JPH10260976A - 音声対話方法 - Google Patents

音声対話方法

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JPH10260976A
JPH10260976A JP9064567A JP6456797A JPH10260976A JP H10260976 A JPH10260976 A JP H10260976A JP 9064567 A JP9064567 A JP 9064567A JP 6456797 A JP6456797 A JP 6456797A JP H10260976 A JPH10260976 A JP H10260976A
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JP
Japan
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speech
output
voice
user
sentence
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JP9064567A
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Masako Hirose
雅子 広瀬
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音声対話システムの出力中に使用者の発話が
重複した場合に、長さの短いもの、内容の簡潔なものに
変えて出力することができる音声対話方法を提供するこ
とである。 【解決手段】 入力音声を認識し、この認識結果に対す
る応答文を音声出力するようにした音声対話方法におい
て、音声出力中に使用者が発話した場合に、同一の意味
を表す文字数の異なる応答文を予め用意し、文字数の少
ない応答文を出力するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声入力による情
報処理システムに利用される音声対話方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、音声によって機械に格納された情
報を出し入れ、やりとりする音声対話システムの研究や
試作が盛んである。そして、音声が人間の最も自然な入
出力手段であることから、情報の入出力手段として利用
することも注目されている。しかし、人間が機械と音声
で情報をやりとりする際、人間の発話の速度、タイミン
グ、使用する語等が円滑な対話に影響する。例えば、特
開平5−173589号公報では、同じ意味を表す文字
数の異なる応答文を複数用意し、入力された発話の速度
に応じて応答文を変えると云う音声応答装置が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置では、発話速度のみを応答を変える要素として
いることや、応答文の文字数だけに着目している点で、
円滑な対話をするには足りない面がある。例えば、音声
によるガイドでなんらかの作業を行うような対話システ
ムを考えた場合、機械からの「水を鍋に入れて下さい」
と云う出力に対して、それを聞いているユーザが、機械
の出力途中、すなわち、「入れて下さい」に重複して
「水の量は?」と重複して発話する可能性がある。ある
特定のタスク、作業では、ユーザが最後まで聞かなくて
もその内容がわかり、その内容がわかった時点で発話す
ると云う現象がある。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、発話が重複した場合にも、機械の出力をユーザの
発話に合わせて長さの短いもの、内容の簡潔なものに変
えることができる音声対話方法を提供することを目的と
する。また、円滑な対話や判り易い情報提示を行うため
に、出力する応答文も、文字数の長さだけでなく、話題
となっている事柄を先に出したり、より自然な語順で情
報を提示することができる音声対話方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
入力音声を認識し、この認識結果に対する応答文を音声
出力するようにした音声対話方法において、音声出力中
に使用者が発話した場合に、同一の意味を表す文字数の
異なる応答文を予め用意し、文字数の少ない応答文を出
