JPH10297107A - Thermal transfer recording medium - Google Patents
Thermal transfer recording mediumInfo
- Publication number
- JPH10297107A JPH10297107A JP10861897A JP10861897A JPH10297107A JP H10297107 A JPH10297107 A JP H10297107A JP 10861897 A JP10861897 A JP 10861897A JP 10861897 A JP10861897 A JP 10861897A JP H10297107 A JPH10297107 A JP H10297107A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thermal transfer
- recording medium
- ink layer
- organic solvent
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
Description
【0001】[0001]
【発明の属する技術分野】本発明は支持体の一方の面上
に熱転写性インク層が設けられ、他方の面上に耐熱潤滑
層が設けられている熱転写記録媒体に関するものであ
る。BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a thermal transfer recording medium in which a heat transferable ink layer is provided on one side of a support and a heat resistant lubricating layer is provided on the other side.
【0002】[0002]
【従来の技術】従来より、ポリエチレンテレフタレート
等の支持体の一方の面上に熱転写性インク層を設けた熱
転写記録媒体を支持体の背面からサーマルヘッドで加熱
して、熱溶融性のインク層を転写させたり(溶融転写
型)、昇華性のインクを昇華させる(昇華転写型)こと
により受容体上に印像を形成する熱転写記録方法が広く
利用されている。熱転写記録媒体、特に溶融転写型記録
媒体の製造方法には、以下の方法が挙げられる。 熱溶融性バインダーを軟化点以上に加熱し、着色剤を
分散した後、ホットメルトコートする方法。 熱溶融性バインダーや着色剤を界面活性剤等の分散剤
を加えて水系エマルジョンとして塗布する方法。 熱溶融性バインダー、着色剤および有機溶剤を混合し
て、ボールミル、アトライターあるいはサンドミル等の
分散機で分散し、塗布するソルベントコート法。2. Description of the Related Art Conventionally, a thermal transfer recording medium having a thermally transferable ink layer provided on one surface of a support such as polyethylene terephthalate is heated from the back of the support by a thermal head to form a thermally fusible ink layer. A thermal transfer recording method of forming a printed image on a receptor by transferring (melt transfer type) or sublimating sublimable ink (sublimation transfer type) is widely used. The method for producing a thermal transfer recording medium, particularly a melt transfer type recording medium, includes the following method. A method in which a hot-melt binder is heated to a temperature higher than the softening point to disperse a colorant and then hot-melt coated. A method in which a hot-melt binder or a colorant is added as a water-based emulsion by adding a dispersant such as a surfactant. A solvent coating method in which a hot-melt binder, a colorant, and an organic solvent are mixed, dispersed by a disperser such as a ball mill, an attritor, or a sand mill and applied.
【0003】[0003]
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法で
は、印字品質は良好なものの、物性面、特に走行摩擦係
数およびブロッキング特性において不十分であり、この
ような問題点を解決するために従来は、熱転写性インク
層あるいは耐熱潤滑層中に潤滑剤等を添加したり、表面
性を悪化させる等の対策がとられていたものの充分とは
いえなかった。In the above-mentioned conventional manufacturing method, although the printing quality is good, the physical properties, particularly the running friction coefficient and the blocking characteristics, are insufficient. Although measures such as adding a lubricant or the like to the thermal transfer ink layer or the heat-resistant lubricating layer and deteriorating the surface properties were taken, they were not satisfactory.
【0004】[0004]
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべ
く、本発明者らは鋭意検討の結果、着色剤、熱可塑性樹
脂および有機溶剤から成る組成物を混練分散後、この組
成物に、ワックス類と有機溶剤を混合分散した溶液を混
合し、更に分散処理する製造方法により調製して得た塗
料を用いて熱転写性インク層を形成することにより、熱
転写記録媒体を作成することにより、上記課題が解決さ
れることを見いだし、本発明に到達した。即ち、本発明
は、(1)支持体の一方の面上に少なくとも熱転写性イ
ンク層を有し、支持体の他方の面上に耐熱潤滑層を有す
る熱転写記録媒体において、該熱転写性インク層を形成
する塗料が、着色剤、ワックス類、熱可塑性樹脂類およ
び有機溶剤からなり、着色剤、熱可塑性樹脂および有機
溶剤から成る組成物を混練分散後、この組成物に、ワッ
クス類を有機溶剤中に粉砕溶解した溶液を混合し、更に
分散処理して得られた塗料であることを特徴とする熱転
写記録媒体、に関する。Means for Solving the Problems In order to solve the above-mentioned problems, the present inventors have conducted intensive studies and found that after kneading and dispersing a composition comprising a colorant, a thermoplastic resin and an organic solvent, By mixing a solution obtained by mixing and dispersing waxes and an organic solvent, and further forming a heat transferable ink layer using a paint prepared by a production method of performing a dispersion treatment, the heat transfer recording medium is prepared. The inventors have found that the problem is solved, and arrived at the present invention. That is, the present invention relates to (1) a thermal transfer recording medium having at least a thermal transferable ink layer on one surface of a support and a heat-resistant lubricating layer on the other surface of the support. The paint to be formed is composed of a coloring agent, a wax, a thermoplastic resin and an organic solvent, and after kneading and dispersing a composition comprising the coloring agent, the thermoplastic resin and the organic solvent, the wax is added to the composition in an organic solvent. And a dispersion obtained by mixing and dispersing a solution obtained by pulverizing and dissolving the mixture into a thermal transfer recording medium.
