JPH10285811A - 充電方法,充電装置および充電器 - Google Patents

充電方法,充電装置および充電器

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JPH10285811A
JPH10285811A JP9086894A JP8689497A JPH10285811A JP H10285811 A JPH10285811 A JP H10285811A JP 9086894 A JP9086894 A JP 9086894A JP 8689497 A JP8689497 A JP 8689497A JP H10285811 A JPH10285811 A JP H10285811A
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charger
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利彦 鳥居
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で複数の充電器にそれぞれ装着さ
れた蓄電池について充電を開始させるようにする。 【解決手段】 充電方法および装置に関し、充電器40
の充電手段42が充電を開始する指令を受けると、蓄電
池14,46の充電を開始するとともに、送信手段44
によって充電開始信号を送信する。充電器30では接続
手段38を介して送信された充電開始信号を受信手段3
6が受けて、充電手段32が蓄電池12の充電を開始す
るとともに、送信手段34を介して充電開始信号を送信
する。充電器20では接続手段28を介して送信された
充電開始信号を受信手段26が受けて、充電手段22が
蓄電池10の充電を開始する。そのため、一の充電器
(充電器40)に対して充電を開始する指令を行うだけ
で、複数の充電器(充電器20,30,40)にそれぞ
れ装着された蓄電池の充電を開始させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は充電方法,充電装置
および充電器に関し、複数の充電器にそれぞれ装着され
た蓄電池を充電する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】蓄電池(2次電池)には用途等に応じて
様々な種類(容量や形状等)があり、例えば鉛蓄電池,
アルカリ蓄電池(ニッケル−カドミウム電池等)等が知
られている。これらの蓄電池は、放電しても充電すれば
繰り返し使用することができる特性を有している。ここ
で、複数の蓄電池が装着可能な充電器は既に提供されて
おり、この充電器に装着されている蓄電池について充電
を開始することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一の充電器で
充電できる蓄電池の数は、その充電器に装着可能な数に
限られる。そのため、一の充電器で装着可能な蓄電池の
数を越える蓄電池について充電を行う場合には、複数の
充電器を用いる必要がある。この場合、複数の充電器で
充電を開始させるためには、それぞれの充電器で充電を
開始する指令を行わなければならない。したがって、操
作が煩雑になるという問題があった。本発明はこのよう
な点に鑑みてなされたものであり、簡単な操作で複数の
充電器にそれぞれ装着された蓄電池について充電を開始
させるための技術を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための第1の手段】請求項1に記載の
発明は、複数の充電器にそれぞれ装着された蓄電池を充
電する充電方法において、充電を開始する指令を一の充
電器に行うことにより、その一の充電器と他の充電器と
でそれぞれ蓄電池の充電を開始することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、一の充電器に対して充
電を開始する指令を行うだけで、複数の充電器にそれぞ
れ装着された蓄電池の充電を開始する。そのため、装着
可能な蓄電池の数を越える蓄電池について、簡単な操作
で充電を開始させることができる。
【0005】
【課題を解決するための第2の手段】請求項2に記載の
発明は、複数の充電器にそれぞれ装着された蓄電池を充
電する充電装置において、充電を開始する指令を受けて
