JPH10263044A - 携帯用頭皮洗浄装置及び頭皮洗浄方法 - Google Patents

携帯用頭皮洗浄装置及び頭皮洗浄方法

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JPH10263044A
JPH10263044A JP7578997A JP7578997A JPH10263044A JP H10263044 A JPH10263044 A JP H10263044A JP 7578997 A JP7578997 A JP 7578997A JP 7578997 A JP7578997 A JP 7578997A JP H10263044 A JPH10263044 A JP H10263044A
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JP
Japan
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scalp
portable
cleaning device
pulsating
scalp cleaning
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JP7578997A
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Toru Nagasaki
徹 長崎
Norio Saito
法雄 斎藤
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NAGASAKI KIKAKU KK
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NAGASAKI KIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作で、頭皮を十分に洗浄することが
できる携帯用頭皮洗浄装置及び頭皮洗浄方法を提供す
る。 【解決手段】 ボタンスイッチ24b,24cを押す
と、モータ62が駆動し、クランク機構部63はモータ
62の回転運動をピストンポンプ64のピストン92の
往復直線運動に変換する。ピストンポンプ64から排出
された水は脈動ジェット水流として四つの噴出口(直径
0.3〜0.5cm)22から放出される。脈動ジェッ
ト水流は各噴出口22から1秒間に数十回噴き出す。脈
動ジェット水流の圧力は強ボタンスイッチ24bを押し
たときに5.5kg重/cm2 、弱ボタンスイッチ24
cを押したときに3.5kg重/cm2 である。本体部
10を片手で持って、脈動ジェット水流を、5〜10c
m離れたところから頭皮に当てることにより、毛穴の底
部に溜まった塵芥物を十分に流し出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭髪の毛穴に溜ま
った塵芥物を取り除き、頭皮を洗浄するために使用され
る携帯用頭皮洗浄装置及び頭皮洗浄方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、発毛を促進したり、
薄毛を予防するのに、育毛剤が使用されている。かかる
育毛剤を使用する場合には、洗髪後、育毛剤を頭皮にす
りこみ、手で頭皮を十分にマッサージする。ここで、育
毛剤を洗髪後に使用するのは、頭髪の汚れを落とすと共
に頭皮を洗浄することにより、育毛剤が毛根に浸透しや
すくするためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、シャンプー等で洗髪しても、頭皮の表面の塵芥物は
取り除くことができるが、図6に示すように、毛穴の入
口に溜まった塵芥物A1や、毛穴の底部に溜まった塵芥
物A2 についてはほとんど取り除くことができない。こ
のように頭皮を十分洗浄していない状態で育毛剤を使用
すると、育毛剤は毛穴の底部まで入り込めず、毛根のう
ち頭皮の表面に近い部分にしか浸透することができな
い。これでは、育毛剤の効果を十分発揮させることがで
きない。このため、誰でも簡単な操作で頭皮を十分に洗
浄することができる器具の開発が望まれている。
【0004】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、簡単な操作で、頭皮を十分に洗浄することがで
きる携帯用頭皮洗浄装置及び頭皮洗浄方法を提供するこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明に係る携帯用頭皮洗浄装置は、液体を入れる
タンクと、モータの回転運動を往復直線運動に変換する
クランク機構部と、ピストンが前記往復直線運動をする
ことにより前記液体を前記タンクからシリンダ内に吸入
する過程と前記シリンダ内に吸入された前記液体を排出