【0005】本発明を以下に詳細に説明する。本発明
は、支持体の一方の面上に少なくとも熱転写性インク層
を有し、他方の面上に耐熱潤滑層を有する熱転写記録媒
体の製造に適用される。このような構成例を図1に示
す。図1(a)に示す熱転写記録媒体では、支持体1の
一方の面上に熱転写性インク層2が設けられており、他
方の面上に耐熱潤滑層3が設けられている。熱転写性イ
ンク層2は必要に応じて単層であっても2層以上の多層
で構成されていてもよい。図1(b)には熱転写性イン
ク層2と支持体1の間にアンダーコート層4を設けた熱
転写記録媒体の構成を示す。 〈熱転写型インク層〉溶融転写型インク層は着色剤とバ
インダーから構成され、加熱により軟化、溶融して被転
写体へと移行するものである。着色剤としては、カーボ
ンブラック等の顔料が使用できる。体質顔料や白色顔料
を混合し、色調を調節してもよい。更に、バインダーに
対する分散性を改善するために着色剤表面を界面活性
剤、シランカップリング剤等で処理してもよい。バイン
ダーとしては、熱転写型インク層に通常用いられている
ワックス類および熱可塑性樹脂類を特に制限なく使用す
ることができる。ワックス類としては、カルナウバワッ
クス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、マイ
クロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、木ロ
ウ、油脂系合成ワックス等が各種用途に合わせて使用で
きる。熱可塑性樹脂類としては、エチレン−酢酸ビニル
系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン
−アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ロジン系樹脂
など公知のものを使用できる。上記バインダーは、着色
剤100重量部に対して、50〜500重量部含有する
のが好ましい。本発明における熱転写型インク層形成用
塗料は、上記各成分に有機溶剤を加えて調製する。塗料
調製に使用する溶剤にとくに制限はなく、バインダーの
溶解性、相溶性、分散安定性、乾燥効率等を考慮して適
宜選択すればよいが、例えばメチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル類、イソプロパノール、ブ
タノール等のアルコール類、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、ジメチルホルムアミド、ヘキサン、塩素置換炭
化水素類等の希釈剤ないし溶剤を、単一溶剤またはこれ
らを任意比率で混合してよいが、塗布される層の物性を
そこなわない範囲で低沸点の溶剤を多めに配合した混合
溶剤として用いることが好ましい。これらの有機溶剤は
100%純粋である必要はなく、主成分以外に異性体、
未反応物、副反応物、分解物、酸化物、水分等の不純物
が含まれていてもかまわないが、これらの不純物は好ま
しくは5重量%以下、より好ましくは3重量%以下であ
る。不純物が多いと塗料分散性、塗料の貯蔵安定性、媒
体の保存特性等に悪影響を及ぼす。熱転写型インク層の
製造工程を図2に示す。熱可塑性樹脂類を溶解する工
程、ワックス類を有機溶剤中に溶解分散する工程、樹脂
溶液と着色顔料を混練する工程、混練後のスラリーを分
散する工程、分散後のスラリーにワックス溶液を加えて
更に分散する工程、フィルター循環工程および塗布工程
から成る。樹脂溶液は、有機溶剤に熱可塑性樹脂を溶解
して調製する。有機溶剤に対する熱可塑性樹脂の比、熱
可塑性樹脂/有機溶剤は、重量比で10/100〜80
/100程度である。このような比とすることによって
均一な溶液の調製が容易となる。これに対し、この比が
大きくなると、熱可塑性樹脂が溶解しにくくなり、均一
な溶液の調製が困難となりやすい。また、この比が小さ
くなると、後続の工程である混練時の混練物粘度が低く
なって、望ましい剪断力が得られなくなる。また溶解時
の液温は、20〜100℃が好ましい。混練工程では、
着色顔料等の固形分を樹脂溶液と混練する。混練物の固
形分濃度は、好ましくは40〜90重量%、より好まし
くは50〜80重量%である。固形分濃度が低すぎる場
合、混練時の粘度が低くなって十分な剪断力が得られ
ず、固形分の分散が不十分となりやすい。一方、固形分
濃度が高すぎる場合、混練時の粘度が高くなりすぎ、適
正な剪断力を得ることが難しくなる。混練には、オープ
ンニーダ、加圧ニーダ、高速ミキサー、連続ニーダ、3
本ロールミル、2本ロールミルなどの強い混練力をもつ
ものを使用することが好ましい。分散工程では、混練物
中の着色顔料等の固形分を分散する。分散物の固形分濃
度は、10〜60重量%、より好ましくは15〜50重
量%である。固形分濃度が低すぎる場合、分散時の粘度
が低くなって固形分の分散が不十分となりやすい。一
方、固形分濃度が高すぎる場合、分散時の粘度が高くな
りすぎ、やはり固形分の分散が不十分となりやすい。分
散には、サンドグラインダーミル、ピンミル、アジテー
タミルなどのメディア撹拌型分散機を用いることが好ま
しい。これらの分散機には、高比重の分散メディアを用
いることが望ましく、ジルコニア等のセラミック系メデ
ィアが好適であるが、従来から用いられているガラスビ
ーズ、金属ビーズ、アルミナビーズ等も組成配合によっ
ては選択使用可能である。続いて、分散物にワックス溶
液を加えて混合し、更に分散する。ワックス溶液は、有
機溶剤を溶媒とし、ワックス類を分散する。この際、使
用溶剤種によっては、ワックス類の溶解度が低く充分溶
解しない場合があるが、溶解しなくとも充分に粉砕され
て微粒子化し、均一な溶液となっていれば実用上問題な
い。ワックス溶液の作成には、ボールミル、アトライタ
ー等の分散機が好ましい。ワックス溶液の固形分濃度
は、5〜30重量%が好ましい。ワックス溶液混合後の
分散は、上記メディア撹拌型分散機を用いることが好ま
しい。塗料の固形分濃度は、好ましくは5〜40重量
%、より好ましくは10〜30重量%である。固形分濃
度が低すぎても高すぎても、均一な塗膜を形成すること
が難しくなる。固形分濃度は、塗料の粘度が塗布の段階
でコーンプレート型または二重円筒型粘度計によるシェ
アレート3000sec~1において5〜100cpとな
るようにすればよいが、溶剤種、混合比率、顔料の種
類、比表面積、粒子サイズ、さらには塗料の希釈安定性
等を考慮して、上記の粘度範囲となるように適宜決定す
ることが好ましい。濾過工程では、カーボンブラック等
の着色顔料未分散物、顔料再凝集物、バインダー未溶解
物、バインダーゲル化物等の捕捉対象物が、フィルター
により精度よく捕捉される。このため、最終的に得られ
る塗料において、上記捕捉対象物が混入して塗膜中に異
物として存在することによって惹き起こされる塗布時の
長手スジ、塗布ヌケあるいは盛り上がり等を原因とする
歩留まり低下を大きく改善することができる。また、塗
膜の性状も良好となり塗膜物性が向上する。また、熱転
写型インク層に着色顔料として使用されるカーボンブラ
ックは、分散性が極めて悪いことが知られているが、こ
のような濾過手段による濾過の際には、塗料に強力な剪
断力がはたらくため、分散性が格段に向上する。このた
め、熱転写特性がさらに向上する。濾過工程におけるフ
ィルターの95%カット濾過精度は30μm以下、好ま
しくは25μm以下の範囲である。30μmを超える
と、上記効果が得られなくなる。熱転写型インク層の厚
さは、要求される転写特性を考慮して決めることがで
き、好ましい範囲は0.1〜10.0μmであり、更に