蓄電池の充電を開始する一の充電手段と、その指令に基
づいて充電開始信号を送信する送信手段とを備えている
一の充電器と、その充電開始信号を受信する受信手段
と、受信した充電開始信号に基づいて蓄電池の充電を開
始する他の充電手段とを備えている他の充電器と、一の
充電器の送信手段と他の充電器の受信手段との間を、直
接または間接に通信可能に接続する接続手段とを有する
ことを特徴とする。請求項2に記載の発明によれば、一
の充電器に対して充電を開始する指令を行うだけで、一
の充電器および他の充電器にそれぞれ装着された蓄電池
の充電を開始する。そのため、装着可能な蓄電池の数を
越える蓄電池について、簡単な操作で充電を開始させる
ことができる。
【0006】
【課題を解決するための第3の手段】請求項3に記載の
発明は、請求項2に記載の充電装置において、複数の充
電器のうちで少なくとも一つの充電器には、蓄電池に設
けられている記録媒体に記録されている情報に基づい
て、充電時間を設定する充電時間設定手段を有すること
を特徴とする。請求項3に記載の発明によれば、一の充
電器に対して充電を開始する指令を行うと複数の充電器
で充電を開始し、それらの充電器のうち少なくとも一つ
の充電器は蓄電池に設けられている記録媒体に記録され
ている情報に基づいて充電時間を設定する。こうして設
定された充電時間に従って充電を行えば、適切に蓄電池
に充電を行うことができる。
【0007】
【課題を解決するための第4の手段】請求項4に記載の
発明は、蓄電池を充電する充電器において、充電を開始
する指令を受けて、その蓄電池の充電を開始する充電手
段と、その指令を受けて、充電開始信号を送信する送信
手段とを有することを特徴とする。請求項4に記載の発
明によれば、充電を開始する指令を行うと装着されてい
る蓄電池の充電を開始するとともに、他の充電器におい
て充電を開始させるための充電開始信号を送信する。
【0008】
【課題を解決するための第5の手段】請求項5に記載の
発明は、蓄電池を充電する充電器において、充電開始信
号を受信する受信手段と、その受信手段によって受信し
た充電開始信号に基づいて、その蓄電池の充電を開始す
る充電手段とを有することを特徴とする。請求項5に記
載の発明によれば、他の充電器等から送信された充電開
始信号によって蓄電池の充電を開始する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて説明する。本形態の概要について、
図1を参照しながら説明する。本形態は、カスケード
(縦続)接続された複数(具体的には3台)の充電器に
対して本発明を適用したものである。ここで、図1には
本発明の構成を示す概念図で示す。
【0010】図1において、充電器20,30,40
は、いずれも1または複数の蓄電池が装着可能になって
いる。図1の例では、充電器20には蓄電池10が、充
電器30には蓄電池12が、充電器40には蓄電池1
4,16がそれぞれ装着されている。蓄電池の種類とし
ては、鉛蓄電池やアルカリ蓄電池のほか、リチウムイオ
ン電池(Li-ion)やニッケル水素電池(Ni-MH)等がある。
これらの蓄電池の種類は、自動的にまたは手動で選択で
きるようになっている。なお、これらの蓄電池には、後
述する記録媒体を設けてもよい。充電器20と充電器3
0との間は接続手段28によって、充電器30と充電器
40との間は接続手段38によってそれぞれ接続されて
いる。これらの接続手段28,38は有線通信用のケー
ブルによって接続するが、無線通信によって接続しても
よい。無線通信の場合には、電波(赤外線を含む)や光
(レーザを含む)等によって通信を行うことが可能であ
る。また、これらの通信は一方向または双方向に通信可
能になっている。
【0011】次に、充電器20の構成について説明す
る。充電器20は、充電手段22,送信手段24,受信
手段26によって構成されている。充電手段22は、受
信手段26からの指令によって蓄電池10を充電する。
受信手段26は他の充電器30等から接続手段28を介
して送られる充電開始信号を受ける。送信手段24は受
信手段26からの指令によって充電開始信号を他の充電
器40等に送る。ここで、充電器30,40の構成は充
電器20と同様なため、その説明を省略する。したがっ
て、どの充電器からも充電を開始する指令を行うことが
できる。また、3台の充電器20,30,40には、送
信手段と受信手段とをそれぞれ設けているが、この構成