する過程とを繰り返すピストンポンプと、前記ピストン
ポンプから排出された前記液体を脈動ジェット流として
放出する少なくとも一つの噴出口とを具備し、前記脈動
ジェット流を頭皮に当てることにより毛穴に溜まった塵
芥物を流し出すことを特徴とするものである。
【0006】また、上記の目的を達成するための本発明
に係る頭皮洗浄方法は、直径0.1〜1.0mmの噴出
口から圧力1〜10kg重/cm2 の脈動ジェット流を
放出し、前記脈動ジェット流を約5〜10cm離れたと
ころから頭皮に当てることにより、毛穴に溜まった塵芥
物を流し出すことを特徴とするものである。脈動ジェッ
ト流は、脈動ジェット流で加圧された頭皮の弾性回復力
も加わって、毛穴に溜まった塵芥物を浮き上がらせる働
きをする。しかも、脈動ジェット流は、閉鎖された管路
の中に入った液体がその入口に逆流してくるという還流
作用がある。このため、本発明の携帯用頭皮洗浄装置を
用いて脈動ジェット流を頭皮に当てることにより、毛穴
の浅い部分に溜まった塵芥物だけでなく、その底部に溜
まった塵芥物をも十分に取り除くことができる。また、
携帯用頭皮洗浄装置を手で持って頭皮に脈動ジェット流
を当てるだけでよいので、操作も非常に簡単である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態
である携帯用頭皮洗浄装置の概略斜視図である。図1に
示す携帯用頭皮洗浄装置は、脈動ジェット水流を放出
し、これで頭皮の洗浄を行うためのものである。また、
この頭皮洗浄装置は、操作者がどこでも片手で簡単に操
作することができるポータブルタイプのものである。
【0008】本実施形態の携帯用頭皮洗浄装置は、図1
に示すように、本体部10と、フード30とを備える。
本体部10は、略円筒形状の把持部11と、把持部11
に垂直に設けられた略円筒形状の噴出部12とからな
る。把持部11と噴出部12とは一体的に形成されてい
る。把持部11の長さL1 は約25cmであり、その直
径Dは約6cmである。把持部11の外側の一部には、
リング状の溝(又は突起)21が多数形成されている。
溝21を設けたのは、操作者が手で握ったときの滑りを
防止するためである。本体部10は、ABS樹脂を主体
とした合成樹脂で形成されており、防水構造になってい
る。
【0009】また、噴出部12の先端部は、円錐の頂部
が平面で切り取られたような形状をしている。この切り
取られた先端の平面には、ジェット水流を放出するため
の四つの噴出口22,22,22,22が形成されてい
る。これら四つの噴出口22,22,22,22は、放
出したジェット水流を頭皮の一か所に集中的に当てるこ
とができるように、略正方形状の頂点に配置されてい
る。また、隣り合う噴出口22のピッチ間隔は、約3〜
10mmとするのが望ましい。これは、かかるピッチ間
隔を10mmより大きくすると、ジェット水流を一か所
に集中して当てることができなくなり、一方、ピッチ間
隔を3mmより小さくすると、一つの噴出口22からジ
ェット水流を放出させているのと同じようになってしま
うからである。尚、噴出口22の数を四つとしたのは、
頭皮洗浄装置の携帯性等を考慮したものである。
【0010】また、把持部11の側面には、切ボタンス
イッチ24aと、水圧切替用の強ボタンスイッチ24b
及び弱ボタンスイッチ24cとが設けられている。切ボ
タンスイッチ24aを押すと、頭皮洗浄装置の動作が停
止し、一方、強ボタンスイッチ24b又は弱ボタンスイ
ッチ24cを押すと、頭皮洗浄装置の動作が開始し、押
したボタンスイッチ24b,24cに応じて所定の圧力
のジェット水流が噴射する。
【0011】フード30は、透明の合成樹脂で形成され
た円筒形状のものであり、噴出部12の先端部に、噴出
口22,22,22,22を取り囲むように取り付けら
れる。このフード30を設けたのは次のような理由によ
る。頭皮洗浄装置は頭に近づけて使用するが、このと
き、噴出口22から放出したジェットが頭皮に当たり、
跳ね返った水が遠くに飛び散らないようにするためであ
る。また、フード30の長さL2 は約3cmとしてい
る。
【0012】次に、本実施形態の携帯用頭皮洗浄装置の
内部構造について説明する。図2はその携帯用頭皮洗浄
装置の内部構造を説明するための図、図3はその携帯用
頭皮洗浄装置のクランク機構部の概略構成図、図4はそ
の携帯用頭皮洗浄装置のピストンポンプの概略構成図で
ある。ここで、図2では、携帯用頭皮洗浄装置の内部構
造を見えるように図示した。
【0013】かかる携帯用頭皮洗浄装置は、図2に示す
ように、蓄電池61と、モータ62と、クランク機構部
63,63と、ピストンポンプ64,64と、吸水用パ
イプ65,65と、排出用パイプ66,66とを備え
る。また、図示しないが、本体部10の内部には、上記
の各構成要素の他に、水を入れるタンクが設けられてい
る。タンクの容量は約300〜400ccである。この