好ましくは0.3〜5.0μmである。The present invention will be described in detail below. The present invention is applicable to the production of a thermal transfer recording medium having at least a thermal transferable ink layer on one surface of a support and a heat-resistant lubricating layer on the other surface. FIG. 1 shows an example of such a configuration. In the thermal transfer recording medium shown in FIG. 1A, a thermal transferable ink layer 2 is provided on one surface of a support 1, and a heat-resistant lubricating layer 3 is provided on the other surface. The thermal transferable ink layer 2 may be a single layer or a multilayer of two or more layers as necessary. FIG. 1B shows a configuration of a thermal transfer recording medium in which an undercoat layer 4 is provided between a thermal transferable ink layer 2 and a support 1. <Thermal transfer type ink layer> The melt transfer type ink layer is composed of a colorant and a binder, and is softened and melted by heating to transfer to a transfer target. As the colorant, a pigment such as carbon black can be used. A color tone may be adjusted by mixing an extender or a white pigment. Further, the surface of the colorant may be treated with a surfactant, a silane coupling agent or the like in order to improve the dispersibility in the binder. As the binder, waxes and thermoplastic resins generally used for the thermal transfer ink layer can be used without any particular limitation. As the waxes, carnauba wax, candelilla wax, montan wax, microcrystalline wax, paraffin wax, wood wax, synthetic fat wax and the like can be used according to various uses. Known thermoplastic resins such as ethylene-vinyl acetate resin, polyamide resin, acrylic resin, styrene-acryl resin, polyester resin, and rosin resin can be used. The binder is preferably contained in an amount of 50 to 500 parts by weight based on 100 parts by weight of the colorant. The coating composition for forming a thermal transfer ink layer in the present invention is prepared by adding an organic solvent to each of the above components. There is no particular limitation on the solvent used for preparing the coating material, and it may be appropriately selected in consideration of the solubility, compatibility, dispersion stability, drying efficiency, etc. of the binder, and for example, ketones such as methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone, and cyclohexanone ,
Diluents or solvents such as aromatic hydrocarbons such as toluene and xylene, esters such as ethyl acetate and butyl acetate, alcohols such as isopropanol and butanol, dioxane, tetrahydrofuran, dimethylformamide, hexane and chlorine-substituted hydrocarbons. , A single solvent or a mixture thereof in any ratio, but it is preferable to use a mixed solvent containing a large amount of a solvent having a low boiling point as long as the physical properties of the layer to be coated are not impaired. These organic solvents do not need to be 100% pure, but contain isomers,
Although impurities such as unreacted products, by-products, decomposition products, oxides, and moisture may be contained, these impurities are preferably 5% by weight or less, more preferably 3% by weight or less. If the amount of impurities is large, the dispersibility of the paint, the storage stability of the paint, and the storage characteristics of the medium are adversely affected. FIG. 2 shows a manufacturing process of the thermal transfer ink layer. A step of dissolving thermoplastic resins, a step of dissolving and dispersing waxes in an organic solvent, a step of kneading a resin solution and a color pigment, a step of dispersing a kneaded slurry, and adding a wax solution to the dispersed slurry. It further comprises a dispersing step, a filter circulation step and a coating step. The resin solution is prepared by dissolving a thermoplastic resin in an organic solvent. The ratio of the thermoplastic resin to the organic solvent, the ratio of the thermoplastic resin / organic solvent is 10/100 to 80 by weight.