には限られない。すなわち、充電を開始する指令を行う
充電器(図1の場合は充電器40)と、カスケード接続
における終端側の充電器(図1の場合は充電器20)と
を固定にする場合には、一部の送信手段(例えば送信手
段24)や受信手段(例えば受信手段46)を省略して
もよい。
【0012】以下では説明を簡単にするため、充電器4
0を充電を開始する指令を行うための充電器とし、この
充電器40から充電器30を経て充電器20に充電開始
信号を送って蓄電池10,12,14,16を充電させ
る場合について説明する。オペレータが充電を開始する
指令を充電器40に対して行うと、その指令は充電手段
42が受ける。充電を開始する指令を受けた充電手段4
2は、蓄電池14,16の充電を開始するとともに、送
信手段44によって充電開始信号を送信する。また、充
電器30では接続手段38を介して送信された充電開始
信号を受信手段36が受けて、充電手段32に伝達す
る。その充電開始信号を受けた充電手段32は、蓄電池
12の充電を開始するとともに、送信手段34によって
充電開始信号を送信する。さらに、充電器20では接続
手段28を介して送信された充電開始信号を受信手段2
6が受けて、充電手段22に伝達する。その充電開始信
号を受けた充電手段22は、蓄電池10の充電を開始す
る。したがって、一の充電器(充電器40)に対して充
電を開始する指令を行うだけで、複数の充電器(充電器
20,30,40)にそれぞれ装着された蓄電池の充電
を開始する。そのため、装着可能な蓄電池の数を越える
蓄電池について、簡単な操作で充電を開始させることが
できる。
【0013】次に、より具体的な実施の形態について、
図2〜図4を参照しながら説明する。ここで、図2には
充電器の外観について、図2(A)には正面図を、図2
(B)には平面図をそれぞれ示す。図3には充電器の接
続構成を示す。図4には充電制御部の構成を示す。な
お、図1と同一の要素には同一符号を付して説明を省略
する。
【0014】図2(A)において、充電器20の正面パ
ネルには、表示部20a,送信コネクタ20b,受信コ
ネクタ20c,電源スイッチ20d,指令ボタン20
e,充電制御部100,充電回路120等が設けられて
いる。表示部20aは装着状態(BP,NP1,NP2)や装着され
た蓄電池の種類(Li-ion,Ni-Cd)等を表示する。図2
(B)に示すように、充電器20には蓄電池を装着する
ための装着部20fが設けられている。この装着部20
fは、蓄電池10のタイプものが2本同時に装着し、あ
るいは図3等に示す蓄電池12のタイプのものが1本だ
け装着可能になっている。また、どのタイプでどの種類
の蓄電池かを自動的に判別することもできる。この表示
部20aによって、どのタイプでどの種類の蓄電池が装
着されているかを一目で認識することができる。
【0015】図2(A)に戻り、送信コネクタ20b,
受信コネクタ20cには、信号を送信/受信するための
ケーブルをそれぞれ接続する。例えば、図3に示すよう
に充電器20の受信コネクタ20cと、充電器30の送
信コネクタ30bとの間でケーブル28aを接続する。
上記コネクタにはステレオミニジャック等が用いられ、
ケーブル28aにはステレオ接続コード等が用いられ
る。再び図2(A)に戻り、電源スイッチ20dは充電
器20の電源投入/遮断のためのスイッチである。指令
ボタン20eは、充電器20および/または他の充電器
30,40において充電を開始させる指令(START)を
行うためのボタンである。なお、充電を停止させる指令
(STOP)を行うことも可能である。充電制御部100は
他の充電器30等との通信を行なったり、蓄電池10を
充電したりするための制御を行う。充電回路120は蓄
電池を充電するための回路である。なお、図3に示す充
電器30,40の構成は充電器20と同様なため、その
説明を省略する。
【0016】次に、充電制御部100の具体的な構成に
ついて、図4を参照しながら説明する。ここでは充電器
20に設けられている充電制御部について説明するが、
他の充電器30,40に設けられている充電制御部でも
同様の構成である。図4において、まず充電制御部10
0は、CPU(プロセッサ)110,ROM102,R
AM104,通信制御回路106,操作部108,表示
制御回路112,出力処理回路114,入力処理回路1
16によって構成されている。CPU110は、ROM
