4)を被膜形成させた。
【0038】転写模様(約5×5cm)を、陶磁器板上
に塗布し、かつガス加熱した回転炉内1220℃で、1
回の行程時間90分で焼成した。色価を、KOLLMORGEN社
のER50を用いて測定し、かつCIELab★に換算
した: 例11 a)例2の金含有チタンシリカライトの使用下で、マゼ
ンタ色の装飾材料の色価は次のようであった:L★=6
5.6;a★=17.2;b★=−0.9。
に塗布し、かつガス加熱した回転炉内1220℃で、1
回の行程時間90分で焼成した。色価を、KOLLMORGEN社
のER50を用いて測定し、かつCIELab★に換算
した: 例11 a)例2の金含有チタンシリカライトの使用下で、マゼ
ンタ色の装飾材料の色価は次のようであった:L★=6
5.6;a★=17.2;b★=−0.9。
【0039】b)比較例:同様の方法で有色顔料274
04(セルデック社(Fa. Cerdec AG))(CaSnS
iO5をクロムでドープする)を用いて製造した色素
は、次の値を生じる:L★=66;a★=17.5;b
★=4.4。マゼンタ色調に特徴的な青色含分を欠き;
比較例中ではむしろ黄色がかった生成物(明らかにプラ
スのb−値)が得られる。
04(セルデック社(Fa. Cerdec AG))(CaSnS
iO5をクロムでドープする)を用いて製造した色素
は、次の値を生じる:L★=66;a★=17.5;b
★=4.4。マゼンタ色調に特徴的な青色含分を欠き;
比較例中ではむしろ黄色がかった生成物(明らかにプラ
スのb−値)が得られる。
【0040】例12 金およびゼオライトβを基礎とする例10の生成物の使
用下に、例11aと異なって、強力なマゼンタ色の装飾
が得られる:L★=60;a★=19.5;b★=−0.
9が得られる。
用下に、例11aと異なって、強力なマゼンタ色の装飾
が得られる:L★=60;a★=19.5;b★=−0.
9が得られる。
【0041】例13 AuとZSM−5型のゼオライトとを基礎とする例4の
着色成分の使用下に、L★=51.2;a★=24.8;
b★=−2.1を有する、強力なマゼンタ色の装飾が得
られる。
着色成分の使用下に、L★=51.2;a★=24.8;
b★=−2.1を有する、強力なマゼンタ色の装飾が得
られる。
【0042】例14およびこれに対する比較例 a)例9aの生成物の使用下に、L★=55.3;a★
=0.6;b★=4.2を有する、ほとんど中性の灰色の
装飾が得られた。
=0.6;b★=4.2を有する、ほとんど中性の灰色の
装飾が得られた。
【0043】b)例9bの生成物は、即ち水素流中で還
元した後、色価L★=63.6;a★=0.35;b★=
2.67をもたらす。
元した後、色価L★=63.6;a★=0.35;b★=
2.67をもたらす。
【0044】c)比較例:従来使用された灰色顔料(セ
ルデック社(Fa. Cerdec AG)の25052および251
45)は、色価L★=71.9;a★=−2.6;b★=
−6.6、もしくはL★=63.2;a★=2.1;b★
=5.5を生じる。
ルデック社(Fa. Cerdec AG)の25052および251
45)は、色価L★=71.9;a★=−2.6;b★=
−6.6、もしくはL★=63.2;a★=2.1;b★
=5.5を生じる。
【0045】ほとんどゼロに近いa★値およびb★値を
有する、本発明による例14aおよび14bはほとんど
中性の灰色であるけれども、比較例の生成物は、本質的
に高い彩色度を有する:25052は淡紅灰色の生成物
を生じ、25145は褐色がかった灰色の生成物を生じ
る。
有する、本発明による例14aおよび14bはほとんど
中性の灰色であるけれども、比較例の生成物は、本質的
に高い彩色度を有する:25052は淡紅灰色の生成物
を生じ、25145は褐色がかった灰色の生成物を生じ
る。
【0046】例15およびこれに対する比較例 種々のガラス融液を有する本発明による装飾材料用色素
(B15aおよびB15b)ならびに、ドイツ連邦共和
国特許出願公開4411104号明細書中に記載された
方法により、HAuCl4およびアンモニアの使用下に
製造された、公知の装飾材料用色素(VB15aおよび
VB15b)を、同一条件下に、常用の転写技術を用い
て陶磁器上に塗布し、かつ焼き付けた。装飾材料用色素
の金含量は、B15aおよびB15bの場合1.4重量
%であり、VB15aおよびVB15bの場合はAu
1.0重量%であった。
(B15aおよびB15b)ならびに、ドイツ連邦共和
国特許出願公開4411104号明細書中に記載された
方法により、HAuCl4およびアンモニアの使用下に
製造された、公知の装飾材料用色素(VB15aおよび
VB15b)を、同一条件下に、常用の転写技術を用い
て陶磁器上に塗布し、かつ焼き付けた。装飾材料用色素
の金含量は、B15aおよびB15bの場合1.4重量
%であり、VB15aおよびVB15bの場合はAu
1.0重量%であった。
【0047】セルデック社(Fa. Cerdec AG)のスクリ
ーン印刷媒体80820の使用下に、色素/媒体=1:
1の重量比で100Tの印刷スクリーンを用いて印刷
し;セルデック社(Fa. Cerdec AG)のフィルム溶液8
0450を用いてフィルム被覆した。電気加熱した室炉
内で燃焼条件:加熱率41K/分、最終温度1220
℃、停止時間1分。
ーン印刷媒体80820の使用下に、色素/媒体=1:
1の重量比で100Tの印刷スクリーンを用いて印刷
し;セルデック社(Fa. Cerdec AG)のフィルム溶液8
0450を用いてフィルム被覆した。電気加熱した室炉
内で燃焼条件:加熱率41K/分、最終温度1220
℃、停止時間1分。
【0048】 ガラス融液10141(セルデック社(Fa. Cerdec AG))の使用下での色価: 装飾材料用色素 L★= a★= b★= C★= h★= B15a 75.14 8.49 2.7 8.91 17.64 VB15a 86.57 −0.4 1.95 1.95 91.18 ガラス融液10136(セルデック社(Fa. cerdec AG))を用いた試験: 色素/比較 L★= a★= b★= C★= h★= B15b 65.81 16.95 1.75 17.04 5.89 VB15b 73.00 10.14 2.60 10.47 14.38 焼成試験体、およびCIELABにより試験体上で測定