/ 100. With such a ratio, it is easy to prepare a uniform solution. On the other hand, when this ratio is large, the thermoplastic resin is difficult to dissolve, and it is easy to prepare a uniform solution. On the other hand, when this ratio is small, the viscosity of the kneaded material during kneading, which is a subsequent step, becomes low, and a desired shearing force cannot be obtained. The liquid temperature during dissolution is preferably from 20 to 100C. In the kneading process,
A solid content such as a color pigment is kneaded with the resin solution. The solid content concentration of the kneaded material is preferably 40 to 90% by weight, more preferably 50 to 80% by weight. When the solid content is too low, the viscosity at the time of kneading becomes low, so that a sufficient shearing force cannot be obtained, and the solid content tends to be insufficiently dispersed. On the other hand, when the solid content concentration is too high, the viscosity at the time of kneading becomes too high, and it becomes difficult to obtain an appropriate shearing force. For kneading, open kneader, pressure kneader, high-speed mixer, continuous kneader, 3
It is preferable to use one having a strong kneading force such as a roll mill or a roll mill. In the dispersing step, a solid content such as a coloring pigment in the kneaded material is dispersed. The solid content concentration of the dispersion is 10 to 60% by weight, more preferably 15 to 50% by weight. If the solid content concentration is too low, the viscosity at the time of dispersion becomes low, and the solid content tends to be insufficiently dispersed. On the other hand, when the solid content concentration is too high, the viscosity at the time of dispersion becomes too high, and the dispersion of the solid content also tends to be insufficient. For dispersion, it is preferable to use a media stirring type disperser such as a sand grinder mill, a pin mill, and an agitator mill. For these dispersers, it is desirable to use a dispersion medium having a high specific gravity, and ceramic media such as zirconia is preferable.However, conventionally used glass beads, metal beads, alumina beads, and the like may also be used depending on the composition. Selectable for use. Subsequently, a wax solution is added to the dispersion, mixed, and further dispersed. The wax solution uses an organic solvent as a solvent to disperse waxes. At this time, depending on the type of the solvent used, the solubility of the wax may be low and may not be sufficiently dissolved. However, if the wax is not dissolved, the wax is sufficiently pulverized into fine particles to form a uniform solution, and there is no practical problem. For preparing the wax solution, a disperser such as a ball mill or an attritor is preferable. The solid concentration of the wax solution is preferably 5 to 30% by weight. For the dispersion after mixing the wax solution, it is preferable to use the above-mentioned media stirring type disperser. The solid content concentration of the paint is preferably 5 to 40% by weight, more preferably 10 to 30% by weight. If the solid content is too low or too high, it is difficult to form a uniform coating film. The solid content concentration may be set so that the viscosity of the paint becomes 5 to 100 cp at a shear rate of 3000 sec to 1 using a cone plate type or double cylindrical type viscometer at the application stage. It is preferable that the viscosity is appropriately determined in consideration of the type, the specific surface area, the particle size, the dilution stability of the coating material, and the like. In the filtration step, an object to be captured such as a non-dispersed color pigment such as carbon black, a pigment re-aggregate, an undissolved binder and a gelled binder is captured with a filter with high accuracy. For this reason, in the paint finally obtained, a longitudinal streak at the time of application caused by the inclusion of the trapped object and being present as a foreign substance in the coating film, a decrease in the yield due to a missing coating or a swelling, etc., are reduced. It can be greatly improved. In addition, the properties of the coating film are improved, and the physical properties of the coating film are improved. Further, carbon black used as a color pigment in the thermal transfer ink layer is known to have extremely poor dispersibility, but upon filtration by such a filtration means, a strong shearing force acts on the paint. Therefore, the dispersibility is significantly improved. For this reason, the thermal transfer characteristics are further improved. The 95% cut filtration accuracy of the filter in the filtration step is 30 μm or less, preferably 25 μm or less. If it exceeds 30 μm, the above effects cannot be obtained. The thickness of the thermal transfer ink layer can be determined in consideration of the required transfer characteristics, and the preferred range is 0.1 to 10.0 μm, and more preferably 0.3 to 5.0 μm.
【0006】〈アンダーコート層〉アンダーコート層
は、本発明では溶融転写型インク層と支持体との接着力
を調節する役割、すなわちサーマルヘッドによる支持体
裏面からの加熱により溶融転写型インク層の剥離性を高
める役割を果たす。アンダーコート層にはワックス類あ
るいは熱可塑性樹脂類を特に制限なく使用することがで
きる。ワックス類としては、カルナウバワックス、キャ
ンデリラワックス、モンタンワックス、マイクロクリス
タリンワックス、パラフィンワックス、木ロウ、油脂系
合成ワックス等が各種用途に合わせて使用できる。熱可
塑性樹脂類としては、エチレン−酢酸ビニル系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル
系樹脂、ポリエステル系樹脂、ロジン系樹脂など公知の
ものを使用できる。また必要に応じて、着色顔料あるい
は着色染料も使用することができる。本発明におけるア
ンダーコート層形成用塗料は、上記各成分に有機溶剤お
よび/または水を加えて調製する。塗料調製に使用する
有機溶剤にとくに制限はなく、ワックス類あるいは樹脂
類の溶解性、相溶性、乾燥効率等を考慮して適宜選択す
ればよいが、例えばメチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢酸
ブチル等のエステル類、イソプロパノール、ブタノール
等のアルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジメチルホルムアミド、ヘキサン、塩素置換炭化水素類
等の希釈剤ないし溶剤を、単一溶剤またはこれらを任意
比率で混合してよいが、塗布される層の物性をそこなわ
ない範囲で低沸点の溶剤を多めに配合した混合溶剤とし
て用いることが好ましい。アンダーコート層の膜厚は、
0.1〜3.0μm、好ましくは0.3〜2.5μm、
更に好ましくは0.5〜2.0μmの範囲である。0.
1μm未満ではアンダーコート層の効果が現れず、3.