タンクに水を入れる場合には、本体部10の上側に設け
られた給水口25を開けて、ここから水を供給する。
尚、本体部10の下側の側面には、タンクに残っている
水の量を見ることができるように約5cm程度の透明の
窓26が設けられている。
【0014】蓄電池61は、モータ62を駆動するため
の電力源である。蓄電池61を用いて充電式にしたこと
により、携帯に便利で、操作者は頭皮洗浄装置をどこで
も使用することができる。モータ62は、ピストンポン
プ64を駆動させるためのものである。モータ62の回
転軸には歯車62aが取り付けられている。各クランク
機構部63,63は、モータ62の回転運動を往復直線
運動に変換すると共に、モータ62の駆動を減速してそ
れぞれのピストンポンプ64,64に伝達するものであ
る。かかるクランク機構部63は、図2及び図3に示す
ように、クランク歯車81と、クランク軸82と、連結
棒83とを有する。二つのクランク機構部63,63の
クランク歯車81,81は、互いに対向するように配置
され、モータ62の回転軸に取り付けられた歯車62a
と噛み合わされている。また、クランク軸82の中心
は、クランク歯車81の回転の中心Cから偏心させた位
置に設けられる。連結棒83は、クランク軸82と一つ
のピストンポンプ64のピストン92との間を連結する
ものである。ここで、連結棒83の一端は円筒形状に形
成され、この円筒形状の部分をクランク軸82に嵌め込
むことにより、連結棒83とクランク軸82とを繋いで
いる。クランク歯車81と歯車62aとの歯車比は、
1:10である。
【0015】ピストンポンプ64はそれぞれ、図4に示
すように、シリンダ91と、ピストン92と、吸入弁9
3と、排出弁94とを有し、ピストン92の上下の往復
運動により、吸水と排水を行うものである。吸入弁93
には吸入用パイプ65が繋がれて、排出弁94には排出
用パイプ66が繋がれている。また、図2に示すよう
に、吸入用パイプ65の先端部はタンクの底部に配置さ
れている。一方、排出用パイプ66は途中で二つに分岐
しており、各分岐したパイプの先端部はそれぞれ一つの
噴出口22に繋がっている。
【0016】モータ62が駆動し、歯車62aが回転す
ると、クランク歯車81が回転し、クランク軸82が回
転することにより、連結棒83を介してピストン92が
シリンダの中心軸上を上下に往復運動する。ピストン9
2が下降すると、シリンダ91内が負圧になり、タンク
の水が吸入用パイプ65を通り、吸入弁93を介してシ
リンダ91内に吸入される。また、ピストン92が上昇
すると、シリンダ91内の圧力が上昇して、シリンダ9
1内に吸入された水が排出弁94を介して、排出用パイ
プ66に排出される。こうして、排出用パイプ66を通
って排出される水は噴出口22で絞られて、ジェット水
流となって噴き出すことになる。しかも、これは、ピス
トン92の上下の往復運動により、断続的に噴き出すこ
とになるので、脈動ジェット水流となる。尚、本実施形
態では、強ボタンスイッチ24bを押したとき、脈動ジ
ェット水流が1秒間に30回放出するように設定してい
る。また、脈動ジェット水流は各噴出口22,22,2
2,22から同じタイミングで放出する。
【0017】本実施形態では、噴出口22の直径を0.
1〜1.0mmとしている。これは、噴出口22の直径
を0.1mmより小さくすると、水の中に含まれるゴミ
等の不純物が噴出口22に詰まってしまうことがあり、
一方、噴出口22の直径を1.0mmより大きくする
と、脈動ジェット水流の圧力があまりにも弱くなってし
まうからである。特に、噴出口22の直径は0.3〜
0.5mmとすることが望ましい。
【0018】また、一般に、脈動ジェット水流の圧力
は、1〜10kg重/cm2 の範囲内で設定する必要が
ある。これは、脈動ジェット水流の圧力を1kg重/c
2 より小さくすると、後述する脈動ジェット水流の効
果が十分得られず、一方、脈動ジェット水流の圧力を1
0kg重/cm2 より大きくすると、脈動ジェット水流
を頭皮に当てたときに、痛みを伴うからである。そこ
で、本実施形態では、強ボタンスイッチ24bを押した
ときに、脈動ジェット水流の圧力が約5.5kg重/c
2 となり、弱ボタンスイッチ24cを押したときに、
脈動ジェット水流の圧力が約3.5kg重/cm2 とな
るように設定している。
【0019】次に、脈動ジェット水流の圧力をどのよう
に切り替えるかについて説明する。図5は脈動ジェット
水流の圧力を切り替えるための電気回路図である。図5
に示すように、蓄電池61、モータ62及び切替手段6
7は直列に接続される。切替手段67は、切ボタンスイ
ッチ24a、強ボタンスイッチ24b又は弱ボタンスイ
ッチ24cのいずれかが押されたときに、それに応じて
配線の接続を切り替えるものである。切ボタンスイッチ
24aが押されると、切替手段67は、蓄電池61とモ
