JPH10288953A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH10288953A
JPH10288953A JP11518197A JP11518197A JPH10288953A JP H10288953 A JPH10288953 A JP H10288953A JP 11518197 A JP11518197 A JP 11518197A JP 11518197 A JP11518197 A JP 11518197A JP H10288953 A JPH10288953 A JP H10288953A
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JP
Japan
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light
optical system
image display
light emitting
picture display
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Withdrawn
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JP11518197A
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English (en)
Inventor
Masayuki Watanabe
正幸 渡辺
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】画像表示器と光学系とのレイアウトの如何に拘
らず、光源出力を増大することなく、表示に必要な充分
な光量の画像表示光を光学系に案内できる表示装置を提
供する。 【解決手段】その画像表示器22の発光面22a、また
は、その発光面22aに面接触する面を回折面とするホ
ログラム24が設けられる。その画像表示器22から出
射される画像表示光は、その回折面により回折された後
に光学系23に案内される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示器と光学
系とを有する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】バックラ
イト付液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等の画像
表示器と、レンズやミラー等により構成される光学系と
を備える表示装置において、その光学系の像面湾曲収差
等を低減できるように、画像表示器の発光面形状を湾曲
変形することで、視野全域の解像度を向上することが行
われている。
【0003】しかし、CRTディスプレイや液晶ディス
プレイ等の発光面形状を、光学系の収差を低減できる形
状に加工しようとすると構造が複雑化する。そのため、
図8に示すように、光学系101に対向する画像表示器
102の発光面102aに、多数の光ファイバーを束ね
て接着することで構成されるフェイスプレート103を
接合することが行われている。その画像表示器102の
発光面102aに接するフェイスプレート103の入光
面103aは、その発光面102aの形状に合致する形
状とされ、そのフェイスプレート103の発光面103
bの形状は、その光学系101の収差を低減できる形状
とされている。
【0004】図9に示すように、機器の配置レイアウト
等の関係から、フェイスプレート103の発光面103
bの中心の法線に対し、光学系101の光軸101′が
傾斜する場合がある。図9における2点鎖線は、そのフ
ェイスプレート103の発光面103bの中心から出射
される光の強度分布を示す。その光の強度は、その法線
103b′の方向において最大となり、その法線103
b′からの傾き角をθとした場合、その傾き方向の光の
強度は、その最大値のcos2 θ倍となる。すなわち、
その法線103b′からの傾きが大きくなるに従って光
の強度は弱くなる。そのため、フェイスプレート103
の発光面103bの中心の法線103b′に対し、光学
系101の光軸101′が傾斜する場合、表示に有効な
光量が不足する。その光量不足を解消するために光源出
力を大きくすると消費電力が増大する。
【0005】また、そのようなフェイスプレートを設け
ない場合でも、画像表示器の発光面の中心の法線に対し
光学系の光軸が傾斜する場合は、同様に、その法線から
の傾きが大きくなるに従って光の強度は弱くなる。
【0006】また、上記のような光ファイバーにより構
成されるフェイスプレートを用いて光学系の収差を低減
する場合、そのフェイスプレートの発光面を湾曲させる
必要があり、それだけフェイスプレートの寸法が大きく
なるので表示装置が大型化する。
【0007】本発明は、上記問題を解決することのでき
る表示装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像表示器と
光学系とを有する表示装置において、その画像表示器の
発光面、または、その発光面に面接触する面を回折面と
するホログラムが設けられ、その画像表示器から出射さ
れる画像表示光は、その回折面により回折された後に前
記光学系に案内されることを特徴とする。そのホログラ
ムにより画像表示光を回折することで、画像表示器の発
光面の中心の法線に対し光学系の光軸が傾斜していて
も、その画像表示光の強度分布を光学系の光軸方向にお
いて最大として表示に必要な光量を確保できる。
【0009】その回折面は、その画像表示光を、その発
光面が光学系の収差を低減できる形状を有する場合と同
一の光路を辿るように回折させるのが好ましい。これに
より、従来のような光ファイバーにより構成されるフェ
イスプレートの発光面を湾曲させることなく、回折面に
より画像表示光を回折させるだけで、すなわち表示装置
を大型化することなく収差を低減できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0011】図1、図2に示す頭部装着型表示装置1