0μmを超えると効果が飽和する。<Undercoat layer> In the present invention, the undercoat layer controls the adhesive force between the melt transfer type ink layer and the support, that is, the undercoat layer forms the melt transfer type ink layer by heating the back surface of the support with a thermal head. It plays a role in enhancing the releasability. Waxes or thermoplastic resins can be used for the undercoat layer without any particular limitation. As the waxes, carnauba wax, candelilla wax, montan wax, microcrystalline wax, paraffin wax, wood wax, synthetic fat wax and the like can be used according to various uses. Known thermoplastic resins such as ethylene-vinyl acetate resin, polyamide resin, acrylic resin, styrene-acryl resin, polyester resin, and rosin resin can be used. If necessary, a coloring pigment or a coloring dye can also be used. The paint for forming an undercoat layer in the present invention is prepared by adding an organic solvent and / or water to each of the above components. There is no particular limitation on the organic solvent used for preparing the coating material, and it may be appropriately selected in consideration of the solubility, compatibility, drying efficiency, and the like of waxes or resins, for example, ketones such as methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone, and cyclohexanone. , Toluene, xylene and other aromatic hydrocarbons, ethyl acetate, esters such as butyl acetate, isopropanol, alcohols such as butanol, dioxane, tetrahydrofuran,
Diluents or solvents such as dimethylformamide, hexane, and chlorine-substituted hydrocarbons may be used as a single solvent or as a mixture of any of these solvents. It is preferable to use as a mixed solvent with a large amount. The thickness of the undercoat layer is
0.1-3.0 μm, preferably 0.3-2.5 μm,
More preferably, it is in the range of 0.5 to 2.0 μm. 0.
If the thickness is less than 1 μm, the effect of the undercoat layer does not appear, and
If it exceeds 0 μm, the effect is saturated.
【0007】〈耐熱潤滑層〉耐熱潤滑層は一般に、シリ
コーン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、フェノール
樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、
ポリアミドイミド樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、
およびセルロース系樹脂などの耐熱性樹脂が用いられ
る。また潤滑性を付与するために、シリコーンオイル、
高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、各種界面活性剤、フ
ッ素系化合物等の潤滑剤あるいはメラミン樹脂粒子、シ
リコーン樹脂粒子などを配合してもよい。耐熱潤滑層は
前記耐熱性樹脂、潤滑剤、必要により硬化剤、他の配合
剤を適宜の溶剤に溶解、分散したものを塗布乾燥するこ
とにより形成できる。溶剤としては、熱転写性インク
層、アンダーコート層形成用塗料調製に使用する有機溶
剤と同じであり、例えばメチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類、トル
エン、キシレン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチル、酢
酸ブチル等のエステル類、エタノール、イソプロパノー
ル、ブタノール等のアルコール類、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、ジメチルホルムアミド、ヘキサン、塩素
置換炭化水素類等の希釈剤ないし溶剤を、単一溶剤また
はこれらを任意比率で混合してよいが、塗布される層の
物性をそこなわない範囲で低沸点の溶剤を多めに配合し
た混合溶剤として用いることが好ましい。耐熱潤滑層の
厚みは、0.01〜0.5μmの範囲、好ましくは0.
01〜0.3μmの範囲が好ましい。0.01μm未満
では耐熱性が不十分であり、0.5μmを超えると塗膜
削れが発生し、サーマルヘッドへ削れ粉が付着する。<Heat-resistant lubricating layer> The heat-resistant lubricating layer is generally made of silicone resin, epoxy resin, melamine resin, phenol resin, fluorine resin, polyamide resin, polyimide resin,
Polyamide-imide resin, polyvinyl acetal resin,
And a heat-resistant resin such as a cellulose resin. In addition, silicone oil,
Higher fatty acids, higher fatty acid esters, various surfactants, lubricants such as fluorine compounds, melamine resin particles, silicone resin particles, and the like may be blended. The heat-resistant lubricating layer can be formed by applying and drying a material obtained by dissolving and dispersing the above-mentioned heat-resistant resin, lubricant, and if necessary, a curing agent and other compounding agents in an appropriate solvent. The solvent is the same as the organic solvent used for preparing the thermal transfer ink layer and the undercoat layer-forming coating material, for example, methyl ethyl ketone, methyl isobutyl ketone, ketones such as cyclohexanone, toluene, aromatic hydrocarbons such as xylene, Diluents or solvents such as esters such as ethyl acetate and butyl acetate, alcohols such as ethanol, isopropanol and butanol, dioxane, tetrahydrofuran, dimethylformamide, hexane, and chlorinated hydrocarbons, in a single solvent or in any ratio However, it is preferable to use a mixed solvent containing a large amount of a low boiling point solvent as long as the physical properties of the layer to be applied are not impaired. The thickness of the heat-resistant lubricating layer is in the range of 0.01 to 0.5 μm, preferably 0.1 μm.
The range of 01 to 0.3 μm is preferred. If it is less than 0.01 μm, the heat resistance is insufficient, and if it exceeds 0.5 μm, the coating film is shaved and the shaved powder adheres to the thermal head.
【0008】〈支持体〉支持体には、例えば、普通紙、
コンデンサー紙、ラミネート紙およびコート紙等の紙葉
類、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチ
レンナフタレート(PEN)等のポリエステル類、ポリ
オレフィン類、ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイ
ミド、ポリスルフォンセルローストリアセテート、ポリ
カーボネート等の公知のフィルムを使用することがで
き、これらのうちでは、PET、PEN、芳香族ポリア
ミドが好ましい。支持体の厚さは0.5〜10.0μm
であることが好ましい。0.5μm未満では熱転写記録
媒体の強度が不足し、10.0μmを超えるとサーマル
ヘッドからの熱伝導が悪化し、熱転写特性が劣化する。<Support> For the support, for example, plain paper,
Paper sheets such as condenser paper, laminated paper and coated paper, polyesters such as polyethylene terephthalate (PET) and polyethylene naphthalate (PEN), polyolefins, polyamides, polyimides, polyamide imides, polysulfone cellulose triacetate, and polycarbonates. And PET, PEN, and aromatic polyamide are preferable among them. The thickness of the support is 0.5 to 10.0 μm
It is preferred that If it is less than 0.5 μm, the strength of the thermal transfer recording medium is insufficient, and if it exceeds 10.0 μm, heat conduction from the thermal head deteriorates and thermal transfer characteristics deteriorate.