ータ62との接続を断線する。また、切替手段67は、
強ボタンスイッチ24bが押されると、所定の抵抗値を
有する抵抗R1 を介して蓄電池61とモータ62とを接
続し、一方、弱ボタンスイッチ24cが押されると、所
定の抵抗値を有する抵抗R2 を介して蓄電池61とモー
タ62とを接続する。ここで、抵抗R1 の抵抗値は抵抗
2 の抵抗値よりも小さい。このため、強ボタンスイッ
チ24bが押されたときにモータ62に供給される電力
は、弱ボタンスイッチ24cが押されたときにモータ6
2に供給される電力よりも大きくなり、したがって、モ
ータ62の速度(1秒間当たりの回転数)は大きくな
る。このようにモータ62の速度を変えることにより、
脈動ジェット水流の圧力を切り替える。
【0020】尚、蓄電池61を充電する場合には、頭皮
洗浄装置を、図2に示すように、専用の充電器110に
取り付け、充電器110に繋がれているコードのプラグ
をコンセントに接続して行う。次に、本実施形態の携帯
用頭皮洗浄装置の使用方法について説明する。ここで
は、この携帯用頭皮洗浄装置を、育毛剤を頭髪の毛根に
浸透させるための道具として使用する場合について考え
る。この場合、操作者は、まず、自分の頭髪をシャンプ
ーで洗う。次に、操作者は、頭皮洗浄装置の本体部10
を片手で握り、噴出口22が頭皮から約5〜10cm程
度離れた位置に頭皮洗浄装置を構える。その後、例えば
強ボタンスイッチ24bを押すと、脈動ジェット水流が
各噴出口22から1秒間に数十回も噴き出す。この脈動
ジェット水流は、拡がることなく、弾丸のように真っ直
ぐ進み、頭皮を断続的に加圧する。そして、操作者は頭
皮洗浄装置をゆっくり動かして、頭皮全体に脈動ジェッ
ト水流を当てる。
【0021】このとき、脈動ジェット水流で加圧された
頭皮の弾性回復力も加わって、脈動ジェット水流は、毛
穴に溜まった塵芥物を浮き上がらせ、洗い流す働きをす
る。さらに、脈動ジェット水流は、連続水流とは異な
り、物理的に還流作用がある。すなわち、閉鎖された管
路の中に脈動ジェット水流を当てると、管路に入った水
がその入口に逆流してくる働きがある。したがって、こ
れらの働きにより、脈動ジェット水流は、図6に示すよ
うに、毛穴の浅い部分に溜まった塵芥物A1 だけでな
く、毛穴の底部に溜まった塵芥物A2 をも十分に外に運
び出すことができるので、毛穴を非常に綺麗にすること
ができる。
【0022】このように本実施形態の頭皮洗浄装置を用
いて頭皮の洗浄を行った後に、操作者は育毛剤を使用す
る。このとき、毛穴から塵芥物が取り除かれているた
め、育毛剤は毛穴の底部まで入り込み、毛根の全体に浸
透することになるので、育毛剤の効果を十分発揮させる
ことができる。本実施形態の携帯用頭皮洗浄装置では、
クランク機構部がモータの回転運動をピストンポンプの
ピストンの往復直線運動に変換し、ピストンポンプから
排出された水を脈動ジェット水流として噴出口から放出
することにより、かかる脈動ジェット水流を頭皮に当て
ると、脈動ジェット水流は毛穴の底部に溜まった塵芥物
をも外に流し出すので、頭皮を十分に洗浄することがで
きる。しかも、頭皮洗浄装置を片手で持って、脈動ジェ
ット水流を頭皮に当てるだけでよいので、操作も非常に
簡単である。したがって、かかる頭皮の洗浄を行った後
に育毛剤を使用すると、育毛剤は毛穴の底部まで入り込
み、毛根の全体に浸透することになるので、毛根に確実
に栄養を与えて、発毛促進、薄毛予防等を図ることがで
きる。
【0023】また、脈動ジェット水流が頭皮を断続的に
加圧することにより、運動量のない静止肉である頭皮肉
にマッサージ効果を与えることができるので、頭皮肉を
活性化させることができるという効果もある。このた
め、本実施形態の携帯用頭皮洗浄装置は、例えば噴出口
を四つよりも多く形成することにより、身体各部の筋肉
の活性化を図るための洗浄マッサージ器具として使用す
ることも可能である。
【0024】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が
可能である。上記の実施形態では、クランク機構部とピ
ストンポンプとをそれぞれ二つずつ設け、各ピストンポ
ンプを別個に動作させる場合について説明したが、例え
ば、クランク機構部とピストンポンプとをそれぞれ一つ
設けるようにしてもよい。ただし、上記の実施形態のよ
うに二つのピストンポンプを動作させ、各ピストンポン
プで二つの脈動ジェット水流を放出する方式を用いた方
が、一つのピストンポンプで四つの脈動ジェット水流を
放出する場合に比べて、水の流れがスムーズである。
【0025】また、上記の実施形態では、四つの噴出口
を略正方形状の頂点に配置した場合について説明した
が、例えば、噴出口は直線状に配置してもよい。また、
噴出口の数は一つ、二つ、三つ、又は五つ以上であって
もよい。また、上記の実施形態において、携帯用頭皮洗
浄装置に浄水器を組み込み、浄化された水を脈動ジェッ
