JPH10299391A - 掘削物排出シュ−ト、掘削物排出シュ−トの使用方法 - Google Patents
掘削物排出シュ−ト、掘削物排出シュ−トの使用方法Info
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- JPH10299391A JPH10299391A JP11090897A JP11090897A JPH10299391A JP H10299391 A JPH10299391 A JP H10299391A JP 11090897 A JP11090897 A JP 11090897A JP 11090897 A JP11090897 A JP 11090897A JP H10299391 A JPH10299391 A JP H10299391A
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Abstract
を簡単に低減する。 【解決手段】 シュ−ト底壁部6内面に金網7が保持さ
れており、その金網7に、土、石等の掘削物9が保持さ
れている。そして、掘削物10の排出においては、シュ
−ト4の底壁部6内面に保持された掘削物9上を滑ら
せ、シュ−ト4の底壁部6内面を掘削物9により保護す
る。
Description
際、斜面搬送する際等に用いる掘削物排出シュ−ト及び
その使用方法に関する。
水力発電を行うべく、水を導く水圧管を配設する斜坑が
山において掘削される。この斜坑の掘削は、山の下方側
から斜め上方に向けて掘削機により掘り進む一方、その
掘削物(主として、土、石等)は、シュ−トにより下方
側に排出されることとされる。これにより、掘削機を用
いて連続的に掘り進めることが可能となる。
排出においては、それまで掘り進んだ斜坑の傾斜を利用
してシュ−トを傾斜配置し、そのシュ−トにより多くの
掘削物を下流側に勢いよく滑り落とすことになってお
り、シュ−トの摩耗は激しい。このため、掘削物の円滑
な排出を確保するためには、掘削作業に伴って、新たな
シュ−トに何回か取り替えなければならない。
れたもので、その目的は、掘削物排出に伴う掘削物排出
シュ−トの摩耗を簡単に低減することにある。
に請求項1の発明にあっては、掘削された掘削物を内面
により下流側に案内する掘削物排出シュ−トにおいて、
前記内面上に、少なくとも土が保持されている構成とし
てある。
ては、請求項2〜8の記載の通りとなる。
にあっては、内面に少なくとも土を保持したシュ−トを
用いて、掘削物を排出する、ことを特徴とする掘削物排
出シュ−トの使用方法とした構成としてある。
ては、請求項10の記載の通りとなる。
ュ−ト内面上に少なくとも土が保持されていることか
ら、掘削物を流しても、シュ−ト内面が、自然に多く存
する土等を利用して保護されることになる。このため、
掘削物排出に伴う掘削物排出シュ−トの摩耗を簡単に低
減できることになる。
−ト内面に、土を少なくとも保持する保持手段が設けら
れていることから、その保持手段を利用して土等を保持
し、上記請求項1と同様の作用効果を的確に得ることが
できることになる。
手段がシュ−ト内面に対して着脱可能とされていること
から、保持手段をシュ−ト内面から取り外すことによ
り、シュ−ト内面をコンクリ−ト等の流動物が分離する
ことなく流れ易くすることができることになり、コンク
リ−ト等の流動物の搬入シュ−トとしても利用できるこ
とになる。
手段が、シュ−ト内面上に保持される金網とされている
ことから、その金網自体によりシュ−ト内面を保護でき
るばかりか、その金網の網目を利用して土等をシュ−ト
内面に保持でき、上記請求項2又は3と同様の作用効果
を具体的に得ることができることになる。
手段が、シュ−ト内面上に、内部空間下部に収まるよう
にして排出方向に所定間隔毎に配設される邪魔板である
ことから、その各邪魔板により土等を堰き止めることに
よりシュ−ト内面に土等を保持できることになり、上述
の請求項2又は3と同様の作用効果を具体的に得ること
ができることになる。
板が、排出方向において所定間隔毎にシュ−ト内面の幅
方向両側立ち上り部から互い違いに突出されていること
から、各邪魔板により土等を堰き止めることによりシュ
−ト内面に土等を保持して、シュ−ト内面を保護できる
ばかりか、この各邪魔板を輸送物の速度調整に利用でき
ることになり、当該掘削物排出シュ−トをコンクリ−ト
等の流動状物の搬入装置としても利用できることにな
る。
すべき土等が、掘削現場における掘削物からなることか
ら、特別に土等を用意する必要はなく、しかも、掘削に