力するようにしたことを特徴とするものである。従っ
て、発話が重複した際に、短い文字数の発話を出力する
ことで、円滑に使用者との対話をすすめられ、作業や仕
事を効率的に行うことができるものである。
【0006】請求項2記載の発明は、入力音声を認識
し、この認識結果に対する応答文を音声出力するように
した音声対話方法において、音声出力中に使用者が発話
した場合或いは使用者の発話速度が速い場合に同一の意
味を表す音節数又はよみ数の異なる応答文を用意し、音
節数又はよみ数の少ない応答文を出力するようにしたこ
とを特徴とするものである。従って、使用者の発話が重
複したり、速い速度の時に、よみ数や音節数の少ないも
のを選択して出力することで、円滑に使用者との対話を
すすめられ、作業や仕事を効率的に行うことができるも
のである。
【0007】請求項3記載の発明は、入力音声を認識
し、この認識結果に対する応答文を音声出力するように
した音声対話方法において、話題になっている項目を語
順として先に出力するようにしたことを特徴とするもの
である。従って、話題になっている事柄を語順として先
に出力することでより効率的な対話を行うことができる
ものである。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2記載の音
声対話方法において、話題になっている項目を語順とし
て先に出力するようにしたことを特徴とするものであ
る。従って、使用者の発話が重複したり、速い場合に、
話題になっている事柄を語順として先に出力することで
より効率的な対話を行うことができるものである。
【0009】請求項5記載の発明は、入力音声を認識
し、この認識結果に対する応答文を音声出力するように
した音声対話方法において、話題になっている項目とそ
れに付随する付属語だけを出力するようにしたことを特
徴とするものである。従って、対話において話題になっ
ている個所だけを出力することで効率的で円滑な対話を
行うことができるものである。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項2記載の音
声対話方法において、話題になっている項目とそれに付
随する付属語だけを出力するようにしたことを特徴とす
るものである。従って、使用者の発話が重複したり、速
い場合に、対話において話題になっている個所だけを出
力することで効率的で円滑な対話を行うことができるも
のである。
【0011】請求項7記載の発明は、入力音声を認識
し、この認識結果に対する応答文を音声出力するように
した音声対話方法において、使用者の話した語句、表現
パターンと同じ語句、表現パターンを使って音声出力す
ることを特徴とするものである。従って、使用者が使っ
たのと同じ文型で情報を提示することで、より円滑、効
率的に対話を行うことができるようにしたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。まず、図1に示すように、音声対話シ
ステムの基本的な構成としては、音声認識モジュール
1、音声合成モジュール2、言語処理部3、発話パター
ン辞書4、タスク知識5、単語辞書6とよりなってい
る。
【0013】ここで、音声認識モジュール1は、入力さ
れた音声の特徴を分析し、言語処理部3が作成した認識
候補を順に音声入力中に照合し、認識結果を言語処理部
3に渡す。さらに、システムの発話中に使用者の発話が
あったか、また、使用者の発話の速度が速いか遅いかを
測定することも音声認識モジュール1で行われる。そし
て、音声認識モジュール1で得た認識結果から、次の対
話場面に応じた文型、内容をもつ応答文を選択し、音声
合成モジュール2が出力をする。
【0014】また、言語処理部3は、発話パターン辞書
4で現在の対話場面に応じた文型(テンプレート)にタ
スク知識5、単語辞書6の語を埋め込み、認識候補文
(認識候補単語列)と出力候補文(出力候補単語)を作
成し、音声認識モジュール1、音声合成モジュール2に
渡す。なお、認識や合成の単位は、単語列でも文でも良
い。
【0015】つぎに、音声対話システムの処理の概要を
図2に基づいて説明する。まず、対話が開始されると、
出力候補文、認識候補文を生成する。ここで、使用者か
らの音声入力があれば、音声認識モジュール1が認識候
補文を音声入力中に照合すると共に、システムの出力と
重複しているかどうか、また、使用者の発話の速度が速
