JPH10278805A - スポーツ用そり - Google Patents

スポーツ用そり

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JPH10278805A
JPH10278805A JP11737997A JP11737997A JPH10278805A JP H10278805 A JPH10278805 A JP H10278805A JP 11737997 A JP11737997 A JP 11737997A JP 11737997 A JP11737997 A JP 11737997A JP H10278805 A JPH10278805 A JP H10278805A
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JP
Japan
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sled
sports
present
plate surface
hood
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Pending
Application number
JP11737997A
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English (en)
Inventor
Hirohiko Morita
宏彦 森田
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【課題】強化プラスチックを用いて立ったままで乗るこ
とのできる安全で操作の容易なスポーツ用そりの提供。 【解決の手段】そりの前面に板面と一体化したフード
(2)を持ち、(2)の上部の掴まる部分(1)により
身体を安定化して重心移動を容易にし、かつエッジ
(5)を台形とし、板面(4)の後部を僅かに下方にそ
らせ両端に突起をつけて回転、減速操作を容易すること
で立ったままでの操縦を可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明のスポーツ用そりは立
ったままで操縦出来るものであり、身体を安定させるた
めに前面に掴まると部分を持ち、特別な装置を用いずに
体重の移動のみによって操縦できるスポーツ用そりの製
造。
【0002】
【従来の技術】従来のスポーツ用そりは座って乗るか引
っ張るものであり、立ったままで乗って身体の重心移動
だけで回転、減速等の出来るものはなかった。 (イ)従来のスポーツ用そりは、そりの板面に座り足を
使って操作するものが殆どで足への負担が大きく、かつ
用具自体の安全性に欠けており、滑走中の事故などが常
に多発していた。又身障者、子供、高齢者等が雪上用遊
具として使用する場合には足を使うために、危険性が高
く使用できないものが殆どだった。 (ロ)従来のスポーツ用そりは、座って足により制動す
るもであり立って回転、減速を行うことは安定性の面で
無理があり危険であった。その理由は、従来のそりには
立ったまま掴まるところがなく座らざるを得なかった。 (ハ)従来のスポーツ用そりは、直線的に滑ることには
容易であるが重心移動による回転操作機能性にとぼし
く、回転する場合の安定性に欠けているために傾斜角度
の大きな斜面、凹凸の多い斜面、或いは新雪の斜面等を
安全に滑走するには適していなかった。 (ニ)コンソールボックスに座って装置を操作し回転機
能を持たせたスポーツ用そりはあったが、装置が複雑で
あり全身の重心移動により操縦するものでなかった。
(例えば、特開昭57−209466号 特開平7−2
5342号公報参照)
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、健康な人は勿論のこと、身障者、子供、高
齢者が板面に立ったままで乗れて安全に使用できる新規
なスポーツ用そりの製造に関するものでり、そのために
全身でバランスをとりながら重心移動により容易に操作
できるように特殊な装置を付けずに形状、構造で解決す
ることである。また、製造コストが高くならないように
配慮し、しかも持ち運びが容易な耐久性のある軽いスポ
ーツ用そりの製造に関するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明での課題解決の手
段は、スポーツ用そりの前面に把手をつけ、後方に広が
る構造の板面を持たせて立ったままでの安定性を確保
し、体重移動による回転、減速効果をあげるために後方
の一部を下げ、かつ突起を出すこと及びエッジを台形に
して回転の際の横滑りを防止して円滑な回転操作を可能
にし、傾斜の大きな斜面、凹凸のある斜面、新雪の斜面
を安全に乗れるスポーツ用そりを考案した。
【0005】本発明では、スポーツ用そりの前面に把手
をつけることで身体の重心移動によって生じる不安定さ
を除いたが、把手のような掴まる部分がなければ立った
ままでの滑走は不可能である。把手を支える材質は弾力
性の有るものが好ましく、後方への身体を安定させたま