伴う掘削物を、未だ土等を保持しないシュ−トに流し落
とすことによりシュ−ト内面に導くことができることに
なり、シュ−ト内面に対する土等の保持を簡単化できる
ことになる。
発電における水圧管を配設する斜坑を掘削した掘削物の
排出用であることから、掘削物排出に伴うシュ−トの摩
耗が深刻な環境下においても、シュ−トの摩耗を効果的
に低減できることになる。
にすくなくとも土を保持したシュ−トを用いて、掘削物
を排出することから、シュ−ト内面上の土等は、排出さ
れる掘削物からシュ−ト内面を保護することになる。こ
のため、この方法を用いることにより、掘削物排出シュ
−トの摩耗を簡単に低減できることになる。
ュ−ト内面に保持すべき少なくとも土として、掘削現場
における掘削当初の掘削物を利用することから、特別に
土等を用意する必要はなく、しかも、掘削に伴う掘削物
を、未だ土等を保持しないシュ−トに流し落とすことに
よりシュ−ト内面に導くことができることになり、シュ
−ト内面に対する土等の保持を簡単に行うことができる
ことになる。
図面に基づいて説明する。図1〜図4は第1実施形態を
示すもので、その図1、図2において、1は、山2にお
いて掘削されつつある斜坑(仮想線は掘削する予定の斜
坑)で、この斜坑1は、発電用水圧管を配設するべく、
山2の下方側から斜め上方(例えば傾斜角48度)に向
けて掘削機3により掘り進められることになっている。
3による掘削に伴って掘削物を排出すべく、図1〜図4
に示すように、シュ−ト4が配設されている。このシュ
−ト4は、掘削機3の直後方から掘削開始点まで複数の
シュ−ト要素をつなぎあわせて構成されており、シュ−
ト4は、斜坑1の傾斜に基づき傾斜配置されることにな
っている。そして、このシュ−ト4は、本実施形態にお
いては、鉄板(例えば厚み32mm)をもって、一対の
側壁部5と、その一対の側壁部5をつなぐ底壁部6とを
有するように形成されており、その形状は、上部が開口
した樋状とされている。
3、図4に示すように、金網7が配設されている。この
金網7は、シュ−ト底壁部6内面から突出する複数の支
持具8に上側から差込むことによって、シュ−ト底壁部
6に対して着脱可能とされると共に、該底壁部6内面か
ら若干浮かせた状態に維持しつつ下方側に滑り落ちない
ように保持されており、この金網7の網目を利用して、
シュ−ト底壁部6の内面には、保持すべき土としての掘
削物(土、石、岩等)9が満遍無く保持されることにな
っている(図3においては、金網7の存在をわかりやす
くするために、金網7が一部露出するようにしてあ
る)。この掘削物9の保持は、本実施形態においては、
斜坑1へのシュ−ト4の配設前に、シュ−ト4底壁部6
内面上の金網7に予め掘削物9を保持させておくのでは
なく、斜坑1に、未だ金網7が掘削物9を保持しないシ
ュ−ト4を配設し、それに対して、掘削機3による掘削
に伴う掘削物9を流し落とすことにより(使用すること
により)、自動的に掘削物9をシュ−ト4底壁部6内面
上の金網7に保持させることになっている。このため、
金網7の網目の大きさは、掘削物9を保持し易い観点か
ら決定されている。尚、ここで、掘削物9は、山等の掘
削に伴って当然に出てくるものであり、その掘削物9に
は、単なる土砂等だけでなく、混在する石、岩等も含ま
れる。
出た掘削物10(図面上での理解を容易にするため、前
記掘削物9とは別に、排出掘削物なる用語を用いる(図
4参照))が、順次、シュ−ト4(上流側)に投入され
ると、その排出掘削物10は、図4に示すように、シュ
−ト4の傾斜配置に基づきシュ−ト4下流端側へと搬出
されることになるが、この場合、その排出掘削物10
は、金網7により保持された掘削物9上を滑り落ちるこ
とになる。この結果、金網7に保持された掘削物9が、
排出掘削物10からシュ−ト4底壁部6内面を保護する
ことになり、そのシュ−ト4底壁部6内面の摩耗を簡単
に低減できることになる。また、本実施形態において
は、当初、金網7に未だ土砂等を保持させないシュ−ト
4を配設し、その後、掘削に伴ってその掘削物9を流し
落とすことにより、自動的に金網7に掘削物9を保持さ
せることから、シュ−ト4の搬送、土砂等の保持を容易
にできることになり、作業性を向上させることができる
ことになる。
と、シュ−ト4内の金網7が取り外される。この取り外
しは、金網7の保持が支持具8に対して差込んであるだ
けであることから、金網7を持ち上げるだけで簡単に取
り外される。この金網7が取り外されたシュ−ト4は、
山2の上方側に運ばれ、そのシュ−ト4は、今度は、斜