【0009】〈塗布方法〉上述したようにして調製した
塗料を支持体へ塗設する方法に特に制限はなく、ワイヤ
ーバー塗布、リバース塗布、グラビア塗布あるいはエク
ストルージョンノズル塗布のいずれであってもよい。中
でもエクストルージョンノズル塗布が最も好ましい。例
えば、熱転写性インク層を含む多層構成の塗膜を形成す
る場合には、支持体上にアンダーコート層と熱転写性イ
ンク層とを湿潤状態で重層塗布するいわゆるウェット・
オン・ウェット塗布方法、あるいはアンダーコート層を
塗布・乾燥後に熱転写性インク層を塗布するいわゆるウ
ェット・オン・ドライ塗布方法等のいずれも用いること
ができる。耐熱潤滑層の塗設は、アンダーコート層およ
び熱転写性インク層の塗設前であっても塗設後であって
もよく、同時であってもよい。支持体搬送速度は、50
〜700m/分の範囲が好ましい。各塗膜は、乾燥炉で
乾燥される。乾燥温度は、25〜100℃、好ましくは
25〜90℃、更に好ましくは25〜80℃の範囲で、
適宜選択すればよい。25℃未満では、乾燥不十分とな
り、100℃を超えると塗膜中の溶融成分の溶融、融着
が起こり、転写特性が悪化する。また、乾燥炉内に温度
勾配を持たせても良く、乾燥炉内のガス雰囲気は、一般
の空気又は不活性ガスを用いればよい。<Coating Method> The method of applying the coating material prepared as described above to a support is not particularly limited, and any of wire bar coating, reverse coating, gravure coating, or extrusion nozzle coating may be used. . Among them, extrusion nozzle coating is most preferable. For example, when a multi-layer coating film including a heat transferable ink layer is formed, a so-called wet coating method in which an undercoat layer and a heat transferable ink layer are overlaid on a support in a wet state.
Either an on-wet coating method or a so-called wet-on-dry coating method in which an undercoat layer is applied and dried followed by application of a thermal transferable ink layer can be used. The heat-resistant lubricating layer may be applied before or after the undercoat layer and the thermal transfer ink layer are applied, or may be applied simultaneously. The support transfer speed is 50
A range of -700 m / min is preferred. Each coating is dried in a drying oven. The drying temperature is in the range of 25 to 100C, preferably 25 to 90C, more preferably 25 to 80C.
What is necessary is just to select suitably. If the temperature is lower than 25 ° C., drying becomes insufficient. If the temperature is higher than 100 ° C., melting and fusing of a molten component in the coating film occur, and transfer characteristics deteriorate. Further, a temperature gradient may be provided in the drying furnace, and general air or an inert gas may be used as a gas atmosphere in the drying furnace.
【0010】[0010]
【実施例】以下に本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものでないことは言
うまでもない。 〈熱転写性インク層〉 (1)(実施例) 下記配合物をハイパーミキサー中に投入し、液温を80
℃まで加熱し、撹拌溶解した。本溶液を、樹脂溶液とす
る。 エチレン酢酸ビニル共重合体(住友化学工業社製:KF−11)130重量部 トルエン 520重量部 下記配合物を加圧ニーダーに投入し、2時間混練した。 カーボンブラック(三菱化学社製:#25B) 100重量部 樹脂溶液 100重量部 混練後のスラリーに、上記の樹脂溶液550重量部を加
えた後、サンドミルを用いて分散処理を行った。 カルナウバワックス(セラリカNODA社製) 20重量部 パラフィンワックス(日本精蝋社製:HNP−9) 50重量部 トルエン 340重量部 メチルエチルケトン 340重量部 上記組成物をボールミルに投入し、24時間混合分散を
行い、ワックス溶液とした。上記の分散処理後のスラリ
ー750重量部に上記ワックス溶液750重量部を添加
混合し、さらにサンドミルにて分散処理を行った。得ら
れた塗料を、95%カット濾過精度=15.0μmのデ
プスフィルターを用いて循環濾過を行い、熱転写性イン
ク層形成用塗料を調製した。 (2)(比較例)〉従来型分散法 下記配合物をボールミルに投入し、24時間分散した。 カーボンブラック(三菱化学社製:#25B) 100重量部 カルナウバワックス(セラリカNODA社製) 20重量部 パラフィンワックス(日本精蝋社製:HNP−9) 50重量部 エチレン酢酸ビニル共重合体(住友化学工業社製:KF−11)130重量部 トルエン 860重量部 メチルエチルケトン 340重量部 得られた塗料を、95%カット濾過精度=15.0μm
のデプスフィルターを用いて循環濾過を行い、熱転写性
インク形成用塗料を調製した。 〈アンダーコート層〉下記配合物をハイパーミキサーに
投入し、1時間混合撹拌した。 水系ワックスエマルジョン(コニシ社製:WE、固形分濃度=40wt%) 50重量部 イソプロピルアルコール 50重量部 得られた塗料を、95%カット濾過精度=15.0μm
のデプスフィルターを用いて循環濾過を行い、アンダー
コート層形成用塗料を調製した。 〈耐熱潤滑層〉 下記配合物をハイパーミキサーに投入し、1時間混合撹拌した。 ポリアミドイミド樹脂(東洋紡績社製:HR−14ET) 1重量部 シリコーンオイル(信越化学工業社製:KF−860) 0.07重量部 エタノール 50重量部 トルエン 50重量部 得られた塗料を、95%カット濾過精度=5.0μmの
デプスフィルターを用いて循環濾過を行い、耐熱潤滑層
形成用塗料を調製した。3.5μmのポリエチレンテレ
フタレート支持体(ダイアホイルヘキスト社製:K58
0−3.5W)の一方の面上に、アンダーコート層形成
用塗料を塗布乾燥し、膜厚=0.8μmのアンダーコー
ト層塗膜を形成。アンダーコート層上に上記熱転写性イ
ンク層形成用塗料を塗布乾燥して、膜厚=1.8μmの
塗膜を形成。耐熱潤滑層形成用塗料を支持体の他方の面
上に塗布乾燥して、膜厚=0.1μmの塗膜を形成。塗
布済み原反ロールを1/4インチ幅に切断し、ワープロ
用熱転写記録媒体(インクリボン)とした。EXAMPLES The present invention will be described below with reference to examples, but it goes without saying that the present invention is not limited to these examples. <Thermal transferable ink layer> (1) (Example) The following formulation was charged into a hyper mixer, and the liquid temperature was set to 80.