は、観察者5の頭部に装着されるバンド状保持部4と、
その保持部4により保持される表示部2と、バイザー
(光路変更面形成部)3とを備える。その表示部2は観
察者5の頭部一側方に配置され、信号ケーブル2aを介
してコンピュータ等により構成される画像信号発生源
(図示省略)に接続され、その画像信号に基づき図中1
点鎖線で示すように画像表示光Lを前方に出射する。そ
のバイザー3は、観察者5の頭部両側方から両目の前方
の間において頭部外周に沿い曲げられる。そのバイザー
3に、その表示部2と観察者5の目との間に配置される
反射面10と、観察者5の一方の目の前方に配置される
回折面11とが形成される。上記表示部2から出射され
る画像表示光Lは、その反射面10により反射された後
に、その回折面11により回折されることで、その観察
者5の一方の目に導かれる。これにより、観察者5は画
像表示光Lにより形成される表示虚像を視認できると共
に、回折面11を透過する光により前方の実在物を視認
できる。
【0012】その回折面11は、例えば図3の(1)に
示すように、バイザー3の構成材料となる平板状のアク
リル基板3′上に、フォトレジスト等の感光材料を塗布
し、その感光材料を一定波長のレーザー光を用いる2光
束干渉法により露光し、上記のように画像表示光Lを回
折するための干渉縞を記録してホログラムを生成するこ
とで得られる。また、その反射面10は、例えばアルミ
などの金属反射膜をそのアクリル基板上成膜することで
得られる。さらに、その回折面11を構成するホログラ
ムと反射面10を構成する反射膜の上に、保護膜12と
して酸化珪素膜等を成膜する。しかる後に、そのアクリ
ル基板を図3の(2)に示すように湾曲することで、上
記のバイザー3を得る。
【0013】図4は、上記頭部装着型表示装置1の表示
部2の第1実施形態を示す。その表示部2は、画像表示
器22と、光学系23と、その画像表示器22の発光面
22aに接合されるプレート状のホログラム24とを備
える。その画像表示器22は、例えばバックライト付液
晶ディスプレイやCRTディスプレイ等により構成でき
る。その光学系23は、その画像表示器22から出射さ
れる画像表示光により生成される表示画像の結像位置や
表示倍率の調節、画像表示光の光路変更等を行うレン
ズ、ミラー、ホログラム等の光学素子や、そのような光
学素子の組み合わせ等により構成できる。その画像表示
器22の発光面22aの中心の法線22′に対して、光
学系23の光軸23′は傾斜する。その傾斜角度は、画
像表示器22と光学系23のレイアウトに応じて定まる
もので特に限定されず、例えば40度程度とされる。
【0014】そのホログラム24は、本実施形態では特
定波長(例えば540nm)近傍の光の透過率が高いフ
ィルター材料により構成される。その画像表示器22の
発光面22aに接するホログラム24の入光面24a
は、その発光面22aの形状に合致する形状となるよう
に加工され、そのホログラム24の発光面24bの形状
は、本実施形態では平坦面とされている。
【0015】そのホログラム24の入光面24aが回折
面とされている。その回折面は、画像表示器22の発光
面22aから出射される画像表示光が、その光学系23
に案内されるように回折させる。本実施形態では、その
画像表示光は、発光面22aの中心の法線22′と光学
系23の光軸23′とが一致する場合と同一の光路を辿
るように回折される。さらに、その回折面は画像表示光
を、その発光面22aが光学系23の像面湾曲収差を低
減できる形状を有する場合と同一の光路を辿るように回
折させる。
【0016】そのホログラム24の回折面は、入光面2
4a上にフォトレジスト等の感光材料を塗布し、その感
光材料を一定波長(例えば488nm)のレーザー光を
用いる2光束干渉法により露光することで、その画像表
示光を上記のように回折させる干渉縞を記録することで
得られる。その感光材料としては、例えば重クロム酸ゼ
ラチンを用いることができるが、特に限定されない。そ
の干渉縞は、例えば1mmあたり600本程度とするこ
とができる。そのホログラム24の回折面24aを画像
表示器22の発光面22aに面接触させ、その密着面の
周囲に接着剤を塗布されることで、発光面22aと回折
面24aとは接合されるが、その接合方法は特に限定さ
れない。
【0017】上記構成によれば、ホログラム24により
画像表示器22の発光面22aから出射される画像表示
光を回折することで、画像表示器22の発光面22aの
中心の法線22′に対し光学系23の光軸23′が傾斜
していても、その法線22′と光軸23′とが一致して
いる場合と同様に画像表示光を光学系23に案内するこ
とができる。これにより、図4において2点鎖線で示す
ように、そのホログラム24の発光面24bの中心から
出射される光の強度分布は、その光学系23の光軸方向
において最大となり、表示に必要な光量を確保でき、ま
た、光源出力を小さくして消費電力を低減できる。さら
に、ホログラム24の回折面の干渉縞に、光学系23の
収差低減のための情報を織り込む事で、従来のような光
ファイバーにより構成される湾曲面を有するフェイスプ
レートを用いることなく、すなわち表示装置を大型化す
ることなく収差を低減でき、さらに、光学系23の構成
素子の低減にも寄与できる。
【0018】図5は本発明の第2実施形態を示す。上記
第1実施形態との相違は、ホログラム24を波長に拘り
なく光を透過するガラスや透明プラスチックにより構成
し、そのホログラム24の発光面24b側にに特定波長
近傍の光の透過率が高い波長選択素子30を接合してい
る。他は第1実施形態と同様で、同一部分は同一符号で
示す。
【0019】図6は本発明の第3実施形態を示す。上記
第1実施形態との相違は、画像表示器22の発光面22
aに従来と同様の光ファイバーにより構成される湾曲し
た発光面31bを有するフェイスプレート31を接合す
ることで光学系23の収差を低減し、そのフェイスプレ
ート31の発光面31bにホログラム24を接合し、そ
のホログラム24を波長に拘りなく光を透過するガラス
や透明プラスチックにより構成し、そのホログラム24
に特定波長近傍の光の透過率が高い波長選択素子35を