坑1とその中に配設する発電用水圧管との間にコンクリ
−ト搬入する搬入シュ−ト(搬入装置)として用いられ
ることになる。この場合、金網7を取り外してシュ−ト
4を使用するのは、コンクリ−トの分離を防止するため
である。このように本実施形態に係るシュ−ト4は、排
出掘削物10の排出シュ−トとして用いることができる
だけでなく、コンクリ−トの搬入シュ−トとしても用い
ることができることになる。
施形態を示すものである。この各実施形態において、前
記第1実施形態と同一構成要素については同一符号を付
してその説明を省略する。
すように、シュ−ト底壁部6内面上に複数の邪魔板11
がシュ−ト底壁部6を横切るように設けられている。こ
の複数の邪魔板11は、排出方向に所定間隔毎に配設さ
れており、その各邪魔板11は、シュ−ト側壁部5の上
端よりも低い高さとされている。そして、この各邪魔板
11により掘削物9が堰止められ、シュ−ト底壁部6内
面上における内部空間下部に掘削物9が保持されること
になっている。
すように、一対の側壁部5内面に排出方向において所定
間隔毎に形成した複数の縦溝15に着脱可能に嵌合され
ており、これにより、各邪魔板11は、シュ−ト4の底
壁部6付近において該底壁部6等に対して着脱可能に保
持されることになっている。勿論、この場合、底壁部6
内面に上記縦溝15に連なる横溝を形成して、邪魔板1
1の下部もその横溝に嵌合されるようにしてもよい。
も、掘削に伴って出た掘削物10が、順次、シュ−ト4
(上流側)に投入されると、その排出掘削物10は、図
6に示すように、各邪魔板11により堰止められてシュ
−ト底壁部6内面に保持された掘削物9上を滑り落ちる
ことになり、そのシュ−ト底壁部6内面に保持された掘
削物9が、排出掘削物10からシュ−ト4底壁部6内面
を保護し、そのシュ−ト底壁部6内面の摩耗が簡単に低
減されることになる。特に本実施形態においては、各邪
魔板11により土砂等を堰き止める構成であることか
ら、極めて簡単な構成をもって、掘削当初の掘削物9
を、保持すべき土砂等としてシュ−ト4に確実に保持で
きることになる。
魔板11が縦溝15に嵌合される構成であることから、
排出掘削物10の排出に対して、邪魔板11の支持強度
を高めることができると共に、その排出掘削物10の排
出の後において、各邪魔板11を縦溝15から引き抜い
て、コンクリ−ト搬入シュ−トに簡単に変えることがで
きることになる。
に、複数の邪魔板12が、排出方向において所定間隔毎
にシュ−ト両側壁部5から互い違いに突出されており、
その各邪魔板12は、側壁部5上端の高さよりも低くさ
れている。これによっても、土砂等(掘削物9)を堰き
止めることができ、シュ−ト4上に土砂等を保持できる
ことになる。
その水圧管と斜坑1周壁との間に、該斜坑1上端側から
コンクリ−トを注入する作業が行われるが、上記シュ−
ト4が互い違いに配設された邪魔板12を有することか
ら、上記コンクリ−ト注入に際して、上記シュ−ト4
(土砂等を保持していないもの)を、各邪魔板12によ
り注入速度を調整できる搬入シュ−トとしても利用でき
ることになる。この場合、各邪魔板12は、コンクリ−
トの注入速度を細かく調整できるようにすべく、角度調
整可能(可変)となるように取付けておくことが好まし
い。
状の変形例を示すものである。図9はシュ−ト4の通路
断面形状を略円形としたもの、図10はシュ−ト4の通
路断面形状を略楕円形としたもの、図11は四角形とし
たもの、図12は略三角形としたものであり、いずれ
も、シュ−ト4の上部開口が狭まることになっている。
これにより、掘削物10の排出、コンクリ−トの搬入に
おいて、その各輸送物がシュ−ト4内からはね出ること
が抑制されることになっている。この場合、各図中にお
いて、各シュ−ト4内の金網7等の保持手段等について
は、図示が略されている。この他に、シュ−ト4の通路
断面形状が、略円弧状、パイプ状のもの等を適宜用いて
もよい。
おいては、次のようなものを包含する。 シュ−ト4に保持すべき土砂等を、掘削物9排出に伴
って自動的にシュ−ト4に保持するのではなく、予め、
使用前に保持しておくこと。 シュ−ト4の両側壁部5の上端部を補強部材により連
結して、シュ−ト4を補強すること。 シュ−ト4を、斜坑ではなく山の斜面等において、ブ
ルド−ザ等により掘削された掘削物の排出等のために
(斜面搬送等において)用いること。
部との保持関係を平面的に示す図。
Claims (10)
- 【請求項1】 掘削された掘削物を内面により下流側に
案内する掘削物排出シュ−トにおいて、 前記内面上に、少なくとも土が保持されている、ことを