までの重心移動及び回転のための重心移動はそれによっ
て確保できる。
【0006】本発明では、減速を目的に体重を後方に掛
けた際にその応力を減速に十分発揮するために、スポー
ツ用そり滑走面の最後部をわずかに下側に曲げた。通常
のスキーやそりは上側に反っており、この形状では効果
は上がりにくい。又、滑走中のブレーキとならないため
にその角度は余り大きくても好ましくない。また回転を
容易にするための補助として左右に小さな突起を付け
た。この突起は直線的に滑走している時は操縦の上で何
の支障もない。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明により製造したスポーツ用
そりは、従来のそりのように座って乗るものでなく、立
って乗るものである。従って、バランスの取りやすい安
定した操縦が絶対必要条件である。そのためには、前面
に掴まるハンドル或いはそれに類する部分があり、滑走
する面は後方に両足を乗せて操縦できるものとする必要
がある。
【0008】本発明では、弾力性のある強化プラスチッ
ク製の材質が最も好ましく、軽くしかも一体成形ができ
る材質が好ましい。その際に使用するものは曲げ強度及
び曲げ弾性率の大きなものでなければならない。強化プ
ラスチックを製造する樹脂としてはエポキシ樹脂、不飽
和ポリエステル樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂等
の熱硬化性樹脂、或いはアクリルニトリル、ブタジエ
ン、スチレン共重合樹脂、ポリプロピレン樹脂のような
耐衝撃性のある熱可塑性樹脂等を用い、補強材としては
カーボン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等の引張り強
度及び引張り弾性率の高い繊維材を用いる。
【0009】本発明のスポーツ用そり本体を強化プラス
チック製とする場合の成形方法は、ハンドレイアップ
法、スプレーアップ法、レジンジェクション法(注入
法)、プレス法等特に成形方法は特定しないが、一般的
には熱硬化性樹脂の場合はレジンジェクション法が適し
ており、熱可塑性の場合は金型成形となる。又、軽量化
のために、内部にウレタン発泡体等を同時に封入するこ
ともできる。
【00010】本発明のスポーツ用そりの前面は、特に
弾力性が有ることが要求される。滑走中のバランスと後
方に重心を移すことが容易になるために弾力性が必要で
あり、その弾力性を得るために強化プラスチック、バ
ネ、スプリング等が使われる。そりの前面が弾力性のな
いもので作られた場合は、特に減速が困難であり急斜面
の滑走には向かないし危険である。
【00010】つぎに本発明のスポーツ用そり板面の形
状は羽子板状とし、これまでにない形状とした。これに
よって後方に置かれた足の位置を確保し、滑走中の回
転、減速の場合の安定性を確保した。また、足を置く部
分は滑り止めとするか留め具を設置するとさらに効果的
である。
【00011】つぎに本発明では、そりの板面の最後部
に左右に回転機能補助として小さな突起を付けた。これ
は前方の回転を補助するためのもので、平面滑走中は雪
に接しないように雪面とほぼ水平になるようにした。ま
た、そりの板面の最後部は僅かに雪面側に下げて重心を
後方に掛けた場合に速度調整機能及び停止機能が速やか
に効果的に生じるように考案した。この場合の搭乗者の
足の位置は出来るだけ後方としたほうが、速度調整、停
止の操作が容易であり安全である。
【00012】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明するが、本
発明はその趣旨を超えないかぎり下記の実施例に限定さ
れるものではない。本発明の実施例について、添付図面
を参照にして説明する。 実施例1 以下、本発明の実施例について、図(1)、図(2)、
図(3)で説明する。 (イ)本発明によるスポーツ用そりを製造するにあた
り、安全性及び軽量化を重視し、樹脂は不飽和ポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂を使用し、補強材はカーボン繊
維とガラス繊維の組み合わせとした。 (ロ)成形法は、表面の平滑さを良くするために、レジ
ンジェクション法(注入法)とし、あらかじめ求める製
品の形状に合わせて準備したFRP製の上下二つ割りの
メス型の中に補強材をセットし、樹脂注入口から触媒、
促進剤を加えた液状の不飽和ポリエステル樹脂を注入し
た。その場合、一方からは樹脂の注入と共に内部の空気
が抜ける。そのまま放置するか、加熱して完全に硬化さ
せ脱型し強化プラスチック(FRP)製のスポーツ用そ
りを製造した。 (ハ)つぎに本発明により製造したスポーツ用そりの形
状は、図1のようにフード部分(2)と板面部分(4)
からなっている。フード部分には最上部に把手(1)が
あり、滑走の場合はここに手を掛けて操縦して身体の安
定化を計る。フード部分は下部(3)にゆくに従い幅が
狭くなっている。これは滑走中の回転操作を容易にする
工夫である。板面(4)は前方から後方にかけて幅が広
くなっている。これは操縦の際の安定性のためであり、