102に格納されている充電制御プログラムに従って充
電器20全体の制御を行う。ROM102には一般にE
PROMが用いられるが、これに限らずEEPROMや
フラッシュメモリを使用してもよい。RAM104には
一般にDRAMが用いられるが、SRAMやフラッシュ
メモリ等の不揮発性メモリを使用してもよい。このRA
M104には、充電回数(充電時間),最新充電日時,
充電電圧等の各種データ、あるいは充電開始信号等の入
出力信号が格納される。なお、これらのデータは必要に
応じてROM102に格納してもよい。
【0017】通信制御回路106は送信手段および受信
手段を具体化したものであって、他の充電器30,40
との間で通信を行うための回路である。操作部108は
上記指令ボタン20eに相当し、オペレータからの充電
を開始する指令を受ける。なお、操作部108は指令ボ
タン20eに限らず、ワイヤレスリモコンやマウス等の
ように、充電器20に対して指令可能な手段(部材,回
路,装置)であってもよい。表示制御回路112は、表
示器112aの表示制御を行う。表示器112aは、上
記表示部20aにおける表示ランプが相当する。なお、
表示器112aには表示ランプに限らず、液晶表示装置
やCRT等のように蓄電池のタイプや種類等が表示可能
な表示器を用いてもよい。出力処理回路114はCPU
110からバス118を介して送られた充電データを受
けて、充電回路120に作動信号を送る。その作動信号
を受けた充電回路120は蓄電池10の充電を行う。ま
た、情報を受けて、蓄電池10に設けられている記録媒
体10aに記録する。この記録媒体10aとしては、例
えばEEPROMやフラッシュメモリ等が用いられる。
入力処理回路116は、蓄電池10の電圧値をデジタル
データに変換してCPU110等へ送る。また、記録媒
体10aに記録されている情報を入力してCPU110
等へ送る。なお、上記各構成要素は、いずれもバス11
8に互いに結合されている。
【0018】次に、上記構成をなす充電器20,30,
40において本発明を実現するための処理手順につい
て、図5,図6を参照しながら説明する。図5は充電処
理をフローチャートで示し、図5(A)に示すフローチ
ャートは充電器20で、図5(B)に示すフローチャー
トは充電器30で、図5(C)に示すフローチャートは
充電器40でそれぞれ実行される。図6は充電制御処理
をフローチャートで示す。これらの図に示す処理手順
は、いずれも図4に示す充電制御部100においてRO
M102に格納されている充電制御プログラムをCPU
110が所定のタイミングで実行することによって実現
される。ここでは、図3に示すような状態で蓄電池がそ
れぞれの充電器に装着されており、充電器40において
充電を開始する指令がなされる場合について説明する。
【0019】まず、充電器40では、図5(C)に示す
ように、オペレータから充電を開始する指令があるまで
待機する[ステップS30]。具体的には、図3に示す
指令ボタン40eが押されるまで待機する。すなわち、
指令ボタン40eが押された場合には、充電を開始する
指令があったと判別する。そして、充電を開始する指令
があったときは(YES)、充電開始信号を送信する
[ステップS32]。具体的には、図4において通信制
御回路106を介して充電器30に充電開始信号を送信
する。その送信後、蓄電池14,16の充電を開始する
[ステップS34]。また、充電器30では、図5
(B)に示すように、充電開始信号を受信するまで待機
する[ステップS20]。そして、充電開始信号を受け
たときは(YES)、その充電開始信号を送信する[ス
テップS22]。具体的には、上記ステップS32と同
様にして、充電器20に充電開始信号を送信する。その
送信後、蓄電池12の充電を開始する[ステップS2
4]。さらに、充電器40では、図5(A)に示すよう
に、充電開始信号を受信するまで待機する[ステップS
10]。そして、充電開始信号を受けたときは(YE
S)、蓄電池10の充電を開始する[ステップS1
2]。このように、充電器40において充電を開始する
指令を行えば、充電器40のみならず充電器20,30
においても蓄電池の充電が開始される。そのため、装着
可能な蓄電池の数を越える蓄電池10,12,14,1
6について、簡単な操作で充電を開始させることができ
る。こうして、本発明の充電方法が実現される。
【0020】次に、上記ステップS12,S24,S3