された色価に基づき、本発明による装飾材料用色素は、
前記の方法により製造された色素を、温度安定性に関し
て明白に凌駕していることが判明する。
された色価に基づき、本発明による装飾材料用色素は、
前記の方法により製造された色素を、温度安定性に関し
て明白に凌駕していることが判明する。
【0049】
【発明の効果】本発明による装飾材料用色素は、セラミ
ック装飾材料の製造に適当であるが、しかしプラスチッ
クおよび塗料の呈色にも使用されることができる。この
装飾材料用色素は、高い温度での焼成の際に意外にも良
好な色安定性を示す。マゼンタ色の装飾材料用色素なら
びに灰色の装飾材料用色素は、焼成後にa★およびb★
の必要とされる値を有する。
ック装飾材料の製造に適当であるが、しかしプラスチッ
クおよび塗料の呈色にも使用されることができる。この
装飾材料用色素は、高い温度での焼成の際に意外にも良
好な色安定性を示す。マゼンタ色の装飾材料用色素なら
びに灰色の装飾材料用色素は、焼成後にa★およびb★
の必要とされる値を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギュンター クンツ ドイツ連邦共和国 ブルフケーベル ベッ ヒェルシュトラーセ 21 (72)発明者 アンドレアス シュルツ ドイツ連邦共和国 ノイ−イーゼンブルク シュティークリッツシュトラーセ 16 (72)発明者 ノルベルト ギーゼッケ ドイツ連邦共和国 ハンマースバッハ ヴ ィーゼンシュトラーセ 1 (72)発明者 イェニー ヴィルフェルト ドイツ連邦共和国 ハーナウ フェルトシ ュトラーセ 20 (72)発明者 ディートリヒ シュペーア ドイツ連邦共和国 ランゲンゼルボルト アム ホイザーグラーベン 12/13
Claims (10)
- 【請求項1】 ガラス融液および着色成分を含有する装
飾材料用色素において、装飾材料用色素が着色成分とし
て、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、
Ag、Au、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Ptの系
列からの金属少なくとも1個、および/またはこの金属
の化合物1個を負荷したモレキュラーシーブを含有する
ことを特徴とする、ガラス融液および着色成分を含有す
る装飾材料用色素。 - 【請求項2】 モレキュラーシーブが、アルミノ珪酸塩
を基礎とするゼオライト、シリカライト、チタンシリカ
ライト、珪酸第一鉄および中間細孔珪酸塩の系列から選
択されたものである、請求項1記載の装飾材料用色素。 - 【請求項3】 モレキュラーシーブに、貴金属および銅
の系列からの金属1個以上、および/またはこれらの金
属の化合物が負荷されている、請求項1または2記載の
装飾材料用色素。 - 【請求項4】 モレキュラーシーブに、金属として計算
された、金属または金属化合物0.01〜20重量%が
負荷されている、請求項1から3までのいずれか1項記
載の装飾材料用色素。 - 【請求項5】 アルミノ珪酸塩−ゼオライト、シリカラ
イト、チタンシリカライト、珪酸第一鉄および中間細孔
珪酸塩の系列からの、コロイド状金または金化合物が負
荷されたモレキュラーシーブを含有し、かつ付加的に色
調変性金属または該金属の化合物を、金属として計算
し、金含量未満の量で含有していてよい、請求項1から
4までのいずれか1項記載の装飾材料用色素。 - 【請求項6】 ガラス融液と、負荷されたモレキュラー
シーブとの重量比が、10〜1である、請求項1から5
までのいずれか1項記載の装飾材料用色素。 - 【請求項7】 付加的に有機結合剤および溶剤含有液体
媒体を含有する、請求項1から6までのいずれか1項記
載の装飾材料用色素。 - 【請求項8】 装飾材料用色素を製造する方法におい
て、(i)モレキュラーシーブを、金属化合物または金
属コロイドの溶液または分散液、またはV、Cr、M
n、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Ag、Au、R
u、Rh、Pd、Os、IrおよびPtの系列の金属1
個以上の液体金属化合物で含浸し、(ii)溶剤が存在
する場合には、負荷されたモレキュラーシーブを乾燥す
るか、または乾燥しかつか焼し、および(iii)負荷
され、場合によってはか焼されたモレキュラーシーブ
と、ガラス融液とを完全に均質化する、ことを工程に包
含することを特徴とする、請求項1から7までのいずれ
か1項記載の装飾材料用色素の製造法。 - 【請求項9】 含浸のため、貴金属化合物の溶液、また
は貴金属コロイドの溶液、または液状貴金属化合物を使
用する、請求項8記載の方法。 - 【請求項10】 支持体上への装飾材料用色素の塗布お
よび焼成を包含する、セラミック装飾材料の製造法にお
いて、請求項1から5までのいずれか1項記載の装飾材
料用色素を使用し、この装飾材料用色素を1000〜1
400℃の高温高速焼成を用いて焼き付けることを特徴
とする、セラミック装飾材料の製造法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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DE19709100A DE19709100B4 (de) | 1997-03-06 | 1997-03-06 | Dekorfarbe, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung |
DE19709100.8 | 1997-03-06 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10310449A true JPH10310449A (ja) | 1998-11-24 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP10050608A Pending JPH10310449A (ja) | 1997-03-06 | 1998-03-03 | 装飾材料用色素、該色素の製造法、および該色素の使用 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH10310449A (ja) |
DE (2) | DE19709100B4 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009543685A (ja) * | 2006-07-19 | 2009-12-10 | ズード−ケミー アクチェンゲゼルシャフト | 金属ドープゼオライトの製造方法および窒素酸化物の触媒的転化におけるその使用 |
JP6355179B1 (ja) * | 2017-07-03 | 2018-07-11 | ジークライト株式会社 | カラーゼオライトセラミックスの製造方法 |
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DE19743851C1 (de) * | 1997-10-04 | 1999-03-11 | Cerdec Ag | Verfahren zur Herstellung von Geschirrdekoren mit erhöhter Widerstandsfähigkeit gegen Besteckabriebsspuren und Mittel hierfür |
DE102004017335B4 (de) † | 2003-12-17 | 2013-09-26 | Heraeus Precious Metals Gmbh & Co. Kg | Edelmetallpräparate und Lüsterpräparate für den direkten und indirekten Siebdruck, ihre Verwendung und keramisches Abziehbild |
DE102008052339B4 (de) * | 2008-10-20 | 2020-09-03 | Ferro Gmbh | Verfahren zur Färbung von temperaturbeständigen Substraten |
CN111593229B (zh) * | 2019-02-20 | 2024-01-23 | 北京梦之墨科技有限公司 | 一种彩色液态金属及其制备方法 |
EP4444805A1 (en) | 2021-12-08 | 2024-10-16 | Ferro GmbH | Environmentally friendly medium for ceramic colours for indirect decoration of glass, porcelain, bone china, enamel, and ceramics |
CN114988915B (zh) * | 2022-07-04 | 2023-04-25 | 咸阳科源新材装备有限公司 | 一种用于混凝土制品的快烧陶瓷釉装饰方法 |
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DE4411104A1 (de) * | 1994-03-30 | 1995-10-05 | Cerdec Ag | Verfahren zur Herstellung von Purpurpigmenten |
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1997
- 1997-03-06 DE DE19709100A patent/DE19709100B4/de not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-02-17 DE DE59800743T patent/DE59800743D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1998-02-17 EP EP98102662A patent/EP0863187B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1998-03-03 JP JP10050608A patent/JPH10310449A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
JP2009543685A (ja) * | 2006-07-19 | 2009-12-10 | ズード−ケミー アクチェンゲゼルシャフト | 金属ドープゼオライトの製造方法および窒素酸化物の触媒的転化におけるその使用 |
JP6355179B1 (ja) * | 2017-07-03 | 2018-07-11 | ジークライト株式会社 | カラーゼオライトセラミックスの製造方法 |
JP2019014611A (ja) * | 2017-07-03 | 2019-01-31 | ジークライト株式会社 | カラーゼオライトセラミックスの製造方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
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DE59800743D1 (de) | 2001-06-28 |
EP0863187B1 (de) | 2001-05-23 |
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EP0863187A3 (de) | 1999-03-03 |
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