いかどうかを判定する。重複していたり、発話の速度が
予め設定した速度より速い場合には、出力候補文中から
短い文を選択する。さらに、重複がなく、或いは、発話
の速度が速くない場合には、出力候補文から1文を選択
する。
【0016】続いて、このようにして選択した文を音声
合成モジュール2によって音声出力する。この音声出力
後に、再び、出力候補文、認識候補文を生成する。そし
て、タスクの情報がなくなるか、タスク自体が終了した
時には、対話は終了する。
【0017】〈請求項1の説明〉図3は、発話パターン
辞書4の一例であり、対話の場面を表す発話タイプと文
型を記述したテンプレートとからなり、ある場面で発話
する語句の意味とその語順を対応付けて記述したもので
ある。場面によって変更される内容は、「()」による
変数として表現され、意味カテゴリーが記述される。例
示のものでは、質問の場面では、対称の項目(カテゴリ
ー)の語句のあとに「は」があり、その後に「(量疑問
詞)」と云う項目の語が続くことが記述されている。
【0018】図4は、タスク知識5の例を示すものであ
り、タスクの関する項目と値とを格納している。
【0019】図5は、単語辞書6の例を示すものであ
り、語の意味とその表記とからなる。
【0020】そこで、料理などの作業を使用者に説明す
る音声対話システムを例にしてその処理の流れを説明す
る。例えば、音声対話システムが「鍋に水を入れて下さ
い」と云った文を音声合成モジュール2で出力したとす
る。そして、言語処理部3が発話パターン辞書4の各項
目にタスク知識5、単語辞書6の一致する語を埋め込
み、認識候補列、出力候補単語列を生成する。
【0021】発話タイプの「質問」では、(対象)の部
分にタスク知識5の(対象)の値である「水」を埋め込
み、(量疑問詞)には、単語辞書6の「どのくらい」
「何カップ」を埋め込み、「水はどれくらいですか」
「水は何カップですか」といった文(量疑問詞)を生成
する。同様に、発話タイプの「提示」では、「水は2カ
ップです」「2カップです」といった文を得る。
【0022】しかして、音声認識モジュール1は、言語
処理部3で生成した認識候補単語列を使用者の発話中に
認識する。例えば、使用者が「水はどれくらいですか」
と発話した場合に、発話中に認識候補単語列の「水はど
のくらいですか」が照合される。そして、音声対話シス
テムが「鍋に水を入れて下さい」と云った文と発話した
場合に、その発話中に使用者が「水はどれくらいです
か」と重複して発話したとすれば、音声対話システムは
文字数の少ない方の文である「2カップです」を音声合
成モジュール2から出力する。
【0023】〈請求項2の説明〉図6は、タスク知識4
の例であり、ここでは、「$」も意味カテゴリーを表す
記号として記述している。図7は、単語辞書6の例であ
り、意味と対応する語の表記とよみ、音節数からなる。
なお、発話パターン辞書4は、図3に示したものと同様
である。
【0024】そこで、例えば、音声対話システムが「鍋
に水を入れて下さい」と云った文を音声合成モジュール
2で出力したとする。そして、言語処理部3が発話パタ
ーン辞書4の各項目にタスク知識5、単語辞書6の一致
する語を埋め込み、認識候補列、出力候補単語列を生成
する。
【0025】発話タイプの「質問」では、(対象)の部
分にタスク知識5の(対象)の値である「水」を埋め込
み、(量疑問詞)には、単語辞書6の「どのくらい」
「何カップ」を埋め込み、「水はどれくらいですか」
「水は何カップですか」といった文(量疑問詞)を生成
する。同様に、発話タイプの「提示」では、「水は2カ
ップです」「2カップです」「水は180mlです」「1
80mlです」といった文を得る。
【0026】しかして、音声認識モジュール1は、言語
処理部3で生成した認識候補単語列を使用者の発話中に
認識する。例えば、使用者が「水はどれくらいですか」
と発話した場合に、発話中に認識候補単語列の「水はど
のくらいですか」が照合される。これに対して、情報を
提示する文を出力するが、使用者の発話がシステムの出
力に重複した場合や速い速度で発話した場合には、生成
した発話候補列でもよみ数又は音節数の短いものを発話
文として選択する。ここでは、先の4文のうち、単語辞
書の音節数を総計することで、「2カップです」が最も
音節の短い文として選択され、これを音声合成モジュー
ル2で出力する。