エッジ部分は前方(5)から中央部(6)を経由して
(7)にいたる部分に図3の如く、鋭角のものとした。
又、板面の後方には足を乗せる場所(8)が設置されて
いる。 (ニ)本実施例では一体成形のスポーツ用そりとして示
してあるが、前面フード部分を上下二つに分割し、持ち
運びを容易にする事もでき、金具等により組み立てる方
式も可能である。特に、子供用では便利である。 (ヘ)つぎに搭乗者が乗る板部分(4)は、後方に広が
る形のものであり減速操作を容易にするために、操縦者
が立つ位置は(8)のように後方にする必要がある。又
板面は滑走面に対して(9)のようにわずかに上方に反
っている。これは、滑走中の衝撃緩和のためと減速の操
作の際に最後部が雪面を引っかき易いようにしてある。 (ト)つぎに板面のエッジ部分(5)は、雪面に対して
図3のごとくわずかに台形とした。回転操作の際はエツ
ジが雪面を切る形となり直角のエッジよりも極めて効果
的に回転できた。 (チ)板の最後部を雪面へ僅かに下げるのは、効果的に
減速効果を出す目的であり本実施例では5ミリ下げたて
急勾配、且つ凹凸の激しい斜面を減速をしながら滑走す
ることができた。 (リ)さらに最後部には、両端に翼のような突起(7)
をつけた。この突起は回転の際に雪面に刺さるように食
い込み、前方の回転を補助するもので同時に横滑り防止
に大きな効果がある。この突起(7)が無い場合は回転
操作で苦労する。 (ヌ)つぎに板の雪面との接地部分は、図3の(10)
のように裏面に溝をつけて滑走の際、真っ直ぐに横触れ
せずに滑走できるようにしてある。 (ル)以上のように、実施例では前面を弾力性を保持し
たしかも把手の付いたフードにし、板面のエッジを台形
として更に後部を僅かに下げて両端に翼のような突起を
つけることにより、特殊な装置を使用しないで立ったま
まで回転操作機能、速度調節機能、安全性、軽量、価格
が安いスポーツ用そりを製造した。滑走実験では、軽度
の身障者、高齢者、子供も簡単にしかも安価なそりとし
て操作することができた。
【00013】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように立ったま
ま操縦可能なスポーツ用そりに関するものであり、そり
自体の前面フード、板面エッジ、後部に特徴を持たせた
ことによって、強化プラスチックの弾力性のある特性を
引出し、重心移動のみにより操縦できるスポーツ用そり
を発明したこと。しかも、立ったままで身障者、子供、
高齢者も乗ることの出来るスポーツ用そりを発明したこ
とである。
【00014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を代表する実施例斜視全体図。
【図2】その縦断面図。
【図3】その横断面図。
【符号の説明】
図1 1 把手部分 2 フード部 3 フード下部 4 雪面と接する板面 5 板面エッジ部 6 板面中央部 7 板面後方突起部 8 操縦者足定置部 図2 1 把手部分 2 フード部 3 フード下部 5 板面エッジ部 7 板面後方突起部 8 操縦者足定置部 9 板面底部彎曲 図3 4 雪面と接する板面 5 板面エッジ部 10 板面裏溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強化プラスチック製前面フードの上部に掴
    まる部分を持ち、回転、減速操作が容易となるように板
    面のエッジを工夫し、後方部分を下げてかつ突起部分を
    設けて、重心移動のみで立ったままで操縦出来る新しい
    スポーツ用そり。
JP11737997A 1997-03-31 1997-03-31 スポーツ用そり Pending JPH10278805A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11737997A JPH10278805A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 スポーツ用そり

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11737997A JPH10278805A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 スポーツ用そり

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JPH10278805A true JPH10278805A (ja) 1998-10-20

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ID=14710201

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JP11737997A Pending JPH10278805A (ja) 1997-03-31 1997-03-31 スポーツ用そり

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