ト水流として放出するようにしてもよい。
【0026】更に、上記の実施形態では、タンクに水を
入れ、水を脈動ジェット水流にして放出する場合につい
て説明したが、水の代わりに、育毛剤や洗浄剤を使用す
るようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
ランク機構部がモータの回転運動をピストンポンプのピ
ストンの往復直線運動に変換し、ピストンポンプから排
出された液体を脈動ジェット流として噴出口から放出す
ることにより、脈動ジェット流を頭皮に当てるだけで、
脈動ジェット流が毛穴の底部に溜まった塵芥物をも十分
に外に流し出すので、簡単な操作で、頭皮を十分に洗浄
することができ、したがって、特に育毛剤を毛根全体に
浸透させるための器具として使用するのに好適な携帯用
頭皮洗浄装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である携帯用頭皮洗浄装置
の概略斜視図である。
【図2】その携帯用頭皮洗浄装置の内部構造を説明する
ための図である。
【図3】その携帯用頭皮洗浄装置のクランク機構部の概
略構成図である。
【図4】その携帯用頭皮洗浄装置のピストンポンプの概
略構成図である。
【図5】脈動ジェット水流の圧力を切り替えるための電
気回路図である。
【図6】毛穴に溜まった塵芥物を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 本体部 11 把持部 12 噴出部 21 溝 22 噴出口 24a 切ボタンスイッチ 24b 強ボタンスイッチ 24c 弱ボタンスイッチ 25 給水口 26 窓 30 フード 61 蓄電池 62 モータ 62a 歯車 63 クランク機構部 64 ピストンポンプ 65 吸水用パイプ 66 排出用パイプ 67 切替手段 81 クランク歯車 82 クランク軸 83 連結棒 91 シリンダ 92 ピストン 93 吸入弁 94 排出弁 110 充電器

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を入れるタンクと、モータの回転運
    動を往復直線運動に変換するクランク機構部と、ピスト
    ンが前記往復直線運動をすることにより前記液体を前記
    タンクからシリンダ内に吸入する過程と前記シリンダ内
    に吸入された前記液体を排出する過程とを繰り返すピス
    トンポンプと、前記ピストンポンプから排出された前記
    液体を脈動ジェット流として放出する少なくとも一つの
    噴出口とを具備し、前記脈動ジェット流を頭皮に当てる
    ことにより毛穴に溜まった塵芥物を流し出すことを特徴
    とする携帯用頭皮洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記脈動ジェット流の圧力は1〜10k
    g重/cm2 であることを特徴とする請求項1記載の携
    帯用頭皮洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記噴出口の直径は0.1〜1.0mm
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の携帯用頭
    皮洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記クランク機構部と前記ピストンポン
    プを二つずつ設け、前記各ピストンポンプを別個に動作
    させることにより、複数の前記噴出口から前記脈動ジェ
    ット流を放出することを特徴とする請求項1乃至3記載
    の携帯用頭皮洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記噴出口を取り囲むようにフードを設
    けたことを特徴とする請求項1乃至4記載の携帯用頭皮
    洗浄装置。
  6. 【請求項6】 前記液体は水であることを特徴とする請
    求項1乃至5記載の携帯用頭皮洗浄装置。
  7. 【請求項7】 前記液体は育毛剤であることを特徴とす
    る請求項1乃至5記載の携帯用頭皮洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記液体は洗浄剤であることを特徴とす
    る請求項1乃至5記載の携帯用頭皮洗浄装置。
  9. 【請求項9】 直径0.1〜1.0mmの噴出口から圧
    力1〜10kg重/cm2 の脈動ジェット流を放出し、
    前記脈動ジェット流を約5〜10cm離れたところから
    頭皮に当てることにより、毛穴に溜まった塵芥物を流し
    出すことを特徴とする頭皮洗浄方法。
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