4においてそれぞれ行われる蓄電池の充電制御処理につ
いて、図6を参照しながら説明する。ここでは、図3に
示す状態、すなわち充電器20における処理について説
明する。まず、蓄電池10の電圧値や、記録媒体10a
に記録されている情報を取得する[ステップS50]。
すなわち、図4に示すように蓄電池10の電圧値や、記
録媒体10aに記録されている情報を入力処理回路11
6を介して入力する。この情報としては、蓄電池10の
充電回数(充電時間),製造所,製造年月日,最新充電
日,充電電圧,劣化係数等がある。次に、取得された情
報の全てまたは一部の内容を表示する[ステップS5
2]。図3に示す充電器20では表示ランプしかない表
示部20aにはこの内容の表示できない。しかし、7セ
グメントLEDや液晶表示装置等を備えることによって
可能になる。こうして情報の全てまたは一部の内容を表
示することにより、蓄電池10の製造日等の情報を得る
ことができる。
【0021】また、ステップS50において取得された
電圧値や情報に基づいて、蓄電池10を充電するのに最
適な充電容量を算出する[ステップS54]。具体的な
算出方法としては、例えば劣化係数a,b,cと最新充
電日から経過した日数xとに基づいて、次式によって充
電容量fが算出される。 f=a・exp(−bx)+c なお、実際には、上記式によって算出された充電容量f
に基づいて、さらに充電時間や充電電圧(あるいは充電
電流)等を算出する。また、劣化係数a,b,cは蓄電
池の放電劣化を表す情報であって、蓄電池10ごとに異
なる。
【0022】そして、上記ステップS52で算出された
充電時間に基づいて、蓄電池10の充電を行う[ステッ
プS56,S58]。具体的には、図4に示すように出
力処理回路114に充電時間を含めた充電データを送
り、充電回路120を通じて蓄電池10を充電する。な
お、ステップS58において、後述するステップS60
において加算する回数を、一定時間ごとにカウントして
もよい。あるいは、充電中の経過時間(分ごと、あるい
は秒ごと)を計時してもよい。(カウント手段)さら
に、今回の充電によって、充電回数(充電時間),製造
所,製造年月日,最新充電日時,充電電圧等の情報につ
いて必要なデータを更新し、記録媒体10aに記録する
[ステップS60]。すなわち、図4に示すように出力
処理回路114を介して情報を記録媒体10aに記録す
る。例えば、情報の一つである充電回数の場合は、満充
電を行うごとに1回加算したり、あるいは上記ステップ
S58においてカウントされた回数を充電回数に加算し
た値を記録する。あるいは、充電時間について、上記ス
テップS58において計時された経過時間を充電時間に
加算した値を記録する。(加算手段)上記の処理手順に
よって、蓄電池10に適した充電時間や充電電圧等で充
電が行われるため、過充電や充電不足になることがな
い。また、情報の表示によって、どれぐらい蓄電池10
を使用可能かを判断することも可能になる。
【0023】〔他の実施の形態〕上述した充電方法,充
電装置,充電器におけるその他の部分の構造,形状,大
きさ,材質,個数,配置および動作条件等については、
上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記
実施の形態を応用した次の各形態を実施することもでき
る。 (1)上記実施の形態では3台の充電器20,30,4
0について本発明を適用したが、充電器の台数には限定
されない。すなわち、2台あるいは4台以上の充電器に
ついても、本発明を同様に適用することができる。この
場合、複数の充電器を通信可能に接続されていることが
条件となる。 (2)図3において、充電器20,30,40はカスケ
ード接続としたが、図7に示すようにバス接続してもよ
い。この場合には、図4における通信制御回路106は
バス接続された接続手段(接続部50,54,56やケ
ーブル52等)に対して通信可能になっている必要があ
る。この場合には、例えば充電器40から充電開始信号
を送信すると、充電器30で再送信する必要なく、充電
器20,30で同時に充電開始信号を受信することがで
きる。さらには、カスケード接続と、バス接続とを組み
合わせたシステムに本発明を適用することも可能であ
る。そして、接続された形態としてはスター形(集中管
理),バス形,リング形のいずれであってもよく、これ
らを任意に組み合わせてもよい。
【0024】(3)図4において、通信制御回路106