【0027】なお、候補のうち、「2カップです」「1
80mlです」は、文字数としては同じであるが、「2カ
ップです」の音節数が5、「180mlです」の音節数が
13であるため、読んだ場合の長さがかなり違う。この
ように、よみ数や音節数によって音声出力する場合の長
さを考慮することで、より短い文を選択、出力すること
ができるものである。
【0028】〈請求項3及び4の説明〉図8は、発話パ
ターン辞書4の例を示すもので、基本的には図3に示す
ものと同様であるが、「:」以降は辞書検索する際の追
加検索条件として表現してある。以降は、制約と呼ぶ。
すなわち、前方の条件に制限を与える記述となる。ここ
で、「(対象):疑問詞」は意味が対象であるもののう
ち、疑問詞の性質をもったものをそこに埋め込む意味で
ある。図9はタスク知識5の例であり、図4に示したも
のとその意味は同様である。図10は、単語辞書6の例
であり、語の意味、表記、品詞からなる。品詞を発話パ
ターンの制約(辞書検索する際の一条件)として照合す
る。
【0029】そこで、例えば、音声対話システムが「鍋
に水を入れて下さい」と云った文を音声合成モジュール
2で出力したとする。そして、言語処理部3が発話パタ
ーン辞書4の各項目にタスク知識5、単語辞書6の一致
する語を埋め込み、認識候補列、出力候補単語列を生成
する。
【0030】発話タイプの「質問」では、「(対象):
疑問詞」の個所に、タスク知識5と単語辞書6とで意味
が「(対象)」で品詞が疑問詞である語を埋め込む。こ
の場合は「何」が得られる。検索した表記「何」を埋め
込み、「(動作)」にはタスク知識5の「入れる」を埋
め込み、「何を入れるんですか」を得る。同様に、発話
タイプが「提示」では、「水に鍋を入れます」「鍋に水
を入れます」が生成される。述部の部分は、意味が
「(動作)」で品詞が動詞連用のものを得て生成する。
【0031】音声認識モジュール1は、言語処理部3で
生成した認識候補単語列を使用者の発話中に認識する。
例えば、使用者が「何を入れるんですか」と発話した場
合、発話中に認識候補単語列の「何を入れるんですか」
が照合される。この時、疑問詞である「何」が話題の個
所であるとする。
【0032】これに対して、情報を提示する文を出力す
るが、生成済みの提示文「水を鍋に入れます」「鍋に水
を入れます」のうち、話題の個所である「(対象)」が
語順として前に位置する「水を鍋に入れます」を選択
し、音声合成モジュール1で出力する。このように対話
で話題になっている個所を先に発話することで、円滑な
対話を行うことができる。
【0033】しかして、使用者の発話が重複したり、速
い場合に、話題になっている事柄を語順として先に出力
することでより効率的な対話を行うことができる。
【0034】〈請求項5及び6の説明〉図11は、発話
パターン辞書4の例であり、タスク知識5、単語辞書6
は、図9及び図10に示すものと同様である。
【0035】そこで、例えば、音声対話システムが「鍋
に水を入れて下さい」と云った文を音声合成モジュール
2で出力したとする。そして、言語処理部3が発話パタ
ーン辞書4の各項目にタスク知識5、単語辞書6の一致
する語を埋め込み、認識候補列、出力候補単語列を生成
する。
【0036】発話タイプの「質問」では、「(対象):
疑問詞」の個所に、タスク知識5と単語辞書6とで意味
が「(対象)」で品詞が疑問詞である語を埋め込む。こ
の場合は「何」が得られる。検索した表記「何」を埋め
込み、「(動作)」にはタスク知識5の「入れる」を埋
め込み、「何を入れるんですか」を得る。同様に、発話
タイプが「提示」では、「水に鍋を入れます」「鍋に水
を入れます」が生成される。述部の部分は、意味が
「(動作)」で品詞が動詞連用のものを得て生成する。
【0037】音声認識モジュール1は、言語処理部3で
生成した認識候補単語列を使用者の発話中に認識する。
例えば、使用者が「何を入れるんですか」と発話した場
合、発話中に認識候補単語列の「何を入れるんですか」
が照合される。この時、疑問詞である「何」が話題の個
所であるとする。
【0038】これに対して、情報を提示する文を出力す
るが、意味が対象で、疑問詞の「何」の部分をタスク知
識5で埋めた生成済みの提示文「水です」「水を鍋に入
れます」「鍋に水を入れます」のうち、話題の個所であ
る「(対象)」と付属語だけからなる「水です」を選択
し、音声合成モジュール1で出力する。