The mixture was heated to ℃ and dissolved by stirring. This solution is referred to as a resin solution. 130 parts by weight of ethylene vinyl acetate copolymer (manufactured by Sumitomo Chemical Co., Ltd .: KF-11) Toluene 520 parts by weight The following components were charged into a pressure kneader and kneaded for 2 hours. 100 parts by weight of carbon black (manufactured by Mitsubishi Chemical Corporation: # 25B) 100 parts by weight of resin solution To the slurry after kneading, 550 parts by weight of the above resin solution was added, and then dispersion treatment was performed using a sand mill. Carnauba wax (manufactured by Cera Rica NODA) 20 parts by weight Paraffin wax (manufactured by Nippon Seiwa Co., Ltd .: HNP-9) 50 parts by weight Toluene 340 parts by weight Methyl ethyl ketone 340 parts by weight The above composition was charged into a ball mill and mixed and dispersed for 24 hours. This was performed to obtain a wax solution. 750 parts by weight of the wax solution was added to 750 parts by weight of the slurry after the dispersion treatment, and the mixture was further mixed and further subjected to a dispersion treatment by a sand mill. The obtained paint was circulated and filtered using a depth filter having a 95% cut filtration accuracy of 15.0 μm to prepare a heat transferable ink layer forming paint. (2) (Comparative Example) Conventional Dispersion Method The following compound was charged into a ball mill and dispersed for 24 hours. Carbon black (Mitsubishi Chemical Corporation: # 25B) 100 parts by weight Carnauba wax (Ceralica NODA) 20 parts by weight Paraffin wax (Nippon Seiwa Co., Ltd .: HNP-9) 50 parts by weight Ethylene vinyl acetate copolymer (Sumitomo) KF-11) 130 parts by weight Toluene 860 parts by weight Methyl ethyl ketone 340 parts by weight A 95% cut filtration accuracy of the obtained paint is 15.0 μm.
The resulting mixture was subjected to circulation filtration using a depth filter, to prepare a heat transferable ink forming paint. <Undercoat layer> The following components were charged into a hypermixer and mixed and stirred for 1 hour. Water-based wax emulsion (manufactured by Konishi Corporation: WE, solid content concentration = 40 wt%) 50 parts by weight Isopropyl alcohol 50 parts by weight A 95% cut filtration accuracy of the obtained paint is 15.0 μm.
Was circulated and filtered using a depth filter of No. 1 to prepare a coating material for forming an undercoat layer. <Heat-resistant lubricating layer> The following components were charged into a hypermixer and mixed and stirred for 1 hour. Polyamideimide resin (manufactured by Toyobo Co., Ltd .: HR-14ET) 1 part by weight Silicone oil (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd .: KF-860) 0.07 part by weight Ethanol 50 parts by weight Toluene 50 parts by weight The obtained paint is 95% Circulation filtration was performed using a depth filter having a cut filtration accuracy of 5.0 μm to prepare a coating for forming a heat-resistant lubricating layer. 3.5 μm polyethylene terephthalate support (manufactured by Diafoil Hoechst: K58)
0-3.5 W) on one surface of the undercoat layer-forming coating material, and dried to form an undercoat layer film having a thickness of 0.8 μm. The coating material for forming a thermal transfer ink layer was applied on the undercoat layer and dried to form a coating film having a thickness of 1.8 μm. The coating material for forming a heat-resistant lubricating layer was applied on the other surface of the support and dried to form a coating film having a thickness of 0.1 μm. The coated raw roll was cut into a 1/4 inch width to obtain a thermal transfer recording medium (ink ribbon) for word processing.