に代えて(あるいは通信制御回路106に加えて)、無
線通信を行うための無線通信回路やアンテナ等を充電器
に備えてもよい。この場合には、図8に示すように、充
電器相互間をケーブル等で有線接続をしなくてもよくな
る。そのため、充電器を自在に配置することができる。
さらには、カスケード接続による有線通信と、無線通信
とを組み合わせたシステムに本発明を適用することも可
能である。 (4)蓄電池の記録媒体に記録する情報は、暗号化し、
および/または、圧縮化して記録するようにしてもよ
い。暗号化することによって記録された情報を保護する
ことができ、圧縮化することによってより多くの情報を
記録することができる。 (5)記録媒体10aとしてはEEPROMを用いた
が、これに限らず充電回数(充電時間),製造所,製造
年月日,最新充電日,充電電圧,劣化係数等を記録可能
な他の媒体を用いてもよい。例えばバーコードを印刷し
たシールや、穴をあけた部材等がある。
【0025】(6)図6に示す充電制御処理に代えて、
図9に示す充電制御処理を実行するようにしてもよい。
説明を簡単にするため、同一の処理については図6と同
一符号を付し、以下は図6と異なる処理について説明す
る。図9において、蓄電池の充電を行う過程で[ステッ
プS56]、一定時間(例えば5分ごと,30秒ごと)
に充電回数(充電時間),製造所,製造年月日,最新充
電日時,充電電圧等の情報について必要なデータを更新
(加算)し、記録媒体10aに記録する[ステップS7
0;カウント手段,加算手段]。そして、蓄電池が抜か
れていないかを判別し[ステップS72]、蓄電池が抜
かれていなければ充電が完了したか否かを判別し[ステ
ップS74]、充電が完了していなければステップS5
8に戻って充電を継続する。一方、蓄電池が抜かれた場
合(ステップS72のYES)や、充電が完了した場合
(ステップS74のYES)には、充電制御処理を終了
する。この処理によれば、一定時間ごとに充電回数(充
電時間)が記録媒体10aに記録されるので、充電途中
で蓄電池10が充電器から引き抜かれた場合でも正確な
情報が記録されることになる。したがって、次回の充電
ではより正確な情報に基づいて充電が行われるので、適
切な充電を行うことができる。こうした適切な充電によ
って、蓄電池10をより長持ちさせることができる。
【0026】
【他の発明の態様】以上、本発明の実施の形態について
説明したが、この実施の形態には特許請求の範囲に記載
した発明の態様以外の発明の態様を有するものである。
この発明の態様を以下に列挙するとともに、必要に応じ
て関連説明を行う。
【0027】〔態様1〕 複数の充電器にそれぞれ装着
された蓄電池を充電する充電装置において、充電を開始
する指令を受けて、充電開始信号を送信する送信器と、
その充電開始信号を受信して、蓄電池の充電を開始する
充電器と、を有することを特徴とする充電装置。 〔態様1の関連説明〕 本態様によれば、送信器に対し
て充電を開始する指令を行うだけで、複数の充電器にそ
れぞれ装着された蓄電池の充電を開始する。そのため、
装着可能な蓄電池の数を越える蓄電池について、簡単な
操作で充電を開始させることができる。
【0028】〔態様2〕 電気エネルギーを充電および
放電する蓄電池において、蓄電池の特性を表す情報が記
録可能な媒体を有することを特徴とする蓄電池。 〔態様2の関連説明〕 本態様によれば、蓄電池の特性
を表す情報としては、充電回数(充電時間),製造所,
製造年月日,最新充電日,充電電圧,劣化係数等があ
る。これらのうち少なくとも一つのデータを記録してお
くことにより、その蓄電池の特性を知ることができる。
【0029】〔態様3〕 複数の充電器にそれぞれ装着
された蓄電池を充電する充電方法において、充電を開始
する指令を一の充電器に行うことにより、他の充電器で
それぞれ蓄電池の充電を開始することを特徴とする充電
方法。 〔態様3の関連説明〕 本態様によれば、一の充電器に
対して充電を開始する指令を行うだけで、その一の充電
器を除く他の充電器にそれぞれ装着された蓄電池の充電
を開始する。そのため、装着可能な蓄電池の数を越える
蓄電池について、簡単な操作で充電を開始させることが
できる。
【0030】〔態様4〕 請求項3に記載の充電装置に
おいて、記録媒体に記録する情報には充電回数が含まれ
ており、蓄電池の充電中に、所定時間を経過するごとに
回数をカウントするカウント手段と、そのカウント手段