特徴とする掘削物排出シュ−ト。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記内面に、前記土を少なくとも保持する保持手段が設
けられている、ことを特徴とする掘削物排出シュ−ト。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記保持手段が、前記内面に対して着脱可能に保持され
ている、ことを特徴とする掘削物排出シュ−ト。 - 【請求項4】 請求項2又は3において、 前記保持手段は、前記内面上に保持される金網とされて
いる、ことを特徴とする掘削物排出シュ−ト。 - 【請求項5】 請求項2又は3において、 前記保持手段は、前記内面上に、内部空間下部に収まる
ようにして排出方向に所定間隔毎に配設される邪魔板で
ある、ことを特徴とする掘削物排出シュ−ト。 - 【請求項6】 請求項5において、 前記邪魔板が、排出方向において所定間隔毎に前記内面
の幅方向両側立ち上り部から互い違いに突出されてい
る、ことを特徴とする掘削物排出シュ−ト。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、 前記土が、掘削現場における掘削物からなる、ことを特
徴とする掘削物排出シュ−ト。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、 水力発電における水圧管を配設する斜坑を掘削した掘削
物の排出用である、ことを特徴とする掘削物排出シュ−
ト。 - 【請求項9】 内面に少なくとも土を保持したシュ−ト
を用いて、掘削物を排出する、ことを特徴とする掘削物
排出シュ−トの使用方法。 - 【請求項10】 請求項9において、 前記土として、掘削現場における掘削当初の掘削物を利
用する、ことを特徴とする掘削物排出シュ−トの使用方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11090897A JP3545904B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 掘削物排出シュート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11090897A JP3545904B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 掘削物排出シュート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10299391A true JPH10299391A (ja) | 1998-11-10 |
JP3545904B2 JP3545904B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=14547709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11090897A Expired - Fee Related JP3545904B2 (ja) | 1997-04-28 | 1997-04-28 | 掘削物排出シュート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3545904B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113482706A (zh) * | 2021-07-08 | 2021-10-08 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种斜井tbm溜渣槽及其施工方法 |
-
1997
- 1997-04-28 JP JP11090897A patent/JP3545904B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113482706A (zh) * | 2021-07-08 | 2021-10-08 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种斜井tbm溜渣槽及其施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3545904B2 (ja) | 2004-07-21 |
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