【0039】しかして、使用者の発話が重複したり、速
い場合に、話題になっている事柄を語順として先に出力
することでより効率的な対話を行うことができる。
【0040】〈請求項7の説明〉図12は、発話パター
ン辞書4の例であり、発話タイプ、パターン番号、テン
プレートからなる。発話タイプとテンプレートとは、図
8に示すものと同形式である。ここでは、パターン番号
を有しており、認識、生成時にパターン番号によって発
話パターンを選択する。図13は、タスク知識5の例を
示し、図14は、単語辞書6の例を示し、それらの型式
としては、図9、図10に示したものと同様である。
【0041】そこで、例えば、音声対話システムが「鍋
に水を入れて下さい」と云った文を音声合成モジュール
2で出力したとする。そして、言語処理部3が発話パタ
ーン辞書4の各項目にタスク知識5、単語辞書6の一致
する語を埋め込み、認識候補列、出力候補単語列を生成
する。
【0042】発話タイプの「質問」では、「(対象)」
の個所にタスク知識5から検索した「水」を埋め込み、
「(量):疑問詞」の個所に、タスク知識5と単語辞書
6から意味が「(量)」で、品詞が疑問詞である語「ど
のくらい」を埋め込み、それ以外の付属語を接続して
「水はどれくらいですか」と云った文を生成する。
【0043】他の発話パターン辞書4についても同様に
処理を行い、「水はどのくらいですか」「水をどのくら
い入れますか」「水は2カップです」「水は2カップ入
れます」を認識単語候補列、出力単語候補列として生成
する。
【0044】音声認識モジュール1は、言語処理部3で
生成した認識候補単語列を使用者の発話に照合し、認識
する。例えば、使用者が「水はどれくらいですか」と発
話した場合、発話中に認識候補単語列の「水はどのくら
いですか」が照合される。ここで照合された発話パター
ンのパターン番号を格納する。この場合は、「1」であ
る。これに対して情報を提示する文を出力するが、「水
は2カップです」「水は2カップ入れます」があるが、
先の使用者の発話を認識した発話パターン辞書4のパタ
ーン番号と同じパターン番号のものを選択する。この場
合は、「1」なので、パターン番号が「1」である「水
は2カップです」を音声合成モジュール2が出力する。
すなわち、使用者の話した語句、表現パターンと同じ語
句、表現パターンを使って音声出力がなされる。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、入力音声を認識
し、この認識結果に対する応答文を音声出力するように
した音声対話方法において、音声出力中に使用者が発話
した場合に、同一の意味を表す文字数の異なる応答文を
予め用意し、文字数の少ない応答文を出力するようにし
たので、発話が重複した際に、短い文字数の発話を出力
することで、円滑に使用者との対話をすすめられ、作業
や仕事を効率的に行うことができると云う効果を有する
ものである。
【0046】請求項2記載の発明は、入力音声を認識
し、この認識結果に対する応答文を音声出力するように
した音声対話方法において、音声出力中に使用者が発話
した場合或いは使用者の発話速度が速い場合に同一の意
味を表す音節数又はよみ数の異なる応答文を用意し、音
節数又はよみ数の少ない応答文を出力するようにしたの
で、使用者の発話が重複したり、速い速度の時に、よみ
数や音節数の少ないものを選択して出力することで、円
滑に使用者との対話をすすめられ、作業や仕事を効率的
に行うことができると云う効果を有するものである。
【0047】請求項3記載の発明は、入力音声を認識
し、この認識結果に対する応答文を音声出力するように
した音声対話方法において、話題になっている項目を語
順として先に出力するようにしたので、話題になってい
る事柄を語順として先に出力することでより効率的な対
話を行うことができると云う効果を有するものである。
【0048】請求項4記載の発明は、請求項2記載の音
声対話方法において、話題になっている項目を語順とし
て先に出力するようにしたので、使用者の発話が重複し
たり、速い場合に、話題になっている事柄を語順として
先に出力することでより効率的な対話を行うことができ
ると云う効果を有するものである。
【0049】請求項5記載の発明は、入力音声を認識
し、この認識結果に対する応答文を音声出力するように
した音声対話方法において、話題になっている項目とそ
れに付随する付属語だけを出力するようにしたので、対