【0011】得られた熱転写記録媒体の特性を表1に示
す。各特性の評価方法は以下の通りである。 〈ブロッキング〉熱転写記録媒体を巻き取った状態で、
40℃80%RHの環境下に24時間放置後、熱転写性
インク層と耐熱潤滑層間のブロッキング評価を下記基準
にて行った。 ○:熱転写性インク層と耐熱潤滑層間で全く貼り付きが
ない状態。 ×:熱転写性インク層と耐熱潤滑層が貼り付いてしま
い、NGの状態。 〈走行摩擦係数〉島田技研(株)製テープ摩擦試験器を
用いる。熱転写記録媒体の熱転写性インク層側が直径4
mmのステンレス製のピンに接するように180°巻
き、テープに一定のバックテンションを負荷し、走行ス
ピード=11mm/秒にて、任意の一定部分50mmを
50回往復走行させ、その50往復後の摩擦係数を求め
た。 〈表1〉 ブロッキング 走行摩擦係数 実施例 ○ 0.30 比較例 × 0.55 上記表1記載のように、ブロッキング特性および走行摩
擦係数ともに実施例が優っている。これは、まず熱可塑
性樹脂類で混練分散し、その後ワックス類を添加するこ
とにより、粘着成分として働く樹脂類がまず着色顔料に
吸着し、そのまわりにワックス類が存在するために、ブ
ロッキング特性および走行摩擦係数ともに改善されてい
る。Table 1 shows the characteristics of the obtained thermal transfer recording medium. The evaluation method of each characteristic is as follows. <Blocking> With the thermal transfer recording medium wound up,
After standing for 24 hours in an environment of 40 ° C. and 80% RH, blocking evaluation between the heat transferable ink layer and the heat-resistant lubricating layer was performed according to the following criteria. :: No sticking between the thermal transfer ink layer and the heat-resistant lubricating layer. X: NG state because the heat transferable ink layer and the heat-resistant lubricating layer were stuck. <Coefficient of friction> A tape friction tester manufactured by Shimada Giken Co., Ltd. was used. The diameter of the thermal transfer ink layer side of the thermal transfer recording medium is 4
The tape was wound 180 ° so as to be in contact with a stainless steel pin having a diameter of 1.0 mm, a constant back tension was applied to the tape, and an arbitrary constant portion of 50 mm was reciprocated 50 times at a running speed of 11 mm / sec. The coefficient of friction was determined. <Table 1> Blocking Example of running friction coefficient ○ 0.30 Comparative example × 0.55 As shown in Table 1 above, the examples are superior in both the blocking characteristics and the running friction coefficient. This is because kneading and dispersing with a thermoplastic resin first, and then adding waxes, the resin acting as an adhesive component is first adsorbed to the coloring pigment, and the presence of waxes around it, blocking properties and The running friction coefficient has been improved.
【0012】[0012]
【発明の効果】本発明の製造方法により熱転写記録媒体
を製造することにより、物性面、特に走行摩擦係数およ
びブロッキング特性を大きく改善できる。By producing a thermal transfer recording medium according to the production method of the present invention, the physical properties, particularly the running friction coefficient and the blocking characteristics can be greatly improved.
【図面の簡単な説明】[Brief description of the drawings]
【図1】熱転写記録媒体の断面模式図であり、(a)は
アンダーコート層を有さないものであり、(b)はアン
ダーコート層を有するものである。FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a thermal transfer recording medium, in which (a) has no undercoat layer and (b) has an undercoat layer.
【図2】本発明の熱転写性インク層の製造工程図であ
る。FIG. 2 is a manufacturing process diagram of a thermal transferable ink layer of the present invention.
フロントページの続き (72)発明者 中島 裕 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内Continuation of front page (72) Inventor Hiroshi Nakajima 1-1-1 Nihonbashi, Chuo-ku, Tokyo Inside TDK Corporation
Claims (1)
インク層を有し、支持体の他方の面上に耐熱潤滑層を有
する熱転写記録媒体において、該熱転写性インク層を形
成する塗料が、着色剤、ワックス類、熱可塑性樹脂類お
よび有機溶剤からなり、着色剤、熱可塑性樹脂および有
機溶剤から成る組成物を混練分散後、この組成物に、ワ
ックス類を有機溶剤中に粉砕溶解した溶液を混合し、更
に分散処理して得られた塗料であることを特徴とする熱
転写記録媒体。1. A thermal transfer recording medium having at least a thermal transferable ink layer on one surface of a support and a heat-resistant lubricating layer on the other surface of the support, wherein a coating material for forming the thermal transferable ink layer is provided. A composition comprising a colorant, a wax, a thermoplastic resin and an organic solvent, and a composition comprising a colorant, a thermoplastic resin and an organic solvent were kneaded and dispersed, and then, in this composition, the waxes were pulverized and dissolved in an organic solvent. A thermal transfer recording medium, which is a paint obtained by mixing a solution and further performing a dispersion treatment.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10861897A JPH10297107A (en) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | Thermal transfer recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10861897A JPH10297107A (en) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | Thermal transfer recording medium |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10297107A true JPH10297107A (en) | 1998-11-10 |
Family
ID=14489368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10861897A Pending JPH10297107A (en) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | Thermal transfer recording medium |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10297107A (en) |
-
1997
- 1997-04-25 JP JP10861897A patent/JPH10297107A/en active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4777079A (en) | Image transfer type thermosensitive recording medium | |
JPH01186385A (en) | Production of thermal transfer ink ribbon for dry transfer material | |
US4960632A (en) | Thermal transfer material | |
JPH10297107A (en) | Thermal transfer recording medium | |
JPS63309567A (en) | Ink composition for impact print ribbon | |
JPH10297125A (en) | Thermal-transfer recording medium | |
JPH041711B2 (en) | ||
JP3049792B2 (en) | Thermal transfer recording sheet | |
JP3770571B2 (en) | Thermal transfer recording medium | |
JP2572747B2 (en) | Thermal transfer material and thermal transfer recording method | |
JPS6094386A (en) | Thermal transfer recording medium | |
JPH10297106A (en) | Thermal transfer recording medium | |
JPS60104395A (en) | Thermal transfer recording medium | |
JP2619420B2 (en) | Thermal transfer recording medium and manufacturing method thereof | |
JPS61211094A (en) | Thermal transfer paper | |
JPH10297094A (en) | Production of thermal transfer recording medium | |
JP3151800B2 (en) | Thermal transfer recording medium for multiple printing and method of manufacturing the same | |
JPH10297093A (en) | Production of thermal transfer recording medium | |
JPS633995A (en) | Thermal transfer recording medium | |
JPH0324918B2 (en) | ||
JP2000318328A (en) | Thermal transfer recording medium and its manufacture | |
JP2012171241A (en) | Thermal transfer recording medium, and method of manufacturing the same | |
JPS6221587A (en) | Thermal transfer material and production thereof | |
JPS633996A (en) | Preparation of thermal transfer recording medium | |
JPS60104389A (en) | Thermal transfer recording medium |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040421 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050614 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060131 |