接合している。そのホログラム24の入光面24aと発
光面24b、その波長選択素子35の入光面35aと発
光面35bは、そのフェイスプレート31の発光面31
bと同様に湾曲されている。ホログラム24の入光面2
4aの回折面の干渉縞は、画像表示光を光学系23に案
内するように回折させる点は第1実施形態と同様である
が、光学系23の像面湾曲収差を低減するための情報は
含んでいない。他は第1実施形態と同様で、同一部分は
同一符号で示す。
【0020】図7は本発明の第4実施形態を示す。上記
実施形態との相違は、画像表示器22の発光面22aを
構成する透明基板をホログラム24とし、その画像表示
器22の発光面22a自体を回折面とし、また、画像表
示器22の光源として単色光を出射するものを用いるこ
とで、波長選択素子を不要としている。他は第1実施形
態と同様で、同一部分は同一符号で示す。
【0021】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、上記各実施形態のホログラム24を、回折
面の干渉縞を計算により求めて印刷や機械的加工により
得る計算機ホログラムにより構成してもよい。また、本
発明は、頭部装着型表示装置以外の表示装置にも適用で
きる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、画像表示器と光学系と
のレイアウトの如何に拘らず、光源出力を増大すること
なく、表示に必要な充分な光量の画像表示光を光学系に
案内でき、さらに、表示装置を大型化することなく収差
を低減し、光学系の構成素子の低減にも寄与できる表示
装置を提供できる。
【0023】
【本発明の実施態様】その画像表示器の発光面の中心の
法線に対し、その光学系の光軸が傾斜され、その回折面
は、その画像表示光を、その法線と光軸とが一致する場
合と同一の光路を辿るように回折させるのが好ましい。
これにより、画像表示光を最も効率良く利用できる。
【0024】本発明の表示装置は、観察者の頭部側方に
おいて画像表示光を出射する表示部と、観察者の頭部側
方から目の前方の間において頭部外周に沿い曲げられて
いる光路変更面形成部と、その表示部と光路変更面形成
部とを保持すると共に観察者の頭部に装着される保持部
とを備え、その光路変更面形成部に、その表示部と観察
者の目との間に配置される反射面と、観察者の目の前方
に配置される回折面とが、その画像表示光を反射させた
後に回折させることで観察者の目に導くことができるよ
うに形成されている頭部装着型表示装置であるのが好ま
しい。これにより、観察者の頭部側方の表示部から出射
される画像表示光を、その表示部と観察者の目との間に
配置される反射面により反射させた後に、観察者の目の
前方に配置される回折面により回折することで、観察者
に画像を視認させることができるので、重量の大きな表
示部を観察者の頭部の側方に配置でき、また、その反射
面と回折面とが形成されている光路変更面形成部は、観
察者の頭部側方から目の前方の間において頭部外周に沿
い曲げられているので、観察者の頭部から前方への突出
量を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の斜視
【図2】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の平面
【図3】本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の
(1)は要部の製造工程説明図、(2)は要部の平面構
成説明図
【図4】本発明の第1実施形態の表示装置の要部の構成
説明図
【図5】本発明の第2実施形態の表示装置の要部の構成
説明図
【図6】本発明の第3実施形態の表示装置の要部の構成
説明図
【図7】本発明の第4実施形態の表示装置の要部の構成
説明図
【図8】従来の表示装置の構成説明図
【図9】従来の表示装置の問題点を示す説明図
【符号の説明】
22 画像表示器 22a 発光面 23 光学系 24 ホログラム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像表示器と光学系とを有する表示装置
    において、 その画像表示器の発光面、または、その発光面に面接触
    する面を回折面とするホログラムが設けられ、 その画像表示器から出射される画像表示光は、その回折
    面により回折された後に前記光学系に案内されることを
    特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 その回折面は、その画像表示光を、その
    発光面が光学系の収差を低減できる形状を有する場合と
    同一の光路を辿るように回折させる請求項1に記載の表
    示装置。
JP11518197A 1997-04-16 1997-04-16 表示装置 Withdrawn JPH10288953A (ja)

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JP11518197A JPH10288953A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 表示装置

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JP11518197A JPH10288953A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 表示装置

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JP11518197A Withdrawn JPH10288953A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 表示装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20040310

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761