によってカウントされた前記回数を記録媒体に記録され
ている充電回数に加算する加算手段と、を有することを
特徴とする充電装置。 〔態様4の関連説明〕 本態様によれば、蓄電池の充電
中において、カウント手段が所定時間ごとに回数をカウ
ントし、その回数を加算手段が充電回数に加算する。そ
のため、一定時間ごとに充電回数が記録媒体10aに記
録されることになり、充電途中で蓄電池10が充電器か
ら引き抜かれた場合でも正確な情報を記録することがで
きる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、複数の充電器にそれぞ
れ装着された蓄電池を充電する場合において、一の充電
器に対して充電を開始する指令を行うだけで、複数の充
電器にそれぞれ装着された蓄電池の充電を開始する。そ
のため、装着可能な蓄電池の数を越える蓄電池につい
て、簡単な操作で充電を開始させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す概念図である。
【図2】充電器の外観を示す図である。
【図3】充電器の接続構成を示す図である。
【図4】充電制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】充電処理を示すフローチャートである。
【図6】充電制御処理を示すフローチャートである。
【図7】充電器の接続構成を示す図である。
【図8】充電器の接続構成を示す図である。
【図9】充電制御処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10,12,14,16 蓄電池 10a 記録媒体 20,30,40 充電器 20a,30a,40a 表示部 20b,30b,40b 送信コネクタ 20c,30c,40c 受信コネクタ 20d,30d,40d 電源スイッチ 20e,30e,40e 指令ボタン 20f 装着部 22,32,42 充電手段 24,34,44 送信手段 26,36,46 受信手段 28,38,48 接続手段 28a,38a,48a ケーブル 100 充電制御部 102 ROM 104 RAM 106 通信制御回路 108 操作部 110 CPU 112 表示制御回路 112a 表示器 114 出力処理回路 116 入力処理回路 118 バス 120 充電回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の充電器にそれぞれ装着された蓄電
    池を充電する充電方法において、 充電を開始する指令を一の充電器に行うことにより、 その一の充電器と他の充電器とでそれぞれ蓄電池の充電
    を開始することを特徴とする充電方法。
  2. 【請求項2】 複数の充電器にそれぞれ装着された蓄電
    池を充電する充電装置において、 充電を開始する指令を受けて蓄電池の充電を開始する一
    の充電手段と、その指令に基づいて充電開始信号を送信
    する送信手段とを備えている一の充電器と、 その充電開始信号を受信する受信手段と、受信した充電
    開始信号に基づいて蓄電池の充電を開始する他の充電手
    段とを備えている他の充電器と、 一の充電器の送信手段と他の充電器の受信手段との間
    を、直接または間接に通信可能に接続する接続手段と、 を有することを特徴とする充電装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の充電装置において、 複数の充電器のうちで少なくとも一つの充電器には、蓄
    電池に設けられている記録媒体に記録されている情報に
    基づいて、充電時間を設定する充電時間設定手段を有す
    ることを特徴とする充電装置。
  4. 【請求項4】 蓄電池を充電する充電器において、 充電を開始する指令を受けて、その蓄電池の充電を開始
    する充電手段と、 その指令を受けて、充電開始信号を送信する送信手段
    と、 を有することを特徴とする充電器。
  5. 【請求項5】 蓄電池を充電する充電器において、 充電開始信号を受信する受信手段と、 その受信手段によって受信した充電開始信号に基づい
    て、その蓄電池の充電を開始する充電手段と、 を有することを特徴とする充電器。
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