話において話題になっている個所だけを出力することで
効率的で円滑な対話を行うことができると云う効果を有
するものである。
【0050】請求項6記載の発明は、請求項2記載の音
声対話方法において、話題になっている項目とそれに付
随する付属語だけを出力するようにしたので、使用者の
発話が重複したり、速い場合に、対話において話題にな
っている個所だけを出力することで効率的で円滑な対話
を行うことができると云う効果を有するものである。
【0051】請求項7記載の発明は、入力音声を認識
し、この認識結果に対する応答文を音声出力するように
した音声対話方法において、使用者の話した語句、表現
パターンと同じ語句、表現パターンを使って音声出力す
るようにしたので、使用者が使ったのと同じ文型で情報
を提示することで、より円滑、効率的に対話を行うこと
ができると云う効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】音声対話システムの全体構成を示すブロック図
である。
【図2】その処理動作を示すフローチャートである。
【図3】発話パターン辞書の一例を示す説明図である。
【図4】タスク知識の一例を示す説明図である。
【図5】単語辞書の一例を示す説明図である。
【図6】タスク知識の他の一例を示す説明図である。
【図7】単語辞書の他の一例を示す説明図である。
【図8】発話パターン辞書の他の例を示す説明図であ
る。
【図9】タスク知識の他の例を示す説明図である。
【図10】単語辞書の他の一例を示す説明図である。
【図11】発話パターン辞書の別の一例を示す説明図で
ある。
【図12】発話パターン辞書のさらに他の例を示す説明
図である。
【図13】タスク知識のさらに他の例を示す説明図であ
る。
【図14】単語辞書のさらに他の例を示す説明図であ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G10L 3/00 551 G06F 15/38 V 15/403 340C 370Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力音声を認識し、この認識結果に対す
    る応答文を音声出力するようにした音声対話方法におい
    て、音声出力中に使用者が発話した場合に、同一の意味
    を表す文字数の異なる応答文を予め用意し、文字数の少
    ない応答文を出力するようにしたことを特徴とする音声
    対話方法。
  2. 【請求項2】 入力音声を認識し、この認識結果に対す
    る応答文を音声出力するようにした音声対話方法におい
    て、音声出力中に使用者が発話した場合或いは使用者の
    発話速度が速い場合に同一の意味を表す音節数又はよみ
    数の異なる応答文を用意し、音節数又はよみ数の少ない
    応答文を出力するようにしたことを特徴とする音声対話
    方法。
  3. 【請求項3】 入力音声を認識し、この認識結果に対す
    る応答文を音声出力するようにした音声対話方法におい
    て、話題になっている項目を語順として先に出力するよ
    うにしたことを特徴とする音声対話方法。
  4. 【請求項4】 話題になっている項目を語順として先に
    出力するようにしたことを特徴とする請求項2記載の音
    声対話方法。
  5. 【請求項5】 入力音声を認識し、この認識結果に対す
    る応答文を音声出力するようにした音声対話方法におい
    て、話題になっている項目とそれに付随する付属語だけ
    を出力するようにしたことを特徴とする音声対話方法。
  6. 【請求項6】 話題になっている項目とそれに付随する
    付属語だけを出力するようにしたことを特徴とする請求
    項2記載の音声対話方法。
  7. 【請求項7】 入力音声を認識し、この認識結果に対す
    る応答文を音声出力するようにした音声対話方法におい
    て、使用者の話した語句、表現パターンと同じ語句、表
    現パターンを使って音声出力するようにしたことを特徴
    とする音声対話方法。
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Cited By (9)

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